JP2013014431A - Sheet processing apparatus, image forming apparatus, and sheet folding method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施の形態は、印刷されたシートの折り処理を行うシート処理装置、それを使用する画像形成装置、及びシート折り方法に関する。 Embodiments described herein relate generally to a sheet processing apparatus that performs a folding process on a printed sheet, an image forming apparatus that uses the sheet processing apparatus, and a sheet folding method.
複写機、プリンタ、複合機(MFP(Multi−Functional Peripheral))等の画像形成装置のシート搬送方向の下流側に設置され、印刷されたシートに対して穴あけ処理や綴じ処理等の後処理を行うシート処理装置がある。シート後処理装置は、穴あけ処理や綴じ処理の機能に加えて、シートの一部を折り曲げる折り処理の機能や、シートの中央部をステイプルで綴じた後に中央部でシートを折り曲げる中綴じ/中折り処理の機能を有する。中綴じ/中折り処理の機能は、印刷した複数のシートから冊子を製作する(製本する)ことができる。 Installed on the downstream side in the sheet conveying direction of an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, or a multifunction peripheral (MFP (Multi-Functional Peripheral)), and performs post-processing such as punching processing and binding processing on a printed sheet. There is a sheet processing apparatus. In addition to the punching and binding functions, the sheet post-processing device has a folding function that folds a part of the sheet, and saddle stitching / center folding that folds the sheet at the center after stapling the center of the sheet. It has a processing function. The saddle stitching / center folding function can produce a booklet from a plurality of printed sheets.
中綴じ/中折り処理では、シート後処理装置は、シートの中央部をステイプル等で綴じた後、綴じ部を折りローラと呼ばれる一対のローラでシートへ折り目をつけて折り曲げる。例えば、シート後処理装置は、折りブレードと呼ばれる板状の部材をシート束の綴じ部に当て、上記の折りローラ対のニップ部に押し込んでシート束を折る。 In the saddle stitching / half-folding process, the sheet post-processing apparatus binds the center portion of the sheet with a staple or the like, and then folds the binding portion into a sheet with a pair of rollers called folding rollers. For example, the sheet post-processing apparatus applies a plate-like member called a folding blade to the binding portion of the sheet bundle and pushes it into the nip portion of the pair of folding rollers to fold the sheet bundle.
しかしながら、シート束の折り部が折りローラのニップ部によって加圧される時間は少なく、また折り部の全体が折りローラのニップ部で同時に加圧されるため圧力が折り目全体に分散する。このため、折りローラによって形成された折り目は十分に圧力がかけられず、特にシートの枚数が多い場合や、シート束の中に厚手のシートが含まれているような場合には不完全な折り目となる場合がある。 However, the time during which the folded portion of the sheet bundle is pressed by the nip portion of the folding roller is short, and the entire folding portion is simultaneously pressed by the nip portion of the folding roller, so that the pressure is distributed over the entire fold. For this reason, the fold formed by the folding roller is not sufficiently pressurized, and is particularly incomplete when the number of sheets is large or a thick sheet is included in the sheet bundle. There is a case.
この問題に対処するため、折り増しローラを有する折り増しユニットを有し、折りローラで形成された折り目を折り増しローラで強化する技術がある。折り増しローラは、例えば、シート束の折り目に沿って移動可能な1対のローラがある。折り増しユニットは、折り増しローラのニップ部でシート束の折り目を挟み込み、ニップ部に圧力を加えながら折り増しローラを折り目に沿って移動させることによってシート束の折り目を強化する。折り増しユニットの折り増しローラは、通常、シート束の端部からやや離隔したホームポジションに待機する。折り増し処理の際に、折り増しローラは、ホームポジションから移動し、シート束の折り目に沿って往復移動し、折り増し処理が終了すると再びホームポジションに戻る。 In order to cope with this problem, there is a technique that includes a folding unit having a folding roller and reinforces a fold formed by the folding roller with a folding roller. The fold-increasing rollers include, for example, a pair of rollers that can move along the folds of the sheet bundle. The folding unit nips the folds of the sheet bundle at the nip portion of the folding roller, and reinforces the folds of the sheet bundle by moving the folding roller along the fold while applying pressure to the nip portion. The folding roller of the folding unit normally stands by at a home position slightly separated from the end of the sheet bundle. During the folding process, the folding roller moves from the home position, reciprocates along the fold of the sheet bundle, and returns to the home position again when the folding process is completed.
特に、1つのシート束に対する折り増しローラの往復移動の回数(以下、折り増し回数と呼ぶ)を複数回行う装置が特許文献1に開示されている。上記シート処理装置は、シート束に含まれるシートサイズやシートの種類(厚み)に応じて折り増しローラの折り増し回数を変更する。この装置は、折り増し回数をシートサイズやシートの種類(厚み)に応じて決定するため、実際には不十分な状態であっても折り増し処理を完了し、シート束を排紙する。
In particular,
本発明が解決しようとする課題は、従来の折り増しユニットを有するシート処理装置よりも、さらに適切に折り増し処理するシート処理装置、画像形成装置およびシート折り方法を提供することである。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a sheet processing apparatus, an image forming apparatus, and a sheet folding method that perform a folding process more appropriately than a sheet processing apparatus having a conventional folding unit.
