JP2012106515A - ロケット誘導計算装置、ロケット誘導システム、ロケット、ロケット誘導計算プログラムおよびロケット誘導計算装置のロケット誘導計算方法 - Google Patents

ロケット誘導計算装置、ロケット誘導システム、ロケット、ロケット誘導計算プログラムおよびロケット誘導計算装置のロケット誘導計算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】推力カットオフ機能を持たない固体ロケットを高い精度で誘導できるようにすることを目的とする。
【解決手段】予測状態量算出部120は、速度ベクトルV、位置ベクトルRおよび予測プロファイル191に基づいてロケットの予測状態量193を算出する。要求状態量算出部130は、目標軌道情報192と予測プロファイル191とに基づいてロケットの要求状態量194を算出する。推力方向決定部140は、予測状態量193と要求状態量194との状態量誤差に基づいてステアリング係数の更新量を算出する。推力方向決定部140は、ステアリング係数の更新量に基づいてステアリング係数を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロケットを誘導するためのロケット誘導計算装置、ロケット誘導システム、ロケット、ロケット誘導計算プログラムおよびロケット誘導計算装置のロケット誘導計算方法に関するものである。
各国では、飛行機などにロケットを搭載して空中でロケットを発射する「空中発射システム」の開発が進められている。
空中発射システムは、ロケットを地上から発射する「地上発射システム」に比べて発射地点の自由度が高いためである。
ロケットの種類には、液体燃料を推進剤として用いる液体ロケット(液体燃料ロケットともいう)や、固体燃料を推進剤として用いる固体ロケット(固体燃料ロケットともいう)が存在する。
液体ロケットは、液体燃料を推進剤として用いるため、燃焼室への液体燃料の流量を調整することにより、液体燃料の燃焼量を調整することができる。つまり、液体ロケットは、推進剤の燃焼を止めて推力をなくす「推力カットオフ機能」を持つ。
しかし、液体燃料を燃焼室へ流すためのポンプや配管などによって液体ロケットの構造は複雑化するため、液体ロケットを小型化することは困難である。
このため、液体ロケットは、空中発射ロケットには不向きである。
一方、固体ロケットは、固体燃料を推進剤として用いるため、ポンプや配管などの複雑な構造を必要とせず、小型化が可能である。
このため、各国では、固体ロケットを空中発射ロケットとして使用することが検討されている。
但し、固体ロケットの推力は固体燃料が燃焼し終わるまで停止できない。つまり、固体ロケットは推力カットオフ機能を持たない。
このため、推力カットオフ機能を利用して液体ロケットを誘導する従来の誘導技術では、固体ロケットを高い精度で誘導することができない。
特開昭62−275899号公報 特開平10−267597号公報
Arthur E.Bryson,Jr.,Yu−Chi Ho,"Applied Optimal Control OPTIMIZATION,ESTIMATION,AND CONTROL",Hemisphere Publishing Corporation
本発明は、例えば、推力カットオフ機能を持たない固体ロケットを高い精度で誘導できるようにすることを目的とする。
本発明のロケット誘導計算装置は、
ロケットのピッチ角を求める時間変数の2次式を2次タンジェント則として定義し、2次タンジェント則に含まれる係数をロケットのピッチ角を求めるためのステアリング係数として算出するステアリング係数算出部を備える。
前記ロケット誘導計算装置は、さらに、
ロケットの現時点の速度ベクトルと、ロケットの現時点の位置ベクトルと、ロケットを点火してからの経過時間とロケットの推力加速度の予測値との関係を示す予測プロファイルと、ロケット燃焼終了までの予測時間とに基づいて、燃焼終了時点でのロケットの速度成分の予測値と、燃焼終了時点でのロケットの位置成分の予測値とを予測状態量として算出する予測状態量算出部と、
ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの速度成分の目標値と、ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの位置成分の目標値とを要求状態量として記憶する要求状態量記憶部とを備え、
前記ステアリング係数算出部は、前記予測状態量算出部により算出された予測状態量と前記要求状態量記憶部に記憶された要求状態量との差を状態量誤差として算出し、算出した状態量誤差に基づいて前記ステアリング係数の更新量を算出し、算出した更新量に基づいて新たなステアリング係数を算出する。
本発明のロケット誘導システムは、
前記ロケット誘導計算装置と、
ロケットの現時点の速度ベクトルと、ロケットの現時点の位置ベクトルと、ロケットの現時点の非重力加速度ベクトルとを航法計算によって算出する航法計算装置と、
前記ロケット誘導計算装置により算出されたステアリング係数から計算されるロケットのピッチ角に従ってロケットの推力加速度の向きを制御する機体制御装置とを備える。
前記非重力加速度ベクトルは推力加速度ベクトルである。
本発明のロケットは、前記ロケット誘導システムを搭載する。
本発明のロケット誘導プログラムは、
ロケットのピッチ角を求める時間変数の2次式を2次タンジェント則として定義し、2次タンジェント則に含まれる係数をロケットのピッチ角を求めるためのステアリング係数として算出するステアリング係数算出処理
をコンピュータに実行させる。
前記ロケット誘導計算プログラムは、さらに、
ロケットの現時点の速度ベクトルと、ロケットの現時点の位置ベクトルと、ロケットを点火してからの経過時間とロケットの推力加速度の予測値との関係を示す予測プロファイルと、ロケット燃焼終了までの予測時間とに基づいて、燃焼終了時点でのロケットの速度成分の予測値と、燃焼終了時点でのロケットの位置成分の予測値とを予測状態量として算出する予測状態量算出処理とをコンピュータに実行させ、
前記ステアリング係数算出処理は、ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの速度成分の目標値と、ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの位置成分の目標値とを要求状態量として記憶する要求状態量記憶部から前記要求状態量を入力し、前記予測状態量算出部により算出された予測状態量と前記要求状態量記憶部から入力した要求状態量との差を状態量誤差として算出し、算出した状態量誤差に基づいて前記ステアリング係数の更新量を算出し、算出した更新量に基づいて新たなステアリング係数を算出する。
本発明のロケット誘導計算装置のロケット誘導計算方法は、
ロケットのピッチ角を求める時間変数の2次式を2次タンジェント則として定義し、2次タンジェント則に含まれる係数をロケットのピッチ角を求めるためのステアリング係数として算出する。
本発明によれば、例えば、推力カットオフ機能を持たない固体ロケットを高い精度で誘導することができる。
実施の形態1におけるロケット誘導システム200の構成図。 実施の形態1におけるロケット誘導計算装置100のハードウェア資源の一例を示す図。 実施の形態1におけるノミナルプロファイルと2次多項式近似とのtanθの関係を示すグラフ。 実施の形態1における運動方程式の動座標系XYZを示す図。 実施の形態1における運動方程式の動座標系XYZを示す図。 実施の形態1におけるロケット誘導方法を示すフローチャート。 実施の形態1におけるシミュレーション装置300を示す図。 実施の形態1におけるシミュレーション結果(目標軌道:近地点高度)を示すグラフ。 実施の形態1におけるシミュレーション結果(目標軌道:遠地点高度)を示すグラフ。
実施の形態1.
