JP2012089347A - コネクタ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタの接続状態でのワイヤーハーネスの首下の応力発生を防止できるとともに、コネクタの接続状態を容易に解除できるコネクタ構造を提供する。
【解決手段】本構造は、互いに接続可能な第1コネクタ2及び第2コネクタ3を支持するためのコネクタ構造1であって、第1コネクタが固定され且つ第1コネクタに連なるワイヤーハーネス4が固定される第1部材7と、第2コネクタに連なるワイヤーハーネス5が固定される第2部材8と、を備え、第1部材及び第2部材は着脱可能に固定されている。
【選択図】図1
【解決手段】本構造は、互いに接続可能な第1コネクタ2及び第2コネクタ3を支持するためのコネクタ構造1であって、第1コネクタが固定され且つ第1コネクタに連なるワイヤーハーネス4が固定される第1部材7と、第2コネクタに連なるワイヤーハーネス5が固定される第2部材8と、を備え、第1部材及び第2部材は着脱可能に固定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、コネクタ構造に関し、さらに詳しくは、コネクタの接続状態でのワイヤーハーネスの首下の応力発生を防止できるとともに、コネクタの接続状態を容易に解除できるコネクタ構造に関する。
従来より、互いに接続可能な一対のコネクタを支持するためのコネクタ構造として様々なものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、コネクタ用固定具1に対して、一対のコネクタ4A,4Bを結束バンド9Aで固定するとともに、各コネクタ4A,4Bに連なるケーブル3A,3Bを結束バンド9Bで固定し、コネクタの接続状態におけるケーブルの首下での応力発生を防止する技術が開示されている。
しかし、上記特許文献1の技術では、単一のコネクタ用固定具に各コネクタ及び各ケーブルを固定しているため、ワイヤーハーネスを一度固定するとメンテナンス等の際に簡単に分離することができない。すなわち、工具等により一部部品(例えば、結束バンド等)を破壊してコネクタの接続状態を解除する必要があり、コネクタの接続状態を簡単に解除できない。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、コネクタの接続状態でのワイヤーハーネスの首下の応力発生を防止できるとともに、コネクタの接続状態を容易に解除できるコネクタ構造を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、互いに接続可能な第1コネクタ及び第2コネクタを支持するためのコネクタ構造であって、前記第1コネクタが固定され且つ該第1コネクタに連なるワイヤーハーネスが固定される第1部材と、前記第2コネクタに連なるワイヤーハーネスが固定される第2部材と、を備え、前記第1部材及び前記第2部材は着脱可能に固定されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記第1コネクタは、前記第1部材に台座を介して支持されており、該第1コネクタと該第1部材との間の空間には、前記第1部材及び前記第2部材の固定を解除するための操作部が配置されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載において、前記第2部材は、前記第1部材に対して前記コネクタの接続方向にスライド自在に支持されており、該第2部材のスライドストロークは前記コネクタの接続ストロークより長くされていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記第1コネクタは、前記第1部材に台座を介して支持されており、該第1コネクタと該第1部材との間の空間には、前記第1部材及び前記第2部材の固定を解除するための操作部が配置されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載において、前記第2部材は、前記第1部材に対して前記コネクタの接続方向にスライド自在に支持されており、該第2部材のスライドストロークは前記コネクタの接続ストロークより長くされていることを要旨とする。
本発明のコネクタ接続構造によると、第1及び第2コネクタの接続状態では、第1部材に第1コネクタに連なるワイヤーハーネスが固定され、第2部材に第2コネクタに連なるワイヤーハーネスが固定されている。そのため、コネクタの接続状態でのワイヤーハーネスの首下の応力発生を防止できる。また、第1部材及び第2部材は着脱可能に固定されているので、メンテナンス等の際には第1部材及び第2部材の固定を解除すれば、コネクタの接続状態を容易に解除することができる。
