JP2012510865A - 骨盤床移植片を送達するための方法およびデバイス - Google Patents

骨盤床移植片を送達するための方法およびデバイス Download PDF

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    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/0004Closure means for urethra or rectum, i.e. anti-incontinence devices or support slings against pelvic prolapse
    • A61F2/0031Closure means for urethra or rectum, i.e. anti-incontinence devices or support slings against pelvic prolapse for constricting the lumen; Support slings for the urethra
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    • A61F2/0095Packages or dispensers for prostheses or other implants

Abstract

装置は、支持部材(110)と、支持部材から延在するストラップ(112)と、ストラップの少なくとも一部上に取り外し可能に配置されるスリーブ(122)と、を含む。支持部材は、患者の身体の一部を支持するように構成される。ストラップは、患者の組織の少なくとも一部を通して挿入されるように構成される。スリーブは、取り外し可能接合部によってストラップに取り外し可能に連結される。スリーブは、ストラップの少なくとも一部が患者の組織内に配置されるとき、ストラップから除去されるように構成される。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2009年11月23日に出願された米国特許出願第12/623,867号(この出願は、2008年12月5日出願の米国仮特許出願第61/120,196号に対する優先権および利益を主張する)の継続出願であり、その優先権および利益を主張し、これらの出願の各々の全体が本明細書において参照により援用される。
本願は、2008年12月5日出願の米国仮特許出願第61/120,196号に対する優先権を主張し、この出願の全体が本明細書において参照により援用される。
本発明は、概して、医療デバイスに関し、より具体的には、種々の骨盤機能障害を治療するための移植片および患者の骨盤領域内の移植片を送達するための方法に関する。
尿失禁を治療するための手技を含む、種々の女性の骨盤機能障害を治療するため、ならびに子宮脱、膀胱脱、直腸ヘルニア、および膣円蓋脱等の種々の脱出疾患を矯正するために、種々の医療手技が実施される。
女性は、しばしば、加齢または他の因子に起因して、膣脱を経験する。例えば、女性は、膀胱脱、直腸ヘルニア、および/または子宮脱を経験する場合がある。膀胱脱は、膀胱が膣内に突出するときに発生し、直腸ヘルニアは、直腸が膣内に突出するときに発生する。子宮脱は、子宮が膣内に降下するときに発生する。また、腸ヘルニア(小腸脱)は、小腸が膣の上壁を通して押すときに発生し得る。子宮脱および膀胱脱、または子宮脱および直腸脱、またはこれらの他の組み合わせが同時に発生することは比較的一般的である。また、異なる種類の脱出が比較的相次いで発生することも一般的である。
治療は、縫合手技、あるいは支持または懸吊のための移植片の使用が含まれてきた。子宮脱は、しばしば、子宮摘出術の後に膣円蓋支持術を施して治療される。骨盤領域内の多種多様の生体構造内に骨盤移植片を送達して固定するために、種々のデバイスおよび手技が使用される。移植片は、患者の1つ以上の膣切開を通して、および/または外切開を通して、骨盤領域に送達され得る。
治療される特定の病状および使用される移植片に応じて、骨盤底の修復には、骨盤領域内の種々の固定場所を要求し得る。例えば、移植片は、いくつかの固定点を使用して固定され得る。移植片を定位置に架橋、係止、および/または懸吊するために、縫合が、しばしば使用される。縫合は、組織内殖のための十分な表面積を提供しなくてもよく、固定されるために結糸を必要とする場合がある。メッシュ状材料を用いて形成される移植片は、組織内殖を提供することができ、メッシュの幅は、組織切断を防止するのに役立つことができる。また、移植片は、周辺組織を捉え、組織内殖が発生するまで、移植片を定位置に保持するように、粗面化された、または凸縁のある縁を有する。いくつかの移植片の送達は、送達中に移植片が損傷することを防止し、かつ周辺組織への移植片(粗面化された、または凸縁のある縁を含む)の早期係合を防止するように、移植片の一部または全てを覆うように、スリーブの使用を含む。
骨盤移植片を送達および固定するための手技中、例えば、移植手技を実施するための空間的制約に起因して、種々の合併症が発生し得る。しばしば、移植片は、送達デバイスの種類および/または移植片の種類に起因して、あるいは移植片手技中の移植片の過剰な操作に起因して、送達中に破損するようになり得る。このため、製造および患者の体内の移植がより容易である、向上した骨盤移植片、ならびに移植中に移植片への損傷を防止するのに役立つよう、そのような移植片に結合される送達過程を提供することが所望されるであろう。
いくつかの実施形態において、装置は、支持部材と、支持部材から延在するストラップと、ストラップの少なくとも一部の上に取り外し可能に配置されるスリーブとを含む。支持部材は、患者の身体の一部を支持するように構成される。ストラップは、患者の組織に挿入されるように構成される。スリーブは、取り外し可能接合部によってストラップに取り外し可能に連結される。スリーブは、ストラップの少なくとも一部が患者の組織内に配置されるとき、ストラップから除去されるように構成される。
図1および2は、実施形態による、それぞれ、第1の構成および第2の構成における移植片の模式図である。 図1および2は、実施形態による、それぞれ、第1の構成および第2の構成における移植片の模式図である。 図3および4は、実施形態による、それぞれ、第1の構成および第2の構成における移植片の模式図である。 図3および4は、実施形態による、それぞれ、第1の構成および第2の構成における移植片の模式図である。 図5は、実施形態による、移植片の上面図である。 図6は、図5の移植片の部分の上面図である。 図7は、実施形態による、患者の身体に挿入される移植片の図である。 図8は、実施形態による、移植片の部分の上面図である。 図9は、実施形態による、移植片の部分の上面図である。 図10は、実施形態による、移植片の上面図である。 図11は、実施形態による、患者の身体に移植片を挿入する方法を示す工程図である。
