JP2012515709A - 鉛フリー起爆薬の調合 - Google Patents

鉛フリー起爆薬の調合 Download PDF

Info

Publication number
JP2012515709A
JP2012515709A JP2011548109A JP2011548109A JP2012515709A JP 2012515709 A JP2012515709 A JP 2012515709A JP 2011548109 A JP2011548109 A JP 2011548109A JP 2011548109 A JP2011548109 A JP 2011548109A JP 2012515709 A JP2012515709 A JP 2012515709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitrotetrazolate
salt
cupric
mixture
sodium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011548109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012515709A5 (ja
JP5677980B2 (ja
Inventor
ジョン, ダブリュー. フロナバーガー,
マイケル, ディー. ウィリアムズ,
Original Assignee
パシフィック・サイエンティフィック・エナジェティック・マテリアルズ・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パシフィック・サイエンティフィック・エナジェティック・マテリアルズ・カンパニー filed Critical パシフィック・サイエンティフィック・エナジェティック・マテリアルズ・カンパニー
Publication of JP2012515709A publication Critical patent/JP2012515709A/ja
Publication of JP2012515709A5 publication Critical patent/JP2012515709A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5677980B2 publication Critical patent/JP5677980B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D257/00Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D257/02Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D257/04Five-membered rings
    • C07D257/06Five-membered rings with nitrogen atoms directly attached to the ring carbon atom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06BEXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
    • C06B41/00Compositions containing a nitrated metallo-organic compound
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06CDETONATING OR PRIMING DEVICES; FUSES; CHEMICAL LIGHTERS; PYROPHORIC COMPOSITIONS
    • C06C7/00Non-electric detonators; Blasting caps; Primers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)

Abstract

本主題の実施形態は、鉛フリーの起爆薬として使用し得る化合物と材料とを提供する。本主題の実施形態は、ニトロテトラゾレート銅(I)化合物を提供する。本主題の特定の実施形態は、鉛フリーの起爆薬を調合する方法を提供する。この方法は、第2銅塩を用意し、水を用意し、5−ニトロテトラゾレート塩を用意し、第2銅塩と水と5−ニトロテトラゾレート塩とを合せて、混合物を生成し、この混合物を加熱し、還元剤を加えて、継続して加熱しつつかき混ぜることを含む。この方法はまた、塩化第2銅と5−ニトロテトラゾレートナトリウムとアスコルビン酸ナトリウムとを用意することを含んでいてもよい。本主題の特定の実施形態はまた、ニトロテトラゾレート銅(I)を調合する方法を提供する。この方法は、第2銅塩を用意し、水を用意し、5−ニトロテトラゾレート塩を用意し、第2銅塩と水と5−ニトロテトラゾレート塩とを合せて、混合物を生成し、この混合物を加熱し、還元剤を加えて、継続して加熱しつつかき混ぜることを含む。この方法はまた、塩化第2銅塩と5−ニトロテトラゾレートナトリウムとアスコルビン酸ナトリウムとを用意することを含んでいてもよい。

