JP2012521151A - 無線通信システムにおける方法および装置 - Google Patents

無線通信システムにおける方法および装置 Download PDF

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Abstract

ダウンリンクのMAC−ehsプロトコルおよびアップリンクのMAC−i/isプロトコルにおいて、マルチキャリア動作におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセス中のTSNリオーダリング・ウインドウの行き詰まりを回避するために、拡張リオーダリング・デプスを使用する。拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールド(93、103、114、124)で得られる32個のシーケンス番号より増加しているリオーダリング・デプスに相当し、データユニットのTSNに基づいており、このTSNは、データユニットのヘッダ(92、102、112、122)の中にだけ表示される。

Description

本発明は、無線通信システムのユーザ装置および無線基地局において、マルチキャリア動作におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスのデータユニットを処理する方法に関する。本発明は、マルチキャリア動作におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスのデータユニットを処理するように構成されたユーザ装置および無線基地局にも関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)は、GSM(登録商標)の後継として策定された第3世代移動通信技術である。3GPPのLTE(Long Term Evolution)は、UMTS規格を改善して、データレートおよび効率の向上をもたらすための、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)内のプロジェクトである。UTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)は、UMTSの無線アクセスネットワークであり、E−UTRAN(evolved UTRAN)は、LTEシステムの無線アクセスネットワークである。図1に示されるように、UTRANは、相当数のユーザ装置(UE)13a〜cを通常は備え、各UEは、NodeBと呼ばれる無線基地局(RBS)14a、14bに無線接続されている。無線基地局(RBS)14a、14bは、無線ネットワーク制御装置(RNC)15に無線接続されており、1つのRNCは、通常はいくつかのNodeBを制御している。
パケットをベースとした通信用の最新の無線通信システムでは、無線チャネル状態の悪化に対して耐性を強くするために、物理層にハイブリッド自動再送要求(HARQ)機能を通常は有しているであろう。HARQは、LTEでもUMTSでも利用可能である。HARQは、前方誤り訂正(FEC)符号化と自動再送要求(ARQ)とを組み合わせている。FEC符号化では、前方誤り訂正パリティビットを情報ビットから計算して、それを送信前に加えることによって、受信側において誤って受信した情報ビットの訂正を可能にする。ARQ方式では、受信部が誤り検出(ED)コードを使用して、例えば巡回冗長検査(CRC)によって、受信した情報ビットのブロックが正しいか否かを検出し、誤りが検出されなかった場合、肯定応答(ACK)が送信部に送信される。しかし、誤りが検出された場合、送信部に否定応答(NACK)を送信することによって、受信部は、その情報を再要求する。否定応答の受信時、送信部は、情報を再送信する。
上述のように、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)は、FECとARQの組み合わせであり、選択再送モードまたはストップ・アンド・ウエイト式モードで使用されてもよい。伝送ブロック(TPB)と呼ばれる情報ビットのブロックは、例えばCRCなどの誤り検出コードと、FECパリティビットとの両方を加えて符号化される。ストップ・アンド・ウエイト式HARQでは、受信した符号化ブロックが復号され、EDコードおよびFECパリティビットが、復号に成功したか否かを調査するために使用される。復号の成功は、情報が正しく送信および受信されたことを示す。情報のブロックが誤りなく受信された場合、ACKが送信部に送信されることで、送信が成功したこと、および、受信部が新しいブロックに対して準備が整っていることを示す。他方、情報ビットのブロックが正しく復号されなかった場合、受信部は、送信部にNACKを送信することで、受信部が同じブロックの再送信を期待していることを示して、情報を再要求する。
さらなる改善は、ソフトコンバイニング(軟合成)機能を使用して再送信を合成するソフトコンバイニングを行うHARQである。ソフトコンバイニングによれば、受信部は誤って受信した情報ビットのブロックを廃棄しない。その代わりに、それらのソフトビット値をバッファに蓄積し、これらの値を受信再送ブロックのソフトビット値と合成する。
マルチアンテナ技法は、無線通信システムのデータレートおよび信頼性を大幅に向上させることができ、送信部および受信部が複数のアンテナを備えている場合、性能が向上する。これは、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)無線通信チャネルをもたらすことになり、このシステムおよび関連技法は、一般にMIMOと呼ばれる。MIMO運用またはマルチセル運用においては、複数の同時かつ独立のストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスが行われてもよく、これを行うとリソースの利用が向上する。
現在のMAC−hs、MAC−ehs、MAC−esおよびMAC−isのプロトコルはすべて、複数の独立したストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスを基にしており、高速パケットアクセス(HSPA)においては、MAC−hs/ehsプロトコルが、HS−DSCH(高速ダウンリンク共用チャネル)を扱い、MAC−es/isプロトコルが、アップリンクのE−DCH(拡張個別伝送チャネル)を扱う。再要求して異なるHARQプロセスで再送信された伝送ブロックの受信の成功は、受信に成功するまでに異なる回数の再送信が必要とされてもよいので、伝送ブロックの最初の元の送信とは異なる順序で起こることがある。これでは、データが上位レイヤにばらばらの順序で届けられることになりかねない。
この理由のために、上述したプロトコルはすべて、再要求されて受信されたデータユニットの元の最初の送信順序を示すことによって、再要求されたデータユニットが上位レイヤに正しく配信されるのを可能にするために、送信シーケンス番号(TSN)を有する。リオーダリングプロシージャ(並び変えて順)は、現在のダウンリンクのMAC−hsおよびMAC−ehsプロトコルによって標準化されているが、アップリンクのMAC−esおよびMAC−isプロトコルに準拠してネットワークで実施される。
TSNを表示するTSNフィールドのサイズは、従来のMAC−hs、MAC−ehs、MAC−esおよびMAC−isのプロトコルでは6ビットである。各ビットが0または1を表す6ビットで構成されるフィールドは、0から31までの範囲のデジタル値を表すことが可能であり、それによって、32個の送信シーケンス番号を持つTSNリオーダリング・ウインドウが実現可能になる。しかし、1.28McpsのTDDマルチ周波数HS−DSCH動作モードに関しては、MAC−hs PDUプロトコルデータユニット(PDU)の終わりに、ことによるとパディングの代わりに、追加の3ビットを収容するフィールドをペイロードの中に挿入して含めることが可能である。
図2は、1.28McpsのTDDマルチ周波数HS−DSCH動作モードに関するそのような従来のMAC−hs PDUプロトコルデータユニット(PDU)を示し、MAC−hsヘッダ21と、ペイロード22と、ヘッダ21の中に配置される6ビットのTSNフィールド23と、ペイロードの中でパディングの前にありオプションで追加される3ビットの拡張TSNフィールド24とを表す。
