JP2012511997A - 脊椎矯正手術のためのロッドレジューサー装置 - Google Patents
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Abstract
脊椎ロッド縮退装置、システム、及び方法を提供する。様々な実施例において、ロッド縮退装置は、第1のネジ付き部材を埋め込み可能スクリューアセンブリに選択的に係止するように構成された係合特徴部(138A、138B、220、332、334)を有する第1のネジ付き部材(130、210、330)を有する。第2のネジ付き部材(110、230、310)は、第1のネジ付き部材と螺合可能に係合するように構成される。第2のネジ付き部材は、第2のネジ付き部材の回転によって第1のネジ付き部材に対して軸方向に移動可能である。脊椎ロッド押し付け部材(120、240、320)は、第2のネジ付き部材と共に軸方向に移動可能である。押し付け部材は、第1の回転方向に第2のネジ付き部材の回転によって脊椎ロッドと選択的に当接し、かつ埋め込み可能スクリューアセンブリの方向に脊椎ロッドを選択的に押し付けるように構成された軸受表面(126、242、320)を有する。
【選択図】 図5A
【選択図】 図5A
Description
本特許文献は、一般的には整形外科に関する。とりわけ、しかし限定的ではなく、本特許文献は、脊椎変形矯正のための装置及び方法に関する。
脊椎ロッドを後椎弓根スクリューに縮退させるための脊椎手術の分野にいくつかの技術が存在する。主要な技術は、ロッドを一度に1レベル、すなわち、別々に各椎弓根スクリューまで縮退させるように設計されたロッカーフォーク又はラチェット様式器具のような、スクリューが挿入されてロッドが置かれた後にスクリューのヘッドに連結する個別のロッド縮退器具を利用する。そのようなセグメント式縮退技術は、椎弓根スクリューにかかる大きな軸荷重を生成する場合がある。
代替的に、ロッドは、特定の変形に適合させ、その後に埋め込まれた椎弓根スクリュー内に着座させることができる。着座した状態で、変形は、原位置でロッドを曲げることによって矯正することができる。この技術は、時間を消費する場合があり、埋め込み前にロッドに応力及び歪みを掛ける。
ある一定のロッド縮退技術は、変形の全長にわたって徐々にロッドを縮退させるのに使用することができる一体化された上方に延びるタブを含む特別縮退椎弓根スクリューを利用する。ロッド縮退が完了した状態で、伸張したタブは折り取られる。しかし、この技術は、典型的には縮退スクリューだけに限定され、インプラントを高価にする可能性がある。
本発明者は、とりわけ、椎弓根スクリュー及び/又は脊椎ロッドへの応力及び歪みが脊椎ロッド縮退処置中に問題を呈することを認識した。本発明者は、単軸、多軸、及び矢状スクリューを含むあらゆるフック又はスクリュータイプに使用することができ、かつ脊椎矯正処置の全過程中にいつでも必要に応じて再利用し、修正し、又は取り外すことができる合理的な外部装着式の小型縮退器具に対する必要性が満たされずに存在することを更に認識した。
本特許文献は、とりわけ、脊椎ロッド縮退のための装置、システム、及び方法を説明する。様々な実施例において、ロッド縮退装置は、第1のネジ付き部材を含み、これは、第1のネジ付き部材を埋め込み可能なスクリューアセンブリに選択的に係止するように構成された係合特徴部を有する。第2のネジ付き部材は、第1のネジ付き部材と螺合可能に係合するように構成される。第2のネジ付き部材は、第2のネジ付き部材の回転によって第1のネジ付き部材に対して軸方向に移動可能である。脊椎ロッド押し付け部材は、第2のネジ付き部材と共に軸方向に移動可能である。押し付け部材は、第1の回転方向の第2のネジ付き部材の回転によって脊椎ロッドと選択的に当接し、埋め込み可能スクリューアセンブリの方向に脊椎ロッドを選択的に押し付けるように構成された軸受表面を含む。
実施例1において、装置は、脊椎ロッド及び埋め込み可能スクリューアセンブリと選択的に係合するように構成される。装置は、第1のネジ付き部材の外面の少なくとも一部分の周囲に第1のネジ山を含む第1のネジ付き部材を含む。第1のネジ付き部材は、第1のネジ付き部材を埋め込み可能スクリューアセンブリに選択的に係止するように構成された係合特徴部を含む。第2のネジ付き部材は、第2のネジ付き部材の内面の少なくとも一部分の周囲に第2のネジ山を含む。第2のネジ付き部材は、第1のネジ付き部材と螺合可能に係合するように構成される。第2のネジ付き部材は、第2のネジ付き部材の回転によって第1のネジ付き部材に対して軸方向に移動可能である。脊椎ロッド押し付け部材は、第2のネジ付き部材と共に軸方向に移動可能である。押し付け部材は、第1の回転方向の第2のネジ付き部材の回転によって脊椎ロッドと選択的に当接し、埋め込み可能スクリューアセンブリの方向に脊椎ロッドを選択的に押し付けるように構成された軸受表面を含む。
実施例2において、実施例1の装置は、任意的に、係合特徴部が、埋め込み可能スクリューアセンブリの対応する数のレセプタクルと嵌合するように構成された少なくとも1つの突起を含むように構成される。
実施例3において、実施例1−2のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、係合特徴部が、埋め込み可能スクリューアセンブリの近位端に選択的に連結するように構成された把持要素を含むように構成される。
実施例4において、実施例1−3のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、係合特徴部が第1のネジ付き部材の遠位端に配置されるように構成される。
