JP2012507004A - 掘削時における両方向の衝撃計測による逆垂直坑井内地震探査 - Google Patents

掘削時における両方向の衝撃計測による逆垂直坑井内地震探査 Download PDF

Info

Publication number
JP2012507004A
JP2012507004A JP2011533292A JP2011533292A JP2012507004A JP 2012507004 A JP2012507004 A JP 2012507004A JP 2011533292 A JP2011533292 A JP 2011533292A JP 2011533292 A JP2011533292 A JP 2011533292A JP 2012507004 A JP2012507004 A JP 2012507004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
borehole
seismic
source
geophones
seismic energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011533292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5352674B2 (ja
Inventor
チュン・チャン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schlumberger Holdings Ltd
Original Assignee
Schlumberger Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Schlumberger Holdings Ltd filed Critical Schlumberger Holdings Ltd
Publication of JP2012507004A publication Critical patent/JP2012507004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5352674B2 publication Critical patent/JP5352674B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V1/00Seismology; Seismic or acoustic prospecting or detecting
    • G01V1/40Seismology; Seismic or acoustic prospecting or detecting specially adapted for well-logging
    • G01V1/42Seismology; Seismic or acoustic prospecting or detecting specially adapted for well-logging using generators in one well and receivers elsewhere or vice versa

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geophysics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

【課題】本願は、地震探査測定のための方法及び関連するシステムに関する。
【解決手段】地表地震源を用いて、地震エネルギを地球に送信する。掘削孔内に配置された1つまたはそれ以上の地表受振器を用いて、地震エネルギを受信する。地表地震源からの地震エネルギの受信に呼応して、掘削孔地震源を用いて、地震エネルギを地球に送信する。そして地表上に配置された1つまたはそれ以上の地表受振器を用いて、掘削孔地震源からの地震エネルギを受信する。地表地震源からの地震エネルギが最初に到達した時点から、掘削孔地震源が地震エネルギを送信する時点までの遅延時間を計測する。地表地震源から地震エネルギを送信した時点から、1つまたはそれ以上の地表受振器を用いて、掘削孔地震源からの地震エネルギが最初に到達した時点までの地表における地表間隔を計測する。地表間隔から遅延時間を差し引くことにより、伝播時間を計算することができる。
【選択図】図4