上説したように、6ビットのTSNフィールドのサイズは、32個の送信シーケンス番号、すなわちいわゆるリオーダリング・デプス(並び替え深度)32に相当するTSNリオーダリング・ウインドウを与える。これは、異なるTSNを有する2つのMAC PDUがTTI(送信時間間隔)ごとに送信される場合、TSNリオーダリング・ウインドウが行き詰まるまでに最大3回の再送信をサポートするのに十分であろう。これは、MAC−ehsを使用するMIMOまたはデュアルセル動作で起こりうる。しかし、2つを超えるMAC PDUが異なるTSNを使用してTTIごとに送信される場合、TSNリオーダリング・ウインドウが行き詰まるまでに可能な再送信回数は減少し、MIMOを使用するデュアルセル動作では、TSNリオーダリング・ウインドウの行き詰まりは1回目の再送信で起こるであろう。
この状況は、図3に示されている。図3は、セル1およびセル2のデュアル動作に関してTTIごとに送信される4つのMAC PDU31、すなわちTTIごとに4つのアクティブHARQプロセスを示す。変更されていないUE処理要件では、1つのRTT(ラウンドトリップ時間)中に最大24個のHARQプロセスを使用でき、これは、利用可能な32個の送信シーケンス番号の中から、1つのHARQ RTT当たりで最大24個のTSNを消費するであろう。その結果として、1回目の再送信において、早くもTSNリオーダリング・ウインドウの行き詰まりが発生するであろう。
従って、TSNリオーダリング・ウインドウ32を実現可能にする6ビットのTSNフィールドを使用して、継続的動作を維持できるものの、1回の再送信がTSNリオーダリング・ウインドウの行き詰まりをもたらしうる。
2つを超えるキャリアが使用される場合、TSNの不足はさらに深刻になり、継続的動作さえ可能でない状況をもたらすことがありうる。
また、デュアルセル動作およびMIMOは、オクテットに合わせたMAC−ehsだけがサポートしているので、1.28McpsのTDDマルチ周波数HS−DSCH動作モードに対して定められた、図2に示されるMAC−hs PDUフォーマットを使用することは不可能である。さらに、1.28McpsのTDDマルチ周波数HS−DSCH動作モードのMAC−hs PDUフォーマットは、処理が複雑である。その理由は、拡張TSNフィールドの追加の3つの最下位ビットがペイロードのパディングの前の最後部に配置され、MAC−hsヘッダの処理後に初めて利用可能になるからである。
本発明の目的は、上に略述した課題に取り組むことであり、この目的および他の目的は、添付の独立項に記載の方法および装置ならびに従属請求項に記載の実施形態によって達成される。
一態様によれば、本発明は、無線通信システムのユーザ装置において、マルチキャリア動作におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスのデータユニットを受信し処理する方法を提供する。この方法は、UEが実行する以下の工程を備える。
−無線基地局から2つ以上の媒体アクセス制御−ehsデータユニット、別の表現ではMAC−ehsデータユニットを受信する工程。
−各MAC−ehsデータユニットの送信シーケンス番号、別の表現ではTSNを特定する工程。ここで、このTSNは、ヘッダの中にだけ示されている。
−拡張リオーダリング・デプスを使用して2つ以上の受信データユニットの元の送信順序を判別する工程。ここで、拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスに比べて増加しており、受信した各MAC−ehsデータユニットの前述の特定したTSNに基づいている。
第2の態様によれば、本発明は、無線通信システムのユーザ装置において、マルチキャリア動作におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスのデータユニットを送信する方法を提供する。この方法は、UEが実行する以下の工程を備える。
−MAC−i/isデータユニットのMAC−isヘッダの中にだけ、送信シーケンス番号TSNを表示する工程。ここで、2つ以上のデータユニットの元の送信順序は、拡張リオーダリング・デプスによって表示されており、拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスに比べて増加しており、前述の表示したTSNに基づいている。
−MAC−i/isデータユニットを無線基地局に送信する工程。
第3の態様によれば、本発明は、無線通信システムの無線基地局において、マルチキャリア動作におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスのデータユニットを受信し処理する方法を提供する。この方法は、無線基地局が実行する以下の工程を備える。
−ユーザ装置から2つ以上のMAC−i/isデータユニットを受信する工程。
−受信したMAC−i/isデータユニットのそれぞれの送信シーケンス番号TSNを特定する工程。ここで、TSNは、MAC−isヘッダの中にだけ表示されている。
−拡張リオーダリング・デプスを使用して前述の2つ以上の受信データユニットの元の送信順序を判別する工程。ここで、拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスに比べて増加しており、前述の特定したTSNに基づいている。
第4の態様によれば、本発明は、無線通信システムの無線基地局において、マルチキャリア動作のストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスで、データユニットを送信する方法を提供する。この方法は、無線基地局が実行する以下の工程を備える。
−2つ以上のMAC−ehsデータユニットのヘッダの中にだけ送信シーケンス番号TSNを表示する工程。ここで、2つ以上のデータユニットの元の送信順序は、拡張リオーダリング・デプスによって表示されており、拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスに比べて増加しており、表示したTSNに基づいている。
−MAC−ehsデータユニットをユーザ装置に送信する工程。
第5の態様によれば、本発明は、無線通信システム用のユーザ装置UEを提供し、このUEは、マルチキャリア動作のストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスにおいて、無線基地局からデータユニットを受信し処理するように構成されている。UEは以下を備える。
−MAC−ehsデータユニットを受信するように構成されたMAC−ehs受信部。
−受信したMAC−ehsデータユニットの送信シーケンス番号TSNを特定するように構成されたTSN特定部。このTSNは、ヘッダの中にだけ示されている。
−拡張リオーダリング・デプスから2つ以上の受信MAC−ehsデータユニットの元の送信順序を判別するように構成された判別部。拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスに比べて増加しており、受信MAC−ehsデータユニットの特定したTSNに基づいている。
第6の態様によれば、本発明は、無線通信システム用のユーザ装置UEを提供し、このUEは、マルチキャリア動作のストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスにおいて無線基地局にデータユニットを送信するように構成されている。UEは以下を備える。
−拡張リオーダリング・デプスを使用して2つ以上のMAC−i/isデータユニットの元の送信順序を表示するように構成されたTSN搭載部。拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスに比べて増加しており、MAC−i/isデータユニットのMAC−isヘッダの中にだけ表示されるTSNに基づいている。
−MAC−i/isデータユニットを送信するように構成されたMAC−i/is送信部。
第7の態様によれば、本発明は、無線通信システム用の無線基地局RBSを提供し、このRBSは、マルチキャリア動作のストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスにおいて、UEからデータユニットを受信し処理するように構成されている。RBSは以下を備える。
