JP2013013074A - 参照画像を使用するビデオの符号化および復号化 - Google Patents

参照画像を使用するビデオの符号化および復号化 Download PDF

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Abstract

【課題】参照画像を使用するビデオの符号化および復号化を図る。
【解決手段】画像符号化において、参照画像のリストを復号に使用されるように構成する。予測モードを、nタプル(x,x,..,xM−1)により定義し、xは、運動ベクトル場m=0、..、M−1のm番目のコンポーネントの予測オプションを指定し、動き場に対してM個のコンポーネントが存在し、符号化オプションxは、動き予測モードおよび参照画像インデックスの全ての定義された組合せから構成される組の要素に、オプション「/」、x∈{”/”,0,1,..,r−1}を加えたものであり、オプション「/」は、コンポーネントの不使用を指定し、他のオプション0、1、...、r−1は、r個の組合せの1つを指定する。全ての可能なnタプルのサブセットが提供され、インター符号化ブロックの予測に使用する予測モードは、そのサブセットへの参照により定義される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ビデオの符号化および復号化に関する。
ビデオシーケンスの伝送および記憶は、テレビ放送、インターネットでのビデオストリーミングサービス、およびビデオ会議など、多数の用途で使用されている。
未加工の形式のビデオシーケンスは、表現するために極めて大量のデータ必要とする。シーケンスの各秒が何十もの個別のフレームから構成されていて、各フレームは、典型的には少なくとも1ピクセルが8ビットで表現され、各フレームは、数百または何千のピクセルを必要としているからである。伝送および記憶のコストを最小限にするために、未加工のビデオデータに対して画像圧縮が使用される。その目的は、可能な限り小さな容量、つまり、可能な限り少ないビット数でオリジナルの情報を表現することである。ビデオシーケンスを表現するために必要な容量を減らすと、圧縮されたシーケンスのビデオ品質、つまり、圧縮されていないオリジナルのビデオシーケンスとの類似性に影響がある。
AVC/H.264など、最先端ビデオエンコーダでは、圧縮したビデオシーケンスのビデオ品質を希望するレベルに維持しながら、画像圧縮を最大限に達成するために、予測、変換、量子化、およびエントロピー符号化という4つの主なプロセスを利用する。
予測プロセスは、データを表現するのに必要な容量を大幅に減らすために、ビデオシーケンスに見られる時間的および空間的な冗長性を利用する。データを予測するために使用されるメカニズムは、エンコーダおよびデコーダの両方に認識される。したがって、オリジナル信号を再構築するためにデコーダに、エラー信号、すなわち残余だけを送信しなければならない。このプロセスは、典型的には、フレーム全体ではなくデータのブロック(たとえば8x8ピクセル)に対して実行される。予測は、典型的には、すでに再構築されたフレームまたは同じフレームに属するピクセルのブロックに対して実行される。すでに構成されたフレームに対する予測は動き補償され、より良い予測を提供するために選択された時間形式のフレームにおいて順方向または逆方向に運動ベクトルを使用することができる。運動ベクトルは自体は、予測符号化することができる。
変換プロセスは、残余信号に存在する相関性を利用することを目的としている。これは、信号のエネルギーを少数の係数に集中させることにより行われる。したがって、変換係数は、典型的には、残余のピクセルより少ないビットを表現する必要がある。H.264では、離散コサイン変換(DCT)に基づいて、4x4および8x8の整数型変換を使用する。
変換プロセスのアウトプットにおいてデータを表現するのに必要な容量は、多数の用途においてまだ大きすぎる可能性がある。さらに、希望するレベルの圧縮信号の容量を達成するために、変換プロセスを変更することは可能ではない。量子化プロセスは、信号を表現するために必要な容量をさらに減らすことを可能にすることによって、それを処理する。このプロセスは破壊的であること、つまり、再構築されたシーケンスは、オリジナルとは異なって見えることに注意されたい。変換プロセスへのアウトプットの信号に利用可能な値の範囲は、時間間隔に分割され、量子化値が割り当てられる。次に、変換係数は、それらがどの量子化の時間間隔に該当するかに基づいて、量子化値を割り当てられる。
エントロピー符号化プロセスは、量子化された0でない変換係数をすべて取り、効率的に表現されるようにこれらの変換係数をビットのストリームへと処理する。これには、圧縮されたビデオシーケンスを表現するのに必要な容量を最小限にするために、特定の順序で変換係数を読み取る、つまりスキャンすることが必要である。
上記の記述はビデオエンコーダに当てはまる。ビデオデコーダは、上記のプロセスをすべてほぼ逆順に実行する。特に、デコーダ側の変換プロセスには、エンコーダで使用されている逆変換を使用することが必要となる。同様に、エントロピー符号化はエントロピー復号化になり、量子化プロセスはスケーリングになる。予測プロセスは、典型的には、エンコーダおよびデコーダの両方でまったく同じ方法で実行される。
