JP2012108701A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の画像検査を並列処理で行い、情報処理装置の負荷が高くなった場合に、画像検査後の結果画像を柔軟に間引き、結果画像の表示よりも画像検査を優先させる仕組みを提供する。
【解決手段】検査テーブルに複数のレコードが蓄積されていた場合、つまり画像処理が並列処理によって複数動作していると判定された場合に、ユーザから選択された間引きモードに従って(S402)、間引き処理を行う。特に検査テーブルに蓄積されたレコードの数に従って、間引き数を変更する。
【選択図】図15

Description

本発明は、画像処理によって画像の検査を行う情報処理装置において、各画像検査結果を情報処理装置の負荷に応じて自動的に表示を間引くことが可能な情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、例えば、チップマウンターにおける基板や部品の位置決めや、出来上がった製品の検査などを目的として、カメラで撮影した検査対象の画像データを、一定のロジック(処理フロー)で画像検査する画像検査装置が広く用いられている。
このような用途の画像検査装置としては、例えば、予め決められた画像検査のロジックを搭載した汎用タイプの画像検査装置や、ユーザのニーズに合致するロジックをユーザ自身が構築することが可能な専用タイプの画像検査装置がある。
ここで、汎用タイプの画像検査装置は、画像検査のロジックを新規に構築する必要がないため、実際の製造工程等への導入に際してユーザの労力はかからないが、ユーザのニーズを完全に満たすロジックであることは少ない。一方、専用タイプの画像検査装置は、ユーザのニーズを完全に満たす画像検査のロジックを構築することが可能であるが、そのために画像検査のロジックを都度開発する必要があるため、多大な開発労力と開発期間、更には多大なコストがかかるものであった。
そこで、従来、例えば下記の特許文献1に示すようなロジックの開発を効率化する技術が提案されている。具体的に、特許文献1では、ロジックを開発するコンピュータに予め複数の画像検査に係るモジュールを登録しておき、開発者が使用者のニーズに合致するモジュールを選択し、選択したモジュールに必要なパラメータを設定して、ソースコード化した上でオブジェクトコードを作成することにより、ロジックの開発を効率化するものである。
特開2003−296112号公報
しかしながら、このような一連の画像処理を実行する際には、複数のカメラから画像検査を行う画像が入力され、当該複数の画像が情報処理装置のマルチスレッドまたはマルチプロセスにより並列処理されるが、表示を行う画面は1つのため、情報処理装置の処理能力の限界で表示が間に合わないことがあった。つまり、複数画像をそれぞれ複数のCPUで処理するが、表示画面は1つのため、情報処理装置が処理された複数画像を次々表示する必要がある。しかし、情報処理装置の処理能力によっては表示が遅れてしまい、表示待ちの画像が溜まってしまう問題があった。また、画像検査処理と画像検査後の結果画像を表示する処理とを同時に複数おこなった場合、上述した特許文献1の技術では、情報処理装置の処理能力が足りず、画像検査の速度が低下するといった問題がある。
このような問題を解決するために、情報処理装置に負荷がかかった場合、画像処理が行われた結果画像をすべて表示せず、結果画像を間引くことで画像検査を優先させる仕組みが存在する。しかしながら、情報処理装置の処理能力が低い場合や、負荷の高い画像検査を行う場合には、情報処理装置に対する負荷が継続しやすいため、大半の結果画像が間引かれることになってしまう。例えば、このような画像検査では、画像検査結果を情報処理装置に接続されたディスプレイ等で確認する作業員がおり、適切に画像検査が行われているか否かを点検している。この場合に、情報処理装置に高い負荷がかかり、間引き処理が行われたとしても、大半の結果画像が間引かれることで画像検査が停止しているように見えてしまう。よって、当該作業員は結果画像の間引きが行われているのか、画像検査が停止しているのかを判断することができなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、複数の画像検査を並列処理で行い、情報処理装置の負荷が高くなった場合に、画像検査後の結果画像を柔軟に間引き、結果画像の表示よりも画像検査を優先させる仕組みを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の情報処理装置は、電子画像データに対して画像処理を実行し、前記画像処理が実行された電子画像データの表示を行う情報処理装置であって、前記電子画像データに対して、所定の画像処理を実行する画像処理実行手段と、前記画像処理実行手段によって画像処理が実行された電子画像データを記憶する電子画像データ記憶手段と、前記画像処理実行手段によって画像処理が実行された電子画像データを前記電子画像データ記憶手段から取得して、前記画像処理実行手段の実行中に並列処理により表示する表示手段と、並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に複数記憶された電子画像データのうち、少なくとも1以上の前記電子画像データを間引いて表示する複数の間引き形式のうち、ユーザから選択された間引き形式を設定する間引き形式設定手段とを備え、前記表示手段は、前記間引き形式設定手段によって設定された間引き形式に従って、並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に複数記憶された電子画像データを間引いて表示することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザから指定された間引きモードに従って、検査結果の画像を間引くことができるので、画像検査結果を監視する作業員の有無に応じた柔軟な間引き処理を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像検査システムの概略構成の一例を示す模式図である。 図1に示す情報処理装置110の内部のハードウェア構成の一例を示す模式図である。 図2に示す画像入力コントローラ115fのハードウェア構成の一例を示す模式図である。 図1に示す情報処理装置110の機能構成の一例を示す模式図である。 図4に示すモジュール・ソースコードマスタテーブル411の一例を示す模式図である。 図4に示す処理フロー・入出力パラメータテーブル412の一例を示す模式図である。 図1に示す情報処理装置110による制御方法の処理手順の一例を示す模式図である。 画像検査システム開発画面のメインメニューの一例を示す模式図である。 図7のステップS109におけるモジュールのオンライン検査処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 オンライン検査画面の一例を示す模式図である。 図4に示す検査パラメータテーブル480の一例を示す模式図である。 図4に示す検査テーブル481の一例を示す模式図である。 図9のステップS211におけるモジュールの検査スレッド処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 図4に示す検査結果テーブル418の一例を示す模式図である。 図9のオンライン検査処理を並行して動作する検査結果表示処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 図9のオンライン検査処理と並行して動作するダイナミック間引き処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 画像検査結果の画像の一例を示す模式図である。 図9のオンライン検査処理と並行して動作する固定間引き処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 図9のオンライン検査処理と並行して動作するリニア間引き処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 検査結果表示処理において間引きの種類を選択する環境設定処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 検査結果表示処理において表示される画面の一例を示す模式図である。 画像処理フロー構築画面の一例を示す模式図である。 画像処理フローが並列処理によって動作することを示す模式図である。 検査結果表示処理において選択された間引きの種類と設定値を記憶するテーブルの一例を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像検査システム100の概略構成の一例を示す模式図である。図1に示す通り、画像検査システム100は、情報処理装置110と、入力装置120と、ディスプレイ装置130と、カメラ140と、照明装置コントローラ150と、照明装置160と、外部機器コントローラ170と、検査対象181が載置されたステージ180を有して構成されている。
情報処理装置110は、画像検査システム100における動作を統括的に制御する装置である。ここで、本実施形態においては、情報処理装置110は、実際の製造工程に導入される画像検査装置で動作する画像検査アプリケーションプログラムの開発を支援する装置として適用した例を説明するが、本発明においてはこれに限定されるわけではなく、たとえば、実際の製造工程に導入されている画像検査装置として適用する形態も本発明に含まれる。
情報処理装置110は、所定のケーブル等を介して、検査対象181の撮像(撮影)を行うカメラ140と通信可能に構成されている。また、情報処理装置110は、所定のケーブル等を介して、照明装置160の制御を行う照明装置コントローラ150と通信可能に構成されている。また、情報処理装置110は、所定のケーブル等を介して、ステージ180を制御するプログラマブルコントローラ(PCL)などの外部機器コントローラ170と、あらかじめ設定した通信が可能に構成されている。さらに、情報処理装置110は、所定のケーブル等を介して、それぞれ、入力装置120およびディスプレイ装置130と通信可能に構成されている。すなわち、情報処理装置110は、所定のケーブル等を介して接続された、入力装置120、ディスプレイ装置130、カメラ140、照明装置コントローラ150および外部機器コントローラ170を制御することによって、画像検査システム100における動作を統括的に制御する。
入力装置120は、例えばユーザが情報処理装置110に対して各種の指示の入力を行う際にユーザによって操作されるものであり、ユーザからの入力指示操作に従って、当該入力指示を情報処理装置110に対して入力するものである。この入力装置120は、例えば、キーボード(KB)やポインティングデバイス等で構成されている。
ディスプレイ装置130は、情報処理装置110の制御に従って、各種の画像や各種の情報などを表示画面に表示する。
カメラ140は、情報処理装置110の制御に従って、ステージ180上に載置された検査対象181の撮影(撮像)を行い、撮影により得られた画像データ(電子画像データ)を所定のケーブル等を介して情報処理装置110に送信する。特に本実施例では、カメラ140は複数設置され、それぞれで撮影した画像データを情報処理装置110に送信する構成とするが、カメラ140は1つであってもよい。
照明装置コントローラ150は、情報処理装置110の制御に従って、照明装置160の照明を制御する。照明装置160は、照明装置コントローラ150の制御に基づき、検査対象181における検査内容に応じて、当該検査対象181に対する照明の点灯/非点灯の切り替えや明るさの調整等を行う。
外部機器コントローラ170は、情報処理装置110の制御に従って、ステージ180を制御する。ステージ180は、外部機器コントローラ170の制御に基づき、載置された検査対象181を目的の位置に移動させたり、検査対象181の搬入や搬出をしたりする。以上が画像検査システム100の構成の一例の説明である。
次に、情報処理装置110のハードウェア構成について説明する。図2は、図1に示す情報処理装置110のハードウェア構成の一例を示す模式図である。図2には、情報処理装置110の内部構成に加えて、当該情報処理装置110と接続される各種装置についても記載している。
