JP2012035472A - Printer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、サーマルヘッドを用いたプリンターに関するものである。 The present invention relates to a printer using a thermal head.
従来より、サーマルヘッドを用いたプリンターでは、印字速度を可変とする場合に、印字品質を保つことができないことがあった。例えば、過去の印字による蓄熱の影響を考慮して印加エネルギーを調整する所謂履歴制御に必要なテーブルを高速印字用に合わせると、低速印字時にはドットが出にくくなることがあった。反対に、履歴テーブルを低速印字用に合わせると、高速印字時にドットが濃くなり過ぎてしまうことがあった。 Conventionally, in a printer using a thermal head, the printing quality may not be maintained when the printing speed is variable. For example, if a table required for so-called history control that adjusts applied energy in consideration of the effect of heat storage due to past printing is used for high-speed printing, dots may be difficult to appear during low-speed printing. On the other hand, when the history table is adjusted for low-speed printing, dots may become too dark during high-speed printing.
この点、下記特許文献1に記載のプリンターでは、媒体の種類に応じて高速印字と低速印字を問わず、高品位な印字を実現することが可能となるとされる。そのために、下記特許文献1に記載のプリンターでは、設定された印字濃度に対応する基準設定温度とサーマルヘッドから検出した温度情報により印字速度を切り換え、切り換えられた印字速度に応じて印字駆動時間を設定し、前記切り換えられた印字速度に対応する履歴テーブルと印字履歴に基づいて前記設定した印字駆動時間の補正を行うよう履歴制御するものとする。
In this regard, the printer described in
もっとも、上記特許文献1に記載のプリンターでは、下記(1)(2)の記載順でサーマルヘッドの熱制御が行われる。
(1)先ず、設定された印字濃度に対応する基準設定温度とサーマルヘッドから検出した温度情報とで構成される「サーマルヘッドに関する温度データ」により、印字速度を切り換える。
(2)次に、切り換えられた印字速度に応じて印字駆動時間を設定した上で、この印字駆動時間を印字速度に対応する履歴テーブルと印字履歴に基づいて補正する。
However, in the printer described in
(1) First, the printing speed is switched by “temperature data relating to the thermal head” composed of the reference set temperature corresponding to the set printing density and the temperature information detected from the thermal head.
(2) Next, after setting the print drive time according to the switched print speed, the print drive time is corrected based on the history table corresponding to the print speed and the print history.
従って、「サーマルヘッドに関する温度データ」は、先ず、印字速度の切り換え時において、直接的に考慮される。次に、「サーマルヘッドに関する温度データ」は、印字駆動時間の設定・補正時において、「切り換えられた印字速度に応じ」ることを介して、あるいは、「切り換えられた印字速度に対応する」ことを介して、間接的に考慮される。すなわち、「サーマルヘッドに関する温度データ」が与える影響は、印字の品質に直結する印字駆動時間の設定・補正時よりも、印字の処理時間に直結する印字速度の切り換え時の方が大きい。 Accordingly, the “temperature data relating to the thermal head” is directly taken into account when switching the printing speed. Next, “temperature data related to the thermal head” must be “corresponding to the switched printing speed” or “corresponding to the switched printing speed” when setting / correcting the printing drive time. Is considered indirectly. That is, the influence of the “temperature data relating to the thermal head” is greater when the print speed is directly linked to the print processing time than when the print drive time is directly set and corrected for the print quality.
よって、上記特許文献1に記載のプリンターで行われるサーマルヘッドの熱制御は、印字の品質よりも印字の処理時間の切り換えを優先するものと言える。すなわち、上記特許文献1に記載のプリンターにおいては、上述したように、媒体の種類に応じて高速印字と低速印字を問わず、高品位な印字を実現することが可能となるとしても、その印字の品位の高さにはある程度の限界が存在するものと考えられる。
Therefore, it can be said that the thermal control of the thermal head performed by the printer described in
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッドの温度を印字品質の向上に貢献させることが大きいプリンターを提供することを課題とする。 Therefore, the present invention has been made in view of the above-described points, and an object of the present invention is to provide a printer that greatly contributes to improving the print quality by the temperature of the thermal head even when the print cycle is variable. .
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、プリンターであって、サーマルヘッドの温度を検出する手段と、前記検出された温度に基づいて基本通電パルスを決定する手段と、前記決定された基本通電パルスと所定時間とに基づいて印字周期を決定する手段と、前記決定された印字周期に対応する履歴補正係数と前記決定された基本通電パルスとに基づいて履歴補正パルスを決定する手段と、前記決定された印字周期に切り換える手段と、前記決定された履歴補正パルス又は前記決定された基本通電パルスのいずれかを印字履歴に基づいて使用するように履歴制御する手段と、を備えたこと、を特徴とする。
The invention according to
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載するプリンターであって、電圧を検出する手段を備え、前記基本通電パルスを決定する手段は、前記検出された温度に加え前記検出された電圧に基づいて基本通電パルスを決定すること、を特徴とする。
The invention according to
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載するプリンターであって、電源容量に対応する1ラインの最大オンドット数と1ラインのオンドット数とに基づいて分割数を決定する手段を備え、前記印字周期を決定する手段は、前記決定された基本通電パルスと前記所定時間とに加え前記決定された分割数に基づいて印字周期を決定すること、を特徴とする。
The invention according to
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するプリンターであって、印字濃度を設定する手段と、前記設定された印字濃度に対応する濃度補正係数と前記決定された基本通電パルスとに基づいて濃度補正後の通電パルスを決定する手段と、を備え、前記印字周期を決定する手段と前記履歴補正パルスを決定する手段と前記履歴制御する手段は、前記決定された基本通電パルスに代えて前記決定された濃度補正後の通電パルスを使用すること、を特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the printer according to any one of the first to third aspects, wherein the print density setting means and a density correction coefficient corresponding to the set print density. And means for determining an energization pulse after density correction based on the determined basic energization pulse, and means for determining the printing cycle, means for determining the history correction pulse, and means for controlling the history The determined energization pulse after density correction is used in place of the determined basic energization pulse.
