脆弱信号または干渉を引き起こす不良ネットワーク条件が存在するとき、セッションを確立することは、困難である可能性がある。RAプロシージャの際、第3のメッセージは、例えば、ネットワークアクセスデバイスによって復号されないことがある。これらの条件下、UAは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)等、あるエラー補正プロシージャを利用して、第3のRAメッセージを再伝送し得る。しかしながら、エラー補正プロシージャを使用する場合でも、UAは、ネットワークアクセスデバイスとセッションを確立するのが困難である場合がある。また、UAが、現在接続されているとき(すなわち、RCC_Connectedモード)、大幅な遅延およびサービスの中断が、不良ネットワーク条件の際に生じる。
不良無線または信号条件の際、現在提案されている4つのステップのランダムアクセスプロシージャを使用するときに生じ得る、潜在的問題および非効率性を解決するために、第1の提案または実施形態では、第3のRAメッセージ等のRAメッセージが、伝送時間間隔(TTI)バンドリングとして公知の技術を使用して、UAから伝送可能である。TTIバンドリングは、リソースが既に確立された後、不良チャネル条件下、通信を改善するものとして周知であって、そのために使用される。本開示は、上述のRAプロシージャの際等、初期リソース配分の際のTTIバンドリングの使用を提供する。TTIバンドリングは、メッセージの長さに関連し、符号化およびインターリーブされるブロックに、メッセージのビットを分割するステップを伴う。これらのブロックは、ネットワークアクセスデバイスがメッセージを復号するとき、エラーがあるビットによって生じる場合、TTIバンドルにおける付加的ブロックからのビットを使用して、メッセージの復号を成功させ得るように、メッセージの複数のインスタンスを含む。これによって、ネットワークアクセスデバイスは、不良チャネル条件下、メッセージを復号し、再伝送の必要性を低減可能となる。
UAが、TTIバンドリングを使用して、メッセージの伝送を開始する前に、ネットワークアクセスデバイスは、適切なリソースを配分する必要があり得る。故に、一実施形態では、特殊プリアンブル群または他のインジケータが、UAによってネットワークアクセスデバイスに送信される、第1のRAメッセージ内に存在し得る。特殊プリアンブル群は、ネットワークアクセスデバイスが、例えば、第3のRAメッセージにおいて、TTIバンドリングを使用するために十分なリソースを配分することを要求する、1つ以上の命令を含み得る。いくつかの事例では、UAは、第1のRAメッセージにおいてTTIバンドリングを使用して、ネットワークアクセスデバイスへのアクセスすることを示す、特殊プリアンブル群内の特殊プリアンブルを伝送し得、特殊プリアンブル群は、放送制御チャネル(Broadcast Control Channel)(BCCH)において示され得る。UAからの特殊プリアンブルまたはインジケータの受信に応答して、ネットワークアクセスデバイスは、UAが第3のRAメッセージにおいてTTIバンドリングを使用可能なように、リソースを配分する。
プリアンブルについては、Third Generation Partnership Project(3GPP)Technical Specification(TS)36.211, chapter 5.7.2に詳細に定義されている。合計64のプリアンブルが利用可能である。特殊プリアンブル群、例えば、プリアンブルインデックス1、2、3、4、5、6、7、8は、第3のRAメッセージのためのUAのTTIバンドリング要求を示すように定義され得る。これらのプリアンブルは、特殊プリアンブル群を形成可能であって、ENBは、BCCHを介して、セル内のUAに本プリアンブルサブセットを信号送信可能である。UAが、本特殊プリアンブルサブセットを受信するとき、UAが、第3のRAメッセージのためのTTIバンドリングを必要とすることを決定した場合、UAは、本サブセット(すなわち、プリアンブルインデックス1、2、3、4、5、6、7、8)におけるプリアンブルのうちの1つを使用して、第1のRAメッセージを配信し、TTIバンドリング要求を示し得る。
RAプロシージャの際、不良チャネル条件を識別し、TTIバンドリングを実装することによって、結果として生じる通信は、改善された信号送信を有し、再伝送を減少させ得る。別の実施形態では、UAは、信号電力を監視し、ネットワークアクセスデバイスと関連付けられた1つ以上のチャネルの信号対雑音比(SNR)を決定し得る。例えば、UAまたはネットワークアクセスデバイスのいずれかによって送信され得るSNRが、ある閾値未満である場合、UAは、上述のように、TTIバンドリングの使用を開始し得る。
