JP2012532005A - ジップノット(zipknot)によるACL固定のためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
ACL移植片を固定するためのシステムおよび方法。このシステムは、プレートを通して進められる糸を備えることができる。プレートは、複数の通路を有する細長い本体、および一端部上のドッグボーン部分を備える。糸は、少なくとも1つの一方向摺動部を作り出すように進められるので、結び目は不必要である。糸は、移植片を受ける調整可能なループを備えることができる。調整可能なループは、プレートの周りおよびプレートを通して進められる糸の、一方向摺動特徴部分によって調整可能である。プレートは、プレートの通路を通りまたはプレートのドッグボーン部分の周りを進められる細糸を使用することにより、骨トンネルを通り抜けるように構成することができる。細糸を用いて、骨トンネルを通過した後のプレートをトグル留めし、プレート接触面積が骨トンネル面積よりも大きいことにより、プレートが骨トンネルを通って引っ張り戻されることを防止することができる。
Description
本発明は、一般に、前十字靭帯(ACL)再建、および骨の皮質側上へのACL移植片の固定に関する。本発明はまた、骨/腱または骨/靭帯の連結など、他の懸垂固定用途にも使用することができる。
現在のACL再建では、骨トンネルに通される靭帯移植片を、骨の皮質側上の固定を維持したままで保持することができる何らかのタイプの固定装置を用いて、皮質に固定することが必要である。現在、骨トンネルを通らずに固定を可能にするボタンが市販されている。移植片およびボタンを定位置に保持するために、ボタンの周囲またはボタンを通って結ばれる結び目が用いられる。ただし結び目は、固定の強度を低減することが知られている。
さらに、結び目を完成するために結び目を結ぶ際に張力が緩むことが多いので、結び目は医師が通常望む大きさの張力をもたらさない。糸を固定する手段として結び目を結ぶ必要をなくすための、多数の装置が開発されてきた。糸の一部において張力を保持するために線を部分的に固定するための、結び目と同じ機能を達成する装置は通常、糸ロックと呼ばれる。これらの糸ロックは、結び目を結ぶために張力を緩めることなく糸の張力を高めるための、一方向摺動部として使用することができる。
現在のACL再建システムは、移植片に係合し、身体に結び付けられる結び目を用いて骨の皮質側上に移植片を固定する。医師は、移植片を骨トンネルに通す前に紐または糸を用いて固定してから張力を再調整するか、張力をかけずに糸および紐を骨トンネルに通し、通した後に張力を調整し、再び移植片を皮質固定装置に固定するために結び目を結ぶかしなければならない。
さらに現在は、医師は、適切な縫合糸の長さ、および移植片を保持するための吊り紐のたるみの長さを選択しなければならない。この場合外科医は、手術室(OR)内で利用可能な多数のたるみ長さを有する多数の縫合糸をもたなくてはならず、不適切な長さが最初に選択された場合、外科医は、異なる縫合糸の長さおよびたるみ長さを見つけることが必要となり、当て推量が増え、手術時間が長引く。
上記の技術が示すように、ACL再建のための既存のシステムおよび手順は、望まれているほどの効果をもたらさないことがある。
ここで添付の図面を参照しながら、本発明の様々な実施形態について議論する。これらの図面は本発明の典型的な実施形態を示すに過ぎず、したがって、その範囲を限定するとみなされるべきではないことを理解されたい。
本装置は、その強度を低減する可能性がある結び目を用いずに、糸または縫合糸をある長さで「係止する」ための手段を提供する。本発明は、バックテーブル上で糸/縫合糸/吊り紐の長さを調整することを可能にし、多数のサイズまたは部品の必要を低減する。調整可能な性質により、糸の長さの公差/誤差範囲が、固定されたサイズおよび/または長さの糸を使用する競合装置よりも小さい。この装置の部品として、プレートの幾何学形状および糸を進めるための穴のパターンに沿った、ジップ結び目ないし「巻き」を挙げることができる。装置はまた、第1のループまたはリードループを有する、ループ/締結具を備えることができる。他の特徴として、単一の自由端部または複数の自由端部の調整可能性を挙げることができる。さらに、第1のまたは1次細糸および第2のまたは2次細糸構成を使用して、装置を骨に対して固定するようにプレートを転回させることができる。
一実施形態は、丸まった端部を有する長方形部片/プレートである。1つの端部は、糸および細糸を巻きまわすための「ドッグボーン(dogbone)」部分を有する。図1〜図14および図17〜図21に示すように、ドッグボーン部分は、プレートの両側上の端部へと向かう2つの切欠きを備え、ネックを形成することができ、それによりこの構造にその名前がつけられる。図15〜図16は、ドッグボーン部分がどのようなものになることができるかを示すが、ドッグボーン部分は、他の図におけるよりはっきりしないものでもよい。プレート内には、それぞれの端部に2つずつ、4つの穴を設けることができ、2つの穴がプレート内のより中心に配置される。縫合糸とすることができる糸、紐、または細糸材料が穴に通されて、ACL移植片または他の生体材料を保持するための調整可能なループ/吊り紐を作り出す。移植片糸材料は、糸をプレートに固定するルーピング技術によってドッグボーン端部に固定され、同時に第1のループをもたらし、この第1のループは、直接引っ張られるように構成され、またはこの第1のループに通された細糸を有する。そのようなルーピング技術は、参照により本明細書に組み込まれる特許文献1、特許文献2、および特許文献3に記載されるものを含むことができる。この第1のループは、トンネルまたは穴を通してプレートを引っ張りまたは位置決めするために、直接または2次細糸を介して引っ張ることができる。糸材料の、ループにされない端部または自由端部は、プレートの周りを通り、糸材料自体の下を通って戻り、自己係止巻きを形成する。糸の自由端部を引っ張るときに、調整可能なループまたは吊り紐を短くすることができる。調整可能なループが引っ張られるとき、自己係止巻きは、それ自体をきつく締め付ける。
