JP2012151658A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】滑らかなデジタルズームを実現する。
【解決手段】画像信号の一部を変倍処理してデジタルズームを行う撮像装置であって、モニタリング画像を表示する表示手段と、デジタルズーム倍率変更操作を検出するズーム倍率検出手段101と、デジタルズームにおいて、表示手段に表示させるモニタリング画像の単位時間当たりの変化量が一定となるように補間倍率を算出するデジタルズーム補間倍率算出手段103と、を備え、デジタルズーム補間倍率算出手段103により算出された補間倍率に基づいて、変倍処理を行ってデジタルズームを行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置および撮像方法に関する。さらに詳述すると、デジタルズームの操作性の向上に好適な撮像装置および撮像方法に関する。
撮像領域の中から所望の範囲の信号のみを取り出すことにより画像を拡大して電子的にズームを行うようにしたデジタルズーム(電子ズーム)機能を有するデジタルスチルカメラやデジタルビデオ等の撮像装置が知られている。
しかしながら、従来のデジタルズームでは、離散的にズーム倍率を変更しているため、撮影者にとっては、光学ズームのような滑らかなズーミングとはならず、ズーミングが段々飛びで行われるという問題がある。例えば、デジタルズームの倍率変更ステップが、1.2倍,1.4倍,1.6倍,…と0.2倍刻みに段階的に変化する撮像装置の場合、撮影者にとっては、各ズーム倍率間でカクカクした感じの印象を受けるズーミングとなる。なお、「光学ズームのような滑らかなズーミング」とは、光学ズームのように、ズーム倍率によらず一定のズーム速度でズーミングが可能であることをいうものとする。
このような問題に対して、離散的に変更されるズーム倍率間をより細かい複数のデジタルズーム補間倍率で補間することが知られている。
また、特許文献1には、デジタルズームの際に画像解像度が劣化するのを防止すると共に、滑らかなズーミングを行なうことを目的として、撮像した画像信号から任意の画素を読み出してズーミングを行なう撮像装置が開示されている。特許文献1に記載の撮像装置では、画素の読み出し割合に基づく変倍処理および、画素補間に変倍処理を組み合わせることによって、予め設定したズーミング刻みと該位置の倍率に対応した画像を生成する構成が開示されている。
近年、超解像画像等の利用により、デジタルズーム画像でも十分な画質が得られるようになってきたため、デジタルズームも光学ズームと同様の滑らかなズーミング操作を行いたいといった要望が出てきている。
しかしながら、上記の離散的に変更されるズーム倍率間をより細かい複数かつ一定倍率間隔のデジタルズーム補間倍率で補間する方法や、特許文献1に記載の発明においても、ズーム速度をズーム倍率によらず一定とすることはできないため、光学ズームのように滑らかなズーミングを行うことはできなかった。
そこで本発明は、ズーム速度をズーム倍率によらず一定とすることにより、光学ズームのように滑らかなズーミングを行うことができる撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の撮像装置は、画像信号の一部を変倍処理してデジタルズームを行う撮像装置であって、モニタリング画像を表示する表示手段と、デジタルズーム倍率変更操作を検出するズーム倍率検出手段と、デジタルズームにおいて、表示手段に表示させるモニタリング画像の単位時間当たりの変化量が一定となるように補間倍率を算出するデジタルズーム補間倍率算出手段と、を備え、デジタルズーム補間倍率算出手段により算出された補間倍率に基づいて、変倍処理を行ってデジタルズームを行うものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、複数のデジタルズーム倍率を設定するデジタルズーム倍率設定手段を備え、デジタルズーム補間倍率算出手段は、複数のデジタルズーム倍率間の差よりも細かい倍率を補間倍率として算出し、デジタルズーム補間倍率算出手段により算出された補間倍率を順番に設定しながら、デジタルズーム倍率を変更していくものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の撮像装置において、デジタルズーム補間倍率算出手段は、表示手段に表示させるモニタリング画像の対角線の変化量が一定になるように補間倍率を算出するものである。
