JP2012163762A - 画像表示装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】階調性の低下を抑制し、かつ、ぼやけの少ない高品質な動画表示を行うことのできる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルの背面側に設けられた光源と、複数の液晶素子を制御することにより、光源からの光の透過率を目標値に遷移させる素子制御手段と、輝度信号に対応する透過率である最終目標値が現在の透過率よりも高い液晶素子に対して、その液晶素子の透過率が所定時間で最終目標値に到達するか否かを判断する判断手段と、光源の光量を制御する光源制御手段と、を有し、透過率が所定時間で最終目標値に到達しない液晶素子が存在する場合に、素子制御手段は、液晶素子間で共通の低下率で最終目標値を低下させることにより得られる透過率の値を目標値に設定し、光源制御手段は、光源の光量を標準光量に低下率の逆数を乗算した光量に増す制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置およびその制御方法に関する。
従来、液晶パネルの動画ぼやけを軽減するために、フレーム単位で液晶素子をオーバードライブ駆動して(通常よりも高い駆動電圧を液晶素子に印加して)液晶素子の透過率の遷移速度を速くする技術が知られている。この技術を用いた液晶パネルの駆動例を図16(A)〜(C)に示す。図16(A)〜(C)は、或る画素(液晶素子)の輝度値の目標値である目標輝度値、その液晶素子に印加する駆動電圧の値である電圧制御値、その液晶素子の実際の応答値である透過率をフレーム単位で示す。液晶パネル上で観察される個々の画素の輝度はそれぞれの液晶素子の透過率に比例する。目標輝度値L0に対応した透過率T0を維持するために必要な電圧制御値はV0である。目標輝度値L1(>L0)に対応した透過率T1(>T0)を維持するために必要な電圧制御値はV2(>V0)である。しかし、液晶素子は応答速度が遅いので、目標輝度値がL0からL1へ変化した場合には、液晶素子はオーバードライブ駆動される。具体的には、液晶素子にV1(>V2)の電圧制御値を印加する。それにより、透過率は1フレーム期間でT1に達する。そして、それ以降のフレームでは電圧制御値はV2とされ、透過率はT1に維持される。
しかし、この技術では目標輝度値が100%に近い値に増加した場合に、駆動電圧が制限されることによって十分な速度で透過率を目標輝度値に対応する透過率まで遷移させることができない状況が発生する。その状況を示す表示パネルの駆動例を図17(A)〜(C)に示す。目標輝度値L1’(〜100%)に対応した透過率T2’を維持するために必要な電圧制御値はV2’(〜100%)である。図16(A)の場合と同様に目標輝度値がL0(<L1’)からL1’へ変化した場合には、液晶素子はオーバードライブ駆動される。しかしながら、駆動電圧(オーバードライブ電圧)が上限(電圧制御値V1’(=100%))に達してしまうため透過率は十分な速度で遷移せず、1フレーム期間ではT1’(<T2’)までしか遷移することができなくなってしまう。更にもう1フレームの期間だけオーバードライブ駆動することで、ようやく透過率がT2’まで遷移する。このように、オーバードライブ駆動しても動画像の動きぼやけを十分に軽減できない状況(オーバードライブ駆動しても透過率を目標の値にするまでに長時間要する状況)が存在する。
そのような問題に鑑みた従来技術として、動画表示時には、目標輝度値を有効な速度で透過率を遷移できる範囲(例えば、20〜80%)に制限することで、オーバードライブ電圧の余裕範囲を確保しながら画像を表示する方法がある(特許文献1)。
また、正確なオーバードライブ電圧を求めるために、前フレーム(1つ前のフレーム)でどの程度まで透過率が遷移したのか、即ち図17(C)におけるT1’の値、を予測して、その予測値に基づいて次フレームの電圧制御値を求める手法がある(特許文献2)。
特開2009−058684号公報 特開2005−321813号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では動画表示時に階調を制限する必要がある。
そのため、全駆動電圧範囲を使用して静止画像を表示する場合と比較して、動画像を表示する場合には階調性が低下するという問題点があった。
