JP2012523757A - ダイレクトに接続されたピアのためのルート最適化 - Google Patents

ダイレクトに接続されたピアのためのルート最適化 Download PDF

Info

Publication number
JP2012523757A
JP2012523757A JP2012504766A JP2012504766A JP2012523757A JP 2012523757 A JP2012523757 A JP 2012523757A JP 2012504766 A JP2012504766 A JP 2012504766A JP 2012504766 A JP2012504766 A JP 2012504766A JP 2012523757 A JP2012523757 A JP 2012523757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
node
address
path
directly connected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012504766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5350536B2 (ja
Inventor
ツァートシス、ジョージオス
バンデルビーン・マイケラ
パーク、ビンセント・ディー.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2012523757A publication Critical patent/JP2012523757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5350536B2 publication Critical patent/JP5350536B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/08Mobility data transfer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/14Direct-mode setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/14Reselecting a network or an air interface
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/14Reselecting a network or an air interface
    • H04W36/142Reselecting a network or an air interface over the same radio air interface technology
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/08Mobility data transfer
    • H04W8/082Mobility data transfer for traffic bypassing of mobility servers, e.g. location registers, home PLMNs or home agents
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/04Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

態様は、ホーム・エージェントを介して通信を確立するピア・ノードが、ダイレクトに接続されたリンクにセッションを移動させることを可能にすることに関する。したがって、ダイレクトに接続されたノードは、本来、カプセル化なしでパケットを交換しうる。さらなる態様によって、ホーム・エージェント・エンティティを持たないノードが、進行中のセッションを失うことなく、ローカル・ネットワークからグローバル・ネットワークへと切り換わることを可能にする。