−MAC−i/isデータユニットを受信するように構成されたMAC−i/is受信部。
−受信したMAC−i/isデータユニットの送信シーケンス番号TSNを特定するように構成されたTSN特定部。このTSNは、MAC−isヘッダの中にだけ示されている。
−拡張リオーダリング・デプスから2つ以上の受信MAC−i/isデータユニットの元の送信順序を判別するように構成された判別部。拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスに比べて増加しており、受信データユニットの特定されるTSNに基づいている。
第8の態様によれば、本発明は、無線通信システム用の無線基地局RBSを提供し、このRBSは、マルチキャリア動作のストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスにおいて、UEにデータユニットを送信するように構成されている。RBSは以下を備える。
−拡張リオーダリング・デプスを使用して2つ以上のMAC−ehsデータユニットの元の送信順序を表示するように構成されたTSN搭載部。拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスに比べて増加しており、MAC−ehsデータユニットのヘッダの中にだけ示されるTSNに基づいている。
−MAC−ehsデータユニットを送信するように構成されたMAC−ehs送信部。
拡張リオーダリング・デプスは、マルチセル動作における各セルの識別情報、MIMO動作における各MIMOストリームの識別情報、または必要とされた再送信回数にさらに基づいて決められてもよい。
あるいは、アップリンクでは、TSNは、6ビットのTSNフィールドと、TSNフィールドに隣接するTSN拡張フィールドとに表示されてもよく、両方のフィールドとも、MAC−i/isデータユニットのMAC−isヘッダの中に配置される。TSNフィールドおよび隣接するTSN拡張フィールドはさらに、合体して拡張TSNフィールドにされてもよい。
あるいは、ダウンリンクでは、TSNは、両方のフィールドともMAC−ehsデータユニットのヘッダの中に配置される、6ビットのTSNフィールドとオクテットに合わせたTSN拡張フィールドとに表示されてもよいし、またMAC−ehsデータユニットのヘッダの中に配置されるオクテットに合わせた拡張TSNフィールドの中だけに置かれてもよい。さらに、後の場合には、拡張TSNフィールドの存在は、TSNフィールドに表示されてもよい。
アップリンクでは、MAC−i/isデータユニットは、MAC−iヘッダおよびMAC−isヘッダを備え、MAC−iヘッダは、RBSにおいてMAC−i/isデータユニットから取り除かれてもよく、残りのMAC−isデータユニットは無線ネットワーク制御装置RNCに転送される。
本発明の実施形態の利点は、マルチキャリア動作においてTSNリオーダリング・ウインドウの行き詰まりを回避し、それによって、マルチセルまたはMIMOシステムにおいて高いデータレートの継続的使用を可能にすることである。
本発明について、これより、添付の図面を参照して、より詳細に説明する。
UTRANを示す略ブロック図である。 従来のMAC−hs PDUを示す略ブロック図である。 TSNリオーダリング・ウインドウの行き詰まりを示す略ブロック図である。 ダウンリンクにおいてUEが実行する、本発明の例示的実施形態のフローチャートである。 RBSが実行する、図4に対応する本発明の例示的実施形態のフローチャートである。 アップリンクにおいてUEが実行する、本発明の例示的実施形態のフローチャートである。 RBSが実行する、図6に対応する本発明の例示的実施形態のフローチャートである。 拡張リオーダリング・デプスが、必要とされた再送信回数に基づく、本発明の一例示的実施形態を示す略ブロック図である。 拡張リオーダリング・デプスが、TSNフィールドおよび拡張TSNフィールドに表示されるTSNに基づく、本発明の一例示的実施形態によるMAC−ehs PDUを示す略ブロック図である。 拡張リオーダリング・デプスが、拡張TSNフィールドだけに表示されるTSNに基づく、本発明の一例示的実施形態によるMAC−ehs PDUを示す略ブロック図である。 拡張リオーダリング・デプスが、両方ともMAC−isヘッダの中に配置されるTSNフィールドおよび隣接する拡張TSNフィールドに表示されるTSNに基づく、本発明の一例示的実施形態によるMAC−i/is PDUを示す略ブロック図である。 拡張リオーダリング・デプスが、MAC−isヘッダの中に置かれ、かつTSNフィールドに隣接する拡張TSNフィールドだけに表示されるTSNに基づく、本発明の一例示的実施形態によるMAC−i/is PDUを示す略ブロック図である。 本発明の実施形態による、2つのUEを示す略ブロック図である。 本発明の実施形態による、2つの無線基地局例えばNodeBを示す略ブロック図である。
以下では本発明について、ある種の実施形態および添付の図面を参照して、より詳細に説明する。本発明の完全な理解を提供する手段として、限定でなく説明のために、特定のシナリオ、技法等のような具体的な詳細を記載する。しかし、本発明がこれらの具体的な詳細から離れた他の実施形態で実践されてもよいことは、当業者には明らかであろう。
さらに、本明細書で以下に説明する機能および手段が、プログラム式マイクロプロセッサまたは汎用コンピュータとともに機能するソフトウェアを使用して、および/または特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して実施されてもよいことも、当業者は理解するであろう。本発明について、主として方法およびデバイスの形態で述べるが、本発明は、コンピュータプログラムプロダクトでも、コンピュータプロセッサとそのプロセッサに結合したメモリとを備え、かつそのメモリが本明細書に開示の機能を実行しうる1以上のプログラムでエンコードされているシステムでも具体化されうることも、理解されるであろう。
本発明について、本明細書ではシナリオ例を参照して述べる。特に、本発明の例示的実施形態について、UTRANに関する非限定的な一般的状況で述べる。しかしそうは言うものの、本発明の実施形態を他のタイプの無線アクセスネットワーク、例えばE−UTRANなどに適用しうることに注意すべきである。
本発明の実施形態によれば、ダウンリンクのMAC−ehsプロトコルおよびアップリンクのMAC−i/isプロトコルにおけるマルチキャリア運用でのストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスにおいてTSNリオーダリング・ウインドウの行き詰まりは、拡張リオーダリング・デプスによって回避される。この拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドから得られる32個の送信シーケンス番号から増加していて、データユニットのTSNに基づいている。このTSNは、データユニットのヘッダの中にだけ搭載されて示される。本発明の実施形態によるMAC−ehsプロトコルで実行される方法は、図4および5に示されており、本発明の実施形態によるMAC−i/isプロトコルで実行される方法は、図6および7に示されている。
図4は、ダウンリンクにおいてUEが実行する、本発明の一例示的実施形態を示すフローチャートである。ステップ41において、UEは、RBS例えばNodeBから、2つ以上のMAC−ehsデータユニット、すなわちMAC−ehs PDUを受信する。MAC−ehsプロトコルはHARQ機能を含むので、受信したデータユニットは、復号を正しく行うことができるまでに、RBSから数回再送信されているかもしれない。受信したデータユニットの元の送信順序を判別するために、およびそれらを正しい順序で上位レイヤに届けるために、ステップ42において、UEは、受信したMAC−ehsデータユニットのそれぞれのTSNを特定する。MAC−ehsデータユニットの中では、TSNの全部がMAC−ehsヘッダの中にだけ搭載されて示されている。その後、ステップ43において、この特定したTSNに基づく拡張リオーダリング・デプスを使用して、元の送信順序を判別する。この拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドから得られるリオーダリング・デプスに比べて増加している。
