JP2012043148A - 監視装置及び監視プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】指示手段による規定時間の監視を行わない場合に比べて、規定時間内に処理が終了されなかったことが容易にわかる、監視装置及び監視プログラムを提供する。
【解決手段】割込ハンドラ30(超過時振舞指定部58)が、実行指示を受信したタスクの規定時間を決定し、規定時間超過時の振舞を指定する。OS26(規定時間超過監視部50)は、当該規定時間を経過したか否か判断し、デッドラインに達した際に未だ当該タスクの実行が完了してない場合は、指定された振舞(超過処理)を実行するよう超過時振舞実行部52に指示する。本実施の形態では、少なくとも、デッドラインに達した際の全タスクの実行状態をログ保存部14にログを保存する。
【選択図】図2

Description

本発明は、監視装置及び監視プログラムに関する。
特許文献1には、要求元からのロック要求コマンドを受け付け、該ロック要求コマンドによるロック要求に対して資源のロックが可能か否かを判定し、ロック不可能と判定したロック要求を出力するロック要求コマンド処理部と、該ロック要求コマンド処理部から出力されたロック要求をロック待ちにすると共に、そのロック待ちの事象に対するタイマ処理の開始を指示するロック待ちキュー処理部と、該ロック待ちキュー処理部によってタイマ処理の開始が指示された事象についてタイマ処理を開始し、タイマ処理を開始した事象の内の、タイマ処理を開始してから予め定められた一定時間が経過した事象をタイムアウトとするタイマ処理部と、該タイマ処理部でタイムアウトとされた事象についてデッドロックが発生しているか否かをチェックするデッドロックチェック処理部と、該デッドロックチェック処理部がデッドロックを検出したとき、前記要求元にデッドロック発生を通知するアテンション処理手段とを備えたことを特徴とする排他制御装置が記載されている。
特許平10−021098号公報
本発明は、指示手段による規定時間の監視を行わない場合に比べて、規定時間内に処理が終了されなかったことが容易にわかる、監視装置及び監視プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の監視装置は、実行するように指示された処理が規定時間内に終了しなかった場合の超過処理手段により行われる超過処理を指定する指定手段と、複数の処理を実行するように制御する制御手段の制御により前記複数の処理の各々が共有の資源を順次利用して実行され、かつ前記規定時間内に終了したか否かを各処理毎に監視すると共に、前記複数の処理のいずれかが前記規定時間内に行われなかった場合に、前記指定手段で指定された前記超過処理を前記超過処理手段に実行させるように指示する指示手段と、を備える。
請求項2に記載の監視装置は、請求項1に記載の監視装置において、前記超過処理は、前記規定時間に達した際に、前記規定時間内に終了しなかった処理の実行状態を保存する処理を含み、前記指示手段は、前記超過処理手段に前記規定時間内に行われなかった処理の実行状態を保存するよう指示する。
請求項3に記載の監視装置は、請求項1に記載の監視装置において、前記超過処理は、前記規定時間に達した際に、前記制御手段により実行が制御されている前記複数の処理毎に実行状態を保存する処理を含み、前記指示手段は、前記超過処理手段に前記複数の処理毎に実行状態を保存するよう指示する。
請求項4に記載の監視装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の監視装置において、前記指定手段は、実行するように指示された処理の種類に応じた前記超過処理を指定する。
請求項5に記載の監視プログラムは、複数の処理を実行するように制御する制御手段の制御により前記複数の処理の各々が共有の資源を順次利用して実行され、かつ前記規定時間内に終了したか否かを各処理毎に監視するステップと、前記複数の処理のいずれかが前記規定時間内に行われなかった場合に、指定手段により指定された超過処理を超過処理手段に実行させるように指示するステップと、を備えた処理をコンピュータに実行させるためのものである。
請求項1及び請求項5に記載の発明によれば、指示手段による規定時間の監視を行わない場合に比べて、規定時間内に処理が終了されなかったことが容易にわかる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、規定時間内に終了しなかった処理の実行状態が保存される。
請求項3に記載の発明によれば、規定時間内に終了しなかった処理の状態のみを保存する場合に比べて、他の処理の実行状態により、規定時間内に処理が終了しなかった理由が容易にわかるようになる。