上記目的を達成するために、実施形態のシート処理装置は、複数枚のシートからなるシート束を折り曲げて折り目を形成する折りユニットと、折り目が形成され、折り増し位置まで搬送されたシート束に対し、シート束の折り目を挟み込み、折り目の方向に沿って往復移動し、シート束の折り目を強化する折り増しローラと、シート搬送方向に沿って折りユニットと折り増しローラとの間に配置され、折り増し位置にあるシート束の折高さを測定する検知センサと、検知センサによる測定結果に基づいて、折り増しローラを往復移動させるコントローラと、を備える。 In order to achieve the above object, a sheet processing apparatus according to an embodiment includes a folding unit that folds a sheet bundle composed of a plurality of sheets to form a fold, and a sheet bundle in which a fold is formed and conveyed to a folding position. On the other hand, sandwiched between the folds of the sheet bundle, reciprocating along the direction of the folds, and disposed between the fold increasing roller that reinforces the folds of the sheet bundle and the folding unit and the fold increasing roller along the sheet conveying direction, A detection sensor that measures the folding height of the sheet bundle at the folding position, and a controller that reciprocates the folding roller based on the measurement result of the detection sensor.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
図1は、画像形成装置およびシート処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。画像形成装置100は、制御部102と、記憶装置108と、通信インターフェース(通信I/F)110と、操作パネル112と、原稿を読み取るスキャナ部114と、画像を形成するプリンタ部(画像形成部)116を備える。画像形成装置100の各コンポーネントは、バス118を介して接続される。
FIG. 1 is a block diagram illustrating a hardware configuration of the image forming apparatus and the sheet processing apparatus. The
制御部102は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ104と、メモリ106を有する。メモリ106は、例えば、半導体メモリであり、制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)と、プロセッサ104に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)を有する。制御部102は、ROMあるいは、記憶装置108に格納された各種プログラム等に基づいて、操作パネル112、スキャナ部114、プリンタ部116を制御する。制御部102は、画像データを補正、あるいは伸張する機能を有する。また、制御部102は、シート処理装置200の制御部202と通信する。
The
記憶装置108は、アプリケーションプログラムおよびOSを記憶する。アプリケーションプログラムは、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、ネットワークファイル機能といった複合機が有する機能を実行するプログラムを含む。アプリケーションプログラムは、更には、Webクライアント用のアプリケーション(Webブラウザ)やその他のアプリケーションを有する。
The
記憶装置108は、スキャナ部114で読取った原稿の画像データあるいは通信I/F110を介して取得した画像データ等を一時的に記憶する。更に、記憶装置108は、ソフトウェア更新、保護された電子ドキュメント、テキストデータ、アカウント情報、ポリシー情報等を適切に保存する。記憶装置108としては、例えば、ハードディスクドライブ等の磁気記憶装置、光学式記憶装置、半導体記憶装置(フラッシュ・メモリ等)またはこれら記憶装置の任意の組合せでもよい。
The
通信I/F110は、外部の機器と接続するインターフェースである。通信I/F110は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE1284等の適切な無線または有線を介して外部機器と接続する。通信I/F110は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。制御部102は、通信I/F110を介してユーザ端末やUSBデバイス、その他外部機器と通信する。
The communication I /
操作パネル112は、タッチパネル式の表示部と各種の操作キーとを有する。操作キーは、例えば、テンキー、リセットキー、ストップキー、スタートキー等を有する。表示部は、例えば、シートサイズ、コピー枚数、印刷濃度設定、あるいは仕上げ(綴じ、折り)等の印刷条件に関する指示項目を表示する。表示された項目の指示が、表示部から入力される。
The
スキャナ部114は、原稿を画像として読み取る内蔵された走査読取ユニットと、原稿載置台、読取位置へ原稿を搬送する自動原稿送り装置とを有する。スキャナ部114の走査読取ユニットは、原稿載置台あるいは自動原稿送り装置にセットされた原稿を読取る。
The
プリンタ部116は、公知の、例えば感光体ドラムを含む画像形成ユニットならびに例えばトナーによる現像ユニット等を備える。プリンタ部116は、これらユニットによりスキャナ部114で読取った原稿の画像データに対応する画像や、ユーザ端末から送られてきた画像データに対応する画像をシート上へ形成する。
The printer unit 116 includes a known image forming unit including a photosensitive drum, for example, and a developing unit using toner, for example. The printer unit 116 forms an image corresponding to the image data of the document read by the
シート処理装置200は、制御部202と、フィニッシャ部220と、サドルユニット部240を備える。制御部202(コントローラ)は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ204、メモリ206を有する。メモリ206は、例えば、半導体メモリであり、制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)と、プロセッサ204に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)を有する。制御部202は、画像形成装置100の制御部102と通信する。制御部202は、制御部102から受信した情報や、ROM等に格納された各種プログラム等に基づいて、フィニッシャ部220、サドルユニット部240を制御する。また、本実施の形態のサドルユニット部240は、ステイプラ252、折りユニット258、折り増しユニット300を有する。
The
図2は、シート処理装置の構成を説明するための概略図である。 FIG. 2 is a schematic diagram for explaining the configuration of the sheet processing apparatus.
