JP2012029389A - 電力需給制御システムおよび電力需給制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の発電機で電力需給を行う上で運用者の感覚を反映した負荷配分を実現する。
【解決手段】この電力需給制御システムは、複数の発電機の発電出力を電力需要に応じて配分するよう制御する電力需給制御システムにおいて、過去の実績需要とこの実績需要に対して運用者が作成した前記複数の発電機への電力需要配分とが対応して記憶された過去実績需要記憶部と、現在の電力需要に最も類似する過去の実績需要の電力需要配分を過去実績需要記憶部から取得する配分取得部と、取得された電力需要配分から前記複数の発電機それぞれの運転バンド状態を抽出する運転バンド状態抽出部と、抽出された各発電機の運転バンド状態から複数の発電機に対する経済的な負荷配分を計算する負荷配分計算部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】この電力需給制御システムは、複数の発電機の発電出力を電力需要に応じて配分するよう制御する電力需給制御システムにおいて、過去の実績需要とこの実績需要に対して運用者が作成した前記複数の発電機への電力需要配分とが対応して記憶された過去実績需要記憶部と、現在の電力需要に最も類似する過去の実績需要の電力需要配分を過去実績需要記憶部から取得する配分取得部と、取得された電力需要配分から前記複数の発電機それぞれの運転バンド状態を抽出する運転バンド状態抽出部と、抽出された各発電機の運転バンド状態から複数の発電機に対する経済的な負荷配分を計算する負荷配分計算部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば発電所や変電所などの電力系統において電力の需給バランスを制御する電力需給制御システムおよび電力需給制御方法に関する。
一般に電力系統において需要と供給のバランスを取る需給制御方法としては、最適化計算を利用した経済負荷配分方法が知られている(例えば非特許文献1参照)。
この技術は各発電機の発電コストを目的関数として表現し、各時間帯において最も発電コストが安くなるように各発電コストに総需要の負荷を配分していく方法である。
このような需給制御方法としては、例えば各発電機がどの時間帯にどの運転バンドで運転するかを示す運転バンド状態を順次発生する運転バンド状態発生手段、およびこれらの運転バンド状態に対して、需給バランス制約、該運転バンドでの発電機出力上下限制約、出力変化速度制約、予備力制約、潮流制約、燃料制約を満たし、発電コストの総和が最小となるような各発電機の出力を求める発電機出力最適値計算手段、上記手段により決定される運転バンド状態と発電機出力を評価する評価計算手段、および発電コストが最小となる運転バンド状態と発電機出力を保存する最良解保存手段を有し、これらの処理を順次繰返し燃料費最小の火力発電機の負荷配分を決定する技術が既に開示されている(特許文献1参照)。
なお運転バンドとは、火力発電機のある特定の出力範囲のことである。火力発電機には燃料を供給するパイプのバルブが複数個あり、ある一定以上の出力とするにはこのバルブを順次開き出力を増加させる必要がある。一般的に火力発電機にはこの運転バンドと呼ばれる出力範囲が複数あり、各々出力の上下限値・変化速度が異なり、このバルブを開くときある時間一定出力を保持しなければならない制約などがある。
最適化方法を利用した需給制御方法は、最もコストの低い負荷配分を実現するが運用者が適切と考える負荷配分とかけ離れるという問題がある。一例としては、一般的な運用では、予想される需要増大時に発電機の上げ代を確保するため予め発電コストの高い発電機も出力を増大させ、運転バンドの切り替えを実施するように設定する。
このような最適化方法を利用する場合、通常、経済性を優先させるため、発電コストの高い発電機についても出力を上げずに総需要に対してギリギリの配分をしてしまうことがある。このような理由で、運用者が手計算で負荷配分を作成する機会も多く、いかに運用者の感覚を反映した需給制御を行うかが大きな課題となっている。
関根泰次著「電力系統工学」p97-p167(電気書院)
