JP2012226814A - コピー制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一世代の記録を許可のデジタル放送番組を記録する場合、コピー制御を施しつつ、使い勝手の向上を図る。
【解決手段】受信したコピー制御情報の内の第1の情報が一世代のコピーを許可するコピー世代情報を示し、かつ受信したコピー制御情報の内の第2の情報が複数の所定数のコピー個数のコピーを許可する個数制限コピー可を示している場合には、受信したデジタルコンテンツを複数の所定数のコピー個数までコピー可能な状態で第一の記録装置に記録管理可能とし、第一の記録装置のデジタルコンテンツを第二の記録装置にコピーした場合、コピーした第二の記録装置におけるデジタルコンテンツを「再コピー禁止」として管理する第一の状態と、第一の記録装置のデジタルコンテンツを第三の記録装置にコピーした場合、コピーした第三の記録装置におけるデジタルコンテンツを「表示以外の出力禁止」として管理する第二の状態と、を有するように構成する。
【選択図】図19
【解決手段】受信したコピー制御情報の内の第1の情報が一世代のコピーを許可するコピー世代情報を示し、かつ受信したコピー制御情報の内の第2の情報が複数の所定数のコピー個数のコピーを許可する個数制限コピー可を示している場合には、受信したデジタルコンテンツを複数の所定数のコピー個数までコピー可能な状態で第一の記録装置に記録管理可能とし、第一の記録装置のデジタルコンテンツを第二の記録装置にコピーした場合、コピーした第二の記録装置におけるデジタルコンテンツを「再コピー禁止」として管理する第一の状態と、第一の記録装置のデジタルコンテンツを第三の記録装置にコピーした場合、コピーした第三の記録装置におけるデジタルコンテンツを「表示以外の出力禁止」として管理する第二の状態と、を有するように構成する。
【選択図】図19
Description
技術分野は、コンテンツのコピー制御に関する。
上記技術分野に関し、特許文献1には、「一世代のみコピーを許可された情報(Copy One Generation)を、これ以上のコピーを禁止する情報(Copy No More)に書替えて記録する際の、使い勝手を向上させる。」ことを課題とし、その解決手段として「記録後の所定時間以内は、一世代のみのコピーを認める(Copy One Generation)こととし、記録時の不備等で記録が中断した部分を補うようにする。また、媒体上に同一ストリームを2個記録し、一方を通常の視聴に使用し、他方を必要に応じて他の媒体へ移動して保存する。」ことが記載されている。
近年、デジタル放送のサービス拡大に伴いデジタル放送を記録できる記録装置が普及している。
デジタル放送の記録にあたり、記録装置に内蔵されているHDD(ハードディスクドライブ)に受信したデジタル放送を記録し、HDDから他の記録媒体(例えば光ディスク、半導体メモリ、他のHDD)に、デジタル放送の番組がコピー可(Copy Free)の場合にはコピー、デジタル放送の番組が一世代の記録を許可(コピーのコピー(二世代以上のコピー)は認めないという意味、Copy One Generation)の場合にはムーブ(移動)されている。
特許文献1の記録装置では、上記デジタル放送の番組がCopy One Generationの場合においても、規定時間以内であればコピーできることから、記録が中断した場合に補うことが可能となる。
しかし、特許文献1の記録装置では、規定時間以上を過ぎてしまえば従来と同じようにコピーが許されない。例えば、番組のHDDへの録画と、HDDから光ディスクへのコピーが同時にできない記録装置において、録画したい番組が立て込んでいて、HDDへのアクセスが集中している場合、HDDから光ディスクへのコピーが完了できない間に規定時間が過ぎてしまうことが考えられる。
上記課題を解決するために、本発明の一実施の態様は、例えばコピー制御方法において、受信したコピー制御情報の内の第1の情報が一世代のコピーを許可するコピー世代情報を示し、かつ受信したコピー制御情報の内の第2の情報が複数の所定数のコピー個数のコピーを許可する個数制限コピー可を示している場合には、受信したデジタルコンテンツを複数の所定数のコピー個数までコピー可能な状態で第一の記録装置に記録管理可能とし、第一の記録装置に記録管理されているデジタルコンテンツを第二の記録装置にコピーした場合、コピーした第二の記録装置におけるデジタルコンテンツを「再コピー禁止」として管理する第一の状態と、第一の記録装置に記録管理されているデジタルコンテンツを第三の記録装置にコピーした場合、コピーした第三の記録装置におけるデジタルコンテンツを「表示以外の出力禁止」として管理する第二の状態と、を有するように構成する。
上記手段によれば、デジタル放送の番組を記録する場合において、コピー制御を施しつつ、記録したコンテンツに対する使い勝手の向上を図れる。
以下、本発明に好適な実施形態の例(実施例)を説明する。但し、本発明は本実施例に限定されない。本実施例は、主には一世代のコピーを許された情報の扱いに関するものである。
<システム>
図1は、本実施例のシステムの構成例を示すブロック図である。放送で情報を送受信して記録再生する場合を例示している。
図1は、本実施例のシステムの構成例を示すブロック図である。放送で情報を送受信して記録再生する場合を例示している。
1は放送局などの情報提供局に設置される送信装置、2は中継局や放送用衛星などに設置される中継装置、ユーザの宅内などに設置される3は受信装置、10は受信装置3に内蔵される受信記録再生部である。受信記録再生部10では、放送された情報を記録し、再生することができる。
送信装置1は、中継装置2を介して、変調された信号電波を伝送する。図のように衛星による伝送以外にも例えばケーブルによる伝送、電話線による伝送、地上波放送による伝送、インターネットなどのネットワーク経由のIP(Internet Protocol)を利用した伝送などを用いることもできる。受信装置3で受信されたこの信号電波は、後に述べるように、復調されて情報信号となった後、必要に応じ記録するに適した信号となって記録される。また、ユーザは、受信装置3にディスプレイが内蔵されている場合はこのディスプレイで、内蔵されていない場合には受信装置3と図示しないディスプレイとを接続して情報信号が示す映像音声を視聴することができる。
<送信装置>
図2は、図1のシステムのうち、送信装置1の構成例を示すブロック図である。
図2は、図1のシステムのうち、送信装置1の構成例を示すブロック図である。
11はソース発生部、12はMPEG、あるいはH.264方式等で圧縮を行うエンコード部、13はスクランブル部、14は変調部、15は送信アンテナ、16は管理情報付与部である。カメラ、記録再生装置などから成るソース発生部11で発生した映像音声などの情報は、より少ない占有帯域で伝送できるよう、エンコード部12でデータ量の圧縮が施される。必要に応じてスクランブル部13で、特定の視聴者には視聴可能となるように伝送暗号化される。変調部14でOFDM,TC8PSK,QPSKなど伝送するに適した信号となるよう変調された後、送信アンテナ15から、中継装置2に向けて電波として送信される。このとき、管理情報付与部16では、コピーを制御するための情報であるコピー制御情報や現在時刻等の情報を付加する。
なお、一つの電波には複数の情報が、時分割、スペクトル拡散などの方法で多重されることが多い。簡単のため図2には記していないが、この場合、ソース発生部11とエンコード部12の系統が複数個あり、エンコード部12とスクランブル部13との間に、複数の情報を多重するマルチプレクス部(多重化部)が置かれる。
<コピー制御情報>
コピー制御情報は、コピーの可否や回数などの制限を制御する情報であり、例えば管理情報付与部16で付加される。コンテント利用記述子とデジタルコピー制御記述子などを含む。
コピー制御情報は、コピーの可否や回数などの制限を制御する情報であり、例えば管理情報付与部16で付加される。コンテント利用記述子とデジタルコピー制御記述子などを含む。
図8は、コピー制御情報を利用することによる番組コンテントの保護に関する運用の例を示す。
「運用可」とは、それぞれのサービス形態に対応したコンテントに対して、デジタルコピー制御情報を用いた世代制限として送信側が選択できることを示す。例えば、「ペイパービュー(pay-per-view)」であれば、どのデジタルコピー制御情報を用いてもよいことを示しており、一方で「月極め等有料放送」であれば「コピー禁止」を送信側が選択できないことを示す。
「フラット/ティア」とは、有料放送などで複数チャンネルをまとめて契約することをフラット契約と呼び、チャンネル毎に契約することをティア契約と呼ぶ。
「上記以外」には、例えば「有料放送ではなく、コンテンツ保護を伴わない番組の場合」が含まれる。
図3は、コピー制御情報の一つであるコンテント利用記述子の構造の一例を示す。コンテント利用記述子は、例えば管理情報付与部16で生成、付加され、MPEG-TSのPSI(Program Specific Information)(一例としてPMT(Program Map Table)など)あるいはSI(Service Information)(一例としてEIT(Event Information Table)、あるいはSDT(Service Description Table)など)に格納されて送出される情報である。
コンテント利用記述子の用途は、当該番組に対して、蓄積(記録)や出力に関する制御情報を記述する場合に配置(送出)されるものである。その意味は、digital_recording_control_mode(デジタルコピーモードビット)の1ビットのフィールドが「1」の場合、図5で説明するデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」であっても「個数制限コピー可」として記録可能であることを示す。「0」の場合、「個数制限コピー可」として記録することはできない。
なお、コンテント利用記述子は、当該番組が出力保護の対象である場合に必ず配置(送出)する。この出力保護とは、コンテント利用記述子の出力保護ビット(encryption_mode)を用いて、「制約条件なしにコピー可」のコンテンツの高速デジタルインタフェース出力に対して、保護を実施することを意味する。別の言い方をすれば、デジタルインタフェースでの出力や記録媒体へのコピーの際に暗号化するものの、コピーの回数や世代には制限をかけない。インターネットへの再送信は事実上不可能となる。「出力保護付きコピー・フリー」や、EPN(encryption plus non-assertion)とも呼ぶ。
また、当該番組のデジタルコピー制御情報が「一世代のコピー可」であり、且つ、「個数制限コピー可」の対象でない場合に必ず配置(送出)する。
図4は、コンテント利用記述子の各フィールドにおける記述内容の一例を示す。
「descriptor_tag」にはコンテント利用記述子を意味する“0xDE”を記述する。「descriptor_length」には、コンテント利用記述子の記述子長を記述する。「digital_recording_control_mode」には、デジタルコピー制御情報が「一世代のコピー可」であり、且つ、「個数制限コピー可」の対象でない場合は’0’を記述する。デジタルコピー制御情報が「一世代のコピー可」であり、且つ、「個数制限コピー可」の対象である場合は‘1’を記述する。
「encryption_mode」には、デジタルコピー制御情報が「制約条件なしにコピー可」であり、且つ、高速デジタルインタフェース出力に保護を実施する場合は’0’を記述する。
「retention_mode」は一時蓄積制御ビットを意味し、デジタルコピー制御記述子の「digital_recording_control_data」(デジタルコピー制御情報)が「コピー禁止」であっても一時蓄積が可能であることを表す“0”を記述する。「retention_state」は一時蓄積許容時間を意味し、1時間30分の蓄積が可能なことを表す”111”を記述する。なお、「image_constraint_token」、「retention_state」、「encryption_mode」はデフォルトの状態では「1」である。
「個数制限コピー可」のコンテンツのコピー数の制限は、コピー元、コピー先を含めてコピーの総数が10個以内に制限される。また、リムーバブル記録媒体への記録機能や高速デジタルインタフェース出力を経由したムーブ機能がある場合には、それらを含めて制限される。具体的には、例えばコピー元及びコピー先のコンテンツは、それぞれ、アナログ映像、音声出力及びデジタル音声出力を除いてコピー数の制限あるいはコピーの禁止(再コピー禁止)がなされているものとする。上記制限内であれば、コピー元あるいはコピー先のコンテンツをムーブしてもよい。
なお、サムネールのようにコンテンツの管理の目的のみに用いられるものはコピーに含まれないものとする。
「個数制限コピー可」のコンテンツのコピー数の制限は、コピー元、コピー先を含めてコピーの総数が10個以内に制限される。また、リムーバブル記録媒体への記録機能や高速デジタルインタフェース出力を経由したムーブ機能がある場合には、それらを含めて制限される。具体的には、例えばコピー元及びコピー先のコンテンツは、それぞれ、アナログ映像、音声出力及びデジタル音声出力を除いてコピー数の制限あるいはコピーの禁止(再コピー禁止)がなされているものとする。上記制限内であれば、コピー元あるいはコピー先のコンテンツをムーブしてもよい。
なお、サムネールのようにコンテンツの管理の目的のみに用いられるものはコピーに含まれないものとする。
各フィールドについては、受信側の処理として、図7でも後述する。
図5は、コピー制御情報の一つであるデジタルコピー制御記述子の構造の一例を示す。デジタルコピー制御記述子は、例えば管理情報付与部16で生成、付加され、MPEG-TSのPSI(一例としてPMTなど)あるいはSI(一例としてEIT、あるいはSDTなど)に格納されて送出される情報である。
デジタルコピー制御記述子は、「digital_recording_control_data」(デジタルコピー制御情報)の2ビットのフィールドにより、コピー世代を制御する情報を表す。
図6は、デジタルコピー制御情報の例を示す。デジタルコピー制御情報が、「00」の場合には制約条件なしにコピー可を示し、「01」の場合には放送事業者の定義によることを示し、「10」の場合には一世代のコピー可であることを示し、「11」の場合にはコピー禁止であることを示す。なお、一世代のコピー可とは、受信した放送信号を記録(一世代目のコピー)できるが、記録した後には放送信号を複製(コピー)できないことを意味する。
図3と図4のコンテント利用記述子をコピー個数制限情報、図5と図6のデジタルコピー制御情報をコピー世代制限情報とも呼ぶ。
<受信装置>
図10は、図1のシステムのうち、受信装置3の構成例を示すブロック図である。図10において、情報、PCR等の流れを表す線が交差している場所については、接触していないものとする。但し、黒丸が付されている部分については接触があり、そこから分岐していることを示す。
図10は、図1のシステムのうち、受信装置3の構成例を示すブロック図である。図10において、情報、PCR等の流れを表す線が交差している場所については、接触していないものとする。但し、黒丸が付されている部分については接触があり、そこから分岐していることを示す。
受信装置3は、デジタル放送、あるいはネットワーク経由のIP(Internet Protocol)放送を受信して、記録と再生を行う受信装置である。画像圧縮技術としてMPEG(Moving Picture Experts Group)方式によって符号化され、MPEG2―TS方式で多重化された信号を扱う場合について説明する。
受信装置3は、受信記録再生部10、制御部114(例えば、CPU(Central Processing Unit))、ユーザインタフェース部115(例えば、入力装置として、キーボード、マウスまたはリモコン等)を含む。
本構成例は、各々をハードウェアの要素として記載しているが、一部をソフトウェアで実現してもよい。また、ネットワーク経由でのVOD(Video On Demand)、ダウンロード等といった特定ユーザに映像コンテンツ、音声コンテンツ等を送信受信することに適用してもよい。これらを総称して配信ともいう。
制御部114は、バス部で本受信装置の各部(受信記録再生部10を含む)と接続されており、受信装置全体の動作を制御する。また、ユーザインタフェース部115のリモコンなどを介してユーザから種々の命令信号を受け、その命令信号に基づいてバス部を介して接続された各部を制御することで、種々の処理を実行する。
受信記録再生部10は、チューナ復号部101、セレクタ102、分離・抽出部103(例えば、デマルチプレクサ)、入力バッファ104、復号部105(例えば、MPEGデコーダ)、ネットワークインタフェース部106、バッファ管理部107、クロック再生部108、タイムスタンプ比較/出力部109、タイムスタンプ付加部110、読み出し部111、書き込み部112、内蔵記録媒体113、出力部116、固定クロック発生部117(例えば、水晶発振器)、コンテンツ管理情報作成部119、コンテンツ管理情報解析部120、ローカルインタフェース部123を含む。
内蔵記録媒体113(第一記録媒体とも呼ぶ)、及びリムーバブル記録媒体118(第二記録媒体とも呼ぶ)は、例えばハードディスクドライブ(HDD)、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどのランダムアクセスが可能な媒体である。
出力部116は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma DISPLAY Panel)等を利用した表示部、スピーカ等による音声出力部、または他の表示装置等にアナログあるいはデジタルの映像データ/音声データを出力するコンポジット映像出力端子、S映像出力端子(S端子)、D映像出力端子(D端子)(以上アナログ映像出力端子)、HDMI(High Definition Multimedia Interface)出力端子(デジタル映像出力端子)、光音声出力端子(デジタル音声出力端子)等である。出力部116は、復号された映像/音声を、出力装置である表示部/音声出力部にて再生する。または、出力端子(例えば、HDMI)等を介して他の表示装置、音声再生装置等に映像/音声コンテンツデータ等を出力する。この出力端子からの映像/音声コンテンツデータにはそれぞれの出力規格のコンテンツ保護方式に基づいた形式で出力されるためコンテンツの保護がなされる。
チューナ復号部101は、無線(衛星、地上)、ケーブルなどの放送伝送網を介して送信装置1から送信されたデジタル放送信号を受信する。ユーザインタフェース部115のリモコンなどのユーザ操作部および制御部114を介して指定された物理的なあるいは仮想的なチャンネルの周波数に選局および検波処理を施す。また、デジタル復調および誤り訂正処理を施した後のMPEG2―TS(トランスポートストリーム)をセレクタ102へ出力する。
セレクタ102は、制御部114からの制御に従い3入力1出力の選択処理を行い、その出力を分離・抽出部103へ出力する。
分離・抽出部103は、ユーザインタフェース部115のリモコンなどのユーザ操作部および制御部114を介して指定されたチャンネル(番組)のトランスポートパケットを、入力されたMPEG2―TSから分離・抽出し、分離・抽出されたトランスポートパケットをタイムスタンプ付加部110、ネットワークインタフェース部106およびローカルインタフェース部123へ出力する。また、分離・抽出部103は、ユーザインタフェース部115のリモコンなどのユーザ操作部および制御部114を介して指定されたチャンネル(番組)のトランスポートパケットから、映像と音声のPES(Packetized Elementary Stream)またはES(Elementary Stream)を分離・抽出し、入力バッファ104へ出力する。
ESとは、圧縮・符号化された画像・音声データのそれぞれのことであり、PESとは画像ESまたは音声ESを適当な大きさに分割してパケット化したものである。また、分離・抽出部103は、ユーザインタフェース部115のリモコンなどのユーザ操作部および制御部114を介して指定されたチャンネル(番組)のトランスポートパケットから、PCR(Program Clock Reference)を抽出し、クロック再生部108へ出力する。
分離・抽出部103は、ユーザインタフェース部115のリモコンなどのユーザ操作部および制御部114を介して指定されたチャンネル(番組)のトランスポートパケットから、内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録されるチャンネル(番組)のタイトルや番組の開始・終了日時、コピー世代制御情報と複数個コピーの可否を示す情報を検出し、さらに、データの暗号鍵を作成し、コンテンツ管理情報作成部119へ出力する。このタイトルや番組の開始・終了日時、コピー世代制御情報と複数個コピーの可否を示す情報は、例えば、MPEG-TSのPSI、あるいはSI情報に格納されて送信装置1から送出される。
入力バッファ104は、分離・抽出部103からの映像/音声のPES、またはESを一時格納する。復号部105は、入力バッファ104に格納されたPESまたはESに対応するDTS(Decoding Time Stamp)/PTS(Presentation Time Stamp)と、クロック再生部108からのSTC(System Time Clock)カウント値を比較し復号・表示タイミングをとることにより入力バッファ104に格納された映像/音声のPESまたはESを取り出し復号し、復号された映像/音声は、出力部116へ出力される。
バッファ管理部107は、入力バッファ104における復号部105で未処理のトランスポートパケットの量を監視し、その量に応じて読み出し部111の読み出し開始と停止を制御する。
クロック再生部108は、PCRを利用し、例えば、図示しない送信装置1側の符号・多重化部のシステムクロックと周波数の一致した受信機のシステムクロックを再現する。再現したシステムクロックはクロック再生部108内部のSTCカウンタ、タイムスタンプ付加部110等へ出力する。また、再現したシステムクロックにより動作するSTCカウンタのSTCカウント値を復号部105へ出力する。
タイムスタンプ付加部110は、例えばクロック再生部108にて再現されたシステムクロック、あるいは図示しない水晶発振器をもとに動作するカウンタによりタイムスタンプを生成し、分離・抽出部103で分離・抽出されたトランスポートパケットにそれぞれタイムスタンプを付加して、書き込み部112へ出力する。
図11は、タイムスタンプを付加したトランスポートパケットの構造例を示す。MPEG規格における188バイトの長さのトランスポートパケット(TSP)は、先頭に4バイトのタイムスタンプ(例えば、受信機がトランスポートパケットを受信した時刻)が付加され、192バイトの長さのパケットとなる。タイムスタンプには、そのトランスポートパケットが到着したときのタイムスタンプ情報が保持される。MPEG規格のTSは、先頭4バイトのヘッダと、それに続く184バイトのペイロード(または、アダプテーションフィールド)からなる。
コンテンツ管理情報作成部(コンテンツ情報作成部)119は、分離・抽出部103からのタイトルや番組の開始・終了日時、コピー世代制御情報とコピー個数制御情報(複数個のコピーの可否を示す)、鍵情報に基づいて管理情報を作成し、書き込み部112へ出力する。コピー世代制御情報とコピー個数制御情報は、図3〜図6で説明したコンテント利用記述子とデジタルコピー制御記述子を送信機1から受信してそのまま管理情報として用いてもよいし、これらに基づいて新たな情報として作成してもよい。
