JP2012138761A - Antenna - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は,屋外等に設置するアンテナであって,支持杆の上方にブームを止着するように構成されたアンテナに関する。
The present invention relates to an antenna that is installed outdoors or the like and is configured to fix a boom above a support rod.
以下の説明において,各部材に付与された符号は,それぞれの特許文献に記載されたものを引用しており,同様な部材でも特許文献毎にそれぞれ付与された符号は異なる。
従来のテレビ放送受信用アンテナとして一般的な,長尺の断面略円形のブーム2と,当該ブーム2に配列された複数のアンテナエレメントから構成されるアンテナ1において,当該アンテナ1を取付け対象物であるマスト12に取付ける方法の一例として,ブーム2の中間部に略U字状の断面略円形の支持杆7を取付けることでアンテナ1を支持すると共に,当該支持杆7に具備された連結具13を使ってマスト7に取付ける構造のものが知られている。
In the following description, the reference numerals given to the respective members refer to those described in the respective patent documents, and the reference numerals assigned to the respective patent documents are different even for similar members.
In an
このような構成におけるアンテナ1のブーム2と支持杆7との取付けは,当該支持杆7の立上部7aの上端に添え付けられた結合具8によって行なわれている。この結合具8は,板状材料を曲げ形成してU字状にしてある本体15と,本体15におけるバンド部16の両自由端に延設するように設けられた支持杆添着部17,17を,支持杆7の立上部7aの上端の両側に対して締,緩自在に締着するための締具21とから構成されており,前記バンド部16の内懐部に前記ブーム2が挿通されるように構成されている。
Attachment of the
そして,前記自由端である支持杆添着部17,17を緩めた状態では,支持杆7に対してブーム2が回動自在とすることができるので,支持杆の立上部7aの軸線が導波器3の軸線と略同一方向となるように支持杆7を畳めば,アンテナ1(導波器3)と支持杆7が略同一面上に位置するように折り畳むことができるため,アンテナ1の高さ方向の寸法を短くでき,これによって,例えば製品を収納したり梱包したりする場合を考えると,収納スペースを小さくできるし,梱包材の寸法を小さくできると言った利点がある。
And in the state which loosened the support rod attachment parts 17 and 17 which are the said free ends, since the
一方,アンテナ1の設置に当たっては,締具21を緩めるだけで支持杆7に対するブームの角度,即ち導波器3の傾動角度を自由に調整して,正確に水平方向を向かせることができ,しかも,その状態において締具21を使って支持杆添着部17,17を締着すれば,簡単にブーム2の外周面2aを結合具8におけるバンド部16によって締着状に簡単に保持することができ,これによって結果ブーム2の回動を防止でき,アンテナ1の電気特性を一定に維持することができる。
(例えば,特許文献1参照)
On the other hand, when the
(For example, see Patent Document 1)
ところで,このようなアンテナに用いられているブーム2の具体的なものとして,例えば,内部に長手方向がブーム2の軸心方向に向けて長く伸びる状態の複数のリブ3を配置したものが提案されている。このブーム2によると,当該ブーム2にアンテナ素子6を貫通させた状態で,前記リブ3の断面形状における自由端側をアンテナ素子6の管壁の側に曲げることで,アンテナ素子6の外周面を凹ませ,前記リブ3の自由端と凹部とをそれぞれ嵌合させて,アンテナ素子6の回動と,アンテナ素子6の長手方向への移動を阻止することができるのである。そして,ブーム2にアンテナ素子6を固着する方法は,ブーム2の内周面に円弧形状に対応させ,そこへの圧接を可能に対応断面形状にしてある押型20を,ブーム6管内に挿通させることにより,リブ3の自由端をアンテナ素子6の管壁側に曲げる方法を採用している。
(例えば,特許文献2参照)
By the way, as a concrete thing of the
(For example, see Patent Document 2)
しかしながら,特許文献2で示されたような,内部に備えさせたリブを押型で変形させてアンテナ素子を固着する方法は,その生産方法から製品の品質の問題が生じ易かったり,また,ブームの長手方向に向かって押型を挿入する構造であるため,生産設備が大型になり,延いてはコストが掛ることから製品のコストダウンが難しかった。その為,近年では,ブーム3の内面に,断面形状が山形状をしたブームの軸心方向に長いリブ11を形成しておいて,当該ブーム3にアンテナ素子20を貫通した状態で,ブーム3を外側から上下方向に加圧することにより,リブ11を変位させアンテナ素子を固定する方法が考えられた。この従来技術におけるブームに対する加圧は,ブームの管壁における上下の壁部を相互に近づける方向に変形させると共に,左右の壁部は相互に遠く離れるように変形させる固定方法であるため,上下方向からの加圧を効率よく行うため,ブーム3の断面形状は上下に対向する面(即ち,押圧面)を有した多角形状となるように形成されている。
(例えば,特許文献3参照)
However, as shown in
(For example, see Patent Document 3)
ところで,特許文献1乃至特許文献3の発明における,それぞれのブームについて比較してみると,特許文献1と特許文献2とではブームの断面形状が円形であることで一致する。ところが,特許文献1と特許文献2のブームの断面形状は円形であるものの,特許文献3はブームの断面形状が多角形であることから,それぞれの形状は一致しない。
そこで,特許文献1の構成を引用文献3のアンテナに適応することについて,特にブームと,当該ブームを下方から支持する支持杆とを取付けるための結合具に着目して検討する。
By the way, when comparing the respective booms in the inventions of
Therefore, the application of the configuration of
特許文献1における結合具8は,既に説明したように板状材料を曲げ形成してU字状にしてある本体15と,本体15におけるバンド部16の両自由端に延設するように設けられた支持杆添着部17,17を,支持杆7の立上部7aの上端の両側に対して締,緩自在に締着するための締具21とから構成されており,前記バンド部16の内懐部に前記ブーム2が挿通されるように取付けられる。そのため前記締具21を使って支持杆添着部17,17を締着すれば,ブーム2の外周面2aが,当該外周に対向する区間である外周包囲区間18の内面と圧接することによって,ブーム2は結合具8によってバンド部16の内懐部において回動することが阻止されると共に,支持杆7に対して確りと取り付けられるように構成されている。
The
つまり,この特許文献1の断面円形のブームに対応する結合具を,そのまま引用文献3の断面多角形のブームに適応させると,特許文献1ではブームの外周面とバンド部の外周包囲区間とが面で圧接していたものが,特許文献3の角型ブームでは,当該ブームの角部の頂点とバンド部の外周包囲区間の一部が圧接するだけとなってしまい,その結果,圧接力が弱くなり,本来の期待されるべき,ブームの回動を強固に阻止する作用が得られなくなってしまう。そのため例えば,アンテナが風などによって発生する振動等の影響によって,また,鳥がアンテナエレメントに止まった場合などに,アンテナエレメントの傾動を許してしまい,アンテナの電気的特性を一定に維持することができなくなるという問題が生じる。
