JP2012530304A - ユーザ端末のプレゼンス情報を制御するための方法およびデバイス - Google Patents

ユーザ端末のプレゼンス情報を制御するための方法およびデバイス Download PDF

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Abstract

呼転送などの場合にプレゼンス情報がプレゼンス情報の実際のソースに従って正しく表示されないという従来技術における問題を解決するために、本発明は、第1のユーザ機器のプレゼンス情報を制御するための、ネットワーク・サーバにおける方法およびデバイスを提供する。この方法は、第1のユーザ機器のプレゼンス情報を第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示するよう指示するのに使用される命令情報を受信するステップと、第2のユーザ機器のプレゼンス情報を取得するステップと、第1のユーザ機器のプレゼンス情報に申し込んだオブザーバに第2のユーザ機器のプレゼンス情報を提供するステップであって、それにより、オブザーバが申し込んだ第1のユーザ機器のプレゼンス情報が第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示されるステップとを含む。本発明の解決法を用いて、ユーザ機器のプレゼンス情報の再配置を達成することができ、これによりユーザは、自分のプレゼンス情報に申し込んだ他のユーザに、自分のプレゼンス情報をよりフレキシブルに示すことができる。

Description

本発明は、通信ネットワークに関し、特に、通信ネットワークにおけるIMS(IPマルチメディア・サブシステム)中でプレゼンス・サービスを処理するための方法および装置に関する。
今や、インターネットサービスの普及は、人々の通信習慣を大きく変えた。従来の音声通信の他に、インスタント・メッセージング・サービスが、その高い効率、利便性、優れたプライバシー等により、多数のユーザの中でますます一般的になりつつある。人々のインスタント・メッセージング・サービスに対する増え続ける需要を満たすために、モバイル・ネットワーク/端末の技術もまた、相応に向上および拡張させる必要がある。この結果、プレゼンス技法が発生する。
プレゼンス・サービスは、プレゼンス・サービスやオンライン状態サービスなどとも呼ばれ、インスタント通信において非常に重要な役割を果たす。プレゼンス技法に依存して、インスタント・メッセージング・サービスのユーザは、「電話中」や「会議中」など複数の状態のうちの1つとしてユーザのプレゼンス情報を設定することができると同時に、ユーザがどの状態でどの通信能力を有しどの通信モードを使用したいかを設定することができる。ユーザはまた、被呼側に接続できるかどうかが発呼前に発呼側にわかるように、他者のプレゼンス情報に申し込むことができる。ユーザが忙しいときは、ユーザは自分のプレゼンス情報をオフラインまたはビジーに設定することができ、それにより、不要な呼によって引き起こされる妨害を防止することができる。したがって、プレゼンス情報は、ある場合に最適な通信モードを選択して通信効率および通信品質を改善するために、発呼側と被呼側の両方にとって好都合である。
例えば、ユーザのモバイルフォンが電力不足のせいでシャットダウンされているとき、ユーザは、自分のモバイルフォンの全ての呼を自分の固定回線に転送することができる。しかし、ユーザのモバイルフォンのプレゼンス情報はモバイルフォンがオフラインであることを依然として示すので、すなわち、モバイルフォンのプレゼンス情報に申し込んだ加入者上で表示されるのはモバイルフォンの状態がまだオフラインであることなので、ユーザと接触したい相手側の加入者は、ユーザのモバイルフォンがオフライン状態であるためモバイルフォンに発呼しない可能性が十分にある。したがって、ユーザがモバイルフォン呼を固定回線に転送する機能を有効にしているにもかかわらず、相手側はオフラインのユーザ機器への呼要求を起こさないかもしれないので、ユーザはクライアントなど自分の加入者からの呼を依然として得られないことが極めてあり得る。
National Defence Industry Press発行の《3G core network technique》(ISBN7−118−04056−8) China Machine Press発行の《concept and service of IP multimedia in mobile field》(ISBN7−111−15835−0/TN−404)
従来技術には前述の問題があるので、本発明は、情報ソースを示すための設定に関する方法およびデバイスを提案する。
本発明の第1の態様によれば、第1のユーザ機器のプレゼンス情報を制御するための、ネットワーク・サーバにおける方法が提供される。この方法は、第1のユーザ機器のプレゼンス情報を第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示するよう指示するのに使用される命令情報を受信するステップと、第2のユーザ機器のプレゼンス情報を取得するステップと、第1のユーザ機器のプレゼンス情報に申し込んだオブザーバに第2のユーザ機器のプレゼンス情報を提供するステップであって、それにより、オブザーバが申し込んだ第1のユーザ機器のプレゼンス情報が第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示されるステップとを含む。
本発明の第2の態様によれば、第1のユーザ機器のプレゼンス情報を制御するための、ネットワーク・サーバにおける制御デバイスが提供される。このデバイスは、第1のユーザ機器のプレゼンス情報を第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示するよう指示するのに使用される命令情報を受信するための受信手段と、第2のユーザ機器のプレゼンス情報を取得するための取得手段と、第1のユーザ機器のプレゼンス情報に申し込んだオブザーバに第2のユーザ機器のプレゼンス情報を提供するための提供手段であって、それにより、オブザーバが申し込んだ第1のユーザ機器のプレゼンス情報が、第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示される提供手段とを備える。
本発明の解決法を用いて、ユーザ機器のプレゼンス情報の再配置を達成することができ、これによりユーザは、自分のプレゼンス情報に申し込んだ他のユーザに、自分のプレゼンス情報をよりフレキシブルに示すことができる。
後続の図面を参照しながら非限定的な実施形態の詳細な記述を読むことにより、本発明の他の特徴、目的、および利点が明らかになるであろう。
