JP2012155319A - 表示装置、表示方法及び接続方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】街頭などに設置した表示装置において、特定の者に限定して情報を提供する特定の者に限定して情報を提供する。
【解決手段】表示装置3は、表示部30と、表示部30に、人間に視認させる視認用画像と、人間に視認させない画像である非視認用画像とを表示させる制御部20とを備える。非視認用画像は、所定接続先への接続情報を示す接続画像である。
【選択図】図2
【解決手段】表示装置3は、表示部30と、表示部30に、人間に視認させる視認用画像と、人間に視認させない画像である非視認用画像とを表示させる制御部20とを備える。非視認用画像は、所定接続先への接続情報を示す接続画像である。
【選択図】図2
Description
本発明は、表示装置、表示方法及び接続方法に関するものである。
従来、街頭に設置され、提供者(例えば、広告代理業者)によって提供される情報(例えば、広告用の動画)を表示する表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、街頭に設置される従来の表示装置では、不特定多数の者(例えば、通行人)に情報を提供することができるが、特定の者に限定して情報を提供することができないという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、街頭などに設置した表示装置において、特定の者に限定して表示装置への接続情報等の情報を提供することができる表示装置、表示方法及び接続方法を提供する。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、街頭などに設置した表示装置において、特定の者に限定して表示装置への接続情報等の情報を提供することができる表示装置、表示方法及び接続方法を提供する。
上記問題を解決するために、本発明の一態様である表示装置は、表示部と、前記表示部に、人間に視認させる視認用画像と、人間に視認させない画像である非視認用画像とを表示させる制御部とを備える表示装置において、前記非視認用画像は、所定接続先への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする。
上記表示装置において、前記表示部には、前記非視認用画像として、前記表示装置への接続情報を示す接続画像が表示され、前記表示装置への接続が開始されると、前記非視認用画像として、前記表示装置以外の接続先への接続情報を示す接続画像が表示されるようにしてもよい。
上記表示装置において、前記接続先又は前記表示装置以外の接続先は、前記表示装置によって宣伝を行う団体のサーバであってもよい。
上記表示装置において、前記団体のサーバは、前記視認用画像と前記非視認用画像とを区別して、前記表示装置へ送信するようにしてもよい。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である表示装置は、表示部と、前記表示部に、人間の視覚が応答可能な長さを有しないタイミングで、人間に視認させない画像である非視認用画像を表示させる制御部とを備える表示装置において、前記非視認用画像は、前記表示装置への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする。
上記表示装置において、前記制御部は、前記表示部に、人間の視覚が応答可能な長さを有する第1表示期間の間、人間に視認させる画像である視認用画像を表示させるとともに、前記第1表示期間に続く期間のうち人間の視覚が応答可能な長さを有しない第2表示期間の間、前記非視認用画像を表示させるようにしてもよい。
上記表示装置において、前記接続画像は、二次元バーコードであってもよい。
上記表示装置において、前記接続画像を撮像した撮像装置からの接続要求に応じて、前記撮像装置と通信する通信部を更に備えるようにしてもよい。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である表示方法は、表示部を備える表示装置における表示方法であって、前記表示装置の制御手段が、前記表示部に、人間の視覚が応答可能な長さを有しないタイミングで、人間に視認させない画像である非視認用画像を表示させ、前記非視認用画像は、前記表示装置への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である接続方法は、表示装置と電子機器とを接続する接続方法であって、前記表示装置の表示手段が、人間の視覚が応答可能な長さを有しない表示期間の間、前記表示装置への接続情報を示す接続画像を表示し、前記電子機器の撮像手段が、前記表示手段によって表示された前記接続画像を撮像し、前記電子機器の通信手段が、前記撮像手段によって撮像された前記接続画像によって示される前記接続情報を用いて、前記表示装置に接続要求を送信することを特徴とする。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である表示装置は、不可視光を照射する発光部を有する表示部と、前記表示部を制御する制御部とを備える表示装置において、前記制御部は、人間に視認させない画像である非視認用画像を、前記不可視光を照射する前記発光部を用いて表示させ、前記非視認用画像は、前記表示装置への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする。
上記表示装置において、前記表示部は、可視光を照射する発光部を更に有し、前記制御部は、人間に視認させる画像である視認用画像を、前記可視光を照射する発光部を用いて表示させるようにしてもよい。
上記表示装置において、前記接続画像は、二次元バーコードであってもよい。
上記表示装置において、前記非視認用画像は、前記不可視光に感度を有する撮像装置によって撮像される画像であってもよい。
上記表示装置において、前記接続画像を撮像した撮像装置からの接続要求に応じて、前記撮像装置と通信する通信部を更に備えるようにしてもよい。
上記表示装置において、前記接続画像を撮像した前記撮像装置からの接続要求に応じて、前記撮像装置と通信する通信部を更に備えるようにしてもよい。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である表示方法は、不可視光を照射する発光部を有する表示装置における表示方法であって、前記表示装置の制御手段が、人間に視認させない画像である非視認用画像を、前記不可視光を照射する発光部を用いて表示させ、前記非視認用画像は、前記表示装置への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である接続方法は、表示装置と電子機器とを接続する接続方法であって、前記表示装置の表示手段が、不可視光を照射する発光部を用いて、前記表示装置への接続情報を示す接続画像を表示し、前記電子機器の前記不可視光に感度を有する撮像手段が、前記表示手段によって表示された前記接続画像を撮像し、前記電子機器の通信手段が、前記撮像手段によって撮像された前記接続画像によって示される前記接続情報を用いて、前記表示装置に接続要求を送信することを特徴とする。
本発明によれば、街頭などに設置した表示装置において、特定の者に限定して情報を提供する特定の者に限定して情報を提供することができるようになる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら第1の実施形態について説明する。図1(a)は、第1の実施形態による画像表示システム1の概略構成図である。
以下、図面を参照しながら第1の実施形態について説明する。図1(a)は、第1の実施形態による画像表示システム1の概略構成図である。
画像表示システム1は、図1(a)に示すように、ネットワーク9を介して接続する、表示装置3、電子機器(撮像装置)5、及び、サーバ8から構成されている。ネットワーク9は、例えば、無線LAN、携帯電話網、インターネットなどによって構成されている通信インフラである。
サーバ8は、表示装置3に種々の情報を送信する。例えば、サーバ8は、報知画像、表示装置3に接続するための接続情報を示す接続画像を表示装置3に送信する。報知画像とは、不特定多数の者に報知する情報を示す画像であって、例えば、広告画像、ニュース画像、天気予報画像などである。表示装置3に接続するための接続情報とは、表示装置3に接続するために必要となる、表示装置3のURI(Uniform Resource Identifier)、通信プロトコルなどを示す情報である。接続画像の一例は、接続情報を表現するバーコード(例えば、二次元バーコード)、接続情報を記述した文字、記号の画像である。
なお、報知画像は、人間に視認させる画像である視認用画像(詳細は後述)の一例である。また、接続画像は、人間に視認させない画像である非視認用画像(詳細は後述)の一例である。
なお、報知画像は、人間に視認させる画像である視認用画像(詳細は後述)の一例である。また、接続画像は、人間に視認させない画像である非視認用画像(詳細は後述)の一例である。
表示装置3は、例えば、街頭(屋内又は屋外)に設置されるLEDディスプレイである。表示装置3は、サーバ8から視認用画像及び非視認用画像を受信して表示する。また、表示装置3は、電子機器5から視認用画像を受信して表示する。なお、表示装置3が電子機器5から受信して表示する視認用画像は、例えば、電子機器5のユーザの操作に応じた画像である。電子機器5のユーザの操作に応じた画像とは、電子機器5の本体(筐体)の移動の軌跡に従った(沿った)画像(詳細は後述)、又は、電子機器5の本体の移動の軌跡に従わない(沿わない)画像である。電子機器5の本体の移動の軌跡に従わない画像の一例は、飛沫画像(詳細は後述)である。なお、表示装置3に関する詳細は後述する。
電子機器5は、通信機能を備える携帯型の機器(図1は携帯電話を示しているが通話機能は必須ではない)である。電子機器5は、表示装置3に種々の情報を送信する。例えば、電子機器5は未接続の表示装置3に対し接続要求を送信し、接続中の表示装置3に対し切断要求を送信する。また例えば、電子機器5は、接続中の表示装置3に、ユーザの操作に応じた画像を描画するための描画情報を送信する。即ち、電子機器5は、電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像(詳細は後述)を描画するための描画情報、又は、飛沫画像(詳細は後述)を描画するための描画情報を送信する。なお、電子機器5に関する詳細は後述する。
図2は、表示装置3の機能ブロック図の一例である。図3は、表示装置3が生成する表示信号の一例である。図4は、視認用画像及び非視認用画像の一例である。
表示装置3は、図2に示すように、通信部10、制御部20、及び、表示部30を備える。制御部20は、変換部22、タイミング制御部24、振分部26、及び、複数の駆動部28(28−1、…、28−n)を備える。
まず、表示部30の構造を説明する。表示部30は、図2に示すように、複数の画素31(31−1−1、…、31−n−m)を備える。各画素31は、複数の発光部から構成されている。具体的には、各画素31は、赤色の発光ダイオード(赤色に発光する発光ダイオード、以下、同様)、緑色の発光ダイオード(緑色に発光する発光ダイオード、以下、同様)、青色の発光ダイオード(青色に発光する発光ダイオード、以下、同様)から構成されている。例えば、図2に示すように、画素31−n−mは、赤色の発光ダイオードであるLEDn−m−R、緑色の発光ダイオードであるLEDn−m−G、青色の発光ダイオードであるLEDn−m−Bから構成されている。なお、表示部30の機能、動作などは後述する。
