JP2012070921A - Ear thermometer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、耳式体温計に関するものである。 The present invention relates to an ear thermometer.
従来より、耳腔内にプローブを挿入し、鼓膜またはその周辺の温度を検出することで、被検者の体温を測定する耳式体温計が実用化されている。 Conventionally, an ear-type thermometer that measures the body temperature of a subject by inserting a probe into the ear cavity and detecting the temperature of the eardrum or its surroundings has been put into practical use.
耳式体温計は、一般に、環境温度を検出する温度検出素子(例えば、サーミスタ)と、耳腔内の温度測定部位(鼓膜またはその周辺)から放射される赤外線を検出する赤外線検出素子(例えば、冷接点と温接点とからなるサーモパイル)とを備えており、それぞれの検出素子の検出温度に基づいて、被検者の体温を算出する構成となっており、他の方式の体温計と比較して、体温の測定を短時間で高精度に行うことができるという利点を備えている。 An ear thermometer generally includes a temperature detection element (for example, a thermistor) that detects an environmental temperature and an infrared detection element (for example, a cold detector) that detects infrared rays emitted from a temperature measurement site (the eardrum or its surroundings) in the ear cavity. Thermopile consisting of a contact point and a hot contact point), and is configured to calculate the body temperature of the subject based on the detection temperature of each detection element, compared to other types of thermometers, It has the advantage that body temperature can be measured with high accuracy in a short time.
しかしながら、耳式体温計の場合、耳腔内にプローブが的確に挿入されず(つまり、適切な測定状態を確保できず)、耳腔内の温度測定部位から放射される赤外線を適切に検出できなかった場合には、測定誤差が大きくなるという問題がある。特に、乳幼児等のように、一定時間、静止させておくことが困難であり、かつ測定者による支えなどが必要な被検者の場合には、このような問題が顕著になる。 However, in the case of an ear-type thermometer, the probe is not properly inserted into the ear cavity (that is, an appropriate measurement state cannot be ensured), and infrared rays emitted from the temperature measurement site in the ear cavity cannot be detected properly. In this case, there is a problem that the measurement error increases. In particular, such a problem becomes conspicuous in the case of a subject who is difficult to remain stationary for a certain period of time such as an infant or the like and needs to be supported by a measurer.
これに対して、従来の耳式体温計は、例えば、図8に示すように、測定者または被検者自身が、本体部下方を支持しながら測定を行うことを前提としており、耳腔内への挿入において、プローブ部の先端を高精度に位置合わせすることは必ずしも容易ではなかった。また、本体部の支持のために片方の手が完全に塞がるため、乳幼児等のように、測定に際して測定者が手で支える必要がある被検者の場合には、高精度な測定がより困難なものとなっていた。 On the other hand, the conventional ear thermometer is based on the premise that the measurement person or the subject himself / herself performs the measurement while supporting the lower part of the main body as shown in FIG. In the insertion, it is not always easy to align the tip of the probe portion with high accuracy. In addition, since one hand is completely closed to support the main body, it is more difficult to measure with high accuracy in the case of a subject who needs to be supported by the hand during measurement, such as an infant. It was something.
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、被検者の耳腔内にプローブ部を的確かつ容易に挿入することが可能な耳式体温計を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide an ear-type thermometer capable of accurately and easily inserting a probe portion into an ear cavity of a subject.