そこで本発明は、階調性の低下を抑制し、かつ、ぼやけの少ない高品質な動画表示を行うことのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像表示装置は、複数の液晶素子を有する液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に設けられた光源と、入力された輝度信号に基づいて前記複数の液晶素子を制御することにより、前記光源からの光の透過率を目標値に遷移させる素子制御手段と、前記輝度信号に対応する透過率である最終目標値が現在の透過率よりも高い液晶素子に対して、その液晶素子の透過率が所定時間で前記最終目標値に到達するか否かを判断する判断手段と、前記光源の光量を制御する光源制御手段と、を有し、前記判断手段で透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在しない場合に、前記素子制御手段は、前記最終目標値を前記目標値に設定し、前記光源制御手段は、前記光源の光量を標準光量に設定し、前記判断手段で透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する場合に、前記素子制御手段は、前記液晶素子間で共通の低下率で前記最終目標値を低下させることにより得られる、前記所定時間で到達可能な透過率の値を前記目標値に設定し、前記光源制御手段は、前記光源の光量を前記標準光量に前記低下率の逆数を乗算した光量に増す制御を行うことを特徴とする。
本発明の画像表示装置の制御方法は、複数の液晶素子を有する液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に設けられた光源と、を有する画像表示装置の制御方法であって、入力された輝度信号に基づいて前記複数の液晶素子を制御することにより、前記光源からの光の透過率を目標値に遷移させる素子制御ステップと、前記輝度信号に対応する透過率である最終目標値が現在の透過率よりも高い液晶素子に対して、その液晶素子の透過率が所定時間で前記最終目標値に到達するか否かを判断する判断ステップと、前記光源の光量を制御する光源制御ステップと、を有し、前記判断ステップで透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在しない場合に、前記素子制御ステップでは、前記最終目標値を前記目標値に設定し、前記光源制御ステップでは、前記光源の光量を標準光量に設定し、前記判断ステップで透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する場合に、前記素子制御ステップでは、前記液晶素子間で共通の低下率で前記最終目標値を低下させることにより得られる、前記所定時間で到達可能な透過率の値を前記目標値に設定し、前記光源制御ステップでは、前記光源の光量を前記標準光量に前記低下率の逆数を乗算した光量に増す制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、階調性の低下を抑制し、かつ、ぼやけの少ない高品質な動画表示を行うことができる。
実施例1に係る画像表示装置の構成の一例を示す模式図。 実施例1に係るバックライトモジュールの構造の一例を示す図。 駆動レベル算出部で使用する2次元ルックアップテーブルの例。 到達透過率予測部で使用する2次元ルックアップテーブルの例。 遷移不足率予測部で使用する2次元ルックアップテーブルの例。 ブロックゲイン算出部の構成の一例を示す図。 ゲイン算出部の動作の一例を示すフローチャート。 ゲイン算出部の動作の一例を示す図。 従来の画像表示装置の動作の一例を説明する図。 実施例1に係る画像表示装置の動作の一例の説明する図。 実施例1に係る画像表示装置の動作の一例の説明する図。 実施例1に係る画像表示装置の動作の一例の説明する図。 実施例2に係る画像表示装置の構成の一例を示す模式図。 実施例2に係るバックライトモジュールの構造の一例を示す図。 実施例1に係る画像表示装置の動作の一例の説明する図。 従来の画像表示装置の動作の一例を説明する図。 従来の画像表示装置の動作の一例を説明する図。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係る画像表示装置およびその制御方法について説明する。
図1は、本実施例に係る画像表示装置の構成を示す模式図である。本実施例では、輝度信号として、色成分毎(赤成分、緑成分、青成分)の信号が入力されるものとする。
液晶パネル11は、複数の液晶素子を有するアクティブマトリクス型の液晶パネルである。本実施例では、液晶パネル11は、複数の色成分に対応する複数の液晶素子を有する。
バックライトモジュール12は、液晶パネル11の背面側に配置されて、画像表示装置の光源として作用する。本実施例では、液晶パネル11は、複数の領域(図2(B)のブロックA〜F)に区分されており、バックライトモジュール12は、複数の領域に対応する複数の光源を有する。
本実施例では、赤成分駆動制御値決定部1、緑成分駆動制御値決定部21、青成分駆動制御値決定部31、液晶ドライバ10、ブロックゲイン算出部3により、本発明の素子制御手段が実現される。即ち、それらの機能ブロックにより、入力された輝度信号に基づいて複数の液晶素子が制御され、バックライトモジュール12(光源)からの光の透過率が目標値に遷移される。
ブロックゲイン算出部3とバックライトドライバ9により、本発明の光源制御手段が実現される。即ち、それらの機能ブロックにより、バックライトの光量が制御される。
