JP2012179806A - Thermal printer and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、サーマルプリンタおよびプログラムに関する。 Embodiments described herein relate generally to a thermal printer and a program.
近年のサーマルプリンタは、色々な場所で使用される場合が多くなっている。具体的には、サーマルプリンタは、従来からの店頭や倉庫での使用に加えて、屋外のイベントや野外市場、宅配でのラベルやレシートの発行などの様々な場面で使用されるようになっている。さらに、サーマルプリンタは、1つの場面での専用機としてではなく、複数の場面での汎用機として使用したいなどの要望が増えている。そして、様々な場面や汎用機としてサーマルプリンタを使用する場合、サーマルプリンタには、ACアダプタによる24Vの電圧供給やバッテリからの12〜24V程度の電圧供給など、様々な電圧供給が行われる。また、様々な場面や汎用機として使用されるサーマルプリンタには、小型軽量は勿論のこと、消費電力を少なくし、かつ所望の印字速度も損なわずに使用したいとの要望がある。 In recent years, thermal printers are often used in various places. Specifically, in addition to traditional use in stores and warehouses, thermal printers are used in various situations such as outdoor events, outdoor markets, and delivery of labels and receipts for home delivery. Yes. Furthermore, there is an increasing demand for the thermal printer to be used as a general-purpose machine in a plurality of scenes, not as a dedicated machine in one scene. When a thermal printer is used as various scenes or general-purpose machines, various voltage supplies are performed on the thermal printer, such as a 24V voltage supply by an AC adapter or a 12-24V voltage supply from a battery. Further, thermal printers used for various occasions and as general-purpose machines are demanded to be used without sacrificing a desired printing speed, as well as being small and light.
しかしながら、24Vの電圧供給が行われる場面でサーマルプリンタを使用する場合と16Vの電圧供給が行われる場面でサーマルプリンタを使用する場合とでは、別仕様のサーマルプリンタが使われている。そのため、従来のサーマルプリンタにおいては、供給される電圧が異なったとしても、印字率に応じた発熱素子の分割数が固定されているため、供給される電圧が低くなると、発熱素子を駆動させる時間(通電時間)が長くなり印字速度が損なわれる、という課題がある。 However, different types of thermal printers are used when a thermal printer is used when a voltage of 24V is supplied and when a thermal printer is used when a voltage of 16V is supplied. Therefore, in the conventional thermal printer, even if the supplied voltage is different, the number of divided heating elements according to the printing rate is fixed. Therefore, when the supplied voltage is low, the time for driving the heating element is reduced. There is a problem that (the energization time) becomes long and the printing speed is impaired.
実施形態のサーマルプリンタは、サーマルヘッドと、複数の駆動部と、検出部と、制御部と、を備える。前記サーマルヘッドは、電圧の供給を受けて発熱する複数の発熱素子が配置され、前記発熱素子の発熱により記録媒体に印字する。前記複数の駆動部は、前記サーマルヘッドの前記各発熱素子を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する。前記検出部は、前記発熱素子に供給される電圧を検出する。前記制御部は、印字率に応じた前記発熱素子の分割数を定めた分割テーブルに従って前記複数のブロックを前記駆動部により一括駆動または分割駆動させるとともに、前記検出部により検出した電圧に応じて、印字率に応じた分割数が異なる前記分割テーブルに変更する。 The thermal printer according to the embodiment includes a thermal head, a plurality of drive units, a detection unit, and a control unit. The thermal head is provided with a plurality of heating elements that generate heat upon receiving a voltage supply, and prints on a recording medium by the heat generated by the heating elements. The plurality of driving units respectively drive a plurality of blocks which are units obtained by dividing the heating elements of the thermal head. The detection unit detects a voltage supplied to the heating element. The control unit is configured to drive the plurality of blocks in a lump or to be divided and driven by the drive unit according to a division table that defines the number of divisions of the heat generating elements according to a printing rate, and according to the voltage detected by the detection unit, The division table is changed to a different division number according to the printing rate.
(第1の実施形態)
本実施形態では、台紙に複数のラベルが添付されたラベル用紙を巻き取った用紙ロールを内部に収納し、サーマルヘッドによりバーコードなど印刷を行う感熱式のプリンタを例示する。
(First embodiment)
In the present embodiment, a thermal printer that stores a paper roll in which a label paper having a plurality of labels attached to a mount is wound inside and performs printing such as a barcode with a thermal head is illustrated.
本実施形態にかかるラベルプリンタの概略構造について図1、図2を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかるラベルプリンタの外観を示す斜視図である。図2は、カバーが開いた状態のラベルプリンタの外観を示す斜視図である。 A schematic structure of the label printer according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a perspective view showing an appearance of a label printer according to the present embodiment. FIG. 2 is a perspective view showing the appearance of the label printer with the cover open.
ラベルプリンタ1は、直方体形状の外観形状を有しており、ラベルプリンタ1の印字機能、用紙送り機能をなす印字機構300(図4参照)および電源となる充電池270(図4参照)などは、ハウジング102内に収納されている。本実施形態においては、充電池270としてリチウムイオン電池(バッテリ電池)を使用している。ハウジング102は、台紙に複数の記録媒体であるラベルL(図2参照)が貼付されたラベル用紙PTを巻き取った用紙ロールPRを収納する内部構造を有しており、用紙ロールPRを内部に導入できるように上面に開口部106が形成されている。開口部106にはカバー107が回動自在に配置されている。開口部106は、カバー107を開閉することにより開状態又は閉状態にされる。
The
なお、ハウジング102には、カバー107の開閉状態を検知するカバー開閉センサ50(図4参照)が設けられている。カバー開閉センサ50は、機械式センサであるマイクロスイッチで構成されており、カバー107がハウジング102から開放され、開口部106が開放された状態では電流が流れないオフ状態となる。一方、カバー107が開口部106を覆った状態では電流が流れるオン状態となる。なお、このカバー開閉センサ50は、上述したマイクロスイッチに限られるものではなく、光センサを備えた非接触式スイッチなども使用することができる。
The
カバー107は、開口部106の一辺をなすハウジング102の奥側辺108に取り付けられている。カバー107を閉じた状態において、カバー107の先端である外側辺111と、開口部106の一辺である手前側辺109との間には、ラベルプリンタ1の幅方向に印字されたラベル用紙PTを取り出すための細長い隙間部が形成される。この隙間部は、用紙排出口110として機能する。
