JP2012129761A - 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2012129761A
JP2012129761A JP2010278762A JP2010278762A JP2012129761A JP 2012129761 A JP2012129761 A JP 2012129761A JP 2010278762 A JP2010278762 A JP 2010278762A JP 2010278762 A JP2010278762 A JP 2010278762A JP 2012129761 A JP2012129761 A JP 2012129761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ack
nack
mobile station
station apparatus
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010278762A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Suzuki
翔一 鈴木
Tateshi Aiba
立志 相羽
Yosuke Akimoto
陽介 秋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2010278762A priority Critical patent/JP2012129761A/ja
Publication of JP2012129761A publication Critical patent/JP2012129761A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】移動局装置がPUSCHでACK/NACKを効率的に送信可能にする。
【解決手段】移動局装置は、下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンスを2つのACK/NACKセグメント(2つのACK/NACKビットのシーケンス)に分割し、ACK/NACKセグメントそれぞれのビット数(ペイロードサイズ)に基づいて、PUSCHで送信されるACK/NACKの符号化ビット数Q(Q’)を分割することによって、ACK/NACKセグメントそれぞれの符号化ビット数Q1とQ2を算出し、算出した符号化ビット数Q1とQ2の下りリンクデータに対するACK/NACKビットをPUSCHで基地局装置へ送信し、基地局装置は、PUSCHで受信した下りリンクデータに対するACK/NACKビットを復号する。
【選択図】図7

Description

本発明は、無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路に関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワークの進化(以下、「Long Term Evolution (LTE)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (EUTRA)」と称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)において検討されている。LTEでは、基地局装置から移動局装置への無線通信(下りリンク)の通信方式として、マルチキャリア送信である直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing: OFDM)方式が用いられる。また、移動局装置から基地局装置への無線通信(上りリンク)の通信方式として、シングルキャリア送信であるSC−FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)方式が用いられる。
LTEでは、移動局装置が物理下りリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)で受信した下りリンクデータ(上位レイヤにおける情報チャネル)(Downlink Shared Channel: DL-SCH)の復号に成功したか否かを示すACK(Acknowledgement)/NACK(Negative Acknowledgement)(HARQ−ACKとも称する。)は、物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel: PUCCH)または物理上りリンク共用チャネル(Physical Uplink Shared Channel: PUSCH)を用いて送信される。移動局装置がACK/NACKを送信する時にPUSCHの無線リソースを割り当てられていない場合は、ACK/NACKはPUCCHで送信される。移動局装置がACK/NACKを送信する時にPUSCHの無線リソースを割り当てられている場合は、ACK/NACKはPUSCHで送信される。LTEでは、PUSCHで3ビット以上のACK/NACKを送信する場合には、ACK/NACKをリードマラー(Reed-Muller)符号化し、32ビットのACK/NACK符号化ビット系列を生成する。
LTE−Aでは、移動局装置がACK/NACKをPUSCHで送信する際に、PUSCHで送信するACK/NACKの符号化ビット数をACK/NACKのペイロードサイズやPUSCHのリソース量などに基づいて算出する。また、PUSCHで送信されるACK/NACKの符号化ビット数の最小値を定義することが検討されている(非特許文献1)。
LTE−AではPUCCHで12ビットより多いACK/NACKを送信する場合に、ACK/NACK系列を2つのACK/NACKセグメントに分割し、2つのACK/NACKセグメントを別々にリードマラー符号化することが検討されている(非特許文献2)。
LTE−Aでは、LTEより広帯域な周波数帯域を利用して、さらに高速なデータの通信を実現する無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution-Advanced (LTE-A)」、または、「Advanced Evolved Universal Terrestrial Radio Access (A-EUTRA)」と称する。)では、LTEとの後方互換性(backward compatibility)を持つことが検討されている。つまり、LTE−Aの基地局装置はLTE−AおよびLTE両方の移動局装置と同時に無線通信を行ない、また、LTE−Aの移動局装置はLTE−AおよびLTE両方の基地局装置と無線通信を行なうことができ、LTE−AはLTEと同一のチャネル構造を用いる。
LTE−Aでは、LTEと同一のチャネル構造の周波数帯域(以下、「コンポーネントキャリア(Component Carrier: CC)」と称する。)またはセルを複数用いて、1つの周波数帯域(広帯域な周波数帯域)として使用する技術(キャリア集約: carrier aggregation、セル集約: cell aggregation等とも称される。)が提案されている。例えば、周波数帯域集約を用いた通信では、基地局装置は1つまたは複数の下りリンクコンポーネントキャリア(Downlink Component Carrier: DL CC)またはセルを用いて、移動局装置に複数の上りリンクグラントを同時に送信することができ、移動局装置は同時に受信した複数の上りリンクグラントによって割り当てられた複数の上りリンクコンポーネントキャリア(Uplink Component Carrier: UL CC)またはセルの無線リソースを用いて、基地局装置に複数のPUSCHを同時に送信することができる。
LTE−Aでは、移動局装置が同時に受信した複数のPDSCHそれぞれに対する複数のACK/NACKを基地局装置に送信する際に、移動局装置が送信する複数のPUSCHのうち1つのPUSCHを用いて上りリンクデータ(上位レイヤにおける情報チャネル)(Uplink Shared Channel: UL-SCH)と複数のACK/NACKをともに送信することが検討されている(非特許文献3)。
"Definition of Q’min for UCI on PUSCH", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #63, R1-106095, November 15-19, 2010. "Way forward on Supporting ACK/NAK Payload Larger than 11 Bits in Rel-10 TDD", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #62bis, R1-105776, October 11-15, 2010. "UCI Transmission in the Presence of UL-SCH Data", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #61, R1-103067, May 10-14, 2010.
しかしながら、従来の技術では、基地局装置と移動局装置とが通信する無線通信システムにおいて、移動局装置が、PUSCHで送信されるACK/NACKの符号化ビット数をどのように算出するかが不明確であり、基地局装置は移動局装置によってPUSCHで送信されるACK/NACKの符号化ビット数がわらかないため、PUSCHで送信される上りリンクデータおよびACK/NACKを正しく受信できないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、移動局装置がPUSCHでACK/NACKを効率的に送信することができる無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の無線通信システムは、基地局装置と移動局装置が通信する無線通信システムであって、前記移動局装置は、下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンスを2つのACK/NACKビットのシーケンスに分割し、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出し、前記算出した符号化ビット数の前記下りリンクデータに対するACK/NACKビットを前記物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、前記基地局装置は、前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記下りリンクデータに対するACK/NACKビットを復号することを特徴としている。
(2)また、本発明の無線通信システムは、移動局装置と基地局装置とが通信する無線通信システムであって、前記移動局装置は、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定し、前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、前記基地局装置は、前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記ACK/NACKビットを復号することを特徴としている。
(3)また、本発明の無線通信システムは、移動局装置と基地局装置とが通信する無線通信システムであって、前記移動局装置は、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定し、前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、前記基地局装置は、前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記ACK/NACKビットを復号することを特徴としている。
(4)また、本発明の無線通信システムは、移動局装置と基地局装置とが通信する無線通信システムであって、前記移動局装置は、前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定され、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出し、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、前記基地局装置は、前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記ACK/NACKビットを復号することを特徴としている。
(5)また、本発明の無線通信システムは、移動局装置と基地局装置とが通信する無線通信システムであって、前記移動局装置は、前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定され、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出し、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、前記基地局装置は、前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記ACK/NACKビットを復号することを特徴としている。
(6)また、本発明の移動局装置は、基地局装置と通信する移動局装置であって、下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンスを2つのACK/NACKビットのシーケンスに分割し、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出することを特徴としている。
(7)また、本発明の移動局装置は、基地局装置と通信する移動局装置であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定することを特徴としている。
(8)また、本発明の移動局装置は、基地局装置と通信する移動局装置であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定することを特徴としている。
(9)また、本発明の移動局装置は、基地局装置と通信する移動局装置であって、前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定され、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出することを特徴としている。
(10)また、本発明の移動局装置は、基地局装置と通信する移動局装置であって、前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定され、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出することを特徴としている。
(11)また、本発明の基地局装置は、移動局装置と通信する基地局装置であって、2つのACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出することを特徴としている。
(12)また、本発明の基地局装置は、移動局装置と通信する基地局装置であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定し、前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信し、前記受信したACK/NACKビットを復号することを特徴としている。
(13)また、本発明の基地局装置は、移動局装置と通信する基地局装置であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定し、前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信し、前記受信した前記ACK/NACKビットを復号することを特徴としている。
(14)また、本発明の基地局装置は、移動局装置と通信する基地局装置であって、前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定し、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出し、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信し、前記受信したACK/NACKビットを復号することを特徴としている。
(15)また、本発明の基地局装置は、移動局装置と通信する基地局装置であって、前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定し、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出し、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信し、前記受信したACK/NACKビットを復号することを特徴としている。
