JP2012220095A - Cooling device and heating element storage device using the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、熱交換型の冷却装置とそれを用いた発熱体収納装置に関するものである。 The present invention relates to a heat exchange type cooling device and a heating element storage device using the same.
例えば、携帯電話の基地局は、数十アンペア以上の電流が流れることから、ある点では発熱体とも表現される。つまり、冷却をすることがその動作を安定化させるためには極めて重要なものとなる。このような携帯電話の基地局はその冷却を行う為に次のような構成をとっている(図13参照)。 For example, since a current of several tens of amperes or more flows in a mobile phone base station, it is also expressed as a heating element in a certain point. In other words, cooling is extremely important in order to stabilize the operation. Such a mobile phone base station has the following configuration in order to cool it (see FIG. 13).
すなわち、発熱体となる送・受信機を収納したキャビネットと、キャビネットの開口部に装着された熱交換装置101とを備えた構成となっている。そして、図13に示すように、熱交換装置101の構造としては、外気用の第1吸込口107と第1吹出口108およびキャビネット内用の第2吸込口109および第2吹出口110を有する本体ケース111と、この本体ケース111内に設けられた外気用の第1送風機112およびキャビネット内用の第2送風機113と、前記本体ケース111内において室外空気とキャビネット内空気との熱交換を行う熱交換器114とを備えている。さらには、送風機(第1送風機112、第2送風機113)と制御回路115とを別の区画に設け、制御回路115は、塵埃を含んだ外気空気を送風する第1送風機112側ではなく、キャビネット側の第2送風機113に隣接して設けられていた(なお、これに類似する先行文献としては特開平10−190270号公報)。
That is, it has a configuration that includes a cabinet that houses a transmitter / receiver serving as a heating element, and a
また、図示しないが別の先行技術文献においては、外気用の第1吸気口と第1吐出口およびキャビネット内用の第2吸気口および第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた外気用の第1の送風ファンおよびキャビネット内用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において室外空気とキャビネット内空気との熱交換を行う熱交換器とを備えた構成が開示されている。この熱交換器は、第1の板体の表面上に、第2の板体、第2の板体の表面上に第3の板体をそれぞれ所定間隔を離した状態で重合させた構成とし、前記第1の板体の第2の板体側の表面には、第1の板体の表面をレーン状に仕切る複数の第1の整流壁、前記第2の板体の第3の板体側の表面には、第2の板体の表面をレーン状に仕切る複数の第2の整流壁をそれぞれ設けた構成となっていた。(なお、これに類似する先行文献としては特開平10−170176号公報)。 Further, although not shown, in another prior art document, there is a main body case having a first intake port and a first discharge port for outside air, and a second intake port and a second discharge port for the inside of the cabinet, The structure provided with the provided 1st ventilation fan for the outside air, the 2nd ventilation fan for the inside of a cabinet, and the heat exchanger which performs heat exchange with the outdoor air and the air in a cabinet in the said main body case is disclosed. Has been. This heat exchanger has a configuration in which a second plate and a third plate are superposed on the surface of the first plate at a predetermined interval on the surface of the second plate. The surface of the first plate body on the second plate body side includes a plurality of first rectifying walls that partition the surface of the first plate body in a lane shape, and the third plate body side of the second plate body A plurality of second rectifying walls for partitioning the surface of the second plate body in a lane shape are provided on the surface of the second plate body. (Note that Japanese Laid-Open Patent Publication No. 10-170176 is a prior document similar to this).
上記従来の熱交換装置101においては、1つの本体ケース111内に2つの送風機、すなわち、外気用の第1送風機112とキャビネット内用の第2送風機113と、熱交換器114とを収納した構成となっており、本体ケース111が携帯電話の基地局の送・受信機に115に隣接した構成となっている。一方、送・受信機115は、数十アンペアの電流が流れ、水、粉塵から保護する保護が必要となる。そして、特許文献2で示されたような熱交換器は、外気とキャビネット内の空気が隣接して通過することになるため、高い防水・防塵性能が要求されている。
In the conventional
そこで、本発明は、防水、防塵性能に大きく影響を及ぼす熱交換器の素子積層時の密閉度向上を目的とするものである。 Therefore, the present invention aims to improve the hermeticity at the time of stacking elements of a heat exchanger that greatly affects the waterproof and dustproof performance.
