JP2012243386A - スピンドルモーター - Google Patents

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Abstract

【課題】ターンテーブルと回転軸との結合力を補強して、ターンテーブルの傾きまたはターンテーブルの回転不均衡を防止または抑制したスピンドルモーターを提供する。
【解決手段】スピンドルモーター100は、回転する回転軸10、前記回転軸10に結合されて前記回転軸10と共に回転し、ディスクが安着されるターンテーブル20、前記ターンテーブル20から露出された前記回転軸10に結合され、前記回転軸10の軸方向に沿って動きながら前記ディスクを固定するセンターコーン30、及び前記ターンテーブル20の上面で前記回転軸10に結合され、前記ターンテーブル20を固定するターンテーブル固定部材40を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピンドルモーターに係り、特に、ターンテーブルと回転軸との結合力を補強して、ターンテーブルの傾きまたはターンテーブルの回転不均衡を防止または抑制したスピンドルモーターに関する。
一般に、ディスク回転装置の一つであるスピンドルモーターは、光学ディスクドライブ(ODD)及びハードディスクなどのディスクを超高速回転させるために広く用いられている。
光学ディスクドライブ(ODD)に用いられるスピンドルモーターは、回転軸、回転軸と共に回転するターンテーブル及び回転軸に挿入されてディスクをセンタリングするセンターコーンを含む。
かかる構造を有するスピンドルモーターは、センターコーンによりターンテーブルの厚さが減少し、これによって、ターンテーブルと回転軸との結合力が弱まったり、ターンテーブルが傾いたり、回転不均衡(run−out)が発生したりする問題点があった。
本発明は、ターンテーブルと回転軸との結合力を補強して、ターンテーブルの傾きまたはターンテーブルの回転不均衡を防止または抑制したスピンドルモーターを提供する。
本発明が成し遂げようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に限定されるものではなく、言及していない他の技術的課題は、下記の記載を通して本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
本発明の一実施例として、スピンドルモーターは、回転する回転軸;前記回転軸に結合されて前記回転軸と共に回転し、ディスクが安着されるターンテーブル;前記ターンテーブルから露出された前記回転軸に結合され、前記回転軸の軸方向に沿って動きながら前記ディスクを固定するセンターコーン;及び前記ターンテーブルの上面で前記回転軸に結合されて前記ターンテーブルを固定するターンテーブル固定部材を含む。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、センターコーンによりターンテーブルと回転軸との結合力が弱まるのを防止するために、回転軸に金属のリング形状を有するターンテーブル固定部材を配置して回転軸とターンテーブルとの結合力を向上させることによって、ターンテーブルの傾き及び/または回転不均一を防止または抑制できる効果を有する。
本発明の一実施例に係るスピンドルモーターを示す断面図である。 図1におけるターンテーブル固定部材を示す斜視図である。 本発明の他の実施例に係るスピンドルモーターのターンテーブル固定部材を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施例に係るスピンドルモーターを示す断面図である。 図4に示されたターンテーブル固定部材の断面図である。
図1は、本発明の一実施例に係るスピンドルモーターを示す断面図である。図2は図1のターンテーブル固定部材を示す斜視図である。
図1及び図2を参照すれば、スピンドルモーター100は、回転軸10、ターンテーブル20、センターコーン30及びターンテーブル固定部材40を含む。
回転軸10は、ベアリングアセンブリー50により回転可能に固定され、ベアリングアセンブリー50には固定子60が結合されて、回転軸10には回転子70が結合される。ベアリングアセンブリー50はベアリングハウジング52及びベアリング54を含む。
ベアリングハウジング52は、その上面が開口された円筒形状に形成され、プレス加工によって形成されるとよい。また、他に、ベアリングハウジング52は、真鍮鋳物で製作されてもよい。
上面が開口された円筒形状に形成されたベアリングハウジング52は、側板52aと底板52bを含む。
ベアリングハウジング52の側板52aは、例えば、円筒形状に形成され、底板52bは側板52aの下段部に形成される。本発明の一実施例において、側板52a及び底板52bは、プレス工程を用いたディップドローイング工程により一体で形成されるとよい。
ベアリングハウジング52の側板52aの上段は、側板52aの外側を向ける方向に切曲され、その切曲された部分は後述する固定子60のコアを押圧固定する役割を担う。
ベアリング54は、ベアリングハウジング52に形成された収納空間に格納され、回転軸孔が形成された円筒形状に形成される。また、ベアリング54は、例えば、オイル含浸焼結ベアリングを含むことができる。
ベアリングハウジング52はベースプレート80に結合される。ベースプレート80にはバーリング部82が形成され、バーリング部82にはベアリングハウジング52の側板52aが結合される。
固定子60は、コア62とコイル64を含む。
コア62は、薄い厚みを有する複数枚の鉄片を積層して形成され、コア62の中心にはベアリングハウジング52の側板52aと結合される貫通孔が形成される。コイル64はコア62に巻線される。
コア62の上面は、ベアリングハウジング52の側板52aが切曲された部分と接触され、これによって、コア62がベアリングハウジング52の側板52aから離脱することを防止することができる。
回転軸10は、ベアリングハウジング52に収納されたベアリング54の回転軸孔に回転可能に挿入される。
回転子70は、ヨーク75とマグネット76を含む。
ヨーク75は、下面が開口された円筒形状に形成される。具体的に、ヨーク75はヨーク上板72及びヨーク側面板74を含む。
ヨーク上板72は、薄い厚みを有する円板形状に形成され、ヨーク上板72の中央部にはヨークバーリング部73が形成される。ヨークバーリング部73は回転軸10に結合され、回転軸10にヨークバーリング部73が結合されることによって、ヨーク75は回転軸10と共に回転される。
ヨーク側面板74は、ヨーク上板72の外側エッジから下部に向かう方向に延長される。
マグネット76はヨーク側面板74の内側面に配置され、マグネット76はコア62の側面と対向するように配置される。マグネット76から発生した磁場及びコイル64に起因して生じた磁場により発生された力によって、ヨーク75及び回転軸10は共に回転される。
吸入マグネット90は、ヨーク75におけるヨーク上板72の下面上に配置される。吸入マグネット90は、平面上で見たとき、円形のリング形状を有している。
前述したところによれば、回転軸10は固定子60及び回転子70の作用により回転され、回転軸10にはターンテーブル20が結合される。
ターンテーブル20は円板形状に形成され、光ディスクをサポートする役割を担う。ターンテーブル20は回転軸10に圧入されて、ターンテーブル20の下面は回転子70におけるヨーク75のヨーク上板72の上面上に配置される。
ターンテーブル20が回転軸10に圧入された後、回転軸10には光ディスクをセンタリングするためのセンターコーン30が挿入される。そして、そのセンターコーン30は、回転軸10の軸方向に移動され、センターコーン30とターンテーブル20との間にはコイルばね35が介在されて、そのコイルばね35によりセンターコーン30が弾力的に支持されるようになる。
ターンテーブル20の上面に配置されるセンターコーン30を収容するために、ターンテーブル20の上面には窪んだ溝が形成されるとよい。センターコーン30を収容するためにターンテーブル20の上面に窪んだ溝を形成する場合、ターンテーブル20のうちセンターコーン30と対向する部分は、センターコーン30と対向しない部分に比べて相対的に薄い厚さで形成されるため、これによってターンテーブル20と回転軸10は弱い結合力で結合されることになる。
ターンテーブル20と回転軸10が弱い結合力で結合される場合、ターンテーブル20が傾いて配置されたり、ターンテーブル20に回転不均衡が発生したりすることがあり得る。
ターンテーブル固定部材40は、かかるターンテーブル20と回転軸10との弱い結合力を補強して、ターンテーブル20の傾き及び回転不均衡を防止することができる。
図2を参照すれば、ターンテーブル固定部材40は、回転軸10に挿入されてターンテーブル20の上面に配置されることによって、ターンテーブル20と回転軸10との間の結合力を増加させる。
これを具現するために、ターンテーブル固定部材40は金属の円形リング形状に形成され、回転軸10の外周面に圧入されて、ターンテーブル固定部材40の下面はターンテーブル20の上面と接触される。
本発明の一実施例において、ターンテーブル固定部材40がターンテーブル20の上面上に配置される場合、ターンテーブル固定部材40が回転軸10に沿ってアップ‐ダウンされるセンターコーン30の下面と干渉することがあり得るため、センターコーン30の下面にはセンターコーン30とターンテーブル固定部材40が相互接触することを防止する逃げ溝32が形成されるとよい。
ところが、センターコーン30に逃げ溝32を形成しない場合、ターンテーブル20にターンテーブル固定部材40を収容する収容溝を形成しても差し支えない。収容溝の深さは、ターンテーブル固定部材40の厚さと実質的に同一なものとすることができ、これによって、ターンテーブル固定部材40の上面とターンテーブル20の上面は同一な平面上に配置されるとよい。
図3は、本発明の他の実施例に係るスピンドルモーターのターンテーブル固定部材を示す斜視図である。
図3を参照すれば、ターンテーブル固定部材40には、前記ターンテーブル固定部材40の上面から回転軸10の外周面に沿って所定の高さで突出された補強縁42を形成することができる。補強縁42は、回転軸10とターンテーブル固定部材40との結合面積を増加させるため、ターンテーブル固定部材40がより安定的に回転軸10及びターンテーブル20と結合できるようにする。
図4は、本発明のさらに他の実施例に係るスピンドルモーターを示す断面図である。図5は、図4に示されたターンテーブル固定部材の断面図である。図4及び図5に示されたスピンドルモーターは、ターンテーブル固定部材及びターンテーブルを除けば、上記図1に示されたスピンドルモーターと実質的に同一である。したがって、同一な構成要素に対する重複説明は省略し、同一な構成要素に対しては同一な名称及び同一な参照符号を与えることにする。
図4及び図5を参照すれば、ターンテーブル固定部材40においては、回転軸10の外周面と結合されるように、ターンテーブル固定部材40の下面に向かう方向に突出されたバーリング部45が形成され、ターンテーブル20の上面にはバーリング部45が形成されたターンテーブル固定部材40を収容する収容溝28が形成される。かつ、ターンテーブル20の上面とターンテーブル固定部材40の上面は同一な平面上に形成される。ターンテーブル20の上面とターンテーブル固定部材40の上面が同一な平面上に配置される場合、ターンテーブル固定部材40と対向するセンターコーン30にターンテーブル固定部材40を収容する逃げ溝を形成しなくても差し支えない。
以上、本発明に係る実施例を詳述したが、これは例示的なものに過ぎず、当該分野において通常の知識を有する者であれば、これより多様な変形及び均等な範囲の実施例が可能であることが理解できるであろう。したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は次の特許請求範囲により決めるべきである。

Claims (11)

  1. 回転する回転軸;
    前記回転軸に結合されて前記回転軸と共に回転し、ディスクが安着されるターンテーブル;
    前記ターンテーブルから露出された前記回転軸に結合され、前記回転軸の軸方向に沿って動きながら前記ディスクを固定するセンターコーン;及び
    前記ターンテーブルの上面で前記回転軸に結合され、前記ターンテーブルを固定するターンテーブル固定部材を含むスピンドルモーター。
  2. 前記ターンテーブル固定部材は前記回転軸に圧入される、請求項1に記載のスピンドルモーター。
  3. 前記ターンテーブル固定部材は環形リング形状に形成される、請求項1に記載のスピンドルモーター。
  4. 前記ターンテーブル固定部材は金属リングである、請求項3に記載のスピンドルモーター。
  5. 前記ターンテーブル固定部材は、前記ターンテーブル固定部材の上面が前記回転軸の外周面に延長された補強縁を含む、請求項3に記載のスピンドルモーター。
  6. 前記ターンテーブル固定部材は、前記回転軸の外周面に沿って前記センターコーンを向ける方向に突出された補強縁を含み、前記ターンテーブルには前記ターンテーブル固定部材を格納する収納溝が形成された、請求項3に記載のスピンドルモーター。
  7. 前記ターンテーブル固定部材と対向する前記センターコーンの下面には、前記ターンテーブル固定部材との干渉を防止する逃げ溝が形成された、請求項1に記載のスピンドルモーター。
  8. 前記ターンテーブル固定部材は、前記回転軸の外周面と結合され、前記ターンテーブルの上面と対向するバーリング部が形成されて、ターンテーブルの前記上面には前記バーリング部の形成された前記ターンテーブル固定部材を収容する収容溝が形成された、請求項1に記載のスピンドルモーター。
  9. 前記ターンテーブルの上面及び前記ターンテーブル固定部材の上面が同一平面上に形成された、請求項8に記載のスピンドルモーター。
  10. 前記回転軸を回転可能に支持するベアリング及び前記ベアリングを格納するベアリングハウジングを含むベアリングアセンブリー;
    前記ベアリングハウジングの外周面に結合されたコア及びコアに巻線されたコイルを含む固定子;及び
    前記回転軸に挿入されて前記ターンテーブルをサポートするヨーク及び前記ヨークに装着されてコアと対向するマグネットを含む回転子を含む、請求項1に記載のスピンドルモーター。
  11. 前記ヨークと対向する前記ターンテーブルの下面には、前記ターンテーブルと前記ヨークを接着する接着剤収容溝が形成された、請求項10に記載のスピンドルモーター。
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