JP2012055581A - クッション台 - Google Patents

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Abstract

【課題】体を預けたときに体の面に合わせてスムーズに変形すると共に、適度な反発力も備えた長期にわたって安定した性能を維持できるクッション台を提供する。
【解決手段】寝台10は、長方形の木製の厚板であるベース板11と、ベース板11を支持する枠部材22と底板23とを設けている。ベース板11は、その全面に厚さ方向に貫通して高密度で配設された多数の挿通孔12を有し、各挿通孔12には、ピン部材14が摺動自在に挿通されている。ピン部材14のベース板11上面側部分には、コイルばね材21が巻装されて両端が当接部材16とベース板11上面に当接している。コイルばね材21は、その弾性力によりピン部材14を上方に向けて付勢しており、ピン部材14は上方に向けて持ち上げられ、ベース板11の下面側に頭部15aが当接した状態になっている。ベース板11の上面側には柔軟な樹脂製の薄い上面カバー24が被せられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、マットレス、寝台、椅子の座部や背凭れ、枕などに利用されるクッション台に関する。
この種のクッション台としては、例えば特許文献1に示すように、コイルスプリングを収容した多数の筒状の袋体を立設配置し、これら袋体を上下から厚みのあるポリエステル樹脂ファイバ製やその他の樹脂ファイバなどからなる上部弾性材と柔軟性の大きいウレタンフォームなどからなる下部弾性材で挟んだマットレス装置が知られている。しかし、このマットレス装置は、コイルスプリング自体の径が大きくなっており、さらにコイルスプリングの上に厚みの厚い上部弾性材がある構造であり、その上に仰向けに横たわった体全体を受け止めるように大まかに変形するようになっている。そのため、このマットレス装置では、体の臀部等の突出した部分とその間の凹んだ部分に応じた細かい変形が行われるというものではない。その結果、上記マットレス装置の上面と体の凹凸部分の当りが均等にはならなくなることにより、体に加わる負荷が大きくなるため、快適な寝心地が妨げられるおそれがある。
特開平10−229929号公報
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、体を預けたときに体の面に合わせてスムーズに変形すると共に、適度な反発力も備えた長期にわたって安定した性能を維持できるクッション台を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、長方形の厚板の全面に厚さ方向に貫通して高密度で配置された多数の挿通孔を有するベース板と、ベース板の周縁側に取り付けられて、ベース板を支持する支持台と、挿通孔に摺動自在に挿通されて、ベース板の表面側の端部が山状に尖った当接端部になっており、裏面側の端部が止め部になっており、当接端部と止め部によって挿通孔から抜け止めされた複数のピン部材と、ベース板の表面側にてピン部材の外周側に同軸状に嵌め合わされて当接端部とベース板の挿通孔周囲に当接して、ピン部材を当接端部方向に付勢する共に、ピン部材の裏面側への突出長さを一定以下に規制するコイルばね材と、ピン部材の当接端部側全体に被せられた弾性変形可能な薄い上面カバーと、を設けたことにある。
上記のように構成した本発明においては、クッション台の表面側に体を預けることにより、薄い上面カバーを介して高密度で配置されたピン部材の当接端部に体が当たり、ピン部材がコイルばね材によって付勢されて上下に変位する。多数のコイルばね材が、クッション台に接触する体の凹凸部分に応じて適正に弾性変形することにより、多数のピン部材の他端側がベース板の裏面側に突出し、またその反発力により表面側に戻ろうとする。その結果、本発明においては、体の凹凸状態に応じてクッション台表面が適正に変形するため、体が適正な状態でクッション台に受け止められて、快適な休息状態が確保される。また、コイルばね材が収縮しきった状態でピン部材の変形が止められるため、体の過大な変形も確実に止められる。さらに、ピン部材が沈みきった箇所では、その部分のピン部材の山状の当接端部が体に強く当たることにより、指圧効果も得られる。
