JP2013011987A - 異常状態検知装置及び異常状態検知方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置(3)から、当該装置の稼動状態を表す状態データを周期的に取得して、前記情報処理装置に異常が発生する前の状態データを記憶装置(11)に少なくとも一つ蓄積し、蓄積された状態データをグループにクラスタリングする準備処理手段と、前記情報処理装置から状態データを取得するデータ取得手段と、取得した状態データが前記グループに属するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が属すると判定した場合は、この判定結果を出力する出力手段とを備えたことを異常状態検知装置(1)。
【選択図】図1
Description
図1は、本実施形態の異常状態検知システムの構成を示す図である。
異常状態検知システムは、異常状態検知装置1、入出力装置2、監視対象情報端末3(以下、情報端末という。)及び通信回線4を備えている。そして、異常状態検知装置1には、制御部10及び記憶部11が設けられている。
情報端末3が稼動している場合(ステップS203でNo)、ステップS204において情報端末3に異常が生じたか否かを判断する。情報端末3に異常が生じたか否かは、ユーザが入出力装置2から入力するように構成しても良い。あるいは、情報端末3に異常が発生した場合、情報端末3が異常状態検知装置1に対して異常信号を出力するように構成しても良い。
情報端末3に異常が生じている場合(ステップS204でYes)、制御部10は、ステップS205において、記憶部11の異常状態データベース11aに取得した状態データを蓄積する。ステップS204で異常が発生していると判断された場合、取得した状態データは異常が入力される直前の状態データである。
ステップS206において、制御部10は、異常状態データベース11aの状態データをクラスタリングして異常パターンを抽出する。
図5は、本実施の形態の異常状態検知装置1の検知処理の手順を示す概略のフロー図である。
情報端末3が稼動している場合(ステップS303でNo)、ステップS304において、制御部10は、取得した状態データと異常パターンデータベース11bの各異常パターンの重心状態データとの距離を計算する。そして、距離が一番近い異常パターンを得る。
図7は、本実施の形態の異常状態検知装置における、異常状態と判定されるケースを説明する図である。ここで異常判定閾値とは、異常パターンの半径と定義する。上述のように異常パターン内にある各状態データは、異常が発生する前の直近のタイミングの状態を表している。従って、図7に示すように、取得した状態データが異常パターンの円内にあるときは異常であると判断する。
図8は、本実施の形態の異常状態検知装置における、注意状態と判定されるケースを説明する図である。ここで注意判定閾値は、異常パターンの半径×(1+x)と定義する。x はユーザが任意に設定することができる正数である。x を大きくすれば早めに注意を出すことができ、小さくすれば遅めに注意を出すことができる。
情報端末3に異常が生じている場合(ステップS307でYes)、制御部10は、ステップS308において、記憶部11の異常状態データベース11aに取得した状態データを蓄積する。ステップS204で異常が発生していると判断された場合、取得した状態データは異常が入力される直前の状態データである。
第2の実施の形態では、注意判定閾値を与える注意パターンを自動で算出する。第1の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付してその詳細の説明は省略する。
第2の実施の形態では、ステップS405に示す処理が、第1の実施の形態の図2のステップ205の処理と異なっている。即ち、第1の実施の形態では、記憶部11の異常状態データベース11aに異常発生直前の状態データが保存されるが、第2の実施の形態では、記憶部11の異常状態データベース11aには異常が発生するまでの状態データの履歴が蓄積される。
注意判定値R=異常パターンの半径r×(1+x)
x=(注意判定値R−異常パターンの半径r)/異常パターンの半径r
この式から導かれるxを用いて注意判定閾値を決定する。
上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
Claims (8)
- 情報処理装置から、当該装置の稼動状態を表す状態データを周期的に取得して、前記情報処理装置に異常が発生する前の状態データを記憶装置に少なくとも一つ蓄積し、蓄積された状態データをグループにクラスタリングする準備処理手段と、
前記情報処理装置から状態データを取得するデータ取得手段と、
取得した状態データが前記グループに属するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が属すると判定した場合は、この判定結果を出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする異常状態検知装置。 - 前記準備処理手段は、
前記情報処理装置に異常が発生した旨の情報が入力される直近に取得した状態データを蓄積し、この蓄積されたデータを異常を予知するためのグループにクラスタリングすることを特徴とする請求項1に記載の異常状態検知装置。 - 前記グループに属する状態データを平均した中心状態データを求め、この中心状態データからそれぞれの状態データまでの距離のうち最も長い最長距離を求める領域算出手段を更に有し、
前記判定手段は、前記データ取得手段が取得した状態データと前記中心状態データとの距離が前記最長距離以下の場合に、前記取得した状態データは、当該グループに属すると判定することを特徴とする請求項2に記載の異常状態検知装置。 - 前記準備処理手段は、
前記情報処理装置に異常が発生した旨の情報が入力される前に取得した所定件数の状態データを蓄積し、この蓄積されたデータを異常状態に至る前の注意状態を予知するためのグループにクラスタリングすることを特徴とする請求項2に記載の異常状態検知装置。 - 前記グループに属する状態データを平均した中心状態データを求め、この中心状態データからそれぞれの状態データまでの距離のうち最も長い最長距離を求める領域算出手段を更に有し、
前記判定手段は、前記データ取得手段が取得した状態データと前記中心状態データとの距離が前記最長距離以下の場合に、前記取得した状態データは、当該グループに属すると判定することを特徴とする請求項4に記載の異常状態検知装置。 - 前記グループに属する状態データを平均した中心状態データを求め、この中心状態データからそれぞれの状態データまでの距離のうち最も長い最長距離を求める領域算出手段を更に有し、
前記判定手段は、前記データ取得手段が取得した状態データと前記異常を予知するためのグループの中心状態データとの距離が当該グループの最長距離よりも長く、かつ当該グループに対応する注意状態を予知するためのグループの最長距離以内のときは、前記取得した状態データは、注意状態を予知するためのグループに属すると判定することを特徴とする請求項4に記載の異常状態検知装置。 - 前記状態データのそれぞれのパラメータデータは、重み付けがされていることを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の異常状態検知装置。
- 情報処理装置から、当該装置の稼動状態を表す状態データを周期的に取得して、前記情報処理装置に異常が発生する前の状態データを記憶装置に少なくとも一つ蓄積し、蓄積された状態データをグループにクラスタリングする準備処理ステップと、
前記情報処理装置から状態データを取得するデータ取得ステップと、
取得した状態データが前記グループに属するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップで属すると判定された場合は、この判定結果を出力する出力ステップと
を備えたことを特徴とする異常状態検知方法。
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JP2011143430A JP2013011987A (ja) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | 異常状態検知装置及び異常状態検知方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2018097616A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | ファナック株式会社 | 数値制御装置及び機械学習装置 |
JP2020160852A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 株式会社toor | 状態判定装置及び状態判定方法 |
WO2024142592A1 (ja) * | 2022-12-27 | 2024-07-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 異常検知方法、異常検知装置、および、プログラム |
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