JP2012162978A - 路面設置型灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】路面およびその上側の空間の両方を明るく照らす路面設置型灯具を提供する。
【解決手段】LED光源1と、LED光源1から放射された光を集光させる楕円系反射面2a1,2b1を有するリフレクタ部2a,2bと、楕円系反射面2a1,2b1からの反射光を投影する投影レンズ3a,3bとを具備し、楕円系反射面2a1,2b1の第1焦点の近傍にLED光源1を配置し、楕円系反射面2a1の第2焦点f2aをLED光源1と投影レンズ3aとの間に配置し、楕円系反射面2b1の第2焦点f2bをLED光源1と投影レンズ3bとの間に配置し、投影レンズ3aから照射される光の主光軸線L1aと投影レンズ3bから照射される光の主光軸線L1bとを互いに逆向きに指向させ、投影レンズ3a,3bからの光L1a',L1b'を路面10に照射し、投影レンズ3a,3bからの光L1a",L1b"を路面10よりも上側の空間に照射する。
【選択図】図4

Description

本発明は、光源から放射された光が、リフレクタの楕円系反射面によって集光せしめられ、次いで、投影レンズを介して照射される路面設置型灯具に関し、特には、路面およびその上側の空間の両方を明るく照らすことができる路面設置型灯具に関する。
詳細には、本発明は、路面設置型灯具の一方の側の路面およびその上側の空間を明るく照らすと共に、路面設置型灯具の他方の側の路面およびその上側の空間を明るく照らすことができる路面設置型灯具に関する。
従来から、光源と、光源から放射された光を集光させるための楕円系反射面を有するリフレクタと、リフレクタの楕円系反射面からの反射光を投影するための投影レンズとを具備し、リフレクタの楕円系反射面の第1焦点の近傍に光源を配置し、リフレクタの楕円系反射面の第2焦点を光源と投影レンズとの間に配置した路面設置型灯具が知られている。
この種の路面設置型灯具の例としては、例えば特公昭61−12042号公報の図2に記載されたものがある。特公昭61−12042号公報の図2に記載された路面設置型灯具では、楕円系反射面を有するリフレクタを用いることにより、放物系反射面を有するリフレクタが用いられる特公昭61−12042号公報の図3に記載された路面設置型灯具よりも、光の利用効率が向上せしめられている。
ところで、特公昭61−12042号公報の図2に記載された路面設置型灯具は、路面標識灯として用いられている。詳細には、例えば滑走路上の飛行機を誘導するための路面標識灯として用いられている。
そのため、特公昭61−12042号公報の図2に記載された路面設置型灯具では、投影レンズからの光のすべてが路面よりも上側の空間に向かって照射される。その結果、特公昭61−12042号公報の図2に記載された路面設置型灯具では、投影レンズからの光によって路面自体を明るく照らすことができない。
特公昭61−12042号公報の図2
前記問題点に鑑み、本発明は、路面およびその上側の空間の両方を明るく照らすことができる路面設置型灯具を提供することを目的とする。
詳細には、本発明は、路面設置型灯具の一方の側の路面およびその上側の空間を明るく照らすと共に、路面設置型灯具の他方の側の路面およびその上側の空間を明るく照らすことができる路面設置型灯具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1LED光源と、第1LED光源から放射された光を集光させるための楕円系反射面を有する第1リフレクタと、第1リフレクタの楕円系反射面からの反射光を投影するための第1投影レンズと、第1LED光源から放射された光を集光させるための楕円系反射面を有する第2リフレクタと、第2リフレクタの楕円系反射面からの反射光を投影するための第2投影レンズとを具備し、
第1リフレクタの楕円系反射面の第1焦点の近傍であって、第2リフレクタの楕円系反射面の第1焦点の近傍に第1LED光源を配置し、第1リフレクタの楕円系反射面の第2焦点を第1LED光源と第1投影レンズとの間に配置し、第2リフレクタの楕円系反射面の第2焦点を第1LED光源と第2投影レンズとの間に配置し、
第1投影レンズから照射される光の主光軸線を、第2投影レンズから照射される光の主光軸線とは逆向きに指向させ、
第1投影レンズから照射される光の主光軸線と第2投影レンズから照射される光の主光軸線とを含む鉛直面上に第1LED光源を配置し、
第1投影レンズからの光の一部および第2投影レンズからの光の一部を路面に照射し、