いくつかの実施形態において、装置は、支持部材と、支持部材から延在するストラップと、ストラップの少なくとも一部の上に取り外し可能に配置されるスリーブと、を含む。支持部材は、患者の身体の一部を支持するように構成される。ストラップは、患者の組織の少なくとも一部を通して挿入されるように構成される。スリーブは、取り外し可能接合部によってストラップに取り外し可能に連結される。スリーブは、ストラップの少なくとも一部が患者の組織内に配置されるとき、ストラップから除去されるように構成される。
いくつかの実施形態において、装置は、取り外し可能接合部によって移植片のストラップに取り外し可能に連結されるスリーブと、スリーブに連結される拡張具と、拡張具に連結されるダーツと、を含む。ダーツは、ダーツが組織を通して挿入されるとき、患者の組織を穿刺するように構成される。拡張具は、拡張具が組織を通して挿入されるとき、患者の組織を拡張するように構成される。力がストラップに沿った位置でストラップに適用され、ストラップがストラップから離れた方向に引かれるときに、取り外し可能接合部は、破壊されるように構成され、スリーブは、移植片のストラップから除去されるように構成される。
いくつかの実施形態において、方法は、膣切開を通して骨盤移植片を患者の身体に挿入するステップを含む。骨盤移植片は、支持部分と、支持部分から延在するストラップと、ストラップの少なくとも一部の上に配置されるスリーブと、を含む。骨盤移植片を挿入後、ストラップが骨盤組織内に少なくとも部分的に配置されるように、ストラップおよびスリーブは、骨盤組織を通して少なくとも部分的に引かれる。次いで、スリーブ上の取り外し可能接合部が破壊され、スリーブがストラップから除去される。
実施形態によると、移植片は、1つ以上の凸縁のある部分を含むことができる。「凸縁状」または「凸縁」という用語は、本明細書では、織布または編地のメッシュ状材料を切断することによって生じ得る、祖面化またはギザギザの縁または領域を意味する。凸縁のある部分は、例えば、移植片を組織に係止または固定するために使用され得る。実施形態によると、移植片は、例えば、膣切開を通して移植され得る。移植片を配備するための手技は、前膣切開等の単一膣切開を含むことができる。
移植片は、多種多様の送達装置を使用して患者の骨盤領域に送達され得るが、本明細書にそのうちのいくつかの実施例のみが説明される。また、種々の送達補助具も説明され、そのうちのいくつかは、移植片の一部として含まれ得る(例えば、組み立てられて医師に提供される)が、そのうちのいくつかは、移植の直前に移植片に連結または結合され得る。そのような送達補助具は、典型的には、所望の組織固定場所で移植片の1つ以上のストラップを設置した後に除去され、ストラップは、組織に係合し、移植片の支持部分を支持するように残る。例えば、スリーブまたは拡張具アセンブリは、仙棘靱帯または骨盤筋膜腱弓等、体内の場所(すなわち、患者の身体内)の組織を通して、移植片または移植片のストラップを先導するために使用され得る。他の実施形態において、スリーブまたは拡張具アセンブリは、閉鎖膜または閉鎖筋を通してから患者の外切開を通して外へ等、組織を通してから移植片または移植片のストラップを体外の場所(患者の身体外)へ先導するために使用され得る。
図1および2は、実施形態による、それぞれ、第1の構成および第2の構成における移植片100の模式図である。移植片100は、支持部材110と、ストラップ112と、ストラップ112に取り外し可能に連結されるように構成されるスリーブ122と、を含む。
支持部材110は、患者の身体内で設置されるように構成され、かつ、身体の一部を支持するように構成される。例えば、支持部材110は、2007年12月28日出願の米国特許出願第61/017,257号「Apparatus and Method for Uterine Preservation」に開示されたグラフトに類似することができ、その全体を参照により本明細書に組み入れる。例えば、支持部材110は、特定の移植片の目的使用に応じて、多種多様の形状、大きさ、および構成であり得る。いくつかの実施形態において、支持部材110は、実質的に長方形、正方形、長円形、または楕円形であり得る。支持部材110は、(例えば、膀胱脱を治療するため)膀胱および/または膀胱頸部を支持するように、および/または(例えば、子宮脱を治療するため)子宮を支持するように、および/または(例えば、直腸ヘルニアを治療するため)直腸を支持するように、形状および大きさが決定され得る。
支持部材110は、移植後、移植片100への組織内殖を可能にするよう、メッシュ状材料を用いて形成され得る。例えば、支持部材110のいくつかまたは全ては、Chuの米国特許公開第2005/0038452 A1号に説明されるようなメッシュ状材料を用いて形成され得て、本開示は、その全体を参照によりここに組み入れる。いくつかの実施形態において、支持部材110のいくつかまたは全ては、Boston Scientific Corporation(以下「BSC」)によって各々提供される、Advantage(登録商標)MeshまたはPolyform(商標)Synthetic Mesh材料を用いて形成され得る。
移植片100のストラップ112は、移植片100の支持部材110に連結され、支持部材110から延在する。ストラップ112は、ストラップ112が患者の組織内へ挿入されるとき、移植片100の支持部材110を支持するように構成される。
いくつかの実施形態において、ストラップ112は、支持部材と同じ材料を用いて形成される。他の実施形態において、ストラップは、支持部材とは異なる材料を用いて形成される。例えば、支持部材は、第1の生体適合性材料を用いて形成され得て、ストラップは、第1の生体適合性材料とは異なる、第2の生体適合性材料を用いて形成され得る。別の実施例において、支持部材は、生物材料を用いて形成され、ストラップは、合成材料を用いて形成され得る。ストラップおよび支持部材はまた、互いに異なる織り方、ピッチ、触感、色、および/またはパターンを有することができる。いくつかの実施形態において、ストラップ112は、例えば、ポリマーである。
いくつかの実施形態において、ストラップ112は、支持部材110と一体化して形成される。他の実施形態において、ストラップは、支持部材に連結される別の構成要素である。例えば、ストラップおよび支持部材は、接合関係、重複関係、または架橋可能に連結され得る。ストラップは、例えば、熱結合、接着、締結具の使用、および/または縫合によって、支持部材に連結され得る。いくつかの実施形態において、ストラップは、ストラップの伸張を防止または削減するのに役立つように、その長さまたはその長さの一部に沿って熱融着を含む。
いくつかの実施形態において、支持部材110および/またはストラップ112は、1つ以上の凸縁のある部分(上記のような)を含む。凸縁は、移植片100が、追加の係止機構または縫合を使用することなく、骨盤組織等の組織内で係止されることを可能にする。いくつかの実施形態において、移植片100は、移植片100の長さ全体に沿って、縁上に凸縁を含む。他の実施形態において、移植片100は、移植片の外面の実質的に全てを覆う凸縁を含む。いくつかの実施形態において、凸縁は、移植片100のストラップ112上のみである。例えば、いくつかの実施形態において、ストラップ112は、移植片を骨盤組織に係合するように、および/または固定するのに役立つように、凸縁のある部分を含む。骨盤組織は、例えば、靱帯(仙棘靱帯)、筋肉(内閉鎖筋または外閉鎖筋)、筋膜、または患者の骨盤領域内の任意の他の構造または組織を含むことができる。