本発明は、符号化および復号化のプロセスの予測部分に関する。
動き補償予測の主な側面は、参照画像の管理である。参照画像とは、その後の符号化された画像の予測に使用できる可能性がある、以前に符号化された画像である。
既存の方式では、これらの参照画像は、動き補償のために、単一の画像の予測(P)符号化の場合には単一のリスト(単一予測符号化(unipredictive coding)とも呼ぶ)または2つの画像の重予測(B)符号化(bipredictive(B)coding)の場合には2つのリストへと整理される。リストは、一般的に、L0(リスト0)およびL1(リスト1)と呼ばれる。L0およびL1の構成により、予測に利用できる参照画像の選択肢が決定される。ここで1つのリストから1つ参照を選択するとP予測へとつながり、2つのリストのそれぞれから1つの参照を選択して、1ペアを選択するとB予測へとつながる。重予測動き補償は、異なる時間方向(過去および未来)からの画像から予測するために使用されるだけでなく、同じ方向からの2つの参照画像から予測するためにも使用されることに注意すること。各リスト内の構成および順序は、通常、ビデオビットストリームのスライスヘッダにおいて信号で送られ、これにより、動き補償のために参照画像を選択する際に利用できる選択肢が決定される。
符号化のどの段階を実行するかによって、参照画像は通常、リストL0またはL1の1つのインデックスによって(これら2つのリストでは、両方のリストに同じ画像が存在する場合、それらは異なるインデックスを持つことができる)または画像順カウント(POC:Picture Order Count)番号によって(通常、表示されることが推測される(必ずしも符号化されていない)順に対応する)特定される。ここでは、より簡単に表現するために、インデックスの割り当てに特定のルールを指定することなく、これらをRrefidxとして一意に特定する。ここで、refidx=0、...、r−1であり、ここでrは、特定の現在の画像に対して利用可能な参照画像の数である。
リストL0およびL1から画像を選択するための例を以下に提供する。L0およびL1がそれぞれ2つの要素に限定されている場合、および2つの参照RおよびRだけがあり(つまりr=2)、現在の画像から見て、その1つが過去で他方が未来である場合、リストは、一般的にL0={0,1}およびL1={1,0}に設定されるだろう(リストに一意の参照インデックスが含まれるように、上に定義した表記法を使用する)。そのとき、動き補償のために画像を選択するプロセスを図1に示す。重予測の場合は、4つの選択肢を利用することができ(L0に2つの画像、L1に2つの画像)、単一予測の場合は、L0だけが使用されるため2つの選択肢がある。
重予測動き補償モードの画像の選択は、一般的に、最初に重予測または単一予測のモードの選択、次に対応するリストの選択された各画像のインデックス(重予測には、最初にL0、次にL1、または単一予測にはL0だけ)を符号化することによって信号で送られる。単一予測モードは2進数の0を用いて、重予測モードは2進数の1を用いて信号で送られる場合、すべての選択肢に対応するコードワードを表1に示す。2つの選択肢(「重−RおよびRから」および「重−RおよびRから」)は、異なる順序での同じ画像の選択から構成されていることに注意すること。
重予測運動は、2つのコンポーネント(ここではMvfおよびMvfと示す)からなる運動ベクトル(MV)場を用いて記述され、重予測された画像ブロックBに対して、2つの運動ベクトルMvf(B)およびMvf(B)が割り当てられる。Mvfの運動ベクトルはL0の参照を指し、Mvfの運動ベクトルはL1の参照を指す。
各運動ベクトルは、その予測値へと別々に符号化される。予測値は、様々な方法で得ることができる。一般的な方法の1つは、高度な運動ベクトル予測(AMVP:Advanced Motion Vector Prediction)として知られている運動ベクトル競合(MVC:Motion Vector Competition)であり、予測値候補のリストは、事前に定義された順序で以前に処理されたブロックの運動ベクトルを収集することにより構成される。最小の符号化コスト基準に基づいて、エンコーダは、次に予測値の1つを選択し、ビットストリームで(予測値のリストから)そのインデックスを伝送する。選択された予測値と現在符号化されているベクトルの差分は、次にビットストリームに符号化される。
以下に、動き補償のために予測の方向を選択する際の選択肢間の違いを示し、本発明につながる形式化の導入に役立つ2つの例を挙げる。例では、明瞭さのために重予測の場合だけを考慮することに注意されたい。
例1
図2に示すように、現在のブロックBの運動を予測するために、以前に処理された異なる隣接する運動ベクトルを使用することができる。この例では、これらは3つの隣接するブロックからの5つの運動ベクトルである:Mvf(Bup)、Mvf(Bup)、Mvf(Bleft)、Mvf(Bleft)、およびMvf(Bcorner)。