ロケットを目標軌道に誘導するロケット誘導システムについて説明する。
このロケット誘導システムは、推力カットオフ機能を持たない固体ロケットに特に有効である。
図1は、実施の形態1におけるロケット誘導システム200の構成図である。
実施の形態1におけるロケット誘導システム200の構成について、図1に基づいて説明する。
ロケット誘導システム200は、ロケット誘導計算装置100、航法計算装置210および機体制御装置220を備える。
ロケット誘導システム200は、ロケット(誘導対象の対象ロケット)に搭載され、ロケットを目標軌道に誘導する。
航法計算装置210は、ロケットの現時点の位置ベクトルRと、ロケットの現時点の速度ベクトルVと、ロケットの現時点の推力加速度ベクトルaとを航法計算によって算出する。
機体制御装置220は、ロケット誘導計算装置100により決定されたステアリング係数から計算されるロケットのピッチ角θに従ってロケットの推力加速度の向きを制御する。
ロケット誘導計算装置100は、2次タンジェント則に基づいて、ロケットを目標軌道に誘導するためにロケットのピッチ角θを決定する装置である。
2次タンジェント則は、ロケットのピッチ角θを求める式として定義された時間変数tの2次式である。
ロケット誘導計算装置100は、推力加速度予測部110、予測状態量算出部120、要求状態量算出部130、推力方向決定部140および誘導計算記憶部190を備える。
誘導計算記憶部190(要求状態量記憶部の一例)は、ロケット誘導計算装置100で使用される各種データを記憶する。
予測プロファイル191、目標軌道情報192、予測状態量193または要求状態量194は、誘導計算記憶部190に記憶されるデータの一例である。
予測プロファイル191は、ロケットを点火してからの経過時間とロケットの推力加速度の予測値との関係を示すデータである。
目標軌道情報192は、目標軌道を示す情報である。
予測状態量193は、予測状態量算出部120により算出されるロケットの状態量の予測値である。
要求状態量194は、要求状態量算出部130により算出されるロケットの状態量の目標値である。
推力加速度予測部110は、ロケットの現時点の推力加速度ベクトルaなどに基づいて予測プロファイル191を更新する。
予測状態量算出部120は、ロケットの現時点の速度ベクトルVと、ロケットの現時点の位置ベクトルRと、予測プロファイル191とに基づいて、燃焼終了時点でのロケットの速度成分の予測値と、燃焼終了時点でのロケットの位置成分の予測値とを予測状態量193として算出する。
要求状態量算出部130は、ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの速度成分の目標値と、ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの位置成分の目標値とを要求状態量194として予測プロファイル191と目標軌道情報192とに基づいて算出する。
推力方向決定部140(ステアリング係数算出部の一例)は、2次タンジェント則101に含まれる係数をロケットのピッチ角θを算出するためのステアリング係数として算出する。
2次タンジェント則101は、ピッチ角θのタンジェントが時間変数tの2次式で表される。
ステアリング係数とは、2次タンジェント則101に含まれる係数A、B、Cのことである。
具体的に、推力方向決定部140は、予測状態量193と要求状態量194との差を状態量誤差として算出する。
推力方向決定部140は、状態量誤差に基づいてステアリング係数の更新量を算出する。
推力方向決定部140は、ステアリング係数の更新量に基づいて新たなステアリング係数を算出する。
図2は、実施の形態1におけるロケット誘導計算装置100のハードウェア資源の一例を示す図である。
図2において、ロケット誘導計算装置100は、CPU911(Central Processing Unit)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。通信ボード915は、有線または無線でネットワークに接続している。
ROMまたはRAMには、OS(オペレーティングシステム)、プログラム群、ファイル群が記憶されている。