支持部材110と同様に、ストラップ112は、特定の移植片の目的使用および骨盤領域内のストラップ112の目的移植部位に応じて、多種多様の構成および/または異なる大きさ(例えば、長さ、幅)を有することができる。例えば、ストラップ112の長さは、設置中または設置後のストラップ112の裁断が縮小または排除され得るように、ストラップ112が固定されることが意図される特定の組織(例えば、靱帯、筋肉)に依存することができる。例えば、ストラップは、ストラップが仙棘靱帯等の組織を通して設置され、および/または組織に固定され得るが、膣切開点を通して戻るには十分ではないような長さを有することができる。いくつかの実施形態において、ストラップ112は、患者の外切開を通して骨盤領域から延在するような長さを有する。他の実施形態において、ストラップは、標的の組織部位に固定されるにちょうど十分な長さを有する。これによって、移植片は、より少ない材料を用いて形成されることが可能になる。特定の使用のために構成された長さを有するストラップを使用すると、このように、裁断の必要性を排除し、移植片を製造するためのコストを削減することもできる。そのようなストラップの実施形態はまた、より長い長さのストラップ上の引きに起因して、移植片の挿入中に発生し得る、ストラップの伸張を防止するのに役立つこともできる。
図1には、単一のストラップ112を有する移植片が示されるが、他の実施形態において、移植片は、移植片の特定の目的使用に応じて、任意の数のストラップを有することができる。例えば、移植片は、1から20までのストラップを有することができる。いくつかの実施形態において、1つ以上のストラップは、支持部材から傾斜して延在する。ストラップのそのような傾斜は、異なる実施形態において、例えば、支持部材の中心線から20度から160度の間で変動することができる。
移植片100のスリーブ122は、例えば、ポリマー等の任意の好適な材料で構成され得、取り外し可能接合部124によって、ストラップ112に取り外し可能に連結される。取り外し可能接合部は、スリーブ122をストラップ112に連結するために使用されるため、スリーブ122は、スリーブ122および/またはストラップ112の一部を分断するために道具を使用することなく、ストラップ112から分離される。例えば、取り外し可能接合部124は、既定の力が取り外し可能接合部124上にかけられるとき、破壊および/または解放するように構成され得る。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部124は、折れやすく、力が取り外し可能接合部上にかけられるとき、破壊および/または解放するように構成される。例えば、いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部124は、約4lbfから6lbfの力が取り外し可能接合部上にかけられるとき、破壊および/または解放するように構成される。他の実施形態において、取り外し可能接合部は、6lbfを超える力が取り外し可能接合部上にかけられるとき、破壊および/または解放するように構成される。また他の実施形態において、取り外し可能接合部は、6lbf未満の力が取り外し可能接合部上にかけられるとき、破壊および/または解放するように構成される。
取り外し可能接合部124は、熱溶接部、接着部、締まり嵌め部、制御可能に分裂可能な部分、および/または締結具等の機械式係合部を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態において、ポリマー製スリーブは、ポリマー製ストラップに熱溶接される。他の実施形態において、スリーブは、例えば、複数の熱溶接部等の複数の取り外し可能接合部によって、ストラップに連結される。これは、スリーブにより高い柔軟性を与え、取り外し可能接合部が破壊されるとき、ストラップへの損傷を最小限にすることができる。いくつかの実施形態において、スリーブ122は、ストラップ112の少なくとも一部を受容するように構成される、管腔を画定する。
スリーブ122は、送達手技の間にストラップ112が組織に永久的に係合することを防止するように、骨盤領域内への移植片の挿入中に使用され得る。例えば、ストラップ112が凸縁のある部分を含む場合、スリーブ122は、移植片が骨盤領域内へ送達されている間に凸縁が組織に係合することを防止することができる。反対に、いずれのスリーブもストラップ112に連結されていないとき、凸縁は周辺組織に係合する可能性があり、ストラップ112を円滑に滑動および/または調整することを困難にする。スリーブ122はまた、例えば、ストラップの張力を緩和するように、ストラップ112の張力を調整する際に役立つことができる。スリーブ122はまた、送達中にストラップ112が破損することを防止することができる。
スリーブ122は、透明、半透明、有色、無色、またはこれらの組み合わせであり得る。スリーブ122は、例えば、テーパ状、平坦、および/または管状であり得る。スリーブ122は、例えば、透明で薄い、可塑性生体適合性ポリマーを用いて形成され得、使用者が、スリーブ122内に配置される移植片100(例えば、ストラップ)を確認または視認することを可能にするように構成され得る。ストラップ112が、骨盤領域内の所望の場所に位置付けられた後、スリーブ122は、以下に詳細を説明するように、ストラップ112から除去され得る。
一実施形態において、スリーブ122は、ストラップ112を超えて延在する。このため、スリーブ122は、挿入過程の際に役立つように、ストラップ112に延長部を提供するために使用され得る。また、スリーブ122は、骨盤領域内に固定される予定のストラップ112の一部が、スリーブ122内に保護されるので、挿入中にストラップ112の清潔度を維持するのに役立つことができる。これはまた、(減少した表面領域接触に起因して)ストラップ112とスリーブ122の内面との間の摩擦を削減することができ、スリーブ122のより容易な除去を可能にする。
移植片100は、第1の構成(図1)と、第2の構成(図2)とを含む。移植片100は、スリーブ122が取り外し可能接合部124によってストラップ112に連結されるとき、第1の構成である。移植片100は、ストラップ112を定位置に保持する一方で、図2の矢印AAによって示される方向に、ストラップ112に対してスリーブ122を引くことによって、第1の構成から第2の構成へ展開する。スリーブ122がストラップ112に対して引かれるとき、力は、取り外し可能接合部124上にかけられる。かけられる力が十分であるとき、取り外し可能接合部124は、破壊および/または解放され、スリーブ122は、ストラップ112から除去され得る。スリーブ122がストラップ112から除去されると、移植片100は、第2の構成になる。
