JP2012123082A - Projector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、プロジェクターに関する。 The present invention relates to a projector.
従来、光源からの光を画像信号に基づき変調して画像を投写するプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターは、光源や光変調装置などが発熱するため、冷却機構が用いられている。冷却機構は、外気を吸気するための冷却ファンや、冷却ファンが外気を吸気した際に外気に含まれる塵埃を除去するためのエアーフィルターなどが設けられている。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known a projector that projects an image by modulating light from a light source based on an image signal. Such a projector uses a cooling mechanism because a light source, a light modulation device, and the like generate heat. The cooling mechanism is provided with a cooling fan for sucking outside air, an air filter for removing dust contained in the outside air when the cooling fan sucks outside air, and the like.
特許文献1では、プロジェクターの外装ケースに、複数の通気孔を有する凹状のエアーフィルター収納凹部を設け、エアーフィルター収納凹部にエアーフィルターを収納した後、エアーフィルター収納凹部の開口面に、係止により着脱自在で複数の通気口を有するエアーフィルター交換蓋を取り付けるように構成し、エアーフィルター交換蓋の着脱によりエアーフィルター収納凹部からエアーフィルターを取り出し自在とする構造が、開示されている。なお、特許文献1において、エアーフィルターを交換する際には、エアーフィルター交換蓋の係止を解除して開口面から取り外した後、エアーフィルター収納凹部からエアーフィルターを取り出して交換する。
In
また、従来のプロジェクターにおける他のエアーフィルター周りの構造として、図6に、エアーフィルター及びカバー蓋の構造を示す。
図6(a)では、カバー蓋800には、複数の吸気口801が形成され、一辺側が外装ケース900に回動自在に軸支され、対向する辺側に形成した係止部802により、外装ケース900に係止されて固定されている、また、エアーフィルター810が、外周をフィルター枠811により固定され、外装ケース900の凹部901に対し、また、カバー蓋800に相対して組み込まれる構造となっている。
FIG. 6 shows the structure of the air filter and the cover lid as another structure around the air filter in the conventional projector.
In FIG. 6A, the
この構造では、エアーフィルター810を交換する場合、図6(a)に示すように、カバー蓋800の係止を解除して、カバー蓋800を外装ケース900に対して回転させて開いた後、フィルター枠811の把持部812を持って凹部901から抜き出す。その後、新たなエアーフィルター810を凹部901に挿入した後、カバー蓋800を回転させて係止する。
In this structure, when the
また、図6(b)では、複数の吸気口851が形成されるカバー蓋850は、底面950aを構成する外装ケース950に一体で形成されている。エアーフィルター860は、外周をフィルター枠861により固定され、カバー蓋850に相対する部位で、外装ケース950の側面950bに形成した挿入口951からスライド自在に着脱される構造となっている。
In FIG. 6B, the
この構造では、エアーフィルター860を交換する場合、図6(b)に示すように、フィルター枠861に形成される把持部862を持って挿入口951から側面950b方向にスライドさせて取り外す。そして、新たなエアーフィルター860を挿入口951から挿入し、スライドさせることで、エアーフィルター860をカバー蓋850に相対する部位に固定する。
In this structure, when the
しかし、特許文献1では、エアーフィルター収納凹部からエアーフィルターを取り出す場合、エアーフィルター交換蓋を取り外した後、エアーフィルターを交換する構造であるため、エアーフィルターの交換の利便性に課題がある。また、エアーフィルターの面に付着した塵埃をエアーフィルター収納凹部に落とし易いという課題がある。なお、塵埃がエアーフィルター収納凹部に入り込んだ場合には、冷却ファンで冷却される例えば光変調装置などの表面に塵埃が付着することにより、投写される画像に影などが映り込むことや、投写画像のコントラストが低下するなど、投写画像品質の低下につながる。
However, in
また、図6(a)の構造では、エアーフィルター810を交換する場合、カバー蓋800の係止を解除して、カバー蓋800を回転させて開く必要があり、カバー蓋800の大きさ(長さL1)に対応するスペースを確保する必要がある。このため、プロジェクター980を壁際に設置する際、壁からの距離を離さなければならないという課題がある。また、カバー蓋800を開放した後、エアーフィルター810を交換する構造であるため、エアーフィルター810の交換の利便性に課題がある。
In the structure of FIG. 6A, when the
また、図6(b)の構造では、エアーフィルター860を交換する場合、フィルター枠861の把持部862を操作して、挿入口951から側面950b方向にスライドさせて取り外す。このとき、外装ケース950とエアーフィルター860との隙間が適切に確保されていない場合には、エアーフィルター860の面に付着した塵埃が外装ケース950と摺れて、プロジェクター990内部に塵埃を落としてしまうという課題がある。また、スライドして着脱する構造であるため、エアーフィルター860の大きさ(長さL2)に対応するスペースを確保する必要があり、スペースは広くなるという課題がある。
従って、エアーフィルターの交換の際に必要となるスペースの省スペース化を図り、また、塵埃の筺体内部への侵入を抑制し、エアーフィルターの交換における利便性を向上させるプロジェクターが要望されていた。
In the structure of FIG. 6B, when the
Accordingly, there has been a demand for a projector that saves the space required for replacing the air filter, suppresses the intrusion of dust into the housing, and improves the convenience in replacing the air filter.
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。 SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is to solve at least a part of the problems described above, and the invention can be implemented as the following forms or application examples.
(適用例1)本適用例に係るプロジェクターは、(1)プロジェクターの外装を構成する筺体と、(2)筺体内部に吸気される外気に含まれる塵埃を付着させるエアーフィルターと、(3)外気を吸気する吸気口と、筺体に着脱自在に保持されるケース保持部と、エアーフィルターを着脱自在に保持するフィルター保持部と、を有する吸気ケースと、を備えることを特徴とする。 (Application Example 1) A projector according to this application example includes: (1) a housing that constitutes the exterior of the projector; (2) an air filter that attaches dust contained in outside air that is sucked into the housing; and (3) outside air. And an air intake case having a case holding portion that is detachably held on the housing, and a filter holding portion that holds the air filter in a detachable manner.