本発明の詳細な一実施形態によるネットワーク・トポロジ構造の概略図である。 本発明の詳細な一実施形態による方法のフローチャートである。 本発明の詳細な一実施形態によるプレゼンス情報プロキシ・サーバ1の論理的表現を示す図である。 本発明の詳細な一実施形態によるシステム方法のフローチャートである。 本発明の詳細な一実施形態による、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1中で第1のユーザ機器2aのプレゼンス情報を制御するためのデバイスのブロック図である。
図面において、同じまたは同様の参照符号は、同じまたは同様のステップ特徴またはデバイス/モジュールを指す。
以下では、本発明の非限定的な各実施形態について、図面を参照しながら詳細に述べる。
図1は、本発明の詳細な一実施形態によるネットワーク・トポロジ構造の概略図である。図1には、IMSにおける本発明の適用例を示す。勿論、本発明がIMSネットワークのみに限定されず、本発明をサポートできる任意のネットワークに適することは、当業者なら理解するはずである。図1には、本発明に関係する各ネットワーク機能エンティティが示されている。図1にクラウド図で示されるIMS3の中には、以下の機能エンティティ、すなわち、P−CSCF(プロキシ−呼セッション制御機能)、I−CSCF(問合せ−呼セッション制御機能)、S−CSCF(サービング呼セッション制御機能)、HSS(ホーム加入者サーバ)、アプリケーション・サーバ、PS(プレゼンス・サーバ)、およびプレゼンス情報プロキシ・サーバ1が示されている。ここで、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、本発明の実施のために新たに追加された機能エンティティである。
ここで、P−CSCFは、UE(ユーザ機器)がIMSサービスを得るときの第1の接触ノードである。UEは、「ローカルCSCF発見プロシージャ」を介してP−CSCFのアドレスを得る。P−CSCFの機能はプロキシ・サーバと同様であり、P−CSCFは、受信した要求およびサービスを処理または転送する。
I−CSCFは、ネットワークの全てのユーザの接続ポイントとしての働きをすることができ、あるいはまた、現在のネットワーク・サービス・ゾーン内のローミング・ユーザのSAP(サービス・アクセス・ポイント)として使用することもできる。
S−CSCFは、セッション制御機能を実施し、ネットワーク・オペレータの要件に従ってセッション状態情報を維持することができる。
HSSは、ユーザおよびサービス情報のデータベースであり、CSドメイン、PSドメイン、およびIMSサブシステムをサポートする。
図1にはさらに、S−CSCFとアプリケーション・サーバとがSIP(セッション開始プロトコル)に基づきISCインタフェースを介してメッセージを交換すること、S−CSCFとHSSとがダイアメータ(diameter)プロトコルに基づきCxインタフェースを介して通信すること、HSSとアプリケーション・サーバとがダイアメータ・プロトコルに基づきShインタフェースを介して情報を交換することを示す。
P−CSCF、I−CSCF、およびS−CSCFの詳細な機能については、関係する記述が既存のプロトコル中にある。さらに、当業者は、関係する参考書籍、例えばNational Defence Industry Press発行の《3G core network technique》(ISBN7−118−04056−8)またはChina Machine Press発行の《concept and service of IP multimedia in mobile field》(ISBN7−111−15835−0/TN−404)などを参照することができる。したがって、ここでは再度繰り返さない。
図1には、複数のUE2a、2b、および2cが示されている。ここで、2aはモバイルフォンであり、2bはビデオフォンなどの固定回線電話機であり、2cはノートブック・コンピュータである。勿論、UEはPDA(パーソナル・データ・アシスタント)などを含んでもよく、各UEは、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1を介してIMSネットワークに接続させることができる。
図1に示すプレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、「ネットワーク・サーバ」のインスタンスであり、機能的エンティティに過ぎない。プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、別個のネットワーク・サーバであってもよく、あるいは他のサーバと統合されてもよく、例えばプレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、PSまたは他のネットワーク・サーバもしくはアプリケーション・サーバに統合される。
図2に、本発明の詳細な一実施形態による、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1中で第1のUE2aのプレゼンス情報を制御する方法のフローチャートを示す。以下では、図2を参照しながら、かつ図1との関連で、本発明の方法の詳細な一実施形態について詳細に述べる。
この実施形態では、UE2bのプレゼンス情報をUE2aのプレゼンス情報のソースとすることを例に挙げて説明する。
図2に示すように、ステップS10で、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1がシグナリング情報を受信する。このシグナリング情報は、第1のUE2aのプレゼンス情報を第2のUE2bのプレゼンス情報として表示するよう指示するためのユーザの規定を含み、したがって必然的に、シグナリング情報には、第1のUE2aのUEのIDと第2のUE2bのUEのIDとが含まれる。許可を有する任意のユーザが第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定することができ、第1のUEまたは第2のUEのユーザに限定されないことは、当業者なら理解するであろう。さらに、第1のUE2aと第2のUE2bとは、同じユーザに属する必要はない。第1のUE2aと第2のUE2bとは、同じユーザに属することが好ましい。ユーザは、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1に接続できるためのページにログオンすることによって、または手動入力によって、またはドロップダウン・メニューによって、設定したい第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを選択することができる。この実施形態では、ユーザは、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定する。勿論、ユーザはまた、上述のプレゼンス情報ソース設定を実施するために他の方法を選択することも可能である。例えばユーザは、ショート・メッセージ対話、または音声メニュー、またはボタン入力によって、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定することができる。第1のUE2aのプレゼンス情報の実際のソースを指示するための命令情報をプレゼンス情報プロキシ・サーバ1が得る際の詳細な取得方法は、前述の例に限定されず、これらの例は全て非限定的であることは、当業者なら理解するであろう。