上述したように、最適化方法を利用した需給制御方法は、運用者の感覚を最適化問題として定式化することが難しく、実際の需給運用にそぐわない発電機への負荷配分となるという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、負荷配分の特徴をよく表す各時刻の配分値に対応する運転バンドを、現在の予想需要に類似した過去の実績需要に対して運用者が作成した配分から抽出し、この運転バンドを条件に経済負荷配分をすることで、複数の発電機で電力需給を行う上で、運用者の感覚を反映した負荷配分を実現することができる需給制御システムおよび電力需給制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の電力需給制御システムは、複数の発電機の発電出力をそのときの電力需要に応じて配分するよう前記複数の発電機の発電出力を計算する電力需給制御システムにおいて、過去の実績需要とこの実績需要に対して運用者が作成した前記複数の発電機への電力需要配分とが対応して記憶された過去実績需要記憶部と、現在の電力需要が記憶された現在需要記憶部と、前記現在需要記憶部に記憶されている現在の需要と前記過去実績需要記憶部の過去の実績需要との類似度を算出し前記現在の電力需要に最も類似した過去の実績需要に対して運用者が作成した電力需要配分を前記過去実績需要記憶部から取得する配分取得部と、前記配分取得部により取得された電力需要配分から前記複数の発電機それぞれの運転バンド状態を抽出する運転バンド状態抽出部と、前記運転バンド状態抽出部により抽出された各発電機の運転バンド状態から、前記複数の発電機に対する経済的な負荷配分を計算する負荷配分計算部とを具備することを特徴とする。
本発明の電力需給制御方法は、複数の発電機の発電出力をそのときの電力需要に応じて配分するよう前記複数の発電機の発電出力を計算する電力需給制御システムにおける電力需給制御方法において、過去の実績需要とこの実績需要に対して運用者が作成した前記複数の発電機への電力需要配分とを対応させて過去実績需要記憶部に記憶し、現在の電力需要を現在需要記憶部に記憶し、現在の電力需要と過去の実績需要の類似度を算出し、前記現在の電力需要に最も類似した過去の実績需要に対して運用者が作成した電力需要配分を前記過去実績需要記憶部から取得し、取得した電力需要配分から各発電機それぞれの運転バンド状態を抽出し、抽出した各発電機の運転バンド状態から、前記複数の発電機に対する経済的な負荷配分を計算することを特徴とする。
本発明によれば、複数の発電機で電力需給を行う上で、運用者の感覚を反映した負荷配分を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して第1実施形態の電力需給制御システムの構成について説明する。図1に示すように、この第1実施形態の電力需給制御システムは、現在需要記憶部としての現在データ格納部10と、過去実績需要記憶部としての実績データ格納部20と、負荷配分実行部30とを有している。この電力需給制御システムは、複数の発電機A,B,Cの発電出力をそのときの電力需要に応じて配分するよう複数の発電機A,B,Cの発電出力を計算するシステムである。
(第1実施形態)
図1を参照して第1実施形態の電力需給制御システムの構成について説明する。図1に示すように、この第1実施形態の電力需給制御システムは、現在需要記憶部としての現在データ格納部10と、過去実績需要記憶部としての実績データ格納部20と、負荷配分実行部30とを有している。この電力需給制御システムは、複数の発電機A,B,Cの発電出力をそのときの電力需要に応じて配分するよう複数の発電機A,B,Cの発電出力を計算するシステムである。
現在データ格納部10は、ハードディスク装置またはメモリあるいはデータベース等により構成されている。この現在データ格納部10には、現時点の需要値と現在以降の予測需要値、各発電機A,B,Cの燃料費特性係数データ、各発電機A,B,Cの制約条件データを含む現在運用中のデータ(現在の電力需要)が格納(記憶)されている。
実績データ格納部20は、ハードディスク装置またはメモリあるいはデータベース等により構成されている。実績データ格納部20には、今までに運用した(過去)の実績需要値、今まで(過去)の各発電機A,B,Cの負荷配分の実績値(発電機負荷配分実績)などが格納されている。すなわち、この実績データ格納部20には、過去の実績需要とこの実績需要に対して運用者が作成した複数の発電機A,B,Cへの電力需要配分(以下「負荷配分」と称す)とが対応して記憶されている。