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するプリンターであって、媒体を検出する手段と、前記検出された媒体に対応する媒体補正係数と前記決定された基本通電パルスとに基づいて媒体補正後の通電パルスを決定する手段と、を備え、前記印字周期を決定する手段と前記履歴補正パルスを決定する手段と前記履歴制御する手段は、前記決定された基本通電パルスに代えて前記決定された媒体補正後の通電パルスを使用すること、を特徴とする。 According to a fifth aspect of the invention, there is provided the printer according to any one of the first to third aspects, wherein the medium detecting unit, the medium correction coefficient corresponding to the detected medium, and the medium are detected. Means for determining an energization pulse after medium correction based on the determined basic energization pulse, the means for determining the printing cycle, the means for determining the history correction pulse, and the means for controlling the history, The determined medium energization pulse is used instead of the determined basic energization pulse.
すなわち、請求項1に係る発明のプリンターでは、先ず、検出されたサーマルヘッドの温度に基づいて基本通電パルスを決定し、次に、決定された基本通電パルスと所定時間とに基づいて印字周期を決定する。その後、決定された印字周期に対応する履歴補正係数と決定された基本通電パルスとに基づいて履歴補正パルスを決定し、決定された印字周期に切り換え、決定された履歴補正パルス又は決定された基本通電パルスのいずれかを印字履歴に基づいて使用するように履歴制御される。従って、検出されたサーマルヘッドの温度が与える影響は、印字の処理時間に直結する印字周期の決定時よりも、印字の品質に直結する基本通電パルスの決定・補正(履歴補正パルスの決定)時の方が大きい。つまり、印字周期の切り換えよりも印字の品質を優先したサーマルヘッドの熱制御が行われているので、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッドの温度を印字品質の向上に大きく貢献させることができる。 That is, in the printer according to the first aspect of the invention, first, the basic energization pulse is determined based on the detected temperature of the thermal head, and then the print cycle is determined based on the determined basic energization pulse and the predetermined time. decide. Thereafter, a history correction pulse is determined based on the history correction coefficient corresponding to the determined printing cycle and the determined basic energization pulse, and the determined history correction pulse or the determined basic is determined by switching to the determined printing cycle. History control is performed so that any one of the energization pulses is used based on the print history. Therefore, the influence of the detected temperature of the thermal head is more in the determination / correction of the basic energization pulse (determining the history correction pulse) directly related to the print quality than in the determination of the print cycle directly related to the print processing time. Is bigger. In other words, the thermal control of the thermal head prioritizing the printing quality over the switching of the printing cycle is performed, so even when the printing cycle is varied, the temperature of the thermal head can greatly contribute to the improvement of the printing quality. .
また、請求項2に係る発明のプリンターでは、検出されたサーマルヘッドの温度に加え検出された電圧に基づいて基本通電パルスを決定するので、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッドの温度に加え電圧までも印字品質の向上に大きく貢献させることができる。 In the printer according to the second aspect of the invention, since the basic energization pulse is determined based on the detected voltage in addition to the detected temperature of the thermal head, the temperature of the thermal head is added even when the printing cycle is varied. Even the voltage can greatly contribute to the improvement of printing quality.
また、請求項3に係る発明のプリンターでは、電源容量に対応する1ラインの最大オンドット数と1ラインのオンドット数とに基づいて分割数を決定した上で、決定された基本通電パルスと所定時間とに加え決定された分割数に基づいて印字周期を決定する。よって、決定された印字周期に対応する履歴補正係数と決定された基本通電パルスとに基づいて決定される履歴補正パルスは、分割数に影響される。すなわち、印字周期を可変させる場合でも、分割数に適した印字品質の向上に貢献させることが可能である。
In the printer of the invention according to
また、請求項4に係る発明のプリンターでは、設定された印字濃度に対応する濃度補正係数と決定された基本通電パルスとに基づいて濃度補正後の通電パルスを決定した上で、印字周期の決定や履歴補正パルスの決定や履歴制御する際に、決定された基本通電パルスに代えて決定された濃度補正後の通電パルスを使用する。よって、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッドの温度に加え設定された印字濃度までも印字品質の向上に大きく貢献させることができる。
In the printer of the invention according to
また、請求項5に係る発明のプリンターでは、検出された媒体に対応する媒体補正係数と決定された基本通電パルスとに基づいて媒体補正後の通電パルスを決定した上で、印字周期の決定や履歴補正パルスの決定や履歴制御する際に、決定された基本通電パルスに代えて決定された媒体補正後の通電パルスを使用する。よって、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッドの温度に加え検出された媒体までも印字品質の向上に大きく貢献させることができる。
In the printer of the invention according to
特に、検出された媒体には適切な印字濃度があることから、検出された媒体が印字品質の向上に使用されているということは、間接的に印字濃度が印字品質の向上に使用されていることに等しい。 In particular, since the detected medium has an appropriate print density, the fact that the detected medium is used for improving the print quality means that the print density is indirectly used for improving the print quality. Is equal.
