JP2012060750A - Motor including speed reduction mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動モータの回転を減速して伝達する減速機構を備えた減速機構付モータに関する。 The present invention relates to a motor with a speed reduction mechanism that includes a speed reduction mechanism that transmits the rotation of an electric motor at a reduced speed.
例えば、自動車等の車両に設けられるリヤウィンドガラスを払拭するためのリヤワイパ装置には、ワイパ部材を駆動する駆動源として減速機構付モータが用いられる。減速機構付モータはブラシ付モータ等の電動モータを有しており、モータシャフトの軸方向一端がヨークにより回転自在に支持されている。ヨークに取り付けられるギヤケースの内部には、モータシャフトにより回転されるウォームと、ウォームに噛み合うウォームホイールとからなる減速機構が収容されており、電動モータの出力が減速機構により減速されて出力軸に伝達される。また、ギヤケースは減速機構を収容する有底状のギヤフレームと、ギヤフレームの開口部を閉塞するギヤカバーとを備えており、出力軸がギヤフレームの底壁に回転自在に支持されている。このような減速機構付モータが、例えば、特許文献1,2に記載されている。
For example, in a rear wiper device for wiping a rear window glass provided in a vehicle such as an automobile, a motor with a speed reduction mechanism is used as a drive source for driving a wiper member. The motor with a speed reduction mechanism has an electric motor such as a motor with a brush, and one axial end of the motor shaft is rotatably supported by a yoke. The gear case attached to the yoke houses a speed reduction mechanism consisting of a worm rotated by a motor shaft and a worm wheel meshing with the worm, and the output of the electric motor is decelerated by the speed reduction mechanism and transmitted to the output shaft. Is done. The gear case includes a bottomed gear frame that houses the speed reduction mechanism, and a gear cover that closes the opening of the gear frame, and the output shaft is rotatably supported by the bottom wall of the gear frame. Such a motor with a speed reduction mechanism is described in
自動車等の車両に設けられる減速機構付モータには、電動モータの小型化を図るために、相互に平行に延びる一対の平坦部と当該一対の平坦部の端部同士を連結する一対の円弧部とを備えた断面形状に形成された有底筒状のヨークが用いられている。このヨークは平坦部に平行な方向を長寸側、平坦部に直交する方向を短寸側とする扁平形状に形成されている。特許文献1,2に記載されるように、従来の減速機構付モータでは、出力軸の軸方向をヨークの平坦部に対して垂直に配置した状態でギヤケースをヨークに取り付けることで、減速機構付モータの薄型化を図るようにしている。つまり、ヨークの短寸側を出力軸の軸方向に向けて配置することで、ギヤケースに対してヨークが出力軸の軸方向に突出することを抑制するようにしている。
A motor with a speed reduction mechanism provided in a vehicle such as an automobile includes a pair of flat portions extending in parallel with each other and a pair of arc portions connecting ends of the pair of flat portions to reduce the size of the electric motor. The bottomed cylindrical yoke formed in the cross-sectional shape provided with these is used. This yoke is formed in a flat shape in which the direction parallel to the flat part is the long side and the direction orthogonal to the flat part is the short side. As described in
ところで、このような減速機構付モータをワイパモータなどに用いるときには、出力軸の軸方向を車体に対して傾斜させた状態で減速機構付モータが車体に取り付けられることになる。このとき、上述したように出力軸の軸方向をヨークの平坦部に対して垂直に配置した場合には、ヨークの長寸側の平坦部がギヤフレームの底壁に平行に配置されるため、モータシャフトの軸方向から見て、出力軸の位置に対してモータケースが水平方向一方側へ大きく突出することになる。したがって、車体内部の限られたスペースに減速機構付モータを傾斜させた状態で取り付けるときには、出力軸の軸方向をヨークの平坦部に対して垂直に配置するとレイアウト性が悪く、減速機構付モータと車体ボディとの間のクリアランスを十分に確保することができない。 By the way, when such a motor with a speed reduction mechanism is used for a wiper motor or the like, the motor with a speed reduction mechanism is attached to the vehicle body in a state where the axial direction of the output shaft is inclined with respect to the vehicle body. At this time, as described above, when the axial direction of the output shaft is arranged perpendicular to the flat part of the yoke, the flat part on the long side of the yoke is arranged parallel to the bottom wall of the gear frame. When viewed from the axial direction of the motor shaft, the motor case largely protrudes to one side in the horizontal direction with respect to the position of the output shaft. Therefore, when mounting the motor with a speed reduction mechanism in a limited space inside the vehicle body, if the axial direction of the output shaft is arranged perpendicular to the flat portion of the yoke, the layout is poor, and the motor with the speed reduction mechanism A sufficient clearance between the vehicle body and the vehicle body cannot be secured.