また、前記第1コネクタが、前記第1部材に台座を介して固定されており、該第1コネクタと該第1部材との間の空間に操作部が配置されている場合は、第1コネクタ及び第1部材により操作部が覆い隠されているので、操作部の誤動作によって第1及び第2部材の固定状態が解除されてしまうことを防止できる。
さらに、前記第2部材が、前記第1部材に対して前記コネクタの接続方向にスライド自在に支持されており、該第2部材のスライドストロークが前記コネクタの接続ストロークより長くされている場合は、第1部材に対して第2部材を仮止めした状態で各コネクタを接続解除できる。
また、前記第1コネクタが、前記第1部材に台座を介して固定されており、該第1コネクタと該第1部材との間の空間に操作部が配置されている場合は、第1コネクタ及び第1部材により操作部が覆い隠されているので、操作部の誤動作によって第1及び第2部材の固定状態が解除されてしまうことを防止できる。
さらに、前記第2部材が、前記第1部材に対して前記コネクタの接続方向にスライド自在に支持されており、該第2部材のスライドストロークが前記コネクタの接続ストロークより長くされている場合は、第1部材に対して第2部材を仮止めした状態で各コネクタを接続解除できる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例1に係るコネクタ構造の斜視図である。
上記コネクタ構造の分解斜視図である。
上記コネクタ構造の平面図である。
図3のIV矢視要部断面図である。
図4のV−V線断面拡大図であり、(a)は第1係合孔に案内部が位置した状態を示し、(b)は第2係合孔に案内部が位置した状態を示す。
図4のVI矢視図である。
上記コネクタ構造のハーネス固定作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のハーネス固定作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のハーネス固定作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のハーネス固定作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のコネクタ接続解除作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のコネクタ接続解除作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のコネクタ接続解除作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造の変形例を説明するための説明図である。
実施例2に係るコネクタ構造の分解斜視図である。
上記コネクタ構造のコネクタ接続解除作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のコネクタ接続解除作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のコネクタ接続解除作用を説明するための説明図である。
実施例2に係るコネクタ構造の分解斜視図である。
上記コネクタ構造のコネクタ接続解除作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のコネクタ接続解除作用を説明するための説明図である。
上記コネクタ構造のコネクタ接続解除作用を説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.コネクタ構造
本実施形態1.に係るコネクタ構造は、互いに接続可能な第1コネクタ及び第2コネクタを支持するためのコネクタ構造であって、第1コネクタ(2)が固定され且つ第1コネクタに連なるワイヤーハーネス(4)が固定される第1部材(7)と、第2コネクタ(3)に連なるワイヤーハーネス(5)が固定される第2部材(8)と、を備え、第1部材及び第2部材は着脱可能に固定されていることを特徴とする(例えば、図1及び図10等参照)。なお、上記「第1コネクタが固定され」とは、第1部材に第1コネクタが着脱不能に固定される形態の他に、第1部材に第1コネクタが着脱可能に固定される形態をも含むものとする。
