JP2012523785A - 非制御ハンドオーバーを行う方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的で且つ信頼できるハンドオーバーを行う方法及び装置を提供する。
【解決手段】本発明の実施例として、非制御ハンドオーバー(Uncontrolled HO)を行う装置、システム及び方法は、移動端末が第1ターゲット基地局でネットワーク(再)進入を行うために、サービング基地局の識別子(BSID=3)及びサービング基地局で使用していた第1識別子(STID)を含むレンジング要請メッセージ(AAI_RNG−REQ)メッセージを、第1ターゲット基地局に転送する段階と、第1ターゲット基地局から、保安情報及び移動端末を識別するための第2識別子を含むレンジング応答メッセージを受信する段階とを含むことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、様々な無線接続システムに適用可能な効率的で且つ信頼できるハンドオーバーを行う方法及び装置に関するものである。
以下、ハンドオーバー及びレンジング手順について簡略に説明する。
ハンドオーバー(HO:HandOver)とは、移動中の端末が、基地局のセル(cell)のような通信領域(zone)を移動する時、通話しているサービング基地局のセル領域から外れて他の基地局のセル領域に進入する場合、通話を続行させる機能(チャネルや回線の交換を行い、通話している呼を維持できるようにする機能など)のことをいう。
ハンドオーバーは、ソフターハンドオーバー(Softer Handover)、ソフトハンドオーバー(Soft Handover)及びハードハンドオーバー(Hard Handover)に分類できる。
ここで、ソフターハンドオーバーは、一つのセル内部で行われるハンドオーバーで、端末がセルカバレッジ(cell coverage)内で、使用しているチャネルを良好なチャネルなどに切り替えることをいう。ソフトハンドオーバーは、隣接する2個のチャネルを同時に使用し、最後には1個のチャネルを徐々に切る方式のことをいう。ソフトハンドオーバーの場合、CDMA方式では同じ周波数帯域を使用するから具現しやすい。ハードハンドオーバーは、現在通話しているチャネルを切り、直ちに他のチャネルに接続する方式のことをいう。
端末は、現在サービスしている基地局のセル領域から他の基地局のセル領域に移動し、他の基地局にハンドオーバーを行うためのレンジング(Ranging)手順を行うことができる。
レンジングとは、IEEE 802.16または携帯インターネットなどにおいて、基地局と端末間のRF(Radio Frequency)通信の接続品質(特に、同期化)を維持するためのプロセスの集合体をいう。レンジングは、OFDMA(Orthogonal Frequency Divisional Multiple Access)/TDD(Time Divisional Duplexing)方式に基づく多重接続の時、ダウンリンクでは基地局が多数の端末に一つの基準タイミングで送信するので問題がない。
しかしながら、アップリンクでは、多数の端末がそれぞれ信号を送信するので、伝搬遅延が端末ごとに異なってくることがあり、そのために、別途のタイミング同期化方法で基地局と端末はレンジングを行う。すなわち、レンジングは、多数の端末機が送信時間に対する同期を正確に調整するための手順である。
端末と基地局間のアップリンクの同期獲得及び電力制御のための、初期レンジング(Initial Ranging)、周期的レンジング(Periodic Ranging)及びハンドオーバーレンジング(Hand−over Ranging)がある。なお、端末が基地局に帯域幅を要求するための帯域幅要求レンジング(Bandwidth Request(BR) Ranging)がある。
初期レンジングは、端末が基地局に最初に進入する時(例えば、端末に電源が入ったり、長い休止モードから遊休モードに切り替える時)、初期ネットワーク進入及び接続手順に用いられる。周期的レンジングは、端末が基地局に対して同期追跡のために周期的に転送する。ハンドオーバーレンジングは、端末がハンドオーバーを行う間に、ターゲット基地局との同期化のために端末により行われる。帯域幅要求レンジングは、基地局にアップリンク割当を要求するために用いられる。帯域幅要求レンジングは、システムと同期が確立された後、端末により行われる。
基地局が端末からレンジング要請メッセージを受信すると、基地局は、該当の端末の接続識別子(CID:Connection IDentifier)を生成する。その後、基地局は、端末と再交渉、再認証及び再登録過程などを行う。
接続識別子(CID)は、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)副層上のピア(Peer)同士間で必要なサービスフロー(Service Flow)にマッピングされた接続(connection)を識別するアドレスのことをいう。CIDは、MAC PDU(MAC Protocol Data Unit)ヘッダーに含まれる。すなわち、基地局と端末との接続はいずれも、MACヘッダーに含まれるCIDにより識別され、CIDは、それと関連したサービスフローQoSパラメータを定義しているSFID(Service Flow IDentifier)と対応付けられる。
管理用CIDは、全ての端末が基地局に接続する初期化時に基地局から受けることができる。すなわち、管理用CIDが、一連のレンジング及び登録過程を通じて基地局から端末に割り当てられればよい。管理用CIDは、基本CID(Basic CID、BCID)、主CID(Primary CID、PCID )及び副CID(Secondary CID、SCID)に分類できる。
ここで、基本CID(BCID)は、初期接続段階において基地局が端末を識別するのに用いられる。すなわち、端末のMACアドレスが基本CIDにマッピングされる。主CID(PCID)は、認証メッセージ及び動的リソース割当関連メッセージで用いられてよい。また、副CID(BCID)は、選択的なもので、それが用いられるか否かは、端末の能力交渉過程で決定されればよい。
管理用CIDの他にも、ユーザートラフィックのサービスを区別するための転送CID(Transport CID、TCID)、放送トラフィックを区別するための放送CID(Broadcasting CID)及びマルチキャストCID(Multicasting CID)がある。ここで、転送CID(TCID)は、端末と基地局との間に確立された接続ごとに割り当てられてよい。
ハンドオーバー技術は、移動端末がサービング基地局から他のターゲット基地局へ移動する際に、移動端末が、現在サービング基地局と交信しているデータコンテクスト(data context)を、最小限の中断時間(interruption time)をもってターゲット基地局に移し、交信を持続することをいう。すなわち、移動端末のサービス連続性を保障するための技術である。
ただし、移動端末が一般のハンドオーバー手順ではなく非制御ハンドオーバー(Uncontrolled Handover)を行う場合、それに対する明確な手順が開発されていない。また、非制御ハンドオーバー時に、移動端末がレンジング手順を行うには、移動端末を識別する媒体アクセス制御アドレスをターゲット基地局に転送しなければならない。こうする場合、移動端末の位置秘密性の保障が難しくなることがある。
すなわち、非制御ハンドオーバー時に、移動端末に対する悪意的な保安脅威を遮断するために、移動端末の位置秘密性(location privacy)を保障するための手順が考慮される必要がある。
移動端末の位置秘密性を提供するために、移動端末のハッシュ(hash)されたMACアドレス及び臨時ステーション識別子の使用を考慮することができる。ただし、この場合、レンジング過程において移動端末のハッシュされたMACアドレス及び/または臨時ステーション識別子の割当が要され、レンジング手順が余分に長くなることがある。
本発明は上記問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、効率的で且つ信頼できるハンドオーバーを行う方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、移動端末が非制御ハンドオーバーを行う場合、移動端末の位置秘密性を支援する方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、サービング基地局から他の基地局に非制御ハンドオーバーを行う場合、ハンドオーバーターゲット基地局内で用いられる移動端末の識別子(STID:Station Identifier)を効率的に受け取る方法を提供することにある。
本発明で達成しようとする技術的課題は、上記の技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下説明される本発明の実施例から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に導出され理解されるであろう。
上記の技術的課題を解決するために、本発明は、様々な無線接続システムに適用可能な効率的で且つ信頼できるハンドオーバーを行う様々なシステム、方法及び装置を提供する。
本発明の実施例において、非制御ハンドオーバーは、サービング基地局により推奨された候補基地局に移動端末の所望する第1ターゲット基地局が含まれない場合に、または候補基地局とハンドオーバーレンジング手順に失敗した場合、すなわち、移動端末が候補基地局に到達できない場合に、行うことができる。
本発明の第1実施例として、非制御ハンドオーバー(Uncontrolled HO)を行う方法は、移動端末が、第1ターゲット基地局でネットワーク進入または再進入を行うために、サービング基地局の識別子(BSID=3)及びサービング基地局で使用した第1識別子(STID)を含むレンジング要請(AAI_RNG−REQ)メッセージを、第1ターゲット基地局に転送する段階と、第1ターゲット基地局から有効な保安関連情報及び移動端末を識別するための第2識別子を含むレンジング応答メッセージを受信する段階と、を含むことができる。