負荷配分実行部30は、例えばコンピュータなどであり、電力需給制御プログラムが記憶されたメモリと、このメモリから電力需給制御プログラムを読み込むことでその電力需給制御処理を実行するCPUと、電力需給制御処理結果の発電機運転結果出力データ35を保存するハードディスク装置、マウスおよびキーボードなどの入力装置、画面を有するモニタなどの表示装置などから構成されており、電力需給制御機能として、実績・現在類似度算出部31、実績特徴抽出部32、求解部34等を有している。
実績・現在類似度算出部31は、現在データ格納部10に格納されている現在の電力需要と、実績データ格納部20に格納されている現在と同様の発電機運転体制での過去の実績需要との類似度を算出する。そして、この類似度の値に対して最も類似すると判定される過去実績に対応する実績需要の配分を、実績データ格納部20より取り出し実績特徴抽出部32へ渡す。
すなわち、実績・現在類似度算出部31は、現在の電力需要と、実績データ格納部20の過去の実績需要との類似度を計算し、現在の電力需要に最も類似度が高い、つまり最も類似した過去の実績需要に対して運用者が作成した負荷配分を実績データ格納部20から取得する配分取得部として機能する。
実績特徴抽出部32は、実績・現在類似度算出部31から渡された実績需要の負荷配分から、各発電機A,B,Cの運転バンドデータ33を作成し、求解部34へ渡し、求解部34は、受け取った各発電機A,B,Cの運転バンドデータ33を用いて各発電機A,B,Cの発電機運転出力データ35を作成する。より具体的には、実績特徴抽出部32は、実績・現在類似度算出部31により取り出された過去実績に対応する実績の負荷配分から各発電機A,B,Cの運転バンドデータ33を取得する。
そして実績特徴抽出部32は、運用者の配分の特徴を現す運転バンド状態を配分計算の制約条件として過去の配分から取り出す。すなわち、実績特徴抽出部32は、実績・現在類似度算出部31により取得された負荷配分から複数の発電機A,B,Cそれぞれの運転バンド状態(運転バンドデータ33)を抽出する運転バンド状態抽出部として機能する。
求解部34は、実績特徴抽出部32により得られた発電機運転バンドデータ33と、現在データ格納部10に格納されている現在の予想需要、発電機制約条件データなどから経済負荷配分の計算を実行する。すなわち、求解部34は、実績特徴抽出部32により抽出された各発電機A,B,Cの運転バンド状態から、複数の発電機A,B,Cに対する経済的な負荷配分を計算する負荷配分計算部として機能する。
経済負荷配分の計算は運転バンドが確定しているため連続変数型の数理計画問題として表現できる。多くの発電機特性は2次式であるが、この例では、より広い特性に対応するため逐次2次計画問題の解法(2次計画法)を、経済負荷配分計算の方法として採用する。なおここで例示した2次計画法は一例であり、この他、例えば線形計画法、動的計画法などを用いてもよい。この結果、運転バンドを守りつつ、その中で最も経済的かつ現在の予想需要に合致した配分を作成することができる。
この他、電力需給制御システムは、発電機制御部(図示せず)を有しており、求解部34により求められた発電機毎の発電機運転出力データ35を基にそれぞれの発電機A,B,Cを制御する。
この他、電力需給制御システムは、発電機制御部(図示せず)を有しており、求解部34により求められた発電機毎の発電機運転出力データ35を基にそれぞれの発電機A,B,Cを制御する。
続いて、図2のフローチャートを参照して第1実施形態の電力需給制御装置の動作を説明する。
実績・現在類似度算出部31は、現在データ格納部10に格納されている現在の予想需要(電力需要)と、実績データ格納部20に格納されている現在と同様の発電機運転体制での過去の実績需要との類似度を算出する(図2のステップS1)。
そして、算出した類似度の値の中で最も高い値、つまり最も類似(近似)すると判定される過去実績に対応する実績需要での配分値を、実績データ格納部20より取り出す(ステップS2)。実績需要での配分値とは、発電しなければならない複数の発電機A,B,Cの総電力(MW)のうち、それぞれの発電機A,B,Cに対して負荷を配分する値である。
類似度としては総需要の各時刻の負荷の値をベクトルの各要素とみなし、予想総需要ベクトルと実績総需要ベクトルのL1ノルム、L2ノルム、L∞ノルムなどを採用する。このように、現在の予想需要に一番類似した過去の実績需要を選択することで、現在に最も適した過去の配分を選ぶことができる。
