JP2012256154A - 地盤設計のための積雪深調査システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】調査対象地の住所から調査対象地の緯度と経度を求める計算を実行する緯度経度変換手段35と、調査済みの積雪深を調査対象地の住所14と対応させて格納した積雪深データベース20を検索して、調査対象地の緯度と経度16を中心にして、東西南北に一定以下の距離を探索範囲18として、この探索範囲にある積雪深データを抽出するデータ抽出手段36と、データ抽出手段36が抽出したデータを、調査対象地からの直線距離の順番にソートするソート手段40と、調査対象地からの直線距離が最も短いものを選択して、設計用積雪深28を出力するデータ選択手段44とを備えた。
【選択図】図2
Description
建物の建設予定地で地耐力調査を実施して、地盤設計見積書を作成する場合に、上記の「積雪深データベース」を検索する。ここで、建設予定地ではまだ、積雪深の調査が行われていない場合がある。このときは、最も近い場所のデータを利用する。しかしながら、建設地住所を用いて検索をして、行政区域が近い場所の「積雪深データ」を取得した場合に、必ずしも、そのデータが建設予定地に近い場所のものでないことがある。換言すれば、同一市町村内のデータよりも、隣接する市町村のデータのほうが、実情に近いことがある。これに気付かずに誤ったデータを用いて地盤設計をすると、地盤強化のための杭の本数が増えて、見積金額が不必要に大きくなってしまうこともある。
上記の課題を解決するために、本発明は、既存のデータベースを利用して、可能な限り精度の高い「積雪深データ」を自動的に取得することができる、積雪深調査システムと積雪深調査プログラムと記録媒体を提供することを目的とする。
〈構成1〉
調査対象地の住所から調査対象地の緯度と経度を求める計算を実行する緯度経度変換手段と、調査済みの積雪深を調査地の住所と対応させて格納した積雪深データベースを検索して、調査対象地の緯度と経度を中心にして、東西南北に一定以下の距離を探索範囲として、この探索範囲にある積雪深データを抽出するデータ抽出手段と、前記データ抽出手段が抽出したデータを、調査対象地からの直線距離の順番にソートするソート手段と、調査対象地からの直線距離が最も短いものを選択して、設計用積雪深を出力するデータ選択手段とを備えたことを特徴とする地盤設計のための積雪深調査システム。
構成1に記載の地盤設計のための積雪深調査システムにおいて、前記探索範囲から積雪深データが抽出できなかったとき、前記探索範囲を第1の探索範囲として、その外側の東西南北に一定以下の距離を第2探索範囲として、前記データ抽出手段が、この探索範囲にある積雪深データを抽出し、前記ソート手段が、前記データ抽出手段が抽出したデータを、調査対象地からの直線距離の順番にソートし、前記データ選択手段が調査対象地からの直線距離が最も短いものを選択し、全国をメッシュで区切り、漏れなく積雪量観測値を表示し、緯度経度をキーにして検索できる多雪年積雪データベースを、データベース検索手段が、前記緯度経度をキーにして検索して、該当する場所の積雪量観測値を取得し、比較手段42が、前記データ選択手段が取得したデータと前記データベース検索手段が取得したデータを比較して、大きい方のデータを選択して設計用積雪深を出力することを特徴とする地盤設計のための積雪深調査システム。
コンピュータを、構成1に記載の各手段として機能させる積雪深調査プログラム。
コンピュータを、構成1に記載の各手段として機能させる積雪深調査プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
コンピュータを、構成2に記載の各手段として機能させる積雪深調査プログラム。
コンピュータを、構成2に記載の各手段として機能させる積雪深調査プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
積雪深データベースから、調査対象地に物理的に最短距離にある場所の積雪深データを、自動的に抽出して、設計用積雪深を得ることができる。
〈構成2の効果〉
気象庁の作成した多雪年積雪データベースを補完的に利用して、設計用積雪深を自動的に得ることができる。
積雪深調査システム10は、コンピュータ50にインストールされたコンピュータプログラムを実行して、以下の機能を実現する。コンピュータ50の記憶装置58には、顧客データベース12、調査対象地の住所14、調査対象地の緯度と経度16、探索範囲18、積雪深データベース20、抽出データ22、設計用積雪深28、気象庁多雪年積雪データ30、積雪量観測値32等のデータが記憶される。これらのデータは、演算開始前や演算開始後に順次記憶装置58に書き込まれる。