ステップS11で、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第2のUE2bのプレゼンス情報を取得する。例えば、第2のUE2bは、発行要求(発行要求情報。以下では記述の便宜上、発行メッセージと呼ぶ)を介して、第2のUE2bの各情報をPSに定期的に発行する。第2のUE2bの各情報は、第2のUE2bのID、発行メッセージのTTL(生存時間)、および第2のUE2bのプレゼンス情報(例えば、第2のUE2bの現在の状態、オンラインかオフラインか、会議中、電話中など)を含む。加えて、プレゼンス情報はまた、第2のUE2bのユーザを表す個人化情報、例えば、笑った顔で示される現在の気分などを含むこともできる。発行メッセージは他の情報も含むが、他の情報は既存のプロトコル中で定義されており、本発明との相関がより低く、したがってここでは再度繰り返さない。
プレゼンス情報プロキシ・サーバ1が、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定するよう指示する命令情報だけでなく、第2のUE2bのプレゼンス情報も得た後、方法はステップS12に進み、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aのプレゼンス情報に申し込んだオブザーバに第2のUE2bのプレゼンス情報を提供する。したがって、オブザーバが申し込んだ第1のUE2aのプレゼンス情報は、第2のUE2bのプレゼンス情報として表示される。
オブザーバは、第1のUE2aのプレゼンス情報に申し込んだ加入者である。オブザーバは、第1のUE2aのユーザに登録し、第1のUE2aのユーザによって、第1のUE2aのプレゼンス情報が得られるよう認証される。すなわち、ユーザが第1のUE2aのプレゼンス情報を更新(新規構築、追加、修正、削除を含む)したとき、オブザーバは、同期してまたは非同期で、第1のUE2aの更新済みプレゼンス情報を表示することができる。例として、インスタント・メッセージングの例、例えばSIPプロトコルに基づくMSNインスタント・メッセージングでは、状態情報は、オンライン、取り込み中、一時退席中、退席中、電話中、昼休み、オフラインらしい、などを含み、すなわち本発明のプレゼンス情報を含む。ユーザが第1のUE2aの状態情報を修正した後、第1のUE2aの修正済み状態情報は、ユーザの友人(すなわち本発明におけるオブザーバ)の連絡先リストに表示される。
プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aのプレゼンス情報を知る必要はない。第2のUE2bが第1のUE2aのプレゼンス情報のソースとされることが命令情報中で示されるので、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第2のUE2bのプレゼンス情報を知る必要があるだけである。プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、命令情報中の第1のUE2aのIDと、第2のUE2bのプレゼンス情報とに従って、第1のUE2aのオブザーバに、第2のUE2bのプレゼンス情報を第1のUE2aのプレゼンス情報として提供し、第1のUE2aのオブザーバは、得られた第1のUE2aのプレゼンス情報が実際には第2のUE2bからのものであることはわからないことになる。すなわち、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースの修正は、第1のUE2aのオブザーバにはトランスペアレントである。
変形の一実施形態では、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第2のUE2bの発行メッセージを得る前に、すでに第1のUE2aの発行メッセージを得ている。第1のUE2aの発行メッセージは、第1のUEのID、発行メッセージのTTL(生存時間)、および第1のUE2aのプレゼンス情報を含む。さらに、発行メッセージは他の情報も含むが、他の情報は関連プロトコル中で定義されており、したがって再度繰り返さない。さらに、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1はまた、第1のUE2aのプレゼンス情報を第2のUE2bのプレゼンス情報として表示するよう指示するための命令メッセージを受信する。次いでプレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aの発行メッセージをすぐには送信せず、バッファに入れる。具体的には、ステップS12で、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aからの発行メッセージを、少なくとも以下の2つの方法のうちのいずれか1つによって処理することができる。
I)プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aの発行メッセージ全体をデータベースにバッファする。この発行メッセージには、第1のUE2aのプレゼンス情報が含まれる。第2のUE2bのプレゼンス情報を受信した後、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aの発行メッセージ中のプレゼンス情報のみを第2のUE2bのプレゼンス情報で置き換え、第1のUE2aの発行メッセージ中の他の情報は変更されないままとし、第1のUE2aの修正済み発行メッセージをPSに提供する。次いでPSは、既存のフロー、例えばコーリング・フローに従って、第1のUE2aの修正済み発行メッセージを第1のUE2aのオブザーバに提供する。プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は発行メッセージ中のプレゼンス情報を修正するだけで他の情報は修正しないので、第1のUE2aの修正済みプレゼンス情報を受信したオブザーバには、プレゼンス情報の実際のソースが変化したことはわからないことになる。
