JP2012022445A - サーバシステム、及び、サーバシステムのi/o構成の構築方法 - Google Patents

サーバシステム、及び、サーバシステムのi/o構成の構築方法 Download PDF

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Takeshi Imamura
健 今村
Eitaro Ito
英太郎 伊藤
Daisuke Nogami
大輔 野上
Junko Suzuki
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Abstract

【課題】サーバシステムのI/O構成の構築を簡単に行えるようにする。
【解決手段】複数のサーバが接続される1以上の第1のI/Oスイッチに、複数のI/Oデバイスが接続される1以上の第2のI/Oスイッチが接続される。第1のI/Oスイッチに接続されている全てのサーバが、その第1のI/Oスイッチに接続されている1以上の第2のI/Oスイッチに接続されている全てのI/Oカードに接続し得る設定がなされる。コントローラは、サーバユニットと、そのサーバユニットに接続したいI/Oデバイスユニットとの指定を受け、指定されたサーバユニットを構成する1以上のサーバに、指定されたI/Oデバイスユニットを構成する1以上のI/Oデバイスが割り当てられる設定を、その1以上のI/Oデバイスが接続されている第2のI/Oスイッチに対して行う。
【選択図】図16

Description

本発明は、サーバシステム、及び、サーバシステムの構築方法に関する。
複数のサーバ(ホスト)と、複数のI/O(Input/Output)デバイスと、それらに接続されたI/Oスイッチとを有するサーバシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−280237公報
I/Oスイッチとして、例えば、サーバ内部の通信の規格と同じ規格で通信するためのI/Oスイッチが知られている。具体的には、例えば、サーバ内部の通信の規格がPCIe(PCI-Express)の場合、I/Oスイッチとして、PCIeスイッチを採用することができる。
複数のPCIeスイッチを有するサーバシステムを構築することができる。具体的には、例えば、複数のサーバを接続可能なPCIeスイッチ(以下、「前段PCIeスイッチ」と言う)に、複数のI/Oデバイスを接続可能なPCIeスイッチ(以下、「後段PCIeスイッチ」と言う)を接続することができる。1つの前段PCIeスイッチに、複数の後段PCIeスイッチを接続することもできる。また、1つの後段PCIeスイッチに、複数の前段PCIeスイッチを接続することもできる。
このサーバシステムによれば、管理者は、任意の前段PCIeスイッチと任意の後段PCIeスイッチとを接続し、PCIeスイッチに対する設定次第で、任意のI/O構成(例えば、サーバとI/Oデバイスとの組合せ、及び、サーバとI/Oデバイスを接続する経路の構成)を構築することができる。
しかし、PCIeスイッチに対してどのような設定をすれば管理者所望のI/O構成となるかを理解するためには、PCIeスイッチの内部構造に関する知識が必要である。このため、I/O構成の構築は、難易度の高い作業である。
この問題は、PCIeスイッチ以外のI/Oスイッチが使用される場合にも、存在し得る。
そこで、本発明の目的は、サーバシステムのI/O構成の構築を簡単に行えるようにすることにある。
複数のサーバが接続される1以上の第1のI/Oスイッチに、複数のI/Oデバイスが接続される1以上の第2のI/Oスイッチが接続される。その際、対称性を有する構成が構築される。具体的には、第1のI/Oスイッチに接続されている全てのサーバが、その第1のI/Oスイッチに接続されている1以上の第2のI/Oスイッチに接続されている全てのI/Oカードに接続し得る設定が、コントローラによってなされる。
対称性を有する構成が構築されることにより、コントローラに接続されている管理システムは、サーバユニット(1以上のサーバで構成されたユニット)と、そのサーバユニットに接続したいI/Oデバイスユニット(1以上のI/Oデバイスで構成されたユニット)との指定を受ければ良い。コントローラが、管理システムから指定されたサーバユニットと管理システムから指定されたI/Oデバイスユニットとを表す情報を受ける。コントローラは、指定されたサーバユニットを構成する1以上のサーバに、指定されたI/Oデバイスユニットを構成する1以上のI/Oデバイスが割り当てられる設定を、その1以上のI/Oデバイスが接続されている第2のI/Oスイッチに対して行う。
サーバシステムのI/O構成の構築を簡単に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るシステム全体の概要を示す。 本発明の一実施形態に係るサーバシステムの構成の一例を示す。 図2における前段コントローラ203及び後段コントローラ213の構成を示す。 前段PCIeスイッチ及び後段PCIeスイッチの構成の詳細の一例を示す。 図5Aは、後段コントローラ203が行う幾つかの処理を示す。図5Bは、サーバブレード管理情報500を示す。 図6Aは、図5AのS3の詳細を示す。図6Bは、対応管理情報600を示す。 図7Aは、ブレード/VS対応情報700を示す。図7Bは、上流設定情報710を示す。 対象性を有する基礎構成の構築の完了時の設定を示す。 概要GUI900を示す。 図10Aは、I/Oカード管理情報1000を示す。図10Bは、後段コントローラ213が行う情報収集を示す。 設定GUI1100を示す。 下流設定情報1200を示す。 詳細GUI1300を示す。 未割当て時の設定GUI1100の表示の一例を示す。 パーティションの割り当てのためのGUI操作を示す。 パーティションへのI/Oカードの割当てのためのGUI操作を示す。 パーティションへのI/Oカードの割当てのためのGUI操作を示す。 パーティションからI/Oカードの割当てを外すためのGUI操作を示す。 後段コントローラ213から他の後段コントローラ213への情報の反映(送信)を示す。 サーバシステムの構築完了時の設定を示す。 SMP(Symmetric Multi Processor)接続の一例を示す。 図22Aは、SMPグループを構成するサーバブレードの数を減らす前の構成の一例を示す。図22Bは、SMPグループを構成するサーバブレードの数を減した後の構成の一例を示す。 図23Aは、パーティション#0において、SMPグループを構成するサーバブレード以外の全てのサーバブレードが稼動中であることを示す。図23Bは、図23Aに示したパーティション#0に後段VS#8が割り当てられていることを示す。図23Cは、パーティション#1において、全てのサーバブレードが未稼動中であることを示す。図23Dは、図23Cに示したパーティション#1に後段VS#5及び#9が割り当てられていることを示す。 パーティション構成変更処理の流れを示す。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
なお、以下の実施形態では、サーバは、ブレード状のサーバであるサーバブレードである。I/Oデバイスは、カード状のI/OインタフェースデバイスであるI/Oカード(例えば、HBA(Host Bus Adapter)又はNIC(Network Interface Card))である。サーバ内部の通信の規格は、PCIeであり、I/Oスイッチは、PCIeスイッチである。
また、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)及び/又は通信インタフェース装置(例えば通信ポート)を用いながら行うため、処理の主語がプロセッサとされてもよい。プログラムを主語として説明された処理は、プロセッサ或いはそのプロセッサを有するコントローラが行う処理としても良い。また、プロセッサは、CPUそれ自体であっても良いし、プロセッサが行う処理の一部又は全部を行うハードウェア回路を含んでも良い。プログラムは、プログラムソースから各コントローラにインストールされても良い。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は記憶メディアであっても良い。
また、管理システムは、一以上の計算機で構成されて良い。具体的には、例えば、管理計算機が情報を表示する場合、或いは、管理計算機が表示用情報を遠隔の計算機に送信する場合、管理計算機が管理システムである。また、例えば、複数の計算機で管理計算機と同等の機能が実現されている場合は、当該複数の計算機(表示を表示用計算機が行う場合は表示用計算機を含んで良い)が、管理システムである。本実施形態では、管理計算機が管理システムである。
また、以下の説明では、種々の対象(例えば、スロット、サーバブレード、I/Oカード、ポート、バーチャルスイッチ)の識別情報として、番号が使用されるが、他種の識別情報(例えば、英字、数字、或いは他の符号、又は、それらの組合せ)が採用されて良い。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体の概要を示す。
1以上のサーバラック111と1以上のI/O拡張ラック121がある。
1つのサーバラック111は、1以上のサーバシャーシ113を有する。1つのサーバシャーシ113は、1以上のパーティション115を有する。1つのパーティション115は、K個のスロット(Kは、2以上の整数、例えば、K=4)103を有する。スロット103に、サーバブレード105が挿入される。
1つのパーティション115に、フロントプレーン117が設けられる。フロントプレーン117は、パーティション115に搭載された全てのサーバブレード105にフロント側から接続される回路基板である。フロントプレーン117は、SMP(Symmetric Multi Processor)接続を実現するための回路基板である。SMP接続については後に説明する。
I/O拡張ラック121は、1以上のI/O拡張シャーシ123を有する。I/O拡張シャーシ123は、J個のスロット133(Jは1以上の整数、例えば、J=16)を有する。スロット133に、I/Oカード135が挿入される。