上記第1実施例は、移動端末がサービング基地局から、ハンドオーバー関連情報及び候補基地局に関する情報を含むハンドオーバー命令(AAI_HO−CMD)メッセージを受信する段階をさらに含むことができる。ここで、ハンドオーバー関連情報は、ネットワーク(再)進入手順を行う開始時点を表す動作時間(Action Time)パラメータ、候補基地局で使われる専用ハンドオーバーレンジングコード及びレンジング機会のうち一つ以上を含むことができる。
上記第1実施例は、移動端末が非制御ハンドオーバー行う場合に、移動端末が、非制御ハンドオーバーを表すイベントコード(Code 2)及び移動端末の所望する第1ターゲット基地局の識別子(BSID=5)を含むハンドオーバー指示(AAI_HO−IND)メッセージを、サービング基地局に転送する段階をさらに含むことができる。
この時、第1識別子は、サービング基地局で移動端末を固有に識別するステーション識別子(STID)であり、第2識別子は、第1ターゲット基地局で移動端末を固有に識別するステーション識別子、または移動端末の位置秘密性を保護するために使われる臨時ステーション識別子(T-STID)のいずれかでよい。
上記第1実施例は、移動端末が第1ターゲット基地局にネットワーク(再)進入手順を行うためのレンジングコードを転送する段階と、レンジングコードに対する応答として、レンジング手順を行うためのリソース領域に関する割当情報を含むレンジング応答メッセージを受信する段階と、をさらに含むことができる。ここで、レンジング要請メッセージは、割当情報が表すリソース領域を通じて転送されればよい。
有効な保安関連情報は、CMAC(Cipher−based message authentication code)タプルを含むことができる。
本発明の第2実施例として、非制御ハンドオーバー(Uncontrolled HO)を行うシステム、機器及び方法は、移動端末とのネットワーク(再)進入手順において、サービング基地局の識別子及びサービング基地局で用いられた第1識別子を含むレンジング要請メッセージを移動端末から受信する段階と、ターゲット基地局で有効な保安関連情報及び移動端末を識別するための第2識別子を含むレンジング応答メッセージを移動端末に転送する段階と、を含むことができる。
ここで、第1識別子は、サービング基地局で移動端末を固有に識別するステーション識別子(STID)であり、第2識別子は、第1ターゲット基地局で移動端末を固有に識別するステーション識別子、または移動端末の位置秘密性を保護するために使われる臨時ステーション識別子(T-STID)のいずれかでよい。
有効な保安関連情報は、CMACタプルを含むことができる。
上記第2実施例は、第1ターゲット基地局が移動端末からネットワーク(再)進入手順を行うためのレンジングコードを受信する段階と、レンジングコードに対する応答として、レンジング手順を行うためのリソース領域に関する割当情報を含むレンジング応答メッセージを、移動端末に転送する段階と、をさらに含むことができる。ここで、レンジング要請メッセージは、割当情報が表すリソース領域を通じて受信されればよい。
上記第2実施例は、第1ターゲット基地局がサービング基地局の識別子(BSID=3)が表すサービング基地局に、移動端末に関する情報を要請する要請メッセージを転送する段階と、サービング基地局から移動端末に関する情報を含む応答メッセージを受信する段階と、をさらに含むことができる。この時、移動端末に関する情報には、移動端末の媒体アクセス制御アドレスが含まれてよい。
本発明の第3実施例として、非制御ハンドオーバー(Uncontrolled HO)を行う移動端末は、非制御ハンドオーバーに用いられるメッセージの送信を制御する送信モジュールと、非制御ハンドオーバーに用いられるメッセージの受信を制御する受信モジュールと、非制御ハンドオーバーに用いられるパラメータ及び情報要素を保存するメモリーと、非制御ハンドオーバー動作を制御するプロセッサと、を含むことができる。
ここで、プロセッサは、移動端末が第1ターゲット基地局でネットワーク(再)進入を行うためにサービング基地局の識別子及びサービング基地局で使用した第1識別子を含むレンジング要請メッセージを送信モジュールを介して転送するように制御し、第1ターゲット基地局から有効な保安関連情報及び移動端末を識別するための第2識別子を含むレンジング応答メッセージを受信モジュールを介して受信して非制御ハンドオーバー動作を制御することができる。
前記受信モジュールは、サービング基地局からハンドオーバー関連情報及び候補基地局に関する情報を含むハンドオーバー命令(AAI_HO−CMD)メッセージを受信してプロセッサに伝達することができる。プロセッサは、ハンドオーバー命令メッセージに含まれたハンドオーバー関連情報をメモリーに保存し、それによる非制御ハンドオーバー手順を行うことができる。
ここで、ハンドオーバー関連情報は、ネットワーク(再)進入手順を行う開始時点を表す動作時間パラメータ、候補基地局で用いられるハンドオーバーレンジングコード及びレンジング機会のうち一つ以上を含むことができる。
第3実施例の移動端末が非制御ハンドオーバーを行う場合に、移動端末のプロセッサは、非制御ハンドオーバーを表すイベントコード(Code 2)及び移動端末の所望する第1ターゲット基地局の識別子を含むハンドオーバー指示メッセージを、送信モジュールを介してサービング基地局に転送することができる。
ここで、第1識別子は、サービング基地局で移動端末を固有に識別するステーション識別子(STID)であり、第2識別子は、第1ターゲット基地局で移動端末を固有に識別するステーション識別子、または移動端末の位置秘密性を保護するために用いられる臨時ステーション識別子のいずれかでよい。
有効な保安関連情報は、CMACタプルを含むことができる。
前記移動端末のプロセッサは、第1ターゲット基地局にネットワーク(再)進入手順を行うためのレンジングコードを送信モジュールを介して転送し、受信モジュールを介して、レンジングコードに対する応答として、レンジング手順を行うためのリソース領域に関する割当情報を含むレンジング応答メッセージを受信して、非制御ハンドオーバーを制御することができる。この時、プロセッサは、レンジング要請メッセージを、割当情報が表すリソース領域を通じて転送するように送信モジュールを制御することができる。
本発明の実施例によれば、下記の効果が得られる。
第一、ユーザーは、本発明の実施例を用いることによって効率的で且つ信頼できるハンドオーバーを行うことができる。
第二、移動端末が非制御ハンドオーバーを行う場合、移動端末の位置秘密性(location privacy)を支援することができる。
第三、移動端末が非制御ハンドオーバーを行う場合、ハンドオーバーターゲット基地局で用いられる移動端末の識別子(STID)が効率的に割り当てられることが可能になる。
本発明の実施例から得られる効果は、以上に言及した効果に限定されず、言及していない別の効果は、以下の本発明の実施例についての記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に導出され理解されるであろう。
IEEE 802.16eシステムで行われる全般的なハンドオーバー手順を示すフローチャートである。 IEEE 802.16mシステムで行われるハンドオーバーの全般的な手順を示す図である。 移動端末が、自身が所望する近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う場合を示す図である。 移動端末がハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う方法を示す図である。 本発明の一実施例であって、ハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う方法を示す図である。 本発明の他の実施例であって、ハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う方法の一例を示す図である。 本発明の他の実施例であって、ハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う方法の他の例を示す図である。 本発明の他の実施例であって、ハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う方法のさらに他の例を示す図である。 本発明のさらに他の実施例であって、図2乃至図8で説明した本発明の各実施例を実行できる移動端末及び基地局を示す図である。
本発明の実施例は、様々な無線接続システムに適用可能な効率的で且つ信頼できるハンドオーバーを行う様々な方法及び装置を開示する。
下記の実施例は、本発明の構成要素及び特徴を所定の形態に結合したものである。各構成要素または特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮すればよい。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施することもできる。また、一部の構成要素及び/または特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成または特徴に取って代わってもよい。
図面についての説明において、本発明の要旨を曖昧にする手順または段階などは記述しない他、当業者のレベルで理解できるような手順または段階についても説明を省略するものとする。
本明細書において、本発明の実施例は、基地局と移動局間のデータ送受信関係を中心に説明された。ここで、基地局は、移動局と直接的に通信を行うネットワークの終端ノード(terminal node)の意味を有する。本文書で、基地局により行われるとした特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)により行われてもよい。
すなわち、基地局を含む多数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて移動局との通信のために行われる種々の動作は、基地局または基地局以外の別のネットワークノードで行うことができる。ここで、「基地局」は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、発展した基地局(Advanced Base Station)、またはアクセスポイント(Access Point)などの用語に代替可能である。