本発明の目的は、減速機構付モータのレイアウト性を向上させることにある。 An object of the present invention is to improve the layout of a motor with a speed reduction mechanism.
本発明の減速機構付モータは、相互に平行に延びる一対の平坦部と当該一対の平坦部の端部同士を連結する一対の円弧部とを備えた断面形状に形成され、モータシャフトの軸方向一端を回転自在に支持する有底筒状のヨークと、前記モータシャフトの軸方向に対して垂直に配置され、前記モータシャフトの出力を減速して伝達する減速機構を介して前記モータシャフトの出力が伝達される出力軸と、前記出力軸の軸方向を前記ヨークの平坦部に対して傾斜させた状態で前記ヨークに取り付けられ、前記減速機構を収容するとともに前記出力軸を回転自在に支持するギヤケースとを有することを特徴とする。 The motor with a speed reduction mechanism of the present invention is formed in a cross-sectional shape including a pair of flat portions extending in parallel with each other and a pair of arc portions connecting the ends of the pair of flat portions, and the axial direction of the motor shaft A bottomed cylindrical yoke that rotatably supports one end and an output of the motor shaft via a speed reduction mechanism that is disposed perpendicular to the axial direction of the motor shaft and transmits the output of the motor shaft at a reduced speed. Is attached to the yoke in a state where the axial direction of the output shaft is inclined with respect to the flat portion of the yoke, and accommodates the speed reduction mechanism and rotatably supports the output shaft. And a gear case.
本発明の減速機構付モータは、払拭面を払拭するワイパ部材が前記出力軸の先端に取り付けられることを特徴とする。 The motor with a speed reduction mechanism of the present invention is characterized in that a wiper member for wiping the wiping surface is attached to the tip of the output shaft.
本発明によれば、出力軸の軸方向とモータシャフトの軸方向とが互いに垂直に配置されるとともに、出力軸の軸方向とヨークの平坦部とが互いに傾斜して配置されるようにしたので、ギヤケースの内部構造を変更することなく、ヨークと車体との間のクリアランスを十分に確保することができ、減速機構付モータのレイアウト性を向上させることができる。 According to the present invention, the axial direction of the output shaft and the axial direction of the motor shaft are arranged perpendicular to each other, and the axial direction of the output shaft and the flat portion of the yoke are arranged to be inclined with respect to each other. The clearance between the yoke and the vehicle body can be sufficiently ensured without changing the internal structure of the gear case, and the layout of the motor with a speed reduction mechanism can be improved.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すワイパモータ10は、自動車等の車両に設けられるリヤウィンドガラスを払拭するためのリヤワイパ装置の駆動源として用いられる。このワイパモータ10は減速機構付モータであり、モータ本体(電動モータ)11と、モータ本体11の出力を減速して伝達する減速機構が設けられたギヤユニット部12とを有している。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. A