第1投影レンズからの光の一部および第2投影レンズからの光の一部を路面よりも上側の空間に照射することを特徴とする路面設置型灯具が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、共用の第1LED光源によって、第1リフレクタ・第1投影レンズ用LED光源と、第2リフレクタ・第2投影レンズ用LED光源とを構成したことを特徴とする請求項1に記載の路面設置型灯具が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、第1リフレクタおよび第2リフレクタを一部材によって構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の路面設置型灯具が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、第2光源と、第2光源から放射された光を反射するための反射面を有する第3リフレクタと、第3リフレクタの反射面からの反射光を拡散させるためのレンズカット部を有する第3レンズと、第3光源と、第3光源から放射された光を反射するための反射面を有する第4リフレクタと、第4リフレクタの反射面からの反射光を拡散させるためのレンズカット部を有する第4レンズとを具備し、
第3レンズから照射される光の主光軸線を、第1投影レンズから照射される光の主光軸線と第2投影レンズから照射される光の主光軸線とを含む鉛直面を隔てて一方の側に指向させ、
第4レンズから照射される光の主光軸線を、第3レンズから照射される光の主光軸線とは逆向きに指向させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の路面設置型灯具が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、路面設置型灯具の底板上に第1LED光源を配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の路面設置型灯具が提供される。
請求項1に記載の路面設置型灯具では、第1LED光源と、第1LED光源から放射された光を集光させるための楕円系反射面を有する第1リフレクタと、第1リフレクタの楕円系反射面からの反射光を投影するための第1投影レンズとが設けられている。更に、第1LED光源が第1リフレクタの楕円系反射面の第1焦点の近傍に配置され、第1リフレクタの楕円系反射面の第2焦点が、第1LED光源と第1投影レンズとの間に配置されている。
また、請求項1に記載の路面設置型灯具では、第1LED光源から放射された光を集光させるための楕円系反射面を有する第2リフレクタと、第2リフレクタの楕円系反射面からの反射光を投影するための第2投影レンズとが設けられている。更に、第1LED光源が第2リフレクタの楕円系反射面の第1焦点の近傍に配置され、第2リフレクタの楕円系反射面の第2焦点が、第1LED光源と第2投影レンズとの間に配置されている。
更に、請求項1に記載の路面設置型灯具では、第1投影レンズから照射される光の主光軸線が、第2投影レンズから照射される光の主光軸線とは逆向きに指向せしめられている。また、第1投影レンズから照射される光の主光軸線と第2投影レンズから照射される光の主光軸線とを含む鉛直面上に第1LED光源が配置されている。
詳細には、請求項1に記載の路面設置型灯具では、第1投影レンズからの光が、第1投影レンズの側の路面に照射されると共に、その路面よりも上側の空間に照射される。
そのため、請求項1に記載の路面設置型灯具によれば、第1投影レンズの側の路面およびその上側の空間を明るく照らすことができる。
また、請求項1に記載の路面設置型灯具では、第2投影レンズからの光が、第1投影レンズの反対側の第2投影レンズの側の路面に照射されると共に、その路面よりも上側の空間に照射される。
そのため、請求項1に記載の路面設置型灯具によれば、第1投影レンズの反対側の第2投影レンズの側の路面およびその上側の空間を明るく照らすことができる。
つまり、請求項1に記載の路面設置型灯具によれば、第1投影レンズの側の路面およびその上側の空間を明るく照らすと共に、第1投影レンズの反対側の第2投影レンズの側の路面およびその上側の空間を明るく照らすことができる。
その結果、請求項1に記載の路面設置型灯具によれば、例えば特公昭61−12042号公報の図2に記載された単なる路面標識灯とは異なり、路面設置型灯具から照射される光によって、道路の走行車両、歩行者等が道路前方にある危険物、障害物等を早期に発見することができる。
詳細には、請求項1に記載の路面設置型灯具によれば、道路の走行車両の前照灯からの光が届かない程度に走行車両から離れている位置の路面状況を、路面設置型灯具から照射される光によってある程度把握することができる。
請求項2に記載の路面設置型灯具では、共用の第1LED光源によって、第1リフレクタ・第1投影レンズ用LED光源と、第2リフレクタ・第2投影レンズ用LED光源とが構成されている。つまり、請求項2に記載の路面設置型灯具では、第1リフレクタ・第1投影レンズ用LED光源と、第2リフレクタ・第2投影レンズ用LED光源とが兼用されている。そのため、請求項2に記載の路面設置型灯具によれば、第1リフレクタ・第1投影レンズ用LED光源と、第2リフレクタ・第2投影レンズ用LED光源とが別個に設けられている場合よりも、路面設置型灯具全体のコストを抑制することができる。