情報処理装置110は、図2に示すように、CPU111と、RAM112と、ROM113と、システムバス114と、各種のコントローラ115(115a〜115g)と、外部メモリ116と、を備えている。各種のコントローラ115として、入力コントローラ115a、ビデオコントローラ115b、メモリコントローラ115c、通信I/Fコントローラ115d、115e、及び115g、画像入力コントローラ115fが構成されている。CPU111は、ROM113或いは外部メモリ116に記憶されたプログラム等に基づいてシステムバス114に接続された各デバイスを制御して、情報処理装置110における動作を統括的に制御する。特に本実施例では、CPU111はマルチスレッドやマルチプロセスにより、複数の処理を並列処理することが可能である。これにより、複数のカメラ140から送信された画像データを並列処理することができる。RAM112は、CPU111の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU111は、検査の実行に際して、必要なプログラム等をRAM112にロードして、プログラムを実行することにより、情報処理装置110における各種の動作を実現する。ROM113には、CPU111の制御プログラムであるBIOS(Basic Input
/ Output System)等が記憶されている。
システムバス114は、CPU111、RAM112、ROM113、入力コントローラ115a、ビデオコントローラ115b、メモリコントローラ115c、通信I/Fコントローラ115d及び115e、115g、画像入力コントローラ115fを、相互に通信可能に接続する。
入力コントローラ115aは、キーボード(KB)やポインティングデバイスなどからなる入力装置120からの入力を制御する。ビデオコントローラ115bは、表示装置であるディスプレイ装置130への表示を制御する。メモリコントローラ115cは、外部メモリ116へのアクセスを制御する。ここで、外部メモリ116は、例えばハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)等で構成され、ブートプログラムや、各種のアプリケーションプログラム、編集ファイル、各種のデータや各種の情報等を記憶する。また、外部メモリ116は、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)や、CPU111に後述する各種の検査を実行させるためのプログラム、当該プログラムの制御に従った検査を行う際に使用する各種のテーブルや各種の検査結果情報等も記憶する。
通信I/Fコントローラ115dは、外部機器コントローラ170との通信を制御する。また、通信I/Fコントローラ115eは、照明装置コントローラ150との通信を制御する。画像入力コントローラ115fは、カメラ140と通信を行って、カメラ140から画像データの受信が可能に構成されている。ここで、画像入力コントローラ115fは、コントローラ上で演算処理が可能なハードウェアを搭載しているものであってもよい。なお、本実施形態では、カメラ140からの画像データの入力を前提に説明を行うが、画像ファイルを読み込んで入力する形態であってもよい。さらに、通信I/Fコントローラ115gは、ローカルエリアネットワーク(LAN)190等のネットワークに接続され、当該ネットワークに接続されている各種装置との通信を制御する。
次に、図3を用いて、画像入力コントローラ115fのハードウェア構成について説明する。図3に示す通り、画像入力コントローラ115fは、CPU(演算チップ)301、メモリコントローラ302、入力コントローラ303、オンボードメモリ304を備えている。
CPU(演算チップ)301は、後述する各種の画像検査を実行する。メモリコントローラ302はCPU(演算チップ)301の制御に従って、オンボードメモリ304への各種データの入出力を制御する。入力コントローラ303はカメラ140からの画像データの入力を制御する。オンボードメモリ304はCPU(演算チップ)301の主記憶として機能する。以上が、画像入力コントローラ115fのハードウェア構成の説明である。
次に、情報処理装置110の機能構成の一例について説明する。図4は、図1に示す情報処理装置110の機能構成の一例を示す模式図である。
情報処理装置110には、図4に示すように、テーブル記憶部410、フロー作成部420、ソースコード変換部430、コンパイル部440、(検証)実行部450、データ保存部460、及び、データ入力・出力部470の各機能構成が構成される。また、テーブル記憶部410には、モジュール・ソースコードマスタテーブル411、処理フロー・入出力パラメータテーブル412、ソースコードテーブル413、オブジェクトコードテーブル414、及びプロジェクトファイルテーブル415が記憶されている。また、条件式テーブル416、ノード処理フラグテーブル417、検査結果テーブル418、検査パラメータテーブル480、及び検査テーブル481も記憶されている。
ここで、本実施形態においては、図4のテーブル記憶部410が、例えば図2に示す外部メモリ116に構成される(一旦、RAM112に構成された後に外部メモリ116に構成される場合も含む)。また、図4のフロー作成部420、ソースコード変換部430、コンパイル部440、(検証)実行部450、データ保存部460及びデータ入力・出力部470が、例えば図2に示すCPU111と、ROM113或いは外部メモリ116に記憶されているプログラムと、から構成される。
図5を参照して、図4のテーブル記憶部410に記憶されるモジュール・ソースコードマスタテーブル411について説明する。図5はモジュール・ソースコードマスタテーブル411の構成の一例を示す模式図である。
図5に示すように、モジュール・ソースコードマスタテーブル411には、インデックス(Index)501ごとに、画像検査に係る処理アイテム502と、各処理アイテムに対応するソースコード503、またその処理アイテムを実現するためのモジュールに対する初期値504と処理主体505が関連付けられている。このソースコードは、ソースコード変換部430で検査対象のモジュールをソースコードに変換する際に用いられるものである。
次に、図6を参照して、図4のテーブル記憶部410に記憶される処理フロー・入出力パラメータテーブル412について説明する。図6は、図4に示す処理フロー・入出力パラメータテーブル412の構成の一例を示す模式図である。図6に示すように、処理フロー・入出力パラメータテーブル412は、インデックス(Index)601ごとに、画像検査に係るモジュール603と、各モジュール603の順序602と、各モジュール603のフロー登録名604と、各モジュール603における入力パラメータ605及び出力パラメータ606が関連付けられている。入力パラメータ605は、各モジュールで使用する各種のデータが格納される画像バッファや記憶領域等を示す。出力パラメータ606は、各モジュールが実行された際の結果画像バッファや各種の検査に用いた閾値等を記憶する記憶領域を示す。次ステップ607は、次に処理されるべきステップのインデックス(Index)601を示す。なお、この次ステップ607は、複数のインデックス(Index)を持つこともある。また、分岐参照608は、モジュール603に「反復処理」モジュール、「条件分岐処理」モジュールを設定した際に、各条件(ノード)が次にどのステップを処理するかを指定する条件式テーブルを示す。さらに、処理主体609は、各モジュールにおいて処理をCPU111と、画像入力コントローラ115fのCPU(演算チップ)301のどちらで行うかを示す項目である。
なお、図6に示す処理フロー・入出力パラメータテーブル412におけるインデックス(Index)601と、図4に示すモジュール・ソースコードマスタテーブル411におけるインデックス(Index)とは特に対応させていないが、相互に対応させて各テーブルを作成する形態であってもよい。なお、処理フロー・入出力パラメータテーブルT600において、インデックス(Index)601の2および3は反復処理、処理フロー・入出力パラメータテーブルT601のインデックス(Index)601の2から4は条件分岐処理の一例である。
ソースコードテーブル413は、処理フロー・入出力パラメータテーブル412に記憶されているモジュール603について、ソースコード変換部430でモジュール・ソースコードマスタテーブル411を用いてソースコードに変換し登録している、全てのモジュール或いは一部のモジュールにおけるソースコードを記憶する。
オブジェクトコードテーブル414は、ソースコードテーブル413に記憶されているソースコードをコンパイル部440で変換した、実行可能なモジュールであるオブジェクトコードを記憶する。プロジェクトファイルテーブル415は、画像検査に係る初期設定パラメータや、処理フローシーケンス、ソースコード、入出力パラメータ等を記憶する。また条件式テーブル416は、「条件分岐処理」モジュールが設定された際の、条件式等を記憶し、ノード処理フラグテーブル417は、「並列分岐処理」モジュールが設定された際の、呼び出し側のノード名等を記憶する。
図14を参照して、図4のテーブル記憶部410に記憶される検査結果テーブル418について説明する。図14は検査結果テーブル418の構成の一例を示す模式図である。
図14に示すように、検査結果テーブル418には、処理フロー・入出力パラメータテーブル412におけるインデックス(Index)601と紐づいたインデックス(Index)1401、検査結果ごとに割り振られる識別ID1402、検査対象の識別箇所を座標で示す識別箇所1403、識別箇所1403の検査結果を示す識別結果1404、検査対象である画像名を示す検査画像名1405が関連付けられている。尚、識別箇所1403は、検査画像の左上頂点を(0,0)とする座標から構成され、識別箇所の左上の座標と、識別箇所の右下の座標を組み合わせて格納される。識別箇所は矩形であるので、識別箇所を特定できるのであれば、これに限らない。
次に、図11を参照して、図4のテーブル記憶部410に記憶される検査パラメータテーブル480について説明する。図11は検査パラメータテーブル480の構成の一例を示す模式図である。
図11に示すように、検査パラメータテーブル480には、検査パラメータごとに割り振られるNO1101、当該検査パラメータが使用中か否かを示す使用中フラグ1102が関連付けられている。
次に、図12を参照して、図4のテーブル記憶部410に記憶される検査テーブル481(電子画像データ記憶手段)について説明する。図12は検査テーブル481の構成の一例を示す模式図である。
図12に示すように、検査テーブル481には、検査をおこなうスレッドのスレッド名を示す検査スレッド1201、検査スレッド1201が実行中か否かを示す実行中フラグ1202、検査の結果を示す検査結果1203、図14の検査画像名1405と対応し、検査対象の画像名を示す検査画像名1204、当該検査スレッドが検査パラメータテーブルのうち、どこで検査されているかを示す検査パラメータ1205が関連付けられている。検査テーブル481に複数レコードが蓄積されている場合には、検査結果画像の表示が間に合っていないと判定でき、またレコードが1つまたはない場合には、検査結果画像の表示が間に合っていることを示す。
続いて、図4のフロー作成部420、ソースコード変換部430、コンパイル部440、実行部450、データ保存部460、及び、データ入力・出力部470について説明する。
フロー作成部420は、モジュール・ソースコードマスタテーブル411に含まれているモジュールの処理シーケンスを管理する処理フロー・入出力パラメータテーブル412の作成等と、処理フロー描画領域2202へのモジュールの描画を行う機能を有する。
ソースコード変換部430は、フロー作成部420により作成された処理フロー・入出力パラメータテーブル412に記憶されている各モジュールの処理データをモジュール・ソースコードマスタテーブル411と照合して、各モジュールをソースコードに変換し、ソースコードテーブル413に記憶する機能を有する。