図5は、UEと通信するRBSが実行する、図4に対応する本発明の例示的実施形態を示すフローチャートである。ステップ51において、RBSは、拡張リオーダリング・デプスを使用して、元の送信順序をTSNに搭載して示す。このTSNは、MAC−ehsデータユニットのヘッダの中にだけ配置される。ステップ52において、RBSは、MAC−ehsデータユニットをUEに送信する。拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドから得られるリオーダリング・デプスに比べて増加しているリオーダリング・デプスである。
図6は、アップリンクのMAC−i/isプロトコルに準拠してUEが実行する、本発明の一例示的実施形態を示すフローチャートである。MAC−i/isプロトコルはHARQ機能も含むので、復号を正しく行うことができるまでに、UEは、データユニットを数回再送信しなければならないかもしれない。それ故、ステップ61において、UEは、拡張リオーダリング・デプスを使用して、元の送信順序をMAC−i/isデータユニットのTSNに搭載して示す。このTSNは、データユニットのMAC−isヘッダの中にだけ配置される。拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドから得られるリオーダリング・デプスに比べて増加しているリオーダリング・デプスである。ステップ62において、UEは、MAC−i/isデータユニットをRBS例えばUTRANのNodeBに送信する。
図7は、UEと通信しているRBSが実行する、図6に対応する本発明の例示的実施形態を示すフローチャートである。ステップ71において、RBSは、UEから2つ以上のMAC−i/isデータユニットを受信する。受信したデータユニットの元の送信順序を判別するために、かつそれらのデータユニットを正しい順序で上位層(上位レイヤ)に届けることができるように、ステップ72において、RBSは、受信したデータユニットのそれぞれのTSNを特定する。TSNの全部がMAC−isヘッダの中にだけ搭載されて示されている。その後、ステップ73において、元の送信順序が、前述の特定したTSNに基づく拡張リオーダリング・デプスを使用して判別される。この拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドから得られるリオーダリング・デプスに比べて増加しているリオーダリング・デプスである。
従って、拡張リオーダリング・デプスは、データユニットのTSNに基づいており、このTSNは、異なる例示的実施形態によれば、データユニットのヘッダの中にだけ搭載されて示される。
本発明の第1の実施形態によれば、ダウンリンクのMAC−ehsヘッダの中のTSNフィールドおよびアップリンクのMAC−isヘッダの中のTSNフィールドは、6ビットから変更されないが、正しいリオーダリング・シーケンス、すなわちデータユニットの正しい最初の送信順序を特定および判別するために、リオーダリング・デプスは、複数の異なるセルの識別情報が使用されて拡張される。これは、データに定められている固定の順序で複数の異なるセルからMAC−ehs PDUを送信する、マルチセル動作に参加しているセルによって実行される。その結果、第1のセルストリームで受信されたMAC−ehs PDUは、ヘッダの中に同じTSN値を有し、第2のセルストリームで受信されるMAC−ehs PDUに先立って並べ替えられる。これは、データを送信するセルの一環としてTSNの最下位ビットを符号化することに相当し、例えば第1のセルのMAC−ehsのTSNフィールド=tの場合、拡張TSN=t.1で、第2のセルのMAC−ehsの拡張TSN=t.2で、第3のセルのMAC−ehsの拡張TSN=t.3で、t.1<t.2<t.3である。従って、この実施形態によれば、拡張リオーダリング・デプスは、ヘッダの中に配置される6ビットのTSNフィールドに示されているTSNに基づくとともに、各セルの識別情報にさらに基づいている。これに対応する表示および正しい最初の送信順序の判別は、MAC−i/is PDUについて実行される。
本発明の第2の実施形態によれば、ダウンリンクのMAC−ehsヘッダのTSNフィールドおよびアップリンクのMAC−i/isデータユニットのMAC−isヘッダのTSNフィールドは、第1の実施形態と同様に6ビットから変更されない。しかしこの第2の実施形態では、正しいリオーダリング・シーケンスすなわちデータユニットの正しい最初の送信順序を表示および判別するためのリオーダリング・デプスを拡張する手段として、MIMOストリームの識別情報が使用される。MIMO動作では、異なるストリームは、異なるMIMOストリームからデータに決められた順序で、MAC−ehsヘッダの中に同じTSN値を有するMAC−ehs PDUを送信できる。それによって、第1のMIMOストリームで受信したMAC−ehs PDUは、ヘッダのTSNが同じである場合、第2のMIMOストリームで受信されるMAC−ehs PDUに先立って並べ替えられる。これは、データを送信するMIMOストリームの一環としてTSNの最下位ビットを符号化することに相当し、例えば第1のMIMOストリームのMAC−ehsのTSNフィールド=t.1である場合、拡張TSN=t.2で、第2のMIMOストリームのMAC−ehsの拡張TSN=t.2で、第3のMIMOストリームのMAC−ehsの拡張TSN=t.3で、t.1<t.2<t.3である。従って、この実施形態によれば、拡張リオーダリング・デプスは、ヘッダの中に配置される6ビットのTSNフィールドに搭載されて示されるTSNに基づくとともに、各MIMOストリームの識別情報にさらに基づいている。これに対応する表示および正しい最初の送信順序の判別は、MAC−i/is PDUのMAC−isヘッダについて実行される。
本発明の第3の実施形態によれば、ダウンリンクのMAC−ehsヘッダのTSNフィールドおよびアップリンクのMAC−isヘッダのTSNフィールドは、6ビットから変更されない。代わりに、再要求され受信されたデータユニットの復号を正しく行うことができるまでに必要とされたHARQ再送信回数についての情報が、正しいリオーダリング・シーケンスすなわち再要求され受信されたデータユニットの最初の元の送信順序を判別するためのTSN値を拡張するために使用される。
この実施形態によれば、マルチセルMIMO動作におけるUEおよびRBSは、継続的にMAC−ehs PDUまたはMAC−i/is PDUを受信するであろうし、受信したPDUは、ヘッダの中に同じTSN値を有することができるが、データの正しい最初のシーケンスは、データの復号の成功に先立って、プロセスのHARQ履歴によって判別される。この第3の実施形態は、MAC−ehsプロトコルのHARQプロセスを示す図8に示されており、図では、受信部84が送信部83に受信に失敗したデータユニットを再要求する。図において1で示されている第1のMAC−ehs PDU81、および図において2で示されている第2のMAC−ehs PDU82は、両方とも同じTSNを有しており、それに続くTTIで受信される。第1のTTIにおける第2のMAC−ehs PDU82は、最初の送信の復号に成功して受け取られるのに対して、第2のTTIにおける第1のMAC−ehs PDU81は、4回の再送信を首尾よく合成する必要がある。この実施形態によれば、元の送信の実際の時間が、合計の(再)送信回数に基づき判別され、2つ以上の受信データユニットの元の送信順序が得られる。従って、この実施形態によれば、拡張リオーダリング・デプスは、ヘッダの中に配置される6ビットのTSNフィールドに搭載されて示されているTSNに基づくとともに、必要とされたHARQ再送信回数についての情報にもさらに基づいている。
この実施形態によれば、対応する正しい最初の送信順序の判別は、UEからMAC−i/is PDUを受信するRBSが行う。
また、この第3の実施形態によれば、後に来るTTIの中に最初に届けなければならないMAC−ehs PDUを有するものが存在するので、受信したMAC−ehs PDUを直ぐに上位レイヤに届けることができない。これを実現するために、受信したMAC−ehs PDUの配信を遅らせる必要がある。この遅延は、固定時間間隔として、またはネットワークが設定できるタイマ(T_reordering)によって、実施されてもよい。図8に示されるように、HARQプロセスの1番目のPDU81は、HARQプロセスの2番目のPDU82より先に上位レイヤに届けられる。