図1を参照すると、セッションを確立するための電気通信システム100の実施形態が例証されている。図1は、例示であって、他の実施形態では、他の構成要素または構成を有し得る。一実施形態では、システム100は、進化型パケットシステム(EPS)、または汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)データ通信高速化(EDGE)無線アクセスネットワーク(GERAN)、あるいはユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRAN)ネットワーク、もしくは可能性として他のネットワークであるか、またはそれらの一部を含み得る。システム100は、3GPP進化型UTRAN(EUTRANまたはLTE)、あるいはGERANまたはUTRANネットワーク、もしくは可能性として他の技術を使用する、無線アクセスネットワーク内に含まれ得る、アクセスデバイス102を含む。インターネットプロトコル(IP)IPV4、IPV6、GTP、および/または他の現在あるいは将来のプロトコルは、これらの技術によってサポートされ得る。加えて、アクセスデバイス102は、インターネットプロトコルベースのネットワーク、パケットベースのネットワーク、公衆電話交換回線網(PSTN)、および/または総合サービスデジタルネットワークのいずれか、あるいはそれらの組み合わせによって、サービス提供され得る。
アクセスデバイス102は、ランダムアクセス(RA)メッセージ104、106、108、および110を交換することによって、UA101と通信し得る。UA101が、アクセスデバイス102とセッションを確立または再確立することを所望するとき、UA101は、上述のように、RAメッセージ1 104をアクセスデバイス102に送信し得る。RAメッセージ1 104の受信に応じて、アクセスデバイス102は、メッセージ2 106を通して、UA101にネットワークリソース(例えば、1つ以上の無線チャネル)の動的許可を提供する。ネットワークリソースは、UA101がアクセスデバイス102に送信されることが推測され得る、RAメッセージを処理するために十分な容量であり得る。続いて、アクセスデバイス102は、典型的パケットデータのサイズと、UA101とアクセスデバイス102との間に現在存在し得るチャネル条件とに基づき得る、ある予測データパケットペイロードに基づいて、ネットワークリソースのサイズを決定する。
リソースを許可するメッセージ2 106の受信に応じて、UA101は、主として、競合解決の目的のために、RAメッセージ3 108をアクセスデバイス102に送信する。アクセスデバイス102は、標準技術を使用して、受信したパケットがRAメッセージ3 108であるかどうかを決定可能である。本決定に応じて、アクセスデバイス102は、RAメッセージ4 110をUA101に送信可能である。
上述のように、UA101が、不良無線またはチャネル条件がUA101とアクセスデバイス102との間に存在すると決定するとき、UA101は、種々のRAプロシージャの際、TTIバンドリングを開始し得る。UA101は、種々の手法において、アクセスデバイス102、UA101、または他のシステムによって設定される閾値に対して、SNRあるいはその他等のチャネル条件を測定し得る。チャネル質に基づいて、UA101は、RAメッセージ1 104において等、TTIバンドリングのためのリソースを要求し得る。RAメッセージ1 104における、UA101による本要求は、アクセスデバイス102によって復号されるとき、RAメッセージ3 108のためのTTIバンドリングのリソースを配分することを示す、特殊プリアンブル等のインジケータであり得る。いくつかの実施形態では、特殊プリアンブルのセット(プリアンブル群)は、BCCHにおいて伝送され得るが、他の実施形態では、その他において伝送され得る。
UA101からのインジケータの受信に応答して、アクセスデバイス102は、メッセージ2 106において、UA101によって使用され、TTIバンドリングを使用して、RAメッセージ3 108を伝送するために十分なリソースを配分する。メッセージ2 106におけるリソースの配分に応答して、UA101は、TTIバンドリングを使用して、108a−dとして示されるようなRAメッセージ3 108の複数の同時再伝送を含む、RAメッセージ3 108を伝送する。