[1.本発明の外部構成]
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。先ず、本発明である「プリンター」の一実施形態に係るテープ印字装置1の概略構成について、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、テープ印字装置1の外観斜視図である。図2は、テープ印字装置1のカセット収納部周辺を示した上面図である。
[1. External configuration of the present invention]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, a schematic configuration of a
図1に示すように、テープ印字装置1は、筐体内部に内蔵されたテープカセット5(図2参照)から排出されるテープに対して印字を行う印字装置であり、筐体上面にキーボード3と液晶ディスプレイ4を有している。また、同じく筐体上面には平面視矩形状のテープカセット5を収納するカセット収納部8(図2参照)が収納カバー9で覆われて配設されている。また、このキーボード3の下側には、制御基板(図示せず)が配設されている。また、カセット収納部8の左側面部には、印字されたテープが排出されるテープ排出口10が形成されている。また、テープ印字装置1の右側面部には、接続インターフェイス(図示せず)が配設されている。この接続インターフェースは、外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ等)と有線または無線接続をする際に用いられる。従って、テープ印字装置1は、外部機器から送信された印字データを印字することも可能である。
As shown in FIG. 1, the
ここで、キーボード3は、文字入力キー3A、印字キー3B、カーソルキー3C、電源キー3D、設定キー3E、リターンキー3R等の複数種類の入力キーを備えている。文字入力キー3Aは、文書データからなるテキストを作成する際の文字入力に用いられる。印字キー3Bは、作成されたテキスト等からなる印字データの印字実行を指令する際に用いられる。そして、カーソルキー3Cは、液晶ディスプレイ4上に表示されるカーソルを、上下左右に移動する際に用いられる。また、電源キー3Dは装置本体の電源をON又はOFFする際に用いられる。また、設定キー3Eはテープ印字装置1の各種設定(印字濃度の設定など)を行う際に用いられる。また、リターンキー3Rは、改行指令や各種処理の実行、選択決定を指令する際に用いられる。
The
一方、液晶ディスプレイ4は、文字等のキャラクタを複数行に渡って表示する表示装置であり、キーボード3によって作成される印字データ等を表示しうる。
On the other hand, the
そして、図2に示すように、テープ印字装置1は、内部のカセット収納部8に対してテープカセット5を装着可能に構成されている。更に、テープ印字装置1の内部には、テープ駆動印字機構16及びカッター17を含むテープ切断機構が配設されている。テープ印字装置1は、テープ駆動印字機構16により、テープカセット5から引き出されたテープに対して、所望の印字データに基づく印字を施すことができる。そして、テープ印字装置1は、テープ切断機構のカッター17により、印字されたテープを切断することができる。切断されたテープは、テープ印字装置1の左側側面に形成されたテープ排出口10から排出される。
As shown in FIG. 2, the
そして、テープ印字装置1の内部には、カセット収納部フレーム18が配設されている。図2に示すように、このカセット収納部フレーム18には、テープカセット5が着脱自在に装着される。
テープカセット5は、その内部に、テープスプール32、リボン供給スプール34、巻取スプール35、基材供給スプール37、接合ローラ39を備えており、夫々回転自在に軸支されている。テープスプール32には、表層テープ31が巻回されている。表層テープ31は、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等からなる透明なテープである。そして、リボン供給スプール34には、インクリボン33が巻回されている。このインクリボン33には、インク加熱により溶融或いは昇華するインクが塗布され、インク層を形成している。巻取スプール35は、印字に使用されたインクリボン33を巻き取る。そして、基材供給スプール37には、二重テープ36が巻回されている。この二重テープ36は、表層テープ31と同一幅で両面に接着剤層を有する両面接着テープの片面に対して、剥離テープを貼り合わせて構成されている。また、当該二重テープ36は、剥離テープが外側に位置するように、基材供給スプール37に巻回されている。そして、接合ローラ39は、二重テープ36と表層テープ31とを重ねて接合させる際に用いられる。
A
The
図2に示すように、カセット収納部フレーム18には、アーム20が、軸20Aを中心として揺動可能に配設されている。アーム20の先端には、プラテンローラ21、搬送ローラ22が回動可能に軸支されている。プラテンローラ21、搬送ローラ22は、何れもゴム等の可撓性部材を表面に有している。
アーム20が最も時計回りに揺動すると、プラテンローラ21は、表層テープ31及びインクリボン33を、後述するサーマルヘッド41に対して圧接する。また、この時、搬送ローラ22は、表層テープ31及び二重テープ36を、接合ローラ39に対して圧接する。
As shown in FIG. 2, an
When the
また、カセット収納部フレーム18には、プレート42が立設されている。このプレート42のプラテンローラ21側側面には、サーマルヘッド41が配設されている。図3は、本実施形態に係るテープ印字装置1のサーマルヘッド41を拡大して示した図である。プレート42に配設されたサーマルヘッド41は、図3に示すように表層テープ31及び二重テープ36の幅方向と同方向に、複数(例えば、1024個や2048個)の発熱素子41Aを1ラインに列設させたラインヘッド41B等で構成される。
すなわち、発熱素子41Aが1ラインに並んだ方向がサーマルヘッド41の主走査方向D1である。これに対して、サーマルヘッド41の副走査方向D2は、サーマルヘッド41上を表層テープ31及びインクリボン33が移動する方向と一致する。
図2に戻り、テープカセット5が所定位置に装着されると、プレート42は、テープカセット5の凹部43に嵌め込まれる。
A
That is, the direction in which the
Returning to FIG. 2, when the
また、図2に示すように、カセット収納部フレーム18には、リボン巻取ローラ46、接合駆動用ローラ47が立設されている。テープカセット5が所定位置に装着されると、リボン巻取ローラ46は、テープカセット5の巻取スプール35内に挿入される。同様に、接合駆動用ローラ47は、テープカセット5の接合ローラ39内に挿入される。
As shown in FIG. 2, a ribbon take-up
また、カセット収納部フレーム18には、テープ搬送モータ2(後述する図4参照)が配設されている。テープ搬送モータ2による駆動力は、カセット収納部フレーム18に沿って配設されたギア列を介して、プラテンローラ21、搬送ローラ22、リボン巻取ローラ46及び接合駆動用ローラ47等に夫々伝達される。