実施例5において、実施例1−4のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、押し付け部材が第2のネジ付き部材に連結されるように構成される。
実施例6において、実施例1−5のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、第1のネジ付き部材が、実質的にチューブ状であり、かつ第1の脚及び第2の脚を含むように構成され、第1及び第2の脚は、実質的に軸方向に延び、第1及び第2の脚の遠位端は、選択的に半径方向に分離可能であるように構成される。
実施例7において、実施例6の装置は、任意的に、第1及び第2の脚が、断面が実質的に半円形であるように構成される。
実施例8において、実施例7の装置は、任意的に、第1のネジ付き部材の第1及び第2の脚が、第1のネジ付き部材の外面の周囲に螺合可能に係合した第2のネジ付き部材によって互いに保持されるように構成される。
実施例9において、実施例8の装置は、任意的に、第1のネジ付き部材の外面が、第1のネジ付き部材が第2のネジ付き部材と螺合可能に係合した状態で第1及び第2の脚が選択的に半径方向に分離することを可能にするように構成された縮小した直径の部分を含むように構成される。
実施例10において、実施例6−9のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、第1のネジ付き部材が、第1の脚と第2の脚の間に脊椎ロッドに適合するように構成された間隙を含むように構成される。
実施例11において、実施例10の装置は、任意的に、押し付け部材の軸受表面が、第1の脚と第2の脚の間の間隙内に少なくとも部分的に配置されるように構成される。
実施例12において、実施例1−11のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、第2のネジ付き部材が、第1のネジ付き部材に対して第2のネジ付き部材を回転させるように構成されたツールと係合するように構成されたツール係合部分を含むように構成される。
実施例13において、実施例12の装置は、任意的に、ツール係合部分が、ツールと嵌合するように構成された駆動面を含む凹部を含むように構成される。
実施例14において、実施例12−13のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、ツール係合部分が、ツールと嵌合するように構成されたナットを含むように構成される。
実施例15において、実施例14の装置は、任意的に、ナットが六角ナットを含むように構成される。
実施例16において、実施例1−15のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、脊椎ロッド押し付け部材が、1つ又はそれよりも多くのアームを含む爪要素を含むように構成され、各アームは、脊椎ロッドと選択的に当接するように構成された軸受表面を含む。
実施例17において、実施例16の装置は、任意的に、各アームの軸受表面がアームの端部に配置されるように構成される。
実施例18において、実施例16−17のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、軸受表面がロッド凹部を含むように構成される。
実施例19において、実施例1−18のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、第1のネジ付き部材の係合特徴部が、埋め込み可能スクリューアセンブリのヘッドの下側に連結するように構成された把持要素を含むように構成される。
実施例20において、実施例1−19のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、第2のネジ付き部材が、第1のネジ付き部材に対する第2のネジ付き部材の手動回転中に把持するように構成された把持面を含むように構成される。
実施例21において、方法は、脊椎ロッドに沿ってかつ少なくとも1つの椎弓根スクリューと実質的に整列して少なくとも1つのロッドレジューサーを配置する段階を含む。脊椎ロッドに沿ったロッドレジューサーの配置は、ロッドレジューサーの脊椎ロッド押し付け部材の軸受表面を脊椎ロッドと実質的に整列させる段階を含む。ロッドレジューサーは、椎弓根スクリューと係合する。ロッドレジューサーは、脊椎ロッドを徐々に縮退させて椎弓根スクリューと係合するように区分的に作動される。ロッドレジューサーの作動により、椎弓根スクリューに向う軸受表面の移動が、椎弓根スクリューの方向に脊椎ロッドを押し付ける。椎弓根スクリューは、脊椎ロッドと係合する。
実施例22において、実施例21の装置は、任意的に、椎弓根スクリューを脊椎ロッドと係合させる段階が、脊椎ロッドを椎弓根スクリューと係合状態に保持するようにロッキングキャップを椎弓根スクリューに取り付ける段階を含むように構成される。
実施例23において、実施例21−22のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、脊椎ロッドと椎弓根スクリューの係合後に椎弓根スクリューからロッドレジューサーを取り外す段階を含む。
実施例24において、実施例23の装置は、任意的に、椎弓根スクリューからロッドレジューサーを取り外した後に再利用するためにロッドレジューサーを洗浄する段階を含む。