The
また、ハウジング102の一側面には、各種のコネクタ(例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタなど)を有する接続コネクタ部103および充電池270の着脱を可能とするバッテリ収納部104が配置されている。
In addition, on one side surface of the
用紙排出口110から排出されたラベル用紙PTをカットするため、用紙排出口110を構成するハウジング102の手前側辺109やカバー107の外側辺111は、鋭利な形状に形成されている。
In order to cut the label paper PT discharged from the
ハウジング102の内部には、用紙ロールPRを着脱自在に収納可能な用紙収納部105が形成されている。用紙ロールPRは、ロール軸をラベルプリンタ1の幅方向に向けた状態で用紙収納部105に収納され、プラテンローラ117によって引き出されて用紙排出口110(図1参照)に向けて搬送される。このプラテンローラ117に対向してサーマルヘッド12が配置されている。
Formed inside the
サーマルヘッド12は、下方に配置されたヘッドブラケット115に着脱できるように配置されている。ヘッドブラケット115は、ハウジング102に固定され、サーマルヘッド12をラベルプリンタ1の奥側上方に付勢する。また、サーマルヘッド12のラベルプリンタ1の奥側には、ヘッドカバー116が隣接して配置される。ヘッドカバー116は、ハウジング102に必要に応じて装着され、サーマルヘッド12を付勢してサーマルヘッド12の振動を防止する。
The
サーマルヘッド12は、本実施形態にかかるラベルプリンタ1がライン型の印刷方式を採用することから、複数の発熱素子114がライン状に配置されている。サーマルヘッド12は、ヘッドコントローラ40(図4参照)の制御に基づいて発熱素子24が発熱することで、ラベル用紙PTのラベルLを加熱し印字を行う。サーマルヘッド12はヘッドブラケット115に着脱自在に配置され、例えば203dpiのものと、300dpiのものとを選択して配置することができる。なお、本実施形態では、203dpiのサーマルヘッド12がヘッドブラケット115に配置されているものとする。
In the
また、ハウジング102の内部には、駆動ギア119が配置されている。駆動ギア119は、モータ制御部134(図4参照)に制御されて駆動するステッピングモータ131(図4参照)を駆動源として回動する。
A
カバー107において、プラテンローラ117の近傍には、用紙抑えローラ118が配置されている。プラテンローラ117および用紙抑えローラ118は、いずれもラベルプリンタ1の幅方向に回転軸を向けて回動自在となっている。
In the
プラテンローラ117は、カバー107が閉じられた状態でサーマルヘッド12の発熱素子24と接する位置に位置決めされてカバー107に配置されている。ラベルプリンタ1の正面側からみてプラテンローラ117の左側には、プラテンローラ117と一体に回動する従動ギア119aが接続されている。
The
従動ギア119aは、カバー107が閉じられた状態になると駆動ギア119と噛み合い、駆動ギア119に駆動される。用紙抑えローラ118は、カバー107が閉じられた状態でヘッドカバー116と接する位置に位置決めされるようにカバー107に接続されている。カバー107が閉じられると、カバー107に取り付けられている従動ギア119aは、駆動ギア119と噛合し、従動ギア119aに連結されたプラテンローラ117を回転駆動する。本実施形態において、駆動ギア119、従動ギア119aとは変速機132(図4参照)を構成する。
When the
本実施形態では、用紙ロールPRは、用紙収納部105内に配置され、レバー122で取り付け/取り外し可能に配置され、その間隔を用紙ロールPRの間隔にあわせて変更できる2枚のガイドフェンス121の間に配置されている。
In the present embodiment, the paper roll PR is disposed in the
また、ハウジング102には、外部電源からの直流電力を入力する直流電力入力部210が配置されている。この直流電力入力部210にACアダプタ400のプラグ404が差し込まれることで、ラベルプリンタ1には直流電力が供給される。
The
ACアダプタ400は、ラベルプリンタ1と別体に形成され、外部の商用電力コンセントに差し込まれて、直流電力をプラグ404から出力する。ACアダプタ400は、内部に直流変換回路を備えた本体401と、本体401に取り付けられたコンセントプラグ402と、直流電力出力用のケーブル403と、プラグ404とを備える。例えば、ACアダプタ400は、コンセントプラグ402から入力されたAC100Vの電力をケーブル403先端のプラグ404にDC24Vとして出力する。
The
なお、直流電力入力部210から直流電力を供給する装置としては、汎用ACアダプタの他、カーアダプタ(入出力12V)、DC−DCコンバータ(入力10〜60V、出力20V)等を使用してもよい。プラグ404を直流電力入力部210に接続することにより、ラベルプリンタ1に直流電力が供給され、ラベルプリンタ1の駆動や充電池270の充電が可能な状態になる。
In addition, as a device for supplying DC power from the DC
加えて、ハウジング102には、表示・操作部150が設けられている。表示・操作部150には、電源スイッチ151と、ユーザが紙送りなどを指示するための紙送りボタン152と、ユーザが紙送りの一時停止などを指示するための一時停止ボタン153と、充電池270の充電状態をユーザに報知するためのインジケータ154と、LCD155(Liquid Crystal Display)と、通信用窓156とが設けられている。概略的には、ラベルプリンタ1は、通信用窓156および通信インタフェース29(図5参照)を介した赤外線通信や、接続コネクタ部103および通信インタフェース29を介したデータ通信によって、外部機器とのデータ送受信を実行できる。例えば、このデータ送受信によって、バーコードなどの印字データを外部機器から受信し、RAM13やフラッシュメモリ14(いずれも図5参照)に蓄積して印字することができる。外部機器は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話機、ハンディターミナル等であって、ユーザによる操作入力などに応じて各種演算処理を実行する情報機器であってよい。
In addition, the
次に、用紙収納部105とサーマルヘッド12とを結ぶ用紙搬送経路について図3を参照して説明する。図3は、用紙搬送経路を示す模式図である。
Next, a paper conveyance path connecting the
図3に示すように、用紙収納部105とサーマルヘッド12とを結ぶ用紙搬送経路中には、搬送される用紙の位置を検出するセンサであるラベルセンサ56が設けられている。具体的には、ラベルセンサ56は、ラベル用紙PTの台紙に添付されたラベルLの位置を光の明暗によって検出するフォトセンサである。ラベルセンサ56は、ラベル用紙PTの台紙に添付されたラベルL間のギャップを検出するための透過型センサでもよいし、ラベル用紙PTの台紙に貼付されたラベルLを検出するための反射型センサでもよい。ラベルセンサ56はプリンタ制御部135(図4参照)に接続されている。プリンタ制御部135は、ラベルセンサ56の出力値と予め設定された閾値(設定値)とを比較して明暗を区別することで、ラベルLを検出している。また、ラベルセンサ56は、搬送されるラベルLの位置を検出するだけでなく、用紙上の所定位置に印刷するために用紙上に予め設けられたブラックマークを検出してもよい。
As shown in FIG. 3, a
次に、ラベルプリンタ1の制御系について説明する。ここで、図4は、ラベルプリンタの制御系を示すブロック図である。
Next, the control system of the
図4に示すように、ラベルプリンタ1の印字機構300は、サーマルヘッド12にストローブ信号(STB)、印字信号を含む印字制御信号(DTA)を出力するヘッドコントローラ40と、ステッピングモータ131に駆動パルス信号を出力するモータ制御部134とを備えている。そして、プリンタ制御部135は、カバー開閉センサ50、ラベルセンサ56、表示・操作部150、印字機構300など、装置全体を制御する。
As shown in FIG. 4, the
また、ラベルプリンタ1の印字機構300は、ヘッドブラケット115に取り付けられたサーマルヘッド12の解像度が300dpiのものであるか、203dpiのものであるかを検出する印字密度検出部136を備えている。なお。本実施形態では、上述したように、ヘッドブラケット115に取り付けられたサーマルヘッド12の解像度が203dpiの場合について説明する。
Further, the
ここで、図5は、プリンタ制御部の構成を示すブロック図である。図5に示すように、プリンタ制御部135は、各種の演算処理を実行して各部を中央制御するCPU17(Central Processing Unit)11を有している。このCPU17には、RAM13(Random Access Memory)13および電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性メモリであるフラッシュメモリ14がシステムバス15を介して接続されている。
Here, FIG. 5 is a block diagram showing a configuration of the printer control unit. As shown in FIG. 5, the
フラッシュメモリ14は、ラベルプリンタ1の動作プログラムや各種設定情報を記憶する。CPU17は、フラッシュメモリ14に記憶された動作プログラムをRAM13の作業領域に展開して実行することにより各部を制御する。
The flash memory 14 stores an operation program of the
RAM13は、各種の可変情報を一時的に記憶する。例えば、RAM13の一部の領域は、ラベル用紙PTのラベルLに印刷される印刷データ(画像データ)が展開される印刷バッファとして利用される。印刷データは、外部機器から受信した印刷対象となるデータである。なお、印刷データは、フラッシュメモリ14に記憶されたものであってもよい。 The RAM 13 temporarily stores various variable information. For example, a partial area of the RAM 13 is used as a print buffer in which print data (image data) printed on the label L of the label paper PT is expanded. The print data is data to be printed received from an external device. Note that the print data may be stored in the flash memory 14.
