JP2012114045A - 照明装置及び照明システム - Google Patents

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】多数設けられている照明の中から所望のものだけを迷わず、確実、簡単に遠隔操作できるとともに、発光状態の切り替えに関する誤動作を防止できる照明装置を提供する。
【解決手段】レーザポインタ等の別に設けられた操作手段から出力される可視領域の光である操作光により、その発光状態を切替可能に構成された照明装置100であって、照明光を射出する直線状をなす発光部2と、前記発光部2に沿って設けられた直線状をなす受光部3と、前記操作光を受光した時に前記受光部3から出力される出力信号に基づいて前記発光部2の発光状態を切り替える切替部4と、前記受光部3を覆うように設けられて、外側から透過する操作光が、前記受光部3の延びる方向へ直線状に拡散されて当該受光部3へ入射するように構成された拡散カバー14と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、赤外線リモコン等の専用のコントローラを用いずに遠隔操作することができる照明装置に関するものである。
会議室やオフィス等では、天井照明の全てを1つのスイッチで一斉にオンオフするのではなく、天井照明をいくつかのグループに分けて、各グループの照明ごとに独立してオンオフできるようにする場合が多い。
このような照明システムを採用する理由としては、例えば会議室においては、プレゼン時に使用されるスクリーンの手前を他の照明から独立してオンオフできるようにしてスクリーンに映し出される映像を見えやすくするためであり、また、オフィス等の大部屋においては、例えばエコの観点から必要な照明だけを点灯できるようにするためである。
ところで、このような照明システムでは、当然のことながら、壁にスイッチパネルを取り付ける等して、独立照明の数だけスイッチを設ける必要がある。
そして、前述したスイッチパネルのように、スイッチが1箇所に集められていると、どのスイッチがどの照明に対応しているかが分かりにくく、所望の照明を迷わずに操作することが難しくなる。さらに、照明をオンオフするためには、スイッチパネルにまで足を運ばなければならず特に大きな部屋では操作がわずらわしい。
かかるわずらわしさは、例えば会議室でプレゼンをする場合等に顕著となる。具体的には会議中において話し合いからプレゼンに移る時に、スクリーン手前の照明を消そうとしてスイッチパネルにまで足を運んで操作をするのでは、会議の流れが途切れてしまうし、さらに、切り替えるべき照明に対応するスイッチが分かりにくいと、操作に手間取って進行が妨げられることもある。
そこで、特許文献1、2には各蛍光灯の近傍にそれぞれセンサを1つずつ設けておき、レーザポインタで所望の蛍光灯に付随するセンサをポインティングすることによって、当該蛍光灯をオンオフできるようにした構成が開示されている。
しかしながら、このようなものでは、センサにピンポイントでレーザ光を当てなければならないうえ、センサの位置が分かりにくい場合もあって、例えば初めて操作する人にとっては蛍光灯をオンオフできないという事態すら生じ得る。つまり、操作の確実性や容易性という点で大きな問題点がある。
また、特許文献1、2に記載の蛍光灯では、センサからの出力信号には近傍にある蛍光灯からの光等によるバックグラウンドノイズが強く現れてしまうため、センサにレーザ光が当たったとしても、それぞれの判別がつきにくく、蛍光灯のオンオフ制御がうまく行われないことがある。
特開2009−259540号公報 特開2009−32442号公報
本発明は、上述したような問題点を一挙に解決するためになされたものであり、多数設けられている照明の中から所望のものだけを迷わず、確実、簡単に遠隔操作できるとともに、周囲の照明光の影響があったとしても操作光による出力信号を検出しやすく、発光部の発光状態を切り替えることができる照明装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の照明装置は、レーザポインタ等の別に設けられた操作手段から出力される可視領域の光である操作光により、その発光状態を切替可能に構成された照明装置であって、照明光を射出する直線状をなす発光部と、前記発光部に沿って設けられた直線状をなす受光部と、前記操作光を受光した時に前記受光部から出力される出力信号に基づいて前記発光部の発光状態を切り替える切替部と、前記受光部を覆うように設けられて、外側から透過する操作光が、前記受光部の延びる方向へ直線状に拡散されて当該受光部へ入射するように構成された拡散カバーと、を備えたことを特徴とする。