シート処理装置200は、画像形成装置100から排出されるシートを、操作パネル112からの入力指示やユーザ端末からの指示に従って処理する。シート処理装置200は、入口ローラ210、分岐部材212、フィニッシャ部220およびサドルユニット部240を有する。入口ローラ210は画像形成装置100から搬出されるシートをシート処理装置200へ搬入する。分岐部材212は、入口ローラ210が搬入したシートの搬送先を、図1に示す前記画像形成装置100の操作パネル112の表示部を介して入力された処理内容に従って、フィニッシャ部220あるいはサドルユニット部240へ切り替える。フィニッシャ部220は、例えば、シート束をソートしたりシート束の端部を綴じたりする。フィニッシャ部220は、例えば、特開2007−76862号公報の明細書および図面に記載された後処理装置でもよい。
The
サドルユニット部240は、シート束を綴じたり折ったりする。サドルユニット部240は、複数の搬送ローラ242、搬出ローラ244、搬出ローラセンサ245、積載部246、ステイプラ252、折りユニット258、折り増しユニット300、排出ローラ264およびシート束積載トレイ266を備える。搬送ローラ242は、シートを積載部246へ向けて搬送する。搬出ローラ244は、積載部246へシートを搬出する。搬出ローラセンサ245は、搬送されるシートを検知する。
The
積載部246は、スタックトレイ248と、スタッカ250と、センサ251とを有する。積載部246は、シートを一時的に立位で積載する。スタックトレイ248はシートの面を支持する。スタッカ250は、シートの下端を受け止める。スタッカ250は、立位で積載されるシートの下端を支持するとともに、搬送方向のシートの端部の位置を整合(縦整合)する。積載部246に積載されたシートは、シートの搬送方向に交差する方向であるシートの幅方向にも整合される。シートの幅方向の整合(横整合)については省略する。センサ251は、スタッカ250へシートが搬送されたことを検知する。
The stacking
スタッカ250は、スタックトレイ248に沿って上下に移動する。スタッカ250は、ステイプラ252が綴じるシートの位置や、折りユニット258が折るシートの位置を調整する。本実施の形態では、一例として、シートを綴じる位置、および折る位置をシートの搬送方向の中央部分として説明する。
The
ステイプラ252は、シートの幅方向に複数(例えば、2つ)並んで配置される。ステイプラ252は、ステイプラヘッド254とアンビル256を有する。ステイプラヘッド254とアンビル256とがシート束を綴じる。
A plurality of (for example, two)
ステイプラ252がシート束を綴じると、スタッカ250は、シートの綴じられた位置が、折りユニット258が折る位置に来るように移動する。スタッカ250が停止すると、折りユニット258が折りを開始する。
When the
折りユニット258は、折りプレート260と折りローラ対262を有する。折りプレート260は、シートの搬送の妨げとならない位置で待機する。折り目がつけられるべき位置が折りプレート260の前まで来ると、折りプレート260は、折りローラ対262に向かって移動する。折りプレート260の先端が、シート束を突いて、回転する折りローラ対262のニップ部へ向けて押す。折りローラ対262は、折りプレート260に押されたシートを挟圧搬送して折る。折りユニット258によって折り目が形成されたシート束は、さらにその下流側に設けられている折り増しユニット300に搬送される。
The
折り増しユニット300は、シート束の搬送方向と直交する方向(折り目の線に沿った方向)に折り目を加圧しながら移動し、折りユニット258が形成した折り目を強化する(折り増し処理)。折り増しユニット300については後述する。折り増しユニット300で折り目が強化されたシート束は、排出ローラ264によってシート束積載トレイ266へ排出される。
The
図3は折り増しユニット300の全体構造を説明するための概略斜視図である。折り増しユニット300は、支持部400、折り増しローラユニット500(以下、単にローラユニット500という)、駆動部600および検知部材560を有する。支持部400は、折り増しユニット300全体の構造部材の一部であり、ローラユニット500を折り目方向(シート束の搬送方向に交差する幅方向)にスライド可能に支持する。ローラユニット500は、上流にある折ローラ対262によって折られたシート束の折り目に沿って移動し、シート束の折り目を加圧してシート束の折り目を強化する。駆動部600は、駆動モータ602を有する。駆動部600は、ローラユニット500をシート束の折り目に沿って駆動する。検知部材560は、ローラユニット500がホームポジションにあるか否かを検知する。検知部材560は、例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータであって良い。
FIG. 3 is a schematic perspective view for explaining the overall structure of the
図3および図4を用いて支持部400を説明する。図4は、支持部400を説明するための概略断面図である。図4(a)は、ローラユニット500がホームポジションにある状態を示す。図4(b)は、ローラユニット500が移動し、シート束の折り目を強化する状態示す。支持部400は、フレーム402と、搬送ガイド414と、可撓性部材416、418および支持シャフト420を有する。
The
フレーム402は、天板404、左右の側板406、407、底板408、奥板410、シート束載置台412を有する。天板404は、長手方向に延びる支持孔405を有する。支持孔405は、図5に示すローラユニット500の上部に設けられた姿勢保持用の支持ローラ528を摺動自在に保持する。側板406、407は、支持シャフト420を支持する。支持シャフト420は、ローラユニット500を摺動自在に支持する。支持シャフト420は、後述する、ローラユニット500の貫通孔512に挿入される。ローラユニット500の位置(移動方向の位置変化を除く)と3軸の姿勢は、支持シャフト420と貫通孔512、及び支持孔405と支持ローラ528によって規制され、ローラユニット500の移動中も一定に保持される。
The
搬送ガイド414は、側板406、407の間に配置される。搬送ガイド414は、底板415を有する。底板415には、可撓性部材416が取り付けられる。可撓性部材416は、例えば、フィルム状のポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂部材で形成される帯状の部材である。可撓性部材416の下方には、可撓性部材418およびシート載置台412がある。可撓性部材418は、可撓性部材416と対向するようにシート載置台412に取り付けられる。
The
シート束Pの折り目が、強化される際には、シート束Pの折り目は、図4に示すように、可撓性部材416、418の間の折り増し位置(折り増しローラ502にニップされる位置)に位置する。すなわち、後述する折り増しローラ502(上ローラ503及び下ローラ504)は、可撓性部材416、418を介して、シート束Pの折り目を加圧し、折り目を強化する。可撓性部材416、418を介することによって、折り目やその近傍に対する傷やしわの発生が防止される。
When the folds of the sheet bundle P are strengthened, the folds of the sheet bundle P are nipped by the folding position (folding roller 502) between the