また、CPU17には、通信インタフェース29、表示コントローラ141、キーコントローラ142、センサコントローラ143がシステムバス15を介して接続されている。表示コントローラ141は、CPU17の制御のもとで、表示・操作部150のLCD155における表示(バッテリ残量、電波受信状況、ラベルセンサ56による用紙の位置の検出結果など)を制御する。キーコントローラ142は、CPU17の制御のもとで、表示・操作部150の電源スイッチ151、紙送りボタン152、一時停止ボタン153などからのキー入力を制御する。センサコントローラ143は、CPU17の制御の下で、カバー開閉センサ50やラベルセンサ56などのセンサ類からの入力を制御する。
In addition, a
通信インタフェース29は、接続コネクタ部103や通信用窓156などを介し、ホストコンピュータなどの外部の機器と通信を行うためのインタフェースである。通信インタフェース29は、例えばIrDA等の赤外線通信、USB、無線LAN(Local Area Network)、RS−232C、Bluetooth(登録商標)等により構成され、ホストコンピュータに設けられた通信インタフェースとの通信が可能である。
The
図4に戻り、ラベルプリンタ1は、ハウジング102の内部に電力制御回路200を備える。電力制御回路200は、表示・操作部150の電源スイッチ151のON/OFFに従って、ACアダプタ400等を介した外部の商用電力コンセントからの電力または充電池270からの電力の供給/遮断をソフト的に制御する。ここでいうソフト的とは、ラベルプリンタ1の制御信号によって電力の供給/遮断を制御することを意味する。
Returning to FIG. 4, the
電力制御回路200は、直流電力入力部210と、電圧変更部220と、電力監視部230と、電力制御部240と、電力遮断部250と、電源切替部260と、システム電源供給回路280とを備える。
The
電圧変更部220は、直流電力入力部210から入力された直流電力の電圧(24V)を充電池270の充電に適した電圧(例えば8.4Vまたは16.8V:充電池の仕様により異なる)に変更して、充電地270に供給する。本実施形態では、充電池270はリチウムイオン充電池であるので、CC/CV充電方式、すなわち、外部DC電圧を降圧して、電流電圧一定充電を行う。
The voltage changing unit 220 changes the DC power voltage (24V) input from the DC
また、電圧変更部220は、充電に際して、充電電圧、電流を可変にすることや、再充電の閾値を調整することにより、電池の寿命を延ばすことができる長寿命モードに設定することができる。電力監視部230は、直流電力入力部210からの直流電力の電圧を監視する。電力遮断部250は、電力監視部230により直流電力の電圧(例えば、24V)が検出されなくなった場合、直流電力入力部210からの直流電力を遮断状態にする。電源切替部260は、システム電源供給回路280に供給する電圧を直流電力入力部210からの電圧および充電池270からの電圧のうちの一方に切り替える。
In addition, the voltage changing unit 220 can be set to a long life mode that can extend the life of the battery by making the charging voltage and current variable and adjusting the recharging threshold during charging. The
電力制御部240は、電力遮断部250および電源切替部260に対して以下の制御を行う。まず、電力制御部240は、電力監視部230の検出結果に基づいて、直流電力入力部210からの直流電力の電圧が24Vである場合、電源切替部260を動作させ、直流電力入力部210からの電圧をシステム電源供給回路280および電圧変更部220に導通させる。これにより、電力制御部240は、電圧変更部220から充電池270に充電用の電圧(例えば8.4V)を供給する。さらに、電力供給部240は、プリンタ制御部135から印字信号を受けると、印字機構300の駆動電力をACアダプタ400の電力とする。
The power control unit 240 performs the following control on the power cut-off
また、電力制御部240は、電力監視部230の検出結果に基づいて、直流電力入力部210からの直流電力の電圧が検出されなかった場合(または電力監視部230で検出された直流電力の電圧が充電池270の電圧より低い場合)、電源切替部260を動作させ、充電池270からの電圧をシステム電源供給回路280に導通させる。これにより、電力制御部240は、プリンタ制御部135からの印字信号を受けると、印字機構300の駆動電力を充電池270の電力とする。
Further, the power control unit 240 determines that the DC power voltage from the DC
システム電源供給回路280は、プリンタ制御部135を介して、印字機構300、カバー開閉センサ50、ラベルセンサ56および表示・操作部150などの各部に電力を供給する。印字機構300のサーマルヘッド12には、直流電力入力部210からの直流電力の電圧または充電池270からの電力の電圧を印加する。
The system
また、システム電源供給回路280は、プリンタ制御部135、カバー開閉センサ50、ラベルセンサ56、および表示・操作部150などを駆動する電力(例えば電圧、5V、3.5V、3.3V、1.5V等)を供給する。このように、システム電源供給回路280は、直流電力入力部210からの直流電力の電圧または充電池270からの電力の電圧の範囲で適正に動作できるように各部への動作入力電圧が設定されている。なお、ラベルセンサ56などに供給する電力は、後述するキャリブレーションで設定されたものであってよい。例えばキャリブレーションにより3.3Vから3.5Vに供給する電力が変更された場合は、変更後の電力である3.5Vがラベルセンサ56に供給される。
The system
システム電源供給回路280は、充電池270および直流電力入力部210からの直流電力で駆動する各電源系のオン、オフの制御を行う。すなわち、システム電源供給回路280は、直流電力入力部210に直流電力が供給されている状態では直流電力入力部210からの直流電力をプリンタ制御部135に供給し、直流電力入力部210に直流電力が供給されていない状態では充電池270からの直流電力をプリンタ制御部135に供給する。
The system
なお、プリンタ制御部135は、印字機構300の制御を行う他、電力供給に際しては、電力制御回路200およびシステム電源供給回路280からの情報を取得し、電圧変更部220およびシステム電源供給回路280が充電できる条件であるとき、電力制御部240に充電開始の指示を送る。
In addition to controlling the
また、プリンタ制御部135は、表示・操作部150によるユーザの操作や、外部直流電力が供給されるか否かなどの状況に応じて、ラベルプリンタ1をさまざまな状態モードに設定する。モードとしては、サーマルヘッド12による印刷が直ちに行われるインラインモード、表示・操作部150によるユーザの操作を受け付けて各種設定を行うオンラインモード、電力消費を低減するためシステムを省エネルギー状態としたスリープモード、サーマルヘッド12で印字を行う印字モード、充電池270を充電する充電モード、充電池270の寿命を縮めることがない低電圧で充電を行う長寿命充電モードが設定されている。
Further, the
このようなラベルプリンタ1では、用紙収納部105に用紙ロールPRを収納してラベル用紙PTを引き出して、カバー107を閉じると、引き出されたラベル用紙PTはサーマルヘッド12およびプラテンローラ117の間に挟まれ、かつ、ヘッドカバー116および用紙抑えローラ118の間に挟まれる。この状態でプリンタ制御部135の制御の下に印字モードとなった場合には、ステッピングモータ131がモータ制御部134の制御によって駆動されると、ラベル用紙PTは、用紙ロールPRからサーマルヘッド12を経由して用紙排出口110に向かう方向に搬送される。また、サーマルヘッド12は、ヘッドコントローラ40の制御に基づいて発熱素子24を発熱させることによって、搬送されるラベル用紙PTのラベルLに対し所定の内容を印刷する。
In such a
次に、ラインサーマルヘッド12およびヘッドコントローラ40について詳述する。ここで、図6は、ラインサーマルヘッドおよびヘッドコントローラを主体に示すブロック図、図7は、ドライバICの構成を示す回路図、図8は、ドライバIC毎の動作を示すタイミングチャートである。なお、図6においては、ラインサーマルヘッド12とヘッドコントローラ40との間に存在するヘッドブラケット115の図示を省略する。
Next, the line