このようなものであれば、直線状をなす発光部に沿って前記受光部が設けられているので、発光状態を切り替えるために操作光を照射するべき場所が分かりやすい。また、前記受光部が直線状をなすようにして設けられることにより受光範囲を大きくすることができる。さらに、レーザポインタ等の操作手段から出力された例えばスポット状の操作光が前記拡散カバーにより直線状に拡散されるので、発光部の近傍に向かって操作光を照射するだけで受光部に対して容易に操作光を入射させることができる。
また、受光部が延びる方向と同じ方向に操作光が拡散されるので、受光部全体に操作光を入射させることができ、入射する光の量を多くすることができる。このため、操作光を受光したときに受光部から出力される出力信号の値をノイズに対して大きくすることができ、操作光が照射されているかどうかを確実に検出することができる。
従って、所望の照明装置に対して可視の操作光を照射するだけで、受光部に入射させることができ、簡単、確実に発光部の発光状態を遠隔操作で切り替えることができる。
発光部からの照明光によるバックグラウンドノイズを低減して、操作光による出力信号をより取り出しやすくし、発光状態の切替について誤動作を生じにくくするには、前記受光部を少なくとも2つ備えており、各受光部が、前記操作光を受光しておらず、前記発光部が発光している状態において出力する出力信号の示す値が略同じ値となる位置にそれぞれ設けられており、前記切替部が、各受光部から出力される出力信号の値の差分に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されているであればよい。このようなものであれば、照明光による出力信号はキャンセルされるので操作光による出力信号のみを取り出すことができるようになり、照明光による誤動作を防ぐことができる。
前述したバックグラウンドノイズに影響されることなく、さらに誤動作を防ぐことができるようにするには、前記受光部を少なくとも2つ備えており、各受光部が前記発光部を挟むように並列に設けられており、前記切替部が、ある受光部から所定値よりも大きい値の出力信号が出力されてから、所定時間以内に別の受光部から所定値よりも大きい値の出力信号が出力された場合に前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されているものであればよい。このようなものであれば、操作光が各受光部を通過する時間差を利用して発光状態を切り替えることができ、誤動作を防ぎやすくすることができる。
前記受光部を少数の光電変換素子を用いて構成できるとともに、広範囲で操作光を受光できるようにするには、前記受光部が、光ファイバと、光電変換素子とを具備し、前記光ファイバが、前記操作光を内部へと導入するための光導入口がその側面に複数形成されているとともに、内部へ導入された前記操作光をその端面から導出するように構成されており、前記光電変換素子が前記端面と対向して設けられているものであればよい。
前記受光部を簡単な構成で、広範囲に形成することができ、操作光による出力信号の示す値をより大きな値として検出しやすくするには、発光状態の切り替えにおける誤動作を防ぐことができるようにするには、前記受光部が、複数の光電変換素子を具備し、各光電変換素子が直線状をなすように並べられているとともに並列に接続されているものが挙げられる。
また、従来の照明システムでは、複数の蛍光灯が予め決められたグループとしてスイッチによりオンオフされるようになっているため、決まったパターンの中でしか蛍光灯の切り替えができないところを、本発明の照明システムであれば各照明装置の発光状態を独立して切り替えることができるので、例えば、部屋の中にばらばらに人がいる場合にはそれぞれ人のいる箇所だけ点灯したり、窓に近い外光の入るところだけ消灯したりすることができる。つまり、本発明の照明システムによれば、非常に自由度の高い照明パターンを作ることができる。