複数のサーバシステムがあっても良い。複数のユーザ(以下、テナント)のうちのどのユーザが、複数のサーバシステムのうちのどの1以上のサーバシステムを使用可能かが割り当てられていて良い。サーバシステムは、2以上のパーティション115と1以上のI/Oカード135とを有する。なお、サーバシステムは、必ずしも、SMP接続を実現する機構を含んでいなくて良い。その場合、1つのサーバブレードを1つのパーティションとして扱うことができる。
以下、1つのサーバシステムを例に採り説明する。
図2は、本実施形態に係るサーバシステムの構成の一例を示す。
サーバシャーシ113が、PCIeスイッチ201及びコントローラ203を有する。I/O拡張シャーシ123も、PCIeスイッチ211及びコントローラ213を有する。以下、サーバシャーシ113内のPCIeスイッチ及びコントローラを、「前段PCIeスイッチ」及び「前段コントローラ」と言い、I/O拡張シャーシ123内のPCIeスイッチ及びコントローラを、「後段PCIeスイッチ」及び「後段コントローラ」と言う。
各サーバシャーシ113内の前段コントローラ203と、各I/O拡張シャーシ123内の後段コントローラ213が、LAN(Local Area Network)251に接続されている。LAN251に、管理計算機261が接続されている。管理計算機261は、管理者に使用される計算機である。管理計算機261は、図示しないが、例えば、LAN251に接続される通信インタフェース装置と、記憶資源(例えばメモリ)と、入力装置(例えばキーボード及び/又はポインティングデバイス)と、表示装置と、それらに接続されるプロセッサとを有する。入力装置及び表示装置が一体となった装置(例えばタッチパネル式の表示装置)が採用されても良い。LANに代えて又は加えて他種の通信ネットワークが採用されても良い。LAN251は、例えば、1以上のLANスイッチで構成される。
前段PCIeスイッチ201に、前段コントローラ203が接続されている。前段PCIeスイッチ201に、スロット103に挿入されたサーバブレード105が接続される。前段コントローラ203が、どのスロット103に挿入されたサーバブレード105が前段PCIeスイッチ201に接続されているかを表す情報を含んだ構成情報を管理する。
後段PCIeスイッチ211に、後段コントローラ213が接続されている。後段PCIeスイッチ211に、スロット133に挿入されたI/Oカード135が接続される。後段コントローラ213が、どのスロット133に挿入されたI/Oカード135が後段PCIeスイッチ201に接続されているかを表す情報を含んだ構成情報を管理する。
このサーバシステム内の各前段PCIeスイッチ201に、このサーバシステム内の全ての後段PCIeスイッチ211が接続される。また、このサーバシステム内の各後段PCIeスイッチ211に、このサーバシステム内の全ての前段PCIeスイッチ201が接続される。なお、1つのサーバシャーシに複数の前段PCIeスイッチ201が搭載されても良い。複数の前段PCIeスイッチ201には、異なる複数の後段PCIeスイッチ211が接続されて良い。
図3は、図2における前段コントローラ203及び後段コントローラ213の構成を示す。
前段コントローラ203は、スイッチインタフェース(I/F)402と、NIC403と、記憶資源(例えばメモリ)404と、それらに接続されたプロセッサ401とを有する。I/F402に前段PCIeスイッチ201が接続され、NIC403にLAN251が接続される。
記憶資源404は、情報及びコンピュータプログラムを記憶する。情報としては、例えば、前段構成情報411が記憶される。コンピュータプログラムとしては、例えば、ブレード制御プログラム412が記憶される。プロセッサ401が、ブレード制御プログラム412を実行する。前段構成情報411は、その情報411を有するシャーシ113の構成に関する情報である。情報411及びプログラム412については、後に説明する。
後段コントローラ213は、スイッチインタフェース(I/F)422と、NIC423と、記憶資源(例えばメモリ)424と、それらに接続されたプロセッサ421とを有する。I/F422に後段PCIeスイッチ211が接続され、NIC423にLAN251が接続される。
記憶資源424は、情報及びコンピュータプログラムを記憶する。情報としては、例えば、設定制御情報431、及び、後段構成情報435が記憶される。コンピュータプログラムとしては、例えば、構成設定プログラム432、スイッチ制御プログラム433、及びGUIプログラム434が記憶される。プロセッサ421が、構成設定プログラム432及びスイッチ制御プログラム433を実行する。設定制御情報431は、後段PCIeの設定に関する情報である。後段構成情報435は、その情報435を有するシャーシ123の構成に関する情報である。情報431及び435と、プログラム432〜434については、後に説明する。
1つのサーバシステムにおいて、少なくとも1つの後段コントローラ213が、GUIプログラム434を有する。GUIプログラム434は、そのサーバシステムの管理計算機261にダウンロードされ、管理計算機261内の記憶資源に記憶され、記憶資源に記憶されたGUIプログラム434が、その管理計算機261内のプロセッサによって、実行される。GUIプログラム434は、後段コントローラ213に代えて、別のプログラムソース(例えば前段コントローラ203)から管理計算機261にダウンロードされて良い。
また、1つのサーバシステムにおいて、少なくとも1つの後段コントローラ213が、構成設定プログラム432を有する。構成設定プログラム432は、GUIプログラム434のダウンロード先の管理計算機261と通信する。また、構成設定プログラム432は、サーバシステム内の全ての後段コントローラ213から構成情報435が表す情報を収集することができる。
本実施形態では、下記(X1)〜(X3)、
(X1)対称性を有する基礎構成の構築、
(X2)GUI(Graphical User Interface)の表示、及び、管理者によるGUI操作、
(X3)管理者によるGUI操作に従う情報設定、
が行われる。(X3)が完了した場合に、サーバブレード105がそのサーバブレード105に割り当てられたI/Oカード135を介してI/Oを行うことができる。
以下、各処理を説明する。
<(X1)対称性を有する基礎構成の構築>。
図4は、前段PCIeスイッチ及び後段PCIeスイッチの構成の詳細の一例を示す。
前段PCIeスイッチ及び後段PCIeスイッチは、複数の上流ポートと、複数の下流ポートと、複数のバーチャルスイッチ(以下、VS)とを有する。
上流ポートは、上流側のデバイスに接続される通信ポートである。
下流ポートは、下流側のデバイスに接続される通信ポートである。
VSは、仮想的なI/Oスイッチであり、1つの仮想的な上流ポートと、1以上の仮想的な下流ポートとを有する。VSは、入力された情報にVHN(Virtual Hierarchy Number)を付加しVHN付きの情報を出力する、或いは、入力された情報に付加されているVHNを外してVHNの無い情報を出力することができる。
以下、シャーシ番号「n」のサーバシャーシを、「サーバシャーシ#n」と言い、サーバシャーシ#n内の前段PCIeスイッチを、「前段PCIeスイッチ#n」と言うことがある。同様に、シャーシ番号「m」内のI/O拡張シャーシを、「I/O拡張シャーシ#m」と言い、I/O拡張シャーシ#m内の後段PCIeスイッチを、「後段PCIeスイッチ#m」と言うことがある。また、ポート番号「p」のポートを「ポート#p」と言うことがある。また、バーチャルスイッチ番号「q」のVSを「VS#q」と言うことがある。また、前段PCIeスイッチ内のVSを「前段VS」と言い、後段PCIeスイッチ内のVSを「後段VS」と言うことがある。また、図4において、前段VSが有する仮想下流ポート内の「s:t」という記載、及び、後段VSが有する仮想上流ポート内の「s:t」という記載は、ポート番号「s」のポートから出力される情報に、VHN「t」が付加されることを意味する。また、前段PCIeスイッチの上流ポート及び下流ポートを「前段上流ポート」及び「前段下流ポート」と言い、後段PCIeスイッチの上流ポート及び下流ポートを「後段上流ポート」及び「後段下流ポート」と言うことがある。なお、図4に示す例によれば、前段PCIeスイッチは、8個の前段上流ポートと2個の前段下流ポートを有するが、1つの前段PCIeスイッチが有する前段上流ポートの数と前段下流ポートの数は、それに限られない。同様に、後段PCIeスイッチは、4個の後段上流ポートと8個の後段下流ポートを有するが、1つの後段PCIeスイッチが有する後段上流ポートの数と後段下流ポートの数は、それに限られない(図1によれば、後段下流ポートの数は、8より多いが、説明の都合上、図4では8としている)。
図4に示す例は、下記の状況を意味する。なお、下記において、1つのサーバシャーシに搭載可能なサーバブレードの最大数を「N」とする。
(*)前段PCIeスイッチ#0の下流ポート1に、後段PCIeスイッチ#0の上流ポート#7が接続されており、前段PCIeスイッチ#1の下流ポート#0に、後段PCIeスイッチ#0の上流ポート#4が接続されている。
(*)全ての前段PCIeスイッチにおいて、各前段VSが、1つの仮想上流ポートを有し、その仮想上流ポートに、1つのサーバブレードが接続される。
(*)全ての前段PCIeスイッチにおいて、各前段VSに、前段PCIeスイッチの全ての下流ポートが接続されている。言い換えれば、前段PCIeスイッチの全ての下流ポートに、全ての前段VSが接続されている。
(*)各後段上流ポートに、N個以上の後段VS(N=8)が接続されている。1つの後段VSが有する仮想上流ポートの数は1であり、それ故、1つの後段VSは1つの後段上流ポートに接続される。言い換えれば、後段VSは、複数の後段上流ポートに接続されない。ここでは、所定の法則に従って、予め、後段上流ポートにN個の後段VSが接続されている。「所定の法則」によれば、例えば、後段上流ポート#4に割り当てられる8個の後段VSの番号は、4a+5であり、後段上流ポート#5に割り当てられる8個の後段VSの番号は、4a+6であり、後段上流ポート#6に割り当てられる8個の後段VSの番号は、4a+7であり、後段上流ポート#7に割り当てられる8個の後段VSの番号は、4a+8である。「a」は、サーバブレードの番号(サーバブレードが挿入されたスロットの番号)であり、例えば、0〜7のそれぞれの整数である。従って、例えば、後段上流ポート#7には、8個の後段VS#8、#12、#16、#20、#24、#28、#32及び#36が接続されている。なお、どの8個の後段VSがどの後段上流ポートに接続されるかは、後段コントローラ213又は管理者によりランダムに決定され、後段VS#と後段上流ポートとの対応関係を表す情報が記憶資源424及び後段PCIeスイッチ211に記憶されても良い。
