JP2012175383A - マッピング装置、マッピング方法およびマッピングプログラム - Google Patents

マッピング装置、マッピング方法およびマッピングプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のIPv4Eアドレス空間を従来よりも小さなIPv6アドレス空間にマッピングすることを課題とする。
【解決手段】本発明のマッピング装置(C‐SAM装置4)は、複数のIPv4Eアドレス空間を複数、および、IPv6アドレス空間を記憶する記憶部42と、複数のIPv4Eアドレス空間に含まれるIPv4Eアドレス数をnとしたとき、2≧n、を満たす最小の自然数mを算出し、IPv6アドレス空間におけるmビットの領域を用いることで、複数のIPv4Eアドレス空間それぞれをIPv6アドレス空間にマッピングする演算部41と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のIPv4(Internet Protocol version 4)Eアドレス空間をIPv6(Internet Protocol version 6)アドレス空間にマッピングする技術に関する。
従来、IPv6網上にIPv4パケットを流すためのトンネルをステートレスに運用する技術として、IETF(Internet Engineering Task Force)の非特許文献1に開示されている、IPv4 over IPv6トンネル(以下「SAMトンネル」と称する。)の実装方式であるSAM(Stateless Address Mapping)が知られている。
SAMトンネルにおいて、IPv6パケットにカプセリングされる際のIPv4パケットのアドレスであって、IPv4ソースアドレス(32ビット)にTCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)のソースポートアドレス(0〜16ビット)を加えたものを、インナーIPv4Eアドレス(以後、同一の意味として「IPv4Eアドレス」とも記す)と呼ぶ。このインナーIPv4Eアドレスにおけるポートアドレスの長さは0〜16ビットのいずれかで一定ではないので、インナーIPv4Eアドレスの全長は32〜48ビットのいずれかとなる。以下、プレフィックスが同じである複数のインナーIPv4Eアドレスの集合をインナーIPv4Eアドレス空間(以後、同一の意味として「IPv4Eアドレス空間」とも記す)と称する。また、複数のインナーIPv4Eアドレス空間の集合をインナーIPv4Eアドレス空間群と称する。
R. Despres, "Stateless Address Mapping (SAM) - a Simplified Mesh- Softwire Model", [online], Internet Engineering Task Force Internet-Draft, July 12, 2010, [平成23年2月14日検索], インターネット<URL:http://tools.ietf.org/html/draft-despres-softwire-sam-01>
前記カプセリングを行うために、インナーIPv4Eアドレス空間群を単一のプレフィックスのIPv6アドレス空間にマッピングする際、インナーIPv4Eアドレス空間群の各プレフィックス間に先頭ビット位置から共通部分がまったくない場合には、マッピング先のIPv6アドレス空間には、インナーIPv4Eアドレス空間の全長分の長さ(例えば、ポートアドレスが4ビットであれば、IPv4アドレスの32ビットと合わせて合計36ビット)のアドレス空間が必要であった。つまり、マッピング先として大きなIPv6アドレス空間が必要となってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、前記した問題に鑑みてなされたものであり、複数のIPv4Eアドレス空間を従来よりも小さなIPv6アドレス空間にマッピングすることを課題とする。
前記した問題を解決するために、本発明は、複数のIPv4Eアドレス空間をIPv6アドレス空間にマッピングするマッピング装置、または、そのマッピング装置によるマッピング方法である。
