JP2012029063A - 無線端末装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的に通信リソースを使用できる無線端末装置及び制御方法を提供すること。
【解決手段】データパケットを基地局との間で伝送する際に、トークンバケット方式による伝送量の抑制処理を実行可能な携帯電話機1は、複数の基地局のいずれかを選択して通信を確立する通信部60と、通信を確立した基地局から取得した識別情報により、当該基地局が特定の基地局であるか否かを判定する判定部31と、トークンバケット方式におけるトークンレートを制御するトークン制御部32と、を備え、トークン制御部32は、データパケットの伝送中に、通信を確立した基地局が特定の基地局であると判定された場合、抑制処理を行っていれば当該抑制処理を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、データパケットを基地局との間で伝送する際に、トークンバケット方式による伝送量の抑制処理を実行可能な無線端末装置及びその制御方法に関する。
従来、PC(Personal Computer)等の端末に接続されて、又は単独で無線通信を行う無線端末装置が知られている。また、このような無線端末装置において、ネットワークのリソースを使いすぎないように、通信速度(スループット)を制御するトークンバケットと呼ばれる方式がある。
トークンバケット機構は、入力されたパケットを蓄積するパケットバッファと、トークンを蓄積するトークンバッファ(トークンバケット)とを備える。トークンバッファに規定量のトークンが溜まるとパケットバッファからパケットが出力され、トークンバッファのトークンが減少する。このように、外部ネットワークへ出力されるパケットのスループットは、単位時間当たりにトークンバッファにトークンが補充される量(トークンレート)によって制御される。このトークンレートは、所定のパラメータとネットワーク環境によって動的に変化し、ネットワークが混雑している時は低く、空いている時は高く調整される。
例えば、特許文献1では、トークンの増減状態に基づく所定のタイミングで、パケットのスループットに基づいてトークンレートを算出する方法が提案されている。
特開2007−221529号公報
ところで、無線端末装置は、屋外では、通信事業者の無線リソースを利用する公衆網によりインターネットと接続し、屋内では、有線リソースを利用するローカル網によりインターネットと接続することもできる。例えば、フェムトセルと呼ばれる狭域セルを構成する特定の基地局は、ローカル網であるブロードバンド回線等を使用して音声又はデータ通信を行う。したがって、無線端末装置は、屋内に移動して特定の基地局と通信する際には、少数の無線端末装置でローカル網を独占することにより、高速通信が可能となる。
しかしながら、上述のトークンバケット方式では、特定の端末が通信リソースを使いすぎないように、スループットが制限される。すると、無線端末装置は、ローカル網を使用する環境に移動した場合に、スループットの上昇が抑制されてしまっていた。
本発明は、効率的に通信リソースを使用できる無線端末装置及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る無線端末装置は、データパケットを基地局との間で伝送する際に、トークンバケット方式による伝送量の抑制処理を実行可能な無線端末装置であって、複数の基地局のいずれかを選択して通信を確立する通信部と、前記通信を確立した基地局から取得した識別情報により、当該基地局が特定の基地局であるか否かを判定する判定部と、前記トークンバケット方式におけるトークンレートを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、データパケットの伝送中に、前記判定部により前記通信を確立した基地局が前記特定の基地局であると判定された場合、前記抑制処理を行っていれば当該抑制処理を停止する。
また、前記制御部は、前記抑制処理を停止する際に、送出用のパケットバッファにデータパケットが存在する場合、前記抑制処理を停止する前に前記トークンレートを上昇させることが好ましい。
また、前記制御部は、前記トークンレートを段階的に上昇させることが好ましい。
また、前記制御部は、前記基地局から取得するネットワークの混雑状況を示すデータに応じて、前記トークンレートの上昇率を決定することが好ましい。
また、前記制御部は、前記送出用のパケットバッファにデータパケットがなくなると、前記抑制処理を停止することが好ましい。
また、前記制御部は、前記抑制処理を停止した後に、前記判定部により、前記通信を確立した基地局が前記特定の基地局でないと判定された場合、前記トークンレートを所定値に設定し、前記抑制処理を再開することが好ましい。
また、前記通信部は、広域セルを提供する第1種基地局と、当該第1種基地局よりも狭い狭域セルを提供する第2種基地局との双方と通信可能であり、前記特定の基地局は、前記第2種基地局であることが好ましい。