プレートは、骨トンネルを通って嵌るように設計され、かつ、いかなる好ましいアプローチ(内側門(medialportal)または下腿(trans−tibial)アプローチなど)から挿入することもできる。第1のまたは1次細糸は、その長さに沿ってその長さの中間から固有の距離で作り出される第1の細糸ループを有することができ、このループは、固定することができるが、第1の細糸の長さに沿って動かすこともできる。第1の細糸は、細糸の長さの中間にて、静止特徴部分を有することができ、これは結び目とすることができる。第1の細糸の区間は、片側がプレート本体を通してループにされる。2次細糸は、プレートの本体または糸の第1のループに通すことができる。第2の細糸は、プレートの本体内の中央穴のうちの1つに通すことができ、この穴は、糸の第1のループが通されるのと同じ穴とすることができる。第2のまたは2次細糸はまた、第1の細糸ループに通すこともできる。第2の細糸は、第2の細糸をプレートのドッグボーン部分の周りもしくはプレート全体の周り、または他のいずれかのプレート穴に通すなど、中央プレート穴からいかなる固有の距離でプレートに固定することもできる。細糸の色および長さは、第2の細糸が第1のループおよび移植片と平行な状態で、皮質壁部を越えてボタンを引き上げるために、プレート穴を通る1次細糸が骨トンネルを通って引っ張られることを保証するように構成することができる。プレートが骨トンネルを通過すると、第2の細糸が、下腿または内側門のいずれかから引っ張られて、プレートがトンネルに対して垂直となり、骨に対して係留される(プレート接触面積が骨トンネル面積より大きくなる)ようにプレートを転回させる。プレートの挿入後に、1次細糸の位置端部が、プレートを通って引っ張られ、同時に、骨トンネルおよびプレート本体内の中央穴から、第2の細糸を引っ張る。2次細糸は、プレートから引っ張られる。
第2の細糸は、第1の細糸ループを通るために必要とされず、すなわち第2の細糸は、1次細糸の取り外しに関連して取り外さなくてよいことを理解されたい。2次細糸は、骨トンネルに通すことができ、プレートの挿入後に、第2の細糸は、1次細糸と同様プレートを通して取り外すことができる。
この装置は、ACL移植片を保持するために使用することができ、移植片は、軟組織または硬組織とすることができる。さらにこの装置は、ACLまたは膝に限定されず、肩、肘、または足首など、身体の別の部分における他の用途を有することができる。
図1〜図5を参照すると、プレート11、糸24、および細糸44、46を備える、固定装置10が示されている。プレート11は、ほぼ長方形とすることができ、丸まった第1の端部16および丸まった第2の端部18を有することができる、本体12を備えることができる。本体は、糸24ならびに第1の細糸44および第2の細糸46を受けるように構成された、複数の通路14を備えることができる。複数の通路14は、部分的または全体的に、プレート11によって仕切ることができる。プレートはまた、本体12の第1の端部16から縦方向に延在するネック20を備えることができるが、ネック20は、第1の端部16もしくは第2の端部18のいずれか、または両方から延在することができる。ネック20は、少なくとも1つの平面においてプレート11の本体12よりも薄くすることができ、またはネック20は、プレート11の本体12の外周よりも小さい外周を有することができる。ネックから縦方向にヘッド22が延在し、ヘッド22は、少なくとも1つの平面においてネック20より厚くすることができ、または少なくとも1つの平面においてネック20より大きい断面直径を有することができる。ヘッド22はまた、ネック20に対してほぼ垂直である少なくとも1つの平面において、ネックから延在することもできる。ヘッド22は、プレートの本体12とほぼ同様の厚さを有することができ、または、少なくとも1つの平面においてプレート11の本体12とほぼ同様の断面直径を有することができる。プレート11のネック20およびヘッド22は、プレート11の一端部においてドッグボーン部分34を作り出す。ヘッド22は、ネック20の反対側の端部上を丸くすることができる。
プレート11はまた、プレート全体に溝36を備えることができる。溝36は、複数の通路14の間、もしくは通路14とプレート11の周縁40との間に延在することができ、または溝36は、ヘッド22とネック20の間、およびネック20と本体12の間から延在することもできる。溝36はまた、プレート11の頂部、側部、または底部上に存在することもできる。プレート11は、骨トンネルを通って嵌るように設計され、(たとえば内側門または下腿アプローチなど)いかなる好ましいアプローチを通して挿入することもできる。プレートは、チタン、ステンレス鋼、コバルトクロム、PEEK、PLLA、ポリマー/セラミック複合材料、ポリマー、コポリマー、もしくは合金、またはここに述べるものの組合せを含むがそれらに限定されない、生体適合性材料で構成することができる。さらに、プレートに使用される任意の材料を、生物活性または支持的材料で被覆することもできる。
複数の通路14は、全体的に丸くすることができ、少なくとも1つの糸を受けることができる。複数の通路14は、糸24を受けるように構成された4つの通路を備えることができ、かつ、通路14を通して糸を進めるように形状づけおよびパターン化される。通路14は全体的に、プレート11の本体12上に存在することができるが、代替的実施形態では、ネック20が通路14を備えることもできる。4つの通路のうち、より外側に配置される通路をより卵形にすることができ、より内側に配置される通路をより三角形または雫形とすることができる。複数の通路14の形状は、プレート11に対する糸24の進め方および自己係止を向上させるためのものである。複数の通路14のうちの少なくとも1つの雫形の通路は、調整可能なループ29の糸24の係止を、さらに向上させることができる。複数の通路14のうちの少なくとも1つの卵形の通路は、全通路面積を最小化しながら、糸24が同じ通路を重複して通過することを可能にすることができる。複数の通路14はまた、プレート11の頂部から底部へと先細にし、もしくは広げることができ、または複数の通路14は、プレート11の底部から頂部へと先細にし、もしくは広げることができる。
ネック20は、糸24を維持するために、本体12よりも外周が小さく、または少なくとも1つの平面において本体より薄い。プレート11を骨トンネルに通すときに糸が骨トンネルの壁部と擦れることを防止するために、ネックを作り出す切欠きを糸が通過するので、より小さい外周により糸の保護をもたらすこともできる。
