JP2012116284A - Vehicle seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ヘッドレストと、ボード部材(例えばシートバック後面を被覆可能な部材)を備える車両用シートに関する。 The present invention relates to a vehicle seat including a headrest and a board member (for example, a member capable of covering a rear surface of a seat back).
この種の車両用シートとして、シートクッションと、シートバックと、ヘッドレストを有する車両用シートが公知である(特許文献1を参照)。
シートバックは、シートクッションに対して起立可能に連結する部材であり、シート骨格をなすフレーム部材(アーチ状)と、サポート部材と、ボード部材を有する。ボード部材は、フレーム部材の後側を被う板状部材である。またサポート部材は、ヘッドレストを取付けるための中空筒状の部材であり、フレーム部材の上部に取付けられる。
As this type of vehicle seat, a vehicle seat having a seat cushion, a seat back, and a headrest is known (see Patent Document 1).
The seat back is a member connected to the seat cushion so as to stand upright, and includes a frame member (arch shape) forming a seat skeleton, a support member, and a board member. The board member is a plate-like member that covers the rear side of the frame member. The support member is a hollow cylindrical member for attaching the headrest, and is attached to the upper part of the frame member.
そしてヘッドレストは、ステー部材(棒状)を有し、サポート部材を介してシートバック上部に取付けることができる。このときステー部材をサポート部材に挿入したのち、サポート部材の係合部をステー部材の被係合部に係止することにより、ヘッドレストをフレーム部材の上部に固定する。
ここで公知技術では、係合部と被係合部をともにボード部材で被うことにより、乗員によるヘッドレストの取外し(誤った取扱い)を極力回避する。
And a headrest has a stay member (bar shape), and can be attached to a seat back upper part via a support member. At this time, after inserting the stay member into the support member, the headrest is fixed to the upper portion of the frame member by engaging the engaging portion of the support member with the engaged portion of the stay member.
Here, in the known technique, by covering both the engaging portion and the engaged portion with the board member, the detachment (incorrect handling) of the headrest by the occupant is avoided as much as possible.
ところで公知技術では、シートのメンテナンス時などにおいて、ヘッドレストをシートバックから取外すことがある。このときボード部材全体を取外すなどしてサポート部材を露出させたのち、係合部と被係合部の係合を解除する必要があった(ヘッドレストの取外し作業がやや面倒であった)。
もっともボード部材を分割するなどして、ボード部材一部を取外し可能とすればよいが、そうするとボード部材の分割線(見切り線)が、シート後方などから丸見えとなる。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、見栄えを極力損なうことなく、ボード部材を作業性良く取外し可能とすることにある。
By the way, in the known technique, the headrest may be removed from the seat back during the maintenance of the seat. At this time, after the support member was exposed by removing the entire board member or the like, it was necessary to release the engagement between the engaging portion and the engaged portion (the work of removing the headrest was somewhat troublesome).
Of course, it is only necessary to detach the board member, for example, by dividing the board member. However, in this case, the dividing line (parting line) of the board member becomes visible from behind the seat.
The present invention has been devised in view of the above points, and an object of the present invention is to enable the board member to be removed with good workability without losing the appearance as much as possible.
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シートクッションと、シートクションに対して起立可能に連結するシートバックと、シートバック上面に取付け可能なヘッドレストと、シートバック一部を被覆可能なボード部材を備える。
この種のシート構成では、見栄えを極力損なうことなく、ボード部材を作業性良く取外しできることが望ましい。
本発明では、上述のボード部材が、シートバック上面一部を被覆可能な上側ボード部と、シートバック上面他部及びシートバック後面を被覆可能な後側ボード部とを有する。そこで上側ボード部と後側ボード部を、シートバックに個別に着脱可能とする(作業性の良いシート構成とする)。
さらに上側ボード部と後側ボード部を組付けてシートバック一部を被覆するとともに、両ボード部を区画する見切り線が、シートバック上面に配置されてヘッドレストに対面する構成(見切り線が極力目立たない構成)とした。
As means for solving the above-mentioned problems, a vehicle seat according to a first aspect of the present invention includes a seat cushion, a seat back that is connected to the seat section so as to be able to stand upright, a headrest that can be attached to the upper surface of the seat back, and a seat back. A board member capable of covering the portion.