次に、シート束を上記折り増し位置へ搬送する制御について説明する。支持部400は、シート束検知センサ422を有する。本実施の形態では、シート束検知センサ422はシート載置台412に配置される。シート束検知センサ422は、例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータであって良い。シート束の搬送方向の駆動は、折りローラ対262を回転させる折りローラモータ(不図示)が行う。制御部202は、折りローラモータの回転速度や回転量を制御することによってシート束の搬送を制御する。すなわち、制御部202は、シート束検知センサ422が出力する、シート束の折り目を検知したことを示す信号に基づき、折りローラモータの回転を制御して折り増し位置でシート束を停止する。例えば、制御部202は、シート束検知センサ422からシート束検知を示す信号を受け取ると、所定パルス数、折りローラモータを駆動した後、折りローラモータを停止することで、シート束を折り増し位置で停止する。
Next, control for conveying the sheet bundle to the folding position will be described. The
また、折り増しユニット300は、折られたシート束の高さを検知するための検知センサ800を有する。検知センサ800については後述する。
Further, the
次に、ローラユニット500の構造について説明する。図5は、ローラユニット500の構造例を示す斜視外観図であり、シート束の搬送方向(図3の矢印A方向)から見た図である。
Next, the structure of the
ローラユニット500は折り増しローラ502を内蔵する。ローラユニット500は、ユニット支持部510とユニットフレーム520とを有する。ユニット支持部510は、支持シャフト420が挿入される貫通孔512と、後述する駆動部600のユニット駆動ベルトと接続する接続部514を有する。ユニット支持部510の上方には、ユニットフレーム520が取り付けられる。
The
ユニットフレーム520は、折り増しローラ502を有する。ユニットフレーム520は、上部フレーム522と、下部フレーム524と、上部フレーム522および下部フレーム524を固定するフレーム板526と、上リンク部材530と、下リンク部材540とを有する。また、ユニットフレーム520は、ローラユニット500の姿勢保持用の支持ローラ528を有する。
The
上リンク部材530は、上リンクシャフト531を介して上部フレーム522へ回動自在に取り付けられる。下リンク部材540は、下部フレーム524の側面に、下部フレーム524に固定された下リンクシャフト541(図3参照)を介して回動自在に取り付けられる。上リンク部材530および下リンク部材540は、バネ550によってバネ結合される。バネ550の一端は上リンク部材530のフック孔532に係止され、バネ550の他端は下リンク部材540の切欠部542に係止される。図5では、バネ550の他端が切欠部542からはずされた自由状態のバネ550を示すが、実際にバネ550の他端が切欠部542に係止された状態では、上リンク部材530と下リンク部材540との間にバネ550の引っ張り力が印加される。
The
上リンク部材530は、折り増しローラ502の一方である上ローラ503を回転自在に軸支する。上ローラ503の上ローラ軸は、上リンク部材530に固定される。上部フレーム522は、中空部を有し、この中空部に上リンク部材530が軸支する上ローラ503を収容する。ローラユニット500がホームポジションに位置する場合、上ローラ503は、下ローラ504と離れた位置にある。上リンク部材530は、ローラユニット500がホームポジションから離れて移動を開始すると、バネ550に引っ張られて上リンクシャフト531周りに下方に回り始める。これにより、上リンク部材530に回転自在に取り付けられている上ローラ503が下降する。上ローラ503は、下ローラ504と離れた位置から下ローラ504と接する位置まで移動する。
The
上リンク部材530は、折り増し処理時に、搬送ガイド414を下方へ押さえつける搬送ガイドローラ534を有する。搬送ガイドローラ534は、ローラユニット500がホームポジションを離れると、上ローラ503と同様に下降し、搬送ガイド414の底板415を上から押圧する(図4(a)、(b)参照)。搬送ガイドローラ534の下降は、後述する上ローラ503の下降と同じメカニズムによって実現する。搬送ガイド414は、シート束を上方から押さえ、シート束の横ずれを防止する。
The
一方、下部フレーム524は、上部フレーム522と同じく中空部を有し、この中空部に折り増しローラ502の他方である下ローラ504を収容する。下部フレーム524は、下ローラ504を回転自在に軸支する。下ローラ504の回転軸は、下部フレーム524に固定される(即ち、ユニットフレーム520に固定される)。したがって、ローラユニット500が移動する場合であっても、下ローラ504の高さ方向(あるいは、シート束の厚さ方向)の位置は変化しない。本実施の形態では、下ローラ504の上端の位置は、可撓性部材418の位置とほぼ等しい位置に調整される。したがって、ローラユニット500が移動する場合、下ローラ504は、可撓性部材418の下面に接しながら回転する(図4(b)参照)。
On the other hand, the
また、図3に示すように、下リンク部材540は、自由回転するガイドローラ544を有する。ガイドローラ544は、上ローラ503の上下動作させるための構成の一部である。上ローラ503の上下動作については後述する。
As shown in FIG. 3, the
上ローラ503と下ローラ504との間には、バネ550の引っ張り力に起因する押し付け力が相互に働く。折り増し処理時には、シート束が、上ローラ503と下ローラ504との間に可撓性部材416、418を介して挟まれる。したがって、シート束の折り目は上ローラ503と下ローラ504との間の押し付け力によって強化される。
Between the
次に、駆動部600の構造について説明する。図6は、駆動部600の構成を説明するための概略図である。図6は、図3の矢印A方向から見た図であり、ホームポジションにあるローラユニット500を併せて示す。また、支持部400の構造部材は説明の便宜上、図示を一部省略している。なお、本実施の形態では、ローラユニット500のホームポジションは、処理可能最大サイズのシート束でも干渉しない位置に設定される。一方、ローラユニット500の折り目方向(シート束の搬送方向に交差する幅方向)における移動可能な範囲のうち、ホームポジションから最も遠い位置は、折り増しローラ502のニップ部が、処理可能な最大サイズのシート束の端を通り越さない範囲に設定される。
Next, the structure of the
駆動部600は、折り増しユニット300の駆動源である駆動モータ602を有する。駆動モータ602は、例えば、直流モータであり、回転方向や回転速度を制御部202が制御する。駆動モータ602による駆動力は、モータベルト604を介してプーリ606に伝達され、さらにプーリ606のギア607から、ギア608を介して駆動側プーリ610に伝達される。駆動側プーリ610は、従動側プーリ612とともにユニット駆動ベルト614を懸架する。
The
ユニット駆動ベルト614は、駆動モータ602による駆動力により、駆動側プーリ610と従動側プーリ612の間を移動する。ユニット駆動ベルト614は、表面にラックを有する。ユニット駆動ベルト614のラックは、ローラユニット500の下部の接続部514と嵌合する。ユニット駆動ベルト614は、ローラユニット500を折り目方向に移動させる。駆動モータ602の回転方向が逆転する場合、ユニット駆動ベルト614の移動方向が逆向きとなる。これにより、ローラユニット500は往復移動する。
The
図1に示すシート処理装置200の制御部202は、駆動モータ602の回転を制御することにより、ユニット駆動ベルト614の移動量や移動速度、即ちローラユニット500の移動量や移動速度を制御する。駆動モータ602の回転量や回転速度は、駆動モータ602に近接して配設されるエンコーダセンサ616から出力されるパルス信号列によって検出される。制御部202は、検出された回転量や回転速度に基づいて駆動モータ602の回転を制御する。なお、駆動モータ602は、パルスモータであってもよい。この場合、制御部は、駆動モータ602から直接出力されるパルスをカウントすることにより、回転速度を検出する。