(16)また、本発明の無線通信方法は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンスを2つのACK/NACKビットのシーケンスに分割する処理と、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する処理を実行することを特徴としている。
(17)また、本発明の無線通信方法は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理を実行することを特徴としている。
(18)また、本発明の無線通信方法は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理を実行する処理を実行することを特徴としている。
(19)また、本発明の無線通信方法は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定される処理と、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理を実行することを特徴としている。
(20)また、本発明の無線通信方法は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定される処理と、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理を実行することを特徴としている。
(21)また、本発明の無線通信方法は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、2つのACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する処理を実行することを特徴としている。
(22)また、本発明の無線通信方法は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理と、前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、前記受信したACK/NACKビットを復号する処理を実行することを特徴としている。
(23)また、本発明の無線通信方法は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理と、前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、前記受信した前記ACK/NACKビットを復号する処理を実行することを特徴としている。
(24)また、本発明の無線通信方法は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定する処理と、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、前記受信したACK/NACKビットを復号する処理を実行することを特徴としている。
(25)また、本発明の無線通信方法は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定する処理と、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、前記受信したACK/NACKビットを復号する処理を実行することを特徴としている。
(26)また、本発明の集積回路は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる集積回路であって、下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンスを2つのACK/NACKビットのシーケンスに分割する処理と、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する処理を含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
(27)また、本発明の集積回路は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる集積回路であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
(28)また、本発明の集積回路は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理を実行する処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
(29)また、本発明の集積回路は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる集積回路であって、前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定される処理と、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理とを含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
(30)また、本発明の集積回路は、基地局装置と通信する移動局装置に用いられる集積回路であって、前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定される処理と、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理とを含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
(31)また、本発明の集積回路は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、2つのACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
(32)また、本発明の集積回路は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理と、前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、
前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、前記受信したACK/NACKビットを復号する処理とを含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
(33)また、本発明の集積回路は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理と、前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、前記受信した前記ACK/NACKビットを復号する処理と
を含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
(34)また、本発明の集積回路は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定する処理と、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、前記受信したACK/NACKビットを復号する処理とを含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
(35)また、本発明の集積回路は、移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定する処理と、物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、前記受信したACK/NACKビットを復号する処理とを含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴としている。
この発明によれば、移動局装置がPUSCHでACK/NACKを効率的に送信することができる。
本発明の無線通信システムの概念図である。 本発明のセル集約処理の一例を示す図である。 本発明のTDDの無線通信システムにおける無線フレームの構成の一例を示す図である。 本発明の下りリンクのサブフレームの構成の一例を示す概略図である。 本発明の上りリンクのサブフレームの構成の一例を示す概略図である。 本発明の移動局装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の符号化部1071の構成を示す概略ブロック図である。 本発明のベースシーケンスMi,nを示す表である。 本発明の符号化シンボルのインタリーブの方法の一例を示す図である。 本発明の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の移動局装置1の動作の一例を示すフローチャート図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
まず、本発明の物理チャネルについて説明する。
図1は、本発明の無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、移動局装置1A〜1C、および基地局装置3を具備する。図1は、基地局装置3から移動局装置1A〜1Cへの無線通信(下りリンク)では、同期信号(Synchronization signal: SS)、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)、物理報知チャネル(Physical Broadcast Channel: PBCH)、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel: PDCCH)、物理下りリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)、物理マルチキャストチャネル(Physical Multicast Channel: PMCH)、物理制御フォーマットインディケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel: PCFICH)、物理HARQインディケータチャネル(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel: PHICH)が割り当てられることを示す。
図1は、移動局装置1A〜1Cから基地局装置3への無線通信(上りリンク)では、上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)、物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel: PUCCH)、物理上りリンク共用チャネル(Physical Uplink Shared Channel: PUSCH)、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel: PRACH)が割り当てられることを示す。以下、移動局装置1A〜1Cを移動局装置1という。
同期信号は、移動局装置1が下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられる信号である。下りリンク参照信号は、移動局装置1が下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられたり、移動局装置1が下りリンクの受信品質を測定するために用いられたり、移動局装置1がPDSCHやPDCCHの伝搬路補正を行なうために用いられる信号である。
PBCHは、移動局装置1で共通に用いられる制御パラメータ(システム情報)(Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる物理チャネルである。PBCHは、40ms間隔で送信される。40ms間隔のタイミングは、移動局装置1においてブラインド検出(blind detection)される。
PDCCHは、下りリンクアサインメント(downlink assignment、またはdownlink grantとも称する。)や上りリンクグラント(uplink grant)などの下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる物理チャネルである。下りリンクアサインメントは、PDSCHつまり下りリンクデータに対する変調方式および符号化率に関する情報(Modulation and Coding Scheme: MCS)、無線リソースの割り当てを示す情報などから構成される。上りリンクグラントは、PUSCHつまり上りリンクデータに対する変調方式および符号化率に関する情報、無線リソースの割り当てを示す情報などから構成される。上りリンクグラントは、PDSCHで送信されるランダムアクセスレスポンスのメッセージ2にも含まれる。ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りリンクグラントをランダムアクセスレスポンスグラントと称する。
下りリンク制御情報には複数のフォーマットが用いられる。下りリンク制御情報のフォーマットをDCIフォーマット(DCI format)と呼ぶ。下りリンクアサインメントのDCIフォーマットは、基地局装置3がPDSCHを1つの送信アンテナポートまたは送信ダイバーシチを用いて送信する場合に用いられるDCIフォーマット1A、基地局装置3がPDSCHにMIMO SM(Multiple Input Multiple Output Spatial Multiplexing)を用いて複数の下りリンクデータ(Downlink Shared Channel: DL-SCH)を送信する場合に用いられるDCIフォーマット2などが用意される。
上りリンクグラントのDCIフォーマットは、移動局装置1がPUSCHを1つの送信アンテナポートを用いて送信する場合に用いられるDCIフォーマット0、移動局装置がPUSCHにMIMO SMを用いて複数の上りリンクデータ(Uplink Shared Channel: UL-SCH)を送信する場合に用いられるDCIフォーマット4などが用意される。
MIMO SMとは、複数の送信アンテナポートおよび複数の受信アンテナポートにより実現される複数の空間次元のチャネルに対して複数の信号が多重されて送受信が行なわれる技術である。ここで、アンテナポートとは信号処理に用いられる論理的なアンテナのことを示す、1つのアンテナポートは1つの物理的なアンテナにより構成されてもよいし、複数の物理的なアンテナにより構成されてもよい。
MIMO SMを用いた送信側では、複数の信号に対して適切な空間チャネルを形成するための処理(プリコーディング(precoding)と称す)が行われて、プリコーディングの処理が行なわれた複数の信号を複数の送信アンテナを用いて送信する。MIMO SMを用いた受信側では、複数の受信アンテナを用いて受信された複数の信号に対して空間次元のチャネルで多重された信号を適切に分離するための処理が行なわれる。
基地局装置3は、基地局装置3がスケジューリングしたPUSCHで送信される上りリンクデータの数、PUSCH内に空間多重される領域(以下ではレイヤもしくはLayerと呼称する)の数、上りリンクデータが配置されるレイヤ、移動局装置1が行うプリコーディングの種類を示す情報をDCIフォーマット4に含めて送信する。移動局装置1は、基地局装置3から受信したDCIフォーマット4に基づいて、DCIフォーマット4が対応するPUSCHで送信する上りリンクデータの数、PUSCH内に空間多重されるレイヤの数、上りリンクデータが配置されるレイヤ、プリコーディングの種類を決定する。移動局装置1は、基地局装置3からDCIフォーマット0またはランダムアクセスレスポンスグラントを受信した場合には、単一の送信アンテナポートを用いて、単一の上りリンクデータをPUSCHで送信する。
PDSCHは、ページングチャネル(Paging Channel: PCH)やPBCHで報知されない、つまりBCH以外のシステム情報や下りリンクデータを送信するために用いられる物理チャネルである。PMCHは、MBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)に関する情報であるマルチキャストチャネル(Multicast Channel: MCH)を送信するために用いられる物理チャネルである。
PCFICHは、PDCCHが配置される領域を示す情報を送信するために用いられる物理チャネルである。PHICHは、基地局装置3が受信した上りリンクデータの復号の成否を示すHARQインディケータを送信するために用いられる物理チャネルである。
基地局装置3がPUSCHに含まれる上りリンクデータの復号に成功した場合は、HARQインディケータはACK(ACKnowledgement)を示し、基地局装置3がPUSCHに含まれる上りリンクデータの復号に失敗した場合は、HARQインディケータはNACK(Negative ACKnowledgement)を示す。尚、同一のPUSCHに含まれる複数の上りリンクデータ毎の復号の成否を示す場合は、複数のHARQインディケータが、複数のPHICHで送信される。