使用中、移植片100は、第1の構成の間に、患者の身体に挿入される。いくつかの実施形態において、移植片100は、患者の骨盤領域内に配置される。ストラップ112およびスリーブ122は、仙棘靱帯または骨盤筋膜腱弓等の骨盤組織を通して引かれる。ストラップ112が骨盤組織内で位置付けられると、スリーブは、ストラップ112を定位置に保持する一方で、図2の矢印AAによって示される方向に、支持部材110に対して引かれる。ストラップ112は、例えば、指、器具、または骨盤組織そのものによって定位置に保持され得る。スリーブが引かれるとき、取り外し可能接合部124が破壊するように、取り外し可能接合部124を破壊および/または解放するに十分な力が、取り外し可能接合部124上にかけられる。スリーブ122は、次いで、ストラップ112から除去され得て、移植片100は、第2の構成に展開される。ストラップ112は、移植片100の支持部材110を支持するように、骨盤組織内に残される。
いくつかの実施形態において、スリーブ122がストラップ112から除去され、ストラップ112が骨盤組織内に配置されると、ストラップ112は、移植片100が患者の身体の一部を適切に支持するよう、さらに調整され得る。他の実施形態において、ストラップが骨盤組織内に配置された後、ストラップのいずれの過剰部分も、ストラップから除去され得る。
いくつかの実施形態において、移植片は、ストラップを組織に挿入する際に補助するようにスリーブに付設される、拡張具、先導具、および/または針を含むことができる。例えば、図3および4は、実施形態による、それぞれ、第1の構成および第2の構成において、拡張具226、先導具230、および針228を有する移植片200の模式図である。移植片200はまた、支持部材210と、ストラップ212と、取り外し可能接合部224によってストラップ212に連結されるスリーブ222と、を有する。支持部材210、ストラップ212、スリーブ222、および取り外し可能接合部224は、上記の支持部材110、ストラップ112、スリーブ122、および取り外し可能接合部124に類似する。
図3に示されるように、拡張具226は、スリーブ222に連結され、移植片200の骨盤領域への送達の際に支援するために使用される。拡張具226の近位端部分(または垂下端)は、例えば、圧着、結糸、熱結合、熱融着、縫合、伸張、ティッピング、またはこれらの組み合わせによって、スリーブ222に連結される。いくつかの実施形態において、スリーブ222は、拡張具226と一体化して形成される。拡張具226は、ストラップの設置を促進するよう、組織を通して経路を生じるように構成される。拡張具226を使用して、第1のストラップ212を骨盤領域内に先導すると、移植片200そのものの操作または引きを削減するのに役立つことができ、それによって、移植片200への潜在的損傷を削減または排除する。
拡張具226は、多種多様の構成を有することができる。例えば、拡張具226は、多種多様の長さ、形状、直径等であり得る。拡張具226は、組織の開口部からスリーブ222の横断面への遷移を容易にするよう、組織を通して挿入する間、針228によって形成される経路を拡張することができる(以下に説明)。拡張具226は、可塑性、半剛性、または剛性であり得る。拡張具226は、湾曲または実質的に線形であり得る。いくつかの実施形態において、拡張具226は、管状形状である。例えば、拡張具226は、そこを通る管腔を画定することができる。拡張具226はまた、拡張具226の近位端または垂下端でのより大きな直径から、遠位端または先導端のより小さい直径へとテーパ状でもあり得る。拡張具226はまた、色分けされ得る。例えば、複数のストラップを有する移植片が骨盤領域に送達されるとき、各ストラップが骨盤領域内の設置される場所を示すように固有の色を各々有する拡張具が、各ストラップに連結され得る。そのような色分けは、送達過程の体系化に役立つことができる。いくつかの実施形態において、ストラップを用いて結合されるスリーブは、拡張具に対して説明されたような類似の方式において色分けされ得る。いくつかの実施形態において、スリーブおよび拡張具の両方が色分けされる。
図3に示されるように、先導具230は、拡張具226の遠位端部分に連結され、針228は、先導具230の遠位端に連結される。いくつかの実施形態において、先導具230は、縫合部である。先導具230は、例えば、ポリマーを用いて形成され得る。他の実施形態において、先導具は、金属または他のファイバから作製され、スリーブおよび/または拡張具の1つ以上の場所に付設され得る。先導具230は、例えば、接着、熱結合、結糸、または他の付設の方法によって、拡張具226および/またはスリーブ222に連結される。いくつかの実施形態において、先導具230は、スリーブ222をストラップ212に連結するために使用される先導具の一部である(または一体化して形成される)。
針228は、例えば、ステンレス鋼、または他の外科用鋼等の種々の生体適合性材料を用いて形成され得る。いくつかの実施形態において、針228は、本明細書にさらに詳細を説明されるような、送達デバイスに移植片200のストラップ212を結合するために使用される。
先導具230の長さ(拡張具226の遠位端から測定される)は、可変であり得る。例えば、いくつかの実施形態において、先導具230の長さは、(例えば、骨盤領域内の組織を通過した後)拡張具226が膣に入ることを必要とせず、(膣切開を介して骨盤領域に入った後)選択された組織の係止部位を通して設置され、かつ膣切開を通して外へ渡すに十分な長さである。いくつかの実施形態において、先導具230の長さは、拡張具226が組織または靱帯内へ引かれる前に、医師が体外にある送達デバイスから針228を除去することを可能にし得る。送達デバイスを使用する移植片の挿入および送達は、本明細書でさらに詳細を説明する。
他の実施形態において、先導具および針ではなく、拡張具またはスリーブが、ストラップを送達デバイスに結合するために使用され得る、接合具部分を含むことができる。例えば、拡張具またはスリーブは、接合具部分(図示せず)を含むことができる。いくつかの実施形態において、ループ接合具が、スリーブまたは拡張具に連結される。そのような接合具または接合具部分は、本明細書に説明するように、拡張具またはスリーブを送達デバイスに結合するために使用され得る。
使用中、ストラップ212は、組織を拡張または拡大し、組織を通して引かれるストラップ212のために導入部(例えば、通路)を提供するように構成される、例えば、スリーブ222および/または拡張具226を使用して、骨盤組織を通して引かれ得る。骨盤組織は、ストラップ212が組織を通して引かれ得るように拡張されるが、次いで、組織とストラップ212との間に摩擦相互作用を提供するようにより小さいサイズに脱出または収縮する。ストラップ212はまた、ストラップ212の幅が、導入デバイス(例えば、拡張具またはスリーブ)によって形成される組織の中の対応する経路の幅より大きい場合であっても、ストラップ212が、組織を通して引かれるように緩むことができ、組織は、ストラップ212を受容するように拡張または拡大することができるように、可撓性であり得る。いくつかの実施形態において、1つ以上のストラップは、遠位端に向かってテーパ状で、支持部分近辺で幅がより広く、組織を通る導入部をさらに提供する。