プログラム群には、実施の形態において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが含まれる。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」としてコンピュータを機能させるものであり、また「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
ファイル群には、実施の形態において説明する「〜部」で使用される各種データ(入力、出力、判定結果、計算結果、処理結果など)が含まれる。
実施の形態において構成図およびフローチャートに含まれている矢印は主としてデータや信号の入出力を示す。
実施の形態において「〜部」として説明するものは「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ファームウェア、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせのいずれで実装されても構わない。
航法計算装置210や機体制御装置220は、ロケット誘導計算装置100と同様に、CPUやメモリなどのハードウェアを備え、ハードウェアを用いて動作する。
次に、実施の形態1におけるロケットのタンジェント則(2次タンジェント則101)について説明する。
ロケットのタンジェント則とは、ロケットのピッチ角θのタンジェントと時間変数tとの関係式である。
「重力と遠心力との和が一定である」と仮定した場合、以下の双線形タンジェント則(1)が得られる。
双線形タンジェント則の導出方法については、非特許文献1の59−61ページに開示されている。
Figure 2012106515
双線形タンジェント則(1)から接線方向の距離制約を除くことで線形タンジェント則が導出される。
Figure 2012106515
ここで、推力カットオフ機能を持たないロケットにおいて、制御変数を追加するために時間の2次項を付加する。
Figure 2012106515
実施の形態1において、上記式(3)を「2次タンジェント則101」と呼ぶ。
また、2次タンジェント則(3)の0次項の係数「A」、1次項の係数「B」および2次項の係数「C」を「ステアリング係数」と呼ぶ。
特に、係数「A」を「0次ステアリング係数」、係数「B」を「1次ステアリング係数」、係数「C」を「2次ステアリング係数」と呼ぶ。
図3は、実施の形態1におけるノミナルプロファイルと2次多項式近似とのtanθの関係を示すグラフである。
図3に示すように、2次多項式近似は、ある固体ロケットでのノミナルプロファイルのtanθに十分に近似した値を示す。
次に、ロケット誘導方法の前提条件となる「運動方程式」について説明する。
図4、5は、実施の形態1における運動方程式の動座標系XYZを示す図である。
実施の形態1における運動方程式の動座標系XYZについて、図4、5に基づいて説明する。
図4に示すように、運動方程式の動座標系XYZは、ロケットが位置する地点を座標中心(原点)とする座標系である(座標軸Yは図示省略)。
「a」は、ロケットの推力加速度ベクトルを示している。
「θ」は、ロケットのピッチ角を示している。
図5に示すように、X軸は接線方向を示し、Y軸は角運動量方向を示し、Z軸は軌道半径方向を示す。
接線方向(X軸)は、「(位置ベクトル×速度ベクトル)×位置ベクトル」(「×」は外積を表す)で定義される方向である。但し、「位置ベクトル」「速度ベクトル」は、地球の中心O(図4参照)を原点にして表したベクトルである。
以下、地球の中心Oを原点とする座標系を「慣性座標系」という。
軌道半径方向(Z軸)は、慣性座標系の位置ベクトルの向きに相当する。
角運動量方向(Y軸)は、接線方向(X軸)と軌道半径方向(Z軸)とに対して垂直な方向であり、「位置ベクトル×速度ベクトル」で定義される。
図4、5に示した動座標系XYZにおいて、以下の運動方程式(4)が成り立つ。
Figure 2012106515
また、「重力と遠心力との和が一定である」という上記の双線形タンジェント則(1)と線形タンジェント則(2)の仮定は、以下の関係式(5)で表される。
関係式(5)の左辺において、第1項が重力を表し、第2項が遠心力を表している。
Figure 2012106515
図6は、実施の形態1におけるロケット誘導方法を示すフローチャートである。
実施の形態1におけるロケット誘導方法の処理の流れについて、図6に基づいて説明する。
