JP2012186096A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外観を向上することが可能な照明器具を提供する。
【解決手段】 両端が開放された筒製でかつ光源を内蔵する器具本体5の端部に、この本体5内に開放する溝6を設ける。器具本体5の内周面に接する周壁22とこの壁から折れ曲がった支持壁23を有する支持枠21を、器具本体5の両端部内側に夫々嵌合する。溝6に対向する通孔25を周壁22に複数設け、支持壁23に第1ねじ孔26及び第2ねじ孔27を夫々複数設ける。通孔25から溝6内に挿入されて溝6の溝側面6aと支持壁23とで挟まれるストッパ部材31を、第2ねじ孔27に螺合された固定ねじ32で支持壁23に固定したことを特徴としている。
【選択図】図6
【解決手段】 両端が開放された筒製でかつ光源を内蔵する器具本体5の端部に、この本体5内に開放する溝6を設ける。器具本体5の内周面に接する周壁22とこの壁から折れ曲がった支持壁23を有する支持枠21を、器具本体5の両端部内側に夫々嵌合する。溝6に対向する通孔25を周壁22に複数設け、支持壁23に第1ねじ孔26及び第2ねじ孔27を夫々複数設ける。通孔25から溝6内に挿入されて溝6の溝側面6aと支持壁23とで挟まれるストッパ部材31を、第2ねじ孔27に螺合された固定ねじ32で支持壁23に固定したことを特徴としている。
【選択図】図6
Description
本発明の実施形態は、例えば屋外での照明に使用可能な照明器具に関する。
光源等が内蔵される器具本体が、複数本のねじで連結される両部材で形成された照明器具が、従来技術として知られている。尚、この照明器具の器具本体内に水が浸入しないようにする必要がある場合は、前記両部材間に挟まれた防水パッキンを、ねじの締め付けにより圧縮させて前記両部材に密接させている。
器具本体の中心軸線が延びる方向に投光する照明器具で、前記中心軸線に直角な方向からねじをねじ込んで器具本体が組立てられた構成では、ねじ頭が器具本体の周面に露出するので、ねじ頭が容易に視認されてしまい照明器具の外観上好ましくない、という課題がある。
一方、器具本体の中心軸線と平行にねじを締め付けて組立てられた照明器具では、器具本体の周部にねじ止め用の突出部が設けられるため、ねじ頭が視認されない代わりに突出部が視認されてしまい照明器具の外観上好ましくない、という課題がある。
実施形態は、外観を向上することが可能な照明器具を提供することにある。
前記課題を解決するために、実施形態の照明器具は、両端が開放された筒製でかつ光源を内蔵する器具本体の端部に、この本体の内周面に開放する溝を設ける。器具本体の内周面に接する周壁及びこの周壁から折れ曲がった支持壁を有する支持枠を、器具本体の両端部内側に夫々嵌合する。溝に対向する複数の通孔を周壁に設け、支持壁に複数の第1ねじ孔及び第2ねじ孔を夫々設ける。通孔から溝内に挿入されて溝の溝側面と支持壁とで挟まれたストッパ部材を、第2ねじ孔に螺合された固定ねじで支持壁に固定する。器具本体の中心軸線と平行に第1ねじ孔に螺合されたカバー取付けねじで、カバーを器具本体の両端に夫々取付けたことを特徴としている。
実施形態の照明器具によれば、外観を向上することが可能である、という効果を期待できる。
実施形態1の照明器具は、両端が開放された筒からなり、この筒の中心軸線が延びる方向に対向する溝側面で区画されて前記筒内に開放する溝を両端部に有した器具本体と;この器具本体の内周面に接する周壁、及び前記内周面から遠ざかる方向に前記周壁から折れ曲がった支持壁を有して前記器具本体の両端部内側に夫々嵌合されていて、かつ、前記周壁が前記溝に対向する通孔を複数有し、前記支持壁が複数の第1ねじ孔及び前記通孔の近傍に夫々設けられた第2ねじ孔を有した支持枠と;前記通孔から前記溝内に挿入されて前記溝側面の一方と前記支持壁とで挟まれるとともに、前記第2ねじ孔に夫々螺合された固定ねじで前記支持壁に固定された複数のストッパ部材と;前記器具本体の中心軸線と平行に前記第1ねじ孔に夫々螺合されたカバー取付けねじで前記器具本体の端面を覆って前記器具本体の両端に夫々取付けられたカバーと;前記器具本体に内蔵された光源と;を具備することを特徴としている。
