JP2012039184A - 映像投影装置及び映像投影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】位置が固定されていない複数の映像投影装置の投影領域を適切に結合して、映像を大きく投影することができる映像投影装置及び映像投影システムの提供。
【解決手段】映像を投影する投影部を備える映像投影装置であって、自装置から所定の距離内にある他の映像投影装置を認識する認識部と、自装置と前記他の映像投影装置との位置関係を特定する位置関係特定部と、特定した位置関係に基づいて、自装置の投影領域と前記他の映像投影装置の投影領域とに跨る投影可能領域を設定する投影可能領域設定部と、前記投影可能領域の全面に投影する映像を分割して、自装置の投影領域内の前記投影可能領域に投影する分割映像を生成する映像分割部と、前記投影部を制御して、自装置の投影領域内の前記投影可能領域に前記分割映像を投影する投影調整部と、を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、映像投影装置及び映像投影システムに関し、特に、投影領域を結合して映像を投影する映像投影装置及び複数の映像投影装置からなる映像投影システムに関する。
近年、個人用途の小型のプロジェクタ(映像投影装置)が普及しており、ドキュメントなどを机上に投影して閲覧するといった方法で使用されている。ここで、投影した映像を複数人が閲覧する場合は、映像は大きい方が見やすいが、小型のプロジェクタは、一般に焦点深度が浅く光源の光量も小さいため、離れた場所に大きく投影するのは困難である。そこで、このような小型のプロジェクタを持った人が複数集まった場合には、各々のプロジェクタを連携させて投影領域を大きくすることができれば便利であり、複数のプロジェクタの投影領域を結合する技術に関して、様々な提案がなされている。
例えば、下記特許文献1には、複数のプロジェクタによって正確に画像を投影する為の処理に必要なパラメータとして、各プロジェクタの回転、シフト、あおりのパラメータと、各プロジェクタの投影画像のオーバーラップ・パラメータとを記憶するパラメータ記憶部と、この各プロジェクタの回転、シフト、あおりのパラメータに基づいて各出力画像がスクリーン上で正確な投影像を結ぶように変形・補間するとともに、複数のプロジェクタにより投影された各出力画像がスムーズに接合されるような計数を設定し、当該計数を出力画像に乗じて最終画像を得る画像処理・分割部と、を有する画像投影システムが開示されている。
また、複数のプロジェクタの設定を容易にする技術として、下記特許文献2には、複数の画像表示装置を用いて1つの画像を表示する際に、PC等の制御装置から画像制御信号を受信した画像表示装置が、他の画像表示装置に画像制御信号を送信する機能をもつことで、複数の画像表示装置に制御装置から個別の設定を行うことなく、一括で設定を行うことができるシステムが開示されている。
特開2004−32665号公報 特開2009−169635号公報
このように、複数のプロジェクタが投影する映像を正確に結合する技術や複数のプロジェクタの設定を一括して行う技術はあるが、これらの従来技術は、複数のプロジェクタが予め定められた位置関係にあることを前提にしているため、小型のプロジェクタのように、位置が固定されていない複数のプロジェクタに対して、適切に投影領域を結合して映像を大きく投影することはできないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、位置が固定されていない複数の映像投影装置の投影領域を適切に結合して、映像を大きく投影することができる映像投影装置及び映像投影システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、映像を投影する投影部を備える映像投影装置であって、自装置から所定の距離内にある他の映像投影装置を認識する認識部と、自装置と前記他の映像投影装置との位置関係を特定する位置関係特定部と、特定した位置関係に基づいて、自装置の投影領域と前記他の映像投影装置の投影領域とに跨る投影可能領域を設定する投影可能領域設定部と、前記投影可能領域の全面に投影する映像を分割して、自装置の投影領域内の前記投影可能領域に投影する分割映像を生成する映像分割部と、前記投影部を制御して、自装置の投影領域内の前記投影可能領域に前記分割映像を投影する投影調整部と、を有するものである。