また、請求項4に記載の撮像方法は、画像信号の一部を変倍処理してデジタルズームを行う撮像方法であって、モニタリング画像を表示する表示処理と、デジタルズーム倍率変更操作を検出するズーム倍率検出処理と、デジタルズームにおいて、表示手段に表示させるモニタリング画像の単位時間当たりの変化量が一定となるように補間倍率を算出するデジタルズーム補間倍率算出処理と、を行って、デジタルズーム補間倍率算出処理により算出された補間倍率に基づいて、変倍処理を行ってデジタルズームを行うようにしている。
本発明によれば、光学ズームのような滑らかなデジタルズームを実現することができる。
本発明に係る撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラの外観図の一例であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は裏面図を示す。 本実施形態に係る撮像装置の機能ブロック図の一例である。 デジタルズーム機能に係るCPUの制御ブロックの説明図である。 デジタルズーム処理のフローチャートである。 デジタルズーム補間倍率算出処理の説明図である。 デジタルズーム補間処理の説明図である。 デジタルズーム補間倍率算出処理における補間フレームの説明図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図7に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る撮像装置は、画像信号の一部を変倍処理してデジタルズームを行う撮像装置(デジタルカメラ)であって、モニタリング画像を表示する表示手段(LCDモニタ10)と、デジタルズーム倍率変更操作を検出するズーム倍率検出手段101と、デジタルズームにおいて、表示手段に表示させるモニタリング画像の単位時間当たりの変化量が一定となるように補間倍率を算出するデジタルズーム補間倍率算出手段103と、を備え、デジタルズーム補間倍率算出手段103により算出された補間倍率に基づいて、変倍処理を行ってデジタルズームを行うものである。
さらに、複数のデジタルズーム倍率を設定するデジタルズーム倍率設定手段102を備え、デジタルズーム補間倍率算出手段103は、複数のデジタルズーム倍率間の差よりも細かい倍率を補間倍率として算出し、デジタルズーム補間倍率算出手段103により算出された補間倍率を順番に設定しながら、デジタルズーム倍率を変更していくものである。
したがって、例えば、1.2倍,1.4倍,1.6倍,…と0.2倍刻みのように、離散的にデジタルズーム倍率が設定され、カクカクとしたデジタルズームを、より細かいデジタルズーム倍率間隔(補間倍率)で補間することによって滑らかなデジタルズームにすることができる。この際に、デジタルズーム速度を一定とするように補間倍率を算出すことで、光学ズームのようなデジタルズームを可能とし、光学ズームのような使用感を操作者に提供するものである。
(撮像装置の構成)
本実施形態では、撮像装置の一例としてデジタルスチルカメラを例に説明する。図1はデジタルカメラの外観図を示し、(a)はカメラ上面図、(b)はカメラ正面図、(c)はカメラ裏面図を示している。なお、撮像装置はデジタルスチルカメラに限られるものではなく、電子ズーム機能を備えた撮像装置であれば良い。
図1(a)に示すように、デジタルカメラは、上面に、サブLCD1と、レリーズシャッター2(SW1)と、モードダイヤル4(SW2)とを有する。
また、図1(b)に示すように、デジタルカメラは、正面に、ストロボ発光部3と、測距ユニット5と、リモコン受光部6と、レンズユニット7と、光学ファインダ(正面)11とを有する。また、メモリカードスロットル23は、SDカード等のメモリカード34を挿入するスロットルを示し、カメラ側面に設けられる。
また、図1(c)に示すように、デジタルカメラは、裏面に、AFLED(オートフォーカスLED)8と、ストロボLED9と、LCDモニタ(表示手段)10と、光学ファインダ(裏面)11と、ズームボタン(ズームレバー)TELE12(SW4)と、電源スイッチ13(SW13)と、ズームボタン(ズームレバー)WIDE14(SW3)と、セルフタイマ/削除スイッチ15(SW6)とを有する。
さらに、メニュースイッチ16(SW5)と、OKスイッチ17(SW12)と、左/画像確認スイッチ18(SW11)と、下/マクロスイッチ19(SW10)と、上/ストロボスイッチ20(SW7)と、右スイッチ21(SW8)と、画像を表示するディスプレイスイッチ22(SW9)とを有する。
デジタルズーム機能を用いた撮影動作では、撮影モード(モニタリングモード)と再生モードを切り替え可能なモードダイヤル4を操作して撮影モードに設定し、電源スイッチ13によりデジタルカメラを起動させると、レンズユニット7がズームワイド位置に設定されて、LCDモニタ10には電子ファインダ機能であるライブビュー映像が表示される。