In this type of seat configuration, it is desirable that the board member can be removed with good workability without losing the appearance as much as possible.
In the present invention, the board member includes an upper board portion that can cover a part of the upper surface of the seat back, and a rear board portion that can cover the other portion of the upper surface of the seat back and the rear surface of the seat back. Therefore, the upper board portion and the rear board portion can be individually attached to and detached from the seat back (a seat configuration with good workability).
Further, the upper board part and the rear board part are assembled to cover a part of the seat back, and the parting line that divides both board parts is arranged on the upper surface of the seat back and faces the headrest (the parting line is as conspicuous as possible) No configuration).
第2発明の車両用シートは、第1発明の車両用シートであって、上述の見切り線が、ヘッドレスト直下に収まる外形寸法を有して、極力目立たない構成である。 The vehicle seat of the second invention is the vehicle seat of the first invention, wherein the parting line described above has an outer dimension that fits directly under the headrest and is as inconspicuous as possible.
本発明に係る第1発明によれば、見栄えを極力損なうことなく、ボード部材を作業性良く取外し可能とすることができる。また第2発明によれば、さらに確実に見栄えを損なうことなく、ボード部材を取外し可能とすることができる。 According to the first aspect of the present invention, the board member can be removed with good workability without losing the appearance as much as possible. According to the second invention, the board member can be removed more reliably without deteriorating the appearance.
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図8を参照して説明する。各図には、適宜、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを付す。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to FIGS. In each of the drawings, a reference symbol F is attached to the front of the vehicle seat, a reference symbol B is attached to the rear of the vehicle seat, a reference symbol UP is provided above the vehicle seat, and a reference symbol DW is provided below the vehicle seat.
図1の車両用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8(いずれもシート構成部材の一例)と、レール部材7を有する。レール部材7は、車両用シート2をスライド移動させるための部材である。
ヘッドレスト8は、一対のステー部材8aを有し、筒状のサポート部材SMを介して、シートバック6の上部に取付けられる(図2を参照、詳細は後述)。一対のステー部材8aは、それぞれ棒状の部材であり、ヘッドレスト8下部に所定間隔をあけて並列配置できる。
The
The
[シートバック]
シートバック6は、シートクッション4に対して起倒可能に連結する部材である(図1及び図2を参照)。本実施例のシートバック6は、フレーム部材6Fと、支持部材20と、ボード部材9を有する(詳細後述)。