書き込み部112は、コンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、タイムスタンプ付加部110でタイムスタンプが付加されたトランスポートパケットに対して上記管理情報の中の鍵情報に基づいて暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。この結果、あるチャネル(別の言い方をすれば、ある番組コンテンツ、ダウンロードしたコンテンツ)の映像/音声データが含まれた複数のタイムスタンプが付加されたトランスポートパケットに対して暗号処理を施された暗号データを有する一つのストリームが、一つのデータファイルまたはそれが分割された2以上の断片データファイルとして内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記憶される。
なお、タイムスタンプとは、そのスタンプが付されるトランスポートパケットの時間的位置に関する時間情報とも言える。例えば、タイムスタンプ付加部110に分離・抽出部103からのトランスポートパケットが入力された時点の時刻、または、基準とされるあるトランスポートパケット(一例として、直前または最先頭のトランスポートパケット)との時間的差分であるとも言える。このタイムスタンプは、前述の通り、トランスポートパケットに予め含まれているタイムスタンプ(例えば、PCRやDTSやPTS)とは異なる。
図12は、内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118へ番組コンテンツを記録した例を示す。
番組コンテンツ毎に、番組コンテンツの内容を示す管理情報と、番組コンテンツの実体であるデータ(映像音声など)とをそれぞれ管理情報領域501と、データ領域502に記録する。管理情報には例えば、番組コンテンツのタイトルを示すファイル番号503、番組の開始・終了日時を示す日時504、 データ領域の先頭アドレス及び記録サイズ505、コピー情報507、コピー個数508 、鍵情報506などを記録する。データ領域502には、管理情報領域501に記録された先頭アドレス505に該当するアドレスから番組コンテンツを書き込む。新たに番組コンテンツを記録するたびにファイル番号1、ファイル番号2…、ファイル番号nと管理情報及び番組コンテンツが逐次記録されていく。
コピー情報507は、コンテンツ管理情報作成部119で作成した管理情報に含まれるコピー世代制御情報であり、例えば、2ビットの信号で、
00= コピー可(Copy Free)
10= 一世代の記録を許可(Copy One Generation)
11= コピー禁止(Copy Never)
といった指定が考えられる。この場合、受信装置3において「Copy One Generation」で記録した番組コンテンツに対して、01=Copy One Generationで1回コピーされたものをこれ以上コピーできない(No More Copies)と定義する。指定の仕方は、図6で説明したデジタルコピー制御情報と同じ運用でもよいし、受信装置3独自に運用してもよい。
00= コピー可(Copy Free)
10= 一世代の記録を許可(Copy One Generation)
11= コピー禁止(Copy Never)
といった指定が考えられる。この場合、受信装置3において「Copy One Generation」で記録した番組コンテンツに対して、01=Copy One Generationで1回コピーされたものをこれ以上コピーできない(No More Copies)と定義する。指定の仕方は、図6で説明したデジタルコピー制御情報と同じ運用でもよいし、受信装置3独自に運用してもよい。
コピー個数508は、コンテンツ管理情報作成部119で作成した管理情報に含まれるコピー個数制御情報である。コピー個数508は、コンテンツ管理情報作成部119が分離・抽出部103から受けたコピー世代制御情報と複数個コピーの可否を示す情報とに基づいて作成した情報である。コピー世代制御情報が、一世代の記録を許可(Copy One Generation)かつ複数個コピーの可否を示す情報が「可」の場合、番組コンテンツを「No More Copies」として記録し、同一もしくは異なる記録媒体に、同一もしくは異なるフォーマットで、コピー可能とするためのコピー許可個数を示す情報を格納し、例えば9個のコピーを許可する意味を示す“9”を入力する。この数値は、規格などに準拠するとよい。一方、コピー世代制御情報が、一世代の記録を許可(Copy One Generation)且つ複数個コピーの可否を示す情報が「否」の場合、番組コンテンツを「No More Copies」として記録し、コピー不可とするためのコピー許可個数を示す情報として“0”(コピーを許可しない意味を示す)を入力する。
なお、「Copy One Generation」の番組コンテンツを「No More Copies」として記録した番組コンテンツの実体であるデータ、つまり、MPEG-TSのPSI、あるいはSIに格納されて送信装置1から送出されるコピー世代制御情報と複数個コピーの可否を示す情報は変更しない。
また、コピー情報507、コピー個数508、及び鍵情報506は、不正に改竄されぬよう、例えば暗号をかける。
図10の説明に戻り、コンテンツ管理情報解析部120は、読み出し部111を介して内蔵記録媒体113あるいはリムーバブル記録媒体118に記憶されている管理情報を読み出し、その管理情報の内容を解析し、内蔵記録媒体113あるいはリムーバブル記録媒体118に記憶されている番組コンテンツの再生、コピー、あるいはムーブを行う場合に、ユーザインタフェース部115のリモコンなどのユーザ操作部および制御部114を介して番組コンテンツの選択ができるよう、番組コンテンツのタイトルや番組の開始・終了日時、コピー情報、コピー個数などを、制御部114へ渡す。また、暗号データを復号するための鍵情報を読み出し部111へ渡す。
読み出し部111は、バッファ管理部107、あるいは制御部114を介して制御され、内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118から管理情報を読み出し、コンテンツ管理情報解析部120へ出力し、暗号データを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118から次々に読み出し、コンテンツ管理情報解析部120から渡された鍵情報に基づいて、暗号データに対して復号処理を施したタイムスタンプが付加されたトランスポートパケットをタイムスタンプ比較/出力部109へ出力する。
タイムスタンプ比較/出力部109は、水晶発振器等の固定クロック再生部117を基に動作するカウンタのカウンタ値と、読み出し部111で読み出されたタイムスタンプが付加されたトランスポートパケットのタイムスタンプとを比較し、一致した場合、トランスポートパケットからタイムスタンプを削除(除去)し、セレクタ102、ネットワークインタフェース部106、および、ローカルインタフェース部123へ出力する。なお、上述のようにバッファ管理部107で入力バッファ104の残量を監視し、その量に応じて読み出し部111を制御している場合には、カウンタ値とタイムスタンプを比較せずにトランスポートパケットからタイムスタンプを削除し、セレクタ102、ネットワークインタフェース部106、および、ローカルインタフェース部123へ出力してもよい。特に、通常再生(1倍速再生)以外の再生時にはこの方法で出力した方が好ましい。
ネットワークインタフェース部106は、回線(IEEE1394ケーブルやLANケーブルや無線等)を介して、出力先/入力元である他の装置(宅内のレコーダやディスプレイ、パーソナルコンピュータなど、あるいは宅外のサーバーなど)が接続される。そして、タイムスタンプ比較/出力部109でタイムスタンプが削除された映像/音声等のトランスポートパケット、あるいは分離・抽出部103で分離・抽出されたトランスポートパケットを受け、それらのトランスポートパケットを、回線を介してそれぞれの伝送規格に沿った形式に変換して出力先である他の装置へ内蔵記録媒体113およびリムーバブル記録媒体118に記憶された映像/音声データ、あるいはチューナ復号部101で受信したデジタル放送信号の映像/音声データを出力する。また、回線を介して入力元である他の装置から映像/音声等のデータをそれぞれの伝送規格に沿った形式で入力されてトランスポートパケットに変換し、セレクタ102へ出力する。なお、ネットワークインタフェース部106は、複数あってもよい。
ローカルインタフェース部123は、回線(USB(Universal Serial Bus)ケーブルやIEEE1394ケーブル、LANケーブル、無線など)を介して、出力先の他の装置である表示専用記録機器(例えば、スマートフォンや携帯情報端末やレコーダやパーソナルコンピュータなど、あるいはサーバーなど)が接続される。そして、タイムスタンプ比較/出力部109でタイムスタンプが削除された映像/音声等のトランスポートパケット、あるいは分離・抽出部103で分離・抽出されたトランスポートパケットを受け、それらのトランスポートパケットを、回線を介してそれぞれの伝送仕様に沿った形式に変換して出力先である他の装置へ内蔵記録媒体113やリムーバブル記録媒体118に記憶された映像/音声データ、あるいはチューナ復号部101で受信したデジタル放送信号の映像/音声データを出力する。
なお、表示専用記録機器とは、コピー制御情報を利用した番組コンテンツの保護が必要なコンテンツを本機器に内蔵あるいは非内蔵の記録媒体に記録した場合に、そのコンテンツについては表示のみが可能な機器である。
また、スマートフォンとは、コンピュータ(CPU)を内蔵し、音声通話以外に様々なデータ処理機能を持った携帯電話であり、電子メール機能やWebブラウザを内蔵し、インターネットに接続することができる携帯電話などのことである。個人情報の管理やスケジュール管理、メモなどを内蔵したものもある。無線通信機能を組み込んでパーソナルコンピュータなどと連携させることや、ICカードや電子財布機能を内蔵して商取引を行なう機能を持ったせることも可能である。
また、スマートフォンとは、コンピュータ(CPU)を内蔵し、音声通話以外に様々なデータ処理機能を持った携帯電話であり、電子メール機能やWebブラウザを内蔵し、インターネットに接続することができる携帯電話などのことである。個人情報の管理やスケジュール管理、メモなどを内蔵したものもある。無線通信機能を組み込んでパーソナルコンピュータなどと連携させることや、ICカードや電子財布機能を内蔵して商取引を行なう機能を持ったせることも可能である。
<コピー制御情報に関係する受信及び記録処理>
送信装置1から送出された、図3〜6で説明したコピー制御情報に関係する受信装置3の処理の詳細例を説明する。
送信装置1から送出された、図3〜6で説明したコピー制御情報に関係する受信装置3の処理の詳細例を説明する。
図7は、受信装置3における、コンテント利用記述子の各フィールドに対する処理の一例を示す。
「descriptor_tag」が“0xDE”だと、当該記述子がコンテント利用記述子であると判断する。「descriptor_length」により、コンテント利用記述子の記述子長であると判断する。「digital_recording_control_mode」が’1’だと、デジタルコピー制御情報が「一世代のコピー可」の場合、「個数制限コピー可」の対象であると判断する。’0’だと、デジタルコピー制御情報が「一世代のコピー可」の場合、「個数制限コピー可」の対象でないと判断する。「image_constraint_token」については、いかなる値が入っていても映像信号出力の解像度の制限を行わないと判断する。「retention_mode」については、いかなる値が入っていても一時蓄積が可能であると判断する。「retention_state」については、いかなる値が入っていても一時蓄積許容時間が1時間30分であると判断する。「encryption_mode」が’1’だと、デジタルコピー制御情報が「制約条件なしにコピー可」の場合、高速デジタルインタフェース出力に保護を実施しないと判断する。’0’だと、デジタルコピー制御情報が「制約条件なしにコピー可」の場合、高速デジタルインタフェース出力に保護を実施すると判断する。
なお、何らかの理由でコンテント利用記述子が配置(送出)されない場合、各フィールドが以下の値であると解釈するとよい。digital_recording_control_mode =‘1’、image_constraint_token =‘1’、retention_mode =‘0’、retention_state =‘111’、encryption_mode =‘1’。
図9は、受信装置3が、コピー制御情報を利用して番組コンテンツを蓄積(記録)する制御の例を示す。
図9が示している内容は例えば、番組コンテンツを蓄積するときに、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが’10’で「一世代のコピー可」の場合、記録媒体上のコピー制御情報を「再コピー禁止」として蓄積する。但し、digital_recording_control_modeが’1’の場合は、「個数制限コピー可」として蓄積する。なお、「再コピー禁止」で蓄積を行う場合にも、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataの値は変更しなくてよい。
また、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが’10’で「一世代のコピー可」の場合、複数のコピーを生成してはならない。但し、バックアップ目的でユーザがアクセスできないエリアへの蓄積は除外する。また、上記制限は、放送の受信部毎に課せられるものとし、放送の受信部が複数ある場合は、ひとつの放送の受信部毎に上記制限が課せられるものとする。
ムーブ機能について、蓄積後のコピー制御情報が「再コピー禁止」及び「個数制限コピー可」のコンテンツは、以下の条件に従ってムーブすることができる。ムーブは、内蔵あるいはデジタル接続された一つの記録媒体、またはコンテンツの表示専用記録機器に対してのみ行うことができる。高速デジタルインタフェースで接続されている他の記録媒体へムーブを行う場合には、DTCP規定に従って行う必要がある。アナログ映像出力のように、接続され得る記録媒体の数が管理できない場合には、ムーブを行ってはならない。
また、ムーブ動作の途中において、ムーブ元及びムーブ先の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態であってはならない。
さらに、ムーブ終了後に、再生可能なコンテンツがムーブ元及びムーブ先の双方に同時に残ってはならない。即ち、ムーブ終了後はムーブ元のコンテンツを再生不能化しなければならない。
コンテンツのリムーバブル記録媒体へのデジタル記録について、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが’10’で「1世代のみコピー可」(digital_recording_control_mode =’0’)のコンテンツをデジタル記録するときは、3つ以上のコピーを生成してはならない。また、記録フォーマットが同一のコピーを複数生成してはならない。バックアップ目的でユーザーがアクセスできないエリアへのデジタル記録は除外する。また、デジタル記録媒体への記録制限は、放送の受信部毎に課せられるものとし、放送の受信部が複数ある場合は、ひとつの放送の受信部毎に上記制限が課せられるものとする。
さらに、encryption_modeに対応していない記録フォーマット、記録におけるコンテンツ保護方式を搭載する場合は、デジタルコピー制御記述子のcopy_control_typeが’01’で、digital_recording_control_dataが’00’、さらにコンテント利用記述子のencryption_modeが’0’で保護が指定されるコンテンツについて、記録機器において実際の動作が「1世代のみコピー可」(digital_recording_control_mode =’0’)の扱いでデジタル記録することができる。
また、デジタルコピー制御記述子及びコンテント利用記述子によって保護が指定されていないコンテンツについては、原則として任意のフォーマットでデジタル記録しても良い。
さらに、digital_recording_control_modeに対応していない記録フォーマット、記録におけるコンテンツ保護方式を搭載する場合は、デジタルコピー制御記述子のcopy_control_typeが’01’で、digital_recording_control_dataが’10’のコンテンツについて、コンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’のコンテンツを「1世代のみコピー可」(digital_recording_control_mode =’0’)の扱いでデジタル記録することができる。
さらに、digital_recording_control_modeに対応していない記録フォーマット、記録におけるコンテンツ保護方式を搭載する場合は、デジタルコピー制御記述子のcopy_control_typeが’01’で、digital_recording_control_dataが’10’のコンテンツについて、コンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’のコンテンツを「1世代のみコピー可」(digital_recording_control_mode =’0’)の扱いでデジタル記録することができる。
個数制限コピー可について、「個数制限コピー可」として蓄積されている番組コンテンツからは、N個のコピーを生成することができる。Nの値は、例えば規格に準拠することでよい。高速デジタルインタフェース出力を経由してコピーを生成する場合は、ムーブ機能を用いる等によって、生成するコピーの数が確定できる場合にはコピーを行ってよい。例えば、インタフェースがIEEE1394で、出力先がDTCP規格に対応した装置であることを認識できた場合である。なお、生成したコピーは、「再コピー禁止」またはそれと同等の状態とする。
また、「個数制限コピー可」として蓄積されている番組コンテンツを再生して出力する場合、高速デジタルインタフェースでは、DTCP(Digital Transmission Content Protection)に規定されているNo More Copiesの処理を行って出力する。アナログ映像出力およびデジタル音声出力については、「一世代のコピー可」として出力することができる。
「個数制限コピー可」のコンテンツのコピー数の制限は、コピー元、コピー先を含めてコピーの総数が10個以内に制限される。また、リムーバブル記録媒体への記録機能や高速デジタルインタフェース出力を経由したムーブ機能がある場合には、それらを含めて制限される。具体的には、例えばコピー元及びコピー先のコンテンツは、それぞれ、アナログ映像、音声出力及びデジタル音声出力を除いてコピー数の制限あるいはコピーの禁止(再コピー禁止)がなされているものとする。上記制限内であれば、コピー元あるいはコピー先のコンテンツをムーブしてもよい。
「個数制限コピー可」のコンテンツのコピー数の制限は、コピー元、コピー先を含めてコピーの総数が10個以内に制限される。また、リムーバブル記録媒体への記録機能や高速デジタルインタフェース出力を経由したムーブ機能がある場合には、それらを含めて制限される。具体的には、例えばコピー元及びコピー先のコンテンツは、それぞれ、アナログ映像、音声出力及びデジタル音声出力を除いてコピー数の制限あるいはコピーの禁止(再コピー禁止)がなされているものとする。上記制限内であれば、コピー元あるいはコピー先のコンテンツをムーブしてもよい。
「個数制限コピー可」として記録(蓄積)されているコンテンツに関して、記録媒体へのデジタル記録(コピー)、コンテンツの表示専用記録機器へのデジタル記録(コピー)及び高速デジタルインタフェース出力を経由してのコピーは、記録(蓄積)されている元のコンテンツの他に、9個までのコピーを生成することができる。ただし、記録時及び記録後における、バックアップ目的でユーザーがアクセスできないエリアへの記録(蓄積)は除外する。規定数(9個)のコピーを生成した後の元のコンテンツは、「再コピー禁止」のコンテンツと同様にムーブ可能である。
また、「個数制限コピー可」として管理されているコンテンツを内蔵あるいはデジタル接続された記録媒体に管理しているコピー数を保持したままムーブすることも可能であるが、この場合には、ムーブ前とムーブ後で合計のコピー数が変わらないようにする。
「個数制限コピー可」のコンテンツの内蔵記録媒体へのコピー,コンテンツの表示専用記録機器へのコピー及び高速デジタルインタフェース経由でのコピーにおけるコピー数の管理は、ムーブ可能なコンテンツが10個ある場合と等価である。また、アナログ映像出力及びデジタル音声出力については、「1世代のみコピー可」で出力可能であり、コピー数の制限には含まれない。
「個数制限コピー可」のコンテンツの内蔵記録媒体へのコピー,コンテンツの表示専用記録機器へのコピー及び高速デジタルインタフェース経由でのコピーにおけるコピー数の管理は、ムーブ可能なコンテンツが10個ある場合と等価である。また、アナログ映像出力及びデジタル音声出力については、「1世代のみコピー可」で出力可能であり、コピー数の制限には含まれない。
リムーバブル記録媒体への記録については、上記説明と同等のコピー数の管理が可能であれば「個数制限コピー可」の状態でコンテンツを記録することができる。ただし、コンテンツをリムーバブル記録媒体と蓄積媒体、あるいは、複数のリムーバブル記録媒体に同時に記録する場合には、複数の当該リムーバブル記録媒体及び蓄積媒体各々が許容するコピー数の総数が、ひとつの放送の受信部毎に超えないように共有管理する。
「個数制限コピー可」コンテンツのコピー数を保持したままのムーブとは、ムーブ元が管理しているコピー数の全てあるいはその一部をムーブすることである。この場合には、ムーブ前とムーブ後で合計のコピー数が変わらないようにすること。具体的には、ムーブ前のコンテンツのコピー可能数がmであり、その内のn個をムーブする場合には、ムーブ元のコンテンツのコピー可能数は(m−n)となり、ムーブ先のコンテンツのコピー可能数は(n−1)となる
なお、サムネールのようにコンテンツの管理の目的のみに用いられるものはコピーに含まれないものとする。コンテンツの管理の目的に用いられるものは、映像情報から作成するサムネール以外に、例えば音声情報を利用したもの、字幕情報を利用したものでもよい。
「個数制限コピー可」コンテンツのコピー数を保持したままのムーブとは、ムーブ元が管理しているコピー数の全てあるいはその一部をムーブすることである。この場合には、ムーブ前とムーブ後で合計のコピー数が変わらないようにすること。具体的には、ムーブ前のコンテンツのコピー可能数がmであり、その内のn個をムーブする場合には、ムーブ元のコンテンツのコピー可能数は(m−n)となり、ムーブ先のコンテンツのコピー可能数は(n−1)となる
なお、サムネールのようにコンテンツの管理の目的のみに用いられるものはコピーに含まれないものとする。コンテンツの管理の目的に用いられるものは、映像情報から作成するサムネール以外に、例えば音声情報を利用したもの、字幕情報を利用したものでもよい。
以上の説明では、内蔵記録媒体に蓄積されているコンテンツのコピー、あるいはムーブにおける出力先はリムーバブル記録媒体、および高速デジタルインタフェースを介して接続された記録装置としたが、ローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)に出力することも可能である。
この場合、内蔵記録媒体を含む受信装置3とローカルインタフェース部123とローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)の間では確実にコンテンツが保護される必要がある。つまり、上記したリムーバブル記録媒体や高速デジタルインタフェース出力において実施されるコピー制御情報に基づいたコンテンツ管理ができる必要がある。