マッピング装置は、32ビットのIPv4アドレスと、0〜16ビットのいずれかのサイズのポートアドレスとから構成されるIPv4Eアドレスにおいて、前記IPv4Eアドレスにおける所定数のビットをプレフィックス、残りのビットをサフィックスとした場合に、複数のIPv4Eアドレス空間、および、前記IPv6アドレス空間を記憶する記憶部と、前記複数のIPv4Eアドレス空間に含まれるIPv4Eアドレス数をnとしたとき、2≧n、を満たす最小の自然数mを算出し、前記IPv6アドレス空間におけるmビットの領域を用いることで、前記複数のIPv4Eアドレス空間それぞれを前記IPv6アドレス空間にマッピングする演算部と、を備える。
これによれば、IPv6アドレス空間における識別用の領域として、前記のように算出したmビットの領域を用いることで、複数のIPv4Eアドレス空間を従来よりも小さなIPv6アドレス空間にマッピングすることができる。
本発明によれば、複数のIPv4Eアドレス空間を従来よりも小さなIPv6アドレス空間にマッピングすることができる。
本実施形態のネットワークや装置の構成図である。 (a)はアウターIPv6アドレスのビット構成の説明図であり、(b)はインナーIPv4Eアドレスのビット構成の説明図である。 C‐SAM装置によるマッピング処理を示すフローチャートである。 ユーザがC‐SAM装置にインナーIPv4Eアドレス空間群情報を入力する場面の画面例を示す図である。 ユーザがインナーIPv4Eアドレス空間群情報等を入力した際に、必要な領域を表示し、必要となる固定値の入力を促すポップアップ画面例である。 ユーザがインナーIPv4Eアドレス空間群情報等を入力した際に、マッピングIPv6アドレス空間が不足しているのでマッピングできない旨を表示するポップアップ画面例である。 図4に対応し、マッピングIPv6アドレス空間の例も表示した図である。 図4に対応し、入力されたインナーIPv4Eアドレス空間群を、上からサフィックスが長い順に並べたものを示すイメージ図である。 図8に対応し、各々のプレフィックス部分を短くしてマッピングした場合を示す図である。 図7に示したマッピングルールを元に、具体的なIPv4Eアドレス情報をユーザが入力する画面例である。 図10に対応し、ユーザが入力したIPv4Eアドレス情報を元にマッピングされたIPv6アドレス情報を出力する画面例である。 図10に対応し、入力されたIPv4Eアドレスが図7に示したマッピングルールに当てはまらない場合のポップアップ画面例である。 ユーザがC‐SAM装置にインナーIPv4Eアドレス空間群情報を入力する場面の画面例であり、マッピング先のIPv6アドレス空間の払い出し長が2種類ある場合について示した図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について、図面を参照(言及図以外の図も適宜参照)しながら説明する。まず、図1を参照して、本実施形態のネットワークや装置の構成について説明する。
各種サービスを提供するサーバ1が存在するIPv4バックボーンネットワーク100と、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)‐PD(Prefix Delegation)サーバ3が存在するIPv6ネットワーク200との境界に、P(Provider)‐SAM装置2が設けられている。IPv6ネットワーク200と、ユーザ端末5が存在するカスタマーネットワーク300の境界に、C(Customer)‐SAM装置4が設けられている。P‐SAM装置2とC‐SAM装置4の間には、SAMトンネル6が設定されている。SAMトンネル6では、インナーIPv4Eアドレスを持つパケットが送受信される。
ここでは、ユーザが操作するユーザ端末5が、C‐SAM装置4、SAMトンネル6、P‐SAM装置2を経由して、サーバ1にIPv4通信でアクセスして、サーバ1からサービスを受ける場合について説明する。DHCP‐PDサーバ3は、C‐SAM装置4のトンネル終端アドレス(IPv6プレフィックス)を払い出す。C‐SAM装置4は、ユーザ端末5に、IPv4プライベートアドレスを払い出す。
C‐SAM装置4は、演算部41、記憶部42、入力部43、表示部44および通信部45を備えて構成されるコンピュータ装置であり、例えば、パソコン、ワークステーション、スーパーコンピュータなどにより実現することができる。
演算部41は、記憶部42に記憶された各種情報(プログラム、データなど)などに基づいて演算(処理)を行うものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)により実現される。