送達デバイスは、例えば、挙筋(例えば、肛門挙筋)、仙棘靱帯、挙筋腱弓(本明細書では「骨盤筋膜腱弓」または「白線」とも称される)、閉鎖筋、腸骨尾骨筋等の骨盤領域へ、および/または骨盤領域を通して、ならびに/あるいは患者の骨盤領域内の他の身体構造上の固定部位へ、移植片200のストラップ212を送達するために使用され得る。送達デバイスはまた、縫合部を膣壁から通過させるため、または縫合部を膣壁から通過させることなく縫合を膣壁の上皮から通過させるために使用され得る。例えば、移植片200のストラップ212は、骨盤領域内の選択された組織部位に配置され得、移植片200の一部はまた、患者の膣に連結され、膣壁に対して、膣内(例えば、膣管腔内)または骨盤領域内で固定され得る。
移植片200は、例えば、患者の骨盤領域内に移植片200を設置および/または固定することが可能である任意のデバイスを使用して、経膣手法を使用して送達され得る。一実施形態において、例えば、BSCによって製造されるCapio(登録商標)Suture Capture Deviceが使用される。そのような縫合器の実施例は、米国特許第5,741,277号に説明され、本開示は、その全体を参照することによって本明細書に組み入れられる。代替として、例えば、Chue et alの米国特許公開第2004/0181243 A1号、「Reshapeable Medical Device」に説明される縫合器等、他の種類の送達デバイスが使用され得、本開示は、その全体を参照することによって本明細書に組み入れられる。そのような手技において、移植片200は、例えば、単一の膣切開を通して挿入される。切開は、例えば、前膣切開粘膜を通して可能である。
代替として、移植片200のストラップ212は、例えば、各々BSCによって製造されるObtryx(登録商標)Halo、Curve、Advantage(登録商標)またはLynx(登録商標)等の送達針を使用して移植され得る。そのようなデバイスの実施例は、米国特許公開第2005/0075660号および、米国特許公開第2005/0177022号に説明され、その全体の開示は全体を参照することによって、ここに組み入れる。
移植片200はまた、本明細書には具体的に説明されない他の送達デバイスに結合されるように構成され得る。いくつかの実施形態において、移植片200そのもののストラップ212は、送達デバイスに結合されるように構成される。例えば、接合具は、送達デバイスへの結合のためにストラップ212に直接連結され得るか、または、ストラップ212は、例えば、ストラップ212を送達デバイスを結合するために構成される開口部または孔を含むことができる。いくつかの実施形態において、先導具および針は、直接ストラップに連結され得る。他の実施形態において、移植片のストラップは、送達デバイスを使用せずに、骨盤組織へ、または骨盤組織を通して送達される。そのような実施形態において、針およびストラップは、手作業で組織に挿入される。この様式において、ストラップは組織に固定される。
上記の実施形態は、別個の係止デバイスを使用せずにストラップ222を組織に固定すること(例えば、ストラップの凸縁を用いて固定すること)を説明するが、本明細書に説明される移植片は、1つ以上のストラップを骨盤組織に固定するように、係止具または他の機械式締結具を含み得ることを理解されたい。例えば、移植片のストラップまたは他の部分を骨盤組織に固定するように、縫合部が使用され得る。
いくつかの実施形態において、支持部分210の一部は、骨盤領域内の組織に独立して付設される。別の方式では、支持部分210の一部は、ストラップ以外の手段によって固定され得る。例えば、縫合部は、メッシュ状支持部分210を通して織り込まれ、隣接骨盤組織に付設され得る。これは、支持部分210のために追加の支持を提供することができる。
ストラップ212が骨盤組織内に位置付けられると、スリーブ222、拡張具226、先導具230、および針228は、患者の身体から除去され得る。これは、ストラップ212を定位置に保持する一方で、図4の矢印BBによって示される方向に、支持部材210に対してスリーブを引くことによって実行される。ストラップ212は、例えば、指、器具、または骨盤組織そのものによって定位置に保持され得る。スリーブが引かれるとき、取り外し可能接合部224が破壊するように、取り外し可能接合部224を破壊および/または解放するに十分な力が取り外し可能接合部224上にかけられる。スリーブ222は、次いで、ストラップ212から除去され得、スリーブ222、拡張具226、先導具230、および針228は、患者の身体から除去され得る。ストラップ212は、移植片200の支持部材210を支持するように、骨盤組織内に残される。
図5は、実施形態による、移植片300の上面図である。移植片300は、支持部分310と、第1のストラップ312と、第1のストラップ312に連結される第1のスリーブアセンブリ320と、第2のストラップ314と、第2のストラップ314に連結される第2のスリーブアセンブリ350と、を含む。
移植片300の支持部分310は、上記の移植片100の支持部分110に機能的に類似する。具体的には、移植片の支持部分は、患者の骨盤底の部分を支持するように構成される。
第1のストラップ312および第2のストラップ314もまた、上記の移植片100のストラップ112に機能的に類似する。第1のストラップ312および第2のストラップ314は、第1のストラップ312および第2のストラップ314が患者の組織内に配置されるとき、移植片300の支持部分310を支持するように構成される。
図6は、第1のストラップ312および第1のスリーブアセンブリ320の詳細図を示す。第1のスリーブアセンブリ320は、スリーブ322と、拡張具326と、先導具330と、針328と、を含む。スリーブ322は、ポリマー等の材料から作製され得、管腔を画定する。スリーブ322は、第1のストラップ312の一部がスリーブ322によって画定される管腔内に配置されるように、第1のストラップ312の少なくとも一部に連結されるよう構成される。上記のスリーブに類似して、スリーブ322は、送達手技の間にストラップ312が組織に永久的に係合することを防止するように、骨盤領域内への移植片300の挿入中に使用され得る。
第1のスリーブアセンブリ320のスリーブ322は、取り外し可能接合部324によって、第1のストラップ312に取り外し可能に連結される。取り外し可能接合部324は、上記の取り外し可能接合部124に機能的に類似する。取り外し可能接合部324は、例えば、約4lbfから6lbf等の十分な力が、取り外し可能接合部上にかけられるとき、破壊および/または解放するように構成される。この様式において、第1のスリーブアセンブリ320は、第1のストラップ312が患者の組織内に配置されるとき、第1のストラップ312から除去され得る。取り外し可能接合部324を支持部分310の近辺に位置付けると、第1のスリーブアセンブリ320のスリーブ322が引かれて、上記のような力が取り外し可能接合部上にかけられるとき、第1のストラップ312が伸張および/または支持部分310から不注意に分離する確率を最小限にする。