また、「移動局(MS:Mobile Station)」は、UE(User Equipment)、SS(Subscriber Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)、移動端末(Mobile Terminal)、発展した移動端末(AMS:Advanced Mobile Station)または端末(Terminal)などの用語に代替可能である。
また、送信端は、データサービスまたは音声サービスを提供する固定及び/または移動ノードを意味し、受信端は、データサービスまたは音声サービスを受信する固定及び/または移動ノードを意味する。したがって、アップリンクでは、移動局が送信端となり、基地局が受信端となればよい。同様に、ダウンリンクでは、移動局が受信端となり、基地局が送信端となればよい。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802システム、3GPPシステム、3GPP LTEシステム及び3GPP2システムの少なくとも一つに開示された標準文書によりサポートされてよい。すなわち、本発明の実施例において、技術的思想を明確にするために説明を省略した段階または部分は、上記の文書によりサポートされてよい。
また、本文書で開示している用語はいずれも上記の標準文書により説明できる。特に、本発明の実施例は、IEEE 802.16システムの標準文書であるP802.16e−2004、P802.16e−2005及びP802.16Rev2及びP802.16m標準文書の一つ以上によりサポートされればよい。
以下、本発明の好適な実施形態を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのもので、本発明が実施されうる唯一の実施形態を示すものではない。
また、本発明の実施例で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されたもので、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更可能である。
例えば、本発明の実施例において、非制御ハンドオーバー(Uncontrolled HO)は、非協力的ハンドオーバー(Uncoordinated Handover)または非調整ハンドオーバーとも呼ばれる。
図1は、IEEE 802.16eシステムで行われる全般的なハンドオーバー手順を示す図である。
図1を参照すると、移動端末がハンドオーバー及び初期ネットワーク進入時にセルを選択する(S101、S102)。セル選択は、移動端末がネットワーク接続やハンドオーバーのための適当な基地局を探すために、一つ以上の基地局とスキャニング(Scanning)やレンジング(Ranging)を行う手順である。移動端末は、基地局への初期ネットワーク進入またはターゲット基地局へのハンドオーバー可能性を判断するためにスキャン区間やスリープ区間をスケジューリングしなければならない。
移動端末は、初期ネットワーク進入時に、サービス基地局との同期及びダウンリンクパラメータを獲得する(S103)。サービス(Service)基地局は、現在、移動端末が進入しようとするネットワークにおいてサービスを提供する基地局を指すもので、サービング基地局とも呼ばれる。サービス基地局との同期を獲得した移動端末は、サービス基地局へのアップリンクパラメータを獲得し(S104)、サービス基地局とレンジング手順を行いながらアップリンクパラメータを調整する(S105)。以上の手順により移動端末とサービス基地局とは通信のための基本機能を形成する(S106)。サービス基地局は、移動端末を認可し、暗号化のためのキー(key)を交換する(S107)。これで移動端末はサービス基地局に登録され(S108)、IP接続が設定される(S109)。
サービス基地局は、移動端末に動作パラメータを転送することで、移動端末が通信手順を行うようにし(S110)、移動端末とサービス基地局との接続が確立され(S111)、移動端末と基地局は正常な動作を行うことが可能になる(S112)。移動端末は、サービス基地局で正常の動作を行う間にも隣接基地局を探索し続ける(S113)。
このS113を行う理由は、移動端末が移動中にサービス基地局から遠ざかるにつれ、サービス基地局から提供されるサービスの品質も弱くなり、よって、よりよいサービスを提供できる基地局を探索するためである。したがって、サービス基地局に比べてよりよいサービスを提供する隣接基地局をターゲット(Target)基地局といい、移動端末はターゲット基地局を探索してハンドオーバーを行うことができる。
一般に、ハンドオーバーは、移動端末がサービス基地局からターゲット基地局のセル領域に移動する場合に発生する。ハンドオーバーは、移動端末が無線インターフェース、サービスフロー及びネットワークアクセスポイントなどをサービス基地局からターゲット基地局に切り替えることであり、移動端末、サービス基地局またはネットワーク管理者がハンドオーバーを決定することから始まる(S114)。
移動端末はターゲット基地局を選択し(S115)、ターゲット基地局と同期獲得及びダウンリンクパラメータ獲得をする(S116)。移動端末はターゲット基地局のアップリンクパラメータを獲得し(S117)、ターゲット基地局とレンジング及びアップリンクパラメータを調整する(S118)。この時、移動端末がターゲット基地局の識別子、周波数、上り/下りチャネルディスクリプタ(UCD/DCD)を含んでいるNBR−ADVメッセージをあらかじめ受信したとすれば、スキャン過程と同期化手順が簡素化できる。ターゲット基地局がバックボーンネットワークを通じてサービス基地局からハンドオーバー通報を受信したとすれば、非競合方式の初期レンジング機会をアップリンクマップ(UL−MAP)メッセージで提供することができる。
以上の手順により、移動端末及びターゲット基地局は基本機能を形成し(S119)、移動端末とターゲット基地局はレンジングを行い、ネットワーク再進入手順を開始する。また、移動端末は、ターゲット基地局への再登録及び再接続を行う(S120)。これで、移動端末はターゲット基地局に登録され(S121)、ターゲット基地局のIP接続も移動端末に再設定される(S122)。これで、ターゲット基地局はサービス基地局になり、端末にサービスを提供することができる。
図1においてハンドオーバーをする場合について再び説明すると、移動端末は、スキャニングから得られた隣接基地局に関する情報に基づいてセルを選択し、サービス基地局からターゲット基地局へハンドオーバーをすると決定することができる。ハンドオーバーを決定すると、移動端末は、ターゲット基地局と同期化を行い、レンジング手順を行う。その後、移動端末に対する再認可(reauthorization)が行われ、この時、ターゲット基地局はバックボーンメッセージを通じてサービス基地局に移動端末に関する情報を要請することができる。
ターゲット基地局が保有する移動端末に関する情報によってハンドオーバー及びネットワーク再進入(Network Reentry)手順が多く減少することがある。また、ターゲット基地局が保有する端末に関する情報の量によっていくつかのネットワーク進入(Network Entry)手順が省略されることもある。
図1では、移動端末によりハンドオーバーが開始される場合について主に説明したが、サービング基地局で移動端末との通信環境を考慮して移動端末のハンドオーバーを決定してもよい。サービング基地局でハンドオーバーを決定する場合にも、図1と略同様の手順を行えばよい。
IEEE 802.16mハンドオーバーの全般
図2は、IEEE 802.16mシステムで行われるハンドオーバーの全般的な過程を示す図である。
IEEE 802.16mシステムにおいて、ハンドオーバーは、主に、(1)ハンドオーバーの決定及び開始(HO decision and initiation)、(2)ハンドオーバー準備(HO preparation)、及び(3)ハンドオーバー実行(HO execution)の3つの手順を含むことができる。
これら3つの手順を行う前に、移動端末(AMS:Advanced Mobile Station)は、周辺基地局に関する情報を収集するスキャニング手順を行う必要がある。このようなスキャニング手順は、IEEE 802.16eネットワークにおけるスキャニング過程に似ている。例えば、IEEE 802.16mシステムでは、移動端末がサービング基地局(S−ABS:Serving Advanced Base Station)と交信しない区間がある場合、この区間を用いて周辺基地局をスキャニングすればいい。
ハンドオーバー決定及び開始手順では、移動端末または基地局がHOを開始することができる。IEEE 802.16mシステムにおいて、移動端末がHOを開始するための条件は、下記のように定義されている。
1.移動端末がサービング基地局にスキャニング測定報告時期を定義する条件
2.移動端末がAAI_HO−REQメッセージを転送することによってハンドオーバーを開始する条件
3.移動端末がサービング基地局と通信を維持できない条件
この時、サービング基地局の決定によって移動端末がターゲット基地局にハンドオーバーする際、中断前進入(EBB:Entry Before Break)または進入前中断(BBE:Break Before Entry)のいずれかを行うかが決定される。
図2で、(A)部分は、サービング基地局がハンドオーバーを開始する場合を、(B)部分は、移動端末がハンドオーバーを開始する場合を示す。
図2の(A)部分を参照すると、サービング基地局(S−ABS)は、協力的ハンドオーバーを行うために、一つ以上のターゲット基地局と今後のハンドオーバー実行(HO execution)手順に対する条件、及び移動端末に割り当てるリソースを交渉することができる。
サービング基地局は、移動端末に関する情報(AMS information)をハンドオーバー要請(HO−REQ)メッセージを通じて一つ以上のターゲット基地局に伝達することができる(S210)。
一つ以上の各ターゲット基地局は、ターゲット基地局において移動端末が使用できる専用レンジングコード(dedicated ranging code)及びレンジング機会(ranging opportunity)のうち一つ以上を含むハンドオーバー関連情報を、サービング基地局にハンドオーバー応答(HO−RSP)メッセージを通じて伝達することができる。この時、ハンドオーバー応答メッセージには、ターゲット基地局で用いられる端末識別子(STID:Station ID)及び保安コンテクスト(security context、例えば、nonce)のうち一つ以上がさらに含まれてもよい(S212)。