従って、テープ搬送モータ2に対する電力供給により、テープ搬送モータ2の出力軸の回転が開始されると、巻取スプール35、接合ローラ39、プラテンローラ21、搬送ローラ22も連動して回転を開始する。これにより、テープカセット5内の表層テープ31、インクリボン33、二重テープ36は、テープスプール32、リボン供給スプール34、基材供給スプール37からそれぞれ巻き解かれ、下流方向(テープ排出口10、巻取スプール35方向)へと搬送される。
In addition, a tape transport motor 2 (see FIG. 4 described later) is disposed in the cassette
Therefore, when the rotation of the output shaft of the
その後、表層テープ31及びインクリボン33は、互いに重ね合わされてからプラテンローラ21とサーマルヘッド41との間を通過する。従って、当該テープ印字装置1において、表層テープ31、インクリボン33は、プラテンローラ21とサーマルヘッド41とによって挟まれた状態で搬送される。この時、サーマルヘッド41に配列された多数の発熱素子41Aは、制御部60(図4参照)によって、後述する印字制御プログラムに基づいて選択的かつ間欠的に通電される。
Thereafter, the
ここで、各発熱素子41Aは、通電により発熱し、インクリボン33に塗布されているインクを溶融或いは昇華させるので、インクリボン33に形成されたインク層のインクは、表層テープ31にドット単位で転写される。この結果、表層テープ31には、印字データに基づくユーザ所望のドット画像が鏡像で形成される。
Here, each
その後、インクリボン33は、サーマルヘッド41を通過すると、リボン巻取ローラ46によって巻き取られる。一方、表層テープ31は、二重テープ36と重ねられ、搬送ローラ22と接合ローラ39との間を通過する。この時、表層テープ31と二重テープ36は、搬送ローラ22、接合ローラ39により圧接され、積層テープ38となる。ここで、当該積層テープ38は、ドット印字済みの表層テープ31の印字面側が二重テープ36と強固に重ね合わされる。従って、ユーザは、表層テープ31の印字面の裏面側(即ち、積層テープ38の表面側)から印字画像の正像を視認可能である。
Thereafter, the
その後、積層テープ38は、搬送ローラ22の更に下流に搬送され、カッター17を含むテープ切断機構に到達する。テープ切断機構は、カッター17と、切断用モータ72(図4参照)により構成されている。そして、カッター17は、固定刃17Aと、回動刃17Bを備えており、固定刃17Aに対して回動刃17Bを回動させることで切断対象物を剪断する鋏形式のカッターである。そして、回動刃17Bは、切断用モータ72によって支点を中心に往復揺動可能に配設されている。従って、切断用モータ72の駆動により、積層テープ38は、固定刃17A、回動刃17Bに剪断される。
切断された積層テープ38は、テープ排出口10を介して、テープ印字装置1の外部へ排出される。そして、当該積層テープ38は、二重テープ36の剥離紙を剥がし、接着剤層を露出させれば、任意の場所に貼り付けることが可能な粘着ラベルとして使用可能である。
Thereafter, the
The cut laminated
[2.本発明の内部構成]
次に、テープ印字装置1の制御構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図4は、テープ印字装置1の制御系を示すブロック図である。
テープ印字装置1内には、制御基板(図示せず)が配設されており、この制御基板上には、制御部60、タイマ67、ヘッド駆動回路68、切断用モータ駆動回路69、搬送モータ駆動回路70、電圧検出回路74が配設されている。
[2. Internal configuration of the present invention]
Next, the control configuration of the
A control board (not shown) is disposed in the
そして、制御部60は、CPU61、CG−ROM62、EEPROM63、ROM64、RAM66により構成されている。また、当該制御部60は、タイマ67、ヘッド駆動回路68、切断用モータ駆動回路69、搬送モータ駆動回路70、電圧検出回路74と接続されている。更に、制御部60は、液晶ディスプレイ4、カセットセンサ7、サーミスタ73、キーボード3、接続インターフェース71にも接続されている。
CPU61は、テープ印字装置1における各種制御の中枢を担う中央演算処理装置である。従って、このCPU61は、キーボード3等からの入力信号及び後述する各種制御プログラム等に基づいて、液晶ディスプレイ4等の各周辺装置を制御する。
The
The
CG−ROM62は、印字される文字や記号の画像データをコードデータと対応させてドットパターンで記憶するキャラクタージェネレータ用メモリである。また、EEPROM63は、記憶内容の書込・消去ができる不揮発性メモリであり、当該テープ印字装置1におけるユーザ設定等を示すデータを格納している。
そして、ROM64には、テープ印字装置1における各種制御プログラムやデータが格納されている。従って、後述する印字制御プログラムや後述する各テーブルは、このROM64に格納されている。
The CG-
The
また、RAM66は、CPU61での演算結果等を一時的に格納する記憶装置である。このRAM66には、キーボード3の入力により生成された印字データや、外部機器78から接続インターフェース71を介して取り込まれた印字データも格納される。
そして、タイマ67は、テープ印字装置1の制御を実行する際に所定期間の経過を計時する計時装置である。具体的には、タイマ67は、サーマルヘッド41の発熱素子41Aに対する通電等の開始・終了を判断する際に参照される。また、サーミスタ73はサーマルヘッド41の温度を検出する為のセンサであり、サーマルヘッド41に取り付けられている。
The
The
ヘッド駆動回路68は、CPU61からの制御信号に基づいて、後述する印字制御プログラムに基づいて、サーマルヘッド41に駆動信号を供給し、サーマルヘッド41の駆動状態を制御する回路である。この時、ヘッド駆動回路68は、発熱素子41A毎に対応付けられたストローブ番号に関連付けられたストローブ信号に基づいて、各発熱素子41Aの通電の有無を制御することで、サーマルヘッド41全体の発熱態様を制御する。そして、切断用モータ駆動回路69は、CPU61からの制御信号に基づいて切断用モータ72に駆動信号を供給し、切断用モータ72の駆動制御を行う回路である。また、搬送モータ駆動回路70は、CPU61からの制御信号に基づいてテープ搬送モータ2に駆動信号を供給し、テープ搬送モータ2の駆動制御を行う制御回路である。
The
カセットセンサ7は、テープカセット5の種類を「媒体」として検出する為のセンサであり、「媒体を検出する手段」に相当する。テープカセット5の種類は、インクの種類やインク転写対象物の種類等で構成される。インクの種類には、黒、白、金等がある。インク転写対象物の種類には、PETフィルム、ウレタンシート、感熱紙、複写紙等がある。
本実施の形態では、インクの種類として、テープカセット5内のインクリボン33の種類がカセットセンサ7によって検出される。同時に、インク転写対象物の種類として、テープカセット5内の表層テープ31の種類がカセットセンサ7によって検出される。