アップリンクのMAC i/isプロトコルに関する上述の実施形態によれば、UE13は、MAC−iヘッダおよびMAC−isヘッダの両方とペイロードとを備えるMAC i/is PDUを送信する。RBS14(例えば、NodeB)において、MAC−i/is PDUからMAC−iヘッダが除去され、MAC−is PDUの残りの部分がUTRANのRNC15(無線ネットワーク制御装置)に転送される。
本発明の第4の実施形態によれば、ダウンリンクのMAC−ehsプロトコルのヘッダのTSNフィールドが、同様にMAC−ehsヘッダの中に配置されるTSN拡張フィールドを含めることによって、6ビットから増加される。リオーダリング・シーケンスを判別および表示するためのTSNは、TSNフィールドのTSNとTSN拡張フィールドのTSNとを合成することによって得られる。1.28McpsのTDDマルチ周波数HS−DSCH動作モード用のMAC−hs PDUフォーマットに関係する欠点の少なくとも一部を回避するために、TSN拡張フィールドは、ペイロードの中の代わりに、MAC−ehsヘッダの終わりに配置されてもよい。
さらなる実施形態によれば、TSN拡張フィールドは、オクテット(8ビット)に調整され、TSN拡張フィールドの存在は、LCH−IDフィールドの特別な値によって表示される。実際の論理チャネルに伝えるために、LCH−IDフィールドは、例えばTSN拡張フィールドの後などに、繰り返されてもよい。好ましくは、TSN拡張フィールドとLCH−IDフィールドの組み合わせは、LCH−IDフィールドが4ビットを有し、TSN拡張フィールドが4ビット+0以上のオクテットを有することによって、オクテットに合わされる。
第4の実施形態によるヘッダフォーマットの一例示的実施形態が図9に示されており、図は、6ビットのTSNフィールド93およびTSN拡張フィールド94に加えてLCH−IDフィールド95を備えるMAC−ehsヘッダ92を示している。図2に示される1.28McpsのTDDマルチ周波数HS−DSCH動作モード用のMAC−hs PDUプロトコルデータユニットとは違って、TSN拡張フィールドは、MAC−ehsペイロード91の中の代わりに、MAC−ehsヘッダの中に配置されている。しかし、TSN拡張フィールドとLCH−IDフィールドとの順序は任意である。あるいは、他のフィールド(L、SI、F)のいずれかの特別な値が、TSN拡張フィールドの存在を示すために使用されてもよい。
第5の実施形態によれば、MAC−ehsプロトコルのTSNフィールドは、リオーダリング・シーケンスを判別および表示するためのTSNが、データユニットのヘッダの中に配置されるこの拡張TSNフィールドの中にだけ配置されるような拡張TSNフィールドで、TSNフィールドを置き替えることによって、6ビットから増加される。1.28McpsのTDDマルチ周波数HS−DSCH動作モード用のMAC−hs PDUフォーマットに関係する欠点の少なくとも一部を回避するために、上述の第4の実施形態と同様に、拡張TSNフィールドは、ペイロードの中の代わりに、MAC−ehsヘッダの終わりに配置される。
さらなる実施形態によれば、拡張TSNフィールドの存在は、TSNフィールドの中の特別な値によって示され、拡張TSNフィールドはオクテットに調整される、すなわち、1つ以上のオクテットを備える。
図10は、第5の実施形態による一例のMAC−ehs PDUを示し、MAC−ehsペイロード101と、拡張TSNフィールド104を有するMAC−ehsヘッダ102とを備える。リオーダリング・シーケンスを搭載および判別するためのTSNは、拡張TSNフィールドだけに配置され、6ビットのTSNフィールド103は、拡張TSNフィールドの存在を表示するだけである。
第6の実施形態は、上述した第4の実施形態に対応するアップリンクのMAC−i/isプロトコルに関連する。従って、MAC−is PDUの中のヘッダのTSNフィールドは、同様にMAC−isヘッダの中にあり、かつTSNフィールドに隣接するTSN拡張フィールドを含めることによって6ビットから増加している。リオーダリング・シーケンスを判別および搭載して表示するためのTSNは、TSNフィールドのTSNをTSN拡張フィールドのTSNと組み合わせることによって得られる。
さらなる実施形態によれば、TSN拡張フィールドの存在は、MAC−iヘッダのLCH−IDフィールドの特別な値によって表示される。
図11は、第6の実施形態による一例のMAC i/is PDUを示し、MAC−iヘッダ112と、MAC−isヘッダ113を備えるMAC−is PDU111とを示す。MAC−isヘッダは、TSNフィールド114および隣接するTSN拡張フィールド115を備え、MAC−iヘッダ112は、TSN拡張フィールドの存在を表示するLCH−IDフィールド116を備える。
第7の実施形態は、上述の第5の実施形態に対応するアップリンクのMAC−i/isプロトコルに関連する。従って、MAC−is PDUの中のヘッダのTSNフィールドは、拡張TSNフィールドによって拡張される。データユニットの元の送信順序を判別および表示するためのTSNは、この拡張TSNフィールドだけに配置される。拡張TSNフィールドは、TSNフィールドに隣接して置かれ、両方ともMAC−isヘッダの中に配置される。
さらなる実施形態によれば、TSN拡張フィールドの存在は、MAC−iヘッダのLCH−IDフィールドの特別な値によって、およびTSNフィールドの特別な値によって示される。
図12は、第7の実施形態による一例のMAC i/is PDUを示し、MAC−iヘッダ122と、MAC−isヘッダ123を備えるMAC−is PDU121とを示す。MAC−isヘッダは、TSNフィールド124および隣接するTSN拡張フィールド125を備え、MAC−iヘッダ122は、TSN拡張フィールドの存在を示すLCH−IDフィールド126を備える。
両方ともアップリンクのMAC i/isプロトコルに関連している上述の第6および第7の実施形態によれば、UE13は、MAC−iヘッダおよびMAC−isヘッダの両方とペイロードとを備えるMAC i/is PDUを送信する。RBS14(すなわち、NodeB)において、MAC i/is PDUからMAC−iヘッダが除去され、MAC−is PDUの残りの部分が、UTRANのRNC(無線ネットワーク制御装置)15に転送される。
従って、上述の第4、第5、第6および第7の実施形態によれば、拡張リオーダリング・デプスは、6ビットのTSNフィールドとTSN拡張フィールドの組み合わせ、または6ビットを超えるビット数を備える拡張TSNフィールドの中の、6ビットを超えるビット数で示されるTSNに基づいている。しかし、これらのフィールドはすべて、データユニットのヘッダの中にだけ置かれる。
図13は、本発明の実施形態による第1の例のUE130aと第2の例のUEとの2つのUEを示す。図のUEは、例えば、サービング無線基地局と無線通信するための送信部および受信部と、適切なユーザインタフェースおよび処理手段とを備える移動電話機などの、ユーザ装置である。
第1のUE130aは、ダウンリンクエンティティ131aを使用して、HARQプロセスで無線基地局からMAC−ehsデータユニットを受信し処理する。このダウンリンクエンティティは、MAC−ehs PDUを受信するためのMAC−ehs受信部132と、受信したPDUのTSN(送信シーケンス番号)すなわちデータユニットのヘッダの中にだけ表示されるTSNを特定するためのTSN特定部133とを備える。さらに、ダウンリンクエンティティは、2つ以上の受信データユニットの元の送信順序を判別するための判別部134を備える。この送信順序は、従来の6ビットのTSNフィールドに表示されるリオーダリング・デプスすなわちシーケンス番号に比べて増加しているリオーダリング・デプスに相当する拡張リオーダリング・デプスから判別される。拡張リオーダリング・デプスは、MAC−ehsヘッダの中にだけ表示されるTSNに基づいている。
本発明の実施形態によれば、判別部134は、マルチセル動作における各セルの識別情報、MIMO動作における各MIMOストリームの識別情報、または復号を正しく行うことができるまでに必要とされた再送信回数に基づいて、拡張リオーダリング・デプスを決めるようにさらに構成される。これらの実施形態は、上述のそれぞれ第1、第2および第3の実施形態に対応する。