このようなプロジェクターによれば、エアーフィルター交換時など、エアーフィルターを筺体から取り外す際、ケース保持部を解除することにより、吸気ケースを筺体から取り外す。また、吸気ケースを筺体から取り外すことで、同時に、フィルター保持部に保持されるエアーフィルターも筺体から取り外すことができる。これにより、エアーフィルターの取り外しに手間がかからない。その後、取り外した吸気ケースのフィルター保持部からエアーフィルターを取り外す。従って、エアーフィルターの交換における利便性を向上させることができる。また、吸気ケースを筺体から取り外すことで、エアーフィルターも筺体から取り外すことができるため、エアーフィルターに付着した塵埃をプロジェクター内部に落とすことを低減することができ、塵埃の筺体内部への侵入を抑制することができる。 According to such a projector, when removing the air filter from the housing, such as when replacing the air filter, the intake case is removed from the housing by releasing the case holding portion. Further, by removing the intake case from the housing, the air filter held by the filter holding portion can be removed from the housing at the same time. Thereby, it does not take time to remove the air filter. Then, remove the air filter from the filter holder of the removed intake case. Therefore, convenience in replacing the air filter can be improved. Also, by removing the air intake case from the housing, the air filter can also be removed from the housing, so it is possible to reduce the dust adhering to the air filter from dropping into the projector and to prevent dust from entering the housing. can do.
(適用例2)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、吸気ケース及びエアーフィルターは、エアーフィルターのフィルター面に略垂直方向に、筺体から分離されることが好ましい。 Application Example 2 In the projector according to the application example described above, it is preferable that the intake case and the air filter are separated from the housing in a direction substantially perpendicular to the filter surface of the air filter.
このようなプロジェクターによれば、フィルター面に略垂直方向に吸気ケースが筺体から分離されて取り外されることにより、取り外しに必要なスペースを小さくすることができる。従って、エアーフィルター交換の際に必要となるスペースの省スペース化を図ることができる。 According to such a projector, the space required for removal can be reduced by separating the air intake case from the housing in a direction substantially perpendicular to the filter surface. Therefore, it is possible to save the space required for air filter replacement.
(適用例3)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、ケース保持部は、筺体に係合するケース係合部と、ケース係合部を操作する操作部と、ケース係合部を筺体に係合させる付勢部と、を備えることが好ましい。 Application Example 3 In the projector according to the application example described above, the case holding unit engages the case with a case engagement unit that engages the case, an operation unit that operates the case engagement unit, and the case engagement unit. And an urging portion.
このようなプロジェクターによれば、ケース保持部は、ケース係合部と操作部と付勢部とを備える。操作部が付勢部の付勢力に抗することで、ケース係合部を筺体との係合から解除させることが、ケース保持部の簡易な構成で実現することができる。 According to such a projector, the case holding part includes a case engagement part, an operation part, and an urging part. The operation part resists the urging force of the urging part, so that the case engaging part can be released from the engagement with the housing with a simple configuration of the case holding part.
(適用例4)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、フィルター保持部は、エアーフィルターに係合するフィルター係合部を備えていることが好ましい。 Application Example 4 In the projector according to the application example described above, it is preferable that the filter holding unit includes a filter engagement unit that engages with the air filter.
このようなプロジェクターによれば、フィルター保持部は、フィルター係合部を備えることで、簡易な構成で実現できる。 According to such a projector, the filter holding portion can be realized with a simple configuration by including the filter engaging portion.
(適用例5)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、フィルター係合部は、ケース保持部の動作に連動し、操作部は、付勢部の付勢力に抗することで、ケース係合部を筺体との係合から解除させると共に、フィルター係合部をエアーフィルターと係合させ、操作部は、付勢部の付勢力により、ケース係合部を筺体に係合させると共に、フィルター係合部をエアーフィルターとの係合から解除させることが好ましい。 Application Example 5 In the projector according to the application example described above, the filter engagement portion is interlocked with the operation of the case holding portion, and the operation portion resists the urging force of the urging portion, so that the case engagement portion is a casing. And the filter engaging portion is engaged with the air filter, and the operation portion engages the case engaging portion with the housing by the urging force of the urging portion, and the filter engaging portion is It is preferable to release the engagement with the air filter.
このようなプロジェクターによれば、操作部が付勢部の付勢力に抗することで、ケース係合部を筺体との係合から解除させる。併せて、操作部がフィルター係合部をエアーフィルターに係合させる。これにより、吸気ケースを筺体から取り外した場合、併せてエアーフィルターも筺体から取り外すことができる。また、操作部が付勢部の付勢力により、ケース係合部を筺体と係合させる。併せて、操作部がフィルター係合部をエアーフィルターとの係合から解除させる。これにより、吸気ケースを筺体から取り外した場合、操作部の操作を止めることにより、フィルター係合部とエアーフィルターとの係合が外れることで、吸気ケースからエアーフィルターを簡単に取り外すことができる。従って、エアーフィルターの交換における利便性を更に向上させることができる。 According to such a projector, the operation unit resists the urging force of the urging unit, so that the case engaging unit is released from the engagement with the housing. In addition, the operation unit engages the filter engagement unit with the air filter. Thereby, when the intake case is removed from the housing, the air filter can also be removed from the housing. Further, the operation portion causes the case engaging portion to engage with the housing by the biasing force of the biasing portion. At the same time, the operation part releases the filter engaging part from the engagement with the air filter. Thus, when the intake case is removed from the housing, the air filter can be easily removed from the intake case by disengaging the filter engagement portion and the air filter by stopping the operation of the operation portion. Therefore, the convenience in replacing the air filter can be further improved.
(適用例6)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、フィルター保持部は、ケース保持部と一体に形成されていることが好ましい。 Application Example 6 In the projector according to the application example described above, it is preferable that the filter holding unit is formed integrally with the case holding unit.