通信部10は、サーバ8又は電子機器5から種々の情報を受信する。例えば、通信部10は、サーバ8から、視認用画像として報知画像、非視認用画像として自表示装置3に接続するための接続情報を示す接続画像を受信する。また例えば、通信部10は、電子機器5から接続要求、切断要求を受信する。また例えば、通信部10は、電子機器5から、視認用画像として、電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像(詳細は後述)を描画するための描画情報、及び、飛沫画像(詳細は後述)を描画するための描画情報を受信する。
通信部10は、サーバ8から視認用画像又は非視認用画像を受信した場合、当該視認用画像又は非視認用画像を変換部22に出力する。また、通信部10は、電子機器5から視認用画像を受信した場合、当該視認用画像を変換部22に出力する。また、通信部10は、電子機器5から接続要求を受信した場合、接続を許可するときは接続応答を電子機器5に送信する。また、通信部10は、電子機器5から切断要求を受信した場合、切断応答を電子機器5に送信する。
変換部22は、通信部10から視認用画像及び非視認用画像を取得する。視認用画像及び非視認用画像を取得した変換部22は、人間の視覚が応答可能な長さを有する時間(第1表示期間とも称する)、視認用画像を表示部30に表示させ、人間の視覚が応答可能な長さを有しない時間(第2表示期間とも称する)、非視認用画像を表示部30に表示させる表示信号(表示部30への出力信号)を生成する。具体的には、変換部22は、タイミング制御部24の制御に従って、第1表示期間の表示信号を、視認用画像を表現した表示信号とし、第2表示期間の表示信号を、非視認用画像を表現する表示信号とする、表示信号を生成する。
例えば、変換部22は、図3に示すように、30分の1秒毎の60分の1秒間の表示信号(AN:N=1、…K)を、視認用画像を表現した表示信号とし、30分の1秒毎の240分の1秒間の表示信号(BN:N=1、…K)を、非視認用画像を表現する表示信号とする、表示信号を生成する。図3において、30分の1秒は、1フレームの時間の一例である。A1、…、Akの夫々は、視認用画像の1コマ分の表示信号である。B1、…、Bkの夫々は、非視認用画像の1コマ分の表示信号である。30分の1秒毎の60分の1秒間は、第1表示期間の一例である。30分の1秒毎の240分の1秒間は、第2表示期間の一例である。図3の例では、1フレームの時間のうちの第1表示期間以外の期間(ブランク期間)の一部の時間を第2表示期間としている。変換部22は、生成した表示信号を振分部26に出力する。
なお、図3に示す例は、変換部22が視認用画像と非視認用画像の両方を通信部10から取得した場合に生成する表示信号を示しているが、変換部22は、視認用画像のみを取得した場合には、視認用画像を表現した表示信号(第1表示期間の表示信号)のみを生成し、非視認用画像のみを取得した場合には、非視認用画像を表現した表示信号(第2表示期間の表示信号)のみを生成する。
なお、上述の如く、変換部22は、第1表示期間の表示信号を、視認用画像を表現した表示信号とし、第2表示期間の表示信号を、非視認用画像を表現した表示信号とするが、第1表示期間の表示信号に視認用画像を表現した表示信号を割り振り、第2表示期間の表示信号に非視認用画像を表現した表示信号を割り振る制御には、種々の方法が考えられる。一例は、非視認用画像に非視認用画像である旨の識別情報を付加しておけば、変換部22は、通信部10から取得した画像が非視認用画像であるか否かを判別できるため、タイミング制御部24の制御(非視認用画像用のタイミング)に従って、第1表示期間の表示信号を、視認用画像を表現した表示信号とし、第2表示期間の表示信号を、非視認用画像を表現した表示信号とすることができる。
タイミング制御部24は、変換部22による視認用画像を表現する表示信号及び非視認用画像を表現する表示信号の生成タイミングを制御する。具体的には、タイミング制御部24は、第1表示期間の表示信号を、視認用画像を表現した表示信号とし、第2表示期間の表示信号を、非視認用画像を表現する表示信号とするためのタイミング情報を変換部22に出力し、上記生成タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部24が、30分の1秒毎の先頭から開始する60分の1秒間の表示信号を、視認用画像を表現する表示信号とし、30分の1秒毎の240分の5.5秒(60分の1秒+240分の1.5秒)から開始する240分の1秒間の表示信号を、非視認用画像を表現する表示信号とするためのタイミング情報を変換部22に出力した場合、変換部22は、図3に示す表示信号を生成する。
振分部26は、シフトレジスタであって、変換部22から表示信号を取得し、変換部22から取得した表示信号を各駆動部28に振り分けて出力する。つまり、振分部26は、各画素31に出力すべき表示信号を、各画素31を駆動させる各駆動部28に振り分けて出力する。図2に示す例では、振分部26は、画素31−1−1〜画素31−1−mに出力すべき表示信号を駆動部28−1に出力し、…、画素31−n−1〜画素31−n−mに出力すべき表示信号を駆動部28−nに出力する。
各駆動部28は、表示部30を制御するドライバICであって、表示部30が備える各画素31を駆動する。具体的には、各駆動部28は、振分部26から取得した表示信号を各画素31に出力する。図2に示す例では、駆動部28−1は、振分部26から取得した表示信号を画素31−1−1〜画素31−1−mに出力し、…、駆動部28−nは、振分部26から取得した表示信号を画素31−n−1〜画素31−n−mに出力する。
表示部30は、複数の画素31を用いて、サーバ8又は電子機器5から送信された視認用画像又は非視認用画像を表示する。つまり、表示部30が備える各画素31は、各駆動部28から、視認用画像を表現する表示信号、又は、非視認用画像を表現する表示信号を取得し、表示信号に応じて発光する。
例えば、表示部30は、図4(a)に示すように、サーバ8から送信された天気予報画像を視認用画像として表示する。また例えば、表示部30は、図4(b)〜(e)に示すように、サーバ8から送信された接続画像である二次元バーコードを非視認用画像として表示する。図4(b)は表示部30の表示面の略全域に二次元バーコードを表示する表示例、図4(c)は表示部30の表示面の中心領域に小さな二次元バーコードを表示する表示例、図4(d)は表示部30の表示面の中心領域以外に二次元バーコードを表示する表示例、図4(e)は表示部30の表示面に同一の二次元バーコードを複数表示する表示例である。但し、上述したように、非視認用画像の表示時間は、人間の視覚が応答可能な長さを有しない時間(第2表示期間)であるため、目視では非視認用画像である二次元バーコードを認識することができない。
また例えば、表示部30は、図4(f)に示すように、電子機器5から送信された電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像(詳細は後述)を視認用画像として表示する。また例えば、表示部30は、図4(g)(h)に示すように、電子機器5から送信された飛沫画像(詳細は後述)を視認用画像として表示する。なお、図4(g)は飛沫画像単独の表示例、図4(h)は図4(f)の画像に重畳した表示例である。なお、飛沫画像(詳細は後述)には種々の表示態様があるが、詳細は後述する。
図5は、電子機器5の機能ブロック図の一例である。図6は、電子機器5による表示部30の撮像に関する説明図である。電子機器5は、図5に示すように、表示・操作受付部100、撮像部110、加速度センサ120、描画制御部140、及び、通信部150を備える。また、電子機器5は、撮像画像に二次元バーコードが撮像されているか否かを判断し、二次元バーコードによって示される情報を解読(復号)する解読部(非図示)を備える。なお、図5において破線にて示す距離測定部130については後述する。
描画制御部140は、移動量算出部142、描画情報生成部144、現在位置記憶部146、及び、飛沫画像情報記憶部148を備え、通信部150を介して接続中の表示装置3の表示部30に対する描画を制御する。例えば、描画制御部140は、加速度センサ120が表示部30への接近方向以外の加速度を検出した場合、当該加速度に基づいて算出した電子機器5の本体の軌跡に従った画像(詳細は後述)を描画するための描画情報を生成し、当該描画情報を表示装置3に通信部150を介して送信することによって、表示部30への描画を制御する。また例えば、描画制御部140は、加速度センサ120が表示部30への接近方向の加速度を検出した場合には、飛沫画像(詳細は後述)を描画するための描画情報を生成し、当該描画情報を表示装置3に通信部150を介して送信することによって、表示部30への描画を制御する。なお、移動量算出部142、描画情報生成部144、現在位置記憶部146、及び、飛沫画像情報記憶部148の詳細は後述する。
表示・操作受付部100は、液晶タッチディスプレイであって、ユーザインターフェースを提供する。表示・操作受付部100は、撮像部110によって撮像された撮像画像をユーザに表示する。また、表示・操作受付部100は、表示装置3に接続するための接続操作をユーザから受け付ける。表示・操作受付部100は、上記接続操作をユーザから受け付けた場合には、表示装置3に接続要求を送信すべき旨を通信部150に通知する。
例えば、表示・操作受付部100は、撮像部110によって撮像された撮像画像が表示装置3に接続するための接続情報を示す二次元バーコードであったときは、当該二次元バーコードを表示し、更に、ユーザからの上記接続操作を受け付けた場合に、表示装置3に接続要求を送信すべき旨を、解読部(非図示)によって解読された接続情報とともに通信部150に通知する。なお、表示・操作受付部100は、二次元バーコードを表示するときに、解読部(非図示)によって解読された接続情報を表示してもよい。
例えば、表示・操作受付部100は、撮像部110によって撮像された撮像画像が表示装置3に接続するための接続情報を示す二次元バーコードであったときは、当該二次元バーコードを表示し、更に、ユーザからの上記接続操作を受け付けた場合に、表示装置3に接続要求を送信すべき旨を、解読部(非図示)によって解読された接続情報とともに通信部150に通知する。なお、表示・操作受付部100は、二次元バーコードを表示するときに、解読部(非図示)によって解読された接続情報を表示してもよい。
また、表示・操作受付部100は、表示装置3との接続を切断するための切断操作をユーザから受け付ける。表示・操作受付部100は、上記切断操作をユーザからの受け付けた場合には、表示装置3に切断要求を送信すべき旨を通信部150に通知する。
また、表示・操作受付部100は、表示装置3に接続要求を送信すべき旨を通信部150に通知した後に、通信部15から接続応答を取得した場合、描画モードに設定された旨を表示するとともに、加速度センサ120に描画モードに設定された旨を通知する。同様に、表示・操作受付部100は、表示装置3に切断要求を送信すべき旨を通信部150に通知した後に、通信部15から切断応答を取得した場合、描画モードでないモード(以下、通常モードという)に設定された旨を表示するとともに、加速度センサ120に通常モードに設定された旨を通知する。
撮像部110は、被写体を撮像するカメラユニットであって連写(連続撮像)機能を備える。なお、連写機能は、例えば、表示・操作受付部100を介したユーザの明示の操作によって発動し、本実施形態では、連写枚数4枚(露光時間は各120分の1秒)であるものとする。