That is, when the coupler corresponding to the boom having a circular cross section in
そこで,ブームの回動を強固に阻止する作用を実現するため,結合具のハンド部の形状を特許文献3のブームの多角形の外周に対応させるように形成することを考えてみる。この場合,特許文献1のようにブームの外周面とバンド部の外周包囲区間とが面で圧接するばかりでなくブームの角部とバンド部の凹部が嵌合するため,ブームの回動を更に強固に阻止することができる。ところが,結合具のハンド部の形状を多角形のブームの外周に対応させるように形成したことによって,特許文献1が備えている,アンテナ1の設置に当たって,締具を緩めるだけで折り畳んだ支持杆を立ち上げることができると共に,支持杆に対するブームの角度,即ち導波器の傾動角度を自由に調整して,正確に水平方向を向かせることができる機能が損なわれると言った問題が生じる。
Therefore, in order to realize the action of firmly preventing the rotation of the boom, let us consider forming the shape of the hand portion of the coupler so as to correspond to the polygonal outer periphery of the boom disclosed in
更に加えて,結合具のハンド部の形状を特許文献3のブームの多角形の外周に対応させるように形成した場合において,特許文献1の構成のように,アンテナと支持杆が略同一面上に位置するように折り畳んで,アンテナの高さ方向の寸法を短くできると言った,従来技術が備えた利点を実現しようとすると,締具を大きく緩めて,ブームの角部とその角部に対応するバンド部の凹部の嵌合を開放するか,場合によっては締具を取外してしまわないと支持杆を折り畳むことができなくなり,製品の梱包時にアンテナを小型にすることが簡単にはできなくなると言った問題が生じる。
In addition, when the shape of the hand portion of the coupler is formed so as to correspond to the outer periphery of the polygon of the boom of
そこで本願は,断面形状が略多角形に形成されたブームを具備するアンテナにおいて生じる上記のような問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,設置に当たっては,簡単な操作でブームの回動を防止し電気特性を一定に維持することができ,しかも,出荷若しくは収納に当たっては,簡単な操作で折り畳み可能なアンテナ支持金具を備えたアンテナを提供することにある。
Therefore, the present application was made to solve the above-described problems that occur in an antenna having a boom having a substantially polygonal cross-sectional shape.
Its purpose is to provide an antenna support bracket that can be folded by a simple operation to prevent the boom from rotating and maintain its electrical characteristics at a constant level during installation. Is to provide an antenna.
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,複数のアンテナエレメントを具備するアンテナのブームと,そのブームを横臥させた状態で,該ブームを下方から支持するようにした略U字状の支持杆と,該支持杆の上部と前記ブームの中間位置とを結合させるようにしてある結合具とからなるアンテナにおいて,
前記ブームの断面形状は略多角形に形成されおり,前記結合具は,板状材料を曲げ形成してU字状にしてある本体と,本体におけるバンド部の両側に連なる自由端部である支持杆添着部を前記支持杆の両側に対して締,緩自在に締着する締具に加え,前記ブームに対して該ブームの側方から着脱自在に巻き付け装着が可能なように断面形状が略C字状に形成された部材であって,前記ブームの外周面における少なくとも1つの側面の形状に対応するように形成された添付部と,その添付部に延設され,該添付部に対応する側面を除く前記ブームの外周面を取り囲むように湾曲形成されたブーム添着部と,からなるブームホルダーを備えており,前記結合具は,前記バンド部の内懐部に前記ブームを存置すると共に,当該ブームに巻き付け装着された前記ブームホルダーを内包させるように組み付けた状態で,前記支持杆締着部を前記締具によって締め付けることによって,前記ブームホルダーを介して前記ブームを締着状に保持するように構成した。
In order to solve the above-mentioned problems, the invention of
The cross-sectional shape of the boom is substantially polygonal, and the coupler is a main body formed by bending a plate-like material into a U-shape, and a support that is a free end connected to both sides of the band portion of the main body. In addition to the fasteners that fasten and loosely fasten the saddle attachment part to both sides of the support rod, the cross-sectional shape is approximately so that the boom can be detachably wound from the side of the boom. A member formed in a C-shape, an attachment portion formed to correspond to the shape of at least one side surface of the outer peripheral surface of the boom, and extended to the attachment portion, corresponding to the attachment portion A boom holder including a boom attachment portion that is curved so as to surround the outer peripheral surface of the boom excluding the side surface, and the coupling device is configured to place the boom in the inner pocket portion of the band portion, Wrap around the boom In assembled state so as to enclosed the boom holder which, by tightening the support 杆締 attachment part by the clamp and through the boom holder configured to hold the boom in fastening shape.