運動ベクトルの予測は、一般的に、運動ベクトル場の現在予測されているコンポーネントに適応されるため、運動ベクトルMvf(B)について、運動ベクトル予測値(MVP)候補のリストは、一般的に、運動ベクトルMvf(B)の場合とは異なる。運動ベクトル予測のこの特性は、これら2つを2つの運動ベクトル予測モードと呼ぶことによって、ここで形式化され、Mvf(B)にはM、Mvf(B)にはMとして示される。動き予測モードは、これに割り当てられたMVP候補リストの構成によって、リスト内の候補の順序と共に、ここで定義される。候補のリストは、事前に定義されたスキャン順序で運動ベクトルの隣接するブロックをスキャンすることにより構成される。リスト内の運動ベクトル予測値の順序の重要性は、予測値インデックスの値によりコードワードの長さが増加するように、予測値の選択を信号で送るためのコードブックが構成されていることにある。したがって、符号化効率をより良くするために、より良い予測値をリスト内のより低い位置に配置するべきである。
1つの可能なスキャン順序の結果を表2に示す。ここで、Mについては、運動ベクトル場コンポーネントMvfだけがチェックされ、MではMvfのみがチェックされ、両方について、最初にブロックBupそして次にブロックBleftと両方がチェックされる。
参照Rを指すMvf(B)を予測するためのMVP候補のリストは2つの運動ベクトルMvf(Bleft)およびMvf(Bcorner)から構成され、前者はリストの第1の位置にあり、後者は第2の位置にあることを観察することができる。参照Rを指すMvf(B)のリストは空である。つまり、MV予測は行われない(または、同等に、使用されたMVPはゼロに設定される)。
この表から結論されるのは、異なる順序で同じ画像を選択する以前に記述した2つの選択肢(「重−RおよびRから」および「重−RおよびRから」)は、異なる符号化結果となるということである。順序によって、運動ベクトル場のコンポーネントおよび対応するMVP候補が実際に決定されるためである。
例2
この例では、1つの参照画像を指す運動ベクトルを取り、いくつかの他の参照画像にそれをマッピングするスケーリングの方法が使用される。BleftおよびBupだけを考慮する場合、MVP候補リストの構成について、図3に示すように、Mvf(Bup)、Mvf(Bup)、スケール(Mvf(Bup))、スケール(Mvf(Bup))、Mvf(Bleft)、Mvf(Bleft)、スケール(Mvf(Bleft))、およびスケール(Mvf(Bleft))という8つの運動ベクトルを利用することができる。スキャン順序の結果を表3に示す。
参照画像および対応する動き予測モードの選択は、インター予測方向(IPD:inter prediction direction)モードに組み込むことができる。ここでは、順序付された1ペアの参照によって指定されるIPDモードを定義する。これらの参照をMおよびMにマッピングすることで、ペア内の順序が決定される。特定のIPDモードに対応するペアは以下のように表される。
たとえば、Rを指す運動ベクトルを予測するためにMが使用され、Rを指す運動ベクトルにMが使用される場合、順序付けされたペア(モード)は(0,1)である。あるいは、Rに対してMが使用され、Rに対してMが使用される場合、順序付けされたペアは(1,0)である。ここでの規定は、Mを使用して予測される運動ベクトルはMvfで符号化され、同等に、Mを使用して予測された運動ベクトルは、Mvfで符号化され、これらの2つの名称は、区別なく使用することができる。
インデックスの特定の順序を指定することなく、すべてのIPDモードは、n=0、...、N−1としてインデックス付けすることができ、ここでNは利用可能なモードの数であり、PMとして示される。次に、各PMに上記のように1ペアが割り当てられ、図2の以前の例については、これは図4に示すように、PM=(0,0)、PM=(0,1)、PM=(1,0)、およびPM=(1,1)でもよい(重予測の場合に限る)。
例3
有効化されたIPDモードの組に対するリストL0およびL1の構成の影響を示すために、以下の例を提供する。ここでは時間距離に重点を置くために、異なる表記法を使用する。ここでは、参照はPOC番号を用いてインデックス付けされるため、特定のモードは(Pi,Pj)と示され、ここでiはMvfに使用される参照画像のPOC番号であり、jはMvfに使用される参照画像のPOC番号である。ここでは、3つの画像参照(つまりr=3)を用いた符号化について考える。参照は、POC0、POC4、およびPOC8であり(P0、P4、およびP8と示す)、現在の画像は、POC2(P2と示す)である。この場合、ならびにリストL0およびL1がそれぞれ2つの参照に限定されている場合、それらは一般的に次のように定義される:L0={P0,P4}およびL1={P4,P8}。これは、表4において星(*)印が付けられた有効化されたモードにつながる。ここでは、利用可能な9つの重予測IPDモードから、4つが有効化されることに注意すること。すべての利用可能なモードを有効にするためには、各リストは3つの参照をすべて含む必要がある。
対応するモードを図5に示している。
上記のモードが、一意の参照画像の組に空の要素が追加される単一予測IPDモードを用いて拡張される場合、それは対応する運動ベクトル場コンポーネントが使用されないことを示す。有効化されたIPDモードの結果として生じる組を表5に示している。