サービング基地局は、ハンドオーバーターゲット基地局と決定した一つ以上のハンドオーバー候補基地局(すなわち、ターゲット基地局)に関するハンドオーバー関連情報を、ハンドオーバー命令(AAI_HO−CMD)メッセージを用いて移動端末に転送することができる(S214)。
S214段階で、ハンドオーバー命令メッセージには、動作時間(Action Time)パラメータ及び接続解除時間(Disconnect Time)パラメータがさらに含まれてもよい。ここで、動作時間パラメータは、移動端末がネットワーク再進入(Network Re−Entry)手順を行う時間を表し、接続解除時間パラメータは、サービング基地局が移動端末へのアップリンク及びダウンリンク(DL/UL)リソースの割当を止める時間を表す。
図2の(B)部分を参照すると、移動端末は、ハンドオーバー条件を満たすと、ハンドオーバー要請(AAI−HO−REQ)メッセージを用いてサービング基地局にハンドオーバーを要請できる(S220)。
移動端末からハンドオーバー要請メッセージを受信したサービング基地局は、一つ以上のターゲット基地局に、移動端末に関する情報(AMS information)を含むハンドオーバー要請(HO−REQ)メッセージを転送できる(S222)。
以降のS224段階及びS226段階は、S212段階及びS214段階と同一なので、重複説明は省略する。S210、S212、S214、S220、S222、S224及びS226段階は、ハンドオーバー準備手順に該当するといえる。このようなハンドオーバー準備手順を通じて、移動端末とターゲット基地局との間において、移動端末のステーション識別子をあらかじめ更新することができ、保安関連情報の送受信を通じて保安コンテクスト(例えば、ノンス(nonce))をあらかじめ更新することができる。また、移動端末の使用する専用レンジングコードが割り当てられてよい。
上述したハンドオーバー準備(HO preparation)手順の後、移動端末は選択的にハンドオーバー指示(AAI−HO−IND)メッセージをサービング基地局に転送できる(S228)。
ここで、ハンドオーバー指示メッセージには、下記表1のようなイベントコード(event code)が含まれればよい。
Figure 2012523785
表1を参照すると、移動端末がサービング基地局にハンドオーバー指示メッセージを転送する場合には、上記のようなイベントコードを設定して転送できる。イベントコードが「1」(=code 1)に設定されると、移動端末が多数の候補基地局から一つのターゲット基地局を選択したということを表す。イベントコードが「2」(=code 2)に設定されると、移動端末がいずれの候補基地局にも到達できないということを表し、移動端末は以降、非制御ハンドオーバー手順を行うことができる。そうする場合、移動端末は、新しく決定したターゲット基地局をハンドオーバー指示メッセージに含めて転送することが好ましい。
表1で、イベントコードが「3」(=code 3)に設定されると、移動端末は、サービング基地局が設定した接続解除時間の満了までサービング基地局との接続を維持できないということを表す。また、イベントコードが「4」(=code 4)に設定されると、移動端末はハンドオーバーを取消すということを表す。
すなわち、移動端末がサービング基地局から複数個の候補基地局に関するハンドオーバー関連情報を含むハンドオーバー命令(AAI_HO−CMD)メッセージを受信した場合、AAI_HO−INDメッセージを通じて、移動端末が最終的にHOをするターゲット基地局の選択について知らせる。
もし、サービング基地局が移動端末に一つのターゲット基地局のみをAAI_HO−CMDメッセージに含めて転送した場合、移動端末は、ターゲット基地局の選択についてHO−INDを通じて知らせる必要がない。また、移動端末がハンドオーバー実行中に、ハンドオーバー取消または問題が発生した場合に、それに関する情報をサービング基地局にHO−INDを通じて知らせることができる。すなわち、HO−INDメッセージは選択的に転送されればよく、必ずしも転送される必要はない。
ハンドオーバー実行(HO execution)手順は、動作時間パラメータが表す時間に行われる。すなわち、移動端末は、動作時間パラメータが表す時間に、T−ABSとネットワーク再進入(network re−entry)手順を行うことができる(S230)。
S230段階で、移動端末は、動作時間にCDMAレンジングコードまたはAAI_RNG−REQメッセージをターゲット基地局に転送することによって、ネットワーク再進入手順を行うことができる。
移動端末がEBBを行う場合、移動端末は、ネットワーク再進入手順の間に、定められた動作可能区間(AI:Available Interval)でS−ABSと通信を行うことができる。この時、移動端末は、動作不可区間(UAI:Un−Available Interval)でT−ABSへのネットワーク再進入手順を行うことができる(S240)。
移動端末がBBEを行う場合、AIまたはUAIは定められず、移動端末は既存のIEEE 802.16eネットワークのハードハンドオーバーと同様の手順を行う。
ネットワーク再進入手順が完了すると、ターゲット基地局は、ハンドオーバー完了(HO−CMPLT)メッセージをサービング基地局に転送し(S250)、移動端末とターゲット基地局との間にデータ経路が設定される(S260)。
図2のハンドオーバー実行方式は、制御ハンドオーバーまたは協力的ハンドオーバーと呼ぶことができる。図2で説明したメッセージ及びパラメータは、以下に説明する本発明の各実施例にも同様に適用することができ、各条件に応じて変更または修正して使用してもよい。
非制御ハンドオーバー(Uncontrolled HO)
移動端末(AMS)が協力的なハンドオーバー手順を行う途中で、非制御または非協力的ハンドオーバーを行う場合が発生することがある。この場合、移動端末はターゲット基地局と初期ネットワーク進入時と同じレンジング過程を行わなければならない。
移動端末が非制御ハンドオーバー、すなわち、非協力的ハンドオーバーを行う場合には、大きく2通りのタイプがある。第1タイプ(Type 1)は、サービング基地局がハンドオーバー命令(AAI−HO−CMD)メッセージを通じて提供したハンドオーバー候補基地局に、移動端末がハンドオーバーしようとする所望のターゲット基地局が含まれていない場合(non−coordinated ABS)である。第2タイプ(Type 2)は、移動端末がターゲット基地局にネットワーク再進入を試みたが、CDMAレンジングコードの転送失敗またはレンジングメッセージの送受信失敗などが発生した場合(unreachable)である。
図3は、移動端末が所望の近隣基地局に第1タイプの非制御ハンドオーバーを行う場合を示す図である。
図3で、移動端末(AMS)に割り当てられたステーション識別子(STID)は「2」であり、サービング基地局の識別子(BSID)は「3」であり、候補基地局のうち、第1ターゲット基地局の識別子は「4」で、移動端末がハンドオーバーしようとする第2ターゲット基地局の識別子は「5」であるとする。
移動端末は、ハンドオーバーを開始するために、サービング基地局にハンドオーバー要請メッセージを転送できる(S301)。
S301段階は、移動端末がハンドオーバーを開始する場合にのみ行われ、サービング基地局がハンドオーバーを開始する場合には行われなくてすむ。すなわち、S301段階は、ハンドオーバー状況によって選択的に行われればよい。
サービング基地局(BSID=3)は、一つ以上の候補基地局に、移動端末に関する情報(AMS INFORMATION)を含むハンドオーバー要請(AAI_HO−REQ)メッセージを転送できる。移動端末に関する情報には、移動端末の媒体アクセス制御アドレス及び/または移動端末コンテクスト(AMS context)などが含まれればよい。ただし、本文書では、説明の簡明さのために、サービング基地局が特定の第1ターゲット基地局(BSID=4)にハンドオーバー要請メッセージを転送するとする(S302)。
第1ターゲット基地局(BSID=4)は、移動端末のネットワーク再進入時に使用する専用レンジングコード(dedicated ranging code)、レンジング機会(ragning opportunity)、動作時間(Action Time)パラメータ及びUAI/AIなどのハンドオーバー関連情報を含むハンドオーバー応答メッセージを、バックボーンネットワークを通じてサービング基地局に転送できる。また、ハンドオーバー応答メッセージには、ネットワーク進入時点を表す動作時間パラメータ及び/またはサービング基地局との関連した情報を維持する時間を表すリソース維持時間パラメータがさらに含まれてもよい(S303)。
サービング基地局は、ハンドオーバー関連情報と推奨する候補基地局に関する情報をハンドオーバー命令(AAI_HO−CMD)メッセージに含めて移動端末に転送できる。ここで、サービング基地局が推奨する候補基地局に関する情報は、候補基地局の識別子(例えば、BSID=4)または候補基地局のリストとすることができる(S304)。
しかるに、ハンドオーバー命令メッセージに含まれた候補基地局には、移動端末が所望するターゲット基地局がなく、移動端末が所望するターゲット基地局は別にある場合がある。その場合、移動端末はイベントコードを2(code 2)に設定し、所望のターゲット基地局の識別子(BSID=5)を含むハンドオーバー指示(AAI_HO−IND)メッセージをサービング基地局に転送すればよい。このような過程を通じて、移動端末は第2ターゲット基地局と非制御ハンドオーバーを行うことができる(S305)。
ただし、移動端末が所望する第2ターゲット基地局(BSID=5)とサービング基地局との間にはハンドオーバー準備手順がされておらず、第2ターゲット基地局及び移動端末は保安関連情報及び/または移動端末のステーション識別子などをあらかじめ更新することができない。このため、移動端末の位置秘密性が露出される危険がある。
そこで、移動端末と第2ターゲット基地局は移動端末の位置秘密性(privacy location)を支援するために、ハッシュされたMACアドレスまたは移動端末のMACアドレスと臨時ステーション識別子(temporary STID)を用いてネットワーク再進入手順を行わなければならない。これは、第2ターゲット基地局とサービング基地局とが協力(coordination)できないため、移動端末に関連した保安コンテクストをこれら基地局が共有できず、ハンドオーバー最適化(HO optimization)が全く行われない状況であるからである。