請求項2の発明は,請求項1に記載のアンテナにおいて,前記結合具は2つで一組をなしており,夫々前記支持杆添着部を前記締具によって緩めた状態において,
一方の結合具に具備され前記ブームに巻き付け装着された第1のブームホルダーは,前記ブームの軸線方向への移動が可能であると共に,前記第1のブームホルダーに設けられた添付部と前記ブームの側面とを対応させることによって,当該ブームの周方向への回動を不可にするように構成されており,また,一方の結合具に具備された前記本体と前記第1のブームホルダーは,相互に係合する係合手段を備えることによって前記ブームの軸線方向への移動を一体的に可能にすると共に,前記本体が前記第1のブームホルダーの周方向への回動を可能に構成されており,他方の結合具に具備され前記ブームに巻き付け装着された第2のブームホルダーは,前記ブームの軸線方向への移動と周方向の回動を不可にするように,前記第2のブームホルダーと前記ブームとの間で互いに係止する係止手段を備えており,また,他方の結合具に具備された前記本体と前記第2のブームホルダーは,前記本体が前記第2のブームホルダーの軸線方向への移動と周方向の回動を可能に構成した。
According to a second aspect of the present invention, in the antenna according to the first aspect, in the state where the coupling tool is a set of two, and the support hook attaching portion is loosened by the fastener,
The first boom holder, which is provided in one of the couplers and wound around the boom, can move in the axial direction of the boom, and the attachment portion provided on the first boom holder and the boom The boom is configured so as not to rotate in the circumferential direction of the boom, and the main body and the first boom holder provided in one coupling tool are By providing engagement means that engage with each other, the movement of the boom in the axial direction can be integrally performed, and the main body can be rotated in the circumferential direction of the first boom holder. A second boom holder provided on the other coupling and wound around the boom so that the movement of the boom in the axial direction and the rotation in the circumferential direction are disabled. A locking means for locking the rudder and the boom to each other, and the main body and the second boom holder provided in the other coupling tool are such that the main body is the second boom holder. It is possible to move in the axial direction and rotate in the circumferential direction.
請求項1の発明によれば,断面形状が多角形のブームを具備したアンテナにおいて,該ブームの断面形状に対応した本体を新しく作ることなく,従来型のU字状をしている本体に加え,前記ブームに対して該ブームの側方から着脱自在に巻き付け装着が可能なように断面形状が略C字状に形成された部材であって,前記ブームの外周面における少なくとも1つの側面の形状に対応するように形成された添付部と,その添付部に延設され,該添付部に対応する側面を除く前記ブームの外周面を取り囲むように湾曲形成されたブーム添着部と,からなるブームホルダーを備えたことによって,従来型のU字状に形成された本体を具備した結合具を,断面形状が多角形のブームに装着する場合であっても,締具を緊締すれば,前記ブームに対して回動不能に巻き付け装着された前記ブームホルダーが縮径してブームを挟持すると共に,全体略円形状に縮径した前記ブームホルダーの,前記添付部を除く外周面が,前記本体のバンド部の内面と圧接することができるので,簡単且つ安価であってもブームをバンド部の内懐部において回動の阻止ができ,支持杆に対して確りと取り付けられる,信頼性の高い結合具を備えたアンテナを提供できる。
According to the invention of
以下本発明の実施の形態を示す図面について説明する。図1は本発明のアンテナを説明するための斜視図である。この図1において,1は例えばUHF帯の電波の送受信に利用される周知のアンテナを示している。この図において2は,周知のようにアルミニウム或いは塑性変形可能な硬質材等によって形成された断面が多角形状(本発明の実施例では略六角形)の中空のブームを示しており,一般的には建物等の上に設置されたアンテナマスト3の上方に装着され,電波到来方向に向けて配置される。
ブーム2の軸線方向においては,図1に示されるように導波器6,放射器5,反射器4が高周波的に適切な間隔を隔てた位置に周知に手段で備えられている。
導波器6が設けられているブーム2にあっては,夫々ブーム2の軸線に対して直交する方向に向けて適切な間隔を隔てて,導波器6を構成するアンテナ素子6aが貫通するように形成された2個一対の貫通孔が複数個所に備えられており,当該貫通孔において前記アンテナ素子6aがブーム2に対して固着されている。
Hereinafter, drawings showing embodiments of the present invention will be described. FIG. 1 is a perspective view for explaining an antenna of the present invention. In FIG. 1,
In the axial direction of the