本実施形態1.に係るコネクタ構造は、互いに接続可能な第1コネクタ及び第2コネクタを支持するためのコネクタ構造であって、第1コネクタ(2)が固定され且つ第1コネクタに連なるワイヤーハーネス(4)が固定される第1部材(7)と、第2コネクタ(3)に連なるワイヤーハーネス(5)が固定される第2部材(8)と、を備え、第1部材及び第2部材は着脱可能に固定されていることを特徴とする(例えば、図1及び図10等参照)。なお、上記「第1コネクタが固定され」とは、第1部材に第1コネクタが着脱不能に固定される形態の他に、第1部材に第1コネクタが着脱可能に固定される形態をも含むものとする。
本実施形態1.に係るコネクタ構造としては、例えば、第1コネクタは、第1部材に台座(11)を介して固定されており、第1コネクタと第1部材との間の空間には、第1部材及び第2部材の固定を解除するための操作部(22a)が配置されている形態(例えば、図1及び図10等参照)を挙げることができる。この第1コネクタは、例えば、第1部材に対して所定間隔(L)をもって対向していることができる(例えば、図10等参照)。この所定間隔(L)は、操作部が操作できる程度の間隔であればよいが、例えば、1〜20mmであることができる。
本実施形態1.に係るコネクタ構造としては、例えば、第2部材は、第1部材に対してコネクタの接続方向にスライド自在に支持されており、第2部材のスライドストローク(S1)はコネクタの接続ストローク(S2)より長くされている形態(例えば、図11等参照)を挙げることができる。上記第2部材のスライドストローク(S1)、及び、上記コネクタの接続ストローク(S2)は、コネクタの種類等により適宜設定することができるが、例えば、上記第2部材のスライドストローク(S1)が20〜50mmであり、上記コネクタの接続ストローク(S2)が5〜20mmであることができる。
本実施形態1.に係るコネクタ構造としては、例えば、第1部材及び第2部材を着脱自在に固定するための操作スイッチ(9)を更に備え、この操作スイッチは、互いに離間する一対の操作部(22a,22b)と、一方の操作部(22a)に連なり且つ第1部材に形成された第1係合孔(14)に係合可能な第1係合部(23)と、他方の操作部(22b)に連なり且つ第2部材に形成された第2係合孔(19)に係合可能な第2係合部(24)と、これら第1及び第2係合部の間に設けられ且つ第2部材に形成されたスライド溝(20)に案内される案内部(25)と、を有し、上記スライド溝は、一端側が第2係合孔に連なり且つ他端側が外部に開口しており、その溝幅が第2係合孔の横幅より小さくされている形態(例えば、図5及び図6等参照)を挙げることができる。これにより、一対の操作部の操作により、第1係合孔から第1係合部を脱出させ且つ第2係合孔に第2係合部を係合させ更に第1係合孔に案内部を位置させれば(例えば、図5(a)等参照)、案内部が第2部材のスライド溝に対してスライドできない状態となり、第1及び第2部材が固定状態とされる。一方、一対の操作部の操作により、第1係合孔に第1係合部を係合させ且つ第2係合孔から第2係合部を脱出させ更に第2係合孔に案内部を位置させれば(例えば、図5(b)等参照)、案内部が第2部材のスライド溝に対してスライドできる状態となり、第1及び第2部材の固定状態が解除される。その結果、第1及び第2部材の固定及び解除をより確実且つ容易に行うことができる。
本実施形態1.に係るコネクタ構造としては、例えば、〔A〕第1部材及び第2部材のそれぞれには互いに係合可能な一対のクランプ部(34,35)が設けられ、第1部材及び/又は第2部材をクランプ部の係合方向へ弾性変形させることにより一対のクランプ部の係合を解除する形態(例えば、図17等参照)、〔B〕第1部材及び第2部材をクランプ可能なクランプ部材(44,45)を更に備える形態(例えば、図21等参照)等を挙げることができる。
以下、図面を用いて実施例1〜3により本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
(1)コネクタ構造の構成
本実施例に係るコネクタ構造1は、図10に示すように、互いに接続可能な第1コネクタ2及び第2コネクタ3を支持するためのコネクタ構造であって、以下に述べる第1部材7、第2部材8及び操作スイッチ9を備えて基本的に構成されている。
(1)コネクタ構造の構成
本実施例に係るコネクタ構造1は、図10に示すように、互いに接続可能な第1コネクタ2及び第2コネクタ3を支持するためのコネクタ構造であって、以下に述べる第1部材7、第2部材8及び操作スイッチ9を備えて基本的に構成されている。
