JP2012076792A - Paper carton - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、板紙からなるカートンの技術分野に属し、詳しくは、直方体形状の板紙製容器であって、菓子類を始めとして、化粧品、医薬品、各種小物などを収納して販売する際に好適に用いられる紙カートンに関するものである。 The present invention belongs to the technical field of cartons made of paperboard, and in particular, is a rectangular parallelepiped paperboard container, suitable for storing and selling confectionery, cosmetics, pharmaceuticals, various accessories, etc. It relates to the paper carton used.
従来、この種の紙カートンとして、天面パネルを大きく開封して中身を取り出すトップオープン型の紙カートンが知られている。その中でも代表的なものとしては、後側をヒンジとする天面パネルから前方に延設したフラップパネルを前面パネルと貼着し、内容物を収納した後、折込みフラップを折り込んでから側面パネル同士を貼着することにより形成される紙カートンであって、開封時には、フラップパネルの一部からなる摘み部を引っ張り、破断線に沿ってフラップパネルと天面パネルを破断することにより2筋の破断線に囲まれた開閉部分を摘み上げ、天面パネルの中央部を大きく開放して内容物を取り出すように、また、一旦開けた開閉部分は、リクローズするにあたって摘み部分を前面パネルの切込みに差し込んで閉じることにより、自然に開閉部分が開くことを防ぐように構成されたものが広く利用されている。 Conventionally, as this type of paper carton, a top-open type paper carton is known in which the top panel is greatly opened to take out the contents. As a typical example, a flap panel that extends forward from the top panel with a hinge on the rear side is attached to the front panel, the contents are stored, and then the side flaps are folded between the side panels. Is a paper carton that is formed by sticking, and at the time of opening, pulls the knob part consisting of a part of the flap panel and breaks the flap panel and the top panel along the breaking line to break two lines Pick up the opening and closing part surrounded by the line, open the center part of the top panel widely and take out the contents, and once opening and closing the opening part, insert the knob part into the notch on the front panel What is constructed so as to prevent the opening and closing part from opening naturally by closing with is widely used.
上記したトップオープン型の紙カートンは、天面パネルの略全体が大きく開封されるので、開封状態では内容物を取り出しやすく、またリクローズも可能であることから、一つ一つ取って食べるような菓子類を収納して販売するための容器としては非常に利便性の高いものである。一方、このような紙カートンを使用後に廃棄するに際しては、箱形状を潰して減容化することが望まれる。ところが、このタイプの紙カートンは、両方の側面パネルのシール部を剥がして潰さなければならないため、せっかく天面を大きく開封しているにも関わらず、廃棄するための減容化が面倒であった。 The top-open type paper carton described above can be taken out one by one because it is easy to take out the contents in the opened state and reclose is possible because almost the entire top panel is opened greatly. As a container for storing and selling confectionery, it is very convenient. On the other hand, when discarding such a paper carton after use, it is desired to reduce the volume by crushing the box shape. However, since this type of paper carton has to peel off the seals on both side panels, it has been troublesome to reduce the volume for disposal even though the top surface has been greatly opened. It was.
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、天面パネルを大きく開封して中身を取り出すトップオープン型の紙カートンであって、内容物を取り出した後で廃棄するに際し、減容化が簡単に行えるようにした紙カートンを提供することにある。 The present invention has been made in view of such problems, and the object of the present invention is a top-open type paper carton in which the top panel is greatly opened to take out the contents, and the contents are taken out. Another object of the present invention is to provide a paper carton that can be easily reduced in volume when it is disposed of later.
上記の目的を達成するため、本発明に係る紙カートンは、天面パネルから前方に延設したフラップパネルが前面パネルと貼着されており、折込みフラップを内側に折り曲げてから底面側と天面側の側面パネル同士を貼着することで端面が閉じられており、天面パネルには、連続する複数の切込みからなる破断線が左右の側辺寄りに形成されているとともに、背面パネル寄りのところに左右の破断線の内側に位置する長さで折曲げ線が設けられ、左右の破断線とこの折曲げ線とで囲まれる領域が開封領域を形成しており、フラップパネルには、連続する複数の切込みからなる破断線が天面パネルの左右の破断線にそれぞれ至るように形成され、その破断線に繋がる開封開始用の摘み部分が前端部に形成されたトップオープン型の紙カートンであって、天面パネルにおける開封領域の外側のコーナー付近に、天面パネルの4隅にそれぞれ向かう4つの補助切れ線がそれぞれ隣接する破断線に間隔を置いて連続するように形成されていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, the paper carton according to the present invention has a flap panel that extends forward from the top panel, and is attached to the front panel. The end faces are closed by adhering the side panels on the side, and the top panel has break lines consisting of a plurality of continuous cuts formed near the left and right sides and near the back panel. However, a fold line is provided with a length located inside the right and left break lines, and an area surrounded by the left and right break lines and the bend line forms an unsealed area. A top open type paper carton in which break lines composed of a plurality of cuts are formed so as to reach the right and left break lines of the top panel, respectively, and a picking portion for opening opening connected to the break lines is formed at the front end Ah In the vicinity of the outer corner of the unsealed area of the top panel, four auxiliary cut lines respectively directed to the four corners of the top panel are formed so as to be continuous with an interval between adjacent break lines. Features.