In the
このように構成されたアンテナ1において,ブーム2の軸線方向の長さが長い場合,当該アンテナ1をアンテナマスト3に取付ける方法の一例として,図1(a)に示されているように,ブーム2の中間部に略U字状の断面略円形の支持杆7を取付けることでアンテナ1を支持すると共に,当該支持杆7に具備された連結具7bを使ってアンテナマスト3に取付ける構造のものが知られている。
このような構成におけるアンテナ1のブーム2と支持杆7との取付けは,当該支持杆7の立上部7aの上端に添え付けられた結合具10によって行なわれる。
In the
Attachment of the
以下に図2から図6を用いて前記結合具10について説明する。本発明の結合具10は,図4に示されているように,例えば金属体等からなる板状材料を曲げ形成してU字状にしてある本体11と,本体11におけるバンド部11cの両自由端に延設するように設けられた支持杆添着部11a,11aを,支持杆7の立上部7aの上端の両側に対して締,緩自在に締着するための締具12を具備しているのに加え,更に図2の20で示された,前記ブーム2に対して該ブーム2の側方から着脱自在に巻き付け装着が可能なように,一部に開口部20gを備えた断面形状が略C字状に形成されたブームホルダーを備えることで一方の結合具を構成している。また,図5の30で示された,一部に開口部30gを備えたブームホルダーを備えることで他方の結合具を構成している。尚,前記ブームホルダー20が請求項に記載の第1のブームホルダーであり,前記ブームホルダー30が請求項に記載の第2のブームホルダーである。
Below, the said
このように構成された前記結合具10は,前記バンド部11cの内懐部に前記ブーム2を存置すると共に,該ブーム2に巻き付け装着された前記ブームホルダー20若しくはブームホルダー30を内包させるように組み付けられる。そしてこの状態で,図4及び図6に示されているように,前記支持杆締着部11a・11aを前記締具12によって締め付けることによって,夫々前記ブームホルダー20若しくはブームホルダー30を介して前記ブーム2を締着状に保持する。
The
ここで本発明の結合具10を構成する前記ブームホルダー20と前記ブームホルダー30について更に詳しく説明する。
先ず第1のブームホルダーであるブームホルダー20について図2及び図3を用いて説明する。図2はブームホルダー20を説明するための概略図であり,(a)はブームに巻き付け装着する前の状態(部品の状態)を示す側面図,(b)は使用状態のブームホルダー20の説明図,(c)は(b)におけるA−A´線から見た断面図(B部拡大詳細図)である。図3はブームホルダー20をブームに対して巻き付け装着する手順を説明する概略図である。
Here, the
First, the
本発明に係るブームホルダー20の構成は,図2(a)によく示されているように,外周が多角形状(本発明の実施例では,略六角形)からなるブーム2の外周面における側面2a及び2b(図3参照)の形状に対応するように形成され,該ブーム2の側面2a及び2bに添え付ける2つの添付部20a及び20bと,その添付部20a及び20bの間に延設されるように具備された,前記ブーム2の外周面における,前記添付部20a及び20bに対応する側面2a及び2bを除く外周面を取り囲むように湾曲形成されたブーム添着部20cから構成されている。
尚,本発明の実施例における添付部は,ブーム2の外周面における2つの側面2a及び2bの形状に対応するように形成され,該ブーム2の側面2a及び2bに添え付けるための2つの添付部20a及び20bを備えた例を示したが,少なくとも前記ブーム2の1つの側面(例えば2a)に添え付けることができるように1つの前記添付部20aを具備すればよい。
The configuration of the
The attachment portion in the embodiment of the present invention is formed so as to correspond to the shapes of the two
更に前記ブーム添着部20cには,当該ブーム添着部20cの両側側に一体的に形成され,外方向に突出するように備えられた一対の係合片20eが具備されている。この一対の係合片20eの間隔Lは,前記本体11のバンド部11cの両側端11e・11e(図4参照)間の幅,即ち,ブームの軸線方向に平行な方向の幅より僅かに大きな寸法となるように形成されている。尚,この係合片20eとバンド部11cの両側端11e・11eが請求項2に記載の係合手段の一実施例を示す。
Further, the
ブームホルダー20の形状は,前記ブーム2に対して該ブーム2の側方から着脱自在に巻き付け装着が可能なように,前記添付部20aを2つに分割するようにして設けた開口部20gを備えた,断面形状が略C字状に形成されている。加えて,分割した一方の添付部20a(21)の先端部には,該添付部20a(21)の先端部を折り曲げ形成してなる係合爪20dが形成されており,また,分割した他方の添付部20a(22)には前記係合爪20dを引っ掛けるための係合孔20fが備えられている。
The shape of the
本発明のブームホルダー20は,図2(c)によく示されているように,前記係合爪20dを前記係合孔20fの内側から引っ掛け止めることによって,前記開口部20gが閉じて添付部20aが一体化し,ブームホルダー20の形状が全体略C字状から,図2(b)中のRで示された仮想円に収まるような全体略円形状となるように構成されている。その為,前記ブームホルダー20は,例えば金属材等からなる塑性変形可能な板状材料で構成するか,樹脂材等の弾性材を用いて構成することで,前記係合爪20dと前記係合孔20fの係合を容易とするばかりでなく,その係合状態を保つことができる。
尚,本発明の実施例では,ブームホルダー20が前記ブーム2に巻き付け挿着が容易にできるように,前記ブーム添着部20cに対して予め湾曲状に成型しておく例を示したが,巻き付け装着ができるならばブーム添着部20cは必ずしも湾曲状に形成されていなくても良い。
As shown well in FIG. 2 (c), the
In the embodiment of the present invention, an example is shown in which the
ここで図3を用いて前記ブームホルダー20がブーム2に装着される手順を説明する。
この図3において6で示される導波器は,図7(c)におけるC−C´線から見た断面図である。ブームホルダー20の装着に当たっては,先ず,ブーム2に対し当該ブーム2がブームホルダー20に備えた開口部20gを挿通するように,図3(a)の矢印X方向に向けて装着する。
Here, a procedure for mounting the