なお、図5及び図6に示すテーブルのモジュールには、画像に対する検査だけでなく、画像を取得するための事前処理や、検査結果を出力するための事後処理を含む外部機器に対する処理などを含めても勿論構わない。例えば、カメラ140の撮像条件を設定する制御指令や、照明装置160を制御するための照明装置コントローラ150への制御指令、或いは、ステージの移動などを制御するための外部機器コントローラ170への制御指令、LAN上に接続されたPCにデータを送信する等の制御指令を行うものであってもよい。
コンパイル部440は、ソースコードテーブル413に記憶されているソースコードから実行可能なオブジェクトコードを生成し、生成したオブジェクトコードをオブジェクトコードテーブル414に記憶する機能を有する。
なお、コンパイル部440が行うコンパイルには、デバッグ・コンパイルとリリース・コンパイルの2つのタイプがある。ここで、本実施形態においては、処理フロー作成中には、ソースコードレベルでのステップ実行を可能とするデバッグ・コンパイルを行い、データ保存時には、後述するオンライン検査で利用可能なファイルを生成するリリース・コンパイルを行う。この際、デバッグ・コンパイル及びリリース・コンパイルの両者は、同じ変換手法で生成されたソースコードを参照するものとする。
(検証)実行部450は、コンパイル部440により作成されたオブジェクトコードテーブル414に記憶されているオブジェクトコードを実行し、結果画像表示領域2203及び検査画像表示領域1002と処理フロー・入出力パラメータテーブル412を更新する機能を有する。
データ保存部460は、例えば、RAM112にあるソースコードテーブル413、オブジェクトコードテーブル414及びプロジェクトファイルテーブル415を外部メモリ116に出力して、データの保存処理を行う。
データ入力・出力部470は、各モジュールで使用する入出力パラメータを管理する機能を有する。
次に、情報処理装置110によって実行される画像検査アプリケーションプログラム作成処理の処理手順について説明する。図7は、図1に示す情報処理装置110による画像検査プログラム作成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理をCPU111に実行させるためのプログラムは外部メモリ116に記憶されており、本処理の実行要求を入力装置120より受け付けた場合に、CPU111は、当該プログラムをRAM112にロードし、ロードしたプログラムによる制御に従って本処理を実行することになる。
まず、図7のステップS103において、情報処理装置110のCPU111は、例えば、入力装置120からの入力指示に基づいて、画像検査システム開発やシステム設定を行うためのメインメニューをディスプレイ装置130に表示する処理を行う。メインメニューは図8に示すようなものである。
図8は、画像検査システム開発画面のメインメニュー800の一例を示す模式図である。図8に示す画像検査システム開発画面のメインメニュー800には、ロジック(処理フロー)の新規作成、若しくは作成済みの処理フローの編集を行う「プロジェクト構築」メニュー801、「プロジェクト構築」メニュー801で作成した処理フローをオンライン検査モードで実行するための「オンライン検査」メニュー802、「プロジェクト構築」801と「オンライン検査」802で使用する検査結果表示処理の表示方法に関するパラメータを設定する環境設定803、メインメニューを終了する「終了」メニュー805が設けられている。
図7の説明に戻る。ステップS103のメインメニュー表示処理を終えると、CPU111は処理をステップS104に進める。そして、情報処理装置110のCPU111は、ステップS103で表示された画像検査システム開発画面のメインメニュー800上の各メニュー項目に対して、入力装置120からの入力指示があったか否かを判断する。
ステップS104の判断の結果、入力装置120からメインメニュー800の各メニュー項目に対する入力指示がなかったと判断した場合には(ステップS104/NO)、入力装置120からの入力指示があるまで、ステップS104で待機する。一方、ステップ104の判断の結果、入力装置120からの入力指示あったと判断した場合には(ステップS104/YES)、ステップS105に進む。
ステップS105に進むと、情報処理装置110のCPU111は、入力装置120からの入力指示に基づいて、選択された処理内容の判定処理を行う。このステップS105で判定される処理内容としては、本例では、「プロジェクト構築処理」、「オンライン検査処理」「環境設定」「終了」である。なお、ここで挙げた処理内容は一例を示したものであり、その他のメニュー項目をメインメニューに追加し、そのメニュー項目に対応するその他の処理内容をステップS105で判定することも可能である。
続いて、ステップS106において、情報処理装置110のCPU111は、ステップS105で判定した処理内容が、「プロジェクト構築処理」であるか否かを判断する。ステップS106の判断の結果、ステップS105で判定した処理内容が、「プロジェクト構築処理」であると判断した場合には(ステップS106/YES)、処理をステップS107に進める。
ステップS107に進むと、情報処理装置110のCPU111は、「プロジェクト構築処理」を行う。この「プロジェクト構築処理」は、画像検査プログラムを構築する処理である。
まず、情報処理装置110のCPU111は、例えば、入力装置120からの入力指示に基づいて、図22に示す画像処理システムの開発を行うための画像処理プロジェクト開発画面2200をディスプレイ装置130に表示する処理を行う。
図22は、画像処理プロジェクト開発画面2200の一例を示す模式図である。図22に示す画像処理プロジェクト開発画面2200には、利用可能な処理ユニット(即ち、画像処理に係る各モジュール)を表示するツールボックス2201と、画像処理の実行順序(即ち、各モジュールの実行順序)をフローチャートで描画する処理フロー描画領域2202と、各画像処理(即ち、各モジュールの処理)で実行した結果画像を表示する結果画像表示領域2203と、ツールバー2207と、処理実行結果を表示する処理結果表示領域2208と、処理された画像が複数枚あった場合に画像の選択を行う画像選択領域2209と、画像選択領域2209に備えられた前へボタン2210と、次へボタン2211や、画像処理プログラムの開発を終了する際に操作される不図示の閉じるボタン等も設けられている。
また、図22に示す画像処理プロジェクト開発画面2200には、例えば、新規モジュールの登録時もしくはパラメータの編集時等に、処理フロー描画領域2202のフローチャートの各ステップ(即ち、各モジュール)で利用するパラメータを設定するパラメータ編集画面2204と、そのパラメータの設定で実行された結果画像を表示する結果画像表示領域2203が表示される。図22の、プロジェクト構築画面の例では、分岐処理によるフローを制御するモジュールも含んでいる。ここで、結果画像表示領域2203は、処理フロー描画領域2202の各モジュールの結果画像を表示する領域である。これは、プレビュー画像や縮小画像であってもよい。条件分岐処理の場合には、条件を満たしたノード(枝)の画像を表示し、条件を満たさないノードについては処理が行われないのでブラックアウトした画像を表示する。本発明では、結果画像表示領域2203にブラックアウトした画像を表示するが、一つ前のモジュールで処理された結果画像を表示してもよい。このとき、すべての処理フローの結果が結果画像表示領域2203に収まらない場合は、水平・垂直方向のスクロールバーを用いて表示領域を変更することとしてもよい。
また、処理結果表示領域2208は、処理フロー描画領域2202の各モジュールのうちの1つをユーザからの操作により選択された場合、当該モジュールの結果画像を表示する領域である。ユーザからの操作により選択されたモジュールが、条件分岐処理等の画像処理を伴わないモジュールである場合には、処理結果表示領域2208にブラックアウトした画像を表示する。本発明では、処理結果表示領域2208にブラックアウトした画像を表示するが、一つ前のモジュールで処理された結果画像を表示してもよい。以上が、画像処理プロジェクト開発画面2200の構成の一例の説明である。
モジュール・ソースコードマスタテーブル411に記憶された各モジュールを、ユーザからの操作により、処理フロー描画領域2202において画像検査の順にフローチャート形式で組み合わせ、その組み合わせた結果を処理フロー・入出力パラメータテーブル412に格納する。その後、ソースコード変換部430によってモジュール・ソースコードマスタテーブル411と、処理フロー・入出力パラメータテーブル412から一連の画像検査のソースコードを生成し、ソースコードテーブル413に格納する。ソースコードテーブル413に格納された画像検査のソースコードは、コンパイル部440によってコンパイルされ、実行可能なオブジェクトコードを生成し、生成したオブジェクトコードをオブジェクトコードテーブル414に記憶する。
本発明では、このようにフローチャート形式で作成されたオブジェクトコードを情報処理装置のマルチスレッドまたはマルチプロセスにより並列動作させることで、複数のカメラ140から送信された複数画像に対して画像処理を行う。つまり、並列処理で動作する1つ1つの画像処理は、処理フロー描画領域2202において構築された画像処理フローの画像処理である。
図23は、処理フロー描画領域2202において構築された画像処理フローの画像処理が並列処理により動作する概念図である。図23に示すように、検査スレッドが複数存在し、そのスレッドごとに処理フロー描画領域2202において構築された画像処理フローの画像処理が動作する。本実施例では、同一の画像処理フローの画像処理が各スレッドにおいて並列処理されるが、スレッドごとに異なる画像処理フローの画像処理が動作してもよい。例えば、カメラ140が異なる目的で設置されている場合、一般的に同じ画像処理フローを利用することは少ない。よって、情報処理装置110のCPU111は、スレッドごとにことなる画像処理フローを構築し、実行する形態が考えられる。この場合も同様にスレッドごとに構築されたそれぞれ異なる画像処理フローを並列処理によって動作させる。
以上が、プロジェクト構築処理の概要である。そして、ステップS107の処理が終了すると、ステップS104に戻り、入力装置120から次の入力指示があるまで待機する。
一方、ステップS106の判断の結果、ステップS105で判定した処理内容が、「プロジェクト構築処理」ではないと判断した場合には(ステップS106/NO)、処理をステップS108に進める。
ステップS108では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS105で判定した処理内容が、「オンライン検査処理」であるか否かを判断する。
ステップS108の判断の結果、ステップS105で判定した処理内容が、「オンライン検査処理」であると判断した場合には(ステップS108/YES)、CPU111は処理をステップS109に進める。
ステップS109に進むと、情報処理装置110のCPU111は、「オンライン検査処理」処理を行う。この「オンライン検査処理」の詳細について、図9を用いて後述する。そして、ステップS109の処理が終了すると、ステップS104に戻り、入力装置120から次の入力指示があるまで待機する。
一方、ステップS108の判断の結果、ステップS105で判定した処理内容が、「オンライン検査処理」ではないと判断した場合には(ステップS108/NO)、CPU111は、処理をステップS110に進める。
ステップS110では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS105で判定した処理内容が、「環境設定」であるか否かを判断する。
ステップS110の判断の結果、ステップS105で判定した処理内容が、「環境設定」であると判断した場合には(ステップS110/YES)、CPU111は処理をステップS111に進める。
ステップS111に進むと、情報処理装置110のCPU111は、「環境設定」処理を行う。この「環境設定」の詳細について、図20を用いて後述する。そして、ステップS111の処理が終了すると、ステップS104に戻り、入力装置120から次の入力指示があるまで待機する。
一方、ステップS110の判断の結果、ステップS105で判定した処理内容が、「環境設定」ではないと判断した場合には(ステップS110/NO)、CPU111は、処理をステップS114に進める。