請求項3に記載の路面設置型灯具では、第1リフレクタおよび第2リフレクタが一部材によって構成されている。そのため、請求項3に記載の路面設置型灯具によれば、第1リフレクタと第2リフレクタとが別個の部材によって構成されている場合よりも、路面設置型灯具の組立コストを抑制することができる。
請求項4に記載の路面設置型灯具では、第2光源から放射された光が、第3リフレクタの反射面によって反射され、次いで、第3レンズのレンズカット部によって拡散せしめられて照射される。
詳細には、請求項4に記載の路面設置型灯具では、第3レンズから照射される光の主光軸線が、第1投影レンズから照射される光の主光軸線と第2投影レンズから照射される光の主光軸線とを含む鉛直面を隔てて一方の側に指向せしめられている。
更に、請求項4に記載の路面設置型灯具では、第3光源から放射された光が、第4リフレクタの反射面によって反射され、次いで、第4レンズのレンズカット部によって拡散せしめられて照射される。
詳細には、請求項4に記載の路面設置型灯具では、第4レンズから照射される光の主光軸線が、第3レンズから照射される光の主光軸線とは逆向きに指向せしめられている。
そのため、請求項4に記載の路面設置型灯具によれば、第3レンズから照射される光によって、第1投影レンズから照射される光の主光軸線と第2投影レンズから照射される光の主光軸線とを含む鉛直面を隔てて一方の側の走行車両、歩行者等に路面設置型灯具を認識させることができる。更に、第4レンズから照射される光によって、第1投影レンズから照射される光の主光軸線と第2投影レンズから照射される光の主光軸線とを含む鉛直面を隔てて他方の側の走行車両、歩行者等に路面設置型灯具を認識させることができる。
請求項5に記載の路面設置型灯具では、第1LED光源が路面設置型灯具の底板上に配置されている。つまり、請求項5に記載の路面設置型灯具では、第1LED光源が路面設置型灯具の最も低い位置に配置されている。そのため、請求項5に記載の路面設置型灯具によれば、第1LED光源が路面設置型灯具の比較的高い位置に配置されている場合よりも、路面設置型灯具の高さ方向寸法を抑制することができる。
第1の実施形態の路面設置型灯具100の斜視図である。 図1中の底板4およびハウジング5を透視して見た斜視図である。 図1中の底板4およびハウジング5を透視して図2とは別の角度から見た斜視図である。 投影レンズ3aから照射される光L1a’,L1a”の主光軸線L1aと、投影レンズ3bから照射される光L1b’,L1b”の主光軸線L1bとを含む鉛直面に沿った第1の実施形態の路面設置型灯具100の断面図である。 レンズ13aから照射される光の主光軸線L11aと、レンズ13bから照射される光の主光軸線L11bとを含む鉛直面に沿った第1の実施形態の路面設置型灯具100の断面図である。 左カーブの道路のセンターラインCL上に複数の路面設置型灯具100が配列された状況を示した斜視図である。
以下、本発明の路面設置型灯具の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の路面設置型灯具100の斜視図、図2は図1中の底板4およびハウジング5を透視して見た斜視図、図3は図1中の底板4およびハウジング5を透視して図2とは別の角度から見た斜視図である。図4は投影レンズ3aから照射される光L1a’,L1a”の主光軸線L1aと、投影レンズ3bから照射される光L1b’,L1b”の主光軸線L1bとを含む鉛直面に沿った第1の実施形態の路面設置型灯具100の断面図である。図5はレンズ13aから照射される光の主光軸線L11aと、レンズ13bから照射される光の主光軸線L11bとを含む鉛直面に沿った第1の実施形態の路面設置型灯具100の断面図である。図6は左カーブの道路のセンターラインCL上に複数の路面設置型灯具100が配列された状況を示した斜視図である。
第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4に示すように、LED光源1が路面設置型灯具100の底板4上に配置されている。
第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4に示すように、LED光源1が、リフレクタ2の第1リフレクタ部2aの楕円系反射面2a1の第1焦点の近傍に配置されると共に、リフレクタ2の第2リフレクタ部2bの楕円系反射面2b1の第1焦点の近傍に配置されている。
詳細には、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4に示すように、LED光源1から放射された光の一部が、第1リフレクタ部2aの楕円系反射面2a1によって反射され、楕円系反射面2a1の第2焦点f2aの近傍に集光せしめられる。次いで、楕円系反射面2a1の第2焦点f2aの近傍から放射状に広がりながら進む楕円系反射面2a1からの反射光が、投影レンズ3aによって集光せしめられ、まとまりのある光L1a’,L1a”としてセンターラインCLの右側の車線(図6参照)に照射される。