ローカルインタフェース部123は、受信装置3と出力先であるコンテンツの表示専用記録機器(媒体)との間をUSBケーブルやIEEE1394ケーブルやLANケーブル、或いは無線などで接続する。ローカルインタフェース部123を介して接続されるコンテンツの表示専用記録機器(媒体)の例としては、スマートフォンや携帯情報端末やレコーダやパーソナルコンピュータ、あるいはサーバーなどである。
表示専用記録機器(媒体)への記録機能を搭載した受信機では、受信したコンテンツを直接表示専用記録機器(媒体)にデジタル記録する以外に、例えば一度蓄積を行い、その後蓄積されたコンテンツを再生し表示専用記録機器(媒体)にデジタル記録する方法も考えられる。
表示専用記録機器(媒体)への記録機能を搭載した受信機では、受信したコンテンツを直接表示専用記録機器(媒体)にデジタル記録する以外に、例えば一度蓄積を行い、その後蓄積されたコンテンツを再生し表示専用記録機器(媒体)にデジタル記録する方法も考えられる。
受信装置3の内蔵記録媒体に蓄積された「再コピー禁止」として管理されているコンテンツは、ローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)に出力する場合はムーブとなる。受信装置3の内蔵記録媒体に蓄積された「個数制限コピー可」として管理されているコンテンツは、ローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)に出力する場合は規定数(最大9個)のコピーを生成できる。
受信装置3の内蔵記録媒体に蓄積された「再コピー禁止」、あるいは「個数制限コピー可」として管理されているコンテンツをローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)に出力する際に、コンテンツを暗号化しない場合は、コンテンツのコピー、あるいはムーブ処理を実行中にクラックされないよう受信装置3とローカルインタフェースとコンテンツの表示専用記録機器(媒体)との間でシステムを構成する必要がある。
受信装置3の内蔵記録媒体に蓄積された「再コピー禁止」、あるいは「個数制限コピー可」として管理されているコンテンツをローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)にコピー、あるいはムーブした後の当該コンテンツの表示専用記録機器(媒体)内のコピー、あるいはムーブ済みコンテンツは、このコンテンツの表示専用記録機器(媒体)から他の記録装置へのコピー、およびムーブはできないように構成する。これはローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)ではコンテンツの管理ができず、当該コンテンツに関する著作権を保護することができないおそれがあるからである。
ただし、受信装置3がローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)、およびコピー、あるいはムーブしたコンテンツを括り付けて管理できる場合に限り、コンテンツの表示専用記録機器(媒体)から受信装置へのムーブ(コンテンツを元の装置に戻す)が可能である。
なお、デジタルコピー制御記述子及びコンテント利用記述子によって保護が指定されている、デジタルTVサービス、臨時映像サービス、データサービス、臨時データサービス及びブックマーク一覧データサービスのコンテンツを受信し、デジタル記録する表示専用記録機器に記録する場合には、上記表示専用記録機器は、以下の規定にしたがったものであること。
つまり、暗号化記録またはそれと同等の手段によって適切に保護された状態で記録される必要がある。また、当該機器と受信機がUSB等のインタフェース(ローカルインタフェース部123)を介して接続される場合には、インタフェース上のコンテンツの伝送においても、暗号化記録またはそれと同等の手段によって適切に保護された状態で伝送される必要がある。
さらに、映像出力、音声出力、映像音声出力以外の出力を有しない必要がある。デジタルコピー制御記述子及びコンテント利用記述子によって保護が指定されているコンテンツの出力は、他の機器でコピーできないように保護する必要がある。ただし、アナログ音声出力は除く。デジタル映像出力またはデジタル映像音声出力は、デジタル映像信号やデジタル映像音声信号の伝送に用いられる権利保護方式の規格であるHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection System)技術によって保護する必要がある。つまり、表示のため以外の出力は行わないようにする必要がある。
また、digital_recording_control_dataが’00’で「制約条件なしにコピー可」で、コンテント利用記述子のencryption_modeが’0’の時は、制限なくデジタル記録できる。
digital_recording_control_dataが’00’で「制約条件なしにコピー可」で、コンテント利用記述子のencryption_modeが’1’の時、または、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが’10’で「1世代のみコピー可」の時は、保護された状態で記録する必要がある。
さらに、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが’11’で「コピー禁止」の時は記録してはいけない。
digital_recording_control_dataが’00’で「制約条件なしにコピー可」で、コンテント利用記述子のencryption_modeが’1’の時、または、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが’10’で「1世代のみコピー可」の時は、保護された状態で記録する必要がある。
さらに、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが’11’で「コピー禁止」の時は記録してはいけない。
上記の構成により、ローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)において、コピーあるいはムーブされたコンテンツを視聴することが可能となるため、ユーザにとっての使い勝手が向上する。さらに、ローカルインタフェース部123を介して接続されたコンテンツの表示専用記録機器(媒体)は当該コンテンツの表示以外の出力ができないから、たとえば他の機器へは当該コンテンツのコピーやムーブができない構成となっているため、当該コンテンツの著作権保護も可能となる。
図18は、上記で説明したコピー数の制限を理解するための図で、受信装置3、ネットワークインタフェース部106、内蔵記録媒体113、リムーバブル記録媒体118、記録装置121、および記録装置122である。記録装置121は、例えばネットワークインタフェース部106とIEEE1394を介して接続されており、著作権保護方式としてDTCPが利用される。記録装置122は、例えばネットワークインタフェース部106と有線LANまたは無線LANを介して接続されており、著作権保護方式としてDTCP-IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)が利用される。例えばこのように接続されている場合において、放送波から受信した「個数制限コピー可」のコンテンツは内蔵記録媒体113、リムーバブル記録媒体118、記録装置121、および記録装置122に総数が10個以内である必要がある。
この場合、例えば内蔵記録媒体113に4個コピーが可能な状態のコンテンツが、リムーバブル記録媒体118に2個コピーが可能な状態のコンテンツが、記録装置121には一つのコンテンツが、記録装置122には一つのコンテンツがという具合である。放送波を受信して記録するときに内蔵記録媒体113、リムーバブル記録媒体118、記録装置121、および記録装置122に同時に記録し上記個数になるように記録してもよいし、最初は内蔵記録媒体113にのみ記録して、その後リムーバブル記録媒体118、記録装置121、および記録装置122にコピーしてもよい。
図19は、上記で説明した「個数制限コピー可」で蓄積したコンテンツの代表的な出力先とそのコピー制御を理解するための図で、出力元として例えば受信記録再生部10の内蔵記録媒体113であるが、出力部116におけるアナログ映像出力(コンポジット映像出力端子、S端子、D端子など)はコピー制御としてCGMS-A(Copy Generation Management System - Analog)とマクロビジョン(Macrovision)を使用し、CGMS-Aの制御は、一世代のみコピー可とし、マクロビジョンの制御は、APS(Analog Protection System)の値を継承する。デジタル音声出力(光音声出力端子など)はコピー制御としてSCMS(Serial Copy Management System)を使用し、その制御は一世代のみコピー可とする。また、ネットワークインタフェース部106における高速デジタルインタフェース(IEEE1394端子など)はコピー制御としてDTCP(Digital Transmission Content Protection)を使用し、その制御は再生時であればNo more copiesとし、コピー時であればMoveとする。リムーバブル記録媒体118では記録先で再コピー禁止のコピー制御をおこなう。
図19は、上記で説明した「個数制限コピー可」で蓄積したコンテンツの代表的な出力先とそのコピー制御を理解するための図で、出力元として例えば受信記録再生部10の内蔵記録媒体113であるが、出力部116におけるアナログ映像出力(コンポジット映像出力端子、S端子、D端子など)はコピー制御としてCGMS-A(Copy Generation Management System - Analog)とマクロビジョン(Macrovision)を使用し、CGMS-Aの制御は、一世代のみコピー可とし、マクロビジョンの制御は、APS(Analog Protection System)の値を継承する。デジタル音声出力(光音声出力端子など)はコピー制御としてSCMS(Serial Copy Management System)を使用し、その制御は一世代のみコピー可とする。また、ネットワークインタフェース部106における高速デジタルインタフェース(IEEE1394端子など)はコピー制御としてDTCP(Digital Transmission Content Protection)を使用し、その制御は再生時であればNo more copiesとし、コピー時であればMoveとする。リムーバブル記録媒体118では記録先で再コピー禁止のコピー制御をおこなう。
ローカルインタフェース部123を介して接続された表示専用記録機器では、記録先からの表示以外の出力はできない。ただし、上述のとおり、受信記録再生部10がローカルインタフェース部123を介して接続された表示専用記録機器、およびコピー、あるいはムーブしたコンテンツを管理できる場合に限り、表示専用記録機器から受信記録再生部10の内蔵記録媒体113へのムーブ(コンテンツを出力元の装置に戻す)が可能である。
このように異なる出力先に応じて適切なコピー制御を実施することで、放送波を受信して記録するときに複数の記録媒体、あるいは記録装置に複数個同じ番組を記録することができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
以上の説明において、コンテンツの表示専用記録機器(媒体)はローカルインタフェース部123を介して受信装置と接続されている構成として説明したが、ネットワークインタフェース部106を介して受信装置と接続されている構成としても上記説明内容と同等の動作ができる。
なお、上記記録装置121、122はそれぞれIEEE1394、LANを介して接続されているように説明したが、必ずしもIEEE1394やLANに限定されるわけではなく、その他の接続方法により接続されてもよい。
前述したように「個数制限コピー可」として管理されているコンテンツをデジタル接続された記録媒体に管理しているコピー数を保持したままムーブする場合には、ムーブ前とムーブ後で合計のコピー数が変わらないようにする必要があり、その方法の一例を説明する。DTCP-IPによりTSパケットが伝送される場合には,コンテンツのコピー制御情報が設定されるが、図20は、そのコンテンツのコピー制御情報の一例を示す図である。コンテンツのコピー制御情報は、デジタルストリームの一時蓄積や移動モードが規定されているかを示すretention_move_mode、一時蓄積の期間を示すretention_state、MPEG2−TS形式のデジタルストリームのコピーが許可されているか否かを示すDTCP_CCI(DTCP_Copy Control Information)(具体的には、一世代の記録を許可(Copy One Generation)、再コピー禁止(No More Copies)、コピー可(Copy Free)及びコピー禁止(Copy Never)を示す)、DTCP_CCIがコピーフリーを示している場合において、そのコピーフリーがEPN Assertedコピーフリーであるか否かを示すEPN、コピーを許可する個数を示すCount、Countの情報が有効か否かを示すCopy_count_Mode、MPEG2−TS形式のデジタルストリームの再生出力にあたって、解像度制限がなされていることを示すImage_Constraint_Token、MPEG形式のデジタルストリームをアナログ変換して出力するにあたって、アナログ出力での保護を施すか否かを示すAPS(Analogue Protection System)を含む。MPEG2−TS以外のコンテンツ、例えばMPEG2−PSなどを伝送する場合には、DTCP-IP規格に定義されている伝送コンテンツとは別のパケットとして付加するパケットに前述したコンテンツデータのコピー制御情報を格納しても良い。もちろんMPEG2−TSを伝送する場合にも伝送コンテンツとは別のパケットにコンテンツデータのコピー制御情報を格納しても良い。
前述したように「個数制限コピー可」として管理されているコンテンツをデジタル接続された記録媒体に管理しているコピー数を保持したままムーブする場合には、ムーブ前とムーブ後で合計のコピー数が変わらないようにする必要があり、その方法の一例を説明する。DTCP-IPによりTSパケットが伝送される場合には,コンテンツのコピー制御情報が設定されるが、図20は、そのコンテンツのコピー制御情報の一例を示す図である。コンテンツのコピー制御情報は、デジタルストリームの一時蓄積や移動モードが規定されているかを示すretention_move_mode、一時蓄積の期間を示すretention_state、MPEG2−TS形式のデジタルストリームのコピーが許可されているか否かを示すDTCP_CCI(DTCP_Copy Control Information)(具体的には、一世代の記録を許可(Copy One Generation)、再コピー禁止(No More Copies)、コピー可(Copy Free)及びコピー禁止(Copy Never)を示す)、DTCP_CCIがコピーフリーを示している場合において、そのコピーフリーがEPN Assertedコピーフリーであるか否かを示すEPN、コピーを許可する個数を示すCount、Countの情報が有効か否かを示すCopy_count_Mode、MPEG2−TS形式のデジタルストリームの再生出力にあたって、解像度制限がなされていることを示すImage_Constraint_Token、MPEG形式のデジタルストリームをアナログ変換して出力するにあたって、アナログ出力での保護を施すか否かを示すAPS(Analogue Protection System)を含む。MPEG2−TS以外のコンテンツ、例えばMPEG2−PSなどを伝送する場合には、DTCP-IP規格に定義されている伝送コンテンツとは別のパケットとして付加するパケットに前述したコンテンツデータのコピー制御情報を格納しても良い。もちろんMPEG2−TSを伝送する場合にも伝送コンテンツとは別のパケットにコンテンツデータのコピー制御情報を格納しても良い。
このようなCopy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することで、「個数制限コピー可」として管理されているコンテンツを有線/無線LANなどによりデジタル接続された記録媒体に記録するときに管理しているコピー数を保持したままムーブすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。 つまり、DTCP-IP規格を拡張したCopy_count_ModeとCountの情報を利用することで、「個数制限コピー可」として管理されているコンテンツを有線/無線LANなどによりデジタル接続された記録媒体に記録するときに、管理しているコピー数を保持したまま当該コンテンツをムーブすることができる。
また、DTCP-IP規格を拡張したCopy_count_ModeとCountの情報を利用し、受信した「個数制限コピー可」のコンテンツを蓄積せずにそのまま有線/無線LANなどを介して出力(放送ライブ出力)する場合に、LAN接続される複数の機器(ただし、「コピー数制限コピー可」のコンテンツにおいて制限されるコピー数を超えない範囲)に「一世代のコピー可」として出力することが可能である。ただし、DTCP-IP規格により接続される機器の数が制限されている場合はこれに従う。
あるいはLAN接続される機器の接続先(数)を1つに限定して「個数制限コピー可」として出力することが可能である。どちらの出力を選択するかは、例えば規格で規定されるのであれば規格に従えばよい。
このように、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することで、「個数制限コピー可」のコンテンツを放送ライブ出力し、有線/無線LANなどによりデジタル接続された記録媒体に記録するときに、「一世代のコピー可」としてLAN接続される複数の機器(ただし、「コピー数制限コピー可」のコンテンツにおいて制限されるコピー数を超えない範囲)に、あるいは「個数制限コピー可」としてLAN接続される機器の接続先(数)を1つに限定して出力することができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
さらに、DTCP-IP規格を拡張したCopy_count_ModeとCountの情報を利用し、受信機内蔵の記録媒体に「個数制限コピー可」のコンテンツを「個数制限コピー可」で記録しつつLAN接続される機器に放送ライブ出力する場合は、「一世代のコピー可」として出力することが可能である。受信機内蔵の記録媒体に「個数制限コピー可」のコンテンツを記録せずにLAN接続される機器に放送ライブ出力する場合は、「個数制限コピー可」として出力することが可能である。
受信機内蔵の記録媒体に「個数制限コピー可」のコンテンツを「一世代のコピー可」で記録している場合にLAN接続される機器に放送ライブ出力する場合は、「個数制限コピー可」として出力することが可能である。どちらの出力を選択するかは、例えば、規格で規定されるのであれば、規格に従えばよい。
このように、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することで、受信機内蔵の記録媒体への記録状態に応じ、「個数制限コピー可」のコンテンツを放送ライブ出力し、有線/無線LANなどによりデジタル接続された記録媒体に記録することができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
また、DTCP-IP規格を拡張したCopy_count_ModeとCountの情報を利用し、受信した「個数制限コピー可」のコンテンツを蓄積せずにそのまま有線/無線LANなどを介して放送ライブ出力する場合に、LAN接続される機器の接続先(数)を複数接続可能とし、コピー数を分割して出力することも可能であるが、コピーの合計(総数)は規格で定められた数(例えば10個)に制限される。
このように、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することで、受信した「個数制限コピー可」のコンテンツを放送ライブ出力し、有線/無線LANなどによりデジタル接続された記録媒体に記録するときに、LAN接続される機器の接続先(数)を複数接続可能とし、それぞれの機器にコピー数を分割して出力することができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
また、受信機内蔵の記録媒体に「個数制限コピー可」のコンテンツを「個数制限コピー可」として蓄積されているコンテンツは、DTCP-IP規格を拡張したCopy_count_ModeとCountの情報を利用し、LAN接続される機器の接続先(数)を1つに限定して「個数制限コピー可」として出力(ムーブ)することも可能である。
このように、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することで、「個数制限コピー可」として蓄積されているコンテンツをLAN接続される機器の接続先(数)を1つに限定して「個数制限コピー可」として出力(ムーブ)することができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
以上の説明においては、コピーを許可する個数を示すCount、Countの情報が有効か否かを示すCopy_count_Modeとしたが、Copy_count_Modeを使用しないでコピーを許可する個数を示すCountのみでも問題なく対応できる。
記録媒体がリムーバブル記録媒体である場合には、図9に加えて別の制限がある。番組コンテンツのリムーバブル記録媒体へのデジタル記録については、TV、データサービスのデジタル記録、あるいは音声サービスのデジタル記録において、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが’10’で「一世代のコピー可」の番組コンテンツを受信して記録するときは、受信したコンテンツについて一世代目であっても3つ以上のコピーは許さない(例えば、放送を受信して記録するときに同時に3つ以上の記録媒体には記録させない)。この値(3つ以上を例示)は例えば規格に準拠することでよい。また、記録フォーマットが同一の一世代のコピーは複数生成させない。但し、バックアップ目的でユーザがアクセスできないエリアへのデジタル記録は除外する。また、デジタル記録媒体への記録制限は、放送の受信部毎に課せられるものとし、放送の受信部が複数ある場合は、ひとつの放送の受信部毎に上記制限が課せられるものとする。受信装置がdigital_recording_control_modeに対応していない記録方式を搭載する場合は、デジタルコピー制御記述子のcopy_control_typeが’01’で、digital_recording_control_dataが’10’の番組コンテンツについて、コンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeの値にかかわらず「一世代のコピー可」の扱いでデジタル記録する。
図13は、受信装置3で、一世代のコピーは許可(Copy One Generation)の番組コンテンツを記録する場合における管理情報のコピー情報、コピー個数の作成手順の例を示すフローチャートである。
コンテンツ管理情報作成部119は、分離・抽出部103からのコピー世代制御情報と複数個コピーの可否を示す情報から、「一世代のコピーは許可(Copy One Generation)」で複数個コピーの可否を示す情報が付加されている番組コンテンツであることを認識すると、これ以上コピーできない、つまり再コピー禁止(No More Copies)として管理情報のコピー情報に“01”を入力する(SA01)。