このようなプロジェクターによれば、ケース保持部の動作に連動して、容易にフィルター保持部を動作させることができる。 According to such a projector, the filter holding unit can be easily operated in conjunction with the operation of the case holding unit.
(適用例7)上記適用例に係るプロジェクターにおいて、吸気ケースにエアーフィルターが保持された場合、吸気ケースとエアーフィルターとの間には、空間領域が形成されることが好ましい。 Application Example 7 In the projector according to the application example described above, when the air filter is held in the intake case, it is preferable that a space region is formed between the intake case and the air filter.
このようなプロジェクターによれば、エアーフィルターに付着しきれない塵埃や、吸気ケースを筺体から取り外す際にエアーフィルターからこぼれる塵埃を空間領域に集めることができ、塵埃をプロジェクター内部に落とすことを更に低減することで、塵埃の筺体内部への侵入を更に抑制することができる。 According to such a projector, dust that cannot be adhered to the air filter or dust that spills from the air filter when the air intake case is removed from the housing can be collected in the space area, further reducing the dust falling inside the projector. By doing so, it is possible to further suppress the entry of dust into the housing.
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
図1は、第1実施形態に係る光学ユニット2及び冷却機構3を模式的に示す平面図である。図1を参照して、プロジェクター1の光学ユニット2及び冷却機構3の構成及び動作を簡略に説明する。
FIG. 1 is a plan view schematically showing the
プロジェクター1は、光源装置21(光源ランプ211)から射出された光束を光変調装置(液晶パネル252)で画像情報に基づいて変調し、投写レンズ装置26でスクリーンSCに拡大投写する装置である。プロジェクター1の筺体10内部には、光学ユニット2、冷却機構3、プロジェクター1の動作を統括制御する制御部(図示省略)を含む回路構成部(図示省略)などを備えている。
The
本実施形態の光学ユニット2は、光源装置21、照明光学装置22、色分離光学装置23、リレー光学装置24、光学装置25、投写レンズ装置26、及び光学部品用筺体27を備えている。
The
光源装置21は、光源ランプ211及びリフレクター212を有している。光源装置21は、光源ランプ211の発光による光束をリフレクター212で反射させて、照明光学装置22に射出するものである。なお、本実施形態の光源ランプ211は、超高圧水銀ランプなどの放電式ランプを採用している。
The
照明光学装置22は、光源装置21から射出された光束に対し、照明光軸Lに直交する面内での照度を均一化するためのものである。照明光学装置22は、レンズアレイ221,222、偏光変換素子223、及び重畳レンズ224を有している。また、照明光学装置22は、3つのフィールドレンズ225を有している。フィールドレンズ225は、光学装置25の3つの光変調装置の手前に配置され、レンズアレイ222から射出された各部分光束をその中心軸に対して平行な光束に変換する。
The illumination
色分離光学装置23は、照明光学装置22からの照明光束を赤色(R)光、緑色(G)光、及び青色(B)光の3つの色光に分離して、対応する3つの光変調装置に導光するものである。色分離光学装置23は、ダイクロイックミラー231,232、及び反射ミラー233を有している。
The color separation
リレー光学装置24は、色分離光学装置23で分離された色光(本実施形態ではR光)に対し、光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長くなるため、光の発散などによる光の利用効率の低下を防止し、光変調装置(本実施形態ではR光用光変調装置)まで導くものである。リレー光学装置24は、入射側レンズ241、リレーレンズ243、及び反射ミラー242,244を有している。
Since the optical path length of the relay
光学装置25は、各光変調装置に入射した各色光を画像信号に基づいて変調し、色合成光学装置で合成するものである。光学装置25は、光変調装置を構成する3つの液晶パネル252、3つの入射側偏光板251、3つの射出側偏光板254、及び色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム255を有している。また、3つの液晶パネル252は、R光用光変調装置としてのR光用液晶パネル252R、G光用光変調装置としてのG光用液晶パネル252G、及びB光用光変調装置としてのB光用液晶パネル252Bで構成されている。なお、本実施形態の光変調装置を構成する3つの液晶パネル252は透過型を採用している。
The
投写レンズ装置26は、投写レンズ261を有し、光学装置25(色合成光学装置)で合成された画像光をスクリーンSCに拡大投写する。なお、投写レンズ装置26は、入射する画像光をズーム調整及びフォーカス調整する機能を有する。投写レンズ261は、1つ又は複数のレンズを1つのレンズ群として、複数のレンズ群を備えている。
The
光学部品用筺体27は、内部に所定の照明光軸Lが設定され、上述した各光学装置21〜25を照明光軸Lに対する所定位置に収納する。なお、上述した各光学装置21〜26に関しては、種々の一般的なプロジェクターの光学系として利用されているため、詳細な説明を省略する。
The
冷却機構3は、光学ユニット2で発熱する光学部品(光源装置21、偏光変換素子223、光学装置25など)に対して、筺体10内部に外気を導入して冷却する機構である。また、併せて、回路構成部で発熱する電気部品なども冷却する。冷却機構3は、筺体10側面に設置されて外気を導入(吸気)する吸気ケース5と、外気に含まれる塵埃を除去するエアーフィルター4と、吸気した外気を冷却する光学部品に流動するダクト(図示省略)と、外気の吸気や、流動や、冷却する光学部品への吹き付けの動力源となる冷却ファン30などを備えて構成される。なお、冷却機構3は、図示省略するが、発熱する部品から熱を奪って温まった筺体10内部の空気を筺体10外部(プロジェクター1の外部)に排気することも行う。冷却機構3が動作することにより、プロジェクター1内部の温度を適正に保持することができる。