The
続いて、上ローラ503の上下駆動のメカニズムについて図3、図6および図7を用いて説明する。図7は、上ローラ503の上下駆動のメカニズムを説明する図である。前述したように、ローラユニット500の上リンク部材530と下リンク部材540は、夫々の回転軸(上リンクシャフト531、下リンクシャフト541)から最も遠い位置においてバネ550によって接続される。また、下リンク部材540は、自由回転するガイドローラ544を有する。
Next, a mechanism for driving the
図3および図4に示す支持部400は、図6および図7に示すように断面がL字状のガイドレール700を有する。ガイドレール700は、ホームポジションの近傍で傾斜した第1ガイド部701と、第1ガイド部701以外の第2ガイド部702を有する。第2ガイド部702は、シート束の折り目方向と平行に配置される。図7において、第1ガイド部701のある領域を傾斜領域A1、第2ガイド部702がある領域を有効駆動領域A2とする。傾斜領域A1および有効駆動領域A2を移動するローラユニット500の上リンクシャフト531および下リンクシャフト541の移動方向の高さは一定である。
The
図7に示すように、傾斜領域A1において、ローラユニット500は、ホームポジションから移動を開始する。ローラユニット500が駆動ベルト614に駆動されてホームポジションを離れると、ガイドローラ544がガイドレール700の第1ガイド部701の底面と接触する。その後、ガイドローラ544は第1ガイド部701の底面に沿って下降する。ガイドローラ544の下降に伴って、下リンク部材540は、下リンクシャフト541を中心として、図7における反時計方向に回転する。また、上リンク部材530もバネ550に引っ張られて、上リンクシャフト531を中心として反時計方向に回転する。この結果、上リンクシャフト531とバネ550のフック孔532の間にある上ローラ503は、ローラユニット500が第1ガイド部701を移動している間、徐々に下降し、上ローラ503と下ローラ504との間隔は徐々に近づく。そして、第1ガイド部701が終了する領域近傍で上ローラ503と下ローラ504とは接触する。このとき、上ローラ503と下ローラ504との間には、互いに押し付けあう圧力(押圧)が働く。この押圧はバネ550による引っ張り力に基づくものである。
As shown in FIG. 7, in the inclined area A1, the
ガイドレール700の第2ガイド部702(すなわち、有効駆動領域A2)では、上ローラ503と下ローラ504とは、上記の押圧を維持しながらシート束の折り目に圧力をかけ、折り目を強化するローラユニット500は、折り目に沿って折り目を強化しながら移動し、ホームポジションとは反対側のシート束端部で一旦停止する。その後、引き続き折り目を強化しながら復路を移動し、ホームポジションに戻る。なお、ローラユニット500が一旦停止して折り返す、ホームポジションと反対側の端部の位置(折り返し位置)は、シートサイズの情報に基づいて決定されても、全てのシートサイズで一定であっても良い。本実施の形態では、シートサイズの情報に基づいて決定される。
In the
ホームポジションにあるローラユニット500の駆動の開始のタイミングはシート処理装置200の制御部202が制御する。シート束が折り増しユニット300に搬送されると、制御部202は、シート束検知センサ422からの信号に基づき、折られたシート束の先端部が折り増し位置に搬送されたか否かを判断する。シート束の先端部、即ち折り目が折り増し位置まで搬送されると、制御部202は、シート束の搬送を停止する。続いて、制御部202は、ローラユニット500のホームポジションからの移動(往路)を開始する。ローラユニット500がホームポジションから移動すると、図3に示す検知部材560は、オンからオフに変化する。
The
制御部202は、ローラユニット500を、検知部材560がオフとなった位置から所定量だけ折り目方向へ移動させ、ホームポジションと反対側のシート束端部の位置(折り返し位置)でローラユニット500を停止する。制御部202は、駆動モータ602のエンコーダのパルス数等に基づいてローラユニット500の移動量を求める。ローラユニット500が折り返し位置で停止すると、制御部202は停止時間をカウントする。停止時間が所定時間経過すると、制御部202は、ローラユニット500を反対方向(復路)へ移動させる。制御部202は、検知部材560からの信号に基づき、ローラユニット500をホームポジションで停止させる。上記の動作が、折り増し処理(1回目)の流れである。1つのシート束に対してローラユニット500を複数回往復させて折り増し処理を行う場合は、上記ローラユニット500の動作制御を繰り返す。
The
図8は、検知センサ800を説明するための概略図である。図8では、ローラユニット500は省略される。検知センサ800は、シート束の折りの高さを検知する。検知センサ800は、例えば、光学式、超音波式、レーザフォーカス式、接触式など素子の一般的な変位センサでよい。例えば、検知センサ800は、シート束の表面までの物理変化量を素子で検知し,その変化量を距離に演算する。この演算によりセンサからシート束までの距離を算出し、シート束の折りの高さを計測することができる。本実施の形態では、検知センサ800は、図4に示すように、折りローラ対262とローラユニット500との間に配置される。例えば、検知センサ800は、支持部400のフレーム402に取り付けられる。ここで、シート束の折りの高さ(以下、折高さ)は、折りローラ対262によって折り目を付けられたシート束の厚さを意味する。検知センサ800は、シート搬送方向において ローラユニット500によってシート束の折り目が強化されることにより、シート束の折高さが変化する位置に配置されることが好ましい。例えば、検知センサ800は、折りローラ対262によって折られたシート束の膨らみが検知できる位置に配置される。
FIG. 8 is a schematic diagram for explaining the
(折り増し制御)
本実施の形態にかかるシート処理装置200では、シート束の折高さに基づいて、折り増し処理を制御する。
(Folding control)
In the
図9は、本実施の形態のシート処理装置200の折り増し処理を説明するフローチャートである。シート処理装置200は、折りユニット258によって折られたシート束の折高さを計測する。あるいは、シート処理装置200は、折り増しユニット300のローラユニット500がシート束の折り目に沿って往復移動して折り目を強化した後のシート束の折高さを計測する。シート処理装置200は、シート束の折高さに基づいて、折り増し処理を実行するか否かを判断する。
FIG. 9 is a flowchart for explaining the folding process of the
ACT901において、制御部202は、折りユニット258によって折られたシート束を、折りユニット258の折りローラ対262を駆動する折りローラモータの回転を制御して折り増し位置までシート束を搬送する。制御部202は、ローラユニット500を往復移動させ、1回目の折り増し処理を施す(ACT902)。なお、ここでいう1回目の折り増し処理とは、ローラユニット500が、シート束の折り目に沿って往復移動を1回して折り目を強化することをいうが、単にローラユニット500が往復動作を1回行うことに限定されない。例えば、1回目の折り増し処理として、ローラユニット500の往復動作を複数回行うようにしても良い。
In
制御部202は、検知センサ800を介してローラユニット500によって折り目が強化されたシート束の折高さを計測する(ACT903)。制御部202は、計測したシート束の折高さが、閾値を下回るか否かを判断する(ACT904)。
The