記憶部42は、各種情報を記憶するものであり、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクなどにより実現される。記憶部42は、例えば、インナーIPv4Eアドレス空間を複数記憶し、また、このアドレス空間のマッピング先のIPv6アドレス空間を記憶する(詳細は後記)。
入力部43は、C‐SAM装置4のユーザが各種情報を入力する手段であり、例えば、キーボード、マウスなどにより実現される。
表示部44は、演算部41による演算結果を表示するものであり、例えば、液晶ディスプレイなどにより実現される。
通信部45は、外部装置との通信のための手段であり、例えば、通信ポートや通信インターフェイスなどにより実現される。
次に、図2を参照して、アウターIPv6アドレスのビット構成とインナーIPv4Eアドレスのビット構成について説明する。ここで、アウターIPv6アドレスとは、SAMトンネル6においてカプセリングされるIPv6パケットに宛先として設定されるアドレスを指す。
図2(a)に示すように、アウターIPv6アドレスは、DHCP‐PDサーバ3によって払い出される48ビットのプレフィックスと、SLA(Site-Level Aggregation)‐ID(Identifier)、インターフェイスID等からなる80ビットの任意の固定値との合計128ビットから構成される。
図2(b)に示すように、インナーIPv4Eアドレスは、32ビットのIPv4アドレスと、0〜16ビットのポートアドレスとの合計32〜48ビットから構成される。図2(b)では、ポートアドレスが4ビットで、インナーIPv4Eアドレスが36ビットの場合を示しており、残りの12ビットの領域はポート本来の目的に使用される。
なお、SAMの規則として、インナーIPv4Eアドレスの引継ぎ元領域の値が、アウターIPv6アドレスの引継ぎ先領域に引き継がれる。
図1に戻って、IETFのdraft-despres-softwire-sam(非特許文献1参照)では、IPv4通信でのNAT(Network Address Translation)あるいはNAPT(Network Address Port Translation)の処理及び位置について特に規定されていないが、本実施形態では、C‐SAM装置4にてNAPT処理を行うものとする。
すなわち、C‐SAM装置4は、カスタマーネットワーク300内のユーザ端末5にIPv4プライベートアドレスを払い出し、ユーザ端末5からのパケットのIPv4プライベートソースアドレスをIPv4Eグローバルソースアドレスに変換し、IPv6パケットでカプセリングしてIPv6ネットワーク200のSAMトンネル6に送信する。また、C‐SAM装置4は、IPv6ネットワーク200のSAMトンネル6からのパケットについては、カプセルを外してIPv4パケットにし、IPv4Eグローバルデスティネーションアドレスをユーザ端末5のIPv4プライベートアドレスに変換してカスタマーネットワーク300に送信する。
SAMを利用する場合、C‐SAM装置4は、アウターIPv6アドレスとインナーIPv4Eアドレスを1:1に対応させて保持する必要がある。以下、例を挙げて説明する。
図4に示すように、C‐SAM装置4は、IPv6プレフィックスとして「fc00:3b00::/24」を保持しており、インナーIPv4Eアドレス空間として、IPv4アドレス空間の「10.0.176.0/20」とポートビット長の「4」ビットを保持していたとする。なお、IPv6プレフィックスの「fc00:3b00::/24」において、「/24」は左(先頭)から24ビットがプレフィックスであることを示しており、「::」は「0」が連続することを示している。また、同様に、IPv4アドレス空間の「10.0.176.0/20」において、「/20」は左(先頭)から20ビットがプレフィックスであることを示している。
そして、インナーIPv4Eアドレス群を「fc00:3b00::/24」にマッピングする必要があるが、当該群内の各インナーIPv4Eアドレス空間については先頭ビットから共通していないため、インナーIPv4Eアドレス空間群全体に対しては、SAMに於けるプレフィックス長は「0」とみなすことができる。それゆえ、当該群内の各インナーIPv4Eアドレス空間については全長がサフィックス相当となり、最長で36ビットをIPv6アドレスにマッピングする必要がある。しかし、IPv6プレフィックスが24ビットであり、払い出し長が48ビットなので、マッピングできる空間は48−24=24ビットしかないため、マッピング不能となってしまう。そこで、各インナーIPv4Eアドレス空間群のサフィックスに相当する部分はそのままとして、それぞれのプレフィックスに相当する部分を短く圧縮してマッピングする手法を考える。