尚、カセットセンサ7の検出原理には、例えば、カセット収納部フレーム18に装着中のテープカセット5から突出する複数の突出片を検知し、検知された複数の突出片の組合せに基づいてテープカセット5の種類を検出するものがある。
The
In the present embodiment, the type of
The
電圧検出回路74は、テープ印字装置1の電源電圧を検出する為の回路である。
The
[3−1.本発明の第1動作]
次に、テープ印字装置1のサーマルヘッド41の第1駆動制御について説明する。図5は、テープ印字装置1のサーマルヘッド41を第1駆動制御するための印字制御プログラムを示したフローチャート図である。尚、図5のフローチャートで示された印字制御プログラムは、ROM64等に記憶されており、CPU61により実行される。
[3-1. First operation of the present invention]
Next, the first drive control of the
図5に示すように、サーマルヘッド41の第1駆動制御では、先ず、S101において、CPU61は、印字開始の処理を行う。具体的には、CPU61は、印字キー3Bが押下されたことを示す信号をキーボード3から受信すると、S102に進む。
As shown in FIG. 5, in the first drive control of the
S102では、CPU61は、サーマルヘッド温度読み込みの処理を行う。具体的には、CPU61は、サーミスタ73から受信した信号に基づいて、サーマルヘッド41の温度を取得する。その後、CPU61はS103に進む。
In S102, the
S103では、CPU61は、電源電圧読み込みの処理を行う。具体的には、CPU61は、電圧検出回路74から受信した信号に基づいて、テープ印字装置1の電源電圧を取得する。その後、CPU61はS104に進む。
In S103, the
S104では、CPU61は、温度−電圧テーブル読み出しの処理を行う。具体的には、CPU61は、温度−電圧テーブルをROM64からRAM66に格納する。温度−電圧テーブルの一例を図6に示す。図6に示された温度−電圧テーブルでは、基本通電パルスが温度及び電圧に関連付けながら格子状に配置されている。
尚、温度−電圧テーブルがRAM66に格納済みである場合には、CPU61は当該S104を行わなくてもよい。その後、CPU61はS105に進む。
In S104, the
If the temperature-voltage table is already stored in the
S105では、CPU61は、基本通電パルス決定の処理を行う。具体的には、CPU61は、上記S102で取得したサーマルヘッド41の温度と上記S103で取得したテープ印字装置1の電源電圧とを使用して、上記S104で読み出された温度−電圧テーブルから基本通電パルスを決定する。その後、CPU61はS106に進む。
In S105, the
S106では、CPU61は、媒体補正テーブル読み出しの処理を行う。具体的には、CPU61は、媒体補正テーブルをROM64からRAM66に格納する。媒体補正テーブルの一例を図7に示す。図7に示された媒体補正テーブルでは、媒体補正係数が「媒体」に関連付けながら配置されている。
尚、媒体補正テーブルがRAM66に格納済みである場合には、CPU61は当該S106を行わなくてもよい。その後、CPU61はS107に進む。
In S106, the
If the medium correction table is already stored in the
S107では、CPU61は、媒体補正後の通電パルス決定の処理を行う。具体的には、CPU61は、先ず、カセットセンサ7からの信号に基づいて、「媒体」を取得する。図7に示された媒体補正テーブルでは、「媒体」として、黒リボン、白リボン、金リボン、感熱紙、及び複写紙がある。次に、CPU61は、取得した「媒体」を使用して、上記S106で読み出された媒体補正テーブルから媒体補正係数を取得する。尚、取得した「媒体」が図7に示された媒体補正テーブルのいずれの「媒体」とも一致しない場合には、媒体補正係数として、「1」が取得される。そして、CPU61は、下記の式により、媒体補正後の通電パルスを算出する。
媒体補正後の通電パルス=基本通電パルス×媒体補正係数
ここで、基本通電パルスは、上記S105で決定された基本通電パルスが使用される。その後、CPU61はS108に進む。
In S107, the
Energized pulse after medium correction = basic energized pulse × medium correction coefficient The basic energized pulse determined in S105 is used as the basic energized pulse. Thereafter, the
S108では、CPU61は、印字データ読み込みの処理を行う。具体的には、CPU61は、RAM66から読み出した印字データを、熱履歴に基づいて、通電パルスAで印字されるデータと通電パルスBで印字されるデータとに分ける(後述する図11参照)。その後、CPU61はS109に進む。
In S108, the
S109では、CPU61は、分割数決定の処理を行う。具体的には、CPU61は、下記の式を使用して、小数点以下を切り上げることにより、分割数を算出する。
分割数=1ラインのオンドット数/最大オンドット数
ここで、1ラインのオンドット数は、上記S108で読み出された印字データから取得される。最大オンドット数は、サーマルヘッド41の電源容量に対応するものである。尚、ドット数とは、発熱素子41Aの数をいう。その後、CPU61はS110に進む。
In S109, the
Number of divisions = number of on dots per line / maximum number of on dots Here, the number of on dots per line is acquired from the print data read in S108. The maximum number of on dots corresponds to the power supply capacity of the
S110では、CPU61は、印字周期決定の処理を行う。具体的には、CPU61は、下記の式を使用して、印字周期を算出する。
印字周期=媒体補正後の通電パルス×分割数+所定数
ここで、媒体補正後の通電パルスは、上記S107で決定された媒体補正後の通電パルスが使用される。分割数は、上記S109で決定された分割数が使用される。所定数は、本実施の形態では、300μsが使用される。その後、CPU61はS111に進む。
In S110, the
Printing cycle = energized pulse after medium correction × number of divisions + predetermined number Here, the energized pulse after medium correction determined in S107 is used as the energized pulse after medium correction. As the number of divisions, the number of divisions determined in S109 is used. In the present embodiment, 300 μs is used as the predetermined number. Thereafter, the
