JP2012095491A - Ipmモータ - Google Patents

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健 武田
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Abstract

【課題】回生又は力行の一方の性能の改善効果を大きくして、回生又は力行のトルク性能を維持しつつ、弱め磁界制御における電流消費を低減することが可能なIPMモータを提供する。
【解決手段】IPMモータ1において、ロータ20の複数の突極部21aの間に形成された磁石配列部21bに、磁化方向がロータ20の中心からの略々放射方向Ra,RbとなるN極主磁石22N及びS極主磁石22Sと、それら主磁石の磁力を補助するN極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sとを埋設し、周方向の一方側に向かって順に、突極部21a、N極主磁石22N又はS極主磁石22S、N極補助磁石23N又はS極補助磁石23Sとなるように配列する。磁束の非対称性に富む構成となり、回生又は力行の一方のトルク性能を維持しつつ、かつ磁石トルクが小さくなるため、弱め磁界制御における電流消費が低減される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータに磁石が埋設されたIPMモータ(埋込磁石内臓型同期モータ)に係り、詳しくは、例えばハイブリッド車両、EV車両等に用いられて、高回転時に弱め磁界制御を行うIPMモータに関する。
従来、モータの構造の一形態として、ロータの磁性体に磁石を埋め込んで構成した埋込磁石内臓型同期モータ、いわゆるIPM(inteior permanent magnet)モータが種々提案されている。このようなIPMモータを、例えばパラレル式やシリーズ式のハイブリッド車両用モータに用いる場合、主に回生に用いるモータ(回生主体のモータ)と主に力行に用いるモータ(力行主体のモータ)とに大別することができる場合がある。このような場合、回生と力行とのうちの一方側の特性が犠牲になるものの、回生と力行とのうちの他方側の特性を改善することが考えられ、その手法として、ロータに埋め込む磁石を周方向に対して非対称に配置することが提案されている(特許文献1、特に図10参照)。
特開2009−50153号公報
しかしながら、上記特許文献1のものは、例えば図10に示すように、ロータ220における一対の磁石222Na及び222Nb、222Sa及び222Sbの角度を僅かに変更して非対称とするものであるが、図11に示すように、磁性体が磁石222Naと磁石222Nbとの間や磁石222Saと磁石222Sbとの間における外周側に厚く存在し、その部分で磁束が平準化されている。また、一対の磁石222Na及び222Nb、222Sa及び222Sbの双方からステータ10に対して磁束線が出ており、ステータ10側では略々対称となっている。そのため、非対称性に乏しく、回生又は力行の性能として僅かしか改善されてなく、改善効果が乏しい。
また、一般にIPMモータにあっては、高回転時に磁石による逆起電力が発生するという問題があり、その逆起電力を打ち消すためにステータ巻線に弱い電力を印加して、いわゆる弱め界磁を発生させることで無負荷状態を作り出す制御を行っているが、この弱め磁界制御は、電力損失の増加、モータ発熱等の原因となる。この弱め磁界制御における電力消費を低減するためには、磁石トルク(逆起電圧定数)を小さくすることが考えられるが、単に磁石の磁力を弱めると、モータトルク(磁石トルクとリラクタンストルクとの合計トルク)が低下してしまうという問題がある。
上記特許文献1のものでは、ロータにおける一対の磁石の角度を僅かに変更しただけであり、特に磁石トルク(磁石の磁力)の低下を図らなければ、高回転時における逆起電力があまり変わらないため、弱め磁界制御による電力損失の増加、モータ発熱等は、あまり改善されないという問題がある。
そこで本発明は、回生又は力行の一方の性能の改善効果を大きくして、回生又は力行のトルク性能を維持しつつ、弱め磁界制御における電流消費を大幅に低減することが可能なIPMモータを提供することを目的とするものである。
本発明は(例えば図1乃至図6、図13乃至図27参照)、ステータ巻線(12)が巻回されたステータ(10)と、前記ステータ(10)の内周側に配置されると共に、磁性体(21)に複数の磁石(22N,23N,22S,23S)が埋設されて構成されたロータ(20)と、を備えたIPMモータ(1)において、
前記磁性体(21)は、前記ステータ(10)に対向する前記ロータ(20)の表面近傍まで突出すると共に周方向の均等な位置に配置される複数の突極部(21a)を有し、かつ、それら複数の突極部(21a)のそれぞれの間に前記複数の磁石(22N,23N,22S,23S)の2個以上がそれぞれ配列される複数の磁石配列部(21b)が形成されてなり、
前記磁石配列部(21b)に配列される2個以上の磁石(例えば22N及び23N、又は22S及び23S)は、磁化方向が前記ロータ(20)の中心からの略々放射方向(Ra,Rb)となる主磁石(22N,22S)と、周方向の一方側から前記主磁石(22N,22S)の側面に接して該主磁石(22N,22S)の磁力を補助する1個以上の補助磁石(23N,23S)と、からなり、
前記ロータ(20)は、前記ステータ(10)に対向する表面近傍にあって、周方向の一方側に向かって順に、前記磁性体の突極部(21a)、前記主磁石(22N,22S)、前記補助磁石(23N,23S)となるように配列されたことを特徴とする。
なお、「略々放射方向」とは、勿論厳密にロータの中心からの放射方向に一致した角度を含むものでありながら、例えばその角度から10度程度傾斜したものであっても本発明の効果として略々影響がないので、その程度の誤差を含む概念である。
また、本発明は(例えば図1、図4、図17、図18、図20、図22参照)、前記主磁石(22N,22S)に接する側と反対側の端部に位置する前記補助磁石(例えば23Na,23Sa)は、磁化方向が前記放射方向(Ra,Rb)と略々直交する方向(Ca,Cb)であることを特徴とする。
なお、「略々直交する方向」とは、勿論厳密に放射方向に直交する方向(ロータの接線方向)と一致した角度を含むものでありながら、例えばその角度から10度程度傾斜したものであっても本発明の効果として略々影響がないので、その程度の誤差を含む概念である。
さらに、本発明は(例えば図4、図17、図18、図20、図22参照)、前記補助磁石は、2個以上からなり、