上述のRAプロシージャは、RRC_IDLE(非接続)またはRRC_Connected(アクセスデバイス102に接続されるが、UA101は、指定リソースを有していない場合がある)に適用可能であり得る。その後、RAメッセージ4 110および後続通信は、実質的に通常通り、行われ得る。
図2は、通信を行う方法の実施形態を例証する。ブロック202では、1つ以上のランダムアクセス(RA)メッセージに関連する伝送時間間隔(TTI)バンドリングに関して、通信を行うステップが、提供される。図2は、例示であって、他の工程図およびプロシージャも、使用可能である。
図3は、UA101の実施形態を含む、無線通信システムを例証する。UA101は、本開示の側面を実装するために動作可能であるが、本開示は、これらの実装に限定されるべきではない。携帯電話として例証されているが、UA101は、無線ハンドセット、ポケットベル、携帯情報端末(PDA)、携帯用コンピュータ、タブレットコンピュータ、またはラップトップコンピュータを含む、種々の形態を成し得る。多くの好適なデバイスは、これらの機能のうちのいくつかはまた全てを組み合わせる。本開示のいくつかの実施形態では、UA101は、携帯用、ラップトップ、またはタブレットコンピュータのような汎用コンピュータデバイスではなく、むしろ、携帯電話、無線ハンドセット、ポケットベル、PDAまたは車載電気通信デバイス等の特殊用途通信デバイスである。別の実施形態では、UA101は、携帯用、ラップトップ、または他のコンピュータデバイスであり得る。UA101は、ゲーム、在庫管理、ジョブ制御、および/またはタスク管理機能等、特殊活動をサポートし得る。
UA101は、ディスプレイ302を含む。また、UA101は、ユーザによる入力のために、概して304と呼ばれる、タッチセンサ式表面、キーボード、または他の入力キーも含む。キーボードは、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および逐次タイプ等、完全または縮小英数字キーボード、または電話キーパッドと関連するアルファベット文字を伴う従来の数字キーパッドであり得る。入力キーは、さらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、および他のナビゲーションまたは機能キーを含み得る。UA101は、ユーザが選択するためのオプション、ユーザが作動させるための制御、および/またはユーザが指図するためのカーソルあるいは他の指標を提示し得る。
さらに、UA101は、ダイヤルする番号、またはUA101の動作を構成するための種々のパラメータ値を含む、ユーザからのデータ入力を受け取り得る。UE101はユーザコマンドに応答して1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアのアプリケーションをさらに実行し得る。これらのアプリケーションは、ユーザ対話に反応して種々のカスタマイズされた機能を果たすようにUA101を構成し得る。加えて、UA101は、例えば、無線基地局、無線アクセスポイント、またはピアUA101から、無線でプログラムおよび/または構成され得る。
UA101によって実行可能な種々のアプリケーションの中には、ディスプレイ302がウェブページを表示することを可能にするウェブブラウザがある。ウェブページは、無線ネットワークアクセスノード、携帯電話の基地局、ピアUA101、または任意の他の無線通信ネットワークあるいはシステム300との無線通信を介して、取得され得る。ネットワーク300は、インターネット等、有線ネットワーク308に連結される。無線リンクおよび有線ネットワークを介して、UA101は、サーバ310等、種々のサーバ上の情報へのアクセスを有する。サーバ310は、ディスプレイ302上に示され得る、コンテンツを提供し得る。代替として、UA101は、中継型またはホップ型接続において、媒介として作用するピアUA101を通して、ネットワーク300にアクセスし得る。