ステップS114では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS105で判定した処理内容が、「終了処理」であるか否かを判断する。
ステップS114の判断の結果、ステップS105で判定した処理内容が、「終了処理」であると判断した場合には(ステップS114/YES)、本プログラムによる処理を終了する。
一方、ステップS114の判断の結果、ステップS105で判定した処理内容が、「終了処理」ではないと判断した場合には(ステップS114/NO)、処理をステップS104に進め、入力装置120から次の入力指示があるまで待機する。
次に、図20を参照して、図7のステップS111の環境設定処理の詳細な手順について説明する。図20は、図7のステップS111における「環境設定処理」の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理をCPU111に実行させるためのプログラムは外部メモリ116に記憶されており、本処理の実行要求を入力装置120より受け付けた場合に、CPU111は、当該プログラムをRAM112にロードし、ロードしたプログラムによる制御に従って本処理を実行することになる。
まず、図20のステップS801において、情報処理装置110のCPU111は、例えば、入力装置120からの入力指示に基づいて、検査結果を表示する際の表示形式について選択・設定を行うための間引きモード設定画面2100をディスプレイ装置130に表示する処理を行う。間引きモード設定画面2100は図21に示すような画面である。
図21は、間引きモード設定画面2100の模式図である。図21に示す間引きモード設定画面2100には、検査テーブル481にあるレコードに対応する検査結果画像の表示を間引く機能として、「固定間引き」、「ダイナミック間引き」、「リニア間引き」の3つの間引きモード(間引き形式)が選択できる。
本実施例においては、3つの画像間引き機能が存在する。検査結果画像の表示を間引くことで、毎回検査結果画像を表示することによるCPU111の負荷を軽減することができる。
まず、「固定間引き」とは、検査結果画像の表示を行った後に一定数の検査結果画像を表示させない機能である。例えば、間引き数を「3」として設定し、検査結果画像が8枚ある場合には、1枚目の検査結果画像を表示し、2枚目から4枚目までの合計3枚の検査結果画像を表示させない(間引く)。そして、5枚目の検査結果画像を表示し、6枚目から8枚目までの合計3枚の検査結果画像を表示させない。このように、一定数の検査結果画像の表示を間引くことで、CPU111の負荷を軽減する機能である。
次に、「ダイナミック間引き」とは、並列処理により動作している画像処理の処理速度によって、検査結果画像の表示を間引く数を増減させる機能である。つまり、画像処理と検査結果画像表示処理は並列処理により動作しているので、画像処理の方が検査結果画像表示処理よりも処理速度が速い場合には、表示すべき検査結果画像が溜まってしまう。よって、検査結果画像の表示を間引くことで、CPU111の負荷を軽減する。逆に、画像処理と検査結果画像表示処理が等速または、検査結果画像表示処理の方が速い場合には、表示を間引かない。このように柔軟な間引き処理を行う。本実施例においては、検査テーブル481の先頭レコードに格納された画像のみを表示させる仕組みとすることで、「ダイナミック間引き」を実現している。
そして、「リニア間引き」とは、CPUの負荷に応じて増減する間引き数をなだらかに変化させる間引き機能である。「ダイナミック間引き」では、CPU111に負荷がかかった場合(検査テーブル481に複数レコードが蓄積された場合)、先頭レコードに格納された画像のみを表示し、他のレコードに格納された画像の表示を間引く機能であった。しかし、「リニア間引き」では、CPU111に負荷がかかった場合、負荷の具合によって間引く数を変化させる仕組みとなっている。これにより、CPU111の負荷が高ければ、間引く数が多くなり、CPU111の負荷が低ければ、間引く数が少なくなる。また、急に間引き数が大きく変化することはなく、検査結果の画像を閲覧するユーザにとっても正常に動作していることを視認させることができる。本実施例では、以上3つの間引き方法を元に説明するが、これに限らない。
図21の説明に戻る。ステップS801の間引きモード設定画面2100の表示を終えると、CPU111は処理をステップS802に進める。そして、情報処理装置110のCPU111は、ステップS801で表示された間引きモード設定画面2100上の各項目に対して、入力装置120からの入力指示があったか否かを判断する。
ステップS802の判断の結果、入力装置120から間引きモード設定画面2100の各項目に対する入力指示がなかったと判断した場合には(ステップS802/NO)、入力装置120からの入力指示があるまで、ステップS802で待機する。一方、ステップ802の判断の結果、入力装置120からの入力指示あったと判断した場合には(ステップS802/YES)、ステップS803に進む。
ステップS803に進むと、情報処理装置110のCPU111は、入力装置120からの入力指示に基づいて、選択された処理内容の判定処理を行う。このステップS803で判定される処理内容としては、「ダイナミック間引き」、「固定間引き」、「リニア間引き」である。なお、ここで挙げた処理内容は一例を示したものであり、その他の項目を間引きモード設定画面2100に追加し、その項目に対応するその他の処理内容をステップS803で判定することも可能である。
続いて、ステップS804において、情報処理装置110のCPU111は、ステップS803で判定した処理内容が、「ダイナミック間引き」であるか否かを判断する。具体的には、「ダイナミック間引き」チェックボックス2103にチェックが入れられた状態で、OKボタン2106が押下されたか否かを判定する。ステップS804の判断の結果、ステップS803で判定した処理内容が、「ダイナミック間引き」であると判断した場合には(ステップS804/YES)、処理をステップS805に進める。
ステップS805に進むと、情報処理装置110のCPU111は、間引きモード設定画面2100の「ダイナミック間引き」チェックボックス2103にチェックがなされているので、外部メモリ116、又はRAM112に間引きモードとして「ダイナミック間引き」が記憶される(間引き形式設定手段)。図24に示す通り、間引きモード設定テーブルT2400に設定を記憶してもよい。間引きモード設定テーブルT2400は、検査画像を表示する際の間引きの種別を格納する間引きモード2401、間引きモード2401で設定された間引きモードの設定値である設定値2402から構成される。ステップS805では、「ダイナミック間引き」が選択されているので、間引きモード2401に「ダイナミック間引き」を示す情報を格納する。また、「ダイナミック間引き」には設定値が存在しないため、設定値2402には何も格納しない。そして、ステップS805の処理が終了すると、ステップS802に戻り、入力装置120から次の入力指示があるまで待機する。
一方、ステップS804の判断の結果、ステップS803で判定した処理内容が、「ダイナミック間引き」ではないと判断した場合には(ステップS804/NO)、処理をステップS806に進める。
ステップS806では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS803で判定した処理内容が、「固定間引き」であるか否かを判断する。具体的には、「固定間引き」チェックボックス2101にチェックが入れられ、間引き数2102に数値が設定された状態で、OKボタン2106が押下されたか否かを判定する。ステップS806の判断の結果、ステップS803で判定した処理内容が、「固定間引き」であると判断した場合には(ステップS806/YES)、CPU111は処理をステップS807に進める。
ステップS807に進むと、情報処理装置110のCPU111は、間引きモード設定画面2100の「固定間引き」チェックボックス2101にチェックがなされているので、外部メモリ116、又はRAM112に間引きモードとして「固定間引き」が記憶され、間引き数2102に入力された値を当該「固定間引き」の間引き数として記憶する(間引き形式設定手段)。図24に示す通り、間引きモード設定テーブルT2400に設定を記憶してもよい。ステップS807では、「固定間引き」が選択されているので、間引きモード2401に「固定間引き」を示す情報を格納する。また、「固定間引き」の設定値として、設定値2402には間引き数2102に入力された値を格納する。この間引き数2102に入力された値だけ検査結果の画像表示を間引く。そして、ステップS807の処理が終了すると、ステップS802に戻り、入力装置120から次の入力指示があるまで待機する。
一方、ステップS806の判断の結果、ステップS803で判定した処理内容が、「固定間引き」ではないと判断した場合には(ステップS806/NO)、CPU111は、処理をステップS808に進める。
ステップS808では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS803で判定した処理内容が、「リニア間引き」であるか否かを判断する。具体的には、「リニア間引き」チェックボックス2104にチェックが入れられ、ステップ数2105に数値が設定された状態で、OKボタン2106が押下されたか否かを判定する。ステップS808の判断の結果、ステップS803で判定した処理内容が、「リニア間引き」であると判断した場合には(ステップS808/YES)、CPU111は処理をステップS809に進める。
ステップS809に進むと、情報処理装置110のCPU111は、間引きモード設定画面2100の「リニア間引き」チェックボックス2101にチェックがなされているので、外部メモリ116、又はRAM112に間引きモードとして「リニア間引き」が記憶され、ステップ数2105に入力された値を当該「リニア間引き」の設定値として記憶する(間引き形式設定手段)。図24に示す通り、間引きモード設定テーブルT2400に設定を記憶してもよい。ステップS809では、「リニア間引き」が選択されているので、間引きモード2401に「リニア間引き」を示す情報を格納する。また、「リニア間引き」の設定値として、設定値2402にはステップ数2105に入力された値を格納する。このステップ数2105に入力された値だけ検査結果の画像表示を間引く基準を変化させる。そして、ステップS809の処理が終了すると、ステップS802に戻り、入力装置120から次の入力指示があるまで待機する。
一方、ステップS808の判断の結果、ステップS803で判定した処理内容が、「リニア間引き」ではないと判断した場合には(ステップS808/NO)、CPU111は、処理をステップS810に進める。
ステップS810では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS803で判定した処理内容が、「終了処理」であるか否かを判断する。ステップS810の判断の結果、ステップS803で判定した処理内容が、「終了処理」であると判断した場合には(ステップ810/YES)、本プログラムによる処理を終了する。
一方、ステップS810の判断の結果、ステップS803で判定した処理内容が、「終了処理」ではないと判断した場合には(ステップS810/NO)、処理をステップS802に進め、入力装置120から次の入力指示があるまで待機する。以上が、検査結果画像を表示する際の間引きモードの設定に関する環境設定処理である。
次に、図9を参照して、図7のステップS109のオンライン検査処理の詳細な手順について説明する。図9は、図7のステップS109における「オンライン検査処理」の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理をCPU111に実行させるためのプログラムは外部メモリ116に記憶されており、本処理の実行要求を入力装置120より受け付けた場合に、CPU111は、当該プログラムをRAM112にロードし、ロードしたプログラムによる制御に従って本処理を実行することになる。尚、本実施例では、オンライン検査処理と、後述する検査スレッド処理(図13参照)と、後述する検査結果表示処理(図15参照)及び、検査結果表示処理において選択された各間引きモードは、マルチスレッド処理により、CPU111において並列して動作しているものとする。