II)プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aの発行メッセージの部分情報、すなわち、第1のUE2aのプレゼンス情報を除いた他の全ての情報を、データベースにバッファし、第1のUE2aのプレゼンス情報は廃棄される。第2のUE2bのプレゼンス情報を受信した後、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第2のUE2bのプレゼンス情報を第1のUE2aのプレゼンス情報とし、第1のUE2aの他の情報は変更されないままとし、第1のUE2aの修正済み発行メッセージをPSに提供する。PSは、既存のフロー、例えばコーリング・フローに従って、第1のUE2aの修正済み発行メッセージを第1のUE2aのオブザーバに提供する。プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は発行メッセージ中のプレゼンス情報を修正するだけで他の情報は修正しないので、第1のUE2aの修正済みプレゼンス情報を受信したオブザーバには、プレゼンス情報の実際のソースが変化したことはわからないことになる。
前述の実施形態では、ステップS10が最初に記述されている。すなわち、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、命令情報を得てから、ステップS11で第2のUE2bのプレゼンス情報を得る。ステップS10とS11の間には自明な順序関係はないことを理解されたい。変形の一実施形態では、ステップS10とS11が両方ともステップS12の前に行われる限り、この方法は、先にステップS11を実施してよく、すなわち第2のUE2bのプレゼンス情報を得てよく、次いで命令情報を得る。
前述の実施形態では、ユーザは、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定することができる。変形の一実施形態では、ユーザは、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定することができ、さらに、このユーザまたは他のユーザは、第2のUE2bのプレゼンス情報のソースを第3のUE、例えば図1に示したUE2cとして設定することもできる。第1のUE2aのオブザーバによって得られる第1のUE2aのプレゼンス情報の実際のソースは、UE2cである。この変形実施形態では、取得手段が、第3のUE2cのプレゼンス情報を得て、第3のUE2cのプレゼンス情報を第2のUEのプレゼンス情報とし、提供手段102が、第3のUE2cのプレゼンス情報を第1のUE2aのプレゼンス情報のオブザーバに提供する。すなわち、第3のUE2cが、第1のUE2aのプレゼンス情報の実際のソースとされる。
変形の一実施形態では、オペレータは、呼転送サービスをプレゼンス情報転送サービスと結合することができる。すなわち、第1のUE2aが第2のUE2bに転送する呼転送が有効にされるとき、同時に、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bに移行するアプリケーション・サービスが有効にされる。
具体的には、ネットワーク・サーバ中で、例えばプレゼンス情報プロキシ・サーバ1中で、オペレータは、次のように設定することができる。すなわち、呼を第2のUE2bに転送するように第1のUE2aをアクティブ化する命令情報を、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1が得ると、例えばユーザは、第1のUE2a(例えばモバイルフォン)中の呼転送メニューのオプションを介して呼を第2のUE2bに転送するように設定する。第1のUE2aは、全ての音声呼出しを無条件で転送するか、またはデータ通信を転送するか、または特定のシナリオ(例えば、ローカル回線がビジーのとき、電話に出ないとき、ネットワークがないかもしくは電話機が電源オフのとき、または電話が接続できないときなど)で呼転送を実施するものとすることができる。勿論、オペレータは、無条件の転送のときにのみ、対応するプレゼンス情報転送アプリケーションを有効にするよう設定することができ、あるいは、無条件の呼転送であろうと条件付き呼転送であろうと、呼転送が実施される限り、対応するプレゼンス情報転送アプリケーションが有効にされる。例えば、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aから第2のUE2bへの呼転送を有効にする要求を受け取ると、データベース中の呼の属性を修正しながら、相応に第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bに記録および修正する。
以下では、図3を参照しながら本発明の論理的表現について詳細に述べる。図3には、本発明の詳細な一実施形態によるプレゼンス情報プロキシ・サーバ1の論理的表現を示す。
図3に示すように、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、ネットワーク・インタフェースを有する。プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、少なくとも2つのネットワーク・インタフェースを有し、一方のネットワーク・インタフェースは、ユーザからプレゼンス情報を受け取ってそれをIMSネットワーク中のPSに提供するための状態情報インタフェースであり、このインタフェースは、TS24.141によって提供されるプロトコルをサポートする。他方のネットワーク・インタフェースは、UEから命令情報(すなわち構成情報)を受け取るための、オペレータによって提供されるインタフェースである。
維持ロジックは、ユーザの構成情報、すなわちユーザの命令情報を、データベースに書き込むのに使用される。
提供データベースは、ユーザの構成情報、すなわちユーザの命令情報を、保存するのに使用される。
サービス・ロジックは、正しいプレゼンス情報をPSに提供するのに使用される。