モータ本体11にはブラシ付直流モータが用いられており、薄板鋼板等をプレス加工することにより有底筒状に形成されたモータケース(ヨーク)13を備えている。モータケース13は、図3に示すように、相互に平行に延びる一対の平坦部13aと、一対の平坦部13aの端部同士を連結する一対の円弧部13bとを備えた断面略小判形状に形成されており、平坦部13aに平行な方向を長寸側、平坦部13aに直交する方向を短寸側とする扁平形状をしている。つまり、平坦部13aに直交する方向におけるモータケース13の寸法Lbよりも、平坦部13aに平行な方向におけるモータケース13の寸法Laの方が大きく設定されている。
The
モータケース13の内周面には、一対の円弧部13b側に位置して、それぞれ径方向内側に向けてN極、S極に着磁された一対の円弧状の永久磁石14が相互に対向して固着されている。また、モータケース13の内部には各永久磁石14に微小隙間を介して対向するアーマチュア15が回転自在に収容されており、アーマチュア15には複数のコイル16が巻装されている。このアーマチュア15の回転中心にはモータシャフト17が貫通して固定されており、モータシャフト17の軸方向一端がモータケース13の底壁に回転自在に支持されている。
A pair of arc-shaped
モータシャフト17には、アーマチュア15に隣接させて円筒状のコンミテータ18が固定されており、コンミテータ18には各コイル16の端部が電気的に接続されている。コンミテータ18の外周面には一対のブラシ19がそれぞれ摺接されており、各ブラシ19およびコンミテータ18を介してコイル16に駆動電流を供給することで、アーマチュア15に回転方向の電磁力トルクが発生し、モータシャフト17が所定の回転速度で回転駆動される。
A
このモータ本体11には、モータケース13の開口側において、ギヤユニット部12のギヤフレーム21が取り付けられている。ギヤフレーム21はモータケース13側に開口しており、それぞれの開口端面を相互に突き当てた状態で締結ネジ22によりギヤフレーム21がモータケース13に固定されている。モータシャフト17の軸方向他端側はギヤフレーム21の内部に挿入されており、モータシャフト17の軸方向他端側の外周面には螺旋状の歯部を備えたウォーム23が一体に形成されている。
A
図2に示すように、ギヤフレーム21はアルミダイカストによりモータシャフト17の軸方向と直交する側に開口する有底状に形成されており、その開口部を閉塞するギヤカバー24とによりギヤケース25を形成している。つまり、ギヤカバー24はギヤフレーム21の底壁21aと所定の間隔を隔てて配置され、これらギヤフレーム21の底壁21aとギヤカバー24との間で収容スペースが形成されている。このギヤフレーム21の内部には、モータシャフト17の回転(出力)を減速して伝達する減速機構26と、減速機構26の回転運動を揺動運動に変換して出力軸28に伝達する運動変換機構29とが収容されている。
As shown in FIG. 2, the
なお、図1に示すワイパモータ10はギヤカバー24が取り外された状態における平面図であり、ギヤフレーム21の内部構造を示している。また、ギヤカバー24は鋼板等により所定形状に形成されており、ギヤカバー24に一体に設けられた図示しないブラケット部においてワイパモータ10が車体に固定されるようになっている。本実施の形態では、ギヤフレーム21をアルミダイカストにより有底状に形成したものを示したが、これに限られず、ギヤフレーム21を樹脂や他の材料により形成しても良い。
The
出力軸28は鋼鉄等の金属製の丸棒からなり、その軸方向をモータシャフト17の軸方向と直交する方向、つまりギヤフレーム21の底壁21aと直交する方向に向けて配置されている。出力軸28は基端側がギヤフレーム21の内部に収容されるとともに、先端側がギヤフレーム21の外方へ突出して延びており、ギヤフレーム21の底壁21aを貫通した状態で設けられている。ギヤフレーム21の底壁21aには、出力軸28の外周面に沿ってギヤフレーム21の外方へ突出する略円筒形状の軸保持部21bが一体に形成されており、出力軸28は軸保持部21bに挿通されて軸保持部21bにより回転自在に支持されている。この出力軸28の先端部は、図4に示すように、リヤウィンドガラスGから車体外部に突出されており、出力軸28の先端部には、払拭面としてのリヤウィンドガラスGの外側面を払拭するためのワイパ部材32が取り付けられている。
The
軸保持部21bの内周面と出力軸28の外周面との間には樹脂製の軸受部材33が設けられ、軸受部材33を介して出力軸28が軸保持部21bに回転自在に支持されている。また、軸保持部21bの先端部にはシール材34が装着されており、ギヤフレーム21の内部に雨水や塵埃等が浸入することが防止されている。
A
減速機構26は、モータ本体11により回転されるウォーム23と、ウォーム23に噛み合うウォームホイール35とを有している。ウォームホイール35は樹脂材料を射出成形することにより略円盤形状に形成されており、その外周面にはウォーム23に噛み合う歯部を備えている。ウォームホイール35の軸心には、底壁21aに固定されて出力軸28と平行に延びる回転軸36が挿通されており、回転軸36によりウォームホイール35がギヤフレーム21の内部で回転自在に支持されている。これらウォーム23とウォームホイール35とからなる減速機構26により、モータシャフト17の回転が減速されてウォームホイール35に伝達される。