上記第1部材7は、図1〜図6に示すように、樹脂製であり、長尺板状の本体10と、この本体10上に設けられる台座11と、本体10の一端側に設けられ第1コネクタ2に連なるワイヤーハーネス4の首下を固定するためのベルト12(図10参照)と、本体10の一端側に設けられベルト12が挿通するベルト孔13と、を有している。この第1部材7の他端側には、操作スイッチ9の後述する第1係合部が係合する第1係合孔14が形成されている。
上記第1コネクタ2は、第1部材7に台座11を介して固定されており、第1コネクタ2の先端側は、第1部材7に対して所定間隔L(例えば、約7mm;図10参照)をもって対向している。この第1コネクタ2と第1部材7との間の空間には、操作スイッチ9の後述する操作部が配置されている。
上記第2部材8は、樹脂製であり、長尺板状の本体16と、この本体16の一端側に設けられ第2コネクタ3に連なるワイヤーハーネス5の首下を固定するためのベルト17(図10参照)と、本体16の一端側に設けられベルト17が挿通するベルト孔18と、を有している。この第2部材8には、操作スイッチ9の後述する第2係合部が係合する第2係合孔19と、一端側が第2係合孔19に連なり且つ他端側が外部に開口するスライド溝20と、が形成されている。このスライド溝20の溝幅は、第2係合孔19の横幅より小さく設定されている。
上記操作スイッチ9は、図2及び図5に示すように、互いに離間する一対の操作部22a,22bと、上側の操作部22aに連なり且つ第1部材7に形成された第1係合孔14に係合する第1係合部23と、下側の操作部22bに連なり且つ第2部材8に形成された第2係合孔19に係合する第2係合部24と、これら第1及び第2係合部23、24の間に設けられ且つ第2部材8に形成されたスライド溝20に案内される案内部25と、を有している。なお、上記操作スイッチ9は、上下に分割可能な一対の分割体から構成されている。
ここで、上記操作スイッチ9において、図5(a)に示すように、下側の操作部22bを上方に向かって押圧操作することにより、第1係合孔14から第1係合部23を脱出させ且つ第2係合孔19に第2係合部24を係合させ更に第1係合孔14に案内部25を位置させれば、操作スイッチ9の案内部25が第2部材8のスライド溝20に対してスライドできない状態となり、第1及び第2部材7,8が固定状態にロックされる。一方、図5(b)に示すように、上側の操作部22aを下方に向かって押圧操作することにより、第1係合孔14に第1係合部23を係合させ且つ第2係合孔19から第2係合部24を脱出させ更に第2係合孔19に案内部25を位置させれば、操作スイッチ9の案内部25が第2部材8のスライド溝20に対してスライドできる状態となり、第1及び第2部材7,8の固定状態のロックが解除される。
そして、上記第1及び第2部材7,8の固定状態のロックが解除された状態では、第2部材8は、案内部25をスライド溝20に案内させることにより第1部材7に対してコネクタの接続方向にスライド自在に支持される。この第2部材7のスライドストロークS1は約40mmとされ、コネクタの接続ストロークS2は約15mmとされている(図11参照)。
(2)コネクタ構造の作用
次に、上記構成のコネクタ構造1の作用について説明する。上記コネクタ構造1を用いて各ワイヤーハーネス4,5を固定する場合、図7に示すように、操作スイッチ9を上方に押圧操作して第1及び第2部材7,8を固定状態にロックし、第1コネクタ2にワイヤーハーネス4を結線する。次に、図8に示すように、ワイヤーハーネス4の首下にベルト12を巻き回してベルト12をベルト孔13に挿入し、第1部材7にワイヤーハーネス4の首下を固定する。次いで、図9に示すように、予めワイヤーハーネス5が結線された第2コネクタ3を第1コネクタ2に接続する。その後、図10に示すように、ワイヤーハーネス5の首下にベルト17を巻き回してベルト17をベルト孔18に挿入し、第2部材8にワイヤーハーネス5の首下を固定する。
次に、上記構成のコネクタ構造1の作用について説明する。上記コネクタ構造1を用いて各ワイヤーハーネス4,5を固定する場合、図7に示すように、操作スイッチ9を上方に押圧操作して第1及び第2部材7,8を固定状態にロックし、第1コネクタ2にワイヤーハーネス4を結線する。次に、図8に示すように、ワイヤーハーネス4の首下にベルト12を巻き回してベルト12をベルト孔13に挿入し、第1部材7にワイヤーハーネス4の首下を固定する。次いで、図9に示すように、予めワイヤーハーネス5が結線された第2コネクタ3を第1コネクタ2に接続する。その後、図10に示すように、ワイヤーハーネス5の首下にベルト17を巻き回してベルト17をベルト孔18に挿入し、第2部材8にワイヤーハーネス5の首下を固定する。
第1及び第2コネクタ2,3の接続状態を解除する場合、図11に示すように、操作スイッチ9を下方に押圧操作して第1及び第2部材7,8の固定状態のロックを解除する。次に、図12に示すように、スライド溝20に案内部25を案内させることにより、第1部材7に対して第2部材8をスライドさせて第1及び第2コネクタ2,3を引き離して両コネクタ2,3の接続を解除する。このとき、第1部材7に対して第2部材8は完全に分離されておらず仮止め状態とされている。次いで、図13に示すように、スライド溝20から案内部25を脱出させて第1及び第2部材7,8が完全に分離される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のコネクタ構造1によると、第1及び第2コネクタ2,3の接続状態では、第1部材7に第1コネクタ2に連なるワイヤーハーネス4が固定され、第2部材8に第2コネクタ3に連なるワイヤーハーネス5が固定されている。そのため、コネクタ2,3の接続状態では、ワイヤーハーネス4,5を引っ張ってもワイヤーハーネス4,5の首下に応力が加わらずに第1及び第2部材7,8のベルト12,17に応力が加わり、第1及び第2コネクタ2,3及びワイヤーハーネス4,5の損傷を防止することができる。また、第1及び第2部材7,8は着脱可能に固定されているので、メンテナンス等の際には第1及び第2部材7,8の固定を解除すれば、コネクタ2,3の接続状態を容易に解除することができる。その結果、メンテナンス性を向上させることができる。
以上より、本実施例のコネクタ構造1によると、第1及び第2コネクタ2,3の接続状態では、第1部材7に第1コネクタ2に連なるワイヤーハーネス4が固定され、第2部材8に第2コネクタ3に連なるワイヤーハーネス5が固定されている。そのため、コネクタ2,3の接続状態では、ワイヤーハーネス4,5を引っ張ってもワイヤーハーネス4,5の首下に応力が加わらずに第1及び第2部材7,8のベルト12,17に応力が加わり、第1及び第2コネクタ2,3及びワイヤーハーネス4,5の損傷を防止することができる。また、第1及び第2部材7,8は着脱可能に固定されているので、メンテナンス等の際には第1及び第2部材7,8の固定を解除すれば、コネクタ2,3の接続状態を容易に解除することができる。その結果、メンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施例では、第1コネクタ2を、第1部材7に台座11を介して支持し、第1コネクタ2と第1部材7との間の空間に操作部22aを配置したので、第1コネクタ2及び第1部材7により操作部22aが覆い隠されているので、操作部22aの誤動作によって第1及び第2部材7,8の固定状態が解除されてしまうことを防止できる。
また、本実施例では、第2部材8を、第1部材7に対してコネクタ2,3の接続方向にスライド自在に支持し、第2部材8のスライドストロークS1をコネクタの接続ストロークS2より長くしたので、第1部材7に対して第2部材8を仮止めした状態で各コネクタ2,3を接続解除できる。その結果、第1及び第2部材7,8を完全に分離させない状態であってもメンテナンスを行うことができ、メンテナンス性を更に向上させることができる。
さらに、本実施例では、第1及び第2部材7,8を着脱自在に固定するための操作スイッチ9を更に備え、この操作スイッチ9を、互いに離間する一対の操作部22a,22bと、上側の操作部22aに連なり且つ第1部材7に形成された第1係合孔14に係合する第1係合部23と、下側の操作部22bに連なり且つ第2部材8に形成された第2係合孔19に係合する第2係合部24と、これら第1及び第2係合部23,24の間に設けられ且つ第2部材8に形成されたスライド溝20に案内される案内部25と、を有して構成し、上記スライド溝20を、一端側が第2係合孔19に連なり且つ他端側が外部に開口し、その溝幅を第2係合孔19の横幅より小さくしたので、一対の操作部22a,22bの操作により、第1係合孔14から第1係合部23を脱出させ且つ第2係合孔19に第2係合部24を係合させ更に第1係合孔14に案内部25を位置させれば、第1及び第2部材7,8が固定状態とされる一方、一対の操作部22a,22bの操作により、第1係合孔14に第1係合部23を係合させ且つ第2係合孔19から第2係合部24を脱出させ更に第2係合孔19に案内部25を位置させれば、第1及び第2部材7,8の固定状態が解除される。その結果、第1及び第2部材7,8の固定及び解除をより確実且つ容易に行うことができる。
なお、上記実施例において、図14に示すように、第2部材8に、案内部25のスライドを規制するようにスライド溝20内に臨む突起27を設けるとともに、第2部材8の弾性変形により突起27による規制を解除させるように構成するようにしてもよい。これにより、第1部材7に対して第2部材8を仮止め状態で抜け止めできる。
<実施例2>
次に、本実施例2に係るコネクタ構造の構成について説明する。なお、本実施例2のコネクタ構造では、上記実施例1に係るコネクタ構造1と略同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略する。
次に、本実施例2に係るコネクタ構造の構成について説明する。なお、本実施例2のコネクタ構造では、上記実施例1に係るコネクタ構造1と略同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略する。
(1)コネクタ構造の構成
本実施例に係るコネクタ構造31は、図16に示すように、互いに接続可能な第1コネクタ2及び第2コネクタ3を支持するためのコネクタ構造であって、以下に述べる第1部材32、第2部材33及び一対のクランプ部材34,35を備えて基本的に構成されている。
本実施例に係るコネクタ構造31は、図16に示すように、互いに接続可能な第1コネクタ2及び第2コネクタ3を支持するためのコネクタ構造であって、以下に述べる第1部材32、第2部材33及び一対のクランプ部材34,35を備えて基本的に構成されている。
上記第1部材32は、図15に示すように、本体10と、台座11と、ベルト12と、ベルト孔13と、を有している。この第1部材32の他端側には、上側のクランプ部材34が嵌合して固定される固定孔36が形成されている。また、第2部材33は、本体16と、ベルト17と、ベルト孔18と、を有している。この第2部材33には、下側のクランプ部材35が嵌合して固定される固定孔37が形成されている。また、上側のクランプ部材34には係止孔34aが形成され、下側のクランプ部材35には、係止孔34aに係止可能な係止ピン35aが設けられている。
(2)コネクタ構造の作用
次に、上記構成のコネクタ構造31の作用について説明する。図16に示すように、上側のクランプ部材34の係止孔34aに下側のクランプ部材35の係合ピン35aを係合させて第1及び第2部材32,33を固定状態として、第1及び第2部材32,33に第1及び第2コネクタ2,3の各ワイヤーハーネス4,5を固定する。そして、第1及び第2コネクタ2,3の接続状態を解除する場合、図17に示すように、第1部材7に対して第2部材8を離間する方向に弾性変形させて上側のクランプ部材34の係止孔34aから下側のクランプ部材35の係止ピン35aを抜き出して第1及び第2部材32,33を分離する。次に、図18に示すように、第1及び第2コネクタ2,3を引き離して両コネクタ2,3の接続を解除する。
次に、上記構成のコネクタ構造31の作用について説明する。図16に示すように、上側のクランプ部材34の係止孔34aに下側のクランプ部材35の係合ピン35aを係合させて第1及び第2部材32,33を固定状態として、第1及び第2部材32,33に第1及び第2コネクタ2,3の各ワイヤーハーネス4,5を固定する。そして、第1及び第2コネクタ2,3の接続状態を解除する場合、図17に示すように、第1部材7に対して第2部材8を離間する方向に弾性変形させて上側のクランプ部材34の係止孔34aから下側のクランプ部材35の係止ピン35aを抜き出して第1及び第2部材32,33を分離する。次に、図18に示すように、第1及び第2コネクタ2,3を引き離して両コネクタ2,3の接続を解除する。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のコネクタ構造31によると、上記実施例1に係るコネクタ構造1と略同様の作用・効果を奏することに加えて、第1及び第2部材32,33のそれぞれに互いに係合可能なクランプ部材34,35を設けたので、第2部材33の弾性変形を利用して各クランプ部材34,35の係合を解除すれば、第1及び第2部材32,33の固定状態を容易且つ確実に解除できる。
以上より、本実施例のコネクタ構造31によると、上記実施例1に係るコネクタ構造1と略同様の作用・効果を奏することに加えて、第1及び第2部材32,33のそれぞれに互いに係合可能なクランプ部材34,35を設けたので、第2部材33の弾性変形を利用して各クランプ部材34,35の係合を解除すれば、第1及び第2部材32,33の固定状態を容易且つ確実に解除できる。
<実施例3>
次に、本実施例3に係るコネクタ構造の構成について説明する。なお、本実施例3のコネクタ構造では、上記実施例1に係るコネクタ構造1と略同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略する。