上りリンク参照信号は、基地局装置3が上りリンクの時間領域の同期をとるために用いられたり、基地局装置3が上りリンクの受信品質を測定するために用いられたり、基地局装置3がPUSCHやPUCCHの伝搬路補正を行なうために用いられる信号である。上りリンク参照信号は、SC−FDMAを想定して分割された無線リソースにおいて、CAZAC(Constant Amplitude and Zero Auto-Correlation)系列を用いた符号拡散が行われる。
上りリンク参照信号には、PUSCHまたはPUCCHと時間多重されて送信されPUSCHとPUCCHの伝搬路補償に用いられるDMRS(Demodulation Reference Signal)と、PUSCHおよびPUCCHとは独立して送信される基地局装置3が上りリンクの伝搬路の状況を推定するのに用いられるSRS(Sounding Reference Signal)がある。DMRSには、サイクリックシフトだけでなく時間領域における拡散符号(Orthogonal Cover Code: OCC)も用いられる。
PUCCHは、下りリンクのチャネル品質を示すチャネル品質情報(Channel Quality Information)、上りリンクの無線リソースの割り当ての要求を示すスケジューリング要求(Scheduling Request: SR)、移動局装置1が受信した下りリンクデータの復号の成否を示すACK/NACK(HARQ−ACKとも称する。)など、通信の制御に用いられる情報である上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる物理チャネルである。
チャネル品質情報には、チャネル品質指標(Channel Quality Indicator: CQI)、ランク指標(Rank Indicator: RI)およびプレコーディングマトリックス指標(Predocing Matrix Indicator: PMI)がある。CQIは、下りリンクの物理チャネルの誤り訂正方式、誤り訂正の符号化率、データ変調多値数などの無線伝送パラメータを変更するためのチャネル品質を示す情報である。
RIは、下りリンクにおいてMIMO SM方式にて複数の下りリンクデータを空間多重送信する場合に、移動局装置1が基地局装置3に要求する予め送信信号系列を前処理する信号系列の単位(ストリーム)の数(Rank)を示す情報である。PMIは、MIMO SM方式にて空間多重送信する場合に移動局装置1が基地局装置3に要求する予め送信信号系列を前処理するプレコーディングの情報である。
PUSCHは、上りリンクデータや上りリンク制御情報を送信するために用いられる物理チャネルである。移動局装置が上りリンク制御情報を送信する時にPUSCHの無線リソースを割り当てられていない場合は、上りリンク制御情報はPUCCHで送信される。移動局装置が上りリンク制御情報を送信する時にPUSCHの無線リソースを割り当てられている場合は、上りリンク制御情報はPUSCHで送信される。尚、複数のPUSCHの無線リソースを割り当てられている場合は、いずれか1つのPUSCHで上りリンク制御情報を送信する。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために使用される物理チャネルである。PRACHは、移動局装置1が基地局装置3と時間領域の同期をとることを最大の目的とし、その他に、初期アクセス、ハンドオーバ、再接続要求、および上りリンクの無線リソースの割り当ての要求に用いられる。
上りリンクデータ(UL−SCH)、下りリンクデータ(DL−SCH)、マルチキャストチャネル(MCH)、PCHおよびBCHなどはトランスポートチャネルである。上りリンクデータをPUSCHで送信する単位および下りリンクデータをPDSCHで送信する単位は、トランスポートブロック(transport block)と呼ばれる。トランスポートブロックは、MAC(Media Access Control)層で取り扱われる単位であり、トランスポートブロック毎にHARQ(再送信)の制御が行なわれる。
物理層ではトランスポートブロックはコードワード(Cord Word: CW)に対応付けられ、コードワード毎に符号化などの信号処理が行なわれる。トランスポートブロックサイズは、トランスポートブロックのビット数(ペイロードサイズ)である。移動局装置1は上りリンクグラントや下りリンクアサインメントに含まれるPUSCHまたはPDSCHの無線リソースの割り当てを示す情報によって示される物理リソースブロック(Physical Resource Block; PRB)の数と、PUSCHまたはPDSCHの変調方式および符号化率に関する情報(MCSまたはMCS&RV(Redundancy Version))からトランスポートブロックサイズを認識する。
以下、本発明のセル集約(キャリア集約)について説明する。
図2は、本発明のセル集約処理の一例を示す図である。図2において、横軸は周波数領域、縦軸は時間領域を示す。図2で示されるセル集約処理では、3つのサービングセル(serving cell)(サービングセル1、サービングセル2、サービングセル3)が集約される。集約される複数のサービングセルのうち1つのサービングセルはプライマリセル(Primary cell: Pcell)である。プライマリセルは、LTEのセルと同等の機能を持つサービングセルである。
プライマリセルを除いたサービングセルはセカンダリセル(Secondary cell: Scell)である。セカンダリセルはプライマリセルよりも機能が制限されたセルであり、主にPDSCHおよび/またはPUSCHの送受信のために使用される。例えば、移動局装置1はプライマリセルでのみランダムアクセスを行なう。また、移動局装置1はセカンダリセルのPBCHおよびPDSCHで送信されるページングおよびシステム情報を受信しなくてもよい。
下りリンクにおいてサービングセルに対応するキャリアは下りリンクコンポーネントキャリア(Downlink Component Carrier: DL CC)であり、上りリンクにおいてサービングセルに対応するキャリアは上りリンクコンポーネントキャリア(Uplink Component Carrier: UL CC)である。下りリンクにおいてプライマリセルに対応するキャリアは下りリンクプライマリコンポーネントキャリア(Downlink Primary Component Carrier: DL PCC)であり、上りリンクにおいてプライマリセルに対応するキャリアは上りリンクプライマリコンポーネントキャリア(Uplink Primary Component Carrier: UL PCC)である。下りリンクにおいてセカンダリセルに対応するキャリアは下りリンクセカンダリコンポーネントキャリア(Downlink Secondary Component Carrier: DL SCC)であり、上りリンクにおいてセカンダリセルに対応するキャリアは上りリンクセカンダリコンポーネントキャリア(Uplink Secondary Component Carrier: UL SCC)である。
基地局装置3は、プライマリセルには必ずDL PCCとUL PCCの両方を設定する。また、基地局装置3は、セカンダリセルにはDL SCCのみ、またはDL SCCとUL SCCの両方を設定することができる。また、サービングセルの周波数またはキャリア周波数はサービング周波数またはサービングキャリア周波数と呼称され、プライマリセルの周波数またはキャリア周波数はプライマリ周波数またはプライマリキャリア周波数と呼称され、セカンダリセルの周波数またはキャリア周波数はセカンダリ周波数またはセカンダリキャリア周波数と呼称される。
移動局装置1と基地局装置3は、始めに1つのサービングセルを使用して通信を開始し、通信を開始した後に基地局装置3は、RRCシグナル(Radio Resource Control signal)を使用して1つのプライマリセルと1つまたは複数のセカンダリセルのセットを移動局装置1に設定する。
図2において、サービングセル1がプライマリセルであり、サービングセル2とサービングセル3がセカンダリセルである。サービングセル1(プライマリセル)にはDL PCCとUL PCCの両方が設定されており、サービングセル2(セカンダリセル)にはDL SCC−1とUL SCC−2の両方が設定されており、サービングセル3(セカンダリセル)にはDL SCC−2のみが設定されている。
DL CCおよびUL CCで使用されるチャネルは、LTEと同一のチャネル構造を持つ。図2において、DL CCには、斜線でハッチングがされた領域が示すPHICHとPCFICHとPDCCHが配置される領域と、ドットでハッチングがされた領域が示すPDSCHが配置される領域がある。PHICHとPCFICHとPDCCHは、周波数多重および/または時間多重される。PHICHとPCFICHとPDCCHが周波数多重および/または時間多重される領域と、PDSCHが配置される領域は時間多重される。UL CC各々には、灰色の領域が示すPUCCHが配置される領域と、横線でハッチングがされた領域が示すPUSCHが配置される領域とが周波数多重される。
セル集約では、1つのサービングセルのDL CCで最大1つのPDSCHが送信されることができ、1つのサービングセルのUL CCで最大1つのPUSCHが送信されることができる。図2では、3つのDL CCを使用して同時に最大3つのPDSCHが送信されることができ、2つのUL CCを使用して同時に最大2つのPUSCHが送信されることができる。
基地局装置3は、下りリンクアサインメントと上りリンクグラントに下りリンクアサインメントと上りリンクグラントがPDSCHまたはPUSCHの無線リソースを割り当てるサービングセルを示す情報であるキャリアインディケータ(Carrier Indicator)を含むか否かをサービングセル毎に設定する。PHICHは、PHICHがACK/NACKを示すPUSCHの無線リソースの割り当てを示す情報が含まれる上りリンクグラントが送信されたサービングセルで送信される。
FDD(Frequency Division Duplex)の無線通信システムでは、単一のサービングセルに対応するDL CCとUL CCは異なる周波数に構成される。TDD(Time Division Duplex)の無線通信システムでは、単一のサービングセルに対応するDL CCとUL CCは同一の周波数に構成され、サービング周波数において上りリンクサブフレームと下りリンクサブフレームが時間多重される。
図3は、本発明のTDDの無線通信システムにおける無線フレームの構成の一例を示す図である。図3において、横軸は周波数領域、縦軸は時間領域を示す。図3において、白色の四角は下りリンクサブフレームを示し、斜線でハッチングがされた四角は下りリンクサブフレームを示し、ドットでハッチングがされた四角はスペシャルサブフレームを示す。サブフレームに付された番号(#i)は無線フレーム内のサブフレームの番号を示している。
下りリンクサブフレームでは、PDCCHやPDSCHなどの下りリンクの信号が送信される。上りリンクサブフレームでは、PUCCHやPUSCHなどの上りリンクの信号が送信される。スペシャルサブフレームは、3つの領域DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)およびGP(Guard Period)およびUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)を含む。DwPTSとGPとUpPTSは時間多重される。DwPTSはPDCCHやPDSCHなどの下りリンクの信号が送信される領域である。UpPTSはSRSおよび/またはPRACHが送信される領域であり、UpPTSではPUCCHおよびPUSCHは送信されない。GPは移動局装置1および基地局装置3が上りリンクの送受信と下りリンクの送受信をスイッチするための期間である。
セル集約される全てのサービングセルは同一のサブフレームパターンを持つ。つまり、あるタイミングにおいて、移動局装置1と基地局装置3はセル集約される全てのサービングセルで同じ種類のサブフレームを用いた無線通信をする。図3において、移動局装置1がサービングセル1からサービングセル3のサブフレーム#8とサブフレーム#9とサブフレーム#0とサブフレーム#1(図3の太い点線で囲まれたサブフレーム)のPDSCHで受信したトランスポートブロックに対する複数のACK/NACKはサブフレーム#1から6つ後のサブフレーム#7のPUCCHまたはPUSCHで送信される。また、移動局装置1がサービングセル1からサービングセル3のサブフレーム#3からサブフレーム#6(図3の太い実線で囲まれたサブフレーム)のPDSCHで受信したトランスポートブロックに対する複数のACK/NACKはサブフレーム#6から6つ後のサブフレーム#2のPUCCHまたはPUSCHで送信される。
以下、本発明のサブフレームの構成について説明する。
図4は、本発明の下りリンクのサブフレームの構成の一例を示す概略図である。図4において、横軸は時間領域、縦軸は周波数領域である。図4に示すように、DL CCのサブフレームは、複数の下りリンクの物理リソースブロック(Physical Resource Block; PRB)ペア(例えば、図4の破線で囲まれた領域)から構成されている。この下りリンクの物理リソースブロックペアは、無線リソースの割り当てなどの単位であり、予め決められた幅の周波数帯(PRB帯域幅;180kHz)および時間帯(2個のスロット=1個のサブフレーム;1ms)からなる。
1個の下りリンクの物理リソースブロックペアは、時間領域で連続する2個の下りリンクの物理リソースブロック(PRB帯域幅×スロット)から構成される。1個の下りリンクの物理リソースブロック(図4において、太線で囲まれている単位)は、周波数領域において12個のサブキャリア(15kHz)から構成され、時間領域において7個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル(71μs)から構成される。
時間領域においては、1個のサブフレーム(1ms)は2つのスロット(0.5ms)から構成される。また1つのスロットは7個のOFDMシンボル(約71μs)から構成される。サブフレームと同じ時間間隔である1msのことを、送信時間間隔(Transmit Time Interval: TTI)とも称する。周波数領域においては、DL CCの帯域幅に応じて複数の下りリンクの物理リソースブロックが配置される。尚、1個のサブキャリアと1個のOFDMシンボルから構成されるユニットを下りリンクリソースエレメントと称する。
以下、下りリンクに割り当てられる物理チャネルの配置について説明する。下りリンクの各サブフレームには、PDCCH、PCFICH、PHICH、PDSCH、および下りリンク参照信号などが配置される。PDCCHはサブフレームの先頭のOFDMシンボルから(図3において、左斜線でハッチングがされた領域)配置される。PDCCHが配置されるOFDMシンボルの数はサブフレーム毎に異なり、PDCCHが配置されるOFDMシンボルの数を示す情報はサブフレーム内の1番目のOFDMシンボルで送信されるPCFICHで報知される。各サブフレームでは、複数のPDCCHが周波数多重および時間多重される。
PCFICHはサブフレームの先頭のOFDMシンボルに配置され、PDCCHと周波数多重される。PHICHは、PDCCHと同一のOFDMシンボル内で周波数多重される。各サブフレームでは、複数のPHICHが周波数多重および符号多重される。移動局装置1は、PUSCHを送信してから所定の時間後(例えば、4ms後、4サブフレーム後、4TTI後)の下りリンクのサブフレームのPHICHで、このPUSCHで送信した上りリンクデータに対するACK/NACKを受信する。
PDSCHは、サブフレーム内のPDCCHおよびPCFICHおよびPHICHが配置されるOFDMシンボル以外のOFDMシンボル(図4において、ハッチングがされない領域)に配置される。PDSCHの無線リソースの割り宛ては、下りリンクアサインメントを用いて移動局装置1に示される。PDSCHの無線リソースは、時間領域において、このPDSCHの割り当てを示す下りリンクアサインメントを含むPDCCHと同一の下りリンクのサブフレームに配置される。
PDSCHと、このPDSCHに対するPDCCHは同じまたは異なるサービングセルに配置される。各下りリンクコンポーネントキャリアのサブフレームでは、複数のPDSCHが周波数多重および空間多重される。下りリンク参照信号については、説明の簡略化のため図4において図示を省略するが、下りリンク参照信号は周波数領域と時間領域において分散して配置される。
図5は、本発明の上りリンクのサブフレームの構成の一例を示す概略図である。図5において、横軸は時間領域、縦軸は周波数領域である。図5に示すように、UL CCのサブフレームは、複数の上りリンクの物理リソースブロックペア(例えば、図5の破線で囲まれた領域)から構成されている。この上りリンクの物理リソースブロックペアは、無線リソースの割り当てなどの単位であり、予め決められた幅の周波数帯(PRB帯域幅;180kHz)および時間帯(2個のスロット=1個のサブフレーム;1ms)からなる。
1個の上りリンクの物理リソースブロックペアは、時間領域で連続する2個の上りリンクの物理リソースブロック(PRB帯域幅×スロット)から構成される。1個の上りリンクの物理リソースブロック(図5において、太線で囲まれている単位)は、周波数領域において12個のサブキャリアから構成され、時間領域において7個のSC−FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル(71μs)から構成される。