Description

<関連出願への相互参照>
本願は、「鉛フリーの起爆薬組成物及び調合方法」と題する2006年5月16日に出願された米国仮特許出願第60/800,816の利益を主張する、「鉛フリーの起爆薬組成物及び調合方法」と題する2007年2月20日に出願された米国一部継続特許出願第11/676,846号であって、「鉛フリーの起爆薬の調合」と題する2009年1月23日付で出願された米国仮特許出願61/146,700の利益を主張し、且つ、これらの出願の各々の全体の内容を援用して本文の一部とする。
本発明は爆薬に関しており、より具体的には、鉛を含有しない起爆薬の調合に関している。
爆発材料には、幅広い様々な用途がある。起爆薬は、二次爆薬または主爆薬の爆発(charge)を開始するために、比較的少量で使用される感度の高い爆発材料である。起爆薬は、確実に爆発するように十分に感度が高くあるべきだが、取り扱いが過度に危険となるほどに感度が高くあるべきではない。さらには、起爆薬は、長期間での貯蔵や温度変動で分解しないように十分な熱安定性を有するべきである。現在使用される多くの起爆薬は鉛を含有しており、最も知られた例は、アジ化鉛である。これらの鉛含有爆薬は、それらの使用及び製造によって鉛汚染の一因または原因となり得るため、環境の観点から好ましいものではない。
このため、当該技術分野においては、鉛フリーの爆発材料、より具体的には、鉛フリーの起爆薬が必要とされている。特定の鉛フリーの起爆薬が提案されている。例えば、ニトロテトラゾール系の起爆薬が、米国特許第4,093,623号及び同第4,094,879号と、ならびに米国出願公開第2006/0030715号において提案されてきた。様々な理由のために、これらの提案された化合物のいくつかは、鉛含有起爆薬の商業的に実現可能な代替物として役割を果たすことができず、一方で、他の化合物は、少なくともいくつかの商業用の用途には望ましくない特徴を示す。例えば、米国出願公開第2006/0030715号は、特定のニトロテトラゾール錯体(銅(II)錯体)を開示しており、これは、取り扱いの観点及び武器装填の観点から、機能することが難しい結晶構造を形成している。
本発明の実施形態は、鉛フリーの起爆薬として使用され得る化合物と材料とに関しており、そのような化合物と材料とを調合する方法に関している。
ある実施形態では、化合物は、塩化第2銅と5−ニトロテトラゾレートナトリウムとアスコルビン酸ナトリウムと水との反応により調合される。
他の実施形態では、起爆薬として適した化合物を調合する方法は、第2銅塩を用意する工程と、溶媒を用意する工程と、5−ニトロテトラゾレート塩を用意する工程と、この第2銅塩とこの溶媒とこの5−ニトロテトラゾレート塩とを合せて、混合物を生成する工程と、この混合物を加熱する工程と、還元剤を加える工程と、その配合物を加熱する工程と、を含んでいる。
実施形態のいくつかでは、化合物は、塩化第2銅を用意し、水を用意し、5−ニトロテトラゾレートナトリウムを用意し、この塩化第2銅とこの水とこの5−ニトロテトラゾレートナトリウムとを合せて、混合物を生成し、この混合物を加熱し、アスコルビン酸ナトリウム溶液を加えて、その配合物を加熱することによって調合される。
図1は、本技術に従って調合された材料についての示差走査熱量測定(DSC)分析の結果を示す。 図2は、本技術に従って調合された材料についてのフーリエ変換赤外分光法(FTIR)分析の結果を示す。
本主題の一態様は、ニトロテトラゾレート銅(I)化合物を調合することである。有意な量(すなわち、約1重量%より大きい、あるいは、約5重量%より大きい)のニトロテトラゾレート銅(I)を包含するいかなる混合物もまた企図されている。
本出願において企図されているものは、ニトロテトラゾレート銅(I)を調合する方法である。ニトロテトラゾレート銅(I)は、銅(II)塩(例えば、塩化第2銅)と5−ニトロテトラゾレート塩(例えば、5−ニトロテトラゾレートナトリウム)と還元剤(例えば、アスコルビン酸ナトリウム)を溶媒(例えば水)中で反応して調合され得る。いかなる適した銅(II)塩または銅(II)塩の配合物を使用し得る。適した銅(II)塩は、これに限られるものではないが、塩化第2銅と臭化第2銅を含む。同様に、いかなる適した5−ニトロテトラゾレート塩または5−ニトロテトラゾレート塩の配合物を使用し得る。適した5−ニトロテトラゾレート塩は、これに限られるものではないが、5−ニトロテトラゾレートナトリウムと5−ニトロテトラゾレートカリウムとを含む。いかなる適した還元剤または還元剤の配合物を使用し得る。適した還元剤は、これに限られるものではないが、アスコルビン酸ナトリウムとアスコルビン酸とを含む。同様に、いかなる適した溶媒または溶媒の配合物を使用し得る。適した溶媒は、これに限られるものではないが、他の極性有機溶媒と同様に、水、ジメチルスルホキシド(DMSO)を含む。