The
運動変換機構29は、出力軸28の基端部に固定されたピニオンギヤ40、ウォームホイール35の回転運動を揺動運動に変換してピニオンギヤ40に伝達する運動変換部材41、およびピニオンギヤ40と運動変換部材41とを相互に揺動自在に連結する保持プレート42を有している。運動変換部材41は、ピニオンギヤ40に噛み合うセクタギヤ部41aと、ウォームホイール35に連結されるアーム部41bとを備えており、鋼板等の金属材料により平板状に成形されている。
The
図2に示すように、運動変換部材41はウォームホイール35よりもギヤカバー24側に配置されている。この運動変換部材41のアーム部41bの端部には、ウォームホイール35に形成された複数の連結孔35aのうちいずれか1つに回転自在に差し込まれた連結軸43が固定されている。つまり、ウォームホイール35の軸中心から径方向にずれた位置に設けられる連結軸43により、運動変換部材41とウォームホイール35とが相互に回動自在に連結されている。また、ピニオンギヤ40は平歯車からなり、出力軸28の基端部に固定されて出力軸28と一体に回転される。ピニオンギヤ40は運動変換部材41と同一平面上に配置され、略扇形状の平歯車からなるセクタギヤ部41aに噛み合っている。
As shown in FIG. 2, the
保持プレート42は、鋼板等の金属材料により平板状に形成されている。保持プレート42はピニオンギヤ40および運動変換部材41よりもギヤカバー24側に配置されており、ピニオンギヤ40とセクタギヤ部41aとの間で延びている。この保持プレート42の一端部には出力軸28や連結軸43と平行に延びる歯車軸44が回転自在に挿通されており、歯車軸44がセクタギヤ部41aの軸中心に固定されている。一方、保持プレート42の他端部には出力軸28が回転自在に挿通されている。この保持プレート42により、歯車軸44が出力軸28に対して揺動自在に連結され、ピニオンギヤ40とセクタギヤ部41aとが互いに噛み合った状態で保持されている。
The holding
この差動ギヤ構造からなる運動変換機構29により、ウォームホイール35が回転されると運動変換部材41のアーム部41bに固定された連結軸43がウォームホイール35とともに回転軸36を中心として回転される。そして、運動変換部材41のセクタギヤ部41aに固定された歯車軸44が出力軸28を中心として揺動され、セクタギヤ部41aとピニオンギヤ40との噛み合いによって出力軸28が所定の角度範囲で往復揺動される。すなわち、運動変換機構29によりウォームホイール35の回転運動が揺動運動に変換されて出力軸28に伝達され、ワイパ部材32が所定の揺動範囲つまり予め設定された停止位置と反転位置との間で揺動駆動される。
When the
出力軸28、連結軸43、および歯車軸44の各軸の基端部には、ギヤカバー24の内面に摺動自在に突き当てられる摺接部材45がそれぞれ装着されている。摺接部材45はゴム等の弾性材料によりキャップ状に形成されており、各軸28,43,44の基端面とギヤカバー24の内面との間で圧縮された状態で組み付けられている。この摺接部材45の弾性力により、各軸28,43,44がギヤフレーム21の底壁21a側に向けて軸方向に付勢され、ギヤフレーム21の内部に収容された各部材の軸方向のガタが抑制されている。
Sliding
図4はワイパモータの車体への取り付け状態を示す概略図である。なお、図4における図中上側が車両上方側であり、図4における表裏方向が車両左右方向(水平方向)であり、図4における左右方向が車両前後方向(水平方向)である。また、図1における図中上側が車体に取り付けられた状態でのリヤウィンドガラスGに沿う方向における車両上方側であり、図1における図中左右方向が車体に取り付けられた状態での車両左右方向を示している。 FIG. 4 is a schematic view showing a state where the wiper motor is attached to the vehicle body. 4 is the vehicle upper side, the front and back direction in FIG. 4 is the vehicle left-right direction (horizontal direction), and the left-right direction in FIG. 4 is the vehicle front-rear direction (horizontal direction). 1 is the vehicle upper side in the direction along the rear window glass G when attached to the vehicle body, and the left and right direction in FIG. 1 is the vehicle left and right direction when attached to the vehicle body. Is shown.