(*)後段PCIeスイッチ#0内のいずれの後段VSにも、いずれのサーバブレードが対応付けられていない。
(*)後段PCIeスイッチ#0内のいずれの後段VSにも、I/O拡張シャーシ#0内のいずれのI/Oカードが対応付けられていない。
このような状況において、対称性を有する基礎構成の構築が行われる。
ここで、「基礎構成」とは、サーバブレードから後段VSまでの経路の構成である。
「対称性を有する基礎構成」とは、同一のサーバシステム内の全てのサーバブレードが特定の後段PCIeスイッチに接続されている全てのI/Oカードにアクセス可能となるような基礎構成である。ここで言う「特定の後段PCIeスイッチ」とは、上記全てのサーバが接続された前段PCIeスイッチに接続されている後段PCIeスイッチである。
対称性を有する基礎構成の構築は、例えば、以下のようにして実現される。
各前段コントローラ203において、前段構成情報411(図3参照)が、例えば、下記の情報、
(*)どのパーティション113のどのスロット103にサーバブレード105が挿されているかを表す情報、及び、
(*)どのSMPグループがどのサーバブレード105とどのサーバブレード105で構成されているかを表す情報、
を有する。ここで言う「SMPグループ」とは、SMP接続された1以上のサーバブレード105のグループ、すなわち、スケールアップサーバを構成する1以上のサーバブレード105のグループである。サーバブレード105の番号は、スロット103の番号と同じで良いし、スロット103の番号を基に算出された番号でも良い。
図5Aに示すように、後段コントローラ213内の構成設定プログラム432が、下記の処理、
(S1)LAN251を介して、全ての前段コントローラ203のブレード制御プログラム412と通信することにより、全ての前段コントローラ203から、前段構成情報411が有する情報(例えば、パーティションの番号、スロットの番号、サーバブレードの有無などを表す)を収集する、
(S2)収集した情報を基に、図5Bに示すようなサーバブレード管理情報500を記憶資源424に作成する、
(S3)収集した情報を基に、どのサーバブレードにどの後段VSを割り当てるかを決定する(後段VS#を算出する)、
を行う。
図5Bに示すように、サーバブレード管理情報500は、例えば、スロット103毎に、下記の情報、
(*)スロット103を有するサーバシャーシ113の番号であるシャーシ#501、
(*)スロット103を有するパーティション115の番号であるパーティション#502、
(*)スロット103の番号であるスロット#503、
(*)スロット103にサーバブレード105が挿されているか否かを表すサーバフラグ504、
(*)スロット103に挿されているサーバブレード105が属するSMPグループの番号であるSMPグループ#505、
を有する。情報502〜505が、収集された情報から取得された情報であり、情報501が、情報の収集元の前段コントローラ203を基に特定され追加された情報である。具体的には、例えば、構成設定プログラム432を有する後段コントローラ213内の記憶資源424は、例えば、どのIPアドレスの前段コントローラ203がどのサーバシャーシ113に存在するかを表す情報を記憶することができる。その情報を基に、構成設定プログラム432は、情報の収集元の前段コントローラ203のIPアドレスに対応したシャーシ#を特定し、特定したシャーシ#501をサーバブレード管理情報500に含めることができる。
上記(S3)において、構成設定プログラム432は、例えば、図6Aに示す処理、
(S3−1)前段コントローラ203から収集された情報内のシャーシ#、パーティション#及びブレード#(相対ブレード#)を用いて、絶対ブレード#(1つのサーバシャーシ113内において一意のサーバブレード番号)を算出する、
(S3−2)シャーシ#と絶対ブレード#を用いて、所定の規則に従い、後段VSのVS#を算出する、
を行う。
絶対ブレード#は、収集された情報内のシャーシ#、パーティション#及びブレード#を変数とした第1の計算式を基に算出されても良いし、図6Bに示す対応管理情報600を用いて算出されても良い。対応管理情報600は、収集された情報内のシャーシ#、パーティション#及びブレード#(相対ブレード#)と、そのシャーシ#のサーバシャーシ113における絶対ブレード#との対応関係を表す情報である。対応管理情報600は、例えば、記憶資源424に記憶されている情報である。
後段VSのVS#は、絶対ブレード#を変数とした第2の計算式を基に算出されても良いし、シャーシ#及び絶対ブレード#と後段VSのVS#との対応関係を表す情報を基に決定されても良い。例えば、シャーシ#を用いて、複数の第2の計算式から成る第2の計算式グループから1つの第2の計算式が選択されて良い。第2の計算式グループは、例えば、下記の式、
VS#=4b+5
VS#=4b+6
VS#=4b+7
VS#=4b+8
で構成される。4bに加算される値は、ここでは、5、6、7及び8のいずれかであるが、その値は、第2の計算式グループによって異なる。第2の計算式グループが、後段PCIeスイッチ毎(I/O拡張シャーシ毎)に存在して良い。
ここで、「b」は、サーバブレードの番号(サーバブレードが挿入されたスロットの番号)であり、例えば、0〜7のそれぞれの整数である。
図4の例によれば、前段PCIeスイッチ#0には、4つの後段上流ポート#4〜#7のうちの後段上流ポート#7のみが接続されており、且つ、後段上流ポート#7には、複数の後段VSのうちの8個の後段VS#8、#12、#16、#20、#24、#28、#32及び#36のみが接続されている。また、シャーシ#0(サーバシャーシの番号0)に対応する第2の計算式として、「VS#=4b+8」が選択される。このため、構成設定プログラム432は、以下のような決定、
(*)VS#8に、サーバシャーシ#0内のサーバブレード#0を割り当てる(VS#8=4×0+8(b=0))、
(*)VS#12に、サーバシャーシ#0内のサーバブレード#1を割り当てる(VS#12=4×1+8(b=1))、
(*)VS#16に、サーバシャーシ#0内のサーバブレード#2を割り当てる(VS#16=4×2+8(b=2))、
(*)VS#20に、サーバシャーシ#0内のサーバブレード#3を割り当てる(VS#20=4×3+8(b=3))、
(*)VS#24に、サーバシャーシ#0内のサーバブレード#4を割り当てる(VS#24=4×4+8(b=4))、
(*)VS#28に、サーバシャーシ#0内のサーバブレード#5を割り当てる(VS#28=4×5+8(b=5))、
(*)VS#32に、サーバシャーシ#0内のサーバブレード#6を割り当てる(VS#32=4×6+8(b=6))、
(*)VS#36に、サーバシャーシ#0内のサーバブレード#7を割り当てる(VS#36=4×7+8(b=7))、
を行う。
構成設定プログラム432は、この計算結果を基に、図7Aに示すブレード/VS対応情報700を記憶資源424に作成する。ブレード/VS対応情報700は、例えば、設定制御情報431に含まれる情報である。図7Aに示すブレード/VS対応情報700は、そのブレード/VS対応情報700を有するI/O拡張シャーシ123内の後段PCIeスイッチ211における後段VS毎に、下記の情報、
(*)後段VSに対応付けられたサーバシャーシの番号を表すシャーシ#701、
(*)後段VSに対応付けられたサーバブレードの番号(サーバシャーシにおいてサーバブレードが一意に特定される番号)を表す絶対ブレード#702、
(*)後段VSの番号である後段VS#703、
を有する。
スイッチ制御プログラム433は、そのブレード/VS対応情報700に従う上流設定情報710(図7B参照)を、後段PCIeスイッチ211(例えば、後段PCIeスイッチ211内のレジスタ(図示せず))に設定する。後段PCIeスイッチ211は、上流設定情報710を基に、サーバブレード105とI/Oカード135間の情報の送受信を制御する。図7Bに示す上流設定情報710は、その上流設定情報710を有するI/O拡張シャーシ123内の後段PCIeスイッチ211における後段VS毎に、下記の情報、
(*)後段VSの番号である後段VS#711、
(*)後段VSが接続されている後段上流ポートの番号を表す後段上流ポート#712、
(*)後段VSの仮想上流ポートに関連付けられたVHNであるVHN713、
を有する。本実施形態では、VHNは、絶対ブレード#に1加算された値である(VHNと絶対ブレード#は同一でも良い)。このような上流設定情報710が後段PCIeスイッチ211に設定されることにより、後段上流ポート#7に接続されている各後段VSに関連付けられたVHNは、図8に示す通りとなる。図7B及び図8によれば、例えば、後段VS#8には、サーバシャーシ#0内のサーバブレード#0が割り当てられ、且つ、VHN「1」(サーバブレードの番号に1が加算された値)が割り当てられる。
なお、上流設定情報710における情報711及び712は、どの後段上流ポートにどの後段VSを接続するかが決定した時点で後段PCIeスイッチ211に設定されても良い(これは、全ての後段PCIeスイッチ211について同様であって良い)。この場合、上記のブレード/VS対応情報700を基に、VHN713が上流設定情報710に追加されて良い。
上記の計算結果によれば(例えば図8によれば)、後段上流ポート#7に接続されている8個の後段VSに、後段上流ポート#7に接続されている前段PCIeスイッチ#0に接続されている全てのサーバブレードが、1対1で割り当てられることになる。そして、8個の後段VSには、後段PCIeスイッチ#0を有するI/O拡張シャーシ123内のいずれのI/Oカードも接続することが可能である。すなわち、「対称性を有する基礎構成」の構築が完了したことになる。