番組コンテンツを記録する記録媒体が内蔵であるかリムーバブルであるかを、例えば制御部114からコンテンツ管理情報作成部119へ通知する(SA02)。
リムーバブルである場合には、管理情報のコピー個数に、例えば“0”を入力して番組コンテンツのコピーは不可だが、ムーブ(移動)は可能である状態とする(SA04)。なお、上記で説明した3つ以上のコピーは許さない運用との関係は、上記が例えば放送を受信して記録するとき(一世代目のコピーを生成するとき)のコピー制御であるのに対し、図13の説明は記録媒体に記録した後(一世代目のコピーが生成された後)のコピー制御の話である点で相違する。
内蔵である場合には、コンテンツ管理情報作成部119が複数個コピーの可否を示す情報が「可」か「否」かを判断する(SA03)。
「否」の場合には、管理情報のコピー個数に、例えば“0”を入力して番組コンテンツのコピーは不可だが、ムーブ(移動)は可能である状態とする(SA04)。もちろん削除なども可能である。
「可」の場合には、管理情報のコピー個数に“N” を入力して番組コンテンツのコピーがN個可能である状態とする(SA05)。
このようにすることで、記録済みの一世代のコピーは許可(Copy One Generation)の番組コンテンツを時間にとらわれずに複数個コピーすることができるようになり使い勝手が向上する効果がある。さらに、記録媒体が内蔵かリムーバブルかにより複数個コピーの可否を判断することにより、内蔵の場合には、上記で説明したように番組コンテンツにローカル暗号をかけ、さらに管理情報の内、鍵情報、コピー情報、コピー個数番組についても暗号をかけて管理することにより不正に改竄されることが避けられる。一方、リムーバブルの場合には、さまざまな管理方法が考えられ、上記で説明した内蔵の場合のように管理できないものも存在するため、不正に改竄されることが避けられないことも考えられる。このことからユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
<コピー制御情報に関係するコピー処理>
図14は、受信装置3で番組コンテンツをコピーする手順の例を示すフローチャートである。
図14は、受信装置3で番組コンテンツをコピーする手順の例を示すフローチャートである。
管理情報のコピー情報が“01”(No More Copies)、コピー個数が“N”(N≠0)である番組コンテンツをコピーしているときに、そのコピーの処理が終了しているかを監視する(SB01)。
終了している場合には、コピー元記録媒体の管理情報のコピー個数に“N−1”(N≠0)を入力して番組コンテンツのコピーがN−1個可能である状態とし、コピー先記録媒体の管理情報のコピー情報に“01”(No More Copies)を入力して再コピー禁止状態とし、管理情報のコピー個数に“0”を入力して番組コンテンツのコピーは不可だが、ムーブ(移動)は可能である状態とする(SB04)。
終了していない場合には、コピー処理が中断しているかを監視する(SB02)。
中断していない場合には、コピー処理が終了しているかを監視する(SB01)。
中断している場合には、コピー元記録媒体の管理情報のコピー個数に“N−1”(N≠0)を入力して番組コンテンツのコピーがN−1個可能である状態とし、コピー先の記録媒体が複数個記録可能な場合にはコピー途中の番組コンテンツを消去する(SB03)。但し、1回しか記録できない記録媒体の場合は消去できないので消去処理を実行しない。
このようにすることで、コピー先の番組コンテンツのコピー世代管理を確実に行うことができる効果がある。また、何らかの原因でコピー処理の中断が発生した場合においても、コピー先に不要な番組コンテンツが残らないので後で消去する手間が省け使い勝手が向上する効果がある。なお、上記の消去は、記録媒体上のデータを物理的に消去してもよいし、管理情報を消去することで記録媒体上のデータは存在するものの再生できないようにする(間接的に消去する)ようにしてもよい。また、上記の説明ではコピー処理の中断が発生した場合、コピー先のコンテンツを消去するようにしたが、消去しない方が使い勝手の向上が図れるのであれば消去しなくても良い。
<コピー制御情報に関係するムーブ(移動)処理>
図15は、実施例に係る受信装置の番組コンテンツをムーブ(移動)する手順を示すフローチャートである。
図15は、実施例に係る受信装置の番組コンテンツをムーブ(移動)する手順を示すフローチャートである。
管理情報のコピー情報が“01”(No More Copies)、コピー個数が“0”である番組コンテンツをムーブ(移動)しているときに、ムーブ処理が終了しているかを監視する(SC01)。
終了している場合には、ムーブ元の記録媒体の番組コンテンツ、及びこの番組コンテンツに関連する管理情報を消去し、ムーブ先記録媒体の管理情報のコピー情報に“01”(No More Copies)を入力して再コピー禁止状態とし、管理情報のコピー個数に“0”を入力して番組コンテンツのコピーは不可だが、ムーブは可能である状態とする。
終了していない場合には、ムーブ処理が中断しているかを監視する(SC02)。
中断していない場合には、ムーブ処理が終了しているかを監視する(SC01)。
中断している場合には、ムーブ元記録媒体のムーブ途中でまだムーブ先の記録媒体に移動していない部分の番組コンテンツ、及びこの番組コンテンツに関連する管理情報を保存し、既にムーブ先の記録媒体に移動した番組コンテンツについては再生不能化する。ムーブ先の記録媒体のムーブ途中の番組コンテンツを保存し、管理情報のコピー情報に“01”(No More Copies)を入力して再コピー禁止状態とし、管理情報のコピー個数に“0”を入力して番組コンテンツのコピーは不可だが、ムーブは可能である状態とする(SC03)。
このようにすることで、ムーブ先の番組コンテンツのコピー世代管理を確実に行うことができる効果がある。また、何らかの原因でムーブ処理の中断が発生した場合においても、ムーブ元とムーブ先の記録媒体それぞれに番組コンテンツが保存され、中断によって番組コンテンツが視聴できなくなることがないので使い勝手が向上する効果がある。なお、上記の消去は、記録媒体上のデータを物理的に消去してもよいし、管理情報を消去することで記録媒体上のデータは存在するものの再生できないようにする(間接的に消去する)ようにしてもよい。
なお、以上の説明において、コピー先、あるいはムーブ先の記録媒体は再コピー禁止(No More Copies)として管理が可能な記録媒体である。管理できない場合はコピー、あるいはムーブ処理は禁止となる。
また、以上の説明では、放送局から送出された番組コンテンツの場合について説明したが、放送局以外、例えば番組コンテンツ提供事業者などあから送出される番組コンテンツにおいても適用可能である。
また、リムーバブル記録媒体とは受信装置から取り外すことが可能な独立した形態を持ち、且つ他の再生機能を有する装置においても再生可能な記録媒体を意味する。
また、ムーブ(移動)とは記録媒体に記録されている「再コピー禁止(No More Copies)」の番組コンテンツを、他の記録媒体にコピーした後に再生不能化することにより、番組コンテンツの移動を行うことを意味する。ここで、再生不能化とは番組コンテンツ自体の消去、あるいは暗号鍵の消去、管理情報の消去などにより、再生が不可能となるようにすることを意味する。ムーブ処理の途中において、ムーブ元及びムーブ先の双方に同時に1分を越える長さの番組コンテンツが再生可能な状態で存在しない方が好ましい。
以上の説明においては、「一世代のコピーは許可(Copy One Generation)」で複数個コピーの可否を示す情報が「可」の番組コンテンツに対して、複数個コピー可能とする判断は記録媒体が内蔵であるかリムーバブルであるかにより行うようにしたが、複数個コピーの管理ができる記録媒体と、複数個コピーの管理ができない記録媒体とで複数個コピー可能とする判断を行うようにしてもよい。ここで、複数個コピーの管理ができる記録媒体とは、例えば、上記図12で説明した番組コンテンツの内容を示す管理情報の内、コピー情報507、コピー個数508、鍵情報506の情報(その他のファイル番号503、日時504、 データ領域の先頭アドレス及び記録サイズ505などを含んでいてもよい)について不正な改竄できないように管理することのできる記録媒体をいう。
図16は、このような複数個コピーの管理(コピー個数制御、個数制御コピーとも呼ぶ)ができる記録媒体(セキュリティリムーバブルメディア)の構成例を示す。ユーザがアクセスできるノーマル領域と、ユーザがアクセスできない耐タンパ領域をひとつの記録媒体に併せ持つ構成である。耐タンパ領域に格納される機密情報は、この記録媒体を扱うことのできる装置との認証処理により認証が確認できた場合にはアクセス可能となるようになっており、機密情報の管理ができるようになっている。上記コピー情報507、コピー個数508、鍵情報506の情報をこの耐タンパ領域に格納して管理することにより不正な改竄が行われない。
一方、複数個コピーの管理ができない記録媒体とは、番組コンテンツの内容を示す管理情報の内、コピー情報507、コピー個数508、鍵情報506の情報(その他のファイル番号503、日時504、データ領域の先頭アドレス及び記録サイズ505などを含んでいてもよい)について不正な改竄できないように管理できない記録媒体を言う。
図17は、複数個コピーの管理ができる記録媒体とできない記録媒体とを鑑みた、受信装置の一世代のコピーは許可(Copy One Generation)の番組コンテンツを記録する場合における管理情報のコピー情報、コピー個数の作成手順の例を示すフローチャートを示す。図13との相違点は、SD02である。なお、図13と組合せてもよく、例えばSA02で「リムーバブル」であるときにSD02を実行するようにしてもよい。
番組コンテンツを記録する記録媒体が複数個コピーの管理ができる記録媒体か複数個コピーの管理ができない記録媒体かを、例えば、制御部114で判断し、コンテンツ管理情報作成部119へ通知する(SD02)。
複数個コピーの管理ができない記録媒体の場合には、管理情報のコピー個数に、例えば“0”を入力して番組コンテンツのコピーは不可だが、ムーブ(移動)は可能である状態とする(SD04)。
複数個コピーの管理ができる記録媒体の場合には、コンテンツ管理情報作成部119が複数個コピーの可否を示す情報が「可」か「否」かを判断し(SD03)、「否」の場合には、管理情報のコピー個数に、例えば“0”を入力して番組コンテンツのコピーは不可だが、ムーブ(移動)は可能である状態とする(SD04)。「可」の場合には、管理情報のコピー個数に“N”を入力して番組コンテンツのコピーがN個可能である状態とする(SD05)。
このようにすることで、記録済みの一世代のコピーは許可(Copy One Generation)の番組コンテンツを時間にとらわれずに複数個コピーすることができるようになり使い勝手が向上する効果がある。また、記録媒体が複数個コピーの管理ができる記録媒体か複数個コピーの管理ができない記録媒体かにより複数個コピーの可否を判断することにより、複数個コピーの管理ができない記録媒体への複数個コピーの許可を避けることができ、番組コンテンツの保護がより確実となる効果がある。
<LANを経由したコピー制御処理>
図20で説明したコンテンツのコピー制御情報を用いたLANを介してデジタル接続された記録媒体に管理しているコピー数を保持したままダビングする場合の処理の具体例について説明する。図21は、LANを介して記録装置をデジタル接続するシステム構成例を示したものである。
<LANを経由したコピー制御処理>
図20で説明したコンテンツのコピー制御情報を用いたLANを介してデジタル接続された記録媒体に管理しているコピー数を保持したままダビングする場合の処理の具体例について説明する。図21は、LANを介して記録装置をデジタル接続するシステム構成例を示したものである。
ユーザ宅2101では、コンテンツ送信装置2102とコンテンツ受信装置2103が有線LANのケーブルによりネットワークハブ2104にそれぞれ接続され、ネットワークハブ2104はルータ2105に接続される。ルータ 2105はモデムや光電変換器などを介してインターネット2106へ接続される。
LANにおけるネットワークプロトコルとしては世界標準のIP(Internet Protocol)を使用し、上位のトランスポートプロトコルにはTCP(Transmission Control Protocol)及びUDP(User Datagram Protocol)を、コンテンツの伝送には更に上位のアプリケーションプロトコルである、例えばRTP(Real−time Transport Protocol)やHTTP(Hyper Text Tran sfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)等が使用される。尚、IPにはIPv4(Internet Protocol Version 4)とIPv6(Internet Protocol Version 6)のバージョンが有るが、そのどちらかに限定されない。
コンテンツ送信装置2102、及びコンテンツ受信装置2103、ルータ2105はそれぞれLAN上で自身を識別するIPアドレスを所有する。また各々のネットワーク通信処理部のインターフェース部には48ビットのMAC(Media Access Control)アドレスが与えられている。各装置へのIPアドレスの設定は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)により、例えばルータ2105をDHCPサーバとして動作させ、ここから各装置のIPアドレスを割り振るようにすれば良い。
尚、図21ではユーザ宅2101内は各機器間を有線LAN接続としたが、無線アクセ スポイントを使用した無線LAN等を用いても良い。また、ハブ2104とルータ2105は一体型形態であっても良い。
図21で説明したコンテンツ送信装置2102とコンテンツ受信装置2103には、例えば図1及び図10において説明した受信装置3が利用できる。
図22は、図10の受信装置3におけるネットワークインタフェース部106のLANに対応する場合の一構成例を示す。
ネットワークインタフェース部106は、タイマー部2202、機器情報更新部2203、機器情報格納部2204により構成される機器情報管理部2201、機器認証処理部2205、暗号/復号処理部2206、通信処理部2207、デジタル入出力部2208から構成される。各構成要素は、制御部114とバス部を介して接続されており、動作を制御される。
機器認証処理部2205は、例えばLANを介して著作権保護対象のコンテンツを転送するために、通信処理部2207、デジタル入出力部2208を経由して他の機器との間で特定の認証プロトコルに準拠して互いに正規に認定された機器であるかを認証し、コンテンツの暗号/復号に使用する鍵を共有する。特定の認証プロトコルは、例えばDTCP-IP方式などが用いられる。
機器情報管理部2201は、機器認証処理部2205で認証が成功した機器に関する情報を管理する。タイマー部2202は、機器認証処理部2205で認証相手の機器が宅内に存在するか否かを確認する場合、あるいは後述の機器情報格納部2204に格納された登録情報の有効期限を管理する場合に時間計測を行う。機器情報更新部2203は、後述の機器情報格納部2204に保持した登録情報の有効期限を管理し、必要に応じて登録/更新/削除を行う。機器情報格納部2204は、機器認証処理部2205で機器認証が成功した場合に、認証相手の機器に関する情報を保持する。
暗号/復号処理部2206は、LAN経由でデジタル入出力部2208を介して受信した送信装置により暗号処理が施されたコンテンツを、前記機器認証処理部2205で共有した鍵を用いて復号し、受信パケットを解析した後セレクタ102へ出力する、あるいは、タイムスタンプ比較/出力部109、または分離・抽出部103から出力された放送受信トランスポートパケットを受け前記機器認証処理部2205で共有した鍵を用いて暗号処理が施され、ネットワークの伝送規格に準拠する送信パケットを生成する。これにより、チューナ復号部101で受信した放送コンテンツそのものと内蔵記録媒体113あるいはリムーバブル記録媒体118に記録されているコンテンツのどちらも伝送できる。
通信処理部2207は、デジタル入出力部2208を介してLANで接続した他の機器との間でコンテンツや制御コマンドを送受信する。受信時の受信するコンテンツ、あるいは送信時の送信するコンテンツにはそのコンテンツの取り扱い方を示す”コピー可(Copy Free)”、”一世代の記録を許可(Copy One Generation)”、”コピー禁止(Copy Never)”、”コピー不可(No More Copies)”などのコピー制御情報に加え、コピー許可個数などのコピー制御情報も付加されている。
デジタル入出力部2208は、LAN経由でコンテンツや制御コマンドを入出力する。
機器情報格納部2204で格納する機器情報は、例えばテーブル形式で構成され、その構成情報はテーブルの登録番号を示す登録ID、機器情報として各機器を一意に識別するための識別子を示す機器ID、及びネットワーク上における各機器のIPアドレスやMACアドレス等を示すネットワークアドレス情報からなる。機器IDは、例えば、特定の認証機関により生成され、各機器の製造時に予め不揮発メモリに保存される機器固有の情報であるIEEE1394で使用するユニークIDやDTCPで使用するデバイスIDなどであり、機器固有のユニークな値を持つ。
図23は図21に示したシステム構成において、コンテンツ送信装置2102とコンテンツ受信装置2103との間で実行する機器認証処理手順の一例である。ここでは、機器認証処理のための情報の送受信プロトコルにはTCPを用い、相手方の装置への認証要求とこれに対する認証応答等の各種情報が送信されるとこれに対する受信確認が相手方の装置から返送され、これにより伝送エラーの検知が可能な通信路が確保される。尚、図23においてはTCPによるコネクションの確立および破棄のためのデータ送受信についてはTCPのルールに従って行えばよく、ここでは説明を省略する。
最初に、コンテンツ受信装置2103側から認証要求を作成する。コンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、認証要求に機器IDを含む機器固有の情報と、該情報に対する証書を付して、通信処理部、デジタル入出力部を介してコンテンツ送信装置2102へ送る(S2301)。
コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は、デジタル入出力部、通信処理部を介して認証要求を受け取りその受信確認をコンテンツ受信装置2103に送ると(S2302)、コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は認証要求を作成し、コンテンツ受信装置2103の場合と同様にコンテンツ送信装置2102の機器IDを含む機器固有の情報とその証書を付して認証要求をコンテンツ受信装置3204に送る(S2303)。
コンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、認証要求を受け取り、その受信確認をコンテンツ送信装置2102へ送る(S2304)。
次に、コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は、認証要求で受信した各情報を検証し、鍵情報の生成に必要なパラメータを付した認証応答をコンテンツ受信装置2103へ送る(S2305)。
コンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、認証応答を受け取りその受信確認をコンテンツ送信装置2102に送った(S2306)後、認証応答を作成し、コンテンツ送信装置2102の場合と同様に鍵情報の生成に必要なパラメータを付した認証応答をコンテンツ送信装置2102に送り(S2307)、必要なパラメータを用いてコンテンツ送信装置2102と共通の認証鍵を生成する。
コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は、認証応答を受け取りその受信確認をコンテンツ受信装置2103に送り(S2308)、コンテンツ受信装置2103と同様に、必要なパラメータを用いてコンテンツ受信装置2103と共通の認証鍵を生成する。
ここまでの手順により、コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部とコンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、互いに共通の認証鍵が生成されて共有される。
次に、コンテンツ送信装置2102は、コンテンツ受信装置2103が宅内に存在する機器であるか確認するために、宅内確認の準備を行う旨をコンテンツ受信装置2103へ送る(S2309)。
コンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、宅内確認準備の通知を受け取り、その受信確認をコンテンツ送信装置2102に送ると(S2310)、自分の側からの宅内確認準備通知を作成し、コンテンツ送信装置2102へ送る(S2311)。
コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は、宅内確認準備の通知を受け取り、その受信確認をコンテンツ受信装置2103に送る(S2312)と、宅内確認に必要な情報を付した宅内確認設定要求をコンテンツ受信装置2103に送る(S2313)。
コンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、宅内確認設定要求を受け取り、宅内確認に必要な準備を行い、その受信確認をコンテンツ送信装置2102に送る(S2314)。
受信確認を受け取ったコンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は、機器情報管理部内のタイマーを起動した後、コンテンツ受信装置2103が宅内に存在するか確認するための宅内確認実行要求をコンテンツ受信装置2103に送る(S2315)。
コンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、宅内確認実行要求を受け取り、その受信確認をコンテンツ送信装置2102に送る(S2316)。
コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は、受信確認を受け取ると、タイマーを停止し、宅内確認実行要求を発行してから受信確認を受け取るまでの計測値が所定の値を超えていないことを確認する。計測値が所定の値以下の場合、コンテンツ受信装置2103は宅内に存在し、個人的利用の範囲内に存在する機器であると判断し、宅内確認結果としてコンテンツ受信装置2103へ送る(S2317)。
一方、計測値が所定の値より大きい場合は、コンテンツ受信装置2103は宅外に存在する可能性があると判断し、以降の処理を中断して機器認証処理を終了する。
宅内確認結果を受け取ったコンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、受信確認をコンテンツ送信装置2102に送る(S2318)と、コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部はコンテンツを暗号化する際に使用する交換鍵を生成し、認証鍵を用いて交換鍵を暗号化し、該交換鍵を識別するためのIDと一緒にコンテンツ受信装置2103に送る(S2319)。
コンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、認証鍵を用いてコンテンツ送信装置から送信された交換鍵を復号し、受信確認を送る(S2320)。
コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は、受信確認を受け取ると、機器情報管理部内の機器情報を格納するテーブルにコンテンツ受信装置2103に関する情報を登録する(S2321)。
以上の処理により、コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部とコンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、互いに共通の交換鍵を共有する。交換鍵は、ネットワーク伝送するコンテンツを暗号化/復号するための共通鍵を生成するために使用する。尚、上記認証鍵、交換鍵、共通鍵の生成には、周知の鍵生成/鍵交換アルゴリズムを利用することで問題ない。また、S2309とS2313の処理、S2317とS2319の処理をそれぞれ纏めて実行しても良い。
以上、宅内での、コンテンツ送信装置2102とコンテンツ受信装置2103の間で実行する機器認証処理手順について説明した。上記手順を実施することにより、装置間で互いを正規に認定された機器であることを確認し、コンテンツの暗号化/復号に使用する鍵を共有することができる。
図52は、コンテンツ受信装置2103とコンテンツ送信装置2102との間で図20で説明したコピー制御情報の対象となるコンテンツ、あるいは図30で説明するコピー制御情報の対象となるコンテンツを配信する際に実行する機器認証処理手順の例である。以下、コピー制御情報の対象となるコンテンツを「コピー許可個数情報対象コンテンツ」ともいう。
最初に、コンテンツ受信装置2103は自機器がコンテンツのコピー制御情報を受信することが可能であることを示す能力通知をコンテンツ送信装置2102に送信(S5201)し、それに対してコンテンツ送信装置2102も自機器がコンテンツのコピー制御情報送信可能であることを示す受信確認をコンテンツ受信装置2103に送信する(S5202)。
次に、コンテンツ受信装置2102は、コピー許可個数情報対象コンテンツを受信するために必要な専用鍵(図23で共有した交換鍵とは異なる値)を要求する情報を含んだ認証要求をコンテンツ送信装置2102に対して送信する(S5203)。
認証要求を受信したコンテンツ送信装置2102は、コンテンツ受信装置2103がコンテンツのコピー制御情報に対応していることを確認し(S5204)、受信確認を返信する(S5205)。
コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は専用鍵のための認証要求を作成し、コンテンツ受信装置2103の場合と同様にコンテンツ送信装置2102の機器IDを含む機器固有の情報とその証書を付して専用鍵のための認証要求をコンテンツ受信装置3204に送る(S5206)。
コンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、専用鍵のための認証要求を受け取り、その受信確認をコンテンツ送信装置2102へ送る(S5207)。
次に、コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は、専用鍵のための認証要求で受信した各情報を検証し、鍵情報の生成に必要なパラメータを付した認証応答をコンテンツ受信装置2103へ送る(S5208)。
コンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、専用鍵のための認証応答を受け取りその受信確認をコンテンツ送信装置2102に送った(S5209)後、専用鍵のための認証応答を作成し、コンテンツ送信装置2102の場合と同様に鍵情報の生成に必要なパラメータを付した認証応答をコンテンツ送信装置2102に送り(S5210)、必要なパラメータを用いてコンテンツ送信装置2102と共通の認証鍵を生成する。
コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部は、専用鍵のための認証応答を受け取りその受信確認をコンテンツ受信装置2103に送り(S5211)、コンテンツ受信装置2103と同様に、必要なパラメータを用いてコンテンツ受信装置2103と共通の認証鍵を生成する。
以上において、S5203と同様に、全送信データあるいは一部に専用鍵を要求する
情報を含んでも良い。
情報を含んでも良い。
ここまでの手順により、コンテンツ送信装置2102の機器認証処理部とコンテンツ受信装置2103の機器認証処理部は、互いに共通の認証鍵が生成されて共有される。
その後、コンテンツ送信装置2102は、自機器内の機器情報テーブルにコンテンツ受信装置2103に関する情報が登録されているか否かを判定し、登録されていない場合は図23で説明した機器認証処理のS2309〜S2318を実施する。そして、機器情報テーブルの更新処理S5212を実施する。
最後に、コンテンツ送信装置2102は、生成した専用鍵を認証鍵を用いて暗号化し、専用鍵を識別するためのIDと一緒にしてコンテンツ受信装置2103に送信する(S5213)。コンテンツ受信装置2103は、認証鍵を用いて専用鍵を復号化すると共に受信確認をコンテンツ送信装置2102へ送る(S5214)。
上記手順を実施することにより、装置間で互いを正規に認定された機器であることとともにコンテンツのコピー制御情報の伝送に対応しているかどうかを確認しつつ、さらにコピー許可個数情報対象コンテンツを他のコンテンツと区別して安全に暗号化/復号する専用鍵を共有することができる。
ここで、専用鍵は、個数制限コピー対象コンテンツの転送完了後に破棄し、コンテンツ毎に上記機器認証処理を実施するようにしても良い。また、自機器のコンテンツ転送が停止してから所定の時間が経過した後に破棄しても良い。さらに、コンテンツ送信装置からコンテンツ受信装置へ(あるいはその逆)専用鍵を破棄する指示を送っても良い。
以上、図52の説明では図20、図30におけるコピー許可個数情報対象コンテンツを配信する際に実行する機器認証処理手順の例についてであったが、図20、図30におけるretention_move_mode、retention_state、DTCP_CCI(DTCP_Copy Control Information)、EPN、Image_Constraint_Token、APS(Analogue Protection System)の何れかの情報対象コンテンツを配信する際に実行する機器認証処理手順は図23で説明した手順を使用すると良い。また、図30におけるLicense Acquisition Start、License Acquisition Limit、Playback Not Before、Playback Not Afterの何れかの情報対象コンテンツを配信する際に実行する機器認証処理手順は図52で説明した手順を使用すると良い。
図24は、図20で説明したコンテンツのコピー制御情報を伝送コンテンツとは別のパケットを用いて、HTTPプロトコルを利用してコンテンツを伝送する場合のデータ構造の一例である。ここでは、トランスポート層プロトコルとしてTCPを用いるが、TCPヘッダは省略している。
HTTPヘッダ2401、コンテンツのコピー制御情報伝送用パケット2410、コンテンツ伝送用パケット2420から構成される。
コンテンツのコピー制御情報伝送用パケット2410はコンテンツのコピー制御情報用ヘッダ部2411とペイロード部(コンテンツのコピー制御情報)2412から構成される。コンテンツ伝送用パケット2420はコンテンツ用ヘッダ部2421とペイロード部(コンテンツ)2422から構成される。
コンテンツのコピー制御情報用ヘッダ部2411とコンテンツ用ヘッダ部2421にはどちらのヘッダ部であるのか簡単に検出できるように、例えば1ビットの識別情報がヘッダ部上の固定位置に設定されている。つまり、この識別情報をチェックすることにより、コンテンツのコピー制御情報伝送用パケット2410であるかコンテンツ伝送用パケット2420であるかが簡単に識別できる。
ペイロード部(コンテンツのコピー制御情報)2412には、機器認証処理において交換された交換鍵などの情報を元に暗号処理が施されたコンテンツのコピー制御情報を格納する。コンテンツのコピー制御情報には、図20に示した構成例のみでなく、複数のフォーマットの情報が同時に含まれていても良い。
コンテンツのコピー制御情報伝送用パケット2410は、以降のコンテンツのコピー制御情報を示すものであり、少なくともコンテンツのコピー制御情報が変化する毎に、送信データに挿入する必要がある。
ペイロード部(コンテンツ)2422には、機器認証処理において交換された交換鍵などの情報を元に暗号処理が施されたコンテンツを格納する。
図24に示す形式で、同一のTCP及びHTTPセッション上で、且つ、共通の交換鍵を元に生成した鍵で暗号処理を施してコンテンツのコピー制御情報とコンテンツを伝送することにより、コンテンツのコピー制御情報の改ざんを防止するとともに、コンテンツのコピー制御情報とコンテンツを一意に結びつけることが可能となる。また、HTTPプロトコルを利用せず、例えばRTPプロトコルを利用してコンテンツを伝送する場合も、HTTPヘッ ダ2401をRTPヘッダに置き換えることで、図24と同様の構成でコンテンツの伝送が可能である。あるいは、RTPパケット毎にコンテンツのコピー制御情報伝送用パケット2410とコンテンツ伝送用パケット2420の両方を格納すれば、コンテンツのコピー制御情報を確実に伝送することができる。
図25はコンテンツのコピー制御情報を利用して、コピー制御情報にコピー許可個数を含むコンテンツを伝送する場合の手順の一例である。
最初に、コンテンツ送信装置2102とコンテンツ受信装置2103の間で伝送するコンテンツを決定する(S2501)。ここで、コンテンツ選択までの手順には、コンテンツ受信装置2103におけるコンテンツ送信装置2102の発見、コンテンツ送信装置2102によるコンテンツの提示、コンテンツ受信装置2103におけるコンテンツの選択などの手順がある。あるいは、コンテンツ送信装置2102におけるコンテンツ受信装置2103の発見、コンテンツ送信装置2102によるコンテンツの提示、コンテンツ送信装置2102におけるコンテンツの選択などの手順でも良い。これには、例えばDLNA(Digital Living Network Alliance)などの技術を使用すれば実現可能である。
次に、コンテンツ送信装置2102とコンテンツ受信装置2103の間で、図52で説明したコピー許可個数情報対象コンテンツを配信する際に実行する機器認証処理を実行する。機器認証処理が完了すると、コンテンツ受信装置2103の制御部は、通信処理部を介して、HTTPのGETリクエスト等を用いてコンテンツ送信装置2102にコンテンツ伝送要求を発行する(S2502)。
コンテンツ送信装置2102の制御部は、要求されたコンテンツが伝送可能な場合、コンテンツ受信装置2103にHTTPのレスポンスヘッダなどを用いて伝送が可能であることを示す受信確認を送信する(S2503)。
次に、コンテンツ送信装置2102の暗号/復号処理部が、図24に示すフォーマットでコンテンツのコピー制御情報伝送用パケットのヘッダ部と暗号処理を施したコンテンツのコピー制御情報を含むペイロードから構成されるコンテンツのコピー制御情報伝送用パケットを送信する(S2504)。
続いて図24に示すフォーマットでコンテンツ伝送用パケットのヘッダ部と暗号処理を施したコンテンツを含むペイロードから構成されるコンテンツ伝送用パケットを送信する(S2505)。
尚、S2502の前後にコンテンツ受信装置2103からコンテンツ送信装置2102に対してコンテンツのコピー制御情報に基づく処理が可能か否かを問い合わせし、可能な場合のみS2503の処理を実行するようにしても良い。LANに接続される全ての機器がコンテンツのコピー制御情報に基づいた処理に対応できるとは限らないので、このようにすることで、コンテンツのコピー制御情報に基づいた処理に対応できないことをなるべく早く検知することができる。可能であればS2502の前が好ましい。
コンテンツのコピー制御情報のDTCP_CCIがコピーフリーを示している場合には、S2504とS2505における暗号処理を行わなくてもよい。
コンテンツのコピー制御情報のDTCP_CCIがコピーフリーを示している場合には、S2504とS2505における暗号処理を行わなくてもよい。
ここで、コンテンツのコピー制御情報は、伝送するコンテンツがチューナ復号部101で受信した放送コンテンツそのものである場合には、上記で説明したようにPSIあるいはSI情報に含まれる情報(具体的には、コンテント利用記述子及びデジタルコピー制御記述子などのコピー制御情報)をそのままあるいは参照、形式変換して設定される。伝送するコンテンツが内蔵記録媒体113あるいはリムーバブル記録媒体118に記録されているコンテンツの場合には、コンテンツ管理情報作成部119で作成した管理情報をそのままあるいは参照、形式変換して設定される。
図25に示す手順でコンテンツを伝送することにより、コンテンツのコピー制御情報を含むコンテンツを伝送することができる。
以上により、有線または無線のLANを利用してコンテンツを伝送する際に、コピー許可個数を含むコピー制御情報を伝送できる。
次に、図25のS2501の処理で説明したコンテンツ送信装置2102とコンテンツ受信装置2103の間で伝送するコンテンツを決定する、つまり、ユーザがコンテンツのダビング操作を実行する場合について説明する。
ユーザが現在コンテンツ送信装置2102の記録媒体に記録されているコンテンツを確認するために、例えば、コンテンツ受信装置2103からコンテンツ送信装置2102の“録画番組一覧”を表示するためにコンテンツ受信装置2103のリモコン上のボタン、あるいはコンテンツ受信装置2103の画面に表示された選択ボタンをリモコンを用いて押下すると、図26のようなコンテンツ送信装置2102の記録媒体に記録 されているコンテンツ一覧をコンテンツ受信装置2103の画面に表示する録画番組一覧2601が表示される。
2602は録画一覧を表示可能な記録媒体一覧を示しており、切り替え可能である。また、2603に前記2602で選択された記録媒体に記録されているコンテンツの一部が表示されている。この状態からユーザはリモコンなどを使用して所定の操作を行い、ダビングしたいコンテンツを2603から選択し、ダビングメニューを起動する操作(例えば、“ダビング”ボタン押下、メニューボタン押下してメニューを起動し、メニューから 「ダビング」を選択)を行うことにより、ダビングメニューが起動される。
尚、ここではリモコンをメインに説明するが、リモコンに限定されない。また、操作を受けて画面を表示する場合には、ユーザインタフェース部115で受けた操作入力を制御部114が解析して、出力部116に画面を出力させるものとする。
図27に、ダビングメニューの一例を示す。2701が表示用画面を示し、この例では、上記図26で説明した操作で選択したダビングしたいコンテンツのコピー可能個数情報が解析され(図27の場合9個)た場合である。ここではコンテンツのコピー可能個数情報は1以上である。
メニューには、コンテンツのコピー可能個数を示すメッセージ例2702と、ユーザがコピーする個数を設定するダビング個数設定メニュー2703が表示されている。また、コンテンツが”Copy free”の場合には、個数表示部分を”∞”、”unli mited”、”Free”、”制限なし”等と表記して、無制限にコピー操作が行える旨の表示をしても良い。
ダビング個数設定メニュー2703は、例えばユーザによるリモコン等の操作により、いくつコンテンツをコピーするかをユーザが選択可能なメニューである。この例は、ユーザの操作により、コンテンツを3個分コピーするよう設定した例である。この入力は、リモコンの10キーを用いれば簡単にできる。ユーザは、コンテンツをコピーする数をリモコン等を使用して設定した後に、メニュー上の最終決定ボタン2704上の“決定”ボタンを選択することにより、コピーが開始される。尚、リモコン等による操作がなくとも例えば初期値として最大コピー可能個数(本図の場合9個)を自動的に設定して変更を許すようにしてもよい。
このようにして、ユーザはコンテンツのコピー可能個数を確認しながら複数の記録媒体に対していくつコピーを行うかを容易に設定可能であり、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
ユーザが複数の記録媒体に設定したコピー数の合計(以下ユーザ設定コピー数)が、コ ンテンツのコピー可能個数より1大きい場合、画面に元のコンテンツが削除される旨の注意通知が行われ、ユーザに対して“実行”“取消”の意思確認を行うようにしても良い。コピー可能個数と同じ個数までのコピーを許し 、コピー可能個数を超えた場合にはコピー不可のメッセージを表示してもよいが、コピー 可能個数より1大きい場合には、ムーブと合わせればコピー可能個数+1個のダビングが可能となるためである。
これにより、ユーザにコピー可能個数のコピーと、ムーブとをそれ ぞれ別の操作させる必要がなくなる。表示メッセージは、「最大コピー可能数+1までコピーを行うと、元のコンテンツは削除されます」とのメッセージのほかに、「X個のコピーとムーブとを実行します」のように通知してもよい。
また、ユーザ設定コピー数がコンテンツのコピー可能個数より2以上大きい場合にはコピー不可能な旨のエラーメッセージを表示し、ユーザに対して再入力を促すようにしても良い。コピー可能個数とムーブとを合わせても、実行不可なためである。あるいは、コピー可能個数より2以上大きい数値が入力できないようにしても良い。
図28に、ダビングメニューの他の例を示す。この例は、コピー可能個数が0個、あるいは一世代の記録を許可(Copy One Generation)のコンテンツを記録してこれ以上コピーできない(No More Copies)となっているコンテンツをダビングする場合である。
2801が表示用画面を示し、この例では、上記図26で説明した操作で選択したダビングしたいコンテンツがムーブのみ可能である場合である。
2801が表示用画面を示し、この例では、上記図26で説明した操作で選択したダビングしたいコンテンツがムーブのみ可能である場合である。
メニューには、コンテンツがムーブのみ可能であることを示すメッセージ例2802と、ユーザがムーブするか否かを指定するメニュー2803が表示されている。この入力は、リモコン等を用いて行われ、ユーザは、コンテンツをムーブするのであればメニュー上のボタン上の“はい”ボタンを選択することにより、ムーブが開始される。ムーブを行わない時には”いいえ”ボタンを選択することにより実行しない。
このようにして、ユーザはコピー可能個数が0個、あるいは一世代の記録を許可(Copy One Generation)のコンテンツを記録してこれ以上コピーできない(No More Copies)となっているコンテンツをダビングする場合”はい”のみのボタン操作で容易に設定可能であり、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
図25で説明した手順によりコンテンツ送信装置2102からコンテンツのコピー制御情報を利用して、コピー制御情報にコピー許可個数を含むコンテンツが伝送され、コンテンツ受信装置2103でこのコンテンツを受信した場合の処理について説明する。
コンテンツ受信装置2103はコンテンツ送信装置2102からのコンテンツを受信し、暗号/復号処理部がコンテンツのコピー制御情報伝送用パケットのヘッダ部を検出し、暗号化されたコンテンツのコピー制御情報を復号し、制御部114を介してコンテンツ管理情報作成部119に渡される。その後、上記で説明したようにコンテンツ管理情報作成部119で管理情報を作成する。また、暗号/復号処理部がコンテンツ伝送用パケットのヘッダ部を検出し、暗号化したコンテンツを復号し、受信記録再生部10で処理可能な、例えばMPEG-TS、あるいはMPEG-PS等の形式に変換した後、セレクタ102へ出力する。この後の記録処理は上記に述べた通りであるが、コンテンツのコピー制御情報のコピー制御情報に関係するデジタルストリームの記録処理については次の通りである。
図44の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報)のコピー制御情報に関係する記録処理の一例を説明する。
まず、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S4401のyes)、Copy_count_Mode情報が有効(S4402のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4404)。具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報にはDTCP_CCIの情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Copy_count_Mode情報が無効(S4402のno)であれば、これ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4405)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない場合(S4401のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S4403のyes)には制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4406)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S4403のno)には記録しない(S4407)。
このような手順でDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
図44の説明においては、DTCP_CCI、Copy_count_Mode、Countの情報の中でDTCP_CCI情報を基準に処理を行う手順について説明したが、Copy_count_Modeを基準に処理を行うことも可能である。この手順について図46の処理フローを用いてコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。どちらの情報を基準に処理を行うかは、例えばDTCP−IPの規格において規定されるのであればその規定された手順で処理すべきである。
まず、Copy_count_Mode情報が有効を示していた場合(S4601のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4604)。具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Copy_count_Mode情報が無効(S4601のno)でDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示している場合(S4602のyes)、これ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4605)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない場合(S4602のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S4603のyes)には制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4606)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S4603のno)には記録しない(S4607)。
このような手順でDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