本発明の他の特徴は、長方形の厚板の全面に厚さ方向に貫通して高密度で配置された多数の挿通孔を有するベース板と、ベース板の周縁側に取り付けられて、ベース板を支持する支持台と、挿通孔に摺動自在に挿通されて、ベース板の表面側の端部が山状に尖った当接端部になっており、裏面側の端部が止め部になっており、当接端部と止め部によって挿通孔から抜け止めされた複数のピン部材と、ベース板の裏面側にてピン部材の外周側に同軸状に嵌め合わされて、両端が止め部とベース板の挿通孔周囲に固定されて、ピン部材を当接端部方向に付勢するコイルばね材と、ピン部材の当接端部側全体に被せられた弾性変形可能な薄い上面カバーと、を設けたことにある。
他の特徴においては、クッション台に接触する体の凹凸部分に応じて、ベース板の下方に設けたコイルばね材が上方にコイルばね材を設けた場合と同様に適正に弾性変形することにより、高密度で配置された多数のピン部材の他端側がベース板の裏面側に突出し、また表面側に戻ろうとするように適正に弾性変形する。その結果、他の特徴においても、上述したと同様に、体の凹凸状態に応じてクッション台表面が適正に変形するため、体が適正な状態でクッション台に受け止められ、快適な休息状態が確保される。
また、本発明において、多数の挿通孔が、ベース板の縦横方向に沿って等間隔で配置されて複数列にされており、さらに互いに隣接する列にある挿通孔同士は45°ずれた位置に交互に配置されていることが好ましい。このように挿通孔同士を45°ずれた位置に交互に配置することにより、クッション台に当接する体の複雑な凹凸状態に応じてピン部材の上下変動がより適正に行われ、上述したようなクッション台による体を受け止める作用効果がより適正に発揮される。
また、本発明において、コイルばね材の弾性力の大きさを、ベース板の場所によって変更可能にすることができる。これにより、クッション台を使用する使用者の体の状態に応じてコイルばね材の弾性力の大きさを調節できるため、使用者に応じた適正なクッション台を提供できる。
また、本発明において、ベース板内の複数個所にてベース板に取り付けられて裏面側に延びた支持台と共にベース板を補強する補強部材を設けることができる。これにより、面積の広いベース板が、周縁側の支持台に加えて内側の複数個所にて補強部材によって補強されるため、重い重量の体を支え続けてもベース板の変形が抑えられて長期の使用が可能になる。
また、本発明において、ピン部材を樹脂製とすることができる。これにより、金属等の他の材料に比べて多数のピン部材の材料コストを安価にできると共に、量産もよいため、ピン部材の価格を安価にでき、その結果、クッション台の価格も安価にできる。また、多数のピン部材を軽量化できるため、クッション台全体も大幅に軽量化できる。
また、本発明において、枠部材の基板の裏面側内の空間全体が、弾性支持材で充填されてもよい。これにより、ピン部材が表面側でコイルばね材によって支持されると共に、裏面側で弾性支持材でも受け止められるため、ピン部材の上下変動の一層なめらかさが得られ、クッション台への体の接触状態がさらに滑らかにされる。
本発明においては、クッション台の表面側に体を預けることにより、薄い上面カバーを介して高密度で配置されたピン部材の当接端部に体が当たり、ピン部材がコイルばね材の弾性変形によって付勢されて上下に変位する。その結果、本発明においては、体の凹凸状態に応じてクッション台表面が適正に変形するため、体が適正な状態でクッション台に受け止められ、快適な休息状態が確保される。また、本発明によれば、コイルばね材が収縮しきった状態でピン部材の変形が止められるため、体の過大な変形も確実に止められ、さらに、ピン部材が沈みきった箇所では、その部分のピン部材の凸曲面状の頭部が体に強く当たることによる指圧効果も得られる。
本発明の実施例1である寝台を概略的に示す正面図である。 同寝台の上面カバーを取り除いた状態を示す平面図である。 同寝台の要部の一態様を示す拡大断面図である。 同寝台の要部の他の態様を示す拡大断面図である。 ピン部材を示す拡大一部破断面図である。 同寝台の補強部材による支持部分を示す拡大断面図である。 同寝台の動作の態様を示す断面図である。 実施例2である寝台の要部を示す拡大断面図である。 実施例3である寝台の要部の一態様を示す拡大断面図である。 同寝台の要部の他の態様を示す拡大断面図である。 ピン部材の変形例を示す拡大一部破断面図である。 実施例4である寝台を概略的に示した平面図である。