続いて、実績特徴抽出部32は、図3に示すように、実績・現在類似度算出部31により取り出された過去実績に対応する実績需要での配分値から、個々の発電機A,B,Cの発電機運転バンドデータ33を取得する。つまり、運用者の配分の特徴を現す運転バンド状態を配分計算の制約条件として過去の配分から取り出す。換言すると、実績特徴抽出部32は、配分値から個々の発電機A,B,Cの運転バンドを抽出し、負荷配分計算での運転バンドとして設定する(ステップS3)。
そして、求解部34は、実績特徴抽出部32により得られた各発電機A,B,Cの発電機運転バンドデータ33と、現在データ格納部10に格納されている現在の予想需要、発電機制約条件データなどから経済負荷配分計算を実行する(ステップS4)。
経済負荷配分計算は運転バンドが確定しているため連続変数型の数理計画問題として表現できる。多くの発電機特性は2次式であるが、本発明ではより広い特性に対応するため逐次2次計画問題の解法を、経済負荷配分計算の方法として採用する。この経済負荷配分計算の結果、運転バンドを守り、その中で最経済かつ現在の予想需要に合致した配分を作成することができる。
このように構成された第1実施形態の電力需給制御システムによれば、負荷配分の特徴をよく表す各時刻の配分値に対応する運転バンドの状態を、現在の予想需要に類似した過去の実績需要に対して運用者が作成した負荷配分から抽出し、この運転バンドの状態を条件に複数の発電機A,B,Cに対する経済的な負荷配分を行うことで、運用者の感覚を反映した負荷配分を実現することができる。すなわち運用者の感覚に合致し実際の運用に適すると同時に、現在の予測需要との需給バランスを守りかつ経済的な発電機の負荷配分を実施することができる。
(第2実施形態)
次に図4を参照して第2実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第2実施形態において第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
次に図4を参照して第2実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第2実施形態において第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図4に示すように、この第2実施形態の電力需給制御システムは、第1実施形態の負荷配分実行部30の構成に、さらに実績データ検索部36と実績表示選択部37とを備える。また実績データ格納部20には、各実績需要に対応する配分作成時の系統状態、気温、天候、作成した運用者ID、カレンダー情報(年月日時分、曜日)などを格納する。
実績データ検索部36は、実績データ格納部20に格納されている過去の実績需要を読み出し、そのときの系統状態、気温、天候、負荷配分を作成した運用者ID、カレンダー情報などを検索条件(検索キー)として、その条件に合致した実績需要を取得する。
実績表示選択部37は、実績データ検索部36により取得された過去の実績需要の中から、実績・現在類似度算出部31により算出された類似度が高い順に実績需要をモニタの画面に表示し、例えば「表示された中からいずれかを選択してください。」等といったメッセージを表示して運用者に、発電機運転バンドデータ作成のために使用する実績需要の選択を促す。そして、画面に表示された実績需要の中から、運用者が所望の実績需要を指定すると、類似度に関係なく指定された実績需要を実績特徴抽出部32へ渡す。
続いて図5のフローチャートを参照して第2実施形態の電力需給制御システムの動作を説明する。
実績データ検索部36は、実績データ格納部20に格納されている過去の実績需要を読み出し、そのときの系統状態、気温、天候、配分を作成した運用者ID、カレンダー情報などを検索条件(検索キー)として、その条件に合致した実績需要を取得する(図5のステップS5)。
その後、実績・現在類似度算出部31は、実績データ検索部36により取得された過去の実績需要と現在の予想需要との類似度を算出する(ステップS1,S2)。
実績表示選択部37は、実績データ検索部36により取得された過去の実績需要の中から、実績・現在類似度算出部31により算出された類似度が高い順に実績需要をモニタの画面に表示し(ステップS6)、例えば「表示された中からいずれかを選択してください。」等といったメッセージを表示して運用者に実績需要の選択を促す。
ここで、画面に表示された実績需要の中から、運用者が所望の実績需要を指定すると、類似度に関係なく指定された実績需要を実績特徴抽出部32へ渡す。