なお、対象性を有する基礎構成の構築では、サーバシステムにおける各後段コントローラ213に、その後段コントローラ213に接続されている後段PCIeスイッチ211に関するブレード/VS対応情報700(図7A参照)が設定され、且つ、各後段PCIeスイッチ211に、その後段PCIeスイッチ211に関する上流設定情報710(図7B参照)が設定される。具体的には、例えば、下記の複数の方法のうちのいずれかが採用されて良い。
(*)1つの後段コントローラ213が、全ての後段PCIeスイッチについて、ブレード/VS対応情報700を作成し、後段PCIeスイッチ毎のブレード/VS対応情報700を基に、各後段コントローラ213が、その後段コントローラ213に接続されている後段PCIeスイッチに、上流設定情報710を設定する。具体的には、例えば、構成設定プログラム432が、他の後段PCIeスイッチの各後段上流ポートについて、その後段PCIeスイッチ内のどの後段VSを接続するかを決定したり、どの後段VSにどのサーバシャーシ内のどのサーバブレードを割り当てるかを決定したりする。構成設定プログラム432は、それらの処理の結果に従う情報(例えば、ブレード/VS対応情報700を含んだ情報)を、その情報に関連する後段コントローラ213に送信し、その後段コントローラ123が、その情報を基に、その後段コントローラ213に接続されている後段PCIeスイッチに上流設定情報710を設定する。
(*)各後段コントローラ213が、その後段コントローラ213に接続されている後段PCIeスイッチ211について、ブレード/VS対応情報700を作成し、且つ、そのブレード/VS対応情報700に従う上流設定情報710を後段PCIeスイッチ211に設定する。具体的には、例えば、各後段コントローラ213内のスイッチ制御プログラム433が、上記第2の計算式に従う計算を行う等の方法で、ブレード/VS対応情報700を作成し、且つ、そのブレード/VS対応情報700に従う上流設定情報710を、後段PCIeスイッチ211に設定する。
<(X2)GUIの表示、及び、管理者によるGUI操作>。
管理計算機261に、GUIプログラム434がインストールされている。GUIプログラム434は、後段コントローラ213からダウンロードされたコンピュータプログラムである。GUIプログラム434は、後段コントローラ213に代えて、他種のプログラムソース(例えばWebサーバ)からダウンロードされても良い。
図9は、概要GUI900を示す。
GUIプログラム434が、概要GUI900を表示する。概要GUI900は、管理者所望のテナント(例えば、管理者が属するテナント)に対応したサーバシステム全体の概要に関する情報を表示するGUIである。このGUI900によれば、管理者は、サーバシステムの俯瞰が可能である。このGUI900は、例えば、管理者からログインされたときに表示される。
概要GUI900は、例えば、全体表示領域901と、物理表示領域902とを有する。
全体表示領域901に、サーバシステムの稼働状況の概要を表す情報(以下、稼働概要情報)が表示される。稼働概要情報は、例えば、下記の情報、
(*)どのサーバブレードについてアラートがあるかを表すアラート情報、
(*)サーバシステムの消費電力、及び、シャーシ(サーバシャーシ及びI/O拡張シャーシ)毎の温度を表す情報、
を含む。温度を表す情報によれば、シャーシにおける温度の高い要素(サーバブレード或いはI/Oカード)ほど、より暖色系の色で表示される。
稼働概要情報は、例えば、前段コントローラ203及び後段コントローラ213が取得する稼働情報に基づく情報である。前段コントローラ203が取得する稼働情報(記憶資源404に記憶される情報)は、例えば、サーバブレード毎の消費電力及び温度を表す情報を含む。後段コントローラ213が取得する稼働情報(記憶資源424に記憶される情報)は、例えば、I/Oカード毎の消費電力及び温度を表す情報を含む。
物理表示領域902に、サーバシステムの外観を表す情報(以下、外観情報)が表示される。外観情報は、例えば、下記の情報、
(c1)どのテナントにどのサーバシャーシ113(又はパーティション115)が対応しているかを表す情報(この情報は、例えば、前段構成情報411に含まれている)、
(c2)図5Bに示したサーバブレード管理情報500、
(c3)どのテナントにどのI/O拡張シャーシ123が対応しているかを表す情報(この情報は、例えば、後段構成情報435に含まれている)、
(c4)図10Aに示すI/Oカード管理情報1000、
に基づいている。I/Oカード管理情報1000は、例えば、スロット133毎に、下記の情報、
(*)スロット133を有するI/O拡張シャーシ113の番号であるシャーシ#1001、
(*)スロット133の番号であるスロット#1002、
(*)スロット133にI/Oカード135が挿されているか否かを表すカードフラグ1003、
を有する。図10Bに示すように、後段コントローラ213内の構成設定プログラム432が、LAN251を介して、全ての後段コントローラ213のスイッチ制御プログラム433と通信することにより、全ての後段コントローラ213から、後段構成情報435が有する情報を収集する。構成設定プログラム432が、収集した情報を基に、図10Aに示したようなI/Oカード管理情報1000を記憶資源424に構築する。
上記(c1)は、各前段コントローラ203から収集された情報に基づく情報であっても良いし、上記(c3)は、各後段コントローラ213から収集された情報に基づく情報であっても良い。図10Aにおいて、情報1002及び1003が、収集された情報から取得された情報であり、情報1001が、情報の収集元の後段コントローラ213を基に特定され追加された情報であって良い。具体的には、例えば、構成設定プログラム432を有する後段コントローラ213内の記憶資源424は、例えば、どのIPアドレスの後段コントローラ213がどのI/O拡張シャーシ123に存在するかを表す情報を記憶することができる。その情報を基に、構成設定プログラム432は、情報の収集元の後段コントローラ213のIPアドレスに対応したシャーシ#を特定し、特定したシャーシ#511をI/Oカード管理情報1000に含めることができる。
前段コントローラ203から収集された情報には、サーバブレード105毎に、サーバブレード105に関する詳細情報(例えば、サーバブレードの種類を表す情報)が含まれていても良い。後段コントローラ203から収集された情報には、I/Oカード135毎に、I/Oカード135に関する詳細情報(例えば、I/Oカード135の種類を表す情報)が含まれていても良い。それらの詳細情報を基に、GUIプログラム434は、物理表示領域902に表示する外観を違えることができる。それにより、管理者は、どのシャーシにどんな種類のサーバブレード或いはI/Oカードが挿入されているかを、物理表示領域902に表示された外観から特定することができる。GUIプログラム434は、物理表示領域902において、管理者所望の要素(例えば、シャーシ、サーバブレード或いはI/Oカード)が指定された場合、指定された要素に関する詳細情報を表示する。
なお、全体表示領域101には、テナントリストが表示されて良い。テナントリストには、複数のテナントを表す情報が選択可能に表示されて良い。テナントリストから管理者所望のテナントが選択された場合、物理表情領域902に、管理者所望のテナントに対応したサーバシステムの外観が表示され、且つ、稼働概要情報として、そのサーバシステムの稼働状況の概要を表す情報が表示されて良い。このように、概要GUI900は、複数のテナントに対応した複数のサーバシステムの全体の俯瞰に利用されて良い。
図11は、設定GUI1100を示す。
GUIプログラム434が、設定GUI1100を表示する。設定GUI1100は、管理者所望のパーティション115に管理者所望のI/Oカードを割り当てるに使用されるGUIである。このGUI1100は、例えば、概要GUI900で所定の操作が行われたときに表示される。
設定GUI1100は、設定表示領域1101と、未割当て表示領域1102と、物理表示領域1103とを有する。
設定表示領域1101には、下記のオブジェクト、
(*)パーティション115を表すオブジェクトであるパーティションオブジェクト(パーティション115に関する情報)1111、
(*)パーティション115に割り当てられるI/Oカード135を表すオブジェクトであるI/Oカードオブジェクト(I/Oカード135に関する情報)1113、
が表示される。それらのオブジェクトは、後述するように、未割当て表示領域1102から管理者による操作(例えば、ドラッグアンドドロップ)により移動されたオブジェクトである。言い換えれば、最初、設定表示領域1101には、いずれのオブジェクトも表示されない。いずれのオブジェクトも、例えば、長方形である。設定表示領域1101内のパーティションオブジェクト1111は、未割当て表示領域1102内のパーティションオブジェクト1111と異なり、I/Oカードオブジェクト1113が入れられる領域(I/Oカードオブジェクト設定領域)1501を有する。パーティションオブジェクト1111の縦の長さは、そのオブジェクト1111内の領域1501に入れられたI/Oカードオブジェクト1113の数に応じて変わる。
未割当て表示領域1102には、設定表示領域1101に移動されていない0以上のオブジェクト1111及び/又は1113が表示される(すなわち、未割当てのパーティション及び/又はI/Oカードが無い場合には、未割当て表示領域1102には、オブジェクト1111及び/又は1113は表示されない)。
未割当て表示領域1102に最初に表示される2以上(又は1つ)のパーティションオブジェクト1111及び2以上(又は1つ)のI/Oカードオブジェクト1113は、サーバシステム内の全てのパーティション115及び全てのI/Oカード135を表すオブジェクト1111及び1113である。なぜなら、上記の「対象性を有する基礎構成」が既に構築されているため、いずれのパーティション115内のサーバブレード105にいずれのI/Oカード135を割り当てることができるからである。