次に、図3、図4などを参照して、C‐SAM装置4の処理について説明する。
まず、ユーザは、図4に示すように、表示部44におけるマッピングルールの画面において、IPv6プレフィックス、払い出し長、インナーIPv4Eアドレス空間(IPv4アドレス空間とポートビット長)の欄に各値を図示のように入力部43(図1参照)を用いて入力して、入力ボタン441の選択入力を行う。なお、この入力をやめる場合は、キャンセルボタン442を押せば、他の画面に遷移する。
そうすると、演算部41(図1参照)は、入力されたインナーIPv4Eアドレス空間群を、末尾を揃えて、上からサフィックスが長い順に並べる(図3のステップS1)。その並べたイメージは、図8に示す通りである。図8において、右方のドット部分はサフィックス(ポート領域を含む。)であり、その左側の斜線部分はプレフィックスである。なお、図4に示す各インナーIPv4Eアドレス空間のサフィックスのビット数は、一行目から順に、16(=32(IPv4アドレス全長)−20(プレフィックス)+4(ポートビット長)、以下同様に計算)、16、14、14、8、7、16、14、14、14、7である。したがって、サフィックスのビット数は、長いほうから16が3つ、14が5つ、8が1つ、7が2つとなる(図8の一行目〜十一行目参照)。なお、サフィックスが同じ長さのインナーIPv4Eアドレス空間の順番は順不同とする。以下では、サフィックスはそのままにして、プレフィックスをライン1からライン2に圧縮することを考える。
次に、入力されたインナーIPv4Eアドレス空間群内の全アドレス数を求める(以下、本段落の処理が図3のステップS2)。これは、各々のインナーIPv4Eアドレス空間内のアドレス数(すなわち、2のサフィックス長乗)の総和を計算することで算出できる。続いて、その総和に対して底を2とする対数をとり、その小数点以下を切り上げた数字(整数)(以下、「新アドレス長」と称する。)を求める。そして、その新アドレス長を末尾からの最高桁数とし、「最下段のサフィックス桁数+1」を1桁目とする空間を「新空間」(図9のライン2とライン3で挟まれた領域)と定義する。
図4の場合を例にとると、インナーIPv4Eアドレス空間群のアドレス数の総和は、
2^16*3+2^14*5+2^8*1+2^7*2=279040(「^」は累乗、「*」は掛け算を表す。)である。
また、この総和の対数をとると
log279040=18.09…
であり、小数点以下を切り上げた数字は19である。
なお、前記した全アドレス数をnとしたとき、lognの小数点以下を切り上げた数字を算出することは、「2≧n」を満たす最小の自然数mを算出することと同値である。
このようにして、図8、図9における末尾(右端)からライン2までのビット数は19であることが分かる。また、算出したアドレス数である279040は2^18=262144より大きいことから、インナーIPv4Eアドレス空間群の全アドレスを18ビットの空間にマッピングすることは不可能なので、算出した19ビットはマッピングできる最小のビット数であることが分かる。
次に、演算部41は、処理対象の行が一行目か、二行目〜最終行か、あるいは、最終行処理終了かを判定し(図3のステップS3)、一行目であれば図3のステップS4に進み、二行目〜最終行であれば図3のステップS5に進み、最終行処理終了であれば処理を終了する。
以下、新空間の各ビットを「0」,「1」で埋める処理について説明する。概説すると、新空間において、サフィックスエリア(サフィックスの各ビット)はすべて「0」で埋め、それ以外の部分の各ビットはカウントダウン式に埋めていく。
具体的には、演算部41は、図3のステップS4で、一行目のサフィックスエリアはすべて「0」とし、サフィックスエリア以外はすべて「1」とする。
次に、演算部41は、図3のステップS5で、二行目以降について、サフィックスエリアはすべて「0」とし、サフィックスエリア以外は、1つ上の行の同じ桁の数字から1を引いた数の数字で埋める。すなわち、計算式としては、次のようになる。
{「一行上の数字(新空間のすべての桁の数字)」−1)/(2^「当該行の新空間内のサフィックス長」)}*(2^「当該行の新空間内のサフィックス長」)
(「/」は整数除算(除算して小数点以下を切り捨てる演算)を表す。)
なお、(2^「当該行の新空間内のサフィックス長」)は、便宜上、二進数表記していない。
具体的には、図9の二行目の場合は、
{(111000000000−1)/(2^9)}*(2^9)=
110000000000
である。
なお、(111000000000−1)=110111111111であり、
110111111111/(2^9)=110であり、
110*(2^9)=110000000000である。
このようにして、図9に示すように、新空間内の各ビットを「0」と「1」で埋めることができる。つまり、この処理によって、新空間において、ソートした上の行から順に、サフィックスに対応する領域にはすべてのビットに「0」を入れ、その他の領域には、一行目(1つ目)の領域にはすべてのビットに「1」を入れ、二行目(2つ目)以降の領域には、その新空間分のビットの数値が、1つ上(1つ前)の領域の新空間分のビットの数値以上とならない最大の数値となるように、各ビットに「1」か「0」を入れることができる。
そして、図7に示すように、各々のインナーIPv4Eアドレス空間に対応するIPv6アドレス空間を出力するためには、図9のIPv6プレフィックスのエリアと新空間の間のエリアの「任意の固定値」が必要になる。そこで、C‐SAM装置4は、図5に示すように、表示部44にポップアップ画面を表示し、ユーザに任意の固定値の入力を求める。図5では、任意の固定値として「10010」が入力されている。この入力後に設定ボタン443を押せば、任意の固定値が設定される。この入力をやめる場合は、キャンセルボタン444を押せばよい。
この「任意の固定値」の長さがマイナスとなる場合、すなわち、図9の例では、新アドレス長が24ビット(許容上限値)よりも大きい場合には、マッピングができないので、図6に示すようにマッピング不可の旨の表示を行う。これを見たユーザがOKボタン445を選択入力すると、他の画面に遷移する。
C‐SAM装置4は、最終的に、図9に示すIPv6プレフィックス、任意の固定値、および、マッピング値(新空間内でサフィックスエリア以外の部分の値)の組み合わせを、各々のインナーIPv4Eアドレス空間に対応するIPv6アドレス空間として図7に示すように出力する。図7に示すIPv6アドレス空間では、「fc00:3b90::/29」が共通になっている。
ユーザがOKボタン446(図7参照)の選択入力を行うと、他の画面に遷移する。また、ユーザが図面表示ボタン447(図7参照)の選択入力を行うと、図9の情報が表示部44に表示される。ユーザは、この情報を見れば、残りの空間(未使用の空間)が、新空間の最下段の数字(サフィックスはすべて「0」として、「0111011110110000000」)よりも小さい部分のエリア(「0111011110110000000」未満で「0000000000000000000」以上のエリア)であると知ることができる。
また、ユーザがアドレスマッピングボタン448(図7参照)の選択入力を行うと、C‐SAM装置4は、図10に示すように、具体的なインナーIPv4Eアドレスの入力を求める。ユーザはこの画面をキャンセルするにはキャンセルボタン4402の選択入力を行う。ユーザがインナーIPv4Eアドレスを入力して設定ボタン4401の選択入力を行うと、C‐SAM装置4は、表示部44に、図11に示すように、対応する(マッピング)IPv6アドレスを出力する。ユーザはこの内容でOKであればOKボタン4403の選択入力を行う。
図10に示した表示部44に入力された情報が図4に示すどのインナーIPv4Eアドレス空間にも当てはまらない場合には、図12に示すようなポップアップ画面が出力される。ユーザはこの画面を終えるにはOKボタン4404の選択入力を行う。
このように、本実施形態のC‐SAM装置4によれば、複数のIPv4Eアドレス空間に含まれるIPv4Eアドレス数をnとしたとき、lognの小数点以下を切り上げる計算を行って、「2≧n」を満たす最小の自然数mを算出する。そして、IPv6アドレス空間におけるmビットの領域(新空間を含む「必要な領域」(図9参照))を用いることで、複数のIPv4Eアドレス空間を従来よりも小さなIPv6アドレス空間、つまり、複数のIPv4Eアドレス空間の全体のアドレス数に対して必要十分なサイズのアドレス空間にマッピングすることができ、IPv6アドレス空間をより有効活用できる。
また、lognを計算して得た数値の小数点以下を切り上げることで、前記した自然数mを容易に算出することができる。
また、算出した自然数mが許容上限値を超えていた場合、表示部44にマッピング不可の旨の表示を行うことで、ユーザはマッピング不可を容易に知ることができる。