本発明においては、自装置と前記他の映像投影装置とは同一平面上に配置されており、前記位置関係特定部は、自装置の前記投影部の前記平面上の座標と、前記投影部の前記平面からの高さと、前記投影部の投影軸の前記平面に対する傾きと、を含む装置情報を取得すると共に、前記他の映像投影装置から、当該他の映像投影装置の前記投影部の前記平面上の座標と、前記投影部の前記平面からの高さと、前記投影部の投影軸の前記平面に対する傾きと、を含む装置情報を取得し、自装置及び前記他の映像投影装置の前記装置情報に基づいて、前記位置関係を特定する構成とすることができる。
また、本発明においては、前記投影可能領域設定部は、前記装置情報に基づいて、自装置及び前記他の映像投影装置の投影領域を特定し、自装置の投影領域と前記他の映像投影装置の投影領域とを結合した領域から取り出せる最大サイズの矩形状の領域を前記投影可能領域として設定する構成とすることができる。
本発明の映像投影装置及び映像投影システムによれば、位置が固定されていない複数の映像投影装置の投影領域を適切に結合して、映像を大きく投影することができる。
その理由は、映像投影装置は、自装置から所定の距離内にある他の映像投影装置を認識し、自装置と他の映像投影装置の位置関係を特定し、特定した位置関係に基づいて、自装置の投影領域と他の映像投影装置の投影領域とに跨る投影可能領域を設定し、投影可能領域に投影する映像を分割した分割映像を投影するからである。
本発明の一実施例に係る映像投影装置の外観構成を示す側面図及び上面図である。 本発明の一実施例に係る映像投影装置の主要機能を示すブロック図である。 投影領域の座標を算出する方法を説明する図である。 2つの映像投影装置の投影領域を結合した状態(同じサイズの投影領域が並んだ場合)を示す図である。 2つの映像投影装置の投影領域を結合した状態(同じサイズの投影領域がずれて重なり合った場合)を示す図である。 2つの映像投影装置の投影領域を結合した状態(異なるサイズの投影領域が並んだ場合)を示す図である。 映像投影装置の位置を移動させる指示の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る映像投影装置の動作を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、小型の映像投影装置が普及しているが、小型の映像投影装置は映像の投影領域が小さく、複数人で映像を閲覧する場合には映像を大きく投影することが好ましいことから、複数の映像投影装置の投影領域を結合する方法が提案されている。しかしながら、従来の方法は、予め定めた位置に設置された複数の映像投影装置の投影領域を結合するものであるため、各々の装置が移動して位置関係が変動する小型の映像投影装置に対して適切に投影領域を結合することはできない。
そこで、本発明の一実施の形態では、移動可能かつ単独で映像を投影可能な映像投影装置が複数存在した場合に、お互いの位置を相互に認識することで連携させ、1つの映像をそれぞれの装置の位置に応じて分割して表示することによって、投影領域を広げるようにする。
具体的には、各々の映像投影装置に、自装置から所定の距離内にある他の映像投影装置を認識する機能を持たせ、複数の映像投影装置の位置関係を特定し、特定した位置関係に基づいて、複数の映像投影装置の投影領域に跨る投影可能領域を設定し、各映像投影装置の投影領域の配置に基づいて、投影可能領域に投影する映像を分割し、各装置は投影位置と投影サイズの調整を自動で行って分割映像を投影し、複数の装置の複数の分割映像から1つの大きな映像が得られるようにする。そして、映像投影装置が任意の場所に移動した場合でもリアルタイムで上記処理を実行して、その位置関係における最適な映像を投影できるようにする。