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。図1、図2は実施例1であるクッション台を寝台として用いた場合を正面図及び平面図(上面カバーを除く)により示し、図3、図4は寝台の要部の態様を拡大断面図により示したものである。
寝台10は、長方形の木製の厚板であるベース板11を有している。ベース板11は、その全面に厚さ方向に貫通して高密度で配設された多数の挿通孔12を有している。複数の挿通孔12は、ベース板11の幅方向(図2の上下方向)の両端間に中心間が一定の間隔tで配列されて縦列Pk(k=1〜n)をなしている。縦列Pkは、長手方向の両端間に中心間が一定の間隔t/2でn本配列されている。縦列Pkのうち、図1に示す長手方向の両側を含めた奇数列が幅方向の配置も揃えられており、偶数列が奇数列に対して幅方向にt/2ずつずれており、幅方向の両側に1個ずつはみ出している。即ち、偶数列と奇数列の挿通孔12はベース板11の長手方向に対して互いに45°斜めにずれた位置に配置された関係になっている。なお、この縦列Pkの関係については、これと直角の横列についてみても同様の関係となっている。
各挿通孔12には、ピン部材14が挿通孔12との間にわずかの隙間を保って摺動自在に挿通されている。ピン部材14は、図5に示すように、樹脂製のボルト15とその先端に螺着される当接端部である円盤状の当接部材16とを設けている。ボルト15は、基部の一端が半球形状の頭部15aで、他端側がねじ溝15bになっている。ボルト15の基部外径は2〜10mmの範囲である。基部外径が2mmより小さいとボルト15の十分な強度が確保されず、また10mmより大きいと重量が大きくなりすぎる。当接部材16は、円盤状の一表面側が山状に膨らんだ円盤部17と、その軸方向内側に同軸状に取り付けられた短い軸部18とを一体で設けており、軸部18の中心に軸方向に貫通したねじ穴18aを設けており、ねじ穴18aにボルト15がねじ溝15bにて螺着されている。ピン部材14は、ボルト15をベース板11の下側から挿通孔12に差し込んで、突出したねじ溝15bに当接部材16を螺着することによりベース板11に取り付けられる。
当接部材16の外径は10〜35mmである。外径が10mmより小さいと体に対する当りが強くなりすぎ、また35mmより大きくなると大きすぎて体の凹凸の変化に応じた追従が困難になる。ボルト15にはゴム弾性体製の円環状薄板である一対の緩衝板材19が中心孔にて緊密状態で挿嵌されており、頭部15aに当接した状態で配設されている。上述した挿通孔12間の間隔tについては、当接部材16の外径に応じて決められ、隣接する当接部材16が重なり合わないように、また離れすぎないように適宜決められる。以上のように、ピン部材14は、ベース板11の全面に従来の寝台にはない非常な高密度で配設される。
ボルト15のベース板11上面から突出した部分には、コイルばね材21が伸縮自在に巻装されており、長手方向の両端が当接部材16とベース板11上面に当接している。これにより、コイルばね材21は、図3の奇数列に示すように、その弾性力によってピン部材14を上方に向けて付勢しており、ピン部材14は上方に向けて持ち上げられ、ボルト15の頭部15aが、ベース板11の下面側に緩衝板材19を介して当接した状態になっている。コイルばね材21の長さは30〜150mmである。長さが30mmより小さいと体の凹凸状態に対応しきれなく、また150mmより大きいと体の沈み込みが大きくなりすぎて不安定になる。また、コイルばね材21は収縮による最短長さが10〜50mmであり、図4の偶数列に示すように、収縮しきった状態がピン部材14の下降限界となり、全体長さに応じたものである。コイルばね材21の両端側表面には、当接部材16及びベース板11との緩衝のためにゴム材がコーティングされている。