ラインサーマルヘッド12は、直流電力入力回路210または充電池270からの電圧の供給を受けて発熱する多数個(例えば、432個)の発熱素子24(24−1〜24−n)(図7参照)がライン状に配置されている。また、ラインサーマルヘッド12は、発熱素子24を分割した単位である複数のブロックを各々駆動させる駆動部である複数のドライバIC51〜55(図6参照)を備えている。このようにラインサーマルヘッド12の各発熱素子24を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する複数のドライバIC51〜55を備えることにより、各発熱素子24−1〜24−nの印字駆動のタイミングをずらすことが可能となっている。
The line
ヘッドコントローラ40は、ラインサーマルヘッド12の制御を行う印字制御部である。図6に示すように、ヘッドコントローラ40は、ブロックデータ分割回路41と、ONドット数カウンタ42〜46と、第1加算回路47と、第2加算回路48と、総加算回路49と、ストローブコントローラ50と、を備えている。
The
各ドライバIC51〜55は、図7に示すように、電圧を発熱素子24に選択的に印加するためのスイッチ回路33として、各発熱素子24に対応させて、スイッチングトランジスタとして作用する複数個のトランジスタ31(31−1〜31−n)を備える。そして、各トランジスタ31のオン・オフを制御するためのベースには、それぞれANDゲート32(32−1〜32−n)が接続され、これらのANDゲート32からの出力信号が入力されるようになっている。
As shown in FIG. 7, each of the
また、ラインサーマルヘッド12には、入力されるクロック信号CLKを基準クロックとして動作するDタイプのフリップフロップ回路(FF回路)からなるシフトレジスタ34が設けられている。このシフトレジスタ34は144ビットのものとして構成され、上記432個の発熱素子を5つに分けて各ドライバIC51〜55に割り振られている。各ドライバIC51〜55のシフトレジスタ34には並列的に印刷データが入力されるため、印刷データの入力が高速になる。
The line
図6に示すように、ヘッドコントローラ40のブロックデータ分割回路41は、CPU17から入力された印刷データを、ラインサーマルヘッド12のドライバIC51〜55にかかる発熱素子24に対応するブロック毎の印刷データ(DAT1,DAT2,DAT3,DAT4,DAT5)に分割して、各ドライバIC51〜55のシフトレジスタ34に出力する。
As shown in FIG. 6, the block
また、ヘッドコントローラ40のONドット数カウンタ42〜46は、ブロックデータ分割回路41でブロック分割(ブロック1,ブロック2,ブロック3,ブロック4,ブロック5)された印刷データ(DAT1,DAT2,DAT3,DAT4,DAT5)のそれぞれについて、図8に示すように、クロックに同期してデータラインにおける発熱素子24の数(ONのドット数)を計数する。第1加算回路47は、ONドット数カウンタ42〜44における計数がそれぞれ入力されると、各計数を加算したONドット数の計数結果を算出する。また、第2加算回路48は、ONドット数カウンタ45,46における計数がそれぞれ入力されると、各計数を加算したONドット数の計数結果を算出する。さらに、総加算回路49は、ONドット数カウンタ42〜46における計数がそれぞれ入力されると、5つの全ブロックのONドット数の計数を加算したONドット数の計数結果を算出する。第1加算回路47、第2加算回路48、総加算回路49の各加算回路で算出された計数結果は、ストローブコントローラ50に入力される。
Further, the ON dot number counters 42 to 46 of the
ストローブコントローラ50は、各加算回路の計数結果(印字率)に応じた分割数を定めた分割テーブルに従って、ラインサーマルヘッド12のドライバIC51〜55によって発熱素子24のブロックを一括駆動または分割駆動させるものである。さらに、ストローブコントローラ50は、直流電力入力部210または充電池270から発熱素子24のブロックに供給される電圧を検出する。そして、ストローブコントローラ50は、検出した電圧に応じて、各加算回路の計数結果に応じた分割数が異なる分割テーブルに変更するものである。なお、ストローブコントローラ50によって実行される分割テーブルの変更処理については、後述する。
The
各ドライバIC51〜55のシフトレジスタ34には、ヘッドコントローラ40で履歴処理(説明は省略する)がされた印刷データ(DAT1,DAT2,DAT3,DAT4,DAT5)が、ラインサーマルヘッド12の1ライン分ずつシリアル入力されるように構成されている。そして、各ドライバIC51〜55の各シフトレジスタ34にシリアル入力された1ラインを構成する印刷データはラッチ回路35にパラレル出力されるように構成されている。各ラッチ回路35は、データラッチ信号LATCHの入力によってパラレル印刷データをANDゲート32の一方の入力端子に入力するように構成されている(図7参照)。
In the shift registers 34 of the
一方、ストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3,STB4,STB5)は、ヘッドコントローラ40によって生成されてCPU17からANDゲート32のもう一方の入力端子に入力される。これにより、ANDゲート32から出力信号が発生してトランジスタ31のベースに出力される。こうして、対応する発熱素子24に電圧が印加され、発熱素子24が発熱駆動される。
On the other hand, the strobe signal STB (STB1, STB2, STB3, STB4, STB5) is generated by the
次に、図9および図10を用いて、直流電力入力部210から24Vの電圧が発熱素子24のブロックに供給された場合、および充電池270から16Vの電圧が発熱素子24のブロックに供給された場合それぞれの印字条件について説明する。図9は、直流電力入力部から24Vの電圧が発熱素子のブロックに供給された場合の印字条件を示す図である。図10は、充電池から16Vの電圧が発熱素子のブロックに供給された場合それぞれの印字条件を示す図である。
Next, referring to FIGS. 9 and 10, when a voltage of 24 V is supplied from the DC
本実施形態のラベルプリンタ1は、図9に示すように、直流電力入力部210から24Vの電圧が発熱素子24のブロックに供給された場合、解像度:203dpi(8d/mm)、印字幅:72mm、主走査方向への総ドット数:576、発熱素子24の抵抗値:800Ω、発熱素子24に供給(印加)される印加電圧:24V、発熱素子24に供給(印加)される印加電力:0.72W/d、1d電流値:0.0300mAという印字条件の下で印字を行う。
As shown in FIG. 9, the
一方、本実施形態のラベルプリンタ1は、図10に示すように、充電池270から16Vの電圧が発熱素子24のブロックに供給された場合、解像度:203dpi(8d/mm)、印字幅:72mm、主走査方向への総ドット数:576、発熱素子24の抵抗値:800Ω、発熱素子24に供給される印加電圧16V、発熱素子24に供給される印加電力:0.32W/d、1d電流値:0.0200mAという印字条件の下で印字を行う。
On the other hand, in the
次に、図11および図12を用いて、印字率に応じた発熱素子24のブロックの分割数を定めた分割テーブルについて説明する。図11は、発熱素子のブロックに24Vの電圧が供給された場合に発熱素子のブロックの駆動制御に用いる分割テーブルを示す図である。図12は、発熱素子のブロックに16Vの電圧が供給された場合に発熱素子のブロックの駆動制御に用いる分割テーブルを示す図である。
Next, with reference to FIG. 11 and FIG. 12, a division table that defines the number of divisions of blocks of the
図11および図12に示す分割テーブルは、印字率と、ONドット数と、印字率毎に予め設定された電流値でありかつ発熱素子24のブロックへの供給が許容される最大定格電流の電流値(以下、最大定格電流値とする)と、印字率に応じた発熱素子24のブロックの分割数と、ラインサーマルヘッド12に供給する瞬時電流の電流値(以下、瞬時電流値とする)と、を対応付けて記憶している。
The division table shown in FIGS. 11 and 12 is a current value set in advance for each of the printing rate, the number of ON dots, and the printing rate, and the maximum rated current allowed to be supplied to the block of the