なお、(/,/)というペアはイントラ符号化モード(intra coding mode)と等価であり、ここでは検討しない。なぜならば、このモードは、一般的にビットストリームの異なる部分において符号化されるが、統一されたイントラモードおよびインターモードの信号伝達の方法の一部は、本発明で示されるフレームワークに従うことによって、容易に達成することができるからである。
単一予測モードは、事前に定義されたスキャン順序でL0およびL1のリストを組み合わせて単一のリストとすることにより決定することができる。それは、この特定の場合には、(P0,/)、(/,P4)、および(/,P8)という有効化された3つ単一予測IPDモードにつながる(表5では星(*)で示す)。単一予測モードは、図6に示すように、リストの始めから開始する各画像の第1のインスタンスを選択し、最初にL0そして次にL1をチェックすることによって構成される。
本発明の実施例は、例えば、参照画像を使用するビデオの符号化および復号化に関する。
本発明は、動き補償された動き予測を使用する、画像のシーケンスを定義するビデオデータを符号化する方法の一態様において、
復号化に使用される参照画像のリストを構成するステップと、
nタプル(x,x,...,xM−1)を構成することによって予測モードを定義するステップであって、xは、運動ベクトル場m=0、...、M−1のm番目のコンポーネントの予測オプションを指定し、動き場に対してM個のコンポーネントが存在し、符号化オプションxは、動き予測モードおよび参照画像インデックスのすべての定義された組み合わせから構成される組の要素に、オプション「/」、x∈{”/”,0,1,...,r−1}を加えたものであり、オプション「/」は、コンポーネントが使用されていないことを指定し、他のオプション0、1、...、r−1は、r個の組み合わせの1つを指定するステップと、
すべての可能なnタプルの組のT個のnタプルのサブセットを提供するステップと、
前述のnタプルへの参照によってインター符号化ブロック(inter−coded block)を予測するために使用する予測モードを符号化するステップと
を含む。
1つの運動ベクトル予測モードだけを運動ベクトル場コンポーネントmに使用できる場合、予測オプションは、参照画像の選択によって決定され、rは、運動ベクトル場コンポーネントmに使用できる参照画像の数である。
この方法には(単独で、または下記の好ましい機能と合わせて)、現在の解決法と比べて多数の重要な長所がある。これらは、以下に示す現在の解決法のより詳細な分析によってよく深く理解されるだろう。
添付の図面を参照する。
リストの使用を示す図である。 運動ベクトル場(motion vector field)を示す図である。 図2に似ており、運動ベクトルのスケーリングを示す図である。 参照画像を用いた予測モードの割り当てを示す図である。 画像順にインデックス付けされた参照画像を用いた予測モードを示す図である。 重予測および単一予測のモードにおけるリストの使用を示す図である。
上記のように、現在の解決法は、重予測動き補償のために運動ベクトルのペアを定義するため、1つの運動ベクトルは、L0からの参照に適用され、他方はL1からの参照に適用される。希望するIPDモードの組を選択する場合、この方法では柔軟性が限定される。
限定の例として、予測モードと効果がないモードとの間の冗長性がある。
図1からの例に示すように、リストがL0={0,1}およびL1={1,0}と定義されている場合、モードのそれぞれについて、運動ベクトル予測値に対するスキャンは、異なる予測値候補リストにつながるという事実とは別に、重予測モード(0,1)および(1,0)は同一である。しかし、これら2つのモードの1つにより与えられたこの追加の選択肢は、符号化利得につながる可能性が低く、効果的にモードを冗長にする。一般的に、リストL0およびL1に基づいた解決法では、モードの特定のサブセットを維持する簡単な方法はなく、たとえば、この場合、4つの可能な重予測モードのうち3つだけである。
一部のモードは、エンコーダによって選択されている場合でも、あまり選択されないという意味では、十分に利用されていない。そのようなペアは、冗長なペアと同様に、符号化のパフォーマンスに影響を及ぼすことができる。これらはコードブックを拡大し、そしてコードワードの平均ビット長を増やすためである。問題は、多くの場合、他の有益なモードを取り除くことなく、効果がないモードを取り除くことが可能ではないことである。
2つのリストによる方式の欠点を簡潔に示すために、以下の例について検討する。例3に定義したリストL0およびL1において、有効化されたモードの組に含まれないモードの1つは(P4,P0)である。このモードを有効化するために、現在の2つのリストによる方式では、画像P0をL1に追加できるため、表6に示すように、L0={P0,P4}およびL1={P4,P8,P0}であり、これにより1つの可能性がある冗長なモードである(P0,P0)が自動的に追加される。