この起動状態から、ズームボタンTELE12を押下することにより、レンズユニット7は望遠側(テレ側)へ移動し、ズームWIDE14を押下することにより、レンズユニット7は広角側(ワイド側)に移動して、デジタルズーム機能が実現される。
図2は図1に示したデジタルカメラの制御系の機能ブロック図を示している。以下、デジタルカメラ内部のシステム構成について説明する。
ズームレンズ、フォーカスレンズおよびメカニカルシャッタからなるレンズユニット7は、モータドライバ32によって駆動される。モータドライバ32は、信号処理IC110の内部に含まれるマイクロコンピュータ(CPU、制御手段)111によって制御される。
CCD121は、光学画像を光電変換するための固体撮像素子である。フロントエンドIC(F/E)120は、CCD出力電気信号(アナログ画像データ)についてサンプリングホールド(相関二重サンプリング)を行うCDS122、このサンプリングされたデータのゲインを調整するAGC(Auto Gain Control)123、デジタル信号変換を行うA/D変換機(A/D)124、及びCCDI/F112より垂直同期信号(VD)、水平同期信号(HD)を供給されCCD121とF/E120との駆動タイミング信号を発生するTG(タイミングジェネレータ:制御信号発生器)125を有する。
発振器(クロックジェネレータ)は、CPU111を含む信号処理IC110のシステムクロックとTG125等にクロックを供給している。TG125は発振器のクロックを受けて、ピクセル同期をするためのピクセルクロックを信号処理IC110内のCCDI/F112に供給する。
F/E120から信号処理IC110に入力されたデジタル信号は、CCDI/F112を介して、メモリコントローラ115によりSDRAM33にRGBデータ(RAW−RGB)として一時保管される。
信号処理IC110は、システム制御を行うCPU111、CCDI/F112、リサイズ処理部113、メモリコントローラ115、表示出力制御部116、圧縮伸張部117、メディアI/F部118、YUV変換部119等から構成されている。
CCDI/F112は、垂直同期信号(VD)、水平同期信号(HD)の出力を行い、その同期信号に合わせてA/D124から入力されるデジタル(RGB)信号を取り込んで、メモリコントローラ115経由でSDRAM33にRGBデータの書き込みを行う。
表示出力制御部116はSDRAM33に書き込まれた表示用データを表示部に送り、撮影した画像の表示を行う。表示出力制御部116は、デジタルカメラが内蔵しているLCDモニタ10に表示することも、TVビデオ信号として出力して外部装置に表示することも可能である。
ここでいう、表示用データとは、自然画像のYCbCrと、撮影モードアイコンなどを表示するOSD(オンスクリーンディスプレイ)データであり、いずれもSDRAM33上に置かれたデータをメモリコントローラ115が読み出して表示出力制御部116に送り、表示出力制御部116で合成したデータをビデオデータとして出力する。
圧縮伸張部117は、記録時はSDRAM33に書き込まれたYCbCrデータを圧縮してJPEG符号化されたデータを出力し、再生時は読み出したJPEG符号化データをYCbCrデータに伸張して出力する。
メディアI/F118は、CPU111の指示により、メモリカード34内のデータをSDRAM33に読み出したり、SDRAM33上のデータをメモリカード34に書き込んだりする。
YUV変換部119は、CPU111から設定された画像現像処理パラメータに基づき、SDRAM33に一時保管されたRGBデータを輝度Yと色差CbCrデータ(YUVデータ)に変換処理し、SDRAM33へ書き戻す。
リサイズ処理部113は、YUVデータを読み出して、記録するために必要なサイズへのサイズ変換、サムネイル画像へのサイズ変換、表示に適したサイズへのサイズ変換などを行う。
また、全体の動作を制御する制御部であるCPU111は、起動時にROM30に格納されたカメラの制御を行う制御プログラムおよび制御データを、例えばSDRAM33にロードし、そのプログラムコードに基づいて全体の動作を制御する。
CPU111は、操作部31のボタンキー等による指示、あるいは図示しないリモコン等の外部動作指示、あるいはパーソナルコンピュータ等の外部端末からの通信による通信動作指示に従い、撮像動作制御、画像現像処理パラメータの設定、メモリコントロール、表示制御等を行う。
操作部31は、撮影者がデジタルカメラの動作指示を行うためのものであり、図1に示すように、撮影を指示する2段(半押し、全押し)レリーズシャッター2、光学ズームおよび電子ズーム倍率を設定するズームボタン12,14等の各種ボタンキーを備えている。