Description

本願特許明細書は、掘削孔および地表間の地震探査技術(坑井内地震探査技術)に関する。とりわけ本願特許明細書は、掘削孔内および地表上に設置された地震源および受振器から地震探査するシステムおよび方法に関する。
油田探査における掘削判断は、ほとんどの場合、地震探査マップに基づいて行う。地表地震調査において、地表受振器アレイを用いて、深度方向に沿った速度情報が収集される。この情報は、対象となる深度が大きいほど、より不正確なものとなる。上記理由に起因して、石油貯留層の深度が大きいほど、貯留層の深度および形状がしばしば歪曲され、地震探査マップが不正確なものとなる。そのため石油会社は、誤った場所で鉱泉を掘削するリスクを負い、実質的な資本投資額を無駄にすることになる。したがって、掘削中に地震探査マップを洗練する要請がますます増大している。掘削技術の進歩により、一対の地震源ならびに受振器を用いて、ビットから直接的に速度を計測することができる。しかしながら、こうした計測を可能にする従来式のワイヤーライン検層(掘削地震計測)は、掘削プロセスに支障を与えるものであり、また実質的な装着時間を要する場合がある。したがって掘削中に、こうした計測を安価に、かつ簡便に行うことは困難なことである。すなわち当業界において、現行の掘削処理を極力妨害することなく、地震速度を正確に計測する新規な方法が望まれていた。正確に深度速度の計測に関し、石油会社の地球物理学者や地質学者は、埋蔵石油を開発する際に正確な判断を行うために、地震マップを更新する。こうした新規な技術によれば、より良好なマップが提供され、掘削作業をより簡便にし、より確実に掘り当てることができる。
シュルンベルジェ社のシーズミック・ビジョン・ツールは、ワイヤーライン掘削地震探査の論理的な問題を解決し、掘削中に正確に速度計測するために設計されたものである。掘削プロセス中においてはケーブルが接続されないため、注意深くして、地下にある掘削孔受振器に対する地表地震源を同期させて振動を発生させる。こうした技術の大きな問題は、地表地震源を振動発生させるクロック(時計)と、地下にある掘削孔受振器で記録するクロックとを同期させることである。極めて正確な一対のクロックを用いて、一方を掘削孔の上に、他方を掘削孔の下に配置して、予めプログラムしたスケジュールで地表にて振動を発生させ、同一のスケジュールで地下における掘削孔内で計測を開始する。たとえば、第1の出力値が温度に関連する周波数を有し、第2の出力値が温度に関して実質的に安定した周波数を有する二重モードの水晶発信器を開示する米国特許第6,606,009号を参照されたい。また、地中に埋設するのに適したクロックとのドリフト(ずれ)を特定する方法を開示する米国特許第6,912,465号を参照されたい。
このタイプの方法の別の問題点は、データ収集の柔軟性を損ない、サービスクルーおよび掘削クルーに対し、計測自体が不必要な処理上の困難を提起することにある。さらに極めて正確なクロックは、通常、作製および維持に際して費用が嵩む。さらに掘削孔ツールから地表への通信波のバンド幅が限定されていることから、坑井内で記録された地震データを地表に送信する上で問題が生じる場合がある。
米国特許第6,606,009号号明細書 米国特許第6,912,465号号明細書
本発明に係る実施形態によれば、地震探査測定方法が提供される。地球の地表上に配置された地表地震源を用いて、地震エネルギを地球に送信する。掘削孔内に配置された1つまたはそれ以上の地表受振器を用いて、地表地震源からの地震エネルギを受信する。地表地震源からの地震エネルギの受信に呼応して、掘削孔内に配置された掘削孔地震源を用いて、地震エネルギを地球に送信する。そして地表上に配置された1つまたはそれ以上の地表受振器を用いて、掘削孔地震源からの地震エネルギを受信する。
さらに本発明に係るいくつかの実施形態によれば、地表地震源からの地震エネルギが最初に到達した時点から、掘削孔地震源が地震エネルギを送信する時点までの遅延時間を計測する。計測された遅延時間は地表へ送信される。地表地震源から地震エネルギを送信した時点から、1つまたはそれ以上の地表受振器を用いて、掘削孔地震源からの地震エネルギが最初に到達した時点までの地表における地表間隔を計測する。計測された地表間隔および計測された遅延時間に少なくとも部分的に基づいて、伝播時間を計算することができる。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば、より十分に明白なものとなる。
本発明を採用する坑井掘削システムを示す。 (a)〜(d)は、本発明に係るいくつかの実施形態による掘削同時探査ツールを示す。 本発明に係るいくつかの実施形態による掘削探査システムを示す。 本発明に係るいくつかの実施形態による、掘削作業中に地震探査を行うための方法を示すタイミングチャートである。 本発明に係るいくつかの実施形態による、海上環境において地震探査を行うためのシステムを示す。
本発明は、本発明の例示的な実施形態に係る限定的でない具体例に関する複数の図面とともに、以下の詳細な説明に十分に記載されている。これらの図面全体において、同様の構成部品には同様の参照符号が付されている。
以下の好適な実施形態の詳細な説明において、その一部を構成する添付図面を参照する。これらの添付図面は、本発明を具現化する特定の実施形態を説明するために図示されたものである。本発明の範疇を逸脱することなく、他の実施形態を用い、構造上の変更を加えることができることを理解されたい。
ここに図示する具体例は、例示的なものであって、本発明の実施形態を図解で説明するためのものである。また、これらの具体例は、最も有用と考えられ、かつ本発明の原理および概念的態様を容易に理解するために提示されたものである。この点に関して、本発明の基礎的な理解に必要以上に、詳細に構造を説明しない。図面を参照して説明することにより、当業者ならば本発明のいくつかの態様を実施できることが明らかである。さらに同様の参照符号および指示は、いくつかの図面において同様の構成要素を示すものとする。
いくつかの実施形態は、タイミングの問題を解決するために同期させたクロック(時計)に依拠することなく、かつ記録した波形を地表に送信する現在の掘削テレメトリ(遠隔計測)システムに付随するバンド幅の障害を、地表以外で受信することにより回避するものでもない技術を提供するものである。連絡油井孔地震源に加え、地層および地表ジェオフォンに対する音響的カップリングの信頼性が大幅に改善される。その他の利点として、地表地震受振器アレイが安価で、かつ簡便に実装されるため、速度計測される角度をより広くカバーすることができる。