まず、ロケット誘導方法の概要について説明する。
航法計算装置210は、ロケットの推力加速度ベクトルa、速度ベクトルVおよび位置ベクトルRを算出する(S110:航法計算処理)。
ロケット誘導計算装置100の各「〜部」は、以下の処理を実行する。
推力加速度予測部110は、ロケットの推力加速度ベクトルaなどに基づいて、推力加速度の予測プロファイル191を更新する(S120:予測プロファイル更新処理)。
予測状態量算出部120は、速度ベクトルV、位置ベクトルRおよび予測プロファイル191に基づいてロケットの予測状態量193を算出する(S130:予測状態量算出処理)。
要求状態量算出部130は、目標軌道情報192と予測プロファイル191とに基づいてロケットの要求状態量194を算出する(S140:要求状態量算出処理)。
推力方向決定部140は、予測状態量193と要求状態量194との状態量誤差に基づいてステアリング係数の更新量を算出する(S150:状態量誤差算出処理、更新量算出処理)。
推力方向決定部140は、ステアリング係数の更新量に基づいてステアリング係数を更新する(S151:ステアリング係数算出処理)。
機体制御装置220は、ロケットの機体を制御して推力加速度の向きをピッチ角θに変更する(S160)。
ロケット誘導方法の処理(S110−S160)は、周期的に繰り返し実行される。
次に、ロケット誘導方法の詳細について説明する。
S110において、航法計算装置210は、現時点でのロケットの推力加速度ベクトルa、速度ベクトルVおよび位置ベクトルRを算出する。
例えば、航法計算装置210は、以下のように推力加速度ベクトルa、速度ベクトルVおよび位置ベクトルRを算出する。
航法計算装置210は、慣性計測装置(IMU)とも呼ばれる。
航法計算装置210はジャイロと加速度計とを備え、ジャイロはロケットの3軸方向(ロール角、ピッチ角、ヨー角)の角速度を動座標系(ロケット中心)で計測し、加速度計はロケットの3軸方向の加速度を動座標系で計測する。
航法計算装置210は、加速度計により計測された加速度を座標変換し、慣性座標系(地球中心)の加速度ベクトルaを算出する。
航法計算装置210は、一般的な慣性航法計算によって慣性座標系の速度ベクトルと位置ベクトルとを算出する。慣性航法計算において、航法計算装置210は、加速度と角速度とを積分して速度ベクトルを算出し、算出した速度ベクトルを積分して移動量ベクトルを算出し、算出した移動量ベクトルを前回の位置ベクトルに加算して現在の位置ベクトルを算出する。
航法計算装置210は、慣性航法計算により算出された速度ベクトルと位置ベクトルとを座標変換し、慣性座標系の速度ベクトルVと位置ベクトルRとを算出する。
S110の後、S120に進む。
S120において、ロケット誘導計算装置100の推力加速度予測部110は、航法計算装置210により算出された推力加速度ベクトルaなどを入力し、入力した推力加速度ベクトルaなどに基づいて推力加速度の予測プロファイル191を更新する。
予測プロファイル191は、ロケットの推力加速度(大きさ)の予測値を示す履歴データである。
つまり、予測プロファイル191は、ロケットを点火してから経過した経過時間とロケットの推力加速度の予測値との関係を示すデータである。
例えば、予測プロファイル191は、固体ロケットの固体燃料が燃焼し始めてから固体燃料が燃焼し終わるまでの各時刻とロケットの推力加速度の予測値との関係を示す。
S120の後、S130に進む。
S130において、予測状態量算出部120は、航法計算装置210により算出された位置ベクトルRと速度ベクトルVとを入力し、S120で更新された予測プロファイル191を入力する。
予測状態量算出部120は、入力した位置ベクトルRと速度ベクトルVと予測プロファイル191とに基づいて、予測カットオフ時刻でのロケットの予測状態量193を以下のように算出する。
予測カットオフ時刻は、推力加速度がゼロになる時刻として予測プロファイル191に示される時刻である。
予測状態量算出部120は、位置ベクトルRと速度ベクトルVとを動座標系に座標変換する。
予測状態量算出部120は、座標変換して得られた位置ベクトルと速度ベクトルとを初期値として上記の運動方程式(4)を積分する。
上記の運動方程式(4)を積分することにより、燃焼終了時点でのロケットの軌道半径変化率z’(zの上部に1つの点)(以下同様)の予測値と軌道半径zの予測値と接線方向速度x’の予測値とを算出することができる。