未割当て表示領域1102にどんなオブジェクト1111及び/又は1113が表示されるかは、GUIプログラム434によって、どんなオブジェクト1111及び/又は1113にキー情報が関連付けられているか否かを基に制御される。キー情報は、設定表示領域1101にオブジェクト1111又は1113が移動された場合に、そのオブジェクト1111又は1113に対応するパーティション又はI/Oカードを表す情報に関連付けられる情報である。例えば、第1のパーティションに対応した第1のパーティションオブジェクト1111が未割当て表示領域1102から設定表示領域1101に移動された場合、GUIプログラム434によって、第1のパーティションを表す情報にキー情報「サーバ1」が関連付けられる。そして、設定表示領域1101内の第1のパーティションオブジェクト1111に、第1のI/Oカードに対応した第1のI/Oカードオブジェクト113が未割当て表示領域1102から移動された場合、GUIプログラム434によって、第1のパーティションを表す情報に関連付けられたキー情報と同じキー情報「サーバ1」が、第1のI/Oカードを表す情報に関連付けられる。GUIプログラム434は、キー情報「サーバ1」が第1のパーティションと第1のI/Oカードの両方に関連付けられていることから、第1のパーティションオブジェクト1111と第1のI/Oカードオブジェクト1113を設定表示領域1101に表示すべきであり、且つ、第1のI/Oカードオブジェクト1113を第1のパーティションオブジェクト1111内に表示すべきであることがわかる。また、GUIプログラム434は、或るキー情報が或るパーティションに関連付けられているものの、その或るキー情報がI/Oカードに関連付けられていない場合には、或るパーティションに対応したオブジェクト1111を設定表示領域1101に表示すべきであるが、そのオブジェクト1111には未だいずれのI/Oカードオブジェクト1113も関連付けられていないことがわかる。また、GUIプログラム434は、キー情報が関連付けられていないパーティション及びI/Oカードに対応するオブジェクト1111及び1113を、未割当て表示領域1102に表示すべきであることがわかる。どのパーティション又はI/Oカードを表す情報にどんなキー情報が関連付けられたかを表す情報(以下、表示制御情報)は、GUIプログラム434から構成設定プログラム432に通知され、その表示制御情報が、後段コントローラで保持されて良い。GUIプログラム434は、その表示制御情報を後段コントローラから受けて、設定GUI1100への表示を制御して良い。
なお、パーティションオブジェクト1111は、そのオブジェクト1111に対応するパーティション115が幾つのスロット103を有しどのスロット103にサーバブレード105が挿されているかを表すマーク1121を有する。管理者は、オブジェクト1111及びそれが有するマーク1121から、どのパーティション115が幾つのサーバブレード105を有するかがわかる。なお、そのマーク1121の表示は、例えば、サーバブレード管理情報500(図5B参照)を基に制御される。
物理表示領域1103には、サーバシステムの外観構成の概要が表示される。「外観構成の概要」は、例えば、概要GUI900の物理表示領域902に表示された外観よりも抽象的な概要でも良いし具体的な概要でも良い。
物理表示領域1103への表示と、管理者の操作とが、連動していても良い。例えば、管理者が、任意のオブジェクト1111又は1113を指定した場合(例えば、マウス等のポインティングデバイス或いは管理者の指などで管理者所望のオブジェクト1111又は1113がタッチされた場合)、指定されたオブジェクト1111に対応するパーティション115(又は、それを含んだシャーシ113或いはラック111)、又は、指定されたオブジェクト1113に対応するI/Oカード135(又は、それを含んだシャーシ123或いはラック121)を表す情報(例えば、外観又は位置を表す情報)が表示されてよい。具体的には、例えば、パーティションオブジェクト1111が指定された場合、そのオブジェクト1111に対応するパーティション115を含んだシャーシ113を表す画像(サーバシステムの外観構成を表した画像における、シャーシ113を表す画像部分)が強調表示されて良い(例えば、他のシャーシとは異なる態様(例えば異なる色、模様等)で表示されて良い)。また、例えば、I/Oカードオブジェクト1113が指定された場合、そのオブジェクト1113に対応するI/Oカード135を含んだシャーシ123の画像(例えば、どのスロットにI/Oカードが挿されているかがわかる程度に詳細に描画された画像)が表示されても良い。
図13は、詳細GUI1300を示す。
詳細GUI1300は、サーバシステムの要素(例えば管理者から指定された要素)に関する詳細な情報が表示されるGUIである。詳細GUI1300は、例えば、概要GUI900又は設定GUI1100で管理者所望の要素が指定された場合に表示される。ここで言う「要素」は、例えば、(例えば、ラック111又は121、シャーシ113又は123、パーティション115、サーバブレード105、又は、I/Oカード135である。「要素に関する詳細な情報」は、例えば、要素の種類、搭載位置等を表す情報である。
概要GUI900、設定GUI1100及び詳細GUI1300の少なくとも1つについて、様々な表示制御を行うことが可能であり、図に示した構成に限られない。例えば、複数のGUIの表示は、1つのウィンドウ内で切り替わっても良い。また、新たなGUIが表示される都度にウィンドウが新たに生成されそのウィンドウ内にGUIが表示されても良い。また、GUIが有する各表示領域がウィンドウであっても良い。
以上が、表示されるGUIの説明である。
管理者は、設定GUI1100を操作して、パーティション115にI/Oカード135を割り当てることができる。以下、その操作の一例を説明する。
図14に示すように、最初に表示される設定GUI1100の設定表示領域1101には、いずれのオブジェクトも存在しない。そのGUI1100の未割当て表示領域1102には、サーバシステムに存在する全てのパーティション115に対応した2以上(又は1つ)のパーティションオブジェクト1111と、そのサーバシステムに存在する全てのI/Oカード135に対応した2以上(又は1つ)のI/Oカードオブジェクト1113が表示される。
図15に示すように、まず、管理者は、所望のパーティション115に対応するパーティションオブジェクト(以下、図15〜図18の説明において、「ターゲットオブジェクト」と言う)1111を、未割当て表示領域1102から設定表示領域1101に移動させる。オブジェクトの移動は、簡単な操作(例えばオブジェクトのドラッグアンドドロップ)で行うことができる。ターゲットオブジェクト1111が設定表示領域1101に移動されると、GUIプログラム434により、ターゲットオブジェクト1111内に、I/Oカードオブジェクト設定領域1501が追加される。
図16に示すように、管理者は、ターゲットオブジェクト1111内の領域1501に、例えばドラッグアンドドロップにより、管理者所望のI/Oカード135に対応するI/Oカードオブジェクト1113を未割当て表示領域1102から移動させる。これにより、ターゲットオブジェクト1111に対応するパーティション115に管理者所望のI/Oカード135が割り当てられたことになる。但し、後段PCIeスイッチ211に対する設定は、まだ済んでいない。その設定は、後に説明する「(X3)管理者によるGUI操作に従う情報設定」で行われる。しかし、その設定は、管理者によるGUI操作に連動して、逐次、後段コントローラ213及び/又は後段PCIeスイッチ211に対して行われても良い。
図17に示すように、管理者は、ターゲットオブジェクト1111内の領域1501に、例えばドラッグアンドドロップにより、管理者所望の別のI/Oカード135に対応するI/Oカードオブジェクト1113を未割当て表示領域1102から追加することができる。
図18に示すように、管理者は、ターゲットオブジェクト1111内の領域1501から、例えばドラッグアンドドロップにより、管理者所望のI/Oカード135に対応するI/Oカードオブジェクト1113を未割当て表示領域1102に戻すことができる。これにより、ターゲットオブジェクト1111に対応するパーティション115に対する、管理者所望のI/Oカード135の割り当てが、外されたことになる。
以上のように、管理者は、所望のパーティション115に対応するオブジェクト1111を設定表示領域1101に移動させ、且つ、そのオブジェクト1111に、所望のI/Oカード135に対応するオブジェクト1113に割り当てる。これにより、管理者所望の1以上のパーティション115に管理者所望のI/Oカード135が割り当てられる。
管理者は、その割り当てが反映されたサーバシステムの構築のために、所定の操作を行う(例えば、設定GUI1100の所定のプルダウンメニューから「設定」という文字列を選択する)。その操作に応答して、情報設定が行われる。
<(X3)管理者によるGUI操作に従う情報設定>。
設定GUI1100に対して設定された割当て関係に従うサーバシステムを構築するために、その割当て関係に従う情報が、後段PCIeスイッチ211に設定される。
具体的には、例えば、GUIプログラム434は、設定GUI1100に表示されている対応関係(パーティション115とI/Oカード135との対応関係)を表す情報(以下、割当て関係情報)を、構成設定プログラム432を有する後段コントローラ213に送信する。割当て関係情報は、例えば、パーティション115とI/Oカード135との対応(セット)毎に、下記のサブ情報、
(*)パーティション115の番号、
(*)パーティション115を含むシャーシ113の番号、
(*)I/Oカード135の番号、
(*)I/Oカード135を含むI/O拡張シャーシ123の番号、
を含む。図19に示すように、構成設定プログラム432は、割当て関係情報のうち、他の後段コントローラ213に関係するサブ情報(他の後段コントローラ213に接続されている後段PCIeスイッチ211に接続されているI/Oカード135に関するサブ情報)を、その後段コントローラ213に送信する。
スイッチ制御プログラム433が、割当て関係情報内のサブ情報に従う情報を、後段PCIeスイッチ211に設定する。サブ情報に従う情報は、例えば、図12に示した下流設定情報1200と同じ情報である。すなわち、その情報は、どの後段VSにどのI/Oカード135が接続されたかを表す情報である。
このような設定が行われることにより、図20に示すように、後段VSの仮想下流ポートにI/Oカード135が接続される。