The director indicated by 6 in FIG. 3 is a cross-sectional view as seen from the line CC ′ in FIG. When mounting the
ブーム2がブームホルダー20に内包されたなら,前記ブーム添着部20cを撓ませつつ他方の添付部20a(22)が一方の添付部20a(21)側に位置するまで図3(b)の矢印Y方向に引き付ける。このときブームホルダー20の添付部20bがブーム2の側面の一つである2bに対向するように装着する。
If the
更に,他方の添付部20a(22)を矢印Y方向に引き付け,図2(c)に良く示されているように,一方の添付部20a(21)に形成された係合爪20dの外側から,他方の添付20a(22)に形成された係合孔20fを被せ付ければ,前記係合爪20dと前記係合孔20gが係合し,ブームホルダー20は図3(c)のようにブーム2に対して巻き付いた状態で装着が完了する。
ブームホルダー20は,前記係合爪20dと前記係合孔20gの係合を容易とすると共に,図3(c)のようにブーム2に対して巻き付け装着された状態で,ブームホルダー20の内周面とブーム2の外周面との間に,若干の間隙が形成されるような長さに形成してあればよい。
Further, the
The
このようにブーム2に対して巻き付け装着されたブームホルダー20は,結合した添付部20aがブーム2の側面の一つである2aに対向すると共に,2つ目の添付部20bがブーム2の側面の一つである2bに対向するように配置され,また,ブーム添着部20cは,装着前の湾曲状態から更に縮径した状態で,前記側面2aと前記側面2bを除いた側面を取り巻くような円周形状に配置される。
In the
次に第2のブームホルダーであるブームホルダー30について図5及び図6を用いて説明する。図5はブームホルダー30を説明するための概略図であり,(a)はブーム2に巻き付け装着する前の状態を示す側面図,(b)は使用状態のブームホルダー30の説明図である。図6はブームホルダー30を具備する他方の結合具10をブーム2に装着する手順を説明する概略図であり,(a)はブームホルダー30をブーム2に巻き付け装着した状態,(b)は他方の結合具10を装着した状態の断面図である。(c)は(b)の上面図である。
Next, the
本発明に係るブームホルダー30の構成は,図5(a)によく示されているように,外周が多角形状(本発明の実施例では,略六角形)からなるブーム2の外周面における側面2a及び2bの形状に対応するように形成された2つの添付部30a及び30bと,その添付部30a及び30bの間に延設されるように具備された,前記ブーム2の外周面における,前記添付部30a及び30bに対応する前記側面2a及び2bを除く外周面を取り囲むように湾曲形成されたブーム添着部30cから構成されている。
The configuration of the
更に前記ブーム添着部30cには,当該ブーム添着部30cを貫通するように形成された係止孔30hが,ブーム締着部の上面と下面に具備されている。尚,この係止孔30hは後に説明する係止螺子32と共に請求項2に記載の係止手段の一実施例を示す。
Further, the
ブームホルダー30の形状は,前記ブーム2に対して該ブーム2の側方から着脱自在に巻き付け装着が可能なように,前記添付部30aと前記添付部30bとの間に開口部30gを備えた,断面形状が略C字状に形成されている。
尚,本発明の実施例では,ブームホルダー30が前記ブーム2に巻き付け挿着が容易にできるように,前記ブーム添着部30cに対して予め湾曲状に成型しておく例を示したが,巻き付け装着ができるならばブーム添着部30cは必ずしも湾曲状に形成されていなくても良い。その為,前記ブームホルダー30は,例えば金属材等からなる塑性変形可能な板状材料で構成するか,樹脂材等の弾性材を用いて構成すればよい。
The
In the embodiment of the present invention, an example is shown in which the
次に,ブームホルダー30がブーム2に装着される手順について説明する。ブームホルダー30の装着に当たっては,先ず,ブーム2に対し当該ブーム2がブームホルダー30に備えた開口部30gを挿通するようにして装着する。
Next, a procedure for mounting the
ブーム2がブームホルダー30に内包されたなら,前記ブーム添着部30cを撓ませつつ一方の添付部30aと他方の添付部30b(21)を相互に引き付けて,前記開口部30gの間隔を狭める操作を行なえば,ブーム添着部30cが塑性変形し,図6(a)に示されているような状態に巻き付け装着が完了する。
When the
更に詳しく説明すると,ブーム2に対して巻き付け装着されたブームホルダー30は,一方の添付部30aの先端部がブーム2の側面の一つである2aに対応すると共に,他方の添付部30bの先端部がブーム2の側面の一つである2bに対応するように配置される。また,ブーム添着部30cは,装着前の湾曲状態から更に縮径した状態で,前記側面2aと側面2bを除いた側面を取り巻くような円周形状に配置され,全体の形状は図3(b)中のRで示された仮想円に収まるような全体略円形状となる。
ブームホルダー30の寸法は,ブーム2に対して巻き付け装着された状態で,ブームホルダー30の内周面とブーム2の外周面との間には若干の間隙が形成されるような長さに形成しておくと良い。
More specifically, the
The dimensions of the
次に,ブーム2に巻き付け装着されたブームホルダー20とブームホルダー30に対して,前記本体11を組み付ける手順を図4及び図6を用いて説明する。
本発明の本体11は,例えば金属体等からなる板状材料を曲げ形成して,全体がU字状にしてあり,U字状の終端側を構成するバンド部11cと,当該バンド部11cの両自由端に延設するように設けられ,前記支持杆7の立上部7aの上端の両側に添え付けるための支持杆添着部11a,11aとを備えている。
Next, a procedure for assembling the
The
このように構成された本体11と前記ブームホルダー20が巻き付け装着されたブーム2との組み付けは,図4(a)に示されているように,前記ブーム2の上方から前記バンド部11cの内懐部に当該ブーム2を挿通することで行なう。そして図4(b)のように,ブーム2に巻き付け装着された前記ブームホルダー20を内包させるように組み付けた状態で,前記支持杆締着部11a・11aを支持杆7の立上部7aの上端に対して被せるようにして取付ける。尚,ブームホルダー30が巻き付け装着されたブーム2への取り付けも同様な手順で行なわれるので,詳細な説明は省略する。
As shown in FIG. 4A, the assembly of the