赤成分駆動制御値決定部1は不図示の入力部より入力された赤成分輝度値R1を入力し、赤成分駆動制御値R6を出力する。赤成分輝度値R1は、赤成分の輝度信号であり、赤成分の輝度値の目標値である。赤成分駆動制御値R6は、駆動電圧のレベルを表す。赤成分駆動制御値決定部1は、遷移不足率予測部2、目標輝度値遅延部4、目標透過率設定部5、駆動レベル算出部6、到達透過率予測部7、到達透過率遅延部8などを有する。
遷移不足率予測部2は、赤成分輝度値R1と前フレーム到達透過率R7を入力して赤成分遷移不足率R2を予測して出力する。前フレーム到達透過率R7は、対象の液晶素子(赤成分に対応する液晶素子)の、1つ前のフレーム(前フレーム)で到達した透過率である。赤成分遷移不足率R2は、赤成分の遷移不足率である。遷移不足率は、入力された輝度値(輝度信号)に対応する透過率(最終目標値)に対する、最終目標値と所定期間(本実施例では1フレーム期間)で到達する透過率との差分の割合である。遷移不足率の予測方法の詳細は後述する。
ブロックゲイン算出部3は、赤成分遷移不足率R2と緑成分遷移不足率R22と青成分遷移不足率R32を入力して、バックライト制御値R300を出力する。バックライト制御値R300は、バックライトの光量の増加率である。バックライト制御値R300は、光源毎(即ち、液晶パネルの領域毎)のバックライト制御値を含む。ブロックゲイン算出部3はまた、目標透過率設定部5での処理の対象とする液晶素子を含む領域に対応したバ
ックライト制御値を選択し、選択バックライト制御値R3として出力する。バックライト制御値R300および選択バックライト制御値R3の決定方法の詳細は後述する。
目標輝度値遅延部4は、入力された赤成分輝度値R1をブロックゲイン算出部3での処理時間分(本実施例では1フレーム期間)遅延して、前フレーム目標輝度値R4として出力する。
目標透過率設定部5は、選択バックライト制御値R3と前フレーム目標輝度値R4を入力して目標透過率R5(目標値)を出力する。本実施例では、前フレーム目標輝度値R4を選択バックライト制御値R3で除算した値を目標透過率R5として算出する。
駆動レベル算出部6は目標透過率R5と後述する前々フレーム到達透過率R8に基づいて赤成分駆動制御値R6を出力する。駆動レベル算出方法の詳細は後述する。
到達透過率予測部7は目標透過率R5と後述する前々フレーム到達透過率R8に基づいて前フレーム到達透過率R7を算出する。到達透過率予測方法の詳細は後述する。
到達透過率遅延部8は前フレーム到達透過率R7を1フレーム遅延して前々フレーム到達透過率R8として出力する。
緑成分駆動制御値決定部21と青成分駆動制御値決定部31は、赤成分駆動制御値決定部1と同様の機能を有する。具体的には、緑成分駆動制御値決定部21は、緑成分輝度値R21と選択バックライト制御値R3を入力して、緑成分遷移不足率R22と緑成分駆動制御値R26を出力する。青成分駆動制御値決定部31は、青成分輝度値R31と選択バックライト制御値R3を入力して、青成分遷移不足率R32と青成分駆動制御値R36を出力する。
バックライトドライバ9は、バックライト制御値R300に基づいて、バックライトモジュール12のそれぞれのブロックの光源(LED122)を駆動するLED駆動信号R9を出力する。LED122はLED駆動信号R9に応じた光量で発光する。具体的には、LED122は、基準の光量(標準光量)にバックライト制御値R300を乗算した光量で発光する。ただし、バックライトの光源は、LED以外であってもよく、冷陰極管(CCFL)や熱陰極蛍光灯(HCFL)、電球、エレクトロルミネセンスパネル(ELP)等であってもよい。
液晶ドライバ10は、赤成分駆動制御値R6、緑成分駆動制御値R26、及び、青成分駆動制御値R36に基づいて液晶パネル11を駆動する駆動信号R10(駆動電圧)を出力する。液晶素子は、透過率を駆動信号R10に応じた透過率に設定する。具体的には、液晶素子の透過率は、目標値(目標透過率R5)へ遷移する。
制御部99は、不図示の制御線を通じて装置全体の動作の制御を行う。
バックライトモジュール12の構造を図2(A),2(B)に示す。図2(A)は側面図、図2(B)は正面図である。なお、バックライトモジュール12の位置をわかりやすくするために、図2(A)には液晶パネル11も示している。
ベース基板121は、後述の部材が実装される基板である。
LED素子122は、LED駆動信号R9に従って発光する白色発光ダイオードである。
リブ123は、ベース基板121の外周部およびブロック間を仕切る部材である。
拡散版124は、LED素子122からの光を均一に拡散する。
本実施例のバックライトモジュール12は、リブ123により一方のブロックから他方のブロックへ光が洩れない構造になっている。そのため、それぞれのブロックの光量は独立に制御することができる。
次に、駆動レベル算出部6における駆動レベル算出方法の詳細について説明する。
駆動レベル算出部6は、前々フレーム到達透過率R8と目標透過率R5をインデックス