他の例では、画像は最大4つの過去の画像を使用して、単一方向からのみ予測される低遅延符号化の場合、リストは、(一意のインデックス表記法を使用して)L0={0,1,2,3}およびL1={0,1,2,3}として定義することができる。一般的に、これは20個または24個のモード、つまり、4個または8個の単一予測および16個の双方向につながり、そのうち、多くはほとんど選択されず、一部はまったく使用されない可能性がある。この問題は、ほとんど使用されないモードをコードブックの終わりに配置するように、参照に順序付けすることによって、わずかに緩和されるが、2つのリストによる方法では、(コードワードの最初の順序付けにより)コードブックの設計を変更することなく特定の順序付けを達成するのが難しい。
本発明の好ましい形式による配置は、IPDモードの有効化された組と比べて完全な制御を達成し、組の構成はビットストリームにおいて信号で送られる。これにより、L0およびL1のリストの使用が避けられ、2つのリストによる表現がIPDモードに変換される。代わりに、モードは、ビットストリームのヘッダ部分に定義され、エンコーダおよびデコーダの操作の全体を通じて維持される。
本発明の重要な態様について概要を説明する。
これにより参照画像のペアの最適な組を選択できるようになる。たとえば、選択された組は、組から参照画像の冗長なペアを省略することによって、またはエンコーダで考慮されないペアを省略することによって、符号化利得が最大限になるように選択することができる。
MvfおよびMvfは、L0およびL1に関連付けられていないため、IPDモードは、任意の数の運動ベクトル予測モードを用いて容易に拡張することができる。
有効化された組は、伝送されるか(明示的な信号伝達)、または一部の共有されたアルゴリズムによって得られる(自動派生)かのいずれかである。次に、これら2つの方法の選択自体を信号で送る必要がある。
概念は、2つを超える画像から動き補償を使用することができる多重仮説動き補償に拡張することができる。この場合、ペア(2タプル)の代わりにnタプルが使用され、ここでnは、単一のブロックの動き補償に使用される参照の数である。しかし、詳細な説明では、重予測および単一予測の動き補償に焦点を当てている。
モードが一意に定義されるため、コードブックの動的な適応を容易に達成することができる。これは、一般的に、より頻繁に使用されるモードに、より短いコードワードを割り当て、それほど頻繁に使用されないモードに、より長いコードワードを割り当てるために使用される。また、異なるサイズのブロックに関しては、異なるIPDモードは異なる符号化効率を持つなど、コンテキスト適応性(context−adaptive)のある操作も可能である。
インデックスによって各参照画像を一意に特定できるように、この一意のインデックスはL0にもL1リストにも対応しない場合、一意のインデックスを参照に割り当てる方式が必要である。この新しく定義されたリストは、そのような一意のインデックスを用いてインデックスされた参照画像から構成され、ここでは一意のリストと呼ばれ、LUと示される。LUを構成する場合、以下のステップに従う(デコーダに格納される参照画像は、短期参照画像(short term reference picture)または長期参照画像(long term reference picture)のいずれかとして印が付けられることを理解されたい)。
1.短期参照画像は、現在の画像のPOCに対して、絶対的な増加するPOC差分で順序付けられ、同じ絶対差を有する2つの画像が存在する場合、より小さなPOC番号を有するものが、より小さいインデックスを割り当てられる。
2.長期参照画像は、元の順序を維持して追加される。
具体的な例では、POC値2(図6に示す)を用いる現在の画像の例のLUは、LU={P0,P4,P8}であるため、R=P0、R=P4、およびR=P8である。現在の画像がPOC値6であり、短期参照としてP0、P2、P4、およびP8を有し、長期参照としてPL0およびPL1を有する場合、このリストはLU={P4,P8,P2,P0,PL1,PL1}であるため、R=P4、R=P8、R=P2、R=P0、R=LP0、およびR=LP1である。
r個の参照画像があるため、最大r個の重予測および2r個の単一予測の相互方向モード(inter direction mode)を利用することができる(N=r+2r)。したがって、符号化モードはPMであり、n=0、...、r+2r−1である。可能な1つの構成では、一部のモードは無効化されているためN=8が表7に示されており、次の有効化されたモードの組に対応する:(0,/)、(0,0)、(0,1)、(0,2)、(1,/)、(1,0)、(1,1)、および(2,/)。
モードの順序は任意であるが、1つの規定は優先度を減らすことによってそれらを順序付けることであり、これによりコードワードが決定される。たとえば、表8に示すように、使用されるコードブックは、連結された単項および固定長の符号化を利用することができる。
有効化されたモードの組を信号で送る2つのモードをここに示す:1)自動派生のためにパラメータ化、および2)明示的な信号伝達。これらのそれぞれに複数の種類の信号伝達を定義することができる。これらすべての種類からの選択は、ビデオビットストリームのより高いレベルの部分で行うことができる。たとえば、ビデオコーデックのH.26xファミリーについては、これはSPS(シーケンスパラメータセット)メッセージの1組のフラグを用いて定義することができる。