管理者所望のパーティション115内の1以上のサーバブレード105のうちのどのサーバブレード105に管理者所望の2以上(又は1つ)のI/Oカード135のどのI/Oカード135を割り当てるかは、管理者がI/Oカード135ごとに割り当てるべきパーティション115内のサーバブレード105をGUI(図示せず)で指定してもよいし、スイッチ制御プログラム433により自動で決定されてもよい。例えば、I/Oカード135が、どの後段VSが有するどの仮想下流ポートに接続されるかは、例えば、I/Oカード135が割り当てられたパーティション115内のサーバブレード105の番号と、I/Oカード135の番号と、仮想下流ポートの番号とに基づいて、決定されて良い。また、パーティション115に複数のサーバブレード105があり、且つ、そのパーティション115に複数のI/Oカード135が割り当てられた場合、すべてのI/Oカード135をパーティション115内の相対スロット番号0のサーバブレード105にすべて割り当ててよい。あるいは、複数のI/Oカード135が複数のサーバブレード105に均等に振り分けられて良い。例えば、サーバブレード105が2つであり、I/Oカード135が6つの場合、各サーバブレード105には、3つのI/Oカード135が割り当てられることになる。
具体的には、例えば、シャーシ#0内のパーティション115に、サーバブレード#0及び#1があり、そのパーティション115に、4つのI/Oカード#0、#1、#6及び#7が割り当てられた場合、下記の処理が行われてよい。
(*)スイッチ制御プログラム433が、パーティション115内のサーバブレード105の数と、そのパーティション115に割り当てるI/Oカード135の数とを基に、どのサーバブレードにどのI/Oカードを割り当てるかを決定する(例えば、サーバブレード1つ当たりのI/Oカードの数を決定する)。ここでは、例えば、サーバブレード#0にI/Oカード#0及び#1を割り当て、サーバブレード#1にI/Oカード#6及び#7を割り当てることが決定される。
(*)スイッチ制御プログラム433が、サーバブレード#0に割り当てられている後段VS#8と、サーバブレード#2に割り当てられている後段PCIeスイッチVS#12を、上流設定情報700(図7A参照)を基に特定する。
(*)スイッチ制御プログラム433が、後段VS#8の仮想下流ポート#0にI/Oカード#0を接続し、後段VS#8の仮想下流ポート#1にI/Oカード#1を接続し、後段VS#12の仮想下流ポート#6にI/Oカード#6を接続し、後段VS#12の仮想下流ポート#7にI/Oカード#7を接続するような設定情報を後段PCIeスイッチ211に設定する(図20参照)。I/Oカード135の接続先の仮想下流ポートの番号は、I/Oカード135の番号(I/Oカード135が接続されている後段下流ポートの番号)を基に所定の法則(例えば計算式)に従い一義的に決定される。例えば、I/Oカード135の接続先の仮想下流ポートの番号は、I/Oカード135の番号(I/Oカード135が接続されている後段下流ポートの番号)と同じで良い。
以上の「(X1)対称性を有する基礎構成の構築」、「(X2)GUIの表示、及び、管理者によるGUI操作」及び「(X3)管理者によるGUI操作に従う情報設定」が行われることにより、サーバシステムの構築が完了し、サーバシステムが稼働することができる。
本実施形態によれば、対象性を有する基礎構成が構築されることにより、サーバシステムのI/O構成の構築のために管理者にとって必要な操作は、実質的に、所望のパーティション115の指定と所望のI/Oカード135の指定のみである。具体的には、例えば、GUI1100に、パーティションオブジェクトとI/Oカードオブジェクトが表示され、管理者は、所望のパーティションオブジェクトに所望のI/Oカードオブジェクトを関連付けるという簡単な操作を行えば良い。換言すれば、管理者に対して、PCIeスイッチは隠蔽されている。従って、管理者は、PCIeスイッチに対する設定について詳細を知らなくても、管理者所望のパーティション115内のサーバブレード105に管理者所望のI/Oカード135を割り当てる(接続する)ことができる。
なお、サーバシステムにおいて行われる情報のI/Oの流れは、既に知られている通りである。
例えば、図20に示した例によれば、シャーシ#0内のサーバブレード#0が、コマンド(パケット)を出力した場合、前段VS#1が、そのコマンドにVHN「1」を付加して出力する。VHN「1」付のコマンドが、前段下流ポート#1及び後段上流ポート#7を介して、VHN「1」に対応した後段VS#8に転送される。後段VS#8が、コマンドからVHN「1」を除去し、そのコマンドを、VHN「1」(サーバブレード#0)に対応したI/Oカード#0に転送する。I/Oカード#0から、コマンドがそのコマンドの宛先に出力される。そのコマンドが、I/Oコマンドの場合、例えば、I/Oカード#0に接続されているストレージ装置(例えばディスクアレイ装置)にI/Oコマンドが送信される。
また、例えば、図20に示した例によれば、I/Oカード#0が、I/Oコマンドの応答(例えば、ライト完了報告、或いは、リード対象データ)を受信した場合、その応答が後段VS#8に送信される。後段VS#8が、その応答にVHN「1」を付加し、VHN「1」付きの応答を仮想上流ポートから出力する。VHN「1」付きの応答が、後段上流ポート#7及び前段下流ポート#1を介して、VHN「1」に対応した前段VS#1に転送される。前段VS#1が、応答からVHN「1」を除去し、その応答を、サーバブレード#0に転送する。
<パーティションの構成変更に伴う、I/Oカード135の割当ての変更>。
管理者は、所定のGUI(例えば設定GUI1100)を操作して、所望のパーティション115の構成を変更することができる。具体的には、SMPグループを構成するサーバブレード105の数を増やしたり減らしたりすることができる。
「SMPグループ」とは、前述したように、SMP接続された1以上のサーバブレード105のグループ、すなわち、スケールアップサーバを構成する1以上のサーバブレード105のグループである。SMP接続によれば、複数のサーバブレード105のうちの2以上のサーバブレード105がひとつに結合され、それら2以上のサーバブレード105で構成されたサーバグループが、1つのサーバブレードより高性能なサーバブレードとして機能する。つまり、スケールアップが実現される。
SMP接続は、例えば、次のようにして実現される。
すなわち、図21に示すように、1つのパーティション115に4つのサーバブレード105が存在する。フロントプレーン117を介して、各サーバブレード105は、パーティション115内の2つの他のサーバブレード105と接続されている。
各サーバブレード105が、第1及び第2のプロセッサ(例えばCPU)10A及び10Bを有する。第1のプロセッサ10Aが、2つの他のサーバブレード105の第1のプロセッサ10Aに接続され、第2のプロセッサ10Bが、それら2つの他のサーバブレード105の第2のプロセッサ10Bに接続されている。第1のプロセッサ10A同士を結ぶパス、及び/又は、第2のプロセッサ10B同士を結ぶパスが、論理的に接続/切断されることにより、SMPグループを構成するサーバブレード105の数を増やしたり減らしたりすることができる。
SMP接続には、例えば、特許4484757号の技術、或いは、特開2010−079467号公報に開示の技術を利用することができる。
<SMPグループを構成するサーバブレード105の数が減らされた場合に行われる処理>。
SMPグループを構成するサーバブレード105の数が減らされた場合、減らされた1以上のサーバブレード105に割り当てられていた1以上のI/Oカード135の各々が、そのSMPグループを構成する1以上のサーバブレード105のいずれかに、割り当てられる。例えば、減らされた1以上のサーバブレード105に割り当てられていた1以上のI/Oカード135は、SMPグループを構成する1以上のサーバブレード105に均等に振り分けられても良い。
具体的には、例えば、図22Aに示すように、SMPグループが4つのサーバブレード#1〜#4で構成されていて、各サーバブレードに、異なる2つのI/Oカードが割り当てられていたとする。そして、図22Bに示すように、2つのサーバブレード#3及び#4が、SMPグループから減らされたとする。この場合、図22Bに示すように、スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)が、2つのサーバブレード#3及び#4に割り当てられていたI/Oカード#5〜#8を、サーバブレード#1及び#2に均等に割り振る。例えば、2つのI/Oカード#5及び#6が、サーバブレード#1に割り当てられ、別の2つのI/Oカード#7及び#8が、サーバブレード#2に割り当てられる。具体的には、スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)が、下記の処理、
(*)I/Oカード#5を、サーバブレード#1に割り当てられている後段VS#1の空きの仮想下流ポートに接続する、
(*)I/Oカード#6を、サーバブレード#1に割り当てられている後段VS#2の空きの仮想下流ポートに接続する、
(*)I/Oカード#7を、サーバブレード#2に割り当てられている後段VS#3の空きの仮想下流ポートに接続する、
(*)I/Oカード#8を、サーバブレード#2に割り当てられている後段VS#4の空きの仮想下流ポートに接続する、
を行う。なお、スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)は、I/Oカードの接続先としたい後段VSに空きの仮想下流ポートが無い場合、SMPグループを構成するサーバブレードに割り当てられている他の後段VSの仮想下流ポートにI/Oカードを接続して良い。
<SMPグループを構成するサーバブレード105の数が増やされる場合に行われる処理>。