本発明に係る制御方法は、データパケットを基地局との間で伝送する際に、トークンバケット方式による伝送量の抑制処理を実行可能な無線端末装置の制御方法であって、複数の基地局のいずれかを選択して通信を確立する通信確立ステップと、前記通信を確立した基地局から取得した識別情報により、当該基地局が特定の基地局であるか否かを判定する判定ステップと、前記トークンバケット方式におけるトークンレートを制御する制御ステップと、を含み、前記制御ステップにおいては、データパケットの伝送中に、前記判定ステップで前記通信を確立した基地局が前記特定の基地局であると判定された場合、前記抑制処理を行っていれば当該抑制処理を停止する。
本発明によれば、無線端末装置において、効率的に通信リソースを使用できる。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るトークンバケット機構における上りデータフローの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機が基地局を介してインターネットと接続される形態を例示する図である。 本発明の実施形態に係る第1制御パターンによるスループットの変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る第2制御パターンによるスループットの変化を示す図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の制御部における処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。本発明に係る無線端末装置は、データパケットを基地局との間で伝送する際に、トークンバケット方式による伝送量の抑制処理を実行可能な装置であり、本実施形態では、無線端末装置の一例として、携帯電話機1を説明する。
図1は、本実施形態に係る携帯電話機1の外観斜視図である。
携帯電話機1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備えて構成される。操作部側筐体2は、表面部10に、操作部11と、携帯電話機1の使用者が通話時や音声認識アプリケーションを利用時に発した音声が入力されるマイク12と、を備えて構成される。操作部11は、各種設定機能や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメールの文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。
また、表示部側筐体3は、表面部20に、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバ22と、を備えて構成されている。
また、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話機1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機1の機能構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、制御部30と、記憶部40と、インタフェース部50と、通信部60と、トークンバケット機構70とを備える。
制御部30は、携帯電話機1の全体を制御しており、例えば、インタフェース部50、通信部60、トークンバケット機構70等に対して所定の制御を行う。また、制御部30は、通信部60等から入力を受け付けて、各種処理を実行する。そして、制御部30は、処理実行の際には、記憶部40を制御し、各種プログラム及びデータの読み出し、並びにデータの書き込みを行う。なお、制御部30が備える各部の機能は後述する。
記憶部40は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部30による演算処理に利用される。また、本実施形態では、後述の処理を実行するプログラムや各種データ等が記憶される。なお、記憶部40は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
インタフェース部50は、PC100とデータパケットの送受信を行うインタフェースであり、PC100から受信したパケットをトークンバケット機構70へ入力し、トークンバケット機構70から出力されたパケットをPC100へ送信する。
通信部60は、所定の周波数帯(例えば、2GHz帯や800MHz帯等)で複数の基地局のいずれかを捕捉して通信を確立する。そして、通信部60は、アンテナ61より受信した信号を復調処理し、処理後の信号をトークンバケット機構70に供給し、また、トークンバケット機構70から供給された信号を変調処理し、アンテナ61から基地局へ送信する。
トークンバケット機構70は、トークンバケット方式により、PC100から外部ネットワーク(基地局)への上りデータフローと、外部ネットワーク(基地局)からPC100への下りデータフローとのパケットのスループットを制御する。
図3は、本実施形態に係るトークンバケット機構70における上りデータフローの構成を示すブロック図である。