前記主磁石(22N,22S)に近い前記補助磁石(例えば23Nb,23Sb,23Nc,23Sc,・・・)ほど、その磁化方向が放射方向(Ra,Rb)に近づく方向ように設定されたことを特徴とする。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、ロータの磁石配列部に配列される2個以上の磁石を、磁化方向がロータの中心からの略々放射方向となる主磁石と、周方向の一方側から主磁石の側面に接して該主磁石の磁力を補助する1個以上の補助磁石とで構成し、ロータのステータに対向する表面近傍にあって、周方向の一方側に向かって順に、磁性体の突極部、主磁石、補助磁石となるように配列したので、磁束の非対称性に富む構成にすることができ、回生又は力行の一方の性能の改善効果を大きくして、回生又は力行のトルク性能を維持することができるものでありながら、主磁石を例えば2個から1個に減らして、その1個を補助磁石として用いることで、磁石トルク(逆起電圧定数)を小さくすることができ、弱め磁界制御における電流消費を大幅に低減することができる。
請求項2に係る本発明によると、主磁石に接する側と反対側の端部に位置する補助磁石の磁化方向が放射方向と略々直交する方向であるので、補助磁石からステータに大きな磁力が生じることが無く、主磁石に向けて磁束線を集めることを可能とすることができる。これにより、磁束の非対称性に富む構成を可能にし、かつ磁石トルクを小さくすることを可能とすることができる。
請求項3に係る本発明によると、補助磁石が2個以上からなり、主磁石に近い補助磁石ほど、その磁化方向が放射方向に近づく方向ように設定したので、磁石内磁束線の分布を滑らかにすることができる。これにより、磁束の非対称性に富む構成を確保しつつ、中間の補助磁石の磁化方向が放射方向に近づく分、全体としてステータに作用する磁力を高めることを可能とすることができ、モータ(合成)トルクの向上も図ることができる。
実施例1に係るIPMモータを示す断面図。 実施例1に係るIPMモータの磁束線を示す解析図。 実施例1に係るIPMモータのギャップにおける磁束密度分布を示すグラフ。 実施例2に係るIPMモータを示す断面図。 実施例2に係るIPMモータの磁束線を示す解析図。 実施例2に係るIPMモータのギャップにおける磁束密度分布を示すグラフ。 参考例1に係るIPMモータを示す断面図。 参考例1に係るIPMモータの磁束線を示す解析図。 参考例1に係るIPMモータのギャップにおける磁束密度分布を示すグラフ。 参考例2に係るIPMモータを示す断面図。 参考例2に係るIPMモータの磁束線を示す解析図。 参考例2に係るIPMモータのギャップにおける磁束密度分布を示すグラフ。 参考例1,2及び実施例1,2の界磁角特性を示すグラフ。 合成トルク、磁石トルク、リラクタンストルクの関係を示すグラフ。 逆起電圧定数と弱め磁界制御領域との関係を示すグラフ。 参考例1,2及び実施例1,2の弱め磁界電流の大きさを示すグラフ。 実施例3に係るIPMモータを示す断面図。 実施例4に係るIPMモータを示す断面図。 実施例4に係るIPMモータの磁束線を示す一部拡大解析図。 実施例5に係るIPMモータを示す断面図。 実施例5に係るIPMモータの磁束線を示す一部拡大解析図。 突極部の角度を変更したIPMモータを示す断面図で、(a)は突極部が20度の図、(b)は突極部が40度の図、(c)は突極部が60度の図、(d)は突極部が80度の図、(e)は突極部が100度の図。 突極部の角度を変更した際の弱め磁界電流の大きさを示すグラフ。 突極部の角度を変更した際の界磁角特性を示すグラフ。 突極部の角度を変更した際の最大トルクを示すグラフ。 突極部の角度を変更した際の最大トルクと弱め磁界電流の大きさとの関係を示すグラフ。 各パラメータの大きさの関係を示す図。
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る第1の実施の形態を図1乃至図21に沿って説明する。なお、以下の第1の実施の形態の説明においては、まず、従来の参考例1,2を説明して比較しつつ、2つの実施例1,2を説明し、その後、実施例1,2の変形例である実施例3,4,5を説明する。
[参考例1]
図7に示すように、一般的な埋込磁石内臓型同期モータである参考例1のIPMモータ101は、大まかにステータ10とロータ120とを備えて構成されている。本参考例1のステータ10は、ステータコア11が環状ヨークを備えており、該ステータコア11の内周側には複数のスリット11aが形成され、それらスリット11aにはそれぞれステータ巻線12が巻回されている。
ロータ120は、磁性体からなるロータコア121が環状のロータ鉄心を備えており、矢印ω方向に回転制御される。ロータコア121には、一対のN極磁石122N,122N又は一対のS極磁石122S,122Sが、ロータ120の中心からの放射方向に対して均等な角度で傾斜した状態で埋設されている。なお、本明細書に添付した図面中において、磁石上に付した矢印は磁化方向を示しており、全てS極からN極に向く方向を示している。
このように構成された参考例1のIPMモータ101は、図8に示すように、一対のN極磁石122N,122N又は一対のS極磁石122S,122Sの中心を通る放射方向の軸線(例えばA,B,C線)に対して対象となる形状に構成されており、ステータ10とロータ120とに生じる磁束線も、それら軸線(例えばA,B,C線)に対して対象の形状で発生する。
図7及び図8に示すIPMモータ101にあって、軸線Bから軸線Cまでのステータ10とロータ120とのギャップ(隙間)に生じる磁束密度を、図9に示す。図9に示すように、軸線Aを中心として、ステータ10とロータ120とのギャップに生じる磁束密度が対象であることが分かり、つまり当該IPMモータ101によって力行制御や回生制御を行っても、力行トルクと回生トルクとが略々等しく生じ、両制御を行う必要性があるモータ特性として好適であることが分かる。
[参考例2]
図10に示すように、上記特許文献1で提案された参考例2のIPMモータ201は、参考例1のIPMモータ101の磁石の角度を変更したものである。具体的には、参考例1と同様のステータ10と、僅かに変更されたロータ220とを備えている。ロータ220は、同じくロータコア221が環状のロータ鉄心を備えており、ロータコア221には、一対のN極磁石222Na,222Nb又は一対のS極磁石222Sa,222Sbが埋設されている。このN極磁石222NaとS極磁石222Saとは、ロータ220の中心からの放射方向に対して僅かに傾斜された角度で埋設されており、N極磁石222NbとS極磁石222Sbとは、ロータ220の中心からの放射方向に対して大きく傾斜された角度で埋設されている。即ち、放射方向の軸線に対して磁石の角度が非対称となるように構成されている。