この実施形態1で、器具本体をなす筒は、円筒であっても角筒であっても差し支えないが、その内面に溝をより容易に加工することが可能である点から円筒にすることが好ましい。この実施形態1で、支持枠の周壁は、軽圧入して器具本体の内周面に接することが可能であり、この場合、周壁は弾性変形が可能であることが好ましい。
この実施形態1で、周壁の通孔は、器具本体の溝の幅全体に対向していても良いが、溝を区画しかつ器具本体の中心軸線が延びる方向に対向した溝側面のうちで器具本体の端面に近い方の溝側面が通孔の幅内に位置されるように、溝の一部に対向して設けられていることが好ましい。
この実施形態1で、ストッパ部材は、溝側面の一方と支持壁とで挟まれる部位とそれ以外の部位との厚みが異なっていても差し支えないが、ストッパ部材の材料コストを低減し、かつ、ストッパ部材の取扱いを容易にする上で平板により形成することが好ましく、又、前記挟まれる部位の幅とそれ以外の部位の幅とは異なっていても差し支えない。
この実施形態1で、器具本体の中心軸線が延びる方向の片方から投光する照明器具を構成する場合、投光側に配設されるカバーは投光機能を有したカバーとし、投光しない側に配設されるカバーは投光機能がない遮光性のカバーとして実施すればよい。又、この実施形態1で、器具本体の中心軸線が延びる方向の両方から投光する照明器具を構成する場合、投光側に配設される夫々のカバーは投光機能を有したカバーとして実施すればよい。
この実施形態1の照明器具は、例えば屋外に設置される照明器具、具体的には、壁や柱に取付けられて上方と下方の少なくとも一方、又は左方と右方の少なくとも一方に投光するブラケットライトと通称される照明器具に適用できる他、建物の壁面や樹木のライトアップ用の投光器としても適用でき、或いは、屋内でも例えば共同浴場内に設置される照明器具等としても適用可能である。
実施形態1の照明器具は、カバーを器具本体の端に取付けるカバー取付けねじの受けとなる支持枠、この支持枠を器具本体に固定するためのストッパ部材、このストッパ部材を外れ止めする器具本体の溝及び固定ねじを、器具本体の内部に取付け、支持枠が有した第1ねじ孔に、カバーをその厚み方向に貫通して器具本体の中心軸線と平行に挿入されたカバー取付けねじを螺合することによって、カバーを器具本体に取付けている。これにより、筒からなる器具本体の周面に、カバー取付けねじの頭部が露出しないとともに、カバーに配置されたカバー取付けねじの頭部は、この頭部が具本体の周面に露出した場合に比較して視認し難い。加えて、実施形態1の照明器具は、カバーを取付けるための支持枠及びストッパ部材、固定ねじ等が、いずれも器具本体の内部に設けられていて、カバーを固定する構成が、器具本体の外部に、部分的若しくは環状となって突出されることがない。このため、器具本体の外径に変化がなく外観がスッキリとしている。したがって、照明器具の外観を向上することが可能である。
実施形態2の照明器具は、実施形態1において、前記カバーと前記器具本体の端面との間に挟まれた防水パッキンと、前記取付けねじの頭部と前記カバーとの間に挟まれたねじ防水パッキンとを、更に備え、前記防水パッキンが前記器具本体の端面と前記支持枠の周壁の端面とに接していることを特徴としている。
この実施形態2で、防水パッキンは、カバー又は器具本体のいずれか一方に設けた環形のパッキン保持溝に嵌めて保持することが好ましいが、こうしたパッキン保持溝を省略して単純に器具本体の端面とカバーの裏面とで挟まれていても差し支えない。この実施形態1で、防水パッキン及びねじ防水パッキンには、弾性変形が可能な防水材料例えばシリコーンゴム等で好適に形成することが可能である。
この実施形態2では、実施形態1において、更に、器具本体の端面及びカバーで挟まれた防水パッキンが圧縮される方向と、カバー取付けねじの挿入方向とが同じである。このため、カバー取付けねじの締め付けに従い環形の防水パッキン全体が器具本体とカバーとで確実に挟まれるに伴い、器具本体とカバーの夫々に防水パッキンが確実に密接されて、器具本体とカバーとの間の防水性を確保できる。これとともに、カバー取付けねじの締め付けに従い、このねじの頭部とカバーとの間に挟まれたねじ防水パッキンが圧縮される方向と、カバー取付けねじの挿入方向とが同じであるので、カバー取付けねじの締め付けに従いカバー取付けねじの頭部まわり及びカバーにねじ防水パッキンが確実に密接されるので、カバー取付けねじが挿入された部分についての防水性を確保できる。したがって、防水の信頼性が向上された密閉構造の照明器具を提供することが可能である。更に、実施形態2では、防水パッキンを基準にカバーと反対側で、防水パッキンが密接する面の一部を支持枠の周壁の端面で担っている。このため、器具本体の肉厚を薄くでき、それに伴い、器具本体の重量を減らすことが可能である。
