JP2012089932A - 滑り止め部材を備えた機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの打鍵力に起因する機器の滑りを防止する。
【解決手段】機器10は、ユーザに打鍵されるキー12と、ステージに置かれたときにステージと対向する一面に設けられた滑り止め部材20と、を備えている。滑り止め部材20は、機器10に向かうユーザから見て横方向(X方向)に沿って延び、ステージと対向する一面から突出した突起部22を有する。突起部22の先端24は、横方向(X方向)の端部領域Dで凸状の曲面を成し、中央領域Cで端部領域Dよりも鋭く尖っている。
【選択図】図6
【解決手段】機器10は、ユーザに打鍵されるキー12と、ステージに置かれたときにステージと対向する一面に設けられた滑り止め部材20と、を備えている。滑り止め部材20は、機器10に向かうユーザから見て横方向(X方向)に沿って延び、ステージと対向する一面から突出した突起部22を有する。突起部22の先端24は、横方向(X方向)の端部領域Dで凸状の曲面を成し、中央領域Cで端部領域Dよりも鋭く尖っている。
【選択図】図6
Description
本発明は、ユーザに打鍵されるキーを有する機器に関し、特に滑り止め部材を備えた機器に関する。
携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、ノート型パソコンなどの携帯型の電子機器やキーボードなどの周辺機器は、設置されているテーブルや机など(以下、ステージと呼ぶ)の上で、滑り動くことを防止する滑り止め部材が設けられていることがある。
特許文献1には、携帯電話機の裏面に貼り付けて使用されるシート状の滑り止め部材が開示されている。この滑り止め部材の表面には、線状の溝が一定のピッチで複数本設けられている。滑り止め部材の裏面には、粘着加工が施されており、携帯電話機の筐体に粘着可能となっている。
ユーザに打鍵されるキーを有する機器の場合、ステージ上に置かれた状態でユーザによりキーが打鍵されたときの押圧力により、機器はユーザから遠ざかる方向に滑ることがある。したがって、ユーザから遠ざかる方向に対する滑り止め効果が向上された機器が望まれる。
特許文献1に記載の技術は手を放した状態で安定的に携帯電話機を保持することを想定しており、打鍵時の押圧力に伴う携帯電話機の滑りは一切考慮されていない。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、ユーザの打鍵力に起因する機器の滑りを防止できる機器を提供することにある。
本発明の一態様における機器は、ユーザに打鍵されるキーと、ステージに置かれたときにステージと対向する一面に設けられた滑り止め部材と、を備えている。滑り止め部材は、機器に向かうユーザから見て横方向に沿って延び、ステージと対向する上記一面から突出した突起部を有している。突起部の先端は、横方向の端部領域で凸状の曲面を成し、中央領域で端部領域よりも鋭く尖っている。
本発明によれば、ユーザの打鍵力に起因する機器の滑りを防止できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下では、滑り止め部材が設けられた機器として携帯情報端末を例に挙げて説明する。しかし、本発明は、携帯情報端末に限定されず、ユーザが打鍵するキーを備えた機器全般に適用できる。このような機器の例として、ノート型パソコンやキーボードなども挙げられる。
図1は、一実施形態の携帯情報端末を示している。本例では、携帯情報端末10は、ユーザに打鍵されるキー12が設けられた第1の筐体部14と、表示部18が設けられた第2の筐体部16と、を備えている。第1の筐体部14には複数のキー12が配列されている。第1の筐体部14と第2の筐体部16とは、回動軸19を有するヒンジによって回動可能に接続されている。
携帯情報端末10はステージ(不図示)上に置かれた状態でユーザに操作されることがある。ユーザがキーを打鍵したときの打鍵力40は、携帯情報端末10に働く重力42の方向に対してY方向に傾いている。したがって、携帯情報端末10とステージとの摩擦力が小さいと、携帯情報端末10はユーザから遠ざかる方向44に移動することがある。
図2に示すように、携帯情報端末10の、ステージと対向する面(以下、裏面と呼ぶ。)には、滑り止め部材20が設けられている。図3は滑り止め部材20の斜視図である。図4(a)は、図3の4A−4A線に沿った滑り止め部材20の断面図、つまり滑り止め部材20の端部領域での断面図である。図4(b)は、図3の4B−4B線に沿った滑り止め部材20の断面図、つまり滑り止め部材20の中央領域での断面図である。
滑り止め部材20は、例えば第1の筐体部14に係合している。滑り止め部材20は、携帯情報端末10に着脱可能に設けられていても良い。滑り止め部材20は、携帯情報端末10に向かうユーザから見て横方向、つまりX軸方向に沿って延び、携帯情報端末10の裏面から突出した突起部22を有している。突起部22はゴム部材からなることが好ましい。
本実施形態では、滑り止め部材20に3本の突起部22が設けられている。突起部22の数は、これに限らず、1本または複数本であって良い。
以下、図5〜図7を参照して、突起部22の具体的形状について説明する。図5は、携帯情報端末の裏面に直交する方向(Z方向)から見た、滑り止め部材の突起部22の平面図である。図6(a)は携帯情報端末の裏面に平行な方向(Y方向)から見た、滑り止め部材20の突起部22の平面図である。図6(b)は図6(a)の6B−6B線に沿った突起部22の断面図、つまり突起部22の端部領域の断面図であり、図6(c)は図6(a)の6C−6C線に沿った突起部22の断面図、つまり突起部22の中央領域の断面図である。
突起部22の先端24は、端部領域Dで凸状の曲面を成しており、中央領域Cで端部領域Dよりも鋭く尖っている(図6(b)および(c)参照)。特に、中央領域Cでは、突起部の先端24は角度を持って曲げられていることが好ましい。