まず、ステップS201において、情報処理装置110のCPU111は、オンライン検査画面1000(図10参照)をビデオコントローラ115bからディスプレイ装置130上に表示をし、ユーザからの操作を受け付ける。
図10は、オンライン検査画面1000の一例を示す模式図である。図10に示すオンライン検査画面1000には、ステップS107において構築された画像検査プログラムを実行する検査開始ボタン1001、検査開始ボタン1001の押下に伴って実行された画像検査プログラムの検査結果画像を表示する検査画像表示領域1002から構成される。以上が、オンライン検査画面1000の構成の一例の説明である。
ステップS202では、情報処理装置110のCPU111は、ユーザからの操作によって、検査開始ボタン1001が押下されたか否かを判断する。検査開始ボタン1001が押下されたと判断した場合には(ステップS202/YES)、CPU111は、処理をステップS203に進める。一方、ステップS202の判断処理で、検査開始ボタン1001が押下されたと判断できない場合には(ステップS202/NO)、ステップS202で待機する。
ステップS203では、情報処理装置110のCPU111は、カメラ140から入力された画像を画像入力コントローラ115fから取り込み、RAM112に記憶する。特に、本実施例では複数のカメラ140から画像を取り込む形態とするが、カメラ140は1つでもよい。尚、既に外部メモリ116に記憶された画像をRAM112に展開して用いてもよい。
ステップS204では、情報処理装置110のCPU111は、検査パラメータテーブル480を検索し、使用中フラグ1102が「OFF」のレコードが存在するか否かを判断する。使用中フラグ1102が「OFF」のレコードが存在すると判断した場合には(ステップS204/YES)、CPU111は、処理をステップS206に進める。一方、ステップS204の判断処理で、使用中フラグ1102が「OFF」のレコードが存在すると判断できない場合には(ステップS204/NO)、CPU111は、ステップS205に進める。
ステップS205では、情報処理装置110のCPU111は、検査テーブル481に格納されたレコードのうち、先頭のレコードの検査結果に「中断」を格納し、対応する検査スレッドを強制終了する。検査テーブル481には、後述するステップS206において、画像取込順にレコードが追加されるため、最も古い検査である先頭のレコードを削除する。これにより、ある検査が滞っていても、当該検査を強制的に終了させることで一連の画像検査の効率を向上させることができる。
ステップS206では、情報処理装置110のCPU111は、新規に検査スレッドを作成し、検査テーブル481に存在するレコードの末尾に新たなレコードを追加し、検査スレッド1201に検査スレッド名を格納する。検査スレッド名は、他の検査スレッド名と重複しなければ、どのような名称でもよい。
ステップS207では、情報処理装置110のCPU111は、検査パラメータテーブル480を検索し、使用中フラグ1102が「OFF」のレコードが存在するか否かを判断する。使用中フラグ1102が「OFF」のレコードが存在すると判断した場合には(ステップS207/YES)、CPU111は、処理をステップS208に進める。
ステップS208では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS207において検索された使用中フラグ1102に「ON」を格納する。
ステップS209では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS206において作成されたレコードの実行中フラグ1202に「ON」を格納する。
ステップS210では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS206において作成されたレコードの検査画像名1204に、ステップS203においてRAM112に記憶された画像の画像名を格納し、検査パラメータ1205に、ステップS208において「ON」を格納した使用中フラグ1102に対応する、NO1101を示す情報を格納する。本実施例では、「検査パラメータテーブル[NO]」という形式で格納するが、これ以外の表記方法でもよい。ステップS210の終了後、情報処理装置110のCPU111は、ステップS211、及びステップS214の並列処理を行う。つまり、CPU111は、ステップS211の処理完了を待たずとも、ステップS214の処理を実行することができるため、効率的な検査を行うことができる。
ステップS211では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS206において作成された検査スレッドを実行する検査スレッド処理を実行する。ステップS211の検査スレッド処理の詳細については、図13を用いて後述する。
一方、ステップS207の判断処理で、使用中フラグ1102が「OFF」のレコードが存在すると判断できない場合には(ステップS207/NO)、CPU111は、ステップS212に進める。
ステップS212では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS206において作成されたレコードの実行中フラグ1202に「OFF」を格納し、検査結果1203に「未実行」を格納する。これにより、検査漏れが発生した画像をカウントすることができる。
ステップS213では、情報処理装置110のCPU111は、ユーザからの操作によって取込停止の指示がなされたか否かを判断する。取込停止の指示は、事前に設定されたボタンの押下によるものでもよいし、その他の方法でもよい。取込停止の指示がなされたと判断した場合には(ステップS213/YES)、処理を終了し、ステップS109に処理を戻す。一方、ステップS213の判断処理で、取込停止の指示がなされたと判断できない場合には(ステップS213/NO)、CPU111は、ステップS203に処理を戻す。これにより、取込停止がなされるまで、ステップS203乃至ステップS213の処理を繰り返す。
次に、図13を参照して、図9のステップS211の検査スレッド処理の詳細な手順について説明する。図13は、図9のステップS211における検査スレッド処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理をCPU111に実行させるためのプログラムは外部メモリ116に記憶されており、本処理の実行要求を受け付けた場合に、CPU111は、当該プログラムをRAM112にロードし、ロードしたプログラムによる制御に従って本処理を実行することになる。尚、本実施例では、前述したオンライン検査処理(図9参照)と、検査スレッド処理と、後述する検査結果表示処理(図15参照)及び、検査結果表示処理において選択された各間引きモードは、マルチスレッド処理により、CPU111において並列して動作しているものとする。
ステップS301では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS107において構築された画像検査プログラムを実行し、ステップS210において設定された検査画像名1204に対応する画像を検査する(画像処理実行手段)。実行される画像検査プログラムは、オブジェクトコードテーブル414に記憶されたオブジェクトコードとして記憶されている。
ステップS302では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS301において実行された結果を検査結果テーブル418に記憶する。インデックス(Index)1401には、処理を行ったモジュールのインデックス(Index)601を格納し、識別ID1402には、モジュールごとに各処理を識別する番号を割振り、識別箇所1403には、ステップS301において検査された結果、識別した箇所を座標形式等で格納し、識別結果1404には、識別箇所1403の識別結果を格納し、検査画像名1405には、ステップS301において検査された画像の画像名を格納する。
ステップS303では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS301において検査された画像をRAM112から外部メモリ116に記憶する。但し、後述するステップS404において当該画像を表示する表示速度を考慮する場合、読み出し速度がより高速なRAM112に記憶したままでもよい。また、後述するステップS405において、外部メモリ116に記憶してもよい。この場合、ステップS303は不要である。
ステップS304では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS206において作成されたレコードの実行中フラグ1202に「OFF」を格納する。
ステップS305では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS207において検索された使用中フラグ1102に「OFF」を格納する。
ステップS306では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS206において作成されたレコードの検査結果1203に検査結果を格納する。画像の識別が成功した場合には、「OK」と格納し、失敗した場合には「NG」を格納する。尚、格納する情報はこれに限らない。このように、検査結果1203に画像検査の結果を格納することで、画像検査結果を集計させることができる。
次に、図15を参照して、図13の検査スレッド処理において検査された結果画像を表示する検査結果表示処理の詳細な手順について説明する。図15は、検査結果表示処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理をCPU111に実行させるためのプログラムは外部メモリ116に記憶されており、本処理の実行要求を受け付けた場合に、CPU111は、当該プログラムをRAM112にロードし、ロードしたプログラムによる制御に従って本処理を実行することになる。尚、本実施例では、前述したオンライン検査処理(図9参照)と、前述した検査スレッド処理(図13参照)、検査結果表示処理、及び、検査結果表示処理において選択された各間引きモードは、マルチスレッド処理により、CPU111において並列して動作しているものとする。
まず、ステップS401では、情報処理装置110のCPU111は、図20のステップS805またはS807またはS809において、外部メモリ116、又はRAM112に記憶された間引きモードを取得する。間引きモード設定テーブルT2400に記憶した場合には、間引きモード設定テーブルT2400の間引きモード2401を参照し、格納されている情報を取得する。
ステップS402では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS401において取得した間引きモードが「ダイナミック間引き」であるか、「固定間引き」であるか、「リニア間引き」であるかを判定する。「ダイナミック間引き」であった場合には、処理をステップS403に進める。「固定間引き」であった場合には、処理をステップS404に進める。「リニア間引き」であった場合には、処理をステップS405に進める。
ステップS403では、情報処理装置110のCPU111は、「ダイナミック間引き」によって、検査結果画像の表示を間引きながら、図13の検査スレッド処理において検査された結果画像を表示する処理を実行する。ステップS403のダイナミック間引き処理の詳細については、図16を用いて後述する。
ステップS404では、情報処理装置110のCPU111は、「固定間引き」によって、検査結果画像の表示を間引きながら、図13の検査スレッド処理において検査された結果画像を表示する処理を実行する。ステップS404の固定間引き処理の詳細については、図18を用いて後述する。
ステップS405では、情報処理装置110のCPU111は、「リニア間引き」によって、検査結果画像の表示を間引きながら、図13の検査スレッド処理において検査された結果画像を表示する処理を実行する。ステップS405のリニア間引き処理の詳細については、図19を用いて後述する。