以下、実施例1の照明器具について、図1〜図10を参照して詳細に説明する。
図1中符号1は照明器具例えば壁付け形の照明器具を示している。この照明器具1は、器具ユニット2と、これに連結されたホルダ3とから形成されている。ホルダ3を建物の壁や柱に取付けることによって、器具ユニット2の中心軸線が例えば上下に延びるように照明器具1が設置される。尚、図1、図2、図9中符号4はホルダを柱等の設置箇所に固定するための設置ねじを示している。
器具ユニット2は、器具本体5と、一対の光源支持金具11と、ソケット13と、光源16と、一対の支持枠(一方のみ図示)21と、複数のストッパ部材31と、一対のカバー41と、複数のねじ防水パッキン47と、一対の防水パッキン(一方のみ図示)51等を備えている。
器具本体5は、両端が開放された筒例えば円筒からなる。この円筒は、押出し成形されたアルミニウム合金の長尺な丸パイプを所定長さに切断して得たので、材料コストが低い。図3〜図7及び図9に示すように円筒製の器具本体5は、その中心軸線(図示しない)が延びる方向の両端部に切削加工により形成された溝6を有している。なお、上側の溝6のみ図示するが、器具本体5の下端部にも同一の溝(図示しない)が設けられていて、これら上下の溝6は対称である。溝6は、図7等に示すように器具本体5の中心軸線が延びる方向に対向する溝側面6a,6bと、これらにわたる溝底面6cで区画されていて、円筒製の器具本体5内に開放されている。
図10に示すように一対の光源支持金具11が器具本体5に内蔵されている。これら光源支持金具11は、同一構成であって、器具本体5の外側から挿入されたねじ(一本のみ図示する。)12により器具本体5に上下対称の配置で固定されている。各光源支持金具11は、器具本体5の内周面に沿うベース11aと、これから直角に折れ曲がるように設けられたソケット支持部11bと、ベース11aから直角に折れ曲がったねじ受け部11cを有している。
各光源支持金具11のソケット支持部11bにソケット13が取付けられている。ソケット13は上下対称に設けられているとともに、これらソケット13は器具本体5の開口に対して比較的近い位置に支持されている。これらのソケット13には後述する光源16が有した口金の種類に適合した構成のソケットが使用され、この場合、GX53型口金が着脱可能なソケット13が使用されている。
ねじ受け部11cは図3に示すように溝6と略同じ高さに配置されている。このねじ受け部11cは、これに形成されたバーリング加工部を貫通するねじ孔14を有している。
図2に示す光源16は、その口金(図示しない)をソケット13に着脱可能に接続して器具本体5に内蔵されている。この光源16は、図示しないが例えばGX53型口金、及びLED(発光ダイオード)からなる図示しない発光要素を有している。したがって、この光源16は、GX53型LED光源である。ソケット13に支持された光源16の光出射面は、器具本体5の溝6よりも器具本体5の長手方向中央部側に寄せられている。
なお、光源16が有したLEDは電気エネルギーを直接光に変換する半導体であり、このLEDの発光は、半導体のp−n接合に順方向電流を流すことで実現される。こうした発光原理で発光する半導体発光素子は、通電によりフィラメントを高温に白熱させて、その熱放射により可視光を放射させる白熱電球と比較して、省エネルギー効果を有するものである。
器具本体5の長手方向中央部の外面に前記ホルダ3がねじ止めされている。ソケット13に接続された絶縁被覆電線18(図1及び図10参照)は、器具本体5及びホルダ3の夫々に設けられて互に連通された通線孔を通って外部に引き出されており、この絶縁被覆電線18及びソケット13を経由して光源16に給電される。