撮像部110は、ユーザの指示に応じて被写体を撮像(1枚又は4枚連写)したときは、撮像画像を表示・操作受付部100に出力する。例えば、撮像部110は、図6(a)に示すような表示信号に基づく画像(視認用画像である天気予報画像、及び、非視認用画像である二次元バーコード)を表示中の表示装置3の表示部30を連写したときは、図6(b)又は図6(c)に示すような4枚の撮像画像を表示・操作受付部100に出力する。即ち、表示部30における天気予報画像及び二次元バーコードの表示タイミング、並びに、撮像部110における露光タイミングから、例えば、連写Pでは、図6(b)に示すように、天気予報画像が1枚目の撮像画像P1、2枚目の撮像画像P2、及び、4枚目の撮像画像P4において撮像され、二次元バーコードが3枚目の撮像画像P3において撮像される。また、連写Qでは、図6(c)に示すように、二次元バーコードが1枚目の撮像画像Q1において撮像され、天気予報画像が2枚目の撮像画像Q2、3枚目の撮像画像Q3、及び、4枚目の撮像画像Q4において撮像される。
つまり、電子機器5を用いて表示部30を連写することによって、目視では認識不要な非視認用画像を認識することができるようになる。より詳細には、表示部30における視認用画像及び非視認用画像の表示タイミング、並びに、撮像部110における露光タイミングを適切に設定すれば、連写された複数枚の撮像画像のうちの少なくも1枚は、非視認用画像のみを撮像した撮像画像(上述の撮像画像P3、撮像画像Q1)になるため、非視認用画像を確実に(即ち、視認用画像と重畳することなく)認識することができるようになる。つまり、電子機器5は、表示装置3への接続情報を得ることができるようになる。
連写された複数枚の撮像画像のうちの少なくも1枚が、非視認用画像のみを撮像した撮像画像となるような設定について説明する。例えば、表示装置3において、ブランク期間の真中を中心とする時間に第2表示期間を設定した場合、電子機器5において、ブランク期間の半分以下の時間となるように各露光時間を設定し、各露光時間の合計が1フレームの時間以上となるように連写枚数を設定すればよい。例えば、図6(a)に示す例では、表示装置3において、60分の1秒間であるブランク期間の真中であるブランク期間の開始から120分の1秒後を中心とする時間(ブランク期間の開始タイミングから240分の1.5秒後〜同240分の2.5秒後の間の240分の1秒間)に第2表示期間を設定しているため、電子機器5において、各露光時間を120分の1秒に設定し、連写枚数4枚を設定している。
図5に戻り、加速度センサ120は、電子機器5の本体に加えられた加速度を検出する。例えば、加速度センサ120は、描画モードに設定されている間(表示・操作受付部100から描画モードに設定された旨が通知された後、通常モードに設定された旨が通知される迄の間)、電子機器5の本体に加えられた加速度を検出する。加速度センサ120は、電子機器5の本体に加えられた加速度を検出した場合、検出した加速度を示す加速度情報を移動量算出部142に出力する。
移動量算出部142は、加速度センサ120から加速度情報を取得する。移動量算出部142は、加速度センサ120から加速度情報を取得した場合、当該加速度情報に基づいて、電子機器5の本体の移動量(方向、大きさ)を算出する。移動量算出部142は、電子機器5の本体の移動量を算出した場合、算出した移動量を示す移動量情報を描画情報生成部144に出力する。
描画情報生成部144は、移動量算出部142から移動量情報を取得する。描画情報生成部144は、移動量算出部142から移動量情報を取得した場合、接続中の表示装置3の表示部30に表示させる描画情報を生成する。
具体的には、描画情報生成部144は、移動量算出部142から表示部30への接近方向以外の移動量情報を取得した場合、移動量情報から得られる電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報(例えば、曲線、直線、塗潰し領域、色などを規定する情報)を生成する。より詳細には、描画情報生成部144は、移動量情報から得られる電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報であって、接続中の表示装置3の表示部30における現在の指示位置(カーソル位置)を起点とする描画情報を生成する。
なお、接続中の表示装置3の表示部30における現在の指示位置は、現在位置記憶部146に記憶されている(詳細は後述)。
なお、接続中の表示装置3の表示部30における現在の指示位置は、現在位置記憶部146に記憶されている(詳細は後述)。
また、描画情報生成部144は、移動量算出部142から表示部30への接近方向の移動量情報を取得した場合、飛沫を表現した飛沫画像を描画するための描画情報(例えば、曲線、直線、塗潰し領域、色などを規定する情報)を生成する。具体的には、描画情報生成部144は、飛沫画像情報記憶部148に記憶されている、飛沫画像を描画するための描画情報の雛形を加工(例えば、平行移動、回転)し、接続中の表示装置3の表示部30における現在の指示位置を中心とする飛沫画像を描画する描画情報を生成する。なお、表示部30への接近方向の一例は、表示部30に向けて電子機器5の本体を振り下ろす方向、表示部30に向けて電子機器5の本体を突き出す方向などである。
なお、描画情報生成部144は、上記接近方向の移動量(加速度)を考慮して、飛沫画像を描画する描画情報を生成してもよい。つまり、描画情報生成部144は、移動量が大きれれば大きいほど大きいサイズの飛沫画像を描画する描画情報を生成する。具体的には、描画情報生成部144は、飛沫画像情報記憶部148に記憶されている、飛沫画像を描画するための描画情報の雛形を加工(例えば、平行移動、回転、拡大、縮小)し、接続中の表示装置3の表示部30における現在の指示位置を中心とし上記接近方向の移動量に応じた大きさの飛沫画像を描画する描画情報を生成する。
描画情報生成部144は、接続中の表示装置3の表示部30に表示させる描画情報(電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報、又は、飛沫画像を描画するための描画情報)を生成した場合、生成した描画情報を通信部150に出力する。
現在位置記憶部146は、接続中の表示装置3の表示部30における現在の指示位置を記憶する。なお、現在位置記憶部146が記憶する現在の指示位置は、表示装置3に接続したときに初期位置(例えば、表示面の中央)が設定され、描画情報生成部144が、移動量算出部142から移動量情報を取得する都度、描画情報生成部144によって更新される。
飛沫画像情報記憶部148は、飛沫画像を描画するための描画情報の雛形(例えば、曲線、直線、塗潰し領域、色などを規定する情報)を記憶する。
通信部150は、表示・操作受付部100から、表示装置3に接続要求を送信すべき旨の通知を取得する。例えば、通信部150は、表示・操作受付部100から、撮像部110によって撮像された二次元バーコードによって示されていた接続情報とともに、表示装置3に接続要求を送信すべき旨の通知を取得する。通信部150は、表示・操作受付部100から表示装置3に接続要求を送信すべき旨の通知を取得した場合、表示装置3に接続要求を送信する。例えば、通信部150は、表示・操作受付部100から取得した接続情報に従って、表示装置3に接続要求を送信する。
また、通信部150は、接続要求を送信した表示装置3から接続応答を受信する。通信部150は、表示装置3から接続応答を受信した場合、当該接続応答を表示・操作受付部100に出力する。
また、通信部150は、表示・操作受付部100から、表示装置3に切断要求を送信すべき旨の通知を取得する。通信部150は、表示・操作受付部100から表示装置3に切断要求を送信すべき旨の通知を取得した場合、表示装置3に切断要求を送信する。
また、通信部150は、切断要求を送信した表示装置3から切断応答を受信する。通信部150は、表示装置3から切断応答を受信した場合、当該切断応答を表示・操作受付部100に出力する。
また、通信部150は、描画情報生成部144から接続中の表示装置3の表示部30に表示させる描画情報(電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報、又は、飛沫画像を描画するための描画情報)を取得する。描画情報を取得した通信部150は、当該描画情報を表示装置3に送信する。
なお、通信部150が、電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報を描画情報生成部144から取得し、表示装置3に送信した場合、表示装置3の表示部30には、例えば、図4(f)に示すような画像が視認用画像として表示される。
また、通信部150が、飛沫画像を描画するための描画情報を描画情報生成部144から取得し、表示装置3に送信した場合、表示装置3の表示部30には、例えば、図4(g)(f)に示すような画像が視認用画像として表示される。
また、通信部150が、飛沫画像を描画するための描画情報を描画情報生成部144から取得し、表示装置3に送信した場合、表示装置3の表示部30には、例えば、図4(g)(f)に示すような画像が視認用画像として表示される。
以下、画像表示システム1の処理の流れを説明する。図7は、画像表示システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図8及び図9は、画像表示システム1の動作の一例を説明するための説明図である。なお、図7の左側のフローチャートは表示装置3の動作を表し、図7の右側のフローチャートは電子機器5の動作を表している。なお、図7に示すフローチャートの開示時において、表示部30における視認用画像及び非視認用画像の表示タイミング、並びに、撮像部110の露光タイミングは適切されているものとする。また、図7において、左右のフローチャートの間の破線は、左右のフローチャートの連係を表し、右側のフローチャートの一部を囲む一点鎖線の矩形は、電子機器5が描画モードに設定されている旨を表している。
図7の左側のフローチャートおいて、表示装置3は、サーバ8から、視認用画像である天気予報画像、及び、非視認用画像である表示装置3に接続するための二次元バーコードを受信する(ステップS10)。表示装置3は、例えば、図8(a)に示すように、サーバ8から受信した天気予報画像を視認用画像として表示部30に表示し、サーバ8から受信した二次元バーコードを非視認用画像として表示部30に表示する(ステップS12)。但し、非視認用画像である二次元バーコードの表示時間は、人間の視覚が応答可能な長さを有しない時間である第2表示期間(図8(a)の例では30分の1秒毎の240分の1秒間)であるため、目視では認識することができない。
ステップS12に続いて、表示装置3は、電子機器5から接続要求を受信したか否かを判断する(ステップS14)。ステップS14において、表示装置3は、電子機器5から接続要求を受信していないと判断した場合(ステップS14:No)、表示装置3のフローチャート(左側のフローチャート)は終了し、ステップS10から再スタートする。
図7の右側のフローチャートおいて、電子機器5は、二次元バーコードを取得(撮像)したか否かを判断する(ステップS40)。なお、上述の如く、表示部30における視認用画像及び非視認用画像の表示タイミング、並びに、撮像部110の露光タイミングは適切されているため、ユーザが、図8(b)に示すように、視認用画像である天気予報画像と非視認用画像である二次元バーコードとを表示している表示部30を撮像(連写)した場合には、電子機器5は、例えば、図8(c)に示すように、撮像画像1〜4の4枚の撮像画像のうちの少なくとも1枚(撮像画像3)に二次元バーコードが撮像されるため、当該一枚(撮像画像3)からら二次元バーコードを取得可能である。
ステップS40において、電子機器5は、二次元バーコードを取得していないと判断した場合(ステップS40:No)、つまり、ユーザが表示部30を撮像(連写)しなかった場合、電子機器5のフローチャート(右側のフローチャート)は終了し、ステップS40から再スタートする。