次に、図16を参照して、図13の検査スレッド処理において検査された結果画像を表示する検査結果表示処理のうち、ダイナミック間引きによって表示する検査結果画像を間引く詳細な手順について説明する。図16は、ダイナミック間引き処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理をCPU111に実行させるためのプログラムは外部メモリ116に記憶されており、本処理の実行要求を受け付けた場合に、CPU111は、当該プログラムをRAM112にロードし、ロードしたプログラムによる制御に従って本処理を実行することになる。尚、本実施例では、前述したオンライン検査処理(図9参照)と、前述した検査スレッド処理(図13参照)と、検査結果表示処理、及び、検査結果表示処理において選択された各間引きモードは、マルチスレッド処理により、CPU111において並列して動作しているものとする。
ステップS501では、情報処理装置110のCPU111は、検査テーブル481に格納されたレコードのうち、先頭のレコードを参照する。
ステップS502では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS501において参照されたレコードの実行中フラグ1202が「OFF」であるか否かを判断する。実行中フラグ1202が「OFF」であると判断した場合には(ステップS502/YES)、CPU111は、処理をステップS503に進める。一方、ステップS502の判断処理で、実行中フラグ1202が「OFF」であると判断できない場合には(ステップS502/NO)、CPU111は、ステップS501に処理を戻す。これにより、検査の終了していない検査スレッドの検査結果表示を防ぐことができる。
ステップS503では、情報処理装置110のCPU111は、現在参照しているレコードが検査テーブル481の先頭のレコードか否かを判断する。先頭のレコードであると判断した場合には(ステップS503/YES)、CPU111は、処理をステップS504に進める。つまり、検査テーブル481の先頭レコードを参照している場合(検査スレッド1において処理された画像)のみ、後述するステップS404の検査を行い、検査結果の画像を表示させる。
ステップS504では、情報処理装置110のCPU111は、検査結果テーブル418と検査テーブル481から、ステップS301の検査結果をビデオコントローラ115bからディスプレイ装置130上の検査画像表示領域1002に表示する(表示手段)。尚、本実施例では、ステップS109におけるオンライン検査中に検査結果画像の表示を行うものである。しかしながら、ステップS107におけるプロジェクト構築処理で構築された画像処理フローの動作を確認すべく、処理結果表示領域2208に表示させるような形態でもよい。
具体的には、まず現在参照されている先頭のレコードに格納された検査画像名1204と一致する画像を外部メモリ116、又はRAM112から取得する。また、検査画像名1204と一致する検査画像名1405に対応するレコードを、検査結果テーブル418からすべて取得し、RAM112に記憶する。取得したレコードの識別箇所1403を用いて、取得した画像上に識別箇所を表示させ、識別結果1404にデータが格納されている場合は、識別箇所1403に対応する識別結果1404を表示させる。例えば、図17に示す検査結果画面1700では、マッチング箇所1702の部分は、識別箇所を識別可能に表示しており、文字認識箇所1701には、識別結果1404も補足表示させる。
図17は、検査結果画面1700の一例を示す模式図である。図17に示す検査結果画面1700には、文字認識をした結果を示す文字認識箇所1701と、既定の画像と比較した結果を示すマッチング箇所1702から構成される。以上が、検査結果画面1700の構成の一例の説明である。
一方、ステップS503の判断処理で、先頭のレコードであると判断できない場合には(ステップS503/NO)、CPU111は、ステップS505に進める。つまり、現在参照しているレコードが検査テーブル481の先頭レコードでないということは、検査テーブル481に複数のレコードが蓄積されている。よって、カメラ140から送信された画像の処理が1スレッドでは間に合わず、マルチスレッドで並列処理していると判定できるため、ステップS404においては結果画像の表示を行わない(表示を間引く)。尚、本実施例では検査テーブル481に複数レコードが蓄積されていた場合に、先頭レコード以外の検査結果の画像表示を間引くが、検査パラメータテーブル480の使用中フラグ1102に「ON」が一定数以上存在した場合や、CPU111等の負荷を計測し、一定以上負荷がかかった場合に画像表示を間引くようにしてもよい。検査結果の画像表示を間引く判断基準は、これに限らない。また、間引く枚数は何枚でもよく、ユーザによって設定可能とする。これにより、結果画像を表示する負荷を軽減し、並列処理で動作している画像検査を優先させることができる。
ステップS505では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS301において画像検査された結果に応じて、ユーザにより設定された各種処理を行う。具体的には、検査結果1203に「NG」が格納されていた場合には、生産ラインを流れる当該画像の対象物を生産ラインから排除する外部装置制御や、ステップS303において検査画像を記憶していなければ、外部メモリ116に記憶する検査画像記憶や、検査結果の各種情報送信等をおこなう。
尚、ステップS505において検査結果の情報を外部装置に送信することで、画像検査順に検査結果を送信することもできる。つまり、検査テーブル481に格納された各レコードの検査スレッド処理(図13参照)は並列で動作しており、画像によって検査速度が異なるため、後から検査が開始された検査スレッドが、先に終了してしまうことがある。よって、検査スレッド処理において、検査結果の情報を外部装置へ送信する場合、画像の検査順と検査結果の送信順に不整合が生じる可能性がある。しかし、検査結果表示処理において処理されることで、このような不整合を防ぐことが可能となる。尚、外部制御処理等、不整合が発生すると不具合が発生する処理の場合には、同様の効果がある。
ステップS506では、情報処理装置110のCPU111は、現在参照しているレコードを検査テーブル481から削除する。
ステップS507では、情報処理装置110のCPU111は、検査テーブル481にレコードが存在するか否かを判断する。レコードが存在すると判断した場合には(ステップS507/YES)、CPU111は、処理をステップS508に進める。
ステップS508では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS506において削除したレコードの次のレコードを参照し、ステップS502に進める。これにより、検査テーブル481からレコードがなくなるまで、ステップS502乃至ステップS507を繰り返すことができる。
一方、ステップS507の判断処理で、レコードが存在すると判断できない場合には(ステップS507/NO)、CPU111は、ステップS509に進める。
ステップS509では、情報処理装置110のCPU111は、オンライン検査処理(図9参照)が終了しているか否かを判断する。オンライン検査処理と、検査結果表示処理は並列して動作しているので、オンライン検査処理が処理中か否かを参照してもよいし、他の形式でもよい。オンライン検査処理が終了していると判断した場合には(ステップS509/YES)、CPU111は、処理を終了する。一方、ステップS509の判断処理で、オンライン検査処理が終了していると判断できない場合には(ステップS509/NO)、CPU111は、ステップS501に進める。これにより、オンライン検査処理が動作し続ける限り、画像の検査結果を表示させることができる。
次に、図18を参照して、図13の検査スレッド処理において検査された結果画像を表示する検査結果表示処理のうち、固定間引きによって表示する検査結果画像を間引く詳細な手順について説明する。図18は、固定間引き処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理をCPU111に実行させるためのプログラムは外部メモリ116に記憶されており、本処理の実行要求を受け付けた場合に、CPU111は、当該プログラムをRAM112にロードし、ロードしたプログラムによる制御に従って本処理を実行することになる。尚、本実施例では、前述したオンライン検査処理(図9参照)と、前述した検査スレッド処理(図13参照)と、検査結果表示処理、及び、検査結果表示処理において選択された各間引きモードは、マルチスレッド処理により、CPU111において並列して動作しているものとする。
ステップS601では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS807において記憶された間引き数2102を外部メモリ116、又はRAM112から取得して、表示間引きする間隔を満たしているかどうかを判断する間引き変数に格納する。間引きモード設定テーブルT2400に格納した場合には、設定値2402を参照するのみでよい。当該間引き変数または設定値2402の値の数だけ、検査結果画像の表示を間引く。
ステップS602では、情報処理装置110のCPU111は、表示間引きカウンタを初期化(0クリア)する。表示間引きカウンタは、検査結果画像の表示または非表示した数をかぞえる変数であり、本実施例では表示間引きカウンタが「0」の時に検査結果画像の表示を行い、それ以外の場合には表示させない(表示を間引く)。
ステップS603では、情報処理装置110のCPU111は、検査テーブル481に格納されたレコードのうち、いずれかのレコードを参照する。レコードの参照順は特に問わない。
ステップS604では、情報処理装置110のCPU111は、検査テーブル481にレコードが存在するか否かを判断する。ステップS603において検査テーブル481のレコードが取得できなかった場合の対応である。レコードが存在すると判断した場合には(ステップS604/YES)、CPU111は、処理をステップS605に進める。一方、ステップS604の判断処理で、レコードが存在すると判断できない場合には(ステップS604/NO)、画像処理が終了している可能性があるため、情報処理装置110のCPU111は、処理をステップS612に進める。
ステップS605では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS603において参照されたレコードの実行中フラグ1202が「OFF」であるか否かを判断する。実行中フラグ1202が「OFF」であると判断した場合には(ステップS605/YES)、CPU111は、処理をステップS606に進める。一方、ステップS605の判断処理で、実行中フラグ1202が「OFF」であると判断できない場合には(ステップS505/NO)、CPU111は、ステップS603に処理を戻す。これにより、検査の終了していない検査スレッドの検査結果表示を防ぐことができる。ステップS603に処理を戻した場合、ステップS603において取得するレコードは実行中フラグ1202が「ON」のものを優先的に取得するような仕組みにしてもよい。
ステップS606では、情報処理装置110のCPU111は、表示間引きカウンタが「0」であるか否かを判断する。表示間引きカウンタが「0」の場合には(ステップS606/YES)、CPU111は、処理をステップS607に進める。これにより、表示間引きカウンタが「0」である場合のみ、後述するステップS607において検査結果画像を表示させることができる。尚、本実施例では表示間引きカウンタが「0」である場合にのみ検査結果の画像表示を行い、それ以外の場合には間引くが、検査パラメータテーブル480の使用中フラグ1102に「ON」が一定数以上存在した場合や、CPU等の負荷を計測し、一定以上負荷がかかった場合に画像表示を間引くようにしてもよい。検査結果の画像表示を間引く判断基準は、これに限らない。
ステップS607では、情報処理装置110のCPU111は、検査結果テーブル418と検査テーブル481から、ステップS301の検査結果をビデオコントローラ115bからディスプレイ装置130上の検査画像表示領域1002に表示する(表示手段)。尚、本実施例では、ステップS109におけるオンライン検査中に検査結果画像の表示を行うものである。しかしながら、ステップS107におけるプロジェクト構築処理で構築された画像処理フローの動作を確認すべく、処理結果表示領域2208に表示させるような形態でもよい。