上記で引用されている塩のイオンのバリエーション(variation)をニトロテトラゾレート銅(I)の調合において使用してもよいと理解されるでしょう。言い換えると、ニトロテトラゾレート銅(I)は、銅(I)イオンと5−ニトロテトラゾレートイオンとを合せて、ニトロテトラゾレート銅(I)を生成する反応によって調合され得る。
その成分を、ニトロテトラゾレート銅(I)を合成するのに適した条件下で反応させてもよい。あるいは、それらの成分を、共に混合し、次いで、その混合物を加熱することによって、反応させてもよい。その混合物を、約70℃〜約150℃の温度範囲で加熱してもよく、あるいは、約80℃〜約130℃の温度範囲で加熱してもよく、あるいは、約100℃で加熱してもよい。また、他には、還流凝縮器を使用してもよいし、その混合物を還流点まで加熱してもよい。加熱あるいは還流の工程の時間は、約1分より長く、あるいは、約35分より長く、あるいは、約20分〜約2時間、あるいは約35分〜約1時間、あるいは約50分、というような時間であってもよい。
使用される成分の量について、銅(II)1モルにつき5−ニトロテトラゾレートが約0.5〜約2モルのモル比で、5−ニトロテトラゾレートを供給してもよい。あるいは、銅(II)1モルにつき5−ニトロテトラゾレートが約0.8〜約1.5のモル比で、5−ニトロテトラゾレートを供給してもよい。あるいは、銅(II)1モルにつき5−ニトロテトラゾレートが約1.0〜約1.2のモル比で、5−ニトロテトラゾレートを供給してもよい。例えば、塩化第2銅1モルにつき5−ニトロテトラゾレートナトリウム(NaNT)が約0.5〜約4モルのモル比で、あるいは、塩化第2銅1モルにつきNaNTが約0.8〜約1.5モルのモル比で、あるいは、塩化第2銅1モルにつきNaNTが約1〜約1.2モルのモル比で、5−ニトロテトラゾレートナトリウムを供給してもよい。同様に、銅(II)1モルにつき約0.5〜約2モルのモル比で、還元剤を供給してもよい。あるいは、銅(II)1モルにつき約0.8〜約1.5モルのモル比で、還元剤を供給してもよい。あるいは、銅(II)1モルにつき約1〜約1.2モルのモル比で、還元剤を供給してもよい。例えば、塩化第2銅1モルにつき約0.5〜約4モルのモル比で、あるいは、塩化第2銅1モルにつき約0.8〜約1.5モルのモル比で、あるいは、塩化第2銅1モルにつき約1〜約1.2モルのモル比で、アスコルビン酸ナトリウムを供給してもよい。
5−ニトロテトラゾレート及び生成された銅(I)との間の反応を実現するのに適した量の溶媒を供給してもよい。例えば、5−ニトロテトラゾレート塩と銅(I)塩との間の反応を実現するのに適した量で水(または他の溶媒)を供給してもよい。より具体的な例としては、NaNTと生成された塩化第1銅との間の反応を実現するのに適した量で、水(または他の溶媒)を供給してもよい。
反応成分を、その反応を実施するのに適したいかなる順序や順番で合わせさせてもよい。限定的ではない例として、5−ニトロテトラゾレート塩の水溶液を、銅(II)の水溶性の懸濁液へ加え、そして、適した還元剤を加えて、逆もまた同様にして、5−ニトロテトラゾレート塩と生成された銅(I)塩との反応を実行してもよい。
第2銅塩(例えば、塩化第2銅)と還元剤(例えば、アスコルビン酸ナトリウム)と水と5−ニトロテトラゾレート塩(例えば、5−ニトロテトラゾレートナトリウム)との反応によって生成されるニトロテトラゾレート銅(I)は、沈殿物になり得る。当業者に知られる適切な方法によって、この沈殿物を分離してもよい。あるいは、濾過によってこの沈殿物を分離してもよい。更に、別の代替手段として、あるいは別に、浮遊法を用いて、この沈殿物を分離してもよい。より粗くまたは重い沈殿粒子から、より細かくまたより軽い沈殿粒子を分離することが望ましいだろう(例えば、より粗くあるいはより重い粒子は、容易な取り扱いや装填の観点から望ましいものだろう)。そのような分離を実現するように、浮遊法を使用してもよいし、当業者に知られている他の技術を使用してもよい。あるいは、細かな粒子は、注意深いデカンテーションによって取り除いてもよい。あるいは、沈殿物(例えば、暗茶の沈殿物であるかもしれない)を、フィルタ紙を通して集める。