そして、この目的を達成する為に本発明は、
前面に第1環境用の第1吸込口と第1吹出口を設け、背面に第2環境用の第2吸込口および第2吹出口を設けた本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、前記熱交換器は、外周に遮蔽壁を有する2種類の複数の板体(板体A、板体B)を交互に所定間隔離した状態で重合することで送風レーンを形成し、その重合する際に、板体の重合方向に直線状の溶着線で仮留めした後、周囲全体を溶着するものであり、これにより、所期の目的を達成するものである。
In order to achieve this object, the present invention
A main body case provided with a first suction port and a first air outlet for the first environment on the front surface and a second air inlet and a second air outlet for the second environment on the back surface, and provided in the main body case A first environment blower fan, and a heat exchanger for exchanging heat between the air in the first environment and the air in the second environment in the main body case, the heat exchanger having a shielding wall on an outer periphery. A plurality of two types of plate bodies (plate body A and plate body B) are alternately polymerized in a state of being spaced apart by a predetermined distance to form a blower lane. After temporarily fastening with the welding wire, the entire periphery is welded, thereby achieving the intended purpose.
以上のように本発明は、
前面に第1環境用の第1吸込口と第1吹出口を設け、背面に第2環境用の第2吸込口および第2吹出口を設けた本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、前記熱交換器は、外周に遮蔽壁を有する2種類の複数の板体(板体A、板体B)を交互に所定間隔離した状態で重合することで送風レーンを形成し、その重合する際に、板体の重合方向に直線状の溶着線で仮留めした後、周囲全体を溶着するものであるので、所期の目的を達成するものである。すなわち、多数の板体を積層する際に、一旦仮止めをすることによって熱交換器の形状を予め形成する。その後、溶着面全体を溶着作業することによって送風レーンからの漏れが無く作ることができる。従って、熱交換器の素子積層時の密閉度を向上するものである。
As described above, the present invention
A main body case provided with a first suction port and a first air outlet for the first environment on the front surface and a second air inlet and a second air outlet for the second environment on the back surface, and provided in the main body case A first environment blower fan, and a heat exchanger for exchanging heat between the air in the first environment and the air in the second environment in the main body case, the heat exchanger having a shielding wall on an outer periphery. A plurality of two types of plate bodies (plate body A and plate body B) are alternately polymerized in a state of being spaced apart by a predetermined distance to form a blower lane. Since the entire periphery is welded after temporarily fastening with the welding wire, the intended purpose is achieved. That is, when stacking a large number of plates, the shape of the heat exchanger is preliminarily formed by temporarily fixing. Thereafter, the entire welding surface can be welded so that there is no leakage from the air blowing lane. Therefore, the sealing degree at the time of stacking elements of the heat exchanger is improved.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施の形態1)