Description

以下の説明は、一般に、無線通信システムに関し、さらに詳しくは、モビリティ・サポートに関連する。
無線通信システムは、さまざまなタイプの通信を提供し、ユーザがどこに(例えば、建物の内部または外部など)位置していようと、ユーザが静止していようと(例えば、車や徒歩で)、移動していようと、情報を通信するように広く展開されている。例えば、音声、データ、ビデオ等は、無線通信システムによって提供されうる。一般的な無線通信システム、すなわちネットワークは、1または複数の共有されたリソースへ、複数のユーザ・アクセスを提供しうる。システムは、例えば周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、符号分割多重化(CDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)およびその他のようなさまざまな多元接続技術を使用しうる。
例えば、モバイル・インターネット・プロトコル、バージョン6(MIPv6)のような標準的な通信プロトコルは、モバイル・デバイス・ユーザが、パーマネントなインターネット・プロトコル・アドレスを維持しながら、1つのネットワークから別のネットワークへ移動することを可能にするように設計されている。しかしながら、MIPv6によれば、例えば、第1のノードと第2のノードとがダイレクトに接続されている場合であっても、すべてのトラフィックが、(例えば、第1のノードからホーム・エージェントへ、その後、第2のノードへ、第2のノードからホーム・エージェントへ、その後、第1のノードへという具合に)ホーム・エージェントを介して送信されねばならない。さらに、MIPv6ルート最適化(MIPv6−RO)が利用される場合、ノードは、ダイレクトに接続されている場合であっても、ホーム・アドレス・テスト、および、気付アドレス・テストを実行し、その後、パケットを互いにトンネルさせねばならない。
以下は、1または複数の態様の基本的な理解を与えるために、このような態様の簡略化された概要を示す。この概要は、考えられるすべての態様の広範囲な概観ではなく、すべての態様の重要要素や決定的要素を特定することも、何れかまたは全ての態様のスコープを線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な記載に対する前置きとして、簡略化された形式で1または複数の態様のいくつかの概念を表すことである。
1または複数の態様および対応する開示によれば、さまざまな態様が、ダイレクトに接続された第1のノードと第2のノードとが、本来、カプセル化なしでパケット交換を可能にすることに関連付けて記載されている。
別の態様によれば、進行中のセッションをアライブに保つための支援を提供するホーム・エージェント・エンティティを持たないノードが、外部ネットワークへの切換中に、進行中のセッションを失うことなく無線ネットワークへ切り換わりうる。
態様は、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと通信セッションを移動させるために第1のノードによって実行される方法に関連する。方法は、第1のノードのアドレスを含む第1のメッセージを、第2のノードに送ることを含む方法を実行するために、コンピュータ読取可能記憶媒体に格納された命令群を実行するプロセッサを適用することを含む。方法はまた、第1の情報要素を含む第2のメッセージを第1のノードにおいて受信することを含む。第2のメッセージは、ネットワーク・パスを介してアドレスで受信される。方法はさらに、第3のメッセージを、ダイレクトに接続されたパスを介して第2のノードへ送信することを含む。第3のメッセージは、第1の情報要素を含んでいる。さらに、方法は、ダイレクトに接続されたパスを介して、第1のノードと第2のノードとの間でメッセージをトンネルさせることを含む。
別の態様は、メモリとプロセッサとを含む通信装置に関連する。メモリは、第1のメッセージに含まれるアドレスをノードに通信することと、ノードからの応答メッセージで受信された第1の要素を含む第2のメッセージをノードへ伝送することとに関連する命令群を保持する。メモリはさらに、ダイレクトに接続されたパスによってメッセージをトンネルさせることに関連する命令群を保持する。応答メッセージは、ネットワーク・パスを介して受信され、第2のメッセージは、ダイレクトに接続されたパスを介して伝送される。プロセッサは、メモリに接続され、メモリに保持された命令群を実行するように構成される。
さらなる態様は、通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと転送する通信装置に関連する。装置は、通信装置のホーム・アドレスを含む第1のメッセージを、ピア・ノードへ通信する手段と、ピア・ノードから、第1の要素を含む第2のメッセージを受信する手段とを含む。第2のメッセージは、ネットワーク・パスを介して受信される。さらに、装置は、第1の要素を含む第3のメッセージをピア・ノードへ送信する手段を含む。第3のメッセージは、ダイレクトに接続されたパスを介して送信される。装置はまた、ダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせる手段を含む。
さらに別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を備えたコンピュータ・プログラム製品に関連する。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータに対して、ネットワーク・パスを介したピア・ノードとの通信リンクを確立させるための第1のコードのセットと、コンピュータに対して、ピア・ノードとの通信のためにダイレクトなパスが利用可能であることを確認させるための第2のコードのセットとを含む。さらに、コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータに対して、第1のメッセージをピア・ノードへ送信させるための第3のコードのセットを含む。第1のメッセージは、ホーム・アドレスを含んでいる。さらには、コンピュータに対して、第1の要素を含む第2のメッセージを、ホーム・アドレスにおいて受信させるための第4のコードのセットが含まれる。第2のメッセージは、ネットワーク・パスを介して受信される。さらには、コンピュータに対して、ダイレクトなパスを介して第3のメッセージを送信させるための第5のコードのセットと、コンピュータに対して、ダイレクトに接続されたパスを介してピア・ノードとメッセージをトンネルさせるための第6のコードのセットとが含まれる。
また、さらなる態様は、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと通信セッションを切り換えるように構成された少なくとも1つのプロセッサに関連する。少なくとも1つのプロセッサは、アドレスを含む第1のメッセージをピア・ノードへ送信するための第1のモジュールと、第1の要素を含む第2のメッセージを受信するための第2のモジュールとを含む。第2のメッセージは、ネットワーク・パスを介してアドレスへ送信される。少なくとも1つのプロセッサはまた、第3のメッセージを、ダイレクトに接続されたパスを介して、第2のノードへ送信するための第3のモジュールをも含む。第3のメッセージは、第1の要素を含んでいる。少なくとも1つのプロセッサはまた、ダイレクトに接続されたパスを介して、第1のノードと第2のノードとの間でメッセージをトンネルさせるための第4のモジュールをも含む。
また別の態様は、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと通信セッションを移動させるために第1のノードによって実行される方法に関連する。方法は、この方法を実現するために、コンピュータ読取可能格納媒体に格納された命令群を実行するプロセッサを適用することを含む。方法は、アドレスを含む第1のメッセージを第2のノードから受信することと、第1の要素を含む第2のメッセージを第2のノードへ送信することと、を含む。第2のメッセージは、ネットワーク・パスを介してアドレスへ送信される。方法はさらに、ダイレクトに接続されたパスを介して第3のメッセージを受信することと、第3のメッセージが、第1の要素を含んでいるかを確認することと、第3のメッセージが第1の要素を含んでいる場合、ダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせることとを含む。
さらなる態様は、メモリとプロセッサとを含む通信装置に関連する。メモリは、ピア・ノードのアドレスを含む第1のメッセージを受信することと、第1の要素を含む応答メッセージを、ネットワーク・パスを介してアドレスへ送信することとに関連する命令群を保持する。メモリはさらに、ダイレクトに接続されたパスを介して第2のメッセージを受信することと、第2のメッセージが、第1の要素を含んでいるかを判定することと、第2のメッセージが第1の要素を含んでいる場合、ダイレクトに接続されたパスによってメッセージをトンネルさせることとに関連する命令群をも保持する。プロセッサは、メモリに接続され、メモリに保持された命令群を実行するように構成される。
別の態様は、通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと転送する通信装置に関連する。装置は、ネットワーク・パスを介したピア・ノードとの通信セッションを確立する手段と、ピア・ノードから第1のメッセージを受信する手段とを含む。第1のメッセージは、アドレスを含んでいる。装置はさらに、第2のメッセージを、ネットワーク・パスを介してアドレスへ伝送する手段をも含む。第2のメッセージは、第1の要素を含んでいる。さらに、装置は、ダイレクトに接続されたパスを介してピア・ノードから受信した第3のメッセージが、第1の要素を含んでいるかを確認する手段と、第3のメッセージが第1の要素を含んでいる場合、ピア・ノードとダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせる手段とを含む。
また別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を備えたコンピュータ・プログラム製品に関連する。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータに対して、ネットワーク・パスを介したピア・ノードとの通信リンクを確立させるための第1のコードのセットと、コンピュータに対して、ピア・ノードから第1のメッセージを受信させるための第2のコードのセットとを含む。第1のメッセージは、ホーム・アドレスを含んでいる。コンピュータ読取可能媒体はまた、コンピュータに対して、第1の要素を含む第2のメッセージを、ホーム・アドレスへ送信させるための第3のコードのセットを含む。第2のメッセージは、ネットワーク・パスを介して送信される。さらに、コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータに対して、第3のメッセージを、ダイレクトなパスを介して受信させるための第4のコードのセットと、第3のメッセージが第1の要素を含んでいる場合、コンピュータに対して、ダイレクトに接続されたパスを介して、ピア・ノードとメッセージをトンネルさせるための第5のコードのセットとを含む。
また別の態様は、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと通信セッションを切り換えるように構成された少なくとも1つのプロセッサに関連する。少なくとも1つのプロセッサは、ピア・ノードのアドレスを含む第1のメッセージをピア・ノードから受信するための第1のモジュールと、第1の要素を含む第2のメッセージを、ネットワーク・パスを介してアドレスへ送信するための第2のモジュールとを含む。さらに、少なくとも1つのプロセッサには、ダイレクトに接続されたパスを介して第3のメッセージを受信するための第3のモジュールと、第3のメッセージが第1のメッセージを含んでいる場合、ダイレクトに接続されたパスを介して、ピア・ノードとメッセージをトンネルさせるための第4のモジュールとが含まれている。
前述した目的および関連する目的を達成するために、1または複数の実施形態は、後に十分に記載され、特許請求の範囲において特に指摘されている特徴を備える。次の記載および添付図面は、1または複数の態様のある例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、さまざまな態様の原理が適用されるさまざまな方式のうちのわずかを示すにすぎない。図面とともに考慮された場合、以下の詳細記載から、その他の利点および新規な特徴が明らかになるであろう。そして、開示された態様は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むことが意図されている。
図1は、さまざまな態様にしたがう無線通信システムを図示する。 図2は、態様にしたがって、2つのノードが、広域ネットワーク・インタフェースおよび/またはデバイス・トゥ・デバイス・インタフェースによる通信を可能にするシステムを例示する。 図3は、態様にしたがって、ダイレクトに接続されたデバイスのためにルート最適化を利用する通信システムを例示する。 図4は、従来システムにしたがう、ホーム・エージネントを介したモバイル・インターネット・プロトコル・トンネリングの概要を図示する。 図5は、従来のルート最適化手順およびトンネリングの概要を図示する。 図6は、標準的なルート最適化手順のフロー図を例示する。 図7は、ホーム・エージェント、ルート最適化、およびダイレクトなリンク・パスによるトンネリングの概要を図示する。 図8は、態様にしたがう「部分的ルート最適化」メカニズムのフロー図を例示する。 図9は、通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと移動させるために第1のノードによって実行される方法を例示する。 図10は、通信セッションを、第1の通信パスから第2の通信パスへ切り換える方法を図示する。 図11は、態様にしたがって、ノードが、ローカル・ネットワークによってセッションを開始し、このセッションをグローバル・ネットワークへ移動させることを可能にするように構成されたシステムを例示する。 図12は、態様にしたがって、修正されたルート最適化フロー図を例示する。 図13は、態様にしたがって、制限されたルート最適化手順を例示する。 図14は、さまざまな態様にしたがって、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへのルート最適化シグナリングを除いた統合ホーム・エージェントのためのフロー図を例示する。 図15は、さまざまな態様にしたがって、ダイレクトに接続されたパスから、ネットワーク・パスへのルート最適化シグナリングを除いた統合ホーム・エージェントのためのフロー図を例示する。 図16は、ルート最適化のための方法を例示する。 図17は、第1のネットワーク・パスから、第2のネットワーク・パスへと通信セッションを移動させるために第1のノードによって実行される方法を例示する。 図18は、開示された態様のうちの1または複数にしたがって、第1の通信パスを介した通信セッションを開始することと、第2の通信パスへと通信セッションを転送することとを容易にするシステムを例示する 図19は、態様にしたがって、通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへ転送するシステムを例示する。 図20は、態様にしたがって、通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへ転送することを容易にするシステムを例示する。
さまざまな態様が、図面を参照して記載される。以下の記載では、説明の目的のために、1または複数の態様の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられる。しかしながら、そのような態様は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが明確である。他の事例では、これら態様の記載を容易にするために、周知の構成およびデバイスが、ブロック図形式で示される。
本願において使用されるような用語「構成要素」、「モジュール」、「システム」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのうちの何れかのようなコンピュータ関連エンティティを称することが意図されている。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピューティング・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピューティング・デバイスとの両方が構成要素となりうる。1または複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、構成要素は、1つのコンピュータに局在化されるか、および/または、2つ以上のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、さまざまなデータ構造を格納したさまざまなコンピュータ読取可能媒体から実行可能である。構成要素は、例えば、1または複数のデータ・パケット(例えば、シグナルによって、ローカル・システム内の別の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、配信システムからのデータ、および/または、他のシステムを備えたインターネットのようなネットワークを介したデータ)を有する信号にしたがってローカル処理および/または遠隔処理によって通信することができる。
さらに、さまざまな態様が、モバイル・デバイスに関して本明細書で記載される。モバイル・デバイスはまた、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、無線端末、ノード、デバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、無線通信装置、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、またはユーザ設備(UE)とも呼ばれ、これら機能のいくつかまたはすべてを含むことができる。モバイル・デバイスは、セルラ電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、スマート・フォン、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス、衛星ラジオ、無線モデム・カード、および/または、無線システムによって通信するためのその他の制御デバイスでありうる。さらに、本明細書では、さまざまな態様が、基地局に関して記載される。基地局は、無線端末と通信するために利用することができ、アクセス・ポイント、ノード、ノードB、eノードB、e−NB、あるいは、その他のいくつかのネットワーク・エンティティで称され、これらの機能のうちのいくつかまたはすべてを含むことができる。
さまざまな態様または特徴が、多くのデバイス、構成要素、モジュール等を含むシステムの観点から示されるだろう。さまざまなシステムが、図面に関連して説明されたように、追加のデバイス、構成要素、モジュール等を含み、および/または、これらデバイス、構成要素、モジュール等のうちのすべてを含んでいるとは限らないことが理解および認識されるべきである。これらアプローチの組み合わせもまた使用されうる。
さらに、主題とする記載では、「典型的」という用語は、例、事例、または例示として役立つことを意味するために使用される。本明細書で「典型的」と記載された任意の態様または設計は、必ずしも、他の態様または設計に対して好適であるとも、有利であるとも解釈される必要はない。むしろ、「典型的」という用語を用いることは、概念を具体的な方式で表すことが意図されている。