いくつかの実施形態によれば、地震波が掘削孔ドリルビットから地表受振器まで伝播する時間を正確に計測するための新規な技術を提供する。このシステムは、地表地震源からの振動を掘削孔受振器で検出した後に起動させることができる掘削孔地震源を有する。掘削孔地震源を追加することにより、それぞれの地震源に対向して配置された受振器を用いて、両方向衝撃計測を実現する
この革新的なデータ収集システムは、クロックを同期させることを必要とせず、より正確に速度を計測することができる。地表地震データ収集システムを利用することにより、掘削孔地震源から地表までの伝播速度を計測するとき、数多くの地表受振器を配置して、広い角度範囲をカバーすることができる。同様の理論により、地表で検出された掘削孔地震源からの信号波形は、掘削孔内で検出された地表地震源からの信号波形と類似する。したがって掘削孔地震源の信号波形を地表へ送信する必要がない。本発明に係るいくつかの実施形態によれば、地表においてドリルビットの予見可能性が得られる。固定された地表ジェオフォンおよび接触地震孔地震源を追加することにより、現在の掘削同時探索が有する音響カップリングの問題を低減することができる。
いくつかの実施形態によれば、地表地震源からの振動を受信した時点から、掘削孔地震源を起動する時点までの遅延時間が、掘削孔ツールから地表へ送信される。これは比較的にデータ容量が小さいので、マッドパルステレメトリを用いて容易に送信される。この新規な技術を用いると、地表受振器または掘削孔受振器により得られた時間情報は、互いに対して独立したものとなる。これらの実施形態によれば、地表受振器または掘削孔受振器における時間計測に関し、個々のクロックを用いて記録された事象間の相対的な時間差のみを計測する。したがって、もはや両方のクロックを同期させる必要がない。さらに、隣接して配置された強力な地震源を有する受振器は、地震源の振動発生させる時点を正確に測定する上で問題とならない。
図1は、本発明を具現化することができる坑井掘削システム(wellsite system)を示す。坑井掘削現場は陸上または海上にあってもよい。この例示的な実施形態では、掘削孔11は、広く知られた方法で回転ドリルを用いて地中層に形成される。本発明の実施形態は、後述するように、指向性ドリルを用いてもよい。
ドリルストリング12は、掘削孔11内において吊り下げられ、ドリルビット105を底部に含むボトムホールアセンブリ100を有する。地表システムは、掘削孔11の上方に配置された土台櫓アセンブリ(platform and derrick assembly)10を備え、土台櫓アセンブリ10は、回転テーブル16、ケリーパイプ17、フック18、および回転スイベル19を有する。ドリルストリング12は、回転テーブル16により回転し、ドリルストリングの上端部でケリーパイプ17と係合する図示しない手段により駆動される。ドリルストリング12は、トラベリングブロック(動滑車、図示せず)に固定されたフック18から、フックに対してドリルストリングを回転可能にするケリーパイプ17および回転スイベル19を介して吊り下げられている。択一的には、広く知られているように、トップドライブシステムを用いてもよい。
この実施形態の具体例において、地表システムは、坑井掘削で生じる掘削流体または掘削泥水26を格納するピット27をさらに有する。ポンプ29を用いて、スイベル19内のポートを介して、掘削泥水26をドリルストリング12の内部に送出することにより、掘削泥水を矢印8で示すようにドリルストリング12を通じて下方へ送り流す。掘削泥水は、ドリルストリング12からドリルビット105内のポートを介して排出させた後、矢印8で示すように、ドリルストリングの外壁と掘削孔の壁部との間の環帯領域を介して上方へ循環させる。このように広く知られた手法で、掘削流体がドリルビット105の動きを円滑にし、循環させるためにピット27に戻ったとき、層掘削屑を地表まで運搬する。
図示された実施形態に係るボトムホールアセンブリ100は、掘削同時検層(LWD:Logging While Drilling)モジュール120、掘削同時計測(MWD:Measuring While Drilling)モジュール130、可変回転翼のシステムとモータ、およびドリルビット105を備える。
LWDモジュール120は、当業者に広く知られた特定タイプのドリルカラー内に収容され、1つまたはそれ以上の既知のタイプの掘削ツールを含んでいてもよい。たとえば符号120Aで示すように、1つ以上のLWDモジュールおよび/またはMWDモジュールを採用してもよい(本明細書において、符号120で示すモジュールに対する説明は、符号120Aで示すモジュールについても同様に当てはまる。)。LWDモジュールは、情報を計測し、処理し、記憶する機能を有するとともに、地表装置と通信する機能を有する。この実施形態において、LWDモジュールは、地震計測デバイスを有する。
同様にMWDモジュール130は、当業者に広く知られた特定タイプのドリルカラー内に収容され、ドリルストリングおよびドリルビットの特性を計測するための1つまたはそれ以上の既知のタイプの計測デバイスを含んでいてもよい。MWDツールは、油井孔システムに電力を供給する装置をさらに有する。これは、一般に、掘削流体の流れにより駆動される泥水タービン発生器を有するが、他の駆動システムおよび/または電池システムを用いることができる点を理解されたい。本発明において、MWDモジュールは、ビット荷重計測デバイス、トルク計測デバイス、振動計測デバイス、衝撃計測デバイス、スティックスリップ計測デバイス、方向計測デバイス、および傾き計測デバイスのうちの1つまたはそれ以上のタイプの計測デバイスを有する。