移動端末は、自身が所望する第2ターゲット基地局(BSID=5)のセル領域に進入し、第2ターゲット基地局から周期的に放送するプリアンブルまたはスーパーフレームヘッダー(SFH:SuperFrame Header)を受信することができる。すなわち、移動端末は、プリアンブルまたはSFHを用いて第2ターゲット基地局とダウンリンク同期(DL synchronozation)を合わせることができる(S306)。
移動端末は、第2ターゲット基地局においてネットワーク再進入手順を行うために、ダウンリンク同期を合わせた後の最も早いレンジング機会(ranging opportunity)に、競合ベースのCDMAレンジングコードを第2ターゲット基地局に転送することができる(S307)。
CDMAレンジングコードを受信した第2ターゲット基地局は、移動端末に、レンジングメッセージを送受信するためのリソース領域を割り当てることができる。このため、第2ターゲット基地局は、割り当てた無線リソースに関する情報を含むレンジング応答(AAI_RNG−RSP)メッセージを、移動端末に転送することができる(S308)。
移動端末は、割り当てられたリソース領域を通じてレンジング要請(AAI_RNG−REQ)メッセージを第2ターゲット基地局に転送することができる。この時、レンジング要請メッセージには、有効なCMACタプル(CMAC Tuple)が含まれてよい(S309)。
第2ターゲット基地局は、第2ターゲット基地局で使われる移動端末に対する臨時ステーション識別子、及び第2ターゲット基地局で有効なCMACタプルを含めてレンジング応答(AAI_RNG−RSP)メッセージを移動端末に転送することができる(S310)。
移動端末及び第2ターゲット基地局は、臨時ステーション識別子を用いて性能交渉手順を行うことができ(S311)、認証段階(Authorization Phase)を通じてノンス(nonce)を更新することができる(S312)。
また、第2ターゲット基地局は、移動端末と管理メッセージを交換することによって、第2ターゲット基地局で移動端末を固有に識別するステーション識別子を割り当てることができる(S313)。
第2ターゲット基地局と接続を設定した移動端末は、ステーション識別子を用いて第2ターゲット基地局と信頼できるようなデータ送受信を行うことができる(S314)。
図4は、移動端末がハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に第2タイプの非制御ハンドオーバーを行う方法を示す図である。
すなわち、移動端末(AMS)が意図しない誤りにより、基地局が推奨したターゲット基地局にハンドオーバーできなかったが、このような状況をサービング基地局に知らせないまま、他のターゲット基地局に非制御的方式でハンドオーバーを行う場合を示す。図4のS401段階乃至S404段階は、図3のS301段階乃至S304段階と同一であり、当該部分についての説明は図3を参照されたい。
移動端末は、サービング基地局が推奨する第1ターゲット基地局(BSID=4)にハンドオーバーを行うために、動作時間に、第1ターゲット基地局にCDMAレンジングコードを転送することができる。ただし、チャネル状況によって移動端末はレンジング機会時間内(Ranging Opportunity Time limit)に、第1ターゲット基地局にCDMAレンジングコードを成功的に転送できない場合がある(S405)。
そのため、移動端末は、第2ターゲット基地局に非制御ハンドオーバー(uncontrolled HO)を行うことができる。以降、非制御ハンドオーバーを行うS406段階乃至S414段階は、図3のS306段階乃至S314段階と同一であり、当該部分は、図3を参照されたい。
図3及び図4では非制御ハンドオーバーについて説明した。これに対応する制御されたハンドオーバー(または、協力的ハンドオーバー)は、図1及び図2で説明したハンドオーバー方法に該当する。
図5は、本発明の一実施例であって、ハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う方法を示す図である。
図5は、移動端末(AMS)が非制御ハンドオーバー状況において他のターゲット基地局にネットワーク再進入を行う場合に、ターゲット基地局で移動端末を固有に識別するステーション識別子(STID)が効率的に割り当てられる方法を開示している。図5は、図4と同様の第2タイプの非制御ハンドオーバーを行う場合を示す。
図5で、サービング基地局は、移動端末がハンドオーバーを行っても、移動端末に関する情報を即座に解除せず、リソース維持タイマー(Resource Retain Timer)だけ保存してもよい。これは、移動端末が再びサービング基地局に戻ったり、非制御ハンドオーバー時に他のターゲット基地局から移動端末に関する情報を要請されたりする場合、移動端末に直ちにサービスを再び提供したり、他のターゲット基地局に移動端末に関する情報を提供したりするためである。
すなわち、移動端末がターゲット基地局に非制御ハンドオーバーを行う場合、ターゲット基地局が、移動端末がどのサービング基地局から移動したかを知ると、ターゲット基地局が該当のサービング基地局に移動端末に関する情報を要請することによって、移動端末の位置秘密性を保障しながら、残ったハンドオーバー手順またはネットワーク再進入手順を効率的に行うことができる。
しかしながら、移動端末にサービスを提供したサービング基地局のリソース維持タイマーが満了すると、移動端末はターゲット基地局と初期ネットワーク進入のようなレンジング手順を行わなければならない(AMSはS−ABSのリソース維持タイマーがいつ満了するかを知っている)。すなわち、AMSは、CMACタプル(Chiper−based Message Authentication Code Tuple)の代わりにAMSのMACアドレスを含むことができる。T−ABSがAMSに関する以前基地局情報を要請するためのオプションとして、進入要請/再進入要請はS−ABSの識別子を含むことができる。
図5のS501段階乃至S507段階は、図4のS401段階乃至S407段階と同様であり、該当部分についての説明は、図4及び図3における説明を参照されたい。
移動端末から競合ベースのCDMAレンジングコードを受信した第2ターゲット基地局(BSID=5)は、移動端末がネットワーク再進入手順を行うためのリソース領域を割り当てることができる。このようなリソース領域に関する割当情報は、CDMA割当情報要素(CDMA allocation IE)に含まれればよい。第2ターゲット基地局は、CDMA割当情報要素を含むレンジング応答(AAI_RNG−RSP)メッセージを、移動端末に転送することができる(S508)。
移動端末は、CDMA割当情報要素が表すリソース領域を通じてレンジング要請メッセージを第2ターゲット基地局に転送することができる。この時、移動端末は、以前サービング基地局の基地局識別子(BSID=3)及び以前サービング基地局で使用したステーション識別子(STID=2)を、レンジング要請メッセージを通じて第2ターゲット基地局に転送することができる(S509)。
移動端末からレンジング要請メッセージを受信した第2ターゲット基地局は、レンジング要請メッセージに含まれたBSIDから、移動端末が以前にサービスを受けた基地局がわかる。したがって、第2ターゲット基地局はサービング基地局に、移動端末のSTIDにマッチングされる移動端末関連情報(AMS information)を要請することができる(S510)。
サービング基地局は、リソース維持タイマー内に第2ターゲット基地局から移動端末関連情報の要請を受けると、該当の移動端末に関する情報を第2ターゲット基地局に転送することができる。ここで、移動端末関連情報は、移動端末の媒体アクセス制御アドレス(MAC address)、移動端末の一般性能(Capability)、保安関連パラメータ(例えば、保安性能及び認証キー(AK)など)及びノンス(Nonce)の一つ以上を含むことができる(S511)。
第2ターゲット基地局は、共有している保安関連パラメータ、ノンス及び認証キーなどを用いて移動端末に対する認証を行うことができる(S512a、S512b)。
第2ターゲット基地局は、S509段階に対する応答として、第2ターゲット基地局で移動端末を固有に識別する新しいステーション識別子(STID)及び更新されたノンスなどを含むレンジング応答(AAI_RNG−RSP)メッセージを、移動端末に転送できる。この時、レンジング応答メッセージには、第2ターゲット基地局で有効なCMACタプル(CMAC Tuple)がさらに含まれてもよい(S513)。
もし、認証手順(S512a、S512b段階)が、ハンドオーバーレンジング手順が終わった後に行われる場合は、第2ターゲット基地局は、新しいステーション識別子の代わりに、移動端末に対するMACアドレスを保護するための臨時ステーション識別子(Temporary STID)をレンジング応答メッセージに含めて転送することができる。
移動端末は、割り当てられたSTIDを用いて第2ターゲット基地局と正常の情報交換を行うことができる(S514)。
図6は、本発明の他の実施例であって、ハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う方法の一つを示す図である。
図6は、移動端末(AMS)が非制御ハンドオーバー状況において他のターゲット基地局へとネットワーク再進入を行う場合に、ターゲット基地局で移動端末を固有に識別するステーション識別子(STID)が効率的に割り当てられる方法を開示している。図6は、図3と同様な第1タイプの非制御ハンドオーバーを行う場合を示す。
図6で、移動端末(AMS)に割り当てられたステーション識別子(STID)は、「2」であり、サービング基地局の識別子(BSID)は「3」であり、候補基地局のうち、第1ターゲット基地局の識別子は「4」で、移動端末がハンドオーバーしようとする第2ターゲット基地局の識別子は「5」であるとする。
移動端末は、ハンドオーバーを開始するために、サービング基地局にハンドオーバー要請メッセージを転送することができる(S601)。
S601段階は、移動端末がハンドオーバーを開始する場合にのみ行われ、サービング基地局がハンドオーバーを開始する場合には行われなくて済む。すなわち、S601段階はハンドオーバー状況によって選択的に行えばよい。