まず、PC100からの入力パケットは、パケットバッファ71に蓄えられる。また、一定(例えば、30msec)間隔で、トークンバッファ72にトークンが追加される。
トークンバケット機構70は、充分な量のトークンがトークンバッファ72にあれば、パケットバッファ71に蓄えられているパケットを外部ネットワークへ出力し、トークンバッファ72のトークンを減少させる。また、トークンバッファ72のトークンがなくなると、トークンが溜まるまでパケットは出力されず、パケットバッファ71に溜まり続ける。
なお、トークンバケット機構70における下りデータフローの構成も同様であり、この場合、図3の「PC100からの入力」は「ネットワークからの入力」と読み替えられ、「ネットワークへの出力」は「PC100への出力」と読み替えられる。
図2に戻り、本実施形態に係る制御部30の各部の機能を詳述する。
制御部30は、判定部31と、トークン制御部32とを備える。
判定部31は、通信を確立した基地局から取得したメッセージに含まれるシステム識別番号(SID、System ID)及びネットワーク識別番号(NID、Network ID)を取得する。判定部31は、これらの識別番号により、通信を確立した基地局が特定の基地局であるか否かを判定する。一例として、本実施形態では、判定部31は、基地局がフェムトセルを構成するものであるか否かを判定する。
トークン制御部32は、通信状況に応じて、トークンバケット機構70におけるトークンレートを制御する。
具体的には、トークン制御部32は、例えば、以下の計算方法(1)又は(2)により、トークンレートを決定する。
(1)簡易計算の場合
トークン制御部32は、トークンの減少状態が終了した時点でのスループット、又はトークン減少状態での最大スループットを取得し、この取得したスループットに許容係数を乗じた値を、更新後のトークンレートとして決定する。
なお、入力スループットに対してトークンレートに許容する割合を許容係数と呼び、許容係数は、予め設定され、記憶部40に記憶されている。
また、トークン制御部32は、トークンの増加状態が始まった時点から一定時間が経過した時のスループット、又はこの間の最大スループットを取得し、この取得したスループットに許容係数を乗じた値を、更新後のトークンレートとして決定する。
(2)指数平滑化平均処理の場合
トークン制御部32は、トークンの減少状態中に定期的にサンプリングしたスループットに対して指数平滑化平均処理を行う。トークン制御部32は、トークンの減少状態が終了した時点で、指数平滑化平均処理後の最大値又は最後の値を取得し、この取得した値に許容係数を乗じた値を、更新後のトークンレートとして決定する。
ここで、スループットのn番目のサンプル値Xが時刻tで得られたとすると、指数平滑化平均処理後の値Aは、
=(1−C)An−1+CX
C=1−exp(−1/T)Δt
Δt=t−tn−1
として求められる。なお、Tは任意の定数である。
また、トークン制御部32は、トークンの増加状態中に定期的にサンプリングしたスループットに対して指数平滑化平均処理を行う。トークン制御部32は、トークンの増加状態が始まった時点から一定時間が経過した時点で、指数平滑化平均処理後の最大値又は最後の値を取得し、この取得した値に許容係数を乗じた値を、更新後のトークンレートとして決定する。
ここで、携帯電話機1は、通信部60を介してデータ通信を行いつつ、位置登録先の基地局を変更(ハンドオフ)する場合がある。
図4は、本実施形態に係る携帯電話機1が基地局を介してインターネットと接続される形態を例示する図である。
例えば、携帯電話機1は、屋外では、マクロセル(広域セル)を提供するマクロ基地局200(第1種基地局)に位置登録して、通信事業者の無線リソースを使用する公衆網210を経由してインターネット400と接続する。一方、屋内では、マクロセルよりも狭いフェムトセル(狭域セル)を提供するフェムト基地局300(第2種基地局)に位置登録(ハンドオフ)して、ローカル網リソースを占有し、ブロードバンドルータ310を経由してインターネット400と接続する。
このように、携帯電話機1は、マクロ基地局200からフェムト基地局300へハンドオフすると、より高速なデータ通信が可能となるため、スループットの向上を図ることができる。
そこで、トークン制御部32は、判定部31により、通信を確立した基地局が特定の基地局(フェムト基地局300)であると判定された場合、トークンバケット方式の停止状態へ移行する。すなわち、トークン制御部32は、トークンバケット機構70によるスループットの制御を停止させ、制限されていたスループットを向上させる。
また、トークン制御部32は、トークンバケット方式の停止状態へ移行する際に、送出用のパケットバッファ71にデータパケットが存在する場合、トークンバケット方式を停止する前に、トークンレートを上昇させて、データパケットの損失を防ぐ。
<第1制御パターン>
図5は、本実施形態に係る第1制御パターンによるスループットの変化を示す図である。
時刻t1において、判定部31により、特定の基地局へハンドオフしたと判定されると、トークン制御部32は、パケットバッファ71にあるデータパケットを送出するために、トークンバッファ72にトークンを強制追加する。