実施例25において、実施例21−24のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、脊椎ロッドに沿って少なくとも1つのロッドレジューサーを配置する段階が、脊椎ロッドに沿ってかつ2つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューと実質的に整列して2つ又はそれよりも多くのロッドレジューサーを配置する段階を含むように構成される。
実施例26において、実施例21−25のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、複数の椎弓根スクリューに沿って脊椎ロッドを配置する段階を含む。ロッドレジューサーを使用することなく、脊椎ロッドは、脊椎ロッド縮退が必要ない1つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューに係合する。1つ又はそれよりも多くのロッドレジューサーを使用して、脊椎ロッドは、脊椎ロッド縮退が必要である1つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューに係合する。
実施例27において、実施例21−26のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、ロッドレジューサーを椎弓根スクリューと係合させる段階が、ロッドレジューサーを椎弓根スクリューと手動で係合させる段階を含むように構成される。
実施例28において、実施例21−27のうちの1つ又はそれよりも多くの装置は、任意的に、ロッドレジューサーを椎弓根スクリューと係合させる段階が、ロッドレジューサーのツール係合部分と嵌合するように構成されたツールを使用してロッドレジューサーを椎弓根スクリューと係合させる段階を含むように構成される。
実施例29において、脊椎ロッド縮退システムは、脊椎ロッドを含む。複数の椎弓根スクリューは、脊椎ロッドと係合するように構成される。複数のロッドレジューサーの各々は、第1のネジ付き部材の外面の少なくとも一部分の周囲に第1のネジ山を含む第1のネジ付き部材を含む。第1のネジ付き部材は、第1のネジ付き部材を椎弓根スクリューに選択的に係止するように構成された係合特徴部を含む。第2のネジ付き部材は、第2のネジ付き部材の内面の少なくとも一部分の周囲に第2のネジ山を含む。第2のネジ付き部材は、第1のネジ付き部材と螺合可能に係合するように構成される。第2のネジ付き部材は、第2のネジ付き部材の回転により第1のネジ付き部材に対して軸方向に移動可能である。脊椎ロッド押し付け部材は、第2のネジ付き部材と共に軸方向に移動可能である。押し付け部材は、第1の回転方向の第2のネジ付き部材の回転により脊椎ロッドと選択的に当接し、椎弓根スクリューの方向に脊椎ロッドを選択的に押し付けるように構成された軸受表面を含む。
実施例30において、実施例29のシステムは、任意的に、ロッドレジューサーが、脊椎ロッドが椎弓根スクリューから離間した位置で椎弓根スクリュー及び脊椎ロッドと係合するように構成されるように構成される。
実施例31において、実施例29−30のうちの1つ又はそれよりも多くのシステムは、任意的に、複数のロッドレジューサーが、複数の椎弓根スクリューの方向に脊椎ロッドを区分的に押し付けるように構成されるように構成される。
実施例32において、実施例29−31のうちの1つ又はそれよりも多くのシステムは、任意的に、椎弓根スクリューと係合し、かつ椎弓根スクリューとの係合状態に脊椎ロッドを保持するように構成されたロッキングキャップを含む。
実施例33において、実施例29−32のうちの1つ又はそれよりも多くのシステムは、任意的に、ロッドレジューサーの各々のツール係合部分と嵌合するように構成され、かつ第1のネジ付き部材に対して第2のネジ付き部材を回転させるように構成されたツールを含む。
実施例34において、実施例33のシステムは、任意的に、ツール係合部分が、ツールと嵌合するように構成された駆動面を含む凹部を含むように構成される。
実施例35において、実施例33−34のうちの1つ又はそれよりも多くのシステムは、任意的に、ツール係合部分が、ツールと嵌合するように構成されたナットを含むように構成される。
実施例36において、脊椎ロッド縮退アセンブリは、1つ又はそれよりも多くの椎骨と係合した1つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューを含む。脊椎ロッドは、1つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューと実質的に整列する。少なくとも1つのロッドレジューサーは、脊椎ロッドが椎弓根スクリューからある一定の距離だけ離間した位置で少なくとも1つの椎弓根スクリューと取外し可能に係合する。ロッドレジューサーは、ロッドレジューサーに対して軸方向に移動可能な脊椎ロッド押し付け部材を含む。押し付け部材は、脊椎ロッドと選択的に当接し、かつロッドレジューサーの作動により、椎弓根スクリューの方向に脊椎ロッドを選択的に押し付けて脊椎ロッドと椎弓根スクリューの間の距離を縮小するように構成された軸受表面を含む。
本発明のロッド縮退装置及び方法のこれら及び他の実施例、利点、並びに特徴は、以下の「発明を実施するための形態」において一部示される。従って、この「発明の概要」は、本特許文献の主題の概要を提供することを意図している。本発明の排他的又は網羅的説明を提供するようには意図していない。「発明を実施するための形態」は、本特許文献に関する更なる情報を提供するために含めるものである。