として赤成分駆動制御値R6を検索可能な2次元ルックアップテーブルを用いて、赤成分駆動制御値R6を検索し、出力する。このテーブルの例を図3に示す。このテーブルは、例えば、図16(A)〜(C)における前フレームの透過率T0、現フレームの目標輝度値L1、現フレームの電圧制御値V1の関係を実際の液晶パネルで実測して、その結果に基づいて作成されたものである。なお、図17(A)〜(C)のように十分な速度で透過率を増加、低減することができないケースでは、電圧制御値V1は0%または100%にクリッピングした値となる。
次に、到達透過率予測部7における到達透過率予測方法の詳細について説明する。
到達透過率予測部7は、前々フレーム到達透過率R8と目標透過率R5をインデックスとして前フレーム到達透過率R7を検索可能な2次元ルックアップテーブルを用いて、前フレーム到達透過率R7を検索し、出力する。このテーブルの例を図4に示す。このテーブルは、例えば、図17(A)〜(C)における前フレームの透過率T0、現フレームの目標輝度値L1’、現フレームの透過率T1’の関係を実際の液晶パネルで実測して、その結果に基づいて作成されたものである。
次に、遷移不足率予測部2における遷移不足率の予測方法の詳細について述べる。
遷移不足率予測部2は、前フレーム到達透過率R7と赤成分輝度値R1をインデックスとして赤成分遷移不足率R2を検索可能な2次元ルックアップテーブルを用いて、赤成分遷移不足率R2を検索し、出力する。このテーブルの例を図5に示す。このテーブルは、例えば、図17(A)〜(C)における前フレームの透過率T0、現フレームの目標輝度値L1’、1−透過率T1’/透過率T2’の関係を実際の液晶パネルで実測して、その結果に基づいて作成される。透過率T1’は現フレームの透過率であり、透過率T2’は目標輝度値L1’に対応する透過率(最終目標値)である。1フレーム期間で透過率が最終目標値に達するT0、L1’の組合せでは遷移不足率は0%となる。1フレーム期間で透過率が最終目標値に達しない組合せでは遷移不足率は正の値となる。なお、L1’に対応する透過率がT0より小さく、1フレーム期間で透過率が最終目標値に達しない場合には、遷移不足率は0%より小さくなるが、その場合は遷移不足率の値を0%としてテーブルを作成する。
即ち、遷移不足率予測部2により、輝度信号に対応する透過率である最終目標値が現在の透過率よりも高い液晶素子に対して、その液晶素子が所定時間で最終目標値に到達するか否かが判断される(到達しない場合に正の遷移不足率が出力される)。
次に、ブロックゲイン算出部3におけるバックライト制御値R300および選択バックライト制御値R3の決定方法の詳細について述べる。
ブロックゲイン算出部3の構成を図6に示す。
一時記憶部300は、液晶素子毎の赤成分遷移不足率R2、緑成分遷移不足率R22、青成分遷移不足率R32を1フレーム分記憶する。そして、ゲイン算出部A310〜ゲイン算出部F360の要求に応じてブロック遷移不足率R301〜ブロック遷移不足率R306を出力する。
ゲイン算出部A310は、一時記憶部300からブロック遷移不足率R301としてブロックAに対応する各液晶素子の遷移不足率を取得して、ブロックAに対応するバックライト制御値R310を算出する。ゲイン算出部A310の動作の詳細は後述する。ゲイン算出部B320〜ゲイン算出部F360は、ゲイン算出部A310と同様に、ブロックB〜ブロックFに対応するバックライト制御値R320〜バックライト制御値R360を算出する。
ゲイン選択部390は、目標透過率設定部5での処理の対象とする液晶素子に対応したバックライト制御値を、バックライト制御値R310〜バックライト制御値R360から選択して選択バックライト制御値R3として出力する。
次に、ゲイン算出部A310の動作の詳細を説明する。
ゲイン算出部A310の動作のフローチャートを図7に示す。
ステップS301では、ゲインGの初期値を1(=100%)に設定する。
ステップS302では、バックライトモジュール12のブロックAに対応する各液晶素子の遷移不足率Deを一時記憶部300より順次取得する。具体的には、液晶素子ごとに、赤成分遷移不足率、緑成分遷移不足率、青成分遷移不足率、の順に遷移不足率Deを取得する。また、図8に示すように左上の液晶素子から右下の液晶素子へ向かうように遷移不足率Deを順に取得する。そして、ブロックAに対応する全ての液晶素子の遷移不足率Deが取得される。
ステップS303では、遷移率Tr=1−Deを求める。これにより、遷移率Trとして、最終目標値に対する所定時間で到達する透過率の割合が算出される。即ち、図7の例では、透過率T1’が現フレームの透過率、透過率T2’が最終目標値である場合に、透過率T1’/透過率T2’が遷移率として算出される。
ステップS304では、ゲインGと遷移率Trの逆数を比較し、値の大きい方を新たなゲインGとする。
ステップS305では、ブロックA内の全液晶素子の遷移不足率Deを取得したか否かを判定する。全て取得していればステップS306へ進む。そうでなければステップS302へ進む。