図48の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報)のコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。
まず、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S4801のyes)、Copy_count_Mode情報が有効(S4802のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4805)。つまり、一世代の記録を許可(Copy One Generation)されているコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報にはDTCP_CCIの情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Copy_count_Mode情報が無効(S4802のno)であれば、これ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4806)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない場合(S4801のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示し(S4803のyes)、Copy_count_Mode情報が有効(S4804のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4807)。
つまり、制限なしにコピー可(Copy Free)であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。Copy_count_Mode情報が無効(S4804のno)であれば、制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4808)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S4803のno)には記録しない(S4809)。
このような手順でDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができる。そして、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
図48の説明においては、DTCP_CCI、Copy_count_Mode、Countの情報の中でDTCP_CCI情報を基準に処理を行う手順について説明したが、Copy_count_Modeを基準に処理を行うことも可能である。この手順について図50の処理フローを用いてコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。どちらの情報を基準に処理を行うかは、例えばDTCP−IPの規格において規定されるのであればその規定された手順で処理すべきである。
まず、Copy_count_Mode情報が有効を示していた場合(S5001のyes)であり、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示している(S5002のyes)場合、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S5006)。つまり、一世代の記録を許可(Copy One Generation)されているコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない(S5002のno)場合、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた(S5003のyes)場合には、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S5007)。
つまり、制限なしにコピー可(Copy Free)であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S5003のno)には記録しない(S5008)。
Copy_count_Mode情報が無効(S5001のno)でDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示している(S5004のyes)場合、これ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S5010)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない場合(S5004のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた(S5005のyes)場合には制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S5009)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない(S5005のno)場合には記録しない(S5008)。
このような手順でDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
以上、コンテンツのコピー制御情報が図20で説明した形式である場合のコピー制御情報に関係する記録処理について説明したが、コンテンツのコピー制御情報が図30の形式の場合について次に説明する。
図30はコンテンツのコピー制御情報の他の例を示す図である。図30は、図20のコンテンツのコピー制御情報でCopy_count_Mode情報が削除された場合の形式を示している。また、図30においてretention_move_mode、retention_state、DTCP_CCI(DTCP_Copy Control Information)、EPN、Count、Image_Constraint_Token、APS(Analogue Protection System)は図20で説明したものと同じであり説明を省略し、License Acquisition Start、License Acquisition Limit、Playback Not Before、Playback Not Afterについて説明する。
これらの情報は、例えば、回線(IEEE1394ケーブルやLANケーブルや無線LAN等)を介して宅外のサーバーなどからネットワークインタフェース部106に入力され、内蔵記録媒体113に蓄積された暗号化されたダウンロードコンテンツ、或いは衛星、地上波、ケーブルなどの放送伝送網を介して送信装置1から送信されたデジタル放送信号をチューナ復号部101で受信し、内蔵記録媒体113に蓄積されたメタデータ(コンテンツについての情報を記述するデータ)およびメディアファイル(コンテンツの本体)などを有線/無線LANなどによりデジタル接続された記録媒体に記録するときに使用する。
このダウンロードコンテンツには、例えば、単品レンタル、先行単品レンタル、パックレンタル、単品セル、先行単品セル、パックセルなどの販売形態がある。
単品レンタルは、受信端末へ単品コンテンツのダウンロードを行い、コンテンツを視聴するために必要なダウンロード再生ライセンスを宅外のサーバーから取得後、視聴可能期間中はコンテンツの再生が可能となる販売形態である。
先行単品レンタルは、単品レンタル商品であって、視聴可能期間に先行してコンテンツを販売し、事前にメタデータおよびメディアファイルのダウンロード配信のみを実施する販売形態である。コンテンツの販売終了後に公開(封切)日時が設定され、それ以降コンテンツを視聴するために必要なダウンロード再生ライセンスを宅外のサーバーから取得して視聴可能となる。
パックレンタルは、複数のコンテンツをまとめて(パック化して)販売する形態であって、パック内の全てのコンテンツには同一の視聴可能期間を設定する。単品セルは、受信端末へコンテンツのダウンロード販売を行い、視聴期限の制限なしに再生可能な販売形態である。メディアへのエキスポート(著作権保護された外部デバイスや、著作権保護されたネットワークで接続された外部機器に、コンテンツをコピーすることで、特に利用条件に基づくコンテンツのコピー機能を言う)ライセンスを伴う販売と伴わない販売の2種類がある。
エキスポートライセンスは、例えばエキスポート実行時に宅外のサーバーから取得する。先行単品セルは、単品セル商品であって、視聴可能期間に先行してコンテンツを販売し、事前にメタデータおよびメディアファイルのダウンロード配信のみを実施する販売形態である。コンテンツの販売終了後に公開(封切)日時が設定され、それ以降にコンテンツを視聴するために必要なダウンロード再生ライセンスを宅外のサーバーから取得して視聴可能となる。パックセルは、複数の単品セル商品をまとめて(パック化して)販売する販売形態である。
License Acquisition Startは、ライセンス取得できるようになる日時を示し、例えば先行単品レンタル、或いは先行単品セルにおけるダウンロード再生ライセンスが取得可能となる日時である。
License Acquisition Limitは、ライセンス取得ができなくなる日時を示し、例えばダウンロード再生ライセンス、或いはエキスポートライセンスが取得不可能となる日時である。
Playback Not Beforeは、これより前の日時(時間)で再生不可であることを示し、例えばレンタル形態のコンテンツにおいてダウンロード再生ライセンス取得後すぐに視聴できないコンテンツの場合に設定される。
Playback Not Afterは、これより後の日時(時間)で再生不可であることを示し、例えばレンタル形態のコンテンツにおいてダウンロード再生ライセンス取得後視聴可能になってから視聴できなくなるまでの日時(時間)、つまりレンタル期間が設定される。
このように、License Acquisition Start、License Acquisition Limit、Playback Not Before、Playback Not Afterの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用するで利用することで、コンテンツ送信側でダウンロードしたコンテンツ(メタデータおよびメディアファイル)を出力し、有線/無線LANなどによりデジタル接続された記録媒体に記録するときに、ライセンス取得期限、視聴期限の情報を管理することができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
また、License Acquisition Limit、或いはPlayback Not Afterの情報が期限切れ、つまりライセンス取得期限切れ、或いは視聴期限切れがあらかじめ判明している場合には、コンテンツ送信側から受信側に対して出力しないようにしても良いし、またはコンテンツ送信側から受信側に対して出力はするが、受信側で記録しないように制御しても良い。
さらに、License Acquisition Limit、或いはPlayback Not Afterの情報が期限切れしていない時にコンテンツ送信側から受信側にダウンロードしたコンテンツ(メタデータおよびメディアファイル)が送受信され、受信側の記録媒体に記録されるときに受信側で受信したLicense Acquisition Limit、或いはPlayback Not Afterの情報に基づいたライセンス取得期限及び視聴期限の管理を行い、どちらか一方、或いは両方の期限切れが発生した場合には記録媒体に記録したダウンロードしたコンテンツ(メタデータおよびメディアファイル)を受信側で削除しても良い。
このようにすることで更なるユーザの利便性を図ることができ、コンテンツの保護を図る効果がある。
このようにすることで更なるユーザの利便性を図ることができ、コンテンツの保護を図る効果がある。
次に、図45の処理フローを用いて、図30で示したコンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、ountの情報)のコピー制御情報に関係する記録処理の一例を説明する。
まず、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S4501のyes)、Count情報が0ではない場合(S45502のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4504)。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報にはDTCP_CCIの情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Count情報が0である(S4502のno)であれば、これ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4505)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない場合(S4501のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S4503のyes)には制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4506)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S4503のno)には記録しない(S4507)。
このような手順でDTCP_CCIとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
図45の説明においては、DTCP_CCI、Countの情報の中でDTCP_CCI情報を基準に処理を行う手順について説明したが、Countを基準に処理を行うことも可能である。この手順について図47の処理フローを用いてコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。どちらの情報を基準に処理を行うかは、例えばDTCP−IPの規格において規定されるのであればその規定された手順で処理すればよい。
まず、Count情報が0ではない(S4701のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4704)。具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)の情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Count情報が0を示している場合(S4702のno)、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S4702のyes)であれば、これ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4705)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない場合(S4702のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S4703のyes)には制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4706)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S4703のno)には記録しない(S4707)。
このような手順でDTCP_CCIとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
次に、図49の処理フローを用いて、図30で示したコンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、ountの情報)のコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。
まず、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S4901のyes)、Count情報が0ではない(S4902のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4905)。つまり、一世代の記録を許可(Copy One Generation)されているコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報にはDTCP_CCIの情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。
そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Count情報が0(S4902のno)であれば、これ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4906)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない場合(S4901のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた(S4903のyes)場合、Count情報が0ではない場合(S4904のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4907)。
つまり、制限なしにコピー可(Copy Free)であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。Count情報が0(S4904のno)であれば、制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4908)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S4903のno)には記録しない(S4909)。
このような手順でDTCP_CCIとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができる。そして、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
図49の説明においては、DTCP_CCI、Countの情報の中でDTCP_CCI情報を基準に処理を行う手順について説明したが、Countを基準に処理を行うことも可能である。この手順について図51の処理フローを用いてコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。どちらの情報を基準に処理を行うかは、例えばDTCP−IPの規格において規定されるのであればその規定された手順で処理すべきである。
まず、Count情報が0ではない(S5101のyes)であり、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示している(S5102のyes)場合、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S5106)。つまり、一世代の記録を許可(Copy One Generation)されているコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)の情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。
そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない(S5102のno)場合、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた(S5103のyes)場合には、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S5107)。
つまり、コピー可(Copy Free)であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S5103のno)には記録しない(S5108)。
Count情報が0を示している場合(S5101のno)、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S5104のyes)であれば、これ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S5110)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない場合(S5104のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S5105のyes)には制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S5109)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S5105のno)には記録しない(S5108)。
このような手順でDTCP_CCIとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することがでる。すなわち、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。
以上、図44〜51を用いて受信装置における記録処理の例について説明したが、この場合の送信装置においては、受信装置が上記記録処理を行うことができるようコンテンツのコピー制御情報を設定する必要がある。つまり、送信装置側でコンテンツの著作権管理を正しく行い、受信装置側の要求に基づいた正しいコピー制御情報を生成して受信装置側に提供することである。
次に、上記図44〜51で説明した受信装置における記録処理の更なる他の例について説明する。まずはコンテンツのコピー制御情報が図20で説明した形式である場合のコピー制御情報に関係する記録処理について説明する。
図29の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報)とコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報に関係する受信装置における記録処理の一例を説明する。
まず、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S2901のyes)、Copy_count_Mode情報が有効(S2902のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S2904のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S2907)。具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報にはDTCP_CCI、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataの情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Copy_count_Mode情報が無効(S2902のno)、あるいは受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外(S2904のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S2906の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S2908)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さず(S2901のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S2903のyes)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S2906の制約条件なしにコピー可)ときには制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S2909)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S2906の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S2908)。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S2903のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S2906のコピー禁止)の場合には記録しない(S2910)。