図面において、同様の数字は、いくつかの図にわたって類似の構成要素を説明している。異なる文字接尾辞を有する同様の番号は、類似の構成要素の異なる事例を表している。図面は、限定的ではなく、一例として全体的に本文献で説明する様々な実施形態を示している。
本発明者は、とりわけ、単軸、多軸、及び矢状スクリューを含むあらゆるフック又はスクリュータイプに使用することができ、かつ脊椎矯正処置の全過程中にいつでも必要に応じて再利用し、修正し、又は取り外すことができる合理的な外部装着式の小型縮退器具を構成することが望ましいことを認識した。
ある一定の専門用語は、便宜上以下の説明に使用されるに過ぎず、限定ではない。「右」、「左」、「下部」、及び「上部」という単語は、参照される図面の方向を示している。「内向きに」又は「遠位に」及び「外向きに」又は「近位に」という単語は、器具アセンブリ及びその関連部品の幾何学的中心又は向きにそれぞれ向う及びこれから離れる方向を意味する。「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「横方向」という単語及び関連単語及び/又は語句は、参照される人体の好ましい位置及び向きを示し、制限を意味するものではない。専門用語は、上に挙げた単語、それらの派生語、及び同様の趣旨の単語を含む。
図1−7を参照すると、本発明の実施形態による小型ロッドレジューサー器具100は、外側駆動スリーブ110、保持案内リング120、及びネジ式チューブ130を含む。ロッドレジューサー100は、脊椎ロッド140と、ネジ式チューブ130の遠位端と係合するように構成されたヘッド又はアンカーシートを含む単軸椎弓根スクリュー、矢状スクリュー、多軸椎弓根スクリュー、フック、又は殆どあらゆるタイプのスクリューの形態を取ることができる椎弓根スクリューアセンブリ150とに選択的に係合可能である。外側駆動スリーブ110は、実施例において、近位端、遠位端、近位端及び遠位端の間の縦軸、カニューレ内部、ギザギザのある又は他の摩擦把持面を含むことができる近位外面上に配置された把持面112、可視性及び重量減少を可能にする可視窓114、近位端の内部に配置された六角ドライブのような駆動面116、及び遠位端の内面上に配置された一連の雌ネジ118を含む。駆動面116は、実施例において、付加的な機械的回転力を外側駆動スリーブ110に与えてロッド縮退を補助するように、六角駆動カプラ160を有するラチェットTハンドルドライバ器具(図7)と係合可能である。
実施例において、ネジ式チューブ130は、近位端、遠位端、近位端及び遠位端の間に延びる縦軸、カニューレ内部、第1の脚132、及び第2の脚134を含む。第1及び第2の脚132、134は、実施例において、外側駆動スリーブ110及び保持案内リング120の内部閉じ込めによって互いに保持される。一部の実施例において、第1の脚132は、雄ネジ136Aを含み、第2の脚134は、雄ネジ136Bを含む。雄ネジ136A、136Bは、より速い縮退速度を提供するように単一リード又は多重リードネジ山とすることができる。一部の実施例において、雄ネジ136A、136Bは、3mmの有効ピッチを有する2つの「start M18x1.5」である。一部の実施例において、第1の脚132は、その遠位端に対して内部に係合特徴部138Aを含み、第2の脚134は、その遠位端に対して内部に係合特徴部138Bを含む。係合特徴部138A、138Bは、椎弓根スクリューアセンブリ150の外面と選択的に係合してこれに連結する。一部の実施例において、係合特徴部138A、138Bは、椎弓根スクリューアセンブリ150の外面上に固有の雌型レセプタクルと嵌合する雄型突起から構成される。係合特徴部138A、138B及びこれらの対応するレセプタクルは、実施例において、図6Aに最も良く示すように、全て3つの軸において安定化をもたらす。一部の実施例において、第1の脚132は、近位端の近くに外部的に配置された特徴部139Aを含み、第2の脚134は、近位端の近くに外部的に配置された特徴部139Bを含む。外部的に配置された特徴部139A、139Bは、実施例において、第1及び第2のアーム132、134が遠位端において僅かに斜めに開くことを可能にし、椎弓根スクリューアセンブリ150にわたるロッドレジューサー100の容易な導入と、椎弓根スクリューアセンブリ150のレセプタクルと係合特徴部138A、138Bの対応する係合とを可能にするように、ネジ式チューブ130の外径及び雄ネジ136A、136Bの有効径が減少する領域から構成される。第1及び第2のアーム132、134は、実施例において、約2.5度遠位端において斜めに開くように構成される。
実施例において、保持案内リング120は、外側駆動スリーブ110の遠位端においてネジ式チューブ130の周囲に配置され、かつ第1及び第2の上方に延びるアーム122A、122Bと、上方に延びるアーム122A、122Bの端部上にそれぞれ配置された第1及び第2の外向きに延びるタブ124A、124Bと、脊椎ロッド140と選択的に接続する保持案内リング120の遠位端に配置されたロッド凹部126とを含む。
実施例において、外側駆動スリーブ110は、ステンレス鋼、チタン、又は他の生体適合性外科手術等級金属で構成され、一方、保持案内リング120及びネジ式チューブ130は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)のような生体適合性ポリマー材料で構成される。しかし、駆動スリーブ110は、金属構成に限定されることなく、保持案内リング120及びネジ式チューブ130は、ポリマー構成に限定されることなく、かつ各々は、一般的形状を取って構成要素の通常の作動条件に耐えることができるあらゆる生体適合性材料で構成することができる。例えば、保持案内リング120及びネジ式チューブ130は、チタンで構成することができ、駆動スリーブ110は、PEEKで構成することができる。