そしてフレーム部材6Fの着座側に支持部材20を取付けるとともに、着座側とは異なるフレーム部材6Fの後側にボード部材9を取付ける。この種の構成では、見栄えを極力損なうことなく、ボード部材9を作業性良く取外しできることが望ましい。
そこで本実施例では、後述の構成によって、見栄えを極力損なうことなく、ボード部材9を作業性良く取外し可能とした。以下、各構成について詳述する。
[Seatback]
The
The
Therefore, in this embodiment, the
[フレーム部材]
フレーム部材6F(略逆U字状の枠部材)は、上部フレーム6aと、一対の側部フレーム6bと、下部フレーム6cと、リクライニング軸Rと、後述のサポートブラケットSBを有する(図2を参照)。
上部フレーム6aは、シート上部をなす棒状部材(正面視で略逆U字状)であり、線状部材6dを有する。線状部材6dは、上部フレーム6a(一対の自由端)に橋渡しされた棒状部材であり、後述のボード部材9(上部側)を係止できる。
また下部フレーム6cは、それぞれシート下部において一対の側部フレーム6b間に橋渡しされた平板部材である。下部フレーム6cの下端は、シート前方に向かって部分的に屈曲しており、一対の孔部Hが形成される。一対の孔部Hは、シート上下に貫通する孔部であり、後述のボード部材9(下部側)を係止できる。
[Frame member]
The
The
The
そして一対の側部フレーム6bは、それぞれシート側部をなす平板部材であり、それぞれ上部フレーム6aの下端(自由端)側に固定される(図2を参照)。一対の側部フレーム6bの下端付近には、リクライニング軸Rを橋渡し状に取付けることができる。リクライニング軸Rは、シートクッション4に対してシートバック6が起倒(回転運動)する際の回転中心であり、シールド部材Srによって被覆される(図1を参照)。
また側部フレーム6bの上部と下部に、それぞれブラケットBLを固定できる。ブラケットBLは、略L字状の平板部材であり、後述の枠体20a(側枠部)を臨む側に孔部H(ビスBSを挿入可能な貫通孔)を有する。
また側部フレーム6b前側の途中(ブラケットBLとは異なる位置)に、複数の係着孔部H1を形成することができる。
Each of the pair of
The brackets BL can be fixed to the upper and lower portions of the
A plurality of engaging holes H1 can be formed in the middle of the front side of the
サポートブラケットSBは筒状部材(略矩形)であり、サポート部材SMを介してステー部材8aを挿設できる(図2及び図7を参照)。
本実施例では、一対のサポートブラケットSBを、所定間隔をあけつつ、上部フレーム6aの後面側に並列配置する。そしてサポート部材SMを、サポートブラケットSBに相対移動不能に嵌装してステー部材8aを挿設可能とする。
The support bracket SB is a cylindrical member (substantially rectangular), and the
In the present embodiment, the pair of support brackets SB are arranged in parallel on the rear surface side of the
(ステー部材のロック)
ここでサポートブラケットSBに対するステー部材8aの相対移動は、ロック機構(係合部及び被係合部、いずれも図示省略)によって規制できる。
例えばロック機構は、サポート部材SMの係合部と、ステー部材8aの被係合部を有する。係合部は、サポート部材SMの径方向外方に突出する部位であり、操作部の操作により、サポート部材SM内から径方向外方に移動可能である。また被係合部は、係合部を挿入可能な孔部であり、ステー部材8aの途中に形成される。なお被係合部の形成位置を適宜調節するなどして、ヘッドレスト8をシートバック6上面に近接した状態(後述の見切り線SLが略隠蔽される状態)でロックさせることもできる。
そして操作部を操作しつつ、ステー部材8aをサポート部材SMに挿入する。つぎに係合部と被係合部を係合することで、サポート部材SMに対するステー部材8aの相対移動が規制される(サポートブラケットSBにステー部材8aがロックされる)。
(Stay member lock)
Here, the relative movement of the
For example, the lock mechanism includes an engaging portion of the support member SM and an engaged portion of the
Then, the
[支持部材]
支持部材20は、乗員を支持可能な部材であり、フレーム部材6Fの着座側に取付けることができる(図1及び図2を参照)。
本実施例の支持部材20は、フレーム部材6Fよりも若干幅広い外形形状を有し、枠体20aと、面状体20bと、組付け部位50を有する。
[Support member]
The
The
(枠体)
枠体20aは、フレーム部材6Fに組付け可能な枠状の部材(アーチ状)であり、典型的に樹脂製である(図2を参照)。