第2銅塩(例えば、塩化第2銅)と還元剤(例えば、アスコルビン酸ナトリウム)と水と5−ニトロテトラゾレート塩(例えば、5−ニトロテトラゾレートナトリウム)との反応によって生成された沈殿物を洗浄してもよい。例えば、一回あるいは複数回、その製品を水で洗浄してもよい。あるいは、一回あるいは複数回、アルコール、例えば、イソプロパノールで、その製品を洗浄してもよい。あるいは、その製品を、水とアルコールとの両方で、複数の工程でかついかなる順番で洗浄してもよい。例えば、その製品を、逐次的に水で洗浄し、次いで、イソプロパノールで洗浄してもよい。後に、その製品を乾燥してもよい。例えば、その製品を、空気乾燥してもよい。あるいは、その製品を、65℃〜80℃のオーブンで乾燥してもよい。
本願はまた、上述の方法によって製造された製品も企図している。言い換えると、本願は、上述の条件の下及び成分量の下で、第2銅塩(例えば、塩化第2銅)と5−ニトロテトラゾレート塩(例えば、5−ニトロテトラゾレートナトリウム)と還元剤(例えば、アスコルビン酸ナトリウム)とを水中で反応させて製造された製品を企図している。
本願の方法によって企図されかつ製造された製品(本主題の少なくともいくらかの側面における、ニトロテトラゾレート銅(I))は、鉛を含有していないし、爆発物として、具体的には、起爆薬としての使用に適していることが判明した。このため、本願はまた、起爆薬として使用するのに適した化合物を調合する方法や、そのような化合物を使用する爆発の装置をも企図している。利益としては、低コストである点、調合が容易な点、軍事用途と商業用途との両方において低鉛物質に関連して、低毒性の廃水流れが得られる点や健康面での利点が含まれる。
本願の方法によって製造され企図された製品(ニトロテトラゾレート銅(I)を含む)は、装填及び取り扱いに適した結晶構造を表す。
以上の記載は、本願発明の実施形態を例示し、説明し、記述するために与えられている。これらの実施形態に対する更なる改変及び改造は、当業者にとっては明白だろうし、その発明の範囲または精神から逸脱することなしに行い得る。
次の実施例は、ここで教示されている材料の調合及び特性を示している。
[実施例1]
ニトロテトラゾレート銅(I)は、次の通りに調合された。250mlのビーカーにおいて、塩化銅(II)(0.79g、0.008mol)と、5−ニトロテトラゾレートナトリウム二水和物(1.70g、0.0096mol)との撹拌された高温(95〜100℃)の100mLの水溶液へ、シリンジポンプを用いて、1mL/分の速度で、0.5モルのアスコルビン酸ナトリウム水溶液8mLが加えられた。8分間の添加後に、反応混合物を更に2分間沸騰させた。形成された沈殿物を、ワットマンNo.1のフィルタ紙上に集めて、3回水で洗浄し、2回イソプロパノールで洗浄し、次いで、対流式のオープンで、70℃で乾燥した。小さな赤錆の結晶の収量は、1.218g(85.7%)であった。
この個体についての示差走査熱量測定(DSC)分析の結果は図1に示される。この個体についてのフーリエ変換赤外分光スペクトル法(FTIR)の分析は図2に示される。
[実施例2]
ニトロテトラゾレート銅(I)は次のように調合された。250mlのビーカーに、塩化銅(II)(0.79g)と、無水5−ニトロテトラゾレートナトリウム(1.70g)との撹拌された高温(95〜100℃)の100mLの水溶液へ、シリンジポンプを用いて、1mL/分の速度で、0.5モルのアスコルビン酸水溶液を8mLが加えられた。8分間の添加後に、反応混合物を更に2分間沸騰させた。形成された沈殿物を、ワットマンNo.1のフィルタ紙上に集めて、3回水で洗浄し、2回イソプロパノールで洗浄し、次いで、対流式のオープンで、70℃で乾燥した。
本主題は、特定の実施形態を引用することによって記述しかつ例示してきたが、本主題が、ここに例示されていない多くの異なるバリエーションに適すると当業者には理解されるであろう。それゆえに、これらの理由によって、本発明の範囲を定めるために、添付の請求の範囲のみが参照されるべきである。
従属請求項は、米国特許実務に従う単項従属性を有しているけれども、いかなる従属請求項における特徴の各々は、主請求項あるいは他の従属請求項の特徴の各々と組み合わせることが可能である。