あるいは、判別部は、拡張リオーダリング・デプスをMAC−ehsヘッダの中に表示されるTSN、すなわち6ビットのTSNフィールドと、同様にMAC−ehsヘッダの中に配置されるTSN拡張フィールドとに示されるTSNとだけに基づいて決めるように構成される。さらなる実施形態によれば、TSNは、第4および第5の実施形態に関連して上述のように、TSN拡張フィールドだけに表示される。
第2のUE130bは、アップリンクエンティティ131bを使用して、HARQプロセスにおいてMAC−i/isデータユニットを無線基地局に送信するように構成される。このエンティティは、TSN搭載部135およびMAC−i/is送信部136を備える。TSN搭載部135は、送信前にデータユニットの元の送信順序を伝達するように構成され、この元の送信順序は、拡張リオーダリング・デプスに従って伝達される。拡張リオーダリング・デプスは、従来の6ビットのTSNフィールドに表示されるリオーダリング・デプスすなわちシーケンス番号に比べて増加しており、MAC−i/is PDUのMAC−isヘッダの中にだけ表示されるTSNに基づいている。
本発明の実施形態によれば、TSN搭載部135は、マルチセル動作における各セルの識別情報またはMIMO動作における各MIMOストリームの識別情報に基づいて、拡張リオーダリング・デプスを決めるようにさらに構成される。これらの実施形態は、上述の第1および第2の実施形態にそれぞれ対応する。
あるいは、TSN搭載部は、MAC−isヘッダの中に表示されるTSNだけ、すなわち6ビットのTSNフィールドと、同様にMAC−isヘッダの中に置かれ、TSNフィールドに隣接するTSN拡張フィールドとに搭載されて示されるTSNだけに基づいて、拡張リオーダリング・デプスを決めるように構成される。さらなる実施形態によれば、第6および第7の実施形態との関連で上述のように、TSNの全部が、TSN拡張フィールドの中にだけ表示される。
図14は、2つのRBS、すなわち本発明の実施形態による第1の例のRBS140aと第2の例のRBS140bとを示す。
図のRBSは、例えばUTRANのNodeBなどの無線基地局であり、NodeBがサービスを提供するUEおよびUTRANの無線ネットワーク制御装置RNCと無線通信するための適切な無線送信部および受信部を備える。RBSは、適切な処理手段も備える。
第1のRBS140aは、ダウンリンクエンティティ141aを使用して、HARQプロセスにおいてMAC−ehsデータユニットをUEに送信するように構成される。このエンティティは、TSN搭載部142およびMAC−ehs送信部143を備える。TSN搭載部142は、データユニットをUEに送信する前にデータユニットの元の送信順序を表示するように構成され、この元の送信順序は、拡張リオーダリング・デプスに従ってデータユニットの中に表示される。拡張リオーダリング・デプスは、MAC−ehsデータユニットの従来の6ビットTSNフィールドに表示されるリオーダリング・デプスすなわちシーケンス番号に比べて増加しており、MAC−ehs PDUのMAC−ehsヘッダの中にだけ表示されるTSNに基づいている。
本発明の実施形態によれば、TSN搭載部142は、マルチセル動作における各セルの識別情報またはMIMO動作における各MIMOストリームの識別情報に基づいて、拡張リオーダリング・デプスを決めるようにさらに構成される。これらの実施形態は、詳細に上述した第1および第2の実施形態にそれぞれ対応する。
あるいは、TSN搭載部は、MAC−ehsヘッダのTSNだけ、すなわち6ビットのTSNフィールドと、同様にMAC−isヘッダの中に配置されるTSN拡張フィールドとのTSNだけに基づいて、拡張リオーダリング・デプスを決めるように構成される。さらなる実施形態によれば、第4および第5の実施形態に関連して詳細に上述したように、TSNの全部が、TSN拡張フィールドだけに表示される。
第2のRBS140bは、アップリンクエンティティ141bを使用して、HARQプロセスにおいてUEからMAC−i/isデータユニットを受信し処理するように構成される。このアップリンクエンティティは、MAC−i/is PDUを受信するためのMAC−i/is受信部144と、受信PDUのTSN(送信シーケンス番号)すなわちデータユニットのヘッダの中にだけ表示されるTSNを特定するためのTSN特定部145とを備える。さらに、アップリンクエンティティは、2つ以上の受信データユニットの元の送信順序を判別するための判別部146を備える。この元の送信順序は、MAC−isヘッダの従来の6ビットのTSNフィールドに示されるリオーダリング・デプスすなわちシーケンス番号に比べて増加しているリオーダリング・デプスに相当する。拡張リオーダリング・デプスは、受信MAC−i/is PDUのMAC−isヘッダの中にだけ搭載され示されるTSNに基づいている。
本発明の実施形態によれば、判別部146は、マルチセル動作における各セルの識別情報、MIMO動作における各MIMOストリームの識別情報、または受信コンテンツの復号を正しく行うことができるまでに必要とされた再送信回数に基づいて、拡張リオーダリング・デプスを判別するようにさらに構成される。これらの実施形態は、詳細に上述した第1、第2および第3の実施形態にそれぞれ対応する。
あるいは、判別部は、MAC−isヘッダの中だけ、すなわちMAC−isヘッダの中の6ビットのTSNフィールドとこのTSNフィールドに隣接したTSN拡張フィールドとの中にだけ示されるTSNに基づいて、拡張リオーダリング・デプスを決めるように構成される。両方のフィールドともMAC−isヘッダの中に配置される。さらなる実施形態によれば、第6および第7の実施形態との関連で上述したように、TSNの全部がTSN拡張フィールドの中にだけ搭載されて示される。
さらなる実施形態によれば、判別部は、MAC−i/is PDUからMAC−iヘッダを取り除き、MAC−is PDUの残りの部分をUTRANのRNC15(無線ネットワーク制御装置)に転送するように構成される。
図13および14を参照して上述のエンティティおよびユニットは、論理ユニットであり、必ずしも個別の物理ユニットに対応しない。従って、当業者は理解するであろうが、図13および14に開示のユニットは、物理的に一体化されたユニット、および/または物理的に個別のユニットとして実装されてもよいし、またユニットは、適切な処理回路を備えてもよい。
さらに、これまで記述および描写した実施形態は、例として挙げたに過ぎず、本発明を決して限定しない。添付の特許請求の範囲の中で請求する本発明の範囲の中に入る他の解決手段、用途、目的および機能は、当業者にはきっと明らかであろう。
<略語集>
MAC 媒体アクセス制御(Medium Access Control)
TSN 送信シーケンス番号(Transmission Sequence Number)
TTI 送信時間間隔(Transmission Time Interval)
PDU プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit)
RBS 無線基地局(Radio Base Station)
UE ユーザ装置(User Equipment)
HARQ ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request)
FEC 前方誤り訂正(Forward Error Correction)
ED 誤り検出(Error Detection)
CLC 巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check)
また、デュアルセル動作およびMIMOは、オクテットに合わせたMAC−ehsだけがサポートしているので、1.28McpsのTDDマルチ周波数HS−DSCH動作モードに対して定められた、図2に示されるMAC−hs PDUフォーマットを使用することは不可能である。さらに、1.28McpsのTDDマルチ周波数HS−DSCH動作モードのMAC−hs PDUフォーマットは、処理が複雑である。その理由は、拡張TSNフィールドの追加の3つの最下位ビットがペイロードのパディングの前の最後部に配置され、MAC−hsヘッダの処理後に初めて利用可能になるからである。