次に、本実施例3に係るコネクタ構造の構成について説明する。なお、本実施例3のコネクタ構造では、上記実施例1に係るコネクタ構造1と略同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略する。
(1)コネクタ構造の構成
本実施例に係るコネクタ構造41は、図20に示すように、互いに接続可能な第1コネクタ2及び第2コネクタ3を支持するためのコネクタ構造であって、以下に述べる第1部材42、第2部材43及び一対のクランプ部材44,45を備えて基本的に構成されている。
本実施例に係るコネクタ構造41は、図20に示すように、互いに接続可能な第1コネクタ2及び第2コネクタ3を支持するためのコネクタ構造であって、以下に述べる第1部材42、第2部材43及び一対のクランプ部材44,45を備えて基本的に構成されている。
上記第1部材42は、図19に示すように、本体10と、台座11と、ベルト12と、ベルト孔13と、を有している。この第1部材42の他端側には、上側のクランプ部材44が係合する係合孔46が形成されている。また、第2部材43は、本体16と、ベルト17と、ベルト孔18と、を有している。この第2部材43には、下側のクランプ部材45が係合する係合孔47が形成されている。また、上側のクランプ部材44には係止孔44aが形成され、下側のクランプ部材45には、係止孔44aに係止可能な係止ピン45aが設けられている。
(2)コネクタ構造の作用
次に、上記構成のコネクタ構造41の作用について説明する。図20に示すように、上側のクランプ部材44の係止孔44aに下側のクランプ部材45の係止ピン45aを係止させて第1及び第2部材42,43を固定状態として、第1及び第2部材42,43に第1及び第2コネクタ2,3の各ワイヤーハーネス4,5を固定する。そして、第1及び第2コネクタ2,3の接続状態を解除する場合、図21に示すように、下側のクランプ部材45を第2部材43から分離する。次に、図22に示すように、第1及び第2コネクタ2,3を引き離して両コネクタ2,3の接続を解除する。
次に、上記構成のコネクタ構造41の作用について説明する。図20に示すように、上側のクランプ部材44の係止孔44aに下側のクランプ部材45の係止ピン45aを係止させて第1及び第2部材42,43を固定状態として、第1及び第2部材42,43に第1及び第2コネクタ2,3の各ワイヤーハーネス4,5を固定する。そして、第1及び第2コネクタ2,3の接続状態を解除する場合、図21に示すように、下側のクランプ部材45を第2部材43から分離する。次に、図22に示すように、第1及び第2コネクタ2,3を引き離して両コネクタ2,3の接続を解除する。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のコネクタ構造41によると、上記実施例1に係るコネクタ構造1と略同様の作用・効果を奏することに加えて、第1及び第2部材42,43をクランプ可能なクランプ部材44,45を更に備えて構成したので、クランプ部材44,45によるクランプ状態を解除すれば第1及び第2部材42,43の固定状態を容易且つ確実に解除できる。
以上より、本実施例のコネクタ構造41によると、上記実施例1に係るコネクタ構造1と略同様の作用・効果を奏することに加えて、第1及び第2部材42,43をクランプ可能なクランプ部材44,45を更に備えて構成したので、クランプ部材44,45によるクランプ状態を解除すれば第1及び第2部材42,43の固定状態を容易且つ確実に解除できる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例1では、第1部材7の第1コネクタ2で覆われる位置に操作部22aを配置するようにしたが、これに限定されず、例えば、第1部材7の第1コネクタ2で覆われない位置に操作部22aを配置するようにしてもよい。
また、上記実施例1では、第2部材8のスライドストロークS1をコネクタの接続ストロークS2より長く設定するようにしたが、これに限定されず、例えば、第2部材8のスライドストロークS1をコネクタの接続ストロークS2より短く設定するようにしてもよい。
また、上記実施例2では、第1及び第2部材32,33にクランプ部材34,35を取り付けるようにしたが、これに限定されず、例えば、第1及び第2材32,33にクランプ部を一体形成するようにしてもよい。
また、上記実施例1〜3では、第1及び第2部材に一体に形成されるベルト12,17を例示したが、これに限定されず、例えば、第1及び第2部材とは別物のベルトとしてもよい。さらに、ベルト以外のクランプ具等の固定手段を用いてワイヤーハーネスを固定するようにしてもよい。