図1において、1はビルディングを示し、その屋上2には携帯電話の基地局3が設けられている。基地局3は箱状のキャビネット4とこのキャビネット4内に設けた送・受信機5と前記キャビネット4の前面開口部には、開閉自在のドア7を設け、このドア7に熱交換装置6が取り付けられている。
(Embodiment 1)
In FIG. 1,
この熱交換装置6は、図2、図3に示すように、外気(第1環境)用の第1吸込口8と第1吹出口9およびキャビネット4内(第2環境、以降、内気と呼ぶ)用の第2吸込口10および第2吹出口11を有する本体ケース12と、この本体ケース12内に設けられた外気用の送風ファン13と、前記本体ケース12内において外気と内気との熱交換を行う熱交換器14とを備えている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
図4〜図6に示すように、熱交換器14は、略長方形の合成樹脂製で、2種類の板体(板体A15a、板体B15b)を交互にそれぞれ所定間隔を離した状態で複数枚重合させた構成としている。この板体の表面には、その表面をレーン状に仕切る複数の整流壁(整流壁A21a、整流壁B21b)をそれぞれ設けている。すなわち、板体A15a、板体B15bを重合させたときに、板体間には、整流壁A21a、整流壁B21bによって送風レーンが形成されるのである。
As shown in FIGS. 4 to 6, the
さらに詳しく説明する。まず、板体A15a側の送風レーンは、下部短辺側に設けられた流入口(後述する第1流入口14a)から流入し、その表面のL字型の整流壁A21aに沿って上部短辺側に向けて進む。そして、上部短辺側の手前で一方の長辺側に湾曲して、一方の長辺上部側に設けられた流出口(後述する第1流出口14b)につながっている。この板体A15a上に形成される送風レーン内を外気(第1環境の空気)が通過することになる。
This will be described in more detail. First, the air lane on the plate body A15a side flows in from an inlet (a
また、板体B15b表面には、その長辺側を底にしたU字型の整流壁B21bが複数設けられている。つまり、板体B15b表面の送風レーンでは、その表面のU字型の整流壁B21bに沿って、一方の長辺側上部を流入口(後述する第2流入口14c)として流入し、短辺に沿って進んだ後、他方の長辺側で湾曲する。そして、長辺に沿って進み、下部短辺側で湾曲した後、流入口と同じ長辺の下部に設けた流出口(後述する第2流出口14d)から流出する。この板体B15b上に形成される送風レーン内を内気(第2環境の空気)が通過することになる。
In addition, a plurality of U-shaped rectifying walls B21b having a long side at the bottom are provided on the surface of the plate body B15b. That is, in the blower lane on the surface of the plate body B15b, along the U-shaped rectifying wall B21b on the surface, one long side upper part flows in as an inflow port (
このような板体(板体A15a、板体B15b)を重合した熱交換器14は、図2、4に示すように、底面を外気側の第1流入口14a(第1環境用空気吸込口)とし、外気側の流出口(第1流出口14b)は、一つの側面上部に設けられ、第1吹出口9と接続されている。第1流出口14bと対向した位置に内気側の第2流入口14c(第2環境用空気吸込口)が形成される。そして、内気側の流出口(第2流出口14d)は、第2流入口14cと同じ面の下部に設けられ、第2吹出口11と接続されている。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
そして、図2に示すように、外気用の送風ファン13は、第1流入口14aに向けて空気を送り込むような位置に設けられている。一方、キャビネット4内用の空気の第2流入口14cには、キャビネット4の上部に設けられた内気用の循環ファン17からキャビネット4内の暖められた空気が送り込まれる。
And as shown in FIG. 2, the
次に、熱交換装置6の作用について説明する。キャビネット4内で送・受信機5によって高温となった空気(内気)は、キャビネット4内の天面付近に設けられた循環ファン17によって熱交換装置6の第2吸込口10から熱交換器14内へと送り込まれる。キャビネット4の高温空気は、第2吸込口10に流入した後すぐに熱交換器14内に流入する。一方、冷たい外気は、送風ファン13の運転によって第1吸込口8から吸い込まれ、熱交換器14の第1流入口14aへと送られる。熱交換器14では、冷たい外気と高温の内気との間で熱交換が行われ、冷やされた内気は、第2吹出口11からキャビネット4内に吹き出され、外気は、第1吹出口9より再び外気へと放出されることになる。