S111では、CPU61は、履歴補正テーブル読み出しの処理を行う。具体的には、CPU61は、履歴補正テーブルをROM64からRAM66に格納する。履歴補正テーブルの一例を図9に示す。図9に示された履歴補正テーブルでは、履歴補正係数が印字周期に関連付けながら配置されている。
尚、履歴補正テーブルがRAM66に格納済みである場合には、CPU61は当該S111を行わなくてもよい。その後、CPU61はS112に進む。
In S111, the
If the history correction table has already been stored in the
S112では、CPU61は、履歴補正パルス決定の処理を行う。具体的には、CPU61は、先ず、上記S110で決定した印字周期を使用して、上記S111で読み出された履歴補正テーブルから履歴補正係数を取得する。次に、CPU61は、下記の式を使用して、履歴補正パルスを算出する。
履歴補正パルス=媒体補正後の通電パルス×履歴補正係数
ここで、媒体補正後の通電パルスは、上記S107で決定された媒体補正後の通電パルスが使用される。その後、CPU61はS113に進む。
In S112, the
History correction pulse = energized pulse after medium correction × history correction coefficient Here, the energized pulse after medium correction determined in S107 is used as the energized pulse after medium correction. Thereafter, the
S113は、CPU61は、分割数と通電パルスと印字周期を印字制御部にセットする。具体的には、CPU61は、上記S109で決定された分割数と上記S110で決定された印字周期を、印字制御部としてのヘッド駆動回路68にセットする。さらに、CPU61は、通電パルスとして、上記S112で決定された履歴補正パルスと上記S107で決定された媒体補正後の通電パルスを、印字制御部としてのヘッド駆動回路68にセットする。その後、CPU61はS114に進む。
In S113, the
S114では、CPU61は、印字の処理を行う。具体的には、CPU61は、上述したようにして、切断された積層テープ38を作成した後、当該印字制御プログラムを終了させる。このとき、ヘッド駆動回路68は、上記S113でセットされた分割数と通電パルスと印字周期等に基づいて、サーマルヘッド41全体の発熱態様を制御する。具体的には、1ライン過去でオン(通電)された発熱素子41Aについては、通電パルスとして、上記S112で決定された履歴補正パルスが使用される。これに対して、1ライン過去でオン(通電)されていない発熱素子41Aについては、通電パルスとして、上記S107で決定された媒体補正後の通電パルスが使用される。
In S114, the
図11は、サーマルヘッド41の通電例を示した図である。図11に示す通電例では、分割数は「3」である。通電パルス1と通電パルス2と通電パルス3が連続して印加される。通電パルス1と通電パルス2と通電パルス3は、1ライン過去でオン(通電)されていたか否かに応じて、上記S112で決定された履歴補正パルス又は上記S107で決定された媒体補正後の通電パルスが使用される。さらに、通電パルス1と通電パルス2と通電パルス3は、通電パルスAと通電パルスBに分割される。上記S108で印字データを分けた結果に応じて、通電パルスA又は通電パルスBが印加される。
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of energization of the
[3−2.本発明の第2動作]
次に、テープ印字装置1のサーマルヘッド41の第2駆動制御について説明する。第2駆動制御では、図5に示された第1駆動制御において、媒体補正後の通電パルスに代えて、濃度補正後の通電パルスが使用される。
[3-2. Second operation of the present invention]
Next, the second drive control of the
そのためには、図5のS106において、CPU61が、媒体補正テーブル読み出しの処理に代えて、「濃度補正テーブル読み出しの処理」を行う。具体的には、CPU61は、濃度補正テーブルをROM64からRAM66に格納する。濃度補正テーブルの一例を図8に示す。図8に示された濃度補正テーブルでは、濃度補正係数が印字濃度に関連付けながら配置されている。尚、濃度補正テーブルがRAM66に格納済みである場合には、CPU61は当該S106を行わなくてもよい。その後、CPU61はS107に進む。
For this purpose, in S106 of FIG. 5, the
さらに、図5のS107において、CPU61が、媒体補正後の通電パルス決定の処理に代えて、「濃度補正後の通電パルス決定の処理」を行う。具体的には、CPU61は、先ず、キーボード3からの信号に基づいて、設定キー3Eで設定された印字濃度を取得する。図8に示された濃度補正テーブルでは、印字濃度として、「0」乃至「9」の10段階がある。つまり、設定キー3Eで設定され得る印字濃度には、「0」乃至「9」の10段階がある。次に、CPU61は、取得した印字濃度を使用して、上記S106で読み出された濃度補正テーブルから濃度補正係数を取得する。そして、CPU61は、下記の式により、濃度補正後の通電パルスを算出する。
濃度補正後の通電パルス=基本通電パルス×濃度補正係数
ここで、基本通電パルスは、図5のS105で決定された基本通電パルスが使用される。その後、CPU61はS108に進む。
Further, in S107 of FIG. 5, the
Energized pulse after density correction = basic energized pulse × density correction coefficient Here, the basic energized pulse determined in S105 of FIG. 5 is used as the basic energized pulse. Thereafter, the
以後、CPU61は、媒体補正後の通電パルスに代えて、濃度補正後の通電パルスを使用する。具体的には、図5のS110、S112、S113、及びS114において、媒体補正後の通電パルスに代えて、濃度補正後の通電パルスが使用される。
Thereafter, the
その他は、第1駆動制御と同様であるので、第2駆動制御に関する説明は省略する。 Others are the same as those in the first drive control, and the description regarding the second drive control is omitted.