シート束の折高さは、シート枚数やシート種類によって変化する。そこで、本実施の形態の閾値は、予め実験的に求められた理想の折高さであり、例えば、ルックアップテーブルの様なデータ形式でメモリ206に保持される。制御部202は、画像形成装置100から、処理されるシートの種類や1束あたりのシート枚数といったシート処理情報を取得する。制御部202は、シート処理情報に基づいて、適切な閾値を設定する。
The folding height of the sheet bundle varies depending on the number of sheets and the sheet type. Therefore, the threshold value of the present embodiment is an ideal folding height obtained experimentally in advance, and is held in the
計測したシート束の折高さが、予め設定された閾値を下回る場合には(ACT904のYES)、制御部202は、1回目の折増し処理を実行後、それ以上のローラユニット500の往復移動処理を行わず折り増し処理を終了する(ACT905)。
If the measured folding height of the sheet bundle is below a preset threshold value (YES in ACT 904), the
一方、計測したシート束の折高さが、予め設定された閾値を超える場合には(ACT904のNo)、制御部202は、ローラユニット500を往復移動させ、再び、2回目の折り増し処理を実施する(ACT906)。制御部202は、再び検知センサ800を介してローラユニット500によって折り目が強化されたシート束の折高さを計測し(ACT903)、計測したシート束の折高さが、閾値を超えるか否かを判断する(ACT904)。この2回目の折り増し処理では、前述の1回目の折り増し処理と同様、ローラユニット500を1回往復させても、複数回往復させても良い。
On the other hand, if the measured folding height of the sheet bundle exceeds a preset threshold value (No in ACT 904), the
上記の説明では、折りユニット258で折られたシート束に対し、ACT902で折り増し処理を1回行っているが(1回目の折り増し処理)、本実施の形態のシート処理装置200はこれに限定されるものではない。例えば、制御部202は、ACT902の処理を行わなくても良い。すなわち、折りユニット258で折られたシート束が、折り増しユニット300に搬送されてきた時点で、制御部202は、折りユニット258によって折られたシート束の折高さを計測し、計測したシート束の折高さが、閾値を超えるか否かを判断し、その結果に基づいて、折り増し処理を行うか否かを判断してもよい。
In the above description, the sheet bundle folded by the
上記実施の形態のシート処理装置200によれば、実際のシートの折高さを計測し、この折高さが予め設定された閾値を超える場合に、ローラユニット500の折り増し処理を追加することにより、適切な折り高さにすることができる。
(第2の実施の形態)
According to the
(Second Embodiment)
第2の実施の形態の折り増し制御について説明する。第2の実施の形態では、折り増し処理を施す前と、施した後のシート束の折高さの情報をさらに用いる。図10は、第2の実施の形態のシート処理装置200の折り増し処理を説明するフローチャートである。
The folding control according to the second embodiment will be described. In the second embodiment, information on the folding height of the sheet bundle before and after the folding process is further used. FIG. 10 is a flowchart for explaining the folding process of the
ACT1001において、制御部202は、折りユニット258によって折られたシート束を、折りユニット258の折りローラ対262を駆動する折りローラモータの回転を制御して折り増し位置までシート束を搬送する。制御部202は、ローラユニット500を往復移動させ、前述の第1の実施形態と同様に1回目の折り増し処理を施す(ACT1002)。
In ACT 1001, the
制御部202は、検知センサ800を介してローラユニット500によって折り目が強化されたシート束の折高さを計測する(ACT1003)。制御部202は、計測したシート束の折高さが、閾値を下回るか否かを判断する(ACT1004)。計測したシート束の折高さが、予め設定された閾値を下回る場合には(ACT1004のYES)、制御部202は、それ以上のローラユニット500の往復移動処理を行わず折り増し処理を終了する(ACT1005)。
The
一方、計測したシート束の折高さが、予め設定された閾値を超える場合には(ACT1004のNo)、制御部202は、ローラユニット500を往復移動させ、再び、折り増し処理(2回目の折り増し処理)を実施する(ACT1006)。制御部202は、再び検知センサ800を介してローラユニット500によって折り目が強化されたシート束の折高さを計測する(ACT1007)。
On the other hand, when the measured folding height of the sheet bundle exceeds a preset threshold value (No in ACT 1004), the
ACT1008において、制御部202は、ACT1003において計測したシート束の折高さと、ACT1007において計測したシート束の折高さとを比較する。すなわち、制御部202は、ACT1003において1回目の折り増し処理を施した後のシート束の折高さと、ACT1006において2回目の折り増し処理を施した後のシート束の折高さとの差を比較する。
In
ACT1006における追加の折り増し処理(2回目の折り増し処理)の実施の前後におけるシート束の折高さの差が所定値より大である場合には(ACT1008のNo)、制御部202の処理は、ACT1004の処理へ戻る。一方、追加の折り増し処理の実施の前後におけるシート束の折高さの差が所定値より小である場合には(ACT1008のYes)、計測したシート束の折高さが閾値よりも大きい場合であっても、それ以上のローラユニット500の往復移動処理を行わず折り増し処理を終了する(ACT1005)。ここで、追加の折り増し処理の実施の前後におけるシート束の折高さの差が所定値より小さいということは、追加の折り増し処理を施したにも関わらず、折高さが余り変化しなかったことを意味する。したがって、これ以降、追加で折り増し処理を施したとしても、折高さはさほど変わらないと判断されるため、制御部202は折り増し処理を終了する。本実施の形態のシート処理装置200によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏するとともに、処理時間が増大しすぎることを適切に防ぐことができる。
(第3の実施の形態)
When the difference in folding height of the sheet bundle before and after the additional folding process (second folding process) in ACT 1006 is greater than a predetermined value (No in ACT 1008), the process of the
(Third embodiment)
第3の実施の形態のシート処理装置200は、折り増しユニット300のローラユニット500による折り増し処理の実行が可能か否かを判断する。
The