軌道半径変化率z’はロケットの速度成分(z方向の速度)を示し、軌道半径zはロケットの位置成分(z方向の位置)を示し、接線方向速度x’はロケットの速度成分(x方向の速度)を示す。
以下、軌道半径変化率z’と軌道半径zと接線方向速度x’とを「ロケットの状態量」という。
また、S130で算出された軌道半径変化率z’の予測値と軌道半径zの予測値と接線方向速度x’の予測値とを「予測状態量193」という。
S130の後、S140に進む。
S140において、要求状態量算出部130は、目標軌道情報192と予測プロファイル191とに基づいて要求状態量194を算出する。目標軌道と推力加速度とに応じて、ロケットの誘導に要求されるロケットの状態量(要求状態量194)が定まるからである。
例えば、要求状態量算出部130は、目標軌道と推力加速度と状態量との関係を表す所定の関係式を計算して要求状態量194を算出する。
要求状態量194は、軌道半径変化率z’の目標値と、軌道半径zの目標値と、接線方向速度x’の目標値とを含む。
S140の後、S150に進む。
S150において、推力方向決定部140は、予測状態量193と要求状態量194との差を状態量誤差として算出する。
推力方向決定部140は、算出した状態量誤差と所定の感度行列とを用いて以下の式(6)を計算し、ステアリング係数の更新量を算出する。
式(6)の左辺のベクトルは、ステアリング係数の更新量を示すベクトルである。
また、右辺左側の行列は「感度行列」であり、右辺右側のベクトルは「状態量誤差」を示すベクトルである。
感度行列の各要素「∂α/∂β」は、ステアリング係数を含んだ状態量αの関係式をステアリング係数βで偏微分して得られる導関数を意味する。導関数は、現在のステアリング係数A、B、Cが代入され、積分される。
Figure 2012106515
S150の後、S151に進む。
S151において、推力方向決定部140は、現在のステアリング係数(前回算出したステアリング係数)にS151で算出したステアリング係数の更新量を加算してステアリング係数を更新する。
つまり、推力方向決定部140は、以下の式(7)を計算して新たなステアリング係数を算出する。
式(7)において、「A」「B」「C」は新たなステアリング係数を示し、「A」「B」「C」は現在のステアリング係数を示し、「δA」「δB」「δC」はステアリング係数の更新量を示す。
Figure 2012106515
S160において、機体制御装置220は、S152で算出されたステアリング係数「A」「B」「C」をロケット誘導計算装置100から入力する。
機体制御装置220は、ロケットの推力加速度ベクトルaのピッチ角(ロケットの姿勢)がロケット誘導計算装置100から入力したステアリング係数から計算されるピッチ角θになるようにロケットの機体を制御する。
S160の後、S110に戻る。
次に、実施の形態1におけるロケット誘導方法(図6参照)の効果について説明する。
従来、液体燃料を用いる液体ロケットを誘導するために「線形タンジェント則」または「線形サイン則」が用いられていた。
線形タンジェント則(8−1)、線形サイン則(8−2)を以下に示す。
以下の通り、線形タンジェント則(8−1)および線形サイン則(8−2)は、時間変数tの1次式である。
Figure 2012106515
線形タンジェント則(8−1)は、以下のように前述の双線形タンジェント則(1)に基づいた式である。
双線形タンジェント則(1)は、軌道半径zと軌道半径変化率z’と接線方向距離xと接線方向速度x’とを境界条件として、境界条件とステアリング係数Cとの所定の関係に基づいた式である。
ここで、双線形タンジェント則(1)の境界条件から接線方向距離xを除くことにより、線形タンジェント則(8−1)が導出される。
線形タンジェント則(8−1)の導出方法は、非特許文献1の60−61ページに開示されている。
線形サイン則(8−2)は、「ピッチ角θが微小である」と仮定して線形タンジェント則(8−1)を変形した式である。
液体ロケットは、液体燃料の燃焼を停止することにより、推力加速度がゼロになる「カットオフ時刻」を制御することができる。
また、カットオフ時刻を制御することにより、接線方向速度x’を制御することができる。
そして、残りの境界条件である軌道半径zと軌道半径変化率z’とを制御するためには、2つのステアリング係数C、Cが得られれば十分である。