一方、ステップS40において、電子機器5は、二次元バーコードを取得したと判断した場合(ステップS40:Yes)、つまり、ユーザが表示部30を撮像(連写)した場合、電子機器5は、当該二次元バーコードを表示・操作受付部100に表示する(ステップS42)。
ステップS42に続いて、電子機器5は、図9(a)に示すように、ユーザから接続操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS44)。ステップS44において、電子機器5は、ユーザから接続操作を受け付けていないと判断した場合(ステップS44:No)、即ち、二次元バーコードの表示中に接続操作以外の操作(例えば、キャンセル操作)などを受け付けたと判断した場合、電子機器5のフローチャート(右側のフローチャート)は終了し、ステップS40から再スタートする。
一方、ステップS44において、電子機器5は、ユーザから接続操作を受け付けたと判断した場合(ステップS44:Yes)、電子機器5は、二次元バーコードによって示されていた接続情報に従って、表示装置3に接続要求を送信する(ステップS46)。
図7の左側のフローチャートのステップS14において、表示装置3は、電子機器5から接続要求を受信したと判断した場合(ステップS14:Yes)、表示装置3は、接続応答を電子機器5に送信する(ステップS16)。
図7の右側のフローチャートのステップS46において、表示装置3に接続要求を送信した電子機器5は、表示装置3から接続応答を受信し、通常モードから描画モードに移行する。描画モードに移行した電子機器5は、加速度センサ120によって、電子機器5の本体に加えられた加速度であって表示部30への接近方向以外の加速度を検出したか否かを判断する(ステップS48)。なお、図9(b)に示すように、ユーザが電子機器5を上下左右に振った場合、電子機器5は、表示部30への接近方向以外の加速度を検出したと判断する。
ステップS48において、電子機器5は、電子機器5の本体に加えられた加速度であって表示部30への接近方向以外の加速度を検出したと判断した場合(ステップS48:Yes)、電子機器5は、電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報を視認用画像として表示装置3に送信する(ステップS50)。一方、ステップS48において、電子機器5は、電子機器5の本体に加えられた加速度であって表示部30への接近方向以外の加速度を検出していないと判断した場合(ステップS48:No)、上記ステップS50を飛ばしてステップS52に進む。
ステップS50又はステップS48(No)に続いて、電子機器5は、加速度センサ120によって、電子機器5の本体に加えられた加速度であって表示部30への接近方向の加速度を検出したか否かを判断する(ステップS52)。例えば、図9(c)に示すように、ユーザが電子機器5を表示部30側に振り下ろした場合、電子機器5は、表示部30への接近方向の加速度を検出したと判断する。
ステップS52において、電子機器5は、電子機器5の本体に加えられた加速度であって表示部30への接近方向の加速度を検出したと判断した場合(ステップS52:Yes)、電子機器5は、飛沫画像を描画するための描画情報を視認用画像として表示装置3に送信する(ステップS54)。一方、ステップS52において、電子機器5は、電子機器5の本体に加えられた加速度であって表示部30への接近方向の加速度を検出していないと判断した場合(ステップS52:No)、上記ステップS54を飛ばしてステップS56に進む。
ステップS54又はステップS52(No)に続いて、電子機器5は、ユーザから切断操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS56)。ステップS56において、電子機器5は、ユーザから切断操作を受け付けていないと判断した場合(ステップS56:No)、ステップS48に戻る。
一方、ステップS56において、電子機器5は、ユーザから切断操作を受け付けたと判断した場合(ステップS56:Yes)、電子機器5は、表示装置3に切断要求を送信する(ステップS58)。切断要求を送信した電子機器5は、表示装置3から切断応答を受信し、描画モードから通常モードに移行し、電子機器5のフローチャート(右側のフローチャート)は終了し、ステップS40から再スタートする。
図7の左側のフローチャートのステップS16において、電子機器5に接続応答を送信した表示装置3は、電子機器5から、描画情報(電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報、又は、飛沫画像を描画するための描画情報)を受信したか否かを判断する(ステップS18)。
ステップS18において、表示装置3は、電子機器5から描画情報を受信したと判断した場合(ステップS18:Yes)、表示装置3は、電子機器5から受信した描画情報に基づく画像を視認用画像として表示部30に表示する。従って、例えば、図9(b)に示すようにユーザが電子機器5を上下左右に振った場合には、電子機器5の本体の上下左右の移動の軌跡に従った画像が視認用画像として表示部30に表示され、その後、図9(c)に示すようにユーザが電子機器5を表示部30側に振り下ろした場合には、飛沫画像が視認用画像として表示部30に表示される。
一方、ステップS18において、表示装置3は、電子機器5から描画情報を受信していないと判断した場合(ステップS18:No)、上記ステップS20を飛ばしてステップS22に進む。
ステップS20又はステップS18(No)に続いて、表示装置3は、電子機器5から切断要求を受信したか否かを判断する(ステップS22)。ステップS22において、表示装置3は、電子機器5から切断要求を受信していないと判断した場合(ステップS22:No)、ステップS18に戻る。
一方、ステップS22において、表示装置3は、電子機器5から切断要求を受信したと判断した場合(ステップS22:Yes)、表示装置3は、切断応答を電子機器5に送信し(ステップS24)、表示装置3のフローチャート(左側のフローチャート)は終了し、ステップS10から再スタートする。
図10は、飛沫画像の表示態様の一例を説明するための説明図である。図10(a)は、電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像の一例である。つまり、電子機器5と接続中の表示装置3は、当該電子機器5から本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報を取得した場合、当該描画情報に基づく画像として、図10(a)に示すような画像を表示部30に表示する。なお、図10(a)中の一点鎖線は、説明の便宜上、表示部30の左側領域、中央領域、右側領域を表したものである。
図10(b)は、表示部30に図10(a)に示す画像が表示され、かつ、現在の指示位置(カーソル位置)が中央の領域内に存在しているときに、ユーザが、電子機器5の本体を表示部30に向かって真っ直ぐに大きく振り下ろした場合の表示部30の表示例である。つまり、現在の指示位置が中央の領域内に存在しているときに、電子機器5の本体が表示部30に向かって真っ直ぐに大きく振り下ろされた場合、電子機器5の描画情報生成部144は、中央の領域(中央の領域の中心位置)を中心とし、真っ直ぐ、かつ、大きな飛沫画像の描画情報を生成する。なお、真っ直ぐな飛沫画像とは、飛沫画像情報記憶部148に記憶されている雛形を回転させていない飛沫画像である。なお、図10(b)の矢印の大きさ、向きは、電子機器5の本体に加えられた加速度の大きさ、向きを表している(図10(c)〜図10(g)も同様)。また、図10(b)中の破線は、説明の便宜上、飛沫画像の位置、傾きを表したものである(図10(c)〜図10(g)も同様)。
図10(c)は、表示部30に図10(a)に示す画像が表示され、かつ、現在の指示位置(カーソル位置)が中央の領域内に存在しているときに、ユーザが、電子機器5の本体を表示部30に向かって真っ直ぐに小さく振り下ろした場合の表示部30の表示例である。つまり、現在の指示位置が中央の領域内に存在しているときに、電子機器5の本体が表示部30に向かって真っ直ぐに小さく振り下ろされた場合、電子機器5の描画情報生成部144は、中央の領域を中心とし、真っ直ぐ、かつ、小さな飛沫画像の描画情報を生成する。
図10(d)は、表示部30に図10(a)に示す画像が表示され、かつ、現在の指示位置(カーソル位置)が左側の領域内に存在しているときに、ユーザが、電子機器5の本体を表示部30に向かって真っ直ぐに小さく振り下ろした場合の表示部30の表示例である。つまり、現在の指示位置が左側の領域内に存在しているときに、電子機器5の本体が表示部30に向かって真っ直ぐに小さく振り下ろされた場合、電子機器5の描画情報生成部144は、左側の領域(左側の領域の中心位置)を中心とし、真っ直ぐ、かつ、小さな飛沫画像の描画情報を生成する。
図10(e)は、表示部30に図10(a)に示す画像が表示され、かつ、現在の指示位置(カーソル位置)が中央の領域内に存在しているときに、ユーザが、電子機器5の本体を表示部30に向かって右斜上から左斜下に斜めに小さく振り下ろした場合の表示部30の表示例である。つまり、現在の指示位置が中央の領域内に存在しているときに、電子機器5の本体が表示部30に向かって右斜上から左斜下に斜めに小さく振り下ろした場合、電子機器5の描画情報生成部144は、中央の領域を中心とし、右斜上から左斜下への斜め方向、かつ、小さな飛沫画像の描画情報を生成する。なお、斜め方向の飛沫画像とは、飛沫画像情報記憶部148に記憶されている雛形を回転させた飛沫画像である。
図10(f)は、表示部30に図10(a)に示す画像が表示され、かつ、現在の指示位置(カーソル位置)が左側の領域内に存在しているときに、ユーザが、電子機器5の本体を表示部30に向かって左斜上から右斜下に斜めに小さく振り下ろし、更に、現在の指示位置を右側の領域内に存在しているときに、右斜上から左斜下に斜めに小さく振り下ろした場合の表示部30の表示例である。つまり、電子機器5の描画情報生成部144は、左側の領域を中心とし、左斜上から右斜下への斜め方向、かつ、小さな飛沫画像の描画情報を生成し、その後、右側の領域(右側の領域の中心位置)を中心とし、右斜上から左斜下への斜め方向、かつ、小さな飛沫画像の描画情報を生成する。
図10(g)は、表示部30に図10(a)に示す画像が表示され、かつ、現在の指示位置(カーソル位置)が中央の領域内に存在しているときに、ユーザが、電子機器5の本体を表示部30に向かって真っ直ぐに大きく2回振り下ろした場合の表示部30の表示例である。この場合、電子機器5の描画情報生成部144は、図10(g)に示すように、2回目の振り下ろし時の飛沫画像が1回目の振り下ろし時の飛沫画像と重ならないように、2回目の振り下ろし時の飛沫画像の描画情報を生成してもよい。
なお、図10(a)に示す例では、横方向(左右方向)の3つの領域(左側領域、中央領域、右側領域)に表示部30を分割したが、表示部30を分割する領域はこれに限定されない。例えば、表示部30を横方向n分割、縦方向にm分割してもよい。
以上、第1の実施形態によれば、特定の者に限定して情報を提供することができるようになる。例えば、表示装置3において、図8(a)に示すように、視認用画像と非視認用画像とを表示すれば、不特定多数の者に視認用画像を見せつつ、非視認用画像を取得可能な電子機器5を所持する所持者に対してのみ、非視認用画像を提供することができるようになる。
更に、第1の実施形態によれば、より楽しく、表示装置3の表示部30に描画することができるようになる。つまり、本体を振るなど移動させて絵を描く場合に、本体の移動の軌跡に従った描画に加え、移動の軌跡に従わない画像を描画することができる。例えば、電子機器5を描画対象である表示装置3に向けて振り下ろせば、振り下ろしの軌跡とは無関係な飛沫画像を描画することができる。なお、移動の軌跡に従わない画像としては、飛沫画像の他、破かれた状態を表す画像、弾丸などによって穴が空いた様子を表す画像などが考えられる。