作動においてかつ引き続いて図1−7を参照すると、椎弓根スクリュー又はいくつかの椎弓根スクリューアセンブリ150は、患者の椎骨に埋め込まれ、ロッド140は、可能な変形矯正のために事前に曲げることができる。脊椎ロッド140は、椎弓根スクリュー150の構成体の上に緩く置かれ、縮退が必要ない椎弓根スクリュー150に取り付けられる。外側駆動スリーブ110の把持面112は、手動回転を使用してネジ式チューブ130に対して係合して回転し、及び/又は外側駆動スリーブ110は、駆動面116を通じて六角駆動カプラ160を有するラチェットTハンドルドライバ器具を使用して回転することができる。保持案内リング120は、第1及び第2の脚132、134の遠位端が斜めに開くように特徴部139A、139Bを取り囲む。ロッドレジューサー100の遠位端は、第1及び第2の脚132、124が、ロッド140をまたぎ、係合特徴部138A、138Bが、椎弓根スクリューアセンブリ150上の対応するレセプタクルを取り囲むように、脊椎ロッド140にわたって及び椎弓根スクリューアセンブリ150の上方に置かれる。外側駆動スリーブ110は、次に、保持案内リング120及び外側駆動スリーブ110が、雌ネジ118並びに第1及び第2の雄ネジ136A、136Bを通じてネジ式チューブ130に対して遠位に移動するように、把持面112及び/又は六角駆動カプラ160を有するラチェットTハンドルドライバ器具の回転を通じてネジ式チューブ130に対して手動で回転され、それによって第1及び第2のアーム132、134の遠位端の広がりをなくし、椎弓根スクリュー150上のレセプタクルと第1及び第2の係合特徴部138A、138Bの係合、脊椎ロッド140へのロッド凹部126の係合、並びに第1及び第2の脚132、134に対する脊椎ロッド140の下方平行移動を引き起こす。複数のロッドレジューサー器具100は、複数の脊椎レベルにわたって脊椎ロッド140を複数の椎弓根スクリューアセンブリ150内に徐々に縮退させる方式で利用することができる。ロッドレジューサー100は、実施例において、ゆっくりかつ系統的に作動され、椎弓根スクリューアセンブリ150及びこれらの対応する椎体との接続の過大応力を回避し、これは、更に、患者の脊椎の軟組織の漸次的緊張及び延伸を可能にし、同時に潜在的に変形を矯正する。六角駆動カプラ160を有するラチェットTハンドルドライバ器具は、次に、外側駆動スリーブ110から切り離され、ロッキングキャップ、すなわち、最終的に椎弓根スクリューアセンブリ150に対して脊椎ロッド140を固定する作用をする要素は、ネジ式チューブ130の内部幾何学形状によって設けられたロッキングキャップチャンネルを通じてロッドレジューサー100を通して導入される。ロッキングキャップは、ロッドレジューサー100を通して挿入することができるキャップドライバ器具(図示せず)を使用して椎弓根スクリューアセンブリ150に連結することができる。ロッキングキャップドライバ160は、ロッキングキャップに連結され、ネジ付き、星形駆動、又は六角駆動係合特徴部のような椎弓根スクリューアセンブリ150対してこれらのカプラを作動させるための係合特徴部を有する。ロッキングキャップドライバ160は、ラチェットドライバとすることができるが、それに限定されない。一部の実施例において、ロッキングキャップは、椎弓根スクリューアセンブリ150に連結され、ロッキングキャップドライバ160は、ロッドレジューサー100から切り離される。ロッドレジューサー100は、アーム132、134の遠位端が斜めに開き、係合特徴部138A、138Bが椎弓根スクリューアセンブリ150上のこれらの対応するレセプタクルから外されるように、保持案内リング120を特徴部139A、139Bの上に配置することによって椎弓根スクリューアセンブリ150から切り離される。ロッドレジューサー100は、再利用するために洗浄して消毒することができる。
一部の実施例において、ロッドレジューサー100は、その縮退中にノッチを導入せず、又は脊椎ロッド140の外部を損なわない。更に、一部の実施例のロッドレジューサー100は、椎弓根スクリューアセンブリ150のロッド受け取りチャンネルを形成する上方に延びるアームの広がりを防止する。
ロッドレジューサー100は、外科医の選択により椎弓根スクリュー150の埋め込み前又は後に椎弓根スクリューアセンブリ150に連結することができる。ロッドレジューサー100は、手術中の脊椎の減捻操作を補助するように更に利用することができる。
実施例においてかつ図8A−8Dを参照すると、特に単軸椎弓根スクリュー250に連結されて脊椎ロッド140をそこに縮退させるように構成されたロッドレジューサー200が提供されている。一部の実施例において、ロッドレジューサー200は、単軸椎弓根スクリューアセンブリ250の遠位端の下側に連結するために把持要素220において遠位に終端するネジ式シャフト210を含む。ロッドレジューサー200は、シャフト210の雄ネジと接続し、それに対して螺合可能に平行移動するように構成されたナット230を更に含む。1つ又はそれよりも多くのアームを有する爪要素240は、実施例において、ナット230の下のシャフト210に連結され、1つ又はそれよりも多くのアームは、別の実施例において、脊椎ロッド140と係合するためのロッド凹部242を有する。