自動派生方法は、2つのリストによる方法によって取得できるものに似た、順序付けられたモードの組が得られる。たとえば、以下のステップを用いて記述できる。
1.単一予測モードの数Nおよび重予測モードの数Nが伝送される。
2.単一予測モードは、最初にLUからN個の参照を取ることにより追加される。LUからi番目の参照については、そのPOC値が現在の画像よりも低い場合、割り当てられたモードは(i,/)である。同様に、そのPOC値が現在の画像より高い場合、割り当てられたモードは(/、i)である。モードの追加は、N個のモードの後に停止される。
3.重予測モード(i,j)はパラメータkを増加させる順序で追加され、k=i+jであり、k=0から開始する。kの各値に対して、モードはjを減少させる順序で追加され、j=kから開始してj=0まで続く。(i,/)または(/,j)がすでに追加されているモード(i,j)のみが追加される。各モードについて、(j,i)がすでに追加されている場合、(i,j)は追加されない。モードの追加は、N個のモードの後に停止される。Nモード未満しか見つからない場合は、ステップ4に進む。
4.残りのすべての重予測モードが追加され、表を左から右、上から下にスキャンする。つまり、モード(i,j)は、iを増加させる順序で追加され、そして次にjを増加させる順序で追加される。モードの追加は、N個のモードの後に停止される。ステップ2で単一予測モードの追加がNモード未満となった場合、ステップ5に進む。
5.単一予測モードがN個未満しかない場合、残りの単一予測モードが追加される。iを増加させる順序の場合、(i,/)または(/,i)のまだ追加されていないほうが追加される。単一予測モードがN個になった後、モードの追加が停止される。
例3の画像予測構造に基づいて、このアルゴリズムの結果の例を表9に提供する。ここでは、すべての可能なモードが有効化されている。
以下のすべてまたは一部に基づいて順序を計算することによって、代わり方法をパラメータ化し、モードを生成することができる。
−ペア内の参照画像の平均的な重み付けされた時間距離
−ペア内の参照画像の方向
−ペア内の空でないエントリの数(双方向モードまたは単一予測モードの選択)
明示的な信号伝達モードにおいて、1つの可能な設計の選択肢は、モードの総数の次に、サポートされているペアを構成する参照画像のインデックスを符号化することである。表10に例を提供する。ここでは、表7に示すようにモードの組を符号化する。ここでは、モードの組は合計に32ビットで符号化される。
あるいは、モードの表全体を事前に定義された順序でスキャンすることができ、ついで各モードについては、そのモードが有効化されているかどうかを信号で送るフラグが送信される。たとえば、表7のように有効化されたモードと同じケースについて、モードの表が左から右、および上から下にスキャンされる場合、表11に示すように、まったく同じモードの組を定義するコードは次のとおりである:000111111101000(15ビット)。
参照リストの再順序付けと同様に、モードの希望する順序を達成するために、モードの順序付けの操作を定義することができる。
参照画像の数は大きい場合があるため、何らかの代替信号伝達を考案することができる。たとえば、実際的なモードの表は、参照の数が大きい場合、まばらであると予想できるため、何らかの形式のランレングス符号化を使用することができる。次に、これらは有用性が最高から最低へとペアの有用性の順序でスキャンされる。ここで、有用性は、たとえば、自動派生のために上記のルールによって生成された順序を見ることによってなど、何らかのルールによって定義される。
他の代替案は、より高いレベルでペアを定義し、現在のスライスから参照することである。これは、使用されている信号伝送を定義するフラグを使用することによってオプションとして実行することができる。
次に、本発明による構文記述の例について示す。
この構文において:
ref_pic_pair_modeは、動き補償に使用されるペアを得る方法を指定する。
ref_pic_pair_modeが0に等しい場合、通常の2つのリストによる方法にあるかのようにペアが作成される(エミュレーション)。
ref_pic_pair_modeが1に等しい場合、ペアはビットストリームにおいて信号で送られる。
ref_pic_pair_modeが2に等しい場合、ペアは、自動派生の上記のプロセスに従うことにより作成される。
num_ref_idx_mv0_active_minus1は、スライスの運動ベクトル場のコンポーネント0と共に使用される参照画像リストからの参照の数を指定する。
ref_pic_pair_modeが0に等しい場合、この構文要素は、2つのリストによる方法をエミュレートする、このモードでのペアの構築に使用されるアクティブな参照画像の数を指定する。それはAVC/H.264のnum_ref_idx_l0_active_minus1構文要素と等価である。
ref_pic_pair_modeが1または2に等しい場合、この構文要素は、アクティブな参照画像の運動ベクトル場コンポーネント0の数を指定する。これは一意の参照画像リストの前部から取られる。