ベース板11下面の周縁には長方形の木製の枠部材22が固定されている。枠部材22は、図4に示すように、下端がピン部材14の下降限界位置での下端よりわずかに長くなっている。枠部材22の下端には、枠部材22と共に支持部材を構成する木製の底板23が取り付けられている。ただし、必要に応じて底板を省くことも可能である。ピン部材14がコイルばね材21に付勢されて伸びきった状態の頭部上端全体には、柔軟な繊維製の薄い上面カバー24が被せられており、その周縁がベース板11の側部に被せて固定されている。また、ベース板11内の予め規定した複数個所には、図6に示すように、ねじ溝を有する取付孔13がベース板11を貫通して設けられており、取付孔13には補強部材25が取り付けられている。補強部材25は、丸棒26の先端側にねじ27を有するボルトであり、ベース板11の下面側から取付孔13に高さ調節可能に螺合されており、頭部28が底板23に接触した状態で取り付けられている。
上記構成の実施例1においては、寝台10の表面側に体を寝かせることにより、体が薄い上面カバー24を介してベース板11全面に非常な高密度で配置されてコイルばね材21によって強く付勢された多数のピン部材14の当接部材16に当接する。これにより、図7に示すように、寝台10に接触する体の凹凸部分に応じて非常に多数のコイルばね材21が適正に弾性変形することにより、多数のピン部材14の他端側がベース板11の下面側に突出し、また表面側に戻ろうとするように変形する。その際、コイルばね材21の端部がゴムコーティングされていることにより、ピン部材14の当接部材16及びベース板11上面とコイルばね材21との接触による異音の発生が抑えられ、また頭部15aとベース板11との接触による異音の発生が緩衝板材19により抑えられる。その結果、実施例1においては、体の凹凸状態に応じて寝台10表面が適正に変形するため、体が適正な状態で寝台10に受け止められることにより、快適な休息状態が確保される。また、コイルばね材21が収縮しきった状態でピン部材14の変形が止められるため、体の過大な変形も確実に止められる。さらに、ピン部材14が沈みきった箇所では、その部分のピン部材14の山状の当接部材16が体に強く当たることにより、指圧効果も得られる。
また、本実施例1においては、各列間で挿通孔同士を45°ずれた位置に交互に配置することにより、寝台10に当接する体の複雑な凹凸状態に応じてピン部材14の上下変動がより適正に行われ、上述したような寝台10による体を受け止める作用効果がより適正に発揮される。さらに、実施例1においては、面積の広いベース板11が、周縁側の枠部材22に加えて内側の複数個所にて補強部材25によって補強されるため、重い重量の体を支え続けても変形することなく長期の使用が可能になる。また、実施例1においては、ピン部材14を樹脂製としたことにより、他の材料に比べて安価にできると共に、量産化も容易であるため、寝台10の価格も安価にできる。また、多数のピン部材14を軽量化できるため、寝台10全体も大幅に軽量化できる。
つぎに、上記実施例2について図8により説明する。
実施例2においては、上記実施例1のベース板11の裏面側の枠部材内の空間全体を、ゴム弾性体製の弾性支持材29で充填したことにあり、その他の構成については実施例1と同様である。これにより、実施例2においては、ピン部材14が表面側でコイルばね材21によって支持されると共に、裏面側で弾性支持材29によっても受け止められるため、ピン部材14の上下変動が一層滑らかに行われ、寝台10への体に対する接触状態がさらに滑らかにされる。なお、弾性支持材29については、ゴム弾性体に限らずエラストマー、ウレタン等他の弾性材料でもよく、さらには内部に空気や液体を封入した平坦な袋状のものであってもよい。
つぎに、上記実施例3について図9、図10により説明する。
