JP2012187444A

JP2012187444A - 手動ゴミ吸い取り器

Info

Publication number: JP2012187444A
Application number: JP2011050507A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Koyano; 泰宏小谷野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2011-03-08
Filing date: 2011-03-08
Publication date: 2012-10-04

Abstract

【課題】
手動で空気圧を変動させることで、ゴミや塵、埃等を取り除くゴミ吸い取り器を提供する。従来、ゴミや塵、埃を除去するためには電気式の掃除機や、モップ等が用いられている。また、電力を必要としない手動式の吸い取り器もあるが、これらに於いては吸引できる物がごく小さく、また一度に集収できる量も微量に限られてしまう。
【解決手段】
吸い取り器本体に設置されたのノ字型リングを本体のハンドルを握ることで、手動で回転させ、シリンダー内のピストンを引っ張り、シリンダー内の空気に負圧を発生させる。これによりシリンダー内の気圧が元に戻る力を利用して本体前部に接続したノズルからゴミや塵、埃等を吸引除去する。
【選択図】図４

Description

本発明は、机の上や棚の上、床や狭い隙間などに溜まるほこりやゴミ、塵などを電力を使用せずに除去する技術に関するものである。

従来、ゴミや塵、埃を除去するためには電気式の掃除機や、モップ等が用いられている。（例えば特許文献１、特許文献２）

また、電力を必要としない手動式の吸い取り器もある。（特許文献３、特許文献４）
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。

特開平５−１８４４８２号公報特開２００３−２０４９０３号公報特開２００６−２１８３１４号公報公開実用新案平７−４３３２３号公報

従来の電動式掃除機（特許文献１、特許文献２）での吸引技術には常に騒音と排気が伴い、日々の生活の中で生じる小さなゴミや塵、埃の除去程度に利用するには不相応なエネルギー消費があり、音が出せない場所での利用には適さない。

また、特許文献３及び特許文献４に開示されている技術では、一度に吸引できる量が少なく、吸引対象もごく小さいものに限定されてしまう。
本発明は以上の問題点を解決するためになされたものである。

空気の負圧を発生させることを目的とするシリンダーを接続した本体前部に小穴を設け、着脱可能なノズルを接続し、さらに、前記本体には、のノ字型リングと、それを連動するためのハンドルグリップ部と引っ掛け部を有し、のノ字型リングから繋がるプランジャロッドにはその先端に可撓性のガスケットを有して成るピストンを連結し、前記プランジャロッド及びピストンは前記シリンダー内部に摺動可能に配置する。

本体前部の小穴には逆止弁を設け、収集した物の逆戻りを防ぎ、小穴に接続するノズルは、使用用途に応じて付け替えが可能である。

上記シリンダーは透明または半透明である事を特徴とし、吸引した物を外から容易に確認することができる。

また、シリンダー内部の負圧は、手動により発生させるもので、吸い込む力や量は利用者の力加減で調節が出来きる。
以上の構成よりなる手動ゴミ吸い取り器。

本発明の吸引方法には電気やモーターを使用しないため小型軽量で、騒音もなく、夜中や、騒音を嫌う静かな場所でも使用できる。

また排気が無いため空間の空気を汚すことがなく、昨今のエコロジーブームや省エネ意識の高まりにも応えるものである。

ゴミや塵、ほこりだけではなく、液体を吸い込むことも可能で、使用後は分解し水洗いすることができるため衛生的である。

さらに、集塵スペース内が容易に確認でき、シリンダーの取り外しが可能なため、誤って吸引したものも簡単に分解、取り出しが可能である。

以上のような観点から、子供やお年寄りにも安全に利用することができ、家庭内のペットや人間の毛などの掃除にも活用ができ便利である。

本発明の斜視図本発明の側面図本発明の背面図図３のA−A断面図収集物の排出方法を示す断面図

以下、本発明の実施の形態を説明する。
イ、のノ字型リング（４）（以下、リングと表示）を有した吸引器本体（１）（以下、
本体と表示）には、空気圧を変動させる為のシリンダー（７）が取り付けられ本体
（１）前部の集塵スペース（１０）に繋る。
ロ、シリンダー（７）内にはリング下部（４a）から伸びるピストン（６）が摺動可能
に配置し、リング（４）の回転によりプランジャーロッド（５）が引っ張られ、シ
リンダー（７）内部を前後にスライドする。
ハ、本体（１）にはリング（４）を稼働させる為に動力を伝えるハンドルグリップ部
（３）と引っ掛け部（３a）が設けられる。
ニ、シリンダー（７）が連結された本体前部には集塵スペース（１０）があり、集塵ス
ペース（１０）の前部には小穴を設け、逆戻りを防ぐ逆止弁（９）を設ける。
ホ、小穴にはノズル（８）が接続され、このノズル（８）から吸い込まれた塵や埃、ゴ
ミが小穴を通して本体の集塵スペース（１０）とシリンダー（７）内に取り込まれ
る。尚、この際シリンダー（７）は透明、もしくは半透明とし、収集したものが外
から確認できるようにする。
本発明は以上のように構成されている。

以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。

図４において、吸引器本体１のハンドル部２に手の平を乗せ、ハンドルグリップ３に指を掛ける。ハンドルグリップ３をハンドル部２に引き寄せる動作により連動するのノ字型リング４が回転し、リング下部４aから繋がるプランジャーロッド５と、それに連動するピストン６を後方に引っ張る。ピストン６にはガスケット６aが設けられており、ガスケット６aは可撓性素材にて構成するものとし、引っ張られたピストン６およびガスケット６aにより、シリンダー７内部に負圧が発生する。本体先端の小穴から伸びるノズル８から空気を吸い込む力を利用し、本体前部に設けた集塵スペース１０、及びシリンダー７内に塵や埃、ゴミなどを溜め込む。

また、溜め込まれた塵や埃、ゴミ等を排出するには、図５に示されるように、本体の集塵スペース１０からシリンダー７を取り外しこれを行うものとする。

１吸引器本体
２ハンドル部
３ハンドルグリップ
３a 引っ掛け部
４のノ字型リング
４aリング下部
５プランジャーロッド
６ピストン
６a ガスケット
７シリンダー
８ノズル
９逆止弁
１０集塵スペース

Claims

空気の負圧を発生させることを目的とするシリンダーを接続した本体前部には集塵スペースと小穴を設け、着脱可能なノズルを接続し、さらに、前記本体には、のノ字型リングと、それを連動するためのハンドルグリップ部と引っ掛け部を有し、のノ字型リングから繋がるプランジャロッドにはその先端に可撓性のガスケットを有して成るピストンを連結し、前記プランジャロッド及びピストンは前記シリンダ内部に摺動可能に配置する構成を特徴とする手動ゴミ吸い取り器。
上記シリンダは透明または半透明である事を特徴とする請求項１記載の手動ゴミ吸い取り器。
上記集塵スペース、及び上記シリンダーに収納されたゴミ、塵、ほこり等の収集物の逆戻りを防ぐ為に、上記小穴に逆止弁を設置したことを特徴とする請求項１記載の手動ゴミ吸い取り器。