そして、上記構成の紙カートンにおいて、破断線を構成する一つの切込みがコーナーに向けて延長させられ、そのコーナーにある補助切れ線がその切込みの延長部分に間隔を置いて連続しているようにすることが好ましい。 And, in the paper carton having the above configuration, one notch constituting the breaking line is extended toward the corner, and the auxiliary cutting line at the corner is continuous with an interval between the extended portions of the notch. It is preferable to do.
本発明の紙カートンは、摘み部分を引っ張ってフラップパネルの破断線と天面パネルの破断線を連続して破断することで天面パネルの開封領域を開けることができ、中の内容物を取り出して空になってから、開けられた開口の左右を手で広げることにより、天面パネルの各コーナーにおいて、それぞれ補助切れ線が4箇所ですべて破断され、その結果各コーナーで折込みフラップが抜け外れて平らな状態にすることができることから、廃棄するに際して簡単に減容化することができる。 The paper carton of the present invention can open the opening area of the top panel by pulling the knob part and continuously breaking the break line of the flap panel and the break line of the top panel, and take out the contents inside After emptying, widen the left and right sides of the opened opening by hand to break all four auxiliary break lines at each corner of the top panel. As a result, the folding flaps come off at each corner. And can be reduced in volume when discarded.
図1は本発明に係る紙カートンの一例を示すもので、この紙カートンは図2に示すブランクを組み立てて形成されている。 FIG. 1 shows an example of a paper carton according to the present invention. This paper carton is formed by assembling the blank shown in FIG.
図2のブランクは、紙器用の板紙を打ち抜いて形成されたもので、図示の如く、押罫からなる折線a,b,c,dを介して前面パネル11、底面パネル12、背面パネル13、天面パネル14、フラップパネル15が順次連設されている。そして、底面パネル12の左右辺には折線e,fを介してそれぞれ底面側の側面パネル16,17が連設され、背面パネル13の左右辺には折線g,hを介してそれぞれ折込みフラップ18,19が連設され、天面パネル14の左右辺には折線i,jを介してそれぞれ天面側の側面パネル20,21が連設され、フラップパネル15の左右辺には折線k,lを介してそれぞれ折込みフラップ22,23が連設されている。
The blank in FIG. 2 is formed by punching paperboard for paper containers. As shown in the drawing, the
フラップパネル15には、ツナギのある切込みにより先端中央に摘み部分15aが区画されており、その摘み部分15aには、折れ曲がりやすいように中央に押罫からなる罫線mが設けられている。そして、摘み部分15の2箇所の根元を起点として末広がり状に延びる開封用の2筋の破断線L1 が形成されており、天面パネル14には、これら2筋の破断線L1 にそれぞれ連続して同じく開封用の破断線L2 がそれぞれ側辺と平行に背面パネル13の近いところまで形成されている。
The
天面パネル14には、左右の側辺寄りに破断線L2 が形成されているとともに、背面パネル13寄りのところに開封部のヒンジとなる折曲げ線αが左右の破断線L2 の内側に位置する長さで形成されており、左右の破断線L2 とこの折曲げ線αとで囲まれる領域が開封領域(開封部)を形成している。
The
天面パネル14における左右の破断線L2 は、それぞれフラップパネル15側から背面パネル13側に向かって折曲げ線αの手前に至るまで設けられ、その破断線L2 に繋がり折曲げ線αの端部に至る切込み線βが形成されており、その切込み線βにより折曲げ線αよりも後方に突出する舌片24が区画されている。そして、開封部のヒンジとなる折曲げ線αは、折れ曲がりやすいようにミシン目で形成されている。
The left and right break lines L 2 in the
フラップパネル15の破断線L1 と天面パネル14の破断線L2 は、いずれも連続する複数の切込みからなっている。このうち、フラップパネル15における2筋の破断線L1 は、末広がり状に形成されており、開封時には各切込みに対して内向きの力が掛かって破断されるため、図示のように、破断方向で見て後側が内向きに折れ曲がった形状の切込みを連続させ、破断が途切れないようにしている。
Break line L 2 of the break line L 1 and the