プレート11のヘッド22は、プレート11の本体12に向かって後方に延在する、フランジまたはフィン42を備えることができる。これらのフランジ42は、第2の細糸46または糸24がヘッド22を越えて引っ張られることを防止し、より高い安全性を糸24および第2の細糸46にもたらすことができる。フランジ42はまた、プレートが骨トンネルを通過する間に糸24および第2の細糸46のさらなる保護をもたらすこともできる。
装置10の糸24は、自己係止摺動部を作り出すために、通路14を通して進められる。糸24は、金属、ポリマー、複合材料、または縫合糸で構成することができ、織りまたは編むことができる。糸は、第1の動作部分26となることができる第1の部分、および第2の動作部分30となることができる第2の部分を備えることができる。第1の動作部分26および第2の動作部分30の両方が、自由な端部を有することができる。第1の動作部分26と第2の動作部分30の間は、調整可能なループ29を備えることができる中間部分28である。第1の動作部分26は、第1の進路に沿って進められる。第1の進路は、第1の動作部分を、第1の内側に位置する通路14aに上向きに通し、少なくとも1つの溝36を通し、第1の外側に位置する通路14cを下向きに通し、ネック20の周りから、第1の外側に位置する通路14cを上向きに通し、ネック20の周りで糸の部分の下を通して進めることを含むことができる。ネック20は、ネック20の周りに巻きつけられた糸24の部分の下を通る糸が通る、ネック溝32を備えることができる。第1の圧縮区間25が、ネック20の周りを通る糸の部分の下を通る糸で形成され、第1の動作部分26がきつく引っ張られるときに、圧縮区間25が糸の一部をネック20のネック溝32に対して押し付け、糸24をプレート11に対して自己係止する。糸のこの圧縮区間25は、一方向摺動部を作り出し、第1の動作部分26を一方向のみに沿って進めることを可能にし、この一方向は、第1の動作部分26の進み方によって規定される。
第2の動作部分30は、第2の進路に沿って進められる。第2の進路は、第2の動作部分を、第1の内側に位置する通路14aに上向きに通し、周縁溝38の頂部を越えて進めることを含むことができ、周縁溝38は、第2の内側に位置する通路14bからプレートの周縁40へと延在する。第2の動作部分30は次いで、第2の外側に位置する通路14dを下向きに通り、第2の内側に位置する通路14bを上向きに通り、周縁溝38を越えて通される糸24の部分の下を通される。第2の圧縮区間27が、周縁溝38の頂部を越える糸の部分の下を通る糸で形成され、第2の動作部分28がきつく引っ張られるときに、圧縮区間27が糸の一部をプレート11の周縁溝38に対して押し付け、糸をプレート11に対して自己係止する。糸のこの圧縮区間27は、一方向摺動部を作り出し、第2の動作部分30を一方向のみに沿って進めることを可能にし、この一方向は、第2の動作部分30の進み方によって規定される。
糸24の中間部分28の調整可能なループ29は、移植片(図示せず)を保持するように構成される。移植片は、ACL移植片とすることができ、かつ軟組織または硬組織とすることができる。移植片を保持するために、調整可能なループ29が移植片に巻き付けられる。第1の動作部分26または第2の動作部分30のいずれかまたは両方を引っ張ることにより、調整可能なループ29のサイズが小さくなり、移植片をプレート11のより近くへと引っ張る。糸24を進めることにより一方向摺動部が形成されるので、調整可能なループ29によって移植片が捕らえられ糸24がプレート11を通して進められた後に調整可能なループ29のサイズを大きくすることができず、調整可能なループ29の縮小のみが行われる。
第1の細糸44は、第2の外側に位置する通路14dを通り、プレート11を骨トンネルに通してプレート11の長手軸に沿って引っ張るために用いられる。第2の細糸46は、ネック20の周りに進めることができ、プレート11のネック20の周りにループを作り出し、次いで第2の内側に位置する通路14bに通される。第2の細糸46は、プレート11が骨トンネルを通り抜けた後に、プレート11をトグル留めするために用いられる。第2の細糸46は、骨トンネルを通り抜けた後、骨トンネル内に留まることができる。第2の細糸46が引っ張られ、プレート11は、プレート11の長手軸が骨トンネルと垂直になるようにトグル留めされる。プレート11が骨の皮質側上で位置決めされた後に、第1の細糸44および第2の細糸46を、それぞれの細糸の端部を引っ張ることにより取り外すことができる。プレート11を位置決めした後に、第1の動作部分26もしくは第2の動作部分30、またはそれら両方が引っ張られて、調整可能なループ29のサイズを縮小し、それにより、移植片内により大きい張力を作り出し、プレート11を骨の皮質側に対してさらに締め付ける。
第2の細糸46を進めることは、複数のやり方で行うことができる。図3を参照すると、図1と同様に、第2の細糸46をネック20の周りに進め、ネック20の周りにループを作り出すことができる。次いで第2の細糸46は、第2の外側に位置する通路14dを通り抜ける。この進め方で、骨トンネルを通り抜けた後にプレート11をトグル留めするために第2の細糸46が使用される、上記の説明と同じ効果が達成される。上記の進め方と同様、第2の細糸46は、骨トンネルを通り抜けた後、骨トンネル内に留まることができる。プレート11が骨の皮質側上に位置決めされた後に、第2の細糸46が取り外される。
図4を参照すると、第2の細糸46をネック20の周りに進め、ネック20の周りにループを作り出し、次いで第2の細糸を、第1の細糸44の第1の細糸ループ48に摺動可能に通すことができる。第1の細糸ループ48は、固定することができる。次いで第2の細糸46は、複数の通路14のうちのいずれを通して進めることもできる。プレート11がトンネルを通り抜けた後に、プレートの長手軸が骨トンネルに対して垂直となるようにプレート11をトグル留めするために、第2の細糸46が再び用いられる。上記の進め方と同様、第2の細糸46は、骨トンネルを通り抜けた後、骨トンネル内に留まることができる。第2のループは第1の細糸ループ48内で静止するので、プレート11を位置決めした後に第1の細糸44を取り外し、それにより第2の細糸46も同様に取り外すことができる。