請求項4に記載の発明によれば、全ての処理に対して同一の超過処理を指定する場合と比較して、当該処理が規定時間内に終了しなかったことにより、周囲に与える影響を考慮した超過処理を超過処理手段に実行させられる。
本実施の形態に係る監視装置の一例の概略構成を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る監視装置の一例の概略構成を示す機能ブロック図である。 規定時間を超過せずにタスクが完了した場合の一例を説明するためのタイムチャートである。 優先度の設定により規定時間が超過した場合の一例を説明するためのタイムチャートである。 共有資源獲得時の優先度が逆転したことにより規定時間が超過した場合の一例を説明するためのタイムチャートである。 デッドロックが発生したことにより規定時間が超過した場合の一例を説明するためのタイムチャートである。 本実施の形態に係る監視装置における視動作の一例のフローチャートである。 本実施の形態における規定時間が超過した場合の一例を説明するためのタイムチャートである。 本実施の形態に係る監視装置のログ保存部に保存されているログの情報を利用者に提供する場合の具体的一例を説明するための説明図である。 本実施の形態に係る監視装置のログ保存部に保存されているログの情報を利用者に提供する場合の具体的一例を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、具体的一例として、リアルタイムOS(RTOS)が提供するタスク間同期機構を備えたシステムにおいて、タスクの実行が規定時間内に完了したか否かを監視する監視装置に本発明を適用した場合について説明する。
図1に、本実施の形態の監視装置の一例の概略構成図を示す。本実施の形態の監視装置10は、制御部12、ログ保存部14、UI(ユーザインターフェイス)16、及び通信部18を備えて構成されており、制御部12、ログ保存部14、UI16、及び通信部18は、バス34を介して互いに接続されている。
制御部12は、監視装置10全体、及びシステム全体を制御する機能を有しており、CPU20、メモリ22、及び記憶部24を含んで構成されている。
記憶部24は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等から成る不揮発性のものである。本実施の形態では、記憶部24には、少なくともリアルタイムOSであるOS26、利用者が利用するための各種のアプリケーション28、割込ハンドラ(ISR:Interrupt Service Routine)30、及び振舞実行プログラム32が記憶されている。OS26、アプリケーション28、割込ハンドラ30、及び振舞実行プログラム32は、CPU20により実行される。なお、アプリケーション28により実行される処理を本実施の形態では、タスクと言う。
本実施の形態では、OS26は、タスクスケジューリングを行い、セマフォ等の同期機構を用いて、割込ハンドラ30やアプリケーション28間の同期をとって、各タスクを実行させると共に、タスクが規定時間内に完了したか否かを監視し、完了しない場合は、指定された振舞(超過処理)を超過ハンドラ等の振舞実行プログラム32に実行させる機能を有するものである。割込ハンドラ30は、割り込みが発生した際に、CPU20(OS26)により呼び出されるプログラムであり、規定の割込処理を行う。さらに本実施の形態では、タスクの種類に応じて、規定時間を決定すると共に、規定時間超過(タイムアウト)の際の振舞(超過処理)を指定する機能を有している。振舞実行プログラム32は、指定された超過処理を実行するためのプログラムであり、例えば、超過ハンドラ等が挙げられる(詳細後述)。
ログ保存部14は、タイムアウト時に、実行を指示されているタスクのログが保存されるものであり、具体的一例としては、メモリ等が挙げられる。
UI16は、利用者からの指示(例えば、タスクの実行指示)を受け付けたり、利用者に対して、ログ保存部14に保存されているログ等を提示したりする機能を有しており、具体的一例としては、タッチパネル、液晶、キーボード、マウス、及び各種ボタン等が挙げられる。通信部18は、データを外部との間で有線や無線、ネットワーク等を介して送受信する機能を有するものであり、本実施の形態では、ログ保存部14に保存されているログを外部のコンピュータ等に送信する機能を有している。
さらに、本実施の形態の監視装置10の監視機能に関する構成を詳細に説明するために、図2に、監視装置10の一例の機能ブロック図を示す。
本実施の形態の監視装置10は、ログ保存部14、UI16、通信部18、振舞実行プログラム32、規定時間超過監視部50、超過時振舞実行部52、同期機構受信部54、同期機構送信部56、超過時振舞指定部58、及び超過状態ログ保存部64を備えて構成されている、
規定時間超過監視部50は、同期機構送信部56により設定された規定時間を監視すると共に、規定時間を超過した際(本実施の形態では、規定時間を超過したタイムアウトの瞬間)に、超過処理を実行させるための割り込みを発生させる。また、規定時間が超過していることを示す戻り値(詳細後述)を付与したセマフォを同期機構受信部54に送信する機能を有するものである。
超過時振舞実行部52は、規定時間超過監視部50が規定時間を超過したと判断した場合に、超過時振舞指定部58により指定されたコールバック関数(詳細後述)に対応する規定時間超過時の振舞を振舞実行プログラム32に実行させるための機能を有するものである。本実施の形態では、超過時の振舞(超過処理)は、タイムアウト時の各タスクの状態(システム情報)をログ保存部14に保存させる処理や、超過した旨の警告をログに保存する処理、システムを再起動させる処理等が挙げられる。また、これらの超過処理を組み合わせてもよい、なお超過処理の種類は特に限定されないが、タイムアウト時のタスクの状態を知るために、タスクの状態をログに保存する超過処理を行うことが好ましい。これらの超過処理を行うため、振舞実行プログラム32は、各超過処理に対応した超過ハンドラ60〜60(以下、個々を区別せずに総称する場合は、1〜nの符号を付さずに称する)や、再起動部62を含んでいる。
同期機構受信部54は、セマフォ等の同期機構を受信する機能を有するものである。また、同期機構送信部56は、同期機構を受信待ちしているタスクに対してセマフォ等の同期機構を送信する機能を有するものである。なお、本実施の形態では、送信されるセマフォには、規定時間値及び超過時の振舞の指定が含まれている。
超過時振舞指定部58は、タスクの種類に応じて、規定時間超過時の振舞を指定する機能を有するものである。超過時の振舞を指定する方法としては、予め登録したコールバック関数のポインタ(コールバック関数が記憶されているメモリのアドレスが格納されているポインタ)の指定や、振舞(超過処理)毎に割り振った番号の指定や、新規のコールバック関数のポインタを動的に登録する方法等が挙げられる。
超過状態ログ保存部64は、超過ハンドラ60がログを保存する超過処理を行う場合に、ログ保存部14に実行指示を受けつている全タスクのログを保存させる機能を有するものである。
ログ情報出力部66は、ログ保存部14に保存されている規定時間超過の際のログ情報をUI16や通信部18を介して出力する機能を有するものである。
次に、本実施の形態の監視装置10による規定時間の監視動作について詳細に説明するが、監視動作の詳細の前にまず、タスクの処理における規定時間の超過について説明する。ここでは、理解しやすくするために、本実施の形態の監視装置10を備えない、リアルタイムOSにより制御されるシステムによる規定時間超過について具体的一例を挙げて説明する。なお、具体的一例として、UI描画タスク(UI16に画像を表示させる処理)の規定時間を監視する場合について説明する。
図3に、規定時間を超過せずにタスクが完了した場合の一例を説明するためのタイムチャートを示す。
図3に示すように、まず、UI描画タスクはセマフォ資源を初期化し、利用者がUI16を介してタスクの実行を指示(以下、ボタン押下という)するまで待機状態になる(図3、sema_wait(ui_sem);)。ボタン押下により、割込みが発生すると、割込ハンドラ30は、ボタン押下の同期を指示を出力する(図3、sema_post(ui_sem);)。当該指示により、セマフォの同期により、UI描画タスク処理が実行される。なお、本実施の形態では、ボタン押下による割込みが発生した時点から、UI描画タスクの規定時間のカウントが、図示を省略したカウンタ等により開始される。なおここでは、具体的一例として、UI描画タスクの規定時間を500m秒としている。図3に示した場合では、UI描画タスクは、規定時間内に完了し、UI16に表示される画面の切り替え処理が行われる。従って、この場合では、UI描画タスクは、規定時間超過にはならない。
一方、図4に、優先度の設定により規定時間が超過した場合の一例を説明するためのタイムチャートを示す。
図4に示すように、図3に示した場合と同様にまず、UI描画タスクはセマフォ資源を初期化し、待機状態になる(図4、sema_wait(ui_sem);)。この状態で当該UI描画タスクとは別のUI描画タスクよりも優先度の高いタスク(以下、高優先度タスクという)が受け付けられていると、UI描画タスクが待機状態にある間に、高優先度タスクの実行が開始される。その後、ボタン押下により、割込みが発生すると、割込ハンドラ30は、同期指示を出力する(図4、sema_post(ui_sem);)。その後、割込ハンドラ30の処理により一時中断された高優先度タスクの処理が再開される。図4に示した場合では、UI描画タスクの規定時間を超過後に、高優先度タスクが完了し、その後にUI描画タスクが実行されるため、UI描画タスクは、規定時間の超過後に完了することになる。このように、優先度の高いタスクが他に有ると、高優先度タスクよりも実行が後になるため、規定時間を超過してしまう場合がある。
また、図5に、共有資源獲得時の優先度が逆転したことにより規定時間が超過した場合の一例を説明するためのタイムチャートを示す。
図5に示すように、まず、UI描画タスクよりも優先度の低いタスク(以下、低優先度タスクという)の実行が開始され、本実施の形態では、ミューテックスにより、共有資源の獲得に成功(ロック)した状態になる(図5、mutex_lock(a_mutex);)。この後、UI描画タスクが待機状態になると共に、低優先度タスクにより獲得されている共有資源の獲得待ちになる(図5、mutex_lock(a_mutex);)。この状態で当該UI描画タスクとは別のUI描画タスクよりも優先度が低いが、低優先度タスクよりも優先度の高いタスク(中優先度タスクという)が受け付けられ、当該中優先度タスクの実行に低優先度タスクが獲得している共有資源を要さない場合は、UI描画タスクが待機状態にある間に、中優先度タスクの実行が開始される。その後、ボタン押下により、割込みが発生すると、割込ハンドラ30は、同期指示を出力する(図5、sema_post(ui_sem);)。その後、割込ハンドラ30の処理により一時中断された中優先度タスクの処理が再開され、中優先度タスクの完了後に、中断されていた低優先度タスクの事項が再開され、図5に示した場合では、UI描画タスクの規定時間を超過後に、低優先度タスクが完了し、共有資源が開放(非ロック)される(図5、mutex_unlock(a_mutex);)。その後にUI描画タスクが実行されるため、UI描画タスクは、規定時間の超過後に完了することになる。このように、UI描画タスクの優先度が最も高い場合でも、共有資源が他のタスクに獲得されていると、当該共有資源が開放さえるまでUI描画タスクが実行されないため、規定時間を超過してしまう場合がある。
さらに、図6に、デッドロックが発生したことにより規定時間が超過した場合の一例を説明するためのタイムチャートを示す。図6は、他のタスクが既に獲得しているタスクを獲得しようと互いに待機状態になってしまい、処理が実行できなくなるいわゆる、デッドロックが発生した場合を示している。
図5に示すように、まず、低優先度タスクが共有資源aの獲得に成功した状態になる(図6、mutex_lock(a_mutex);)。この後、UI描画タスクが、共有資源bの獲得に成功(図6、mutex_lock(b_mutex);)すると共に、低優先度タスクにより獲得されている共有資源aの獲得待ちになる(図6、mutex_lock(a_mutex);)。さらに、低優先度タスクがUI描画タスクにより獲得されている共有資源bの獲得待ちになる(図6、mutex_lock(b_mutex);)。即ち、UI描画タスクと低優先度タスクとが、いわゆるデッドロック状態になる。これによりいずれも、実行されない状態になるため、規定時間が超過しても、UI描画タスクは、実行されず、従って完了しない。このように、デッドロックの発生により、規定時間を超過してしまう場合がある。
これらのように、規定時間が超過してもタスクの実行が完了しない場合があるため、本実施の形態の監視装置10では、規定時間内にタスクの実行が完了した否かを監視すると共に、完了しなかった場合に、超過処理を振舞実行プログラム32により実行する。
図7に、本実施の形態の監視装置10における監視動作の一例のフローチャートを示す。また、図8に、本実施の形態における規定時間が超過した場合の一例(上述の図4の場合に対応)を説明するためのタイムチャートを示す。
本実施の形態では、受信タスク(具体的一例では、上述のようにUI描画タスク)、OS26、及び割込ハンドラ(ISR)30がCPU20により実行されることにより、監視動作が行われる。
まず、UI描画タスクではセマフォ資源を初期化(図7、ステップ100)し、同期機構受信部54を呼出し(図7、ステップ102)、セマフォの送信が有るか否かを判断し(図7、ステップ104)、OS26により同期機構送信部56から同期機構受信部54にセマフォの送信が有るまで否定されて、待機状態になる(図8、sema_wait_wd(ui_sem);)。
次にOS26内部では、同期機構(セマフォ)の送信が有るか否かを判断し、割込ハンドラ30により同期機構送信部56の呼出しが有るまで否定されて、待機状態になる(図7、ステップ206)。
次に、割込ハンドラ30では、ボタン押下により割込みが発生したか否か判断し(図7、ステップ308)、発生するまで否定されて待機状態になり、発生した場合は、肯定され、割込処理を行う(図7、ステップ310)。さらに、本実施の形態では、処理の種類に応じて規定時間を決定する(図7、ステップ312)。規定時間は、例えば当該処理の種類に応じて予め定められている。さらに、超過時振舞指定部58により処理の種類に応じて超過時の振舞を指定する(図7、ステップ314)。本実施の形態では、例えば、処理の完了が規定時間を過ぎても特に他に重大な影響を与えない場合(UI描画タスクもこれに含む)等は、ログを保存する超過処理を行うように定められる。また、機械の制御系のタスク等、規定時間を超過すると、機械に影響(例えば、加熱する等)を与える等、重大な影響を及ぼす場合は、再起動や、当該タスクを中止する等の超過処理を行うように定められる。
さらに、同期機構送信部56を呼び出す(図7、ステップ316)。図8に示した「sema_post_wd(ui_sem,500,CORE_RUMP);」が規定時間及び規定時間超過時の振舞を指定した呼出しの具体例である。ここで、「wd」は、デッドラインが設定されていることを示し、「500」は規定時間を示し、「CORE_RUMP」は、システム情報をログに保存することを示している。なお、その他の超過処理を行う場合には「CORE_RUMP」にかわり、規定時間が超過したことを警告する旨をログに保存する場合には「LOG_WARN」を、強制的に再起動する場合には「REBOOT」を引数として指定するようにする。
このように、割込ハンドラ30により同期機構送信部56が呼び出されると、OS26では、同期機構の送信が有ったと判断(図7、ステップ206で肯定)して、規定時間超過監視部50に受信した規定時間を設定(図7、ステップ218)する。さらに、OS26は、実行待ちのタスクのタスクスケジューリングを行い、実行させるタスクの選択を行う(図7、ステップ220)。なお、図8に示すように、上述の図4を用いて説明した場合と同様に、高優先度タスクが実行されている場合は、高優先度タスクが選択され、実行される。
さらに、規定時間超過監視部50は、設定された規定時間を超過したか否か判断し、超過していない場合(図7、ステップ222で否定判断)は、UI描画タスク(受信タスク)を実行できるか否か判断する(図7、ステップ226)。一方、規定時間が超過した場合、本実施の形態では、デッドラインに達した際(図7、ステップ222で肯定判断)に、指定された振舞(超過処理)を振舞実行プログラム32に実行(図7、ステップ224)させた後、UI描画タスクを実行できるか否か判断する。図8に示した場合では、CORE_DUMPが指定されているため、超過状態ログ保存部64により全タスクのシステム情報がログ保存部14に保存される。ここでは、高優先度タスク及びUI描画タスクの実行状態がログに保存される。
UI描画タスクを未だ実行できない場合(図8に示したように、高優先度タスクの実行中等)は、否定されて図7のステップ220に示したタスクスケジューリングに戻り、本処理を繰り返す。一方、UI描画タスクを実行できるようになった場合(高優先度タスクの完了等)は、肯定されて、UI描画タスクに、規定時間の超過の有無を示す戻り値をつけて、セマフォを送信する。具体的一例として本実施の形態では、「sema_wait_wd(0);」ならば、規定時間が超過していないことを示し、一方、「sema_wait_wd(−1);」ならば規定時間が超過していることを示す。ここでの「0」及び「−1」を戻り値と称している。
OS26によりセマフォが送信されると、UI描画タスクでは、送信が有ったと判断(図7、ステップ104で肯定)する。さらに、上述の戻り値を評価し(図7、ステップ128)、超過したか否かを判断する(図7、ステップ130)。ここで、規定時間を超過せずに、UI描画タスクを完了した場合は、否定判断されて、本処理を終了する。一方、図8に示した場合のように、規定時間を超過している場合は、例えば、タスクの実行を行わないようにする処理を含む、予め定められたエラー処理(図7、ステップ132)を実行した後、本処理を終了する。
なお、このようにしてログ保存部14に保存された規定時間超過の際のログは、利用者の所望により、ログ情報出力部66によってUI16に表示されたり、通信部18を介して外部に出力されたりする。監視装置10と、外部のコンピュータ等が通信部18を介して接続されている場合は、定期的に当該ログが外部に出力されるようになっていてもよい。利用者に提供される当該ログの情報の具体的一例を図9及び図10に示す。なお、図9及び図10は、UI16の画面、または通信部18を介して接続されたコンピュータの画面に表示された状態を示している。図9に示すように、履歴情報操作メニュー等が表示される場合は、規定時間超過ログを表示させるように選択する。当該選択に応じて、図10に示すような、規定時間超過ログが表示される。図10では、規定時間が超過した警告、CORE_DUMPが発生したこと、及び、CORE_DUMPの情報が表示されている状態の具体的一例を示している。
ログ保存部14に保存されたログは、定期的に消去されるものであっても、ログ保存部14が一杯(これ以上メモリに書き込めない状態等)になった場合や、ログ情報を利用者に提供した後等に消去されるようにしてもよい。例えば、図9に示した履歴情報操作メニューが表示される場合は、利用者が「#02.履歴の消去」を選択すると、保存されていたログが消去されるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、割込ハンドラ30(超過時振舞指定部58)が、実行指示を受信したタスク(受信タスク)の規定時間を決定し、規定時間超過時の振舞を指定する。OS26(規定時間超過監視部50)は、当該規定時間を経過したか否か判断し、デッドラインに達した際に未だ受信タスクの実行が完了してない場合は、指定された振舞(超過処理)を実行するよう超過時振舞実行部52に指示する。本実施の形態では、少なくとも、デッドラインに達した際の全タスクの実行状態をログ保存部14にログを保存する。
このようにすることにより、利用者は、規定時間内に完了しなかった受信タスクが有ったことが容易にわかるようになる。また、デッドラインに達した際の全タスクの状態がログに保存されるため、不具合の解析が容易になる。
また、受信タスク自身が規定時間の超過を監視する場合、ボタン押下のタイミングが不明である等の要因により、規定時間の超過が適切に判断されない場合が有るが、本実施の形態では、OS26の機能である規定時間超過監視部50が規定時間の超過を監視するため、適切に規定時間の超過が監視される。
なお、本実施の形態では、具体的一例として、受信タスクが1つ(UI描画タスク)の場合について説明したがこれに限らず、受信タスクが複数ある場合では、同様に、監視処理を行えばよい。
また、本実施の形態ではOS26、及び割込ハンドラ30等、ソフトウエアにより、規定時間超過監視部50や超過時振舞指定部58を実現しているがこれに限らず、ハードウエアとして実現するようにしてもよい。
10 監視装置
12 制御部
14 ログ保存部
20 CPU
26 OS(RTOS)
30 割込ハンドラ(ISR)
32 振舞実行プログラム
50 規定時間超過監視部
52 超過時振舞実行部
58 超過時振舞指定部
60 超過ハンドラ

Claims (5)

  1. 実行するように指示された処理が規定時間内に終了しなかった場合の超過処理手段により行われる超過処理を指定する指定手段と、
    複数の処理を実行するように制御する制御手段の制御により前記複数の処理の各々が共有の資源を順次利用して実行され、かつ前記規定時間内に終了したか否かを各処理毎に監視すると共に、前記複数の処理のいずれかが前記規定時間内に行われなかった場合に、前記指定手段で指定された前記超過処理を前記超過処理手段に実行させるように指示する指示手段と、
    を備えた監視装置。
  2. 前記超過処理は、前記規定時間に達した際に、前記規定時間内に終了しなかった処理の実行状態を保存する処理を含み、前記指示手段は、前記超過処理手段に前記規定時間内に行われなかった処理の実行状態を保存するよう指示する、請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記超過処理は、前記規定時間に達した際に、前記制御手段により実行が制御されている前記複数の処理毎に実行状態を保存する処理を含み、前記指示手段は、前記超過処理手段に前記複数の処理毎に実行状態を保存するよう指示する、請求項1に記載の監視装置。
  4. 前記指定手段は、実行するように指示された処理の種類に応じた前記超過処理を指定する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の監視装置。
  5. 複数の処理を実行するように制御する制御手段の制御により前記複数の処理の各々が共有の資源を順次利用して実行され、かつ前記規定時間内に終了したか否かを各処理毎に監視するステップと、
    前記複数の処理のいずれかが前記規定時間内に行われなかった場合に、指定手段により指定された超過処理を超過処理手段に実行させるように指示するステップと、
    を備えた処理をコンピュータに実行させるための監視プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015075871A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社リコー 排他制御プログラム、情報処理装置、排他制御方法

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JP2015075871A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 株式会社リコー 排他制御プログラム、情報処理装置、排他制御方法

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