The
図2は、第1実施形態に係る吸気ケース5及びエアーフィルター4の構造を示す図であり、図2(a)は、吸気ケース5にエアーフィルター4を保持させた斜視図を示し、図2(b)は、吸気ケース5及びエアーフィルター4の分解斜視図である。図3は、吸気ケース5を筺体10に設置した概断面図である。
2 is a view showing the structure of the
なお、図2を含めて以降で説明する図は、便宜上、XYZ直交座標系を用いて示す。詳細には、プロジェクター1において、吸気ケース5(以降の第2実施形態で示す吸気ケース6も含める)が設置される筺体10の側面1cに垂直方向をX軸方向(外面方向を+X方向)。X軸に垂直で、プロジェクター1の底面1bから上面1a方向をZ軸方向(上面1a方向を+Z方向)。X軸とZ軸に垂直で、プロジェクター1の側面1cを正面視した場合の左右方向をY軸方向(右方向を+Y方向)とする。
In addition, the figure demonstrated hereafter including FIG. 2 is shown using an XYZ rectangular coordinate system for convenience. Specifically, in the
図2に示すように、吸気ケース5は、矩形の略板状に形成される吸気ケース本体50を有している。また、吸気ケース5(吸気ケース本体50)は、外気を吸気するための複数の吸気口51と、筺体10に着脱自在に保持されるケース保持部52と、エアーフィルター4を着脱自在に保持するフィルター保持部53とを備えている。ケース保持部52は、筺体10に係合するケース係合部520と、操作部525と、弾性変形部528と、フィルター受部526とを備えている。
As shown in FIG. 2, the
吸気ケース本体50には、吸気口51の上側(+Z方向)に、長孔となる開口部529が形成されている。そして、弾性変形部528は、開口部529と吸気ケース本体50の上側外周との間に形成される。弾性変形部528は、吸気ケース5を着脱する際に弾性変形させる部分となる。操作部525は、この弾性変形部528の表面側(+X方向)に突出して形成されている。操作部525は、吸気ケース5を着脱する際に操作する部分となる。
The
ケース係合部520は、弾性変形部528の裏面側(−X方向)で、突出して形成される一対の第1係合片521を備えている。また、ケース係合部520は、吸気ケース本体50の下側(−Z方向)外周近傍に突出して形成される一対の第2係合片522を備えている。フィルター受部526は、第1係合片521と第2係合片522との内側で、吸気口51と開口部529とを囲み、エアーフィルター4のフィルター枠42の外形に対応させて突出して形成されている。
The
フィルター保持部53は、フィルター受部526のY軸方向の両辺略中央部に、突出して形成される一対のフィルター係合部530(フィルター係合片531)を備えている。
The
エアーフィルター4は、プリーツ加工されたフィルター本体41と、フィルター本体41の外周部を固定する矩形の筒状に形成されたフィルター枠42とで構成される。エアーフィルター4は、フィルター枠42の内周部とフィルター本体41の外周部とが一体に固定されている。
The
ここで、吸気ケース5にエアーフィルター4を装着する方法に関して説明する。
吸気ケース5のフィルター受部526に相対させてエアーフィルター4の位置を合わせ、エアーフィルター4のフィルター枠42の一方の辺を、吸気ケース5の対応する一方のフィルター係合片531に差込む。そして、フィルター枠42の他方の辺を、対応する他方のフィルター係合片531に押し込む。これにより、フィルター係合片531は、フィルター枠42と係合する。
Here, a method of attaching the
The position of the
この動作により、吸気ケース5のフィルター受部526にエアーフィルター4を設置すると共に、一対のフィルター係合片531でエアーフィルター4を保持することができる。この動作により、エアーフィルター4を交換した際、新しいエアーフィルター4を吸気ケース5へ取り付けることができる。
With this operation, the
また、エアーフィルター4を吸気ケース5から取り外す場合は、上述した手順とは逆の手順で取り外す。詳細には、一方のフィルター係合片531に係合されているフィルター枠42の辺部をフィルター係合片531の係合力に抗して持ち上げることで、係合が解除される。又は、一方のフィルター係合片531の先端部を指先などで解除する方向に開くことでも解除できる。これにより、エアーフィルター4を吸気ケース5から取り外すことができる。この動作により、エアーフィルター4を交換する際、古いエアーフィルター4を吸気ケース5から取り外すことができる。
Moreover, when removing the
なお、エアーフィルター4を吸気ケース5に装着(保持)した場合、図3に示すように、吸気ケース5とエアーフィルター4との間には、空間領域S1が形成される。詳細には、吸気ケース本体50の裏面側と、フィルター受部526と、エアーフィルター4(フィルター本体41及びフィルター枠42)とにより囲まれた空間領域S1が形成される。
When the
次に、エアーフィルター4を保持した吸気ケース5を筺体10に装着する方法に関して説明する。
図3に示すように、筺体10の側面1cで略矩形の凹状に形成された収納凹部11に、エアーフィルター4を保持した吸気ケース5を固定する。詳細には、収納凹部11の下側(−Z方向)に形成される一対の溝状の第2係合片受溝112に、吸気ケース5の第2係合片522を側面1c方向から差し込む。次に、この第2係合片522を中心にして吸気ケース5を側面1c側に回転させると共に、操作部525を指先などで押し下げる。
Next, a method for attaching the
As shown in FIG. 3, the
操作部525を押し下げた場合、弾性変形部528が開口部529側に撓んで弾性変形する。弾性変形部528の変形に従動して一対の第1係合片521も開口部529側に押し下げられる。この状態で、吸気ケース5を収納凹部11内に挿入する。そして、操作部525の押し下げを止めると、弾性変形部528が初期の位置に戻ることにより、第1係合片521が収納凹部11の上側(+Z方向)に形成された一対の溝状の第1係合片受溝111に係合する。これにより、吸気ケース5は、筺体10に保持され、吸気ケース5を筺体10に装着することができる。この動作により、エアーフィルター4を交換した際、新しいエアーフィルター4を装着した吸気ケース5を筺体10に装着することができる。
When the
なお、吸気ケース5を筺体10に装着して、プロジェクター1を動作(使用)した場合、吸気口51から吸気された外気に含まれる塵埃は、エアーフィルター4(フィルター本体41)に付着し、プロジェクター1内部には、清浄化された外気が導入される。また、フィルター本体41に付着しきれない塵埃は、上述した空間領域S1に集めることができる。