SMPグループを構成するサーバブレード105の数が増やされる場合、スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)は、そのSMPグループを含んだ第1のパーティション105内に未稼働中のx台のサーバブレード105が存在するか否かを判断する。「x」は、例えば、構成変更後のSMPグループを構成するサーバブレードの数「y」から構成変更前のSMPグループを構成するサーバブレードの数「z」を引いた値(つまり、サーバブレード105の増加数)である。スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)は、各サーバブレードが稼働中か否かを、例えば、前段コントローラ203から収集される情報に含まれている稼働情報(各パーティション内の各サーバブレードが稼働中か否かを表す情報を含んだ情報)を基に判断することができる。
第1のパーティション105内に稼働中でないx台のサーバブレード105が存在すると判断された場合、スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)は、SMPグループにx台のサーバブレード105を追加し、且つ、SMPグループに割り当てられている1以上のI/Oカードを、構成変更後のSMPグループにおける全てのサーバブレードに均等に割り当てる。例えば、構成変更前のSMPグループが、2台のサーバブレードで構成されていて、それら2台のサーバブレードに、4つのI/Oカードが割り当てられていて、且つ、構成変更後のSMPグループが、4台のサーバブレードで構成される場合、4台のサーバブレードに上記4つのI/Oカードが1対1で割り当てられる。
第1のパーティション105内に未稼働中のx台のサーバブレード105が存在しないと判断された場合、スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)は、構成変更後のSMPグループを構成するサーバブレードの数「y」と同じ数のサーバブレードが未稼働中である他のパーティションを探す。そのようなパーティションとして第2のパーティションが見つかった場合、スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)は、第2のパーティションにおけるy台の未稼働中のサーバブレードに、第1のパーティションに割り当てられていた全てのI/Oカードを割り当てる。
具体的には、例えば、図23Aに示すように、シャーシ#0内の第1のパーティション#0において、SMPグループが1つのサーバブレード#0で構成され、第1のパーティション#0に未稼働中のサーバブレードが1つも存在しないとする。また、図23Bに示すように、第1のパーティション#0に、I/Oカード#1〜#3が割り当てられていたとする。I/Oカード#1〜#3の接続先は、サーバブレード#0に割り当てられた後段VS#8である。
この場合、SMPグループの数を2に増やしたくても、第1のパーティション#0におけるサーバブレードを追加することはできない。
そこで、2以上の未稼働中のサーバブレードを有するパーティションが、例えば、全ての前段コントローラから収集された情報を基に検索される。そのようなパーティションとして、図23Cに示すように、シャーシ#0内の第2のパーティション#1が見つかったとする。この場合、スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)は、図23Dに示すように、第2のパーティション#1における2つのサーバブレード#0及び#1でSMPグループを構成し、且つ、I/Oカード#1〜#3を、第1のパーティション#0に代えて、第2のパーティション#1内の上記2つのサーバブレード#0及び#1(SMPグループを構成する2つのサーバブレード#0及び#1)に割り当てる。具体的には、例えば、図23B及び図23Dに示すように、I/Oカード#1〜#3の接続先が、後段VS#8から、後段VS#5及び#9(第2のパーティション#1内のサーバブレード#0及び#1に割り当てられた2つの後段VS)に変更される。スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)は、後段PCIeスイッチ211に設定されている情報1200(図12参照)を、上記変更に従い更新する。
図21〜図23Dを参照した説明によれば、例えば、スイッチ制御プログラム433(又は構成設定プログラム432)は、図24に示すパーティション構成変更処理を行うことができる。
すなわち、プログラム433(又は432)は、パーティションの構成変更(SMPグループの構成変更)の要求を管理者から受けた場合、S2301で、その要求が、SMPグループを構成するサーバブレードの数の増加か否かを判断する。
S2301の判断の結果が否定的の場合(すなわち、管理者からの要求が、SMPグループを構成するサーバブレードの数の減少を表している場合)、S2302で、プログラム433(又は432)が、構成変更が可能か否かを判断する。ここでは、例えば、構成変更後のSMPグループを構成する全てのサーバブレード(減った後のサーバブレード)に割り当てられている1以上の後段VSに、減らされる1以上のサーバブレードに割り当てられているI/Oカードの数と同数の空きの仮想下流ポートがある場合、S2302の判断の結果が肯定的となる。
S2302の判断の結果が肯定的の場合、S2303で、プログラム433(又は432)が、構成変更を行う。すなわち、プログラム433(又は432)が、構成変更後のSMPグループを構成する全てのサーバブレード(減った後のサーバブレード)に割り当てられている1以上の後段VSに、減らされる1以上のサーバブレードに割り当てられているI/Oカードを接続する。この構成変更において、後段PCIeスイッチに設定されている情報1200(図12参照)が更新される。
S2302の判断の結果が否定的の場合、S2304で、プログラム433(又は432)が、GUIプログラム434に、構成変更不可を表す情報を表示させる。
S2301の判断の結果が肯定的の場合、S2311で、プログラム433(又は432)が、同一パーティション(第1のパーティション)内で構成変更が可能か否かを判断する。具体的には、構成変更が指定されたパーティション(第1のパーティション)内に、増加数分の未稼働中のサーバブレードが存在するか否かが判断される。
S2311の判断の結果が肯定的の場合、S2312で、プログラム433(又は432)が、構成変更を行う。すなわち、プログラム433(又は432)が、構成変更前のSMPグループを構成する全てのサーバブレードに割り当てられている1以上のI/Oカードの一部のI/Oカードの割り当て先を、既存のサーバブレードから、SMPグループに新たに追加されたサーバブレードに変更してもよい。この構成変更において、後段PCIeスイッチに設定されている情報1200(図12参照)が更新される。
S2311の判断の結果が否定的の場合、S2313で、プログラム433(又は432)が、構成変更後のブレード数分の未稼働中のサーバブレードが他のパーティションに存在するか否かを判断する。
S2313の判断の結果が肯定的の場合、S2314で、プログラム433(又は432)が、構成変更を行う。すなわち、プログラム433(又は432)が、見つかった他のパーティション(第2のパーティション)内の構成変更後のSMPグループのメンバとされるサーバブレードに、第1のパーティション内の構成変更前のSMPグループに割り当てられている全てのI/Oカードを割り当てる。この構成変更において、後段PCIeスイッチに設定されている情報1200(図12参照)が更新される。
S2313の判断の結果が否定的の場合、S2315で、プログラム433(又は432)が、GUIプログラム434に、構成変更不可を表す情報を表示させる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上述の実施形態では、パーティション115単位でサーバブレード105が指定されることになるが、サーバブレード105は他の単位(例えば、ラック111単位、或いは、サーバブレード105単位)で指定されても良い(例えば、オブジェクトが、サーバブレード単位にあっても良い)。また、I/Oカード135が個々に指定されることに代えて、所定の単位(例えば、ラック123単位、シャーシ123単位)でI/Oカード135が指定されても良い。
また、PCIeスイッチに代えて他種のI/Oスイッチが採用されても良い。
また、管理システムは、管理計算機261に加えて、管理計算機261と後段コントローラ213との間の通信を中継する管理サーバを有しても良い。
複数の異種のサーバブレード105が1以上の前段PCIeスイッチ201に接続されて良い。また、複数の異種のI/Oカード135が1以上の後段PCIeスイッチ211に接続されて良い。
また、サーバブレード又はI/Oカードが未割当てであるか否かは、未割当て表示領域1102にオブジェクトが表示されているか否かでわかるが、それに代えて、オブジェクトの表示態様(例えば、色、線の太さ等)を違えることにより、サーバブレード又はI/Oカードが未割当てであるか否かが表現されて良い。この場合、表示領域が、設定表示領域1101及び未割当て表示領域1102のように別れていなくても良い。
105…サーバブレード 135…I/Oカード 201…前段PCIeスイッチ 211…後段PCIeスイッチ

Claims (13)

  1. 1以上のサーバユニットを構成する複数のサーバと、
    前記複数のサーバが接続された1以上の第1のI/Oスイッチと、
    1以上のI/Oデバイスユニットを構成する複数のI/Oデバイスと、
    前記複数のI/Oデバイスと前記1以上の第1のI/Oスイッチが接続された1以上の第2のI/Oスイッチと、
    前記第2のI/Oスイッチと管理システムとに接続されたコントローラと
    を有し、
    前記管理システムは、
    表示部と
    入力部と、
    前記1以上のサーバユニット及び前記1以上のI/Oデバイスユニットを表す情報を前記表示部に表示し、前記表示された情報が表す1以上のサーバユニット及び1以上のI/Oデバイスユニットのうちのサーバユニット又はI/Oデバイスユニットが前記入力部から指定される制御部と
    を有し、
    前記コントローラは、
    (A)第1のI/Oスイッチに接続されている全てのサーバが、その第1のI/Oスイッチに接続されている1以上の第2のI/Oスイッチに接続されている全てのI/Oカードに接続し得る設定を行い、