Next, the operation of the
このような構成によれば、長方形の板体(板体A15a、板体B15b)を用いているので、熱交換を行う面積を確保して効率のよい熱交換装置6となっている。そして、U字型の内気側送風レーンによって、キャビネット4側面から高温空気を吸い込んで、キャビネット4側面に吹き出す構成が実現できている。さらに、循環ファン17は、回転軸をキャビネット4の天面に対して鉛直に設けていることもあって、縦方向の大きさを抑えたコンパクトな熱交換装置6となっている。
According to such a configuration, since rectangular plate bodies (plate bodies A15a and B15b) are used, an area for performing heat exchange is secured and the
また、図6に示すように、板体B15bには、板体の外周側であって、U字型の送風レーンの外周側となる三辺に遮蔽壁22aが設けられている。そして、残りの一辺(長辺)の中央部に遮蔽壁22bが設けられている。すなわち、この遮蔽壁22aと遮蔽壁22bの間に第2流入口14cと第2流出口14dが形成される。そして、遮蔽壁22aの下部、すなわち、最も外側の送風レーンの第2流出口14dの手前となる部分では、第2流出口14dに向かって登り勾配が設けられ、液溜部23が形成される。
Further, as shown in FIG. 6, the plate body B15b is provided with shielding
このような構成による作用について説明する。キャビネット4内で暖められた高温の内気は、熱交換器14内で外気との熱交換により冷却される。このとき、内気中に含まれる水分が結露することがある。あるいは、循環ファン17によって水分が熱交換器14内に送り込まれることがある。液溜部23は、熱交換器14内の水分をトラップして熱交換器14外へ流出しないようにしている。そして、水の浸入によるキャビネット4内の電子機器が誤動作、あるいは、故障することを防止しているのである。
The effect | action by such a structure is demonstrated. The high-temperature inside air heated in the
また、板体A15aには、板体の外周側であって、L字型の送風レーンの湾曲外側となる短辺と長辺にわたって遮蔽壁22cが設けられている。そして、もう一方の長辺の一部に遮蔽壁22dが設けられている。すなわち、この遮蔽壁22cと遮蔽壁22dとの間に第1流入口14aと第1流出口14bが形成される。
Further, the plate body A15a is provided with a shielding
このような板体A15a、板体B15bを重合したときには、送風レーンから熱交換器14外へ空気が漏れないようにその周囲を熱溶着している。すなわち、遮蔽壁22a、遮蔽壁22b、遮蔽壁22c、遮蔽壁22dとが重なり合った部分を熱溶着するのである。このとき、溶着面全体を一度に溶着すると、熱交換器14全体のサイズ精度が悪くなったり、溶着が不十分になる。そこで、図4に示すように、溶着面に、板体の重合方向に直線状の溶着線14eで仮留めした後、溶着面全体を溶着している。このような方法によって、熱交換器14のサイズ精度を確保するとともに、溶着を完全に行って漏れのない熱交換器14を作ることができる。さらに、熱溶着後の接合面には、アクリルウレタン樹脂材などによって、防水コーティングを施し、熱交換器14内に水分が浸入しないようにしてある。
When such plate A15a and plate B15b are superposed, their periphery is thermally welded so that air does not leak out of the
また、熱交換器14は、板体A15a、板体B15bを交互に重合すると前述したが、図5に示すように、重合方向の端部では同じ板体を複数枚連続して重合してもよい。例えば、端部においては板体A15aを2枚重ねる、あるいは、板体B15bを2枚重ねるのである。板体A15a、板体B15bは、合成樹脂製の薄いシートであるため、重合したときに端部の1枚は変形しやすくなっている。そこで、同じ形状の板体を複数枚重ねて構成することによって端部の強度を確保し、変形し難くするのである。
In addition, the
また、図7に示すように、板体B15bの遮蔽壁22bは、板体A15aの遮蔽壁22cと嵌合しあう。このとき、遮蔽壁22cには、遮蔽壁22b全体に差し込まれる突起部22c−1が形成され、遮蔽壁22bには、遮蔽壁22cに差し込まれる複数の突起部22b−1が形成されている。突起部22b−1は、少なくとも遮蔽壁22bの両端に設けられている。すなわち、遮蔽壁22bには高い部分(突起部22b−1)と低い部分がある。そして、この遮蔽壁22bと遮蔽壁22cが嵌合するときには、遮蔽壁22bの突起部22b−1の頂部が遮蔽壁22cの突起部22c−1の内側の頂部に当接し、遮蔽壁22cの突起部22c−1の頂部が遮蔽壁22bの低い部分に当接するのである。そして、第2流入口14c、第2流出口14dの遮蔽壁22b側端部では、突起部22c−1と突起部22b−1とが当接して強固な重合状態となり、第2流入口14c、第2流出口14dを精度よく形成しているのである。このような形態は、他の流入口、流出口においても同様の構成となっており、流入口、流出口の端部に強固な重合状態を形成している。