ステップS306では、ゲインGをバックライト制御値R310として出力する。即ち、ステップS306では、ブロック内の各液晶素子の遷移率Trの逆数の最大値がバックライト制御値R310として出力される。
なお、ゲイン算出部A310は、制御部99により不図示の制御線を通じて制御される。また、ゲイン算出部B320〜ゲイン算出部F360におけるバックライト制御値R320〜バックライト制御値R360の算出方法は、ゲイン算出部A310におけるバックライト制御値R310の算出方法と同様であるため、その説明は省略する。
なお、図7のフローチャートは、1フレーム分の全ての遷移不足率が一時記憶部300に記憶された後の映像のブランキング期間に実行されることを想定しているが、遷移不足率の一時記憶とゲインGの算出とを並列に行う構成であってもよい。
上述したように、本実施例では、前フレーム目標輝度値R4を選択バックライト制御値R3で除算した値が目標透過率R5とされる。
また、図7のフローチャートから、遷移不足率予測部2で透過率が所定時間で最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在しない場合には、選択バックライト制御値R3は1となる。そのため、そのような場合には、最終目標値が目標透過率R5に設定される。そして、バックライト(LED122)の光量は標準光量に設定される。
遷移不足率予測部2で透過率が所定時間で最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する場合には、選択バックライト制御値R3は1より大きな値となる。そのため、そのような場合には、液晶素子間で共通の低下率(選択バックライト制御値R3の逆数;遷移率)で最終目標値を低下させることにより得られる、所定時間で到達可能な透過率の値が目標値に設定される。そして、バックライトの光量は、標準光量に上記低下率の逆数(遷移不足率)を乗算した光量に増される。
なお、上述したように、本実施例では、上記制御はブロックごとに行われる。即ち、透過率が所定時間で最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する場合に、該液晶素子が存在する領域内の液晶素子の目標値として、最終目標値を低下率で低下させた値が設定される。そして、透過率が所定時間で目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する領域に対応する光源の光量が、標準光量に低下率の逆数を乗算した光量に増される。
以上の動作の概念図を図9(A)〜(E)および図10(A)〜(E)に示す。
図9(A)〜(E)および図10(A)〜(E)は、或る液晶素子に対する各制御値のプロファイルを示しており、いずれのプロファイルも横軸は時間を示す。
図9(A)に示すように、目標輝度値が100%に近い値に増加した場合、理想的なオーバードライブ電圧(電圧制御値)、即ち、1フレーム期間で透過率を目標輝度値に対応する透過率へ遷移させるための電圧制御値は液晶ドライバの動作範囲を超えてしまう。そのため、一般的なオーバードライブ駆動では、オーバードライブ電圧は液晶ドライバの印加可能な最大電圧に制限される(図9(B))。その結果、液晶素子の透過率は1フレーム期間内で目標輝度値に対応する透過率(最終目標値)まで遷移されない(図9(C))。即ち、1フレーム期間よりも長い時間をかけて最終目標値へ遷移することになる。このとき、従来の構成では、バックライトモジュールは一様に発光している(図9(D))。そのため、表示装置で観察される実際の輝度は、図9(E)の実質輝度プロファイルに示すように、透過率が最終目標値に達しないフレームで低い値となる。このような輝度の不足は、観察者に動きぼやけとして認識される。
本実施例によれば、上述した状況(図9(A)〜(C)の状況)でも動きぼやけを軽減することができる。図10(A)〜(C)は図9(A)〜(C)と同様のため、その説明は省略する。本実施例では、透過率の不足分(遷移不足率)が遷移不足率予測部2で予測され、予測された透過率の不足分を補うよう、バックライトの輝度がゲインアップされる(図10(D))。表示装置で観察される実際の輝度はバックライトの輝度と液晶素子の透過率で決まるため、図10(E)の実線で示すように、観察者には、液晶素子の透過率が十分な速さで最終目標値まで遷移した場合と同等の輝度が観察される(破線は従来の遷移を示す)。それにより、図10(A)〜(C)(図9(A)〜(C))のような状況においても、動きぼやけを軽減することができる。