このように構成された参考例2のIPMモータ201は、図11に示すように、一対のN極磁石222Na,222Nb又は一対のS極磁石222Sa,122Sbの中心を通る放射方向の軸線(例えばA,B,C線)に対して非対象となる形状に構成されており、ステータ10とロータ220とに生じる磁束線も、それら軸線(例えばA,B,C線)に対して、僅かに非対象の形状で発生する。
しかしながら、図10及び図11に示すIPMモータ201にあって、軸線Bから軸線Cまでのステータ10とロータ220とのギャップ(隙間)に生じる磁束密度を、図12に示すと、軸線Aを中心として、ステータ10とロータ220とのギャップに生じる磁束密度が僅かに非対象(例えば22度と68度付近など)であるものの、参考例1の図9に比して、殆んど非対称性が生じていないことが分かる。従って、当該IPMモータ201によって力行制御や回生制御を行っても、特に力行トルクと回生トルクとに大きな差が生じることはなく、力行主体又は回生主体として用いるモータとして、大きな差異は生じないことが分かる。
[実施例1]
ついで、本発明に係る実施例1のIPMモータについて説明する。図1に示すように、実施例1の埋込磁石内臓型同期モータであるIPMモータ1は、詳しくは後述するように回生主体に用いられるモータであり、大まかにステータ10とロータ20とを備えて構成されている。本実施例1のステータ10は、ステータコア11が環状ヨークを備えており、該ステータコア11の内周側には複数のスリット11aが形成され、それらスリット11aにはそれぞれステータ巻線12が巻回されている。
ロータ20は、ロータコア(磁性体)21が環状のロータ鉄心を備えている。ロータコア21の外周側には、ステータ10に対向するロータ20の表面近傍まで突出して突極を構成する突極部21aが形成されている。突極部21aは、ロータ20の外周面における周方向の均等な位置に配置されており、これら突極部21a同士の間には、凹状に形成され、N極主磁石22N又はS極主磁石22SとN極補助磁石23N又はS極補助磁石23Sとが配置される磁石配列部21bが形成されている。
言い換えると、ロータコア21に形成された各磁石配列部21bには、主磁石と1個以上の補助磁石とのセットが配列されており、即ち本実施例1では、N極主磁石22NとN極補助磁石23Nとのセット、S極主磁石22SとS極補助磁石23Sとのセットが、周方向に交互に位置するように配置されている。N極補助磁石23Nは、N極主磁石22Nのロータ回転方向ωの前方側の側面に接するように配列され、また、S極補助磁石23Sも同様に、S極主磁石22Sのロータ回転方向ωの前方側の側面に接するように配列されている。従って、本IPMモータ1では、回転方向ωの前方側(一方側)に向かって、突極部21a、N極主磁石22N、N極補助磁石23N、突極部21a、S極主磁石22S、S極補助磁石23S、・・・の順に配列されている。
なお、磁石配列部21bに配列された主磁石及び補助磁石は、例えば接着剤等により固定することが考えられるが、遠心力等によって外れないように、ロータ20の外周全体を非磁性体(例えばステンレス材)の筒で覆うような構成であってもよい。
N極主磁石22N及びS極主磁石22Sの磁化方向は、ロータ20の中心から略々放射方向(例えば10度程度の誤差があってもよい)となっており、N極主磁石22NはN極を外周側に向けた矢印Raで示す磁化方向であり、S極主磁石22SはN極を内周側(S極を外周側)に向けた矢印Rbで示す磁化方向である。
N極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sの磁化方向は、ロータ20の中心から放射方向に略々直交する方向、即ちロータ20の略々接線方向(例えば10度程度の誤差があってもよい)となっており、N極補助磁石23NはN極をロータ回転方向ωの後方側に向けた矢印Caで示す磁化方向であり、S極補助磁石23SはN極をロータ回転方向ωの前方側(S極を後方側)に向けた矢印Cbで示す磁化方向である。
以上のように構成された実施例1のIPMモータ1は、図2に示すように、N極補助磁石23N又はS極補助磁石23SがN極主磁石22N又はS極主磁石22Sを補助する形の磁束線が形成されている。詳細には、ステータ10から放射方向の内側に向けてS極主磁石22Sに入った磁束線は、その略々半分がS極補助磁石23Sを通って周方向に通り、ロータコア21を通ってN極主磁石22Nの内側から放射方向の外側に向けて通り、ステータ10に入る。また、ステータ10から放射方向の内側に向けてS極主磁石22Sに入った磁束線うちの残りの略々半分は、ロータコア21を通ってN極補助磁石23Nに入り、周方向に通ってN極主磁石22Nに入り、そして、N極主磁石22Nから放射方向の外側に向けて通り、ステータ10に入る。
このようにN極補助磁石23NとS極補助磁石23Sと突極部21aとにおいて、磁束線は略々周方向であり、N極主磁石22NとS極主磁石22Sとの部分だけ、磁束線が放射方向となって、ステータ10との間で一巡する磁束線を構成する。つまり、軸線(例えばA,B,C線)に対して磁束線が非対象の形状で発生している。
従って、図1及び図2に示すIPMモータ1にあって、軸線Bから軸線Cまでのステータ10とロータ20とのギャップ(隙間)に生じる磁束密度を、図3に示すと、軸線Aを中心として、ステータ10とロータ20とのギャップに生じる磁束密度が非対象(特に0〜15度と75〜90度の間、30〜60度の間で非対称)となっており、参考例1及び参考例2の図9及び図12に比して、非対称性が大きく生じていることが分かる。なお、このIPMモータ1によって回生制御を行うと有利であることの詳細説明、つまり力行トルクに対して回生トルクが有利となることの詳細説明は、後述の図14の説明において詳述する。
[実施例2]
続いて、上記実施例1を一部変更した実施例2のIPMモータ1を説明する。なお、実施例1と同様な部分には、同符号を付して、その説明は省略する。本実施例2に係るIPMモータ1は、実施例1のIPMモータ1に比して(図1参照)、図4に示すように、N極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sを分割してそれぞれ2つの第1及び第2補助磁石で構成したものであり、言い換えると、ロータコア21の磁石配列部21bに、N極第1補助磁石23Na、N極第2補助磁石23Nb、N極主磁石22Nの3つの磁石、或いは、S極第1補助磁石23Sa、S極第2補助磁石23Sb、S極主磁石22Sの3つの磁石を、周方向に略々3等分の大きさで配列したものである。
N極主磁石22N及びS極主磁石22Sの磁化方向は、実施例1と同様であり、ロータ20の中心から略々放射方向(例えば10度程度の誤差があってもよい)となっており、N極主磁石22NはN極を外周側に向けた矢印Raで示す磁化方向であり、S極主磁石22SはN極を内周側(S極を外周側)に向けた矢印Rbで示す磁化方向である。