このように本発明の照明装置によれば、発光部に沿って直線状の受光部が設けられているので、操作光を照射するべき場所を分かりやすくすることができるとともに、前記拡散カバーにより前記操作光を直線状に拡散して前記受光部全体に入射させ、受光できる光の量を大きくして、操作光による出力信号の値を大きなものとすることができる。従って、簡単に操作光を受光部に入射させることができるとともに、ノイズと分離するのに十分な量の操作光を受光部へ入射させることができることから発光状態の切り替えを確実に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るLED蛍光管の模式図。 同実施形態における拡散カバーによる操作光の拡散を示す模式的斜視図。 同実施形態における発光部及び受光部を示す模式図。 同実施形態における受光部の詳細を示す模式図。 同実施形態におけるLED蛍光管の機能ブロック図。 同実施形態におけるオンオフ切替時における操作光の動きを示す模式図。 同実施形態におけるオンオフ切替の流れを示すフローチャート。 従来の拡散カバーの表面における微細構造の例を示す模式図。 本発明の別の実施形態に係るLED蛍光管の拡散カバーにおける表面微細構造の例を示す模式図。 本発明のさらに別の実施形態に係るLED蛍光管を示す模式図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の照明装置は、図1(a)の斜視図に示すように屋内において天井等に設けられている蛍光灯本体6に、蛍光灯の替わりに取り付けられるLED蛍光管100である。このLED蛍光管100に操作手段であるレーザポインタからの出力される可視領域のレーザ光を横切らせることにより、その発光状態を切り替え可能に構成してある。より具体的には、蛍光灯本体6側に交流を直流に変換するための直流変換回路を組み込むことにより、LEDを直流で駆動できるようにしてある。また、照明光を射出する発光部2の近傍に設けられた受光部3に操作光が入射した時に出力される出力信号に基づいて、切替部4が発光部2の発光状態を切り替えるようにしてある。
前記LED蛍光管100は、図1に示すように概略細円筒状のものであり、その両端に設けられた前記蛍光灯本体6に取り付けられる口金部11と、2つの前記口金部11に挟まれる円筒状の照明部Lとから構成してあるものである。例えばこのLED蛍光管100を天井に多数ある蛍光灯本体に取り付けることにより照明システムを構成する。
前記照明部Lは、図1(b)の横断面図、図2に示すように、前記LED蛍光管100の長手方向に伸びるLEDが実装される基板12と、前記基板12の裏側に設けられ、長手方向に伸びる概略直方体形状のLEDの放熱を行うための放熱部13と、前記放熱部13に係止してあり、前記基板12の表側を覆うように概略C字状に曲がって長手方向に伸びる拡散カバー14とから構成してある。
前記拡散カバー部14は本実施形態では半透明のものであり、前記基板12上に実装される後述する発光部22からの光を透過するように構成してある。また、前記拡散カバー部14は、後述するオンオフの操作のために外側から透過するレーザ光については、図2(a)に示すように当該レーザ光を前記受光部3の延びる方向へ直線状に拡散させた後に基板12及び受光部3の広範囲に入射するようにしてある。
前記拡散カバー14の外側表面141の一部を拡大すると、例えば図2(b)に示すように長手方向に進むにつれて、波目状となるように凹凸が周期的に形成してあり、凹凸によって形成される山と谷は周方向に延びるようにしてある。図2(c)の拡散カバー14の横断面拡大図に示すように一つの山又は谷はレーザ光のスポット径程度の大きさであって、入射した光が凹凸によって屈折されることによりスポット状から直線状に拡散されることになる。ここで凹凸が周方向に延びて形成してあるので、図2(c)に示すように拡散カバー14のどの部分に入射しても操作光は長手方向に拡散されて直線状になる。
前記基板12の表側には、照明光を射出するLEDを長手方向に並べて直線状にした発光部2と、前記発光部2に沿って設けられた直線状をなす受光部3が2つ設けてある。前記受光部3は、前記発光部2と同様に長手方向に延びるとともに、前記発光部2を挟むように互いに半径方向に離間させて並列に設けてある。
前記発光部2は、図3(a)、(b)に示すように基板12上において長手方向にわたって設けてある。より具体的には、前記発光部2は、複数の発光素子21であるLEDから構成されるものであり、前記発光素子21は、前記基板12上において長手方向に等間隔で一列に設けてある。