時間領域においては、1個のサブフレーム(1ms)は2つのスロット(0.5ms)から構成される。また1つのスロットは7個のSC−FDMAシンボル(時間シンボル)(約71μs)から構成される。サブフレームと同じ時間間隔である1msのことを、送信時間間隔(Transmit Time Interval: TTI)とも称する。周波数領域においては、UL CCの帯域幅に応じて複数の上りリンクの物理リソースブロックが配置される。尚、1個のサブキャリアと1個のSC−FDMAシンボルから構成されるユニットを上りリンクリソースエレメントと称する。
以下、上りリンクの無線フレーム内に割り当てられる物理チャネルについて説明する。上りリンクの各サブフレームには、PUCCH、PUSCH、PRACHおよび上りリンク参照信号などが配置される。PUCCHは、上りリンクの帯域の両端の上りリンクの物理リソースブロック(左斜線でハッチングがされた領域)に配置される。各サブフレームでは、複数のPUCCHが周波数多重および符号多重される。
PUSCHは、PUCCHが配置される上りリンクの物理リソースブロック以外の上りリンクの物理リソースブロックペア(ハッチングがされない領域)に配置される。PUSCHの無線リソースは、上りリンクグラントを用いて割り当てられ、この上りリンクグラントを含むPDCCHが配置された下りリンクのサブフレームから所定の時間後(例えば、4ms後、4サブフレーム後、4TTI後)の上りリンクのサブフレームに配置される。各サブフレームでは、複数のPUSCHが周波数多重および空間多重される。
PRACHが配置されるサブフレームおよび上りリンクの物理リソースブロックを示す情報は、基地局装置によって報知される。上りリンク参照信号は、PUSCHとPUCCHと時間多重されて送信される。PUSCHと上りリンク参照信号が時間多重される場合は、上りリンク参照信号は周波数領域においてPUSCHが割り当てられたのと同じ周波数帯域に配置され、時間領域において4番目と11番目のSC−FDMAシンボルに配置される。PUCCHと上りリンク参照信号が時間多重される場合は、上りリンク参照信号は周波数領域においてPUCCHが割り当てられたのと同じ周波数帯域に配置され、時間領域において2番目と5番目と9番目と13番目のSC−FDMAシンボルに配置される。
以下、本発明のランダムアクセスについて説明する。
ランダムアクセスには、Contention based Random Accessと、Non-contention based Random Accessの2つのアクセス方法がある。Contention based Random Accessは、移動局装置1間で衝突する可能性のあるアクセス方法であり、通常行なわれるランダムアクセスである。Non-contention based Random Accessは、移動局装置1間で衝突が発生しないアクセス方法であり、迅速に移動局装置1と基地局装置3間の同期をとるためにハンドオーバ等の特別な場合に基地局装置3主導で行なわれるランダムアクセスである。
以下、Contention based Random Accessについて説明する。Contention based Random Accessでは、同期をとるために移動局装置1はプリアンブル(メッセージ1)を送信する。プリアンブルは、情報を表す信号パターンであるシグネチャが含まれ、数十種類のシグネチャを用意して数ビットの情報を表現することができる。移動局装置1は、プリアンブルを用いて6ビットの情報を送信するので、64種類のシグネチャが用意される。
基地局装置3は、移動局装置1から送信されたプリアンブルを受信すると、プリアンブルから移動局装置1と基地局装置3間の同期タイミングのずれを算出し、移動局装置1がメッセージ3を送信するためのスケジューリングを行なう。そして、基地局装置3はプリアンブルを送信した移動局装置1にTemporary C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)を割り当て、プリアンブルを受信したPRACHに対応するRA−RNTI(Random Access-Radio Network Temporary Identifier)をPDCCHに含めて配置し、このPDCCHによって無線リソースの割り当てを示されるPDSCHに同期タイミングのずれ情報、ランダムアクセスレスポンスグラント、Temporary C−RNTIおよび受信したプリアンブルのシグネチャの番号(ランダムID、またはプリアンブルIDとも呼称する。)を含んだランダムアクセスレスポンス(メッセージ2)を送信する。
移動局装置1は、検出したPDCCHにRA−RNTIが含まれていることを確認すると、PDCCHに含まれる無線リソース割り当てが示すPDSCHに配置されたランダムアクセスレスポンスの中身を確認する。移動局装置1は自装置が送信したプリアンブルのシグネチャの番号が含まれる応答を抽出し、同期タイミングのずれを補正し、ランダムアクセスレスポンスグラントによって無線リソースを割り当てられたPUSCHで予め基地局装置3から設定されているC−RNTI、または接続要求のメッセージ(RRCConnectionRequest message)、または接続再設定要求のメッセージ(RRCConnectionReestablishmentRequest message)を含むメッセージ3を送信する。なお、Contention based Random Accessのメッセージ3を送信するPUSCHは、上りリンク制御情報を送信することはできない。移動局装置1は、Contention based Random Accessのメッセージ3をPUSCHで送信するサブフレームでは、上りリンク制御情報を送信しない。
基地局装置3は、移動局装置1からのメッセージ3を受信すると、受信したメッセージ3に含まれるC−RNTI、接続要求のメッセージ、または接続再設定要求のメッセージに含まれる移動局装置1を識別する情報を使用して移動局装置1間で衝突が起こっているかどうか判断するためのコンテンションレゾリューション(メッセージ4)を移動局装置1に送信する。基地局装置3は、メッセージ3の復号に失敗した場合は、復号に失敗したメッセージ3が対応するT C−RNTIを含むDCIフォーマット0を用いて移動局装置1にメッセージ3の再送を指示してもよい。
以下、Non-contention based Random Accessについて説明する。Non-contention based Random Accessでは、基地局装置3が、移動局装置1にRACHで送信するプリアンブルの種類および移動局装置1が送信するRACHの周波数および時間リソースをPDCCHまたはPDSCHで通知する。移動局装置1は、基地局装置3から通知されたRACHの周波数および時間リソースで基地局装置3から通知された種類のプリアンブル(メッセージ1)を送信する。
基地局装置3は、移動局装置1から基地局装置3が通知した種類のプリアンブルを受信し、移動局装置1と基地局装置3間の同期タイミングのずれを算出する。基地局装置3は、プリアンブルを受信したPRACHに対応するRA−RNTIをPDCCHに含めて配置し、このPDCCHによって無線リソースの割り当てを示されるPDSCHに同期タイミングのずれ情報、ランダムアクセスレスポンスグラント、受信したプリアンブルのシグネチャの番号を含んだランダムアクセスレスポンス(メッセージ2)を送信する。なお、Non-contention based Random Accessでは、メッセージ2のTemporary C−RNTIを示す領域は使用されない。
移動局装置1は、検出したPDCCHにRA−RNTIが含まれていることを確認すると、PDCCHに含まれる無線リソース割り当てが示すPDSCHに配置されたランダムアクセスレスポンスの中身を確認する。移動局装置1は、自装置が送信したプリアンブルのシグネチャの番号が含まれる応答を抽出し、同期タイミングのずれを補正し、Non-contention based Random Accessに関する処理を終了する。なお、Non-contention based Random Accessでは、移動局装置1は、メッセージ2のTemporary C−RNTIを示す領域を確認しない。Non-contention based Random Accessでは、基地局装置3は、ランダムアクセスレスポンスグラントを用いて移動局装置1にPUSCHの無線リソースを割り当て、移動局装置1は、ランダムアクセスレスポンスグラントによって無線リソースを割り当てられたられたPUSCHでメッセージ3ではないトランスポートブロックを送信することができる。Non-contention based Random Accessのランダムアクセスレスポンスグラントによって無線リソースを割り当てられたPUSCHは、上りリンク制御情報を送信することができる。
以下、本発明の移動局装置1の装置構成について説明する。
図6は、本発明の移動局装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、移動局装置1は、上位層処理部101、制御部103、受信部105、送信部107および、送受信アンテナ109を含んで構成される。上位層処理部101は、無線リソース制御部1011、スケジューリング部1013を含んで構成される。受信部105は、復号化部1051、復調部1053、多重分離部1055、無線受信部1057とチャネル測定部1059を含んで構成される。送信部107は、符号化部1071、PUSCH生成部1073、PUCCH生成部1075、多重部1077、無線送信部1079と上りリンク参照信号生成部10711を含んで構成される。
上位層処理部101は、ユーザの操作等により生成された上りリンクデータを、送信部107に出力する。また、上位層処理部101は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。また、上位層処理部101はPDCCHで受信された下りリンク制御情報などに基づき、受信部105、および送信部107の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部103に出力する。
上位層処理部101が備える無線リソース制御部1011は、自装置の各種設定情報の管理を行なう。例えば、無線リソース制御部1011は、設定されたサービングセルの管理を行なう。また、無線リソース制御部1011は、上りリンクの各チャネルに配置される情報を生成し、送信部107に出力する。無線リソース制御部1011は、受信した上りリンクデータの復号に成功した場合には、ACKを生成し送信部107にACKを出力し、受信した上りリンクデータの復号に失敗した場合には、NACKを生成し、送信部107にNACKを出力する。
上位層処理部101が備えるスケジューリング部1013は、受信部105を介して受信した下りリンク制御情報を記憶する。スケジューリング部1013は、上りリンクグラントを受信したサブフレームから4つ後のサブフレームにおいて、受信された上りリンクグラントに従ってPUSCHを送信するよう、制御部103を介して送信部107を制御する。スケジューリング部1013は、NACKを示すHARQインディケータを受信したサブフレームから4つ後のサブフレームにおいて、スケジューリング部1013によって記憶されている上りリンクグラントに従ってPUSCHの再送信を行なうよう、制御部103を介して送信部107を制御する。スケジューリング部1013は、下りリンクアサインメントを受信したサブフレームにおいて、受信された下りリンクアサインメントに従ってPDSCHを受信するよう、制御部103を介して受信部105を制御する。
制御部103は、上位層処理部101からの制御情報に基づいて、受信部105、および送信部107の制御を行なう制御信号を生成する。制御部103は、生成した制御信号を受信部105、および送信部107に出力して受信部105、および送信部107の制御を行なう。
受信部105は、制御部103から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ109を介して基地局装置3から受信した受信信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部101に出力する。
無線受信部1057は、送受信アンテナ109を介して受信した下りリンクの信号を、中間周波数に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信部1057は、変換したディジタル信号からガードインターバル(Guard Interval: GI)に相当する部分を除去し、ガードインターバルを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
多重分離部1055は、抽出した信号をPHICH、PDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号に、それぞれ分離する。尚、この分離は、下りリンクアサインメントで通知された無線リソースの割り当て情報などに基づいて行われる。また、多重分離部1055は、チャネル測定部1059から入力された伝搬路の推定値から、PHICHとPDCCHとPDSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部1055は、分離した下りリンク参照信号をチャネル測定部1059に出力する。
復調部1053は、PHICHに対して対応する符号を乗算して合成し、合成した信号に対してBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、自装置宛てのPHICHを復号し、復号したHARQインディケータを上位層処理部101に出力する。復調部1053は、PDCCHに対して、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、PDCCHのブラインドデコーディングを試み、ブラインドデコーディングに成功した場合、復号した下りリンク制御情報と下りリンク制御情報に含まれていたRNTIを上位層処理部101に出力する。復調部1053は、PDSCHに対して、QPSK、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM等の下りリンクアサインメントで通知された変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。
復号化部1051は、下りリンク制御情報で通知された符号化率に関する情報に基づいて復号を行い、復号した下りリンクデータを上位層処理部101へ出力する。チャネル測定部1059は、多重分離部1055から入力された下りリンク参照信号から下りリンクのパスロスやチャネルの状態を測定し、測定したパスロスやチャネルの状態を上位層処理部101へ出力する。また、チャネル測定部1059は、下りリンク参照信号から下りリンクの伝搬路の推定値を算出し、多重分離部1055へ出力する。
送信部107は、制御部103から入力された制御信号に従って、上りリンク参照信号を生成し、上位層処理部101から入力された上りリンクデータや上りリンク制御情報を符号化および変調し、PUCCH、PUSCH、および生成した上りリンク参照信号を多重し、送受信アンテナ109を介して基地局装置3に送信する。
符号化部1071は、上位層処理部101から入力された上りリンク制御情報と上りリンクデータを符号化し、符号化ビットをPUSCH生成部および/またはPUCCH生成部に出力する。図7は、本発明の符号化部1071の構成を示す概略ブロック図である。符号化部1071は、データ符号化部1071a、HARQ−ACK連結部1071b、HARQ−ACK分割部1071c、RM符号化部1071d、RM符号化部1071e、符号化ビット連結部1071fとインタリーブ部1071gを含んで構成される。
データ符号化部1071aは、基地局装置3から受信した上りリンクグラントに基づいて上位層101から入力された上りリンクデータaに上りリンクデータから生成された巡回冗長検査符号を付加してから誤り訂正符号化し、上りリンクデータの符号化ビットfをインタリーブ部へ出力する。Aは上りリンクデータのペイロードサイズ(ビット数)である。Gは上りリンクデータの符号化ビット数である。HARQ−ACK連結部1071bは、上位層101から入力された複数のACK/NACKを連結し、連結されたACK/NACK(ACK/NACKビットのシーケンス)[o01…oO-1]をHARQ−ACK分割部1071cへ出力する。Oは、上位層101から入力されるACK/NACKのビット数を示す、つまり、あるサブフレームで送信されるACK/NACKのビット数を示す。本発明では、HARQ−ACK連結部1071bはACK/NACKのみを連結するが、ACK/NACKおよびCQI/PMI/RIおよびSRをPUCCHで送信する際には、HARQ−ACK連結部1071bはACK/NACKおよびCQI/PMI/RIおよびSRを連結してもよい。