このように、中央領域Cで突起部の先端24が尖っているため、携帯情報端末10をステージ上に置いた際に、滑り止め部材20がステージに接触する接触面積が低減される。特に、携帯情報端末10に向かうユーザから見て奥行き方向(Y方向)において、滑り止め部材20とステージとの接触幅は小さくなる。したがって、ユーザがキー12を打鍵したときの打鍵力40によって、突起部22の先端24により大きな応力(奥行き方向に対するせん断応力)が生じる。これにより、ユーザから遠ざかる方向に対する滑り止めの効果が増大する。
なお、両端領域Dでは、突起部22先端24が凸状の曲面となっているため、携帯情報端末10は安定してステージ上に保持される。突起部22は、中央領域Cから端部領域Dに向かうにつれて、携帯情報端末10の裏面からの高さが高くなるアーチ型の領域を有することが好ましい(図6(a)参照)。これにより、携帯情報端末を使用していないとき、突起部22の中央領域Cへのダメージが防止される。
端部領域Dでの突起部22の最大高さと中央領域Cでの突起部22の最大高さとの差は、自重42、もしくは自重42とユーザからの打鍵力40によって中央領域Cでの突起部の先端24がステージに接触する程度であることが好ましい。これにより、中央領域Cでの突起部の先端24は、自重42、もしくは自重42とユーザからの打鍵力40によってステージと接触する。したがって、突起部22の先端がアーチ型形状を有していても、携帯情報端末10をステージに置いて使用する際には滑り止め効果が発揮される。
滑り止め部材20は、携帯情報端末10に向かうユーザから見て、キー12が配列された領域よりも奥に設けられていることが好ましい。この場合、ユーザの打鍵力40は、せん断応力として効率的に突起部22に集中する。これにより、ユーザの打鍵力40が滑り止めの効果を向上させるという利点もある。
滑り止め部材20は、携帯情報端末10に向かうユーザから見て横方向(X方向)に延びているため、この横方向に働くせん断応力は滑り止め部材20全体に分散される。したがって、横方向に対する滑り止め効果は小さく、ユーザは携帯情報端末10を横方向に比較的容易に滑らせることができる。
滑り止め部材20は、上記の突起部22を1つのみ有していても良く、複数有していても良い。突起部22が複数存在する場合、突起部22は互いに平行に並べられることが好ましい。突起部22の数は、携帯情報端末10を支える力や滑り止め効果などを考慮し、携帯情報端末10の重さに応じて適宜選定される。
以上、本発明の望ましい実施形態について提示し、詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない限り、さまざまな変更及び修正が可能であることを理解されたい。
10 携帯情報端末(機器)
12 キー
20 滑り止め部材
22 突起部
24 突起部の先端
40 打鍵力
C 中央領域
D 端部領域
12 キー
20 滑り止め部材
22 突起部
24 突起部の先端
40 打鍵力
C 中央領域
D 端部領域
Claims (4)
- ユーザに打鍵されるキーと、ステージに置かれたときに該ステージと対向する一面に設けられた滑り止め部材と、を備えた機器であって、
前記滑り止め部材は、前記機器に向かうユーザから見て横方向に沿って延び、前記ステージと対向する前記一面から突出した突起部を有し、
前記突起部の先端は、前記横方向の端部領域で凸状の曲面を成し、中央領域で前記端部領域よりも鋭く尖っている、機器。 - 前記突起部は、前記中央領域から前記端部領域に向かうにつれて前記ステージと対向する前記一面からの高さが高くなる領域を有する、請求項1に記載の機器。
- 互いに平行に並べられた複数の前記突起部を有している、請求項1または2に記載の機器。
- 前記滑り止め部材は、前記機器に向かうユーザから見て、前記キーよりも奥に設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010232808A JP2012089932A (ja) | 2010-10-15 | 2010-10-15 | 滑り止め部材を備えた機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010232808A JP2012089932A (ja) | 2010-10-15 | 2010-10-15 | 滑り止め部材を備えた機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012089932A true JP2012089932A (ja) | 2012-05-10 |
Family
ID=46261115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010232808A Pending JP2012089932A (ja) | 2010-10-15 | 2010-10-15 | 滑り止め部材を備えた機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012089932A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150002682U (ko) * | 2013-12-31 | 2015-07-08 | 에릭슨엘지엔터프라이즈 주식회사 | 전자기기용 미끄럼 방지부재 |
-
2010
- 2010-10-15 JP JP2010232808A patent/JP2012089932A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150002682U (ko) * | 2013-12-31 | 2015-07-08 | 에릭슨엘지엔터프라이즈 주식회사 | 전자기기용 미끄럼 방지부재 |
KR200486084Y1 (ko) * | 2013-12-31 | 2018-03-30 | 에릭슨엘지엔터프라이즈 주식회사 | 전자기기용 미끄럼 방지부재 |
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