図4に示すように、ワイパモータ10は、減速機構26の噛み合い部に塗布されたグリスがコンミテータ18に付着するのを防止するために、モータシャフト17の軸方向を車両左右方向に向けて水平にした状態で車体ボディBの内部に取り付けられる。ワイパモータ10が車体に取り付けられた状態では、出力軸28の先端をリヤウィンドガラスGから突出させるための図示しない貫通孔がモータ本体11に対して車両上方側に配置される。したがって、モータシャフト17の軸方向が水平となるようにワイパモータ10を車体に取り付けた場合に、出力軸28の位置をモータ本体11に対してなるべく車両上方側に配置した方がレイアウト性が良く、ワイパモータ10を車体に取り付けやすくなる。
As shown in FIG. 4, the
そこで、このワイパモータ10では、図1に示すように、出力軸28の軸中心C1がウォームホイール35の軸中心C2よりもモータシャフト17の軸線Cから離れた位置に配置されるように、出力軸28の位置を設定している。つまり、特許文献2に記載されるワイパモータのように出力軸の軸中心をウォームホイールの軸中心よりもモータシャフトの軸線に近い位置に配置した場合に比べて、出力軸28の軸中心C1からモータシャフト17の軸線Cに対して下ろした垂線距離Lが大きくなるように、出力軸28の位置を設定している。これにより、図4に示すように、出力軸28とモータシャフト17との間の距離Lが大きくなるので、リヤウィンドガラスGを貫通する出力軸28に対してモータ本体11がより車両下方側に配置されることとなる。したがって、モータ本体11とリヤウィンドガラスGとがラップする(所定の間隔をあけて重なり合う)ことを抑制することができ、ワイパモータ10を車体に取り付けやすくなる。
Therefore, in the
さらに、出力軸28の軸中心C1をウォームホイール35の軸中心C2よりもモータシャフト17の軸方向においてモータケース13側に配置されるように、出力軸28の位置を設定している。つまり、特許文献2の図18に示されるワイパモータのように出力軸の軸中心をウォームホイールの軸中心よりもモータシャフトの軸方向においてモータケース側とは反対側に配置した場合に比べて、モータシャフト17の軸方向における出力軸28の軸中心C1とモータケース13の先端との間の距離Mが小さくなるように、出力軸28の位置を設定している。これにより、出力軸28の位置に対してモータケース13が水平方向一方側(モータシャフト17の軸方向一端側)へ突出するのを抑制することができ、ワイパモータ10を車体内部の限られたスペースに容易に配置することが可能となる。
Further, the position of the
このように、出力軸28の軸中心C1をウォームホイール35の軸中心C2よりもモータシャフト17の軸方向においてモータケース13側、且つウォームホイール35の軸中心C2よりもモータシャフト17の軸線Cから離れた位置に配置することで、ワイパモータ10のレイアウト性が向上されるとともに、ワイパモータ10が小型化されている。
As described above, the shaft center C1 of the
また、図4に示すように、ワイパモータ10は、出力軸28の先端部に取り付けられるワイパ部材32をリヤウィンドガラスGの外側面に沿って揺動可能とするために、出力軸28の軸方向をリヤウィンドガラスGにほぼ直交させた状態で車体ボディBの内部に取り付けられる。ワイパモータ10が車体に取り付けられた状態では、出力軸28の軸方向が車体ボディBに対して傾斜しており、モータシャフト17の軸方向から見てギヤフレーム21の底壁21aやギヤカバー24の平面が車体ボディBに対して傾斜して配置される。したがって、出力軸28の軸方向が車体に対して傾斜するようにワイパモータ10を車体に取り付けた場合に、モータシャフト17の軸方向から見たワイパモータ10の水平方向の寸法E1がなるべく小さくなるようにワイパモータ10を形成した方がレイアウト性が良く、ワイパモータ10を車体に取り付けやすくなる。
As shown in FIG. 4, the
そこで、このワイパモータ10では、出力軸28の軸方向をモータケース13の平坦部13aに対して傾斜させた状態でモータケース13にギヤフレーム21を取り付けるようにしている。つまり、モータシャフト17の軸方向から見て、出力軸28の軸中心線C1とモータケース13の平坦部13aに平行な直線Dとを相互に所定角度αだけ傾斜させて配置しており、モータケース13の平坦部13aをギヤフレーム21の底壁21aやギヤカバー24の平面に対して傾斜させている。そして、モータケース13の平坦部13aが車体ボディBに対してほぼ平行となるように、平坦部13aに沿う方向を鉛直方向に向けてワイパモータ10が車体に取り付けられている。
Therefore, in the