図11に示す分割テーブルでは、印字率が20%増える毎に、発熱素子24のブロックの分割数が1ずつ増えている。より具体的には、図11に示す分割テーブルでは、印字率が0〜24%の範囲では発熱素子24のブロックを一括駆動させ、印字率が25〜44%の範囲では発熱素子24のブロックを2分割駆動させ、印字率が45〜64%の範囲では発熱素子24のブロックを3分割駆動させ、印字率が65〜84%の範囲では発熱素子24のブロックを4分割駆動させ、印字率が85〜100%の範囲では発熱素子24のブロックを5分割駆動させることを示している。
In the division table shown in FIG. 11, the number of divided blocks of the
これに対して、図12に示す分割テーブルでは、印字率が30%増える毎に、発熱素子24のブロックの分割数が1ずつ増えている。より具体的には、図12に示す分割テーブルでは、印字率が0〜34%の範囲では発熱素子24のブロックを一括駆動させ、印字率が35〜64%の範囲では発熱素子24のブロックを2分割駆動させ、印字率が65〜94%の範囲では発熱素子24のブロックを3分割駆動させ、印字率が95〜100%の範囲では発熱素子24のブロックを4分割駆動させる。つまり、図12に示す分割テーブルは、図11に示す分割テーブルと比較して、印字率に応じた発熱素子24のブロックの分割数が小さいといえる。
On the other hand, in the division table shown in FIG. 12, every time the printing rate is increased by 30%, the number of divided blocks of the
次に、分割テーブルに従った発熱素子24のブロックの駆動処理について詳述する。図13は、各ドライバICを一括駆動させる場合の動作を示すタイミングチャートである。図14は、各ドライバICを2分割駆動させる場合の動作を示すタイミングチャートである。
Next, the drive processing of the block of the
ストローブコントローラ50は、図11に示す分割テーブル(または図12に示す分割テーブル)から、総加算回路49における計数結果(または印字率)と対応付けられた分割数を読み込む。そして、ストローブコントローラ50は、読み込んだ分割数に従って各ドライバIC51〜55を一括駆動または分割駆動させるようなストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3,STB4,STB5)を各ドライバIC51〜55に出力する。
The
例えば、ストローブコントローラ50は、図11に示す分割テーブル(または図12に示す分割テーブル)から、分割数:1を読み込んだ場合、各ドライバIC51〜55を分割駆動せずに同時に駆動(一括駆動)させるようなストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3,STB4,STB5)を各ドライバIC51〜55に出力することで、印字スピードの高速化を図る。具体的には、ストローブコントローラ50は、図13に示すように、各ドライバIC51〜55に対してストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3,STB4,STB5)を同時に出力する。
For example, when the number of
また、ストローブコントローラ50は、図11に示す分割テーブル(または図12に示す分割テーブル)から、分割数:2を読み込んだ場合、各ドライバIC51〜55を2分割駆動させるようなストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3,STB4,STB5)を各ドライバIC51〜55に出力することで、各ドライバIC51〜55で同時に電源を使用することを回避させる。
Further, the
具体的には、ストローブコントローラ50は、図14に示すように、ドライバIC51,52,53に対してストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3)を出力し、ドライバIC54,55に対するストローブ信号STB(STB4,STB5)をドライバIC51,52,53に対するストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3)よりも遅延させて出力する。
Specifically, as shown in FIG. 14, the
なお、ストローブコントローラ50は、詳細な説明は省略するが、図11に示す分割テーブル(または図12に示す分割テーブル)から、分割数:3〜5を読み込んだ場合も、各ドライバIC51〜55を3〜5分割駆動させるようなストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3,STB4,STB5)を各ドライバIC51〜55に出力することで、各ドライバIC51〜55で同時に電源を使用することを回避させる。
Although the detailed description is omitted, the
次に、発熱素子24のブロックに供給される電圧の検出結果に応じて、発熱素子24のブロックの駆動に用いる分割テーブルを変更する処理について説明する。
Next, a process of changing the division table used for driving the block of the
ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに供給される電圧が20〜25Vである場合、発熱素子24のブロックの駆動に用いる分割テーブルを、図11に示す分割テーブルに変更する。一方、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに供給される電圧が15〜20Vである場合、発熱素子24のブロックの駆動に用いる分割テーブルを、図12に示す分割テーブルに変更する。
When the voltage supplied to the block of the
つまり、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに供給される電圧が下がった場合、印字率に応じた分割数が小さい分割テーブル(図12に示す分割テーブル)に従って発熱素子24のブロックを一括駆動または分割駆動させる。これにより、印字率が高い印刷データを印字する場合でも発熱素子24のブロックに供給される電圧が低下して発熱素子24に電圧を供給する時間(通電時間)が長くなった場合に、できるだけ多くのブロックを同時に駆動させることができるので、発熱素子24のブロックに供給される電圧の低下による印字速度の極端な低下を防止することができる。
That is, the
例えば、ラベルプリンタ1が使用される場所が屋内であり、ACアダプタ(直流電力入力部210)による24Vの電圧供給が行われる場所で使用される場合、ラベルプリンタ1は、印字率が低い場合、ラインサーマルヘッド12の発熱素子24のブロックを一括駆動させて最高の印字速度で印字を行い、印字率が高い場合、ラインサーマルヘッド12の発熱素子24のブロックを少ない単位で分割駆動させて印字に使用される電流が小さくなるように印字制御がなされる。一方、ラベルプリンタ1が使用される場所が屋外のイベントや屋外市場などであり、充電池270による16Vの電圧供給が行われる場所で使用される場合、ラベルプリンタ1は、ラインサーマルヘッド12の発熱素子24のブロックを分割駆動する大きい単位で分割駆動させて印字速度を大幅に損なうことなくかつ小さい電流で印字制御がなされる。これにより、ラベルプリンタ1によれば、電源容量を最大限活用するような組み合わせにてラインサーマルヘッド12を制御することができるので、小型軽量かつ省電力プリンタを実現できる。また、ラベルプリンタ1が屋内で使用されて直流電力入力部210からの24Vの電圧で駆動する場合でも、ラベルプリンタ1が屋外で使用されて充電池270からの16Vの電圧で駆動する場合でも、印字速度が大幅に遅くなることを防止することができる。
For example, when the
なお、本実施形態では、発熱素子24のブロックに供給される電圧に応じて、2種類の分割テーブルのうち、いずれか一方に変更する例について説明したが、これに限定するものではなく、発熱素子24のブロックに供給される電圧に応じて、3種類以上の分割テーブルのうち、いずれか一つに変更することも可能である。
In the present embodiment, the example in which one of the two types of division tables is changed according to the voltage supplied to the block of the