ただし、本実施例で想定しているバックライトモジュールでは赤、緑、青の液晶素子の光源として共通の白色LED光源が用いられるため、同一のブロックに属する赤、緑、青の液晶素子間でバックライトの輝度は共通の値となる。そのため、同一のブロックに属する液晶素子で最もバックライトのゲインアップが必要な液晶素子にあわせて当該ブロックのバックライト制御値を定めることが好ましい(ブロックゲイン算出部3)。他の液晶素子では、定めたバックライト制御値によるゲインアップ分を相殺するように、それぞれの目標透過率を再設定することが好ましい(目標透過率設定部5)。本実施例では、ブロック内の各液晶素子の目標透過率として、該ブロック内の液晶素子間で共通の低下率で最終目標値を低下した値が設定される。それにより、定めたバックライト制御値によるゲインアップ分を相殺するように、バックライトのゲインアップが不要な液晶素子の目標透過率が設定される。
このときの、バックライトのゲインアップが不要な液晶素子の駆動例を図11(A)〜(E)を用いて説明する。図11(A)〜(E)には、比較のために図10(A)〜(E)の値も併せて示している。
ゲインアップが不要な液晶素子の目標輝度値が図11(A)の黒丸のように変化する場合(変化量が小さい場合)、この液晶素子では透過率の遷移不足は発生しない。しかし、ゲインアップが必要な液晶素子で発生する遷移不足を補うためにバックライトの点灯レベルが図11(D)に示すようにゲインアップされる。そこで、ゲインアップが不要な液晶素子に対しては、該ゲインアップ分を相殺するように目標透過率設定部5にて低めの透過率が設定される。その時の電圧制御値は図11(B)の一点鎖線で示した波形となり、また透過率は図11(C)の一点鎖線で示した波形となる。このとき、実質輝度プロファイルは図11(E)の一点鎖線で示したような波形となり、各色成分の色バランスは元の映像信号を反映した色バランスとなり、色ずれの発生を抑制することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、透過率が所定時間で最終目標値に到達しないと
判断された液晶素子が存在する場合には、液晶素子間で共通の低下率で最終目標値を低下させることにより得られる、所定時間で到達可能な透過率の値が目標値に設定される。そして、バックライトの光量は、標準光量に上記低下率の逆数を乗算した光量に増される。具体的には、所定時間後の透過率の不足分がバックライトの光量を増すことで補われ、所定時間で輝度値を目標輝度値に遷移させることができる。その結果、ぼやけの少ない高品質な動画表示を行うことができる。また、本実施例では、電圧制御値の取りうる範囲は制限されないため、階調性は低下されない。
なお、本実施例はバックライトブリンキング技術と組み合わせることもできる。その場合における装置の動作の概念図を図12(A)〜(C)に示す。図12(A)は、図10(C)と同様のため、説明は省略する。バックライトドライバ9は、図12(B)に示すように、1フレーム期間の前半ではバックライトを消灯して(バックライト点灯レベルを0%にし)、1フレーム期間の後半でバックライト制御値R300に基づいたLED駆動信号R9を出力する。その他の構成および制御は本実施例と同様である。このような制御をした場合の実質輝度プロファイルは、図12(C)の実線となる(破線は従来の遷移を示す)。は、そのようにこうすることでより動きぼやけの少ない表示が可能となる。
なお、本実施例では、バックライトが複数の光源からなる場合について説明したが、バックライトの光源は1つであってもよい。例えば、1つのLEDランプを光源とする液晶プロジェクターにも本実施例を適用することが可能である。その場合は、本実施例における表示パネルの区分数を1、すなわちバックライト制御値を画面全体で共通の値とすればよい。その他の構成および制御は本実施例と同様とすればよい。
なお、本実施例では、遷移率Trの最小値を低下率とする構成とした。そのため、輝度信号に対応する透過率である最終目標値が現在の透過率よりも高い全ての液晶素子に対して、所定時間で到達可能な透過率を目標値として設定することが可能となる。但し、この構成に限らない。遷移不足率予測部2で透過率が所定時間で最終目標値に到達しないと判断された液晶素子の遷移率Tr(最小値ではない)を低下率として設定してもよい。そのような構成にすれば、輝度信号に対応する透過率である最終目標値が現在の透過率よりも高い一部の液晶素子に対して、所定時間で到達可能な透過率を目標値として設定することが可能となる。そのため、上記効果に準じた効果(動きぼやけの抑制効果)を得ることができる。また、遷移率Trとは別に低下率が設定されてもよい。所定時間で到達可能な透過率を目標値として設定することが可能な低下率であれば、上記効果に準じた効果を得ることができる。
<実施例2>
本実施例では、バックライトモジュールが、複数の色成分(輝度信号の色成分)に対応する複数の光源を有する場合について説明する。なお、複数の色成分の複数の光源を1つの光源として実施例1と同様の構成とすることも可能であるが、本実施例では、液晶素子および光源を色成分毎に独立して制御する。実施例2に係る画像表示装置の構成を図13に示す。
ブロックゲイン算出部(赤)131は、赤成分遷移不足率R2を入力して、バックライト制御値(赤)R1311および選択バックライト制御値(赤)R1312を出力する。ブロックゲイン算出部(赤)131の動作はブロックゲイン算出部3とほぼ同様であるが、ゲインを決めるために参照する液晶素子は赤成分に対応する液晶素子のみである。