HARQ−ACK分割部1071cは、入力されたACK/NACK[o01…oO-1]を第1のACK/NACKセグメント(分割されたACK/NACKビットのシーケンス)[o01…oceil(O/2)-1]と第2のACK/NACKセグメント(分割されたACK/NACKビットのシーケンス)[oceil(O/2)ceil(O/2)+1…oO-1]に分割し、第1のACK/NACKセグメントをRM(Reed-Muller)符号化部1071dへ出力し、第2のACK/NACKセグメントをRM符号化部1071eへ出力する。第1のACK/NACKセグメントのペイロードサイズ(ビット数)O1は(1)式で表される。第2のACK/NACKのペイロードサイズ(ビット数)O2は(2)式で表される。ceil(・)は括弧の中の数字を切り上げる関数である。
RM符号化部1071dは、入力された第1のACK/NACKセグメントを(3)式に従ってRM符号化し、第1のACK/NACKセグメントの符号化ビットq(0) iを符号化ビット連結部1071fへ出力する。RM符号化部1071eは、入力された第2のACK/NACKセグメントを(4)式に従ってRM符号化し、第2のACK/NACKセグメントの符号化ビットq(1) iを符号化ビット連結部1071fへ出力する。(3)式および(4)式におけるMi,nはリードマラー符号のベースシーケンスである。図8は、本発明のベースシーケンスMi,nを示す表である。
図7において、Q1は、第1のACK/NACKセグメントの符号化ビットのビット数を示す。Q2は、第2のACK/NACKセグメントの符号化ビットのビット数を示す。ACK/NACKがPUCCHで送信される場合には、Q1とQ2それぞれを24とする。ACK/NACKがPUSCHで送信される場合には、Q1は(5)式から算出され、Q2は(6)式から算出される。ACK/NACKがPUSCHで送信される場合には、QmはPUSCHでACK/NACKとともに送信される上りリンクデータの変調方式の変調多値数である。ACK/NACKがPUCCHで送信される場合には、Qmは2である。QPSK変調方式の変調多値数は2である。16QAMの変調多値数は4である。64QAMの変調多値数は6である。
PUSCHで送信されるACK/NACKの符号化ビット数Qは、Q1とQ2の和である。つまり、PUSCHで送信されるACK/NACKの符号化ビット数Qは、QmとQ’の積である。
移動局装置1が2つの上りリンクデータが送信されるPUSCHでACK/NACKを送信する場合には、移動局装置1はACK/NACKを2つのACK/NACKに複製する。上りリンクデータそれぞれは、複製されたACK/NACKと時間多重される。複製されたACK/NACKそれぞれの符号化ビットの数は、複製されたACK/NACKが時間多重される上りリンクデータのQmを用いて(5)式および(6)式から算出する。
このように、移動局装置1は、PUSCHで送信できるACK/NACKの符号化ビットの数を、符号化前のACK/NACKセグメントのビット数(RM符号化部1071dとRM符号化部1071eそれぞれに入力されるACK/NACKのビット数)に応じてACK/NACKセグメントそれぞれに対して分配する。つまり、移動局装置1は、ACK/NACKセグメントそれぞれのビット数を算出する際に、ACK/NACKセグメントのビット数に基づいて、PUSCHで送信されるACK/NACKの符号化ビット数Q’を分割する割合を決定する。これにより、符号化前のビット数が多いACK/NACKセグメントの符号化ビット数を、符号化前のビット数が少ないACK/NACKセグメントの符号化ビット数よりも多くすることができ、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを効率的に送信することができる。
(7)式は、移動局装置1が、基地局装置3から受信したDCIフォーマット0またはNon-contention based Random Accessのランダムアクセスレスポンスグラントによって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHを使用してACK/NACKを送信する際に、Q’を計算するために用いる式である。Q’は、ACK/NACKがPUSCHで送信される際の、ACK/NACKの送信に用いられるリソースエレメントの数およびACK/NACKの送信に用いられる変調シンボルの数およびACK/NACKの送信に用いられる符号化シンボルの数を示す。
min(・)は括弧の中で最も小さい数字を選択する関数である。MPUSCH−initial SCは、ACK/NACKとともにPUSCHで送信される上りリンクデータのPUSCH初期送信のためにスケジュールされた帯域幅を示し、サブキャリアの数で表現される。NPUSCH−initial symbは、ACK/NACKとともにPUSCHで送信される上りリンクデータのPUSCH初期送信のためのサブフレーム内のSC−FDMAシンボル数を示す。KはPUSCHで送信される上りリンクデータのペイロードサイズAと、この上りリンクデータに付加された巡回冗長検査符号の系列長の和を示す。MPUSCH SCは、ACK/NACKとともにPUSCHで送信される上りリンクデータのための現在のサブフレーム内のPUSCH送信のためにスケジュールされた帯域幅を示し、サブキャリアの数で表現される。
βPUSCH offsetは、基地局装置3によって移動局装置1毎に設定され、無線リソース制御信号(Radio Resource Control signal: RRC signal)などを用いて基地局装置3から移動局装置1へ通知されるオフセット値である。移動局装置1は、基地局装置3によって設定されたβPUSCH offsetを(7)式に適用してQ’を算出する。つまり、βPUSCH offsetによって、ACK/NACKの送信に用いられるリソースエレメントの数およびACK/NACKの送信に用いられる変調シンボルの数およびACK/NACKの送信に用いられる符号化シンボルの数が決定される。つまり、βPUSCH offsetによって、ACK/NACKの符号化率(coding rate)が決定される(ACK/NACKの変調および符号化方式(modulation and coding scheme)が決定されても良い)。
(8)式から(11)式は、移動局装置1が、基地局装置3から受信したDCIフォーマット4によって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHでACK/NACKを送信する際に、Q’を計算するために用いる式である。
max(・)は括弧の中で最も大きい数字を選択する関数である。NTBは、DCIフォーマット4によって無線リソースの割り当てを示されたPUSCHで送信されるトランスポートブロックの数を示す。基地局装置3は、DCIフォーマット4を用いて移動局装置1にNTBを通知する。MPUSCH−initial(i) SCは、ACK/NACKとともにPUSCHで送信される第iの上りリンクデータのPUSCH初期送信のためにスケジュールされた帯域幅を示し、サブキャリアの数で表現される。NPUSCH−initial(i) symbは、ACK/NACKとともにPUSCHで送信される第iの上りリンクデータのPUSCH初期送信のためのサブフレーム内のSC−FDMAシンボル数を示す。K(i)はPUSCHで送信される第iの上りリンクデータのペイロードサイズと、この第iの上りリンクデータに付加された巡回冗長検査符号の系列長の和を示す。
尚、基地局装置3も、(7)式から(11)式を用いてQ’を算出し、(5)式と(6)式を用いて第1のACK/NACKセグメントおよび第2のACK/NACKセグメントの符号化ビット数を算出し、算出した結果に基づいて移動局装置1がPUSCHで送信したACK/NACKの受信処理(復号処理)をする。
(8)式により、Q’tempの値がQ’minの値よりも小さい場合には、移動局装置1はQ’の値としてQ’minの値を選択する。Q1 mは、単一のPUSCHで2つの上りリンクデータが送信される際の第1の上りリンクデータの変調多値数、単一のPUSCHで1つの上りリンクデータが送信される際の上りリンクデータの変調多値数を示している。Q2 mは、単一のPUSCHで2つの上りリンクデータが送信される際の、第2の上りリンクデータの変調多値数を示している。
つまり、移動局装置1が、基地局装置3から受信したDCIフォーマット0またはNon-contention based Random Accessのランダムアクセスレスポンスグラントによって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHでACK/NACKを送信する際には最小値Q’minは定義されず、移動局装置1が、基地局装置3から受信したDCIフォーマット4によって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHでACK/NACKを送信する際には最小値Q’minが定義される。
従って、移動局装置1は、ACK/NACKが送信されるPUSCHの無線リソースの割り当てを示すDCIフォーマットの種類に応じて、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かを選択する。また、移動局装置1は、ACK/NACKが送信されるPUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラントを受信した物理チャネルの種類に応じて、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かを選択する。
これにより、基地局装置3は、移動局装置1に上りリンクグラントを送信するために用いた物理チャネルの種類に応じて、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを送信する際に、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かを判断でき、PUSCHで送信される上りリンクデータおよびACK/NACKを正しく受信できるため、移動局装置1と基地局装置3がPUSCHを用いてACK/NACKを効率的に送受信することができる。例えば、基地局装置3は、移動局装置1に上りリンクグラントを送信するために、PDCCH(DCIフォーマット0、DCIフォーマット4が送信される)を用いたのか、PDSCH(Non-contention based Random Accessのランダムアクセスレスポンスグラントが送信される)を用いたのかによって、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを送信する際に、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かを判断することができる。
さらに、基地局装置3は、移動局装置1に送信した上りリンクグラントのDCIフォーマットの種類に応じて、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを送信する際に、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かを判断でき、PUSCHで送信される上りリンクデータおよびACK/NACKを正しく受信できるため、移動局装置1と基地局装置3がPUSCHを用いてACK/NACKを効率的に送受信することができる。例えば、基地局装置3は、移動局装置1に送信する上りリンクグラントとして、DCIフォーマット0を用いたのか、DCIフォーマット4を用いたのかによって、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを送信する際に、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かを判断することができる。
ここで、基地局装置3は、移動局装置1がDCIフォーマット0またはNon-contention based Random Accessのランダムアクセスレスポンスグラントによって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHでACK/NACKを送信する際にQ’を計算するために用いる第1のβPUSCH offsetを、無線リソース制御信号(Radio Resource Control signal: RRC signal)などを用いて、移動局装置1に対して設定する。また、基地局装置3は、移動局装置1がDCIフォーマット4によって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHで1つの上りリンクデータとACK/NACKをともに送信する際にQ’を計算するために用いる第2のβPUSCH offsetを、無線リソース制御信号(Radio Resource Control signal: RRC signal)などを用いて、移動局装置1に対して設定する。さらに、基地局装置3は、移動局装置1がDCIフォーマット4によって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHで2つの上りリンクデータとACK/NACKをともに送信する際にQ’を計算するために用いる第3のβPUSCH offsetを、無線リソース制御信号(Radio Resource Control signal: RRC signal)などを用いて、移動局装置1に対して設定する。ここで、基地局装置3は、移動局装置1に対して、第1のβPUSCH offset、第2のβPUSCH offset、第3のβPUSCH offsetとして、同じ値(オフセット値)を設定しても良い。
移動局装置1は、ACK/NACKが送信されるPUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラントを受信した物理チャネルがPDSCHの場合には、つまりACK/NACKが送信されるPUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラントがランダムアクセスレスポンスグラントの場合には第1のβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。また、移動局装置1は、ACK/NACKが送信されるPUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラントを受信した物理チャネルがPDCCHの場合には、第1のβPUSCH offsetまたは第2のβPUSCH offsetまたは第3のβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。つまり、移動局装置1は、ACK/NACKが送信されるPUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラントを受信した物理チャネルの種類に応じて、基地局装置3によって設定された複数のβPUSCH offset(例えば、第1のβPUSCH offset、第2のβPUSCH offset、第3のβPUSCH offset)の中から1つのβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。
移動局装置1は、ACK/NACKが送信されるPUSCHの無線リソースの割り当てを示すDCIフォーマットがDCIフォーマット0の場合には、第1のβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。移動局装置1は、ACK/NACKが送信されるPUSCHの無線リソースの割り当てを示すDCIフォーマットがDCIフォーマット4の場合には、第2のβPUSCH offsetまたは第3のβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。つまり、移動局装置1は、ACK/NACKが送信されるPUSCHの無線リソースの割り当てを示すDCIフォーマットの種類に応じて、基地局装置3によって設定された複数のβPUSCH offset(例えば、第1のβPUSCH offset、第2のβPUSCH offset、第3のβPUSCH offset)の中から1つのβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。
ここで、移動局装置1は、DCIフォーマット4によって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHで1つの上りリンクデータとACK/NACKをともに送信する場合には、第2のβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。また、移動局装置1は、DCIフォーマット4によって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHで2つの上りリンクデータとACK/NACKをともに送信する場合には、第3のβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。つまり、移動局装置1は、DCIフォーマット4によって無線リソースの割り当てを示されるPUSCHでいくつの上りリンクデータを送信するかに応じて、基地局装置3によって設定された複数のβPUSCH offset(例えば、第2のβPUSCH offset、第3のβPUSCH offset)の中から1つのβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。