枠体20aの材質は特に限定しないが、熱可塑性樹脂(ポリプロピレン,塩化ビニル樹脂,ポリエチレン)や、熱硬化性樹脂(フェノール樹脂,メラミン樹脂,エポキシ樹脂,ユリア樹脂)を例示できる。
本実施例の枠体20aは、中央が中空であるとともに、基本構成(上枠部22,一対の側枠部24,下枠部26)と、組付け部位50を有する。
上枠部22は、枠体20aの上部をなす部位であり、係合孔部22Hを有する(図5を参照)。係合孔部22Hは、シート後方に開口する孔部であり、後述のボード部材9(係合爪)と係合可能な部位である。本実施例では、一対の係合孔部22Hが、シート幅方向に並列して形成される。
一対の側枠部24は、各々、枠体20aの側部をなす部位である。また下枠部26は、枠体20aの下部をなす部位であり、本実施例では枠体20a下部の平板部位である。
(Frame)
The
Although the material of the
The
The
Each of the pair of
そして上枠部22と側枠部24は、略L字状(横断面視)をなしており、各々、外枠部30と、内枠部32を有する(図2では便宜上、側枠部の外枠部等にのみ符号を付す)。
外枠部30は、枠体20aの外形形状を構成する平板部位である。また内枠部32は、外枠部30の外縁から内方に向かって屈曲する部位であり、側部フレーム6bに対面できる。
本実施例の側枠部24では、内枠部32の上部と下部に、それぞれ孔部Hを設けて、上述のブラケットBLに対面させる。また外枠部30に複数の係着突部P1を設けて、シート外方に向けて突出配置させる。この係着突部P1は、上述の側部フレーム6b(係着孔部H1)に挿入係合できる。
The
The
In the
(組付け部位)
組付け部位50は、略矩形(上方視)の部位であり、凹部51を有する(図2及び図6を参照)。凹部51は、組付け部位50の下部側に設けた凹み部位(側面視で略逆U字状)であり、上部フレーム6aを嵌込み可能である。
そして本実施例では、組付け部位50を上枠部22(後側)の中央に配設して、後方に(フレーム部材6Fを臨む向きに)張出させる。そして後述するように、上部フレーム6aに凹部51を係合することで、フレーム部材6Fに支持部材20を組付ける。
(Assembly part)
The assembly | attachment site |
In this embodiment, the
(面状体)
面状体20bは、乗員を弾性的に支持する面状の部材であり、弾性的に伸縮可能な部材であることが望ましい(図1及び図2を参照)。
ここで面状体20bの種類は特に限定しないが、布帛(織物,編物,不織布)、皮革(天然皮革,合成皮革)、ネット体(繊維を網目状に織製した部材)を例示できる。なおネット体は、繊維(天然繊維や合成繊維)を二次元的に交絡させてもよく、繊維を三次元的に交絡させてもよい。
(Planar body)
The
Here, the type of the
本実施例では、面状体20b(ネット体)を、枠体20aの中央(中空状)に取付けることができる。なお枠体20aに対する面状体20bの取付け方法は特に限定しない。
例えば枠体20a(樹脂製)を成形する際に、成形型のキャビティ内などに面状体20bを張設する。そして成形型内に成形原料(溶融樹脂等)を流し込むことで、枠体20aを成形しつつ面状体20bを一体的に取付けることができる。このとき面状体20bの縁部(網目)に、支持部材20の樹脂が侵入固化することで、面状体20bの周端を枠体20aに一体化することができる。
In the present embodiment, the
For example, when the
[ボード部材]
ボード部材9(平板状の部材)は、典型的に樹脂製であり、フレーム部材6Fの後側に取付けることができる(図1及び図2を参照)。
本実施例のボード部材9は、上側ボード部91と、後側ボード部92と、一対の側片部9bを有する。
上側ボード部91と後側ボード部92は分割可能であり、それぞれ個別にフレーム部材6Fに取付けることができる。また後述するように、後側ボード部92だけをフレーム部材6Fから取外すことで、フレーム部材6Fを露出させることができる(ボード部材9の取外しが容易である)。
一対の側片部9bは、後側ボード部92に固定される。一対の側片部9b(平板状)は、それぞれ後側ボード部92の側部からシート前方に突出して、シート両側を部分的に被うことができる。
[Board materials]
The board member 9 (a flat plate member) is typically made of resin and can be attached to the rear side of the
The
The
The pair of
(上側ボード部)
上側ボード部91は、専らシートバック6上面の中央を被う部位(上方視で略長方形状)である。本実施例の上側ボード部91は、第一分割部S1と、挿設孔9Hと、後述の係合爪91a及び規制部93を有する(図2〜図4、図6及び図7を参照)。
第一分割部S1は、上側ボード部91の周縁の折返し部分(略J字状に折返された部分)であり、後述の第二分割部S2を差込み(係止)可能である(図6及び図7を参照)。
挿設孔9Hは、上側ボード部91を上下に貫通する孔部であり、ステー部材8aを挿入することができる(図2を参照)。本実施例では、一対の挿設孔9Hを、シート幅方向に並列して設ける。こうすることで上側ボード部91をフレーム部材6Fに組付けたのち、一対の挿設孔9Hを介して、サポートブラケットSBにステー部材8aを挿設できる。