Further, as shown in FIG. 7, the shielding
次に、本体ケース12について図8〜11を用いて説明する。
Next, the
図8に示すように、本体ケース12は、背面側の背板12aと、前面側(枠体の前面側とも表現できる)に設けられた箱体12bと、送風ファン13を覆うファンケーシング12cとで構成されている。背板12aには、熱交換器14をはめ込む枠12dが設けられている。この枠12dは熱交換器14の流入口・流出口のない天面、側面を覆っており、熱交換器14の流出口付近の両側面の下方部に水抜き穴12eを備えている。
As shown in FIG. 8, the
そして、図9に示すように、背板12aには、第2流入口14c、第2流出口14dに対向して第2吸込口10、第2吹出口11が設けられている。第2流入口14c、第2流出口14dと第2吸込口10、第2吹出口11との間にはそれぞれパッキン26、パッキン27を設けて機密性を確保している。さらに、熱交換器14の底面が接する部分には、前面側に下り勾配を持つVリブ28を設ける。また、枠12dは、前面側の端部に外側に張り出したフランジ形状を有し、箱体12bを固定する場合には、前面側から背面側へとネジどめなどで固定する。
As shown in FIG. 9, the
次に、箱体12bは、熱交換器14の前面と底面を覆う形状で、熱交換器14を背板12aに押さえ込むようにして取り付けられる。前面上部には、第1流出口14bに対応して第1吹出口9が設けられ、底面には、第1流入口14aに対応して第1吸込口8が設けられている。箱体12bの底面端部には、前述したVリブ28に対応するようにV字曲部29が設けられている。そして、第1吸込口8の外周内面側にはパッキン30が設けられている。
Next, the
このような本体ケース12において、熱交換器14を取り付ける際の作用について説明する。まず、熱交換器14は、底面の背面側の辺をVリブ28の基部に当接するようにして枠12d内に納められる。そして、箱体12bを熱交換器14の前面側から取り付ける。この取り付けの際には、箱体12bと枠12dとをネジ止めなどによって固定するとき、背板12a側に熱交換器14を押し付けるとともに、Vリブ28の前面側の面と、箱体12bに設けられたV字曲部29とが当接し、背面側へ押し付ける力を上方側へも分散する。従って、熱交換器14は、背面側、上方側両方向に押し付けられて、パッキン26、パッキン27、パッキン30を押し付けて密閉することになる。
In such a
また、枠12dは、外周側に張り出したフランジ形状を有し、このフランジで箱体12bを受けてネジあるいはリベットで固定される。すなわち、ネジ(あるいはリベット)と熱交換器14とは干渉しない位置関係になるので、熱交換器14を傷つけることなく取り付け・取り外しが可能になる。
Further, the
また、図8に示すように、送風ファン13は、台形型のファンケーシング12cで覆われている。このファンケーシング12cは、台形の一面を吸込口とし、台形の長い底辺側の側面を第1流入口14aに向け、これらの2面を開口しているものである。そして、送風ファン13は、ターボ型の遠心送風機であって、回転軸がファンケーシング12cの吸込口(となる面)に鉛直方向に設置されている。このようなファンケーシング12cによれば、遠心型の送風ファン13から吹き出す空気は、ファンケーシング12cの側面に衝突し、下底面(台形の短い辺側)側で昇圧し、上底面(台形の長い辺側)に設けられた第1流入口14aへと空気が流れる。このとき、吹出し側(第1流入口14a側)が拡がった台形状になっているので、空気のよどみを少なくして効率よく熱交換器14へと流入させることになる。
Further, as shown in FIG. 8, the
また、ファンケーシング12cの底面付近には、ドレン孔31が設けられ、装置内に浸入した水分を排出する。このドレン孔31は送風ファン13の回転方向前方側に設けられ、スムーズに水分を排出できるようになっている。
Further, a
図10、11に示すように、箱体12bには、前述したように第1吹出口9が設けられ、熱交換器14の第1流出口14bと連通している。この第1吹出口9には、ルーバー32が取り付けられている。このルーバー32は、吹出し空気が通過するフラップ部32aと、このフラップ部の周囲に設けられた箱体12bに取り付ける枠部32bとで構成されている。枠部32bとフラップ部32aとの間には、箱体12b側に溝部32cが設けられている。そして、箱体12bの第1吹出口9のまわりには、前記溝部32cと嵌合する折曲部33が設けられている。このような第1吹出口9では、折曲部33の頂部がルーバー32に設けた溝部32cの底(ルーバー32の前面側になる)に当接するように、折曲部33が溝部32cに嵌合する。さらに、折曲部33と熱交換器14との間は、コーキング34を施し、箱体12b内に水滴が浸入しないようになっている。また、折曲部33と熱交換器14との間には、略90度の壁が形成されているので、コーキング剤の塗り具合が確認できるとともに、密閉度を確保するコーキング作業ができる。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