次に、図15を用いて、本実施形態にかかるラベルプリンタ1における印字処理の流れについて説明する。図15は、第1の実施形態にかかるラベルプリンタにおける印字処理の流れを示すフローチャートである。
Next, the flow of print processing in the
ラベルプリンタ1の電源がオンされると(ステップS1201)、ストローブコントローラ50は、ラインサーマルヘッド12の発熱素子24のブロックに供給される電圧を検出する(ステップS1202)。そして、ストローブコントローラ50は、図11に示す分割テーブルおよび図12に示す分割テーブルの中から、検出した電圧に応じた分割テーブルを選択する(ステップS1203)。
When the power of the
次いで、CPU17は、ラインサーマルヘッド12の各発熱素子24の抵抗値に基づくヘッド抵抗値ランク補正を行った後(ステップS1204)、インタフェース29を介して、印刷データの取り込みを開始する(ステップS1205、ステップS1206:No)。なお、CPU17により取り込まれた印刷データは、ブロックデータ分割回路41にてブロック毎の印刷データに分割された後、各ドライバIC51〜55のシフトレジスタ34に格納される。
Next, the
CPU17によって複数ライン分の印刷データの取り込みが終了すると(ステップS1206:Yes)、ストローブコントローラ50は、ステップS1203において選択した分割テーブルから、総加算回路49により算出されたONドット数の計数結果(すなわち印字率)に応じた分割数を読み込む(ステップS1207)。そして、ストローブコントローラ50は、読み込んだ分割数に従って各ドライバIC51〜55を一括駆動または分割駆動させるようなストローブ信号を各ドライバIC51〜55に出力する。
When the
さらに、ストローブコントローラ50は、図示しない測定部から入力されるラインサーマルヘッド12の周囲温度を把握する(ステップS1208)。そして、ストローブコントローラ50は、把握したラインサーマルヘッド12の周囲温度に従って、発熱素子24による印字の際のエネルギー量を補正する(ステップS1209)。例えば、ファーストドットの印字の際にはラインサーマルヘッド12の周囲温度が低いので、ストローブコントローラ50は、各ドライバIC51〜55に出力するストローブ信号のストローブ長を長くして、発熱素子24に供給する通常のエネルギー量よりもエネルギー量を大きくする。
Further, the
各ドライバIC51〜55は、ストローブコントローラ50から入力されるストローブ信号に従って発熱素子24のブロックを一括駆動または分割駆動させて複数ラインを印字する(ステップS1210)。ラベルプリンタ1は、ステップS1205〜ステップS1210に示す処理を、副走査方向の全てのラインの印字が終了するまで繰り返す(ステップS1211:No)。そして、ラベルプリンタ1は、副走査方向の全てのラインの印字が終了すると(ステップS1211:Yes)、新たな印刷データの取り込みに備える。
Each of the
このように、第1の実施形態のラベルプリンタ1によれば、電圧の供給を受けて発熱する複数の発熱素子24が配置されたラインサーマルヘッド12と、ラインサーマルヘッド12の各発熱素子24を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する複数のドライバIC51〜55と、発熱素子24に供給される電圧を検出し、印字率に応じた発熱素子24の分割数を定めた分割テーブルに従って複数のブロックをドライバIC51〜55により一括駆動または分割駆動させるとともに、検出した電圧に応じて、印字率に応じた分割数が異なる分割テーブルに変更するストローブコントローラ50と、を備えることにより、印字率が高い印刷データを印字する場合でも発熱素子24のブロックに供給される電圧が低下して発熱素子24に電圧を供給する時間(通電時間)が長くなった場合に、できるだけ多くのブロックを同時に駆動させることができるので、発熱素子24のブロックに供給される電圧の低下による印字速度の極端な低下を防止することができる。
As described above, according to the
(第2の実施形態)
本実施形態は、ラインサーマルヘッドに供給される瞬時電流の瞬時電流値が最大定格電流値を超えないように、またはラインサーマルヘッドに供給される電流の平均が直流電力入力部または充電池から供給される予め設定された電流の電流値を超えないように、発熱素子24のブロックに供給する電流の電流値を補正して、ラインサーマルヘッドによる印字速度を速くするものである。なお、第1の実施形態のラベルプリンタ1と同様の構成については説明を省略し、第1の実施形態のラベルプリンタ1と異なる構成についてのみ説明する。
(Second Embodiment)
In this embodiment, the instantaneous current value of the instantaneous current supplied to the line thermal head does not exceed the maximum rated current value, or the average of the current supplied to the line thermal head is supplied from the DC power input unit or the rechargeable battery. The current value of the current supplied to the block of the
本実施形態では、直流電力入力部210は、発熱素子24のブロックに対して、24Vの電圧および当該24Vの電圧に応じて設定された電流値:1.8Aの電流を供給する。つまり、直流電力入力部210は、発熱素子24のブロックに対して43Wの電力を供給する。そして、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに対して直流電力入力部210から43Wの電力が供給された場合、ドライバIC51〜55に出力するストローブ信号のストローブ長を制御して、最大で印字速度:8ipsで印字を行わせることができる。また、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに対して直流電力入力部210から43Wの電力が供給された場合、0.2mjのエネルギー量を発熱素子24のブロックに供給するために、発熱素子24のブロックに電圧を供給する通電時間を約0.28msとする。
In the present embodiment, the DC
また、本実施形態では、充電池270は、発熱素子24のブロックに対して、16Vの電圧および当該16Vの電圧に応じて設定された電流値:1.8Aの電流を供給する。つまり、充電池270は、発熱素子24のブロックに対して29Wの電力を供給する。そして、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに対して充電池270から29Wの電力が供給された場合、ドライバIC51〜55に出力するストローブ信号のストローブ長を制御して、最大で印字速度:4ipsで印字を行わせることができる。また、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに対して充電池270から29Wの電力が供給された場合、0.2mjのエネルギー量を発熱素子24のブロックに供給するために、発熱素子24のブロックに電圧を供給する通電時間を約0.625msとする。
In the present embodiment, the rechargeable battery 270 supplies a voltage of 16 V and a current of 1.8 A set according to the voltage of 16 V to the block of the
図16は、発熱素子のブロックに24Vの電圧が供給された場合に発熱素子のブロックの駆動制御に用いる分割テーブルを示す図である。図17は、発熱素子のブロックに16Vの電圧が供給された場合に発熱素子のブロックの駆動制御に用いる分割テーブルを示す図である。 FIG. 16 is a diagram illustrating a division table used for drive control of the heating element block when a voltage of 24 V is supplied to the heating element block. FIG. 17 is a diagram illustrating a division table used for drive control of the heating element block when a voltage of 16 V is supplied to the heating element block.