上記の目的を達成するために、本発明に係る耳式体温計は以下のような構成を備える。即ち、
環境温度を検出する温度検出素子と、被検者の耳腔内の温度測定部位から放射される赤外線を検出することで該温度測定部位の相対温度を検出する赤外線検出素子とを備え、該温度検出素子により検出された環境温度と該赤外線検出素子により検出された相対温度とを用いて、被検者の体温を測定する耳式体温計であって、
中空の筒状体によって形成され、前記耳腔内に挿入されるプローブと、
測定者の指に装着するための装着機能を有し、該装着機能により該測定者の指に装着された場合に、前記プローブの支持位置が、該測定者の手指末節部の手掌面に対向する位置にくるように、前記プローブを支持する装着部と、
前記測定者の手指末節部の手掌面に対する前記プローブの突出方向の角度が可変となるように、前記プローブを前記支持位置周りに回動させるとともに、所定の回動角度で固定させることが可能な回動部とを備える。
In order to achieve the above object, an ear thermometer according to the present invention has the following configuration. That is,
A temperature detection element that detects an environmental temperature; and an infrared detection element that detects a relative temperature of the temperature measurement part by detecting infrared rays emitted from the temperature measurement part in the ear cavity of the subject. An ear-type thermometer that measures the body temperature of the subject using the environmental temperature detected by the detection element and the relative temperature detected by the infrared detection element,
A probe formed by a hollow cylindrical body and inserted into the ear cavity;
A mounting function for mounting on a measurer's finger, and when the probe is mounted on the measurer's finger by the mounting function, the support position of the probe is opposed to the palm surface of the finger end node portion of the measurer A mounting portion for supporting the probe so as to be in a position to be
The probe can be rotated around the support position and fixed at a predetermined rotation angle so that the angle in the protruding direction of the probe with respect to the palm surface of the fingertip node portion of the measurer is variable. And a rotating part.
本発明によれば、被検者の耳腔内にプローブ部を的確かつ容易に挿入することが可能な耳式体温計を提供することが可能となる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it becomes possible to provide the ear-type thermometer which can insert a probe part accurately and easily in a subject's ear cavity.
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1.耳式体温計の外観構成
はじめに、本発明の一実施形態に係る耳式体温計100の外観構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る耳式体温計100の外観構成を示す図である。
1. External Configuration of Ear Thermometer First, the external configuration of the
図1において、101はプローブ部であり、耳腔内の温度測定部位(好ましくは鼓膜及び/又はその周辺)から放射される赤外線を検出するために耳腔内(外耳道)に挿入される。プローブ部101は、耳腔内への挿入が可能となるよう、先端の外径寸法が約7mmの筒状形状となっている。
In FIG. 1,