一方、天面パネル14における左右の破断線L2 は、連続する複数の切込みが側辺と平行に一列に配列されたものである。そして、図2の右側の破断線L2 の一部を図3に拡大して示すように、これらの切込みyは、破断方向(矢印方向)と同一方向の主体部y1 と、主体部y1 の破断方向の後端Bから鈍角で斜め外側に突き出た前方屈曲部y2 と、主体部y1 の破断方向の前端Cから鈍角で斜め外側に突き出た後方屈曲部y3 とからなっており、前方屈曲部y2 の先端Aの位置が、後方屈曲部y3 の先端Dの位置より外側にあり、後方屈曲部y3 の延長線が前方屈曲部y2 に突き当たるように、前方屈曲部y2 と後方屈曲部y3 の角度と長さが決められている。さらに、サック貼り工程で、ブランク同士が擦れることで切込みyがささくれ立つことを防止するため、主体部y1 のほぼ中央にツナギuが残されている。
On the other hand, broken line L 2 of the left and right in the
また、天面パネル14には、左右の破断線L2 と折曲げ線αとで囲まれる開封領域の外側のコーナー付近に、天面パネル14の4隅にそれぞれ向かう補助切れ線γが破断線L2 に間隔を置いて連続するように形成されている。具体的には、図2の天面パネル14の一部を図4に拡大して示すように、右下の補助切れ線γは、コーナーを2分する略45度の角度で設けられており、破断線L2 を構成する破断方向2つ目の切込みyにおける前方屈曲部y2 を延長させることで破断線L2 に連続するようにしてあり、右上の補助切れ線γは、同じくコーナーを2分する略45度の角度で設けられており、舌片24を区画する切込み線βの一部を利用して破断線L2 に連続するようにしている。そして、補助切れ線γは、破断線L2 からの破断を確実に受け止めるために、図示のように、破断方向に見て前側が内向きに折れ曲がった形状にしてある。
In addition, the
この補助切れ線γには、破断線L2 の切込みyと同様に、サック貼り工程でブランク同士が擦れてささくれ立つことを防止するため途中にツナギvを残している。なお、天面パネル14の左側の2つのコーナー付近にそれぞれ形成する補助切れ線γについては右側と対称になっているだけで構成は同じである。
In the auxiliary cut line γ, as in the case of the cut y of the breaking line L 2 , a jump v is left in the middle to prevent the blanks from being rubbed and raised in the sack pasting process. The auxiliary cut lines γ formed in the vicinity of the two corners on the left side of the
前面パネル11には、フラップパネル15の摘み部分15aに対応する位置に差込み部11aが形成されており、組み立てられた紙カートンの開封後において、この差込み部11aに開封部先端の摘み部分15aを差し込んで係止できるようになっている。ここでは、一辺に2箇所のツナギを残した概略矩形状の切込により差込み部11aが区画されており、差込み部11aを押すとツナギのある一辺をヒンジとして撓むことで、摘み部分15aの差込みを容易としている。
The
また、前面パネル11と底面パネル12の境界には、開封時に摘み部分15aに対する指掛けを容易とする窪みを形成するため、折線aの途中に押罫を紡錘形とした凹部形成領域11bが設けられている。なお、この紡錘形の凹部形成領域11bは、前面パネル11側をミシン目として、製函時において前面パネル11と底面パネル12の境界を折り曲げやすくしている。
In addition, a
図2のブランクは、前面パネル11の表側にフラップパネル15の裏側を貼り合わせたサック貼り状態とされる。このとき、開封部を除いた部分、すなわち破断線L1 より外側の領域で糊付けする。そして、このサック貼りされたものが複数枚をまとめて製函工程へと送られる。
The blank in FIG. 2 is in a sack pasting state in which the back side of the
サック貼り状態のブランクから紙カートンを組み立てるには、まず、折り畳んだブランクを角筒状に起こした後、一方の端面側で、折込みフラップ19,23をそれぞれ内側に折り曲げてから、底面側の側面パネル17と天面側の側面パネル21を順次折り曲げて貼り合わせる。
To assemble a paper carton from a sack-attached blank, first fold up the folded blank into a square tube shape, then fold the folded flaps 19 and 23 inward on one end face side, and then the bottom side face The
このように一方の端面だけを閉じた状態で他方の開いた方から内容物を投入する。そして、他方の端面側で、折込みフラップ18,22をそれぞれ内側に折り曲げてから、底面側の側面パネル16と天面側の側面パネル20を順次折り曲げて貼り合わせる。これにより図1に示す紙カートンが製函される。
In this way, the contents are put in from the other open side with only one end face closed. Then, after folding the folding flaps 18 and 22 inward on the other end face side, the