図1を参照して、さまざまな態様にしたがって、無線通信システム100が例示されている。システム100は、複数のアンテナ・グループを含むことができる基地局102を含む。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。おのおののアンテナ・グループについて2本のアンテナしか例示されていないが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。基地局102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。これらおのおのは、当業者によって理解されるように、信号の送信および受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を備えうる。さらに、基地局102は、ホーム基地局、フェムト基地局等でありうる。
基地局102は、例えばデバイス116のような1または複数のデバイスと通信しうる。しかしながら、基地局102は、デバイス116に類似した実質的に任意の数のデバイスと通信しうることが認識されるべきである。図示するように、デバイス116は、アンテナ104、106と通信している。ここで、アンテナ104、106は、順方向リンク118によってデバイス116へ情報を送信し、逆方向リンク120によってデバイス116から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を利用しうる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を利用しうる。
それに加えて、デバイス122、124は、例えば、ピア・トゥ・ピア構成で互いに通信しうる。さらに、デバイス122は、リンク126、128を使用して、デバイス124と通信する。ピア・トゥ・ピア・アド・ホック・ネットワークでは、例えばデバイス122、124のように、互いの範囲内にあるデバイスは、通信を中継するための基地局102および/または有線インフラストラクチャ無しで互いにダイレクトに通信しうる。それに加えて、ピア・デバイスまたはノードが、トラフィックを中継しうる。ピア・トゥ・ピア方式で通信するネットワーク内のデバイスは、基地局と同様に機能することができ、トラフィックが最終目的地に達するまで、他のデバイスへトラフィックまたは通信を中継することにより、基地局と同様に機能する。デバイスはまた、ピア・ノード間のデータ送信を管理するために利用される情報を伝送する制御チャネルを送信しうる。
通信ネットワークは、無線(または有線)通信中にある任意の数のデバイスあるいはノードを含みうる。おのおののノードは、1または複数の他のノードの範囲内に存在することができ、他のノードと通信したり、あるいは、例えばマルチ・ホップ・トポグラフィ(例えば、通信は、最終目的地に達するまで、ノードからノードへとホップする)のように、他のノードを用いて通信しうる。例えば、送信側ノードは、受信側ノードと通信することを希望しうる。送信側ノードと受信側ノードとの間のパケット転送を可能にするために、1または複数の中間ノードが利用されうる。どのノードも送信側ノードおよび/または受信側ノードになることができ、実質的に同時に(例えば、情報を受信するのとほぼ同時に情報をブロードキャストまたは通信しうる)、あるいは他の時間に、情報の送信および/または受信のうちの何れかの機能を実行しうることが理解されるべきである。
システム100は、ネットワークを介した通信セッションを開始したノードが、ダイレクトな接続へとセッションを移動させることを可能とするように構成されうる。ダイレクトに接続されたノードは、元来、カプセル化を伴うことなくパケットを交換しうる。いくつかの態様によれば、「ホームを持たない」ノードは、進行中のセッションを失うことなく、無線ネットワークに切り換わりうる。「ホームを持たない」ことによって、ホーム・エージェント・エンティティを持たないノードが、ノードの現在位置へ新たなセッションを確立するために、外部ネットワークに切り換わることも、新たに到来する要求を転送することもなく、進行中のセッションを維持するための支援を提供することを意味する。いくつかの態様によれば、ノードは、移動式(例えば、無線)、固定式(例えば、有線)、あるいはこれらの組み合わせ(例えば、1つのノードが固定式であり、第2のノードが移動式であり、両ノードとも移動式であったり等)でありうる。
図2は、さまざまな態様にしたがって、2つのノードが、広域ネットワーク・インタフェースおよび/またはデバイス・トゥ・デバイス・インタフェースを介した通信を可能にするシステム200を例示する。システム200には、第1のノード(ノード)202と第2のノード(ノード)204とが含まれている。ノード202、204はおのおの、少なくとも2つのインタフェースを含んでいる。第1のインタフェースは、インターネット・プロトコル(IP)アドレスを提供するネットワーク206に接続されうる。例えば、このネットワークは、広域ネットワーク(WAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ホーム・ネットワーク、デジタル加入者回線(DSL)、ケーブル、3GPPベースの、3GPP2ベースの、あるいは、対象ネットワーク(例えば、インターネット)へのルーティングおよび相互接続を提供するその他任意の技術でありうる。
ノード202、204のインタフェースは、有線(例えば、デバイス・トゥ・デバイス)、無線(例えば、広域ネットワーク(WAN))、あるいはこれらの組み合わせでありうる。例えば、ノード202インタフェースが無線であり、ノード204インタフェースが有線であるか、ノード204インタフェースが無線であり、ノード202インタフェースが有線であるか、インタフェース202、204がともに無線であるか、あるいは、インタフェース202、204がともに有線でありうる。
例示目的のために、おのおののノード202、204の第1のインタフェースは、WANインタフェース208、210である。WANインタフェース208、210は、リンク212、214によって例示されるように、ネットワーク206を介して接続を提供する。さらに、おのおののノード202、204は、ダイレクトに接続されたピアを持つローカル・ネットワークに、あるいは、マルチ・ホップ・メッシュ・ネットワークに接続された少なくとも第2のインタフェースを含む。例えば、ローカル・ネットワークは、無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)、FlashLinQ(登録商標)、あるいは別のデバイス・トゥ・デバイス(例えば、ピア・トゥ・ビア)技術でありうる。例示目的のために、おのおののノード202、204の第2のインタフェースは、デバイス・トゥ・デバイス(D2D)インタフェース216、218として例示されている。D2Dインタフェース216、218によって、ノード202、204は、ダイレクト・リンク220によって例示されるようなダイレクトな通信を実行できるようになる。
ネットワーク206を介したセッションを開始し、(例えば、ダイレクトなリンク220による)ダイレクトなセッションへ移動するためのさまざまな態様にしたがう手順が記載される。例示目的のために、ノード202が、モバイル・インターネット・プロトコルを利用すると仮定されている。通信は、モバイルIPホーム・アドレスをソース・アドレスとして利用するノード202によって実行される。ホーム・アドレスは、ノードに割り当てられたユニキャスト・ルート可能アドレスであり、ノードのパーマネントなアドレスとして使用される。ノード202は、それぞれの第1のインタフェース(例えば、WANインタフェース208、210)を介してパケットを送信および受信することによって、ネットワーク(例えば、WAN)によってノード204と通信する。これらパケットは、さまざまな態様にしたがってネットワーク206に含まれうるホーム・エージェントへのMIPv6トンネル内に、あるいは、ノード204へダイレクトなルート最適化トンネル内にカプセル化されうる。ルート最適化は、以下にさらに詳細に説明される。
図3は、態様にしたがって、ダイレクトに接続されたデバイスのためにルート最適化を利用する通信システム300を例示する。システム300は、ネットワーク・パスを介した通信セッションを開始したデバイスが、互いの範囲内にあり、ダイレクトな通信リンクを利用できる場合、このセッションを、ダイレクトに接続されたパスに移動できるように構成されうる。
通信システム300は、データ・パケットを送信および受信するのみならず、通信機能および/またはコンピューティング機能に関連付けられたその他の機能を実行するように構成された通信装置302を含む。通信システム300には、多くのその他の通信装置も含まれている。そのうちの1つが304で例示されている。通信装置302、304は、有線装置、無線装置、またはこれらの組み合わせでありうる。説明目的のために、通信装置302は、送信機(例えば、通信のイニシエータ)と称され、通信装置304は、受信機と称されよう。さらに、説明の目的のために、機能が別の装置によって個別に実行されるものとして例示および説明されるが、送信機302と受信機304との両方は、送信と受信との両方の機能を実行しうる。
送信機302は、例えばWANネットワークのようなネットワークによって、受信機304の第1のインタフェース308とパケットの送信および受信を行うように構成された第1のインタフェース306を含む。これらパケットは、ホーム・エージェント310へのモバイル・インターネット・プロトコル(IP)トンネル内にカプセル化されうる。したがって、これらパケットは、送信機302からホーム・エージェント310へ、その後、受信機304へ送られる。受信機304から送られたパケットは、ホーム・エージェント310を経由して、送信機302へルーティングされる。
発見モジュール312は、送信機302のダイレクトな通信範囲内でピア・デバイス(例えば、受信機304)を検出するように構成される。発見モジュール312は、リンク・センシング技術および/またはピア発見技術を利用してピア・デバイスを検出しうる。この検出に基づいて、発見モジュール312は、受信機304が送信機302とダイレクトに接続されうるかを判定しうる。例えば、送信機302および/または受信機304は、(もしも移動式であれば)移動することができ、通信装置302、304は、この移動に基づいて、互いの範囲内で移動しうる。これによって、(例えば、ピア・トゥ・ピア通信のような)ダイレクトな通信が、ピア・トゥ・ピア・インタフェースでありうるおのおのの装置の第2のインタフェース314、316によって確立されるようになる。
通信装置302、304がダイレクトに接続されている場合、ホーム・テスト開始(HOTI)メッセージ・モジュール318が、クッキーを含むHOTIメッセージを構築する。HOTIメッセージは、送信機302がIPアドレスIPxを所有することを主張する情報を含んでいる。
HOTIメッセージを受信するのとほぼ同時に、ホーム・テスト(HOT)メッセージ・モジュール320が、受信したHOTIメッセージからのクッキーをコピーして、HOTメッセージを構築する。HOTメッセージ・モジュール320はまた、HOTメッセージ内にトークンを含める。HOTメッセージは、送信機302のIPアドレス(例えば、IPx)に送られる。
送信機302が、要求されたIPアドレス(例えば、IPx)に関連付けられている場合、送信機302によってHOTメッセージが受信される。HOTメッセージを受信するのとほぼ同時に、ホーム・テスト応答(HOTR)メッセージ・モジュール322が、受信したHOTメッセージからのトークンのコピーとIPアドレス(例えば、IPx)とを含むHOTRメッセージを構築する。
受信機304によってHOTRメッセージが受信されると、送信機302が、要求されたIPアドレス(例えば、IPx)を所有していることが確認される。通信装置302、304は、それぞれの第2のインタフェース314、316を介してメッセージを送信/受信しうる。パケットは、元来、カプセル・ヘッダ無しで第2のインタフェース314、316によって送信されるか、あるいは、ピア・トゥ・ピア特有のアドレスによってカプセル化されうる。
システム300は、送信機302に動作可能に接続されたメモリ324を含みうる。メモリ324は、第1のメッセージに含まれるアドレスをノード(例えば、受信機304)に通信することと、ノードからの応答メッセージで受信した第1の情報要素を含む第2のメッセージをノードに伝送することと、ダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルされることと、に関連する情報を格納しうる。応答メッセージは、ネットワーク・パスを介して受信され、第2のメッセージは、ダイレクトに接続されたパスを介して伝送されうる。アドレスが送信機302によって所有されていない場合、応答メッセージは、送信機302によって受信されないだろう。いくつかの態様によれば、メモリ324はさらに、ネットワーク・パスを介した装置304との通信セッションを確立することと、この通信を、第1のメッセージを送信する前に、ダイレクトに接続されたパスに転送することを決定することとに関連する命令群を保持しうる。
システム300は、受信機304に動作可能に接続されたメモリ326をも含みうる。メモリ326は、ピア・ノードのアドレスを含む第1のメッセージを受信することと、第1の要素を含む応答メッセージを、ネットワーク・パスを介してアドレスへ送信することとに関連する情報を格納しうる。メモリ326はさらに、ダイレクトに接続されたパスを介して第2のメッセージを受信することと、第2のメッセージが、第1の要素を含んでいるかを判定することと、第2のメッセージが第1の要素を含んでいる場合、ダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせることとに関連する情報をも格納しうる。いくつかの態様によれば、メモリ326はさらに、第1のメッセージを受信する前に、ネットワークを介したピア・ノードとのセッションを確立することに関連する命令群をも含む。
メモリ324、326は、送信機302(または受信機304)の外部にありうるか、あるいは送信機302(または受信機304)内に存在しうる。それぞれのプロセッサ328、330は、通信ネットワークにおけるモビリティ管理に関連する情報の分析を容易にするために、送信機302または受信機304(および/またはメモリ324、326)に動作可能に接続されうる。プロセッサ328、330は、送信機302および/または受信機304によって交換される情報の分析および/または生成に特化されたプロセッサ、システム300の1または複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/または、送信機302および/または受信機304によって交換される情報の分析と生成の両方、および、システム300の1または複数の構成要素の制御を実行するプロセッサでありうる。
本明細書で記載されたデータ・ストア(例えば、メモリ)構成要素は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであるか、あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含みうることが認識されるべきである。限定ではなく、例として、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、EPROM(EPROM)、EEROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、外部キャッシュ・メモリとして動作するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。限定ではなく例として、RAMは、例えばシンクロナスRAM(DRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、同期リンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)(登録商標)のような多くの形式で利用可能である。開示された態様のメモリは、限定される訳ではないが、これらのタイプの、あるいは、その他の適切なタイプのメモリを備えることが意図されている。
開示された態様を十分に理解するために、図4は、例えばモバイル・インターネット・プロトコル、バージョン6(MIPv6)のような従来のシステムにしたがって、ホーム・エージェントを介したモバイル・インターネット・プロトコル(IP)トンネリングの概要表示400を示す。対応するノード404と通信しているモバイル・ノード402が例示されている。モバイル・ノード402は、ラップトップとして例示され、対応するノード404は、デスクトップ・コンピュータとして例示されているが、開示された態様は、それに限定されず、モバイル・ノード402および/または対応するノード404は、有線および/または無線の両方のような、その他のタイプのデバイスでありうる。
モバイル・ノード402および対応するノード404は、ホーム・エージェント408と称されるエンティティとのインタラクションによってネットワーク406を介して通信しうる。モバイル・ノード402は、モバイル・ノード402に割り当てられたユニキャスト・ルート可能アドレスであるホーム・アドレスに関連付けられる。ホーム・アドレスは、オペレータ、アクセス・プロバイダ、ピア・トゥ・ビア・スペクトル・プロバイダ、あるいは、FlashLinQチケット発行部を含むその他の適切な許可エンティティでありうる検証エンティティ(図示せず)によって割り当てられうる。ホーム・アドレスは、モバイル・ノード402のホーム・リンク内で使用され、標準的なインターネット・プロトコル・ルーティング・メカニズムが、このホーム・リンクにおいて、モバイル・ノード402へパケットを配信する。ホーム・リンクに複数のホーム・プレフィクスがある場合、モバイル・ノード402は、複数のホーム・アドレスを有しうる。
MIPv6によれば、モビリティ管理メカニズムによって、モバイル・ノード402は、IPv6インターネット(例えば、ネットワーク406)内を移動している場合であっても、インターネットへの現在の接続点に関わらず、ホーム・アドレスを介して到達可能なままであるようになる。例えば、ネットワーク406へのアクセスを得るためにモバイル・ノード402が接続しうるさまざまなアクセス・ルータ410、412、414が存在しうる。説明の目的のために、モバイル・ノード402は、アクセス・ルータ412を介してネットワーク406アクセスを得るものとして例示されている。モバイル・ノード402とホーム・エージェント408との間にモバイルIPトンネル416が生成され、トンネル416内にパケットがカプセル化されうる。
モバイル・ノード402がその「ホーム」から離れると、モバイル・ノード402は、モバイル・ノード402の現在位置に関連する情報を提供する気付アドレスに関連付けられる。モバイル・ノード402は、この気付アドレスをホーム・エージェント408に登録する。ホーム・エージェント408は、モバイル・ノードのホーム・アドレスに向けられたホーム・リンク上のパケットを解釈し、このメッセージをカプセル化し、このメッセージを、モバイル・ノードの気付アドレスへトンネル416される。したがって、モバイル・ノード402のホーム・アドレスにアドレスされたIPv6パケットは、ホーム・エージェント408によってモバイル・ノード402の気付アドレスへと透過的にルーティングされる。
ホーム・エージェント408からモバイル・ノード402へのパケットのインターネット・プロトコル・ヘッダは、ソース・アドレス(SA)が、ホーム・エージェント・アドレス(HA)であり、宛先アドレス(DA)が、気付アドレス(CoA)である(ソース・アドレス(SA)は、対応するノード・アドレス(CNAddr)であり、宛先アドレス(DA)は、ホーム・アドレス(HoA)である)。これは、以下のように記述される。