N極主磁石22N及びS極主磁石22Sに接する側と周方向の反対側の端部に位置するN極第1補助磁石23Na及びS極第1補助磁石23Saの磁化方向は、実施例1のN極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sと同様であり、ロータ20の中心から放射方向に略々直交する方向、即ちロータ20の略々接線方向(例えば10度程度の誤差があってもよい)となっており、N極第1補助磁石23NaはN極をロータ回転方向ωの後方側に向けた矢印Caで示す磁化方向であり、S極第1補助磁石23SaはN極をロータ回転方向ωの前方側(S極を後方側)に向けた矢印Cbで示す磁化方向である。
また、N極主磁石22N及びS極主磁石22SとN極第1補助磁石23Na及びS極第1補助磁石23Saとの間にそれぞれ位置するN極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sbの磁化方向は、N極主磁石22N及びS極主磁石22Sの磁化方向(ロータ20の中心から略々放射方向)と、N極第1補助磁石23Na及びS極第1補助磁石23Saの磁化方向(ロータ20の中心から放射方向に略々直交する方向)との中間となる角度(例えば放射方向に対して45度)の方向となっており、N極第2補助磁石23Nbは上記矢印Ca及び矢印Raの中間角度を成す矢印Iaで示す磁化方向であり、S極第2補助磁石23Sbは上記矢印Cb及び矢印Rbの中間角度を成す矢印Ibで示す磁化方向である。
以上のように構成された実施例2のIPMモータ1は、図5に示すように、N極第1補助磁石23Na及びN極第2補助磁石23NbがN極主磁石22Nを補助する形で、かつS極第1補助磁石23Sa及びS極第2補助磁石23SbがS極主磁石22Sを補助する形で、それぞれ磁束線が形成されている。詳細には、ステータ10から放射方向の内側に向けてS極主磁石22Sに入った磁束線は、その略々半分がS極第2補助磁石23SbからS極第1補助磁石23Sa(つまりS極補助磁石23Sのセット)を通って周方向に通り、ロータコア21を通ってN極主磁石22Nの内側(一部がN極第2補助磁石23Nbの内側)から放射方向の外側に向けて通り、ステータ10に入る。また、ステータ10から放射方向の内側に向けてS極主磁石22Sに入った磁束線うちの残りの略々半分は、ロータコア21を通ってN極第1補助磁石23NaからN極第2補助磁石23Nb(つまりN極補助磁石23Nのセット)を周方向に通ってN極主磁石22Nに入り、そして、N極主磁石22Nから放射方向の外側(一部がN極第2補助磁石23Nbの放射方向の外側)に向けて通り、ステータ10に入る。
このようにN極第1補助磁石23NaとS極第1補助磁石23Saと突極部21aとにおいて、磁束線は略々周方向であり、N極第2補助磁石23NbとS極第2補助磁石23Sbにおいて滑らかな斜めの磁束線の方向を形成すると共に、N極主磁石22NとS極主磁石22Sとの部分だけ、磁束線が放射方向となって、ステータ10との間で一巡する磁束線を構成する。つまり、軸線(例えばA,B,C線)に対して磁束線が非対象の形状で発生している。
従って、図4及び図5に示すIPMモータ1にあっても、軸線Bから軸線Cまでのステータ10とロータ20とのギャップ(隙間)に生じる磁束密度は、図6に示すように、軸線Aを中心として、ステータ10とロータ20とのギャップに生じる磁束密度が非対象(特に電気角で0〜15度と75〜90度の間、30〜60度の間で非対称)となっており、参考例1及び参考例2の図9及び図12に比して、非対称性が大きく生じていることが分かる。また、N極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sbの磁化方向が、周方向と放射方向との中間の方向であるので、実施例1に比して(図3参照)、軸線A付近(45度付近)における磁束密度の変動が僅かに滑らかになっていることが分かる。なお、このIPMモータ1によって回生制御を行うと有利であることの詳細説明、つまり力行トルクに対して回生トルクが有利となることの詳細説明は、後述の図14の説明において詳述する。
[界磁角特性について]
以上説明した参考例1、参考例2、実施例1、実施例2の界磁角を図13に示す。図13に示すように、参考例1の界磁角特性(磁石トルク特性)は、一対のN極磁石122N及びS極磁石122Sの配置が周方向に対して対象であるので(図7参照)、電気角で45度及び135度を正負のピークトルクとし、かつ90度のトルクが0となる特性を有することが分かる。また、正負(正が力行トルクであり、負が回生トルクである)のピーク値の大きさ(つまり絶対値の大きさ)は、略々同じであり、力行であっても回生であっても略々同じ特性であることが分かる。
参考例2の界磁角特性(磁石トルク特性)は、一対のN極磁石122N及びS極磁石122Sの配置が周方向に対して非対象であるので(図10参照)、30度付近で正のピークトルクを発生し、参考例1に比して、正のピークトルクの大きさが負のピークトルクの大きさよりも(つまり絶対値の大きさが)小さくなり、僅かに回生に有利である特性であることが分かる。
さらに、実施例1及び実施例2の界磁角特性(磁石トルク特性)は、N極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sからステータ10に対して磁束線が殆んど出ていないことから、15度付近で正のピークトルクを発生し、かつ80度付近のトルクが0となる特性を有することが分かる。即ち、参考例1及び参考例2に比して、正のピークトルクの大きさが負のピークトルクの大きさよりも(つまり絶対値の大きさが)大幅に小さくなり、回生に大きく有利である特性であることが分かる。
[弱め磁界制御の電流低減について]
ここで、一般にIPMモータのトルクは、以下の数式の関係が成り立つ。
Tr=(Ld−Lq)・Id・Iq・・・(1)
Tm=Ke・Iq・・・(2)
=Tr+Tm=(Ld−Lq)・Id・Iq+Ke・Iq・・・(3)
Id=√3・Icos(x)・・・(4)
Iq=√3・Isin(x)・・・(5)
なお、Tはモータトルク、Ldは直軸(d軸)インダクタンス、Lqは横軸(q軸)インダクタンス、Iは入力電流、xは進角、Keは逆起電圧定数である。従って、『Tr=(Ld−Lq)・Id・Iq』はリラクタンストルクを示し、『Tm=Ke・Iq』は磁石トルクを示し、Tはそれらの合成トルクを示している。