102はプローブ支持部であり、プローブ部101を支持する。プローブ支持部102の先端面113は曲面によって構成されており、その中央位置には摺動溝114が設けられている。プローブ部101は、当該摺動溝114に対して摺動しながら先端面113に沿って回動可能(角度可変)であり、かつ所定の回動角度で固定可能となるようプローブ支持部102に支持されているものとする。なお、プローブ部101の回動機構についての詳細は後述する。
プローブ支持部102の上面111には、指固定壁103が設けられており、耳式体温計100を測定者の指に装着した際の、当該指のX軸方向(プラス方向及びマイナス方向)及びY軸方向(マイナス方向)の位置を規定している。
A
なお、プローブ支持部102の上面111のY軸方向の長さは、概ね、測定者の指の先端から第1関節付近までの長さとなっており、上面111上であって、プローブ部101を支持する支持位置に対向する位置において、測定者の指の腹(指紋がある部分。手指末節部の手掌面側の部分)が接触するよう構成されている。これにより、プローブ部101の先端を被検者の耳腔内に挿入した際に、プローブ部101の先端が耳壁に接触する感覚を、測定者は指先で敏感に感じ取ることが可能となる。
Note that the length of the
104は耳式体温計100全体を制御する固定部であり、プローブ支持部102の上面111と同一平面を形成する上面112を有しており、耳式体温計100が測定者の指に装着された際に、測定者の指の第1関節よりも根元側の部分が接触するよう構成されている。なお、本実施形態における耳式体温計100では、固定部104のY軸方向の長さが、概ね、測定者の指の第1関節から第2関節までの長さとなるよう構成されているものとする。これにより、測定者は第2関節で指を折り曲げる動作を自由に行うことができ、耳式体温計100を被検者の耳腔内に挿入した際に、指先で微小角度の調整を行うことができるようになる。つまり、プローブ部101の先端の位置合わせを高精度に行うことが可能となる。
A
なお、固定部104の上面112には、指固定壁105が設けられており、耳式体温計100を測定者の指に装着した際の、当該指のX軸方向(プラス方向及びマイナス方向)の位置を規定している。
Note that a
また、固定部104の側面には、測定者の指に巻かれる装着帯106、108が設けられており、プローブ支持部102の上面111及び固定部104の上面112に測定者の指が載置された状態で、該測定者の指に装着帯106を巻き、その先端の装着リング107に、装着帯108を通したうえで、X軸方向(マイナス方向)に引っ張ることにより、測定者の指を耳式体温計100に安定して固定することができる(つまり、装着帯106、108、装着リング107は、耳式体温計100を測定者の指に装着するための装着機能を実現するものであり、当該装着機能により装着されるプローブ支持部102及び固定部104は、一体で、装着部としての役割を果たす)。
In addition,
なお、装着帯106及び装着帯108にはそれぞれ、雄型の面ファスナーと雌型の面ファスナーとが備えられており(不図示)、装着帯108をX軸方向(マイナス方向)に引っ張った状態で、装着帯108を装着帯106に罫着固定できるよう構成されている。
Each of the
2.耳式体温計100の正面及び側面の構成
次に、耳式体温計100の正面及び側面の構成について説明する。図2A(a)は、耳式体温計100の正面図であり、図2A(b)は、耳式体温計100の側面図である。
2. Next, the configuration of the front and side surfaces of the
図2A(a)に示すように、固定部104の上面112と対向する下面206上(プローブ部101が突出している側の面と同じ側の面)には、表示部201が設けられており、測定された被検者の体温を表示する。また、下面206上には、電源スイッチ202が設けられており、押圧操作により耳式体温計100の電源のON/OFFを制御することができる。
As shown in FIG. 2A (a), a
また、図2A(b)に示すように、固定部104の側面には、測定開始スイッチ203が設けられており、電源がONとなった状態で押圧操作されることで、測定の開始を指示することができる。204はスピーカであり、測定開始スイッチ203が押圧操作された場合や、体温測定が終了した場合等に、音声を出力する。205はLED素子であり、耳式体温計100の内部状態に対応して点灯する。
Further, as shown in FIG. 2A (b), a
3.耳式体温計100のプローブ部の回動機構
次に、耳式体温計100のプローブ部101の回動機構について説明する。図2Bは、プローブ部101及びプローブ支持部102の側面の断面構成を示す図である。以下、図2Bを用いて、プローブ部101の回動機構について説明する。
3. Next, the rotation mechanism of the
図2B(a)に示すように、プローブ部101は、中空筒状体のプローブハウジング212と、プローブハウジング212の底部を形成するプローブ底部213とを備え、プローブハウジング212内には、検出素子収納体214(詳細は後述)が固定されている。
As shown in FIG. 2B (a), the