なお、電子機器5の飛沫画像情報記憶部148は、複数種類の飛沫画像を描画するための描画情報の雛形を記憶してもよい。例えば、飛沫する液体の種類(例えば、水、墨汁、絵の具、ペンキ、血液)が異なる飛沫画像を描画するための描画情報の雛形を記憶してもよい。なお、表示・操作受付部100を介してユーザが、表示装置3に描画する一の種類の飛沫画像を適宜選択してもよいが、描画アイテム(ペン、筆、ハケ)に応じて、表示装置3に描画する一の種類の飛沫画像が自動的に選択されるようにしてもよい。また、表示装置3に描画する一の種類の飛沫画像が、ランダムに選択されるようにしてもよい。
また、電子機器5は、図5において破線にて示すように、電子機器5の本体と対象物との距離を測定する距離測定部130を更に備える構成としてもよい。距離測定部130は、表示装置3の表示部30(表示面)迄の距離を測定した場合、測定した距離を示す距離情報を描画情報生成部144に出力する。なお、距離測定部130は、加速度センサ120と同様、描画モードに設定されている間において、表示部30迄の距離を測定するようにしてもよい。
電子機器5が距離測定部130を備える場合、距離測定部130から表示装置3の表示部30迄の距離を示す距離情報を取得した描画情報生成部144は、当該距離情報を考慮して、接続中の表示装置3の表示部30に表示させる描画情報を生成する。例えば、描画情報生成部144は、表示装置3の表示部30に接近していればいるほど小さいサイズの描画情報を生成する。
具体的には、描画情報生成部144は、移動量算出部142から表示部30への接近方向以外の移動量情報を取得した場合、移動量情報から得られる電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報であって、接続中の表示装置3の表示部30における現在の指示位置を起点とし、かつ、表示装置3の表示部30迄の距離に応じた大きさの描画情報を生成する。
また、描画情報生成部144は、移動量算出部142から表示部30への接近方向の移動量情報を取得した場合、接続中の表示装置3の表示部30における現在の指示位置を中心とし表示装置3の表示部30迄の距離に応じた大きさの飛沫画像、又は、接続中の表示装置3の表示部30における現在の指示位置を中心とし上記接近方向の移動量(加速度)及び表示装置3の表示部30迄の距離に応じた大きさの飛沫画像を描画する描画情報を生成する。
(第2の実施形態)
続いて、図面を参照しながら第2の実施形態について説明する。図1(b)は、第2の実施形態による画像表示システム2の概略構成図である。
続いて、図面を参照しながら第2の実施形態について説明する。図1(b)は、第2の実施形態による画像表示システム2の概略構成図である。
画像表示システム2は、図1(b)に示すように、ネットワーク9を介して接続する、表示装置4、電子機器(撮像装置)5、及び、サーバ8から構成されている。なお、画像表示システム2を構成する電子機器5及びサーバ8は、画像表示システム1における電子機器5及びサーバ8と同様である。
以下、画像表示システム1と異なる構成である表示装置4について説明する。表示装置4は、例えば、街頭(屋内又は屋外)に設置されるLEDディスプレイである。表示装置4は、サーバ8から視認用画像及び非視認用画像を受信して表示する。また、表示装置4は、電子機器5から視認用画像を受信して表示する。なお、表示装置4が電子機器5から受信して表示する視認用画像は、電子機器5のユーザの操作に応じた画像である。電子機器5のユーザの操作に応じた画像とは、電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像、及び、飛沫画像である。
図11は、表示装置4の機能ブロック図の一例である。図12は、表示装置4の表示部60を構成する画素61の模式図である。図13は、表示装置4が生成する表示信号の一例である。
表示装置4は、図11に示すように、通信部40、制御部50、及び、表示部60を備える。制御部50は、変換部52、タイミング制御部54、振分部56、及び、複数の駆動部58(58−1、…、58−n)を備える。
まず、表示部60の構造を説明する。なお、表示部60の機能、動作などは後述する。
表示部60は、可視光を照射する発光部(第1発光部という)と、不可視光を照射する発光部(第2発光部という)とを有する。具体的には、表示部60は、図11に示すように、複数の画素61(61−1−1、…、61−n−m)から構成されている。表示部60を構成する全部又は一部の画素61は、赤色の発光ダイオード(第1発光部)と、緑色の発光ダイオード(第1発光部)と、青色の発光ダイオード(第1発光部)と、赤外線(不可視光の一例)の発光ダイオード(第2発光部)とから構成されている。例えば、図11、図12に示すように、画素61−n−mは、赤色の発光ダイオードであるLEDn−m−Rと、緑色の発光ダイオードであるLEDn−m−Gと、青色の発光ダイオードであるLEDn−m−Bと、赤外線の発光ダイオードであるLEDn−m−Irとから構成されている。なお、「表示部60を構成する各画素61は」ではなく「表示部60を構成する全部又は一部の画素61は」と説明したのは、表示部60を構成する一部の画素61が、第1発光部のみから構成されている場合、または、第2発光部のみから構成されている場合を許容する主旨である。
表示部60は、可視光を照射する発光部(第1発光部という)と、不可視光を照射する発光部(第2発光部という)とを有する。具体的には、表示部60は、図11に示すように、複数の画素61(61−1−1、…、61−n−m)から構成されている。表示部60を構成する全部又は一部の画素61は、赤色の発光ダイオード(第1発光部)と、緑色の発光ダイオード(第1発光部)と、青色の発光ダイオード(第1発光部)と、赤外線(不可視光の一例)の発光ダイオード(第2発光部)とから構成されている。例えば、図11、図12に示すように、画素61−n−mは、赤色の発光ダイオードであるLEDn−m−Rと、緑色の発光ダイオードであるLEDn−m−Gと、青色の発光ダイオードであるLEDn−m−Bと、赤外線の発光ダイオードであるLEDn−m−Irとから構成されている。なお、「表示部60を構成する各画素61は」ではなく「表示部60を構成する全部又は一部の画素61は」と説明したのは、表示部60を構成する一部の画素61が、第1発光部のみから構成されている場合、または、第2発光部のみから構成されている場合を許容する主旨である。
なお、図12に示す画素61のレイアウトは、一例であって、画素61の形状は4角形でなくてもよいし、1つの画素61内における、赤色の発光ダイオード、緑色の発光ダイオード、青色の発光ダイオード、赤外線の発光ダイオードの構成比率は、1:1:1:1でなくてもよい。
通信部40は、画像表示システム1の表示装置3が備える通信部10と同様、サーバ8又は電子機器5から種々の情報を受信する。即ち、例えば、通信部40は、サーバ8から、視認用画像として報知画像、非視認用画像として自表示装置4に接続するための接続情報を示す接続画像を受信する。また例えば、通信部40は、電子機器5から接続要求、切断要求を受信する。また例えば、通信部40は、電子機器5から、視認用画像として、電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を描画するための描画情報、及び、飛沫画像を描画するための描画情報を受信する。
通信部40は、サーバ8から視認用画像又は非視認用画像を受信した場合、当該視認用画像又は非視認用画像を変換部52に出力する。また、通信部40は、電子機器5から視認用画像を受信した場合、当該視認用画像を変換部52に出力する。また、通信部40は、電子機器5から接続要求を受信した場合、接続を許可するときは接続応答を電子機器5に送信する。また、通信部40は、電子機器5から切断要求を受信した場合、切断応答を電子機器5に送信する。
変換部52は、通信部40から視認用画像及び非視認用画像を取得する。視認用画像及び非視認用画像を取得した変換部52は、第1発光部(赤色の発光ダイオード、緑色の発光ダイオード、青色の発光ダイオード)に視認用画像を表示させ、第2発光部(赤外線の発光ダイオード)に非視認用画像を表示させる表示信号(表示部60への出力信号)を生成する。具体的には、変換部52は、タイミング制御部54の制御に従って、視認用画像を表現した表示信号を、第1発光部を用いて表示させる表示信号(以下、RBG用表示信号とも称する)とし、非視認用画像を表現した表示信号を、第2発光部を用いて表示させる表示信号(以下、Ir用表示信号とも称する)とする、表示信号を生成する。
例えば、変換部52は、図13に示すように、30分の1秒毎の60分の1秒間のRGB用表示信号(CN:N=1、…K)を、視認用画像を表現した表示信号とし、30分の1秒毎の他の60分の1秒間の表示信号(DN:N=1、…K)を、非視認用画像を表現する表示信号とする、表示信号を生成する。図13において、30分の1秒は、1フレームの時間の一例である。C1、…、Ckの夫々は、視認用画像の1コマ分の表示信号である。D1、…、Dkの夫々は、非視認用画像の1コマ分の表示信号である。また、B1、…、Bkの時間は、第1の実施形態におけるブランク期間に相当する時間である。つまり、図13の例では、ブランク期間に相当する全時間をIr用表示信号の時間としている。
但し、ブランク期間に相当する全時間をIr用表示信号の時間としなくてもよい(ブランク期間に相当する時間の一部をIr用表示信号の時間としてもよい)。変換部52は、生成した表示信号を振分部56に出力する。
但し、ブランク期間に相当する全時間をIr用表示信号の時間としなくてもよい(ブランク期間に相当する時間の一部をIr用表示信号の時間としてもよい)。変換部52は、生成した表示信号を振分部56に出力する。
なお、図13に示す例は、変換部52が視認用画像と非視認用画像の両方を通信部40から取得した場合の表示信号を示しているが、変換部52は、視認用画像のみを取得した場合には、視認用画像を表現した表示信号のみを生成し、非視認用画像のみを取得した場合には、非視認用画像を表現した表示信号のみを生成する。なお、常に、非視認用画像を表現した表示信号のみを生成する場合には、画素61は、赤外線の発光ダイオード(第2発光部)のみから構成されていてもよい。
なお、上述の如く、変換部52は、視認用画像を表現した表示信号を、RBG用表示信号とし、非視認用画像を表現した表示信号を、Ir用表示信号とするが、RBG用表示信号に視認用画像を表現した表示信号を割り当て、Ir用表示信号に非視認用画像を表現した表示信号を割り当てる制御には、種々の方法が考えられる。一例は、非視認用画像に非視認用画像である旨の識別情報を付加しておけば、変換部52は、通信部40から取得した画像が非視認用画像であるか否かを判別できるため、タイミング制御部54の制御(Ir用表示信号のタイミング)に従って、視認用画像を表現した表示信号を、RBG用表示信号とし、非視認用画像を表現した表示信号を、Ir用表示信号とすることができる。
タイミング制御部54は、変換部52による視認用画像を表現する表示信号及び非視認用画像を表現する表示信号の生成タイミングを制御する。具体的には、タイミング制御部54は、視認用画像を表現した表示信号をRBG用表示信号とし、非視認用画像を表現した表示信号をIr用表示信号とするためのタイミング情報を変換部52に出力し、上記生成タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部54が、30分の1秒毎の先頭から開始する60分の1秒間の表示信号を、視認用画像を表現するRBG用表示信号とし、30分の1秒毎の60分の1秒から開始する60分の1秒間の表示信号を、非視認用画像を表現するIr用表示信号とするためのタイミング情報を変換部52に出力した場合、変換部52は、図13に示すような表示信号を生成する。