操作部31よりデジタルカメラの電源キーがオンされたことを検出すると、CPU111は各ブロックに所定の設定を行う。この設定により、レンズユニット7を介してCCD121で受光した画像は、デジタル映像信号に変換されて信号処理IC110に入力される。
信号処理IC110へ入力されたデジタル信号はCCDI/F112に入力される。CCDI/F112では光電変換されたアナログ信号に黒レベル調整等の処理が行われて、SDRAM33に一旦保存される。このSDRAM33に保存されたRAW−RGB画像データは、YUV変換部119に読み出されて、ガンマ変換処理、ホワイトバランス処理、エッジエンハンス処理、YUV変換処理が行われYUV画像データとしてSDRAM33へ書き戻される。
YUV画像データは表示出力制御部116に読み出され、例えば出力先がNTSCシステムのTVであれば、リサイズ処理部113により、そのシステムに合わせた水平・垂直の変倍処理が施され、TVに出力される。この処理がVD毎に行われることで、スチル撮影前の確認用の表示であるモニタリングが行われる。
図3は、デジタルズーム機能に係るCPU111の制御ブロックの説明図である。ズーム倍率検出手段101は、ズームボタン12,14の入力から設定するズーム倍率を検出するための手段である。ズームボタン12,14を押下した際のズーム開始信号と共にズーム倍率の検出を行い、ズームボタン12,14の押下を停止した際のズーム停止信号の検出を行うブロックである。
また、デジタルズーム倍率設定手段102は、ズーム倍率検出手段101からの入力、およびデジタルズーム補間倍率算出手段103から得られる補間倍率等を反映するブロックである。
また、デジタルズーム補間倍率算出手段103は、予め設定されているデジタルズーム倍率刻みから、刻みの間を補間する細かいデジタルズーム倍率を算出するブロックである。なお、上記ズーム倍率検出手段101、デジタルズーム倍率設定手段102、およびデジタルズーム補間倍率算出手段103は、CPU111で実行されるソフトウェア(撮像プログラム)を撮像装置で実行させることで構成でき、その実行の際に必要なデータは、例えば、SDRAM33にロードされる。
(撮像装置の制御)
[デジタルズーム処理]
次に、本実施形態に係る撮像装置の制御について説明する。図4は、撮像装置が実行するデジタルズーム処理のフローチャートの一例を示している。
デジタルカメラが、撮影モードでデジタルズーム可能な状態において、操作者がズームボタン12,14を操作することにより、デジタルズーム倍率変更命令が目的とするデジタルズーム倍率と共に伝達される(ズーム開始)。
ここでは、ズームボタンTELE12を押下して、倍率を「×1.0」から「×2.0」に拡大させる場合を例として説明する。なお、一般にデジタルカメラのデジタルズーム処理では、操作者がズーム操作を停止した場合に、予め設定された所定の倍率(例えば、「×1.0」,「×2.0」,「×3.0」…等の1倍刻みや、「×1.2」,「×1.4」,「×1.6」…等の0.2倍刻みなどのきりの良い倍率)でズーム動作は停止するよう制御される。この予め設定された所定の倍率を、以下、デジタルズーム刻みの倍率と呼ぶ。
先ず、デジタルズーム補間倍率算出のために、現在のデジタルズーム倍率(「×1.0」)での画像信号における対角線の長さ(1)が算出される(S1)。また、伝達された次のデジタルズーム倍率(「×2.0」)を検出する(S2)。なお、ここで検出されるデジタルズーム倍率は、予め設定されているデジタルズーム刻みの倍率である。
次に、ステップS2で検出されたデジタルズーム倍率(「×2.0」)を適用した際の画像信号における対角線の長さ(2)が算出される(S3)。
算出された対角線の長さ(1)と(2)との間(差)について、一定長さ分ずつ変化させた所定数の対角線を求め、該対角線を形成するデジタルズーム補間倍率を逆算する(ステップS4:補間倍率算出処理)。当該補間倍率算出処理については、後述する。
次に、補間倍率算出処理(S4)で算出されたデジタルズーム補間倍率を順に用いてデジタルズームを実行する(S5)。
補間倍率を用いてデジタルズームを行い、デジタルズーム刻みの倍率(「×2.0」)まで到達したかどうかを確認し(S6)、到達するまで、補間倍率でのデジタルズームを繰り返す(S6:NO)。
デジタルズーム刻みの倍率まで到達すると(S6:YES)、このデジタルズーム倍率(「×2.0」)が、デジタルズームの最小、または最大の限界倍率ではないか確認する(S7)。限界倍率である場合は(S7:YES)、デジタルズーム処理は終了する(ズーム停止)。