つまり、このステップS6では、取得した配分値の表示を行い、運用者に適切な配分値を選択させる。
実績特徴抽出部32は、渡された実績需要を基に各発電機A,B,Cの発電機運転バンドデータ33を作成する。より具体的には、実績特徴抽出部32は、実績・現在類似度算出部31により取り出された過去実績に対応する実績の配分から発電機運転バンドデータ33を取得する。そして実績特徴抽出部32は、運用者の配分の特徴を現す運転バンド状態を、配分計算の制約条件として過去の配分から取り出し負荷配分計算での運転バンドとして設定する(ステップS3)。
求解部34は、実績特徴抽出部32により得られた発電機運転バンドデータ33と、現在データ格納部10に格納されている現在の予想需要、発電機制約条件データなどから経済負荷配分計算を実行する(ステップS4)。
このように構成された第2実施形態の電力需給制御システムによれば、過去の実績需要の中から、現在の予想需要との類似度が高い順に実績需要を画面に表示するので、画面に表示された過去の配分は系統状態、天候、気温、配分の作成者など細かい条件に合致したものであり、単純な需要での比較よりも現在の状況に適し、個々の運用者の感覚に合致した発電機の負荷配分を実施することができ、この負荷配分により運用者の感覚を反映した需給制御を実現できる。
(第3実施形態)
次に図6を参照して第3実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第3実施形態において第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
次に図6を参照して第3実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第3実施形態において第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図6に示すように、この第3実施形態の電力需給制御システムは、第2実施形態の負荷配分実行部30に、発電機グループ化部38を備える。
発電機グループ化部38は、実績データ検索部36が実績需要を取得する際(ステップS5の処理の際)に、現在と同一の発電機運転体制のものがあるかないかを判定する。また発電機グループ化部38は、運転バンドでの出力上下限値や出力変化速度、燃料費特性係数などに類似性のある発電機をグルーピングする。
さらに発電機グループ化部38は、同一の発電機運転体制がないと判定した実績需要については、実績・現在類似度算出部31に対して、発電機グループに含まれる発電機を全て同一ものと扱うように指示する。すなわち、発電機グループ化部38は、実績需要の類似性の高い発電機群を同一のグループとみなすようにグループ化する。
続いて、図7のフローチャートを参照して第3実施形態の電力需給制御システムの動作を説明する。
発電機グループ化部38は、ステップS5の処理により実績需要を取得する際に現在と同一の発電機運転体制のものがあるかないかを判定する(ステップS7)。
そして、発電機グループ化部38は、運転バンドでの出力上下限値や出力変化速度、燃料費特性係数などに類似性のある発電機をグルーピングする(ステップS8)。
そして、発電機グループ化部38は、同一の発電機運転体制がないと判定した場合(ステップS7のNo)、その実績需要については、実績・現在類似度算出部31に対して、発電機グループ含まれる発電機を全て同一ものと扱うように指示する。以降の動作は、第2実施形態で示したステップS1〜S4までの動作と同様である。
このように構成された第3実施形態の電力需給制御システムによれば、燃料費特性係数に類似性のある複数の発電機を一つの発電機グループとしてグループ化することで、完全に同一の発電機体制を持つ実績需要が存在しない場合にも、第2実施形態と同等の負荷配分を行うことができ、この負荷配分により運用者の感覚を反映した需給制御を実施できる。
(第4実施形態)
次に図8を参照して第4実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第4実施形態において第3実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