図2に示した実施形態は、本発明の実施形態を、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1の面から記述している。以下では、図4を参照しながら、本発明の詳細な一実施形態によるシステム方法のフローチャートについて述べる。図4の第1のUE2a、第2のUE2b、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1、P−CSCF、S−CSCF、およびPSは、図1に示し上述したものであり、したがってここでは再度繰り返さない。図4には、各ネットワーク・エンティティ間におけるプレゼンス情報を更新するための対話および応答のプロセスの詳細なフローを示し、ここで、ユーザは、構成情報中で第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定する。
図4に示すように、ステップS400で、第1のUE2aが発行要求を送信する。発行要求には、第1のUE2aのID、プレゼンス情報、発行要求のTTL、および発行メッセージのセキュリティ検証などが含まれてよい。
次いでステップS401で、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1が、ユーザの構成情報に従って、第1のUE2aからのプレゼンス情報に対してサービス制御ロジックを実施する。例えば、発行要求中の元のプレゼンス情報を廃棄し、発行要求中の他の情報を残しておく(例えば、第1のUE2aのID、発行要求のTTL、セキュリティ検証などを残しておく)。
次いでステップS402で、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、応答メッセージすなわち200(OK)を第1のUE2aに送信する。プレゼンスの関連仕様によれば、200(OK)は、ステップS400に対する応答であり、サーバが第1のUE2aから発行要求メッセージを受信したことを示す。第1のUE2aのプレゼンス情報を廃棄することは、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1中でのプロセスであり、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1と第1のUE2aとの間の対話を伴わないので、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1と第1のUE2aとの間のインタフェースを変更する必要はない。すなわち、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は今までどおり、標準的な応答200OKを第1のUE2aに送信する。
次いでステップS403で、第2のUE2bが発行要求メッセージを送信する。発行要求メッセージには、第2のUE2bのID、プレゼンス情報、発行要求のTTL、および発行メッセージのセキュリティ検証などが含まれてよい。
次いでステップS404で、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1のサービス制御ロジックは、第2のUE2bのプレゼンス情報に基づいて第1のUE2aの発行メッセージを更新することを含み、第1のUE2aの更新済み発行メッセージ中ではプレゼンス情報のみが第2のUE2bからのものである。発行要求メッセージ中の他の情報をユーザの構成情報中で変更する必要がない限り、他の情報は変更されないままである。すなわち、他の情報は、第1のUE2aの元の発行メッセージからのものである。したがって、第1のUE2aのオブザーバは、第1のUE2aのプレゼンス情報を受信した後、第1のUE2aのプレゼンス情報が実際には第2のUE2bからのものであることはわからないことになる。
次いでステップS405、S406、およびS407で、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aの更新済み発行要求メッセージと、第2のUE2bの発行要求メッセージとを、P−CSCFおよびS−CSCFの転送を介してPSに送信する。ここで、第2のUE2bの発行要求メッセージは変更されておらず、第1のUE2aの発行メッセージは、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1によって第2のUE2bのプレゼンス情報に従って更新されている。
ステップS408で、プロキシ・サーバが、第2のUE2bに200(OK)メッセージを送信する。200(OK)は、応答メッセージであり、プロキシ・サーバが第2のUE2bから発行要求を受信したことを意味する。ステップS402でプレゼンス情報プロキシ・サーバ1が第1のUE2aに200(OK)を送信したので、ここでPSが第1のUE2aに200(OK)応答メッセージを送信する必要はないことは、注目に値する。次いでステップS409〜S411で、S−CSCF、P−CSCF、およびプレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、それぞれPSからの200(OK)メッセージを転送する。
発行が終了すると、PSは、現行のフローに従って更新済みプレゼンス情報をオブザーバに通知する。今や、第1のUE2aのオブザーバによって得られる第1のUE2aのプレゼンス情報の実際のソースは、第2のUE2bである
図5に、本発明の詳細な一実施形態による、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1中で第1のUE2aのプレゼンス情報を制御するためのデバイスのブロック図を示す。以下では、図5を参照しながら、かつ図1および図2との関連で、本発明のデバイスの詳細な実施形態について詳細に述べる。
図5に示す制御デバイス10は、図1に示したプレゼンス情報プロキシ・サーバ1中に位置する。制御デバイス10は、受信手段100、取得手段101、および提供手段102を備える。
この実施形態では、UE2bのプレゼンス情報をUE2aのプレゼンス情報のソースとすることを例に挙げて説明する。