ref_pic_pair_modeが1に等しい場合、それは構文要素ref_pic_pair_list[n][0]のビット幅も決定する。
num_ref_idx_mv1_active_minus1は、現在のslice_typeがBである場合、スライスの運動ベクトル場のコンポーネント1と共に使用される参照画像リストからの参照の数を指定する。それは、num_ref_idx_mv0_active_minus1に関する記述に従うが、運動ベクトル場コンポーネント0と運動ベクトル場コンポーネント1、およびref_pic_pair_list[n][0]とref_pic_pair_list[n][1]を置き換える。
num_ref_pair_minus1は、ref_pic_pair_modeが1または2に等しい場合、参照ペアの数を指定する。そうでない場合は、この構文要素は存在しない。
num_uni_pairは、ref_pic_pair_modeが2に等しい場合に存在し、ペア内の要素の1つが参照画像を参照しない参照ペアの数を指定する(一方向の場合)。
ref_pic_pair_list[n][0]は、参照ペアリストのn番目の要素に使用される参照画像インデックスを指定する。これにより、参照画像インデックスは、ref_pic_pair_list[n][0]−1として得られる。0に等しい場合、運動ベクトル場コンポーネント0が使用されないことを指定する。
ref_pic_pair_list[n][1]は、現在のslice_typeがBである場合、参照ペアリストのn番目の要素に使用される参照画像インデックスを指定する。これにより、参照画像インデックスは、ref_pic_pair_list[n][1]−1として得られる。0に等しい場合、運動ベクトル場コンポーネント1が使用されないことを指定する。
ref_pic_list_modification()は、一意のリストでの参照の順序を変更できるプロセスである。
ref_pic_pair_list_modification()は、ペアのリスト内のペアの順序を変更できるプロセスである。
これは本発明の態様をどのように実装できるかの一例にすぎないことは、もちろん理解されるだろう。
また、重み付けされた予測は、提案された方式でサポートできることも注意することが重要である。重み付けされた予測は、H.264/AVCの暗黙的モードでは簡単である。つまり、重みは時間距離に基づいて計算される。明示的な信号伝送の場合には、重みはH.264/AVCのようにスライスヘッダに符号化することができる。複数の重み付けされたパラメータが単一の画像に対して定義されている場合、参照画像のコピーおよび再順序付けという通常の操作によって、スライスヘッダに単に定義することができ、ペアは参照のその新しく作成された組に定義される。
本発明は例を示すことのみを目的に記述したものであり、添付の特許請求の範囲に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な修正が可能であることを理解されるだろう。解説はスライスにも適用されるものであり、本明細書で使用する「画像」という用語は、スライスを含むものと見なされることに注意すること。

Claims (15)

  1. 動き補償された(motion compensated)動き予測(motion prediction)を使用して、画像のシーケンスを定義するビデオデータを符号化する方法であって、
    復号化に使用される参照画像(references pictures)のリストを構成する(constructing)ステップと、
    nタプル(n-tuples)(x,x,...,xM−1)を構成することによって予測(prediction)(方向(direction))モード(modes)を定義するステップであって、xは、運動ベクトル場(motion vector field)即ちm=0、...、M−1のm番目のコンポーネントの予測オプション(prediction option)を指定し、前記動き場に対してM個のコンポーネントが存在し、符号化オプションxは、動き予測モードおよび参照画像インデックス(indices)のすべての定義された(defined)組み合わせから構成される組の要素に、オプション「/」、x∈{”/”,0,1,...,r−1}を加えたものであり、オプション「/」は、前記コンポーネントが使用されないことを指定し、他のオプション0、1、...、r−1は、r個の組み合わせの1つを指定するステップと、
    すべての可能なnタプルの組のT個のnタプルのサブセットを提供するステップと、
    前記nタプルへの参照によってインター符号化(coded)ブロックを予測するために使用する予測モードを定義するステップと
    を含む方法。
  2. 運動ベクトル場コンポーネントmに対して1つの運動(motion)ベクトル予測モードだけが許可され、前記予測オプションは、参照画像の選択によって決定され、rは、運動ベクトル場コンポーネントmに利用できる参照画像の数である請求項1に記載の方法。
  3. 前記サブセットのnタプルが符号化される順序は、シンボルs={s,...,sT−1}の事前に定義された組へのマッピングを決定し、より短いシンボルは、より低い(lower order)予測モードに割り当てられることが好ましい請求項1または2に記載の方法。