しかし、2つのステアリング係数C、Cでは、3つの境界条件「軌道半径z」「軌道半径変化率z’」「接線方向速度x’」を十分に制御することができない。
一方、固体ロケットは、固体燃料が燃焼し終わるまで推力加速度がゼロにならないため、「カットオフ時刻」を制御することができない。
つまり、カットオフ時刻を制御して接線方向速度x’を制御することができず、ステアリング係数を2つしか持たない線形タンジェント則(8−1)では、固体ロケットを高い精度で誘導することができない。
そこで、実施の形態1では、3つのステアリング係数A、B、Cを持つ2次タンジェント則101(式(3)参照)を用いることにより、固体ロケットを高い精度で誘導する。
図7は、実施の形態1におけるシミュレーション装置300を示す図である。
図8は、実施の形態1におけるシミュレーション結果(目標軌道:近地点高度)を示すグラフである。
図9は、実施の形態1におけるシミュレーション結果(目標軌道:遠地点高度)を示すグラフである。
図7に示すシミュレーション装置300を用いて実施の形態1のロケット誘導方法(図6参照)をシミュレーションした結果について、図8、9に示す。
図7に示すように、シミュレーション装置300は、簡易ダイナミクスモデル演算部310と誘導ロジック演算部320とシミュレーション結果出力部330とを備える。
簡易ダイナミクスモデル演算部310は、航法計算装置210と機体制御装置220とをシミュレーションする(図1参照)。
誘導ロジック演算部320は、2次タンジェント則101(式(3)参照)を用いるロケット誘導計算装置100(図1参照)をシミュレーションする。
また、誘導ロジック演算部320は、線形タンジェント則(8−1)を用いる従来のロケット誘導計算装置をシミュレーションする。
シミュレーション結果出力部330は、簡易ダイナミクスモデル演算部310や誘導ロジック演算部320のシミュレーション結果を出力する。
例えば、簡易ダイナミクスモデル演算部310、誘導ロジック演算部320およびシミュレーション結果出力部330は「Matlab/Simulinkプログラム」で実装することができる。
シミュレーション装置300はロケット誘導計算装置100(図2参照)と同様にCPUやメモリなどのハードウェアを備え、シミュレーション装置300の各「〜部」はハードウェアによって動作する。
例えば、シミュレーション結果出力部330は、シミュレーション結果をグラフ化(図8、図9)して表示装置に表示する。
図8は、目標軌道の近地点高度に対するシミュレーション結果の相対誤差(目標軌道からのずれ量)を示し、図9は、目標軌道の遠地点高度に対するシミュレーション結果の相対誤差を示している。棒グラフが低いほど、目標軌道からのずれは小さい。
図8、9において、「ノミナル」は想定した推力および比推力に誤差を与えない場合のシミュレーション結果を示し、「推力誤差」は推力に3%アップの誤差を与えた場合のシミュレーション結果を示し、「比推力誤差」は比推力に1%アップの誤差を与えた場合のシミュレーション結果を示す。
(L)は従来の線形タンジェント則を用いた場合のシミュレーション結果を示し、(Q)は実施の形態1の2次タンジェント則を用いた場合のシミュレーション結果を示す。
また、(Q’)は推力加速度を7%アップさせて2次タンジェント則を用いた場合のシミュレーション結果を示す。
図8、9に示すように、2次タンジェント則を用いた場合(Q、Q’)、従来の線形タンジェント則を用いた場合(L)に比べて、固体ロケットを高い精度で誘導することができる。
100 ロケット誘導計算装置、101 2次タンジェント則、110 推力加速度予測部、120 予測状態量算出部、130 要求状態量算出部、140 推力方向決定部、190 誘導計算記憶部、191 予測プロファイル、192 目標軌道情報、193 予測状態量、194 要求状態量、200 ロケット誘導システム、210 航法計算装置、220 機体制御装置、300 シミュレーション装置、310 簡易ダイナミクスモデル演算部、320 誘導ロジック演算部、330 シミュレーション結果出力部、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード。

Claims (8)