拡張具326は、スリーブに連結され、先導具330は、拡張具326に連結され、針328は、先導具330に連結される。上記の移植片200の拡張具226、先導具230、および針228に類似して、拡張具326、先導具330、および針328は、患者の骨盤領域への移植片300の挿入の際に役立つように使用される。いくつかの実施形態において、拡張具326は、第1のスリーブアセンブリ320のスリーブ322に熱結合される。
いくつかの実施形態において、第1のスリーブアセンブリ320または第1のスリーブアセンブリ320の一部は、一体化して形成される。例えば、拡張具326および先導具330は、スリーブ322と一体化して形成され得る。そのような実施形態において、針328は、先導具330に圧着される。他の実施形態において、拡張具、先導具、および針は、スリーブと一体化して形成される。
第2のスリーブアセンブリ350は、第1のスリーブアセンブリに構造的および機能的に類似する。加えて、第2のスリーブアセンブリ350は、第1のスリーブアセンブリ320が第1のストラップ312を用いて結合されるのと類似の様式において、第2のストラップ314を用いて結合される。他の実施形態において、第2のスリーブアセンブリは、第1のスリーブアセンブリとは構造的および/または機能的に異なる。例えば、第2のスリーブアセンブリの長さは、第1のスリーブアセンブリの長さとは異なることができ、および/または第2のスリーブアセンブリを第2のストラップから除去するために必要な力は、第1のスリーブアセンブリを第1のストラップから除去するために必要な力とは異なることができる。
図7は、患者の骨盤領域に挿入される移植片300を示す。具体的には、移植片300の第1のストラップ312および第2のストラップ314は、それぞれ患者の仙棘靱帯SSLの第1の部分および、仙棘靱帯SSLの第2の部分に挿入される。
移植片300の第1のストラップ312は、仙棘靱帯SSLを通して、第1のスリーブアセンブリ320の針328、先導具330、拡張具326、およびスリーブ322を引くことによって、仙棘靱帯SSLの第1の部分に挿入される。上記のような送達デバイスは、第1のストラップ312および第1のスリーブアセンブリ320を仙棘靱帯SSLに挿入する際に補助するために使用され得る。図7に示されるように、第1のストラップ312(依然として、スリーブ322によって覆われている)が仙棘靱帯内に配置されると、第2のストラップ314は、第2のスリーブアセンブリ350を使用して、仙棘靱帯SSLの第2の部分に挿入される。
第1のストラップ312および第2のストラップ314の両方がそれぞれの位置で仙棘靱帯SSL内に配置されると、第1のスリーブアセンブリ320および第2のスリーブアセンブリ350は、第1のストラップ312および第2のストラップ314からそれぞれ除去され得る。
第1のスリーブアセンブリ320は、図7の矢印CCによって示される方向に第1のスリーブアセンブリ320を引く一方で、第1のストラップ312を維持することによって、第1のストラップ312から除去される。第1のストラップ312は、図7の点A等の、第1のスリーブアセンブリ320のスリーブ322の端と支持部材310との間の仙棘靱帯SSL内の第1のストラップ312が配置される場所で、仙棘靱帯SSL上に圧力をかけることによって、保持され得る。これは、指、ならびに/あるいは医療器具の軸および/または鉗子等の他の医療器具を使用することによって、実行され得る。代替として、その内部に第1のストラップ312が配置される組織は、第1のストラップを十分に保持することができる。第1のスリーブアセンブリ320が、図7の矢印CCによって示される方向に引かれる間、点Aに適用される圧力は、第1のストラップ312を定位置に保持する。これで、取り外し可能接合部324を破壊させる。取り外し可能接合部324が破壊されると、第1のスリーブアセンブリ320は、第1のストラップ312から除去され得る。第1のスリーブアセンブリ320が第1のストラップ312から除去された後、第2のスリーブアセンブリ350は、類似の様式で第2のストラップ314から除去される。
第1のスリーブアセンブリ320および第2のスリーブアセンブリ350が、第1のストラップ312および第2のストラップ314からそれぞれ除去されると、第1のストラップ312および第2のストラップ314は、周辺組織に係合し、患者の骨盤領域の中で支持部分310を支持する。
第1のスリーブアセンブリ320は、単一の取り外し可能接合部324によって、第1のストラップ312に連結される一方で、図8は、複数の取り外し可能接合部424によって、ストラップ412に連結される、スリーブアセンブリ420を示す。これは、例えば、複数の熱溶接部であり得る。複数の取り外し可能接合部424は、約4lbfから6lbfの力が取り外し可能接合部424に適用されるとき、破壊および/または解放するように構成され得る。複数の取り外し可能接合部424を有することで、スリーブにより高い柔軟性を与え、取り外し可能接合部424が破壊されるとき、ストラップへの損傷を最小限にすることができる。
同様に、図9は、複数の取り外し可能接合部524によって、ストラップ512に連結されたスリーブアセンブリ520を示す。取り外し可能接合部524は、ストラップ512によって画定される、縦軸Aに沿って相互に位置付けられる。縦軸Aに沿って位置付けられた複数の取り外し可能接合部524を有することによって、操作および送達の間に、ストラップ512が、伸張し、スリーブアセンブリ520から外れることを防止するのに役立つ。図9には、3つの取り外し可能接合部524を有するとして示されるが、他の実施形態においては、スリーブアセンブリをストラップに連結するために、任意の数の取り外し可能接合部が使用され得る。
図5には、2つのストラップを有するとして示されるが、他の実施形態においては、移植片は、任意の数のストラップを有することができる。例えば、図10は、支持部分510と、6つのストラップ512とを有する移植片500を示す。また、移植片500は、6つのストラップ512に連結されるように構成された6つのスリーブアセンブリ520を含む。ストラップ512およびスリーブアセンブリ520は、上記のストラップおよびスリーブアセンブリに構造的および機能的に類似する。複数のストラップ512を有することで、支持部分510に追加の支持を提供する。これによって、支持部分510をより大きくし、骨盤領域のより大きな部分を支持することを可能にする。
複数のストラップ512は、患者の骨盤領域内の種々の組織に挿入され得る。例えば、ストラップ512のうちの2つは、仙棘靱帯に、2つは骨盤筋膜腱弓に、他の2つは骨盤領域内の別の組織領域に設置され得る。そのような実施形態において、移植片500は、骨盤領域の前方および/または後方部分を支持するのに役立つよう構成され得る。他の実施形態において、ストラップの数、ならびに支持部材のサイズおよび形状は、移植片の用途に応じて変わる。