[3−3.本発明の第3動作]
次に、テープ印字装置1のサーマルヘッド41の第3駆動制御について説明する。第3駆動制御では、図5に示された第1駆動制御において、S106とS107とが削除され、S105からS108に進む。そのため、CPU61は、媒体補正後の通電パルスに代えて、基本通電パルスを使用する。具体的には、図5のS110、S112、S113、及びS114において、媒体補正後の通電パルスに代えて、基本通電パルスが使用される。
[3-3. Third operation of the present invention]
Next, the third drive control of the
その他は、第1駆動制御と同様であるので、第3駆動制御に関する説明は省略する。 Others are the same as those in the first drive control, and the description regarding the third drive control is omitted.
[3−4.本発明の第4動作]
次に、テープ印字装置1のサーマルヘッド41の第4駆動制御について説明する。第4駆動制御では、図5に示された第1駆動制御において、S103が削除され、S102からS104に進む。さらに、図5のS104において、CPU61が、温度−電圧テーブル読み出しの処理に代えて、「温度テーブル読み出しの処理」を行う。具体的には、CPU61は、温度テーブルをROM64からRAM66に格納する。温度テーブルの一例を図10に示す。図10に示された温度テーブルでは、基本通電パルスが温度に関連付けながら配置されている。
尚、温度テーブルがRAM66に格納済みである場合には、CPU61は当該S104を行わなくてもよい。その後、CPU61はS105に進む。
[3-4. Fourth operation of the present invention]
Next, the fourth drive control of the
If the temperature table is already stored in the
さらに、第4駆動制御では、図5のS105において、CPU61は、図5のS102で取得したサーマルヘッド41の温度を使用して、上記S104で読み出された温度テーブルから基本通電パルスを決定する。その後、CPU61はS108に進む。
Further, in the fourth drive control, in S105 of FIG. 5, the
つまり、第4駆動制御でも、第1駆動制御において、S106とS107とが削除される。そのため、CPU61は、媒体補正後の通電パルスに代えて、基本通電パルスを使用する。具体的には、図5のS110、S112、S113、及びS114において、媒体補正後の通電パルスに代えて、基本通電パルスが使用される。
That is, in the fourth drive control, S106 and S107 are deleted in the first drive control. Therefore, the
その他は、第1駆動制御と同様であるので、第4駆動制御に関する説明は省略する。 Others are the same as those in the first drive control, and the description regarding the fourth drive control is omitted.
[4.まとめ]
すなわち、本実施形態に係るテープ印字装置1の第4駆動制御では、先ず、サーミスタ73で検出されたサーマルヘッド41の温度に基づいて基本通電パルスを決定し(S102、S104、S105)、次に、決定された基本通電パルスと所定時間とに基づいて印字周期を決定する(S110)。その後、決定された印字周期に対応する履歴補正係数と決定された基本通電パルスとに基づいて履歴補正パルスを決定し(S111、S112)、決定された印字周期に切り換え、決定された履歴補正パルス又は決定された基本通電パルスのいずれかを印字履歴に基づいて使用するように履歴制御される(S113、S114)。従って、サーミスタ73で検出されたサーマルヘッド41の温度が与える影響は、印字の処理時間に直結する印字周期の決定時(S110)よりも、印字の品質に直結する基本通電パルスの決定・補正(履歴補正パルスの決定)時(S105、S112)の方が大きい。つまり、印字周期の切り換えよりも印字の品質を優先したサーマルヘッド41の熱制御が行われているので(S113、S114)、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッド41の温度を印字品質の向上に大きく貢献させることができる。
[4. Summary]
That is, in the fourth drive control of the
また、本実施形態に係るテープ印字装置1の第3駆動制御では、サーミスタ73で検出されたサーマルヘッド41の温度に加え、電圧検出回路74で検出された当該テープ印字装置1の電源電圧に基づいて基本通電パルスを決定するので(S102、S103、S104、S105)、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッド41の温度に加え、当該テープ印字装置1の電源電圧までも、印字品質の向上に大きく貢献させることができる。
Further, in the third drive control of the
尚、本実施形態に係るテープ印字装置1の第3駆動制御では、第4駆動制御における上記効果も奏する。
In addition, in the 3rd drive control of the
また、本実施形態に係るテープ印字装置1の第3又は第4の各駆動制御では、サーマルヘッド41の電源容量に対応する1ラインの最大オンドット数と1ラインのオンドット数とに基づいて分割数を決定した上で(S109)、決定された基本通電パルスと所定時間とに加え決定された分割数に基づいて印字周期を決定する(S110)。よって、決定された印字周期に対応する履歴補正係数と決定された基本通電パルスとに基づいて決定される履歴補正パルスは、サーマルヘッド41の分割数に影響される。すなわち、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッド41の分割数を印字品質の向上に貢献させることが可能である。
In the third or fourth drive control of the
また、本実施形態に係るテープ印字装置1の第2駆動制御では、設定キー3Eで設定された印字濃度に対応する濃度補正係数と決定された基本通電パルスとに基づいて濃度補正後の通電パルスを決定した上で(S106、S107)、印字周期の決定(S110)や履歴補正パルスの決定(S112)や履歴制御(S113、S114)する際に、決定された基本通電パルスに代えて決定された濃度補正後の通電パルスを使用する。よって、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッド41の温度に加え、設定キー3Eで設定された印字濃度までも、印字品質の向上に大きく貢献させることができる。
In the second drive control of the
尚、本実施形態に係るテープ印字装置1の第2駆動制御では、第3又は第4の各駆動制御における上記各効果も奏する。
In addition, in the 2nd drive control of the
また、本実施形態に係るテープ印字装置1の第1駆動制御では、カセットセンサ7で検出された「媒体」に対応する媒体補正係数と決定された基本通電パルスとに基づいて媒体補正後の通電パルスを決定した上で(S106、S107)、印字周期の決定(S110)や履歴補正パルスの決定(S112)や履歴制御する(S113、S114)際に、決定された基本通電パルスに代えて決定された媒体補正後の通電パルスを使用する。よって、印字周期を可変させる場合でも、サーマルヘッド41の温度に加え、カセットセンサ7で検出された「媒体」までも、印字品質の向上に大きく貢献させることができる。
In the first drive control of the
特に、カセットセンサ7で検出された「媒体」には適切な印字濃度があることから、同時に、印字濃度までも、印字品質の向上に大きく貢献させることができる。
In particular, since the “medium” detected by the
尚、本実施形態に係るテープ印字装置1の第1駆動制御では、第3又は第4の各駆動制御における上記各効果も奏する。
In the first drive control of the
[5−1.その他]
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、[本発明の第5動作]として、テープ印字装置1のサーマルヘッド41の第5駆動制御がある。第5駆動制御では、第1乃至第4の各駆動制御において、図5のS109が削除され、図5のS108から図5のS110に進む。つまり、第5駆動制御では、分割数を使用しない。そのため、CPU61は、以後において、分割数=「1」とする。具体的には、図5のS110、S113、及びS114において、分割数が「1」とされる。あるいは、CPU61は、図5のS110、S113、及びS114において、分割数そのものを扱わないようにしてもよい。
その他は、第1乃至第4の各駆動制御と同様であるので、第5駆動制御に関する説明は省略する。
[5-1. Others]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, A various change is possible in the range which does not deviate from the meaning.