このように取り付けた状態で,ブームホルダー20が巻き付け装着されたブーム2に対して組み付けた本体11,即ち一方の結合具10では,図4(b)に示されているように,ブームホルダー20に形成した前記係合片20eが,前記バンド部11cの図の前面端11e側と後面端11e側(図示されていない)から突出した状態となり,前記係合片20eとバンド部11の両側端11e・11e(即ち,係合手段)とが夫々係合可能な状態となるように取付けられる。
With the
また,ブームホルダー30が巻き付け装着されたブーム2に対して組み付けた本体11,即ち他方の結合具10では,図6(b)及び図6(c)に示されているように,バンド部11cの外側上方からブーム2に対して係止螺子32が螺合されている。この係止螺子32は,本体11のバンド部11cに形成された長孔33と,ブームホルダー30のブーム添着部30cに形成された前記係止孔30hを介して,図には示されていないブーム2に形成された螺子孔2hに対して螺合されており,これによってブームホルダー30は,ブーム2の所定位置に保持されるように取付けられる。
Further, in the
このように取付けが終わったなら,螺子12aと蝶ナット12bからなる締具12でもって,支持杆添着部11a,11aを,支持杆7の立上部7aの上端の両側に対して締,緩自在に締め付けることによって,前記ブームホルダー20及び前記ブームホルダー30を介して前記ブーム2を締着状に保持することができる。
When the attachment is completed in this way, the support
ここで,結合具10の作用について説明する。既に詳述したように,前記ブームホルダー20及び前記ブームホルダー30は,夫々の内周面とブーム2の外周面との間に若干の間隙が生じるように巻き付け装着されていたが,前記本体11が装着され,前記締具12が締め付けていない状態においても,ブームホルダー20とブームホルダー30はブームに対して確りと締着されていない状態で組み付けられている。
Here, the operation of the
その為,前記ブームホルダー20は,前記本体11が前記締具12によって締め付けられていない状態において,ブーム2に対して当該ブーム2の軸線方向(前後方向)の移動が可能な状態で組み付けられている。また,ブームホルダー20は,添付部20a・20bがブームの側面2a・2bと対応するように配置されているため,ブーム添着部20cがブーム2の残りの面を取り巻くような円周形状に配置されていても,ブームホルダー20はブームに対して回動不能な状態で組み付けられる。
Therefore, the
更に言えば,本体11とブームホルダー20は前記係合手段(係合爪20eとバンド部11cの両側端11e・11e)によって相互に係合していることから,本発明のブームホルダー20を備えてなる一方の結合具10は,ブーム2に対して当該ブーム2の軸線方向(前後方向)の移動を制限しないように組み付けられていることになる。また,ブームホルダー20は縮径して,図2(b)中のRで示された仮想円に収まるような全体略円形状に状態になるため,本体11はブームホルダー20に対して回動自在に組み付けられることになる。
More specifically, since the
前記本体11が装着され,前記締具12を緊締した状態では,前記ブームホルダー20は,本体11のバンド部11cによって更に縮径してブーム2を締着状に保持する。この時,ブームホルダー20に形成された前記係合爪20dを引っ掛け止めるための係合孔20fが,所定の大きさを有するように形成されておれば,ブームホルダー20の縮径に伴って係合爪20dがブーム締着部20c側に引き寄せられても,前記係合爪20dの動きは制限されない。
When the
一方,ブームホルダー30は,前記本体11が装着され,前記締具12が締め付けられていない状態において,ブーム2に対して当該ブーム2の軸線方向(前後方向)の移動が不能な状態で組み付けられている。何故なら,ブームホルダー30は前記係止螺子32の存在によって,ブーム2の所定位置に保持されるように取付けられているためである。同様な理由で,ブームホルダー30はブーム2に対して回動不能な状態となる。
On the other hand, the
更に言えば,本体11のバンド部11cには,図6(c)において33で示された略L字状に形成された長孔が形成されており,また,前記係止螺子32は,図6(b)に示されているように,前記長孔33とブームホルダー30のブーム添着部30cに形成された係止孔30hを介して,図には示されていないブーム2に形成された螺子孔2hに対して螺合しているため,ブームホルダー30がブーム2に対して保持された状態で,本体11は前記長孔33の形成方向に沿うように移動可能に組み付けられる。
More specifically, the
前記長孔33は,バンド部11cを貫通するように設けられた孔であって,その形状はブーム2の中心軸に平行な方向に長手を有する縦長孔33aと,当該縦長孔33aに対して直交する方向に長手を有する横長孔33bとからなる略L字状となるように相互に連設されている。その為,本体11とブームホルダー11(言い換えればブーム2)は,前記縦長孔33aの長さの範囲でブーム2の前後方向に相互に移動可能となると共に,前記横長孔33bの長さの範囲でブーム2の周りを相互に回動可能となるように組み付けられている。尚,横長孔33bの長さは,図6(b)に示されているように,結合具10の軸線Xとアンテナ素子6aの軸線Yがなす角度が90°となる位置から,図7(a)に示されているように,結合具10の軸線Xとアンテナ素子6aの軸線Yがなす角度が0°となる位置まで回動できるような長さに形成されている。
The
そして,前記本体11が装着され,前記締具12を緊締した状態では,前記ブームホルダー30は,本体11のバンド部11cによって更に縮径して,図5(b)中のRで示された仮想円に収まるような全体略円形状に状態になるため,ブーム2を締着状に保持することができる。ブームホルダー30の縮径に関しては開口部30gの存在によって制限を受けることなくできる。
When the
以下の説明では,図7を用いて本発明の結合具10を備えたアンテナの説明を行う。図7はブーム2と結合具10の取付け状態を説明するための概略図であり,(a)は設置前の状態を上から見た面図であり,(b)は操作手順を説明するための図面であり,(c)設置状態を上から見た面図である。
In the following description, an antenna provided with the
本発明の前記結合具10がブーム2に対して取り付けられたなら,結合具10の支持杆締着部11a・11aを支持杆7の立上部7aの上端に対して被せるようにして取付ける。そして,アンテナ1の出荷時や収納時等の設置前の状態においては,図7(a)に示すように,締具12と係止螺子32を緩めておけば,導波器6と立上部7aは夫々の軸線が平行となるように折り畳むことができる。次にアンテナ1を設置する場合,先ず図7(a)に示されているように,他方の結合具10において前記係止螺子32が前記長孔33の横長孔33bに沿うように,矢印r方向(図の奥行き方向)に支持杆を回転させて支持杆7を立ち上げる。