ローラユニット500は、通常、折りユニット258で折られたシート束の折り目に沿って移動する。すなわち、ローラユニット500の折り増しローラ502は、折られたシート束のシート搬送方向に交差する幅方向に移動し、シート束の端部に乗り上げた後、折り目に沿って移動する。折り増しローラ502は強い押圧力で、折り目を強化する。ここで、例えば、画像形成装置100からのシート処理情報が、処理するシートの種類を普通紙と示しているにも関わらず、実際のシートが厚紙等である場合、シート枚数によっては、シート束の折高さが仕様の範囲を超える虞がある。この場合、ローラユニット500の折り増しローラ502は、シート束の端部に乗り上げることができず、停止してしまう虞がある。
The
そこで本実施の形態のシート処理装置200は、ローラユニット500の折り増しローラ502がシート束に乗り上げる前に、折りユニット258で折られたシート束が折り増し処理を実行できるか否かを判断する。図11は、第3の実施の形態のローラユニット500を説明するための概略図である。他の実施の形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明は省略する。
Therefore, the
図11(a)は、第3の実施の形態のローラユニット500を説明するための概略図である。図11(a)では、折りユニット258で折られたシート束は、矢印Bの向きに搬送される。ローラユニット500は、シート束が折り増し処理を実行できるか否かを判断するための検知ユニット900を有する。検知ユニット900は、ローラユニット500の上部フレーム522に取り付けられる。検知ユニット900は、発光部および受光部を有するセンサ902とアクチュエータ904を有する。
FIG. 11A is a schematic diagram for explaining a
図11(b)、(c)は、図11(a)の矢印C方向から見たローラユニット500の概略図である。図11(b)、(c)では、説明上、ユニット支持部510、上部フレーム522、下部フレーム524の図示を省略する。
11B and 11C are schematic views of the
図11(b)において、ローラユニット500は、待機位置であるホームポジションから、折りユニット258によって折られたシート束の折り目方向に移動する(矢印D方向)。検知ユニット900は、ローラユニット500がホームポジションに待機する状態では、折り増しローラ502よりも、シート束側に位置する。
In FIG. 11B, the
検知ユニット900のアクチュエータ904は、回動軸906と、回動軸906から突出する第1部材908と、第1部材908から回動軸906の円周方向に離れた位置から同様に突出する第2部材910と、を有する。第1部材908は、折り増し位置へ搬送されたシート束Pの折高さが高さH以上である場合に、シート束の端部と接触する。第2部材910は、先端に突出方向と直角に突起を有する。第2部材910は、第1部材908がシート束の端部に接触した状態でローラユニット500が矢印D方向に進むことにより、回動軸906を支点に時計方向に回動する。第2部材910の回動に伴って、第2部材の先端の突出部がセンサ902の発光部および受光部間を遮る。図11(b)、(c)に示すように、ローラユニット500は、待機位置であるホームポジションからシート束の折り目方向に移動する。検知ユニット900は、ローラユニット500とともにシート束の折り目方向に移動する。
The
図12は、第3の実施の形態のシート処理装置200の制御を説明するフローチャートである。
FIG. 12 is a flowchart for explaining control of the
ACT1201において、制御部202は、折りローラ対262を介して折り増し位置までシート束を搬送する。シート束が折り増し位置へ搬送されると、制御部202は、ローラユニット500の折り増し処理を開始し、ローラユニット500をホームポジションから折り目方向へ動かす。
In
ACT1203において、制御部202は、シート束の折高さが所定の値Hを超えるか否かを判断する。例えば、制御部202は、検知ユニット900からのON/OFF信号を検知する。
In
ローラユニット500に取り付けられた検知ユニット900は、折り増しローラ対502よりも先にシート束Pの幅方向の端部へ到達する。ここでシート束Pの折高さが所定の値H以下である場合には、第1部材908は、シート束の端部および上面に接触しない。したがって、検知ユニット900の信号はONを示す。一方、シート束Pの折高さが所定の値Hを超える場合、第1部材908は、シート束の端部へ接触する。第1部材908がシート束端部へ接触すると、第2部材910が回動軸906周りに回動し、突出部がセンサ902の発光部および受光部間を遮る。すなわち、検知ユニット900の信号はOFFを示す。
The
シート束の折高さが所定の値Hを超えない場合(ACT1203のNo)、すなわち、検知ユニット900がONの場合、制御部202は、ローラユニット500の折り目方向への移動を継続し、折り増し処理を実行する(ACT1204)。折り増し処理が完了すると、制御部202は、シート束を排出する(ACT1205)。
When the folded height of the sheet bundle does not exceed the predetermined value H (No in ACT 1203), that is, when the
一方、シート束の折高さが所定の値Hを超える場合(ACT1203のYes)、すなわち、検知ユニット900がOFFとなる場合、制御部202は、ローラユニット500の折り目方向への移動を停止する(ACT1206)。例えば、制御部202は、折り増しローラ502がシート束の端部に当たる前に、ローラユニット500の折り目方向への移動を停止する。ACT1207において、制御部202は、ローラユニット500をホームポジションまで戻す。続いて、制御部202は、シート束を排出する(ACT1205)。すなわち、制御部202は、シート束の折高さが所定の値Hを超える場合には、折り増し処理を実行することなく、シート束を排出する。
On the other hand, when the folding height of the sheet bundle exceeds the predetermined value H (Yes in ACT 1203), that is, when the
また、制御部202は、操作パネル112を介して、折り増し処理を実行することなくシート束を排出した旨をユーザに報知する。
In addition, the
上記実施の形態のシート処理装置200によれば、ローラユニット500がシート束を乗り越えることができず、ジャムとして停止してしまうことを防止する。したがって、ユーザはジャム解除等の操作をする必要がなく、利便性が良い。
According to the
また、検知ユニット900は、シートの折高さを検知するだけでなく、ローラユニット500のホームポジションを検知する構成としても良い。例えば、図13(a)、(b)に示すように、不図示の支持部に突起部920を設け、ローラユニット500がホームポジションにある場合に、この突起部920が検知ユニット900のセンサ902の発光部と受光部との間を遮る構成としても良い。ローラユニット500が折り目方向に移動を開始すると、ローラユニット500とともに移動するセンサ902は、突起部920を検知しなくなる。シート束の折高さが所定の値Hを超える場合には、突起部920を検知しなくなったセンサ902は、次に、アクチュエータ904の第2部材910の突出部を検知する。シート処理装置200は、検知部材560の代わりに検知ユニット900を用いてローラユニット500のホームポジションを検知するため、センサの数を減らすことができる。
The
以上説明した少なくともひとつの実施の形態によれば、より適切な折り増し処理をすることができる。 According to at least one embodiment described above, more appropriate folding processing can be performed.