振分部56は、シフトレジスタであって、変換部52から表示信号を取得し、変換部52から取得した表示信号を各駆動部58に振り分けて出力する。つまり、振分部56は、各画素61に出力すべき表示信号を、各画素61を駆動させる各駆動部58に振り分けて出力する。図11に示す例では、振分部56は、画素61−1−1〜画素61−1−mに出力すべき表示信号を駆動部58−1に出力し、…、画素61−n−1〜画素61−n−mに出力すべき表示信号を駆動部58−nに出力する。
各駆動部58は、表示部60を制御するドライバICであって、表示部60が備える各画素61を駆動する。具体的には、各駆動部58は、夫々の出力先の各画素61を構成する第1発光部に振分部56から取得したRGB用表示信号を出力し、夫々の出力先の各画素61を構成する第2発光部に振分部56から取得したIr用表示信号を出力する。図11に示す例では、駆動部58−1は、画素61−1−1〜画素61−1−mの各画素61を構成する第1発光部にRGB用表示信号を出力し、画素61−1−1〜画素61−1−mの各画素61を構成する第2発光部にIr用表示信号を出力し、…、駆動部58−nは、画素61−n−1〜画素61−n−mの各画素61を構成する第1発光部にRGB用表示信号を出力し、画素61−n−1〜画素61−n−mの各画素61を構成する第2発光部にIr用表示信号を出力する。
なお、上述の如く、各駆動部58は、第1発光部にRGB用表示信号を出力し、第2発光部にIr用表示信号を出力するが、第1発光部にRGB用表示信号を割り振り、第2発光部にIr用表示信号を割り振る制御には、種々の方法が考えられる。一例は、同期を用いた方法である。具体的には、例えば、タイミング制御部54が、タイミング情報(例えば視認用画像用のタイミング情報)を各駆動部58に出力しておけば、各駆動部58は、当該タイミング情報に基づいて、第1発光部にRGB用表示信号を出力し、第2発光部にIr用表示信号を出力することができる。他の一例は、表示信号に制御情報を付加する方法である。具体的には、変換部52が、割振先を判断するための判断信号をRGB用表示信号に付加し、振分部56による各駆動部58への振分後の各表示信号においても当該判断信号が残るようにしておけば、各駆動部58は、当該判断信号に基づいて、第1発光部にRGB用表示信号を出力し、第2発光部にIr用表示信号を出力することができる。
表示部60は、複数の画素61を用いて、サーバ8又は電子機器5から送信された視認用画像又は非視認用画像を表示する。つまり、表示部60が備える各画素61は、各駆動部58から、視認用画像を表現する表示信号(RGB用表示信号)、又は、非視認用画像を表現する表示信号(Ir用表示信号)を取得し、表示信号に応じて発光する。
例えば、表示部60は、図4(a)に示すように、サーバ8から送信された天気予報画像を視認用画像として表示する。また例えば、表示部60は、図4(b)〜(e)に示すように、サーバ8から送信された接続画像である二次元バーコードを非視認用画像として表示する。但し、上述したように、非視認用画像は、不可視光を照射する発光部(第2発光部)を用いて表示されるため、目視では非視認用画像である二次元バーコードを認識することができない。
また例えば、表示部60は、図4(f)に示すように、電子機器5から送信された電子機器5の本体の移動の軌跡に従った画像を視認用画像として表示する。また例えば、表示部60は、図4(g)(h)、及び、図10(c)〜図10(g)に示すように、電子機器5から送信された飛沫画像を視認用画像として表示する。
図14は、電子機器5による表示部60の撮像に関する説明図である。具体的には、図14は、図13に示すように、視認用画像を表現する表示信号をRGB用表示信号とし、非視認用画像を表現する表示信号をIr用表示信号とする、表示信号を生成した場合における、電子機器5による表示部60の撮像に関する説明図である。
電子機器5の撮像部110は、図14(a)に示すような表示信号に基づく画像(視認用画像である天気予報画像、及び、非視認用画像である二次元バーコード)を表示中の表示装置4の表示部60を連写したときは、図14(b)又は図14(c)に示すような4枚の撮像画像を表示・操作受付部100に出力する。即ち、表示部60における天気予報画像及び二次元バーコードの表示タイミング、並びに、撮像部110における露光タイミングから、例えば、連写Rでは、図14(b)に示すように、天気予報画像が1枚目の撮像画像R1において撮像され、天気予報画像及び二次元バーコードが2枚目の撮像画像R2、及び、4枚目の撮像画像R4において撮像され、二次元バーコードが3枚目の撮像画像R3において撮像される。また、連写Sでは、図14(c)に示すように、二次元バーコードが1枚目の撮像画像S1、及び、2枚目の撮像画像S2において撮像され、天気予報画像が3枚目の撮像画像S3、及び、4枚目の撮像画像S4において撮像される。
つまり、電子機器5を用いて表示部60を連写することによって、目視では認識不要な非視認用画像を認識することができるようになる。より詳細には、表示部60における視認用画像及び非視認用画像の表示タイミング、並びに、撮像部110における露光タイミングを適切に設定すれば、連写された複数枚の撮像画像のうちの少なくも1枚は、非視認用画像のみを撮像した撮像画像(上述の撮像画像R3、撮像画像S1、撮像画像S2)になるため、非視認用画像を確実に(即ち、視認用画像と重畳することなく)認識することができるようになる。つまり、電子機器5は、表示装置4への接続情報を得ることができるようになる。
連写された複数枚の撮像画像のうちの少なくも1枚が、非視認用画像のみを撮像した撮像画像となるような設定について説明する。例えば、表示装置4において、第1の実施形態におけるブランク期間に相当する期間の真中を中心とする時間にIr用表示信号を設定した場合、電子機器5において、上記ブランク期間に相当する期間の半分以下の時間となるように各露光時間を設定し、各露光時間の合計が1フレームの時間以上となるように連写枚数を設定すればよい。例えば、図14(a)に示す例では、表示装置4において、上記ブランク期間に相当する期間全体にIr用表示信号を設定しているため、電子機器5において、各露光時間を120分の1秒に設定し、連写枚数4枚を設定している。
図15は、表示装置4が生成する表示信号の他の例である。変換部52は、図13に示すように、視認用画像を表現する表示信号をRGB用表示信号とし、非視認用画像を表現する表示信号をIr用表示信号とする、表示信号を生成することに代えて、図15に示すように、視認用画像を表現する表示信号及び非視認用画像を表現する表示信号をRGB用表示信号とし、非視認用画像を表現する表示信号をIr用表示信号とする、表示信号を生成してもよい。つまり、タイミング制御部54は、視認用画像を表現した表示信号及び非視認用画像を表現する表示信号をRBG用表示信号とし、非視認用画像を表現した表示信号をIr用表示信号とするためのタイミング情報を変換部52に出力してもよい。
図16は、電子機器5による表示部60の撮像に関する説明図である。具体的には、図16は、図15に示すように、視認用画像を表現する表示信号及び非視認用画像を表現する表示信号をRGB用表示信号とし、非視認用画像を表現する表示信号をIr用表示信号とする、表示信号を生成した場合における、電子機器5による表示部60の撮像に関する説明図である。
電子機器5の撮像部110は、図16(a)に示すような表示信号に基づく画像(視認用画像である天気予報画像、及び、非視認用画像である二次元バーコード)を表示中の表示装置4の表示部60を連写したときは、図16(b)又は図16(c)に示すような4枚の撮像画像を表示・操作受付部100に出力する。即ち、表示部60における天気予報画像及び二次元バーコードの表示タイミング、並びに、撮像部110における露光タイミングから、例えば、連写Tでは、図16(b)に示すように、天気予報画像及び二次元バーコードが1枚目の撮像画像T1、2枚目の撮像画像T2、及び、4枚目の撮像画像T4において撮像され、二次元バーコードが3枚目の撮像画像T3において撮像される。また、連写Uでは、図16(c)に示すように、二次元バーコードが1枚目の撮像画像U1、及び、2枚目の撮像画像U2において撮像され、天気予報画像及び二次元バーコードが3枚目の撮像画像U3、及び、4枚目の撮像画像U4において撮像される。
つまり、視認用画像を表現する表示信号及び非視認用画像を表現する表示信号をRGB用表示信号とし、非視認用画像を表現する表示信号をIr用表示信号とする、表示信号を生成した場合であっても、電子機器5を用いて表示部60を連写することによって、目視では認識不要な非視認用画像を認識することができるようになる。より詳細には、表示部60における視認用画像及び非視認用画像の表示タイミング、並びに、撮像部110における露光タイミングを適切に設定すれば、連写された複数枚の撮像画像のうちの少なくも1枚は、非視認用画像のみを撮像した撮像画像(上述の撮像画像T3、撮像画像U1、撮像画像U2)になるため、非視認用画像を確実に(即ち、視認用画像と重畳することなく)認識することができるようになる。つまり、電子機器5は、表示装置4への接続情報を得ることができるようになる。
なお、画像表示システム2の処理の流れは、図7〜図9を用いて説明した実施形態1の画像表示システム1の処理の流れと基本的に同一である。つまり、実施形態1の表示装置3は、人間の視覚が応答可能な長さを有しない時間(第2表示期間)に非視認用画像を表示するのに対し、実施形態2の表示装置4は、不可視光を照射する発光部(第2発光部)を用いて非視認用画像を表示するなど表示装置内の動作は異なるが、図7〜図9に示すような装置間(表示装置3と電子機器5の間)の処理の流れは、画像表示システム1と同様である。
以上、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1の実施形態において、表示装置3が、図8(a)に示すように、視認用画像と非視認用画像とを表示している場合(第2の実施形態において、表示装置4が視認用画像と非視認用画像とを表示している場合も同様)、視認用画像の一部の領域に非視認用画像も表示している旨を表示してもよい。これにより、電子機器5によって実際に撮像する前に、視認用画像とともに非視認用画像も表示されることを確認することができるようになる。
また、第1の実施形態において、図1(a)に示すように、表示装置3とサーバ8とは別体として説明したが、表示装置3とサーバ8とは一体的に構成(1システムとして同一の場所に設置する構成も含む)してもよい。第2の実施形態における表示装置4とサーバ8についても同様である。
また、第1の実施形態において、電子機器5と接続した表示装置3は、図7に示すように、当該電子機器5から描画情報を受信すると説明したが、電子機器5と接続した表示装置3が受信する情報は描画情報に限定されない。第2の実施形態の表示装置4も同様である。
同様に、第1の実施形態において、表示装置3と接続した電子機器5は、図7に示すように、当該表示装置3に描画情報を送信すると説明したが、表示装置3と接続した電子機器5が送信する情報は描画情報に限定されない。電子機器5は、描画情報を送信しないときは描画モードに移行しなくてもよい。第2の実施形態の表示装置4と接続する電子機器5も同様である。
同様に、第1の実施形態において、表示装置3と接続した電子機器5は、図7に示すように、当該表示装置3に描画情報を送信すると説明したが、表示装置3と接続した電子機器5が送信する情報は描画情報に限定されない。電子機器5は、描画情報を送信しないときは描画モードに移行しなくてもよい。第2の実施形態の表示装置4と接続する電子機器5も同様である。