図11は、実施形態による、患者の身体に移植片600を挿入する方法を示す工程図である。方法600は、602で、膣切開を通して患者の身体に骨盤移植片を挿入するステップを含む。移植片は、支持部分と、支持部分から延在するストラップと、ストラップの少なくとも一部に連結されるスリーブと、を含む。604で、移植片のストラップおよびスリーブは、次いで、ストラップが組織の第1の部分内に少なくとも部分的に配置されるように、組織を通して少なくとも部分的に引かれる。次いで、606で、スリーブ上の取り外し可能接合部が解放および/または破壊され、608で、スリーブがストラップから除去される。一実施形態において、ストラップは、次いで、骨盤移植片が、患者の身体の一部を適切に支持するように、調整される。
種々の実施形態が上記で説明されたが、これらは、例示として提示されたに過ぎず、制限ではないことを理解されたい。上記の方法がある特定の順番で生じるある特定の事象を示している場合、ある特定の事象の順番は変更されてもよい。さらに、可能な場合は、事象のある特定のものが平行プロセスにおいて同時に行われてもよく、また同様に上述のように順次行われてもよい。
例えば、一部の実施形態において、スリーブは、遠位端部分で小さくなる輪郭を有することができ、送達中に組織をより容易に通過することを可能にする。例えば、スリーブは、テーパ状であり得る。
他の実施形態において、支持部分、ストラップ、および/またはスリーブは、別個の構成要素として提供される。例えば、支持部分、ストラップ、およびスリーブは、分解されて使用者(例えば、医師)に提供され得る。使用者は、次いで、移植片を形成するよう、スリーブをストラップおよび/またはストラップを支持部分に固定することができる。
種々の実施形態は、特定の特徴および/または構成要素の組み合わせを有するとして説明されたが、必要に応じて、実施形態のうちのいずれかからのいずれかの特徴および/または構成要素の組み合わせを有する他の実施形態が可能である。
いくつかの実施形態において、装置は、支持部材と、支持部材から延在するストラップと、スリーブと、を含む。支持部材は、患者の身体の一部を支持するように構成される。ストラップは、患者の組織の少なくとも一部を通して挿入されるように構成される。スリーブは、取り外し可能接合部によって、ストラップの少なくとも一部に取り外し可能に連結される。スリーブは、ストラップの少なくとも一部が患者の組織内に配置されるとき、ストラップから除去されるように構成される。
いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、約4lbfから6lbfの力が取り外し可能接合部に適用されるとき、解放するように構成される。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、単一の溶接部を含む。他の実施形態において、取り外し可能接合部は、複数の溶接部を含む。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、接着部を含む。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、締まり嵌めを含む。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、制御可能に分裂させることができる部分を含む。他の実施形態において、取り外し可能接合部は、締結具を含む。
いくつかの実施形態において、スリーブは、取り外し可能接合部に適用される力に応答して、スリーブから除去されるように構成される。いくつかの実施形態において、ストラップは、スリーブがストラップから除去されるとき、患者の組織に係合するように構成される。いくつかの実施形態において、ストラップは、ストラップが患者の組織内に配置されるとき、患者の身体の一部に少なくとも部分的に隣接して支持部材を保持するのに役立つように構成される。
いくつかの実施形態において、ストラップは、第1のストラップで、スリーブは、第1のスリーブで、装置は、第2のストラップと、第2のスリーブとを含む。第2のストラップは、支持部材から延在し、患者の組織の少なくとも一部を通して挿入されるように構成される。第2のスリーブは、取り外し可能接合部によって、第2のストラップの少なくとも一部に取り外し可能に連結される。第2のスリーブは、第2のストラップが患者の組織に固定されるとき、第2のストラップから除去されるように構成される。
いくつかの実施形態において、スリーブは、取り外し可能接合部によって、ストラップに直接連結される。いくつかの実施形態において、スリーブは、スリーブの端と支持部材との間のストラップに沿った位置でストラップに力を適用し、ストラップから離れた方向にスリーブを引くことによって、ストラップから除去されるように構成される。
いくつかの実施形態において、装置は、スリーブと、スリーブに連結される拡張具と、拡張具に連結されるダーツと、を含む。スリーブは、取り外し可能接合部によって、移植片のストラップに取り外し可能に連結される。拡張具は、拡張具が組織を通して挿入されるとき、患者の組織を拡張するように構成される。ダーツは、ダーツが組織を通して挿入されるとき、患者の組織を穿刺するように構成される。ストラップに沿った位置でストラップに力が適用され、ストラップから離れた方向にストラップが引かれるときに、取り外し可能接合部は、破壊されるように構成され、スリーブは、移植片のストラップから除去されるように構成される。
いくつかの実施形態において、スリーブは、取り外し可能接合部に適用される力に応答して、スリーブから除去されるように構成される。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、単一の溶接部を含む。他の実施形態において、取り外し可能接合部は、複数の溶接部を含む。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、接着部を含む。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、締まり嵌めを含む。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、制御可能に分裂させることができる部分を含む。他の実施形態において、取り外し可能接合部は、締結具を含む。
いくつかの実施形態において、スリーブ、拡張具、およびダーツは一体化して形成される。いくつかの実施形態において、取り外し可能接合部は、約4lbfから6lbfの力が取り外し可能接合部に適用されるとき、解放するように構成される。