When the
吸気ケース5を筺体10から取り外す場合は、上述した手順とは逆の手順で取り外す。詳細には、操作部525を押し下げることにより、弾性変形部528を弾性変形させ、第1係合片521を第1係合片受溝111との係合から解除する。その後、第2係合片522を第2係合片受溝112との係合から解除させることで、吸気ケース5を筺体10から取り外すことができる。この動作により、エアーフィルター4を交換する際、古いエアーフィルター4を装着した吸気ケース5を筺体10から取り外すことができる。
When the
なお、吸気ケース5を筺体10から取り外す場合、吸気ケース5は、概ね、筺体10(側面1c)に対して、垂直方向に取り外すことになる。言い換えると、エアーフィルター4のフィルター面(プリーツ加工したフィルター本体41を1枚の平らな面を持つフィルターとしてみた場合のその平面)に略垂直方向に、筺体10から分離される。
In addition, when removing the
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、エアーフィルター4交換時などにおいて、エアーフィルター4を筺体10から取り外す際、ケース保持部52を解除することにより、吸気ケース5を筺体10から取り外す。吸気ケース5を筺体10から取り外すことで、同時に、フィルター保持部53に保持されるエアーフィルター4も筺体10から取り外すことができる。これにより、エアーフィルター4の取り外しに手間がかからない。その後、取り外した吸気ケース5のフィルター保持部53(フィルター係合片531)からエアーフィルター4を取り外すことができる。従って、エアーフィルター4の交換における利便性を向上させることができる。また、吸気ケース5を筺体10から取り外すことで、エアーフィルター4も筺体10から取り外すことができるため、エアーフィルター4に付着した塵埃をプロジェクター1内部に落とすことを低減でき、塵埃の筺体10内部への侵入を抑制することができる。
According to the embodiment described above, the following effects can be obtained.
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、吸気ケース5は、概ね、筺体10(側面1c)に対して、垂直方向に取り外すことにより、取り外しに必要なスペースを従来に比較して小さくすることができる。従って、エアーフィルター4の交換の際に必要となるスペースの省スペース化を図ることができる。従って、プロジェクター1を設置する際、吸気ケース5を壁などの障害物の近くに位置させることができ、プロジェクター1の設置場所の自由度の向上を図ることができる。
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、ケース保持部52は、ケース係合部520(第1係合片521、第2係合片522)と、操作部525と、弾性変形部528とを有し構成されている。このように、ケース保持部52を簡易な構成で実現することができる。また、フィルター保持部53は、フィルター係合部530(フィルター係合片531)を備えることでよいため、簡易な構成で実現できる。
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、吸気ケース5にエアーフィルター4が保持された場合、吸気ケース5とエアーフィルター4との間には、空間領域S1が形成される。この空間領域S1により、エアーフィルター4に付着しきれない塵埃や、吸気ケース5を筺体10から取り外す際に振動などでフィルター本体41からこぼれる塵埃を空間領域S1に集めることができ、塵埃をプロジェクター1内部に落とすことを更に低減でき、塵埃の筺体10内部への侵入を更に抑制することができる。
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、筺体10内部への塵埃の侵入を抑制できることにより、冷却ファン30で冷却される例えば光変調装置としての液晶パネル252などの表面に塵埃が付着することを防止し、投写される画像に影などが映り込むことや、投写画像のコントラストが低下することなどによる投写画像品質の低下を防止することができる。
(第2実施形態)
According to the
(Second Embodiment)
図4は、第2実施形態に係る吸気ケース6及びエアーフィルター4の構造を示す図であり、図4(a)は、吸気ケース6を筺体10に設置した概断面図であり、図4(b)は、図4(a)での吸気ケース6及びエアーフィルター4の概平面図である。図5は、吸気ケース6及びエアーフィルター4の構造を示す図であり、図5(a)は、吸気ケース6を筺体10から取り外す際の概断面図であり、図5(b)は、図5(a)での吸気ケース6及びエアーフィルター4の概平面図である。図4、図5を参照して、吸気ケース6及びエアーフィルター4の構造と、吸気ケース6に対するエアーフィルター4の着脱動作及び筺体10に対する吸気ケース6の着脱動作を説明する。
FIG. 4 is a view showing the structure of the
本実施形態のエアーフィルター4は、第1実施形態のエアーフィルター4と同様に構成される。本実施形態の吸気ケース6の構成が、第1実施形態の吸気ケース5と異なっている。従って、吸気ケース6を収納する収納凹部12の構成も、第1実施形態の収納凹部11と異なっている。なお、図4、図5において、第1実施形態と同様の構成には同様の符号を付記している。
The
図4、図5に示すように、本実施形態の吸気ケース6は、矩形の略板状に形成される吸気ケース本体60を有している。また、吸気ケース6(吸気ケース本体60)は、外気を吸気するための複数の吸気口61と、筺体10に着脱自在に保持されるケース保持部62と、エアーフィルター4を着脱自在に保持するフィルター保持部63とを備えている。また、ケース保持部62とフィルター保持部63とは、吸気ケース本体60の上下方向(Z軸方向)に設置されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
ケース保持部62は、筺体10に係合するケース係合部620(ケース係合片621)と、ケース係合部620を操作する操作部625と、付勢部としてのコイルばね628と、フィルター受部626とを備えている。また、ケース保持部62は、コイルばね628を案内して受けるばね受部627を備えている。フィルター保持部63は、エアーフィルター4に係合するフィルター係合部630(フィルター係合片631)を備えている。
The
なお、ケース保持部62が備えるケース係合部620、操作部625、及びフィルター受部626と、フィルター保持部63が備えるフィルター係合片631とは、一体に形成されている。また、ケース保持部62及びフィルター保持部63は、吸気ケース本体60とは別体で構成され、吸気ケース本体60に形成される保持部用収納部600内に摺動可能に設置されている。
The