SA=HA、DA=CoA
(SA=CNAddr、DA=HoA)
モバイル・ノード402からホーム・エージェント408への(420で例示される)パケットのIPヘッダは、ソース・アドレス(SA)が、気付アドレス(CoA)であり、宛先アドレス(DA)が、ホーム・エージェント・アドレス(HA)である(ソース・アドレス(SA)は、ホーム・アドレスであり、宛先アドレス(DA)は、対応するノード・アドレス(CNAddr)である)。これは、以下のように記述される。
SA=CoA、DA=HA
(SA=HoA、DA=CNAddr)
(422で例示されるように)対応するノード408からモバイル・ノード402へのパケットのIPヘッダは、ソース・アドレスが、対応するノード・アドレスであり、宛先アドレスが、ホーム・アドレスである。すなわち、(SA=CNAddr、DA=HoA)である。(424に例示するように)モバイル・ノード402から対応するノード404へのパケットのIPヘッダは、ソース・アドレスが、ホーム・アドレスであり、宛先アドレスが、対応するノード・アドレスである(SA=HoA、DA=CNAddr)。
図5は、従来のルート最適化手順およびモバイルIPv6のトンネリングの概要図500を例示する。モバイル・ノード502と、対応するノード504とが含まれている。これらは、ホーム・エージェント508を含むネットワーク506を介して通信する。システム500は、「ルート最適化」またはMIPv6−R0と称される追加動作モードを利用しうる。ルート最適化は、対応するノード504において現在のバインディング(例えば、気付アドレス)を登録する例えばモバイル・ノード502のようなノードを提供する。したがって、対応するノード504からのパケットは、ホーム・エージェント508をバイパスして、モバイル・ノード504の気付アドレスにダイレクトにルーティングされうる。このルート最適化手順は、ホーム・アドレス・テストおよび気付アドレス・テストを必要とする。これらのテストは、モバイル・ノード502によって要求された気付アドレスおよびホーム・アドレスが、モバイル・ノード502によって実際に所有されていることを、対応するノード504に確信させることを試みる。
ある状況では、対応するノード504およびモバイル・ノード502は、ダイレクトに接続されるようになりうる。この条件は、同じサブネットにアクセスすることによるか、あるいは、WLAN、FlashLinQ(登録商標)、またはその他のピア・トゥ・ピア技術によるダイレクトなリンクを有することによるか、あるいは、その他の理由による。MIPv6が使用されている場合、モバイル・ノード502および対応するノード504がダイレクトに接続されているという事実にも関わらず、トラフィックはすべてホーム・エージェント508を介して送信されねばならない。MIPv6が利用される場合、モバイル・ノード502および対応するノード504は、ダイレクトに接続されている場合であっても、ホーム・アドレス・テストおよび気付アドレス・テストを再度実行し、その後、パケットを互いにトンネルさせねばならない。
対応するノード504からモバイル・ノード502へのパケットのIPヘッダは、ソース・アドレスが、対応するノード・アドレスであり、宛先アドレスが、気付アドレス(DOはホーム・アドレス)である。これは、SA=CNAddr、DA=CoA(DO=HoA)のように記述される。モバイル・ノード502から対応するノード504へは、パケットのIPヘッダは、ソース・アドレスが、気付アドレスであり、宛先アドレスが、対応するノード・アドレス(DOはホーム・アドレス)である。これは、SA=CoA、DA=CN(DO=HoA)のように記述される。516では、モバイルIPトンネルが例示され、518では、モバイルIP最適化パスが例示されている。ROシグナリング・ホーム・アドレス・テストが520において例示され、気付アドレス・テストが522において例示されている。
図6は、モバイル・インターネット・プロトコルを利用するデバイスが、例えば図2のインタフェース216または218のようなデバイス・トゥ・デバイス・インタフェースすなわちD2Dリンクを利用することを可能にするために利用されうる標準的なルート最適化手順のフロー図600を例示する。図示されるように、第1のノード602(例えば、モバイル・ノード)は、第2のノード604(例えば、対応するノード)と通信することを望んでいる。これは、ホーム・エージェント606によって容易とされうる。第2のノード604との通信を開始するために、第1のノード602は、ホーム・エージェント606を介して、および、例えばホーム・キージェネレーション・トークンを取得するためにはWANを介して、第2のノード604へホーム・テスト開始メッセージ(HOTI)メッセージ608を送信する。キージェネレーション・トークンは、バインディング・アップデートを許可するバインディング管理キーをモバイル・ノードが計算できるように、対応するノードによって提供される数である。ホーム・テスト開始メッセージ608は、ソース・アドレスを備えて送信されうる。ソース・アドレスは、第1のノード602のホーム・アドレスでありうる。さらには、ホーム・テスト開始メッセージ608には、宛先アドレスが含まれうる。これは、第2のノード604のアドレスである。
さらに、ホーム・テスト開始メッセージ608は、例えばホーム開始クッキーのようなパラメータを含みうる。
それに加えて、第1のノード602は、気付キージェネレーション・トークンを得るために、(ホーム・エージェント606を介することなく)D2Dインタフェースを介して気付テスト開始(COTI)メッセージ610を第2のノード604へダイレクトに伝送する。気付テスト開始(COTI)メッセージは、気付アドレスでありうるソース・アドレスと、第2のノード604のアドレスでありうる宛先アドレスを備えて送信されうる。さらに、気付テスト開始メッセージ610は、例えば気付開始クッキーのようなパラメータを含みうる。
第2のノード604がホーム・テスト開始メッセージ608を受信するのと実質的に同時に、第2のノード604は、ホーム・キージェネレーション・トークンを生成する。これは、以下の例によって生成されうる。
ホーム・キージェネレーション・トークン:=First(64,HMAC_SHA1(Kcn(ホーム・アドレス|ノンス|0)))
ここで、|は、結合を示し、HMAC_SHA1関数内の最後の“0”は、ホーム・クッキーを気付クッキーから区別するための単一のゼロ・オクテットである。ノンスは、例えば、乱数発生器によって生成されうる。
ホーム・テスト開始メッセージ608に応答して、ホーム・テスト(HOT)メッセージ612がホーム・エージェント606および、例えばWANインタフェースを介して送信される。ホーム・テスト・メッセージ612は、第2のノード604のアドレスであるソース・アドレスと、ホーム・アドレスである宛先アドレスとを含みうる。さらに、ホーム・テスト・メッセージ612は、ホーム開始クッキー、ホーム・キージェネレーション・トークン、およびホーム・ノンス・インデクスを含みうるさまざまなパラメータを含みうる。
第2のノード604が気付テスト開始メッセージ610を受信するのとほぼ同時に、第2ノード604は、例えば以下のように気付キージェネレーション・トークンを生成する。
気付キージェネレーション・トークン:=First(64,HMAC_SHA1(Kcn(気付アドレス|ノンス|1)))
気付テスト開始メッセージ610に応答して、気付テスト(COT)メッセージ614が送信されうる。気付テスト・メッセージ614は、(ホーム・エージェント606を経由せずに)D2Dインタフェースを介してダイレクトに第1のノード602へ送信される。気付テスト・メッセージ614の内容は、ソース・アドレス(第2のノード604のアドレス)と、宛先アドレス(気付アドレス)とを含む。さらに、気付テスト・メッセージ614は、気付開始クッキー、気付キージェネレーション・トークン、および気付ノンス・インデクスを含みうるさまざまなパラメータを含みうる。
第1のノード602は、これらトークンをともにハッシュして、例として、以下の通りとなりうる20のオクテット・バインディング・キーKbmを生成しうる。
Kbm=SHA1(ホーム・キージェネレーション・トークン|気付キージェネレーション・トークン)
本明細書で提供される計算は、単なる例であることに着目されるべきである。式は、かなり簡単に別の形式に変換されうるので、これら式のバリエーションの全ての形式が、その効果が、開示された式の効果と同じまたは類似である別の態様として含まれるべきである。
バインディング・アップデート616は、以前に確立されたバインディングを削除するためにも利用されうる。この状況では、気付キージェネレーション・トークンは使用されない。その代わりに、以下のようにしてバインディング管理キーが生成される。
Kbm=SHA1(ホーム・キージェネレーション・トークン)
バインディング・アップデート616の受信を確認するために、第2のノード604は、バインディング・アクノレッジメント(BA)618をもって応答しうる。
図7を参照して、ホーム・エージェント、ルート最適化、およびダイレクトなリンク・パスによるトンネリングの概要が例示される。ホーム・エージェント708を含むネットワーク706を介して第2のノード704(例えば、対応するノード)と通信する、第1のノード702が図示されている。
図示されるように、第2のノード704は、第1の位置710から第2の位置712へ、その後、第3の位置714へ移動しうる。例えば第1の位置710のような場合には、ホーム・エージェント708を経由するルーティングが適切であり、例えば第2の位置712のような別の場合には、ルート最適化が適用されうる。しかしながら、いくつかの場合には、2つのノード702、704が、自分たちがダイレクト716(例えば、第3の位置714)に接続されていることを知りうる。例えば、ノード702、704は、例えばFlashLinQ(登録商標)、ピア・トゥ・ピアWiFi、ブルートゥース(登録商標)、あるいは、ダイレクトなデバイス・トゥ・デバイス通信を可能にするその他の技術のようなポイント・トゥ・ポイント・リンク・アド・ホック・ネットワークによってダイレクトに接続されうる。さまざまな態様によれば、モバイル・ノード502および対応するノード504がダイレクトに接続716されている場合、これらは、元来、カプセル化無しでパケットを交換しうる。これは、ホーム・アドレス・テストおよび気付アドレス・テストを実行することが必要とされず、時間リソースおよびその他のシステム・リソースを節約しうるという利点を与える。
第2のノード704(例えば、対応するノード)から第1のノード702(例えば、モバイル・ノード)へのダイレクトなパスを介したパケットのIPヘッダ・フォーマットは、ソース・アドレスが、対応するノード・アドレスであり、宛先アドレスがホーム・アドレスである。これは、SA=CNAddr,DA=HoAのように記述されうる。第1のノード702からダイレクトなパスを介した第2のノード704へのパケットのIPヘッダは、ソース・アドレスが、ホーム・アドレスであり、宛先アドレスが、対応するノード・アドレス、これは、SA=HoA,DA=CNAddrのように記述される。718では、モバイルIPパスが例示され、720では、ルート最適化パスが例示されている。
以下は、ダイレクトに接続された場合におけるダイレクトなルート最適化の応用を記載する。第1のノード702は、WANインタフェースおよびホーム・エージェント708を介して、第2のノード704へホーム・テスト開始メッセージを送る。いくつかの態様によれば、第1のノード702は、ダイレクトに接続されたパス(例えば、パス716)によってホーム・テスト開始メッセージを送る。ホーム・キージェネレーション・トークンを得るために、ホーム・テスト開始メッセージが送られる。ホーム・テスト開始メッセージの内容は、ホーム・アドレスであるソース・アドレスと、第2のノード704のアドレスである宛先アドレスとを含む。ホーム・テスト開始メッセージに含まれうるパラメータは、ホーム開始クッキーである。
さらに、第1のノード702によって、第2のノード704に、気付テスト開始メッセージが送られうる。このメッセージは、ホーム・エージェント708を介さず、ダイレクトに接続されたパス(例えば、パス716)を介して送られる。気付テスト開始メッセージの目的は、気付キージェネレーション・トークンを得ることである。気付テスト開始メッセージには、(ダイレクトに接続されたインタフェースで利用可能である場合)ホーム・アドレスまたは気付アドレスであるソース・アドレスが含まれる。さらに、第2ノード704のアドレスである宛先アドレスが含まれている。気付テスト開始メッセージに含まれるパラメータは、気付開始クッキーである。
ホーム・テスト・メッセージが、ホーム・テスト開始メッセージに応答して送られる。ホーム・テスト開始メッセージが、ダイレクトに接続されたパスを介しえ受信された場合、ホーム・エージェント708を介してホーム・テスト・メッセージが送信されうる。ホーム・テスト開始メッセージがWANインタフェースを介して受信された場合、ホーム・テスト・メッセージが、ダイレクトに接続されたパスを介して送信される。ホーム・テスト・メッセージは、第2のノード704のアドレスであるソース・アドレスと、ホーム・アドレスである宛先アドレスとを含む。ホーム・テスト・メッセージのパラメータは、ホーム開始クッキー、ホーム・キージェネレーション・トークン、およびホーム・ノンス・インデクスを含む。
第2のノード704は、ホーム・テスト開始メッセージを受信すると、ホーム・キージェネレーション・トークンを生成する。これは、以下の例に類似しうる。
ホーム・キージェネレーション・トークン:=First(64,HMAC_SHA1(Kcn(ホーム・アドレス|ノンス|0)))
気付テスト開始メッセージに応答して、気付テスト・メッセージが送られる。このメッセージは、ホーム・エージェント708を介しては送られず、ダイレクトに接続されたパス(例えば、パス716)を介して送られる。気付テスト・メッセージの内容は、第2のノード704のアドレスであるソース・アドレスと、ホーム・アドレスまたは気付アドレス(COTIからコピーされた)である宛先アドレスとを含む。気付テスト・メッセージのパラメータは、気付開始クッキー、気付キージェネレーション・トークン、および気付ノンス・インデクスである。
第2のノード704は、気付テスト開始メッセージを受信するのと実質的に同時に、例えば以下の例のような気付キージェネレーション・トークンを生成する。
気付キージェネレーション・トークン:=First(64,HMAC_SHA1(Kcn(気付アドレス|nonce|1)))
第1のノード702は、これらトークンをともにハッシュして、例として、以下に類似しうる20のオクテット・バインディング・キーKbmを生成しうる。
Kbm=SHA1(ホーム・キージェネレーション・トークン|気付キージェネレーション・トークン)
バインディング・アップデートは、以前に確立されたバインディングを削除するためにも利用されうる。この場合、気付キージェネレーション・トークンは使用されない。代わりに、バインディング管理キーが、以下のように生成されうる。
Kbm=SHA1(ホーム・キージェネレーション・トークン)
ダイレクトに接続されたピア(例えば、モバイル・ノードおよび対応するノード)の場合、上述したルート最適化が、比較的簡単な方式で適用されうる。しかしながら、以下の観察がなされうる。まず、この場合、ダイレクトに接続されたピアでは、ダイレクトに接続されたインタフェースに対応させるために、要求されたアドレスの戻りルート可能性を忠実にテストすることは可能ではないので、COTI/COTメッセージの利用が低減する。したがって、本明細書で開示されたさまざまな態様にしたがって、および、態様にしたがって「部分的RO」メカニズムのフロー図を例示する図8を参照して、「部分的RO」メカニズムが記述される。
モバイル・ノード802と、対応するノード804と、ホーム・エージェント806とが例示されている。ホーム・アドレスのリターン・ルート可能性を開始するために、モバイル・ノード802は、対応するノード804に、ホーム・テスト開始(HOTI)メッセージ808を送る。ホーム・テスト開始メッセージ808は、WANインタフェースおよびホーム・エージェント806を介して送られる。いくつかの態様によれば、ホーム・テスト開始メッセージ808は、例示されるように、ダイレクトに接続されたパスを介して送信される。このメッセージは、モバイル・ノード802のホーム・アドレスであるソース・アドレスと、対応するノード804のアドレスである宛先アドレスとを含む。ホーム・テスト開始メッセージのパラメータは、ホーム開始クッキーである。
ホーム・テスト開始メッセージ808に応答して、対応するノード804は、例示するように、(ホーム・テスト開始メッセージが、ダイレクトに接続されたパスを介して受信された場合、)ホーム・エージェント806を介してホーム・テスト(HOT)メッセージ810を送信する。ホーム・テスト開始メッセージが、WANインタフェースを介して受信された場合、ホーム・テスト・メッセージは、ダイレクトに接続されたパスを介して送信される。このような方式で、HOTIメッセージは、1つのパスにしたがい、HOTが、別のパスにしたがう。よって、HOTIメッセージが、WAN/ホーム・エージェントを介して送信され、HOTメッセージが、ダイレクト/D2Dを介して送信されうるか、HOTIメッセージが、ダイレクト/D2Dを介して送信され、HOTメッセージが、ダイレクトD2Dを介して送信されうる。
ホーム・テスト・メッセージ804は、対応するノード804のアドレスであるソース・アドレスと、ホーム・アドレスである宛先アドレスとを含む。ホーム・テスト・メッセージのパラメータは、ホーム開始クッキーおよびトークンを含む。
ホーム・テスト・メッセージ810に応答して、ホーム・テスト応答(HOTR)メッセージ812が、ダイレクトに接続されたパスを介して送られる。このメッセージ812は、ホーム・アドレスであるソース・アドレスと、対応するノード804のアドレスである宛先アドレスとを含む。パラメータは、ホーム開始クッキーおよびトークンを含む。トークンは、ホーム・テスト・メッセージ内のトークンからコピーされる。
上述されたフローは、モバイル・ノード802によって要求されたホーム・アドレスが、モバイル・ノード802に戻されていることを確認するために利用されうる。対応するノード804は、モバイル・ノード802のホーム・アドレスを用いて、ホーム・エージェント806を介してトークンを送る。モバイル・ノード802が、対応するノード804にトークンを返すことができる場合、これは、ホーム・アドレスが、モバイル・ノード802を指すことを示す。
例えば、図2におけるデバイス202および/またはデバイス204のようなデバイスは、WANインタフェースからD2Dインタフェースへといつセッションをハンドオフするかを決定する場合、ロジック・フローにしたがうべきである。例えば、セッションに使用されるソース・アドレスが信頼されていない場合、デバイスは、ホーム・アドレスを検証するために、部分的RO処理を実行すべきである。ホーム・アドレスが検証された(部分的RO処理が成功した)場合、デバイスは、ダイレクトなリンクに移動しうる。セッションに使用されるソース・アドレスが信頼されている場合、デバイスは、ROシグナリング無しで、セッションを、ダイレクトなリンクに移動させうる。アドレスは、他のメカニズム(例えば、帯域外通信)によって検証された場合に信頼されうることが注目されるべきである。
D2Dインタフェースが、自身のIPアドレスを持っている場合、ノードはまた、ダイレクトに接続されたインタフェースにおいてホーム・アドレスをダイレクトに用いることによって、D2Dアドレスを介して通信をトンネルさせるか、あるいは、通信をダイレクトに送信するかを決定すべきである。前者の場合、(WANで使用されている)ホーム・アドレスを、気付アドレスの役割をするD2Dインタフェース・アドレスと結合させるために、モバイル・タイプ登録メッセージまたはバインディング・アップデートが送信されねばならない。