また、プローブ底部213は、その中心位置が支持部材215により支持されている。支持部材215は、プローブ支持部102に対して回動軸216(支持位置)にて回動可能に取り付けられた回動部材217によって支持されており、これにより、プローブ部101は、回動軸216周りに回動することができる。
Further, the
なお、回動部材217には、角度固定部材218が紙面手前側と反対側とにそれぞれ設けられており、プローブ支持部102内において紙面手前側と背面側に配されたラッチ機構219(回動部材217を回動軸216周りに回動させた際の角度固定部材218の軌跡に沿って複数の突起部が配された機構)によりラッチされることで、回動部材217を所定の角度に固定することができる。これにより、測定者は、プローブ部101をプローブ支持部102に対して回動させた際、所定の角度で固定させることができる。
The
図2B(b−1)〜(b−3)は、プローブ部101を回動させ、所定の角度で固定させた際の、回動機構を示す図である。
2B (b-1) to 2 (b-3) are diagrams illustrating a rotation mechanism when the
(b−1)は、プローブ部101の突出方向が、上面111及び上面112に対して略直交する方向(つまり、測定者の手指末節部の手掌面に対して略直交する方向)となるように、プローブ部101を回動させ、固定させた様子を示している。また、(b−2)は、プローブ部101の突出方向が、上面111及び上面112に対して略45度の方向となるように、プローブ部101を回動させ固定させた様子を示している。更に、(b−3)は、プローブ部101の突出方向が、上面111及び上面112に対して略30度の方向となるように、プローブ部101を回動させ固定させた様子を示している。
(B-1) is such that the protruding direction of the
回動部材217に設けられた角度固定部材218は、それぞれの角度において、ラッチ機構219によりラッチされるため、それぞれの角度において固定されることとなる。
Since the
これにより、測定者は、自身の指の長さ及び手の大きさ、ならびに被検者の顔の大きさ及び首の長さ等に応じて、被検者の耳孔に挿入しやすい角度にプローブ部101を回動させ固定させることが可能となる。
This allows the measurer to probe at an angle that can be easily inserted into the ear canal of the subject, depending on the length of his / her fingers and the size of the hand, the size of the face of the subject and the length of the neck, etc. The
なお、本実施形態に係る耳式体温計100の場合、プローブ支持部102の上面111及び固定部104の上面112に測定者の指が載置された状態で、該測定者の指の腹の位置に対向する位置に、回動軸216が配置され、当該回動軸216を中心にプローブ部101が回動する構成となっているため、いずれの角度で固定した場合であっても、測定者にとっては、プローブ部101が指先から延設されたように感じることができる。
In the case of the
この結果、測定者は、耳式体温計100を被検者の耳孔内にプローブ部を的確かつ容易に挿入することが可能となる。
As a result, the measurer can easily and accurately insert the probe portion of the
4.耳式体温計100の装着状態
次に測定者が耳式体温計100を装着した状態について図3を参照しながら説明する。図3に示すように、測定者の指が指固定壁103、105に接触することで、測定者の指のY軸方向(マイナス方向)及びX軸方向(プラス方向及びマイナス方向)の位置が規定される。
4). Wearing state of the
また、装着帯106の先端に設けられた装着リング107に装着帯108が通され、装着帯108がX軸方向(マイナス方向)に引っ張られることで、測定者の指の第1関節と第2関節の間の部分が、固定部104に固定される。
Further, the
上述したように、耳式体温計100が測定者の指に装着された状態では、測定者は指の第2関節を折り曲げることができ、これにより、被検者の耳腔内へのプローブ部101の挿入に際して、測定者はプローブ部101の先端の位置を微調整することができる。
As described above, in a state where the
また、測定者の指の腹が、プローブ支持部102の上面111上であって、プローブ支持部102がプローブ部101を支持する支持位置(回動軸216)に対向する位置において上面111に接触するため、測定者は、プローブ部101の先端が耳壁に接触する感覚を、指先で敏感に感じ取ることができる。
Further, the belly of the measurer's finger is in contact with the
なお、図3に示すように、耳式体温計100は、測定者のいずれかの指(通常は、人指し指)に安定して固定されるため、測定者は、被検者の体温測定に際して、耳式体温計100が装着された指以外の指を、自由に使うことができる。