(Upper board part)
The
The first divided portion S1 is a folded portion (a portion folded in a substantially J shape) at the periphery of the
The
(係合爪)
係合爪91aは平板部位であり、上側ボード部91の前面に突出形成できる(図3及び図5を参照)。係合爪91aの先端は、返し(横断面視で略三角状)が形成されており、係合孔部22Hの内縁に係止できる。
本実施例では、一対の係合爪91aを、上側ボード部91前面においてシート幅方向に並列配置して、それぞれ係合孔部22Hに対面させる(図5を参照)。
(Engaging claw)
The engaging
In the present embodiment, the pair of engaging
(規制部)
規制部93は、上側ボード部91の裏面に突設される部位(上方視で略矩形)であり、開口部94と、リブ95を有する(図3及び図6を参照)。開口部94は、略C字状(縦断面視)に開口する部位であり、リブ95は、開口部94内に形成される平板部位(シート上下に長尺な平板状)である。
本実施例では、上側ボード部91の裏面中央に規制部93を突設して、組付け部位50及び上部フレーム6aに対面可能に配置する。そしてボード部材9の組付け時において、組付け部位50及び上部フレーム6aを開口部94内に配置(収納)する。このとき複数のリブ95が、組付け部位50及び上部フレーム6aに当接(線的に当接)する(図4及び図7を参照)。
(Regulation Department)
The
In the present embodiment, a restricting
(後側ボード部)
後側ボード部92は、シートバック6後面とシートバック6上面他部を被う部位である。本実施例の後側ボード部92は、シートバック6上面一部に張出しており、その中央を除く部分(シートバック6上面他部)を被うことができる。そして後側ボード部92は、一対のフック部9dと、一対のブラケット部9cと、第二分割部S2を有する(図2、図6及び図7を参照)。
第二分割部S2は、後側ボード部92の上縁全周の折返し部分(下向きに折返された部分)であり、上述の第一分割部S1に係止可能である(図6及び図7を参照)。
また一対のフック部9d(略逆J字状の部位)は、線状部材6dに係止可能な部位であり、後側ボード部92の裏面上部に所定間隔をあけて設けることができる。一対のブラケット部9c(平板部位)は、下部フレーム6cに固定可能な部位であり、後側ボード部92の裏面下部に所定間隔をあけて設けられる。一対のブラケット部9cは孔部Hを有して、上述の下部フレーム6c(孔部H)にビス止めすることができる。
(Rear board part)
The
The second divided portion S2 is a folded portion (a portion folded downward) of the entire upper edge of the
Further, the pair of
(見切り線)
見切り線SLは、上側ボード部91と後側ボード部92を区画する部位(線状)であり、第一分割部S1と第二分割部S2にて形成される(図8を参照)。
本実施例では、見切り線SLが、シートバック6上面に配置されてヘッドレスト8に対面する。すなわち見切り線SLは、典型的に、ヘッドレスト8に対面可能なシートバック6上面(平坦な面部分)に形成される。このため見切り線SLが、例えばシート後方側から見えにくい構成である。
さらに本実施例では、上側ボード部91がヘッドレスト8直下に収まる外形形状を有する。すなわち上側ボード部91は、ヘッドレスト8よりも小さい略長方形状の外形(上方視)を有する。このため上側ボード部91は、ヘッドレスト8の陰(直上から光を当てた際に、シートバック6上面にできるヘッドレスト8の影面)に隠れる。そして同様に見切り線SLが、ヘッドレスト8の直下に収まる外形寸法となり、ヘッドレスト8の陰に隠れるように配置される(見栄えのよいシート構成である)。
(Parting line)
The parting line SL is a portion (linear shape) that partitions the
In this embodiment, the parting line SL is arranged on the upper surface of the seat back 6 and faces the
Furthermore, in the present embodiment, the
[車両用シートの組付け作業]
図2を参照して、フレーム部材6Fに対して支持部材20を組付ける。本実施例では、組付け部位50を上部フレーム6aに引掛けることで、支持部材20のシート上下方向の位置決めをすることができる。
そして組付け部位50を回転中心として、支持部材20(下部側)をフレーム部材6Fに近づく方向に回転させて、フレーム部材6Fの着座側から支持部材20を組付ける。そしてフレーム部材6Fの着座側に枠体20aを被せつつ両部材を固定する。このとき係着突部P1を係着孔部H1に差し込みつつ、ブラケットBLの孔部Hと枠体20aの孔部Hを重ね合わせる。そして両孔部HにビスBS等を挿設することにより、側部フレーム6bに枠体20aを取付けることができる。ここでブラケットBLとビスBSは典型的に金属製であり、フレーム部材6Fに対して枠体20aを比較的強固に固定できる。