また、インナーIPv4Eアドレス空間群のサフィックスが長いほうから順に並べた新空間において、全行のサフィックスの領域にはビットに「0」を入れ、その他の領域には、最初の行にはすべて「1」を入れ、二行目以降には、その行の新空間内のビットの数値が1つ前の行の新空間内のビットの数値以上とならない最大の数値となるように各ビットに「1」か「0」を入れることで、各IPv4Eアドレス空間のアドレス数に対応した適切なマッピングをすることができる。また、ユーザは、新空間の最終行の数値を見ることで、残りのアドレス空間の大きさを知ることができる。
なお、以上の例では、インナーIPv4Eアドレス空間群のマッピング先のIPv6アドレス空間(IPv6の払い出し長)が単一の場合を想定したが、マッピング先のIPv6アドレス空間(IPv6の払い出し長)の長さが例えば2種類ある場合には、次のようにして処理すればよい。
2種類のIPv6アドレス空間の長さの差をαビットとする。そして、短いほうのIPv6アドレス空間を基準に前記した処理を行う際、長いほうのIPv6アドレス空間にマッピングするインナーIPv4Eアドレス空間については、図3のステップS1でインナーIPv4Eアドレス空間群を並べるときにサフィックス長がα分長いものとし、図3のステップS2でアドレス数を計算するときにサフィックス長がα分長いものとして計算すればよい。
また、ユーザがC‐SAM装置4にインナーIPv4Eアドレス空間群情報を入力する場面の画面例としては、図4に示す画面の代わりに、図13に示す画面を用いればよい。図13に示す画面では、インナーIPv4Eアドレス空間毎にマッピング先のIPv6アドレス空間に関する払い出し長の欄(「IPv6払出長」)が設けられている。なお、図13の一行目の場合を例にとると、サフィックス長は、
32(IPv4アドレス全長)−20(プレフィックス)+
4(ポートビット長)+8(αの値)=24
となる。
なお、C‐SAM装置4を構成するコンピュータ(装置)に実行させるためのプログラムを作成し、コンピュータにインストールすれば、コンピュータは、そのプログラムに基づいた各機能を実現することができる。
以上で本実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。各装置の構成や処理の具体的な内容について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 サーバ
2 P‐SAM装置
3 DHCP‐PDサーバ
4 C‐SAM装置
5 ユーザ端末
6 SAMトンネル
41 演算部
42 記憶部
43 入力部
44 表示部
45 通信部
100 IPv4バックボーンネットワーク
200 IPv6ネットワーク
300 カスタマーネットワーク

Claims (7)

  1. 複数のIPv4Eアドレス空間をIPv6アドレス空間にマッピングするマッピング装置であって、
    32ビットのIPv4アドレスと、0〜16ビットのいずれかのサイズのポートアドレスとから構成されるIPv4Eアドレスにおいて、前記IPv4Eアドレスにおける所定数のビットをプレフィックス、残りのビットをサフィックスとした場合に、
    複数のIPv4Eアドレス空間、および、前記IPv6アドレス空間を記憶する記憶部と、
    前記複数のIPv4Eアドレス空間に含まれるIPv4Eアドレス数をnとしたとき、
    ≧n、を満たす最小の自然数mを算出し、
    前記IPv6アドレス空間におけるmビットの領域を用いることで、前記複数のIPv4Eアドレス空間それぞれを前記IPv6アドレス空間にマッピングする演算部と、
    を備えることを特徴とするマッピング装置。
  2. 表示部をさらに備えており、
    前記記憶部は、
    前記自然数mについての許容上限値を記憶しており、
    前記演算部は、
    算出した前記自然数mが前記許容上限値を超えていた場合、前記表示部にマッピング不可の旨の表示を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のマッピング装置。
  3. 前記演算部は、
    前記IPv6アドレス空間におけるmビットの領域を用いることで、前記複数のIPv4Eアドレス空間それぞれを前記IPv6アドレス空間にマッピングするとき、
    前記複数のIPv4Eアドレス空間を、前記サフィックスが長い順にソートし、
    前記ソートした順に、それぞれの前記IPv4Eアドレス空間のサフィックスに対応する領域とその他の領域との合計がmビットになり、前記サフィックスに対応する領域が下位ビット側に位置するように、前記IPv6アドレス空間の領域を確保し、