具体的には、まず現在参照されている先頭のレコードに格納された検査画像名1204と一致する画像を外部メモリ116、又はRAM112から取得する。また、検査画像名1204と一致する検査画像名1405に対応するレコードを、検査結果テーブル418からすべて取得し、RAM112に記憶する。取得したレコードの識別箇所1403を用いて、取得した画像上に識別箇所を表示させ、識別結果1404にデータが格納されている場合は、識別箇所1403に対応する識別結果1404を表示させる。例えば、図17に示す検査結果画面1700では、マッチング箇所1702の部分は、識別箇所を識別可能に表示しており、文字認識箇所1701には、識別結果1404も補足表示させる。
一方、表示間引きカウンタが「0」以外の場合には(ステップS606/NO)、CPU111は、ステップS607における表示を行わずに、ステップS608に進める。つまり、表示間引きカウンタは「0」の時のみ表示し、それ以外の数値の場合は表示を行わない。
ステップS608では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS301において画像検査された結果に応じて、ユーザにより設定された各種処理を行う。具体的には、検査結果1203に「NG」が格納されていた場合には、生産ラインを流れる当該画像の対象物を生産ラインから排除する外部装置制御や、ステップS303において検査画像を記憶していなければ、外部メモリ116に記憶する検査画像記憶や、検査結果の各種情報送信等をおこなう。
尚、ステップS608において検査結果の情報を外部装置に送信することで、画像検査順に検査結果を送信することもできる。つまり、検査テーブル481に格納された各レコードの検査スレッド処理(図13参照)は並列で動作しており、画像によって検査速度が異なるため、後から検査が開始された検査スレッドが、先に終了してしまうことがある。よって、検査スレッド処理において、検査結果の情報を外部装置へ送信する場合、画像の検査順と検査結果の送信順に不整合が生じる可能性がある。しかし、本一連の処理において処理されることで、このような不整合を防ぐことが可能となる。尚、外部制御処理等、不整合が発生すると不具合が発生する処理の場合には、同様の効果がある。
ステップS609では、情報処理装置110のCPU111は、現在参照しているレコードを検査テーブル481から削除する。
ステップS610では、情報処理装置110のCPU111は、表示間引きカウンタをインクリメントする。具体的には、表示間引きカウンタに格納された数値に対して「1」を加算する。
ステップS611では、情報処理装置110のCPU111は、前述のステップS601で設定した間引き数と、S610においてインクリメントされた表示間引きカウンタとを比較し、表示間引きカウンタが間引き数以下であるか否かを判断する。表示間引きカウンタが間引き数以下であると判断した場合には(ステップS611/YES)、CPU111は、処理をステップS603に進める。
一方、ステップS611の判断処理で、表示間引きカウンタが間引き数以上の場合には
(ステップS611/NO)、CPU111は、ステップS612に進める。
ステップS612では、情報処理装置110のCPU111は、オンライン検査処理(図9参照)が終了しているか否かを判断する。オンライン検査処理と、本一連の処理は並列して動作しているので、オンライン検査処理が処理中か否かを参照してもよいし、他の形式でもよい。オンライン検査処理が終了していると判断した場合には(ステップS612/YES)、CPU111は、処理を終了する。一方、ステップS612の判断処理で、オンライン検査処理が終了していると判断できない場合には(ステップS612/NO)、CPU111は、ステップS602に進める。これにより、オンライン検査処理が動作し続ける限り、画像の検査結果を表示させることができる。また、ステップS602に戻すことにより、表示間引きカウンタが初期化されるので、ステップS606の判定手段において表示間引きカウンタが「0」であると判定される。つまり、ステップS607において検査結果の表示を行う。
このように、間引き数を設定しておき、表示間引きカウンタが「0」である場合のみ、検査結果の表示を行い、それ以外の場合には検査結果の表示を間引く。また、表示間引きカウンタはステップS610においてインクリメントされ、ステップS611において間引き数と比較された後、画像処理が停止していなければ、ステップS602において再び表示間引きカウンタが「0」に初期化される。よって、間引き数として設定された数値のうち、表示間引きカウンタが「0」のときに表示し、「1」から「間引き数」までの数値のときには表示しない。つまり、複数の画像検査を行い、情報処理装置の負荷が高くなった場合に、画像検査後の結果画像を自動的に間引き、結果画像の表示よりも画像検査を優先できる。また、画像検査を優先させながらも、一定間隔での表示が実現できる。以上が、「固定間引き処理」の説明である。
次に、図19を参照して、図13の検査スレッド処理において検査された結果画像を表示する検査結果表示処理のうち、リニア間引きによって表示する検査結果画像を間引く詳細な手順について説明する。図19は、リニア間引き処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理をCPU111に実行させるためのプログラムは外部メモリ116に記憶されており、本処理の実行要求を受け付けた場合に、CPU111は、当該プログラムをRAM112にロードし、ロードしたプログラムによる制御に従って本処理を実行することになる。尚、本実施例では、前述したオンライン検査処理(図9参照)と、前述した検査スレッド処理(図13参照)と、検査結果表示処理、及び、検査結果表示処理において選択された各間引きモードは、マルチスレッド処理により、CPU111において並列して動作しているものとする。
ステップS701では、情報処理装置110のCPU111は、表示間引きする間隔を満たしているかどうかを判断する変数である間引き数を初期化(0クリア)する。間引き数は前述した固定間引き処理のように固定ではなく、変動する。つまり、CPU111の負荷に応じて間引き数を変更させるためである。
ステップS702では、情報処理装置110のCPU111は、表示間引きカウンタを初期化(0クリア)する。表示間引きカウンタは、前述した固定間引き処理の表示間引きカウンタと同様の役割である。
ステップS703では、情報処理装置110のCPU111は、検査テーブル481に格納されたレコードのうち、いずれかのレコードを参照する。レコードの参照順は特に問わない。
ステップS704では、情報処理装置110のCPU111は、検査テーブル481にレコードが存在するか否かを判断する。ステップS703において検査テーブル481のレコードが取得できなかった場合の対応である。レコードが存在すると判断した場合には(ステップS704/YES)、CPU111は、処理をステップS705に進める。一方、ステップS704の判断処理で、レコードが存在すると判断できない場合には(ステップS704/NO)、画像処理が終了している可能性があるため、情報処理装置110のCPU111は、処理をステップS718に進める。
ステップS705では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS703において参照されたレコードの実行中フラグ1202が「OFF」であるか否かを判断する。実行中フラグ1202が「OFF」であると判断した場合には(ステップS705/YES)、CPU111は、処理をステップS706に進める。一方、ステップS705の判断処理で、実行中フラグ1202が「OFF」であると判断できない場合には(ステップS705/NO)、CPU111は、ステップS703に処理を戻す。これにより、検査の終了していない検査スレッドの検査結果表示を防ぐことができる。ステップS703に処理を戻した場合、ステップS703において取得するレコードは実行中フラグ1202が「ON」のものを優先的に取得するような仕組みにしてもよい。
ステップS706では、情報処理装置110のCPU111は、表示間引きカウンタが「0」であるか否かを判断する。表示間引きカウンタが「0」の場合には(ステップS706/YES)、CPU111は、処理をステップS707に進める。これにより、表示間引きカウンタが「0」である場合のみ、後述するステップS707において検査結果画像を表示させることができる。尚、本実施例では表示間引きカウンタが「0」である場合にのみ検査結果の画像表示を行い、それ以外の場合には間引くが、検査パラメータテーブル480の使用中フラグ1102に「ON」が一定数以上存在した場合や、CPU等の負荷を計測し、一定以上負荷がかかった場合に画像表示を間引くようにしてもよい。検査結果の画像表示を間引く判断基準は、これに限らない。
ステップS707では、情報処理装置110のCPU111は、検査結果テーブル418と検査テーブル481から、ステップS301の検査結果をビデオコントローラ115bからディスプレイ装置130上の検査画像表示領域1002に表示する(表示手段)。尚、本実施例では、ステップS109におけるオンライン検査中に検査結果画像の表示を行うものである。しかしながら、ステップS107におけるプロジェクト構築処理で構築された画像処理フローの動作を確認すべく、処理結果表示領域2208に表示させるような形態でもよい。
具体的には、まず現在参照されている先頭のレコードに格納された検査画像名1204と一致する画像を外部メモリ116、又はRAM112から取得する。また、検査画像名1204と一致する検査画像名1405に対応するレコードを、検査結果テーブル418からすべて取得し、RAM112に記憶する。取得したレコードの識別箇所1403を用いて、取得した画像上に識別箇所を表示させ、識別結果1404にデータが格納されている場合は、識別箇所1403に対応する識別結果1404を表示させる。例えば、図17に示す検査結果画面1700では、マッチング箇所1702の部分は、識別箇所を識別可能に表示しており、文字認識箇所1701には、識別結果1404も補足表示させる。
一方、ステップS706の判断処理で、表示間引きカウンタが「0」以外の場合には(ステップS706/NO)、CPU111は、ステップS714に進める。
ステップS708では、情報処理装置110のCPU111は、検査結果テーブル418にあるレコード数が間引き数以下の場合には(ステップS708/YES)、CPU111は、処理をステップS709に進める。つまり、検査結果テーブル418に間引き数以下のレコードが格納されているということは、CPU111の負荷が低く、間引き数を減らしてもよいということである。
ステップ709では、情報処理装置110のCPU111は、間引き数をデクリメント(減少)する。これにより、CPU負荷が低い場合には、間引きする間隔が短くすることができる。デクリメントする数は、ステップS809において設定されたステップ数2105を取得して、ステップS2105に入力された値分、デクリメントする。間引きモード設定テーブルT2400に格納した場合には、設定値2402を参照して、デクリメントする値を決定する。本実施例ではデクリメントする値はユーザから指定された値を使用するが、あらかじめアプリケーションに設定されてある形態でもよい。
ステップS710では、情報処理装置110のCPU111は、間引き数が「0」以下か否かを判定する。間引き数が「0」以下である場合には(ステップS710/YES)、ステップS711において間引き数を初期化(0を設定)する。つまり、間引き数がマイナスになってしまった場合のエラー処理である。一方、間引き数が「0」以外の場合には(ステップS710/NO)、CPU111は、処理をステップS712に進める。
一方、情報処理装置110のCPU111は、ステップS708の判定の結果、検査結果テーブル418にあるレコード数が間引き数以上の場合には(ステップS708/NO)、CPU111は、処理をステップS712に進める。
ステップS712では、情報処理装置110のCPU111は、検査結果テーブル418にあるレコード数が間引き数以上の場合には(ステップS708/YES)、CPU111は、処理をステップS713に進める。つまり、検査結果テーブル418に間引き数以上のレコードが格納されているということは、CPU111の負荷が高く、間引き数を増やさなければいけないということである。