図4は、UA101のブロック図を示す。UA101の種々の公知の構成要素が描写されるが、一実施形態では、列挙された構成要素および/または列挙されない付加的構成要素のサブセットが、UA101に含まれ得る。UA101は、デジタル信号プロセッサ(DSP)402と、メモリと、を含む。示されるように、UA101は、アンテナおよびフロントエンドユニット406と、無線(RF)送受信機408と、アナログベースバンド処理ユニット410と、マイクロホン412と、イヤホンスピーカ414と、ヘッドセットポート416と、入力/出力インターフェース418と、可撤性メモリカード420と、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート422と、短距離無線通信サブシステム424と、警告426と、キーパッド428と、タッチセンサ式表面430を含み得る、液晶ディスプレイ(LCD)と、LCDコントローラ432と、電荷結合素子(CCD)カメラ434と、カメラコントローラ436と、汎世界測位システム(GPS)センサ438と、をさらに含み得る。一実施形態では、UA101は、タッチセンサ式画面を提供しない、別の種類のディスプレイを含み得る。一実施形態では、DSP402は、入力/出力インターフェース418を通過せずに、メモリ404と直接通信し得る。
DSP402または何らかの他の形態のコントローラあるいは中央処理ユニットは、メモリ404に記憶された、またはDSP402自体内に含まれるメモリに記憶された、組み込みソフトウェアまたはファームウェアに従って、UA110の種々の構成要素を制御するように動作する。組み込みソフトウェアまたはファームウェアに加えて、DSP402は、メモリ404に記憶された、または、可撤性メモリカード420のような携帯用データ記憶媒体等の情報担体媒体を介して、あるいは有線または無線ネットワーク通信を介して利用可能となった、他のアプリケーションを実行し得る。アプリケーションソフトウェアは、所望の機能性を提供するようにDSP402を構成する、コンパイルされた一式の機械可読命令を備え得るか、または、アプリケーションソフトウェアは、DSP402を間接的に構成するようにインタープリタまたはコンパイラによって処理される、高次ソフトウェア命令であり得る。
アンテナおよびフロントエンドユニット406は、無線信号と電気信号との間で変換するように提供され得、UA101が、セルラーネットワークまたは何らかの他の利用可能な無線通信ネットワークから、あるいはピアUA101から、情報を送受信することを可能にする。一実施形態では、アンテナおよびフロントエンドユニット406は、複数のアンテナを含み、ビーム形成および/または多重入出力(MIMO)動作をサポートし得る。当業者に公知であるように、MIMO動作は、困難なチャネルを克服する、および/またはチャネルスループットを増加させるために使用することができる、空間的多様性を提供し得る。アンテナおよびフロントエンドユニット406は、アンテナ同調および/またはインピーダンス整合構成要素、RF電力増幅器、および/または低雑音増幅器を含み得る。
RF送受信機408は、周波数シフトを提供し、受信したRF信号をベースバンドに変換し、ベースバンド伝送信号をRFに変換する。いくつかの説明では、無線送受信機またはRF送受信機は、変調/復調、符号化/復号、インターリービング/デインターリービング、拡散/逆拡散、逆高速フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞添付/除去、および他の信号処理機能等、他の信号処理機能性を含むと理解され得る。明確にすることを目的として、ここでの説明は、RFおよび/または無線段階から、この信号処理の説明を分離し、その信号処理を、アナログベースバンド処理ユニット410および/またはDSP402あるいは他の中央処理ユニットに概念的に割り当てる。いくつかの実施形態では、RF送受信機408、アンテナおよびフロントエンド406の複数部分、およびアナログベースバンド処理ユニット410が、1つ以上の処理ユニットおよび/または特定用途向け集積回路(ASIC)に組み入れられ得る。
アナログベースバンド処理ユニット410は、入力および出力の種々のアナログ処理、例えば、マイクロホン412およびヘッドセット416からの入力と、イヤホン414およびヘッドセット416への出力のアナログ処理を提供し得る。そのため、アナログベースバンド処理ユニット410は、UA101を携帯電話として使用可能にする、内蔵マイクロホン412およびイヤホンスピーカ414に接続するためのポートを有し得る。アナログベースバンド処理ユニット410はさらに、ヘッドセットまたは他のハンズフリーマイクロホンおよびスピーカ構成に接続するためのポートを含み得る。アナログベースバンド処理ユニット410は、1つの信号方向にデジタル・アナログ変換を、反対の信号方向にアナログ・デジタル変換を提供し得る。いくつかの実施形態では、アナログベースバンド処理ユニット410の機能性の少なくとも一部が、デジタル処理構成要素によって、例えば、DSP402によって、または他の中央処理ユニットによって提供され得る。