一対の支持枠21は、SPC等の金属により器具本体5の環形形状に見合った環形をなしていて、器具本体5の両端部内側に夫々嵌合されかつ上下対称に配置されている。これら支持枠21は、図3〜図7に示すように周壁22、支持壁23、内周壁部24を有している。
詳しくは、周壁22は器具本体5の端部内周面に接する部位である。支持壁23は、器具本体5の内周面から遠ざかる方向に周壁22から折れ曲がった部位である。内周壁部24は、器具本体5の長手方向中央部に向けて支持壁23から折れ曲がった部位である。したがって、周壁22は、支持壁23に対して内周壁部24と反対側、つまり、器具本体5の開放された端に向けて折れ曲がっている。
周壁22は支持壁23を支点とする弾性変形が可能である。これとともに、器具本体5内への支持枠21の挿入が容易となるように、周壁22はその端面22aから支持壁23に向うに従い次第に縮径されている。図2に示すように内周壁部24の内径は光源16の直径より大きく、これら内周壁部24と光源16とは光源16の回転操作を許すように離されている。
既述のように折れ曲がった内周壁部24の存在により、支持枠21の強度が高められている。更に、光源16が着脱操作される際、内周壁部24の端と作業者の手との干渉が抑制されるとともに、支持壁23と内周壁部24とがなす角に作業者の手指が触れても、安全に着脱作業を行うことが可能である。
更に、周壁22はその複数個所例えば2箇所に通孔(図5〜図7に夫々一方のみ図示)25を有している。通孔25は、スリット状をなして周壁22の周方向に延びて設けられて、かつ、溝6に対向されている。図5に示すように溝6への対向は、溝6を区画しかつ器具本体5の中心軸線が延びる方向に対向した溝側面6a,6bのうちで器具本体5の端面5aに近い方の溝側面6aが通孔25の幅内に位置されるように、通孔25は溝6の一部に対向している。こうした対向関係は、溝6幅及び後述するストッパ部材31の挿入部31aの厚みの寸法精度のばらつきがあっても、後述する挿入部31aを溝6に容易に挿入できる点で好ましい。
更に、図2に示すように支持壁23は、これに形成されたバーリング加工部を貫通する複数の第1ねじ孔26と、同じくバーリング加工部を貫通する複数の第2ねじ孔27と、単一のねじ通孔28を有している。第1ねじ孔26は支持枠21の周方向に120度間隔ごとに設けられている。第2ねじ孔27の数は通孔25と同数であり、これら第2ねじ孔27は通孔25の近傍に夫々設けられている。これら第2ねじ孔27とねじ通孔28は、各第1ねじ孔26に対して交互に、かつ、支持枠21の周方向に120度間隔ごとに設けられている。
前記構成の支持枠21は、その内周壁部24を先頭にして器具本体5の端部に径圧入して取付けられている。この場合、周壁22がその弾性変形を伴って縮径されるので、この周壁22の端面22a側の部位が器具本体5の端部内面に密接される。そのため、器具本体5に支持枠21が取付けられた状態を保持できる。更に、支持枠21が器具本体5に取付けられた状態で周壁22の端面22aは、図3〜図5に示すように器具本体5の端面5aと同じ高さでかつ面一に連続されている。
尚、支持枠21は銀色などの白色系にめっきされている。これにより、後述のカバー41で器具本体5に戻るように反射された一部の光のうちで、支持枠21に入射した反射光を、前記めっきの層で光の出射方向に反射させることが可能である。
図5及び図7に示すようにストッパ部材31は例えば平面視が四角状の金属製の平板で形成されている。このストッパ部材31の厚みは、支持壁23と一方の溝側面6aとの間の寸法t(図5参照)に略等しい。ストッパ部材31はその一部からなる挿入部31aを有している。
各ストッパ部材31は、その挿入部31aを支持枠21の通孔25に通して器具本体5の溝6に挿入するとともに、支持枠21の支持壁23に載せた上で、器具本体5の開口側から固定ねじ32を、器具本体5の中心軸線と平行にストッパ部材31に通して第2ねじ孔27に螺合させることにより、支持壁23に固定されている。この固定により、図5に示すように溝6の溝側面6aと支持壁23との間にストッパ部材31が挟まれて、このストッパ部材31が溝側面6aに引っ掛かった状態となる。このため、各ストッパ部材31によって、支持枠21は器具本体5に対して外れ止めされている。