これにより、小型の映像投影装置であっても大きなサイズで映像を投影することができ、また、映像投影装置が自動で投影位置を決定するため、設定操作を不要にしてユーザの利便性を向上させることができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る映像投影装置及び映像投影システムについて、図1乃至図8を参照して説明する。図1は、本実施例の映像投影装置の外観構成を示す図であり、図2は、映像投影装置の主要機能を示すブロック図である。また、図3は、投影領域の座標を算出する方法を説明する図であり、図4乃至図6は、2つの映像投影装置の投影領域を結合した状態を示す図である。また、図7は、映像投影装置の位置を移動させる指示の一例を示す図であり、図8は、本実施例の映像投影装置の動作を示すフローチャート図である。
本実施例の映像投影システムは、複数の映像投影装置からなり、各々の映像投影装置10は、移動可能な小型のプロジェクタであり、机上などに設置され、所定の高さから所定の俯角で机上に映像を投影、若しくは、所定の高さから所定の俯角若しくは仰角で壁面などに映像を投影する機能を備える。
なお、映像投影装置10は、位置や高さ、傾き(俯角や仰角)が調整可能であればよく、その形状や構造は図の構成に限定されない。また、図1では、投影領域を矩形状にし、その投影領域の全面に映像が投影されるようにしているが、必ずしも投影領域の全面に映像が投影される必要はなく、扇状に広がる投影領域に対して矩形状の映像が投影されるようにしてもよい。
この映像投影装置10は、図2に示すように、制御部11と、認識部12と、無線通信部13と、位置関係特定部14と、投影可能領域設定部15と、映像分割部16と、投影調整部17と、投影部18などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリとで構成される。メモリは、プログラムや各種設定情報(例えば、投影部18の高さ情報や投影部18の投影軸の傾き情報)などを記憶し、CPUは、メモリから読み出したプログラムを実行し、各部の動作を制御する。
認識部12は、自装置から所定の距離内にある他の映像投影装置10を認識する。例えば、Bluetooth(登録商標)やRFID(Radio Frequency Identification)などの近距離無線通信技術を利用して通信可能な他の映像投影装置10を認識する。また、映像投影装置10にGPS(Global Positioning System)を搭載している場合は、自装置の位置情報と他の映像投影装置10の位置情報とに基づいて、所定の距離内にある他の映像投影装置10を認識してもよい。また、映像投影装置10にカメラ機能を搭載している場合は、カメラ機能で撮像した周囲の画像を解析し、公知のパターン認識技術を利用して、所定の距離内にある他の映像投影装置10を認識してもよい。なお、上記所定の距離内とは、各々の映像投影装置10の投影領域が隣接若しくは一部が重なり合う範囲である。
無線通信部13は、Bluetooth(登録商標)やRFIDなどの近距離無線通信技術を利用して自装置の装置情報(投影部18の位置情報や高さ情報、投影部18の投影軸の傾き情報(俯角若しくは仰角)など)を送信すると共に、上記他の映像投影装置10から送信された装置情報を受信する。
位置関係特定部14は、自装置の投影部18の設置平面上の位置情報と投影部18の設置平面からの高さ情報と投影部18の投影軸の設置平面に対する傾き情報(俯角若しくは仰角)とを含む装置情報を取得すると共に、上記他の映像投影装置10から、当該他の映像投影装置10の投影部18の設置平面上の位置情報と投影部18の設置平面からの高さ情報と投影部18の投影軸の設置平面に対する傾き情報(俯角若しくは仰角)とを含む装置情報を取得し、この装置情報に基づいて、両装置の位置関係を特定する。なお、ここでは、位置情報と高さ情報と傾き情報とに基づいて両装置の位置関係を特定したが、上述したように映像投影装置にカメラ機能を備える場合は、カメラ機能で撮像した他の映像投影装置10の画像を処理して両装置の位置関係を特定してもよい。又、装置情報として、上記設置平面上の基準方向に対する角度情報を含めてもよい。
投影可能領域設定部15は、上記装置情報に基づいて、自装置及び他の映像投影装置10投影領域を特定し、各々の装置の投影領域に跨る領域、好ましくは、各々の装置の投影領域を結合した領域から取り出すことができる最大サイズの矩形状の領域(以下、投影可能領域と呼ぶ。)を設定する。