ブロックゲイン算出部(緑)132、も同様に緑成分遷移不足率R22を入力して、バックライト制御値(緑)R1321と選択バックライト制御値(緑)R1322を出力する。
ブロックゲイン算出部(青)133、も同様に青成分遷移不足率R32を入力して、バックライト制御値(青)R1331と選択バックライト制御値(青)R1332を出力する。
バックライトドライバ(赤)191はバックライト制御値R1311に基づいて、バックライトモジュール112の赤色LED1221を駆動するLED駆動信号(赤)R191を出力する。
バックライトドライバ(緑)192も同様にバックライト制御値R1321に基づいて、バックライトモジュール112の緑色LED1222を駆動するLED駆動信号(緑)R192を出力する。
バックライトドライバ(青)193も同様にバックライト制御値R1331に基づいて、バックライトモジュール112の青色LED1223を駆動するLED駆動信号(青)R193を出力する。
RGBバックライトモジュール112の構造の俯瞰図を図14に示す。バックライトモジュール12の構造とほぼ同一であるが、光源としてそれぞれのブロックに赤緑青3種の発光ダイオードが配置されている。赤色LED1221は、LED駆動信号(赤)R191に従って発光する。緑色LED1222は、LED駆動信号(緑)R192に従って発光する。青色LED1223は、LED駆動信号(青)R192に従って発光する。
その他の構成部材、制御等は実施例1に示した画像表示装置と同様である。
なお、他の構成は、実施例1と同様とする。
上記構成により、本実施例では、透過率が所定時間で最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する場合に、該液晶素子の色成分に対応する液晶素子の目標値として、最終目標値を低下率で低下させた値が設定される。そして、透過率が所定の時間で目標値に到達しないと判断された液晶素子の色成分に対応する光源の光量が、標準光量に低下率の逆数を乗算した光量に増される。
実施例2に係る画像表示装置の動作の概念図を図15(A)〜(E)に示す。
図15(A)の白丸は、遷移不足が発生する目標輝度値の変化を示す。図15(A)の黒丸は、遷移不足が発生しない目標輝度値の変化であって、白丸の液晶素子とは色成分が異なる液晶素子の目標輝度値の変化を示す。図15(B)〜(E)の破線、一点鎖線は、それぞれ、図15(A)の白丸の液晶素子の値、黒丸の液晶素子の値である。本実施例では、図15(D)に示すように、或る色成分の液晶素子で遷移不足が発生しても、その色成分に対応するバックライトの制御は、他の色成分に対応するバックライトの制御に影響しない。また、各液晶素子の電圧制御値は図15(B)に示すように制御され、液晶透過率は図15(C)に示すように制御される。そして、実質輝度プロファイルは、図15(E)に示したように変化する。即ち、実施例1における動作概念図の図11と比較すると、実施例2の場合は黒丸で示した色成分の輝度プロファイルが滑らかに変化していることがわかる。すなわち、遷移不足が発生する色成分の実際の輝度値は、実施例1と同様となり、遷移不足が発生しない色成分の実際の輝度値は、実施例1よりも滑らかに変化させることができる。
なお、実施例2の構成は、実施例1の構成に比べ必要なコストが高くなるので、特に高品位な装置を構成する必要がある場合に用いると良い。
なお、実施例1,2では、透過型液晶の場合を例に挙げて説明したが、反射型液晶(太陽光など自然の光を反射するもの、画面前面に光源を配置するフロントライト型、画面横に光源を配置するサイドライト型等)であっても適用可能である。実施例1,2において記載した「透過率」を「反射率」に置き換えると、反射型液晶でも実現可能である。また、半透過型液晶(透過型液晶と反射型液晶の特長を併せ持ったもの)であってもよく、その場合は、透過率と反射率の合計値を用いればよい。また、液晶に限定されるものではなく、ブラウン管やDLP(Digital Light Processing:デジタルミラーデバイスを用いた映像表示システム)であってもよい。
1 赤成分駆動制御値決定部
2 遷移不足率予測部
3 ブロックゲイン算出部
9 バックライトドライバ
10 液晶ドライバ
11 液晶パネル
12 バックライトモジュール
21 緑成分駆動制御値決定部
31 青成分駆動制御値決定部

Claims (6)

  1. 複数の液晶素子を有する液晶パネルと、
    前記液晶パネルの背面側に設けられた光源と、
    入力された輝度信号に基づいて前記複数の液晶素子を制御することにより、前記光源からの光の透過率を目標値に遷移させる素子制御手段と、
    前記輝度信号に対応する透過率である最終目標値が現在の透過率よりも高い液晶素子に対して、その液晶素子の透過率が所定時間で前記最終目標値に到達するか否かを判断する判断手段と、