即ち、上記逆起電圧定数Keは、磁石の磁力の大きさによって定まる定数であり、磁石(N極主磁石22N、S極主磁石22S、N極補助磁石23N、S極補助磁石23S)の磁力を大きくすると、磁石トルク『Ke・Iq』が大きくなり、モータトルクTも大きくなる。従って、本実施例1及び実施例2では、図13に示すように、負のピークトルクが参考例1及び参考例2と同様となるように、つまり回生性能が同等になるように磁石の磁力を設定しているが、磁石の磁力を大きくすることでトルク特性の絶対値を大きくすることは可能である。
しかしながら、例えば磁石の磁力(ステータとロータとの間の磁束密度)を大きくすると、逆起電圧定数Keが大きくなることから、図15に示すように、逆起電圧定数Keの大きさで定まる、AC電圧とモータ回転数との関係の勾配が大きくなり、IPMモータに印加可能な最大電圧Vmax以上の領域Xが広くなり、つまり弱め磁界制御を行う領域Xが拡大して、消費電力が増加してしまうという問題がある。なお、図15に示す逆起電圧定数Ke2は、参考例1のIPMモータ101において発生する逆起電圧定数である。
そこで、本実施例1及び実施例2では、磁石の磁力を大きくせず、磁石トルクTmを小さく設定している。その詳細を図14を用いて説明する。図14において、左方側のグラフは参考例1のトルク特性であり、右方側のグラフは実施例1及び実施例2のトルク特性である。
図14中の左方側で示すように、一対のN極磁石122N及びS極磁石122Sが周方向に対して対称に配置された参考例1のIPMモータ101では、磁石トルクTmの正のピークトルクと負のピークトルクとの大きさが略々同じで、かつ電気角で360度周期であり、リラクタンストルクTrも正のピークトルクと負のピークトルクとの大きさが略々同じで、かつ電気角で180度周期である。従って、合成トルクであるモータトルクTは、30度付近で正のピークトルクとなり、また、150度付近で負のピークトルクとなり、かつ磁石が周方向に対称であるので、正のピークトルクと負のピークトルクとの大きさが略々同じである。
本実施例1及び実施例2では、磁石(N極主磁石22N、S極主磁石22S、N極補助磁石23N、S極補助磁石23S)が周方向に対して非対称に配置されているため、図14中の右方側で示すように、磁石トルクTmの360度周期の位相がずれ、かつN極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sがステータ10に対して磁束線を出していない(図2及び図5参照)ことから全体として磁石の磁力が弱まり、正のピークトルクと負のピークトルクとの大きさが参考例1に比して(図14中の左方側に比して)小さくなる。
これにより、該磁石トルクTmの負のピークトルクとリラクタンストルクTrの負のピークトルクとの位相が135度付近で一致すると共に、合成トルクであるモータトルクTは、30度付近で正のピークトルクとなり、また、135度付近で負のピークトルクとなり、かつ磁石が周方向に非対称であるので、負のピークトルクとの大きさが参考例1と略々同じでありつつ、正のピークトルクが負のピークトルクの大きさよりも小さくなる。従って、実施例1及び実施例2の回生性能は参考例1と変わらず、かつ力行特性だけが小さくなり、回生主体のIPMモータを構成することになる。
また、上述したように磁石トルクTmが小さくなるので、数式(2)に示すように、逆起電圧定数Keが小さくなる。即ち、図15に示すように、参考例1の逆起電圧定数Ke2から、実施例1及び実施例2の逆起電圧定数Ke1に低減することができ、モータ回転数の高回転時に印加可能な最大電圧Vmax以上で発生する逆起電力の領域Xが小さくなる。この結果、図16に示すように、モータ回転数の高回転時に必要となる弱め磁界電流は、参考例1や参考例2に比して、実施例1及び実施例2では極めて小さく抑えることができた。
[実施例1及び実施例2の効果]
以上説明したように実施例1及び実施例2に係るIPMモータ1,1によると、ロータ20の磁石配列部21bに配列される2個以上の磁石を、磁化方向がロータ20の中心からの略々放射方向となるN極主磁石22N及びS極主磁石22Sと、周方向の一方側からN極主磁石22N及びS極主磁石22Sの側面に接して、それらN極主磁石22N及びS極主磁石22Sの磁力を補助する1個以上のN極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sとで構成し、ロータ20のステータ10に対向する表面近傍にあって、周方向の一方側に向かって順に、ロータコア21の突極部21a、N極主磁石22N又はS極主磁石22S、N極補助磁石23N又はS極補助磁石23Sとなるように配列したので、磁束の非対称性に富む構成にすることができ、回生の性能の改善効果を大きくして、回生のトルク性能を維持することができるものでありながら、主磁石を例えば2個から1個に減らして、その1個を補助磁石として用いることで、磁石トルクTm(逆起電圧定数Ke)を小さくすることができ、弱め磁界制御における電流消費を大幅に低減することができる。
また、N極主磁石22N又はS極主磁石22Sに接する側と反対側の端部に位置するN極補助磁石23N又はS極補助磁石23S(図4ではN極第1補助磁石23Na又はS極第1補助磁石23Sa)の磁化方向が放射方向と略々直交する方向であるので、N極補助磁石23N又はS極補助磁石23Sからステータ10に大きな磁力が生じることが無く、N極主磁石22N又はS極主磁石22Sに向けて磁束線を集めることを可能とすることができる(図2及び図5参照)。これにより、磁束の非対称性に富む構成を可能にし(図3及び図6参照)、かつ磁石トルクTmを小さくすることを可能とすることができる(図14の右方側のグラフ参照)。
さらに実施れ2に係るIPMモータ1によると、N極補助磁石23N又はS極補助磁石23Sが、N極第1補助磁石23Na及びN極第2補助磁石23Nb、S極第1補助磁石23Sa及びS極第2補助磁石23Sbの2個からなり、N極主磁石22N又はS極主磁石22Sに近いN極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sbの磁化方向が放射方向に近づく方向ように設定したので、磁石内磁束線の分布を滑らかにすることができる(図5参照)。これにより、磁束の非対称性に富む構成を確保しつつ、中間に位置するN極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sbの磁化方向が放射方向に近づく分、全体としてステータ10に作用する磁力を高めることを可能とすることができ、モータ(合成)トルクの向上も図ることができる。
[実施例3]