図5を参照すると、第2の細糸46は、意図される通路の周りにループを作り出す複数の通路14のいずれを通して進めることもできる。次いで細糸は、第1の細糸44の第1の細糸ループ48に通して進められる。次いで第2の細糸46を、複数の通路14のうちのいずれに通して進めることもできる。プレート11が骨トンネルを通過した後、第2の細糸46が引っ張られて(下腿または内側門から)、プレート接触面積が骨トンネルよりも大きい状態でプレート11が骨トンネルに対して垂直になり、骨に対して係留されるようにプレートを転回させる。上記の進め方と同様、第2の細糸46は、骨トンネルを通り抜けた後、骨トンネル内に留まることができる。第2のループは依然第1の細糸ループ48内にあるので、上記段落における第1の細糸44の取り外しと同様、プレート11を位置決めした後に第1の細糸44を取り外し、それにより第2の細糸46も同様に取り外すことができる。
プレート11が皮質骨に接触して固定された後に、細糸44、46が取り外され、プレート11が締め付けられ、調整可能なループ29が適当な長さおよび張力に調整され、第1のおよび第2の動作部分26、30の自由端部を、切断してより短い長さにすることができる。
図6を参照すると、上記で開示したすべての特徴部分がほぼ同じであるが、1つの細糸、すなわち第1の細糸44のみが用いられ、より中心に位置する第1の内側通路14aに通される。第1の細糸44は、第1の内側通路14aを通過する。プレート11は、長手方向で骨トンネルの軸に対してほぼ平行に、骨トンネル内へと挿入される。骨トンネルを通る第1の細糸を引っ張ると、プレート11が骨トンネル内を通り、骨の皮質側を通過した後に、プレート11が自動的にトグル留めされ、プレートの長手方向が骨トンネルの軸に対してほぼ垂直となる。第1の細糸44が第1の内側通路14aを通って配置されるので、プレート11は、プレート11と骨トンネルとの間で自然に非平行状態に戻る傾向がある。この実施形態では、第2の細糸は、プレート11をトグル留めする必要がない。
図7を参照すると、第1の動作部分26が自由端部の代わりに第1のループ50を備えることができるという点を除いて、上記で開示したすべての特徴部分がこの実施形態とほぼ同じである。第1のループ50は、小穴とすることができる。第1のループ50は、紐の中に織り込みまたは編み込むことができ、または第1のループ50は、紐の分離された繊維を有するより太い紐とすることもできる。第1のループ50はまた、ループの構造の維持を助けるために、繊維内に接着剤を用いることもできる。第1のループ50はまた、第1の動作部分26の自由端部を使用し、クリンプ(図示せず)を用いて自由端部を第1の動作部分26の別の部分にクリンプしてループを作り出すことにより作り出すことができる。クリンプは、第1のループ50を形成するために糸24を保持するのに十分な強さの金属、ポリマー、または他の何らかの生体適合性材料とすることができる。第1のループ50は、プレート11に接触させてきつく保持することができ、またはプレート11から距離を置くことができる。
第1のループ50は、第2の細糸46を受けるように構成することができる。第2の細糸46は、第1のループ50を通ってループにされ、プレート11が骨トンネルを通り抜けた後に、プレート11をトグル留めするために用いられる。第1のループ50を通る第2の細糸46は、第2の細糸46の摺動性を高めることを含めて、骨トンネルを通してプレート11を引っ張るときにいくつかの利点をもたらし、かつプレート11から離隔距離をもたらしてプレート11の転回を改善することができる。さらに、第1のループ50は、第2の細糸46の摺動性を可能にし、第2の細糸46がプレート11と骨との間で詰まりまたは破損することを防止することができる。
図8を参照すると、ネック20から延在するわずかに異なるヘッド22を備える、装置10が示されている。この実施形態では、ヘッド22は、上記実施形態(図1〜図7)に示すようなフランジまたはフィン42を備えないことがある。さらに、この実施形態は、ドッグボーン端部34上にクリンプ52を備えることができ、糸24の第1の動作部分26は、ネック溝32内を通り、クリンプ52を用いてネック22またはドッグボーン端部32上でプレート11に固定される。クリンプ52は、ネック20および糸24の第1の動作部分26を、プレート11に対してほぼ取り囲む。クリンプ52は、ポリマー、複合材料、または金属を含めた、いかなる生体適合性材料で構成することもできる。この実施形態のさらに目立つ特徴部分は、第1の動作部分26を上記実施形態(図1〜図7)における進め方と同じまたは同様のやり方で進めてもよく、進めなくてもよいことである。図8の実施形態では、第1の動作部分26は、第1の内側通路14aを単に上向きに通るが、第1の外側通路14cを完全に下向きに戻り通り抜けるのではなく、単にネック溝32を通ることができ、クリンプ52でプレート11に固定することができる。糸24、中間部分28の同じ調整可能なループ29、および糸24の一部を保持して一方向摺動部を作り出す第2の圧縮区間27を同じように進める状態で、糸24の第2の動作部分30は、図1〜図7に示す上記実施形態に示すのとほぼ同じやり方で進められる。
第1の細糸44および第2の細糸46(図8には示さない)は、本明細書において上記に記載したような、いかなるやり方でプレート11の周囲およびプレート11を通して進めることもできる。同様に、プレート11を骨トンネル内に挿入し、プレート11を骨トンネルに通し、骨トンネルを通過した後にプレート11をトグル留めし、プレートを骨の皮膚側上に対して締め付け、細糸44、46をプレートから取り外すことはすべて、本明細書において上記に記載したようないかなるやり方で行うこともできる。
図9を参照すると、図8とほぼ同じプレート11構成を有する装置10が示されているが、この実施形態には、第1の外側通路14cからネック20を通りヘッド22を出るネック穴54がある。ネック20は、2つの横断ピン54を有する開口部を備えることができる。糸24の第1の動作部分26は、ネック穴54を通ることができ、第1の動作部分26の一部が、ネック開口部56内に露出させられる。ネック開口部56は、プレート11の長手軸に対してほぼ垂直の2つの横断ピン54によって画成することができる。横断ピン54は、糸24を保持し、糸24がプレート11から抜けることを防止することができる。第1の細糸44(図9には示さない)は、複数の通路14のうちの少なくとも1つに通すことができる。第2の細糸46は、ネック開口部56内の第1の動作部分26の露出させられた部分の周りを通ることができ、かつ、第1の動作部分26の露出させられた部分によって保持される。第1の細糸44(図9には示さない)は、複数の通路14のうちの少なくとも1つに通すことができる。糸24、中間部分28の同じ調整可能なループ29、および糸24の一部を保持して一方向摺動部を作り出す第2の圧縮区間27を同じように進める状態で、糸24の第2の動作部分30は、図1〜図7に示す上記実施形態に示すのとほぼ同じやり方で進められる。
プレート11を骨トンネル内に挿入し、プレート11を骨トンネルに通し、骨トンネルを通過した後にプレート11をトグル留めし、プレート11を骨の皮膚側上に対して締め付け、細糸44、46をプレートから取り外す方法は、本明細書において上記に記載したようないかなるやり方で達成することもできる。
図10を参照すると、上記で説明したような複数の通路14を有する装置10が示されているが、この実施形態では、複数の通路のうちの1つがプレート11のネック20内に位置決めされる。糸24、中間部分28の同じ調整可能なループ29、および糸24の一部を保持して一方向摺動部を作り出す第2の圧縮区間27を同じように進める状態で、糸24の第2の動作部分30は、図1〜図7に示す上記実施形態に示すのとほぼ同じやり方で進められる。糸24の第1の動作部分26は、図7に示すような第1のループ50を備える。この実施形態では、第1のループ50は上記のように第1の圧縮区間25を通ってプレートに固定されるのではなく、第1のループ50は、ネック20の周りに巻きまわされる。次いで第2の細糸46を、ネック内の通路、第1の外側通路14c、および第1のループ50の周りのループに通すことができ、第1のループ50は、第2の細糸を保持する。第1の細糸44は、第2の外側通路14dに通され、細糸44、46は、本明細書において上記で説明したような何らかのやり方で、プレート11を通しプレート11をトグル留めするために使用される。第1の細糸44は、第1の外側通路14cを除く、プレート11の残りの複数の通路14のいずれに通すこともできる。
プレートの代替的実施形態を、図11〜図21に示す。図11〜図21のそれぞれにおいて糸24は示されず、また第1の細糸44および第2の細糸46も図示されない。糸24および細糸44、46は、上記の段落および説明において上記で開示されたいずれかの実施形態と同じやり方で、図11〜図21に関して説明および図示されるこれらの実施形態に用いることができることを理解されたい。誤解を避けるために、糸は、2つの自由端部、もしくは1つの自由端部およびループ、もしくはさらに、もう1つの自由端部およびクリンプ、ピン、ループ、またはクランプなど上記の別の固定手段を備えることができる。さらにこれらの実施形態はそれぞれ、上記で説明したように、第1の動作部分26上にループにされた端部を、かつ第2の動作部分30上に自由端部を備えることができる。
図11〜図12を参照すると、プレート11は図8および図9に示すものと同じであるが、糸24ならびに第1の細糸44および第2の細糸46は示されない。糸24および細糸44、46は、この実施形態において、本明細書に見られる上記に記載したいかなる方法で用いることもできる。
この実施形態における特徴部分は、複数の通路14がわずかに異なる形状を有することができ、ほぼ三角形または雫形通路が他の屈曲部を有することができ、卵形通路をより円形にすることができること以外は、図1〜図7の上記の実施形態と非常に類似している。プレート11のこの実施形態の他の目立つ特徴部分は、ドッグボーン34部分のヘッド22の、形状および特徴部分である。上記実施形態と同様、ヘッド22は、少なくとも1つの平面において、ネック20よりも大きい断面直径を有する。上記実施形態は、プレート11の本体12に向かって後方に延在するフランジまたはフィン42を備え、ドッグボーン部分34にほぼ錨のような外見を与えることができたが、この実施形態は、フィン42を必要とせず、ヘッド22のみが、プレート11の長手軸に対して垂直な少なくとも1つの平面内で、ネック20から外向きに延在する。ヘッド22はまた、ネック20と反対側の一端部上を丸くすることができる。複数の通路の間を通ることができる溝36が存在するという上記実施形態において見られるのと同じ特徴部分がこの実施形態にも当てはまり、この実施形態はまた、糸24の第2の動作部分30を受けるために第2の内側通路14bのうちの1つから周縁40まで延在する、周縁溝38を備えることもできる。
図13〜図15を参照すると、プレート11は、通路および溝を備える上記で説明したプレートと同様の特徴部分を備えることができるが、この実施形態では、ネック20を上記実施形態におけるよりも短くすることができ、ネック20から延びドッグボーン部分34を作り出すヘッド22は、上記で説明されている。ヘッド22は、ネック20より大きいがプレート11の本体12より小さい外周を有することができる。
図14を参照すると、複数の通路14は、糸24を複数の通路14に通すことを簡単にする湾曲した端部58を備えることができる。複数の通路14の湾曲した端部58は、第1の内側通路14aと第2の内側通路14bとの間に示されるように、互いの内部へと延在することができる。または、図15に示すように、第1の内側通路14aと第2の内側通路14bとの間で、湾曲した端部58をプレート11の本体12の一部により分離させることができる。
図16〜図17を参照すると、この代替プレート11の実施形態は、ドッグボーン部分34を作り出すネック20およびヘッド22とともに本明細書において上記で説明したような、ほぼすべての特徴部分を備える。ネックは、プレート11の本体12よりも実質的に小さい断面直径を有することができ、ヘッド22は、ネック11より大きい外周を有することができるが、ヘッド22は、少なくとも1つの平面において、プレート11の本体12より小さい断面直径を有することができる。複数の通路14の形状は、上記実施形態とほぼ同じにすることができ、外側通路14c、14dはほぼ卵形または円形を維持し、内側通路14a、14bはほぼ三角形または雫形を維持する。