図2a〜図2dは、地震同時探査(seismic-while-drilling、サイスミック・ホワイル・ドリリング)ツールを図示するものであって、これはLWDツールであってもよいし、あるいはここに一体のものとして統合されるP. Bretonらの「良好に配置された地震計測(Well Positioned Seismic Measurements)」と題する論文(Oilfield Review, pp. 32-45, Spring, 2002)に記載されたような一連のLWDツール120Aの一部であってもよい。掘削孔LWDツールは、(図2aおよび図2bに示すように)単一の受振器を有するか、あるいは(図2cおよび図2dに示すように)あるいは複数の受振器を有し、(図2aおよび図2cに示すように)地表において単一の地震源を有するか、あるいは(図2bおよび図2dに示すように)地表において複数の地震源を有する。すなわち図2aには、地層境界からの反射が図示されているが、これは「ゼロ・オフセット(zero-offset)」垂直坑井内地震探査法と呼ばれ、単一の地震源と単一の受振器が用いられる。図2bには、地層境界からの複数の反射が図示されているが、これは「ウォーク・アウェイ(walkaway)」垂直坑井内地震探査法と呼ばれ、複数の地震源と単一の受振器が用いられる。図2cには、岩塩ドームの境界を介した反射が図示されているが、これは「岩塩近傍」垂直坑井内地震探査法と呼ばれ、単一の地震源と複数の受振器が用いられる。図2dには、地層境界からの複数の反射が図示されているが、これは「ウォーク・アバブ」垂直坑井内地震探査法と呼ばれ、複数の地震源と複数の受振器が用いられる。
図3は、いくつかの実施形態に係る地震計測システムを示す。地表には水が充填されたピット310が配置され、その内部には1つまたはそれ以上の地震受振器314および地震源312が配設されている。地震源312はエアガンであり、地震受振器はジェオフォンである。以下に詳細後述するようにいくつかの実施形態によれば、1つまたはそれ以上のジェオフォンのアレイは、埋設される場合もあるが、これを用いて地表における地震信号を計測することができる。掘削孔300がウェルヘッド(油井頭部)302から地中層306内に延びている。掘削孔300内には、ドリルビット(図示せず)を含むドリルストリング304が配設されている。掘削孔地震源322と受振器324のような1つまたはそれ以上の掘削孔受振器とを有する掘削孔地震ユニット320がドリルストリング304上に取り付けられている。掘削孔制御ユニット326は、記憶装置を有し、掘削孔受振器の計測値を受信し、記憶することができる。制御ユニット326は、地震源322を起動して、地震エネルギを発振させることができる。制御ユニット326は、掘削孔テレメトリユニット328を介して、地表との間で情報のやり取りをすることができる。いくつかの実施形態では、制御ユニットは、掘削孔受振器により計測された、地表からの地震エネルギを最初に観測した時点から、掘削孔地震源が地震エネルギを発生する時点までの間の遅延時間を計測する。ウェルヘッド302、地表地震源312、および地表受振器314は、ウェルヘッド内の地震ユニットまたは別の位置に配置可能な処理ステーション330と通信する。処理ステーション330は、1つまたはそれ以上のプロセッサ、記憶媒体、ユーザインターフェイス、および入力/出力モジュールなどを有する。処理ステーション330は、地表受振器314が地表地震源312からの地震エネルギを観測した後、掘削孔地震源からの地震エネルギが最初に到達するまでの地表における時間間隔を計測するための地表制御システムを有していてもよい。矢印で示す軌跡340は、地表地震源312から掘削孔受振器324までの圧縮波と、掘削孔地震源322から地表受振器314までの圧縮波とを示す。
いくつかの実施形態によれば、掘削孔地震源322は、固まりやすい別の掘削孔部品に衝撃荷重を加えるように設計された既存の油圧式または機械式のジャーデバイス(jar device)を用いて実現することができる。たとえば、シュルンベルジェ社の油圧式ジャーを参照されたい。いくつかの実施形態によれば、掘削孔地震源は、ここに一体のものとして統合される米国特許出願公開第2008/0110691号に記載されたようなものである。いくつかの実施形態によれば、地表地震源として、バイブロサイストラックなどの人工地震発生機を用いる。バイブロサイスを用いた場合、掘削孔信号処理器を用いてチャープ信号を減衰させる。
図4は、いくつかの実施形態において、掘削作業の際に地震計測を行う方法を示すタイミングチャートである。図4に示す計測シーケンスは、掘削を停止した時に行ったものである。上側のチャート410は、図3に示す地表受振器314などの地表受振器からの応答を示すものである。下側のチャート420は、図3に示す掘削孔受振器324などの掘削孔受振器からの応答を示すものである。信号波形412,422は、地表地震源の振動発生時に対する地表受振器および掘削孔受振器の応答を示すものである。地表から掘削孔の位置までの一方向の伝播時間をタイミングチャートでは「T」と表す。同様に、信号波形414,424は、掘削孔地震源の振動発生時に対する地表受振器および掘削孔受振器の応答を示すものである。掘削孔の位置から地表までの一方向の伝播時間を同様に「T」と表す。地表地震源が振動発生した後、掘削孔地震源からの信号を受信するまでの時間差は、両方向すなわち往復の伝播時間(2T)に、掘削孔受振器が地表地震源からの信号を受信した後に掘削孔地震源を振動させるまでの遅延時間「Δt」を加えたものである。いくつかの実施形態によれば、遅延時間Δtは、掘削孔受振器の計測値により特定され、掘削作業が再開された後に、泥内テレメータを介して地上へ送信される。いくつかの他の択一的な実施形態によれば、遅延時間Δtは予め決められていて、掘削孔地震ユニットにプログラムされ、掘削孔地震源は所定時間経過後に振動発生して、遅延時間が一定で、地表において事前に既知のものとなるようにする。この場合、遅延時間は地表に送信する必要はない。
掘削作業中に送信され、あるいは事前に設定された遅延時間Δtを、地表における計測記録から差し引くことにより、両方向衝撃計測時間(two-way check shot time:両方向の経路において地震の衝撃を与えた後に地震を計測するまでの時間)を求めることができる。いくつかの実施形態によれば、上述の地震発生ステップおよび計測ステップを複数回反復して、地表において波形信号を蓄積することにより、信号ノイズ比を改善する。
上記技術によれば、好適にも、地表受振器または掘削孔受振器で収集される時間情報は互いに対して独立したものとすることができる。地表または掘削孔内での時間計測に際し、複数の事象が生じる相対的な時間間隔を単一のクロックで計測するだけなので、両方のクロックを同期させる必要がない。さらに、強力な地震源に隣接して配置された受振器において、地震発生の正確な時刻を特定する際の不具合が生じることはない。