また、ルーバー32のネジ止めは、箱体12bを通して枠12dに設けたフランジ部を挟んで行う。このルーバー32のネジ止め時にも熱交換器14を損傷しないことになる。なお、ルーバー32はリベット止めとしてもよい。
Further, the
図12に示すように、循環ファン17は、キャビネット4の天面に設けられ、厚さの薄い箱形のケース41になっている。この循環ファン17は、内部にターボ型の遠心送風機42を備え、下面に循環ファン吸込口43、一つの側面に循環ファン吹出口44が設けられている。循環ファン吹出口44は、格子状に桟が設けられているが、その内部には、吹出し気流を整流する複数の整流板45が設けられている。この整流板45は、循環ファン吹出口44の上流側に、上辺をケース41の天面に接するようにしている。さらに、その向きは、上流側の辺を循環ファン17の羽根車が作り出す気流の高圧側に傾けて設けられる。つまり、回転方向前方を下流側に傾けるのである。このような構成によれば、循環ファン17の羽根車においては、羽根車の主板(循環ファン吸込口43と反対側の面)側で風速が早くなっている。この早い風速の部分に整流板45を設け、比較的遅い風速の部分には整流板45をなくして抵抗を減らすことによって、上下方向の風速の均一化が図れることになる。また、循環ファン吹出口44においては、気流分布の偏りがあるが、整流板45の傾きにより、熱交換器14に均一化した気流が流入することになる。熱交換器14に均一化した空気を送り込むことによって、熱交換器14の性能を引き出し、熱交換効率を向上させるのである。
As shown in FIG. 12, the
また、図8に示すように、本体ケース12には、熱交換器14の下部にあたる位置(すなわち枠12dの側面下部)に水抜き穴12eを設ける。送風ファン13、循環ファン17によって熱交換器14に空気を送り込む構成である為、本体ケース12の内部は陽圧となる。パッキンの隙間等を通じて本体ケース12内に水が侵入したとしても、枠12dの側面下部に備える水抜き穴12eから陽圧空気によって水が押し出され、下流に位置する本体ケースの第2吹出口11からは、水が流出しないようにしている。そして、水の侵入によるキャビネット4内の電子機器が誤動作、あるいは、故障することを防止しているのである。
Moreover, as shown in FIG. 8, the
以上のように本発明は、前面に第1環境用の第1吸込口と第1吹出口を設け、背面に第2環境用の第2吸込口および第2吹出口を設けた本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、前記熱交換器は、外周に遮蔽壁を有する2種類の複数の板体(板体A、板体B)を交互に所定間隔離した状態で重合することで送風レーンを形成し、その重合する際に、板体の重合方向に直線状の溶着線で仮留めした後、周囲全体を溶着するものであるので、例えば、水の侵入によるキャビネット内への電子機器が誤動作、あるいは、故障が懸念される通信機器の基地局や、その他屋外設置機器における冷却設備としてきわめて有用なものとなる。 As described above, the present invention provides a first case for the first environment and a first air outlet on the front surface, and a main body case having the second environment for the second air inlet and second air outlet on the back surface, A heat exchanger for exchanging heat between air in the first environment and air in the second environment in the main body case; and a heat exchanger for exchanging heat between the air in the first environment and the air in the second environment. Is formed by superposing two types of plate bodies (plate body A and plate body B) having a shielding wall on the outer periphery in a state where they are alternately separated by a predetermined distance to form a blowing lane, Since the entire periphery is welded after temporarily fastening with a linear welding wire in the body polymerization direction, for example, a communication device in which electronic equipment into the cabinet due to water intrusion may malfunction or fail Extremely useful as a cooling facility for base stations and other outdoor equipment The things.
1 ビルディング
2 屋上
3 基地局
4 キャビネット
5 送・受信機
6 熱交換装置
7 ドア
8 第1吸込口
9 第1吹出口
10 第2吸込口
11 第2吹出口
12 本体ケース
12a 背板
12b 箱体
12c ファンケーシング
12d 枠
12e 水抜き穴
13 送風ファン
14 熱交換器
14a 第1流入口
14b 第1流出口
14c 第2流入口
14d 第2流出口
14e 溶着線
15a 板体A
15b 板体B
17 循環ファン
21a 整流壁A
21b 整流壁B
22a 遮蔽壁
22b 遮蔽壁
22b−1 突起部
22c 遮蔽壁
22c−1 突起部
22d 遮蔽壁
23 液溜部
26 パッキン
27 パッキン
28 Vリブ
29 V字曲部
30 パッキン
31 ドレン孔
32 ルーバー
32a フラップ部
32b 枠部
32c 溝部
33 折曲部
34 コーキング
41 ケース
42 遠心送風機
43 循環ファン吸込口
44 循環ファン吹出口
45 整流板
DESCRIPTION OF
15b Plate B
17 Circulating
21b Rectification wall B
Claims (4)
前記熱交換器は、外周に遮蔽壁を有する2種類の複数の板体(板体A、板体B)を交互に所定間隔離した状態で重合することで送風レーンを形成し、
その重合する際に、板体の重合方向に直線状の溶着線で仮留めした後、周囲全体を溶着することを特徴とする熱交換装置。 A main body case provided with a first suction port and a first air outlet for the first environment on the front surface and a second air inlet and a second air outlet for the second environment on the back surface, and provided in the main body case A fan for the first environment, and a heat exchanger for exchanging heat between the air in the first environment and the air in the second environment in the main body case,
The heat exchanger forms a blower lane by superposing two or more types of plate bodies (plate body A, plate body B) having a shielding wall on the outer periphery in a state of being alternately separated by a predetermined distance,
A heat exchanging device characterized in that, when the polymerization is performed, the entire periphery is welded after being temporarily fastened with a linear welding wire in the polymerization direction of the plate.
板体Bの遮蔽壁には板体Aの遮蔽壁の内側に差し込まれる複数の突起部が形成され、
板体Aの遮蔽壁は、全体が板体Bの遮蔽壁の内側に差し込まれるように形成され、
板体Bの遮蔽壁の突起部の頂部が板体Aの遮蔽壁の内側の頂部に当接し、
板体Aの遮蔽壁の突起部の頂部が板体Bの遮蔽壁の低い部分に当接する請求項1〜3記載の熱交換装置。 The shielding wall has a structure in which the shielding wall of the plate body A and the shielding wall of the plate body B are fitted to each other,
A plurality of protrusions that are inserted inside the shielding wall of the plate A are formed on the shielding wall of the plate B,
The shielding wall of the plate body A is formed so as to be entirely inserted inside the shielding wall of the plate body B,
The top of the protrusion of the shielding wall of the plate body B abuts on the top of the inside of the shielding wall of the plate body A,
The heat exchange device according to claim 1, wherein a top portion of the protruding portion of the shielding wall of the plate body A comes into contact with a lower portion of the shielding wall of the plate body B.
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2011
- 2011-04-08 JP JP2011086038A patent/JP2012220095A/en active Pending
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