なお、当該技術分野における関連技術については、たとえば、米国特許出願公開第2008/0186946号明細書があり、これは、メディアアクセス制御の多重化、MAC−ehsエンティティおよびMAC−i/isエンティティのダウンリンクおよびアップリンクの最適化について開示している。さらに他の関連技術としては、国際公開第2007/092887号があり、これはHSDPAと互換性のある受信機においてMAC−hsの処理について記載している。国際公開第2008/073443号は、HSDPAにおけるMAC−hs SDUのセグメント処理と、セグメントからMAC−hs PDUを生成する処理とを記載している。

Claims (31)

  1. マルチキャリア運用におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスにより受信したデータユニットを取り扱う、無線通信システムにおけるユーザ装置において実行される方法であって、
    2つ以上のMAC−ehs(メディアアクセス制御−ehs)データユニットを無線基地局から受信する受信ステップと、
    前記受信した2つ以上のMAC−ehsデータユニットのそれぞれのTSN(送信シーケンス番号)であって、ヘッダに搭載されている当該TSNを特定する特定ステップと、
    前記受信した2つ以上のMAC−ehsデータユニットの元の送信順序を、拡張リオーダリング・デプスであって、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスと比較して増加しており、かつ、前記受信した2つ以上のMAC−ehsデータユニットのそれぞれについて特定されたTSNに基づいて決定されている当該拡張リオーダリング・デプスを使用して、判別する判別ステップと
    を有することを特徴とする方法。
  2. マルチセル運用において、前記拡張リオーダリング・デプスは、さらに各セルの識別情報または各MIMOストリームの識別情報に基づいて決定されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記拡張リオーダリング・デプスは、さらに、必要とされる再送回数と、遅延して上位レイヤへ転送される前記受信した2つ以上のMAC−ehsデータユニットとに基づいて決定されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記TSNは、前記受信した2つ以上のMAC−ehsデータユニットにおける前記ヘッダに配置されている、前記6ビットのTSNフィールドおよび8ビットに拡張されたTSN拡張フィールドに搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記TSNは、受信したMAC−ehsdデータユニットのヘッダに配置されている、8ビットに拡張されたTSN拡張フィールドにだけ搭載されており、前記TSN拡張フィールドが存在することは前記TSNフィールド内で示されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. マルチキャリア運用におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスによりデータユニットを送信する、無線通信システムにおけるユーザ装置において実行される方法であって、
    MAC−i/isデータユニットのMAC-isヘッダにだけTSN(送信シーケンス番号)を搭載する搭載ステップであって、2つ以上のデータユニットについての元の送信順序は拡張リオーダリング・デプスによって示されており、当該拡張リオーダリング・デプスは6ビットのTSNフィールドにおいて示されているリオーダリング・デプスと比較して増加しているとともに、当該搭載されるTSNに基づいて決定されている、当該搭載ステップと、
    無線基地局に前記MAC−i/isデータユニットを送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする方法。
  7. 前記拡張リオーダリング・デプスは、さらに、マルチセル運用においては各セルの識別情報に基づいて決定されているか、または、MIMO運用においては各MIMOストリームの識別情報に基づいて決定されていることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記TSNは、6ビットのTSNフィールドにおいて示されているとともに、当該TSNフィールドに隣接したTSN拡張フィールドにおいても示されており、当該6ビットのTSNフィールドおよび当該TSN拡張フィールドはいずれも前記MAC−i/isデータユニットの前記MAC−isヘッダに配置されていることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 前記TSNフィールドおよびそれに隣接した前記TSN拡張フィールドは、1つの拡張された拡張TSNフィールドとして合体されており、当該拡張TSNフィールドが存在することは前記TSNフィールドにおいて示されていることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. マルチキャリア運用におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスにより受信したデータユニットを取り扱う、無線通信システムにおける無線基地局において実行される方法であって、
    2つ以上のMAC−i/isデータユニットをユーザ装置から受信する受信ステップと、
    前記受信した2つ以上のMAC−i/isデータユニットのそれぞれのTSN(送信シーケンス番号)であって、MAC−isヘッダにだけ搭載されている当該TSNを特定する特定ステップと、
    前記受信した2つ以上のMAC−i/isデータユニットの元の送信順序を、拡張リオーダリング・デプスであって、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスと比較して増加しており、かつ、前記特定されたTSNに基づいて決定されている当該拡張リオーダリング・デプスを使用して、判別する判別ステップと
    を有することを特徴とする方法。
  11. 前記拡張リオーダリング・デプスは、さらに、マルチセル運用においては各セルの識別情報に基づいて決定されているか、MIMO運用においては各MIMOストリームの識別情報に基づいて決定されているか、または、必要とされる再送回数に基づいて決定されていることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記TSNは、6ビットのTSNフィールドにおいて示されているとともに、当該TSNフィールドに隣接したTSN拡張フィールドにおいても示されており、当該6ビットのTSNフィールドおよび当該TSN拡張フィールドはいずれも前記MAC−i/isデータユニットの前記MAC−isヘッダに配置されていることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 前記TSNフィールドおよびそれに隣接した前記TSN拡張フィールドは、1つの拡張された拡張TSNフィールドとして合体されており、当該拡張TSNフィールドが存在することは前記TSNフィールドにおいて示されていることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. MAC−i/isデータユニットは、MAC−iヘッダと、MAC−isヘッダとを有しており、
    前記方法は、さらに、
    前記MAC−i/isデータユニットから前記MAC−iヘッダを除去し、前記MAC−i/isデータユニットの残りの部分をRNC(無線ネットワーク制御装置)に転送するステップ
    を有することを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1項に記載の方法。
  15. マルチキャリア運用におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスによりデータユニットを送信する、無線通信システムにおける無線基地局において実行される方法であって、