図5は比較例としてのワイパモータの車体への取り付け状態を示す概略図であり、出力軸28の軸方向をモータケース13の平坦部13aに対して垂直に配置したワイパモータ50を比較例として示している。なお、図5において上述した部材と同様の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。このワイパモータ50では、出力軸28の軸方向をモータケース13の平坦部13aに対して垂直に配置した状態でモータケース13にギヤフレーム21を取り付けるようにしている。つまり、モータシャフト17の軸方向から見て、出力軸28の軸中心線C1とモータケース13の平坦部13aに平行な直線Dとを相互に垂直に配置しており、モータケース13の平坦部13aをギヤフレーム21の底壁21aやギヤカバー24の平面に対して平行に設けている。そして、モータケース13の平坦部13aが車体ボディBに対して傾斜するように、ワイパモータ10が車体に取り付けられている。
FIG. 5 is a schematic view showing a state where the wiper motor as a comparative example is attached to the vehicle body, and shows a
このワイパモータ50では、モータケース13の長寸側の平坦部13aがギヤフレーム21の底壁21aに平行に配置されている。そのため、出力軸28の軸方向を車体ボディBに対して傾斜させてワイパモータ50を車体に取り付けた場合には、モータシャフト17の軸方向から見て、出力軸28の位置に対してモータケース13が車体ボディB側に向けて水平方向一方側に大きく突出することになる。したがって、ワイパモータ10と車体ボディBとの間のクリアランスを十分に確保することができず、ワイパモータ50の車体への取り付け作業が煩雑となる。
In the
一方、図4に示すワイパモータ10では、モータケース13の短寸側が水平方向を向くように、モータケース13の長寸側の平坦部13aをギヤフレーム21の底壁21aに対して傾斜させて配置されている。そのため、図5に示すワイパモータ50に比べて、出力軸28の軸方向を車体ボディBに対して傾斜させてワイパモータ10を車体に取り付けた場合に、モータシャフト17の軸方向から見て、出力軸28の位置に対してモータケース13が車体ボディB側に向けて水平方向一方側に突出するのを抑制することができる。つまり、モータシャフト17の軸方向から見たワイパモータ10の水平方向の寸法E1を、図5に示すワイパモータ50の水平方向の寸法E2に比べて小さくすることができ、ワイパモータ10のレイアウト性を向上することができる。したがって、本実施の形態のように出力軸28とモータシャフト17との間の距離Lを大きくとるようにしたワイパモータ10においても、ワイパモータ10と車体ボディBとの間のクリアランスを十分に確保することができ、ワイパモータ10の車体への取り付けが容易となるとともに、モータケース13と車体ボディBとの接触を確実に防止することができる。
On the other hand, in the
また、図4に示すワイパモータ10は、図5に示すワイパモータ50において図中矢印で示すようにモータシャフト17の軸中心まわりに所定角度αだけモータケース13をギヤフレーム21に対して回動させた構造となっている。つまり、図4に示すワイパモータ10では、図5に示すワイパモータ50と同様に出力軸28の軸方向とモータシャフト17の軸方向とが互いに垂直に配置されており、ギヤフレーム21に対するモータシャフト17の取付角度は変更されていない。したがって、ギヤフレーム21の内部に収容される減速機構26や運動変換機構29の構造を変更することなく、出力軸28の軸方向をモータケース13の平坦部13aに対して傾斜させることが可能となっている。
The
このように、出力軸28の軸方向とモータシャフト17の軸方向とを互いに垂直に配置するとともに、出力軸28の軸方向とモータケース13の平坦部13aとを互いに傾斜して配置するようにしたので、ギヤフレーム21の内部構造を変更することなく、モータケース13と車体ボディBとの間のクリアランスを十分に確保することができ、ワイパモータ10のレイアウト性を向上させることができる。
As described above, the axial direction of the
なお、前記実施の形態においては、モータケース13の平坦部13aが車体ボディBに対してほぼ平行となるように、平坦部13aに沿う方向を鉛直方向に向けて配置するようにしたが、これに限られず、出力軸28の軸中心線C1とモータケース13の平坦部13aに平行な直線Dとのなす角度α(0°<α<90°)は任意に変更可能である。例えば、車体ボディBが鉛直方向に沿って形成されていない場合には、モータケース13の平坦部13aを車体ボディBに平行に配置することでモータケース13と車体ボディBとの間のクリアランスを大きくとることが可能となり、モータケース13の平坦部13aを鉛直方向に向けて配置することでモータシャフト17の軸方向から見たワイパモータ10の水平方向の寸法E1を小さくすることが可能となる。
In the embodiment, the direction along the
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、モータ本体11としてはブラシ付モータに限られず、ブラシレスモータなどの他の電動モータを用いても良い。また、本発明の減速機構付モータとしては運動変換機構を備えたワイパモータに限られることはなく、他の減速機構付モータにも適用可能である。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. For example, the