サービング基地局(BSID=3)は、一つ以上の候補基地局に、移動端末に関する情報(AMS information)を含むハンドオーバー要請(AAI_HO−REQ)メッセージを転送することができる。ただし、本文書では、説明の簡明さのために、サービング基地局が特定の第1ターゲット基地局(BSID=4)にハンドオーバー要請メッセージを転送するとする(S602)。
第1ターゲット基地局(BSID=4)は、移動端末のネットワーク再進入時に使用する専用レンジングコード(dedicated ranging code)、レンジング機会(ragning opportunity)、動作時間(Action Time)パラメータ及びUAI/AIなどのハンドオーバー関連情報を含むハンドオーバー応答メッセージを、バックボーンネットワークを通じてサービング基地局に転送することができる(S603)。
サービング基地局は、ハンドオーバー関連情報と推奨する候補基地局(例えば、BSID=4)に関する情報をハンドオーバー命令(AAI_HO−CMD)メッセージに含めて移動端末に転送することができる(S604)。
移動端末は、サービング基地局が推奨したターゲット基地局以外のターゲット基地局にハンドオーバーを行いたい場合、所望のターゲット基地局に関する情報(例えば、BSID=5)を含むハンドオーバー指示(AAI_HO−IND)メッセージを、サービング基地局に転送すればいい。この時、ハンドオーバー指示メッセージは、イベントコードが2(code 2)に設定されて転送されてもよい(S605)。
こうすると、サービング基地局は、移動端末がハンドオーバーを行うターゲット基地局が第2ターゲット基地局であることがわかる。したがって、ユーザーの要求事項に応じて、サービング基地局はリソース維持タイマーを再設定し、移動端末に関する情報を第2ターゲット基地局に提供することができる。
移動端末は、自身が所望する第2ターゲット基地局(BSID=5)のセル領域に進入して、第2ターゲット基地局から周期的に放送するプリアンブルまたはスーパーフレームヘッダー(SFH)を受信することができる。すなわち、移動端末は、プリアンブルまたはSFHを用いて第2ターゲット基地局とダウンリンク同期(DL synch.)を合わせることができる(S606)。
移動端末は、第2ターゲット基地局にネットワーク再進入手順を行うために、ダウンリンク同期を合わせた後の最初のレンジング機会に、競合ベースのCDMAレンジングコードを第2ターゲット基地局に転送することができる(S607)。
移動端末から競合ベースのCDMAレンジングコードを受信した第2ターゲット基地局(BSID=5)は、移動端末がネットワーク再進入手順を行うためのリソース領域を割り当てることができる。このようなリソース領域に関する割当情報は、CDMA割当情報要素(CDMA allocation IE)に含まれればよい。第2ターゲット基地局は、CDMA割当情報要素を含むレンジング応答(AAI_RNG−RSP)メッセージを移動端末に転送することができる(S608)。
移動端末は、CDMA割当情報要素が表すリソース領域を通じてレンジング要請メッセージを第2ターゲット基地局に転送することができる。この時、移動端末は、以前サービング基地局の基地局識別子(BSID=3)と以前サービング基地局で使用したステーション識別子(STID=2)を、レンジング要請メッセージを通じて第2ターゲット基地局に転送することができる(S609)。
移動端末からレンジング要請メッセージを受信した第2ターゲット基地局は、レンジング要請メッセージに含まれたBSIDから、移動端末が以前にサービスを受けた基地局がわかる。したがって、第2ターゲット基地局は、サービング基地局に、移動端末のSTIDにマッチングされる移動端末に関する情報(AMS information)を要請することができる(S610)。
サービング基地局は、リソース維持タイマー内に第2ターゲット基地局から移動端末に関する情報の要請を受けると、該当の移動端末関連情報を第2ターゲット基地局に転送することができる。この時、移動端末関連情報は、移動端末の媒体アクセス制御アドレス(MAC address)、移動端末の一般性能(Capability)、保安関連パラメータ(例えば、保安性能及び認証キー(AK)など)及びノンス(Nonce)の一つ以上を含むことができる(S611)。
第2ターゲット基地局は、共有している保安関連パラメータ、ノンス及び認証キーなどを用いて移動端末に対する認証を行うことができる(S612a、S612b)。
第2ターゲット基地局は、S609段階に対する応答として、第2ターゲット基地局で移動端末を固有に識別する新しいステーション識別子(STID)及び更新されたノンスなどを含むレンジング応答(AAI_RNG−RSP)メッセージを、移動端末に転送することができる。この時、レンジング応答メッセージには、第2ターゲット基地局で有効なCMACタプル(CMAC Tuple)がさらに含まれてもよい(S613)。
もし、認証手順(S612a、S612b段階)が、ハンドオーバーレンジング手順が終わった後に行われる場合は、第2ターゲット基地局は、新しいステーション識別子の代わりに、移動端末に対するMACアドレスを保護するための臨時ステーション識別子(Temporary STID)をレンジング応答メッセージに含めて転送することができる。
移動端末は、割り当てられたSTIDまたは臨時ステーション識別子を用いて第2ターゲット基地局と正常の情報交換を行うことができる(S614)。
図7は、本発明の他の実施例であって、ハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う方法の他の例を示す図である。
図7の非制御ハンドオーバーは、基本的に、図6の非制御ハンドオーバー手順と略同様である。したがって、図7のS701段階乃至S705段階についての説明は、図6のS601段階乃至S605段階についての説明を参照されたい。
サービング基地局は、S705段階で、ハンドオーバー指示メッセージを受信することから、移動端末がハンドオーバーを行う第2ターゲット基地局がわかる。したがって、サービング基地局は、移動端末が所望する第2ターゲット基地局に、バックボーンネットワークを通じて移動端末に関する情報及び/またはサービング基地局の識別子(BSID=3)を含むハンドオーバー要請(HO−REQ)メッセージを転送することができる。この時、移動端末に関する情報は、移動端末コンテクスト、ステーション識別子、移動端末の一般性能(capability)、保安関連情報及び移動端末の媒体アクセス制御アドレス(MAC address)を含むことができる(S706)。
S706段階で、ハンドオーバー要請メッセージを受信したターゲット基地局は、所定の期間の間に移動端末に関する情報を保存していればよい。
移動端末は、自身が所望する第2ターゲット基地局(BSID=5)のセル領域に進入して、第2ターゲット基地局から周期的に放送するプリアンブルまたはスーパーフレームヘッダー(SFH)を受信することができる。すなわち、移動端末は、プリアンブルまたはSFHを用いて第2ターゲット基地局とダウンリンク同期(DL synch.)を合わせることができる(S707)。
移動端末は、第2ターゲット基地局にネットワーク再進入手順を行うために、ダウンリンク同期を合わせた後の最初のレンジング機会に、競合ベースのCDMAレンジングコードを第2ターゲット基地局に転送することができる(S708)。
移動端末から競合ベースのCDMAレンジングコードを受信した第2ターゲット基地局(BSID=5)は、移動端末がネットワーク再進入手順を行うためのリソース領域を割り当てることができる。このようなリソース領域に関する割当情報は、CDMA割当情報要素(CDMA allocation IE)に含まれればよい。第2ターゲット基地局は、CDMA割当情報要素を含むレンジング応答(AAI_RNG−RSP)メッセージを移動端末に転送することができる(S709)。
移動端末は、CDMA割当情報要素が表すリソース領域を通じてレンジング要請メッセージを第2ターゲット基地局に転送することができる。この時、移動端末は、以前サービング基地局の基地局識別子(BSID=3)と以前サービング基地局で使用したステーション識別子(STID=2)をレンジング要請メッセージを通じて第2ターゲット基地局に転送することができる(S710)。
第2ターゲット基地局は、移動端末から以前サービング基地局の識別子(BSID=3)と以前サービング基地局で使用したステーション識別子(STID=2)を受信すると、S706段階で受信して保存しておいた移動端末に関する情報及び/または基地局識別子と比較して、移動端末関連情報(例えば、MACアドレス)を獲得することができる。
これで、第2ターゲット基地局及び移動端末は、追加の手順無しで直ちに認証手順を行うことができる(S711a、S711b)。
第2ターゲット基地局は、S710段階に対する応答として、第2ターゲット基地局で移動端末を固有に識別する新しいステーション識別子(new STID)及び更新されたノンスなどを含むレンジング応答(AAI_RNG−RSP)メッセージを、移動端末に転送することができる。この時、レンジング応答メッセージには、第2ターゲット基地局で有効なCMACタプル(CMAC Tuple)がさらに含まれてもよい(S712)。
もし、認証手順(S711a、S711b段階)が、ハンドオーバーレンジング手順が終わった後に行われると、第2ターゲット基地局は、新しいステーション識別子の代わりに、移動端末に対するMACアドレスを保護するための臨時ステーション識別子(Temporary STID)をレンジング応答メッセージに含めて転送することができる。
移動端末は、割り当てられたSTIDを用いて第2ターゲット基地局と正常の情報交換を行うことができる(S713)。
図8は、本発明の他の実施例であって、ハンドオーバーターゲット基地局へのハンドオーバーに失敗した場合、近隣基地局に非制御ハンドオーバーを行う方法のさらに他の例を示す図である。
図8の基本的な仮定は、図6とそれと同一である。したがって、S801段階乃至S805段階についての説明は、図6のS601段階乃至S605段階についての説明を参照されたい。
サービング基地局(BSID=3)は、移動端末が所望する第2ターゲット基地局(BSID=5)に、移動端末関連情報(AMS INFORMATION)を含むハンドオーバー要請(HO−REQ)メッセージを転送することができる(S806)。