移動局装置1は、DCIフォーマット0またはNon-contention based Random Accessのランダムアクセスレスポンスグラントで無線リソースの割り当てを示された、1つの上りリンクデータを送信するPUSCHでACK/NACKを送信する際には、Q’の算出に最小値Q’minを適用せず、第1のβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。移動局装置1は、DCIフォーマット4で無線リソースの割り当てを示された、1つの上りリンクデータを送信するPUSCHでACK/NACKを送信する際には、Q’の算出に最小値Q’minを適用し、第2のβPUSCH offsetを用いてQ’を計算する。つまり、移動局装置1は、PUSCHでACK/NACKを送信する際にQ’の算出に最小値Q’minを適用するか否かに応じて、基地局装置3から設定された複数のβPUSCH offset(例えば、第1のβPUSCH offset、第2のβPUSCH offset)の中から1つのβPUSCH offsetを用いてQ’を算出する。
これにより、基地局装置3は、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを送信する際に、ACK/NACKの符号化ビットの数を算出する際に用いるオフセット値を適切に設定することができ、移動局装置1と基地局装置3がPUSCHを用いてACK/NACKを効率的に送受信することができる。
符号化ビット連結部1071fは、RM符号化部1071dから入力された第1のACK/NACKセグメントの符号化ビットq(1) iと、RM符号化部1071eから入力された第2のACK/NACKセグメントの符号化ビットq(2) iを連結する。符号化ビット連結部1071fは、ACK/NACKをPUSCHで送信する場合には、連結されたACK/NACKの符号化ビットqiをインタリーブ部1071gへ出力する。符号化ビット連結部1071fは、ACK/NACKをPUCCHで送信する場合には、連結されたACK/NACKの符号化ビットqiをPUCCH生成部1075へ出力する。
インタリーブ部1071gは、データ符号化部1071aから入力された上りリンクデータfiの符号化ビットと、符号化ビット連結部1071fから入力された連結されたACK/NACKの符号化ビットqiを連結およびインタリーブし、連結された符号化ビットhiをPUSCH生成部1073へ出力する。図9は、本発明の符号化シンボルのインタリーブの方法の一例を示す図である。符号化シンボルは、PUSCHの上りリンクデータに対する変調方式の変調多値数と同じ数の符号化ビットをグループ化したものであり、1つの符号化シンボルが変調されることで1つの変調シンボルが生成される。
図9において、サブフレーム内のSC−FDMAシンボルシンボルの数と同じ数の列がある。ただし、4列目と11列目は上りリンク参照信号(DMRS)のための領域なので、符号化シンボルは配置されない。図9において、上りリンクグラントによって割り当てを示されたPUSCHのサブキャリアの数と同じ数の列がある。
図9の同一の列に配置される符号化シンボルは、変調された後に、ともに離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform: DFT)され、DFTされた信号は上りリンクグラントによって無線リソースの割り当てを示されたPUSCHのリソースエレメントに配置される。i列目の符号化シンボルから生成されたDFTされた信号はサブフレーム内のi番目のSC−FDMAシンボルに対応するリソースエレメントに配置される。
インタリーブ部1071は、上りリンクデータの符号化シンボルfiとACK/NACKの符号化シンボルqiとCQI/PMIの符号化シンボルとRIの符号化シンボルを、図9のように連結およびインタリーブする。本発明では、説明の簡略化のためCQI/PMIとRIの符号化の説明を省略する。ACK/NACKの符号化シンボルは、3番目と5番目と10番目と12番目の列に配置される。図9において、ACK/NACKの符号化シンボルに付された数字は、ACK/NACKの符号化シンボルを配置する順番を示している。ACK/NACKの符号化シンボルは、最も下の行から順番に配置され、同一の行内にACK/NACKの符号化シンボルが全て配置されたら、次の(1つ上の)行にACK/NACKの符号化シンボルを配置することを繰り返す。
PUSCH生成部1073は、インタリーブ部1071gから入力された連結された符号化ビットhiを変調して変調シンボルを生成し、図9において同一の列に配置されている変調シンボルをDFTし、DFTされたPUSCHの信号を多重部1077へ出力する。
PUCCH生成部1075は、符号化ビット連結部1071fから入力された連結されたACK/NACKの符号化ビット(q0,q1,...,q47)をQPSK変調および/またはDFTおよび/または符号拡散をし、PUCCHの信号を生成し、生成したPUCCHの信号を多重部1077へ出力する。
上りリンク参照信号生成部10711は、基地局装置3を識別するための物理セル識別子(physical cell identity: PCI、Cell IDなどと称する。)、上りリンク参照信号を配置する帯域幅、上りリンクグラントで通知されたサイクリックシフトなどを基に予め定められた規則で求まる、基地局装置3が既知の系列を生成し、生成した上りリンク参照信号を多重部1077へ出力する。
多重部1075は、制御部103から入力された制御信号に従って、PUSCH生成部から入力されたPUSCHの信号および/またはPUCCH生成部から入力されたPUCCHの信号および/または上りリンク参照信号生成部10711から入力された上りリンク参照信号を、送信アンテナポート毎に上りリンクのリソースエレメントに多重する。
無線送信部1077は、多重された信号を逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、SC−FDMA方式の変調を行い、SC−FDMA変調されたSC−FDMAシンボルにガードインターバルを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号から中間周波数の同相成分および直交成分を生成し、中間周波数帯域に対する余分な周波数成分を除去し、中間周波数の信号を高周波数の信号に変換(アップコンバート: up convert)し、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、送受信アンテナ109に出力して送信する。
以下、本発明の基地局装置3の装置構成について説明する。
図10は、本発明の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、上位層処理部301、制御部303、受信部305、送信部307、および、送受信アンテナ309、を含んで構成される。また、上位層処理部301は、無線リソース制御部3011とスケジューリング部3013を含んで構成される。また、受信部305は、データ復調/復号部3051、制御情報復調/復号部3053、多重分離部3055、無線受信部3057とチャネル測定部3059を含んで構成される。また、送信部307は、符号化部3071、変調部3073、多重部3075、無線送信部3077と下りリンク参照信号生成部3079を含んで構成される。
上位層処理部301は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。また、上位層処理部301は、受信部305、および送信部307の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部303に出力する。
上位層処理部301が備える無線リソース制御部3011は、下りリンクのPDSCHに配置される下りリンクデータ、RRCシグナル、MAC CE(Control Element)を生成し、又は上位ノードから取得し、HARQ制御部3013に出力する。また、無線リソース制御部3011は、移動局装置1各々の各種設定情報の管理をする。例えば、無線リソース制御部3011は、移動局装置1に設定したサービングセルの管理などを行なう。
上位層処理部301が備えるスケジューリング部3013は、移動局装置1に割り当てるPUSCHやPUCCHの無線リソースの管理をしている。スケジューリング部3013は、移動局装置1にPUSCHの無線リソースを割り当てた場合には、PUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラントを生成し、生成した上りリンクグラントを送信部307へ出力する。
制御部303は、上位層処理部301からの制御情報に基づいて、受信部305、および送信部307の制御を行なう制御信号を生成する。制御部303は、生成した制御信号を受信部305、および送信部307に出力して受信部305、および送信部307の制御を行なう。
受信部305は、制御部303から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ309を介して移動局装置1から受信した受信信号を分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部301に出力する。
無線受信部3057は、送受信アンテナ309を介して受信された上りリンクの信号を、中間周波数に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信された信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信部3057は、変換したディジタル信号からガードインターバル(Guard Interval: GI)に相当する部分を除去する。無線受信部3057は、ガードインターバルを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出し多重分離部3055に出力する。
多重分離部1055は、無線受信部3057から入力された信号をPUCCH、PUSCH、上りリンク参照信号などの信号に分離する。尚、この分離は、予め基地局装置3が無線リソース制御部3011で決定し、各移動局装置1に通知した上りリンクグラントに含まれる無線リソースの割り当て情報に基づいて行なわれる。多重分離部3055は、チャネル測定部3059から入力された伝搬路の推定値から、PUCCHとPUSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部3055は、分離した上りリンク参照信号をチャネル測定部3059に出力する。
多重分離部3055は、分離したPUCCHとPUSCHの信号を逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform: IDFT)し、上りリンクデータの変調シンボルと上りリンク制御情報(ACK/NACK)の変調シンボルを取得する。多重分離部3055は、PUSCHの信号から取得した上りリンクデータの変調シンボルをデータ復調/復号部3051へ出力する。多重分離部3055は、PUCCHの信号またはPUSCHの信号から取得した上りリンク制御情報(ACK/NACK)の変調シンボルを制御情報復調/復号部3053へ出力する。
チャネル測定部3059は、多重分離部3055から入力された上りリンク参照信号から伝搬路の推定値、チャネルの品質などを測定し、多重分離部3055および上位層処理部301に出力する。
データ復調/復号部3051は、多重分離部3055から入力された上りリンクデータの変調シンボルを復調し、復調された上りリンクデータの符号化ビットを復号し、復号された上りリンクデータを上位層処理部301へ出力する。
制御情報復調/復号部3053は、多重分離部3055から入力されたACK/NACKの変調シンボルのうち、第1のACK/NACKセグメントに対応する変調シンボルに対して最尤判定法などを用いて第1のACK/NACKセグメントを復号する。制御情報復調/復号部3053は、多重分離部3055から入力されたACK/NACKの変調シンボルのうち、第2のACK/NACKセグメントに対応する変調シンボルに対して最尤判定法などを用いて第2のACK/NACKセグメントを復号する。制御情報復調/復号部3053は、復号した第1のACK/NACKセグメントと第2のACK/NACKセグメントを連結し、連結したACK/NACKを上位層処理部301へ出力する。
送信部307は、制御部303から入力された制御信号に従って、下りリンク参照信号を生成し、上位層処理部301から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、下りリンクデータを符号化、および変調し、PHICH、PDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号を多重して、送受信アンテナ309を介して移動局装置1に信号を送信する。
符号化部3071は、上位層処理部301から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、および下りリンクデータを、ブロック符号化、畳込み符号化、ターボ符号化等の予め定められた符号化方式を用いて符号化を行なう、または無線リソース制御部3011が決定した符号化方式を用いて符号化を行なう。変調部3073は、符号化部3071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の予め定められた、または無線リソース制御部3011が決定した変調方式で変調する。
下りリンク参照信号生成部3079は、基地局装置3を識別するための物理セル識別子(PCI)などを基に予め定められた規則で求まる、移動局装置1が既知の系列を下りリンク参照信号として生成する。多重部3075は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号を多重する。
無線送信部3077は、多重された変調シンボルなどを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、OFDM方式の変調を行い、OFDM変調されたOFDMシンボルにガードインターバルを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号から中間周波数の同相成分および直交成分を生成し、中間周波数帯域に対する余分な周波数成分を除去し、中間周波数の信号を高周波数の信号に変換(アップコンバート: up convert)し、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、送受信アンテナ309に出力して送信する。
以下、本発明の移動局装置1の動作をフローチャート図で説明する。
図11は、本発明の移動局装置1の動作の一例を示すフローチャート図である。まず、移動局装置1は、基地局装置3によって複数のβPUSCH offset(例えば、第1のβPUSCH offset、第2のβPUSCH offset、第3のβPUSCH offset)が設定される(ステップS100)。次に、移動局装置1は、基地局装置3によって送信されたPDCCHまたはPDSCHで上りリンクグラントを受信する(ステップS101)。
移動局装置1は、上りリンクグラントを受信した物理チャネルの種類、上りリンクグラントのDCIフォーマットの種類に応じて、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かを選択する。つまり、移動局装置1は、上りリンクグラントを受信した物理チャネルの種類、上りリンクグラントのDCIフォーマットの種類に応じて、(7)式からQ’を算出するか、(8)式からQ’を算出するかを選択する(ステップS102)。
移動局装置1は、上りリンクグラントを受信した物理チャネルの種類、上りリンクグラントのDCIフォーマットの種類、上りリンクグラントによって無線リソースの割り当てが示されるPUSCHでいくつの上りリンクデータが送信されるか、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かに応じて、基地局装置3から設定された複数のβPUSCH offset(例えば、第1のβPUSCH offset、第2のβPUSCH offset、第3のβPUSCH offset)の中からQ’を計算する際に用いる1つのβPUSCH offsetを選択する(ステップS103)。移動局装置1は、ステップS102で選択した(7)式または(8)式に、ステップS103で選択した1つのβPUSCH offsetを用いてQ’を算出する(ステップS104)。ステップS104の後に、移動局装置1はQ’の算出に関する処理を終了する。