作動においてかつ引き続いて図8A−8Dを参照すると、把持要素220は、単軸椎弓根スクリュー250の下に置かれる。爪要素240は、脊椎ロッドの近位側と係合し、ナット230は、強制的に爪要素240がロッド凹部242を通じてロッド140を単軸椎弓根スクリューアセンブリ250内に縮退させるように回転する。ロッキングキャップは、単軸椎弓根スクリューアセンブリ250に連結され、ロッドレジューサー200は、ナット230を緩めて脊椎ロッド140から爪240を外すことにより、単軸椎弓根スクリューアセンブリ250から切り離される。
実施例においてかつ図9A−9Fを参照すると、六角ナット310と、第1の脚332及び第2の脚334を有するネジ式チューブ330と、保持案内リング320とを含むロッドレジューサー300が提供されている。一部の実施例において、ロッドレジューサー300は、外側駆動スリーブ110の代わりに、六角ナット310が、ロッドレジューサー300を作動させように六角ソケットタイプ器具(図示せず)と共に含まれて機能することを除いて、ロッドレジューサー100と機能及び作動が類似している。ネジ式チューブ330は、ネジ式チューブ130と機能及び作動が類似しているが、第1及び第2の脚332、334の広がりを制御するために近位端でヒンジ設計を組み込んでいる。
本発明の広範な発明の概念から逸脱することなく上述の実施形態に対して変更を行うことができることは当業者によって認められるであろう。従って、本発明は、開示した特定的な実施形態に限定されず、本発明の説明によって定められる本発明の精神及び範囲内に修正を包含するように意図していることは理解される。
以上の「発明を実施するための形態」は、「発明を実施するための形態」の一部を形成する添付図面への参照を含む。図面は、一例として、本発明を実施することができる特定的な実施形態を示している。これらの実施形態は、本明細書では「実施例」とも呼ばれる。本発明文献において参照した全ての公報、特許、及び特許文献は、あたかも個々に引用によって組み込まれたかのように引用により本明細書にその全体が組み込まれている。本発明文献と引用によりそのように組み込まれたこれらの文献との間の矛盾する使用の場合には、組み込まれた参照文献における使用は、本発明文献のものに対して補足的と考えるべきであり、相容れない矛盾に対しては、本発明文献における使用が優先される。
本発明文献において、「a」又は「an」という用語は、特許文献に通例であるように、「少なくとも1つ」又は「1つ又はそれよりも多く」のあらゆる他の事例又は使用とは無関係に、1つ、又は1つ又はそれよりも多くを含むように使用される。本文献において、「又は」という用語は、別に定めない限り、「A又はB」が「AであるがBでない」、「BであるがAでない」、及び「A及びB」のように非排他的又はを意味するのに使用される。特許請求の範囲において、「including」及び「in which」は、それぞれ用語「comprising」及び「wherein」の平易な英語の均等物として使用される。同様に、特許請求の範囲において、「including」及び「comprising」という用語は、非制約的であり、すなわち、請求項においてこのような用語の後に挙げたものに追加された要素を含むシステム、デバイス、物品、又は工程は、依然としてその特許請求の範囲に入ると見なされる。更に、以下の特許請求の範囲において、「第1の」、「第2の」、及び「第3の」などの用語は、単にラベルとして使用され、かつこれらの対象物に多数の要件を課すように意図していない。
以上の説明は、例示的であることを意図して限定的ではない。例えば、上述の実施例(又はその1つ又はそれよりも多くの特徴)は、互いに組み合わせて使用することができる。他の実施形態は、以上の説明を精査して当業者によって使用することができる。同様に、以上の「発明を実施するための形態」における様々な特徴は、開示を簡素化するように互いにグループ分けすることができる。これは、特許請求しない開示する特徴がいずれかの請求項に対して必須であると意図しているように解釈すべきではない。そうではなく、本発明の主題は、特定の開示した実施形態の全ての特徴に満たない場合がある。従って、特許請求の範囲は、ここで「発明を実施するための形態」に組み込込まれ、各請求項は、個別の実施形態としてそれ自体自立している。本発明の範囲は、そのような請求項が権利を与えられた均等物の全範囲と共に、添付の特許請求の範囲に関連して判断すべきである。
「要約」は、読者が技術的開示の性質を直ちに確認することができるように提供されている。それは、特許請求の範囲又は意味を解釈又は制限するのに使用されないという理解の下に提出されている。
110 第2のネジ付き部材
120 脊椎ロッド押し付け部材
130 第1のネジ付き部材
120 脊椎ロッド押し付け部材
130 第1のネジ付き部材
Claims (36)
- 脊椎ロッド及び埋め込み可能スクリューアセンブリと選択的に係合するように構成された装置であって、前記装置が、
ネジ付き部材の外面の少なくとも一部分の周囲に第1のネジ山を有する第1のネジ付き部材を備え、前記第1のネジ付き部材は、前記第1のネジ付き部材を前記埋め込み可能スクリューアセンブリに選択的に係止するように構成された係合特徴部を有し、前記装置が、
ネジ付き部材の内面の少なくとも一部分の周囲に第2のネジ山を有する第2のネジ付き部材を備え、前記第2のネジ付き部材は、前記第1のネジ付き部材と螺合可能に係合するように構成され、前記第2のネジ付き部材は、前記第2のネジ付き部材の回転によって前記第1のネジ付き部材に対して軸方向に移動可能であり、前記装置が、