前記受光部3は、図3(b)及び図4(a)に示すように、光ファイバFと、光電変換素子31とを具備し、前記光ファイバFが、前記操作光を内部へと導入するための光導入口32がその側面に複数形成してあるとともに、内部へ導入された前記操作光をその端面35から導出するように構成してある。また、前記光電変換素子31が前記端面35と対向して設けてある。つまり、図4(b)の拡大図に示すように、光ファイバFの側面に設けられた傷から内部へと入射した操作光は、光ファイバFの内部において全反射を繰り返して進行した後に当該光ファイバFの端面35から導出される。この端面35には、光電変換素子31が対向させて設けてあるので、当該光電変換素子31によって前記受光部3に入射した光の光量に応じた出力信号が出力される。ここで、本実施形態では光ファイバFの端面35の近傍はまっすぐに延ばしてあるが、例えば曲げて光電変換素子31の配置を所望の位置に配置できるようにしても構わない。
より具体的には、前記ライトガイドは内部のコア33と外周を覆うクアッド34によって形成された光ファイバFであり、前記2本の光ファイバは前記発光部2を中心に等距離だけ離れて挟み、平行に長手方向に延ばして設けてある。このように各光ファイバFを配置することによって、前記発光部2から各光ファイバFへと入射する照明光の光量が略同じになるようにしてある。また、側面に形成した光導入口32である傷は、前記発光部2が延びている範囲において等間隔で均等に多数形成してあり、各図に示してある光導入口32は一部のものを代表させて記載している。
前記光電変換素子31は、例えばCCDやCMOS等のデバイスを用いてもよいし、LEDを光電変換素子として使用しても構わない。要するに、光を電気信号へと変換できるものであればよい。本実施形態では、各光ファイバFの端面35に1つずつ設けてあり、各受光部3に入射する光の光量を独立に検出できるようにしてある。
なお、以下の説明では説明の便宜上、図3(b)において上側に設けてある受光部3を第1受光部3(1)、下側に設けてある受光部3を第2受光部3(2)とする。また、第1受光部3(1)、第2受光部3(2)のそれぞれの光量に応じた出力信号を出力する光電変換素子31をそれぞれ第1光電変換素子31(1)、第2光電変換素子31(2)とする。
前記口金部11の内部には、図1(c)に示すように前記照明部Lの各種制御を行う制御部Cが設けてある。前記制御部Cは、A/Dボード、タイマ、CPU、メモリ等を有する制御用のマイコンによってその機能が実現されるものであって、少なくとも、前記各光電変換素子が出力する各受光部3が受光した光に関する出力信号に基づいて、前記発光部2のオンオフを制御する切替部4としての機能を発揮するものである。
前記切替部4は、前記操作光を受光した時に前記受光部3から出力される出力信号に基づいて前記発光部2の発光状態を切り替えるものである。なお、本実施形態ではオンオフを切り替えるように構成してある。より具体的には、前記切替部4は、第1受光部3(1)と第2受光部3(2)にそれぞれ操作光が入射する際に時間差が発生することを利用して発光部2の発光状態を切り替えるように構成してある。本実施形態では、前記切替部4はある光電変換素子31から所定値よりも大きい値の出力信号が出力されてから、所定時間以内に別の光電変換素子31から所定値よりも大きい値の出力信号が出力された場合に、前記発光部2のオンオフを切り替えるものである。
さらに前記切替部4は、バックグラウンドノイズがあったとしても操作光による出力信号をより検出しやすくして、誤動作なくオンオフを切り替えられるようにするために、各光電変換素子31からの出力信号の差分を用いるようにしている。
具体的には、図5の機能ブロック図に示すように前記切替部4は、第1光電変換素子31(1)の出力信号と、第2光電変換素子31(2)の出力信号の差分を取る差分取得部41と、前記差分取得部41で作られる差分信号の絶対値が所定の値よりも大きい値となってから、再び所定の値よりも大きい値となるまでの時間差を測定する時間差測定部42と、前記時間差測定部42で測定される時間差が所定時間よりも短い場合に、発光部のオンオフを切り替えるスイッチ部43とから構成してある。つまり、操作光が所定時間内に各受光部3を横切ったことを検出して、使用者により点消灯の操作が行われたと判断するように構成してある。
このように構成されたLED蛍光管100におけるオンオフの切り替え時の動作について図6及び図7のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、操作光としては市販のレーザポインタから射出されるレーザ光が用いており、レーザ光は連続光であり、特に変調等は行われていないものである。
LED蛍光管100をオンの状態からオフの状態に変えたい場合に、操作者は、操作光であるレーザ光を、LED蛍光管100の照明部Lを半径方向に横切るように動かす。すると、例えば図6(a)に示すように直線状に拡散されたレーザ光は、前記第1受光部3(1)、前記発光部2、前記第2受光部3(2)の順でそれぞれを通過していくことになる。
