JP2012081822A - 車輪用転がり軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪側から入力される振動をハブ軸外周面の内輪軌道面と、転動体と、外輪部材の外輪軌道面とに伝達される前に効率よく吸収することができる車輪用転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】車輪が取り付けられるフランジ体40を車外側端部に有するハブ軸31と、ハブ軸31を内輪部材としてその外周に配設される外輪部材21と、ハブ軸31と外輪部材21との間に転動可能に配設される転動体25、26とを備える。ハブ軸31と、フランジ体40とは、それぞれ別体に形成されると共に、振動を吸収可能な防振部材55を間に挟んで同一中心線上に連結されている。
【選択図】図1

Description

この発明は車輪用転がり軸受装置に関する。
従来、車輪用転がり軸受装置においては、車輪が取り付けられるフランジ体を車外側端部に有するハブ軸と、このハブ軸を内輪部材としてその外周に配設される外輪部材と、ハブ軸と外輪部材との間に転動可能に配設される転動体とを備えた構造のものが知られている。
このような車輪用転がり軸受装置において、車両走行時に、車輪側から入力される振動がフランジ体、ハブ軸、転動体、外輪部材を順に経て伝達され、外輪部材をボルト等によって締結しているサスペンションのナックル又はキャリアに伝達される。このような振動伝達によって乗り心地が悪くなることが想定される。
車両走行時の車輪側から入力される振動を車輪用転がり軸受装置において吸収し、これによって乗り心地を向上させることが、例えば特許文献1に開示されている。
これにおいては、外輪部材とナックルとの間の連結部に防振部材(振動吸収部)が配設されている。
特開2006−306382号公報
ところで、特許文献1に開示されたものにおいては、外輪部材とナックルとの間の連結部に防振部材(振動吸収部)が配設される。
このため、車輪側から入力される振動や衝撃は、外輪部材とナックルとの間の防振部材によって吸収されるが、ハブ軸外周面の内輪軌道面と、転動体と、外輪部材の外輪軌道面とに伝達されることが想定される。そして、これらの部分に振動や衝撃が伝達されると、内輪軌道面や外輪軌道面に転動体によって圧痕が形成される恐れがある。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、車輪側から入力される振動をハブ軸外周面の内輪軌道面と、転動体と、外輪部材の外輪軌道面とに伝達される前に効率よく吸収することができる車輪用転がり軸受装置を提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係る車輪用転がり軸受装置は、車輪が取り付けられるフランジ体を車外側端部に有するハブ軸と、前記ハブ軸を内輪部材としてその外周に配設される外輪部材と、前記ハブ軸と前記外輪部材との間に転動可能に配設される転動体とを備えた車輪用転がり軸受装置であって、
前記ハブ軸と、前記フランジ体とは、それぞれ別体に形成されると共に、振動を吸収可能な防振部材を間に挟んで同一中心線上に連結されていることを特徴とする。
前記構成によると、車輪側から入力される振動は、フランジ体とハブ軸との間に配設された防振部材によって吸収されるため、乗り心地が向上する。
また、車輪側から入力される振動が、ハブ軸外周面の内輪軌道面と、転動体と、外輪部材の外輪軌道面とに伝達されることが回避されるため、転がり軸受の耐久性を向上させることができる。
請求項2に係る車輪用転がり軸受装置は、請求項1に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
ハブ軸とフランジ体とのうち、一方の部材には、テーパ状の連結軸部が形成され、
他方の部材には、前記連結軸部に防振部材を間に挟んでテーパ嵌合する連結孔部が形成されていることを特徴とする。
前記構成によると、ハブ軸とフランジ体とが、テーパ状の連結軸部と、この連結軸部に防振部材を間に挟んでテーパ嵌合する連結孔部によって連結される。このため、ハブ軸とフランジ体との相互の中心ずれをテーパ嵌合によって防止しながら、連結軸部と連結孔部との間に防振部材を容易に組み付けることができる。
この発明の実施例1に係る車輪用転がり軸受装置を示す縦断面図である。 同じく内輪部材のハブ軸とフランジ体とが防振部材を間に挟んで連結された状態を示す縦断面図である。 この発明の実施例2に係る車輪用転がり軸受装置の内輪部材のハブ軸とフランジ体とが防振部材を間に挟んで連結された状態を示す縦断面図である。
この発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1に係る車輪用転がり軸受装置を図1と図2にしたがって説明する。
図1に示すように、車輪用転がり軸受装置(車輪用ハブユニット)は、転がり軸受としての複列のアンギュラ玉軸受を構成する外輪部材20と、内輪部材としてのハブ軸31と、複列の玉(転動体)25、26と、保持器27、28とを備えてユニット化されている。
外輪部材20の内周面の軸方向の所定位置には、車体側部材、例えば、車両の懸架装置(図示しない)に支持されたナックル、又はキャリアの取付面にボルトによって連結される車体側フランジ23が一体に形成されている。
また、外輪部材20の内周面には、軸方向に所定間隔を保って外輪軌道面21、22が形成されている。
図1と図2に示すように、ハブ軸31の車外側端部には、車輪が取り付けられるフランジ体40を有し、ハブ軸31の外周面には、軸方向に所定間隔を保って内輪軌道面36、37が形成されている。
また、この実施例1において、ハブ軸31は、フランジ体40側が大径で先端側が小径に形成された段軸状に形成され、ハブ軸31の大径部32の外周面に一方の内輪軌道面36が形成されている。
また、ハブ軸31の小径部33の外周面には内輪体34が嵌め込まれ、この内輪体34の外周面に他方の内輪軌道面37が形成されている。