映像分割部16は、上記投影可能領域に投影する映像を分割して、各々の装置の投影領域内の投影可能領域に投影する分割映像を生成する。
投影調整部17は、映像分割部16で生成した分割映像が、自装置の投影領域内の投影可能領域に投影されるように投影角度やズーム率を決定し、決定した内容に従って投影部18の制御を行う。また、投射面で得られる光量を算出し、複数の映像投影装置10が投射する映像の投射面での光量が同じようになるように投影部18の光量を調整する。
投影部18は、光源と、投影する映像を表示する表示パネルと、表示パネル上の映像を投影面に投影するための光学系などで構成される。上記表示パネルは、例えば、透過型の液晶パネルを使用する液晶式、デジタルマイクロミラーという微細な反射型ミラーを使用するDLP(Digital Light Processing)式、シリコン基板上に液晶層を設け、そこに画像を表示させながら基板背後の反射板で光源の光を反射し、レンズに導いて投写するLCOS(Liquid Crystal On Silicon)式、ブラウン管を使用する3管式などがあるが、いずれの方式の表示パネルを使用しても良い。
なお、上記認識部12、位置関係特定部14、投影可能領域設定部15、映像分割部16、投影調整部17などはハードウェアとして構成してもよいし、制御部11を、上記認識部12、位置関係特定部14、投影可能領域設定部15、映像分割部16、投影調整部17として機能させる制御プログラムとして構成してもよい。また、図2では、本実施例の映像投影装置10の主要な機能のみを示したが、投影する映像のデータを記憶する記憶部、映像投影装置10の移動させる指示情報を表示する表示部、映像投影装置10の動作モードを設定するための操作部などを備えていてもよい。
また、図1及び図2では、映像投影装置10のみについて記載したが、例えば、投影する映像を通信ネットワークに接続している他の機器(例えば、ユーザのコンピュータ装置)から取得する場合は、映像投影システムを、複数の映像投影装置10と、ユーザのコンピュータ装置などで構成してもよい。
次に、複数の映像投影装置10の投影領域を結合して1つの大きな映像を投影する手順について、図8のフローチャート図を参照して説明する。なお、映像投影装置10の動作モードとして、複数の映像投影装置10の投影領域を結合するモード(協調モードと呼ぶ。)と、各々の映像投影装置10で独自に投影するモード(単独モードと呼ぶ。)と、があるが、どちらのモードで動作させるかは予め設定されているものとする。また、以下のフローでは、協調モードにおいて、2つの映像投影装置10(映像投影装置Aと映像投影装置B)の投影領域を結合する場合について説明する。
まず、映像投影装置10(ここでは映像投影装置Aとする。)の制御部11は、映像投影装置10の動作モードが協調モードに設定されているかを判断する(S101)。協調モードに設定されていない場合は、個々の映像投影装置10が単独で動作するため、制御部11は、ネットワークに接続されているコンピュータ装置や記憶部などから投影する映像のデータを取得し(S109)、投影調整部17は、投影部18を制御して、取得した映像を投影領域に投影する(S110)。
一方、協調モードに設定されている場合は、認識部12は、近距離無線通信技術などを利用して、自装置から所定の距離内にある他の映像投影装置10を検索する(S102)。検索した結果、所定の距離内に他の映像投影装置10がない場合(S103のNoの場合)は、協調モードで動作することができないため、上記と同様に、制御部11は、ネットワークに接続されているコンピュータ装置や記憶部などから投影する映像のデータを取得し(S109)、投影調整部17は、投影部18を制御して、取得した映像を投影領域に投影する(S110)。
所定の距離内に他の映像投影装置10(ここでは映像投影装置Bとする。)が見つかった場合(S103のYesの場合)は、位置関係特定部14は、GPSなどを利用して自装置の位置情報を取得すると共に、メモリから投影部18の高さ情報や傾き情報を取得し、無線通信部13を用いて、装置情報(位置情報と高さ情報と傾き情報など)を他の映像投影装置10に送信すると共に、他の映像投影装置10から装置情報を受信する(S104)。そして、位置関係特定部14は、自装置の装置情報と他の映像投影装置10の装置情報とに基づいて、両装置の位置関係を特定する。