吸気ケース本体60には、複数の吸気口61が形成される。また、吸気ケース本体60は、裏面側(−X方向)に、吸気口61を囲み、エアーフィルター4のフィルター枠42の外形に対応させて突出して形成されるフィルター受部626を備えている。
The
また、吸気ケース本体60には、その上下方向の端部近傍に上述した保持部用収納部600が形成されている。この保持部用収納部600には、吸気ケース本体60の端部上方向(+Z方向)及び端部下方向(−Z方向)に、ケース保持部62のケース係合片621を案内する係合片案内孔601が形成されている。また、保持部用収納部600には、吸気ケース本体60の前面側(+X方向)に、ケース保持部62の操作部625を案内する操作部案内孔602が形成されている。
The
保持部用収納部600に、ケース保持部62及びフィルター保持部63を設置する場合、操作部625を操作部案内孔602に挿通して突出させ、ケース係合片621を係合片案内孔601に挿通する。次に、ばね受部627とフィルター受部626との間にコイルばね628を設置する。なお、コイルばね628は、圧縮コイルばねで構成されている。
When installing the
上述したように、保持部用収納部600に、ケース保持部62及びフィルター保持部63を設置した場合、図4に示すように、コイルばね628の付勢力により、ケース係合片621は、係合片案内孔601から突出した状態となる。この状態のとき、フィルター係合片631は、エアーフィルター4のフィルター枠42とは離間している。従って、フィルター係合片631は、エアーフィルター4を保持せず解除した状態となる。
As described above, when the
なお、収納凹部12には、図示省略するエアーフィルター受部が形成されている。このエアーフィルター受部は、エアーフィルター4を案内して収納凹部12に簡易的に固定する。
Note that an air filter receiving portion (not shown) is formed in the
ここで、吸気ケース6及びエアーフィルター4を筺体10の収納凹部12に装着する方法に関して説明する。なお、この方法は、エアーフィルター4を交換する場合、新しいエアーフィルター4を筺体10に設置する際の一連の方法に対応している。
Here, a method for mounting the
最初に、エアーフィルター4を上述した収納凹部12に形成されるエアーフィルター受部に設置する。これにより、エアーフィルター4をエアーフィルター受部に簡易的に設置することができる。
First, the
次に、吸気ケース6を収納凹部12に設置する。詳細には、吸気ケース6において、操作部625を吸気ケース本体60の中心方向に向かって押圧し、操作部案内孔602内を移動させる。操作部625の移動は、コイルばね628の付勢力に抗して行う。
Next, the
操作部625を移動させることにより、図5(b)に示すように、ケース保持部62は、保持部用収納部600内を摺動する。これにより、係合片案内孔601から突出しているケース係合片621が、係合片案内孔601の内部に移動する。この状態で、図5(a)に示すように、吸気ケース6を収納凹部12に挿入する。そして、操作部625の押圧を止める。
By moving the
なお、吸気ケース6を収納凹部12に挿入する際、フィルター係合片631が、最初に設置されているエアーフィルター4のフィルター枠42に当接する。フィルター係合片631がフィルター枠42に当接した場合、フィルター係合片631が弾性変形することにより、フィルター係合片631は、吸気ケース6の挿入に従動して、フィルター枠42に沿って移動する。
When the
操作部625の押圧を止めた場合、コイルばね628の付勢力により、ケース保持部62が初期の位置に戻る。これにより、ケース係合片621は、図4(a)に示すように、係合片案内孔601から突出することで、収納凹部12に形成される係合片受溝121に係合する。この動作により、吸気ケース6が収納凹部12に装着(保持)される。
When the pressing of the
なお、吸気ケース6が収納凹部12に装着された状態において、エアーフィルター4は、収納凹部12のエアーフィルター受部と、吸気ケース6のフィルター受部626とに挟まれる状態となり保持固定される。
In the state where the
エアーフィルター4を保持し、吸気ケース6が収納凹部12に装着(保持)された状態となった場合、図4(a)に示すように、吸気ケース6とエアーフィルター4との間には、空間領域S2が形成される。詳細には、吸気ケース本体60の裏面側と、フィルター受部626と、エアーフィルター4(フィルター本体41及びフィルター枠42)とにより囲まれた空間領域S2が形成される。
When the
なお、吸気ケース6を筺体10に装着して、プロジェクター1を動作(使用)した場合、吸気口61から吸気された外気に含まれる塵埃は、エアーフィルター4(フィルター本体41)に付着し、プロジェクター1内部には、清浄化された外気が導入される。また、フィルター本体41に付着しきれない塵埃は、上述した空間領域S2に集めることができる。
When the
次に、吸気ケース6及びエアーフィルター4を筺体10の収納凹部12から取り外す方法に関して説明する。なお、この方法は、エアーフィルター4を交換する場合、エアーフィルター4を筺体10から取り外す際の一連の方法に対応している。
Next, a method for removing the
最初に、図4(a)の状態から、吸気ケース6の操作部625を吸気ケース本体60の中心方向に向かって押圧し、操作部案内孔602内を移動させる。操作部625の移動は、コイルばね628の付勢力に抗して行う。
First, from the state of FIG. 4A, the
操作部625を移動させることにより、図5(a)に示すように、ケース保持部62は、保持部用収納部600内を摺動する。これにより、係合片案内孔601から突出しているケース係合片621が、係合片案内孔601の内部に移動する。これにより、ケース係合片621と係合片受溝121との係合が解除される。また、同時に、フィルター係合片631は、ケース保持部62が移動することに従動して移動し、エアーフィルター4のフィルター枠42に係合してエアーフィルター4を保持した状態となる。
By moving the
この状態で、吸気ケース6を側面1c方向に移動させることにより、吸気ケース6を収納凹部12から取り外すことができる。同時に、フィルター係合片631により係合されたエアーフィルター4も収納凹部12から取り外すことができる。
In this state, the
なお、吸気ケース6を収納凹部12から取り外した後、操作部625の押圧を止めた場合、ケース保持部62はコイルばね628の付勢力により、初期の位置に戻る。この動作により、フィルター係合片631は、エアーフィルター4との係合を解除することになり、吸気ケース6からエアーフィルター4が分離される。
In addition, after the
なお、吸気ケース6を筺体10から取り外す場合、吸気ケース6は、概ね、筺体10(側面1c)に対して、垂直方向に取り外すことになる。言い換えると、エアーフィルター4のフィルター面(プリーツ加工したフィルター本体41を1枚の平らな面を持つフィルターとしてみた場合のその平面)に略垂直方向に、筺体10から分離される。