図16および図17に示す分割テーブルは、印字率と、ONドット数と、最大定格電流値と、印字率に応じた発熱素子24のブロックの分割数と、瞬時電流値と、印字速度と、印字周期と、発熱素子24のブロックに供給する電流の平均(以下、平均電流値とする)と、を対応付けて記憶している。ここで、分割テーブルに記憶された印字速度は、最大定格電流値を超えないように瞬時電流値に補正した場合(または、平均電流値が1.8Aを超えないように瞬時電流値を補正(大きく)した場合)における、最速の印字速度である。また、分割テーブルに記憶された印字周期は、分割テーブルに記憶された印字速度で印字を行った場合の印字周期である。
The division table shown in FIGS. 16 and 17 includes a printing rate, the number of ON dots, a maximum rated current value, the number of divisions of the
図16に示す分割テーブルでは、印字率が0〜34%の範囲では発熱素子24のブロックを一括駆動させ、印字率が35〜59%の範囲では発熱素子24のブロックを2分割駆動させ、印字率が60〜79%の範囲では発熱素子24のブロックを3分割駆動させ、印字率が80〜100%の範囲では発熱素子24のブロックを4分割駆動させることを示している。
In the division table shown in FIG. 16, the blocks of the
これに対して、図17に示す分割テーブルでは、印字率が0〜49%の範囲では発熱素子24のブロックを一括駆動させ、印字率が50〜84%の範囲では発熱素子24のブロックを2分割駆動させ、印字率が85〜100%の範囲では発熱素子24のブロックを3分割駆動させる。つまり、図17に示す分割テーブルは、図16に示す分割テーブルと比較して、印字率に応じた発熱素子24のブロックの分割数が小さいといえる。
On the other hand, in the divided table shown in FIG. 17, the blocks of the
なお、ストローブコントローラ50によって実行される分割テーブルに従った発熱素子24のブロックの駆動処理については、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
Note that the driving process of the block of the
次に、発熱素子24のブロックに供給される電圧の検出結果に応じて分割テーブルを変更する処理、および分割テーブルに従った瞬時電流値の補正処理について説明する。
Next, a process for changing the division table in accordance with the detection result of the voltage supplied to the block of the
ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに供給される電圧が20〜25Vである場合、発熱素子24のブロックの駆動に用いる分割テーブルを、図16に示す分割テーブルに変更する。さらに、ストローブコントローラ50は、図16に示す分割テーブルから、総加算回路49における計数結果(印字率)と対応付けられた最大定格電流値を読み込む。そして、ストローブコントローラ50は、最大定格電流値を超えないように、発熱素子24のブロックに供給される瞬時電流値を補正(大きく)して、発熱素子24のブロックによる印字速度を速くする。または、ストローブコントローラ50は、平均電流値が直流電力入力部210から供給される電流:1.8Aを超えないように瞬時電流値を補正(大きく)して、発熱素子24のブロックによる印字速度を速くしても良い。
When the voltage supplied to the block of the
一方、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに供給される電圧が14〜20Vである場合、発熱素子24のブロックの駆動に用いる分割テーブルを、図17に示す分割テーブルに変更する。さらに、ストローブコントローラ50は、図17に示す分割テーブルから、総加算回路49における計数結果(印字率)と対応付けられた最大定格電流値を読み込む。そして、ストローブコントローラ50は、最大定格電流値を超えないように、発熱素子24のブロックに供給される瞬時電流値を補正(大きく)して、発熱素子24のブロックによる印字速度を速くする。また、ストローブコントローラ50は、平均電流値が充電池270から供給される電流:1.8Aを超えないように瞬時電流値を補正(大きく)して、発熱素子24のブロックによる印字速度を速くしても良い。
On the other hand, when the voltage supplied to the block of the
図18および図19は、発熱素子のブロックに供給する電流の電流値を補正しなかった場合および発熱素子のブロックに供給する電流の電流値を補正した場合における印字率と印字速度との関係を示すテーブルおよびグラフである。 18 and 19 show the relationship between the printing rate and the printing speed when the current value of the current supplied to the heating element block is not corrected and when the current value of the current supplied to the heating element block is corrected. It is the table and graph which are shown.
発熱素子24のブロックに供給する電流の電流値を補正しなかった場合における発熱素子24のブロックによる印字速度(電流値補正無)は、図18および図19に示すように、印字率の上昇に伴い階段状に大きく低下する。これに対して、発熱素子24のブロックに供給する電流の電流値を補正した場合における発熱素子24のブロックによる印字速度(電流値補正有)は、図18および図19に示すように、印字率の上昇に伴いなだらかに低下する。
When the current value of the current supplied to the block of the
このように、本実施形態のラベルプリンタ1によれば、印字率毎に予め設定された電流値でありかつ発熱素子24への供給が許容される最大定格電流値を超えないように、発熱素子24に供給される瞬時電流値を補正して、または発熱素子24に供給される瞬時電流値の平均が、発熱素子24に供給される電圧に応じて設定された電流値を超えないように、発熱素子24に流れる瞬時電流値を補正して、ラインサーマルヘッド12による印字速度を速くすることにより、ラインサーマルヘッド12による印字速度をできるだけ高速に維持することができ、かつ印字速度の変化をなだらかにすることができる。
As described above, according to the
(変形例)
本変形例は、発熱素子に供給される電力が変化しないように、発熱素子に供給される瞬時電流値を補正して、ラインサーマルヘッドによる印字速度を速くするものである。なお、以下の説明では、第2の実施形態のラベルプリンタ1と同様の構成ついては説明を省略し、第2の実施形態のラベルプリンタ1と異なる構成についてのみ説明する。
(Modification)
In this modification, the instantaneous current value supplied to the heating element is corrected so that the power supplied to the heating element does not change, and the printing speed by the line thermal head is increased. In the following description, the description of the same configuration as the
ストローブコントローラ50は、充電池270から16Vの電圧が供給された場合における発熱素子24のブロックの印字速度をさらに速くするために、充電池270から供給される電力が直流電力入力部210から供給される電力とほぼ同等となるように(充電池270から供給される電圧に応じて設定された電流の電流値が2.7Aになるように)、発熱素子24のブロックに供給される瞬時電流値を補正する。これにより、ストローブコントローラ50は、充電池270から発熱素子24のブロックに供給する電力を43Wに上げることができる。
The
そして、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに対して充電池270から43Wの電力が供給された場合、ドライバIC51〜55に出力するストローブ信号のストローブ長を制御して、最大で印字速度:7ipsで印字を行わせることができる。また、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに対して充電池270から43Wの電力が供給された場合、0.2mjのエネルギー量を発熱素子24のブロックに供給するために、発熱素子24のブロックに電圧を供給する通電時間を約0.625msとする。
Then, when 43 W of power is supplied from the rechargeable battery 270 to the block of the
図20は、発熱素子のブロックに16Vの電圧および2.7Aの電流が供給された場合に発熱素子のブロックの駆動制御に用いる分割テーブルを示す図である。なお、図20に示す分割テーブルのデータの構成は、図16および図17に示す分割テーブルのデータ構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。 FIG. 20 is a diagram showing a division table used for drive control of the heating element block when a voltage of 16 V and a current of 2.7 A are supplied to the heating element block. Note that the data structure of the partition table shown in FIG. 20 is the same as the data structure of the partition table shown in FIG. 16 and FIG.