ステップ713では、情報処理装置110のCPU111は、間引き数をインクリメント(増加)する。これにより、CPU負荷が高い場合には、間引きする間隔が長くすることができる。インクリメントする数は、ステップS809において設定されたステップ数2105を取得して、ステップS2105に入力された値分、インクリメントする。間引きモード設定テーブルT2400に格納した場合には、設定値2402を参照して、インクリメントする値を決定する。本実施例ではインクリメントする値はユーザから指定された値を使用するが、あらかじめアプリケーションに設定されてある形態でもよい。
一方、情報処理装置110のCPU111は、検査結果テーブル418にあるレコード数が間引き数以下の場合には(ステップS712/NO)、CPU111は、処理をステップS714に進める。
ステップS714では、情報処理装置110のCPU111は、ステップS301において画像検査された結果に応じて、ユーザにより設定された各種処理を行う。具体的には、検査結果1203に「NG」が格納されていた場合には、生産ラインを流れる当該画像の対象物を生産ラインから排除する外部装置制御や、ステップS303において検査画像を記憶していなければ、外部メモリ116に記憶する検査画像記憶や、検査結果の各種情報送信等をおこなう。
尚、ステップS714において検査結果の情報を外部装置に送信することで、画像検査順に検査結果を送信することもできる。つまり、検査テーブル481に格納された各レコードの検査スレッド処理(図13参照)は並列で動作しており、画像によって検査速度が異なるため、後から検査が開始された検査スレッドが、先に終了してしまうことがある。よって、検査スレッド処理において、検査結果の情報を外部装置へ送信する場合、画像の検査順と検査結果の送信順に不整合が生じる可能性がある。しかし、検査結果表示処理において処理されることで、このような不整合を防ぐことが可能となる。尚、外部制御処理等、不整合が発生すると不具合が発生する処理の場合には、同様の効果がある。
ステップS715では、情報処理装置110のCPU111は、現在参照しているレコードを検査テーブル481から削除する。
ステップ716では、情報処理装置110のCPU111は、表示間引きカウンタをインクリメントする。前述したデクリメントと同様、インクリメントする数は、ステップS809において設定されたステップ数2105を取得して、ステップS2105に入力された値分、インクリメントする。間引きモード設定テーブルT2400に格納した場合には、設定値2402を参照して、インクリメントする値を決定する。本実施例ではインクリメントする値はユーザから指定された値を使用するが、あらかじめアプリケーションに設定されてある形態でもよい。
ステップS717では、情報処理装置110のCPU111は、前述のステップS709またはステップS711またはステップS713において変更された間引き数と、S716においてインクリメントされた表示間引きカウンタとを比較し、表示間引きカウンタが間引き数以下であるか否かを判断する。表示間引きカウンタが間引き数以下であると判断した場合には(ステップS717/YES)、CPU111は、処理をステップS703に進める。
一方、ステップS717の判断処理で、表示間引きカウンタが間引き数以上の場合には
(ステップS717/NO)、CPU111は、処理をステップS718に進める。
ステップS718では、情報処理装置110のCPU111は、オンライン検査処理(図9参照)が終了しているか否かを判断する。オンライン検査処理と、検査結果表示処理は並列して動作しているので、オンライン検査処理が処理中か否かを参照してもよいし、他の形式でもよい。オンライン検査処理が終了していると判断した場合には(ステップS718/YES)、CPU111は、処理を終了する。一方、ステップS718の判断処理で、オンライン検査処理が終了していると判断できない場合には(ステップS718/NO)、CPU111は、ステップS702に進める。これにより、オンライン検査処理が動作し続ける限り、画像の検査結果を表示させることができる。
このように、表示間引きカウンタが「0」である場合のみ、検査結果の表示を行い、それ以外の場合には検査結果の表示を間引く。また、表示間引きカウンタはステップS716においてインクリメントされ、ステップS717において間引き数と比較された後、画像処理が停止していなければ、ステップS702において再び表示間引きカウンタが「0」に初期化される。更に、検査テーブル481にあるレコード数が間引き数以上か以下かを判定し、それに応じて間引き数を変更することで、CPU111の負荷に応じて徐々に間引き数を増減させることができる。つまり、複数の画像検査を行い、情報処理装置の負荷が高くなった場合に、画像検査後の結果画像を自動的に間引き、結果画像の表示よりも画像検査を優先できる。また、画像検査を優先させながらも、安定した表示が実現できる。以上が、「リニア間引き処理」の説明である。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザから指定された間引きモードに従って、検査結果の画像を間引くことができるので、画像検査結果を監視する作業員の有無に応じた柔軟な間引き処理を提供する仕組みを実現し得ることが可能となる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 画像検査システム
110 情報処理装置
120 入力装置
130 ディスプレイ装置
140 カメラ
150 照明装置コントローラ
160 照明装置
170 外部機器コントローラ
180 ステージ
181 検査対象
190 LAN(Local Area Network)
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 システムバス
115a 入力コントローラ
115b ビデオコントローラ
115c メモリコントローラ
115d、115e、115g 通信I/Fコントローラ
115f 画像入力コントローラ
116 外部メモリ

Claims (9)

  1. 電子画像データに対して画像処理を実行し、前記画像処理が実行された電子画像データの表示を行う情報処理装置であって、
    前記電子画像データに対して、所定の画像処理を実行する画像処理実行手段と、
    前記画像処理実行手段によって画像処理が実行された電子画像データを記憶する電子画像データ記憶手段と、
    前記画像処理実行手段によって画像処理が実行された電子画像データを前記電子画像データ記憶手段から取得して、前記画像処理実行手段の実行中に並列処理により表示する表示手段と、
    並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に複数記憶された電子画像データのうち、少なくとも1以上の前記電子画像データを間引いて表示する複数の間引き形式のうち、ユーザから選択された間引き形式を設定する間引き形式設定手段とを備え、
    前記表示手段は、前記間引き形式設定手段によって設定された間引き形式に従って、並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に複数記憶された電子画像データを間引いて表示することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記間引き形式は、並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に記憶された電子画像データの量に従って、前記電子画像データを間引く量を決定するリニア間引き形式を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記間引き形式は、並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に複数の電子画像データが記憶されている場合に、少なくとも1以上の前記電子画像データを間引いて表示するダイナミック間引き形式を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記間引き形式は、一定の間隔で前記電子画像データ記憶手段に記憶された電子画像データを間引いて表示する固定間引き形式を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記リニア間引き形式は、前記電子画像データ記憶手段に記憶された電子画像データの量が、前記電子画像データを間引く量以下であった場合に、前記電子画像データを間引く量を減少させ、前記電子画像データを間引く量以上であった場合に、前記電子画像データを間引く量を増加させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記リニア間引き形式は、前記電子画像データを間引く量が負の数になった場合に0に設定することを特徴とする請求項2または5に記載の情報処理装置。
  7. 画像処理実行ステップによって画像処理が実行された電子画像データを記憶する電子画像データ記憶手段を備え、前記電子画像データに対して画像処理を実行し、前記画像処理が実行された電子画像データの表示を行う情報処理装置の制御方法であって、
    前記電子画像データに対して、所定の画像処理を実行する画像処理実行ステップと、
    前記画像処理実行ステップによって画像処理が実行された電子画像データを前記電子画像データ記憶手段から取得して、前記画像処理実行ステップの実行中に並列処理により表示する表示ステップと、
    並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に複数記憶された電子画像データのうち、少なくとも1以上の前記電子画像データを間引いて表示する複数の間引き形式のうち、ユーザから選択された間引き形式を設定する間引き形式設定ステップとを実行し、
    前記表示ステップは、前記間引き形式設定ステップによって設定された間引き形式に従って、並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に複数記憶された電子画像データを間引いて表示することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. 画像処理実行手段によって画像処理が実行された電子画像データを記憶する電子画像データ記憶手段を備え、前記電子画像データに対して画像処理を実行し、前記画像処理が実行された電子画像データの表示を行う情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り実行可能なプログラムであって、
    前記電子画像データに対して、所定の画像処理を実行する画像処理実行手段と、
    前記画像処理実行手段によって画像処理が実行された電子画像データを前記電子画像データ記憶手段から取得して、前記画像処理実行手段の実行中に並列処理により表示する表示手段と、
    並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に複数記憶された電子画像データのうち、少なくとも1以上の前記電子画像データを間引いて表示する複数の間引き形式のうち、ユーザから選択された間引き形式を設定する間引き形式設定手段として機能させ、
    前記表示手段は、前記間引き形式設定手段によって設定された間引き形式に従って、並列処理することにより前記電子画像データ記憶手段に複数記憶された電子画像データを間引いて表示することを特徴とするコンピュータに読み取り実行可能なプログラム。
  9. 請求項7に記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023074184A1 (ja) * 2021-10-28 2023-05-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 アノテーション支援システム及びそれを利用した外観検査用モデルの学習支援システム

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