第2ターゲット基地局(BSID=5)は、移動端末のネットワーク再進入時に使用する専用レンジングコード(dedicated ranging code)、レンジング機会(ragning opportunity)、動作時間(Action Time)パラメータ及び/またはUAI/AIなどのハンドオーバー関連情報を含むハンドオーバー応答(HO−RSP)メッセージを、バックボーンネットワークを通じてサービング基地局に転送することができる(S807)。
サービング基地局は、受信したハンドオーバー関連情報をハンドオーバー命令(AAI_HO−CMD)メッセージに含めて移動端末に転送することができる(S808)。
移動端末は、自身が所望する第2ターゲット基地局(BSID=5)のセル領域に進入して、第2ターゲット基地局から周期的に放送するプリアンブルまたはスーパーフレームヘッダー(SFH)を受信することができる。すなわち、移動端末は、プリアンブルまたはSFHを用いて第2ターゲット基地局とダウンリンク同期(DL synch.)を合わせることができる(S809)。
移動端末は、第2ターゲット基地局にネットワーク再進入手順を行うために、S808段階で受信したハンドオーバー関連情報のうちの専用レンジングコード及びレンジング機会を用いて第2ターゲット基地局にCDMAレンジングコードを転送することができる。他の方法として、移動端末は、第2ターゲット基地局とダウンリンク同期を合わせた後の最初のレンジング機会に、競合ベースのCDMAレンジングコードを第2ターゲット基地局に転送してもよい(S810)。
その後、移動端末が第2ターゲット基地局と行うレンジング手順などに関するS811段階乃至S817段階はそれぞれ、図6のS608段階乃至S614段階と同一である。したがって、S811段階乃至S817段階についての説明は、図6を参照すればいい。
図9は、本発明のさらに他の実施例として、図2乃至図8で説明した本発明の各実施例を実行できる移動端末及び基地局を示す図である。
移動端末は、アップリンクでは送信機として動作し、ダウンリンクでは受信機として動作できる。また、基地局は、アップリンクでは受信機として動作し、ダウンリンクでは送信機として動作できる。
すなわち、移動端末及び基地局は、情報、データ及び/またはメッセージの転送及び受信を制御するためにそれぞれ、送信モジュール(Tx module)940,950、及び受信モジュール(Rx module)960,970を含むことができ、なお、情報、データ及び/またはメッセージを送受信するためのアンテナ900,910などを含むことができる。また、移動端末及び基地局はそれぞれ、上述した本発明の実施例を行うためのプロセッサ920,930、及びプロセッサの処理過程を臨時的にまたは持続的に保存できるメモリー980,990を含むことができる。
特に、プロセッサ920,930は、本発明の各実施例で開示したハンドオーバー手順を行うためのハンドオーバーモジュール、所定個数のタイマーメッセージを暗号化するための暗号化モジュール(または、手段)及び/または暗号化されたメッセージを解釈するための複号化モジュール(または、手段)などをさらに含むことができる。また、図9の移動端末及び基地局は、低電力RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)モジュールをさらに含むことができる。
移動端末及び基地局に含まれた送信モジュール及び受信モジュールは、データ転送のためのパケット変復調機能、高速パケットチャネルコーディング機能、直交周波数分割多重接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)パケットスケジューリング、時分割デュプレックス(TDD:Time Division Duplex)パケットスケジューリング及び/またはチャネル多重化機能を行うことができる。
また、移動端末及び基地局に含まれたプロセッサは、上述した本発明の非協力的ハンドオーバーを行うための制御機能、ハンドオーバー(HandOver)機能、認証及び暗号化機能、サービス特性及び伝搬環境によるMAC(Medium Access Control)フレーム可変制御機能、高速トラフィック実時間制御機能及び/または実時間モデム制御機能などを行うことができる。
図9で説明した装置は、図1乃至図8で説明した方法を具現できる手段である。上述した移動端末及び基地局装置の構成成分及び機能を用いて本願発明の実施例を実行することができる。
移動端末に設けられたプロセッサ920は、ハンドオーバーを制御できるハンドオーバーモジュールを備えている。移動端末は、ハンドオーバーモジュールを用いてハンドオーバー機能を行うことができる。
移動端末のプロセッサ920は、図1及び図2で説明したハンドオーバー条件をモニタリングできる。もし、ハンドオーバー始発条件を満たすと、プロセッサ920は、ハンドオーバー要請メッセージに移動端末関連情報を含め、送信モジュール940を制御してハンドオーバー要請メッセージをアンテナ900からサービング基地局に転送することができる。
また、移動端末の受信モジュール960は、サービング基地局から転送されたハンドオーバー命令メッセージを受信して、プロセッサ920に伝達し、プロセッサは、ハンドオーバー命令メッセージに含まれたハンドオーバー関連情報をメモリーに保存し、ハンドオーバー関連情報を用いてハンドオーバー動作を行うことができる。
移動端末のプロセッサは、上述した制御ハンドオーバーまたは非制御ハンドオーバーのいずれかを行うかを決定でき、本発明の実施例では、非制御ハンドオーバーを行うとした。したがって、移動端末は、プロセッサ、送信モジュール及びアンテナを用いてハンドオーバー指示メッセージを基地局に転送することができる。
移動端末は、プロセッサに含まれたハンドオーバーモジュールを用いて、図3乃至図8で説明したネットワーク再進入手順をターゲット基地局と行うことができ、該当のメッセージを送信モジュール、受信モジュール及びアンテナを用いて送受信できる。プロセッサは、このようなハンドオーバー手順を制御する機能を果たす。
サービング基地局の受信モジュール970は、アンテナ910から受信したハンドオーバー要請メッセージ及び/またはハンドオーバー指示メッセージをプロセッサ930に伝達することができる。プロセッサ930は、メモリー990に移動端末関連情報を保存し、ハンドオーバー関連情報を含むハンドオーバー命令メッセージを、送信モジュール950を介して移動端末に転送することができる。
ターゲット基地局は、アンテナ、送信モジュール及び受信モジュールを用いて、図3乃至図8で説明したネットワーク再進入手順を移動端末と行うことができる。すなわち、ターゲット基地局は、プロセッサのハンドオーバーモジュールを用いてハンドオーバー手順を管理し、それによる動作を行うためのメッセージを移動端末と送受信できる。
一方、本発明において、移動端末には、個人携帯端末機(PDA:Personal Digital Assistant)、セルラーフォン、個人通信サービス(PCS:Personal Communication Service)フォン、GSM(Global System for Mobile)フォン、WCDMA(Wideband CDMA)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォン、ハンドヘルドPC(Hand−Held PC)、ノートブック型PC、スマート(Smart)フォンまたはマルチモードマルチバンド(MM−MB:Multi Mode−Multi Band)端末機などを用いることができる。
ここで、スマートフォンとは、移動通信端末機と個人携帯端末機のメリットを結合した端末機で、移動通信端末機に、個人携帯端末機の機能である日程管理、ファックス送受信及びインターネット接続などのデータ通信機能を組み合わせた端末機のことを意味する。また、マルチモードマルチバンド端末機とは、マルチモデムチップを組み込んでおり、携帯インターネットシステム及び他の移動通信システム(例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)2000システム、WCDMA(Wideband CDMA)システム等)のいずれにおいても作動できる端末機のことをいう。
本発明に係る実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などにより具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、一つまたはそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、以上で説明された機能または動作を行うモジュール、手順または関数などの形態とすることができる。例えば、ソフトウェアコードは、メモリーユニット980,990に保存され、プロセッサ920,930により駆動されてよい。メモリーユニットは、プロセッサの内部または外部に設けられて、公知の様々な手段によりプロセッサとデータを交換することができる。
本発明は、本発明の技術的思想及び必須特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化可能であるということは、当業者にとっては明らかである。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制約的に解析されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的な解析により決定されるべきであり、よって、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。なお、特許請求の範囲で明示的な引用関係を有しない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正により新しい請求項として含めることができるということは明らかである。
本発明の各実施例は、様々な無線接続システムに適用することができる。様々な無線接続システムの例には、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、3GPP2及び/またはIEEE 802.xx(Institute of Electrical and Electronic Engineers 802)システムなどがある。本発明の各実施例は、上記様々な無線接続システムの他に、上記様々な無線接続システムを応用したいずれの技術分野にも適用することができる。