    (B)前記制御部が前記入力部から指定されたサーバユニットと前記制御部が前記入力部から指定されそのサーバユニットに割り当てられたI/Oデバイスユニットとを表す情報を前記管理システムから受け、
    (C)前記指定されたサーバユニットを構成する1以上のサーバに、前記指定されたI/Oデバイスユニットを構成する1以上のI/Oデバイスが割り当てられる設定を、前記(B)で受けた情報を基に、その1以上のI/Oデバイスが接続されている第2のI/Oスイッチに対して行う、
    サーバシステム。
  2. 請求項1記載のサーバシステムであって、
    各第2のI/Oスイッチが、複数の上流ポートと、複数の仮想スイッチと、複数の下流ポートとを有し、
    上流ポートは、第1のI/Oスイッチが接続され得る通信ポートであり、
    下流ポートは、I/Oデバイスが接続され得る通信ポートであり、
    前記仮想スイッチは、仮想的なI/Oスイッチであり、
    或る第1のI/Oスイッチが接続されている上流ポートに、前記或る第1のI/Oスイッチに接続されているサーバの数と同数の仮想スイッチである1以上の特定仮想スイッチが接続されており、
    前記(A)の設定は、前記コントローラが、前記或る第1のI/Oスイッチに接続されているサーバの識別情報を基に、そのサーバに割り当てる特定仮想スイッチを前記1以上の特定仮想スイッチの中から選択し、選択した特定仮想スイッチをそのサーバに割り当てることである、
    サーバシステム。
  3. 請求項2記載のサーバシステムであって、
    前記サーバの識別情報は、サーバの識別番号であり、
    前記(A)では、前記コントローラが、サーバの識別番号を用いて所定の計算式に従う計算を行うことにより、そのサーバに割り当てる特定仮想スイッチの識別番号を算出する、
    サーバシステム。
  4. 請求項3記載のサーバシステムであって、
    1以上のシャーシを有し、
    各シャーシに、複数のサーバとそれらに接続された第1のI/Oスイッチとが搭載されており、
    前記サーバの識別番号は、前記シャーシの識別番号と、そのシャーシにおいてサーバを一意に特定可能な識別番号であるシャーシ内サーバ識別番号とを有する、
    サーバシステム。
  5. 請求項4記載のサーバシステムであって、
    前記(A)では、前記コントローラが、シャーシの識別番号を用いて、複数の計算式から1つの計算式を選択し、その選択された計算式と前記シャーシ内サーバ識別番号とを用いて、特定仮想スイッチの識別番号が算出される、
    サーバシステム。
  6. 請求項1記載のサーバシステムであって、
    前記制御部が、前記表示部にGUI(Graphical User Interface)を表示し、
    前記GUIは、前記1以上のサーバユニット及び前記1以上のI/Oデバイスユニットを表す情報を有する、
    サーバシステム。
  7. 請求項6記載のサーバシステムであって、
    前記GUIが、1以上のサーバユニットに対応した1以上のサーバオブジェクトと、1以上のI/Oデバイスユニットに対応しそれぞれがいずれかのサーバオブジェクトに割り当て可能な1以上のI/Oデバイスオブジェクトとを有し、
    前記(B)で前記コントローラが受ける情報は、前記GUIにおいてI/Oデバイスオブジェクトが割り当てられたサーバオブジェクトに対応するサーバユニットと、そのI/Oデバイスオブジェクトに対応するI/Oデバイスユニットとを表す情報である、
    サーバシステム。
  8. 請求項7記載のサーバシステムであって、
    前記GUIは、第1の表示領域と、第2の表示領域とを有し、
    前記第2の表示領域は、未割当てのサーバユニットに対応したサーバオブジェクトと、未割当てのI/Oデバイスユニットに対応したI/Oデバイスオブジェクトとを有し、
    前記制御部が、前記入力部から、
    (x)前記第2の表示領域に表示されたサーバオブジェクトのうちの少なくとも1以上のサーバオブジェクトが、前記第2の表示領域から前記第1の表示領域に領域変更される第1の入力と、
    (y)前記第2の表示領域に表示されたI/Oデバイスオブジェクトのうちの少なくとも1以上のI/Oデバイスオブジェクトが、前記第2の表示領域から前記第1の表示領域に領域変更される第2の入力と
    を受け、
    前記制御部は、
    (F)前記第1の表示領域に領域変更されたサーバオブジェクトと、前記第1の表示領域に領域変更されたI/Oデバイスオブジェクトとの接続を、前記GUIに仮想的に表示し、
    (G)前記仮想的に表示した接続で決定することの入力である決定入力を、前記入力部から受け、
    前記コントローラが、前記第1の表示領域に領域変更されたサーバオブジェクトに前記第1の表示領域に領域変更されたI/Oデバイスオブジェクトが割り当てられる設定を、前記(B)で受けた情報を基に、その前記第1の表示領域に移されたI/Oデバイスオブジェクトが接続されている第2のI/Oスイッチに対して行う
    サーバシステム。
  9. 請求項7記載のサーバシステムであって、
    前記GUIが、第3の表示領域を有し、
    前記第3の表示領域は、サーバシステムの物理的な構成を表す画像であるサーバシステム画像を有し、
    前記制御部が、前記第1又は第2の表示領域におけるサーバオブジェクト又はI/Oデバイスオブジェクトを前記入力部から指定された場合、前記サーバシステム画像における、その選択されたサーバオブジェクト又はI/Oデバイスオブジェクトに対応する部分を、前記サーバシステム画像における他の部分と異なる態様で表示する、
    サーバシステム。
  10. 請求項1記載のサーバシステムであって、
    サーバユニットを構成する複数のサーバのうちの2以上のサーバでスケールアップサーバが構成され、
    前記コントローラは、前記スケールアップサーバを構成するサーバの数を減らす構成変更を行うことの指示を前記管理システムから受け、減らされる前記1以上のサーバに割り当てられている1以上のI/Oデバイスを、前記スケールアップサーバのうちの、減らされる前記1以上のサーバ以外の1以上のサーバに割り当てる、
    サーバシステム。
  11. 請求項10記載のサーバシステムであって、
    各第2のI/Oデバイスが、複数のサーバが割り当てられる複数の仮想スイッチを有し、
    前記仮想スイッチは、仮想的なI/Oスイッチであり、複数の仮想的な下流ポートを有し、仮想的な下流ポートに、I/Oデバイスが割り当てられ、
    前記コントローラは、
    (y1)前記スケールアップサーバを構成するサーバの数を減らす構成変更を行うことの指示を前記管理システムから受け、
    (y2)前記スケールアップサーバのうちの、減らされる前記1以上のサーバ以外の1以上のサーバに割り当てられている1以上の仮想スイッチに、減らされる前記1以上のサーバに割り当てられているI/Oデバイスの数以上の空きの仮想的な下流ポートがあるか否かを判断し、
    (y3)前記(y2)の判断の結果が肯定的の場合に、前記減らされる1以上のサーバ以外の1以上のサーバに割り当てられている1以上の仮想スイッチの空きの仮想的な下流ポートに、減らされる前記1以上のサーバに割り当てられているI/Oデバイスを割り当て、
    (y4)前記(y2)の判断の結果が否定的の場合に、前記スケールアップサーバから1以上のサーバを減らすことができないことを表す情報を前記管理システムに送信する、
    サーバシステム。
  12. 請求項1記載のサーバシステムであって、
    サーバユニットを構成する複数のサーバのうちの1以上のサーバでスケールアップサーバが構成され、
    前記コントローラは、
    (z1)前記スケールアップサーバを構成するサーバの数を増やす構成変更を行うことの指示を前記管理システムから受け、
    (z2)前記サーバユニットに、サーバの増加数と同数の未稼動のサーバがあるか否かを判断し、
    (z3)その判断の結果が否定的の場合、別の1以上のサーバユニットから、構成変更後のスケールアップサーバを構成するサーバの数と同数の未稼動のサーバを有するサーバユニットを探し、
    (z4)前記(z3)で、該当するサーバユニットが見つかった場合、そのサーバユニットを構成する複数のサーバのうちの2以上のサーバで、スケールアップサーバを構築し、且つ、その2以上のサーバに、構成変更前のスケールアップサーバを構成する1以上のサーバに割り当てられているI/Oデバイスを割り当てる、
    サーバシステム。
  13. 1以上のサーバユニットを構成する複数のサーバが1以上の第1のI/Oスイッチに接続され、1以上の第1のI/Oスイッチ及び1以上のI/Oデバイスユニットを構成する複数のI/Oデバイスが1以上の第2のI/Oスイッチに接続され、前記第2のI/Oスイッチと管理システムとに接続されたコントローラとを有するサーバシステムのI/O構成の構築方法であって、
    前記コントローラは、
    第1のI/Oスイッチに接続されている全てのサーバが、その第1のI/Oスイッチに接続されている1以上の第2のI/Oスイッチに接続されている全てのI/Oカードに接続し得る設定を行い、
    前記管理システムは、
    前記第2のI/Oスイッチを介して検索(?)した前記サーバシステムが有する前記1以上のサーバユニット及び前記1以上のI/Oデバイスユニットを出力し、
    前記出力された1以上のサーバユニット及び前記1以上のI/Oデバイスユニットを表す情報を表示し、
    前記表示された情報が表す1以上のサーバユニット及び1以上のI/Oデバイスユニットの中から指定されたサーバユニット又はI/Oデバイスユニットの入力を受けて、前記指定されたサーバユニット又はI/Oデバイスユニットの情報を前記コントローラへ出力し、
    前記コントローラは、
    サーバユニットとI/Oデバイスユニットとの指定の入力を受け、
    前記指定されたサーバユニットを構成する1以上のサーバに、前記指定されたI/Oデバイスユニットを構成する1以上のI/Oデバイスが割り当てられる設定を、その1以上のI/Oデバイスが接続されている第2のI/Oスイッチに対して行う、
    方法。
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