このような手順でDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図29の説明においては、DTCP_CCI、Copy_count_Mode、Countの情報の中でDTCP_CCI情報を基準に処理を行う手順について説明したが、Copy_count_Modeを基準に処理を行うことも可能である。この手順について図32の処理フローを用いてコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。どちらの情報を基準に処理を行うかは、例えばDTCP−IPの規格において規定されるのであればその規定された手順で処理すべきである。
まず、Copy_count_Mode情報が有効を示していた場合(S3201のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S3204のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3207)。具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Copy_count_Mode情報が無効(S3201のno)でDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S3202のyes)、あるいは受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外(S3204のno)の場合、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S3206の制約条件なしにコピー可)ときには制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3209)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3206の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3208)。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3203のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3206のコピー禁止)の場合には記録しない(S3210)。
このような手順でDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図34の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報)とコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報に関係する受信装置における記録処理の他の例を説明する。
まず、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S3401のyes)、Copy_count_Mode情報が有効(S3402のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S3405のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3408)。つまり、一世代の記録を許可(Copy One Generation)されているコンテンツ且つコピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報にはDTCP_CCIの情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さない場合(S3401のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示し(S3403のyes)、Copy_count_Mode情報が有効(S3404のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S3405のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3408)。つまり、制限なしにコピー可(Copy Free)であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
Copy_count_Mode情報が無効の場合(S3402のno)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S3405のno)、あるいはCopy_count_Mode情報が無効(S3404のno)の場合、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S3407の制約条件なしにコピー可)であれば、制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3410)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3407の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3409)。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3403のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3407のコピー禁止)の場合には記録しない(S3411)。
このような手順でDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができる。そして、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図34の説明においては、DTCP_CCI、Copy_count_Mode、Countの情報の中でDTCP_CCI情報を基準に処理を行う手順について説明したが、Copy_count_Modeを基準に処理を行うことも可能である。この手順について図36の処理フローを用いてコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。どちらの情報を基準に処理を行うかは、例えばDTCP−IPの規格において規定されるのであればその規定された手順で処理すべきである。
まず、Copy_count_Mode情報が有効を示していた場合(S3601のyes)であり、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S3604のyes)の場合、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3607)。つまり、コピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Copy_count_Mode情報が無効(S3601のno)でDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示している場合(S3602のyes)、あるいはDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示し(S3602のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた(S3603のyes)場合、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S3606の制約条件なしにコピー可)場合には制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3609)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3606の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3610)。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3603のno)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S3604のno)、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3606のコピー禁止)の場合には記録しない(S3608)。
このような手順でDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図37の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報)とコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報に関係する受信装置における記録処理の他の例を説明する。
まず、Copy_count_Mode情報が有効を示し(S3701のyes)、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)またはコピー可(Copy Free)を示し(S3702のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S3704のyes)の場合、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3708)。つまり、一世代の記録を許可(Copy One Generation)またはコピー可(Copy Free)のコンテンツ且つコピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Copy_count_Mode情報が無効を示し(S3701のno)、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示している場合(S3703のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S3704のno)、あるいはDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示し(S3703のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S3705のyes)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S3707の制約条件なしにコピー可)場合には制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3710)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
Copy_count_Mode情報が無効を示し(S3701のno)、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示している場合(S3703のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S3704のno)、あるいはDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示し(S3703のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S3705のyes)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S3707の制約条件なしにコピー可)場合には制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3710)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3707の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3711)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)またはコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3702のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない(S3705のno)、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3707のコピー禁止)の場合には記録しない(S3709)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)またはコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3702のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない(S3705のno)、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3707のコピー禁止)の場合には記録しない(S3709)。
このような手順でDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図40の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にCopy_count_ModeとCountの情報)とコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報に関係する受信装置における記録処理の他の例を説明する。
まず、Copy_count_Mode情報が有効を示し(S4001のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S4002のyes)の場合、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4005)。つまり、コピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Copy_count_Mode情報が無効(S4001のno)、あるいは受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外(S4002のno)で、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S4003のyes)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4006)。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」を示さない(S4003のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S4004のyes)であれば、制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4007)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示さない、つまり「コピー禁止」(S4004のno)の場合には記録しない(S4008)。
このような手順でCopy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしCopy_count_ModeとCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図41の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にCopy_count_ModeとCountの情報)とコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報に関係する受信装置における記録処理の他の例を説明する。
受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S4101のyes)であり、Copy_count_Mode情報が有効を示していた場合(S4104のyes)、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4105)。つまり、コピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外(S4101のno)で、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」の場合(S4102のyes)、あるいはCopy_count_Mode情報が無効の場合(S4104のno)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4106)。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」を示さない(S4102のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す場合(S4103のyes)であれば、制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4107)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示さない、つまり「コピー禁止」(S4103のno)の場合には記録しない(S4108)。
このような手順でCopy_count_ModeとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしCopy_count_ModeとCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
次にコンテンツのコピー制御情報が図30の形式の場合について説明する。
図31の処理フローを用いて、図30で示したコンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、ountの情報)のコピー制御情報に関係する記録処理の一例を説明する。
図31の処理フローを用いて、図30で示したコンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、ountの情報)のコピー制御情報に関係する記録処理の一例を説明する。
まず、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示し(S3101のyes)、Count情報が0ではなく(S3102のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S3104のyes)での場合、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3107)。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報にはDTCP_CCI、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataの情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Count情報が0である場合(S3102のno)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S3104のno)、あるいはDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さず(S3101のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S3103のyes)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S3106の制約条件なしにコピー可)ときには制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3109)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3106の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3108)。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3106の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3108)。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3103のno)、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3106のコピー禁止)の場合には記録しない(S3110)。
このような手順でDTCP_CCI、Countの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図31の説明においては、DTCP_CCI、Countの情報の中でDTCP_CCI情報を基準に処理を行う手順について説明したが、Countを基準に処理を行うことも可能である。この手順について図33の処理フローを用いてコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。どちらの情報を基準に処理を行うかは、例えばDTCP−IPの規格において規定されるのであればその規定された手順で処理すればよい。