Claims (18)

  1. 起爆薬としての使用に適する化合物を調合する方法であって、
    (a)第2銅塩を用意する工程と、
    (b)溶媒を用意する工程と、
    (c)5−ニトロテトラゾレート塩を用意する工程と、
    (d)前記第2銅塩と前記溶媒と前記5−ニトロテトラゾレート塩とを合せて、混合物を生成する工程と、
    (e)前記混合物を加熱する工程と、
    (f)還元剤を用意する工程と、
    (g)前記配合物を加熱する工程と、を含む、起爆薬としての使用に適する化合物を調合する方法。
  2. 前記第2銅塩が、塩化第2銅と臭化第2銅とからなるグループから選択される請求項1に記載の方法。
  3. 前記溶媒が、極性有機溶媒である請求項1に記載の方法。
  4. 前記溶媒が、水とジメチルスルホキシドとからなる群から選択される請求項1に記載の方法。
  5. 前記5−ニトロテトラゾレート塩が、5−ニトロテトラゾレートナトリウムと5−ニトロテトラゾレートカリウムとからなる群から選択される請求項1に記載の方法。
  6. 前記還元剤が、アスコルビン酸ナトリウムとアスコルビン酸とからなる群から選択される請求項1に記載の方法。
  7. 前記5−ニトロテトラゾレート塩が、第2銅塩1モルにつき、約0.5〜約4モルの範囲の量で用意される請求項1に記載の方法。
  8. 前記還元剤が、前記第2銅塩の1モルにつき、約0.5〜約4モルの範囲の量で用意される請求項1に記載の方法。
  9. 前記5−ニトロテトラゾレート塩が、前記第2銅塩1モルにつき約1モルのモル比で用意される請求項1に記載の方法。
  10. 前記混合物が、少なくとも100℃まで加熱される請求項1に記載の方法。
  11. 前記加熱された混合物が前記溶液中で沈殿物を生成する請求項1に記載の方法。
  12. 前記溶液から前記沈殿物を分離する工程を更に含む請求項1に記載の方法。
  13. プロセスによって調合される生成物であって、
    (a)塩化第2銅を用意する工程と、
    (b)水を用意する工程と、
    (c)5−ニトロテトラゾレートナトリウムを用意する工程と、
    (d)前記塩化第2銅と前記水と前記5−ニトロテトラゾレートナトリウムとを合せて、混合物を生成する工程と、
    (e)前記混合物を加熱する工程と、
    (f)アスコルビン酸ナトリウムの溶液を加える工程と、
    (g)前記配合物を加熱する工程と、を含むプロセスによって調合される生成物。
  14. 約335℃で識別ピークを有する示差走査熱量測定曲線により特徴付けられる請求項13に記載の生成物。
  15. 実質的に図1に示される示差走査熱量測定曲線により特徴付けられる請求項13に記載の生成物。
  16. 約1560,1487,1456,1423,1327に識別ピークを有するフーリエ変換赤外分光スペクトル法のスペクトルにより特徴付けられる請求項13に記載の生成物。
  17. 図2に示される、フーリエ変換赤外分光スペクトル法のスペクトルを特徴とする請求項13に記載の生成物。
  18. 反応生成物であって、
    (a)塩化第2銅と、
    (b)5−ニトロテトラゾレートナトリウムと、
    (c)アスコルビン酸ナトリウムと、
    (d)水と、の反応生成物。
JP2011548109A 2009-01-23 2010-01-22 鉛フリー起爆薬の調合 Active JP5677980B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14670009P 2009-01-23 2009-01-23
US61/146,700 2009-01-23
PCT/US2010/021695 WO2010085583A1 (en) 2009-01-23 2010-01-22 Preparation of a lead-free primary explosive

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012515709A true JP2012515709A (ja) 2012-07-12
JP2012515709A5 JP2012515709A5 (ja) 2013-12-19
JP5677980B2 JP5677980B2 (ja) 2015-02-25

Family

ID=42040280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011548109A Active JP5677980B2 (ja) 2009-01-23 2010-01-22 鉛フリー起爆薬の調合