図5に示すように、受信手段が、シグナリング情報を受信する。このシグナリング情報は、第1のUE2aのプレゼンス情報を第2のUE2bのプレゼンス情報として表示するよう指示するためのユーザの規定を含み、したがって必然的に、シグナリング情報には、第1のUE2aのUEのIDと第2のUE2bのUEのIDとが含まれる。許可を有する任意のユーザが第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定することができ、第1のUEまたは第2のUEのユーザに限定されないことは、当業者なら理解するであろう。さらに、第1のUE2aと第2のUE2bとは、同じユーザに属する必要はない。第1のUE2aと第2のUE2bとは、同じユーザに属することが好ましい。ユーザは、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1に接続できるためのページにログオンすることによって、または手動入力によって、またはドロップダウン・メニューによって、設定したい第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを選択することができる。この実施形態では、ユーザは、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定する。勿論、ユーザはまた、前述のプレゼンス情報ソース設定を実施するために他の方法を選択することも可能である。例えばユーザは、ショート・メッセージ対話、または音声メニュー、またはボタン入力によって、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定することができる。第1のUE2aのプレゼンス情報の実際のソースを指示するための命令情報をプレゼンス情報プロキシ・サーバ1が得る際の詳細な取得方法は、前述の例に限定されず、これらの例は全て非限定的であることは、当業者なら理解するであろう。
その後、取得手段が、第2のUE2bのプレゼンス情報を取得する。例えば、第2のUE2bは、発行要求(発行要求情報。以下では記述の便宜上、発行メッセージと呼ぶ)を介して、第2のUE2bの各情報をPSに定期的に発行する。第2のUE2bの各情報は、第2のUE2bのID、発行メッセージのTTL(生存時間)、および第2のUE2bのプレゼンス情報(例えば、第2のUE2bの現在の状態、オンラインかオフラインか、会議中、電話中など)を含む。加えて、プレゼンス情報はまた、第2のUE2bのユーザを表す個人化情報、例えば、笑った顔で示される現在の気分などを含むこともできる。発行メッセージは他の情報も含むが、他の情報は既存のプロトコル中で定義されており、本発明との相関がより低く、したがってここでは再度繰り返さない。
プレゼンス情報プロキシ・サーバ1が、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定するよう指示する命令情報だけでなく、第2のUE2bのプレゼンス情報も得た後、提供手段102が、第1のUE2aのプレゼンス情報に申し込んだオブザーバに第2のUE2bのプレゼンス情報を提供する。したがって、オブザーバが申し込んだ第1のUE2aのプレゼンス情報は、第2のUE2bのプレゼンス情報として表示される。
オブザーバは、第1のUE2aのプレゼンス情報に申し込んだ加入者である。オブザーバは、第1のUE2aのユーザに登録し、第1のUE2aのユーザによって、第1のUE2aのプレゼンス情報が得られるよう認証される。すなわち、ユーザが第1のUE2aのプレゼンス情報を更新(新規構築、追加、修正、削除を含む)したとき、オブザーバは、同期してまたは非同期で、第1のUE2aの更新済みプレゼンス情報を表示することができる。例えば、インスタント・メッセージングの例、例えばSIPプロトコルに基づくMSNインスタント・メッセージングでは、状態情報は、オンライン、取り込み中、一時退席中、退席中、電話中、昼休み、オフラインらしい、などを含み、すなわち本発明のプレゼンス情報を含む。ユーザが第1のUE2aの状態情報を修正した後、第1のUE2aの修正済み状態情報は、ユーザの友人(すなわち、本発明におけるオブザーバ)の連絡先リストに表示される。
プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aのプレゼンス情報を知る必要はない。第2のUE2bが第1のUE2aのプレゼンス情報のソースとされることが命令情報中で示されるので、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第2のUE2bのプレゼンス情報を知る必要があるだけである。提供手段102は、命令情報中の第1のUE2aのIDと、第2のUE2bのプレゼンス情報とに従って、第1のUE2aのオブザーバに、第2のUE2bのプレゼンス情報を第1のUE2aのプレゼンス情報として提供し、第1のUE2aのオブザーバは、得られた第1のUE2aのプレゼンス情報が実際には第2のUE2bからのものであることはわからないことになる。すなわち、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースの修正は、第1のUE2aのオブザーバにはトランスペアレントである。
変形の一実施形態では、取得手段101は、第1のUE2bの発行メッセージを得る前に、すでに第1のUE2aの発行メッセージを得ている。第1のUE2aの発行メッセージは、第1のUEのID、発行メッセージのTTL(生存時間)、および第1のUE2aのプレゼンス情報を含む。さらに、発行メッセージは他の情報も含むが、他の情報は関連プロトコル中で定義されており、したがって再度繰り返さない。さらに、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1はまた、第1のUE2aのプレゼンス情報を第2のUE2bのプレゼンス情報として表示するよう指示するための命令情報を受信する。次いで、提供手段102は第1のUE2aの発行メッセージをすぐには送信せず、制御デバイス10は記憶手段(図5には示さず)も備える。記憶手段は、第1のUE2aの発行メッセージをバッファに入れる。具体的には、更新手段(図5には示さず)が、第1のUE2aからの発行メッセージを、少なくとも以下の2つの方法のうちのいずれか1つによって処理することができる。
I)更新手段は、第1のUE2aの発行メッセージ全体をデータベースにバッファする。この発行メッセージには、第1のUE2aのプレゼンス情報が含まれる。取得手段が第2のUE2bのプレゼンス情報を受信した後、更新手段は、第1のUE2aの発行メッセージ中のプレゼンス情報のみを第2のUE2bのプレゼンス情報で置き換え、第1のUE2aの発行メッセージ中の他の情報は変更されないままとし、次いで提供手段102は、第1のUE2aの修正済み発行メッセージをPSに提供する。次いでPSは、既存のフロー、例えばコーリング・フローに従って、第1のUE2aの修正済み発行メッセージを第1のUE2aのオブザーバに提供する。更新手段は発行メッセージ中のプレゼンス情報を修正するだけで他の情報は修正しないので、第1のUE2aの修正済みプレゼンス情報を受信したオブザーバには、プレゼンス情報の実際のソースが変化したことはわからないことになる。