10 ワイパモータ(減速機構付モータ)
11 モータ本体
12 ギヤユニット部
13 モータケース(ヨーク)
13a 平坦部
13b 円弧部
14 永久磁石
15 アーマチュア
16 コイル
17 モータシャフト
18 コンミテータ
19 ブラシ
21 ギヤフレーム
21a 底壁
21b 軸保持部
22 締結ネジ
23 ウォーム
24 ギヤカバー
25 ギヤケース
26 減速機構
28 出力軸
29 運動変換機構
32 ワイパ部材
33 軸受部材
34 シール材
35 ウォームホイール
35a 連結孔
36 回転軸
40 ピニオンギヤ
41 運動変換部材
41a セクタギヤ部
41b アーム部
42 保持プレート
43 連結軸
44 歯車軸
45 摺接部材
50 ワイパモータ
10 Wiper motor (motor with reduction mechanism)
11
13a
Claims (2)
前記モータシャフトの軸方向に対して垂直に配置され、前記モータシャフトの出力を減速して伝達する減速機構を介して前記モータシャフトの出力が伝達される出力軸と、
前記出力軸の軸方向を前記ヨークの平坦部に対して傾斜させた状態で前記ヨークに取り付けられ、前記減速機構を収容するとともに前記出力軸を回転自在に支持するギヤケースとを有することを特徴とする減速機構付モータ。 Formed in a cross-sectional shape having a pair of flat portions extending in parallel to each other and a pair of arc portions connecting the ends of the pair of flat portions, and has a bottom with a shaft that rotatably supports one axial end of the motor shaft A cylindrical yoke,
An output shaft that is arranged perpendicular to the axial direction of the motor shaft and that transmits the output of the motor shaft via a reduction mechanism that transmits the output of the motor shaft by decelerating,
A gear case that is attached to the yoke in a state in which the axial direction of the output shaft is inclined with respect to the flat portion of the yoke, accommodates the speed reduction mechanism, and rotatably supports the output shaft. A motor with a speed reduction mechanism.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010200473A JP2012060750A (en) | 2010-09-08 | 2010-09-08 | Motor including speed reduction mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010200473A JP2012060750A (en) | 2010-09-08 | 2010-09-08 | Motor including speed reduction mechanism |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012060750A true JP2012060750A (en) | 2012-03-22 |
Family
ID=46057196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010200473A Pending JP2012060750A (en) | 2010-09-08 | 2010-09-08 | Motor including speed reduction mechanism |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012060750A (en) |
-
2010
- 2010-09-08 JP JP2010200473A patent/JP2012060750A/en active Pending
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