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2389367B1 (ja)
JP (1) JP5677980B2 (ja)
BR (1) BRPI1007320B1 (ja)
ES (1) ES2684169T3 (ja)
WO (1) WO2010085583A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2007313468B2 (en) 2006-05-16 2011-07-07 Pacific Scientific Energetic Materials Company Lead-free primary explosive composition and method of preparation
US8163786B2 (en) 2006-05-16 2012-04-24 Pacific Scientific Energetic Materials Company Preparation of a lead-free primary explosive
US8062443B2 (en) 2008-03-10 2011-11-22 Pacific Scientific Energetic Materials Company Lead-free primers
GB2491225B (en) * 2010-03-16 2013-05-01 Qinetiq Ltd MEMS detonator
US9278984B2 (en) 2012-08-08 2016-03-08 Pacific Scientific Energetic Materials Company Method for preparation of a lead-free primary explosive
CZ307254B6 (cs) 2012-11-14 2018-05-02 Austin Detonator, S.R.O. Iniciační látka zejména pro průmyslové rozbušky s dobou zpoždění výbuchu do 9000 ms od iniciace, způsoby její výroby, a průmyslová elektrická rozbuška a průmyslová neelektrická rozbuška

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2066954A (en) * 1931-07-10 1937-01-05 Herz Edmund Von C-nitrotetrazole compounds
US4093623A (en) * 1977-05-05 1978-06-06 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Method of preparing the acid copper salt of 5-nitrotetrazole
JPH06316544A (ja) * 1992-11-05 1994-11-15 Octel Chem Ltd 置換アリル化合物の製造方法
JPH08504758A (ja) * 1991-04-19 1996-05-21 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー 1,3−ブタジエンから4−ビニルシクロヘキセンへの環化二量体化方法
WO2008048351A2 (en) * 2006-05-16 2008-04-24 Pacific Scientific Energetic Materials Company Lead-free primary explosive composition and method of preparation
WO2008104000A2 (en) * 2007-02-23 2008-08-28 Aileron Therapeutics, Inc. Triazole macrocycle systems

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1519796A (en) 1975-11-11 1978-08-02 Secr Defence Production of 5-nitotetrazole salts
US7498446B2 (en) 2004-02-13 2009-03-03 Los Alamos National Security, Llc Primary explosives

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2066954A (en) * 1931-07-10 1937-01-05 Herz Edmund Von C-nitrotetrazole compounds
US4093623A (en) * 1977-05-05 1978-06-06 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Method of preparing the acid copper salt of 5-nitrotetrazole
JPH08504758A (ja) * 1991-04-19 1996-05-21 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー 1,3−ブタジエンから4−ビニルシクロヘキセンへの環化二量体化方法
JPH06316544A (ja) * 1992-11-05 1994-11-15 Octel Chem Ltd 置換アリル化合物の製造方法
WO2008048351A2 (en) * 2006-05-16 2008-04-24 Pacific Scientific Energetic Materials Company Lead-free primary explosive composition and method of preparation
WO2008104000A2 (en) * 2007-02-23 2008-08-28 Aileron Therapeutics, Inc. Triazole macrocycle systems

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI1007320B1 (pt) 2020-01-21
EP2389367A1 (en) 2011-11-30
WO2010085583A1 (en) 2010-07-29
EP2389367B1 (en) 2018-07-18
ES2684169T3 (es) 2018-10-01
BRPI1007320A2 (pt) 2015-08-25
JP5677980B2 (ja) 2015-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8440008B2 (en) Preparation of a lead-free primary explosive
JP5677980B2 (ja) 鉛フリー起爆薬の調合
AU2007313468B2 (en) Lead-free primary explosive composition and method of preparation
Sabatini et al. Recent advances in the synthesis of high explosive materials
US9278984B2 (en) Method for preparation of a lead-free primary explosive
Deblitz et al. Explosive Werner-type cobalt (III) complexes
CA2797115C (en) Alternative to tetrazene
US20150321922A1 (en) Method for preparation of silver azide
US7145016B1 (en) Nitrobenzodifuroxan compounds, including their salts, and methods thereof
US2099293A (en) Chemical compound and use therefor

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131030

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20131030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141020

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5677980

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250