JP2012132818A - 温度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の熱流路体21とこの第1の熱流路体21を囲むように配設した第2の熱流路体22〜25を有し、第1の熱流路体の入口21aと出口21bに対向して対となる第1の感温素子31a、31bを備え、第2の熱流路体の入口22a〜25aと出口22b〜25bに対向して対となる第2の感温素子32a〜32hを備えると共に、電気接続部材としてのFPC40が対となる感温素子を外側から挟んで実装することで、対となる感温素子の間には熱流路体のみを配設する構成とした。これにより、電気接続部材の熱伝導率のばらつきや感温素子の実装状態による熱抵抗の変動の影響を排除し、高精度に深部体温を算出できる。
【選択図】 図1
Description
[各実施形態の特徴]
第1の実施形態の特徴は、第1と第2の熱流路体を分離する筐体が断熱に優れた空気層(又は真空層)を有し、この筐体と熱流路体とを挟むように感温素子を実装する電気接続部材を配設することである。第2の実施形態の特徴は、熱流路体を分離する筐体が高熱抵抗体の発泡スチロールであり、この発泡スチロールの筐体と熱流路体とを挟むように感温素子を実装する電気接続部材を配設することである。第3の実施形態の特徴は、第1の実施形態の簡易型であり、空気層(又は真空層)を有する筐体とリング形状の第2の熱流路体とを備え、この筐体と熱流路体とを挟むように感温素子を実装する電気接続部材を配設することである。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の温度測定装置の構成を図1、図2を用いて説明する。まず、図1(a)は第1の実施形態の温度測定装置を構成する温度測定部の斜視図であり、図1(b)は図1(a)の温度測定部に装着する電気接続部材としてのフレキシブルプリント基板(以下、FPCと略す)の斜視図であり、図2は図1(a)の温度測定部の中心を通る切断線A−A´での断面を示した断面図である。なお、図1(a)は感温素子を実装するFPCの図示を省略しているが、これは、感温素子と熱流路体の位置関係をわかりやすく示すためである。
熱流路体22〜25の入口22a〜25aが、被測定物である被検者の皮膚(図示せず)に接する面である。なお、第1及び第2の熱流路体21〜25の熱流路の各入口の詳細は後述する図3で説明する。
[FPC40の詳細説明:図1(b)]
次に、FPC40の詳細な構成と実装及び組み立てを説明する。図1(b)において、FPC41とFPC42は、接続部44によって電気的機械的に接続される。同様に、FPC42とFPC43は、接続部45によって電気的機械的に接続される。このようにして、FPC41とFPC42とFPC43は、接続部44、45を介して電気的機械的に接続した一体構造である。ここで、接続部44、45は深部温算出上影響ないように充分熱抵抗値を大きくした構造となっており、本実施形態の場合では、FPCの他の部位に比して細くした構造となっている。
同一平面になるので、FPC40は高さの違う3枚構造ではなく、2枚のFPCが接続部を介して対向する単純な構造となる。ここで、厚みD1とD2を同じにする場合には、第2の熱流路体22〜25の熱伝導率と、第1の熱流路体の熱伝導率を異ならせればよい。
[第1の実施形態の温度測定部の裏面構成説明:図3]
次に第1の実施形態の温度測定部の裏面構成を図3を用いて説明する。図3において、温度測定部10の裏面は、図示するように、大部分が熱抵抗の高い断熱材13によってFPC43を介して覆われている。この断熱材13は、前述の第1の熱流路体21の入口21aの位置と、第2の熱流路体22〜25の入口22a〜25aの位置が、各入口の大きさに合わせてくり抜けられており、その位置に皮膚接触板14a〜14eが接して配設されている。
[第1の実施形態の温度測定装置の制御部の説明:図4]
次に、第1の実施形態の温度測定装置の制御部について図4を用いて説明する。図4は温度測定部と制御部を一体的に構成する一例を示しているが、説明を分かりやすくするために、温度測定装置の温度測定部と制御部を分離して図示している。
[第1の実施形態の温度測定装置の分離型の制御部の説明:図5]
次に、第1の実施形態の温度測定装置の制御部が分離型であり、温度測定部とケーブルで接続する一例を図5を用いて説明する。図5において、温度測定部10は、感温素子を実装したFPC40を装着した筐体11(図4参照)の上面に、断熱材102を介して筐体11の上面全体を覆うカバー103が配設されている。なお、カバー103は図示しないが、筐体11の側面及び裏面の一部まで覆っても良い。
[第1の実施形態の温度測定装置の内部構成の説明:図6]
次に、第1の実施形態の温度測定装置の内部構成について図6のブロック図を用いて説明する。なお、説明の前提として第1の実施形態の制御部は、図4で示した温度測定部と制御部が一体化する形態を前提に説明するが、図5の分離型であっても、内部構成は基本的に同じである。
[第1の実施形態の温度測定装置の深部体温の算出方法の説明:図7]
次に、第1の実施形態の温度測定装置の深部体温の算出方法を図7を用いて説明する。ここで、図7で示す模式的な断面図は、前述の図2の断面図の第1の感温素子31a、31bと第2の感温素子32c、32gの周辺部を部分的に拡大した断面図である。