これとともに、図3に示すように支持枠21は、そのねじ通孔28を通って前記ねじ受け部11cのねじ孔14に螺合されたねじ33によって、光源支持金具11に固定されている。したがって、このねじ止め部分においても器具本体5に対する支持枠21の外れ止めがなされている。更に、ねじ受け部11cは、支持枠21を器具本体5に軽圧入する際に、その挿入深さを規定するためのストッパとして機能している。それにより、溝6に対する通孔25の位置合わせが可能であるとともに、周壁22の端面22aを器具本体5の端面5aに面一に揃えることが可能である。
一対のカバー41は、図6等に示すようにカバー本体42と、透光ガラス43と、弾性変形が可能なゴム等からなるガラスパッキン44と、複数の押え金具45を備えている。
カバー本体42は、器具本体5の環形形状に見合った大きさの環形に形成されていて、ガラス受け部42aと、複数の凹部42bと、複数のパッキン嵌合溝42cと、複数のねじ通孔42dと、単一のパッキン保持溝42eを有している。
周部にガラスパッキン44が被嵌された透光ガラス43は、カバー本体42の開口を塞いでカバー本体42の内側に配設されていて、押え金具45によりカバー本体42に固定されている。図9に示すように各押え金具45は、カバー本体42の裏面にねじ止めされていて、ガラスパッキン44が被嵌された透光ガラス43の周部をガラス受け部42aとの間に挟んで、透光ガラス43を固定している。ガラスパッキン44により、カバー41の防水が確保されているとともに、押え金具45の締め付けに伴う透光ガラス43の損傷が防止されている。
カバー本体42の周部表面は丸みを帯びて形成されている。各凹部42bは、第1ねじ孔26と同数で同じ配置に設けられ、かつ、カバー本体42の周部表面に開放されている。そのため、凹部42bに入った雨水等をカバー本体42の周部表面のうちで側部表面部位から排出して、雨水が凹部42bに留まり難くできる点で好ましい。
各パッキン嵌合溝42cは凹部42bの底面に開放して設けられている。各ねじ通孔42dは、カバー本体42を厚み方向に貫通して設けられていて、一端はパッキン嵌合溝42cに開放され他端はカバー本体42の裏面に開放されている。
図5に示すように各パッキン嵌合溝42cの夫々に、弾性変形が可能なゴム等からリング形に形成されたねじ防水パッキン47が密に収容されている。ねじ防水パッキン47及びねじ通孔42dを通ってカバー取付けねじ48が、カバー本体42の表側から裏側に通されている。各カバー取付けねじ48の頭部は、それが視認されることを妨げて照明器具1の外観をより向上させるための好ましい例として凹部42bに収容されている。
更に、カバー本体42の裏側に突出された各カバー取付けねじ48のねじ軸に、例えばゴム製等のストッパリング49が取付けられている。この構成により、器具本体5に対してその下方からカバー41を着脱する場合に、各カバー取付けねじ48が落下することを防止できる。
パッキン保持溝42eは、リング状をなしてカバー本体42の裏面に開放して設けられていて、その内側に各押え金具45が配設されている。パッキン保持溝42eに、弾性変形が可能なゴム等からリング形に形成された防水パッキン51が嵌合して取付けられている。この防水パッキン51の一部はカバー本体42の裏面から突出されている。
各ねじ防水パッキン47、各カバー取付けねじ48、及び防水パッキン51が支持されたカバー41は、器具本体5の開放された両端に夫々取付けられて上下対称に配設されている。これらカバー41の器具本体5ヘの取付けは、器具本体5の長手方向の端にカバー41を配設した状態で、各カバー取付けねじ48を、器具本体5の中心軸線と平行に挿入して支持枠21の第1ねじ孔26に夫々螺合して締め付けることにより行われる。
こうしてカバー41が支持枠21を介して器具本体5に固定されるに伴い、防水パッキン51が、器具本体5の端面5a及び支持枠21が有した周壁22の端面22aがなす面と、カバー本体42の周部との間に挟まれて弾性変形される。この場合、端面5a,22a及びカバー本体42で挟まれた防水パッキン51が圧縮される方向と、カバー取付けねじ48の挿入方向とが同じであるので、カバー取付けねじ48の締め付けに従い環形の防水パッキン51全体が確実に挟まれて弾性変形される。それにより、防水パッキン51が、端面5a,22aにわたって密接されるとともに、カバー本体42の周部に密接されるので、器具本体5とカバー41との間の防水を確保できる。