そして、両外輪軌道面21、22と、両内輪軌道面36、37との間には、複列をなす各複数個の玉25、26が保持器27、28によって保持された状態で組み込まれる。
さらに、ハブ軸31の小径部33先端から一体に延出されたかしめ用筒部が径方向外方へかしめられてかしめ部35が形成されることによって小径部33の外周面に内輪体34が固定される。
また、フランジ体40の車外側面には、ブレーキロータを間に挟んで車輪(図示しない)の中心孔が嵌込まれる車輪用嵌合部42が形成されている。
また、フランジ体40には、車輪を締め付ける複数のハブボルト41が所定ピッチで圧入固定されている。
図1と図2に示すように、ハブ軸31とフランジ体40とは、それぞれ別体に形成されると共に、振動を吸収可能な防振部材55を間に挟んで同一中心線上に連結されている。
この実施例1において、ハブ軸31とフランジ体40とのうち、一方の部材、図1ではフランジ体40には、その一側面の中心部にテーパ軸状の連結軸部51が一体に形成されている。他方の部材、図1ではハブ軸31には、その端面の中心部に連結軸部51に対応するテーパ孔状の連結孔部52が形成されている。
さらに、フランジ体40の中心部には、連結ボルト58の雄ねじが挿通される貫通孔が形成され、ハブ軸31の連結孔部52の底面の中心部には連結ボルト58がねじ込まれる雌ねじが形成されている。
そして、連結軸部51と連結孔部52とが防振部材55を間に挟んでテーパ嵌合した状態で、連結ボルト58の雄ねじがフランジ体40の貫通孔を通してハブ軸31の雌ねじに設定されたトルクでねじ込まれることで、ハブ軸31とフランジ体40とが一体状に連結されるようになっている。
また、防振部材55は、合成樹脂、ゴム等の弾性材料(弾性体)、制振合金材料等によってテーパ筒状に形成される。なお、制振合金材料においては、例えば、特開2006−306382号公報に開示されている。
この実施例1に係る車輪用転がり軸受装置は上述したように構成される。
したがって、車輪側から入力される振動は、フランジ体40とハブ軸31との間に配設された防振部材55によって吸収されるため、乗り心地が向上する。
また、車輪側から入力される振動が、内輪部材としてのハブ軸31の両内輪軌道面36、37と、複列の玉25、26と、外輪部材20の両外輪軌道面21、22とに伝達されることが回避されるため、アンギュラ玉軸受(転がり軸受)の耐久性を向上させることができる。
この実施例1において、ハブ軸31とフランジ体40とが、テーパ軸状の連結軸部51と、この連結軸部51に防振部材55を間に挟んでテーパ嵌合する連結孔部52によって連結される。このため、ハブ軸31とフランジ体40との相互の中心ずれを連結軸部51と連結孔部52とのテーパ嵌合作用によって防止することができる。
さらに、連結軸部51と連結孔部52との嵌合部間に防振部材55が介在されるため、車輪側から入力される振動のうち、特に、ラジアル荷重を良好に吸収することができる。
また、連結軸部51と連結孔部52とを嵌合する前に、これら連結軸部51と連結孔部52との一方にテーパ筒状の防振部材55を配置することによって、連結軸部51と連結孔部52との間に防振部材55を容易に組み付けることができる。
次に、この発明の実施例2に係る車輪用転がり軸受装置を図3にしたがって説明する。
図3に示すように、この実施例2においては、車輪側から入力される振動において、ラジアル荷重とアキシャル荷重とを共に良好に吸収することができるように構成したものであり、防振部材155は、連結軸部51と連結孔部52との間に介在されるテーパ筒部155aと、ハブ軸31の端面と、これに対向するフランジ体40の車内側面との間に介在されるフランジ部155bとを有している。
この実施例2のその他の構成は実施例1と同様に構成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
したがって、この実施例2においては、車輪側から入力される振動のうち、ラジアル荷重は、主として防振部材155のテーパ筒部155aによって良好に吸収され、アキシャル荷重は主としてフランジ部155bによって良好に吸収されるため、乗り心地がより一層向上する。
なお、この発明は前記実施例1及び2に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。
20 外輪部材
21、22 外輪軌道面
25、26 玉(転動体)
31 ハブ軸(内輪部材)
40 フランジ体
51 連結軸部
52 連結孔部
55、155 防振部材

Claims (2)

  1. 車輪が取り付けられるフランジ体を車外側端部に有するハブ軸と、前記ハブ軸を内輪部材としてその外周に配設される外輪部材と、前記ハブ軸と前記外輪部材との間に転動可能に配設される転動体とを備えた車輪用転がり軸受装置であって、
    前記ハブ軸と、前記フランジ体とは、それぞれ別体に形成されると共に、振動を吸収可能な防振部材を間に挟んで同一中心線上に連結されていることを特徴とする車輪用転がり軸受装置。
  2. 請求項1に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
    ハブ軸とフランジ体とのうち、一方の部材には、テーパ状の連結軸部が形成され、
    他方の部材には、前記連結軸部に防振部材を間に挟んでテーパ嵌合する連結孔部が形成されていることを特徴とする車輪用転がり軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016056646A1 (ja) * 2014-10-10 2016-04-14 Ntn株式会社 車輪用軸受装置
CN109606025A (zh) * 2019-01-15 2019-04-12 深圳市重器科技有限公司 一种机器人底盘

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