すると、出力スループットは急上昇し(c)、時刻t2において、パケットバッファ71のデータパケットがなくなると、出力スループットは低下する(b)。
以降、トークン制御部32は、送出用のパケットバッファ71にデータパケットがなくなると、トークンバケット方式によるスループットの制御を停止するので、出力スループットは、ハンドオフ前(a)よりも高い値(b)に落ち着く。
<第2制御パターン>
第1制御パターンの場合、トークン制御部32は、トークンの強制追加により、出力スループットを急上昇させるため、ハンドオフ先のフェムトセルにおいて輻輳が発生し、ルータによってデータパケットが破棄される場合がある。
そこで、トークン制御部32は、トークンバッファ72へ追加するトークンレートを段階的に上昇させる。
図6は、本実施形態に係る第2制御パターンによるスループットの変化を示す図である。
トークン制御部32は、一定周期(例えば、30msec)ごとにトークンレートを再計算する。具体的には、トークン制御部32は、再計算の度に、前回のトークンレートに所定の係数(1+R)を乗じて算出する。ここで、Rは、0より大きい値として、適宜設定可能である。
例えば、トークン制御部32は、基地局から、ネットワークの混雑状況を示すデータとして、SlotRatioを取得し、この値が大きいほど、トークンレートの上昇率Rが大きくなるように決定する。なお、SlotRatioとは、基地局が有する通信リソースのうち、対象の携帯電話機1が使用可能な割り当て率を示す0以上1以下の値である。例えば、「SlotRatio=0」は、通信ができない状態であり、「SlotRatio=1」は、通信リソースを占有している状態である。
時刻t1において、判定部31により、特定の基地局へハンドオフしたと判定されると、トークン制御部32は、トークンレートを段階的に上昇させ、これに従って出力スループットも段階的に上昇する。
そして、時刻t3において、出力スループットが(d)まで上昇してパケットバッファ71のデータパケットがなくなると、出力スループットは低下する(b)。
以降、トークン制御部32は、送出用のパケットバッファ71にデータパケットがなくなると、トークンバケット方式によるスループットの制御を停止するので、出力スループットは、ハンドオフ前(a)よりも高い値(b)に落ち着く。
その後、トークン制御部32は、トークンバケット方式の停止状態であるときに、判定部31により、ハンドオフして通信を確立した基地局が特定の基地局でないと判定された場合、トークンレートを初期値に設定し、トークンバケット方式の処理を再開する。
図7は、本実施形態に係る携帯電話機1の制御部30における処理を示すフローチャートである。本処理は、携帯電話機1がデータ通信中にハンドオフして通信を確立したことを契機に実行される。
ステップS1において、制御部30(判定部31)は、ハンドオフした基地局からシステム識別番号及びネットワーク識別番号を取得し、この基地局がフェムトセルを構成している基地局であるか否かを判定する。制御部30は、この判定がYESの場合、処理をステップS2に移し、判定がNOの場合、処理を終了する。
ステップS2において、制御部30(トークン制御部32)は、トークンバケット機構70におけるパケットバッファ71にデータパケットがあるか否かを判定する。制御部30は、この判定がYESの場合、処理をステップS3に移し、判定がNOの場合、処理をステップS5に移す。
ステップS3において、制御部30(トークン制御部32)は、基地局から、ネットワークの混雑状況を示すデータとして、SlotRatioを取得する。
ステップS4において、制御部30(トークン制御部32)は、パケットバッファ71のデータパケットを送出するため、トークンバッファ72へ追加するトークンレートを再計算して上昇させる。そして、制御部30は、処理をステップS2に戻し、パケットバッファ71のデータパケットがなくなるまで、トークンレートを上昇させていく。
ステップS5において、制御部30(トークン制御部32)は、トークンバケット機構70によるスループット制御を停止させ、出力スループットをフェムトセルにおける高速通信に追従させる。
以上のように、本実施形態によれば、携帯電話機1は、高速通信が可能な特定の基地局へハンドオフした場合に、トークンバケット方式によるデータパケットの伝送量の抑制処理が停止されるので、出力スループットの制限が緩和され、高速通信ができるようになるのに長時間を要することがなくなる。したがって、携帯電話機1は、データ通信中にハンドオフが発生した場合にも、効率的に通信リソースを使用できる。
また、携帯電話機1は、トークンバケット方式を停止する前に、トークンレートを上昇させてパケットバッファに存在するデータパケットを送出するので、未送出のデータパケットが破棄されるのを抑制できる。
さらに、このとき、携帯電話機1は、トークンレートを段階的に上昇させるので、ネットワークの輻輳を抑制し、データパケットが破棄されるのをさらに抑制できる。