以下説明するデータ収集方法に関し、掘削孔地震源は、地表地震源による振動発生後に、振動を与えることに留意されたい。通常、掘削孔ツールと地表装置との間は電気的に接続されていないので、汲み上げ動作や泥水循環を介して、掘削孔地震源による振動発生を制御することにより、機械式の掘削孔地震源を起動して、掘削孔の底部で衝撃を与える。地震源は地層に接しているので、音響カップリングの問題は生じない。掘削環境において、泥水循環およびビット荷重の必要性に起因して、莫大な流体力学的弾性エネルギを利用することができる。いくつかの実施形態によれば、この潜在的な力を用いて、掘削孔地震源を起動することができる。上述のように、いくつかの実施形態によれば、ドリルストリングの残りの部分を引き上げることなく、掘削ジャーを用いて、掘削孔の底部において反復可能な下方向の衝撃を与えることができる。ジャーは、ドリルストリングに対する引張力または圧縮力を制御することにより、あるいは循環圧力を制御することによりジャーを起動することができる。ジャーは、通常の他の用途に比して、ドリルビットにより近接して配置する必要がある点に留意されたい。地表において検出可能な地震信号を発生させるために、適正な周波数成分を有する十分以上の力を利用することができる。
音響振動を形成するドリルリグ付近で地震信号を計測するために用いられる技術について以下詳細に説明する。いくつかの方法を用いて、高品質の地震信号を記録することができる。いくつかの実施形態によれば、ジェオフォンアレイを、レイリー表面波の優位周波数の一波長より深い掘削孔内に埋設する。表面波は深度の増大につれ指数関数的に減衰する。いくつかの他の実施形態によれば、受振器アレイを用いて、記録中に上方伝播波をビーム形成して、アレイの側面から伝播する波を除去する。さらに別の実施形態によれば、別の受振器アレイを用いて、表面ノイズを相殺する。数多くの用途において、高品質の信号を提供する上で、上方伝播波を維持するための有効速度フィルタと協働する、埋設されたジェオフォンアレイは十分なものである。
地表ジェオフォンアレイは、安価であり、圧力および温度に関して特別の包装を必要としない。したがって、地中速度を計測する際、より広い角度をカバーするために必要な数の受振器アレイを配置することができる。適正な地震源および受振器の構成を用いて、追加的に剪断速度情報を得ることができる。
ここに記載された数多くの実施形態が有する別の重要な意義のある利点は、データ収集のための所定のスケジュールに合わせる必要がないということである。したがって、計測技術によれば、サービスクルーや掘削クルーに対し、不必要な処理上の困難を提起することはない。掘削作業を一時的に停止して、掘削孔受振器がより静寂とした環境で地表地震源からの音源を計測するならば、任意の時間に任意の深度で、柔軟に計測を実施できる。
相互的な定理によれば、掘削孔地震源から地表で検出された信号は、地表地震源から掘削孔内で検出された信号と類似する。したがって好適にも、掘削孔での信号波形を地表に送信する必要はない。いくつかの実施形態によれば、地表において記録された信号波形は、ドリルビット予見アプリケーションのために処理される。
この新規な技術を用いることの重要な利点は、実際の深度に応じて、正確に速度計測できることにあり、このため地球物理学者や地質学者は、地震マップを改善し、石油貯留層を探索する際に、より有意義で迅速な掘削判断を行うことができる。
図5は、いくつかの実施形態において、海上環境にて地震計測するシステムを示す。海上には、地震ユニット510は、1つまたはそれ以上の地震受振器と、地震源とを有する。図5に示すような海上環境では、ユニット510は、通常、エアガンタイプの地震源と、1つまたはそれ以上の水中ハイドロフォンとを有する。いくつかの実施形態によれば、たとえば海底上の装置または海洋590中のストリーマケーブル上において、1つまたはそれ以上の受振器のアレイを用いて、海上で地震信号を計測することができる。このような移動する受振器を用いた場合には、データを記録する際、GPS情報を用いて受振器の位置を特定する。油井孔500がリグ(掘削装置)502から地中層506内に延びている。油井孔500内には、ドリルビット(図示せず)を含むドリルストリング504が配設されている。掘削孔地震源522と受振器524のような1つまたはそれ以上の掘削孔受振器とを有する掘削孔地震ユニット520がドリルストリング504上に取り付けられている。リグ(掘削装置)502は、その上または別の位置に配置された処理ステーションと通信する。矢印で示す軌跡540は、海面地震源から掘削孔受振器524までの圧縮波と、掘削孔地震源522から海面受振器までの圧縮波とを示す。
当業者が上記記載を読めば、本発明の数多くの択一例および変更例が間違いなく明らかなものとなるが、説明のために記載され図示された特定の実施形態を限定的に解釈すべきではない。さらに、本発明について好適な実施形態を参照して説明したが、本発明の精神および範疇に含まれる変形例が想到される。上記実施例は説明の目的のためだけに提示されたものであり、本発明をこれに限定するものと解釈すべきではない。本発明について例示的な実施形態を参照して説明したが、本願で用いられた用語は説明および図解のための用語であって、限定的な用語ではない。ここで記載し、補正されるように、本発明に係る態様の範疇および精神から逸脱することなく、添付クレームの範囲内において変更を加えることができる。特定の手段、材料、および実施形態を参照して、本発明を説明したが、ここに記載された特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、むしろ、添付クレームの範疇に含まれるすべての機能的に均等な構造、方法、および使用方法に及ぶものである。
10…土台櫓アセンブリ、11…掘削孔、12…ドリルストリング、16…回転テーブル、17…ケリーパイプ、18…フック、19…回転スイベル、26…掘削泥水、27…ピット、29…ポンプ、100…ボトムホールアセンブリ、105…ドリルビット、120…掘削同時検層(LWD)モジュール、130…掘削同時計測(MWD)モジュール、302…ウェルヘッド(油井頭部)、304…ドリルストリング、306…地中層、310…ピット、312…地震源(エアガン)、314…地震受振器(ジェオフォン)、320…掘削孔地震ユニット、322…掘削孔地震源、324…受振器、326…掘削孔制御ユニット、328…掘削孔テレメトリユニット、330…処理ステーション、412,422…信号波形、500…油井孔、502…リグ(掘削装置)、504…ドリルストリング、506…地中層、510…地震ユニット、520…掘削孔地震ユニット、522…掘削孔地震源、524…掘削孔受振器。