DSP402は、変調/復調、符号化/復号、インターリービング/デインターリービング、拡散/逆拡散、逆高速フーリエ変換(IFFT)/高速フーリエ変換(FFT)、周期的接頭辞添付/除去、および無線通信と関連する他の信号処理機能を行い得る。一実施形態では、例えば、符号分割多重アクセス(CDMA)技術用途で、伝送器機能のために、DSP402は、変調、符号化、インターリービング、および拡散を行ってもよく、受信機機能のために、DSP402は、逆拡散、デインターリービング、復号、および復調を行い得る。別の実施形態では、例えば、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)技術用途で、伝送器機能のために、DSP402は、変調、符号化、インターリービング、逆高速フーリエ変換、および周期的接頭辞添付を行ってもよく、受信機機能のために、DSP402は、周期的接頭辞除去、高速フーリエ変換、デインターリービング、復号、および復調を行い得る。他の無線技術用途では、さらに他の信号処理機能、および信号処理機能の組み合わせが、DSP402によって行われ得る。
DSP402は、アナログベースバンド処理ユニット410を介して、無線ネットワークと通信し得る。いくつかの実施形態では、通信は、インターネット接続を提供し得、ユーザがインターネット上のコンテンツへのアクセスを獲得することと、Eメールおよびテキストメッセージを送受信することとを可能にする。入力/出力インターフェース418は、DSP402ならびに種々のメモリおよびインターフェースを相互接続する。メモリおよび可撤性メモリカード420は、ソフトウェアおよびデータを提供し、DSP402の動作を構成し得る。インターフェースはとりわけ、USBインターフェース422および短距離無線通信サブシステム424であり得る。USBインターフェース422を使用して、UA101を充電し得、また、UA101に、周辺デバイスとして機能させ、パーソナルコンピュータまたは他のコンピュータシステムと情報を交換可能にし得る。短距離無線通信サブシステム424は、赤外線ポート、Bluetoothインターフェース、IEEE802.11に準拠する無線インターフェース、または、UA101の、他の近くの携帯デバイスおよび/または無線基地局との無線通信を可能にし得る、任意の他の短距離無線通信サブシステムを含み得る。
入力/出力インターフェース418はさらに、誘起されると、例えば、ベルを鳴らす、メロディを再生する、または振動することによって、UA101にユーザへ通知を提供させる、アラート426にDSP402を接続し得る。アラート426は、無音で振動することによって、または特定の発呼者に対して特定の事前に割り当てられたメロディを再生することによって、着信電話、新しいテキストメッセージ、および留保のリマインダ等の種々の事象のうちのいずれかに対してユーザに警告するための機構としての機能を果たし得る。
キーパッド428は、インターフェース418を介して、DSP402に連結し、ユーザが選択を行う、情報を入力する、および別様にUA101に入力を提供するための1つの機構を提供する。キーボード428は、QWERTY、Dvorak、AZERTY、および逐次タイプ等の完全または縮小の英数字キーボード、または電話キーパッドと関連付けられたアルファベットを伴う従来の数字キーパッドであり得る。入力キーは、さらなる入力機能を提供するように内向きに押下され得る、トラックホイール、終了またはエスケープキー、トラックボール、および他のナビゲーションまたは機能キーを含み得る。別の入力機構は、タッチスクリーン能力を含み、また、ユーザにテキストおよび/またはグラフィックを表示し得る、LCD430であり得る。LCDコントローラ432は、DSP402をLCD430に連結する。
CCDカメラ434は、装備された場合、UA101がデジタル写真を撮ることを可能にする。DSP402は、カメラコントローラ436を介して、CCDカメラ434と通信する。別の実施形態では、電荷結合素子カメラ以外の技術に従って動作するカメラが採用され得る。GPSセンサ438は、グローバルポジショニングシステム信号を復号するようにDSP402に連結され、それにより、UA101がその位置を決定することを可能にする。種々の他の周辺機器もまた、付加的な機能、例えば、ラジオおよびテレビ受信を提供するように含まれ得る。