ついで、上記実施例1を一部変更した実施例3のIPMモータ1について図17に沿って説明する。本実施例3のIPMモータ1は、実施例1のIPMモータ1に比して、主磁石と補助磁石との周方向の配列を逆転させたものである。即ち、IPMモータ1は、実施例1と同様に、ロータコア21のそれぞれに形成された各磁石配列部21bに、N極主磁石22NとN極補助磁石23Nとのセット、S極主磁石22SとS極補助磁石23Sとのセットが、周方向に交互に位置するように配置されているが、N極主磁石22NがN極補助磁石23Nよりもロータ回転方向ωの前方側に配列され、N極補助磁石23Nは該N極主磁石22Nのロータ回転方向ωの後方側の側面に接するように配列され、また、S極主磁石22SがS極補助磁石23Sよりもロータ回転方向ωの前方側に配列され、S極補助磁石23Sは該S極主磁石22Sのロータ回転方向ωの後方側の側面に接するように配列されている。従って、本IPMモータ1では、回転方向ωの後方側(一方側)に向かって、突極部21a、N極主磁石22N、N極補助磁石23N、突極部21a、S極主磁石22S、S極補助磁石23S、・・・の順に配列されている。
このように構成された実施例3のIPMモータ1によると、磁束の非対称性に富む構成にすることができるものでありながら、実施例1及び実施例2とは反対に、力行の性能の改善効果を大きくして、力行のトルク性能を維持することができ、かつ主磁石を例えば2個から1個に減らして、その1個を補助磁石として用いることで、磁石トルクTm(逆起電圧定数Ke)を小さくすることができるので、弱め磁界制御における電流消費を大幅に低減することができる。なお、実施例3における、これ以外の作用・効果は、実施例1及び実施例2と同様であるので、その説明は省略する。
[実施例4]
ついで、上記実施例1及び実施例2を一部変更した実施例4のIPMモータ1について図18及び図19に沿って説明する。本実施例4のIPMモータ1は、実施例1及び実施例2のIPMモータ1,1に比して、補助磁石の個数を増やし、3個の補助磁石で構成したものである。即ち、IPMモータ1は、図18に示すように、ロータコア21のそれぞれに形成された各磁石配列部21bに、回転方向ωの前方側から順に配列された、N極第1補助磁石23Na、N極第2補助磁石23Nb、N極第3補助磁石23Ncの3個からなるN極補助磁石23Nと、N極補助磁石23Nとのセットが配列されており、また、回転方向ωの前方側から順に配列された、S極第1補助磁石23Sa、S極第2補助磁石23Sb、S極第3補助磁石23Scの3個からなるS極補助磁石23Sと、S極補助磁石23Sとのセットが配列されている。
本実施例4のIPMモータ1において、N極主磁石22N及びS極主磁石22Sの磁化方向は、実施例1及び実施例2と同様に、ロータ20の中心から略々放射方向となっている。また、N極主磁石22N及びS極主磁石22Sに接する側と周方向の反対側の端部に位置するN極第1補助磁石23Na及びS極第1補助磁石23Saの磁化方向は、実施例1及び実施例2と同様に、ロータ20の中心から放射方向に略々直交する方向となっている。
そして、N極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sbの磁化方向は、N極第1補助磁石23Na及びS極第1補助磁石23Saの磁化方向(ロータ20の中心から放射方向に略々直交する方向)よりも放射方向に向いた方向となっており、さらに、N極第3補助磁石23Nc及びS極第3補助磁石23Scの磁化方向は、N極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sbの磁化方向よりも放射方向に向いた方向となっており、つまりN極主磁石22N及びS極主磁石22Sに近い補助磁石ほど、その磁化方向が放射方向に近づく方向ように設定されている。
以上のように構成された実施例4のIPMモータ1は、図19に示すように、N極第1補助磁石23Na、N極第2補助磁石23Nb、N極第3補助磁石23NcがN極主磁石22Nを補助する形で、かつS極第1補助磁石23Sa、S極第2補助磁石23Sb、S極第3補助磁石23ScがS極主磁石22Sを補助する形で、それぞれ磁束線が形成されている。つまり、N極第1補助磁石23Naにおいて放射方向に直交する方向である磁束線が、N極第2補助磁石23Nb及びN極第3補助磁石23Ncにより徐々に放射方向に向けられ、N極主磁石22Nで略々放射方向に向けられる。また、S極主磁石22Sで略々放射方向の磁束線が、S極第3補助磁石23Sc及びS極第2補助磁石23Sbにより徐々に放射方向に直交する方向に向けられ、S極第1補助磁石23Saにおいて放射方向に直交する方向に向けられる。
このように実施例4のIPMモータ1にあっても、N極第1補助磁石23NaとS極第1補助磁石23Saと突極部21aとにおいて、磁束線は略々周方向であり、N極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sb、N極第3補助磁石23Nc及びS極第3補助磁石23Scにおいて、順次滑らかな斜めの磁束線の方向を形成すると共に、N極主磁石22NとS極主磁石22Sとの部分だけ、磁束線が放射方向となって、ステータ10との間で一巡する磁束線を構成する。従って、実施例1及び実施例2と略々同様に、磁束線が非対称の形状で発生し、つまり磁束の非対称性に富む構成にすることができる。
[実施例5]
ついで、上記実施例4を一部変更した実施例5のIPMモータ1について図20及び図21に沿って説明する。本実施例5のIPMモータ1は、さらに補助磁石の個数を増やし、4個の補助磁石で構成したものである。即ち、IPMモータ1は、図20に示すように、ロータコア21のそれぞれに形成された各磁石配列部21bに、回転方向ωの前方側から順に配列された、N極第1補助磁石23Na、N極第2補助磁石23Nb、N極第3補助磁石23Nc、N極第4補助磁石23Ndの4個からなるN極補助磁石23Nと、N極補助磁石23Nとのセットが配列されており、また、回転方向ωの前方側から順に配列された、S極第1補助磁石23Sa、S極第2補助磁石23Sb、S極第3補助磁石23Sc、S極第4補助磁石23Sdの4個からなるS極補助磁石23Sと、S極補助磁石23Sとのセットが配列されている。
本実施例5のIPMモータ1において、N極主磁石22N及びS極主磁石22Sの磁化方向は、実施例4と同様に、ロータ20の中心から略々放射方向となっている。また、N極主磁石22N及びS極主磁石22Sに接する側と周方向の反対側の端部に位置するN極第1補助磁石23Na及びS極第1補助磁石23Saの磁化方向は、実施例4と同様に、ロータ20の中心から放射方向に略々直交する方向となっている。