また、携帯電話機1は、トークンレートの上昇率を、基地局から取得するSlotRatioに応じて決定するので、ネットワークの混雑状況に応じて効率的に出力スループットを調整できる。
また、携帯電話機1は、未送出のデータパケットがなくなり次第、トークンバケット方式によるスループット制御を停止するので、データパケットの損失を抑制しつつ、早急に出力スループットを向上できる。
また、携帯電話機1は、トークンバケット方式の停止状態であるときに、フェムトセル以外の基地局へのハンドオフが発生した場合、トークンバケット方式によるスループット制御を再開する。したがって、携帯電話機1は、位置登録している基地局の種類に応じて出力スループットを調整でき、効率的に通信リソースを使用できる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。また、前述の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、前述のものに限定されない。
本実施形態では、無線端末装置の一例として、PC100に接続される携帯電話機1を説明したが、本発明はこれに限られない。無線端末装置は、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)の他、PCカード、USB端末、車載通信モジュール等、無線データ通信機能を提供する様々な装置であってよい。
また、無線端末装置は、PC100等の外部端末に接続されることなく、単独でデータパケットを送受信する機能を有していてもよい。
1 携帯電話機(無線端末装置)
11 操作部
21 表示部
30 制御部
31 判定部
32 トークン制御部
40 記憶部
50 インタフェース部
60 通信部
61 アンテナ
70 トークンバケット機構
71 パケットバッファ
72 トークンバッファ
200 マクロ基地局(第1種基地局)
300 フェムト基地局(第2種基地局)

Claims (8)

  1. データパケットを基地局との間で伝送する際に、トークンバケット方式による伝送量の抑制処理を実行可能な無線端末装置であって、
    複数の基地局のいずれかを選択して通信を確立する通信部と、
    前記通信を確立した基地局から取得した識別情報により、当該基地局が特定の基地局であるか否かを判定する判定部と、
    前記トークンバケット方式におけるトークンレートを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、データパケットの伝送中に、前記判定部により前記通信を確立した基地局が前記特定の基地局であると判定された場合、前記抑制処理を行っていれば当該抑制処理を停止する無線端末装置。
  2. 前記制御部は、前記抑制処理を停止する際に、送出用のパケットバッファにデータパケットが存在する場合、前記抑制処理を停止する前に前記トークンレートを上昇させる請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 前記制御部は、前記トークンレートを段階的に上昇させる請求項2に記載の無線端末装置。
  4. 前記制御部は、前記基地局から取得するネットワークの混雑状況を示すデータに応じて、前記トークンレートの上昇率を決定する請求項2又は請求項3に記載の無線端末装置。
  5. 前記制御部は、前記送出用のパケットバッファにデータパケットがなくなると、前記抑制処理を停止する請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  6. 前記制御部は、前記抑制処理を停止した後に、前記判定部により、前記通信を確立した基地局が前記特定の基地局でないと判定された場合、前記トークンレートを所定値に設定し、前記抑制処理を再開する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  7. 前記通信部は、広域セルを提供する第1種基地局と、当該第1種基地局よりも狭い狭域セルを提供する第2種基地局との双方と通信可能であり、
    前記特定の基地局は、前記第2種基地局である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  8. データパケットを基地局との間で伝送する際に、トークンバケット方式による伝送量の抑制処理を実行可能な無線端末装置の制御方法であって、
    複数の基地局のいずれかを選択して通信を確立する通信確立ステップと、
    前記通信を確立した基地局から取得した識別情報により、当該基地局が特定の基地局であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記トークンバケット方式におけるトークンレートを制御する制御ステップと、を含み、
    前記制御ステップにおいては、データパケットの伝送中に、前記判定ステップで前記通信を確立した基地局が前記特定の基地局であると判定された場合、前記抑制処理を行っていれば当該抑制処理を停止する制御方法。
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