このとき、前記各光電変換素子31の出力信号は、第1受光部3(1)の方が第2受光部3(2)よりも先に操作光が入射することから、図6(b)のグラフに示すように第1光電変換素子31(1)の方が先にパルス状の出力信号が表れ、すぐそのあとに第2光電変換素子31(2)からもパルス状の出力信号が表れることになる。
前記差分取得部41が第1光電変換素子31(1)の出力信号から第2光電変換素子31(2)の出力信号を差し引くことにより差分を取ると、図6(c)のグラフに示すように発光部2からの照明光等によるバックグランドノイズが低減された状態となり、操作光による出力信号が明確になる。
この差分取得部41が取得した出力信号に基づいて、第1受光部3(1)と第2受光部3(2)に操作光が入射する時間差が前記時間差測定部42にて測定される。この際、図7のフローチャートに示すように、前記時間差測定部42は、差分出力信号において、その値の絶対値が所定の値である閾値よりも大きい場合に時間の測定を開始し(ステップS1、S2)、再び絶対値が所定の値よりも大きい値が表れた時点で測定を終了する(ステップS3、S4)。
前記スイッチ部43が測定された時間が所定時間以内であれば、オンオフの切り替えを行い、所定時間以上であればオンオフの切り替えは行わない(ステップS5、S6)。
本動作説明では、発光部2が点灯している場合に基づいて説明を行ったが、消灯していたとしても同様にしてオンオフが切り換えられることになる。
このように、本実施形態のLED蛍光管100によれば、直線状に前記発光部2を設けてあり、当該発光部2に沿って直線状に受光部3を設けてあるので、受光部3のある場所が分かりやすく、LED蛍光管100を長手方向に対して横切るように操作光を動かすだけで、各受光部3に操作光を容易かつ確実に当てることができる。
また、前記拡散カバー14により、操作光であるスポット状のレーザ光を前記受光部3が延びる方向へ直線状に拡散するようにしてあるので、受光部3に操作光を入射させやすい。さらに、受光部3の広範囲において各光導入口32に対して操作光が入射することになるので、光電変換素子31まで到達する光の量を多くすることができ、操作光による出力信号の値を大きくすることができる。
従って、発光状態を切り替えたい所望の照明装置100に対して可視のレーザ光をかざすだけで、拡散カバー14で拡散されて確実に受光部3に入射させることができる。しかも出力信号の値も大きくすることができるので、誤動作を防ぎつつ発光状態を切り替えられる。
また、各受光部3は、光ファイバFの側面に切り込みを形成して、内部に操作光を導入するようにした複数の光導入口32を並べて形成してあるので、受光部3のどこに操作光が当たっても光ファイバFの内部に操作光を導入することができ、受光できる範囲を容易に広くすることができる。加えて、光電変換素子31を複数並べることにより、広範囲に受光部3を形成する場合、多くの光電変換素子31を並べて配線するのは非常に手間がかかるが、本実施形態では2本の光ファイバFを基板上に取り付けるだけでよいので、実装の手間を大幅に軽減することができる。
さらに、各受光部3が互いに離間して並列となるように配置されているので、操作光を横切らせた際に各受光部3からの出力信号に時間差を生じさせることができる。前記切替部4は、操作光を横切らせた際に生じる時間差を検出して発光部2のオンオフを切り替えるように構成してあるので、例えば発光部2からの照明光のように各受光部3に時間差なく入射する光によってオンオフが切り換えられるのを防ぐことができる。
このように光電変換素子31の出力信号の時間差を用いてオンオフを切り替えるように構成することにより、照明光等のバックグラウンドノイズが前記光電変換素子31から出力されていたとしても、オンオフの誤動作を防ぐことができる。このため従来のように変調された赤外線を用いた赤外線リモコン等を用いる必要が無く、連続光で可視光の操作光を用いることができる。従って、操作光がポインティングされている照明装置を確認しながらオンオフを切り替えることができるので、複数の照明装置がある場合でも所望の照明装置だけを簡単、確実に操作できる。
その他の実施形態について説明する。
さらに、図8(a)に示すように受光部3が複数の光電変換素子31を一列に並べて配置することにより形成されたものであっても構わない。この場合、各受光部3を形成する各光電変換素子31を接続する回路構成に注目すると複数の光電変換素子が並列に接続され、それぞれ独立な回路が形成しておき、各受光部の操作光による出力信号の時間差が検出できるようにしておけばよい。