なお、双方の装置が装置情報を送受信して両装置の位置関係を特定してもよいが、上述したように、映像投影装置10にカメラ機能を備える場合は、撮像した他の映像投影装置10の画像などから両装置の位置関係を特定してもよい。
次に、投影可能領域設定部15は、自装置の装置情報に基づいて、自装置の机上の投影領域の座標を求めると共に、他の映像投影装置10から取得した装置情報に基づいて、他の映像投影装置10の机上の投影領域の座標を求める。
投影領域の座標の求め方の一例について、図3((a)は側面図、(b)は上面図)を参照して具体的に説明する。計算にあたって、投影部18の座標を(x、y)とし、図の右方向をx方向、上方向をy方向とする。また、投影部18の高さをh、投影領域の中心に向かって見下ろす角度(俯角)をθとする。また、投影部18の光学系によって定められる投影領域の振り幅は、上下方向に±θ1、左右方向に±φ1であるとする。
この場合、投影部18から投影領域のC(D)点までのx方向の距離は、
h/tan(θ+θ1)
となり、
A(B)点までのx方向の距離は、
h/tan(θ−θ1)
となる。
また、投影領域の中心線から、A(B)点若しくはC(D)点までのy方向の距離は、
h/tan(θ−θ1)×tan(φ1)
となる。
従って、投影領域の各点の座標は、
A点の座標=(x−h/tan(θ−θ1)、y+h/tan(θ−θ1)×tan(φ1))、
B点の座標=(x−h/tan(θ−θ1)、y−h/tan(θ−θ1)×tan(φ1))、
C点の座標=(x−h/tan(θ+θ1)、y+h/tan(θ−θ1)×tan(φ1))、
D点の座標=(x−h/tan(θ+θ1)、y−h/tan(θ−θ1)×tan(φ1))、
となる。
そして、このようにして求めた各々の映像投影装置10の投影領域の座標に基づいて、映像投影装置Aの投影領域(投影領域Aとする。)と映像投影装置Bの投影領域(投影領域Bとする。)に跨る投影可能領域、好ましくは、投影領域Aと投影領域Bとを結合した領域の中から取り得る最大サイズの矩形状の投影可能領域を設定する(S106)。
図を用いて説明すると、例えば、図4に示すように、同じ大きさの投影領域Aと投影領域Bとが並んでいる場合は、投影領域Aと投影領域Bとを結合した領域(図の破線内の領域)が投影可能領域となる。また、図5に示すように、投影領域Aと投影領域Bとが一部で重なる場合は、重なり合う部分を含む矩形領域(図の破線内の領域)が投影可能領域となる。また、図6に示すように、異なる大きさの投影領域Aと投影領域Bが並んでいる場合は、サイズが小さい投影領域Bを含む矩形領域(図の破線内の領域)が投影可能領域となる。なお、図4乃至図6では、投影領域Aと投影領域Bとが平行な場合を例示しているが、投影領域Aと投影領域Bとは斜めになっていてもよく、その場合は、角度情報を考慮して投影可能領域を設定すればよい。
次に、映像分割部16は、ネットワークに接続されているコンピュータ装置や記憶部などから投影する映像のデータを取得し、当該映像を投影可能領域の全体に投影する場合の、映像投影装置Aで投影する分割映像を生成する(S107)。
例えば、図4に示すように、同じ大きさの投影領域Aと投影領域Bとが並んでいる場合は、映像を2分割する。また、図5に示すように、投影領域Aと投影領域Bとが一部で重なる場合は、重なり合う領域の任意の部分(例えば、投影領域A又はBの境界部分やその間の部分)で映像を分割する。また、図6に示すように、異なる大きさの投影領域Aと投影領域Bが並んでいる場合は、投影領域AとBの境界部分で映像を分割する。
次に、投影調整部17は、投影部18を制御して、S107で生成した分割映像を映像投影装置Aで投影する(S108)。同様に、S107で生成した分割映像の残りの映像を映像投影装置Bで投影する。その際、投影調整部17は、各々の分割映像が、各々の映像投影装置10の投影領域内の投影可能領域全面に投影されるように、投影角度やズーム率を決定し、決定した内容に従って投影部18を制御する。また、各々の映像投影装置10の投影領域内の投影可能領域の照度を算出(投影部18の光源の光度と投影面までの距離に基づいて算出)し、各々の映像投影装置10の投射面で照度が同じようになるように、光源の光度を制御する。