これとともに、既述の各カバー取付けねじ48の締め付けに従い、カバー取付けねじ48の頭部とカバー本体42が有したパッキン嵌合溝42cの底面との間にねじ防水パッキン47が挟まれて、このねじ防水パッキン47が弾性変形する。この場合、ねじカバー取付けねじ48の頭部とカバー41との間に挟まれたねじ防水パッキン47が圧縮される方向と、カバー取付けねじ48の挿入方向とが同じであるので、カバー取付けねじ48の締め付けに従いねじ防水パッキン47全体が確実に挟まれて弾性変形される。それにより、ねじ防水パッキン47が、パッキン嵌合溝42cの底面及び溝側面に夫々密接するとともに、カバー取付けねじ48のねじ軸及び頭部に夫々密接するので、カバー取付けねじ48が挿入された部分についての防水性を確保できる。
更に、カバー本体42と透光ガラス43との間の防水は、これらの間に介在されたガラスパッキン44で確保されている。
したがって、以上の手順で密閉構造に組立てられた照明器具1の防水の信頼性を向上できる。このことは、実施例1の照明器具1の光源16が、従来一般的な蛍光灯等からなる光源と比較してはるかに寿命が長いLED光源であることに対応して、防水性を長期間にわたり維持する上で適している。
組立てられた照明器具1の光源16への通電で、この光源16が発光すると、その光はカバー41の透光ガラス43を通って器具本体5の中心軸線が延びる方向に出射されるので、この実施例1の照明器具1はその上方及び下方を照明することができる。
又、既述の照明器具1は、カバー41を器具本体5の端に取付けるカバー取付けねじ48の受けとなる支持枠21、この支持枠21を器具本体5に固定するためのストッパ部材31、このストッパ部材31を外れ止めする器具本体5の溝6及び固定ねじ32を、器具本体5の内部に取付け、支持枠21が有した第1ねじ孔26に、カバー41をその厚み方向に貫通して器具本体5の中心軸線と平行に挿入されたカバー取付けねじ46を螺合することによって、カバー41を器具本体5に取付けている。
これにより、支持枠21、ストッパ部材31、及び固定ねじ32は視認されることがイだけではなく、筒からなる器具本体5の周面に、カバー取付けねじ46の頭部が露出しない。これとともに、カバー41に配置されたカバー取付けねじ48の頭部は、この頭部が器具本体5の周面に露出した場合に比較して視認し難いため、照明器具1の外観を向上することが可能である。
更に、実施例1では、カバー41に凹部42bを設けて、そこにカバー取付けねじ48の頭部を収めて、この頭部がより視認し難くなっているので、照明器具1の外観をより向上することが可能である。しかも、既述のようにカバー41を取付けるための、支持枠21及びストッパ部材31、固定ねじ33等が、いずれも器具本体5の内部に設けられていて、カバーを固定する構成が、器具本体5の外部に、部分的若しくは環状となって突出されることがない。このため、器具本体5の外径に変化がなく外観がスッキリとしているので、この点においても照明器具1の外観をより向上することが可能である。
しかも、既述の照明器具1では、器具本体5の端面5aと、器具本体5に取付けられた支持枠21が有した周壁22の端面22aとが、同じ高さで面一に連続して防水パッキン51に接している。言い換えれば、防水パッキン51を基準にカバー41と反対側で、防水パッキン51が密接する面の一部を支持枠21の周壁22の端面22aで担っている。このため、器具本体5の肉厚を薄くできる。したがって、器具本体5の重量が減って、照明器具1の軽量化を図ることができるとともに、器具本体5の材料コストが低下することに伴うコストダウンを期待することが可能である。