前記実施形態では、スポット状のレーザ光を拡散カバー14の外側表面141の微細構造により直線状に変換していたが、図2に示したような微細構造に限られるものではない。例えば、前記拡散カバー14の外側表面141に微小な凹凸を形成することによって、マイクロ凹レンズアレイと同じような作用をなすように構成しても構わない。例えば、図9(a)に示すように外側表面141の凹凸が縦方向と横方向に略同じ大きさを有すマイクロ凹レンズ上に形成しておけば、図9(b)に示すように前記外側表面141に入射した平行光であるレーザ光は、全方向に略均一に拡散されて射出されるため、投影面でのレーザ光の形状は略円形となる。一方、図10(a)に示すように外側表面141の微細構造について縦方向と横方向においてその曲率や大きさを異ならせて形成しておけば、図10(b)に示すように例えば縦方向にはほとんどレーザ光が拡散されず、横方向にのみ大きく拡散されて投影面において長軸が短軸に比べて非常に大きい細楕円形状とすることができる。このようにして、レーザ光を拡散カバー14により直線状に拡散しても構わない。また、この実施形態では、図外側表面141の各凹凸をマトリクス状に整列させて形成してあるが、各凹凸によるマイクロレンズ効果の方向を揃えつつ、配置自体はランダムにしても構わない。
また、光ファイバの側面に受光部を形成するための方法としては、側面に微小な切り込みを設けることだけでなく、例えば光ファイバを複数点において屈曲させておき、そこから光を内部に導入できるようにする等様々な方法で受光部を形成しても構わない。また、傷を設けるのではなく、逆に微小な凸部を光ファイバの側面に複数設けておき、受光部としても構わない。
前記実施形態では、各光電変換素子からの出力信号の差分を用いて、操作光が入射した時間差を検出し、オンオフを切り替えるようにしていたが、バックグラウンドノイズが小さい場合等には、差分を取ることなく各光電変換素子の出力信号から時間差を検出するようにしても構わない。具体的には、各光電変換素子からの出力信号をそのまま用いて前記切替部が発光部の発光状態を切り替えるようにしたものであっても構わない。
前記実施形態では、2つの受光部が前記発光部に沿って挟むように設けていたが、更に複数の受光部を並列に設けても構わない。また、発光部を挟むのではなく、どちらか片側だけに偏って複数の受光部が並列に設けてあるものであっても構わない。加えて、前記実施形態では光ファイバを用いていたが、例えば長尺状に形成した導光板を用いてもよい。要するに、側面に傷をつけることにより複数の受光部を形成し、受光部から導入された操作光を端面から導出して、光電変換素子にてその光量を検出できるようにしたものであればよい。
また、複数の発光素子を一列に並べることにより前記発光部が直線状をなすようにする以外にも、例えば、複数の発光素子をランダムに配置しておき、その配置されている領域全体が直線状をなすようにしても構わない。また、直線状をなしている際の直線の太さについても特に限定するものではない。
前記実施形態では、前記切替部は制御用のマイコンにより構成されていたが、点灯/消灯状態をラッチ切り替え可能なフリップフロップ等のロジックICで構成しても構わない。光電変換素子だけでなく、増幅器やフィルタ等を備えたものであっても構わない。また、各受光部からの出力信号の差分を取った後においても、増幅器やフィルタによる信号処理を行っても構わない。
前記受光部に入射する光のうち、前記操作光以外の波長の光を遮る遮光フィルタを更に備えたものであっても構わない。例えば、前記カバー部の表面等に遮光フィルタを形成しても構わないし、前記各受光部を覆うように遮光フィルタを設けても構わない。このようなものであれば、前記受光部に入射する光を操作光と同じ波長のものだけに限定することができ、入射する光の量が多すぎて受光部から出力される出力信号の値が飽和してしまうことを防ぎ、常に操作光が入射しているかどうかを検出することができる。
前記実施形態では、切替部は、発光部のオンオフを切り替えるものであったが例えば段階的に明るさを切り替えるものであっても構わない。例えば、レーザポインタからの操作光を発光部に対して横切らせた際に、発光部の光量をより明るくする又は暗くするといったものであってもよい。この場合、発光部に対して操作光を横切らせる方向によって、光量の増減を予め決めておいてもよい。例えば右から左に横切らせた場合には光量を増加させ、左から右に横切らせた際には光量を低下させること等が考えられる。具体的な構成としては、前記切替部において第1光電変換素子又は第2光電変換素子のどちらに先に操作光が入射したかについても記憶させておき、その結果によって各受光部に操作光を入射した順番を判断するように構成しておけばよい。