図20に示す分割テーブルでは、印字率が0〜49%の範囲では発熱素子24のブロックを一括駆動させ、印字率が50〜79%の範囲では発熱素子24のブロックを2分割駆動させ、印字率が80〜100%の範囲では発熱素子24のブロックを3分割駆動させる。つまり、図20に示す分割テーブルは、図16に示す分割テーブルと比較して、印字率に応じた発熱素子24のブロックの分割数が小さいといえる。
In the division table shown in FIG. 20, when the printing rate is in the range of 0 to 49%, the block of the
なお、ストローブコントローラ50によって実行される分割テーブルに従った発熱素子24のブロックの駆動処理については、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
Note that the driving process of the block of the
次に、発熱素子24のブロックに供給される電圧の検出結果に応じて分割テーブルを変更する処理、および分割テーブルに従った瞬時電流値の補正処理について説明する。
Next, a process for changing the division table in accordance with the detection result of the voltage supplied to the block of the
ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに供給される電圧が20〜25Vである場合、発熱素子24のブロックの駆動に用いる分割テーブルを、図16に示す分割テーブルに変更する。さらに、ストローブコントローラ50は、図16に示す分割テーブルから、総加算回路47における計数結果(印字率)と対応付けられた最大定格電流値を読み込む。そして、ストローブコントローラ50は、最大定格電流値を超えないように、発熱素子24のブロックに供給される瞬時電流値を補正して、発熱素子24のブロックによる印字速度を速くする。
When the voltage supplied to the block of the
一方、ストローブコントローラ50は、発熱素子24のブロックに供給される電圧が14〜20Vでありかつ充電池270から供給される瞬時電流値が補正された場合、発熱素子24のブロックの駆動に用いる分割テーブルを、図20に示す分割テーブルに変更する。さらに、ストローブコントローラ50は、発熱素子24に供給される電力が変化しないように(つまり、発熱素子24に供給される電力が43Wに維持されるように)、発熱素子24のブロックに供給される瞬時電流値を補正して、発熱素子24のブロックによる印字速度を速くする。
On the other hand, when the voltage supplied to the block of the
図21は、充電池から供給する瞬時電流値を補正しなかった場合および充電池から供給する瞬時電流値を補正した場合における印字率と印字速度との関係を示すテーブルおよびグラフである。図22は、充電池から発熱素子のブロックに電圧が供給された場合および直流電力入力部から発熱素子のブロックに電圧が供給された場合における印字率と印字速度との関係を示すテーブルおよびグラフである。 FIG. 21 is a table and graph showing the relationship between the printing rate and the printing speed when the instantaneous current value supplied from the rechargeable battery is not corrected and when the instantaneous current value supplied from the rechargeable battery is corrected. FIG. 22 is a table and graph showing the relationship between the printing rate and the printing speed when voltage is supplied from the rechargeable battery to the heating element block and when voltage is supplied from the DC power input unit to the heating element block. is there.
充電池270から供給される瞬時電流値を補正しなかった場合における発熱素子24のブロックによる印字速度(電流値補正無:1.8A)は、図21および図22に示すように、直流電力入力部210から発熱素子24のブロックに電圧を供給した場合の印字速度(24V×1.8A)の略半分の印字速度に留まり、印字速度が損なわれている。これに対して、充電池270から供給される瞬時電流値を補正した場合における発熱素子24のブロックによる印字速度(電流値補正有:2.7A,16V×2.7A)は、直流電力入力部210から発熱素子24のブロックに電圧を供給した場合の印字速度(24V×1.8A)とほぼ同様の印字速度となり、印字速度を損なうことなく印字することができる。
When the instantaneous current value supplied from the rechargeable battery 270 is not corrected, the printing speed (no current value correction: 1.8 A) by the block of the
このように、本変形例のラベルプリンタ1によれば、発熱素子24のブロックに供給される電力が変化しないように、発熱素子24のブロックに供給される瞬時電流値を補正することにより(つまり、予熱制御を行うことにより)、発熱素子24のブロックに供給される電力の低下を防止することができるので、発熱素子24のブロックに供給される電圧の低下により印字速度が損なわれることを防止できる。
As described above, according to the
以上説明したとおり、第1から第2の実施形態によれば、発熱素子のブロックに供給される電圧の低下による印字速度の極端な低下を防止することができる。 As described above, according to the first and second embodiments, it is possible to prevent an extreme decrease in the printing speed due to a decrease in the voltage supplied to the block of the heating elements.
なお、本実施形態のラベルプリンタ1で実行されるプログラムは、フラッシュメモリ14等に予め組み込まれて提供されるが、これに限定するものではなく、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
Note that the program executed by the
さらに、本実施形態のラベルプリンタ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のラベルプリンタ1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
Furthermore, the program executed by the
本実施形態のラベルプリンタ1で実行されるプログラムは、上述したストローブコントローラ50を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU17がフラッシュメモリ14からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、ストローブコントローラ50を主記憶装置上に生成することもできる。
The program executed by the
1 ラベルプリンタ
12 ラインサーマルヘッド
13 RAM
14 フラッシュメモリ
17 CPU
24 発熱素子
50 ストローブコントローラ
51〜55 ドライバIC
L ラベル
1
14
24
L label
Claims (6)
前記サーマルヘッドの前記各発熱素子を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する複数の駆動部と、
前記発熱素子に供給される電圧を検出する検出部と、
印字率に応じた前記発熱素子の分割数を定めた分割テーブルに従って前記複数のブロックを前記駆動部により一括駆動または分割駆動させるとともに、前記検出部により検出した電圧に応じて、印字率に応じた分割数が異なる前記分割テーブルに変更する制御部と、
を備えるサーマルプリンタ。 A plurality of heating elements that generate heat upon receiving a voltage supply, and a thermal head that prints on a recording medium by the heat generated by the heating elements;
A plurality of drive units that respectively drive a plurality of blocks that are units obtained by dividing the heat generating elements of the thermal head;
A detection unit for detecting a voltage supplied to the heating element;
The plurality of blocks are collectively driven or dividedly driven by the driving unit according to a division table that defines the number of divisions of the heat generating elements according to the printing rate, and according to the printing rate according to the voltage detected by the detecting unit. A control unit for changing to the division table having a different number of divisions;
Thermal printer equipped with.
前記発熱素子に供給される電圧を検出する検出手段と、
印字率に応じた前記発熱素子の分割数を定めた分割テーブルに従って前記複数のブロックを前記駆動部により一括駆動または分割駆動させるとともに、前記検出手段により検出した電圧に応じて、印字率に応じた分割数が異なる前記分割テーブルに変更する制御手段と、
として機能させるためのプログラム。 A plurality of heating elements that generate heat upon receiving a voltage supply are arranged, and a thermal head that prints on a recording medium by heat generation of the heating elements, and a plurality of blocks that are units obtained by dividing the heating elements of the thermal head, respectively A computer for controlling a thermal printer having a plurality of driving units for driving;
Detecting means for detecting a voltage supplied to the heating element;
The plurality of blocks are collectively driven or dividedly driven by the driving unit according to a division table that defines the number of divisions of the heat generating elements according to the printing rate, and according to the printing rate according to the voltage detected by the detection means. Control means for changing to the division table having a different number of divisions;
Program to function as.
The control means is supplied to the heating element so that an average of current values of instantaneous currents supplied to the heating element does not exceed a current value set according to a voltage supplied to the heating element. The program according to claim 5, wherein the printing speed of the thermal head is increased by correcting the current value of the instantaneous current.
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