一方、限界倍率でない場合(S7:NO)、操作者がズームボタン12を放していないか(ズーム停止命令の有無)を確認する(S8)。ズームボタン12が放されていたら(S8:YES)、デジタルズームを終了し(ズーム停止)、ズームボタン12が押下されている状態では(S8:NO)、S1に戻り、次のデジタルズーム刻みの倍率(「×3.0」)まで、同様の処理を繰り返すものである。
[補間倍率算出処理]
図5は、デジタルズーム補間倍率算出処理の説明図であって、デジタルズーム時にLCDモニタ10に表示させる画像表示領域を示している。
図5において、デジタルズーム倍率1倍のときの画像サイズを640画素×480画素とする。また、予め設定されているデジタルズーム刻みが1倍間隔だとすると、デジタルズームは「×1.0」,「×2.0」・・・のように実行される。したがって、デジタルズーム倍率2倍の時には、640画素×480画素のうちの、320画素×240画素分が拡大されてLCDモニタ10に表示されることとなる。
図6に、本実施形態における撮像装置が実行するデジタルズーム補間倍率算出処理との対比のために、参考例となるデジタルズーム補間処理の説明図を示す。この例では、図5と同様に、デジタルズーム倍率1倍のときの画像サイズを640画素×480画素し、デジタルズーム刻みが1倍間隔だとすると、同様に、デジタルズーム倍率2倍の時には、320画素×240画素分が拡大表示されることとなる。
しかしながら、図6に示すデジタルズーム補間処理では、補間倍率をデジタルズーム刻み倍率について均等に、すなわち、倍率1倍から2倍の間を「×1.2」,「×1.4」,「×1.6」,「×1.8」と、0.2倍刻みで補間を行っている。このように倍率を基準としてフレーム補間を行い、1倍から2倍までのズーミングを行うと、各補間フレーム間の処理速度(変化する時間)は一定であるのに対して、倍率が2倍に近づくにつれて、表示領域の変化量が小さくなるため、ズームの速度が遅くなっていくこととなる。したがって、図6に示すデジタルズーム補間処理では、操作者にとって、ズーム速度が一定でなく、拡大デジタルズームではズーム速度が徐々に遅くなり、縮小デジタルズームではズーム速度が徐々に速くなるため、光学ズームのように滑らかなズームの使用感を得ることができない。
そこで、本実施形態に係る撮像装置では、広角側から望遠側まで一定の速度でズーミングすることにより、操作者に光学ズームと変わらない滑らかな操作感を与えるデジタルズーム処理を実行するものである。
具体的には、デジタルズーム刻み間の表示領域から、デジタルズーム刻み倍率での対角線の長さを求め、その対角線の長さを一定量ずつ変化させ、対角線の長さからデジタルズーム補間倍率を逆算することによって、デジタルズーム補間倍率を算出するものである。
なお、一定の速度でズーミングすること、すなわち、表示領域の変化率が一定となる割合で補間処理を行えば良いので、表示領域の各辺の長さの変化率を基準として算出しても良い。
図5の例について詳説する。まず、デジタルズーム1倍のときと、2倍のときの表示領域の対角線の長さを算出する(数式1)。
数式1から算出された対角線の長さからデジタルズーム補間時の対角線の長さLを求め、対角線の長さLからデジタルズーム倍率Rを算出する。なお、補間フレームごとの対角線変化量Dは任意に設定可能な値であり、ここでは、D=80とした(数式2)。
対角線変化量:D=80
対角線の長さ:L=800−(D×n) (400≦L≦800)
デジタルズーム補間倍率:R=800/L ・・・(2)
図5の例においては、1倍と2倍のデジタルズーム刻みの間において、数式2より、R=「×1.1」,「×1.26」,×「1.43」,「×1.67」のデジタルズーム補間倍率が算出される。
図7は、補間倍率算出処理における補間フレーム数の説明図であって、対角線変化量を80として、デジタルズーム倍率1倍、2倍、3倍でデジタルズームを行った際の補間フレームを示している。
デジタルズーム1倍と2倍の間での遷移の場合、1倍の対角線の長さは800、2倍の対角線の長さは400となる。1倍から2倍へ遷移するのに必要なフレーム数N1は、以下のように算出できる(数式3)。
N1=(800−400)/80=5 ・・・・(3)
求めたN1から2倍時のフレームを省くため、補間フレーム数は4枚(=5−1)となる。
以上説明した、補間倍率算出処理によるフレーム補間は、2倍から3倍のデジタルズーム刻みの間以降についても同様に処理が行われる。例えば、図7に示すように、デジタルズーム2倍と3倍の間では、3倍時の対角線の長さは267となるため、2倍から3倍へ遷移するのに必要なフレーム数は、以下のように算出でき(数式4)、補間フレーム数は1枚となる。