そして、N極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sbの磁化方向は、N極第1補助磁石23Na及びS極第1補助磁石23Saの磁化方向(ロータ20の中心から放射方向に略々直交する方向)よりも放射方向に向いた方向となっており、また、N極第3補助磁石23Nc及びS極第3補助磁石23Scの磁化方向は、N極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sbの磁化方向よりも放射方向に向いた方向となっており、さらに、N極第4補助磁石23Nd及びS極第4補助磁石23Sdの磁化方向は、N極第3補助磁石23Nc及びS極第3補助磁石23Scの磁化方向よりも放射方向に向いた方向となっており、つまりN極主磁石22N及びS極主磁石22Sに近い補助磁石ほど、その磁化方向が放射方向に近づく方向ように設定されている。
以上のように構成された実施例5のIPMモータ1は、図21に示すように、N極第1補助磁石23Na、N極第2補助磁石23Nb、N極第3補助磁石23Nc、N極第4補助磁石23NdがN極主磁石22Nを補助する形で、かつS極第1補助磁石23Sa、S極第2補助磁石23Sb、S極第3補助磁石23Sc、S極第4補助磁石23SdがS極主磁石22Sを補助する形で、それぞれ磁束線が形成されている。つまり、N極第1補助磁石23Naにおいて放射方向に直交する方向である磁束線が、N極第2補助磁石23Nb、N極第3補助磁石23Nc、及びN極第4補助磁石23Ndにより徐々に放射方向に向けられ、N極主磁石22Nで略々放射方向に向けられる。また、S極主磁石22Sで略々放射方向の磁束線が、S極第4補助磁石23Sd、S極第3補助磁石23Sc、及びS極第2補助磁石23Sbにより徐々に放射方向に直交する方向に向けられ、S極第1補助磁石23Saにおいて放射方向に直交する方向に向けられる。
このように実施例5のIPMモータ1にあっても、N極第1補助磁石23NaとS極第1補助磁石23Saと突極部21aとにおいて、磁束線は略々周方向であり、N極第2補助磁石23Nb及びS極第2補助磁石23Sb、N極第3補助磁石23Nc及びS極第3補助磁石23Sc、N極第4補助磁石23Nd及びS極第4補助磁石23Sdにおいて、順次滑らかな斜めの磁束線の方向を形成すると共に、N極主磁石22NとS極主磁石22Sとの部分だけ、磁束線が放射方向となって、ステータ10との間で一巡する磁束線を構成する。従って、実施例4と略々同様に、磁束線が非対称の形状で発生し、つまり磁束の非対称性に富む構成にすることができる。
[実施例2,4,5の効果]
ところで、実施例1のIPMモータ1にあっては、N極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sが1個であるので、それら補助磁石における磁束線の方向が放射方向に直交する方向であり、つまりそれら補助磁石からステータ10に磁束線が殆んど出ていない。実施例2、実施例4、及び実施例5におけるIPMモータ1,1,1では、2個以上の補助磁石の磁化方向が徐々に放射方向に向くように構成されているため、N極主磁石22N及びS極主磁石22Sの近傍にある補助磁石からステータ10に磁束線が出る構造となっている(図5、図19、図21参照)。そのため、ステータ10とロータ20とのギャップにおける磁束密度の非対称性を確保しつつ、分割した補助磁石の磁化方向が放射方向に向いてる分、僅かに主磁石及び補助磁石の合計の磁力が高くなり、磁石トルクTmが上昇し、モータトルクTの最大トルクが上昇することになる。なお、磁石トルクTmが大きくなると、逆起電圧定数Keが大きくなるので、主磁石及び補助磁石の磁力を弱めに設定し、回生性能(又は力行性能)を低下させることなく、弱め磁界制御における消費電力の低減を図ってもよい。なお、実施例4及び実施例5における、これ以外の作用・効果は、実施例1及び実施例2と同様であるので、その説明は省略する。
<第2の実施の形態>
ついで、上記第1の実施の形態を一部変更した第2の実施の形態について図22乃至図27に沿って説明する。なお、本第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態と同様な部分に、同符号を付し、その説明を省略する。
本第2の実施の形態におけるIPMモータ1は、上記第1の実施の形態における実施例1を元に、突極部21a、N極主磁石22N及びS極主磁石22S、N極補助磁石23N及びS極補助磁石23S、のそれぞれの周方向の幅を変更したものである。言い換えると、突極部21aの外周面の周方向の幅を変更し、残りの磁石配列部21bの周方向の幅を、主磁石と補助磁石とで均等に割り振ったものである。以下の説明においては、図22(c)に示すように、ロータ20の外周面における突極部21aの両端と、ロータ20の中心とを結ぶ両線の角度θを、「突極部21aの角度」(図中では「ロータ鉄心突極ピッチ」)として説明する。なお、図22(c)に示すIPMモータ1は、図22(a)、図22(b)、図22(d)、図22(e)のIPMモータ1,1,1,1と比較するために例示した、実施例1のIPMモータ1である。
図22(a)に示すIPMモータ1は、突極部21aの角度(ロータ鉄心突極ピッチ)が電気角で20度(機械角で5度)であり(突極部21a20と示す)、N極主磁石22N及びS極主磁石22S、N極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sは、それぞれ電気角で80度づつに設定されている。図22(b)に示すIPMモータ1は、突極部21aの角度が電気角で40度(機械角で10度)であり(突極部21a40と示す)、N極主磁石22N及びS極主磁石22S、N極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sは、それぞれ電気角で70度づつに設定されている。図22(c)に示す実施例1のIPMモータ1は、突極部21aの角度が電気角で60度(機械角で15度)であり(突極部21a60と示す)、N極主磁石22N及びS極主磁石22S、N極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sは、それぞれ電気角で60度づつに設定されている。
図22(d)に示すIPMモータ1は、突極部21aの角度が電気角で80度(機械角で20度)であり(突極部21a80と示す)、N極主磁石22N及びS極主磁石22S、N極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sは、それぞれ電気角で50度づつに設定されている。図22(e)に示すIPMモータ1は、突極部21aの角度が電気角で100度(機械角で25度)であり(突極部21a100と示す)、N極主磁石22N及びS極主磁石22S、N極補助磁石23N及びS極補助磁石23Sは、それぞれ電気角で40度づつに設定されている。なお、IPMモータ1,1,1,1は、突極部21aと主磁石と補助磁石との角度が異なる以外は、実施例1のIPMモータ1の構成と同様であるので、その説明を省略する。