図1に示す紙カートンから内容物を取り出すに際しては、図5に示すように天面を開ける。このように紙カートンの天面を開けるには、前面パネル11の下端にある凹部形成領域11bでできた窪みを利用し、フラップパネル15の摘み部分15aを指で把持して引っ張る。このように摘み部分15aを引っ張ることでフラップパネル15の2筋の破断線L1 を破断し、そのまま上方から後方にかけて引っ張ることで天面パネル12の左右の破断線L2 をそれぞれ破断線L1 に連続して破断しながら、破断された開封部を折曲げ線αのところをヒンジとして回動しつつ蓋として開ける。そして、フラップパネル15と天面パネル14の開封部を把持したまま斜め後側に引っ張る。
When taking out the contents from the paper carton shown in FIG. 1, the top is opened as shown in FIG. In order to open the top surface of the paper carton in this way, the depression formed in the
このように開封した後、開けた蓋の部分を斜め上方に持ち上げて舌片24の係止を外し、そのまま前方に倒してから、摘み部分15aを前面パネル11の差込み部11aに差し込んで係止することにより蓋を閉じることができる。
After opening in this way, the opened lid part is lifted obliquely upward to unlock the
図5に示す開封状態では、持ち上げた開封部の周囲に破断線L2 の破断で生じる三角状の突起が残り、天面パネル14に形成された開口の周囲には突起が残らない。すなわち、破断線L2 の破断は、切込みyの主体部y1 の後端から斜め外側に突き出た後方屈曲部y3 の先端Dから、それより先端Aが外側にある次の切込みyの前方屈曲部y2 までの間が繋がることで進行するので、破断が確実に行われるとともに、開封部が開いた後に形成される開口の周縁は三角状の凹みが連続した状態になる。したがって、開口に手を入れて内容物を取り出すときにその手が引っ掛かるようなことがない。
In the opened state shown in FIG. 5, triangular projections generated by the breaking of the breaking line L 2 remain around the opened opening portion, and no projections remain around the opening formed in the
図5に示すように、天面を開けて内容物を取り出した後、空になった紙カートンは簡単に減容化して廃棄することができる。すなわち、天面パネル14の4隅にそれぞれコーナーを2分する略45度の角度で補助切れ線γが形成されているので、図6に示すように、開口の左右を手で広げることにより、ヒンジ側では舌片24の抜けた孔のところから、手前のコーナー側では破断線L2 における2つ目の切込みyのところから、それぞれ補助切れ線γに繋がって4箇所ですべて破断され、その結果各コーナーで折込みフラップが抜け外れて紙カートンは平らな状態になる。
As shown in FIG. 5, after the top surface is opened and the contents are taken out, the empty paper carton can be easily reduced in volume and discarded. That is, since the auxiliary cut line γ is formed at an angle of approximately 45 degrees that bisects each corner at the four corners of the
以上、本発明を実施するための形態について詳細に説明してきたが、本発明による紙カートンは、上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。 As mentioned above, although the form for implementing this invention has been demonstrated in detail, the paper carton by this invention is not limited to said embodiment at all, In the range which does not deviate from the meaning of this invention, various change It is natural that this is possible.
11 前面パネル
11a 差込み部
11b 凹部形成領域
12 底面パネル
13 背面パネル
14 天面パネル
15 フラップパネル
15a 摘み部分
16,17 側面パネル
18,19 折込みフラップ
20,21 側面パネル
22,23 折込みフラップ
24 舌片
L1 ,L2 破断線
α 折曲げ線
β 切込み線
γ 補助切れ線
a〜l 折線
m 罫線
u,v ツナギ
y 切込み
y1 主体部
y2 前方屈曲部
y3 後方屈曲部
A 先端
B 後端
C 前端
D 先端
DESCRIPTION OF
Claims (2)
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- 2010-10-01 JP JP2010223636A patent/JP5533524B2/en active Active
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