N2=(400−267)/80=1.66… ・・・(4)
このように、補間倍率は、任意に設定される対角線の長さDから逆算されるため、対角線の長さDに応じて、デジタルズーム刻み間の補間フレーム数は変動する。すなわち、本実施形態では、対角線変化量Dの値を80としたが、この値を小さくすれば補間されるフレーム数は増えることとなる。
以上説明したように、補間倍率を算出して、当該補間倍率に基づいてフレーム補間を行うことにより、一定速度でズーミング可能となるので、光学ズームのような滑らかなデジタルズームを実現することができる。なお、本実施形態では、デジタルズーム刻みの倍率になると、一旦処理はリセットされ、次のデジタルズーム刻みの倍率に対し同様の処理を行う場合について説明したが、例えば、デジタルズーム刻み倍率が設定されていない場合であれば、デジタルズームの限界倍率までのズーミング速度がずっと一定となるように、補間倍率を設定し、所定数の補間フレームごとにズーミングを停止可能とする等としても良いのは勿論である。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 サブLCD
2 レリーズシャッター(SW1)
3 ストロボ発光部
4 モードダイヤル(SW2)
5 測距ユニット
6 リモコン受光部
7 レンズユニット
8 AFLED
9 ストロボLED
10 LCDモニタ
11 光学ファインダ
12 ズームボタンTELE(SW4)
13 電源スイッチ(SW13)
14 ズームボタンWIDE(SW3)
15 セルフタイマ/削除スイッチ(SW5)
16 メニュースイッチ(SW6)
17 OKスイッチ(SW12)
18 左/画像確認スイッチ(SW11)
19 下/マクロスイッチ(SW10)
20 上/ストロボスイッチ(SW7)
21 右スイッチ(SW8)
22 ディスプレイスイッチ(SW9)
23 メモリカードスロットル
30 ROM
31 操作部
32 モータドライバ
33 SDRAM
34 メモリカード
101 ズーム倍率検出手段
102 デジタルズーム倍率設定手段
103 デジタルズーム補間倍率算出手段
110 信号処理IC
111 CPU
112 CCD I/F
113 リサイズ処理部
115 メモリコントローラ
116 表示出力制御部
117 圧縮伸長部
118 メディアI/F
119 YUV変換部
120 F/E
121 CCD
122 CDS
123 AGC
124 A/D変換機
125 タイミングジェネレータ
特開2005−191867号公報

Claims (4)

  1. 画像信号の一部を変倍処理してデジタルズームを行う撮像装置であって、
    モニタリング画像を表示する表示手段と、
    デジタルズーム倍率変更操作を検出するズーム倍率検出手段と、
    デジタルズームにおいて、前記表示手段に表示させるモニタリング画像の単位時間当たりの変化量が一定となるように補間倍率を算出するデジタルズーム補間倍率算出手段と、を備え、
    前記デジタルズーム補間倍率算出手段により算出された前記補間倍率に基づいて、前記変倍処理を行ってデジタルズームを行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 複数のデジタルズーム倍率を設定するデジタルズーム倍率設定手段を備え、
    前記デジタルズーム補間倍率算出手段は、前記複数のデジタルズーム倍率間の差よりも細かい倍率を前記補間倍率として算出し、
    前記デジタルズーム補間倍率算出手段により算出された前記補間倍率を順に設定しながら、前記デジタルズーム倍率を変更していくことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記デジタルズーム補間倍率算出手段は、前記表示手段に表示させるモニタリング画像の対角線の変化量が一定になるように前記補間倍率を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 画像信号の一部を変倍処理してデジタルズームを行う撮像方法であって、
    モニタリング画像を表示する表示処理と、
    デジタルズーム倍率変更操作を検出するズーム倍率検出処理と、
    デジタルズームにおいて、前記表示手段に表示させるモニタリング画像の単位時間当たりの変化量が一定となるように補間倍率を算出するデジタルズーム補間倍率算出処理と、を行って、
    前記デジタルズーム補間倍率算出処理により算出された前記補間倍率に基づいて、前記変倍処理を行ってデジタルズームを行うことを特徴とする撮像方法。
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