説明を進める。
図2と図3を利用して、実施例1の処理を具体的に説明する。まず、始めに、ステップS11で、調査対象地の住所14を取得する。これは、例えば、データ入力手段34が顧客データベース12(図1)等を利用して取得する。ステップS12では、取得した住所から、緯度経度変換手段35が緯度と経度を求める。次に、ステップS13で、データ抽出手段36は、探索範囲18を100秒以内に設定する。
図4と図5を利用して、実施例2の処理を具体的に説明する。まず、ステップS31で調査対象地の住所を取得する。次にステップS32で、緯度経度変換手段35が、住所から緯度と経度を取得する。ここまでは、実施例1の最初の処理と同様である。
12 顧客データベース
14 調査対象地の住所
16 調査対象地の緯度と経度
18 探索範囲
20 積雪深データベース
22 抽出データ
28 設計用積雪深
30 気象庁多雪年積雪データ
32 積雪量観測値
34 データ入力手段
35 緯度経度変換手段
36 データ抽出手段
38 データベース検索手段
39 距離計算手段
40 ソート手段
42 比較手段
44 データ選択手段
50 コンピュータ
52 ネットワーク
54 気象庁サーバ
56 データベースサーバ
58 記憶装置
60 演算処理装置
Claims (6)
- 調査対象地の住所から調査対象地の緯度と経度を求める計算を実行する緯度経度変換手段と、
調査済みの積雪深を調査地の住所と対応させて格納した積雪深データベースを検索して、調査対象地の緯度と経度を中心にして、東西南北に一定以下の距離を探索範囲として、この探索範囲にある積雪深データを抽出するデータ抽出手段と、
前記データ抽出手段が抽出したデータを、調査対象地からの直線距離の順番にソートするソート手段と、
調査対象地からの直線距離が最も短いものを選択して、設計用積雪深を出力するデータ選択手段とを備えたことを特徴とする地盤設計のための積雪深調査システム。 - 請求項1に記載の地盤設計のための積雪深調査システムにおいて、
前記探索範囲から積雪深データが抽出できなかったとき、前記探索範囲を第1の探索範囲として、その外側の東西南北に一定以下の距離を第2探索範囲として、前記データ抽出手段が、この探索範囲にある積雪深データを抽出し、
前記ソート手段が、前記データ抽出手段が抽出したデータを、調査対象地からの直線距離の順番にソートし、
前記データ選択手段が調査対象地からの直線距離が最も短いものを選択し、
全国をメッシュで区切り、漏れなく積雪量観測値を表示し、緯度経度をキーにして検索できる多雪年積雪データベースを、データベース検索手段が、前記緯度経度をキーにして検索して、該当する場所の積雪量観測値を取得し、
比較手段が、前記データ選択手段が取得したデータと前記データベース検索手段が取得したデータを比較して、大きい方のデータを選択して設計用積雪深を出力することを特徴とする地盤設計のための積雪深調査システム。 - コンピュータを、請求項1に記載の各手段として機能させる積雪深調査プログラム。
- コンピュータを、請求項1に記載の各手段として機能させる積雪深調査プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
- コンピュータを、請求項2に記載の各手段として機能させる積雪深調査プログラム。
- コンピュータを、請求項2に記載の各手段として機能させる積雪深調査プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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JP2003255056A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-10 | Fujitsu Ltd | 天候情報処理装置 |
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JP2009199151A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Hitachi Ltd | k最近傍検索方法、k最近傍検索プログラム及びk最近傍検索装置 |
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CN113553766B (zh) * | 2021-07-22 | 2023-04-28 | 南京信息工程大学 | 一种使用机器学习反演北极积雪深度的方法 |
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