    前記光源の光量を制御する光源制御手段と、
    を有し、
    前記判断手段で透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在しない場合に、前記素子制御手段は、前記最終目標値を前記目標値に設定し、前記光源制御手段は、前記光源の光量を標準光量に設定し、
    前記判断手段で透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する場合に、前記素子制御手段は、前記液晶素子間で共通の低下率で前記最終目標値を低下させることにより得られる、前記所定時間で到達可能な透過率の値を前記目標値に設定し、前記光源制御手段は、前記光源の光量を前記標準光量に前記低下率の逆数を乗算した光量に増す制御を行う
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記低下率は、前記判断手段で透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された液晶素子の、該最終目標値に対する前記所定時間で到達する透過率の割合である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記低下率は、前記判断手段で透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された複数の液晶素子の前記割合の最小値である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記液晶パネルは複数の領域に区分されており、
    前記光源は、前記複数の領域に対応する複数の光源であり、
    前記判断手段で透過率が前記所定時間で最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する場合に、前記素子制御手段は、該液晶素子が存在する領域内の液晶素子の目標値として、前記最終目標値を前記低下率で低下させた値を設定し、前記光源制御手段は、前記判断手段で透過率が前記所定時間で目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する領域に対応する光源の光量を、前記標準光量に前記低下率の逆数を乗算した光量に増す制御を行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記輝度信号は、色成分毎の信号であり、
    前記液晶パネルは、複数の色成分に対応する複数の液晶素子を有しており、
    前記光源は、前記複数の色成分に対応する複数の光源であり、
    前記判断手段で透過率が前記所定時間で最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する場合に、前記素子制御手段は、該液晶素子の色成分に対応する液晶素子の目標値として、前記最終目標値を前記低下率で低下させた値を設定し、前記光源制御手段は、前記透過率が前記所定の時間で前記目標値に到達しないと判断された液晶素子の色成分に対応する光源の光量を、前記標準光量に前記低下率の逆数を乗算した光量に増す制御を行う
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 複数の液晶素子を有する液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に設けられた光源と、を有する画像表示装置の制御方法であって、
    入力された輝度信号に基づいて前記複数の液晶素子を制御することにより、前記光源からの光の透過率を目標値に遷移させる素子制御ステップと、
    前記輝度信号に対応する透過率である最終目標値が現在の透過率よりも高い液晶素子に対して、その液晶素子の透過率が所定時間で前記最終目標値に到達するか否かを判断する判断ステップと、
    前記光源の光量を制御する光源制御ステップと、
    を有し、
    前記判断ステップで透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在しない場合に、前記素子制御ステップでは、前記最終目標値を前記目標値に設定し、前記光源制御ステップでは、前記光源の光量を標準光量に設定し、
    前記判断ステップで透過率が前記所定時間で前記最終目標値に到達しないと判断された液晶素子が存在する場合に、前記素子制御ステップでは、前記液晶素子間で共通の低下率で前記最終目標値を低下させることにより得られる、前記所定時間で到達可能な透過率の値を前記目標値に設定し、前記光源制御ステップでは、前記光源の光量を前記標準光量に前記低下率の逆数を乗算した光量に増す制御を行う
    ことを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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