次に図8を参照して第4実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第4実施形態において第3実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図8に示すように、この第4実施形態の電力需給制御システムは、第3実施形態の構成に、配分結果判定保存部40を追加したものである。
配分結果判定保存部40は、求解部34により計算された経済負荷配分(の結果)を画面に表示し、メッセージ表示などにより確定ボタンまたはキャンセルボタンの押下を促し、確定ボタンを押下した場合、この負荷配分実行部30にログインしている運用者のID(利用者識別子またはユーザ名など)をその負荷配分である発電機運転出力に付加して関連付けた上で、実績データ格納部20に格納(記憶)する。
続いて図9のフローチャートを参照して第4実施形態の電力需給制御システムの動作を説明する。なお第4実施形態の動作は、第3実施形態で説明したステップS5〜S4までの動作と同じであり、その説明は省略する。
配分結果判定保存部40は、求解部34により計算された経済負荷配分を画面に表示し、運用者にこの配分が適切かどうかを確認させる(ステップS9)。そして、画面の確定ボタンまたはキャンセルボタンのいずれかを押下するようメッセージなどを表示してボタンの押下を促す。
上記メッセージにより、運用者が経済負荷配分を適切であると判定して、確定ボタンが押下された場合(ステップS9のYes)、配分結果判定保存部40は、この負荷配分実行部30、つまりコンピュータにログインしている運用者のIDをその負荷配分である発電機運転出力に付加して関連付ける(ステップS10)。
そして、運用者IDと関連付けられた負荷配分と、そうでない負荷配分とを実績データ格納部20に格納する(ステップS11)。
このように構成された第4実施形態の電力需給制御システムによれば、運用者が適切と考える最新の負荷配分が運用者IDに関連付けて実績データとして常に蓄えられるので、需要傾向の経年的な変化や発電機の新設などに対応でき、第2実施形態と同等の負荷配分を行うことができ、この負荷配分により運用者の感覚を反映した需給制御が実施できる。
(第5実施形態)
次に図10を参照して第5実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
次に図10を参照して第5実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図10に示すように、この第5実施形態の電力需給制御システムは、第2実施形態の構成に、潮流制約判定部39を追加したものである。なお潮流とは送電線(送電系統)に流れる電力をいう。
潮流制約判定部39は、実績データ検索部36により選ばれた実績需要に対応する配分に対して、現在の系統状態にて潮流計算を行い、過負荷などの系統を運用する上で制約となる事項にその配分が違反するかどうかを判定する。
続いて、図11のフローチャートを参照して第5実施形態の電力需給制御システムの動作を説明する。実績データ検索部36は、処理ステップS5で実績需要を取得する際に、現在の系統状態と合致する(同一の)系統状態の実績需要があるかないかを判定する(図11のステップS12)。
系統状態が合致する実績需要がない場合(ステップS12のNo)、実績データ検索部36は、それ以外の条件で実績需要を合致させて、実績・現在類似度算出部31による類似度算出の対象とするように設定する(ステップS13)。
潮流制約判定部39は実績データ検索部36により選ばれた実績需要に対応する配分に対して、現在の系統状態にて潮流計算を行い、過負荷などの系統を運用する上で制約となる事項にその配分が違反するかどうかを判定する(ステップS14)。さらに、実績表示選択部37は違反する配分を表示しないように設定する。その後のステップS1〜S4の処理動作は第2実施形態と同様である。
このように構成された第5実施形態の電力需給制御システムによれば、現在の系統状態と合致する系統状態を持つ実績需要がない場合にも、現在の系統状態に対して運用制約の違反を起こす可能性の高い配分を予め除くことで、系統の運用制約を違反する可能性が低くかつ、第2実施形態と同等の負荷配分を実施することができ、この負荷配分により運用者の感覚を反映した需給制御を実現できる。
(第6実施形態)
次に図12を参照して第6実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