なお、上記実施の形態の各動作を実行する主体は例えば、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの複合体、ソフトウェア、及び実行中のソフトウェアなどといった、コンピュータに係る主体である。動作を実行する主体は例えば、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、スレッド、プログラムおよびコンピュータであるがこれらに限るものではない。また、プロセスやスレッドに、動作を実行する主体を複数演じさせてもよい。 Note that the entity that executes each operation of the above-described embodiment is an entity relating to a computer, such as hardware, a complex of hardware and software, software, software being executed, and the like. For example, the subject that performs the operation is a process, processor, object, executable file, thread, program, and computer executed on the processor, but is not limited thereto. In addition, a process or thread may perform a plurality of subjects that perform an operation.
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
100 画像形成装置
116 画像形成部
200 シート処理装置
202 制御部
258 折りユニット
262 折りローラ対
300 折り増しユニット
500 ローラユニット
502 折り増しローラ
503 上ローラ
504 下ローラ
600 駆動部
800 検知センサ
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記折り目が形成され、折り増し位置まで搬送された前記シート束に対し、前記シート束の前記折り目を挟み込み、前記折り目の方向に沿って往復移動し、前記シート束の折り目を強化する折り増しローラと、
シート搬送方向に沿って前記折りユニットと前記折り増しローラとの間に配置され、前記折り増し位置にある前記シート束の折高さを測定する検知センサと、
前記検知センサによる測定結果に基づいて、前記折り増しローラを往復移動させるコントローラと、
を備えたことを特徴とするシート処理装置。 A folding unit that folds a sheet bundle of a plurality of sheets to form a crease;
A fold-increasing roller that sandwiches the folds of the sheet bundle and reciprocates along the direction of the folds to reinforce the folds of the sheet bundle with respect to the sheet bundle that has been formed and conveyed to the folding position. When,
A detection sensor that is disposed between the folding unit and the folding roller along a sheet conveying direction and measures a folding height of the sheet bundle at the folding position;
A controller that reciprocates the folding roller based on the measurement result of the detection sensor;
A sheet processing apparatus comprising:
印刷されたシートを束ねてシート束とし、前記シート束を折り曲げて折り目を形成するシート処理装置と、を備えた画像形成装置であって、
前記シート処理装置は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。 An image forming unit that prints an image on a sheet;
A sheet processing apparatus that bundles printed sheets to form a sheet bundle and folds the sheet bundle to form a crease, and an image forming apparatus comprising:
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the sheet processing apparatus is the sheet processing apparatus according to claim 1.
前記シート束を前記折りユニットで折り曲げて折り目を形成し、
前記折りユニットで折り目を形成された前記シート束を搬送し、
前記シート束を前記折り増しローラによって折り目を強化される折り増し位置で停止させ、
前記折り増し位置で搬送停止した前記シート束の折高さを、前記折りユニットと前記折り増しローラとの間に配置された前記検知センサで測定し、
前記検知センサによる測定結果に基づいて、前記折り増しローラを前記折りユニットが形成した前記シート束の折り目に沿って往復移動させ、前記折り目を強化することを特徴とするシート折り方法。 A sheet folding method executed by a sheet processing apparatus including a folding unit for folding a sheet bundle, a detection sensor for measuring the folding height of the sheet bundle, and a folding roller,
The sheet bundle is folded by the folding unit to form a crease,
Conveying the sheet bundle formed with folds in the folding unit;
The sheet bundle is stopped at a folding position where a fold is strengthened by the folding roller,
Measure the folding height of the sheet bundle stopped at the folding position with the detection sensor arranged between the folding unit and the folding roller,
A sheet folding method comprising reinforcing the fold by reciprocating the fold-increasing roller along a fold of the sheet bundle formed by the folding unit based on a measurement result by the detection sensor.
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