Claims (23)

  1. 移動通信端末が非制御ハンドオーバーを行う方法であって、
    サービング基地局のリソース維持タイマーが満了したか否かを決定するステップと、
    前記リソース維持タイマーが満了していない場合、ターゲット基地局にネットワーク(再)進入を行うために、前記ターゲット基地局に、前記サービング基地局の識別子及び前記サービング基地局による前記移動通信端末を識別するための第1臨時識別子を含むレンジング要請メッセージを転送することで、前記非制御ハンドオーバーを開始するステップと、
    前記ターゲット基地局から、保安情報及び前記ターゲット基地局で前記移動通信端末を識別するための第2臨時識別子を含むレンジング応答メッセージを受信するステップと、
    を含む、非制御ハンドオーバー方法。
  2. 前記ターゲット基地局が前記移動通信端末の所望するターゲット基地局であるとあらかじめ決定され、前記ターゲット基地局が前記サービング基地局により推奨される候補基地局でない場合、または前記移動通信端末が前記サービング基地局により推奨されるいかなる候補基地局にも到達できない場合、前記非制御ハンドオーバーを開始するステップをさらに含む、請求項1に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  3. 前記サービング基地局からハンドオーバー関連情報及び前記候補基地局に関する情報を含むハンドオーバー命令(AAI_HO−CMD)メッセージを受信するステップをさらに含む、請求項2に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  4. 前記ハンドオーバー関連情報は、
    前記ネットワーク(再)進入手順を行う開始時点を表す動作時間パラメータ、前記候補基地局で使われるハンドオーバーレンジングコード及びレンジング機会のうち一つ以上を含む、請求項3に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  5. 前記非制御ハンドオーバーの開始を指示するイベントコード、及び前記ターゲット基地局が前記移動通信端末の前記所望するターゲット基地局であることを識別する識別子を含むハンドオーバー指示メッセージを、前記サービング基地局に転送するステップをさらに含む、請求項3に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  6. 前記ターゲット基地局に前記ネットワーク(再)進入手順を行うためのレンジングコードを転送するステップと、
    前記レンジングコードに対する応答として、レンジング手順を行うためのリソース領域に関する割当情報を含むレンジング応答メッセージを受信するステップと、
    をさらに含み、
    前記レンジング要請メッセージは、前記割当情報が表す前記リソース領域を通じて転送される、請求項2に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  7. 前記保安情報は、CMACタプルを含む、請求項1に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  8. 前記リソース維持タイマーが満了しなかった場合、前記ターゲット基地局にネットワーク(再)進入手順を行うために、前記ターゲット基地局に第2レンジング要請メッセージを転送するステップと、
    保安情報及び前記移動通信端末を識別するための第3臨時識別子を含むレンジング応答メッセージを前記ターゲット基地局から受信するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  9. 移動通信端末、サービング基地局及びターゲット基地局間において非制御ハンドオーバーを行う方法であって、
    前記サービング基地局のリソース維持タイマーが満了していない場合、前記移動通信端末から、前記移動端末の前記ターゲット基地局へのハンドオーバー(再)進入要請、及び前記サービング基地局の識別子及び前記サービング基地局で前記移動通信端末を識別するための第1臨時識別子を含むレンジング要請メッセージを前記ターゲット基地局にて受信することによって、前記非制御ハンドオーバーを開始するステップと、
    前記ターゲット基地局から前記移動通信端末に、保安情報及び前記ターゲット基地局で前記移動通信端末を識別するための第2臨時識別子を含むレンジング応答メッセージを転送するステップと、
    を含む、非制御ハンドオーバー方法。
  10. 前記非制御ハンドオーバーは、
    前記サービング基地局が推奨した候補基地局に前記移動通信端末の所望する第1ターゲット基地局が含まれない場合、または前記移動通信端末が前記候補基地局に到達できない場合に、前記移動通信端末により開始される、請求項9に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  11. ハンドオーバー情報及び基地局情報を、前記サービング基地局から前記移動通信端末に転送されるハンドオーバー命令メッセージに含めるために、前記ターゲット基地局から前記サービング基地局に転送するステップをさらに含む、請求項10に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  12. 前記ハンドオーバー情報は、前記ネットワーク(再)進入の開始を指示する動作時間パラメータ、前記候補基地局で使われるハンドオーバーレンジングコード、及び前記ターゲット基地局で使われるレンジング機会のうち少なくとも一つを含む、請求項11に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  13. 前記ターゲット基地局で前記移動通信端末から前記ネットワーク(再)進入手順を行うためのレンジングコードを受信するステップと、
    前記レンジングコードに対する応答として、前記ターゲット基地局から前記移動通信端末に、レンジング手順を行うためのリソース領域に関する割当情報を含むレンジング応答メッセージを転送するステップと、
    をさらに含み、
    前記レンジング要請メッセージは、前記割当情報が表す前記リソース領域を通じて転送される、請求項10に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  14. 前記保安情報は、CMACタプルを含む、請求項9に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  15. 前記リソース維持タイマーが満了していない場合、前記ターゲット基地局が前記移動通信端末から、前記ターゲット基地局にネットワーク(再)進入を行うために前記移動通信端末の持続識別子を含む第2レンジング要請メッセージを受信するステップと、
    前記ターゲット基地局から前記移動通信端末に、保安情報及び前記移動通信端末を識別するための第3臨時識別子を含むレンジング応答メッセージを転送するステップと、
    をさらに含む、請求項9に記載の非制御ハンドオーバー方法。
  16. 非制御ハンドオーバーを行う移動端末であって、
    送信モジュールと、
    受信モジュールと、
    メモリーと、
    前記送信モジュール、前記受信モジュール及び前記メモリーに効果的に接続したプロセッサと、
    を含み、
    前記プロセッサは、
    サービング基地局のリソース維持タイマーが満了したか否かを決定し、
    前記リソース維持タイマーが満了しなかった場合、ターゲット基地局にネットワーク(再)進入を行うために、前記ターゲット基地局に前記サービング基地局の識別子及び前記サービング基地局で前記移動通信端末を識別するための第1臨時識別子を含むレンジング要請メッセージを転送することによって、前記非制御ハンドオーバーを開始し、
    前記ターゲット基地局から、保安情報及び前記ターゲット基地局で前記移動通信端末を識別するための第2臨時識別子を含むレンジング応答メッセージを受信するように構成された、移動通信端末。
  17. 前記サービング基地局が推奨した候補基地局に、前記移動端末の所望する第1ターゲット基地局が含まれない場合、または前記移動端末が前記候補基地局に到達できない場合に、前記プロセッサは前記非制御ハンドオーバーを行うように構成された、請求項16に記載の移動通信端末。
  18. 前記プロセッサは、前記サービング基地局からハンドオーバー関連情報及び前記候補基地局に関する情報を含むハンドオーバー命令(AAI_HO−CMD)メッセージを受信するように構成された、請求項17に記載の移動通信端末。
  19. 前記ハンドオーバー関連情報は、
    前記ネットワーク(再)進入手順を行う開始時点を表す動作時間パラメータ、前記候補基地局で使われるハンドオーバーレンジングコード及びレンジング機会のうち一つ以上を含む、請求項18に記載の移動通信端末。
  20. 前記プロセッサはさらに、前記非制御ハンドオーバーの開始を指示するイベントコード、及び前記ターゲット基地局が前記移動通信端末の前記所望するターゲット基地局であることを識別する識別子を含むハンドオーバー指示メッセージを、前記サービング基地局に転送するように構成された、請求項18に記載の移動通信端末。
  21. 前記プロセッサは、前記ターゲット基地局に前記ネットワーク(再)進入手順を行うためのレンジングコードを転送し、前記レンジングコードに対する応答として、レンジング手順を行うためのリソース領域に関する割当情報を含むレンジング応答メッセージを受信するように構成され、
    前記レンジング要請メッセージは、前記割当情報が表す前記リソース領域を通じて転送される、請求項17に記載の移動通信端末。
  22. 前記保安情報は、CMACタプルを含む、請求項16に記載の移動通信端末。
  23. 前記プロセッサはさらに、前記リソース維持タイマーが満了していない場合、前記ターゲット基地局にネットワーク再進入手順を行うために、前記ターゲット基地局に第2レンジング要請メッセージを転送し、
    保安情報及び前記移動通信端末を識別するための第3臨時識別子を含むレンジング応答メッセージを受信するように構成される、請求項16に記載の移動通信端末。
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