図5は、DSP402によって実装され得る、ソフトウェア環境502を例証する。DSP402は、ソフトウェアの残りが動作するプラットフォームを提供する、オペレーティングシステムドライバ504を実行する。オペレーティングシステムドライバ504は、アプリケーションソフトウェアにアクセス可能である標準化インターフェースを伴うUAハードウェアに対するドライバを提供する。オペレーティングシステムドライバ504は、UA101上で起動するアプリケーション間の制御を転送する、アプリケーション管理サービス(「AMS」)506を含む。また、図5に示されるのは、ウェブブラウザアプリケーション508、メディアプレーヤアプリケーション510、およびJava(登録商標)アプレット512である。ウェブブラウザアプリケーション508は、UA101をウェブブラウザとして動作するように構成し、ユーザが情報をフォームに入力し、リンクを選択し、ウェブページの読み出しおよび閲覧することを可能にする。メディアプレーヤアプリケーション510は、音声または視聴覚媒体を読み出し、再生するようにUA101を構成する。Java(登録商標)アプレット512は、ゲーム、ユーティリティ、および他の機能性を提供するようにUA101を構成する。構成要素514は、本開示に関係する機能性を提供する場合がある。アプリケーションレイヤにおいて示されるが、構成要素514は、環境502またはUA101上のいずれかの場所内の種々のレイヤに提供され得る。
上記で説明されるUA101および他の構成要素は、上記で説明される動作に関する命令を実行することが可能である、処理構成要素を含む場合がある。図6は、本明細書で開示される1つ以上の実施形態を実装するために好適な処理構成要素1310を含む、システム1300の実施例を図示する。プロセッサ1310(中央プロセッサユニットまたはCPUと呼ばれてもよい)に加えて、システム1300は、ネットワーク接続デバイス1320、ランダムアクセスメモリ(RAM)1330、読み出し専用メモリ(ROM)1340、2次記憶装置1350、入力/出力(I/O)デバイス1360を含み得る。ある場合では、これらの構成要素のいくつかは、相互または図示されない他の構成要素との種々の組み合わせにおいて、存在し得、あるいは結合され得る。これらの構成要素は、単一の物理的実体に、または1つより多くの物理的実体に位置する場合がある。プロセッサ1310によって取られるものとして本明細書で説明される、任意の動作は、プロセッサ1310によって単独で、または、図面に示されている、あるいは示されていない1つ以上の構成要素と併せて、プロセッサ1310によって取られる場合がある。
プロセッサ1310は、それがネットワーク接続デバイス1320、RAM1330、ROM1340、または2次記憶装置1350(ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、または光ディスク等、種々のディスクベースのシステムを含む場合がある)からアクセスする場合がある、命令、コード、コンピュータプログラム、またはスクリプトを実行する。1つだけのプロセッサ1310が示されているが、複数のプロセッサが存在し得る。したがって、命令は、プロセッサによって実行されるものとして論議され得るが、命令は、同時に、連続的に、または別様に、1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。プロセッサ1310は、1つ以上のCPUチップとして実装され得る。
ネットワーク接続デバイス1320は、モデム、モデムバンク、イーサネット(登録商標)デバイス、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェースデバイス、シリアルインターフェース、トークンリングデバイス、光ファイバ分散データインターフェース(FDDI)デバイス、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイス、符号分割多重アクセス(CDMA)デバイス、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)無線送受信機デバイス等の無線送受信機デバイス、マイクロ波アクセス用の世界的相互運用性(WiMAX)デバイス、および/またはネットワークに接続するための他の周知のデバイスの形態を成し得る。これらのネットワーク接続デバイス1320は、プロセッサ1310が情報を受信する場合があるか、またはプロセッサ1310が情報を出力する場合がある、インターネットまたは1つ以上の電気通信ネットワーク、あるいは他のネットワークと、プロセッサ1310が通信することを可能にし得る。