次に図12を参照して第6実施形態の電力需給制御システムを説明する。なお第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図12に示すように、この第6実施形態の電力需給制御システムは、第1実施形態の構成に、さらに予想総需要範囲作成部310と予想総需要範囲記憶部311とを追加したものである。
この場合、現在データ格納部10には、基準の予測需要に対して、発電機バンド毎の上下限データ、例えば+5%または−5%等にした需要幅のデータ(上限のしきい値と下限のしきい値)が記憶されている。なおこの値は一例であり、この他、例えば±10%や±20%でもよく、予想総需要範囲は、数値に限定されるものではない。
予想総需要範囲作成部310は、現在データ格納部10に格納されている現在の予想需要に対して、発電機バンド毎の上下限データを用いて予測が高めに外れ場合の上限の予想需要値と、予測が低めに外れた場合の下限の予想需要値を作成する。つまり予測が高めに外れ場合と低めに外れた場合の予想需要を作成する。これを予想総需要範囲311としてメモリに設定する。なお予想総需要範囲311から予測が外れた場合は予想需要を定数倍することや予想需要にある一定の値を加えることで新たな予想需要を作成する。
続いて図13のフローチャートを参照して第6実施形態の電力需給制御システムの動作を説明する。
この場合、予想総需要範囲作成部310は、現在データ格納部10に格納されている現在の予想需要(基準値)と発電機バンド毎の上下限データとを読み出し、現在の予想需要(基準値)に対して予測が高めに外れ場合、低めに外れた場合それぞれの予想需要を作成し(図13のステップS15)、これを予想総需要範囲311としてメモリに設定する。
実績・現在類似度算出部31は、第1実施形態とは動作が少し異なり、予想総需要範囲311としてメモリに設定した上限値と下限値に対して、過去の実績需要との類似度を算出する(ステップS1a)。この二つの類似度を加算する、または類似度の大きい方を採用する、あるいは類似度の小さい方を採用するなどの条件を用いることで、現在の予想需要範囲に対する最終的な類似度を算出する。
すなわち、実績・現在類似度算出部31は、算出された上下限の二つの類似度を基に現在の予想需要に対する最終的な類似度を算出する。以降の処理ステップについて第1実施形態と同様である。なお、現在の予想需要から算出した中央値を含めて、上限値、中央値、下限値の3つを基に現在の予想需要(基準値)に対する範囲的なばらつきがどれだけあるかといった最終的な類似度を算出してもよい。以降のステップS2〜S4の動作については第1実施形態の動作と同様である。
このように構成された第6実施形態の電力需給制御システムによれば、選ばれる配分は予想需要が高めに外れていた場合、または低めに外れた場合、ある程度類似した実績需要に対応するものであり、この配分の運転バンド状態を制約条件として配分することで、予測需要が外れる場合でも対応することができ、かつ第1実施形態と同等の負荷配分を実施することができ、この負荷配分により運用者の感覚を反映した需給制御を実現することができる。
なお、本願発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。例えば各構成要素を、コンピュータのハードディスク装置などのストレージにインストールしたプログラムで実現してもよく、また上記プログラムを、コンピュータ読取可能な電子媒体:electronic mediaに記憶しておき、プログラムを電子媒体からコンピュータに読み取らせることで本発明の機能をコンピュータが実現するようにしてもよい。電子媒体としては、例えばCD−ROM等の記録媒体やフラッシュメモリ、リムーバブルメディア:Removable media等が含まれる。
さらに、ネットワークを介して接続した異なるコンピュータに構成要素を分散して記憶し、各構成要素を機能させたコンピュータ間で通信することで実現してもよい。
さらに、ネットワークを介して接続した異なるコンピュータに構成要素を分散して記憶し、各構成要素を機能させたコンピュータ間で通信することで実現してもよい。
10…現在データ格納部、20…実績データ格納部、30…負荷配分実行部、31…実績・現在類似度算出部、32…実績特徴抽出部、34…求解部、36…実績データ検索部、37…実績表示選択部、38…発電機グループ化部、39…潮流制約判定部、310…予想総需要範囲作成部、40…配分結果判定保存部。
Claims (7)