[Vehicle seat assembly work]
With reference to FIG. 2, the
The
つぎに図2、図5〜図7を参照して、フレーム部材6Fに対してボード部材9を組付ける。このとき上側ボード部91を上部フレーム6aに配置して、係合爪91aを係合孔部22Hに挿入係合しつつ、組付け部位50及び上部フレーム6aを開口部94内に配置して複数のリブ95に当接させる。
組付け部位50及び上部フレーム6aは、複数のリブ95の当接により、シート上方向への相対移動が規制される。
そして後側ボード部92で、フレーム部材6F後面を被いつつ、第二分割部S2に第一分割部S1を嵌合(係止)することで、上側ボード部91と後側ボード部92を組付ける。つぎに一対のフック部9dを線状部材6dに係止しつつ、一対のブラケット部9cと下部フレーム6cをビス止めすることで、フレーム部材6Fにボード部材9を固定する。
ここで本実施例では、上側ボード部91と後側ボード部92を区画する見切り線SLが、ヘッドレスト8直下に収まる(図8を参照)。このため見切り線SLが、例えばシート後方から極力目立たない構成となる。
Next, referring to FIGS. 2 and 5 to 7, the
The
Then, the
Here, in the present embodiment, the parting line SL that divides the
[ヘッドレストの取外し作業]
図2を参照して、フレーム部材6Fから後側ボード部92(ボード部材9の一部)だけを取外して、サポート部材SM(ロック機構)を露出させる。
このとき本実施例では、上側ボード部91と後側ボード部92が、第一分割部S1と第二分割部S2(嵌合構造)により組付けられているため、比較的簡単に取外すことができる。そして操作部を操作してロックを解除することにより、ステー部材8aをサポート部材SMから抜き出すことができる。
[Removing the headrest]
Referring to FIG. 2, only the rear board portion 92 (a part of the board member 9) is removed from the
At this time, in this embodiment, since the
以上説明したとおり本実施例では、上述のボード部材9が、上側ボード部91と、後側ボード部92を有する。そして後側ボード部92(ボード部材9の一部)だけを個別に取外してサポート部材SMを露出させることで、ステー部材8aのロックを解除できる(作業性に優れる構成である)。
また本実施例では、上側ボード部91と後側ボード部92を嵌合構造にて組付けることから、各ボード部の着脱が比較的容易である。
そして本実施例では、両ボード部を区画する見切り線SLが、シートバック6上面に配置されてヘッドレスト8に対面する。このとき本実施例では、上述の見切り線SLが、ヘッドレスト8直下に収まる外形寸法である(見切り線が極力目立たない構成である)。またシート後方からは後側ボード部42だけが明確に目視できるため、シート後方からの好適な見栄え(例えばボード部材9の一体感)を好適に維持することができる。
このため本実施例によれば、シートの見栄え(例えばシート後方からの見栄え)を極力損なうことなく、ボード部材9を作業性良く取外し可能とすることができる。
As described above, in the present embodiment, the above-described
In the present embodiment, the
In this embodiment, the parting line SL that divides both board portions is arranged on the upper surface of the seat back 6 and faces the
For this reason, according to the present embodiment, the
本実施形態の車両用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、隠蔽構造によって、見切り線SLを隠蔽できる。例えば本実施例では、第二分割部S2の外形形状と、第一分割部S1の外形形状を連続状(凹凸のない形状)とした(図6を参照)。これとは異なり、第二分割部S2を、相対的よりもシート上方に突出させることができる(隠蔽構造の一例を形成できる)。この隠蔽構造により、に突出した第一分割部S1にて、シート後方から見切り線SLがさらに目立たなくなる。
また見切り線SLを被う覆い部材を設けること(隠蔽構造の他例を形成すること)で、見切り線SLをさらに目立たなくすることができる。
The vehicle seat of the present embodiment is not limited to the above-described embodiment, and can take other various embodiments.