の熱流路体24の熱抵抗R2は、R1>R2の関係となる。そして、測定ポイントである温度T1―T3の間には第1の熱流路体21の熱抵抗R1のみが存在し、測定ポイントである温度T2−T4の間には第2の熱流路体24の熱抵抗R2のみが存在する。そして、被検者の生体組織3から一定量の熱流Qが流れ出ているとすると、温度T1−T3と温度T2−T4の温度差には違いが生じる。
つの熱流路体で入口と出口の両方に感温素子が備えられた場合、及び図9に示すような2つの熱流路体のタイプで出口にのみ感温素子が備えられている場合にも適用可能であり、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。以下に、それら2つのタイプの算出方法について説明する。
[1熱流路で、感温素子が入口と出口に配置されている場合]
図8において、熱流束をq、生体の熱伝導率をλ1、深部温度源から生体表面までの距離をh1、熱流路断熱材の熱伝導率をλ2、熱流路断熱材厚さをh2とすると、
q=−λ1/h1×(T1−Tb)=−λ2/h2×(T2−T1)
が成り立つ。これより、
Tb=h1/λ1×λ2/h2×(T1−T2)+T1
が導かれる。
Tb=Y、h1/λ1×λ2/h2=Xとおくと、Y=X×(T1−T2)+T1となり、T1とT2を2回以上測定すれば、Y(=Tb)が求められる。
[2熱流路で、感温素子がそれぞれの出口にのみ配置されている場合]
図9において、熱流路q1における生体と断熱材の合成した熱伝導率をλ1及び温度伝導率をα1とし、また、熱流路q2における生体と断熱材の合成した熱伝導率2をλ2及び温度伝導率をα2とし、さらに、深部温度源からセンサT1及びセンサT2までの距離をhとして熱伝導方程式の基本解の2次項まで含めると、
Tb=T1+h/λ1・q1+h2/2α1・dT1/dt
Tb=T2+h/λ2・q2+h2/2α2・dT2/dt
が成立する。
Tb=Y、h/λ1・q1=A、h2/2α1=B,h/λ2・q2=C,h2/2α2=Dとおくと、
Y=T1+A+B・dT1/dt
Y=T2+C+D・dT2/dt
となり、複数回のT1、T2、dT1/dt、dT2/dtを測定することによりY(=Tb)が求まる。
[第1の実施形態の温度測定装置の動作説明:図6、図7、図10]
次に、第1の実施形態の温度測定装置の動作の概略を図10のフローチャートを用いて説明する。なお、温度測定装置の内部構成は図6を参照し、深部体温の算出法は図7を参照する。また、動作説明の前提として、温度測定部10が被検者の皮膚に密着し、制御部100が動作中であり、所定の時間間隔で測定動作を実行しているとする。
(第2の実施形態)
(a)は第2の実施形態の温度測定装置の温度測定部を斜め上面から見た斜視図であり、図11(b)は斜め下面(裏面)から見た斜視図である。なお、第2の実施形態の基本構成は、第1の実施形態と同様であるので、同一要素には同一番号を付して、重複する説明は一部省略する。
(第3の実施形態)
、32bを総称して感温素子30と記述する。
2 皮膚
3 生体組織
10 温度測定部
11、60 筐体
12、61 空気層
13、102 断熱材
14、14a〜14f 皮膚接触板
21 第1の熱流路体
22〜26 第2の熱流路体
30 感温素子
31a、31b 第1の感温素子
32a〜32h 第2の感温素子
40、41、42、43 フレキシブルプリント基板(FPC)
44、45 接続部
46 接続端子
50 発泡スチロール
51 凸部
100、150 制御部
103 カバー
110 プリント基板
111 電源
112 AD変換部
113 マイコン
114 演算部
115 メモリ
116 送受信部
120、151 表示部
152 アンテナ
153 ケーブル
P1〜P10 温度信号
P11 温度データ
P12 通信信号
P13 表示信号
Q 熱流
V1 電源電圧
Claims (5)
- 第1の熱流路体と該第1の熱流路体の入口及び出口のうち少なくとも前記出口に備えられた第1の感温素子とを有し、熱伝導方程式によって深部体温が算出可能な温度測定装置において、
前記第1の感温素子と電気的に接続された電気接続部材が、前記第1の感温素子に対して前記第1の熱流路体と反対側に配置されていることを特徴とする温度測定装置。 - 前記第1の熱流路体の周辺に配設された第2の熱流路体をさらに備え、
該第2の熱流路体の入口及び出口のうち少なくとも前記出口には、前記電気接続部材と電気的に接続された第2の感温素子が備えられており、
前記電気接続部材は、前記第1及び第2の感温素子に対して前記第1及び第2の熱流路体と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の温度測定装置。 - 前記第2の熱流路体は複数あり、該複数の第2の熱流路体と前記第1の熱流路体はそれぞれ熱的に分離していることを特徴とする請求項2に記載の温度測定装置。
- 前記第2の熱流路体は前記第1の熱流路体の周囲を囲むリング形状となっており、該第2の熱流路体と前記第1の熱流路体は熱的に分離していることを特徴とする請求項2に記載の温度測定装置。
- 前記電気接続部材は、フレキシブルプリント基板で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の温度測定装置。
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