- 複数の発電機の発電出力をそのときの電力需要に応じて配分するよう前記複数の発電機の発電出力を計算する電力需給制御システムにおいて、
過去の実績需要とこの実績需要に対して運用者が作成した前記複数の発電機への電力需要配分とが対応して記憶された過去実績需要記憶部と、
現在の電力需要が記憶された現在需要記憶部と、
前記現在需要記憶部から読み出した現在の電力需要と、前記過去実績需要記憶部の過去の実績需要との類似度を計算し、前記現在の電力需要に最も類似した過去の実績需要に対して運用者が作成した電力需要配分を前記過去実績需要記憶部から取得する配分取得部と、
前記配分取得部により取得された電力需要配分から前記複数の発電機それぞれの運転バンド状態を抽出する運転バンド状態抽出部と、
前記運転バンド状態抽出部により抽出された各発電機の運転バンド状態から前記複数の発電機に対する経済的な負荷配分を計算する負荷配分計算部と
を具備することを特徴とする電力需給制御システム。 - 系統状態、気温、天候、電力需要配分を作成した運用者ID、カレンダー情報を検索条件として実績需要を前記過去実績需要記憶部から検索する検索部と、
前記検索部により検索された実績需要とそれに対して作成した電力需要配分とを画面に表示し、検索された中のうちのいずれか一つの選択を運用者に促し、選択された電力需要配分を前記運転バンド状態抽出部へ出力する選択部と
を具備することを特徴とする請求項1記載の電力需給制御システム。 - 実績需要の類似性の高い発電機群を同一のグループとみなすようにグループ化するグループ化部を具備することを特徴とする請求項1記載の電力需給制御システム。
- 前記負荷配分計算部により計算された電力需要配分の結果が適切であるか否かの選択を運用者に促し、適切であるものと選択された場合に前記運用者のIDとを前記電力需要配分結果とを関連付けた負荷配分を前記過去実績需要記憶部に格納する過去実績格納部を具備することを特徴とする請求項1記載の電力需給制御システム。
- 現在の系統状態と過去の負荷配分を用いて潮流計算を行い、この潮流計算の結果が予め定めた潮流制約に違反しているかを判定し、違反していると判定した過去の実績データを類似度算出の対象から除外する潮流計算部をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の電力需給制御システム。
- 前記予想需要を上限値と下限値を持つ形式に修正する修正部と、
前記予想需要の上下限値と過去の実績需要との類似度を算出する類似度算出部と
を具備することを特徴とする請求項1記載の電力需給制御システム。 - 複数の発電機の発電出力をそのときの電力需要に応じて配分するよう前記複数の発電機発電出力を計算する電力需給制御システムにおける電力需給制御方法において、
過去の実績需要とこの実績需要に対して運用者が作成した前記複数の発電機への電力需要配分とを対応させて過去実績需要記憶部に記憶し、
現在の電力需要を現在需要記憶部に記憶し、
前記現在需要記憶部から読み出した現在の電力需要と過去の実績需要の類似度を計算し、前記現在の電力需要に最も類似した過去の実績需要に対して運用者が作成した電力需要配分を前記過去実績需要記憶部から取得し、
取得した電力需要配分から各発電機それぞれの運転バンド状態を抽出し、
抽出した各発電機の運転バンド状態から前記複数の発電機に対する経済的な負荷配分を計算することを特徴とする電力需給制御方法。
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---|---|---|---|
JP2010163641A JP2012029389A (ja) | 2010-07-21 | 2010-07-21 | 電力需給制御システムおよび電力需給制御方法 |
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JP2010163641A JP2012029389A (ja) | 2010-07-21 | 2010-07-21 | 電力需給制御システムおよび電力需給制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2010-07-21 JP JP2010163641A patent/JP2012029389A/ja not_active Withdrawn
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