また、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4に示すように、LED光源1から放射された光の一部が、第2リフレクタ部2bの楕円系反射面2b1によって反射され、楕円系反射面2b1の第2焦点f2bの近傍に集光せしめられる。次いで、楕円系反射面2b1の第2焦点f2bの近傍から放射状に広がりながら進む楕円系反射面2b1からの反射光が、投影レンズ3bによって集光せしめられ、まとまりのある光L1b’,L1b”としてセンターラインCLの左側の車線(図6参照)に照射される。
つまり、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4および図6に示すように、投影レンズ3aから照射される光L1a’,L1a”の主光軸線L1aが、道路のセンターラインCLに対して概略直交する向きであって道路のセンターラインCLの右側(図4および図6の右側)の車線に指向せしめられている。詳細には、投影レンズ3aからの光L1a’が、道路のセンターラインCLの右側の車線の路面10に照射されると共に、投影レンズ3aからの光L1a”が、その路面10よりも上側の空間に照射される。そのため、第1の実施形態の路面設置型灯具100によれば、道路のセンターラインCLの右側の車線の路面10およびその上側の空間を明るく照らすことができる。
また、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4および図6に示すように、投影レンズ3bから照射される光L1b’,L1b”の主光軸線L1bが、道路のセンターラインCLに対して概略直交する向きであって道路のセンターラインCLの左側(図4および図6の左側)の車線に指向せしめられている。詳細には、投影レンズ3bからの光L1b’が、道路のセンターラインCLの左側の車線の路面10に照射されると共に、投影レンズ3bからの光L1b”が、その路面10よりも上側の空間に照射される。そのため、第1の実施形態の路面設置型灯具100によれば、道路のセンターラインCLの左側の車線の路面10およびその上側の空間を明るく照らすことができる。
その結果、第1の実施形態の路面設置型灯具100によれば、例えば特公昭61−12042号公報の図2に記載された単なる路面標識灯とは異なり、路面設置型灯具100から照射される光L1a’,L1a”,L1b’,L1b”によって、道路の走行車両、歩行者等が道路前方にある危険物、障害物等を早期に発見することができる。
詳細には、第1の実施形態の路面設置型灯具100によれば、道路の走行車両の前照灯からの光が届かない程度に走行車両から離れている位置の路面10の状況を、路面設置型灯具100から照射される光L1a’,L1a”,L1b’,L1b”によってある程度把握することができる。
更に、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4に示すように、第1リフレクタ部2a・投影レンズ3a用LED光源、および、第2リフレクタ部2b・投影レンズ3b用LED光源として、共用のLED光源1が用いられている。つまり、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、第1リフレクタ部2a・投影レンズ3a用LED光源1と、第2リフレクタ部2b・投影レンズ3b用LED光源1とが兼用されている。そのため、第1の実施形態の路面設置型灯具100によれば、第1リフレクタ部2a・投影レンズ3a用LED光源と、第2リフレクタ部2b・投影レンズ3b用LED光源とが別個に設けられている場合よりも、路面設置型灯具100全体のコストを抑制することができる。
また、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図2、図3および図4に示すように、第1リフレクタ部2aおよび第2リフレクタ部2bが一部材のリフレクタ2として構成されている。そのため、第1の実施形態の路面設置型灯具100によれば、第1リフレクタ部2aと第2リフレクタ部2bとが別個のリフレクタとして構成されている場合よりも、路面設置型灯具100の組立コストを抑制することができる。
詳細には、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4に示すように、第1リフレクタ部2aの楕円系反射面2a1からの反射光を透過させるため、および、投影レンズ3aを取り付けるための開口5aが、ハウジング5に形成されている。また、第2リフレクタ部2bの楕円系反射面2b1からの反射光を透過させるため、および、投影レンズ3bを取り付けるための開口5bが、ハウジング5に形成されている。
更に、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図5に示すように、例えばLEDのような光源11aが幅狭の(図5の手前−奥側方向の寸法が小さい)板状部材6a上に配置され、その板状部材6aが路面設置型灯具100の底板4上に配置されている。また、例えばLEDのような光源11bが幅狭の(図5の手前−奥側方向の寸法が小さい)板状部材6b上に配置され、その板状部材6bが路面設置型灯具100の底板4上に配置されている。第1の実施形態の路面設置型灯具100では、光源11a,11bとして例えば赤色系、黄色系などのLEDが用いられているが、第2の実施形態の路面設置型灯具では、代わりに、例えば電球などのようなLED以外のものを光源11a,11bとして用いることも可能である。