バインディング・アップデートが、ダイレクトに接続されたピア間で送られる場合、バインディング・アップデートは、通常は、(十分なリンク・レイヤ・セキュリティが提供されていることを仮定すると、)ダイレクトに接続されたリンクによって保護されているので、一般に、明確に保護される必要はないことが注目されるべきである。
本明細書に記載および図示された典型的なシステムを考慮すると、開示された主題にしたがって実現される方法は、さまざまなフローチャートを参照してより良く認識されるだろう。説明の単純化の目的のために、これら方法は一連のブロックとして図示および説明されているが、権利主張される主題は、いくつかのブロックが、本明細書に図示および記載されたものとは異なる順序で実行されたり、および/または、他のブロックと実質的に同時に実行されうるので、ブロックの数または順序によって限定されないことが理解および認識されるべきである。さらに、本明細書に記載された方法を実施するために、必ずしも例示されたすべてのブロックが必要とされる訳ではない。これらブロックに関連付けられた機能は、ソフトウェア、ハードウェア、これらの組み合わせ、あるいは、その他任意の適切な手段(例えば、デバイス、システム、プロセス、構成要素)によって実現されうることが認識されるべきである。それに加えて、以下に開示される方法および本明細書全体にわたる方法は、これら方法をさまざまなデバイスへ伝送および転送することを容易にするために、製造物品に格納されることが可能であることが認識されるべきである。当業者であれば、方法は、代わりに、例えば状態図のような一連の関連する状態またはイベントとして表現されうることを理解および認識するだろう。
図9は、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと通信セッションを移動させるために第1のノードによって実行される方法900を例示する。第1のノードは、第1のパスを介して第2のノードとの通信を開始しうる。第1のパスは、通信がホーム・エージェントを介してルーティングされるネットワーク・パスでありうる。これらノードは、ダイレクトに接続されるような位置に移動されうる。これは、リンク検知技術および/またはピア・トゥ・ピア発見技術によって決定されうる。この位置決めに基づいて、通信セッションを第2のパスに(またはダイレクトに接続されたパスに)移動させるか(否か)が判定されうる。
セッションを第2のパスに移動させるように選択された場合、902では、アドレスを含む第1のメッセージが、第2のノードに送られる。第1のメッセージに含まれるアドレスは、第1のノードのホーム・アドレスになりえる。第1のメッセージは、第1のパス上のホーム・エージェントを介して送られうる。この第1のメッセージは、第1のノードのアドレスのリターン・ルート可能性テストを開始するために送信されうる。
904では、第1のメッセージに応答して、第1の情報要素を含む第2のメッセージが受信される。第2のメッセージは、第1のパスとは異なる第2のパス上のアドレスで受信されうる。いくつかの態様によれば、第1の情報要素は、第2のノードによって生成されたトークンでありうる。
906では、第1の情報要素を含む第3のメッセージが、第2のノードに送られる。第3のメッセージは、第2のパスを介して送られうる。第3のメッセージに第1の情報要素を含んでいることは、アドレスが、第1のノード(例えば、第2のメッセージを受信した第1のノード)を指していることを示す。908では、第2のパス(例えば、ダイレクトに接続されたパス)を介して、第1のノードと第2のノードとの間でメッセージがトンネルされる。いくつかの態様によれば、第1のメッセージが、ホーム・テスト開始メッセージであり、第2のメッセージが、ホーム・テスト・メッセージであり、第3のメッセージが、ホーム・テスト応答メッセージでありえる。
図10は、第1の通信パスから第2の通信パスへ通信セッションを切り換えるための方法1000を例示する。第1のノードは、ネットワーク・リンクでありうる第1の通信パスを介して第2のノードとのセッションを確立しうる。いくつかの態様によれば、第2のノードが利用可能であるとのインジケーションが、ダイレクトに接続されたパスでありうる第2の通信パスを介して受信されうる。
1002では、アドレスを含む第1のメッセージが、第2のノードから受信される。第1のメッセージは、第1のパスを介してホーム・エージェントから受信されうる。ホーム・エージェントは、第2のノードからのメッセージを転送する。いくつかの態様によれば、第1のメッセージは、第2のノードのアドレスのためのリターン・ルート可能性テストを開始するために受信される。1004では、第1のメッセージに応答して、第2のメッセージが送信される。第2のメッセージは、第1の要素を含むことができ、第2のパスを介して送信されうる。第1の要素は、第1のノードによって生成されたトークンでありうる。
1006では、第2のパスを介して第3のメッセージが受信される。さらに、1008では、第3のメッセージが第1の要素を含んでいるかが確認される。第3のメッセージに第1の要素が含まれていることは、第1のメッセージで受信されたアドレスが、第2のノードを指していることを示す。第3のメッセージが第1の要素を含んでいる場合、1010において、メッセージが、第2のパスを介してトンネルされる。いくつかの態様によれば、第1のメッセージが、ホーム・テスト開始メッセージであり、第2のメッセージが、ホーム・テスト・メッセージであり、第3のメッセージが、ホーム・テスト応答メッセージでありえる。
次に図11を参照して、態様にしたがって、ノードが、ローカル・ネットワークを介したセッションの開始、および、グローバル・ネットワークへのセッションの移動を可能にするように構成されたシステム1100が例示されている。システム1100には、ホームを持たないノード(ホームを持たないモバイル・ノード(MN)とも称される)である第1のノード1102が含まれる。本明細書で使用されるように、「ホームを持たない」は、ノードの現在位置へ新たなセッションを確立するために、外部ネットワークに切り換わることも、新たに到来する要求を転送することもなく、進行中のセッションを維持するための支援を提供する、ホーム・エージェント・エンティティを持たないノードを意味する。
第1のノード1102および第2のノード1104は、グローバルにユニークであるがグローバルにルーティング可能なIPv6アドレスを利用して、ローカル・ネットワーク1108を介してセッション1106を確立しうる。グローバルにユニークなアドレスは、例えば、WLANサブネット、デバイス・トゥ・デバイス・ダイレクト・リンク、ローカル・スコープ・アドレスを内部的に用いたマルチ・ホップ無線ネットワークまたは有線ネットワーク等のようなローカル・ネットワークの範囲内で使用されるアドレスでありうる。例えば、このセッションは、第1のインタフェース1110、1112によって確立されうる。例えば、インタフェース1110のアドレスは、IP_ローカル・スコープ1(IP_ls1)であり、インタフェース1112のアドレスは、IP_ローカル・スコープ2(IP_ls2)でありうる。例えば、このセッション1106のIPヘッダは、(ソースAddr=IP_ls1、宛先_addr=IP_ls2))でありうる。
第1のノード1102が、グローバル・ネットワーク1114(例えば、3Gネットワークであるか、あるいは、グローバル・インターネットに接続されたその他のネットワーク)に接続された別のインタフェースに切り換えることを決定する状況がありうる。例えば、ノード1 1102とノード2 1104との間の距離が増加し、もって、ノード1102およびノード1104が、ダイレクト・リンクの接続を喪失しうる。
進行中のセッションを切り換える前に、第1のノード1102は、オプションとして、グローバルにルーティング可能なIPv6アドレスの認証および設定のために、ターゲットとされた無縁インフラストラクチャ(例えば、グローバル・ネットワーク1114)との手順を実行する。説明の目的のために、第2のノード1104が同様の手順を実行しており、もって、ルーティング可能なIPv6アドレスを獲得しているものと仮定される。
いくつかの態様によれば、例えば、第1のノード1102が、WANに切り換えることを決定すると、第1のノード1102は、MIPv6手順を開始する。しかしながら、その代わりに、(図6を参照して説明したような標準的なルート最適化手順におけるような)ホーム・エージェントを介したシグナリングでは、シグナリングは、ホーム・エージェントに含まれること無く交換される。したがって、最初のセッション1106が、MIPv6 ROトンネリングを用いてグローバル・ネットワーク1114へと移動され、インタフェース1116、1118(例えば、WANインタフェース)によって容易とされる。このセッションは1120に例示される。インタフェース1116は、アドレスIP_グローバル・スコープ1(IP_gs1)に関連付けられ、インタフェース1118は、アドレスIP_グローバル・スコープ2(IP_gs2)に関連付けられうる。このセッションのIPヘッダは、以下のように記述されうる。
ソース_addr=IP_gs1、宛先_addr=IP_gs2
(ソース_addr=IP_ls1、宛先_addr=IP=ls2)
上記開示された態様にしたがう修正ルート最適化が、図12に例示される。第1のノード1202は、WANを介して第2のノード1204にHOTIメッセージ1206を送り、第2のノード1204は、WANを介して送られるHOTメッセージ1208によって応答する。これらのメッセージ1206、1208は、WANアドレス(例えば、図11からのIP_グローバル・スコープ1およびIP_グローバル・スコープ2)をテストするために、(信頼されていないリンクである)WANを介して送られる。
さらに、第1のノードが、COTIメッセージ1210を送り、第2ノード1204が、COTメッセージ1212で応答する。これらのメッセージ1210、1212は、図11のIP_ローカル・スコープ1アドレスおよびIP_ローカル・スコープ2アドレスを用いて、ローカル・ネットワークまたはダイレクト・リンク(信頼されたリンク)を介してダイレクトに交換される。
セッションは、IP_ローカル・スコープ1アドレスおよびIP_ローカル・スコープ2アドレスに基づいて開始されたと仮定されるので、IP_グローバル・スコープ1アドレスおよびIP_グローバル・スコープ2アドレスは、セッションがWANインタフェースへ移動される前に発見される必要がありうる。WANアドレスを発見するために異なる技術が利用されうる。いくつかの態様によれば、WANアドレスは、接続が利用可能になると、ダイレクトな接続を介して交換されうる。例えば、セッション・ノード1204とのセッションが開始される前に、第1のノード1202は、WANインタフェースに設定されたアドレス・グローバル・スコープ1を有しうる。この場合、第2のノード1204とのセッションまたは接続が開始された場合、第1のノード1202は、第2のノード1204に、代わりのアドレス(グローバル・スコープ1)を提供していることがある。
上記の例を続けると、第2のノード1204は、その後の時間において、WANインタフェース上にグローバル・アドレス2を設定する。その時に、第2のノード1204は、第1のノード1202に、代わりのアドレスとして、グローバル・スコープ2アドレスを提供しうる。これで、ノード1202とノード1204との両方が、他のWANアドレスを有するようになった。これらは、本明細書に開示されたさまざまな態様にしたがって利用されうる。いくつかの態様によれば、WANアドレスは、アプリケーション・レイヤ情報、ドメイン・ネーム・サーバ解決等に基づいて、マニュアルで設定されるか、あるいは、各々のデバイスに知られる。
(MIPv6ホーム・アドレスの役割をする)ローカル・スコープ・アドレスを、(MIPv6気付アドレスの役割をする)グローバル・スコープ・アドレスへ結合するために、バインディング・アップデート・メッセージ1214およびバインディング・アクノレッジメント・メッセージ1216が送信されうる。既存のセッションが、ローカル・スコープ・アドレスに基づいてパケットを生成すると、これらのパケットは、WANを介したルーティングのために、グローバル・スコープ・アドレスを用いて、IPヘッダによってトンネルされる。
図13は、態様にしたがって、制限されたルート最適化手順1300を例示する。第1のノード1302は、第2のノード1304(例えば、対応するノード)と、ローカル・ネットワークを介した通信を開始する。第1のノード1302が、WANに切り換えることを決定すると、第1のノード1302は、制限されたリターン・ルート可能性手順を開始する。したがって、第1のノード1302は、第2のノード1304と、CoTIメッセージ1306およびCoTメッセージ1308を交換することのみによって、気付アドレス到達可能性テストを開始する。いくつかの態様によれば、気付アドレス到達可能性テストは、WANインタフェースへの切換前に実行されうる(これは、気付キージェネレーション・トークン寿命に制限される)。CoTIメッセージ1306およびCoTメッセージ1308を交換した後に、第1のノード1302は、バインディング・アップデート(BU)メッセージ1310を送る。これは、気付キージェネレーション・トークンを用いて認証される。バインディング・アクノレッジメント1312は、(例えばローカル・リンクのような)信頼されたリンクを介して、第2のノード1304によって送信されうる。
取り組まれるべき多くのセキュリティ脅威がある。BUメッセージ1310内にホーム・ノンス・インデックスが無いことによって第2のノード1304(例えば、対応するノード)を混乱させることを回避するために、第2のノード1304は、BUメッセージ1310で伝送されたホーム・アドレスをチェックすることを許可されうる。第1のノードのホーム・アドレスが、非ルート可能アドレスである場合、第2のノード1304は、ホーム・キージェネレーション・トークンをスキップし、CoAキージェネレーション・トークンのみを考慮すべきである。
別のセキュリティ脅威は、第1のノード1304のホーム・アドレスを発見した悪意のあるノードによって、進行中の接続がハイジャックされることであろう。この場合、悪意のあるノードは、第2のノード1304とのCoTI/CoTメッセージ交換の実行、および、BUメッセージを送信することによるそのフォローのみ行うことしか必要としない。この脅威を緩和するために、2つの終点(第1のノード1302と第2のノード1304)が、第1のノードのCoA(WANはノード毎に1つのプレフィクスを使用すべきであるので、このアドレスは、ユニークであることに注目されたい)を設定する場合に使用されるべきである64ビットのインタフェース識別子(IID)を、個別に計算しなければならない。この目的のために、IIDは、ペアリング手順中に生成されるキーを用いることによって計算されうる。以下は、態様にしたがって、CoA IIDを生成するために利用されうる。
CoA(IID)=First[64、SHA256(H_Kp|MN(HoA))
ここで、H_Kpは、ペアリングから導出されるキーのハッシュであり、HoAは、第1のノードのホーム・アドレスである。
いくつかの態様によれば、上記のCoA(IID)を用いることによって、第1のノード1302はさらに、第2のノード1304を更新するために必要なシグナリング・メッセージの量を低減できるようになる。これは、リターン・ルート可能性を回避し、BUメッセージを第2のノード1304にダイレクトに送ることによって達成されうる。BUメッセージは、H_Kを用いて認証されうる。H_KからIIDを導出することは、IPv6アドレスを導出して第1のノードの公開鍵と結合するために公開/秘密鍵を用いることを必要とする暗号生成アドレス(CGA)技術を用いることとは異なることが注目されるべきである。しかしながら、結果として得られるIIDは、第2のノード1304によって検証されることができ、悪意のあるサード・パーティによって予想可能であってはならない特性を有する。
図14は、さまざまな態様にしたがって、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへのルート最適化シグナリングを除いた統合ホーム・エージェントのためのフロー図1400を例示する。例示されたフロー図1400は、WANからFlashLinQ(登録商標)への切換のためであるが、その他のネットワーク・パスおよびダイレクトに接続されたパスが、開示された態様を用いて利用されうることが理解されるべきである。
第1のデバイス1402は、ホーム・エージェント1406によって(あるいは、WANインタフェースを介して)第2のデバイス1404と通信している。図示するように、1408では、セッションは、ソース・アドレスIPwan1、宛先アドレスIPwan2(SA=IPwan1、DA=IPwan2)を有する。
ROシグナリングは、キーの半分を交換するために使用される。例えば、1410では、第1のデバイス1402が、ルート最適化テスト開始(ROTI)メッセージを送る。これは、ソース・アドレス(IPwan1)およびクッキーを含みうる。ROTIメッセージは、(例えば、ホーム・エージェント/WANを含まない)ダイレクトなパスで送信されうる。第2のデバイス1404は、ホーム・エージェント/WANを介したルート最適化テスト(ROT)によって応答しうる。ROTメッセージは、クッキー、キージェネレーション・トークン、およびノンス・インデクスを含みうる。これに応答して、第1のデバイス1402は、ダイレクトに接続されたリンクを介して、ルート最適化テスト応答(ROTR)メッセージを送信する。ROTRメッセージは、クッキー、キージェネレーション・トークン、およびノンス・インデクスを含みうる。
第2のデバイス1404がROTRを受信すると、このセッションは、(この例では、FlashLinQ(登録商標)である)ダイレクトに接続されたリンクを介して移動され。トンネリングは使用されない。第1のデバイスがWANに戻れば、この場合にのみキーが利用されるだろう。
図15は、さまざまな態様にしたがって、ダイレクトに接続されたパスから、ネットワーク・パスへのルート最適化シグナリングを除いた統合ホーム・エージェントのためのフロー図1500を例示する。例示されたフロー図1500は、FlashLinQ(登録商標)からWANへの切り換えに関するが、ダイレクトに接続されたその他のパスおよびネットワーク・パスが、開示された態様とともに利用されうることが理解されるべきである。
第1のノード1502、第2のノード1504、およびホーム・エージェント(WAN)1506が、フロー図に含まれる。第1のノード1502および第2ノード1504は、ダイレクトに接続されたパス(例えば、FlashLinQ(登録商標)1508によって通信しうる。このセッションは、ソース・アドレスIPflq1および宛先アドレスIPflq2(SA=IPflq1、DA=IPflq2)を有しうる。
ROシグナリングは、キーの半分を交換し、かつIPwan1/IPwan2アドレスのリターン・ルート可能性をテストするために利用されうる。第1のデバイスは、ダイレクトに接続されたパスを介して、ルート最適化テスト開始(ROTI)メッセージ1510を送信する。第1のノード1502は、ROTIメッセージ1510を送信することによって、アドレス(IPwan1)を所有していることを主張する。メッセージ1510は、クッキーを含みうる。第2のノード1504は、ネットワーク・パスを介したルート最適化テスト(ROT)メッセージ1512によって応答しうる。ROTメッセージ1512は、第2のノード1504のIPwan2アドレスを用いて送信され、クッキー、キージェネレーション・トークン、およびノンス・インデクスを含みうる。第1のノード1502は、クッキー、キージェネレーション・トークン、およびノンス・インデクスを含むルート最適化テスト応答(ROTR)メッセージによって応答する。