前記第2のネジ付き部材と共に軸方向に移動可能な脊椎ロッド押し付け部材を備え、前記押し付け部材は、第1の回転方向の前記第2のネジ付き部材の回転によって前記脊椎ロッドと選択的に当接し、かつ前記埋め込み可能スクリューアセンブリの方向に前記脊椎ロッドを選択的に押し付けるように構成された軸受表面を有する、ことを特徴とする装置。 - 前記係合特徴部は、前記埋め込み可能スクリューアセンブリの対応する数のレセプタクルと嵌合するように構成された少なくとも1つの突起を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記係合特徴部は、前記埋め込み可能スクリューアセンブリの近位端に選択的に連結するように構成された把持要素を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記係合特徴部は、前記第1のネジ付き部材の遠位端に配置されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記押し付け部材は、前記第2のネジ付き部材に連結されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記第1のネジ付き部材は、実質的にチューブ状であり、かつ第1の脚及び第2の脚を有し、前記第1及び第2の脚は、実質的に軸方向に延び、
前記第1及び第2の脚の遠位端が、選択的に半径方向に分離可能であるように構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記第1及び第2の脚は、断面が実質的に半円形であることを特徴とする請求項6に記載の装置。
- 前記第1のネジ付き部材の前記第1及び第2の脚は、前記第1のネジ付き部材の前記外面の周囲に螺合可能に係合した前記第2のネジ付き部材によって互いに保持されることを特徴とする請求項7に記載の装置。
- 前記第1のネジ付き部材の前記外面は、前記第1及び第2の脚が、前記第2のネジ付き部材と螺合可能に係合した前記第1のネジ付き部材により選択的に半径方向に分離することを可能にするように構成された縮小した直径の部分を有することを特徴とする請求項8に記載の装置。
- 前記第1のネジ付き部材は、前記第1の脚と前記第2の脚の間に前記脊椎ロッドに適合するように構成された間隙を有することを特徴とする請求項6に記載の装置。
- 前記押し付け部材の前記軸受表面は、少なくとも部分的に前記第1の脚と前記第2の脚の間の前記間隙内に配置されることを特徴とする請求項10に記載の装置。
- 前記第2のネジ付き部材は、前記第1のネジ付き部材に対して前記第2のネジ付き部材を回転させるように構成されたツールと係合するように構成されたツール係合部分を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記ツール係合部分は、前記ツールと嵌合するように構成された駆動面を有する凹部を含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
- 前記ツール係合部分は、前記ツールと嵌合するように構成されたナットを含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
- 前記ナットは、六角ナットを含むことを特徴とする請求項14に記載の装置。
- 前記脊椎ロッド押し付け部材は、1つ又はそれよりも多くのアームを有する爪要素を含み、各アームは、前記脊椎ロッドと選択的に当接するように構成された前記軸受表面を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 各アームの前記軸受表面は、前記アームの端部に配置されることを特徴とする請求項16に記載の装置。
- 前記軸受表面は、ロッド凹部を含むことを特徴とする請求項16に記載の装置。
- 前記第1のネジ付き部材の前記係合特徴部は、前記埋め込み可能スクリューアセンブリのヘッドの下側に連結するように構成された把持要素を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記第2のネジ付き部材は、前記第1のネジ付き部材に対する前記第2のネジ付き部材の手動回転中に把持するように構成された把持面を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 方法が、
少なくとも1つのロッドレジューサーを脊椎ロッドに沿ってかつ少なくとも1つの椎弓根スクリューと実質的に整列させて配置する段階を含み、前記脊椎ロッドに沿った前記ロッドレジューサーの配置が、前記ロッドレジューサーの脊椎ロッド押し付け部材の軸受表面を前記脊椎ロッドと実質的に整列させる段階を含み、
方法が、
前記ロッドレジューサーを前記椎弓根スクリューと係合させる段階と、
前記脊椎ロッドを徐々に縮退させて前記椎弓根スクリューと係合するように前記ロッドレジューサーを区分的に作動させる段階と、
を備え、前記ロッドレジューサーの作動が、前記椎弓根スクリューに向う前記軸受表面の移動を引き起こして前記脊椎ロッドを前記椎弓根スクリューの方向に押し付け、
方法が、
前記椎弓根スクリューを前記脊椎ロッドと係合させる段階、を備えることを特徴とする方法。 - 前記椎弓根スクリューを前記脊椎ロッドと係合させる段階は、前記脊椎ロッドを前記椎弓根スクリューと係合状態に保持するようにロッキングキャップを前記椎弓根スクリューに取り付ける段階を含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 前記脊椎ロッドとの前記椎弓根スクリューの係合後に前記椎弓根スクリューから前記ロッドレジューサーを取り外す段階を含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 前記椎弓根スクリューから前記ロッドレジューサーを取り外した後に再利用のために前記ロッドレジューサーを洗浄する段階を含むことを特徴とする請求項23に記載の方法。