As shown in FIG. 3, the
5.耳式体温計100による体温測定
次に測定者が耳式体温計100を装着して、被検者の体温測定を行う様子を図4を参照しながら説明する。図4に示すように、耳式体温計100を測定者の右手の人差し指に装着した場合、右手人差し指以外の指は自由に使うことができる。このため、測定者は、被検者の顔を両手(左手のすべての指と、右手の人差し指以外の指と)で、押えることができる。
5. Body Temperature Measurement Using Ear-
このように、本実施形態に係る耳式体温計100によれば、測定に際して、被検者を両手で押えることができるため、安定した状態(被検者を静止させた状態)での体温測定が可能となり、測定誤差の発生を低減させることが可能となる。
As described above, according to the
また、プローブ部101の角度を、被検者の耳孔に挿入しやすい角度に固定したうえで、挿入動作を行うことができるため、測定者の指の長さや手の大きさ、被検者の顔の大きさや首の長さに関わらず、測定者は、被検者の耳孔内にプローブ部101を容易に挿入し、体温測定を行うことが可能となる。
In addition, since the
6.検出素子収納体214の構成
次に、検出素子収納体214の詳細について説明する。上述したように、プローブ部101は先端に開口部が形成された中空筒状体により形成されており、先端の開口部近傍には、環境温度を検出する温度検出素子(例えば、サーミスタ)と、耳腔内の温度測定部位(鼓膜またはその周辺)から放射される赤外線を検出する赤外線検出素子(例えば、冷接点と温接点とからなるサーモパイル)とが収納された検出素子収納体214が固定されている。
6). Configuration of Detection
図5は、検出素子収納体214の一部を破断して示した外観斜視図である。図5に示すように、検出素子収納体214は、取付け基部材503を備え、取付け基部材503上には、環境温度を検出する温度検出素子であるサーミスタ501と、耳腔内の温度測定部位から放射される赤外線を検出する赤外線検出素子502とが固定されている。
FIG. 5 is an external perspective view in which a part of the
サーミスタ501は、使用環境温度である絶対温度を検出できるように調整されている。また、外気温度がサーミスタ501に伝達されるよう、取付け基部材503はアルミ材等の良熱伝導体により構成されており、かつ、サーミスタ501は、取付け面の表面積が大きくなるように取付け基部材503に固定されている。
The
更に、サーミスタ501には、電極リード507が取付けられており、検出温度は電極リード507を介して出力される。
Further, an
一方、赤外線IRを検出する赤外線検出素子502は、相対温度を検出するように調整されている。
On the other hand, the infrared detecting
本実施形態に係る耳式体温計100では、赤外線検出素子502として、熱電対型(サーモパイル型)の検出素子を用いている。このため、図5に示すように、取付け基部材503の台座503b上に固定されるウエハ担体502c上には、花弁状に形成された温接点502aと、冷接点502bとが形成される。
In the
各温接点502aと冷接点502bとは異種金属から形成され、かつ直列に接続されており、取付け基部材503に対して絶縁状態で固定された電極リード508とはリード線を介して接続されている。なお、温接点502aで囲まれる範囲Hは、赤外線を吸収しやすくするために黒色塗装されている。
Each
このような構成のもと、赤外線検出素子502では、各接点間において発生した起電力に基づいて、相対温度の検出を行う。
Under such a configuration, the
そして、耳式体温計100では、温度検出素子により検出された検出温度に、赤外線検出素子により検出された検出温度を加えることで、被検者の体温を算出する。なお、この算出処理の詳細については、例えば特開平11−123179号公報に詳しく記載されているので、ここでの詳細な説明は省略する。
The
更に、検出素子収納体214は、2つの検出素子を囲い込むように形成された筒状の容器部材505を備え、容器部材505は、外周面505aと、孔504を有する天井面とから構成される。
Furthermore, the detection
容器部材505も取付け基部材503と同様にアルミ材、ステンレス材等の良熱伝導体から形成されており、外気温度がサーミスタ501に伝達されやすい構成となっている。また、孔504には赤外線を透過させるセラミック素材からなる窓部材506が固定されている。
Similarly to the mounting
なお、図5に示す検出素子収納体214の場合、取付け基部材503にはその縁部から半径方向に向かって外側鍔部503aが延設されており、これにより検出素子収納体214は、プローブ部101の内壁に安定して保持されることとなる。
In the case of the detection
7.耳式体温計100の機能構成
次に耳式体温計100の機能構成について図6を用いて説明する。図6は、耳式体温計100の機能構成を示すブロック図である。なお、図6に示す構成または部品のうち、既に説明済みの構成または部品については同様の参照番号を附すこととし、ここでは詳細な説明は省略する。