II)更新手段は、第1のUE2aの発行メッセージの部分情報、すなわち、第1のUE2aのプレゼンス情報を除いた他の全ての情報を、データベースにバッファし、第1のUE2aのプレゼンス情報は廃棄される。取得手段が第2のUE2bのプレゼンス情報を受信した後、更新手段は、第2のUE2bのプレゼンス情報を第1のUE2aのプレゼンス情報とし、第1のUE2aの他の情報は変更されないままとし、次いで提供手段102は、第1のUE2aの修正済み発行メッセージをPSに提供する。PSは、既存のフロー、例えばコーリング・フローに従って、第1のUE2aの修正済み発行メッセージを第1のUE2aのオブザーバに提供する。プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は発行メッセージ中のプレゼンス情報を修正するだけで他の情報は修正しないので、第1のUE2aの修正済みプレゼンス情報を受信したオブザーバには、プレゼンス情報の実際のソースが変化したことはわからないことになる。
前述の実施形態では、受信手段100が命令情報を得る動作と、取得手段が第2のUE2bのプレゼンス情報を得る動作との間には、自明な順序関係はない。変形の一実施形態では、先に取得手段が第2のUE2bのプレゼンス情報を得てから、受信手段が命令情報を得る。受信手段100および取得手段がそれぞれ対応する情報を得た後でのみ、提供手段は対応する動作を実施することができる。
前述の実施形態では、ユーザは、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定することができる。変形の一実施形態では、ユーザは、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bとして設定することができ、さらに、このユーザまたは他のユーザは、第2のUE2bのプレゼンス情報のソースを第3のUE、例えば図1に示したUE2cとして設定することもできる。第1のUE2aのオブザーバによって得られる第1のUE2aのプレゼンス情報の実際のソースは、UE2cである。この変形実施形態では、取得手段は、第3のUE2cのプレゼンス情報を得て、第3のUE2cのプレゼンス情報を第2のUEのプレゼンス情報とし、提供手段102は、第3のUE2cのプレゼンス情報を第1のUE2aのプレゼンス情報のオブザーバに提供する。すなわち、第3のUE2cが、第1のUE2aのプレゼンス情報の実際のソースとされる。
変形の一実施形態では、オペレータは、呼転送サービスをプレゼンス情報転送サービスと結合することができる。すなわち、第1のUE2aが第2のUE2bに転送する呼転送が有効にされるとき、同時に、第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bに移行するアプリケーション・サービスが有効にされる。
具体的には、ネットワーク・サーバ中で、例えばプレゼンス情報プロキシ・サーバ1中で、オペレータは、次のように設定することができる。すなわち、呼を第2のUE2bに転送するように第1のUE2aをアクティブ化する命令情報を、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1が得ると、例えばユーザは、第1のUE2a(例えばモバイルフォン)中の呼転送メニューのオプションを介して呼を第2のUE2bに転送するように設定する。第1のUE2aは、全ての音声呼出しを無条件で転送するか、またはデータ通信を転送するか、または特定のシナリオ(例えば、ローカル回線がビジーのとき、電話に出ないとき、ネットワークがないかもしくは電話機が電源オフのとき、または電話が接続できないときなど)で呼転送を実施するものとすることができる。勿論、オペレータは、無条件の転送のときにのみ、対応するプレゼンス情報転送アプリケーションを有効にするよう設定することができ、あるいは、無条件の呼転送であろうと条件付き呼転送であろうと、呼転送が実施される限り、対応するプレゼンス情報転送アプリケーションが有効にされる。例えば、プレゼンス情報プロキシ・サーバ1は、第1のUE2aから第2のUE2bへの呼転送を有効にする要求を受け取ると、データベース中の呼の属性を修正しながら、相応に第1のUE2aのプレゼンス情報のソースを第2のUE2bに記録および修正する。
デバイス部分の前述の実施形態では、受信手段はユーザの構成情報を得るのに使用され、取得手段はユーザのプレゼンス情報を得るのに使用され、本発明では2つの手段が採用されて記述されていることを理解することができる。実際の適用例では、受信手段および取得手段は使い回すことができる。
本発明の実施形態を以下に述べるが、本発明は特定のシステム、装置、および詳細なプロトコルに限定されず、当業者なら、添付の特許請求の範囲の内であらゆる種類の変形または修正を行うことができる。

Claims (15)

  1. 第1のユーザ機器のプレゼンス情報を制御するための、ネットワーク・サーバにおける方法であって、
    a.前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報を第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示するよう指示するのに使用される命令情報を受信するステップと、
    b.前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報を取得するステップと、
    c.前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報に申し込んだオブザーバに前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報を提供するステップであって、それにより、前記オブザーバが申し込んだ前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報が前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示されるステップとを含む方法。
  2. 前記ステップaの後かつ前記ステップcの前に、
    i.前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報を含む第1の発行メッセージを前記第1のユーザ機器から受信するステップと、
    ii.前記第1の発行メッセージをバッファに入れるステップとをさらに含み、
    前記ステップcがさらに、
    c1.前記第1の発行メッセージを前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報に従って更新するステップと、
    c2.前記オブザーバが申し込んだ前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報が前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示されるように、前記更新された第1の発行メッセージを前記オブザーバに提供するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップbがさらに、