(応用例1)
電子機器5は、表示装置3(表示装置4も同様。以下、同様)に接続後、視認用画像として広告(動画(CM)、静止画、文字情報)を、非視認用画像として当該表示装置3以外の接続先への接続情報を示す接続画像を、直接又はサーバ(サーバ8とは異なるサーバであってもよい)を介して、表示装置3に送信する。つまり、非視認用画像に着目すれば、表示装置3には、最初、サーバ8から受信した自装置(表示装置)3への接続情報を示す接続画像(非視認用画像)が表示され、電子機器5による自装置3への接続が開始されると、自装置3以外の接続先への接続情報を示す接続画像(非視認用画像)が表示される。換言すれば、表示装置3は、電子機器5と未接続のときは自装置3に接続するための接続画像を非視認表示し、電子機器5と接続中のときは自装置3以外に接続するための接続画像を非視認表示するように、表示を切り替える。
電子機器5は、表示装置3(表示装置4も同様。以下、同様)に接続後、視認用画像として広告(動画(CM)、静止画、文字情報)を、非視認用画像として当該表示装置3以外の接続先への接続情報を示す接続画像を、直接又はサーバ(サーバ8とは異なるサーバであってもよい)を介して、表示装置3に送信する。つまり、非視認用画像に着目すれば、表示装置3には、最初、サーバ8から受信した自装置(表示装置)3への接続情報を示す接続画像(非視認用画像)が表示され、電子機器5による自装置3への接続が開始されると、自装置3以外の接続先への接続情報を示す接続画像(非視認用画像)が表示される。換言すれば、表示装置3は、電子機器5と未接続のときは自装置3に接続するための接続画像を非視認表示し、電子機器5と接続中のときは自装置3以外に接続するための接続画像を非視認表示するように、表示を切り替える。
また、表示装置3は、誰かの電子機器5と接続した場合、自装置3以外に接続するための接続画像として、サーバ8に接続するための接続画像を非視認表示してもよいし、当該誰かによって指定された接続先(例えば、ウェブサイト)に接続するための接続画像を非視認表示してもよい。
例えば、以下のように利用できる。表示装置3(例えば、屋外の大型画面)は、電子機器5と未接続のときは、自装置3に接続するための接続画像を非視認表示する。N社の営業マンAが、電子機器5(例えば、スマートフォン。以下、同様)で表示装置3を撮影すると、Aの電子機器5は、表示装置3に接続する。
続いて、Aの電子機器5は、Aの操作に応じて(又は、表示装置3との接続を条件として自動的に)、視認用画像としてN社の商品(又は役務。以下同様)の広告と、非視認用画像として当該商品に関する情報を掲載(保持、以下、同様)したウェブページ(サイト)に接続するための接続画像を、当該商品に関する情報を保持するサーバ(例えば、N社のサーバ)を介して、表示装置3に送信する。
つまり、上記場合、表示装置3以外の接続先は、当該表示装置3によって宣伝(広告)を行う団体(N社、N社の代理店等)のサーバである。また、上記団体のサーバは、視認用画像(広告)と非視認用画像(接続画像)とを区別して表示装置3へ送信している。なお、商品に関する情報とは、仕様、特徴、キャンペーン情報などである。
続いて、Aの電子機器5は、Aの操作に応じて(又は、表示装置3との接続を条件として自動的に)、視認用画像としてN社の商品(又は役務。以下同様)の広告と、非視認用画像として当該商品に関する情報を掲載(保持、以下、同様)したウェブページ(サイト)に接続するための接続画像を、当該商品に関する情報を保持するサーバ(例えば、N社のサーバ)を介して、表示装置3に送信する。
つまり、上記場合、表示装置3以外の接続先は、当該表示装置3によって宣伝(広告)を行う団体(N社、N社の代理店等)のサーバである。また、上記団体のサーバは、視認用画像(広告)と非視認用画像(接続画像)とを区別して表示装置3へ送信している。なお、商品に関する情報とは、仕様、特徴、キャンペーン情報などである。
続いて、表示装置3に表示中のN社の商品の広告を見たユーザBが、電子機器5で当該広告を撮影すると、Bの電子機器5は、当該商品に関する情報を掲載したウェブページに接続するための接続画像を取得し、当該ウェブページに接続し、当該商品に関する情報を当該ウェブページから受信して表示する。
なお、表示装置3の所有者(会社)は、N社に対し、表示装置3の利用時間に応じた課金を行ってもよい。なお、表示装置3の所有者は、表示装置3が、Aの電子機器5が送信する自機器(電子機器)5の識別情報(ID、電話番号等)を受信することによって、営業マンA(N社)を特定してもよい。また、表示装置3の所有者は、例えば、Aの電子機器5に対し、表示装置3が接続応答(図7参照)を送信してから切断応答(図7参照)を送信するまでの時間を営業マンA(N社)による表示装置3の利用時間としてもよい。
なお、表示装置3は、複数の商品の広告(例えば、商品画像)を視認用画像するとともに、各商品に関する情報を掲載した各ウェブページに接続するための夫々の接続画像を各広告の表示領域に非視認表示してもよい。表示装置3が、複数の商品の広告を視認表示し、夫々の接続画像を非視認表示する場合、ユーザは、表示中の複数の商品の広告のなかに興味を引く広告を見つけたときは、その広告を電子機器5のカメラで撮影すれば、電子機器5が、その広告の表示領域に非視認表示されている接続画像を取得するため、ユーザは、電子機器5上にて、その商品に関する情報を見ることができる。
また、他の商品(主に広告主が同一の他の商品)の宣伝を目的として、表示装置3に、広告の商品に関する情報を掲載したウェブページに接続するための接続画像を非視認表示させるのではなく、広告の商品とは異なる商品に関する情報を掲載したウェブページに接続するための接続画像を非視認表示させてもよい。
また、表示装置3以外の接続先は、商品を宣伝するウェブページに限定しない。例えば、商品を販売するウェブページ(宣伝且つ販売するウェブページを含む)であってもよい。例えば、表示装置3をネット通販会社が使用する場合、表示装置3に、通販商品の商品画像やCMを視認表示させるとともに、購入画面に接続するための接続画像を非視認表示させてもよい。ユーザは、電子機器5のカメラで、購入したい商品画像(CM)を撮影すれば、電子機器5に購入したい商品の購入画面が表示される。
なお、表示装置3にて広告する商品は、特に限定するものではなく、例えば、カメラ、車、洋服、食品、コンテンツ、サービス(旅行会社、スポーツジム)など広く適用される。また、表示装置3において、会社、学校、病院、機関、観光地、商店街などを宣伝してもよい(以下、同様)。
例えば、表示装置3に、ゲームソフトの広告(例えば、デモ画面)を視認表示させるとともに、当該ゲームソフトのダウンロードサイトに接続するための接続画像を非視認表示させてもよい。ユーザが、所望のゲームソフトの広告を電子機器5のカメラで撮影すれば、電子機器5は、当該ゲームソフトのダウンロードサイトに接続する。なお、ダウンロードサイトからゲームソフトをダウンロードした者に対し課金してもよい。
なお、表示装置3の一部(例えば、画面の下から1/5の部分)に広告主の広告を表示させておき、広告が表示されていない部分を、自由に使える表示装置としてユーザに利用させるようにしてもよい。ユーザが表示装置3を利用する方法は、上述した方法でよい。表示装置3の利用料金は、広告主が支払うようにすると、ユーザは無料で表示装置3を利用することができる。
なお、表示装置3の一部(例えば、画面の下から1/5の部分)に広告主の広告を表示させておき、広告が表示されていない部分を、自由に使える表示装置としてユーザに利用させるようにしてもよい。ユーザが表示装置3を利用する方法は、上述した方法でよい。表示装置3の利用料金は、広告主が支払うようにすると、ユーザは無料で表示装置3を利用することができる。
また、同様に、表示装置3に、楽曲のプロモーションビデオを視認表示させるとともに、当該楽曲の着信メロディをダウンロードサイトに接続するための接続画像を非視認表示させてもよい。ユーザが、楽曲のプロモーションビデオを電子機器5のカメラで撮影すれば、電子機器5は、当該楽曲の着信メロディのダウンロードサイトに接続する。なお、ダウンロードサイトから着信メロディをダウンロードした者に対し課金してもよい。また、楽曲の他に、予告、サンプル動画を表示装置3に表示させておき、撮影すると、映画、ドラマ、アニメのダウンロードができるようにしてもよい。
なお、表示装置3は、所定位置に常に存在するものではなく、車両(例えば、宣伝トラック)に搭載され、移動するものであってもよい。
また、第1の実施形態において、表示装置3は、電子機器5と接続すると説明したが、電子機器5と接続しなくてもよい。具体的には、表示装置3は、自装置3に接続するための接続画像をサーバ8から受信して非視認表示したが、自装置3以外に接続するための接続画像をサーバ8から受信して非視認表示してもよい。第2の実施形態の表示装置4も同様である。
(応用例2)
応用例1は、誰かの電子機器5が表示装置3に接続し、当該電子機器5の制御によって、表示装置3に広告が視認表示されるとともに接続画像が非視認表示される態様であったが、応用例2では、電子機器5を介さずに、表示装置3に広告が視認表示されるとともに接続画像が非視認表示される。換言すれば、応用例1では、表示装置3が広告を表示する迄の間に電子機器5が介在したが、応用例2では、表示装置3が広告を表示する迄の間は電子機器5が介在しない。つまり、接続画像による接続先は、当該表示装置3によって宣伝(広告)を行う団体のサーバのみである。
応用例1は、誰かの電子機器5が表示装置3に接続し、当該電子機器5の制御によって、表示装置3に広告が視認表示されるとともに接続画像が非視認表示される態様であったが、応用例2では、電子機器5を介さずに、表示装置3に広告が視認表示されるとともに接続画像が非視認表示される。換言すれば、応用例1では、表示装置3が広告を表示する迄の間に電子機器5が介在したが、応用例2では、表示装置3が広告を表示する迄の間は電子機器5が介在しない。つまり、接続画像による接続先は、当該表示装置3によって宣伝(広告)を行う団体のサーバのみである。
応用例2の場合、宣伝(広告)を希望する会社(人)は、表示装置3(例えば、屋外の大型画面等)のある場所に出向く必要はなく、表示装置3のある場所から離れた場所(例えば、職場)からインターネット等で、表示装置3の所有者に表示装置3の利用を申し込めばよい。宣伝を希望する会社は、所有者の許可後、応用例1において表示装置3と接続した電子機器5が表示装置3に送信する情報(視認用画像である広告、非視認用画像である接続画像)を所有者に送信する。続いて、所有者は、サーバ8を介して、宣伝を希望する会社から受信した情報を表示装置3に送信する。以上により、表示装置3は、自装置3に電子機器5と接続することなく、広告を視認表示し、自装置3以外に接続するための接続画像を非視認表示する。表示装置3が、広告を視認表示し、自装置3以外に接続するための接続画像を非視認表示した後の動きは応用例1と同様である。
なお、宣伝を希望する会社は、例えば、所有者の許可時に、所有者からサーバ8にアクセスするための情報(ID、パスワード等)を取得し、自ら、広告と接続画像とを表示装置3に送信してもよい。
なお、宣伝を希望する会社は、例えば、所有者の許可時に、所有者からサーバ8にアクセスするための情報(ID、パスワード等)を取得し、自ら、広告と接続画像とを表示装置3に送信してもよい。
なお、表示装置3による広告内容(広告主、商品)は、時間毎に変わるようにしてもよい。例えば、TVのCM枠のように、各広告枠に複数の広告を設定し、表示装置3に、各広告枠内において各広告枠に設定した広告を順番に表示させてもよい。
また、駅構内や繁華街のビルの壁面等に、複数の表示装置3を並べて設置してもよい。複数の表示装置3を並べて設置する場合、夫々の表示装置3による広告内容が異なるようにしてもよい。
応用例1、2によれば、表示装置3の設置場所限定のタイムセールの実施、設置場所限定(例えば、ある商店街限定)の割引クーポンの発行も可能になる。例えば、表示装置3は、商店街の入口、出口等に設置し、割引クーポンの対象商品の画像を視認表示させるとともに、割引クーポン発行サーバに接続するための接続画像を非視認表示させておく。消費者は、商品画像を電子機器5のカメラで撮影すれば、割引クーポン発行サーバから当該商品の割引クーポン画像を取得することができる。
(応用例3)
応用例1、2は、営業又は広告を含むマーケティングに表示装置3を活用する態様であったが、応用例3では、地図情報の提供に表示装置3を活用する。例えば、幕張メッセのような広い会場で開催される展示会において、出展者(企業)の展示ブースの位置を来場者に教えるために表示装置3を用いる。
応用例1、2は、営業又は広告を含むマーケティングに表示装置3を活用する態様であったが、応用例3では、地図情報の提供に表示装置3を活用する。例えば、幕張メッセのような広い会場で開催される展示会において、出展者(企業)の展示ブースの位置を来場者に教えるために表示装置3を用いる。
例えば、展示会場内に設置された表示装置3は、各出展者のロゴ(又は、各出展者のロゴ+各出展者の展示ブースのおおよその位置を指す情報(例えば、矢印))を視認表示するとともに、当該表示装置3の設置位置から当該出展者の出展ブースまでを案内する地図情報を掲載したウェブページに接続するための接続画像を非視認表示する。来場者が、表示装置3に表示されている出展者のロゴを電子機器5のカメラで撮影すれば、電子機器5は、当該出展者の出展ブースまでを案内する地図情報を表示する。なお、上記案内(出展ブースまでのルート案内)は、表示装置3の設置位置が固定されているため可能になる。展示会場内の異なる複数の場所に表示装置3を設置してもよい。
同様に、地下街、デパート内、観光地などの案内にも表示装置3を活用してもよい。なお、表示装置3による上述のような案内は、地下街、デパート内のように、GPSの電波を受信できない場所(若しくは、受信しにくい場所)において特に有用である。
(応用例4)
また、表示装置3を他者とのコミュニュケーションツールとして活用してもよい。例えば、個人の趣味の発表の場として、表示装置3を活用する。表示装置3は、自装置3に接続するための接続画像を非視認表示する。なお、表示装置3は、自装置3に接続するための接続画像とともに、何からの画像(例えば、自装置3への接続の仕方を説明する情報)を視認表示してもよい。
また、表示装置3を他者とのコミュニュケーションツールとして活用してもよい。例えば、個人の趣味の発表の場として、表示装置3を活用する。表示装置3は、自装置3に接続するための接続画像を非視認表示する。なお、表示装置3は、自装置3に接続するための接続画像とともに、何からの画像(例えば、自装置3への接続の仕方を説明する情報)を視認表示してもよい。
個人Cが、電子機器5で表示装置3を撮影すると、Cの電子機器5は、表示装置3に接続する。続いて、Cの電子機器5は、Cの操作に応じて、Cが撮影(又は制作)したコンテンツ(例えば、静止画、動画)、Cのメールアドレスの接続画像(Cのメールアドレスに基づいて生成した二次元バーコード)を表示装置3に送信する。表示装置3は、Cのコンテンツを視認表示するとともに、Cのメールアドレスの接続画像を非視認表示する。表示装置3に表示中のCのコンテンツを見たユーザDが、電子機器5で当該コンテンツを撮影すると、Dの電子機器5は、Cへのメール送信画面を表示する。Dは、Cのコンテンツに対するコメントを電子メールにより送信する。
また、Cの電子機器5は、Cのメールアドレスの接続画像に代えて、Cに対するコメントを投稿するための電子掲示板のウェブページに接続するための接続画像を表示装置3に送信してもよい。当該場合、Dの電子機器5は、Cへのメール送信画面に代えて、Cに対するコメントを投稿するための電子掲示板を表示する。
なお、各応用例において説明した表示装置3以外に接続するための接続画像は、予め、元となる情報(例えば、接続先のウェブページのURL)を二次元バーコード化することによって生成し、記憶しておいてもよい。表示装置3が自装置3以外に接続するための接続画像を外部(サーバ8、電子機器5等)から受信して非視認表示する態様では、外部に当該接続画像を記憶してもよい。自装置3に接続するための接続画像についても同様である。
また、各応用例において、電子機器5から表示装置3(表示装置4)へ画像等を送信する際に、図9(c)のような身体動作によって、送信を実行するようにしてもよい。
また、各応用例において、電子機器5から表示装置3(表示装置4)へ画像等を送信する際に、図9(c)のような身体動作によって、送信を実行するようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、2…画像表示システム、3、4…表示装置、5…電子機器(撮像装置)、8…サーバ、9…ネットワーク、10、40…通信部、20、50…制御部、22、52…変換部、24、54…タイミング制御部、26、56…振分部、28、58…駆動部、30、60…表示部、31、61…画素、100…表示・操作受付部、110…撮像部、120…加速度センサ、130…距離測定部、140…描画制御部、142…移動量算出部、144…描画情報生成部、146…現在位置記憶部、148…飛沫画像情報記憶部、150…通信部
Claims (18)
- 表示部と、
前記表示部に、人間に視認させる視認用画像と、人間に視認させない画像である非視認用画像とを表示させる制御部と
を備える表示装置において、
前記非視認用画像は、所定接続先への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置において、
前記表示部には、前記非視認用画像として、前記表示装置への接続情報を示す接続画像が表示され、前記表示装置への接続が開始されると、前記非視認用画像として、前記表示装置以外の接続先への接続情報を示す接続画像が表示されることを特徴とする表示装置。 - 請求項1又は2に記載の表示装置において、
前記接続先又は前記表示装置以外の接続先は、前記表示装置によって宣伝を行う団体のサーバであることを特徴とする表示装置。 - 請求項3に記載の表示装置において、
前記団体のサーバは、前記視認用画像と前記非視認用画像とを区別して、前記表示装置へ送信することを特徴とする表示装置。 - 表示部と、
前記表示部に、人間の視覚が応答可能な長さを有しないタイミングで、人間に視認させない画像である非視認用画像を表示させる制御部と
を備える表示装置において、
前記非視認用画像は、前記表示装置への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする表示装置。 - 請求項5に記載の表示装置において、
前記制御部は、
前記表示部に、人間の視覚が応答可能な長さを有する第1表示期間の間、人間に視認させる画像である視認用画像を表示させるとともに、前記第1表示期間に続く期間のうち人間の視覚が応答可能な長さを有しない第2表示期間の間、前記非視認用画像を表示させることを特徴とする表示装置。 - 請求項5又は請求項6に記載の表示装置において、
前記接続画像は、二次元バーコードであることを特徴とする表示装置。 - 請求項5から請求項7の何れか1項に記載の表示装置において、
前記接続画像を撮像した撮像装置からの接続要求に応じて、前記撮像装置と通信する通信部を更に備えることを特徴とする表示装置。 - 表示部を備える表示装置における表示方法であって、
前記表示装置の制御手段が、前記表示部に、人間の視覚が応答可能な長さを有しないタイミングで、人間に視認させない画像である非視認用画像を表示させ、前記非視認用画像は、前記表示装置への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする表示方法。 - 表示装置と電子機器とを接続する接続方法であって、
前記表示装置の表示手段が、人間の視覚が応答可能な長さを有しない表示期間の間、前記表示装置への接続情報を示す接続画像を表示し、
前記電子機器の撮像手段が、前記表示手段によって表示された前記接続画像を撮像し、
前記電子機器の通信手段が、前記撮像手段によって撮像された前記接続画像によって示される前記接続情報を用いて、前記表示装置に接続要求を送信することを特徴とする接続方法。 - 不可視光を照射する発光部を有する表示部と、
前記表示部を制御する制御部と
を備える表示装置において、
前記制御部は、
人間に視認させない画像である非視認用画像を、前記不可視光を照射する前記発光部を用いて表示させ、前記非視認用画像は、前記表示装置への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする表示装置。 - 請求項11に記載の表示装置において、
前記表示部は、
可視光を照射する発光部を更に有し、
前記制御部は、
人間に視認させる画像である視認用画像を、前記可視光を照射する発光部を用いて表示させることを特徴とする表示装置。 - 請求項11又は請求項12に記載の表示装置において、
前記接続画像は、二次元バーコードであることを特徴とする表示装置。 - 請求項11から請求項13の何れか1項に記載の表示装置において、
前記非視認用画像は、前記不可視光に感度を有する撮像装置によって撮像される画像であることを特徴とする表示装置。 - 請求項11から請求項13の何れか1項に記載の表示装置において、
前記接続画像を撮像した撮像装置からの接続要求に応じて、前記撮像装置と通信する通信部を更に備えることを特徴とする表示装置。 - 請求項14に記載の表示装置において、
前記接続画像を撮像した前記撮像装置からの接続要求に応じて、前記撮像装置と通信する通信部を更に備えることを特徴とする表示装置。 - 不可視光を照射する発光部を有する表示装置における表示方法であって、
前記表示装置の制御手段が、人間に視認させない画像である非視認用画像を、前記不可視光を照射する発光部を用いて表示させ、前記非視認用画像は、前記表示装置への接続情報を示す接続画像であることを特徴とする表示方法。 - 表示装置と電子機器とを接続する接続方法であって、
前記表示装置の表示手段が、不可視光を照射する発光部を用いて、前記表示装置への接続情報を示す接続画像を表示し、
前記電子機器の前記不可視光に感度を有する撮像手段が、前記表示手段によって表示された前記接続画像を撮像し、
前記電子機器の通信手段が、前記撮像手段によって撮像された前記接続画像によって示される前記接続情報を用いて、前記表示装置に接続要求を送信することを特徴とする接続方法。
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JP2011287172A JP2012155319A (ja) | 2011-01-05 | 2011-12-28 | 表示装置、表示方法及び接続方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017076950A (ja) * | 2014-11-14 | 2017-04-20 | パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America | 再生方法、再生装置およびプログラム |
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2011
- 2011-12-28 JP JP2011287172A patent/JP2012155319A/ja active Pending
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