    2つ以上のMAC−ehsデータユニットのヘッダにだけTSN(送信シーケンス番号)を搭載する搭載ステップであって、当該2つ以上のMAC−ehsデータユニットの元の送信順序は、拡張リオーダリング・デプスであって、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスと比較して増加しており、かつ、当該搭載されるTSNに基づいて決定されている当該拡張リオーダリング・デプスによって示されている、当該搭載ステップと、
    ユーザ装置に前記MAC−ehsデータユニットを送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする方法。
  16. マルチセル運用において、前記拡張リオーダリング・デプスは、さらに各セルの識別情報または各MIMOストリームの識別情報に基づいて決定されていることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記TSNは、前記受信した2つ以上のMAC−ehsデータユニットにおける前記ヘッダに配置されている、前記6ビットのTSNフィールドおよび8ビットに拡張されたTSN拡張フィールドに搭載されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 前記TSNは、前記MAC−ehsdデータユニットの前記ヘッダに配置されている、8ビットに拡張されたTSN拡張フィールドにだけ搭載されており、前記TSN拡張フィールドが存在することは前記TSNフィールド内で示されていることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 無線通信システムにおけるユーザ装置であって、当該ユーザ装置は、マルチキャリア運用におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスにより無線基地局から受信したデータユニットを取り扱うように構成されており、
    MAC−ehsデータユニットを受信するMAC−ehs受信部と、
    前記受信MAC−ehsデータユニットのTSN(送信シーケンス番号)であって、ヘッダに搭載されている当該TSNを特定するTSN特定部と、
    受信した2つ以上のMAC−ehsデータユニットの元の送信順序を、拡張リオーダリング・デプスであって、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスと比較して増加しており、かつ、前記受信した2つ以上のMAC−ehsデータユニットのそれぞれについて特定されたTSNに基づいて決定されている当該拡張リオーダリング・デプスを使用して、判別する判別部と
    を有することを特徴とするユーザ装置。
  20. 前記拡張リオーダリング・デプスは、さらに、マルチセル運用においては各セルの識別情報に基づいて決定されているか、MIMO運用においては各MIMOストリームの識別情報に基づいて決定されているか、または、必要とされる再送回数に基づいて決定されていることを特徴とする請求項19に記載のユーザ装置。
  21. 前記TSNは、前記MAC−ehsデータユニットにおける前記ヘッダに配置されている、前記6ビットのTSNフィールドおよびTSN拡張フィールドに搭載されていることを特徴とする請求項19に記載のユーザ装置。
  22. 無線通信システム向けのユーザ装置であって、当該ユーザ装置は、マルチキャリア運用におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスによりデータユニットを無線基地局に送信するように構成されており、
    MAC−i/isデータユニットのMAC-isヘッダにだけ搭載されたTSNに基づいて決定されているとともに、6ビットのTSNフィールドにおいて示されているリオーダリング・デプスと比較して増加している拡張リオーダリング・デプスを使用することで、2つ以上のデータユニットについての元の送信順序を搭載するように構成されたTSN搭載部と、
    前記MAC−i/isデータユニットを送信するMAC−i/is送信部と
    を有することを特徴とするユーザ装置。
  23. 前記拡張リオーダリング・デプスは、さらに、マルチセル運用においては各セルの識別情報に基づいて決定されているか、または、MIMO運用においては各MIMOストリームの識別情報に基づいて決定されていることを特徴とする請求項22に記載のユーザ装置。
  24. 記TSNは、6ビットのTSNフィールドにおいて示されているとともに、当該TSNフィールドに隣接したTSN拡張フィールドにおいても示されており、当該6ビットのTSNフィールドおよび当該TSN拡張フィールドはいずれも前記MAC−i/isデータユニットの前記MAC−isヘッダに配置されていることを特徴とする請求項22に記載のユーザ装置。
  25. マルチキャリア運用におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスにより受信したデータユニットを取り扱う、無線通信システムにおける無線基地局であって、
    MAC−i/isデータユニットを受信するMAC−i/is受信部と、
    受信したMAC−i/isデータユニットのTSNであって、MAC−isヘッダにだけ搭載されている当該TSNを特定するTSN特定部と、
    受信した2つ以上のMAC−i/isデータユニットの元の送信順序を、拡張リオーダリング・デプスであって、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスと比較して増加しており、かつ、前記受信した2つ以上のMAC−i/isデータユニットについて特定されたTSNに基づいて決定されている当該拡張リオーダリング・デプスから、判別する判別部と
    を有することを特徴とする無線基地局。
  26. 前記拡張リオーダリング・デプスは、さらに、マルチセル運用においては各セルの識別情報に基づいて決定されているか、MIMO運用においては各MIMOストリームの識別情報に基づいて決定されているか、または、必要とされる再送回数に基づいて決定されていることを特徴とする請求項25に記載の無線基地局。
  27. 前記TSNは、6ビットのTSNフィールドにおいて示されているとともに、当該TSNフィールドに隣接したTSN拡張フィールドにおいても示されており、当該6ビットのTSNフィールドおよび当該TSN拡張フィールドはいずれも前記MAC−i/isデータユニットの前記MAC−isヘッダに配置されていることを特徴とする請求項25に記載の無線基地局。
  28. MAC−i/isデータユニットは、MAC−iヘッダと、MAC−isヘッダとを有しており、
    前記無線基地局は、さらに、
    前記MAC−i/isデータユニットから前記MAC−iヘッダを除去し、前記MAC−i/isデータユニットの残りの部分をRNC(無線ネットワーク制御装置)に転送することを特徴とする請求項25ないし27のいずれか1項に記載の無線基地局。
  29. 無線通信システム向けの無線基地局であって、当該無線基地局は、マルチキャリア運用におけるストップ・アンド・ウエイト式HARQプロセスによりデータユニットを送信するように構成されており、
    拡張リオーダリング・デプスを使用して搭載するTSN搭載部であって、6ビットのTSNフィールドのリオーダリング・デプスと比較して増加しており、かつ、MAC−ehsデータユニットのヘッダにだけ搭載されるTSNに基づいて決定されている拡張オーダリング・デプスを使用して、2つ以上のMAC−ehsデータユニットの元の送信順序を搭載するTSN搭載部と、
    MAC−ehsデータユニット送信するMAC−ehs送信部と
    を有することを特徴とする無線基地局。
  30. 前記拡張リオーダリング・デプスは、さらに、マルチセル運用においては各セルの識別情報に基づいて決定されているか、または、MIMO運用においては各MIMOストリームの識別情報に基づいて決定されていることを特徴とする請求項29に記載の無線基地局。
  31. 前記TSNは、MAC−ehsヘッダに配置されている、前記6ビットのTSNフィールドおよびTSN拡張フィールドに搭載されることを特徴とする請求項29に記載の無線基地局。
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