実施例1の照明器具1はその器具本体5の中心軸線が延びる方向の双方に投光する構成であるが、上方又は下方など片方のみに投光する構成の照明器具とすることも可能である。この場合、一方の光源支持金具11、この金具に取付けられるソケット13、及びこのソケットに取付けられる光源16を省略するとともに、投光されない側に配置されるカバーに、投光機能がない遮光性のカバー、即ち、環形のカバー本体42に代えて閉じた構成のカバー本体を備えたカバーを用いて実施すればよい。
1…照明器具、5…器具本体、5a…器具本体の端面、6…溝、6a,6b…溝側面、16…光源、21…支持枠、22…周壁、22a…周壁の端面、23…支持壁、24…内周壁部、25…通孔、26…第1ねじ孔、27…第2ねじ孔、31…ストッパ部材、32…固定ねじ、41…カバー、47…ねじ防水パッキン、48…カバー取付けねじ、51…防水パッキン
Claims (2)
- 両端が開放された筒からなり、この筒の中心軸線が延びる方向に対向する溝側面で区画されて前記筒内に開放する溝を両端部に有した器具本体と;
この器具本体の内周面に接する周壁、及び前記内周面から遠ざかる方向に前記周壁から折れ曲がった支持壁を有して前記器具本体の両端部内側に夫々嵌合されていて、かつ、前記周壁が前記溝に対向する通孔を複数有し、前記支持壁が複数の第1ねじ孔及び前記通孔の近傍に夫々設けられた第2ねじ孔を有した支持枠と;
前記通孔から前記溝内に挿入されて前記溝側面の一方と前記支持壁とで挟まれるとともに、前記第2ねじ孔に夫々螺合された固定ねじで前記支持壁に固定された複数のストッパ部材と;
前記器具本体の中心軸線と平行に前記第1ねじ孔に夫々螺合されたカバー取付けねじで前記器具本体の端面を覆って前記器具本体の両端に夫々取付けられたカバーと;
前記器具本体に内蔵された光源と;
を具備することを特徴とする照明器具。 - 前記カバーと前記器具本体の端面との間に挟まれた防水パッキンと、前記取付けねじの頭部と前記カバーとの間に挟まれたねじ防水パッキンとを、更に備え、前記防水パッキンが前記器具本体の端面と前記支持枠の周壁の端面とに接していることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011049661A JP2012186096A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011049661A JP2012186096A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012186096A true JP2012186096A (ja) | 2012-09-27 |
Family
ID=47015987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011049661A Withdrawn JP2012186096A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012186096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017015785A (ja) * | 2015-06-26 | 2017-01-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光ファイバ保持構造 |
-
2011
- 2011-03-07 JP JP2011049661A patent/JP2012186096A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017015785A (ja) * | 2015-06-26 | 2017-01-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光ファイバ保持構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130807 |
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RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20140122 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |