JP2012217839A - 美顔用マッサージ器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 吸引機能とマッサージ機能を併せ持ち、しかもコンパクトで使用場所の限定が少なく、使用効果の大きい美顔用マッサージ器を提供する。
【解決手段】 吸引口2と、吸引口2を構成する周縁部に回転可能な状態で設けられてなる複数のボール3と、吸引口2を負圧にするための吸引機構により、美顔用マッサージ器を構成し、駆動装置と電源を一体化することにより、携帯性が向上し、使用場所の限定を低減できる。さらにボール3として永久磁石を用いることにより、磁力線の作用でマッサージ効果が増加し、全体に防水機能を付与することで、例えば浴室における使用が可能になり、一層の使用効果増加が期待できる。
【選択図】図1
【解決手段】 吸引口2と、吸引口2を構成する周縁部に回転可能な状態で設けられてなる複数のボール3と、吸引口2を負圧にするための吸引機構により、美顔用マッサージ器を構成し、駆動装置と電源を一体化することにより、携帯性が向上し、使用場所の限定を低減できる。さらにボール3として永久磁石を用いることにより、磁力線の作用でマッサージ効果が増加し、全体に防水機能を付与することで、例えば浴室における使用が可能になり、一層の使用効果増加が期待できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、吸引機構により皮膚の老廃物を除去可能で、併せてマッサージによる血行促進効果とリンパマッサージ効果を有する美顔用マッサージ器に関するものである。
近年の健康や美容に対する関心の高揚により、全身または顔などの局部を対象としたマッサージ具が種々考案され、実用に供されている。これらの中で、血行促進と併せて、リンパマッサージと称される方法が、主に美容のために実践されている。
身体には血液循環の他、リンパ液の循環が存在する。リンパ系の大きな機能の一つに免疫があるが、血液が回収しきれなかった組織液や老廃物を回収する機能も有する。従って、リンパマッサージの実践により、健康や美容への効果が期待できるとされている。
そのような例として、特許文献1には、粒状ないしは球状のゲルマニウムを、一部が表面に突出するように埋設したローラが開示され、マッサージとゲルマニウムの効果が謳われている。しかしながら、ゲルマニウムが人体の健康や美容に効果を奏することは、科学的、医学的に必ずしも十分な検証がなされていないようである。
また、吸引することにより、皮膚の老廃物を除去できたり、吸引口の部分にローラやボールを設けることにより、マッサージ効果が期待できたりする美顔用マッサージ器も、考案されている。このような例として、特許文献2には、一対のローラと当該ローラの間に設けられた吸引室を有するマッサージ器が開示されている。また、特許文献3には、吸引口と当該吸引口を構成する周縁部に、複数のボールを回転可能な状態で配設した吸引器が開示されている。
しかしながら、前者においては、ローラによるマッサージなので、対象となる身体の部位は、凹凸の少ない、腹部、大腿部、臀部に限定され、顔のような凹凸の多い部位に適用させるために、ローラを小型化しても、ローラは一方向にしか動かせないので、使用に際し、頻繁に持ち替えたり、皮膚表面から離したりする必要がある。
また、後者においては、吸引部と吸引機構が別体で、それらの間が吸引ホースで繋がれた構造なのでハンドリング性に劣る傾向がある。そして、それに起因する、使用可能な身体の部位の限定という課題がある。
さらに使用場所に言及すると、一般に高温多湿の環境においては、皮膚の表面で毛穴が開き、発汗が起こるので、皮膚の老廃物や汚れの除去という点で好都合で、例えば入浴の際に用いることで、マッサージ効果が増大すると考えられる。それには、機器の防水が必要不可欠になる。
従って、本発明の課題は、前記の課題に鑑み、吸引機能とマッサージ機能を併せ持ち、しかもコンパクトで使用場所の限定が少なく、従来の製品よりも使用効果の大きい美顔用マッサージ器を提供することにある。
本発明は、前記課題の解決のため、吸引口にボールを配したマッサージ器の全体の構成と、ボールによるマッサージ効果を向上することを検討した結果なされたものである。
即ち、本発明は、吸引口と、前記吸引口を構成する周縁部に回転可能な状態で設けられてなる複数のボールと、前記吸引口を負圧にするための吸引機構を有することを特徴とする美顔用マッサージ器である。
また、本発明は、前記ボールが永久磁石を含むことを特徴とする、前記の美顔用マッサージ器である。
また、本発明は、前記吸引口と、前記吸引機構と、前記吸引機構を駆動する電源が一体となっていることを特徴とする、前記の美顔用マッサージ器である。
また、本発明は、防水機能を具備することを特徴とする、前記の美顔用マッサージ器である。
本発明による、美顔用マッサージ器においては、吸引口の周縁部に回転可能な状態で、複数のボールが配されているので、使用部位に吸引口を押し当てながら、方向の制限なく移動できる。また、ボールが組み込まれた周縁の部材と本体ケーシングの間に圧縮バネを介在させることにより、凹凸の多い部位に当接させた場合でも、凹凸への追従性を確保できるので、フェイスラインや小鼻、眼の周囲などのような細かい部位であっても、吸引力が保持可能で、しかも持ち手を替えることなく効果的なマッサージを施すことができる。
また、本発明の美顔用マッサージ器においては、吸引口の周縁に配するボールとして、永久磁石を用いることにより、赤血球に含まれるヘモグロビンを構成する鉄イオンに働きかけて血流を促す。さらに磁力線が血液中のイオンを増加させ、イオンが神経系に働きかけることで、マッサージ効果を増進する。
ここで用いる永久磁石として、特に材質的な限定はないが、できるだけ高磁束密度が得られる方が、本発明の目的に適うので、例えば、Nd−Fe−Bのような希土類磁石が望ましいが、安価なフェライト系の磁石でも使用可能である。さらにはプラスチック磁石のような材料でも使用可能なのは勿論である。
また、本発明の美顔用マッサージ器においては、構成要素のすべて、即ち、ボールが配された吸引機構、吸引機構の駆動源、電源が一体になっているので、携帯性やハンドリング性に優れている。さらに、電源として、電磁誘導や磁界共鳴などを利用したワイヤレス充電が可能な二次電池を用いることが、コードなどの余分な部品が不要とすることになり、一層のコンパクト化に寄与する。
また、本発明の美顔用マッサージ器においては、防水機能を付与することで、例えば浴室のような高温多湿で、直接水分と接することが不可避な環境でも使用可能となり、前記の理由から、マッサージ効果を増進することが可能である。
図1は、本発明に係る美顔用マッサージ器の一例を示す断面図である。図1において、1は吸引室、2は吸引口、3はボール、4はバネ、5は吸引力調整スイッチ、6は電源ON・OFFスイッチ、7は吸引ポンプ、8はモータ、9は電池、10はケーシングである。この例において、ボールはNd−Fe−B系の焼結磁石を用い、電池9としては、リチウム電池を用い、充電装置(図示せず)としては、電磁誘導方式の充電装置を用いた。
図1に示したように、本発明の美顔用マッサージ器は、吸引機構から電源までの部材が一体化され、コンパクトにまとめられているので、片手で把持して操作することができ、身体のあらゆる部位のマッサージに用いることが可能である。また、各部品の接合部に防水用のパッキンを介在させることで、浴室のような場所でも使用可能で、前記のような効果を奏することが期待できる。
図2は、図1における吸引室1の底面を示す図である。図2において、11はボール受け部材、12は固定部材である。また、図3は、吸引室1とボール3の組立構造を示す図であり、13は、第一のバネ押さえであり、固定部材12と一体に形成されている。また、図4は吸引室1のケーシング10への取り付け構造を示す図であり、1a、1bは吸引室、10a、10bはケーシング、14a、14bは第二のバネ押さえ、15a、15bはバネ、16a、16bは吸引室接合部である。
図4(a)では、吸引室1aをケーシング10aに組み付ける際に複数のバネ14aを介在させ、図4(b)では、吸引室1bをケーシング10bに組み付ける際に単一のバネ14bを介在させている。いずれの場合においても、吸引口2とボール3をマッサージの対象部位に当接させると、バネの作用で対象部位の凹凸に追従して作動するので、マッサージの効果を向上し得る。
以上に説明したように、本発明によれば、コンパクトで携帯性や操作性に優れ、かつ効果の大きい、美顔用マッサージ器の提供が可能となる。なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1,1a,1b 吸引室
2 吸引口
3 ボール
4 バネ
5 吸引力調整スイッチ
6 電源ON・OFFスイッチ
7 吸引ポンプ
8 モータ
9 電池
10,10a,10b ケーシング
11 ボール受け部材
12 固定部材
13 第一のバネ押さえ
14a,14b 第二のバネ押さえ
15a、15b ボール
16a,16b 吸引室接合部
2 吸引口
3 ボール
4 バネ
5 吸引力調整スイッチ
6 電源ON・OFFスイッチ
7 吸引ポンプ
8 モータ
9 電池
10,10a,10b ケーシング
11 ボール受け部材
12 固定部材
13 第一のバネ押さえ
14a,14b 第二のバネ押さえ
15a、15b ボール
16a,16b 吸引室接合部
Claims (4)
- 吸引口と、前記吸引口を構成する周縁部に回転可能な状態で設けられてなる複数のボールと、前記吸引口を負圧にするための吸引機構を有することを特徴とする美顔用マッサージ器。
- 前記ボールが永久磁石を含むことを特徴とする、請求項1に記載の美顔用マッサージ器。
- 前記吸引口と、前記吸引機構と、前記吸引機構を駆動する電源が一体となっていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の美顔用マッサージ器。
- 防水機能を具備することを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の美顔用マッサージ器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011106700A JP2012217839A (ja) | 2011-04-12 | 2011-04-12 | 美顔用マッサージ器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011106700A JP2012217839A (ja) | 2011-04-12 | 2011-04-12 | 美顔用マッサージ器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012217839A true JP2012217839A (ja) | 2012-11-12 |
Family
ID=47269993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011106700A Withdrawn JP2012217839A (ja) | 2011-04-12 | 2011-04-12 | 美顔用マッサージ器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105310872A (zh) * | 2014-06-30 | 2016-02-10 | 皇家飞利浦有限公司 | 身体护理设备 |
WO2016050620A1 (en) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | Koninklijke Philips N.V. | Skin cleaning device |
KR101768177B1 (ko) | 2016-08-12 | 2017-08-17 | (주)클래시스 | 피부 마사지용 컵 |
JP2018110718A (ja) * | 2017-01-12 | 2018-07-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 美容装置 |
CN113395956A (zh) * | 2019-02-08 | 2021-09-14 | 株式会社 Mtg | 美容按摩器和美容按摩方法 |
-
2011
- 2011-04-12 JP JP2011106700A patent/JP2012217839A/ja not_active Withdrawn
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US10881577B2 (en) | 2017-01-12 | 2021-01-05 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Beauty apparatus |
CN113395956A (zh) * | 2019-02-08 | 2021-09-14 | 株式会社 Mtg | 美容按摩器和美容按摩方法 |
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