- 前記脊椎ロッドに沿って前記少なくとも1つのロッドレジューサーを配置する段階は、2つ又はそれよりも多くのロッドレジューサーを前記脊椎ロッドに沿ってかつ2つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューと実質的に整列させて配置する段階を含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 複数の椎弓根スクリューに沿って前記脊椎ロッドを配置する段階と、
ロッドレジューサーを使用することなく、脊椎ロッド縮退を必要としない1つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューに前記脊椎ロッドを係合させる段階と、
1つ又はそれよりも多くのロッドレジューサーを使用して、脊椎ロッド縮退を必要とする1つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューに前記脊椎ロッドを係合させる段階と、
を含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。 - 前記ロッドレジューサーを前記椎弓根スクリューと係合させる段階は、前記ロッドレジューサーを前記椎弓根スクリューと手動で係合させる段階を含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 前記ロッドレジューサーを前記椎弓根スクリューと係合させる段階は、前記ロッドレジューサーのツール係合部分と嵌合するように構成されたツールを使用して前記ロッドレジューサーを前記椎弓根スクリューと係合させる段階を含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 脊椎ロッド縮退システムであって、
脊椎ロッドと、
前記脊椎ロッドと係合するように構成された複数の椎弓根スクリューと、
複数のロッドレジューサーと、
を備え、
各ロッドレジューサーが、
ネジ付き部材の外面の少なくとも一部分の周囲に第1のネジ山を有する第1のネジ付き部材を有し、前記第1のネジ付き部材は、前記第1のネジ付き部材を前記椎弓根スクリューに選択的に係止するように構成された係合特徴部を有し、
各ロッドレジューサーが、
ネジ付き部材の内面の少なくとも一部分の周囲に第2のネジ山を有する第2のネジ付き部材を有し、前記第2のネジ付き部材は、前記第1のネジ付き部材と螺合可能に係合するように構成され、前記第2のネジ付き部材は、前記第2のネジ付き部材の回転によって前記第1のネジ付き部材に対して軸方向に移動可能であり、
各ロッドレジューサーが、
前記第2のネジ付き部材と共に軸方向に移動可能な脊椎ロッド押し付け部材を有し、前記押し付け部材は、第1の回転方向の前記第2のネジ付き部材の回転によって前記脊椎ロッドと選択的に当接し、かつ前記椎弓根スクリューの方向に前記脊椎ロッドを選択的に押し付けるように構成された軸受表面を有する、
ことを特徴とする脊椎ロッド縮退システム。 - 前記ロッドレジューサーは、前記脊椎ロッドが前記椎弓根スクリューから離間した位置で前記椎弓根スクリュー及び前記脊椎ロッドと係合するように構成されることを特徴とする請求項29に記載の脊椎ロッド縮退システム。
- 前記複数のロッドレジューサーは、前記脊椎ロッドを前記複数の椎弓根スクリューの方向に区分的に押し付けるように構成されることを特徴とする請求項29に記載の脊椎ロッド縮退システム。
- 前記椎弓根スクリューと係合し、かつ前記椎弓根スクリューとの係合状態に前記脊椎ロッドを保持するように構成されたロッキングキャップを備えることを特徴とする請求項29に記載の脊椎ロッド縮退システム。
- 前記ロッドレジューサーの各々のツール係合部分と嵌合するように構成され、前記第1のネジ付き部材に対して前記第2のネジ付き部材を回転させるように構成されたツールを備えることを特徴とする請求項29に記載の脊椎ロッド縮退システム。
- 前記ツール係合部分は、前記ツールと嵌合するように構成された駆動面を有する凹部を含むことを特徴とする請求項33に記載の脊椎ロッド縮退システム。
- 前記ツール係合部分は、前記ツールと嵌合するように構成されたナットを含むことを特徴とする請求項33に記載の脊椎ロッド縮退システム。
- 脊椎ロッド縮退アセンブリであって、
1つ又はそれよりも多くの椎骨と係合した1つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューと、
前記1つ又はそれよりも多くの椎弓根スクリューと実質的に整列した脊椎ロッドと、
前記脊椎ロッドが前記椎弓根スクリューからある一定の距離だけ離間した位置で少なくとも1つの椎弓根スクリューと取外し可能に係合した少なくとも1つのロッドレジューサーと、
を備え、
前記ロッドレジューサーは、前記ロッドレジューサーに対して軸方向に移動可能な脊椎ロッド押し付け部材を有し、前記押し付け部材は、前記脊椎ロッドと選択的に当接し、かつ前記ロッドレジューサーの作動により、前記椎弓根スクリューの方向に前記脊椎ロッドを選択的に押し付けて前記脊椎ロッドと前記椎弓根スクリューの間の前記距離を縮小するように構成された軸受表面を有する、
ことを特徴とする脊椎ロッド縮退アセンブリ。
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