JP2012230587A - サーバ装置、薬剤散布閲覧システム及び薬剤散布閲覧方法 - Google Patents

サーバ装置、薬剤散布閲覧システム及び薬剤散布閲覧方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 散布領域における薬剤の散布状態を簡単かつ正確に把握することができるサーバ装置、薬剤散布閲覧システム及び薬剤散布閲覧方法を提供すること。
【解決手段】薬剤を散布する散布装置100に、重量検出装置110、位置検出装置120及びサーバ装置130を取り付け、サーバ装置130をネットワーク300を介してセンタサーバ装置400に接続したシステムである。サーバ装置130は、薬剤散布の時刻データを位置データ及び重量データと共にセンタサーバ装置400に送り、前記センタサーバ装置400は、これらのデータに基づく薬剤の散布状態をネットワーク300を介して閲覧可能にするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ装置、薬剤散布閲覧システム及び薬剤散布閲覧方法に関する。
養鶏所では、鳥インフルエンザの予防のために液状の薬剤が散布される。この散布は、例えば鳥舎内や鳥舎周辺に特定の薬剤を噴霧装置を使って噴霧することによって行われる。特許文献1には、これに関連する技術が記載されている。
特開2007−167053号公報
鳥インフルエンザの予防のための薬剤の散布状態を管理する団体(WHO、国政府関係機関、国地方行政機関など)は、例えば各養鶏所に問い合わせを行い、その報告に基づき状態を把握する必要がある。
各養鶏所への問い合わせは、非常に手間がかかる。しかも、自己申告となるので、得られる情報が正しくないこともあり得る。さらに、養鶏所内に存在する鳥舎や鳥舎周辺単位、さらに細かい領域単位で薬剤の散布状態を把握することは非常に困難である。
上記の事情に鑑み、本発明の目的は、各散布領域における薬剤の散布状態を簡単かつ正確に把握することができるサーバ装置、薬剤散布閲覧システム及び薬剤散布閲覧方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係るサーバ装置は、薬剤を散布する散布装置に、前記散布装置より散布した薬剤の重量データを出力する重量検出装置及びGPSを使って位置データを検出する位置検出装置と共に取り付けられ、ネットワークを介してセンタサーバ装置と接続されるサーバ装置であって、前記重量検出装置より重量データを、当該重量データを検出した時刻を示す第1の時刻データと共に記憶する第1のテーブルと、前記位置検出装置より位置データを、当該位置データを検出した時刻を示す第2の時刻データと共に記憶する第2のテーブルと、前記第1のテーブルに記憶された所定の時刻に対応する時刻の第1の時刻データ及び当該第1の時刻データに対応する重量データと、前記第2のテーブルに記憶された前記所定の時刻に対応する時刻の第2の時刻データ及び当該第2の時刻データに対応する位置データとを含む統合データを作成する統合データ作成部と、前記統合データ作成部により作成された統合データを記憶する第3のテーブルと、前記記憶された統合データを前記ネットワークを介して前記センタサーバ装置に送信する通信部とを具備する。
本発明では、薬剤の散布状態をセンタサーバ装置よりネットワークを介して閲覧可能になるので、各散布領域における薬剤の散布状態、即ち、いつ、どこに、どれだけの薬剤を散布したかを簡単かつ正確に把握することができる。
加えて、本発明では、重量検出装置からのデータと、位置検出装置からのデータとをそれぞれ別のテーブルに記憶し、収集されたデータを統合して統合データとしてさらに別のテーブルに記憶するように構成しているので、独自の装置開発及び既存装置内のプログラムの拡張プログラムの開発が不要となり、またサーバ装置でのプログラム処理で時間補正や位置補正等の二次処理が容易にでき、更に柔軟に既存装置を活用することができる。
本発明は、前記統合データ作成部が、統合データを作成する際に、前記所定の時刻と一致する時刻の第1の時刻データ又は第2の時刻データが存在しないときは、前記所定の時刻に対して直近の時刻の第1の時刻データ又は第2の時刻データを選択するように構成してもよい。
これにより、「時刻」をキーにしたデータの統合が可能になる。
本発明は、前記統合データ作成部が、所定の時間間隔で統合データを作成することが好ましい。