さらに、上記実施例1〜3では、樹脂製の第1及び第2部材を例示したが、これに限定されず、例えば、金属製又は異種材料からなる第1及び第2部材としてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
車両部品や電化製品等で使用される一対のコネクタのワイヤーハーネスを固定する技術として広く利用される。特に、乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などの車両部品で使用されるコネクタ構造として好適に利用される。
1,31,41;コネクタ構造、2;第1コネクタ、3;第2コネクタ、4,5;ワイヤーハーネス、7,32,42;第1部材、8,33,43;第2部材、11;台座、22a,22b;操作部、S1;第2部材のスライドストローク、S2;コネクタの接続ストローク。
Claims (3)
- 互いに接続可能な第1コネクタ及び第2コネクタを支持するためのコネクタ構造であって、
前記第1コネクタが固定され且つ該第1コネクタに連なるワイヤーハーネスが固定される第1部材と、
前記第2コネクタに連なるワイヤーハーネスが固定される第2部材と、を備え、
前記第1部材及び前記第2部材は着脱可能に固定されていることを特徴とするコネクタ構造。 - 前記第1コネクタは、前記第1部材に台座を介して固定されており、該第1コネクタと該第1部材との間の空間には、前記第1部材及び前記第2部材の固定を解除するための操作部が配置されている請求項1記載のコネクタ構造。
- 前記第2部材は、前記第1部材に対して前記コネクタの接続方向にスライド自在に支持されており、該第2部材のスライドストロークは前記コネクタの接続ストロークより長くされている請求項1又は2に記載のコネクタ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010234919A JP2012089347A (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | コネクタ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010234919A JP2012089347A (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | コネクタ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012089347A true JP2012089347A (ja) | 2012-05-10 |
Family
ID=46260766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010234919A Pending JP2012089347A (ja) | 2010-10-19 | 2010-10-19 | コネクタ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012089347A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012222468A1 (de) | 2011-12-07 | 2013-06-13 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Negativelektrode für Lithium-Sekundärbatterie, Lithium-Säkundärbatterie und Herstellungsverfahren dafür |
-
2010
- 2010-10-19 JP JP2010234919A patent/JP2012089347A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102012222468A1 (de) | 2011-12-07 | 2013-06-13 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Negativelektrode für Lithium-Sekundärbatterie, Lithium-Säkundärbatterie und Herstellungsverfahren dafür |
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