上述したIPMモータ1,1,1,1及び実施例1のIPMモータ1は、N極主磁石22N、S極主磁石22S、N極補助磁石23N、S極補助磁石23Sの角度の大きさが異なるので、つまり磁石の大きさが異なる。そのため、磁石の磁力の大きさが異なり、磁石トルクTmが異なるので、上記数式(2)及び数式(3)における逆起電圧定数Keの大きさが異なる。
詳細には、図23に示すように、突極部21a20を有するIPMモータ1の主磁石及び補助磁石の大きさが大きく、逆起電圧定数が大きくなるので、モータの高回転時における弱め磁界制御の消費電流(弱め磁界電流)が大きくなり、突極部21a40を有するIPMモータ1、突極部21a60を有するIPMモータ1、突極部21a80を有するIPMモータ1、突極部21a100を有するIPMモータ1、の順に小さくなり、特にIPMモータ1とIPMモータ1とでは、主磁石及び補助磁石の角度がそれぞれ50度と40度とであるので、図23に示すモータ回転数の解析結果では弱め磁界電流が略々0となる。
また、IPMモータ1,1,1,1及び実施例1のIPMモータ1における界磁角特性は、それぞれの磁石の磁力の大きさや磁石の角度が異なるため、図24に示すように、突極部21a20を有するIPMモータ1の負のピークトルク(特に135度付近)が最も大きく、突極部21a40を有するIPMモータ1、突極部21a60を有するIPMモータ1、突極部21a80を有するIPMモータ1、突極部21a100を有するIPMモータ1、の順に負のピークトルクが小さくなる。なお、磁石の角度(ピッチ)が異なるため、界磁角特性の位相もそれぞれ異なる結果となる。
図24に示す界磁角特性における負のピークトルクの大きさからも分かるように、各IPMモータ1,1,1,1,1の最大トルクは、図25に示すように、突極部21a20を有するIPMモータ1が最も大きく、突極部21a40を有するIPMモータ1、突極部21a60を有するIPMモータ1、突極部21a80を有するIPMモータ1、突極部21a100を有するIPMモータ1、の順に小さくなる。
そして、図23に示す最大モータ回転数時における各IPMモータの弱め磁界電流と、図25に示す各IPMモータの最大トルクとの関係を図26に示す。この結果、突極部21aの角度が100度のIPMモータ1では、弱め磁界電流が小さいものの、最大トルクが小さく、回生性能が良好ではなく、反対に、突極部21aの角度が20度のIPMモータ1では、最大トルクが大きくて回生性能として良好であるものの、弱め磁界電流が大きく、電力損失や発熱の観点から好ましくはない。従って、突極部21aの角度が40度〜80度程度であって、主磁石や補助磁石の角度が70度〜50度程度であると、IPMモータとしての回生性能が確保され、かつ弱め磁界制御における消費電力を大幅に低減することができる。
[第2の実施の形態のまとめ]
なお、図27に、突極部21aの角度(ロータ鉄心突極ピッチ)と各パラメータとの関係を示す。突極部21aの角度が小さいほど、リラクタンストルクTrが小さく、突極部21aの角度が大きいほど、リラクタンストルクTrが大きくなる。また、突極部21aの角度が小さいほど、主磁石と補助磁石との角度(ロータ磁石ピッチ)が大きく、突極部21aの角度が大きいほど、主磁石と補助磁石との角度が小さくなるので、それら磁石の角度に逆起電圧定数の大きさが比例し、弱め磁界電流の大きさも比例する。また、逆起電圧定数の大きさ(磁石の角度)に、磁石トルクTmの大きさが比例するので、上記リラクタンストルクTrは反比例するものの、該リラクタンストルクTrと磁石トルクTmとを合計した総トルクは、磁石の角度に比例することになる。
これらのうち、弱め磁界電流が小さく、かつモータの総トルクが大きい(モータの回生又は力行性能が大きい)ものとのバランスを考慮すると、上記図26に示したように、ロータ鉄心突極ピッチ(突極部21aの角度)が40度〜80度程度であることが好ましいと言える。
なお、以上説明した第1及び第2の実施の形態に係るIPMモータ1は、回生主体又は力行主体のモータとして用いることができ、回生主体のモータとしては、例えばシリーズ型ハイブリッド車両の回生モータ、レーシング車両の回生専用モータ、バッテリ充電用のオルタネータなどが考えられ、力行主体のモータとしては、例えばシリーズ型ハイブリッド車両の駆動モータ、レーシング車両の駆動モータなどが考えられるが、これらに限らず、回生主体又は力行主体となるモータであれば、どのようなモータであっても本発明に係るIPMモータを適用することができる。
本発明に係るIPMモータは、ハイブリッド車輌、EV車両、レーシング車両等の回生モータ、駆動モータ、オルタネータとして用いることが可能であり、特に回生性能又は力行性能を確保し、かつ弱め磁界制御における消費電力の低減が求められるIPMモータに用いて好適である。
1 IPMモータ
10 ステータ
12 ステータ巻線
20 ロータ
21 磁性体(ロータ鉄心)
21a 突極部
21b 磁石配列部
22N 磁石、主磁石(N極主磁石)
22S 磁石、主磁石(S極主磁石)
23N 磁石、補助磁石(N極補助磁石)
23S 磁石、補助磁石(S極補助磁石)
Ra,Rb 放射方向
Ca,Cb 放射方向と直交する方向

Claims (3)

  1. ステータ巻線が巻回されたステータと、前記ステータの内周側に配置されると共に、磁性体に複数の磁石が埋設されて構成されたロータと、を備えたIPMモータにおいて、
    前記磁性体は、前記ステータに対向する前記ロータの表面近傍まで突出すると共に周方向の均等な位置に配置される複数の突極部を有し、かつ、それら複数の突極部のそれぞれの間に前記複数の磁石の2個以上がそれぞれ配列される複数の磁石配列部が形成されてなり、
    前記磁石配列部に配列される2個以上の磁石は、磁化方向が前記ロータの中心からの略々放射方向となる主磁石と、周方向の一方側から前記主磁石の側面に接して該主磁石の磁力を補助する1個以上の補助磁石と、からなり、
    前記ロータは、前記ステータに対向する表面近傍にあって、周方向の一方側に向かって順に、前記磁性体の突極部、前記主磁石、前記補助磁石となるように配列された、
    ことを特徴とするIPMモータ。
  2. 前記主磁石に接する側と反対側の端部に位置する前記補助磁石は、磁化方向が前記放射方向と略々直交する方向である、
    ことを特徴とする請求項1記載のIPMモータ。
  3. 前記補助磁石は、2個以上からなり、
    前記主磁石に近い前記補助磁石ほど、その磁化方向が放射方向に近づく方向ように設定された、
    ことを特徴とする請求項2記載のIPMモータ。
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