まず、Count情報が0ではなく(S3301のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」の場合(S3304のyes)、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3307)。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Count情報が0を示している場合(S3301のno)で、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示していた場合(S3302のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S3304のno)、あるいはDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さず(S3302のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S3303のyes)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S3306の制約条件なしにコピー可)ときには制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3309)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3306の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3308)。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3306の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3308)。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3303のno)、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3306のコピー禁止)の場合には記録しない(S3310)。
このような手順でDTCP_CCIとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Copy_count_ModeとCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
次に、図35の処理フローを用いて、図30で示したコンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCI、Countの情報)のコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。
まず、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示し(S3501のyes)、Count情報が0ではなく(S3502のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S3505のyes)である場合、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3508)。
つまり、一世代の記録を許可(Copy One Generation)されているコンテンツ且つコピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報にはDTCP_CCIの情報が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Count情報が0の場合(S3502のno)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S3505のno)、あるいはDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さず(S3501のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示し(S3503のyes)、Count情報が0の場合(S3504のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す(S3507の制約条件なしにコピー可)であれば、制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3510)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3507の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3509)。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3507の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3509)。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3503のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3507のコピー禁止)の場合には記録しない(S3511)。
Count情報が0ではない場合(S3504のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S3505のyes)であれば、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3508)。つまり、制限なしにコピー可(Copy Free)であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
このような手順でDTCP_CCIとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができる。そして、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Countの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図35の説明においては、DTCP_CCI、Countの情報の中でDTCP_CCI情報を基準に処理を行う手順について説明したが、Countを基準に処理を行うことも可能である。この手順について図38の処理フローを用いてコピー制御情報に関係する記録処理の他の例を説明する。どちらの情報を基準に処理を行うかは、例えばDTCP−IPの規格において規定されるのであればその規定された手順で処理すべきである。
まず、Count情報が0ではなく(S3801のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」の場合(S3804のyes)、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3807)。つまり、コピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Count情報が0(S3801のno)でDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示している場合(S3802のyes)、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さず(S3802のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S3803のyes)場合、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」であれば(S3806の制約条件なしにコピー可)制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3809)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3806の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3810)。
DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3803のno)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S3804のno)、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3806のコピー禁止)の場合には記録しない(S3808)。
このような手順でDTCP_CCIとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Countの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図39の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にDTCP_CCIとCountの情報)とコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報に関係する受信装置における記録処理の他の例を説明する。
まず、Count情報が0ではなく(S3901のyes)、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)またはコピー可(Copy Free)を示しており(S3902のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」の場合(S3905のyes)、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S3908)。つまり、一世代の記録を許可(Copy One Generation)またはコピー可(Copy Free)のコンテンツ且つコピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Count情報が0で(S3901のno)、DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示している(S3903のyes)場合、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S3905のno)あるいはDTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)を示さず(S3903のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示していた場合(S3904のyes)、
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示すと(S3907の制約条件なしにコピー可)制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3910)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示すと(S3907の制約条件なしにコピー可)制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S3910)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S3907の一世代のコピー可)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S3911)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)またはコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3902のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない(S3904のno)、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3907のコピー禁止)の場合には記録しない(S3909)。
DTCP_CCIの情報が一世代の記録を許可(Copy One Generation)またはコピー可(Copy Free)を示さない場合(S3902のno)、DTCP_CCIの情報がコピー可(Copy Free)を示さない(S3904のno)、あるいはデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「コピー禁止」(S3907のコピー禁止)の場合には記録しない(S3909)。
このような手順でDTCP_CCIとCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしDTCP_CCI、Countの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図42の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にCountの情報)とコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報に関係する受信装置における記録処理の他の例を説明する。
まず、Count情報が0ではなく(S4201のyes)、受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」(S4202のyes)の場合、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4205)。つまり、コピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
Count情報が0である場合(S4201のno)、あるいは受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外の場合(S4202のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」(S4203のyes)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4206)。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」を示さず(S4203のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す場合(S4204のyes)であれば、制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4207)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示さない、つまり「コピー禁止」(S4204のno)の場合には記録しない(S4208)。
このような手順でCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
図43の処理フローを用いて、コンテンツのコピー制御情報(特にCountの情報)とコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報に関係する受信装置における記録処理の他の例を説明する。
受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」でコンテント利用記述子のdigital_recording_control_modeが’1’、つまり「個数制限コピー可」であり(S4301のyes)、Count情報が0ではない場合(S4304のyes)、Count情報に指定されているコピー許可個数を設定しコンテンツを記録する(S4305)。つまり、コピー制御情報が「個数制限コピー可」であるコンテンツが、Count情報に指定されている個数分コピーが許可された状態で記録される。
具体的には、コンテンツ管理情報作成部119により管理情報が作成されコピー世代制御情報には一世代の記録を許可(Copy One Generation)が、コピー個数制御情報にはCountの情報情報が格納される。そして、書き込み部112がコンテンツ管理情報作成部119で作成された管理情報と、該管理情報の中の鍵情報に基づいてコンテンツに暗号処理を施した暗号データとを内蔵記録媒体113、あるいはリムーバブル記録媒体118に記録する処理を行う。
受信したMPEG2−TS形式のデジタルストリームにおけるコピー制御情報のデジタルコピー制御記述子とコンテント利用記述子が「個数制限コピー可」以外(S4301のno)で、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」の場合(S4302のyes)、あるいはCount情報が0である場合(S4304のno)であればこれ以上コピーできない(No More Copies)としてコンテンツを記録する(S4306)。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「一世代のコピー可」を示さず(S4302のno)、デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示す場合(S4303のyes)であれば、制限なしにコピー可としてコンテンツを記録する(S4307)。この時、EPN情報がEPN Assertedコピーフリーであるか否かにより書き込み部112がコンテンツに暗号処理を施すか否かとなる。
デジタルコピー制御記述子のdigital_recording_control_dataが「制約条件なしにコピー可」を示さない、つまり「コピー禁止」(S4303のno)の場合には記録しない(S4308)。
このような手順でCountの情報をコンテンツ送信側と受信側で利用することにより適切なコピー制御を実施することができ、有線/無線LANを経由してデジタル接続された記録装置に記録するときに、管理しているコピー可能個数を保持したままダビングすることができ、ユーザの利便性を図りつつ、コンテンツの保護を図る効果がある。さらにコンテント利用記述子、及びデジタルコピー制御記述子のコピー制御情報を用いたコピー制御を実施することにより、もしCountの情報が改竄された場合においても適切なコピー制御を実施することができる効果がある。
以上、図29、図31〜43を用いて受信装置における記録処理の例について説明したが、この場合の送信装置においては、受信装置が上記記録処理を行うことができるようコンテンツのコピー制御情報を設定する必要がある。つまり、送信装置側でコンテンツの著作権管理を正しく行い、受信装置側の要求に基づいた正しいコピー制御情報を生成して受信装置側に提供することである。
また、図29、図31〜51の処理フローにおいて、まず最初に図20、あるいは図30で説明したDTCP_descriptorのretention_move_modeを参照し、移動モードが規定されている場合には次の処理へ進み、一時蓄積が規定されている場合には処理を終了するようにしても良い。このようにすることで移動モードであるか否かが明確になり更なるコンテンツの保護を図る効果がある。
また、図29、図31〜51の処理フローにおいて、まず最初に図20、あるいは図30で説明したDTCP_descriptorのretention_move_modeを参照し、移動モードが規定されている場合には次の処理へ進み、一時蓄積が規定されている場合には処理を終了するようにしても良い。このようにすることで移動モードであるか否かが明確になり更なるコンテンツの保護を図る効果がある。
以上の説明においては、送信装置と受信装置が1対1の場合であったが、送信装置1に対して複数の受信装置が接続された場合には、次の処理を行う。
つまり、ダビング開始前に各装置間の認証処理が完了しており、送受信装置間でコンテンツの個数が管理できる状態であれば1対n(複数)のダビングを許可する。また、ダビング開始後の受信装置追加は認めない。
以上の説明において、デジタルコピー制御情報が「一世代のコピー可」の場合、「digital_recording_control_mode」が’1’だと「個数制限コピー可」の対象であると判断し、「digital_recording_control_mode」が’0’だと「個数制限コピー可」の対象でないと判断すると説明したが、例えば放送規格に合わせて’0’と’1’との判断を逆に設定するようにしてもよい。
即ち、デジタルコピー制御情報が「一世代のコピー可」の場合、「digital_recording_control_mode」が’0’だと「個数制限コピー可」の対象であると判断し、「digital_recording_control_mode」が’1’だと「個数制限コピー可」の対象でないと判断するようにしてもよい。同様に、その他の記述子が示す値の意味についても状況に応じて異なる設定に変更してもよい。
また、「digital_recording_control_mode」の値等、各記述子が示す値の意味は、規格化されることにより一意に決められることが望ましい。
また、コンテント利用記述子やデジタルコピー制御記述子の名称(‘digital_recording_control_mode’や‘digital_recording_control_data’等)は、必ずしも実施例中の名称である必要はなく、他の名称を採用してもよい。
10…受信記録再生部
101…チューナ復号部
102…セレクタ
103…分離・抽出部
104…入力バッファ部
105…復号部
106…ネットワークインタフェース部
107…バッファ管理部
108…クロック再生部
109…タイムスタンプ比較/出力部
110…タイムスタンプ付加部
111…読み出し部
112…書き込み部
113…内蔵記録媒体
114…制御部
115…ユーザインタフェース部
116…出力部
117…固定クロック発生部
118…リムーバブル記録媒体
119…コンテンツ管理情報作成部
120…コンテンツ管理情報解析部
121…記録装置
122…記録装置
123…ローカルインタフェース部
101…チューナ復号部
102…セレクタ
103…分離・抽出部
104…入力バッファ部
105…復号部
106…ネットワークインタフェース部
107…バッファ管理部
108…クロック再生部
109…タイムスタンプ比較/出力部
110…タイムスタンプ付加部
111…読み出し部
112…書き込み部
113…内蔵記録媒体
114…制御部
115…ユーザインタフェース部
116…出力部
117…固定クロック発生部
118…リムーバブル記録媒体
119…コンテンツ管理情報作成部
120…コンテンツ管理情報解析部
121…記録装置
122…記録装置
123…ローカルインタフェース部
Claims (1)
- デジタルコンテンツ及び当該デジタルコンテンツのコピーを制御する複数種類のコピー制御情報を受信し、
前記コピー制御情報に従って前記デジタルコンテンツを第一の記録装置から第二の記録装置、および第三の記録装置にコピーするコピー制御方法であって、
前記受信したコピー制御情報の内の第1の情報が一世代のコピーを許可するコピー世代情報を示し、かつ前記受信したコピー制御情報の内の第2の情報が複数の所定数のコピー個数のコピーを許可する個数制限コピー可を示している場合には、受信したデジタルコンテンツを前記複数の所定数のコピー個数までコピー可能な状態で前記第一の記録装置に記録管理可能とし、
前記第一の記録装置に記録管理されているデジタルコンテンツを前記第二の記録装置にコピーした場合、コピーした第二の記録装置におけるデジタルコンテンツを「再コピー禁止」として管理する第一の状態と、
前記第一の記録装置に記録管理されているデジタルコンテンツを前記第三の記録装置にコピーした場合、コピーした第三の記録装置におけるデジタルコンテンツを「表示以外の出力禁止」として管理する第二の状態と、
を有することを特徴とするコピー制御方法。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2011095671A JP2012226814A (ja) | 2011-04-22 | 2011-04-22 | コピー制御方法 |
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