7). Functional Configuration of
図6に示すように、プローブ部101の検出素子収納体214に内蔵されたサーミスタ501は、電極リード507を介して実装基板上の増幅部605に接続されている。また、赤外線IRを検出する赤外線検出素子502は、電極リード508を介して実装基板上の増幅部606に接続されている。
As shown in FIG. 6, the
実装基板上に配された制御部601には、CPU602と記憶素子であるRAM603及びROM604とが配されており、サーミスタ501により検出された検出温度と、赤外線検出素子502により検出された検出温度とに基づいて、被検者の体温の算出を行う。
The
また、制御部601には、LED素子205と、表示部201と、スピーカ204と、電源スイッチ202と、測定開始スイッチ203とがそれぞれ接続されている。
In addition, an
表示部201は、制御部601において算出された被検者の体温を表示する。また、測定開始スイッチ203が押圧操作された場合には、測定モードに移行したことを示す絵文字等のキャラクタを表示する。
The
LED素子205は、測定開始スイッチ203が押圧操作されると緑色に点灯し、被検者の体温の測定が完了すると、赤色に点灯する。スピーカ204は、測定開始スイッチ203が押圧操作された場合や、被検者の体温の測定が完了した場合に、音声を出力する。
The
なお、制御部601は、電源スイッチ202が押圧操作されることにより、ボタン電池608(電源部)からの電力供給を受けて動作するよう構成されているものとする。
Note that the
8.体温測定処理の流れ
次に耳式体温計100における体温測定処理の流れについて説明する。図7は、耳式体温計100における体温測定処理の流れを示すフローチャートである。
8). Flow of Body Temperature Measurement Process Next, the flow of the body temperature measurement process in the
電源スイッチ202が押圧操作されると、体温測定処理が開始され、ステップS701では、測定開始スイッチ203が押圧操作されたか否かを判定する。ステップS701において、測定開始スイッチ203が押圧操作されたと判定された場合には、ステップS702に進む。
When the
ステップS702では、サーミスタ501及び赤外線検出素子502において検出された検出温度を取得する。
In step S702, the detected temperatures detected by the
ステップS703では、ステップS702において取得された検出温度に基づいて、制御部601が被検者の体温を算出する。また、算出した被検者の体温を表示部201に表示する。
In step S703, the
ステップS704では、制御部601において被検者の体温を算出する処理が完了したことを報知するために、LED素子205を赤色に点灯させる。また、スピーカ204より音声を出力し、体温測定処理を終了する。
In step S <b> 704, the
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る耳式体温計100では、装着部(102及び104)及び装着帯106、107を配し、測定者の指に装着可能な構成とするとともに、装着時に測定者の指が接触する上面111、112に指固定壁(規定部材)を設け、装着時の測定者の指の位置を規定する構成とした。これにより、耳式体温計100を測定者の指に安定装着させることが可能となり、測定者が、被検者の体温測定に際して、両手を使うことができるようになった。
As is clear from the above description, the
また、耳式体温計100が装着された場合であっても、測定者の指の第2関節は自由に折り曲げられるよう固定部104の長さを規制する構成としたことにより、プローブ部101の耳腔内への挿入に際して、プローブ部101の先端の位置を微調整することが可能となった。
Even when the ear-
更に、耳式体温計100を装着した際に、測定者の指の腹が、プローブ支持部102の上面111上の、プローブ部101の支持位置と対向する位置において接触するよう構成したことで、プローブ部101の先端が耳壁に接触する感覚を、測定者が指先で敏感に感じ取ることができるようになった。
Furthermore, when the
更に、プローブ部101を支持位置周りに回動可能となるよう構成するとともに、所定の角度で固定できるよう構成した。これにより、測定者は、被検者の耳孔内に挿入しやすい角度に固定して体温測定を行うことが可能となり、測定者の指の長さや手の大きさ、被検者の顔の大きさや首の長さ等に関わらず、プローブ部101を被検者の耳孔内に容易に挿入することができるようになった。
Further, the
この結果、耳式体温計において、被検者の耳腔内にプローブ部を的確かつ容易に挿入することが可能となった。 As a result, in the ear-type thermometer, the probe portion can be accurately and easily inserted into the ear cavity of the subject.