Claims (20)

  1. 地震探査測定方法であって、
    地表上に配置された地表地震源を用いて、地震エネルギを地球に送信するステップと、
    掘削孔内に配置された1つまたはそれ以上の掘削孔受振器を用いて、地表地震源からの地震エネルギを受信するステップと、
    地表地震源からの地震エネルギの受信に呼応して、掘削孔内に配置された掘削孔地震源を用いて、地震エネルギを地球に送信するステップと、
    地表上に配置された1つまたはそれ以上の地表受振器を用いて、掘削孔地震源からの地震エネルギを受信するステップとを有することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    1つまたはそれ以上の掘削孔受振器を用いて、地表地震源からの地震エネルギが最初に到達した時点から、掘削孔地震源が地震エネルギを送信する時点までの遅延時間を計測するステップを有することを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、
    計測された遅延時間を地表へ送信すするステップを有することを特徴とする方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、
    遅延時間の送信には、マッドパルステレメトリを用いることを特徴とする方法。
  5. 請求項3に記載の方法であって、
    地表地震源を用いて地震エネルギを送信した時点から、1つまたはそれ以上の地表受振器を用いて、掘削孔地震源からの地震エネルギが最初に到達した時点までの地表における地表間隔を計測するステップを有することを特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、
    計測された地表間隔および計測された遅延時間に少なくとも部分的に依拠して、伝播時間を計算するステップを有することを特徴とする方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、
    1つまたはそれ以上の掘削孔受振器が地震地震源からの地震エネルギを受信して所定の時間経過した後に、掘削孔地震源から地震エネルギが送信されることを特徴とする方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、
    掘削孔地震源および1つまたはそれ以上の掘削孔受振器は、ドリルビットを有するドリルストリング上に取り付けられていることを特徴とする方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    ドリルビットが能動的に掘削作業していないときに、地震地震源は地震エネルギを送信することを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、
    この方法は、掘削孔を延伸させる作業中に反復されることを特徴とする方法。
  11. 請求項9に記載の方法であって、
    1つまたはそれ以上の地表受振器により受信された掘削孔地震源からの地震エネルギを示すデータを処理して、予見掘削アプリケーションに有用な情報を形成するステップを有することを特徴とする方法。
  12. 請求項1に記載の方法であって、
    掘削孔地震源はジャー装置であることを特徴とする方法。
  13. 請求項1に記載の方法であって、
    1つまたはそれ以上の地表受振器は、地上に配置されたジェオフォンアレイを有することを特徴とする方法。
  14. 請求項1に記載の方法であって、
    1つまたはそれ以上の地表受振器は海中に浸漬させた1つまたはそれ以上のハイドロフォンを有し、地表地震源は海中に浸漬させたエアガンであることを特徴とする方法。
  15. 掘削作業中に地震探査測定するためのシステムであって、
    地表位置から地震エネルギを地球に送信するように構成された地表地震源と、
    地表上に配置され、地球内を伝播する地震エネルギを受信するように構成された1つまたはそれ以上の地表受振器と、
    ドリルストリング上に取り付けられ、掘削孔位置から地球へ地震エネルギを送信するように構成された掘削孔地震源と、
    ドリルストリング上に取り付けられ、掘削孔内にあるとき、地球内を伝播する地震エネルギを受信するように構成された1つまたはそれ以上の掘削孔受振器と、
    1つまたはそれ以上の掘削孔受振器と通信し、1つまたはそれ以上の掘削孔受振器による地表地震源からの地震エネルギの受信に呼応して、掘削孔内にある掘削孔地震源が地球へ地震エネルギを送信するようにプログラムされた掘削孔制御システムとを備えたことを特徴とするシステム。
  16. 請求項15に記載のシステムであって、
    掘削孔制御システムは、1つまたはそれ以上の掘削孔受振器を用いて、地表地震源からの地震エネルギが最初に到達した時点から、掘削孔地震源が地震エネルギを送信する時点までの遅延時間を計測するようにプログラムされていることを特徴とするシステム。
  17. 請求項16に記載のシステムであって、
    ドリルストリング上に取り付けられた、データを地表へ送信する掘削孔送信器をさらに有し、
    掘削孔制御システムは、掘削孔送信器を用いて、計測された遅延時間を地表へ送信させるようにプログラムされていることを特徴とするシステム。
  18. 請求項17に記載のシステムであって、
    地表地震源を用いて地震エネルギを送信した時点から、1つまたはそれ以上の地表受振器を用いて、掘削孔地震源からの地震エネルギが最初に到達した時点までの地表における地表間隔を計測する地表制御システムと、
    計測された地表間隔および計測された遅延時間に少なくとも部分的に依拠して、伝播時間を計算する地表処理システムとを有することを特徴とするシステム。
  19. 請求項15に記載のシステムであって、
    計測された地表間隔および計測された遅延時間に少なくとも部分的に依拠して、伝播時間を計算することを特徴とするシステム。
  20. 請求項15に記載のシステムであって、
    地表制御システムは、1つまたはそれ以上の地表受振器により受信された掘削孔地震源からの地震エネルギを示すデータに少なくとも部分的に依拠して、予見掘削アプリケーションに有用な情報を形成するようにプログラムされていることを特徴とするシステム。
JP2011533292A 2008-10-23 2009-10-21 掘削時における両方向の衝撃計測による逆垂直坑井内地震探査 Expired - Fee Related JP5352674B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/256,860 US8009510B2 (en) 2008-10-23 2008-10-23 Two way check shot and reverse VSP while drilling
US12/256,860 2008-10-23
PCT/US2009/061462 WO2010048270A2 (en) 2008-10-23 2009-10-21 Two way check shot and reverse vsp while drilling