バインディング・アップデート(BU)が、第1のノード1502によって送信され、第2のノード1504は、バインディング・アクノレッジメント(BA)によって応答しうる。BU1516およびBA1518は両方とも、ホーム・エージェント/WAN1506を介して送信される。より具体的には、バインディング・アップデート・メッセージ1516は、IPflq1アドレスを、第1のノード1502のIPwan1アドレスに結び付ける。あるいは、または、それに加えて、第2のノード1504は、対応するBU/BA交換(図示せず)を開始しうる。
1520では、ソース・アドレス(SA)=IPwan1と宛先アドレス(DA)=IPwan2をトンネルさせること、および、SA=IPflq1、DA=IPflq2をカプセル化することを用いて、セッションがWANリンクへと移動される。ROTI/ROT/ROTR交換中に生成されたキーは、第1のノード1502または第2のノード1504が別のIPwanアドレスへ移動した場合に、BU/BAメッセージ1520/1518のみならず、後続するBU/BAメッセージをも認証するために使用される。
図16を参照して、ルート最適化のための方法1600が例示される。方法1600は、通信装置または第1のノードによって実行されうる。方法1600は1602で開始され、アドレスを含んでいる第1のメッセージが、第2のノードへ送信される。このアドレスは、第1のノードのローカル・アドレスでありうる。1604では、第2のノードからの第2のメッセージが受信される。第2のメッセージは、信頼されていないパス(またはグローバル・ネットワーク・リンク)でありうる第1のパスを介して受信されうる。第2のメッセージは、このアドレスにおいて受信され、第1の情報要素および第2の情報要素を含んでいる。いくつかの態様によれば、第1の情報要素はトークンであり、第2の情報要素はノンス・インデクスである。
1606では、第3のメッセージが、第2のパスを介して第2のノードへ送信される。第2のパスは、例えば、ローカル・ネットワーク・リンクのような信頼されたリンクでありうる。第3のメッセージは、第1の情報要素および第2の情報要素をもって署名される。1608では、通信が、第1のパスを介して第2のノードへとトンネルされる。いくつかの態様によれば、アドレスは、メッセージを送信する前に生成されうる。ここで、アドレスは、第2のリンクに対応している。いくつかの態様によれば、第1のメッセージは気付テスト開始メッセージであり、第2のメッセージは気付テスト・メッセージであり、第3のメッセージはバインディング・アップデートでありうる。
図17は、第1のネットワーク・パスから、第2のネットワーク・パスへと通信セッションを移動させるために第1のノードによって実行される方法1700を例示する。1702では、第2のノードからの第1のメッセージが受信される。この第2のメッセージを用いて、ローカル・ネットワーク・パスを介した通信セッションが既に確立されている。1704では、第2のメッセージが、第2のノードへ送信される。第2のメッセージは、第1のネットワーク・パスを介して送信され、第1の情報要素および第2の情報要素を含みうる。第2のメッセージは、第1のメッセージに含まれるアドレスへ送信される。このアドレスは、第2のノードのアドレスであり、第2のネットワーク・パスに関連付けられる。いくつかの態様によれば、第1の情報要素はトークンであり、第2の情報要素はノンス・インデクスである。
1706では、第2のノードからの第3のメッセージが受信される。第3のメッセージは、第2のパスを介して送信されうる。1708では、第1の情報要素および第2の情報要素を用いて第3のメッセージが認証されるかを判定するために、第3のメッセージの内容が評価される。1710において、第3のメッセージが、これら要素を用いて認証された場合、第2のノードでの通信セッションが、第1のネットワーク・パスを介してトンネルされる。いくつかの態様によれば、第1のネットワーク・パスはグローバル・ネットワーク・パスであり、第2のネットワーク・パスはローカル・ネットワーク・パスである。いくつかの態様によれば、第1のメッセージは気付テスト開始メッセージであり、第2のメッセージは気付テスト・メッセージであり、第3のメッセージはバインディング・アップデートである。
図18を参照して、開示された態様のうちの1または複数にしたがって、第1の通信パスを介した通信セッションを開始することと、通信セッションを第2の通信パスに転送することとを容易にするシステム1800が例示される。システム1800は、ユーザ・デバイス内に存在し、例えば、受信アンテナから信号を受信する受信機1802を備える。受信機1802は、受信した信号について、例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバートのような一般的な動作を実行しうる。受信機1802はまた、このように調整された信号をデジタル化して、サンプルを得る。復調器1804は、おのおののシンボル周期について受信シンボルを取得するのみならず、受信シンボルをプロセッサ1806に提供する。
プロセッサ1806は、受信機1802によって受信された情報の分析、および/または、送信機1808による送信のための情報の生成に特化されたプロセッサでありうる。それに加えて、あるいは、その代わりに、プロセッサ1806は、ユーザ・デバイス1800の1または複数の構成要素の制御、受信機61802によって受信された情報の分析、送信機1808による送信のための情報の生成、および/または、ユーザ・デバイス1800の1または複数の構成要素の制御をしうる。プロセッサ1806は、さらなるユーザ・デバイスとの通信を調整するコントローラ構成要素を含みうる。
ユーザ・デバイス1800はさらに、通信の調整に関連する情報、および、その他任意の適切な情報を格納し、プロセッサ1806に動作可能に接続されたメモリ1808を備えうる。メモリ1810はさらに、ルーティング通信に関連付けられたプロトコルを格納しうる。ユーザ・デバイス1800はさらに、シンボル変調器1812と、変調された信号を送信する送信機1808とを備えうる。
図19を参照して、態様にしたがって、通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへ転送するシステム1900が例示される。システム1900は、通信装置内に少なくとも部分的に存在しうる。本明細書で表されたさまざまなシステムは、プロセッサ、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして表されていることが認識されるべきである。
システム1900は、個別または連携して動作する電子構成要素の論理グループ1902を含む。例えば、論理グループ1902は、(例えば、通信装置のような)システムに関連付けられたホーム・アドレスを含む第1のメッセージをピア・ノードへ通信するための電子構成要素1904を含みうる。さらに、論理グループ1902には、第1の要素を含む第2のメッセージをピア・ノードから受信するための電子構成要素1906が含まれる。第2のメッセージは、ネットワーク・パスを介して受信され、第1の要素は、ピア・ノードによって生成されたトークンでありうる。
さらに、論理グループ1902は、第1の要素を含む第3のメッセージをピア・ノードへ送信するための電子構成要素1908を含む。第1の要素を含んでいることは、(第1のメッセージで送信された)ホーム・アドレスがシステム1900を指すことを示す。第3のメッセージは、ダイレクトに接続されたパスを介して送信されうる。さらには、ダイレクトに接続されたパスによってメッセージをトンネルさせるための電子構成要素1910が含まれる。
いくつかの態様によれば、論理グループ1902は、ネットワーク・パスを介してピア・ノードとのセッションを確立するための電子構成要素1912を含みうる。さらには、ダイレクトに接続されたパスの利用可能性をピア・ノードを用いて判定するための電子構成要素1914と、ダイレクトに接続されたパスを介してピア・ノードと通信することを、第1のメッセージを送信する前に決定するための電子構成要素1916とが含まれる。
それに加えて、システム1900は、電子構成要素1904、1906、1908、1910、1912、1914、1916またはその他の構成要素に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1918を含みうる。メモリ1918の外側にあるとして示されているが、電子構成要素1904、1906、1908、1910、1912、1914、1916のうちの1または複数は、メモリ1918内に存在しうることが理解されるべきである。
図20は、態様にしたがって、通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへ転送することを容易にするシステム2000を例示する。システム2000は、通信装置内に少なくとも部分的に存在できうる。システム2000は、個別または連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ2002を含む。論理グループ2002は、ネットワーク・パスを介したピア・ノードとの通信セッションを確立するための電子構成要素2004を含む。さらには、ピア・ノードから第1のメッセージを受信するための電子構成要素2006が含まれる。第1のメッセージは、ピア・ノードのホーム・アドレスでありうるアドレスを含みうる。いくつかの態様によれば、第1のメッセージは、ピア・ノードのアドレスのためのリターン・ルート可能性テストを開始するために受信されうる。
さらに、論理グループ2002は、第2のメッセージをネットワーク・パスを介してアドレスへ伝送するための電子構成要素2008を含む。第2のメッセージは、第1の要素を含んでいる。これは、システム2000によって生成されたトークンでありうる。さらには、ピア・ノードから、ダイレクトに接続されたパスを介して第3のメッセージを受信するための電子構成要素2010と、第3のメッセージが、第1の要素を含んでいるかを確認するための電子構成要素2012とが含まれる。論理グループ2002はまた、第3のメッセージが第1の要素を含んでいる場合、ピア・ノードとダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせるための電子構成要素2014を含む。
システム2000は、電子構成要素2004、2006、2008、2010、2012、2014、またはその他の構成要素に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ2016を含む。メモリ2016の外側にあると示されているが、電子構成要素2004、2006、2008、2010、2012、2014のうちの1または複数は、メモリ2016の内部に存在しうることが理解されるべきである。
本明細書に記載された態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはこれらの任意の組み合わせによって実現されうることが理解されるべきである。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能媒体に格納されるか、1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく、一例として、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置、あるいは、命令群またはデータ構造の形式で所望のプログラム・コード手段を伝送または格納するために使用され、かつ、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、あるいは、汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能媒体と適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(CD)、レーザ・ディスク、光ディスク、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルー・レイ・ディスクを含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
本明細書に開示された態様に関連して記載された例示的なさまざまなロジック、論理ブロック、モジュール、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)またはその他のプログラマブル・ロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または、本明細書に記載された機能を実行するように設計されたこれら任意の組み合わせとともに実装または実行される。汎用プロセッサとしてマイクロ・プロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、あるいは順序回路を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。それに加えて、少なくとも1つのプロセッサは、上述したステップおよび/または動作のうちの1または複数を実行するように動作可能な1または複数のモジュールを備えうる。
ソフトウェアで実現する場合、本明細書に記載された技術は、本明細書に記載された機能を実行するモジュール(例えば、手続、機能など)によって実現されうる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット内に格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサの内部に、またはプロセッサの外部に実装されうる。プロセッサの外部に実装される場合、当該技術分野で周知であるさまざまな手段によってプロセッサに通信可能に接続されうる。さらに、少なくとも1つのプロセッサが、本明細書に記載された機能を実行するように動作可能な1または複数のモジュールを含むことができる。
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムのために使用される。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000などのようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。さらに、CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現しうる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画プロジェクト」(3GPP)と命名された組織からのドキュメントに記述されている。それに加えて、CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された機構からのドキュメントに記述されている。さらに、このような無線通信システムは、しばしばアンペア(unpaired)な無許可のスペクトルを用いるピア・トゥ・ピア(例えば、モバイル・トゥ・モバイル)アド・ホック・ネットワーク・システム、802xx無線LAN、Bluetooth(登録商標)、および、その他任意の短距離または長距離の無線通信技術を含みうる。
さらに、本明細書に記載のさまざまな態様または特徴は、標準的なプログラミング技術および/またはエンジニアリング技術を用いた方法、装置、または製造物品として実現されうる。本明細書で使用される用語「製造物品」は、任意のコンピュータ読取可能デバイス、キャリア、または媒体からアクセスすることが可能なコンピュータ・プログラムを含むことが意図される。例えば、コンピュータ読取可能媒体は、限定される訳ではないが、磁気記憶装置(例えば、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、DVD等)、スマート・カード、およびフラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キー・ドライブ等)を含みうる。さらに、本明細書に記載されたさまざまな記憶媒体は、情報を格納するための1または複数のデバイス、および/または、その他の機械読取可能媒体を表すことができる。用語「機械読取可能媒体」は、限定されることなく、無線チャネル、および、命令群および/またはデータを格納、包含、および/または搬送することができるその他任意の媒体を含みうる。それに加えて、コンピュータ・プログラム製品は、本明細書に記載された機能をコンピュータに対して実行させるように動作可能な1または複数の命令群あるいはコードを有するコンピュータ読取可能媒体を含むことができる。
さらに、本明細書に開示された態様に関連して記載された方法またはアルゴリズムからなるステップおよび/または動作は、ハードウェア内に直接的に組み込まれるか、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールによって組み込まれるか、これら2つの組み合わせに組み込まれうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは、当該技術で周知のその他任意の形態の記憶媒体内に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサに結合されており、これによって、プロセッサは、記憶媒体との間で情報を読み書きできるようになる。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。さらに、いくつかの態様では、プロセッサと記憶媒体が、ASIC内に存在しうる。さらに、ASICは、ユーザ端末に存在することができる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在しうる。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、機械読取可能媒体および/またはコンピュータ読取可能媒体上の1または任意の組み合わせ、または、コードおよび/または命令群のセットとして存在する。これらは、コンピュータ・プログラム製品に組み込まれうる。
先の開示は例示的な態様について議論しているが、記載された態様、および/または、特許請求の範囲によって定義された態様のスコープから逸脱することなく、さまざまな変形および修正がなされうることが注目されるべきである。したがって、記載された態様は、特許請求の範囲のスコープ内にあるそのようなすべての変形、修正、および変更を含むことが意図される。さらに、記載された態様の要素および/または態様は、単数形で記載または権利主張されているが、単数に対する限定が明確に述べられていないのであれば、複数が考慮される。それに加えて、それ以外であると述べられていないのであれば、任意の態様のうちのすべてまたは一部が、その他任意の態様のすべてまたは一部とともに利用される。
「含む」という用語が、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のうちの何れかで使用されている限り、この用語は、「備える」という用語が、請求項における遷移語として適用される場合に解釈されるように、包括的であることが意図される。さらに、詳細説明または特許請求の範囲の何れかで使用される用語「または」は、排他的な「または」ではなくて、包括的な「または」を意味することが意図されている。すなわち、別に示されていない場合、あるいは、文脈から明らかではない場合、「XはAまたはBを適用する」という句は、自然な包括的な置き換えのうちの何れかを意味することが意図されている。すなわち、「XはAまたはBを使用する。」という句は、以下の例のうちの何れによっても満足される。XはAを使用する。XはBを使用する。あるいは、XはAとBとの両方を使用する。さらに、本願および特許請求の範囲で使用されているような冠詞“a”および“an”は、特に指定されていない場合、あるいは、単数を対象としていることが文脈から明らかではない場合、一般に、「1または複数」を意味するものと解釈されるべきである。