In addition, when removing the
上述したエアーフィルター4を筺体10の収納凹部12に装着する方法では、最初に、エアーフィルター4を収納凹部12のエアーフィルター受部(図示省略)に設置している。しかし、エアーフィルター4を筺体10の収納凹部12に装着する他の方法として、吸気ケース6にエアーフィルター4を保持させた後、筺体10に吸気ケース6を設置することもできる。以降に、その方法を簡潔に説明する。
In the above-described method of mounting the
最初に、エアーフィルター4を吸気ケース6のフィルター受部626に対応させて設置する。次に、操作部625を押圧して吸気ケース本体60の中心方向に移動させる。これにより、フィルター係合片631がフィルター枠42に係合し、エアーフィルター4が吸気ケース6に保持される。この状態で、吸気ケース6を収納凹部12に挿入する。そして、操作部625の押圧を止めることにより、ケース係合片621は、係合片受溝121に係合すると共に、フィルター係合片631は、エアーフィルター4との係合を解除する。この動作により、エアーフィルター4と吸気ケース6とを同時に筺体10に装着することができる。
First, the
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。なお、第1実施形態と同様の効果も含めて本実施形態の効果を説明する。 According to the embodiment described above, the following effects can be obtained. In addition, the effect of this embodiment is demonstrated including the effect similar to 1st Embodiment.
本実施形態のプロジェクター1によれば、エアーフィルター4交換時などにおいて、エアーフィルター4を筺体10から取り外す際、ケース保持部62を解除することにより、吸気ケース6を筺体10から取り外す。吸気ケース6を筺体10から取り外すことで、同時に、フィルター保持部63に保持されるエアーフィルター4も筺体10から取り外すことができる。これにより、エアーフィルター4の取り外しに手間がかからない。その後、取り外した吸気ケース6のフィルター保持部63(フィルター係合片631)からエアーフィルター4を取り外すことができる。従って、エアーフィルター4の交換における利便性を向上させることができる。また、吸気ケース6を筺体10から取り外すことで、エアーフィルター4も筺体10から取り外すことができるため、エアーフィルター4に付着した塵埃をプロジェクター1内部に落とすことを低減でき、塵埃の筺体10内部への侵入を抑制することができる。
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、操作部625が付勢部(コイルばね628)の付勢力に抗することで、ケース係合部620(ケース係合片621)を筺体10との係合から解除させる。併せて、操作部625がフィルター係合部630(フィルター係合片631)をエアーフィルター4に係合させる。これにより、吸気ケース6を筺体10から取り外した場合、併せてエアーフィルター4も筺体10から取り外すことができる。また、操作部625が付勢部(コイルばね628)の付勢力により、ケース係合部620(ケース係合片621)を筺体10と係合させる。併せて、操作部625がフィルター係合部630(フィルター係合片631)をエアーフィルター4との係合から解除させる。これにより、吸気ケース6を筺体10から取り外した場合、操作部625の操作を止めることにより、フィルター係合部630(フィルター係合片631)とエアーフィルター4との係合が外れることで、吸気ケース6からエアーフィルター4を簡単に取り外すことができる。従って、エアーフィルター4の交換における利便性を更に向上させることができる。
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、吸気ケース6は、概ね、筺体10(側面1c)に対して、垂直方向に取り外すことにより、取り外しに必要なスペースを従来に比較して小さくすることができる。従って、エアーフィルター4の交換の際に必要となるスペースの省スペース化を図ることができる。従って、プロジェクター1を設置する際、吸気ケース6を壁などの障害物の近くに位置させることができ、プロジェクター1の設置場所の自由度の向上を図ることができる。
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、ケース保持部62は、ケース係合部620(ケース係合片621)と、操作部625と、付勢部としてのコイルばね628とを有し構成されている。このように、ケース保持部62を簡易な構成で実現することができる。また、フィルター保持部63は、フィルター係合部630(フィルター係合片631)を備えることでよいため、簡易な構成で実現できる。
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、フィルター保持部63は、ケース保持部62と一体に形成されるため、ケース保持部62の動作に連動して、容易にフィルター保持部63を動作させることができる。また、部品数の削減やコスト削減に寄与する。
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、吸気ケース6にエアーフィルター4が保持された場合、吸気ケース6とエアーフィルター4との間には、空間領域S2が形成される。この空間領域S2により、エアーフィルター4に付着しきれない塵埃や、吸気ケース6を筺体10から取り外す際に振動などでフィルター本体41からこぼれる塵埃を空間領域S2に集めることができ、塵埃をプロジェクター1内部に落とすことを更に低減でき、塵埃の筺体10内部への侵入を更に抑制することができる。
According to the
本実施形態のプロジェクター1によれば、筺体10内部への塵埃の侵入を抑制できることにより、冷却ファン30で冷却される例えば光変調装置としての液晶パネル252などの表面に塵埃が付着することを防止し、投写される画像に影などが映り込むことや、投写画像のコントラストが低下することなどによる投写画像品質の低下を防止することができる。
According to the
なお、上述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更や改良などを加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications and improvements can be made without departing from the scope of the invention. A modification will be described below.