  1. ロケットのピッチ角を求める時間変数の2次式を2次タンジェント則として定義し、2次タンジェント則に含まれる係数をロケットのピッチ角を求めるためのステアリング係数として算出するステアリング係数算出部
    を備えたことを特徴とするロケット誘導計算装置。
  2. 前記ロケット誘導計算装置は、さらに、
    ロケットの現時点の速度ベクトルと、ロケットの現時点の位置ベクトルと、ロケットを点火してからの経過時間とロケットの推力加速度の予測値との関係を示す予測プロファイルと、ロケット燃焼終了までの予測時間とに基づいて、燃焼終了時点でのロケットの速度成分の予測値と、燃焼終了時点でのロケットの位置成分の予測値とを予測状態量として算出する予測状態量算出部と、
    ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの速度成分の目標値と、ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの位置成分の目標値とを要求状態量として記憶する要求状態量記憶部とを備え、
    前記ステアリング係数算出部は、前記予測状態量算出部により算出された予測状態量と前記要求状態量記憶部に記憶された要求状態量との差を状態量誤差として算出し、算出した状態量誤差に基づいて前記ステアリング係数の更新量を算出し、算出した更新量に基づいて新たなステアリング係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載のロケット誘導計算装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のロケット誘導計算装置と、
    ロケットの現時点の速度ベクトルと、ロケットの現時点の位置ベクトルと、ロケットの現時点の非重力加速度ベクトルとを航法計算によって算出する航法計算装置と、
    前記ロケット誘導計算装置により算出されたステアリング係数から計算されるロケットのピッチ角に従ってロケットの推力加速度の向きを制御する機体制御装置と
    を備えたことを特徴とするロケット誘導システム。
  4. 前記非重力加速度ベクトルは推力加速度ベクトルであることを特徴とする請求項3記載のロケット誘導システム。
  5. 請求項3または請求項4記載のロケット誘導システムを搭載したロケット。
  6. ロケットのピッチ角を求める時間変数の2次式を2次タンジェント則として定義し、2次タンジェント則に含まれる係数をロケットのピッチ角を求めるためのステアリング係数として算出するステアリング係数算出処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とするロケット誘導計算プログラム。
  7. 前記ロケット誘導計算プログラムは、さらに、
    ロケットの現時点の速度ベクトルと、ロケットの現時点の位置ベクトルと、ロケットを点火してからの経過時間とロケットの推力加速度の予測値との関係を示す予測プロファイルと、ロケット燃焼終了までの予測時間とに基づいて、燃焼終了時点でのロケットの速度成分の予測値と、燃焼終了時点でのロケットの位置成分の予測値とを予測状態量として算出する予測状態量算出処理とをコンピュータに実行させ、
    前記ステアリング係数算出処理は、ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの速度成分の目標値と、ロケットが目標軌道を飛行した場合の燃焼終了時点でのロケットの位置成分の目標値とを要求状態量として記憶する要求状態量記憶部から前記要求状態量を入力し、前記予測状態量算出部により算出された予測状態量と前記要求状態量記憶部から入力した要求状態量との差を状態量誤差として算出し、算出した状態量誤差に基づいて前記ステアリング係数の更新量を算出し、算出した更新量に基づいて新たなステアリング係数を算出する処理である
    ことを特徴とする請求項6記載のロケット誘導計算プログラム。
  8. ロケットのピッチ角を求める時間変数の2次式を2次タンジェント則として定義し、2次タンジェント則に含まれる係数をロケットのピッチ角を求めるためのステアリング係数として算出する
    ことを特徴とするロケット誘導計算装置のロケット誘導計算方法。
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