    b1.前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報を含む第2の発行情報を前記第2のユーザ機器から受信するステップと、
    b2.前記第2の発行情報から前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報を抽出するステップとを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報が第3のユーザ機器からのものであり、前記ステップbがさらに、
    −前記第3のユーザ機器のプレゼンス情報を取得するステップと、
    −前記第3のユーザ機器のプレゼンス情報を前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報とするステップとを含む、請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記ネットワーク機器がユーザ機器のプレゼンス情報を呼転送サービスと結合し、前記ステップaがさらに、
    −呼を前記第2のユーザ機器に転送するように前記第1のユーザ機器をアクティブ化する命令情報を得るステップを含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記ステップaがさらに、音声メニュー、ボタン、またはウェブサイト方式を介してユーザによって入力された命令情報を得るステップを含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ネットワーク機器が、インターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムに基づくネットワーク・サーバを含む、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記プレゼンス情報が、前記ユーザ機器のステータスと、通信情報と、前記ユーザの個人情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 第1のユーザ機器のプレゼンス情報を制御するための、ネットワーク・サーバにおける制御デバイスであって、
    a.前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報を第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示するよう指示するのに使用される命令情報を受信するための受信手段と、
    b.前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報を取得するための取得手段と、
    c.前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報に申し込んだオブザーバに前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報を提供するための提供手段であって、それにより、前記オブザーバが申し込んだ前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報が前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示される提供手段とを備える制御デバイス。
  10. 前記取得手段がさらに、前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報を含む第1の発行メッセージを前記第1のユーザ機器から取得するのに使用され、
    前記制御デバイスがさらに、
    前記第1の発行メッセージをバッファに入れるための記憶手段を備え、
    前記提供手段がさらに、
    前記第1の発行メッセージを前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報に従って更新するための更新手段を備え、
    前記提供手段がさらに、前記オブザーバが申し込んだ前記第1のユーザ機器のプレゼンス情報が前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報として表示されるように、前記更新された第1の発行メッセージを前記オブザーバに提供するのに使用される、請求項9に記載の制御デバイス。
  11. 前記取得手段がさらに、前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報を含む第2の発行情報を前記第2のユーザ機器から取得するのに使用され、
    前記取得手段がさらに、前記第2の発行メッセージから前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報を抽出するための抽出手段を備える、請求項9または10に記載の制御デバイス。
  12. 前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報が第3のユーザ機器からのものであり、前記取得手段がさらに、前記第3のユーザ機器のプレゼンス情報を取得して、前記第3のユーザ機器のプレゼンス情報を前記第2のユーザ機器のプレゼンス情報とするのに使用される、請求項9または10に記載の制御デバイス。
  13. 前記ネットワーク機器がユーザ機器のプレゼンス情報を呼転送サービスと結合し、前記受信手段がさらに、
    呼を前記第2のユーザ機器に転送するように前記第1のユーザ機器をアクティブ化する命令情報を得るのに使用される、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の制御デバイス。
  14. 前記受信手段がさらに、
    音声メニュー、ボタン、またはウェブサイト方式を介してユーザによって入力された命令情報を得るのに使用される、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の制御デバイス。
  15. 前記ネットワーク機器が、インターネット・プロトコル・マルチメディア・サブシステムに基づくネットワーク・サーバを含む、請求項9乃至14のいずれか1項に記載の制御デバイス。
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