なお、上記説明では、プローブ支持部102の上面111及び固定部104の上面112は平面としたが、本発明はこれに限定されず、中央がくぼんだ曲面により形成してもよい。この場合、指の形状に一致することとなり、耳式体温計100装着時の安定性がより向上することとなる。
In the above description, the
また、上記説明では、プローブ部101の回動角度を固定するための機構として、プローブ部101側の回動部材217に角度固定部材218を設けるとともに、プローブ支持部102側にラッチ機構219を配する構成としたが、本発明はこれに限定されない。プローブ部101の回動角度を固定可能な機構であれば、他のいかなる機構であってもよい。
In the above description, as a mechanism for fixing the rotation angle of the
また、上記説明では、ラッチ機構219として、プローブ部101の回動方向に突起部を6個配し、角度を5段階で変化させることが可能な構成としたが、本発明はこれに限定されず、更に細かい角度分解能となるように構成してもよい。
In the above description, the
100・・・一実施形態に係る耳式体温計、101・・・プローブ部、102・・・プローブ支持部、103・・・指固定壁、104・・・固定部、105・・・指固定壁、106・・・装着帯、107・・・装着リング、108・・・装着帯、111・・・上面、112・・・上面、201・・・表示部、202・・・電源スイッチ、203・・・測定開始スイッチ、204・・・スピーカ、205・・・LED素子、206・・・下面、211・・・開口部、212・・・プローブハウジング、213・・・プローブ底部、214・・・検出素子収納体、215・・・支持部材、216・・・回動軸、217・・・回動部材、218・・・角度固定部材、219・・・ラッチ機構、501・・・サーミスタ、502・・・赤外線検出素子、502a・・・温接点、502b・・・冷接点、502c・・・ウエハ担体、503・・・基部材、503a・・・外側鍔部、503b・・・台座、504・・・孔、505・・・容器部材、505a・・・外周面、506・・・窓部材、507・・・電極リード、508・・・電極リード
DESCRIPTION OF
Claims (5)
中空の筒状体によって形成され、前記耳腔内に挿入されるプローブと、
測定者の指に装着するための装着機能を有し、該装着機能により該測定者の指に装着された場合に、前記プローブの支持位置が、該測定者の手指末節部の手掌面に対向する位置にくるように、前記プローブを支持する装着部と、
前記測定者の手指末節部の手掌面に対する前記プローブの突出方向の角度が可変となるように、前記プローブを前記支持位置周りに回動させるとともに、所定の回動角度で固定させることが可能な回動部と
を備えることを特徴とする耳式体温計。 A temperature detection element that detects an environmental temperature; and an infrared detection element that detects a relative temperature of the temperature measurement part by detecting infrared rays emitted from the temperature measurement part in the ear cavity of the subject. An ear-type thermometer that measures the body temperature of the subject using the environmental temperature detected by the detection element and the relative temperature detected by the infrared detection element,
A probe formed by a hollow cylindrical body and inserted into the ear cavity;
A mounting function for mounting on a measurer's finger, and when the probe is mounted on the measurer's finger by the mounting function, the support position of the probe is opposed to the palm surface of the finger end node portion of the measurer A mounting portion for supporting the probe so as to be in a position to be
The probe can be rotated around the support position and fixed at a predetermined rotation angle so that the angle in the protruding direction of the probe with respect to the palm surface of the fingertip node portion of the measurer is variable. An ear-type thermometer comprising: a rotating part.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010217721A JP2012070921A (en) | 2010-09-28 | 2010-09-28 | Ear thermometer |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017501844A (en) * | 2014-01-10 | 2017-01-19 | マーシオ マーク アブリュー | Device for measuring the infrared output of an Abreu brain thermal tunnel |
-
2010
- 2010-09-28 JP JP2010217721A patent/JP2012070921A/en not_active Withdrawn
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