なお、上記フローでは、2つの映像投影装置10の投影領域を結合する場合について説明したが、3以上の映像投影装置10の投影領域を結合する場合も同様の手順で投影領域を結合することができる。
また、2つの映像投影装置10の投影領域の結合例として、同じ大きさの投影領域が並んでいる場合(図4)と、同じ大きさの投影領域が一部で重なり合う場合(図5)と、異なる大きさの投影領域が並んでいる場合(図6)を示したが、例えば、同じ大きさの投影領域がずれて並んでいる場合や、異なる大きさの投影領域が一部で重なり合う場合などに対しても、同様の手順で投影領域を結合することができる。
以上、映像投影装置AとBの位置が決定された状態における投影領域の結合について説明したが、例えば、図4の状態から、映像投影装置Bの位置が変わって図5の状態になった場合には、映像投影装置Bから自身の位置が変更されたことを示す信号を送信し、映像投影装置Aに位置関係の変更を通知する。そして、信号の送信及び受信を行った各映像投影装置10は、再度、両装置の位置関係の計算から処理を実行する。これにより、映像投影装置10の位置が変わっても、新たな位置関係における最適な投影可能領域に映像を投影することができる。
また、上記実施例では、ある位置関係における複数の映像投影装置10の投影領域から取り出される投影可能領域に映像を投影しているが、投影される映像の視認性を向上させるためには、投影可能領域をできるだけ大きくすることが好ましいことから、投影可能領域を大きくできる位置に映像投影装置10を移動させる指示を出すようにすることもできる。
具体的には、図7(a)に示すように、最初に実線で示す位置関係に映像投影装置10が配置された場合、投影可能領域設定部15は現在の位置関係における投影可能領域を特定すると共に、投影可能領域が最大サイズとなる映像投影装置10の位置を特定するようにする。そして、図7(b)に示すように、現在の映像投影装置10の位置と投影可能領域が最大サイズとなる映像投影装置10の位置との差分の計算し、移動させる方の映像投影装置10(自装置としてもよいし、他の映像投影装置10としてもよい。)の投影領域、若しくは、その映像投影装置10に設けられた表示部に、該映像投影装置10をどの方向にどの程度移動させればよいか示す指示情報(図では、移動方向と移動量を示す矢印)を表示したり、上記指示情報を映像投影装置10に設けられたスピーカーから報知したりして、ユーザに指示情報を通知する。
このような通知を行うことにより、ユーザはこの指示情報に従って映像投影装置10を移動させれば、投影可能領域を最大サイズにすることができ、映像をより大きく投影することが可能となる。
この時、固定とする映像投影装置10は、予め映像投影装置10に設けたボタン等でユーザが明示的に決定できるようにしてもよいし、映像投影装置10が自動的に決定(例えば、投影領域の大きさが異なる場合は投影領域が大きい方に決定)してもよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、各々の映像投影装置10に同等の機能を持たせて、同様に動作させる構成としたが、主となる映像投影装置10を決め、主となる映像投影装置10が、他の映像投影装置10との位置関係に基づいて投影可能領域を特定し、各映像投影装置10の投影領域に投影する分割映像を生成し、従となる映像投影装置10は、主となる映像投影装置10で生成した映像を単に投影する(すなわち、位置関係の特定や投影可能領域の特定、映像の分割などの処理を行わない)ようにしてもよい。
また、上記実施例では、机上に映像を投影する場合について説明したが、壁面等に映像を投影する場合に対しても同様に適用することができる。
本発明は、複数の映像投影装置を備えるシステム、特に、複数の可搬型の映像投影装置を備えるシステムに利用可能である。
10 映像投影装置
11 制御部
12 認識部
13 無線通信部
14 位置関係特定部
15 投影可能領域設定部
16 映像分割部
17 投影調整部
18 投影部

Claims (9)

  1. 映像を投影する投影部を備える映像投影装置であって、