If the said
既に詳述したように,結合具10の前記ブームホルダー20及び前記ブームホルダー30は,夫々ブーム2に対して周方向の回動が不可となるように巻き付け装着されており,また,結合具10の前記本体11は,それぞれ前記ブームホルダー20及び前記ブームホルダー30に対して周方向に回動が可能なように装着されているので,締具12と係止螺子32を緩めた状態では,ブーム2が多角形状を有したアンテナ1であっても支持杆7の立ち上げ操作は簡単に行うことができる。
As already described in detail, the
このように支持杆7の立ち上げが完了したなら,他方の結合具10において前記係止螺子32が前記長孔33の縦長孔33aに沿うように,ブーム2を結合具10に対して図7(b)の矢印F方向(前方)にスライドさせる(若しくは,支持杆を含めた結合具10全体をブーム2に対して後方にスライドさせる)。
When the raising of the
既に詳述したように,ブームホルダー20を具備した一方の結合具10は,ブームホルダー20と本体11が係合手段によって係合されていると共に,ブームホルダー20がブーム2の軸線方向の移動を制限されないように構成されているため,一方の結合具10の全体がブーム2に対して軸線方向にスライド自在に組みつけられており,また,ブームホルダー30を具備した他方の結合具10は,ブームホルダー30がブーム2に係止手段によって係止されているものの,結合具10における本体11はブームホルダー30に対して,ブーム2の軸線方向の移動を制限されないように構成されているため,他方の結合具10の本体11がブームホルダー30に対してスライド自在に組み付けられていることから,上記スライド操作は簡単に行うことができる。
As already described in detail, in the one
このように,支持杆7の立ち上げが終わったら,前記締具12と係止螺子32を緊締することによって導波器6と支持杆7とは強固に保持される。そして,図7(c)に示すように,導波器6と立上部7aの軸線がなす角度は90°となりアンテナ1の設置準備が完了する。
As described above, when the
以上まとめると,U字状にしてある本体11と前記ブームホルダー20を備えてなる一方の結合具10は,断面形状が多角形のブーム2に対して組み付けられ,且つ,締具12が締め付けられていない状態において,一方の結合具10全体が該ブーム2の軸線方向(前後方法)への移動の制限を受けないように構成されていると共に,一方の結合具10における本体11とブームホルダー20の関係は,ブーム2に対して回動不能に巻き付け装着されたブームホルダー20に対して本体11が回動自在となるように構成されている。そして,締具12を緊締することによって,全体略円形状に縮径する前記ブームホルダー20を介して前記ブーム2を締着状に保持する。
In summary, one
また,U字状にしてある本体11とブームホルダー30を備えてなる他方の結合具10は,断面形状が多角形のブーム2に対して組み付けられ,且つ,前記締具12及び係止螺子32が締め付けられていない状態において,前記ブームホルダー30がブーム2に対して係止手段で保持されていると共に,他方の結合具10における本体11とブームホルダー30の関係は,ブーム2に対して回動不能に巻き付け装着されたブームホルダー30に対して本体11が,ブーム2の軸線方向(前後方法)への移動と周方向の回動が可能なように構成されている。そして他方の結合具10も同様に,締具12を緊締することによって,全体略円形状に縮径する前記ブームホルダー30を介して前記ブーム2を締着状に保持する。
The
このように構成された本発明の結合具10によれば,本体を新しく作ることなく,従来型のU字状をしている本体11に加え,上記のように構成されたブームホルダー20若しくはブームホルダー30を備えたことによって,従来型の本体11を具備した結合具10を,断面形状が多角形のブーム2に装着する場合であっても,締具12及び係止螺子32を緊締すれば,前記ブーム2に対して回動不能に巻き付け装着された前記ブームホルダー20及び前記ブームホルダー30が縮径してブーム2を挟持すると共に,全体略円形状に縮径した前記ブームホルダー20及び前記ブームホルダー30の,前記バンド締着部20c及び30cの外周面が,前記本体11のバンド部11cの内面と圧接することによって,ブーム2は結合具10によってバンド部11の内懐部において回動することが阻止され,支持杆7に対して確りと取り付けられる。
According to the
また,本発明の結合具10によれば,本体11が従来型のU字状をしていると共に,前記ブームホルダー20及び前記ブームホルダー30がブームに対して全体略円形状に巻き付け装着されているため,該結合具10を装着するブーム2の断面形状が多角形であっても,前記締具12を僅かに緩めれば,前記ブームホルダー20及び前記ブームホルダー30の,前記添付部20a・20及び30a・30bを除く外周面が,前記本体11のバンド部11cの内面と摺接しながら本体11を回動できる。
Further, according to the
その結果,図1(b)に示すように,導波器6と立上部7aは夫々の軸線が平行となるように簡単に折り畳むことができる。これにより,予めアンテナ1と支持杆7が組み立てられた状態の仕掛であっても,簡単な操作で上下方向の寸法を短くすることができ,出荷や収納時等の設置前の形状を小さくすることができる。このためアンテナの生産にあっては,導波器6の仕掛が沢山重ねられるなど,運搬や保管を効率よく行うことがでるきようになる。また,アンテナ1の出荷に当たっては,反射器4と,支持杆7を折り畳んだ導波器6,と言うように夫々分解して梱包すれば梱包材等も小さできることから,梱包材の材料費や製品の輸送費などのコスト削減ができ,延いては製品コストダウンが実現できる。
As a result, as shown in FIG. 1B, the
尚,本発明は,以下に例示するように,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本発明の実施例は,UHF帯のアンテナに応用した例を示したが,ブームが多角形であれば,アンテナの種類は問わない。
Note that, as exemplified below, the present invention can be implemented by appropriately changing the configuration of each part without departing from the spirit of the present invention.