実施例3の寝台30は、上記実施例1のようにピン部材14をベース板11の表面側でコイルばね材21により支持する代わりに、ピン部材14と同様の構成のピン部材34をベース板31の裏面側からコイルばね材39により支持するようにしたものである。金属製のベース板31の挿通孔32にはピン部材34が挿通孔32との間にわずかの隙間を保って摺動自在に挿通されている。コイルばね材39は上端がベース板31下面の挿通孔32周囲に溶接等により固定されており、下端がピン部材34のボルト35の頭部35aに溶接等により固定されている。コイルばね材39は、収縮した状態でピン部材34を強い弾性力により上方に向けて付勢している。ベース板31上面の挿通孔32周囲には所定長さの円筒形のストッパ41が固定されている。ストッパ41の高さは、コイルばね材39がピン部材34から力を受けて一杯に伸びきった状態でピン部材34の当接部材36が当接し、コイルばね材39のそれ以上の伸びを抑えている。寝台30のその他の構成については、実施例1の寝台10と同様である。
上記構成の実施例3においては、寝台30が使用されていない状態では、図9の奇数列に示すように、コイルばね材39が収縮しきった状態でピン部材34を上方に向けて付勢しているが、寝台30に体が横たえられると、ピン部材34に押されてコイルばね材39が伸びるようになる。図10の偶数列に示すように、コイルばね材39が最大限に伸びきったときに、ピン部材34の当接部材36がストッパ41に当接し、コイルばね材39のそれ以上の伸びが抑えられる。このようなコイルばね材39の伸縮によるピン部材34の上下動により、体が寝台30に適正に受け止められることにより、実施例3においても実施例1と同様の効果が得られる。実施例3においては、ストッパ41を設ける代わりに、頭部36を直接ベース板31に当接させるようにしてもよい。また、実施例3においても、上記実施例2に示した弾性支持材29を適用することができる。
つぎに、上記ピン部材14の変形例について図11により説明する。ピン部材44は、樹脂製の棒状部45とその先端に取り付けられる当接端部である円盤状の当接部材46とを設けている。棒状部45は、基部の一端が半球形状の頭部45aになっており、他端側に球状のボール部45bが突出して設けられている。当接部材46は、円盤状の一表面側が山状に膨らんだ円盤部47と、その軸方向内側に同軸状に取り付けられた短い円筒形の軸部48とを一体で設けている。軸部48は、他表面側から凹んで円形に開口している球状の凹部49を設けており、開口を中心として径方向にわずかに弾性変形可能になっている。ピン部材44は、棒状部45をベース板11の下側から挿通孔12に差し込んで、先端のボール部45bを当接部材46の凹部49に圧入することによりボール部45bが凹部49にワンタッチで係止されて当接部材46に固定される。このように、ピン部材44では、棒状部45と当接部材46の連結がワンタッチで容易に行われる。
つぎに、上記実施例4について図12により説明する。
実施例4は、上記各実施例のように寝台10の全面にピン部材14を配設したことに代えて、寝台50の一部の必要な範囲にのみピン部材を配設するようにしたことである。例えば、図12に示すように、寝台50(縦1900mm×横900mm)の頭部側と両側部を除く中央領域に上記寝台10と同一構成のクッション台部51(縦1600mm×横500mm)を配設し、頭部側と両側部を合わせたコ字状の外側部52として通常マットレスに用いられるクッション材を用いるようにすることができる。これにより、実施例4によれば、高価なクッション台部51の配置領域を、使用する人の体に合わせた必要部分とすることができるため、クッション台部51による効果を享受しつつ、寝台50のコストを低減することができる。
なお、上記各実施例においては、コイルばね材の弾性力の強さは寝台内全体で均一であるが、これに限らず、寝台内の領域に応じてコイルばね材の弾性力の強さを変えることができる。これにより、寝台を使用する使用者の体の特定の部分に応じてコイルばね材の弾性力の大きさを調節できるため、使用者の状態に応じた適正な寝台を提供できる。また、上記各実施例においては、ベース板の材質については木製となっているが、アルミニウム等の金属製やセラミック製でもよく、また木と金属あるいは他の材質を組み合わせたものであってもよい。また、上記各実施例においては、ピン部材は樹脂製となっているが、金属製であってもよい。