Claims (40)

  1. 通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと移動させるために第1のノードによって実行される方法であって、
    前記第1のノードのアドレスを含む第1のメッセージを、第2のノードへ送信することと、
    第1の情報要素を含む第2のメッセージを前記第1のノードにおいて受信することと、ここで、前記第2のメッセージは、前記ネットワーク・パスを介して前記アドレスで受信される、
    第3のメッセージを、ダイレクトに接続されたパスを介して前記第2のノードへ送信することと、ここで、前記第3のメッセージは、前記第1の情報要素を含んでいる、
    前記ダイレクトに接続されたパスを介して、前記第1のノードと前記第2のノードとの間でメッセージをトンネルさせることと、
    を実現するために、コンピュータ読取可能格納媒体に格納された命令群を実行するプロセッサを適用することを備える、方法。
  2. 前記第3のメッセージに前記第1の情報要素を含んでいることは、前記アドレスが、前記第1のノードを指していることを示す請求項1に記載の方法。
  3. 前記ネットワーク・パスを介して、前記第1のノードと前記第2のノードとの間で通信セッションを確立することと、
    前記第1のノードと前記第2のノードとがダイレクトに接続されていることを確認することと、
    前記第1のメッセージを送る前に、前記ダイレクトに接続されたパスを介して通信することを選択することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の情報要素は、前記第2のノードによって生成されたトークンである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のメッセージは、前記ネットワーク・パスを介してホーム・エージェントを通じて送信される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記アドレスは、前記第1のノードのホーム・アドレスである、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のメッセージが、ホーム・テスト開始メッセージであり、前記第2のメッセージが、ホーム・テスト・メッセージであり、前記第3のメッセージが、ホーム・テスト応答メッセージである請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1のメッセージは、前記第1のノードのアドレスのリターン・ルート可能性テストを開始するために送信される、請求項1に記載の方法。
  9. 通信装置であって、
    第1のメッセージに含まれるアドレスをノードに通信することと、
    前記ノードからの応答メッセージで受信された第1の要素を含む第2のメッセージを前記ノードへ伝送することと、
    ダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせることと、
    ここで、前記応答メッセージは、ネットワーク・パスを介して受信され、前記第2のメッセージは、前記ダイレクトに接続されたパスを介して伝送される、
    に関連する命令群を保持するメモリと、
    前記メモリに接続され、前記メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサと
    を備える通信装置。
  10. 前記メモリはさらに、
    前記ネットワーク・パスを介して前記ノードとの通信セッションを確立することと、
    前記通信を、前記第1のメッセージを送信する前に、前記ダイレクトに接続されたパスに転送することを決定することと、
    に関連する命令群を保持する請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記通信を、前記第1のメッセージを送信する前に、前記ダイレクトに接続されたパスに転送することを決定することは、ピア発見またはリンク検知に基づく、請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記応答メッセージは、前記第1のメッセージに含まれるアドレスにおいて受信される、請求項9に記載の通信装置。
  13. 前記アドレスが前記通信装置によって所有されていない場合、前記応答メッセージは受信されない、請求項9に記載の通信装置。
  14. 前記第1の要素は、前記ノードによって生成されたトークンであり、前記アドレスは、前記通信装置のホーム・アドレスである、請求項9に記載の通信装置。
  15. 前記応答メッセージは、前記ネットワーク・パスを介してホーム・エージェントを通じてルーティングされる、請求項9に記載の通信装置。
  16. 通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへ転送する通信装置であって、
    通信装置のホーム・アドレスを含む第1のメッセージを、ピア・ノードへ通信する手段と、
    前記ピア・ノードから、第1の要素を含む第2のメッセージを受信する手段と、ここで、前記第2のメッセージは、ネットワーク・パスを介して受信される、
    前記第1の要素を含む第3のメッセージを前記ピア・ノードへ送信する手段と、ここで、前記第3のメッセージは、ダイレクトに接続されたパスを介して送信される、
    前記ダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせる手段と
    を備える通信装置。
  17. 前記ネットワーク・パスを介して前記ピア・ノードとのセッションを確立する手段と、
    前記ダイレクトに接続されたパスの利用可能性を判定する手段と、
    前記第1のメッセージが通信される前に、前記ダイレクトに接続されたパスを介して、前記ピア・ノードと通信することを決定する手段と
    をさらに備える請求項16に記載の通信装置。
  18. 前記第1の要素は、前記ピア・ノードによって生成されたトークンであり、
    前記第3のメッセージに前記第1の要素を含んでいることは、前記ホーム・アドレスが、前記通信装置を指していることを示す、請求項16に記載の通信装置。
  19. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記コンピュータ読取可能媒体は、
    コンピュータに対して、ネットワーク・パスを介したピア・ノードとの通信リンクを確立させるための第1のコードのセットと、
    前記コンピュータに対して、前記ピア・ノードとの通信のためにダイレクトなパスが利用可能であることを確認させるための第2のコードのセットと、
    前記コンピュータに対して、ホーム・アドレスを含む第1のメッセージを前記ピア・ノードへ送信させるための第3のコードのセットと、
    前記コンピュータに対して、第1の要素を含み、前記ネットワーク・パスを介して受信される第2のメッセージを、前記ホーム・アドレスにおいて受信させるための第4のコードのセットと、
    前記コンピュータに対して、前記ダイレクトなパスを介して第3のメッセージを送信させるための第5のコードのセットと、
    前記コンピュータに対して、前記ダイレクトなパスを介して前記ピア・ノードとメッセージをトンネルさせるための第6のコードのセットと
    を備えるコンピュータ・プログラム製品。
  20. ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと通信セッションを切り換えるように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、
    アドレスを含む第1のメッセージをピア・ノードへ送信するための第1のモジュールと、
    第1の要素を含む第2のメッセージを受信するための第2のモジュールと、ここで、前記第2のメッセージは、前記ネットワーク・パスを介して前記アドレスへ送信される、
    第3のメッセージを、ダイレクトに接続されたパスを介して第2のノードへ送信するための第3のモジュールと、ここで、前記第3のメッセージは、前記第1の要素を含む、
    前記ダイレクトに接続されたパスを介して、第1のノードと前記第2のノードとの間でメッセージをトンネルさせるための第4のモジュールと
    を備えるプロセッサ。
  21. 通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと移動させるために第1のノードによって実行される方法であって、
    アドレスを含む第1のメッセージを第2のノードから受信することと、
    第1の要素を含む第2のメッセージを前記第2のノードへ送信することと、ここで、前記第2のメッセージは、前記ネットワーク・パスを介して前記アドレスへ送信される、
    ダイレクトに接続されたパスを介して第3のメッセージを受信することと、
    前記第3のメッセージが、前記第1の要素を含んでいるかを確認することと、
    前記第3のメッセージが前記第1の要素を含んでいる場合、前記ダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせることと、
    を実現するために、コンピュータ読取可能格納媒体に格納された命令群を実行するプロセッサを適用することを備える、方法。
  22. ホーム・アドレスが、前記第2のノードを指す場合、前記第2のノードからの前記第3のメッセージは、前記第1の要素を含んでいる、請求項21に記載の方法。
  23. ネットワーク・リンクを介して前記第2のノードとのセッションを確立することと、
    前記第2のノードが利用可能であることを示すインジケーションを、前記ダイレクトに接続されたパスを介して受信することと
    をさらに備える請求項21に記載の方法。
  24. 前記第1の要素は、前記第1のノードによって生成されたトークンである、請求項21に記載の方法。
  25. 前記第1のメッセージは、ネットワーク・パスを介してホーム・エージェントをから受信される、請求項21に記載の方法。
  26. 前記第1のメッセージが、ホーム・テスト開始メッセージであり、前記第2のメッセージが、ホーム・テスト・メッセージであり、前記第3のメッセージが、ホーム・テスト応答メッセージである、請求項21に記載の方法。
  27. 前記第1のメッセージは、前記第2のノードのアドレスのためのリターン・ルート可能性テストを開始するために受信される、請求項21に記載の方法。
  28. 前記アドレスは、前記第2のノードのホーム・アドレスである、請求項21に記載の方法。
  29. 通信装置であって、
    ピア・ノードのアドレスを含む第1のメッセージを受信することと、
    第1の要素を含む応答メッセージを、ネットワーク・パスを介して前記アドレスへ送信することと、
    ダイレクトに接続されたパスを介して第2のメッセージを受信することと、
    前記第2のメッセージが、前記第1の要素を含んでいるかを判定することと、
    前記第2のメッセージが前記第1の要素を含んでいる場合、前記ダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせることと、
    に関連する命令群を保持するメモリと、
    前記メモリに接続され、前記メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサと
    を備える通信装置。
  30. 前記メモリはさらに、前記第1のメッセージを受信する前に、前記ネットワーク・パスを介した前記ピア・ノードとのセッションを確立すること、に関連する命令群を保持する、請求項29に記載の通信装置。
  31. 前記第1の要素を含む第2のメッセージを受信することは、前記アドレスが、前記ピア・ノードを指すことを示す、請求項29に記載の通信装置。
  32. 前記第1の要素は、前記通信装置によって生成されたトークンである、請求項29に記載の通信装置。
  33. 前記第2のメッセージが、前記第1の要素を含んでいない場合、前記アドレスが、前記ピア・ノードを指していないことを示す、請求項29に記載の通信装置。
  34. 前記第1のメッセージで受信されたアドレスは、第1のノードのホーム・アドレスである、請求項29に記載の通信装置。
  35. 前記第1のメッセージは、前記ネットワーク・パスを介してホーム・エージェントから受信される、請求項29に記載の通信装置。
  36. 通信セッションを、ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへ転送する通信装置であって、
    ネットワーク・パスを介したピア・ノードとの通信セッションを確立する手段と、
    前記ピア・ノードから第1のメッセージを受信する手段と、ここで、前記第1のメッセージは、アドレスを含んでいる、
    第2のメッセージを、前記ネットワーク・パスを介して前記アドレスへ伝送する手段と、ここで、前記第2のメッセージは、第1の要素を含んでいる、
    ダイレクトに接続されたパスを介して前記ピア・ノードから受信した第3のメッセージが、前記第1の要素を含んでいるかを確認する手段と、
    前記第3のメッセージが第1の要素を含んでいる場合、前記ピア・ノードと前記ダイレクトに接続されたパスを介してメッセージをトンネルさせる手段と
    を備える通信装置。
  37. 前記第1の要素は、前記通信装置によって生成されたトークンである、請求項36に記載の通信装置。
  38. 前記第1のメッセージは、前記ピア・ノードのアドレスのためのリターン・ルート可能性テストを開始するために受信される、請求項36に記載の通信装置。
  39. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記コンピュータ読取可能媒体は、
    コンピュータに対して、ネットワーク・パスを介したピア・ノードとの通信リンクを確立させるための第1のコードのセットと、
    前記コンピュータに対して、前記ピア・ノードから第1のメッセージを受信させるための第2のコードのセットと、ここで、前記第1のメッセージは、ホーム・アドレスを含んでいる、
    前記コンピュータに対して、第1の要素を含む第2のメッセージを、前記ホーム・アドレスへ送信させるための第3のコードのセットと、ここで、前記第2のメッセージは、前記ネットワーク・パスを介して送信される、
    前記コンピュータに対して、第3のメッセージを、前記ダイレクトなパスを介して受信させるための第4のコードのセットと、
    前記第3のメッセージが前記第1の要素を含んでいる場合、前記コンピュータに対して、前記ダイレクトに接続されたパスを介して、前記ピア・ノードとメッセージをトンネルさせるための第5のコードのセットと
    を備えるコンピュータ・プログラム製品。
  40. ネットワーク・パスから、ダイレクトに接続されたパスへと通信セッションを切り換えるように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、
    ピア・ノードのアドレスを含む第1のメッセージを前記ピア・ノードから受信するための第1のモジュールと、
    第1の要素を含む第2のメッセージを、前記ネットワーク・パスを介して前記アドレスへ送信するための第2のモジュールと
    ダイレクトに接続されたパスを介して第3のメッセージを受信するための第3のモジュールと、
    前記第3のメッセージが前記第1のメッセージを含んでいる場合、前記ダイレクトに接続されたパスを介して、前記ピア・ノードとメッセージをトンネルさせるための第4のモジュールと
    を備えるプロセッサ。
JP2012504766A 2009-04-08 2010-04-06 ダイレクトに接続されたピアのためのルート最適化 Expired - Fee Related JP5350536B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/420,599 2009-04-08
US12/420,599 US20100260101A1 (en) 2009-04-08 2009-04-08 Route optimization for directly connected peers
PCT/US2010/030057 WO2010117994A1 (en) 2009-04-08 2010-04-06 Route optimization for directly connected peers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012523757A true JP2012523757A (ja) 2012-10-04
JP5350536B2 JP5350536B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42229038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012504766A Expired - Fee Related JP5350536B2 (ja) 2009-04-08 2010-04-06 ダイレクトに接続されたピアのためのルート最適化