また、本発明は、前記重量検出装置からの重量データの取得及び前記位置検出装置からの位置データの取得を、前記統合データを作成する所定の時間間隔と同じタイミングで行うことが好ましい。
本発明の別の観点に係る薬剤散布閲覧システムは、薬剤を散布する散布装置に、前記散布装置より散布した薬剤の重量データを出力する重量検出装置、GPSを使って位置データを検出する位置検出装置及び前記位置データに応じた前記重量データを取得するサーバ装置を取り付け、前記サーバ装置をネットワークを介してセンタサーバ装置に接続したシステムであって、前記サーバ装置は、薬剤散布の時刻データを位置データ及び重量データと共にセンタサーバ装置に送り、前記センタサーバ装置は、これらのデータに基づく薬剤の散布状態を前記ネットワークを介して閲覧可能にするものである。
本発明の別の観点に係る薬剤散布閲覧方法は、薬剤を散布する散布装置に、前記散布装置より散布した薬剤の重量データを出力する重量検出装置、GPSを使って位置データを検出する位置検出装置及び前記位置データに応じた前記重量データを取得するサーバ装置を取り付け、ネットワークを介して前記サーバ装置から前記センタサーバ装置に薬剤散布の時刻データを位置データ及び重量データと共に送り、これらのデータに基づく薬剤の散布状態を前記センタサーバ装置より前記ネットワークを介して閲覧可能にするものである。
本発明によれば、各散布領域における薬剤の散布状態を簡単かつ正確に把握することができる。
本発明の一実施形態に係る薬剤散布閲覧システムの構成を示す図である。 図1に示したサーバ装置の構成を示すブロック図である。 図2に示した第1のテーブルの一例を示す図である。 図2に示した第2のテーブルの一例を示す図である。 図2に示した第3のテーブルの一例を示す図である。 図1に示した重量センサでのデータ処理プロセスを示すフローチャートである。 図1に示したGPSセンサでのデータ処理プロセスを示すフローチャートである。 図2に示した制御部でのデータ処理プロセスを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る閲覧データの一例を示すである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る薬剤散布閲覧システムの構成を示す図である。
図1に示すように、噴霧装置100は、重量検出装置としての重量センサ110、位置検出装置としてのGPSセンサ120、サーバ装置としてのローカルサーバ装置130及び通信モジュール140が取り付けられている。
噴霧装置100は、鳥インフルエンザの予防のため、液状の薬剤を噴霧するものである。なお、噴霧装置100は、薬剤を散布する散布装置としての一例を示したにすぎず、鳥インフルエンザの予防のため薬液以外の薬液を散布する散布装置であってもよく、また液体でなく固体の薬剤を散布する散布装置であってももちろん構わない。
本実施形態における噴霧装置100は、例えば鳥舎内や鳥舎周辺を作業者が手で持ち運べる程度の大きさと重さである。噴霧装置100は、装置本体101内に液体タンク102及び低圧コンプレッサ103を内蔵し、低圧コンプレッサ103からの気体が気体ライン104を介して液体タンク102内に供給される。なお、散布装置100が作業者によって手作業で行われるのではなく、自動化されたシステムであってももちろん本発明を適用できる。
液体タンク102は、液状の薬剤を収容する。液体タンク102は、液体ライン105を介して装置本体101外の超微細二流体ノズル106に接続され、低圧コンプレッサ103から液体タンク102に気体が供給されると、超微細二流体ノズル106から超微細な液体が噴霧されるようになっている。超微細二流体ノズル106に関しては、例えば特許第3826196号公報に詳しく記載されている。液体タンク102は、装置本体内に取り付けられた重量センサ110上に着脱可能に搭載されるようになっている。
重量センサ110は、搭載されている液体タンク102の重量を検出することで、液体タンク102内の薬剤の使用重量を検出し、この重量データをデジタルデータに変換してローカルサーバ装置130に送る。噴霧装置100には、当該噴霧装置100固有の識別子が付与され、液体タンク102にも当該液体タンク102固有の識別子が付与されている。従って、液体タンク102が別のタンクと取り換えられたときには、その液体タンク102の識別子は異なるものとなる。装置本体内に、この液体タンク102の識別子を検出する検出部を設け、検出された識別子をローカルサーバ装置130に送り、そのデータを閲覧可能となるように構成してもよい。これにより、どの薬剤を使用したか自動的に記録でき、畜舎ごとに使用した薬剤の内容も把握できる。また、薬剤を使用せず、例えば単なる水を蒔いた場合でも、指定の薬剤以外を使用したことが判明できる。
本実施形態におけるGPSセンサ120は、アクティブタイプであり、GPS(Global Positioning System: グローバル・ポジショニング・システム)200より経度情報と緯度情報を取得する。GPSセンサ120は、取得された経度情報と緯度情報から位置データに変換し、この位置データを取得した時刻データ(第2の時刻データ)と共にローカルサーバ装置130に無線で送信する。
ローカルサーバ装置130は、通信モジュール140を介してインターネット網300に接続されている。実際には、このようにローカルサーバ装置130を有する噴霧装置100が各地域の鳥舎内や鳥舎周辺に存在し、これらの多数のローカルサーバ装置130はインターネット網300を介してセンタサーバ装置としての噴霧履歴GPS認証データベースセンタ400に統合データを送信するように構成されている。鳥インフルエンザの予防のための薬剤の散布状態を管理する団体(WHO、国政府関係機関、国地方行政機関など)のデータの管理者が所有する端末装置500はインターネット網300を介して噴霧履歴GPS認証データベースセンタ400が有するデータベースを閲覧可能とされている。
図2は、図1に示したローカルサーバ装置130の構成を示すブロック図であり、図2に示すローカルサーバ装置130は、第1の受信部131、第2の受信部132、記憶部133、制御部134、通信部135を有する。
第1の受信部131は、重量センサ110と有線で接続され、重量センサ110から重量データを受信する。第2の受信部132は、GPSセンサ120と無線によって接続され、GPSセンサ120から位置データを受信する。
記憶部133は、第1のテーブル133aと、第2のテーブル133bと、第3のテーブル133cとを有する。
第1のテーブル133aは、重量センサ110から送られた重量データを当該重量データを検出した時刻を示す第1の時刻データと共に記憶する。第1の時刻データは、ローカルサーバ装置130で生成されたものであってもよく、重量センサ110で生成されたものであってもよい。第1のテーブル133aの一例を図3に示す。
第2のテーブル133bは、GPSセンサ120から送られた位置データを当該位置データを検出した時刻を示す第2の時刻データと共に記憶する。第2の時刻データについても、ローカルサーバ装置130で生成されたものであってもよく、GPSセンサ120で生成されたものであってもよい。第2のテーブル133bの一例を図4に示す。
統合データ作成部としての制御部134は、第1のテーブル133aに記憶された第1の時刻データ及び当該第1の時刻データに対応する重量データと、第2のテーブル133bに記憶された第1の時刻データに対応する第2の時刻データ及び当該第2の時刻データに対応する位置データとを含む統合データを作成する。
第3のテーブル133cは、統合データ作成部134cにより作成された統合データを記憶する。第3のテーブル133cの一例を図5に示す。
通信部135は、第3のテーブル133cに記憶された統合データをインターネット網300を介して噴霧履歴GPS認証データベースセンタ400に送信する。
図6は重量センサ110でのデータ処理プロセスを示すフローチャートである。
重量センサ110は、液体タンク102の重量を検出し、検出したアナログデータを内蔵するデジタル変換部により、デジタル信号へ変換する(ステップ601)。重量センサ110は、デジタル変換された原データを特定の変換率により重量データへ変換する(ステップ602)。重量センサ110は、このような重量データをローカルサーバ装置130に対して送信する(ステップ603)。
図7はGPSセンサ120でのデータ処理プロセスを示すフローチャートである。
GPSセンサ120は、複数の特定されたGPS200からの送信データ2個を受信すると(ステップ701)、受信した2個のデータの差異から、内蔵プログラムにより、位置情報を積算する(ステップ702)。このようの積算データを「位置データ」とする。GPSセンサ120は、このような位置データをローカルサーバ装置130に対して送信する(ステップ703)。
図8は制御部134でのデータ処理プロセスを示すフローチャートである。
制御部134は、所定の時間間隔(例えば30分間隔)で(ステップ801)、当該「時刻」に対応する重量データを第1のテーブル133aから、また当該時刻に対応する位置データを第2のテーブル133bから、それぞれ取り出す(ステップ802、803)。
本実施形態においては、「時刻」をキーにして第1のテーブル133a又は第2のテーブル133bからこの「時刻」に一致する時刻の第1の時刻データ及び重量データと、この「時刻」に一致する時刻の第2の時刻データ及び位置データとを取り出し、取出した2つのデータを統合しようとするものである。
ただし、第1のテーブル133a又は第2のテーブル133bに「時刻」と一致する時刻の第1又は第2の時刻データが存在しない場合がある。そのような場合には、「時刻」に対して直近の時刻の第1の時刻データ又は第2の時刻データを選択する。
例えば、制御部134が「2011年4月22日12時30分」の「時刻」に対応する時刻のデータを第1のテーブル133a又は第2のテーブル133bを取り出すものとする。
図3に示した第1のテーブル133aには第1の時刻データとして「2011.04.22.12:30」というものが存在するので、所定の「時刻」に対応する時刻の第1の時刻データが存在することになる。従って、制御部134は、第1のテーブル133aより「2011.04.22.12:30」という第1の時刻データ及びこの「2011.04.22.12:30」という第1の時刻データに対応する重量データ「23」を取り出す。図3では、これらのデータを点線内に囲んでいる。
一方、図4に示した第2のテーブル133bには第2の時刻データとして「2011.04.22.12:30」というものが存在しないので、所定の「時刻」に対応する時刻の第2の時刻データが存在しないことになる。従って、制御部134は、第2のテーブル133bより所定の「時刻」に対して直近の時刻の第2の時刻データを探す。ここでは、所定の「時刻」に対して直近の時刻の第2の時刻データは、「2011.04.22.12:25」であるので、この「2011.04.22.12:25」という第2の時刻データ及びこの「2011.04.22.12:25」という第2の時刻データに対応する位置データ「An−1」を取り出す。図4でも、これらのデータを点線内に囲んでいる。
制御部134は、ステップ802及び803において第1のテーブル133a及び第2のテーブル133bより取り出した第1の時刻データ、重量データ、第2の時刻データ及び位置データを統合し(ステップ804)、統合した統合データを第3のテーブル133cに記憶させる(ステップ805)。ちなみに、図5において点線内で囲まれた統合データは、上記の例、すなわち図3及び図4において点線内に囲まれたデータを統合したものである。
ローカルサーバ装置130は、このように第3のテーブル133cに記憶された統合データにID(当該統合データに一意に付与される識別子及び当該ローカルサーバ装置に一意に付与される識別子)を付与し、これらのデータをインターネット網300を介して噴霧履歴GPS認証データベースセンタ400に送信する。
すなわち、ローカルサーバ装置130から噴霧履歴GPS認証データベースセンタ400に送信される統合データは、以下のとおりとなる。
統合データ=ローカルサーバ装置ID+統合データID
+第1の時刻データ+重量データ+第2の時刻データ+位置データ
ローカルサーバ装置130は、例えば1つの統合データごとに噴霧履歴GPS認証データベースセンタ400に送信してもよいし、例えば1日分の統合データをまとめて噴霧履歴GPS認証データベースセンタ400に送信してもよい。
噴霧履歴GPS認証データベースセンタ400では、各ローカルサーバ装置130から送信される統合データ基づきデータベースを構築する。本実施形態では、鳥インフルエンザの予防のための薬剤の散布状態を管理する団体(WHO、国政府関係機関、国地方行政機関など)のデータの管理者が、端末装置500よりインターネット網300を介して噴霧履歴GPS認証データベースセンタ400が有するデータベースを閲覧可能とされている。
このデータベースは、例えば各噴霧装置100がいつ、どこに、どれだけの薬剤を散布したかを確認できるものであればよい。その内容は、表形式でもよく、画面上の地図に表示するものであってもよい。
その画面例を図9に示す。図9において、符号901及び902は、道路を隔てて設けられた鳥舎を示し、902は鳥舎の周辺の領域を示している。各ポイントは散布点の中心を示し、その数字はその位置での散布時刻を示し、各ポイントの円は散布量を示している。この例では、鳥舎902での散布が不十分であることが、画面上で容易に確認できる。
例えば、この画面をさらに広域に表示させることで、更に広い領域のデータを閲覧することができるようにすればよい。また画面を移動させることで、別の場所の鳥舎等のデータを閲覧することができるようにすればよい。
本実施形態に係る薬剤散布閲覧システムでは、鳥インフルエンザの予防のための薬剤の散布状態を管理する団体のデータの管理者が、薬剤の散布状態をネットワークを介して端末500より閲覧可能になるので、各散布領域における薬剤の散布状態、即ち、いつ、どこに、どれだけの薬剤を散布したかを簡単かつ正確に把握することができる。しかも例示の如く養鶏所内に存在する鳥舎や鳥舎周辺単位、さらに細かい領域単位で薬剤の散布状態を把握することが可能である。
上記のデータの管理者は、統合データを解析することで、業務の稼働状況が掌握できる。また、薬剤などの特定資材の在庫状況が定刻ごとに掌握することもできる。
また、散布装置100を使用する作業者又は自動化されたシステム側は、ローカルサーバ装置130のデータに対して関与する余地はないので、例えば定刻測定データの時間、場所、散布量を第三者が認証でき、データの信用性を担保することがきる。すなわち、作業者が手作業で実施した作業や自動化されたシステムが稼動した運行状況等様々な作業や稼働状況を把握し、時間と場所を同時に特定することで第三者がデータを認証することができる。これにより、作業報告等の提出が削減化でき、信用性の高い実施証明書などを発行でき、販売商品に付加価値を与えることができ、幅広い分野で効果を期待できる。
本実施形態に係るローカルサーバ装置130は、重量センサ110からのデータの取得と、GPSセンサ120からのデータの取得とを同期させて行い、これらのデータを統合するものではない。すなわち、本実施形態に係るローカルサーバ装置130では、重量センサ110からのデータの取得と、GPSセンサ120からのデータの取得とを非同期に行い、それぞれ取得したデータを一旦第1のテーブル133a及び第2のテーブル133bに記憶させておき、所定のタイミングでそれぞれのデータを取り出して統合している。従って、このシステムでは、重量センサ110、GPSセンサ120及びローカルサーバ装置130についてそれぞれ独自の装置開発及び既存装置内のプログラムの拡張プログラムの開発が不要となり、またローカルサーバ装置130でのプログラム処理で時間補正や位置補正等の二次処理が容易にでき、更に柔軟に既存装置を活用することができる。この結果、既存装置を利用することが可能となり、システムの開発コストを大幅に削減できる。ただし、重量センサ110からのデータの取得と、GPSセンサ120からのデータの取得と、統合データの作成をそれぞれが独立した動作であるが、同じタイミングで行うようにしてもよい。
また、このローカルサーバ装置130では、「時刻」をキーにして第1のテーブル133a又は第2のテーブル133bからこの「時刻」に対するデータを取り出しているので、統合しようとするデータの構成が非常に簡単なものとなる。ただし、そのように構成すると、第1のテーブル133a又は第2のテーブル133bに「時刻」と一致する時刻の第1又は第2の時刻データが存在しない場合があるが、そのような場合には、「時刻」に対して直近の時刻の第1の時刻データ又は第2の時刻データを選択するように構成しているので、「時刻」をキーにしてのデータの統合を問題なく行うことができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施形態の図8では、重量データ、位置データの順番でデータを取り出し、統合しているが、位置データ、重量データの順番でデータを取り出し、統合するようにしても構わない。
また、上記の実施形態では、重量センサ110及びGPSセンサ120からの重量データ及び位置データの収集とは独立して、所定の時間間隔でデータ統合をしているが、重量センサ110及びGPSセンサ120からの重量データ及び位置データの収集をこの所定の時間間隔に一致させるようにしてもよい。
さらに、上記の実施形態では、所定の時間間隔として30分程度を例示したが、液体容器の全重量が噴霧するに要する時間を10分割以上する時間を目安とすればよい。仮に、容器の残重量に変化が無ければ噴霧をしていない時間帯と判断でき、かつ、残重量がゼロの場合は容器に使用する薬剤がない状態と判断できる。
また、本発明は、バイオセキュリティ監視システムや危険物保管監視システム、核燃料(ウラン等)保有監視システムなどのさまざまな分野に適用することができる。
100 噴霧装置
110 重量センサ
120 GPSセンサ
130 ローカルサーバ装置
133 記憶部
133a 第1のテーブル
133b 第2のテーブル
133c 第3のテーブル
134 制御部
200 GPS
300 インターネット網
400 噴霧履歴GPS認証データベースセンタ
500 端末装置

Claims (6)

  1. 薬剤を散布する散布装置に、前記散布装置より散布した薬剤の重量データを出力する重量検出装置及びGPSを使って位置データを検出する位置検出装置と共に取り付けられ、ネットワークを介してセンタサーバ装置と接続されるサーバ装置であって、
    前記重量検出装置より重量データを、当該重量データを検出した時刻を示す第1の時刻データと共に記憶する第1のテーブルと、
    前記位置検出装置より位置データを、当該位置データを検出した時刻を示す第2の時刻データと共に記憶する第2のテーブルと、
    前記第1のテーブルに記憶された所定の時刻に対応する時刻の第1の時刻データ及び当該第1の時刻データに対応する重量データと、前記第2のテーブルに記憶された前記所定の時刻に対応する時刻の第2の時刻データ及び当該第2の時刻データに対応する位置データとを含む統合データを作成する統合データ作成部と、
    前記統合データ作成部により作成された統合データを記憶する第3のテーブルと、
    前記記憶された統合データを前記ネットワークを介して前記センタサーバ装置に送信する通信部と
    を具備するサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置であって、
    前記統合データ作成部は、統合データを作成する際に、前記所定の時刻と一致する時刻の第1の時刻データ又は第2の時刻データが存在しないときは、前記所定の時刻に対して直近の時刻の第1の時刻データ又は第2の時刻データを選択する
    サーバ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサーバ装置であって、
    前記統合データ作成部は、所定の時間間隔で統合データを作成する
    サーバ装置。
  4. 請求項3に記載のサーバ装置であって、
    前記重量検出装置からの重量データの取得及び前記位置検出装置からの位置データの取得を、前記統合データを作成する所定の時間間隔と同じタイミングで行う
    サーバ装置。
  5. 薬剤を散布する散布装置に、前記散布装置より散布した薬剤の重量データを出力する重量検出装置、GPSを使って位置データを検出する位置検出装置及び前記位置データに応じた前記重量データを取得するサーバ装置を取り付け、
    前記サーバ装置をネットワークを介してセンタサーバ装置に接続したシステムであって、
    前記サーバ装置は、薬剤散布の時刻データを位置データ及び重量データと共にセンタサーバ装置に送り、
    前記センタサーバ装置は、これらのデータに基づく薬剤の散布状態を前記ネットワークを介して閲覧可能にする
    薬剤散布閲覧システム。
  6. 薬剤を散布する散布装置に、前記散布装置より散布した薬剤の重量データを出力する重量検出装置、GPSを使って位置データを検出する位置検出装置及び前記位置データに応じた前記重量データを取得するサーバ装置を取り付け、
    ネットワークを介して前記サーバ装置から前記センタサーバ装置に薬剤散布の時刻データを位置データ及び重量データと共に送り、
    これらのデータに基づく薬剤の散布状態を前記センタサーバ装置より前記ネットワークを介して閲覧可能にする
    薬剤散布閲覧方法。
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