第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図5に示すように、光源11aが、リフレクタ12aの放物系反射面12a1の焦点の近傍に配置されると共に、光源11bが、リフレクタ12bの放物系反射面12b1の焦点の近傍に配置されている。
更に、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図5に示すように、光源11aから放射された光の一部が、リフレクタ12aの放物系反射面12a1によって反射される。次いで、放物系反射面12a1からの概略水平な反射光が、レンズ13aのレンズカット部13a1によって拡散せしめられて照射される。詳細には、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、レンズ13aから照射される光の主光軸線L11aが、道路のセンターラインCLに概略平行な一方の向き(図6の上向き)に指向せしめられている。
また、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図5に示すように、光源11bから放射された光の一部が、リフレクタ12bの放物系反射面12b1によって反射される。次いで、放物系反射面12b1からの概略水平な反射光が、レンズ13bのレンズカット部13b1によって拡散せしめられて照射される。詳細には、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、レンズ13bから照射される光の主光軸線L11bが、レンズ13aから照射される光の主光軸線L11aとは逆向き(図6の下向き)に指向せしめられている。
そのため、第1の実施形態の路面設置型灯具100によれば、レンズ13aから照射される光によって、図6の下向きに走行する車両、図6の下向きに歩行する歩行者等に道路のセンターラインCLを認識させることができる。更に、レンズ13bから照射される光によって、図6の上向きに走行する車両、図6の上向きに歩行する歩行者等に道路のセンターラインCLを認識させることができる。
詳細には、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図5に示すように、リフレクタ12aの放物系反射面12a1からの反射光を透過させるため、および、レンズ13aを取り付けるための開口5cが、ハウジング5に形成されている。また、リフレクタ12bの放物系反射面12b1からの反射光を透過させるため、および、レンズ13bを取り付けるための開口5dが、ハウジング5に形成されている。
第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図6の下向きに走行する車両に道路のセンターラインCLを認識させるために、図5に示すように、光源11aと、リフレクタ12aと、レンズ13aとが設けられているが、第3の実施形態の路面設置型灯具では、光源11aとリフレクタ12aとレンズ13aとを省略し、代わりに、図5中のレンズ13aの位置にリフレックスリフレクタを配置することも可能である。第3の実施形態の路面設置型灯具100によれば、そのリフレックスリフレクタからの反射光によって、図6の下向きに走行する車両に道路のセンターラインCLを認識させることができる。
同様に、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図6の上向きに走行する車両に道路のセンターラインCLを認識させるために、図5に示すように、光源11bと、リフレクタ12bと、レンズ13bとが設けられているが、第3の実施形態の路面設置型灯具では、光源11bとリフレクタ12bとレンズ13bとを省略し、代わりに、図5中のレンズ13bの位置にリフレックスリフレクタを配置することも可能である。第3の実施形態の路面設置型灯具100によれば、そのリフレックスリフレクタからの反射光によって、図6の上向きに走行する車両に道路のセンターラインCLを認識させることができる。
更に、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4に示すように、LED光源1が路面設置型灯具100の底板4上に配置されている。つまり、LED光源1が路面設置型灯具100の最も低い位置に配置されている。そのため、第1の実施形態の路面設置型灯具100によれば、LED光源1が路面設置型灯具100の比較的高い位置に配置されている場合よりも、路面設置型灯具100の高さ方向寸法を抑制することができる。