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20100260101A1 (ja)
EP (1) EP2417799A1 (ja)
JP (1) JP5350536B2 (ja)
KR (2) KR20140127920A (ja)
CN (1) CN102365888B (ja)
TW (1) TW201129160A (ja)
WO (1) WO2010117994A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014163372A1 (en) * 2013-04-01 2014-10-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for performing state transition for device-to-device communication

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8718548B2 (en) 2007-07-10 2014-05-06 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for adaptive partitioning of links
US8825767B2 (en) * 2010-10-05 2014-09-02 Sivapathalingham Sivavakeesar Scalable secure wireless interaction enabling methods, system and framework
US20120188981A1 (en) * 2010-12-24 2012-07-26 Electronics And Telecommunications Research Institute Signalling method for direct communication between terminals
KR101723453B1 (ko) * 2011-02-21 2017-04-05 삼성전자주식회사 휴대용 단말기에서 와이파이 다이렉트 연결 기반 유니버설 플러그 앤 플레이 서비스를 제공하기 위한 장치 및 방법
US20130227149A1 (en) * 2012-02-24 2013-08-29 Intel Mobile Communications GmbH Method for providing a communication session and device
US9179382B2 (en) 2012-05-21 2015-11-03 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for supporting WAN and D2D communication RLC layer handover
GB2506611B (en) * 2012-10-02 2015-07-22 Broadcom Corp Direct communication among devices
GB2506610B (en) 2012-10-02 2015-07-01 Broadcom Corp Direct communication among devices
US8902907B2 (en) 2012-10-05 2014-12-02 Futurewei Technologies, Inc. Terminal based grouping virtual transmission and reception in wireless networks
EP2918101A4 (en) * 2012-11-09 2016-07-27 Nokia Technologies Oy METHOD, APPARATUS AND COMPUTER PROGRAM PRODUCT FOR PATH SWITCHING IN DEVICE DEVICE COMMUNICATIONS
EP2744293B1 (en) * 2012-12-12 2016-03-02 Alcatel Lucent A telecommunications network, a node, and a method of data transmission
CN104159221B (zh) * 2013-05-13 2019-07-09 中兴通讯股份有限公司 公共安全通信处理方法及系统
KR102115425B1 (ko) 2013-07-02 2020-06-05 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 기본 경로 및 직접 경로 간 전환 장치 및 방법
KR102098119B1 (ko) 2013-09-02 2020-04-07 삼성전자 주식회사 단말 간 직접 통신을 지원하는 무선 통신 시스템에서 데이터 경로 전환 방법 및 장치
JP6364196B2 (ja) * 2014-01-30 2018-07-25 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線基地局、無線通信システム及び無線通信方法
US9668232B2 (en) * 2015-04-03 2017-05-30 Qualcomm Incorporated Enabling device-to-device discovery
US10652139B1 (en) * 2019-01-10 2020-05-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Automatic communication network failure detection and remediation

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08294168A (ja) * 1995-04-21 1996-11-05 Casio Comput Co Ltd 無線通信システムおよび無線通信端末
US20050135304A1 (en) * 2003-01-29 2005-06-23 Globespanvirata, Inc. Independent direct link protocol
WO2005084045A1 (de) * 2004-02-23 2005-09-09 Vodafone Holding Gmbh Verfahren zur herstellung einer kommunikationsverbindung in einem kommunikationsnetz

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020085520A1 (en) * 2001-01-04 2002-07-04 Uwe Sydon Cordless communication system providing optimum spectral usage for wireless networks
US20050175002A1 (en) * 2004-02-09 2005-08-11 Nokia Corporation Alternative method to the return routability test to send binding updates to correspondent nodes behind firewalls
CN100486193C (zh) * 2004-09-29 2009-05-06 腾讯科技(深圳)有限公司 多策略的p2p连接建立方法
US20060083187A1 (en) * 2004-10-18 2006-04-20 Mobile (R&D) Ltd. Pairing system and method for wirelessly connecting communication devices
JP4533085B2 (ja) * 2004-10-27 2010-08-25 キヤノン株式会社 無線通信装置、通信システム、無線通信方法、及びコンピュータプログラム
US7593377B2 (en) * 2006-03-29 2009-09-22 Cisco Technology, Inc. Route optimization for a mobile IP network node in a mobile ad hoc network
US8923267B2 (en) * 2006-06-30 2014-12-30 Qualcomm Incorporated System and method for high speed peer-to-peer connectivity between wireless devices
US7885274B2 (en) * 2007-02-27 2011-02-08 Cisco Technology, Inc. Route optimization between a mobile router and a correspondent node using reverse routability network prefix option
EP2153620A1 (en) * 2007-05-25 2010-02-17 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) Route optimisation for proxy mobile ip

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08294168A (ja) * 1995-04-21 1996-11-05 Casio Comput Co Ltd 無線通信システムおよび無線通信端末
US20050135304A1 (en) * 2003-01-29 2005-06-23 Globespanvirata, Inc. Independent direct link protocol
WO2005084045A1 (de) * 2004-02-23 2005-09-09 Vodafone Holding Gmbh Verfahren zur herstellung einer kommunikationsverbindung in einem kommunikationsnetz

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014163372A1 (en) * 2013-04-01 2014-10-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for performing state transition for device-to-device communication
US10009949B2 (en) 2013-04-01 2018-06-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for performing state transition for device-to-device communication
US10075991B2 (en) 2013-04-01 2018-09-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for performing state transition for device-to-device communication

Also Published As

Publication number Publication date
TW201129160A (en) 2011-08-16
CN102365888A (zh) 2012-02-29
US20100260101A1 (en) 2010-10-14
CN102365888B (zh) 2016-01-13
JP5350536B2 (ja) 2013-11-27
KR20120022894A (ko) 2012-03-12
KR20140127920A (ko) 2014-11-04
WO2010117994A1 (en) 2010-10-14
EP2417799A1 (en) 2012-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5350536B2 (ja) ダイレクトに接続されたピアのためのルート最適化
JP5497155B2 (ja) WANに対するホームエージェントのないMIPv6ルート最適化
JP5955352B2 (ja) 事前認証、事前設定及び/又は仮想ソフトハンドオフを使用するモビリティアーキテクチャ
FI105965B (fi) Autentikointi tietoliikenneverkosssa
KR100935421B1 (ko) 모바일 인터넷 프로토콜 키 분배를 위한 일반 인증아키텍처의 이용
JP4417391B2 (ja) プライベート・ホーム・エージェントをサポートするためのモバイルip拡張
JP4291272B2 (ja) ホームエージェントと共に移動ノードのホームアドレスを登録する方法
KR101318306B1 (ko) 인터넷 프로토콜 어드레스들의 제 3 자 유효화
US20100208706A1 (en) Network node and mobile terminal
US9197980B2 (en) Multi-operator wireless networking
US8413243B2 (en) Method and apparatus for use in a communications network
JP2006527968A (ja) Cdmaシステムで、モバイルipバージョン6サービスをサポートするための方法、システム及び装置
EP2396982A1 (en) Method for secure network based route optimization in mobile networks
US9596597B2 (en) Mobile security protocol negotiation
JP2009516954A (ja) 通信経路最適化方法及び通信経路最適化制御装置
JPWO2009066439A1 (ja) 通信方法、通信システム、モバイルノード及び通信ノード
US8036232B2 (en) Apparatus and method for filtering packet in a network system using mobile IP
Phoomikiattisak et al. End‐To‐End Mobility for the Internet Using ILNP
Chen et al. Mobility management at network layer
van Sebille et al. o vodafone

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees