JP2012039225A - 通信方法、通信用半導体集積回路装置、及び無線lan装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信すべきデータの送信電力を必要最小限に抑える。
【解決手段】アクセスポイント(AP)とステーション(STA)との間のインフラストラクチャモードによる通信方法において、上記ステーションは、送信すべきデータのデータ量を上記アクセスポイントに送信する。上記アクセスポイントは、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、受信したデータの伝播損失を演算し、受信したデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記ステーションの送信電力値を決定し、その送信電力値を上記ステーションに送信する。上記ステーションは、上記アクセスポイントから伝達された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを上記アクセスポイントに送信する。これにより、データ送信における送信電力を必要最小限に抑える。
【選択図】図2
【解決手段】アクセスポイント(AP)とステーション(STA)との間のインフラストラクチャモードによる通信方法において、上記ステーションは、送信すべきデータのデータ量を上記アクセスポイントに送信する。上記アクセスポイントは、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、受信したデータの伝播損失を演算し、受信したデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記ステーションの送信電力値を決定し、その送信電力値を上記ステーションに送信する。上記ステーションは、上記アクセスポイントから伝達された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを上記アクセスポイントに送信する。これにより、データ送信における送信電力を必要最小限に抑える。
【選択図】図2
Description
本発明は、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)方式の通信技術に関する。
無線LAN通信の規格であるIEEE802.11による無線LANを構成する最も基本的な構成要素は、複数のSTA(Station;ステーション)によって構成されるBSS(Basic Service Set)である。BSSにはアドホックモードとインフラストラクチャモードとの2種類がある。インフラストラクチャモードでは、STAは他のSTAや無線LAN外のネットワークとAP(Access Point;アクセスポイント)を経由して通信する。これに対してアドホックモードでは、個々のSTAは互いに直接通信する。
無線LANは、例えば非特許文献1に記載されているように、IEEE802.11a方式によって実用化されている。この無線LANは、家庭内や、オフィスでの通信を想定したものである。このIEEE802.11a方式の機器を欧州で使用するに当たり、既存の衛星通信に対し干渉を与えないために、DFS(DynamicFrequencySelection)と、TPC(TransmitPowerControl)の技術規格が定められた。これについては、非特許文献2に記載されている。非特許文献2によれば、TPCreqeustと、TPCreportと言う情報をやり取りしてSTAの送信電力を決める、と言う提案がされているが、その具体的な方法は記載されていない。
また特許文献1には、無線LANでのBSSのカバー領域内あるいは独立なBSSの複数の局間における送信電力レベルあるいは送信速度を調整する方法及び装置について記載されている。それによれば、受信局は、入力信号から送信データ速度を抽出し、当該入力信号のSNRを決定し、この入力信号のSNRと抽出されたデータ速度の最小SNRMINとの差に基づきノイズマージン情報を計算する。その後、ノイズマージン情報はもとの送信局に送り返され、当該ノイズマージン情報を利用して、局の送信電力レベルや送信速度が調整される。
さらに非特許文献3において、無線LANを自動車に搭載し、道路脇に設置した路側通信機器と通信を行う、と言う提案がされている。この技術の草案は、IEEE802.11pと呼ばれる。
IEEE802.11a-1999, Part11:Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications: High-speed Physical Layer in the 5 GHz Band
IEEE802.11h-2003, Part11:Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications, Amendment 5 : Spectrum and Transmit Power Management Extensions in the 5 GHz in Europe
IEEE802.11p/D7.01 July 2009, Part11:Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications, Amendment 7 : Wireless Access for Vehicular Environments
上記従来技術には、無線LAN機器を自動車に搭載して通信を行う場合の課題に対する具体的技術が述べられていない。
IEEE802.11aによる機器は、広いホールのような場所を広さの上限として規格化された。このような機器が自動車に搭載されるとなると、通信距離が数百メートルのオーダーとなり、より大きな送信電力が必要となる。これに対して、IEEE802.11aによる機器は、APとSTAとが同じ送信電力で通信する。このことについて本願発明者が検討したところ、より大きくかつ、APとSTAとが同じ送信電力で通信する場合、互いに近距離にいるにもかかわらず、遠距離をカバーできる電力を消費し、無駄であることが見いだされた。
また、遠距離をカバーできる電力を消費する場合には、STAの消費電力が増え、STAがポータブル機器とされる場合には、バッテリーの寿命低下が無視できなくなる。
本発明の目的は、送信すべきデータの送信電力を必要最小限に抑えるための技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、アクセスポイントとステーションとの間のインフラストラクチャモードによる通信方法の場合、上記ステーションは、送信すべきデータのデータ量を上記アクセスポイントに送信する。上記アクセスポイントは、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記ステーションから受信したデータの伝播損失を演算し、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記ステーションの送信電力値を決定し、その送信電力値を上記ステーションに送信する。上記ステーションは、さらに上記アクセスポイントから伝達された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを上記アクセスポイントに送信する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、無線LANシステムにおける送信電力を必要最小限に抑えるための技術を提供することができる。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る通信方法は、アクセスポイント(AP)とステーション(STA)との間のインフラストラクチャモードによる通信方法である。上記ステーションは、送信すべきデータのデータ量を上記アクセスポイントに送信する。上記アクセスポイントは、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記ステーションから受信したデータの伝播損失を演算し、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記ステーションの送信電力値を決定し、その送信電力値を上記ステーションに送信する。上記ステーションは、さらに上記アクセスポイントから伝達された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを上記アクセスポイントに送信する。
上記の構成によれば、上記アクセスポイントは、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記ステーションから受信したデータの伝播損失を演算し、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記ステーションの送信電力値を決定する。このようにして決定された送信電力値を上記ステーションに送信し、上記アクセスポイントから伝達された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータが上記アクセスポイントに送信されるためデータ送信における送信電力を必要最小限に抑えることができる。
〔2〕本発明の代表的な実施の形態に係る別の通信方法は、第1ステーション(STA1)と第2ステーション(STA2)との間のアドホックモードによる通信方法である。上記第2ステーションは、送信すべきデータのデータ量を上記第1ステーションに送信する。上記第1ステーションは、上記第2ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記第2ステーションから受信したデータの伝播損失を演算し、上記第2ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、上記第2ステーションから受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記第2ステーションの送信電力値を決定し、その送信電力値を上記第2ステーションに送信する。上記第2ステーションは、さらに上記第1ステーションから伝達された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを上記第1ステーションに送信する。このような通信方法においても、上記〔1〕の場合と同様に、データ送信における送信電力を必要最小限に抑えることができる。
〔3〕上記〔1〕,〔2〕の通信方法の実施に使用される通信用半導体集積回路装置(1)は、送受信を行うトランシーバ部(10)と、上記トランシーバ部に結合されたベースバンド部(20)とを含む。上記トランシーバ部は、送信信号を増幅する可変利得増幅器(14)と、受信信号の強度を検出するための検出器(25)とを含み、上記ベースバンド部は、上記可変利得増幅器の利得を調整可能な制御部(24)と、各種情報を記憶する記憶部(26)とを含む。上記記憶部は、少なくとも最大送信電力値を格納する。上記制御部は、送信すべきデータのデータ量を送信する場合には、上記可変利得増幅器の利得を調整することにより、上記記憶部内の最大送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータのデータ量を送信する。また上記制御部は、検出器で検出された受信信号強度と上記記憶部の記憶情報に基づいて決定された送信電力値を送信する場合には、上記可変利得増幅器の利得を調整することにより、上記記憶部内の最大送信電力値に応じた送信電力で送信する。さらに上記制御部は、上記ベースバンド部を介して受信された信号によって送信電力値が指定された場合には、上記可変利得増幅器の利得を調整することにより、上記指定された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを送信する。かかる通信用半導体集積回路装置によれば、上記制御部によって上記可変利得増幅器の利得を調整することにより送信電力の変更が可能とされるため、上記〔1〕,〔2〕の通信方法の実施に使用される通信用半導体集積回路装置として好適なものとなる。
〔4〕請求項3記載の通信用半導体集積回路装置と、上記通信用半導体集積回路装置の動作を制御可能なCPU(33)とを含んで、アクセスポイントとの間でインフラストラクチャモードによる通信が可能なステーションとして機能する無線LAN装置(2)を構成することができる。上記CPUは、上記通信用半導体集積回路装置に、送信すべきデータのデータ量を上記記憶部内の最大送信電力値に応じた送信電力で、上記アクセスポイントに対して送信させる。上記アクセスポイントにおいて、上記送信すべきデータのデータ量に基づく所定の演算処理によって決定された送信電力値が、上記通信用半導体集積回路装置を介して受信された場合に、上記通信用半導体集積回路装置を介して、当該送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを上記アクセスポイントに対して送信させる。このように送信電力が変更されることにより、データ送信における送信電力を必要最小限に抑えることができる。これによりバッテリーの長寿命化を図ることができる。
〔5〕請求項3記載の通信用半導体集積回路装置と、上記通信用半導体集積回路装置の動作を制御可能なCPUとを含んで、ステーションとの間でインフラストラクチャモードによる通信が可能なアクセスポイントとして機能する無線LAN装置を構成することができる。上記CPUは、上記ステーションから送信すべきデータのデータ量が送信され、それが上記通信用半導体集積回路装置を介して受信された場合に、上記受信されたデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記受信データの伝播損失を演算し、上記受信されたデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、上記ステーションから受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記ステーションの送信電力値を決定する。この送信電力値は、上記通信用半導体集積回路装置を介して、上記ステーションに対して送信される。このようにして送信電力の変更を行うことで、データ送信における送信電力を必要最小限に抑えることができる。これによりバッテリーの長寿命化を図ることができる。
〔6〕請求項3記載の通信用半導体集積回路装置と、上記通信用半導体集積回路装置の動作を制御可能なCPUとを含んで、アドホックモードのステーションとして機能する無線LAN装置を構成することができる。上記CPUは、他のステーションから受信した送信データ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記受信データの伝播損失を演算し、上記受信されたデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、上記ステーションから受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記他のステーションの送信電力値を決定する。その送信電力値は、上記信用半導体集積回路装置を介して、上記他のステーションに対して送信される。このようにして送信電力の変更を行うことで、データ送信における送信電力を必要最小限に抑えることができる。これによりバッテリーの長寿命化を図ることができる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
実施の形態について更に詳述する。
《実施の形態1》
図15には、本発明にかかる無線LAN装置の構成例が示される。
図15には、本発明にかかる無線LAN装置の構成例が示される。
図15に示される無線LAN装置2は、特に制限されないが、無線LANLSI(WLANLSI)1、高周波電力増幅器(PA)11、スイッチ31、アンテナ(ANT)32、CPU(中央処理装置)33、データメモリ34、イーサネット(登録商標、以下同じ)インタフェース(I/F)35、USB(Universal Serial Bus)インタフェース36、及びプログラムメモリ37を含む。無線LANLSI1、CPU33、データメモリ34、イーサネットインタフェース35、USBインタフェース36、プログラムメモリ37は、バス38を介して互いに信号のやり取りが可能に結合される。プログラムメモリ37として、CPU33で実行される各種プログラムが格納される。CPU33で実行される各種プログラムには、アプリケーションレイヤープログラム、TCP/IPレイヤープログラム、LLCレイヤープログラム、及びMACレイヤープログラムを挙げることができる。CPU33は、プログラムメモリ37に格納されている各種プログラムを実行することにより、無線LAN装置2全体の動作を制御する。データメモリ34には、無線LAN装置2において外部装置との間でやり取りされる各種データが格納される。無線LANLSI1は、無線通信を利用してデータの送受信を行う。高周波電力増幅器11は、無線LANLSI1の出力信号に基づいてアンテナ32に送信用電力を供給する。スイッチ31は、アンテナ32を介して行われる送受信の状態を切り替える。送信状態においては、高周波電力増幅器11の出力端子がスイッチ31を介してアンテナ32に結合される。受信状態においては、無線LANLSI1の受信側端子39がスイッチ31を介してアンテナ32に結合される。無線LAN装置2は、イーサネットインタフェース35を介してイーサネットに結合可能とされ、また、USBインタフェース36を介してUSBに結合可能とされる。
上記無線LAN装置2は、インフラストラクチャモードのSTAとしても、APとしても動作し得る。
上記無線LAN装置2がSTAとして動作する場合は、アプリケーションレイヤープログラムがCPU33で実行されることにより、送信データ量が、下位レイヤーであるTCP/IPレイヤーへ伝えられる。さらに送信データ量は、データリンクレイヤであるLLC/MACレイヤーへ伝えられ、無線LANLSI1から高周波電力増幅器11及びアンテナ32を介して送信される。
無線LAN装置2がAPとして動作する場合は、CPU33がアップリンク送信電力を決定する。そしてCPU33は、決定したアップリンク送信電力値を、無線LANLSI1へ伝えて、送信を開始させる。
図1には、無線LANLSI1の構成例が示される。
図1に示される無線LANLSI1は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術により、単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成される。
図1に示される無線LANLSI1は、RFトランシーバ部(Transceiver)10と、ベースバンド部(Base Band)20とを含む。RFトランシーバ部10は、ローパスフィルタ12、送信ミキサ13、可変利得増幅器(VGA)14、周波数シンセサイザ15、低雑音増幅器16、受信ミキサ17、ローパスフィルタ18、プログラマブル利得増幅器19、及びRSSI(Received Signal Strength Indication:受信信号強度)検出部25を含む。ベースバンド部20は、通信処理部21、D/A(デジタル/アナログ)コンバータ22、A/D(アナログ/デジタル)コンバータ23、制御部24、及び記憶部26を含む。
通信処理部21は、無線LANLSI1における通信処理を行う。D/Aコンバータ22は、通信処理部21の出力信号をアナログ信号に変換する。D/Aコンバータ22の出力信号は、後段のローパスフィルタ12に伝達される。ローパスフィルタ12は、入力された信号成分における低周波を良く通し、ある遮断周波数より高い周波数の帯域を減衰させる。送信ミキサ13は、ローパスフィルタ12の出力と周波数シンセサイザ15の出力とを混合することによって送信信号の周波数変換を行う。周波数シンセサイザ15は、電子的な高周波合成を用いた発振回路であり、例えばPLL(Phase-locked loop)が適用される。可変利得増幅器14は、送信ミキサ13の出力を増幅する。可変利得増幅器14における利得は制御部24によって制御可能とされる。可変利得増幅器14の出力は、高周波電力増幅器11(図15参照)に伝達される。低雑音増幅器16は、アンテナ32からスイッチ31を介して伝達された高周波信号を増幅する。受信ミキサ17は、可変利得増幅器14の出力と周波数シンセサイザ15の出力とを混合することによって受信信号の周波数変換を行う。ローパスフィルタ18は、受信ミキサ17の出力から所定の遮断周波数より高い周波数の帯域を減衰させる。プログラマブル利得増幅器19は、ローパスフィルタ18の出力信号を増幅する。このプログラマブル利得増幅器19における利得は、アナログスイッチ等を用いて外部から設定できる。A/D変換器23は、プログラマブル利得増幅器19の出力信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23の出力信号は通信処理部21に伝達される。RSSI検出部25は、ローパスフィルタ18の出力信号から受信信号強度を検出する。この受信信号強度の検出結果は記憶部26に記憶される。記憶部26には、最大送信電力値(MaxPower)、送信データ量、データ量閾値L1,L2、送信出力テーブル、変調方式テーブル等が記憶される。制御部24は、記憶部26の記憶情報に基づいて可変利得増幅器14における利得を制御する。
上記のように構成された無線LANLSI1の作用について説明する。
送信データが通信処理部21に伝達され、IEEE802.11aに準拠して、直交周波数分割多重方式(Orthogonal frequency division multiplex、OFDM)による変調が行われる。D/Aコンバータ22から出力された信号(「送信ベースバンド信号」という)は、ローパスフィルタ12を介して送信ミキサ13に入力される。送信ミキサ13において、周波数シンセサイザ15からの搬送周波数信号と、送信ベースバンド信号とが混合され、搬送周波数の被変調信号が形成される。可変利得増幅器14は、制御部24からの信号に応じて、被変調信号を増幅する。
一方、搬送周波数帯の受信信号は、低雑音増幅器16で増幅された後、受信ミキサ17へ入力される。受信ミキサ17は、周波数シンセサイザ15の信号と混合して周波数変換する。周波数変換されたベースバンド受信信号は、ローパスフィルタ18で帯域制限され、プログラマブル利得増幅器19で増幅され、A/Dコンバータ23でデジタル信号に変換されてから通信処理部21に入力される。デジタル化されたベースバンド受信信号は、通信処理部21でOFDM復調されて受信データとなる。
ベースバンド受信信号の強度は、RSSI検出部25により検出され、その検出結果が記憶部25に記憶される。
無線LAN装置2がSTAとして動作する場合、又は無線LAN装置2がAPとして動作する場合において、制御部24によって可変利得増幅器14の利得が調整されることにより、APとSTA間の送信電力制御が行われる。
次に、APとSTA間の送信電力制御のアルゴリズムについて、図2に基づいて詳述する。このアルゴリズムの実行は、無線LAN装置2内のCPU33によって制御される。
ここでは、インフラストラクチャモードで運用されるものとする。
STAとされるパーソナルコンピュータにおいて、送信すべきデータが発生すると、上位レイヤーは送信データ量をMACレイヤーに伝え、MACレイヤーはRTS(Request To Send)に送信データ量を伝えてAPに送信する(60)。このとき、システムの最大送信電力MaxPowerで送信される(61)。
APにおけるCPU33は、受信した送信データ量とデータ量閾値とを比較し、受信したデータの伝播損失を演算し、STAの送信電力決定する(62)。伝播損失Lpathは、RTSを受信したときのRSSIと、既知のMaxPowerとから次式の演算実行によって求めることができる。
STAの送信電力値は、受信した送信データ量とデータ量閾値との比較結果と、Lpathとに基づいて、図3に示されるような送信出力テーブルを参照して決定する。例えば、送信データ量<データ量閾値、かつLpath<閾値L1のとき、STAの送信電力値は、次式の演算処理によって求められる。
ここで、モジュレーション方法が決定される。モジュレーション方法は、図4に示されるような変調方式テーブルを参照して決定される。例えば、送信データ量<データ量閾値、かつLpath<閾値L1ならば、モジュレーション方法は、BPSK、R=1/2となる。
そしてAPは、CTS(ClearToSend)にSTA送信電力値とモジュレーション方法を追加し、MaxPowerでSTAに送信する(63)。STAは、指定されたモジュレーション方法に変更し、送信電力をSTA送信電力値に変更して、データをAPに送信する(64)。APは、STAからのデータ(65)を正常に受信したら、ACK(Acknowledgment)をMaxPowerでSTAに送信する(66)。
図5には、上記信号の送受信と、送信電力レベルとの関係が示される。図5において横軸は時間である。
STAはRTS(61)を29dBmで送信する。APは受信後、SISF期間待ち、CTS(63)を29dBmで送信する。
STAはCTS(63)の受信後SISF期間待ち、上記ステップで決めた送信電力値(29−20=9.0dBm)で送信データを送信する(65)。
APはデータ受信後SISF期間待ち、ACKをMaxPowerで送信する(67)。
図6には、RTSのフォーマットが示される。
RTSはフレーム制御、デュレーション、受信機アドレス、送信機アドレスに続き、上位レイヤーからMACレイヤーに伝えられた送信データ量が含まれる。送信データ量は、6バイト長で、システムで定められている1回の送信データの上限値以下のデータ量を表現する。FCSはフレームチェックシーケンスである。
図7には、CTSのフォーマットが示される。
CTSは、フレーム制御、デュレーション、受信機アドレスに続き、STAに送信させる電力値を送り、続いてSTAに変調させる変調方式を送る。
図8(A)には、STA送信電力のビット割付けと送信電力値が示される。
図8(B)には、変調方式のビット割付けと変調方式が示される。
次に、無線LAN装置2の適用分野として、道路上にAPを設置し、車両にSTAを搭載して、狭域通信DSRC(DedicatedShort Range Communication)またはIEEE802.11pを用いて通信を行う場合を考える。
図9には、APの配置と道路上の車両位置を表したロードモデルが示される。
図9において、3はAP、4〜7は各領域におけるSTA搭載車両である。図9における全車両がSTAを搭載していると仮定する。
AP3は、幹線道路の交差点の路側部に、設置されている。幹線道路は片側2車線(計4車線)であり、交差点付近に車両4が存在する。このAP3近傍では、車両密度は、50台×4車線/km=200台/kmである。交差点より離れると、片側1車線(計2車線)になり、車両密度は、50台×2車線/km=100台/kmである。車両5はこの領域を走行している。さらに離れると、車線上の車両が減り、車両密度は、20台×2/km=40台/kmとなる。車両6はこの領域を走行している。幹線道路からも最も離れた支線道路上では、車両が減り、車両密度は10台×2/km=20台/kmとなる。車両7はこの支線道路を走行している。
図10には、図9に示されるロードモデルにおけるAPからの距離に対する通信中車両台数が示される。
ここで道路上に存在する車両は全てSTAを搭載しているとしたが、実際にはそのうち、何%かがAPと通信している。この割合を通信中車両比率とし、次式によって示される。
以降の説明では、便宜上、k=0.05とする。例えば車両4は、200台/kmの密度に存在するが、この領域での通信車両数Nは、次式により、10台とされる。
自由空間における、電波伝搬損失Lは、次式によって示される。
ここで、「d」はAPからSTAまでの距離[m]、「λ」は波長[m]である。
AP3から車両4までの伝播損失Lpathは、次式によって示される。
車両4におけるSTA受信レベルは、次式によって示される。
ここで最小受信感度は、図13から求めることができる。図13(A)はIEEE802.11pのビットレートと受信感度との関係が示され、図13(B)はIEEE802.11aのビットレートと受信感度との関係が示される。
数5、数6、数7に示される式より、STA受信C/Nは、次式によって示される。
図11には、AP送信電力=33dBm、27dBm、20dBmの各々について、STA受信C/N対APからの距離のグラフが示される。
さらに、IEEE802.11a及びIEEE802.11pには、リンクアダプテーションと呼ぶ、受信C/Nに応じてビットレートを変える方式を採用している。
図12(A)には、IEEE802.11pのビットレートと受信感度との関係が示され、図12(B)には、IEEE802.11aのビットレートと受信感度との関係が示される。図11における縦軸を、図12を用いてビットレートに書き直すと、図13のグラフが得られる。図13は、APからある距離にあるSTAが動作可能なビットレートを示している。
ここで実際の道路上にある車両一台当りのビットレートを次式により算出する。
数9に示される式の算出結果が図14に示される。
図2に示されるアルゴリズムにより、無線LANLSI1は送信電力を操作するが、このとき、ステップ(63)で、図3に示されるテーブルが参照される。
このテーブル参照の結果が、(送信データ量>データ量閾値、L1<Lpath<L2)であった場合は、図14中の−6(r=400m、ビットレート=2.2Mbps)に相当する。
上記テーブル参照の結果が、(送信データ量<データ量閾値、L1<Lpath<L2)であった場合は、図14中の−13(r=400m、ビットレート=0.8Mbps)に相当する。
上記テーブル参照の結果が、(送信データ量>データ量閾値、Lpath<L1)であった場合は、図14中の−13(r=160m、ビットレート=1.4Mbps)に相当する。
上記テーブル参照の結果が、(送信データ量<データ量閾値、Lpath<L1)であった場合は、図14中の−18(r=50m、ビットレート=1.4Mbps)に相当する。
このように電力制御をした結果は、STAが送信電力を抑えつつ、必要なビットレートで通信が可能となる。
また、アルゴリズムで用いたデータ量閾値は、図14から、データ量閾値=2.0Mbps(に相当する送信データ量)と選べば良い。
同様に、伝播損失閾値は、図14から、L1=280m(に相当する伝播損失値)、L2=720m(に相当する伝播損失値)を選べば良い。
《実施の形態2》
実施の形態1では、インフラストラクチャモードで運用することを前提に、APとSTAの動作を説明したが、図15に示される無線LAN装置2を用いてアドホックモードで運用する場合もあり得る。
実施の形態1では、インフラストラクチャモードで運用することを前提に、APとSTAの動作を説明したが、図15に示される無線LAN装置2を用いてアドホックモードで運用する場合もあり得る。
図16には、2台のステーションSTA1、STA2間でアドホック(Adhoc)モードにより運用される場合のアルゴリズムが示される。このアルゴリズムの実行は、無線LAN装置2内のCPU33によって制御される。
STA1、STA2には、無線LAN装置2が適用される。STA2において、STA1への送信データが発生すると、上位レイヤーは送信データ量をMACレイヤーに伝え、MACレイヤーはRTS(Request To Send)に送信データ量を伝えてSTA1に送信する(160)。このとき、システムの最大送信電力MaxPowerで送信される(161)。
STA2におけるCPU33は、受信した送信データ量とデータ量閾値とを比較し、伝播損失とSTAの送信電力を決定する(162)。伝播損失Lpathは、数1に示される式の演算実行により求めることができる。
STAの送信電力値を求める演算式は、受信した送信データ量とデータ量閾値との比較結果と、Lpathとに基づいて、図3に示されるような送信出力テーブルを参照して決定する。例えば、送信データ量<データ量閾値、かつLpath<閾値L1のとき、STAの送信電力値は、数2に示される式の演算処理によって求められる。
ここで、モジュレーション方法が決定される。モジュレーション方法は、図4に示されるような変調方式テーブルを参照して決定される。例えば、送信データ量<データ量閾値、かつLpath<閾値L1ならば、モジュレーション方法は、BPSK、R=1/2となる。
そしてSTA2は、CTS(ClearToSend)にSTA送信電力値とモジュレーション方法を追加し、MaxPowerでSTA1に送信する(163)。STA2は、指定されたモジュレーション方法に変更し、送信電力をSTA送信電力値に変更して、データをSTA1に送信する(164)。STA1は、STA2からのデータ(165)を正常に受信したら、上記ステップ165でSTA2に指定した送信出力レベルと同じレベル(ステップダウン)で、リバースデータをSTA2に送信する(167)。
このように、2台のステーションSTA1、STA2間でアドホックモードにより運用される場合においても、送信電力レベルの調整が行われることにより、送信電力値が最適化され、システム全体の送信電力が低下し、STAの消費電力が下がりバッテリーの長寿命化が実現するなど、上記インフラストラクチャモードで運用する場合と同様の作用効果を得ることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
10 RFトランシーバ部
11 高周波電力増幅器
12 ローパスフィルタ
13 送信ミキサ
14 可変利得増幅器
15 周波数シンセサイザ
16 低雑音増幅器
17 受信ミキサ
18 ローパスフィルタ
19 プログラマブル利得増幅器
20 ベースバンド部
21 通信処理部
22 D/Aコンバータ
23 A/Dコンバータ
24 制御部
25 RSSI検出部
26 記憶部
11 高周波電力増幅器
12 ローパスフィルタ
13 送信ミキサ
14 可変利得増幅器
15 周波数シンセサイザ
16 低雑音増幅器
17 受信ミキサ
18 ローパスフィルタ
19 プログラマブル利得増幅器
20 ベースバンド部
21 通信処理部
22 D/Aコンバータ
23 A/Dコンバータ
24 制御部
25 RSSI検出部
26 記憶部
Claims (6)
- アクセスポイントとステーションとの間のインフラストラクチャモードによる通信方法であって、
上記ステーションは、送信すべきデータのデータ量を上記アクセスポイントに送信し、
上記アクセスポイントは、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記ステーションから受信したデータの伝播損失を演算し、上記ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記ステーションの送信電力値を決定し、その送信電力値を上記ステーションに送信し、
上記ステーションは、上記アクセスポイントから伝達された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを上記アクセスポイントに送信することを特徴とする通信方法。 - 第1ステーションと第2ステーションとの間のアドホックモードによる通信方法であって、
上記第2ステーションは、送信すべきデータのデータ量を上記第1ステーションに送信し、
上記第1ステーションは、上記第2ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記第2ステーションから受信したデータの伝播損失を演算し、上記第2ステーションから受信したデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、上記第2ステーションから受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記第2ステーションの送信電力値を決定し、その送信電力値を上記第2ステーションに送信し、
上記第2ステーションは、上記第1ステーションから伝達された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを上記第1ステーションに送信することを特徴とする通信方法。 - 送受信を行うトランシーバ部と、上記トランシーバ部に結合されたベースバンド部と、を含む通信用半導体集積回路装置であって、
上記トランシーバ部は、送信信号を増幅する可変利得増幅器と、受信信号の強度を検出するための検出器と、を含み、
上記ベースバンド部は、上記可変利得増幅器の利得を調整可能な制御部と、各種情報を記憶する記憶部と、を含み、
上記記憶部は、少なくとも最大送信電力値を格納し、
上記制御部は、送信すべきデータのデータ量を送信する場合には、上記可変利得増幅器の利得を調整することにより、上記記憶部内の最大送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータのデータ量を送信し、
上記検出器で検出された受信信号強度と上記記憶部の記憶情報に基づいて決定された送信電力値を送信する場合には、上記可変利得増幅器の利得を調整することにより、上記記憶部内の最大送信電力値に応じた送信電力で送信し、
上記ベースバンド部を介して受信された信号によって送信電力値が指定された場合には、上記可変利得増幅器の利得を調整することにより、上記指定された送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを送信することを特徴とする通信用半導体集積回路装置。 - アクセスポイントとの間でインフラストラクチャモードによる通信が可能なステーションとして機能する無線LAN装置であって、
請求項3記載の通信用半導体集積回路装置と、
上記通信用半導体集積回路装置の動作を制御可能なCPUと、を含み、
上記CPUは、上記通信用半導体集積回路装置に、送信すべきデータのデータ量を上記記憶部内の最大送信電力値に応じた送信電力で、上記アクセスポイントに対して送信させ、
上記アクセスポイントにおいて、上記送信すべきデータのデータ量に基づく所定の演算処理によって決定された送信電力値が、上記通信用半導体集積回路装置を介して受信された場合に、上記通信用半導体集積回路装置を介して、当該送信電力値に応じた送信電力で、上記送信すべきデータを上記アクセスポイントに対して送信させることを特徴とする無線LAN装置。 - ステーションとの間でインフラストラクチャモードによる通信が可能なアクセスポイントとして機能する無線LAN装置であって、
請求項3記載の通信用半導体集積回路装置と、
上記通信用半導体集積回路装置の動作を制御可能なCPUと、を含み、
上記CPUは、上記ステーションから送信すべきデータのデータ量が送信され、それが上記通信用半導体集積回路装置を介して受信された場合に、上記受信されたデータ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記受信データの伝播損失を演算し、上記受信されたデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、上記ステーションから受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記ステーションの送信電力値を決定し、その送信電力値を、上記通信用半導体集積回路装置を介して、上記ステーションに対して送信させることを特徴とする無線LAN装置。 - アドホックモードのステーションとして機能する無線LAN装置であって、
請求項3記載の通信用半導体集積回路装置と、
上記通信用半導体集積回路装置の動作を制御可能なCPUと、を含み、
上記CPUは、他のステーションから受信した送信データ量と所定のデータ量閾値とを比較し、上記受信データの伝播損失を演算し、上記受信されたデータ量と所定のデータ量閾値との比較結果と、上記ステーションから受信したデータの伝播損失とに基づいて、上記他のステーションの送信電力値を決定し、その送信電力値を、上記信用半導体集積回路装置を介して、上記他のステーションに対して送信させることを特徴とする無線LAN装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010175299A JP2012039225A (ja) | 2010-08-04 | 2010-08-04 | 通信方法、通信用半導体集積回路装置、及び無線lan装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010175299A JP2012039225A (ja) | 2010-08-04 | 2010-08-04 | 通信方法、通信用半導体集積回路装置、及び無線lan装置 |
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JP2010175299A Withdrawn JP2012039225A (ja) | 2010-08-04 | 2010-08-04 | 通信方法、通信用半導体集積回路装置、及び無線lan装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016143209A1 (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-15 | ソニー株式会社 | 通信制御装置、通信装置、通信制御方法、通信方法およびプログラム |
JP2017502567A (ja) * | 2013-11-25 | 2017-01-19 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 無線lanにおけるアップリンクフレームを送信する方法及び装置 |
-
2010
- 2010-08-04 JP JP2010175299A patent/JP2012039225A/ja not_active Withdrawn
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