また、上記各実施例においては、偶数列と奇数列の挿通孔12はベース板11の長手方向に対して45°斜め位置に配置された状態となっていが、これに限らず、互いに平行であってもよく、互いの配列のピッチを変えることも可能である。さらに、ベース板の形状についても、裏面側は必ずしも平坦である必要はなく、凹凸状であってもよい。また、上記実施例においては、寝台は通常の平板状のマットレスのような構成となっているが、ベッドのように所定高さの台に寝台10を載せて使用することもできる。また、上記各実施例においては、補強部材25は、ベース板11を貫通して設けた取付孔13に固定されているが、これに代えて、ベース板11の裏面側にねじ穴を有するナット部材を取り付け、これに補強部材25を取り付けるようにしてもよい。
なお、上記各実施例においては、クッション台を寝台やマットレス等の寝具として用いているが、これに限らず、クッション台を椅子や座椅子の座部や背凭れ、座布団、枕等にも利用することができる。その他、上記実施例に示した寝台については一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することができる。
10…寝台、11…ベース板、12…挿通孔、14…ピン部材、16…当接部材、21…コイルばね材、22…枠部材、24…上面カバー、25…補強部材、29…弾性支持材、30…寝台、31…ベース板、32…挿通孔、34…ピン部材、39…コイルばね材、44…ピン部材。

Claims (7)

  1. 長方形の厚板の全面に厚さ方向に貫通して高密度で配置された多数の挿通孔を有するベース板と、
    前記ベース板の周縁側に取り付けられて、該ベース板を支持する支持台と、
    前記挿通孔に摺動自在に挿通されて、前記ベース板の表面側の端部が山状に尖った当接端部になっており、裏面側の端部が止め部になっており、該当接端部と止め部によって挿通孔から抜け止めされた複数のピン部材と、
    前記ベース板の表面側にて前記ピン部材の外周側に同軸状に嵌め合わされて前記当接端部と前記ベース板の挿通孔周囲に当接して、該ピン部材を当接端部方向に付勢する共に、該ピン部材の裏面側への突出長さを一定以下に規制するコイルばね材と、
    前記ピン部材の当接端部側全体に被せられた弾性変形可能な薄い上面カバーと、
    を設けたことを特徴とするクッション台。
  2. 長方形の厚板の全面に厚さ方向に貫通して高密度で配置された多数の挿通孔を有するベース板と、
    前記ベース板の周縁側に取り付けられて、該ベース板を支持する支持台と、
    前記挿通孔に摺動自在に挿通されて、前記ベース板の表面側の端部が山状に尖った当接端部になっており、裏面側の端部が止め部になっており、該当接端部と止め部によって挿通孔から抜け止めされた複数のピン部材と、
    前記ベース板の裏面側にて前記ピン部材の外周側に同軸状に嵌め合わされて、両端が前記止め部と前記ベース板の挿通孔周囲に固定されて、該ピン部材を前記当接端部方向に付勢するコイルばね材と、
    前記ピン部材の当接端部側全体に被せられた弾性変形可能な薄い上面カバーと、
    を設けたことを特徴とするクッション台。
  3. 前記多数の挿通孔が、前記ベース板の縦横方向に沿ってそれぞれ等間隔で配置されて複数列にされており、さらに互いに隣接する列にある挿通孔同士は45°ずれた位置に交互に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクッション台。
  4. 前記コイルばね材の弾性力の大きさを、前記ベース板の場所によって変更可能にしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクッション台。
  5. 前記ベース板内の複数個所にて該ベース板に取り付けられて裏面側に延びた前記支持台と共に該ベース板を補強する補強部材を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のクッション台。
  6. 前記ピン部材を樹脂製としたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクッション台。
  7. 前記枠部材の前記基板の裏面側内の空間全体が、弾性支持材で充填されたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のクッション台。
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