図18を参照すると、プレート11のこの代替的実施形態は、本明細書において既に説明したのとほぼ同様の特徴部分を備えることができる。ただし、ドッグボーン部分34のネック20およびヘッド22は、少なくとも1つの平面において、ほぼ同じ断面直径を有することができる。ネック20は、プレート11の本体12の少なくとも1つの端部から延び、ヘッド22は、ネック20から延在するが、その延在する部分は、上記で述べたようなドッグボーン部分34というより、プレート11の本体12から延在する単一のポストのように見えることがある。この実施形態の使用は、糸24の進め方の点で同じままであり、残りの第1の細糸44および第2の細糸46の使い方は、上記で説明したいずれの方法において用いることもできる。
図19を参照すると、プレート11のこの代替的実施形態は、本明細書において既に説明したのとほぼ同様の特徴部分を備えることができる。ただしこの実施形態では、ネック20およびヘッド22は、ヘッド20の一端部から第1の外側通路14cへと延在する溝60を備えることができる。深い溝60は、圧縮区間25の下に糸24の第1の動作部分26をより容易に通過させることができる。
図20を参照すると、プレート11のこの代替的実施形態は、本明細書において既に説明したのとほぼ同様の特徴部分を備えることができる。ただし、切欠き62は、ヘッド22からネック20に向かって延在することができる。切欠き62は、第1の動作部分26をより容易に通過させることができる。
図示されない他の特徴として、圧縮区間の使用に加えて、糸の第2の動作部分を固定し、一方向摺動部を作り出すために糸を進める、他の手段を含むことができる。プレートのドッグボーン部分の反対側端部上で、スロットは、反対側端部からプレートの本体内へと延在することができ、スロットは、プレートの周縁からさらに動くにつれてより広くなる。スロットは、糸を受け、挟むように構成することができ、糸の適切な長さおよび張力が決定された後に糸をほぼ固定して保持する。さらなる安全性のための別の手段として、ドッグボーン部分の反対側でプレートから延在する、滑り止め具または係止部分を使用することができる。滑り止め具は、糸の適切な長さおよび張力が決定された後に、糸の自由端部を結んで止めるために使用することができる。
本明細書において図示および説明したすべての実施形態は、医師が選択するプレートを作り出すために混合および適合された特徴部分を有することができる。複数の通路14は、互いにより長いまたは短い距離離隔することができる。同様に、複数の通路14は、プレート11の周縁40のより近くまたはより遠くに存在することができる。複数の通路14はそれぞれ、少なくとも1つの糸および/または細糸を受けることができる限り、より小さくまたはより大きくすることができる。
本発明は、その精神または本質的な特徴から逸脱することなく、他の固有の形で実施することができる。たとえば、プレートならびに糸の固定および糸の進め方および細糸の進め方の、様々な代替的実施例が上記で説明されている。様々な他の組み合わせおよび代替形態を形成するために、上記で説明した実施例の様々な特徴部分を混合および適合させることができることを理解されたい。このシステムは、単にACLの再建および固定に限定されるべきではないことも理解されたい。このシステムはまた、他の靭帯、腱、または軟組織もしくは硬組織を固定するために使用することもできる。すなわち記載された実施形態は、あらゆる点において例示的であり限定的ではないと理解されるべきである。したがって本発明の範囲は、上記説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって指示される。特許請求の範囲の同等物の意味および範囲内のすべての変更は、それらの範囲内に包含されるべきである。
Claims (47)
- 移植片を保持するためのシステムであって、
前記システムが、
プレートを備え、前記プレートが、
細長い形状および少なくとも1つの端部を有し、複数の通路を少なくとも部分的に仕切る、生態適合性材料で形成される本体と、
前記本体の前記少なくとも1つの端部から延び、少なくとも1つの平面において前記本体より薄いネックと、
前記ネックから延び、少なくとも1つの平面において前記ネックよりも厚いヘッドとを備え、
前記システムがさらに、
前記本体の前記複数の通路を通して進められる、第1の部分、中間部分、および第2の部分を備える連続的な糸を備え、
前記第1の部分が第1のループを備え、前記中間部分が第2の調整可能なループを備え、前記第2の部分が自由端部を備えることを特徴とするシステム。 - 前記ネックおよびヘッドが、前記プレートの前記本体の前記少なくとも1つの端部から延在するドッグボーン部分を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 第1の溝が、前記ヘッドから前記ネックへと縦方向に、前記プレートの前記本体の前記複数の通路のうちの1つへと延在することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記第1の部分が、第1の動作部分を備え、前記第2の部分が、第2の動作部分および圧縮区間を備え、前記第2の部分が、前記圧縮区間を前記本体に対して押し付けて自己係止する一方向摺動部をもたらすことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記複数の通路が、前記第1の部分および前記第2の部分を受けるように協働する実質的に仕切られた4つの通路を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 第2の溝が、前記複数の通路のうちの第1の通路と第2の通路との間に延在することを特徴とする請求項5に記載のシステム。
- 第3の溝が、第3の通路から前記プレートの前記本体の周縁へと延在することを特徴とする請求項6に記載のシステム。
- 第4の溝が、前記第3の通路から第4の通路へと延在することを特徴とする請求項7に記載のシステム。