    自装置から所定の距離内にある他の映像投影装置を認識する認識部と、
    自装置と前記他の映像投影装置との位置関係を特定する位置関係特定部と、
    特定した位置関係に基づいて、自装置の投影領域と前記他の映像投影装置の投影領域とに跨る投影可能領域を設定する投影可能領域設定部と、
    前記投影可能領域の全面に投影する映像を分割して、自装置の投影領域内の前記投影可能領域に投影する分割映像を生成する映像分割部と、
    前記投影部を制御して、自装置の投影領域内の前記投影可能領域に前記分割映像を投影する投影調整部と、
    を有することを特徴とする映像投影装置。
  2. 自装置と前記他の映像投影装置とは同一平面上に配置されており、
    前記位置関係特定部は、自装置の前記投影部の前記平面上の座標と、前記投影部の前記平面からの高さと、前記投影部の投影軸の前記平面に対する傾きと、を含む装置情報を取得すると共に、前記他の映像投影装置から、当該他の映像投影装置の前記投影部の前記平面上の座標と、前記投影部の前記平面からの高さと、前記投影部の投影軸の前記平面に対する傾きと、を含む装置情報を取得し、自装置及び前記他の映像投影装置の前記装置情報に基づいて、前記位置関係を特定する、ことを特徴とする請求項1に記載の映像投影装置。
  3. 前記投影可能領域設定部は、前記装置情報に基づいて、自装置及び前記他の映像投影装置の投影領域を特定し、自装置の投影領域と前記他の映像投影装置の投影領域とを結合した領域から取り出せる最大サイズの矩形状の領域を前記投影可能領域として設定する、ことを特徴とする請求項2に記載の映像投影装置。
  4. 前記映像分割部は、自装置の投影領域と前記他の映像投影装置の投影領域とが接する部分、若しくは、自装置の投影領域と前記他の映像投影装置の投影領域とが重なり合う領域内の所定の部分で、前記映像を分割する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の映像投影装置。
  5. 前記投影調整部は、自装置の投影領域と前記他の映像投影装置の投影領域とで光量が略等しくなるように、前記投影部の光源の輝度を調整する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の映像投影装置。
  6. 前記位置関係特定部は、自装置の位置の変化を検出した場合に、前記他の映像投影装置に位置が変化したことを通知すると共に、自装置と前記他の映像投影装置との新たな位置関係を特定し、
    前記投影可能領域設定部は、前記新たな位置関係に基づいて、前記投影可能領域を再設定し、
    前記映像分割部は、再設定された前記投影可能領域に基づいて、前記映像を再分割し、 前記投影調整部は、自装置の投影領域内の前記投影可能領域に、再分割された分割映像を投影する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の映像投影装置。
  7. 前記投影可能領域設定部は、前記投影可能領域が最大サイズとなる投影領域の配置を特定し、前記投影領域を特定した配置にするためにはどの装置をどの方向にどれだけ移動させればよいかを示す指示情報を通知する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の映像投影装置。
  8. 前記映像投影装置は、各々の前記映像投影装置が単独で動作する単独モードと、複数の前記映像投影装置が協調して動作する協調モードとが選択可能であり、
    前記協調モードに設定されている場合に、映像を分割して投影する動作を実行する、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の映像投影装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一に記載の前記映像投影装置を複数備える映像投影システムであって、
    各々の前記映像投影装置が投影する分割映像により、1つの映像が構成される、ことを特徴とする映像投影システム。
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