For example, as the [fifth operation of the present invention], there is a fifth drive control of the
Others are the same as the first to fourth drive controls, and thus the description of the fifth drive control is omitted.
[5−2.その他]
電圧検出回路74は、テープ印字装置1の電源電圧を検出するのではなく、サーマルヘッド41の電圧を検出する為の回路であってもよい。但し、この場合には、図6に示された温度−電圧テーブルにおける電圧や基本通電パルスは、サーマルヘッド41の電圧に対するものでなければならない。
[5-2. Others]
The
1 テープ印字装置
3 キーボード
3B 印字キー
3E 設定キー
7 カセットセンサ
31 表層テープ
33 インクリボン
41 サーマルヘッド
60 制御部
61 CPU
64 ROM
66 RAM
68 ヘッド駆動回路
73 サーミスタ
74 電圧検出回路
DESCRIPTION OF
64 ROM
66 RAM
68
Claims (5)
前記検出された温度に基づいて基本通電パルスを決定する手段と、
前記決定された基本通電パルスと所定時間とに基づいて印字周期を決定する手段と、
前記決定された印字周期に対応する履歴補正係数と前記決定された基本通電パルスとに基づいて履歴補正パルスを決定する手段と、
前記決定された印字周期に切り換える手段と、
前記決定された履歴補正パルス又は前記決定された基本通電パルスのいずれかを印字履歴に基づいて使用するように履歴制御する手段と、を備えたこと、を特徴とするプリンター。 Means for detecting the temperature of the thermal head;
Means for determining a basic energization pulse based on the detected temperature;
Means for determining a printing cycle based on the determined basic energization pulse and a predetermined time;
Means for determining a history correction pulse based on the history correction coefficient corresponding to the determined printing cycle and the determined basic energization pulse;
Means for switching to the determined printing cycle;
And a history control means for using either the determined history correction pulse or the determined basic energization pulse based on a printing history.
電圧を検出する手段を備え、
前記基本通電パルスを決定する手段は、前記検出された温度に加え前記検出された電圧に基づいて基本通電パルスを決定すること、を特徴とするプリンター。 The printer according to claim 1,
Means for detecting the voltage,
The printer characterized in that the means for determining the basic energization pulse determines the basic energization pulse based on the detected voltage in addition to the detected temperature.
電源容量に対応する1ラインの最大オンドット数と1ラインのオンドット数とに基づいて分割数を決定する手段を備え、
前記印字周期を決定する手段は、前記決定された基本通電パルスと前記所定時間とに加え前記決定された分割数に基づいて印字周期を決定すること、を特徴とするプリンター。 The printer according to claim 1 or 2, wherein
Means for determining the number of divisions based on the maximum number of on dots per line and the number of on dots per line corresponding to the power capacity;
The printer is characterized in that the means for determining the printing cycle determines a printing cycle based on the determined number of divisions in addition to the determined basic energization pulse and the predetermined time.
印字濃度を設定する手段と、
前記設定された印字濃度に対応する濃度補正係数と前記決定された基本通電パルスとに基づいて濃度補正後の通電パルスを決定する手段と、を備え、
前記印字周期を決定する手段と前記履歴補正パルスを決定する手段と前記履歴制御する手段は、前記決定された基本通電パルスに代えて前記決定された濃度補正後の通電パルスを使用すること、を特徴とするプリンター。 A printer according to any one of claims 1 to 3,
Means for setting the print density;
Means for determining an energization pulse after density correction based on the density correction coefficient corresponding to the set print density and the determined basic energization pulse;
The means for determining the printing cycle, the means for determining the history correction pulse, and the means for controlling the history use the determined energized pulse after density correction instead of the determined basic energized pulse. A featured printer.
媒体を検出する手段と、
前記検出された媒体に対応する媒体補正係数と前記決定された基本通電パルスとに基づいて媒体補正後の通電パルスを決定する手段と、を備え、
前記印字周期を決定する手段と前記履歴補正パルスを決定する手段と前記履歴制御する手段は、前記決定された基本通電パルスに代えて前記決定された媒体補正後の通電パルスを使用すること、を特徴とするプリンター。 A printer according to any one of claims 1 to 3,
Means for detecting the medium;
Means for determining an energization pulse after medium correction based on the medium correction coefficient corresponding to the detected medium and the determined basic energization pulse;
The means for determining the print cycle, the means for determining the history correction pulse, and the means for controlling the history use the determined energization pulse after medium correction instead of the determined basic energization pulse. A featured printer.
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