また、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、図4に示すように、第1リフレクタ部2aおよび投影レンズ3aと、第2リフレクタ部2bおよび投影レンズ3bとが、主光軸線L11a,L11b(図5参照)を含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。更に、図5に示すように、光源11a,支持部材6a,リフレクタ12aおよびレンズ13aと、光源11b,支持部材6b,リフレクタ12bおよびレンズ13bとが、主光軸線L1a,L1b(図4参照)を含む鉛直面に対して鏡像関係に構成されている。
詳細には、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、投影レンズ3a,3bが、図4に示すように、鉛直断面内においては凸状に構成されているが、図2および図3に示すように、水平断面内においては、投影レンズ3a,3bの内側表面(光源1の側の表面)と外側表面(光源の反対側の表面)とがほぼ平行になっている。そのため、第1の実施形態の路面設置型灯具100では、楕円系反射面2a1の第2焦点f2aの近傍から水平方向に放射状に広がりながら進む楕円系反射面2a1からの反射光が、投影レンズ3aを透過せしめられ、水平方向に放射状に広がりながら進む光として投影レンズ3aから照射される。また、楕円系反射面2b1の第2焦点f2bの近傍から水平方向に放射状に広がりながら進む楕円系反射面2b1からの反射光が、投影レンズ3bを透過せしめられ、水平方向に放射状に広がりながら進む光として投影レンズ3bから照射される。
第4の実施形態では、上述した第1から第3の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
1 LED光源
2 リフレクタ
2a,2b リフレクタ部
2a1,2b1 楕円系反射面
3a,3b 投影レンズ
4 底板
5 ハウジング
5a,5b,5c,5d 開口
6a,6b 支持部材
10 路面
11a,11b 光源
12a,12b リフレクタ
12a1,12b1 放物系反射面
13a,13b レンズ
13a1,13b1 レンズカット部
100 路面設置型灯具
CL センターライン

Claims (5)

  1. 第1LED光源と、第1LED光源から放射された光を集光させるための楕円系反射面を有する第1リフレクタと、第1リフレクタの楕円系反射面からの反射光を投影するための第1投影レンズと、第1LED光源から放射された光を集光させるための楕円系反射面を有する第2リフレクタと、第2リフレクタの楕円系反射面からの反射光を投影するための第2投影レンズとを具備し、
    第1リフレクタの楕円系反射面の第1焦点の近傍であって、第2リフレクタの楕円系反射面の第1焦点の近傍に第1LED光源を配置し、第1リフレクタの楕円系反射面の第2焦点を第1LED光源と第1投影レンズとの間に配置し、第2リフレクタの楕円系反射面の第2焦点を第1LED光源と第2投影レンズとの間に配置し、
    第1投影レンズから照射される光の主光軸線を、第2投影レンズから照射される光の主光軸線とは逆向きに指向させ、
    第1投影レンズから照射される光の主光軸線と第2投影レンズから照射される光の主光軸線とを含む鉛直面上に第1LED光源を配置し、
    第1投影レンズからの光の一部および第2投影レンズからの光の一部を路面に照射し、
    第1投影レンズからの光の一部および第2投影レンズからの光の一部を路面よりも上側の空間に照射することを特徴とする路面設置型灯具。
  2. 共用の第1LED光源によって、第1リフレクタ・第1投影レンズ用LED光源と、第2リフレクタ・第2投影レンズ用LED光源とを構成したことを特徴とする請求項1に記載の路面設置型灯具。
  3. 第1リフレクタおよび第2リフレクタを一部材によって構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の路面設置型灯具。
  4. 第2光源と、第2光源から放射された光を反射するための反射面を有する第3リフレクタと、第3リフレクタの反射面からの反射光を拡散させるためのレンズカット部を有する第3レンズと、第3光源と、第3光源から放射された光を反射するための反射面を有する第4リフレクタと、第4リフレクタの反射面からの反射光を拡散させるためのレンズカット部を有する第4レンズとを具備し、
    第3レンズから照射される光の主光軸線を、第1投影レンズから照射される光の主光軸線と第2投影レンズから照射される光の主光軸線とを含む鉛直面を隔てて一方の側に指向させ、
    第4レンズから照射される光の主光軸線を、第3レンズから照射される光の主光軸線とは逆向きに指向させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の路面設置型灯具。
  5. 路面設置型灯具の底板上に第1LED光源を配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の路面設置型灯具。
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