ネットワーク接続デバイス1320はまた、無線周波数信号またはマイクロ波周波数信号等の電磁波の形態で、データを無線で伝送および/または受信することが可能な1つ以上の送受信機構成要素1325も含む場合がある。代替として、データは、導電体の表面の中または上、同軸ケーブルの中、導波管の中、光ファイバ等の光媒体の中、あるいは他の媒体の中を伝播し得る。送受信機構成要素1325は、別個の受信および伝送ユニット、または単一の送受信機を含む場合がある。送受信機1325によって送信または受信される情報は、プロセッサ1310によって処理されたデータまたはプロセッサ1310によって実行される命令を含み得る。そのような情報は、例えば、コンピュータデータベースバンド信号または搬送波に組み込まれた信号の形態において、ネットワークから受信され、かつネットワークに出力され得る。データは、データを処理または生成するか、あるいはデータを伝送または受信するために望ましいような異なる順序に従って、順序付けられ得る。ベースバンド信号、搬送波に組み込まれた信号、または、現在使用されている、あるいは今後開発される他の種類の信号が、伝送媒体と呼ばれ得、当業者に周知のいくつかの方法に従って生成され得る。
RAM1330を使用して、揮発性データを格納し、かつ可能性として、プロセッサ1310によって実行される命令を格納し得る。ROM1340は、典型的には、2次記憶装置1350のメモリ容量より少量のメモリ容量を有する、不揮発性メモリデバイスである。ROM1340を使用して、命令および可能性として命令の実行の際に読み込まれるデータを格納し得る。RAM1330およびROM1340両方へのアクセスは、典型的には、2次記憶装置1350より高速である。2次記憶装置1350は、典型的には、1つ以上のディスクドライブまたはテープドライブから成り、RAM1330が全作業データを保持するほど十分に大きくない場合、データの不揮発性記憶のために、またはオーバーフローデータ記憶デバイスとして使用され得る。2次記憶装置1350は、RAM1330にロードされるプログラムが実行のために選択されると、そのようなプログラムを記憶するために使用され得る。
I/Oデバイス1360は、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、スイッチ、ダイヤル、マウス、トラックボール、音声認識装置、カード読取装置、紙テープ読取装置、プリンタ、ビデオモニタ、または他の周知の入力デバイスを含み得る。また、送受信機1325は、ネットワーク接続デバイス1320の構成要素の代わりに、またはそれに加えて、I/Oデバイス1360の構成要素として見なされ得る。I/Oデバイス1360の一部または全部は、ディスプレイ402および入力404等、UA101の上述の図面に描写される種々の構成要素に実質的に類似し得る。
以下の3rd Generation Partnership Project (3GPP) Technical Specification (TS)および文書は、あらゆる目的のために、参照することによって本明細書に組み込まれる。TS36.321、TS36.300、およびR2−083726 RAN2 #62bis(Warsaw, Poland)。
いくつかの実施形態を本開示で提供したが、開示されたシステムおよび方法は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、多くの他の具体的形態で具現化され得ることを理解されたい。本実施例は、制限的ではなく例証的と見なされるものであり、本明細書で与えられる詳細に制限されることを意図するものではない。例えば、種々の要素または構成要素が組み合わされるか、または別のシステムに統合され得、または、ある特徴が省略されるか、あるいは実装されなくてもよい。
また、個別または別個のものとして種々の実施形態で説明および例証される、技術、システム、サブシステム、および方法は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技術、または方法と組み合わされるか、あるいは統合され得る。相互に連結される、または直接連結される、あるいは通信するものとして示される、または論議される他の項目は、電気的であろうと、機械的であろうと、または別の方法であろうと、何らかのインターフェース、デバイス、または中間構成要素を通して、間接的に連結されるか、または通信し得る。変更、置換、および改変の他の実施例が、当業者によって究明可能であり、本明細書で開示される精神および範囲から逸脱することなく行うことができる。