このように、本発明は、移動局装置1と基地局装置3とが通信する無線通信システムであって、移動局装置1は、下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンス[o01…oO-1]を2つのACK/NACKセグメント(2つのACK/NACKビットのシーケンス)[o01…oceil(O/2)-1]と[oceil(O/2)ceil(O/2)+1…oO-1]に分割し、ACK/NACKセグメントそれぞれのビット数(ペイロードサイズ)に基づいて、PUSCHで送信されるACK/NACKの符号化ビット数Qを分割することによって、ACK/NACKセグメントそれぞれの符号化ビット数Q1とQ2を算出し、算出した符号化ビット数Q1とQ2の下りリンクデータに対するACK/NACKビットをPUSCHで基地局装置3へ送信し、基地局装置3は、PUSCHで受信した下りリンクデータに対するACK/NACKビットを復号する。これにより、符号化前のビット数が多いACK/NACKセグメントの符号化ビット数を、符号化前のビット数が少ないACK/NACKセグメントの符号化ビット数よりも多くすることができ、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを効率的に送信することができる。
また、本発明は、移動局装置1と基地局装置3とが通信する無線通信システムであって、移動局装置1は、PUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラント(制御情報)を基地局装置3から受信した物理チャネル(例えば、PDCCH、PDSCH)に応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数Qの算出に最小値Q’minを適用するか否かを決定し、ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、算出した符号化ビット数のACK/NACKをPUSCHで基地局装置3へ送信し、基地局装置3は、PUSCHで受信したACK/NACKビットを復号する。これにより、基地局装置3は、移動局装置1に上りリンクグラントを送信するために用いた物理チャネルに応じて、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを送信する際に、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かを判断でき、PUSCHで送信される上りリンクデータおよびACK/NACKを正しく受信できるため、移動局装置1と基地局装置3がPUSCHを用いてACK/NACKを効率的に送受信することができる。
また、本発明は、移動局装置1と基地局装置3とが通信する無線通信システムであって、移動局装置1は、PUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラント(制御情報)の送信に用いられるDCIフォーマット(制御情報フォーマット)に応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数Qの算出に最小値Q’minを適用するか否かを決定し、ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、算出した符号化ビット数のACK/NACKをPUSCHで基地局装置3へ送信し、基地局装置3は、PUSCHで受信したACK/NACKビットを復号する。これにより、基地局装置3は、移動局装置1に送信した上りリンクグラントのDCIフォーマットの種類に応じて、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを送信する際に、Q’の算出に最小値Q’minを適用するか否かを判断でき、PUSCHで送信される上りリンクデータおよびACK/NACKを正しく受信できるため、移動局装置1と基地局装置3がPUSCHを用いてACK/NACKを効率的に送受信することができる。
また、本発明は、移動局装置1と基地局装置3とが通信する無線通信システムであって、移動局装置1は、基地局装置3によって複数のオフセット値(例えば、第1のβPUSCH offset、第2のβPUSCH offset、第3のβPUSCH offset)を設定され、PUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラント(制御情報)を基地局装置3から受信した物理チャネル(例えば、PDCCH、PDSCH)に応じて、設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数Qを算出し、算出した符号化ビット数のACK/NACKをPUSCHで基地局装置3へ送信し、基地局装置3は、PUSCHで受信したACK/NACKビットを復号する。
また、本発明は、移動局装置1と基地局装置3とが通信する無線通信システムであって、移動局装置1は、基地局装置3によって複数のオフセット値(例えば、第1のβPUSCH offset、第2のβPUSCH offset、第3のβPUSCH offset)を設定され、PUSCHの無線リソースの割り当てを示す上りリンクグラント(制御情報)の送信に用いられるDCIフォーマット(制御情報フォーマット)に応じて、設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数Qを算出し、算出した符号化ビット数のACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで基地局装置3へ送信し、基地局装置3は、PUSCHで受信したACK/NACKビットを復号する。
これにより、基地局装置3は、移動局装置1がPUSCHでACK/NACKを送信する際に、ACK/NACKの符号化ビットの数を算出する際に用いるオフセット値を適切に設定することができ、移動局装置1と基地局装置3がPUSCHを用いてACK/NACKを効率的に送受信することができる。
尚、本発明は、ACK/NACK以外の上りリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、RI)をPUSCHで送信する際に適用することができる。本発明は、ACK/NACK以外の上りリンク制御情報をPUSCHで送信する際に、ACK/NACK以外の上りリンク制御情報の送信に用いられるリソースエレメントの数およびACK/NACK以外の上りリンク制御情報の送信に用いられる変調シンボルの数およびACK/NACK以外の上りリンク制御情報の送信に用いられる符号化シンボルの数を決定するために用いることができる。
本発明に関わる基地局装置3、および移動局装置1で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
尚、上述した実施形態における移動局装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、移動局装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における移動局装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。移動局装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1(1A、1B、1C) 移動局装置
3 基地局装置
101 上位層処理部
103 制御部
105 受信部
107 送信部
1011 無線リソース制御部
1013 スケジューリング部
1051 復号化部
1053 復調部
1055 多重分離部、
1057 無線受信部
1059 チャネル測定部
1071 符号化部
1073 PUSCH生成部
1075 PUCCH生成部
1077 多重部
1079 無線送信部
10711 上りリンク参照信号生成部
1071a データ符号化部
1071b HARQ−ACK連結部
1071c HARQ−ACK分割部
1071d RM符号化部
1071e RM符号化部
1071f 符号化ビット連結部
1071g インタリーブ部
301 上位層処理部
303 制御部
305 受信部
307 送信部
3011 無線リソース制御部
3013 スケジューリング部
3051 データ復調/復号部
3053 制御情報復調/復号部
3055 多重分離部
3057 無線受信部
3059 チャネル測定部
3071 符号化部
3073 変調部
3075 多重部
3077 無線送信部
3079 下りリンク参照信号生成部

Claims (35)

  1. 移動局装置と基地局装置とが通信する無線通信システムであって、
    前記移動局装置は、
    下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンスを2つのACK/NACKビットのシーケンスに分割し、
    前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出し、
    前記算出した符号化ビット数の前記下りリンクデータに対するACK/NACKビットを前記物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、
    前記基地局装置は、
    前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記下りリンクデータに対するACK/NACKビットを復号する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 移動局装置と基地局装置とが通信する無線通信システムであって、
    前記移動局装置は、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定し、
    前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、
    前記基地局装置は、
    前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記ACK/NACKビットを復号する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 移動局装置と基地局装置とが通信する無線通信システムであって、
    前記移動局装置は、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定し、
    前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、
    前記基地局装置は、
    前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記ACK/NACKビットを復号する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 移動局装置と基地局装置とが通信する無線通信システムであって、
    前記移動局装置は、
    前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定され、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出し、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、
    前記基地局装置は、
    前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記ACK/NACKビットを復号する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 移動局装置と基地局装置とが通信する無線通信システムであって、
    前記移動局装置は、
    前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定され、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出し、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記基地局装置へ送信し、
    前記基地局装置は、
    前記物理上りリンク共用チャネルで受信した前記ACK/NACKビットを復号する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 基地局装置と通信する移動局装置であって、
    下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンスを2つのACK/NACKビットのシーケンスに分割し、
    前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する
    ことを特徴とする移動局装置。
  7. 基地局装置と通信する移動局装置であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する
    ことを特徴とする移動局装置。
  8. 基地局装置と通信する移動局装置であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する
    ことを特徴とする移動局装置。
  9. 基地局装置と通信する移動局装置であって、
    前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定され、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する
    ことを特徴とする移動局装置。
  10. 基地局装置と通信する移動局装置であって、
    前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定され、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する
    ことを特徴とする移動局装置。
  11. 移動局装置と通信する基地局装置であって、
    2つのACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する
    ことを特徴とする基地局装置。
  12. 移動局装置と通信する基地局装置であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定し、
    前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信し、
    前記受信したACK/NACKビットを復号する
    ことを特徴とする基地局装置。
  13. 移動局装置と通信する基地局装置であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定し、
    前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出し、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信し、
    前記受信した前記ACK/NACKビットを復号する
    ことを特徴とする基地局装置。
  14. 移動局装置と通信する基地局装置であって、
    前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定し、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出し、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信し、
    前記受信したACK/NACKビットを復号する
    ことを特徴とする基地局装置。
  15. 移動局装置と通信する基地局装置であって、
    前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定し、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出し、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信し、
    前記受信したACK/NACKビットを復号する
    ことを特徴とする基地局装置。
  16. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、
    下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンスを2つのACK/NACKビットのシーケンスに分割する処理と、
    前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  17. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  18. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理を実行する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  19. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、
    前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定される処理と、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  20. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、