The embodiment of the present invention shows an example applied to an antenna in the UHF band, but the type of antenna is not limited as long as the boom is polygonal.
1…アンテナ,2…ブーム,2a・2b…添着面,2c…角部,2h…螺子孔,3…アンテナマスト,4…反射器,5…放射器,6…導波器,6a…アンテナ素子,7…支持杆,7a…立上部,7b…連結具,8…ケーブル支持具,9…同軸ケーブル,10…結合具,11…本体,11a…支持杆添着部,11b…貫通孔,11c…バンド部,11e…側端,12…締具,12a…螺子,12b…蝶ナット,20…第1のブームホルダー,20a・20b…添付部,20c…ブーム添着部,20d…係合爪,20e…係合片,20f…係合孔,20g…開口部,30…第2のブームホルダー,30a・30b…添付部,30c…ブーム添着部,30g…開口部,30h…係止孔,32…係止螺子,33…長孔,33a…縦長孔,33b…横長孔。
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記ブームは,断面が略多角形状に形成されおり,
前記結合具は,板状材料を曲げ形成してU字状にしてある本体と,本体におけるバンド部の両側に連なる自由端部である支持杆添着部を前記支持杆の両側に対して締,緩自在に締着する締具に加え,前記ブームに対して該ブームの側方から着脱自在に巻き付け装着が可能なように断面形状が略C字状に形成された部材であって,前記ブームの外周面における少なくとも1つの側面の形状に対応するように形成された添付部と,その添付部に延設され,該添付部に対応する側面を除く前記ブームの外周面を取り囲むように湾曲形成されたブーム添着部と,からなるブームホルダーを備えており,
前記結合具は,前記バンド部の内懐部に前記ブームを存置すると共に,当該ブームに巻き付け装着された前記ブームホルダーを内包させるように組み付けた状態で,前記支持杆締着部を前記締具によって締め付けることによって,前記ブームホルダーを介して前記ブームを締着状に保持することを特徴としたアンテナ。
An antenna boom having a plurality of antenna elements, a substantially U-shaped support rod that supports the boom from below with the boom lying down, an upper portion of the support rod, and an intermediate portion of the boom In an antenna composed of a coupler that is coupled to a position,
The boom has a substantially polygonal cross section,
The coupler is formed by bending a plate-shaped material into a U-shape and fastening a support rod attachment portion, which is a free end connected to both sides of the band portion of the body, to both sides of the support rod. A member having a substantially C-shaped cross section so that the boom can be detachably wound from the side of the boom in addition to a fastener that is loosely tightened. An attachment portion formed to correspond to the shape of at least one side surface of the outer peripheral surface of the boom, and a curve formed so as to surround the outer peripheral surface of the boom excluding the side surface corresponding to the attachment portion. And a boom holder comprising a boom attachment part,
In the state where the boom is placed in the inner pocket portion of the band portion and the boom holder that is wound around and attached to the boom is assembled so that the boom holder is included in the coupling tool, An antenna characterized in that the boom is held in a fastened state via the boom holder by being tightened by a screw.
一方の結合具に具備され前記ブームに巻き付け装着された第1のブームホルダーは,前記ブームの軸線方向への移動が可能であると共に,前記第1のブームホルダーに設けられた添付部と前記ブームの側面とを対応させることによって,当該ブームの周方向への回動を不可にするように構成されており,また,一方の結合具に具備された前記本体と前記第1のブームホルダーは,相互に係合する係合手段を備えることによって前記ブームの軸線方向への移動を一体的に可能にすると共に,前記本体が前記第1のブームホルダーの周方向への回動を可能に構成されており,
他方の結合具に具備され前記ブームに巻き付け装着された第2のブームホルダーは,前記ブームの軸線方向への移動と周方向の回動を不可にするように,前記第2のブームホルダーと前記ブームとの間で互いに係止する係止手段を備えており,また,他方の結合具に具備された前記本体と前記第2のブームホルダーは,前記本体が前記第2のブームホルダーの軸線方向への移動と周方向の回動を可能に構成されていることを特徴とした請求項1に記載のアンテナ。 In the state in which the coupling tool is in a set of two, and the support hook attaching portion is loosened by the fastener,
The first boom holder, which is provided in one of the couplers and wound around the boom, can move in the axial direction of the boom, and the attachment portion provided on the first boom holder and the boom The boom is configured so as not to rotate in the circumferential direction of the boom, and the main body and the first boom holder provided in one coupling tool are By providing engagement means that engage with each other, the movement of the boom in the axial direction can be integrally performed, and the main body can be rotated in the circumferential direction of the first boom holder. And
The second boom holder, which is provided on the other coupling tool and is wound around the boom, is configured so that the movement of the boom in the axial direction and the rotation in the circumferential direction are disabled. The main body and the second boom holder provided on the other coupling tool are provided in the axial direction of the second boom holder. The antenna according to claim 1, wherein the antenna is configured to be capable of moving to and rotating in a circumferential direction.
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WO2018235034A1 (en) * | 2017-06-21 | 2018-12-27 | Nokia Shanghai Bell Co., Ltd. | Fastening device and associated method |
-
2010
- 2010-12-27 JP JP2010289781A patent/JP2012138761A/en active Pending
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WO2018235034A1 (en) * | 2017-06-21 | 2018-12-27 | Nokia Shanghai Bell Co., Ltd. | Fastening device and associated method |
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