前記第2実施形態のプロジェクター1において、フィルター保持部63のフィルター係合部630(フィルター係合片631)は、ケース保持部62と一体に形成され、操作部625の動作に従動して動作する。しかし、これに限られず、フィルター保持部はケース保持部と別体で吸気ケース6に設置し、操作部625とも従動せずに常にエアーフィルター4を保持する係合片(第1実施形態でのフィルター係合片531と同様)として構成してもよい。
In the
前記第2実施形態のプロジェクター1において、付勢部はコイルばね628で構成されているが、これに限られず、各種のばねで構成することができる。例えば、プラスチック材料の弾性力を利用したばねで構成することができる。その場合、付勢部をフィルター保持部63と一体に形成することもでき、ケース保持部62を構成する部品数を減らせ、組立て工数を低減することができる。
In the
前記第1、第2実施形態のプロジェクター1において、光学装置25は、R光、G光、B光に対応する3つの光変調装置を用いるいわゆる3板方式を採用している。しかし、これに限られず、単板方式の光変調装置を採用してもよい。また、コントラストを向上させるための光変調装置を追加して採用してもよい。
In the
前記第1、第2実施形態のプロジェクター1において、光学装置25は、透過型の光変調装置(透過型の液晶パネル252)を採用している。しかし、これに限られず、反射型の光変調装置を採用してもよい。
In the
前記第1、第2実施形態のプロジェクター1において、光学装置25は、光変調装置として液晶パネル252を採用している。しかし、これに限られず、一般に、入射光束を画像信号に基づいて変調するものであればよく、例えば、マイクロミラー型の光変調装置など、他の方式の光変調装置を採用することができる。なお、マイクロミラー型の光変調装置としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)を採用することができる。
In the
前記第1、第2実施形態のプロジェクター1において、光学ユニット2は、光源装置21から射出された光束の照度を均一化する照明光学装置22として、レンズアレイ221,222からなるレンズインテグレーター光学系を採用している。しかし、これに限定されるものではなく、導光ロッドからなるロッドインテグレーター光学系も採用することができる。
In the
前記第1、第2実施形態のプロジェクター1の光学ユニット2において、光源装置21の光源ランプ211は、超高圧水銀ランプなどの放電式ランプを採用しているが、レーザーダイオード、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子などの各種固体発光素子を採用してもよい。
In the
1…プロジェクター、4…エアーフィルター、5,6…吸気ケース、10…筺体、51,61…吸気口、52,62…ケース保持部、53,63…フィルター保持部、520,620…ケース係合部、525,625…操作部、526,626…フィルター受部、530,630…フィルター係合部、628…コイルばね。
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記プロジェクターの外装を構成する筺体と、
前記筺体内部に吸気される外気に含まれる塵埃を付着させるエアーフィルターと、
前記外気を吸気する吸気口と、前記筺体に着脱自在に保持されるケース保持部と、前記エアーフィルターを着脱自在に保持するフィルター保持部と、を有する吸気ケースと、
を備えることを特徴とするプロジェクター。 A projector,
A casing constituting the exterior of the projector;
An air filter for adhering dust contained in the outside air sucked into the housing;
An intake case having an intake port for sucking the outside air, a case holding part that is detachably held by the housing, and a filter holding part that detachably holds the air filter;
A projector comprising:
前記吸気ケース及び前記エアーフィルターは、当該エアーフィルターのフィルター面に略垂直方向に、前記筺体から分離されることを特徴とするプロジェクター。 The projector according to claim 1,
The projector, wherein the intake case and the air filter are separated from the housing in a direction substantially perpendicular to a filter surface of the air filter.
前記ケース保持部は、
前記筺体に係合するケース係合部と、
前記ケース係合部を操作する操作部と、
前記ケース係合部を前記筺体に係合させる付勢部と、を備えることを特徴とするプロジェクター。 The projector according to claim 1 or 2, wherein
The case holding part is
A case engaging portion that engages with the housing;
An operating section for operating the case engaging section;
An urging portion that engages the case engaging portion with the housing.
前記フィルター保持部は、前記エアーフィルターに係合するフィルター係合部を備えていることを特徴とするプロジェクター。 It is a projector as described in any one of Claims 1-3, Comprising:
The projector, wherein the filter holding part includes a filter engaging part that engages with the air filter.
前記フィルター係合部は、前記ケース保持部の動作に連動し、
前記操作部は、前記付勢部の付勢力に抗することで、前記ケース係合部を前記筺体との係合から解除させると共に、前記フィルター係合部を前記エアーフィルターと係合させ、
前記操作部は、前記付勢部の前記付勢力により、前記ケース係合部を前記筺体に係合させると共に、前記フィルター係合部を前記エアーフィルターとの係合から解除させることを特徴とするプロジェクター。 The projector according to claim 4,
The filter engaging portion is interlocked with the operation of the case holding portion,
The operation unit resists the urging force of the urging unit to release the case engagement portion from engagement with the housing, and to engage the filter engagement portion with the air filter,
The operation unit is configured to engage the case engagement portion with the housing and to release the filter engagement portion from engagement with the air filter by the urging force of the urging portion. projector.
前記フィルター保持部は、前記ケース保持部と一体に形成されていることを特徴とするプロジェクター。 The projector according to claim 5, wherein
The projector, wherein the filter holding part is formed integrally with the case holding part.
前記吸気ケースに前記エアーフィルターが保持された場合、前記吸気ケースと前記エアーフィルターとの間には、空間領域が形成されることを特徴とするプロジェクター。 It is a projector as described in any one of Claims 1-6, Comprising:
The projector according to claim 1, wherein when the air filter is held in the intake case, a space region is formed between the intake case and the air filter.
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112180657A (en) * | 2020-09-01 | 2021-01-05 | 芜湖宏嘉科技有限公司 | Heat dissipation projector |
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2010
- 2010-12-07 JP JP2010272277A patent/JP2012123082A/en not_active Withdrawn
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CN112180657A (en) * | 2020-09-01 | 2021-01-05 | 芜湖宏嘉科技有限公司 | Heat dissipation projector |
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