前記実施形態では照明装置は、棒状のLED蛍光管であったが、その他の形状であっても構わない。例えば円環状のLED蛍光管等であっても構わない。また、照明装置はLED蛍光管に限られるものではなく、その他の一般的な照明であっても構わない。例えば、LEDを平面に敷き詰めて形成した概略長方形状の面発光型の照明装置等であっても構わない。このようなものであれば、直管型のLED蛍光管に比べて面積が広いため、レーザポインタからの操作光を入射させやすいので、遠方からでも点消灯の操作をし易いものとすることができる。
前記実施形態の照明装置を複数並べて設けた照明システムを構成しても構わない。このようなものであれば、非常に多数の照明装置が並んでいたとしても、レーザポインタにより点消灯を切り替えたい照明装置を指すだけで、その照明装置の点消灯を切り替えることができるので、ごく一部だけ明るさを変更したり、人が作業するのに必要な領域だけを点灯させたりすることができる。このため、従来であればスイッチにより大雑把な領域ごとにしか点消灯を切り替える事が出来なかったところを一つずつの照明装置の点消灯を固定のパターンに限られることなく自由に切り替えることができるので、電気代の節約等のエコを推進することができる。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて、様々な変形や実施形態の組み合わせを行っても構わない。
100・・・照明装置
2・・・発光部
3・・・受光部
31・・・光電変換素子
4・・・切替部
41・・・光導入口
F・・・光ファイバ
14・・・拡散カバー

Claims (6)

  1. レーザポインタ等の別に設けられた操作手段から出力される可視領域の光である操作光により、その発光状態を切替可能に構成された照明装置であって、
    照明光を射出する直線状をなす発光部と、
    前記発光部に沿って設けられた直線状をなす受光部と、
    前記操作光を受光した時に前記受光部から出力される出力信号に基づいて前記発光部の発光状態を切り替える切替部と、
    前記受光部を覆うように設けられて、外側から透過する操作光が、前記受光部の延びる方向へ直線状に拡散されて当該受光部へ入射するように構成された拡散カバーと、を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記受光部を少なくとも2つ備えており、
    各受光部が、前記操作光を受光しておらず、前記発光部が発光している状態において出力する出力信号の示す値が略同じ値となる位置にそれぞれ設けられており、
    前記切替部が、各受光部から出力される出力信号の値の差分に基づいて前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されている請求項1記載の照明装置。
  3. 前記受光部を少なくとも2つ備えており、
    各受光部が前記発光部を挟むように並列に設けられており、
    前記切替部が、ある受光部から所定値よりも大きい値の出力信号が出力されてから、所定時間以内に別の受光部から所定値よりも大きい値の出力信号が出力された場合に前記発光部の発光状態を切り替えるように構成されている請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記受光部が、光ファイバと、光電変換素子とを具備し、
    前記光ファイバが、前記操作光を内部へと導入するための光導入口がその側面に複数形成されているとともに、内部へ導入された前記操作光をその端面から導出するように構成されており、
    前記光電変換素子が前記端面と対向して設けられている請求項1、2又は3記載の照明装置。
  5. 前記受光部が、複数の光電変換素子を具備し、各光電変換素子が直線状をなすように並べられているとともに並列に接続されている構成請求項1、2又は3記載の照明装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の照明装置を複数備えた照明システム。
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