(1) In this embodiment, the parting line SL can be concealed by the concealment structure. For example, in the present embodiment, the outer shape of the second divided portion S2 and the outer shape of the first divided portion S1 are continuous (a shape without unevenness) (see FIG. 6). Unlike this, the second divided portion S2 can protrude above the sheet rather than relative (an example of a concealment structure can be formed). Due to this concealment structure, the parting line SL is further inconspicuous from the rear side of the seat in the first divided portion S1 projecting into.
Further, by providing a covering member that covers the parting line SL (formation of another example of the concealing structure), the parting line SL can be made less noticeable.
(2)また本実施形態では、見切り線SLを、ヘッドレスト8直下に収まる寸法としたが、見切り線SLの構成を限定する趣旨ではない。本実施例では、見切り線SLの一部又は全部をヘッドレスト8直下に収まる寸法とすることで、見切り線が極力目立たない構成(特にシート後方から目立たない構成)とすることができる。
(3)また本実施形態では、上側ボード部91と、後側ボード部92を有するボード部材9を例示したが、3以上の複数に分割可能なボード部材を使用することができる。
(2) Further, in the present embodiment, the parting line SL is set to a size that fits directly under the
(3) In the present embodiment, the
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
6F フレーム部材
6a 上部フレーム
6b 側部フレーム
6c 下部フレーム
6d 線状部材
7 レール部材
8 ヘッドレスト
8a ステー部材
9 ボード部材
9c ブラケット部
9d フック部
9H 挿設孔
20 支持部材
20a 枠体
20b 面状体
22 上枠部
22H 係合孔部
24 側枠部
26 下枠部
30 外枠部
32 内枠部
50 組付け部位
51 凹部
91 上側ボード部
91a 係合爪
92 後側ボード部
93 規制部
94 開口部
95 リブ
BL ブラケット
BS ビス
S1 第一分割部
S2 第二分割部
SB サポートブラケット
SL 見切り線
SM サポート部材
2 Vehicle seat 4
Claims (2)
前記ボード部材が、前記シートバック上面一部を被覆可能な上側ボード部と、前記シートバック上面他部及び前記シートバック後面を被覆可能な後側ボード部とを有し、
前記上側ボード部と前記後側ボード部を、前記シートバックに個別に着脱可能とし、
前記上側ボード部と前記後側ボード部を組付けて前記シートバック一部を被覆するとともに、前記両ボード部を区画する見切り線が、前記シートバック上面に配置されて前記ヘッドレストに対面する構成の車両用シート。 In a vehicle seat comprising: a seat cushion; a seat back that is connected to the seat cushion so as to stand upright; a headrest that can be attached to the upper surface of the seat back; and a board member that can cover a part of the seat back.
The board member has an upper board part capable of covering a part of the upper surface of the seat back, and a rear board part capable of covering the other part of the upper surface of the seat back and the rear surface of the seat back,
The upper board part and the rear board part can be individually attached to and detached from the seat back,
The upper board portion and the rear board portion are assembled to cover a part of the seat back, and a parting line that divides both the board portions is arranged on the upper surface of the seat back and faces the headrest. Vehicle seat.
前記見切り線が、前記ヘッドレスト直下に収まる外形寸法を有する車両用シート。
The vehicle seat according to claim 1,
A vehicle seat having an outer dimension in which the parting line fits directly under the headrest.
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