いくつかの実施形態において、方法は、膣切開を通して患者の身体に骨盤移植片を挿入するステップを含む。骨盤移植片は、支持部分と、支持部分から延在するストラップと、ストラップの少なくとも一部に連結されるスリーブと、を含む。ストラップおよびスリーブは、次いで、ストラップが骨盤組織内に少なくとも部分的に配置されるように、骨盤組織を通して少なくとも部分的に引かれる。次いで、スリーブ上の取り外し可能接合部が解放され、スリーブがストラップから除去される。
いくつかの実施形態において、解放するステップは、スリーブ上の取り外し可能接合部に力を適用するステップを含む。いくつかの実施形態において、除去するステップは、ストラップから離れた方向にスリーブを引くステップを含む。
いくつかの実施形態において、方法は、骨盤移植片が、患者の身体の一部を適切に支持するように、ストラップを調節するステップをさらに含む。いくつかの実施形態において、解放するステップは、スリーブの終端と支持部分との間のストラップに張力を適用し、ストラップから離れた方向にスリーブを引くステップを含む。

Claims (29)

  1. 患者の身体の一部を支持するように構成される、支持部材と、
    該支持部材から延在するストラップであって、該患者の組織に挿入されるように構成される、ストラップと、
    該ストラップの少なくとも一部に取り外し可能に連結される、スリーブであって、取り外し可能接合部によって該ストラップに取り外し可能に連結される、スリーブであって、該ストラップの少なくとも一部が該患者の該組織内に配置されるとき、該ストラップから除去されるように構成される、スリーブと
    を備える、装置。
  2. 前記取り外し可能接合部は、約4lbfから6lbfの力が前記取り外し可能接合部に適用されるとき、破壊するように構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記取り外し可能接合部は、単一の溶接部を含む、請求項1に記載の装置。
  4. 前記取り外し可能接合部は、複数の溶接部を含む、請求項1に記載の装置。
  5. 前記取り外し可能接合部は、接着剤を含む、請求項1に記載の装置。
  6. 前記取り外し可能接合部は、界面嵌合を含む、請求項1に記載の装置。
  7. 前記取り外し可能接合部は、制御可能に分裂させることができる部分を含む、請求項1に記載の装置。
  8. 前記取り外し可能接合部は、締結具を含む、請求項1に記載の装置。
  9. 前記スリーブは、前記取り外し可能接合部に力を適用することによって、前記ストラップから除去される、請求項1に記載の装置。
  10. 前記ストラップは、前記スリーブが前記ストラップから除去されるとき、前記患者の前記組織に係合するように構成される、請求項1に記載の装置。
  11. 前記ストラップは、前記ストラップが患者の組織内に配置されるとき、前記患者の前記身体の前記一部に少なくとも部分的に隣接して前記支持部材を保持するのに役立つように構成される、請求項1に記載の装置。
  12. 前記ストラップは、第1のストラップであり、前記スリーブは、第1のスリーブであり、前記装置はさらに、
    前記支持部材から延在する第2のストラップであって、前記患者の組織に挿入されるように構成される、第2のストラップと、
    前記ストラップの少なくとも一部に取り外し可能に連結される第2のスリーブであって、前記第2のスリーブは、取り外し可能接合部によって前記第2のストラップに取り外し可能に連結され、前記第2のスリーブは、前記第2のストラップが、前記患者の前記組織に固定されるとき、前記第2のストラップから除去されるように構成される、第2のスリーブと
    を備える、請求項1に記載の装置。
  13. 前記スリーブは、前記取り外し可能接合部によって、前記ストラップに直接連結される、請求項1に記載の装置。
  14. 前記スリーブは、前記スリーブの端と前記支持部材との間の前記ストラップに沿った位置で前記ストラップに力を適用し、前記ストラップから離れた方向に前記スリーブを引くことによって、前記ストラップから除去されるように構成される、請求項1に記載の装置。
  15. 取り外し可能接合部によって、移植片のストラップに取り外し可能に連結される、スリーブと、
    前記スリーブに連結される拡張具であって、前記移植片が患者の身体に挿入されるとき、前記患者の組織を拡張するように構成される、拡張具と、
    前記拡張具に連結されるダートであって、前記移植片が前記患者の前記身体に挿入されるとき、前記患者の前記組織を穿刺するように構成される、ダートと、
    を備え、力が前記ストラップに沿った位置で前記ストラップに適用され、前記スリーブが前記ストラップから離れた方向に引かれるときに、前記取り外し可能接合部は、破壊されるように構成され、前記スリーブは、前記移植片の前記ストラップから除去されるように構成される、装置。
  16. 前記スリーブは、前記取り外し可能接合部に力を適用することによって、前記ストラップから除去される、請求項15に記載の装置。
  17. 前記取り外し可能接合部は、単一の溶接部を含む、請求項15に記載の装置。
  18. 前記取り外し可能接合部は、複数の溶接部を含む、請求項15に記載の装置。
  19. 前記取り外し可能接合部は、接着剤を含む、請求項15に記載の装置。
  20. 前記取り外し可能接合部は、界面嵌合を含む、請求項15に記載の装置。
  21. 前記取り外し可能接合部は、制御可能に分裂させることができる部分を含む、請求項15に記載の装置。
  22. 前記取り外し可能接合部は、締結具を含む、請求項15に記載の装置。
  23. 前記スリーブ、前記拡張具、および前記ダートは、一体化して形成される、請求項15に記載の装置。
  24. 前記取り外し可能接合部は、約4lbfから6lbfの力が前記取り外し可能接合部に適用されるとき、破壊するように構成される、請求項15に記載の装置。
  25. 膣切開を通して患者の身体に骨盤移植片を挿入することであって、該骨盤移植片は、支持部分と、該支持部分から延在するストラップと、該ストラップの少なくとも一部に連結されるスリーブとを含む、ことと、
    該ストラップが少なくとも部分的に、骨盤組織内に配置されるように、少なくとも部分的に該骨盤組織を通して該ストラップおよび該スリーブを引くことと、
    該スリーブ上の取り外し可能接合部を破壊することと、
    該スリーブを該ストラップから除去することと
    を含む、方法。
  26. 前記破壊することは、前記スリーブ上の前記取り外し可能接合部に圧力を適用することを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記除去することは、前記ストラップから離れた方向に前記スリーブを引くことを含む、請求項25に記載の方法。
  28. 前記骨盤移植片が前記患者の前記身体の一部を適切に支持するように、前記ストラップを調節することをさらに含む、請求項25に記載の方法。
  29. 前記破壊することは、前記スリーブの端と前記支持部分との間で前記ストラップに圧力を適用し、前記ストラップから離れた方向に前記スリーブを引くことを含む、請求項25に記載の方法。
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