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012507004A true JP2012507004A (ja) 2012-03-22
JP5352674B2 JP5352674B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42116418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011533292A Expired - Fee Related JP5352674B2 (ja) 2008-10-23 2009-10-21 掘削時における両方向の衝撃計測による逆垂直坑井内地震探査

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8009510B2 (ja)
EP (1) EP2350696A2 (ja)
JP (1) JP5352674B2 (ja)
WO (1) WO2010048270A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019007873A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 ジャパングリーンクライメートキャピタル合同会社 地中探査システム及び地中探査方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032650A1 (en) 2003-10-03 2005-04-14 Medtronic, Inc. Kit for implantation of therapy elements
US8746367B2 (en) 2010-04-28 2014-06-10 Baker Hughes Incorporated Apparatus and methods for detecting performance data in an earth-boring drilling tool
US8695729B2 (en) 2010-04-28 2014-04-15 Baker Hughes Incorporated PDC sensing element fabrication process and tool
WO2012012587A2 (en) * 2010-07-21 2012-01-26 Aronstam Peter S Apparatus and method for enhancing subsurface surveys
US8800685B2 (en) 2010-10-29 2014-08-12 Baker Hughes Incorporated Drill-bit seismic with downhole sensors
JP2013545980A (ja) * 2010-11-08 2013-12-26 シュルンベルジェ ホールディングス リミテッド 掘削機と表面装置との間でデータを通信するシステムおよび方法
US9250347B2 (en) * 2011-06-10 2016-02-02 Baker Hughes Incorporated Method to look ahead of the bit
US9348042B2 (en) 2011-12-27 2016-05-24 Cgg Services Sa Buried pressurized volumetric source and method
US9081110B2 (en) * 2012-12-18 2015-07-14 Schlumberger Technology Corporation Devices, systems and methods for low frequency seismic borehole investigations
US9007231B2 (en) 2013-01-17 2015-04-14 Baker Hughes Incorporated Synchronization of distributed measurements in a borehole
CA2898880A1 (en) * 2013-03-22 2014-09-25 Halliburton Energy Services, Inc. Migration velocity analysis method for vertical seismic profile data
US20140336940A1 (en) * 2013-05-10 2014-11-13 Schlumberger Technology Corporation Estimation of q-factor in time domain
NO347546B1 (en) 2013-12-23 2024-01-01 Halliburton Energy Services Inc Wellbore tubular length determination using pulse-echo measurements
CN104360395B (zh) * 2014-11-18 2018-02-27 煤炭科学技术研究院有限公司 一种井上下全空间地震波数据采集系统和勘探方法
WO2016106104A1 (en) * 2014-12-25 2016-06-30 Schlumberger Canada Limited Seismic sensing and depth estimation of a target reflector
CN105863623B (zh) * 2016-06-23 2018-12-25 中国石油集团钻井工程技术研究院 一种用于随钻vsp测量的数据分时携带系统及方法
WO2019231458A1 (en) * 2018-05-31 2019-12-05 Halliburton Energy Services, Inc. Clock calibration of remote systems by roundtrip time
WO2021041488A1 (en) 2019-08-28 2021-03-04 Baker Hughes Oilfield Operations Llc Mud pulse transmission time delay correction

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61186694A (ja) * 1985-02-14 1986-08-20 清水建設株式会社 ボアホ−ルの深度測定法
JPH06505566A (ja) * 1991-12-16 1994-06-23 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール 地下鉱床の能動的および/または受動的モニターのための定置装置
JPH0729085A (ja) * 1993-07-08 1995-01-31 Sekisui Chem Co Ltd 埋設管標識システム
JPH0979429A (ja) * 1995-09-19 1997-03-25 Sekisui Chem Co Ltd 無線応答装置および埋設管探知装置
JPH09133775A (ja) * 1995-09-13 1997-05-20 Schlumberger Overseas Sa 坑井音響反射検層方法及び装置
US20060077757A1 (en) * 2004-10-13 2006-04-13 Dale Cox Apparatus and method for seismic measurement-while-drilling
US20060227661A1 (en) * 2003-02-18 2006-10-12 Battelle Energy Alliance, Llc Systems for low frequency seismic and infrasound detection of geo-pressure transition zones