- 前記第2の調整可能なループが、移植片を保持するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記複数の通路のうちの少なくとも1つが、第1の細糸を受けるように構成され、前記第1の細糸が、前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進められることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記糸の前記第1のループが、第2の細糸を受けるように構成され、前記第2の細糸が、前記第1のループを通して進められることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記第2の調整可能なループが、前記ループのサイズを低減させるために一方向にのみ調整可能であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 第1の細糸が、前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進められ、第2の細糸が、前記第1のループを通して進められることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 第1の細糸ループを備える第1の細糸が、前記プレートの前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通り、第2の細糸が、前記ネックの周りを通り、前記第1の細糸ループを摺動可能に通り抜け、前記プレートの前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通ることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 第1の細糸が、前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進められ、前記第2の細糸が、前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進められることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 靭帯移植片を保持するためのシステムであって、
前記システムが、
プレートを備え、前記プレートが、
細長い形状を有し、複数の通路を少なくとも部分的に仕切る、生態適合性材料で形成される本体と、
前記本体の少なくとも1つの端部から延び、少なくとも1つの平面において前記本体より薄いネックと、
前記ネックから延在するヘッドとを備え、
前記システムがさらに、
第1の部分、中間部分、および第2の部分を備える、前記本体の前記複数の通路を通して進められる連続的な紐を備え、
前記第1の部分が第1の自由端部を備え、前記中間部分が調整可能なループを備え、前記第2の部分が自由端部を備え、
前記第1の部分が少なくとも部分的に、前記紐を前記ネックに固定するために前記ネックの周りを進められることを特徴とするシステム。 - 前記ヘッドが、少なくとも1つの平面において前記ネックより厚いことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 前記ネックおよびヘッドが、前記プレートの前記本体から延在するドッグボーン部分を備えることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
- 第1の溝が、前記ヘッドから前記ネックへと縦方向に、前記プレートの前記本体の前記複数の通路のうちの1つへと延在することを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 前記第1の部分が、第1の動作部分および第1の圧縮区間を備え、前記第2の部分が、第2の動作部分および第2の圧縮区間を備え、前記第1の動作部分が、前記第1の圧縮区間を前記本体に対して押し付けて第1の自己係止する一方向摺動部をもたらし、第2の動作部分が、前記第2の圧縮区間を前記本体に対して押し付けて第2の自己係止する一方向摺動部をもたらすことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 前記第1の動作部分が軟らかいループを備えることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 前記複数の通路が、前記第1の動作部分および前記第2の動作部分を受けるように協働する実質的に仕切られた4つの通路を備えることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 第2の溝が、前記複数の通路のうちの第1の通路と第2の通路との間に延在することを特徴とする請求項22に記載のシステム。
- 第3の溝が、第3の通路から前記プレートの前記本体の周縁へと延在することを特徴とする請求項22に記載のシステム。
- 前記調整可能なループが、移植片を保持するように構成されることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 前記複数の通路のうちの少なくとも1つが、第1の細糸を受けるように構成され、前記第1の細糸が、前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進められることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 前記糸の前記第1のループが、第2の細糸を受けるように構成され、前記第2の細糸が、前記第1のループを通して進められることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 前記第2の調整可能なループが、前記ループのサイズを低減させるために一方向にのみ調整可能であることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 第1の細糸が、前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進められ、第2の細糸が、前記第1のループを通して進められることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 第1の細糸ループを備える第1の細糸が、前記プレートの前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通り、第2の細糸が、前記ネックの周りを通り、前記第1の細糸ループを摺動可能に通り抜け、かつ前記プレートの前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通ることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 第1の細糸が、前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進められ、前記第2の細糸が、前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進められることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