    当該mビットの領域のうち、前記サフィックスが一番短いIPv4Eアドレス空間の当該サフィックスに対応するサイズの分を下位ビット側から除外した領域を新空間として用いて、
    前記新空間において、前記ソートした順に、
    前記サフィックスに対応する領域にはすべてのビットに「0」を入れ、
    その他の領域には、1つ目の領域にはすべてのビットに「1」を入れ、2つ目以降の領域には、その新空間分のビットの数値が、1つ前の領域の新空間分のビットの数値以上とならない最大の数値となるように、各ビットに「1」か「0」を入れる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマッピング装置。
  4. 複数のIPv4Eアドレス空間をIPv6アドレス空間にマッピングするマッピング装置によるマッピング方法であって、
    32ビットのIPv4アドレスと、0〜16ビットのいずれかのサイズのポートアドレスとから構成されるIPv4Eアドレスにおいて、前記IPv4Eアドレスにおける所定数のビットをプレフィックス、残りのビットをサフィックスとした場合に、
    前記マッピング装置は、複数のIPv4Eアドレス空間、および、前記IPv6アドレス空間を記憶する記憶部と、演算部と、を備えており、
    前記演算部は、
    前記複数のIPv4Eアドレス空間に含まれるIPv4Eアドレス数をnとしたとき、
    ≧n、を満たす最小の自然数mを算出し、
    前記IPv6アドレス空間におけるmビットの領域を用いることで、前記複数のIPv4Eアドレス空間それぞれを前記IPv6アドレス空間にマッピングする
    ことを特徴とするマッピング方法。
  5. 前記マッピング装置は、表示部をさらに備えており、
    前記記憶部は、
    前記自然数mについての許容上限値を記憶しており、
    前記演算部は、
    算出した前記自然数mが前記許容上限値を超えていた場合、前記表示部にマッピング不可の旨の表示を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載のマッピング方法。
  6. 前記演算部は、
    前記IPv6アドレス空間におけるmビットの領域を用いることで、前記複数のIPv4Eアドレス空間それぞれを前記IPv6アドレス空間にマッピングするとき、
    前記複数のIPv4Eアドレス空間を、前記サフィックスが長い順にソートし、
    前記ソートした順に、それぞれの前記IPv4Eアドレス空間のサフィックスに対応する領域とその他の領域との合計がmビットになり、前記サフィックスに対応する領域が下位ビット側に位置するように、前記IPv6アドレス空間の領域を確保し、
    当該mビットの領域のうち、前記サフィックスが一番短いIPv4Eアドレス空間の当該サフィックスに対応するサイズの分を下位ビット側から除外した領域を新空間として用いて、
    前記新空間において、前記ソートした順に、
    前記サフィックスに対応する領域にはすべてのビットに「0」を入れ、
    その他の領域には、1つ目の領域にはすべてのビットに「1」を入れ、2つ目以降の領域には、その新空間分のビットの数値が、1つ前の領域の新空間分のビットの数値以上とならない最大の数値となるように、各ビットに「1」か「0」を入れる
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のマッピング方法。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載のマッピング方法をコンピュータに実行させるためのマッピングプログラム。
JP2011035135A 2011-02-21 2011-02-21 マッピング装置、マッピング方法およびマッピングプログラム Withdrawn JP2012175383A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014175851A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Oki Electric Ind Co Ltd パケット処理装置及びパケット処理プログラム、並びに、ネットワークシステム

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