  4. T個のnタプルの前記サブセットは、nタプルの前記サブセットのサイズTを符号化することによって提供され、その後に、各nタプルの自動派生(automatic derivation)または明示的な信号伝送(explicit signalling)が行われ、x、x、...、xM−1は、各nタプルに対して符号化されるのが好ましく、nタプルt(t=0,...,T−1)は、予測(方向)モードのシンボルsにマッピングされ、好ましくは、nタプルジェネレータは、
    nタプルにおける前記参照画像の重み付けされた時間距離(weighted temporal distance)、
    nタプルにおける参照画像の時間方向(temporal direction)、および
    nタプルにおける「/」でないエントリの数
    のいずれか1つ以上に基づいて前記順序を計算することによってT個のnタプルを生成する
    請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記予測モードは、前記現在定義されている位置に対するそれらの相対的運動位置(relative movement position)を符号化することによって再順序付けされる(reordered)前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  6. 明示的に(explicitly)信号伝送されるnタプルの組は、ビデオビットストリームの画像またはスライス(slice)とは別にパケットで指定され、前記現在の画像のアクティブな組を指定するときに参照される前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  7. 動き補償された動き予測を使用して、画像のシーケンスを定義するビデオデータを復号化する方法であって、
    すべての可能なnタプル(x,x,...,xM−1)の組のT個のnタプルのサブセットを構成するステップであって、xは、前記運動ベクトル場m=0、...、M−1のm番目のコンポーネントの予測オプションを指定し、前記動き場に対してM個のコンポーネントが存在し、符号化オプションxは、動き予測モードおよび参照画像インデックスのすべての定義された組み合わせから構成される組の要素に、オプション「/」、x∈{”/”,0,1,...,r−1}を加えたものであり、オプション「/」は、前記コンポーネントが使用されないことを指定し、他のオプション0、1、...、r−1は、r個の組み合わせの1つを指定するステップと、
    前記nタプルへの参照によってインター符号化ブロックを予測するために使用する予測モードを復号化するステップと
    を含む方法。
  8. 運動ベクトル場コンポーネントmに対して1つの運動ベクトル予測モードだけが許可され、前記予測オプションは、参照画像の選択によって決定され、rは、運動ベクトル場コンポーネントmに利用できる参照画像の数である請求項7に記載の方法。
  9. 前記サブセットの前記nタプルが符号化される順序は、シンボルs={s,...,sT−1}の事前に定義された組へのマッピングを決定し、より短いシンボルは、より低い予測モードに割り当てられることが好ましい請求項7または8に記載の方法。
  10. T個のnタプルの前記サブセットは、nタプルの前記サブセットのサイズTを復号化することによって構成され、その後に、自動派生または各nタプルの明示的な信号伝送が行われ、x、x、...、xM−1は、各nタプルに対して復号化されるのが好ましく、nタプルt(t=0,...,T−1)は、予測(方向)モードのシンボルsにマッピングされ、好ましくは、T個のnタプルは、
    nタプルにおける前記参照画像の重み付けされた時間距離、
    nタプルにおける参照画像の時間方向、および
    nタプルにおける「/」でないエントリの数
    のいずれか1つ以上に基づいて前記順序を計算することによって得られる
    請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記予測モードは、前記現在定義されている位置に対するそれらの相対的運動位置を符号化することによって再順序付けされる請求項7から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 明示的に信号伝送されたnタプルの組は、前記画像またはビデオビットストリームのスライスとは別にパケットで指定され、前記現在の画像のアクティブな組を指定するときに参照される請求項7から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. プログラム可能な手段に、前記請求項のいずれか1項に記載の方法を実装させる命令を含むコンピュータプログラム製品。
  14. 請求項1から6のいずれか1項に従って動作するように適応および構成されたビデオエンコーダ。
  15. 請求項7から12のいずれか1項に従って動作するように適応および構成されたビデオデコーダ。
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