- 移植片に結合されたプレートを骨トンネルに通す方法であって、
調整可能なループを備える糸によって、靭帯移植片にループをかけるステップと、
前記糸の第1の部分を第1の通路に沿って前記プレートの本体の複数の通路を通して進めることによって、前記第1の部分を前記本体の第1の端部に結合するステップであって、前記第1の動作部分が第1のループを備え、前記プレートの前記本体が細長い形状を有する、結合するステップと、
前記糸の第2の部分を前記プレートの前記本体の第2の端部に結合するステップと、
複数の通路を少なくとも部分的に仕切る前記プレートの前記本体を通して、第1の細糸を進めるステップと、
前記糸の前記第1の部分の前記第1のループを通して第2の細糸を進めるステップと、
前記プレートを骨トンネル内へと挿入するステップと、
前記第1の細糸を前記骨トンネルに通して引っ張ることにより、前記骨トンネルを通して前記プレートを前記プレートの長手軸に沿って引っ張るステップと、
前記第2の細糸を引っ張ることにより、前記プレートの前記長手軸が前記骨トンネルに対して垂直となるように前記プレートをトグル留めするステップとを含むことを特徴とする方法。 - 前記第2の部分を第2の通路に沿って通し、前記プレートを骨に対して締め付けるための一方向摺動部を作り出すステップをさらに含み、前記第2の部分が第2の動作部分および圧縮区間をさらに備えることを特徴とする請求項32に記載の方法。
- 前記第2の部分を前記第2の通路に沿って引っ張ることにより、前記糸の前記調整可能なループの前記サイズを低減するステップをさらに含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
- 前記第1の部分を、前記本体の少なくとも1つの端部から延在するネックの周りに進めるステップをさらに含み、前記ネックが、少なくとも1つの平面において前記本体より薄く、前記第1の部分が、第1の動作部分をさらに備えることを特徴とする請求項32に記載の方法。
- 前記第1の細糸を、前記プレートから取り外すステップをさらに含むことを特徴とする請求項32に記載の方法。
- 前記第2の細糸を、前記プレートおよび前記骨トンネルから取り外すステップをさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
- 移植片に結合されたプレートを骨トンネルに通す方法であって、
調整可能なループを備える糸により、靭帯移植片にループをかけるステップと、
前記糸の第1の部分を第1の通路に沿って前記プレートの本体の複数の通路を通して進めることによって、前記第1の部分を前記本体の前記第1の端部に結合するステップであって、前記プレートの前記本体が細長い形状を有する、結合するステップと、
前記糸の第2の部分を、前記プレートの前記本体の第2の端部に結合するステップと、
第1の細糸を、前記プレートの前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進めるステップと、
第2の細糸を、前記プレートの前記本体の前記複数の通路のうちの少なくとも1つを通して進めるステップと、
前記プレートを骨トンネル内に挿入するステップと、
前記第1の細糸を前記骨トンネルに通して引っ張ることにより、前記骨トンネルを通して前記プレートを前記プレートの長手軸に沿って引っ張るステップと、
前記プレートの前記長手軸が前記骨トンネルに対して垂直となるように、前記第2の細糸を引っ張ることにより前記プレートをトグル留めするステップとを含むことを特徴とする方法。 - 前記第1の部分を前記第1の通路に沿って引っ張り、前記プレートを前記骨に対して締め付けるための一方向摺動部を作り出すステップをさらに含み、前記第1の部分が、第1の動作部分および第1の圧縮区間をさらに備えることを特徴とする請求項38に記載の方法。
- 前記第1の部分を前記第1の通路に沿って引っ張ることにより、前記糸の前記調整可能なループの前記サイズを低減するステップをさらに含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
- 前記第2の部分を第2の通路に沿って通し、前記プレートを骨に対して締め付けるための一方向摺動部を作り出すステップをさらに含み、前記第2の部分が第2の動作部分および第2の圧縮区間を備えることを特徴とする請求項40に記載の方法。
- 前記第2の部分を前記第2の通路に沿って引っ張ることにより、前記糸の前記調整可能なループの前記サイズを低減するステップをさらに含むことを特徴とする請求項41に記載の方法。
- 前記第2の細糸を、前記本体の少なくとも1つの端部から延在するネックの周りに進めるステップをさらに含み、前記ネックが、少なくとも1つの平面において前記本体より厚いことを特徴とする請求項38に記載の方法。
- 前記第2の細糸を、摺動可能に前記第1の細糸の第1の細糸ループ内に通すステップをさらに含むことを特徴とする請求項38に記載の方法。
- 前記第2の細糸を、前記骨トンネルの中に保持するステップをさらに含むことを特徴とする請求項44に記載の方法。
- 前記第1の細糸を、前記プレートから取り外すステップをさらに含むことを特徴とする請求項45に記載の方法。
- 前記第1の細糸を取り外すことにより、前記第2の細糸を前記プレートおよび前記骨トンネルから取り外すステップをさらに含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
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