    前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定される処理と、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  21. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、
    2つのACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  22. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理と、
    前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、
    前記受信したACK/NACKビットを復号する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  23. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理と、
    前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、
    前記受信した前記ACK/NACKビットを復号する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  24. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、
    前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定する処理と、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、
    前記受信したACK/NACKビットを復号する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  25. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、
    前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定する処理と、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、
    前記受信したACK/NACKビットを復号する処理を実行する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  26. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる集積回路であって、
    下りリンクデータに対するACK/NACKビットのシーケンスを2つのACK/NACKビットのシーケンスに分割する処理と、
    前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する処理と
    を含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
  27. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる集積回路であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理が
    実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
  28. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理を実行する処理が
    実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
  29. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる集積回路であって、
    前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定される処理と、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記基地局装置から受信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と
    を含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
  30. 基地局装置と通信する移動局装置に用いられる集積回路であって、
    前記基地局装置によって複数のオフセット値を設定される処理と、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と
    を含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
  31. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、
    2つのACK/NACKビットのシーケンスそれぞれのビット数に基づいて、物理上りリンク共用チャネルで送信されるACK/NACKの符号化ビット数を分割することによって、前記分割されたACK/NACKビットのシーケンスそれぞれの符号化ビット数を算出する処理が
    実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
  32. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理と、
    前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、
    前記受信したACK/NACKビットを復号する処理と
    を含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
  33. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数の算出に最小値を適用するか否かを決定する処理と、
    前記ACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、
    前記受信した前記ACK/NACKビットを復号する処理と
    を含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
  34. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、
    前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定する処理と、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報を前記移動局装置へ送信した物理チャネルに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、
    前記受信したACK/NACKビットを復号する処理と
    を含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
  35. 移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、
    前記移動局装置に対して複数のオフセット値を設定する処理と、
    物理上りリンク共用チャネルの無線リソースの割り当てを示す制御情報の前記移動局装置への送信に用いられる制御情報フォーマットに応じて、前記設定された複数のオフセット値の中から1つのオフセット値を用いて、下りリンクデータに対するACK/NACKの符号化ビット数を算出する処理と、
    前記算出した符号化ビット数の前記ACK/NACKを物理上りリンク共用チャネルで前記移動局装置から受信する処理と、
    前記受信したACK/NACKビットを復号する処理と
    を含む一連の処理が実行可能にチップ化されたことを特徴とする集積回路。
JP2010278762A 2010-12-15 2010-12-15 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路 Pending JP2012129761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010278762A JP2012129761A (ja) 2010-12-15 2010-12-15 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010278762A JP2012129761A (ja) 2010-12-15 2010-12-15 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012129761A true JP2012129761A (ja) 2012-07-05

Family

ID=46646337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010278762A Pending JP2012129761A (ja) 2010-12-15 2010-12-15 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012129761A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014021010A1 (ja) * 2012-07-31 2014-02-06 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 基地局装置、ユーザ端末、通信システム及び通信制御方法
WO2014181644A1 (ja) * 2013-05-09 2014-11-13 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
WO2015107600A1 (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 日本電気株式会社 アップリンク制御情報を送信するための方法、無線端末、及び基地局
JP2016532391A (ja) * 2013-08-27 2016-10-13 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド eNB間搬送波集成における無線リンク失敗及びランダムアクセス手順のための方法及びシステム
JP2019528619A (ja) * 2016-08-12 2019-10-10 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. ハイブリッド自動再送要求送達確認harq−ackフィードバック方法及び装置
CN113170430A (zh) * 2018-09-28 2021-07-23 株式会社Ntt都科摩 用户终端以及无线通信方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014021010A1 (ja) * 2012-07-31 2014-02-06 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 基地局装置、ユーザ端末、通信システム及び通信制御方法
JP2014030135A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Ntt Docomo Inc 基地局装置、ユーザ端末、通信システム及び通信制御方法
US9614600B2 (en) 2012-07-31 2017-04-04 Ntt Docomo, Inc. Base station apparatus, user terminal, communication system and communication control method
WO2014181644A1 (ja) * 2013-05-09 2014-11-13 株式会社Nttドコモ ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
JP2016532391A (ja) * 2013-08-27 2016-10-13 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド eNB間搬送波集成における無線リンク失敗及びランダムアクセス手順のための方法及びシステム
WO2015107600A1 (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 日本電気株式会社 アップリンク制御情報を送信するための方法、無線端末、及び基地局
RU2639311C1 (ru) * 2014-01-15 2017-12-21 Нек Корпорейшн Способ передачи управляющей информации восходящей линии связи, беспроводной терминал и базовая станция
RU2669917C1 (ru) * 2014-01-15 2018-10-17 Нек Корпорейшн Способ передачи управляющей информации восходящей линии связи, беспроводной терминал и базовая станция
JP2019528619A (ja) * 2016-08-12 2019-10-10 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. ハイブリッド自動再送要求送達確認harq−ackフィードバック方法及び装置
US10917199B2 (en) 2016-08-12 2021-02-09 Huawei Technologies Co., Ltd. Hybrid automatic repeat request-acknowledgment HARQ-ACK feedback method and apparatus
CN113170430A (zh) * 2018-09-28 2021-07-23 株式会社Ntt都科摩 用户终端以及无线通信方法
CN113170430B (zh) * 2018-09-28 2024-03-12 株式会社Ntt都科摩 终端、无线通信方法、基站以及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190313465A1 (en) Mobile station apparatus, base station apparatus, wireless communication method, and integrated circuit
US9516643B2 (en) Terminal device, base station device and radio communication method
JP5835588B2 (ja) 移動局装置、基地局装置、無線通信システム、無線通信方法および集積回路
JP5856810B2 (ja) 基地局装置、移動局装置、無線通信方法、無線通信システムおよび集積回路
JP4927209B1 (ja) 無線通信システム、移動局装置、基地局装置、無線通信方法および集積回路
JP6863990B2 (ja) 端末装置、基地局装置、および、通信方法
JP5941401B2 (ja) 移動局装置、基地局装置および集積回路
JP5044047B2 (ja) 移動局装置、基地局装置、無線通信システム、無線通信方法および集積回路
JP2012129761A (ja) 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路
JP2012065126A (ja) 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路
JP5469776B2 (ja) 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路
JP5415572B2 (ja) 移動局装置、基地局装置、無線通信方法、集積回路および無線通信システム
JP6034946B2 (ja) 基地局装置、移動局装置、無線通信方法、無線通信システムおよび集積回路
JP2011259125A (ja) 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路
JP5850367B2 (ja) 移動局装置、基地局装置、無線通信方法および集積回路
JP2012039270A (ja) 無線通信システム、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20130131