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2714486B1 (fr) * 1993-12-29 1996-01-26 Inst Francais Du Petrole Méthode et dispositif de prospection sismique dans des puits permettant un filtrage des ondes guidées.
US5596548A (en) * 1994-05-12 1997-01-21 Exxon Production Research Company Seismic imaging using wave equation extrapolation
US5901113A (en) * 1996-03-12 1999-05-04 Schlumberger Technology Corporation Inverse vertical seismic profiling using a measurement while drilling tool as a seismic source
US6131694A (en) 1998-09-02 2000-10-17 Ahlliburton Energy Services, Inc. Vertical seismic profiling in a drilling tool
WO2001029581A1 (en) * 1999-10-21 2001-04-26 Core Laboratories, Inc. Transfer function method of seismic signal processing and exploration
US6606009B2 (en) 2001-03-08 2003-08-12 Schlumberger Technology Corporation Self-compensating ovenized clock adapted for wellbore applications
US6912465B2 (en) 2002-12-12 2005-06-28 Schlumberger Technology Corporation System and method for determining downhole clock drift
US6844498B2 (en) 2003-01-31 2005-01-18 Novatek Engineering Inc. Data transmission system for a downhole component
US8208341B2 (en) * 2003-11-14 2012-06-26 Schlumberger Technology Corporation Processing of combined surface and borehole seismic data
US7617908B2 (en) 2006-11-13 2009-11-17 Schlumberger Technology Corporation Downhole seismic source
US7688674B2 (en) 2007-03-05 2010-03-30 Schlumberger Technology Corporation Methods and apparatus for performing moving checkshots

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61186694A (ja) * 1985-02-14 1986-08-20 清水建設株式会社 ボアホ−ルの深度測定法
JPH06505566A (ja) * 1991-12-16 1994-06-23 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール 地下鉱床の能動的および/または受動的モニターのための定置装置
JPH0729085A (ja) * 1993-07-08 1995-01-31 Sekisui Chem Co Ltd 埋設管標識システム
JPH09133775A (ja) * 1995-09-13 1997-05-20 Schlumberger Overseas Sa 坑井音響反射検層方法及び装置
JPH0979429A (ja) * 1995-09-19 1997-03-25 Sekisui Chem Co Ltd 無線応答装置および埋設管探知装置
US20060227661A1 (en) * 2003-02-18 2006-10-12 Battelle Energy Alliance, Llc Systems for low frequency seismic and infrasound detection of geo-pressure transition zones
US20060077757A1 (en) * 2004-10-13 2006-04-13 Dale Cox Apparatus and method for seismic measurement-while-drilling

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019007873A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 ジャパングリーンクライメートキャピタル合同会社 地中探査システム及び地中探査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5352674B2 (ja) 2013-11-27
WO2010048270A3 (en) 2010-08-19
US20100101861A1 (en) 2010-04-29
US8009510B2 (en) 2011-08-30
WO2010048270A2 (en) 2010-04-29
EP2350696A2 (en) 2011-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5352674B2 (ja) 掘削時における両方向の衝撃計測による逆垂直坑井内地震探査
US5372207A (en) Seismic prospecting method and device using a drill bit working in a well
US7782709B2 (en) Multi-physics inversion processing to predict pore pressure ahead of the drill bit
EP1118021B1 (en) Vertical seismic profiling in a drilling tool
CA2209947C (en) A measurement-while-drilling acoustic system employing multiple, segmented transmitters and receivers
US7453768B2 (en) High-speed, downhole, cross well measurement system
US10422212B2 (en) Borehole trajectory via multi-component borehole seismic receiver
US9081110B2 (en) Devices, systems and methods for low frequency seismic borehole investigations
US20060077757A1 (en) Apparatus and method for seismic measurement-while-drilling
US8813869B2 (en) Analysis refracted acoustic waves measured in a borehole
US8439130B2 (en) Method and apparatus for seismic data acquisition during drilling operations
US8069932B2 (en) Method and apparatus for determining formation pararmeters using a seismic tool array
GB2418732A (en) System for acoustic position logging ahead of the bit
US20140169129A1 (en) Downhole Receiver Systems and Methods for Low Frequency Seismic Investigations
WO2005094431A2 (en) Seismic acquisition system
NO328431B1 (no) Seismisk deteksjonsapparat og fremgangsmate
US20040240320A1 (en) Seismic energy source for use during wellbore drilling
SG187720A1 (en) Micro-sonic density imaging while drilling systems and methods
US10890682B2 (en) Method and system for imaging dipping structures
Anchliya A review of Seismic-While-Drilling (SWD) techniques: a journey from 1986 to 2005
US20090000859A1 (en) Method and Apparatus for Phased Array Acoustic Well Logging
EP2462476B1 (en) Method and apparatus for improved acoustic data acquisition
US20140116726A1 (en) Downhole Sensor and Method of Coupling Same to A Borehole Wall
Greenberg Seismic while drilling keeps bit turning to right while acquiring key real-time data
RU2450292C2 (ru) Способ обращенного вертикального сейсмического профилирования и устройство для его реализации

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130311

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130813

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees